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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

フェイスネットワーク

3489 · Standard · 不動産業

世田谷区・目黒区・渋谷区を中心に、不動産投資用の新築一棟RCマンションをワンストップで開発・販売し、その後も管理まで手がける不動産投資支援企業。

概要

フェイスネットワークは、東京都心の城南3区(世田谷区・目黒区・渋谷区)を中心に新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズの開発・販売を行う不動産デベロッパーである。2001年創業、2018年に東証マザーズに上場し、現在はスタンダード市場に所属。連結子会社に建築工事の設計・施工を行う株式会社岩本組を持つ。2026年3月期の売上高は329億円、営業利益56億円と成長を続ける。

ワンストップサービスによる一貫開発

同社の最大の特徴は、土地仕入れ、企画、設計、施工、賃貸募集、販売、物件管理の全工程を自社グループで完結する「ワンストップサービス」である。これにより中間マージンの削減と開発期間の短縮を実現し、各部門の連携で物件価値を高めている。自社設計部門がボリュームプランを短期間で作成し、仕入判断のスピードを向上。また、施工子会社の岩本組を取り込むことで工事管理体制を強化した。

不動産投資支援とマネジメントの二軸

事業は二つのセグメントで構成される。不動産投資支援事業は、新築一棟マンション「GranDuo」や高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」の開発・販売が主力で、売上高の97%を占める。不動産マネジメント事業は、販売後の物件管理や賃貸仲介(自社ブランド「3区miraie」)を通じて安定収益を得る。2026年3月期のマネジメント事業売上は9億円と小規模だが、ストック収益として基盤を固めている。

城南3区に特化した開発戦略

同社は開発エリアを世田谷区、目黒区、渋谷区の「城南3区」に絞ることで、土地情報の収集力とブランド認知を高めている。これらの地域は都心に近く緑も多く、賃貸需要が安定している。物件は主に3~5階建てRC造、10~20戸程度で、家賃帯はGranDuoが10~40万円、THE GRANDUOが30~200万円と幅広い。2025年度にはグッドデザイン賞を7物件+1プロジェクトが受賞し、デザイン性も評価されている。

財務の成長と収益性

売上高は2013年3月期の22億円から2026年3月期は329億円と約15倍に拡大。営業利益率は15~17%と高水準を維持している。2025年3月期の営業利益は45億円(同15.1%)、2026年3月期は56億円(同17.0%)と増益見通し。自己資本比率は35.8%(2026年3月期)で、財務基盤は安定している。ただし、棚卸資産の増加や政策金利の上昇リスクには注意が必要と有価証券報告書で言及している。

業界の中での役割は不動産投資用マンションのデベロッパー兼プロパティマネジメント事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
329億円
営業利益
56億円
営業利益率
17.0%
純利益
36億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
不動産投資支援事業320億円97.3%54億円16.9%
不動産マネジメント事業9億円2.7%2億円22.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産投資家(個人・法人)主力

主に不動産投資用の新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズを、世田谷区・目黒区・渋谷区を中心に開発し、不動産オーナーに販売する。土地仕入れから企画・設計・施工・賃貸募集・販売・物件管理までを自社で行うワンストップサービスが特徴。販売は大手不動産仲介会社や金融機関等からの紹介によるプル型営業。

主な製品・サービス3
GranDuoシリーズ
城南3区を中心に開発する3~5階建て鉄筋コンクリート造の賃貸用一棟マンション。家賃10~40万円程度、部屋数10~20戸程度で、1LDK・2LDKが中心。20~40代女性やDINKSを入居者ターゲットとする。
THE GRANDUOシリーズ
GranDuoとは一線を画す高級賃貸レジデンス。家賃30~200万円程度、富裕層をターゲットとし、建築家との共同設計による唯一無二の空間を提供する。
Grand Funding
不動産特定共同事業法を活用した不動産小口化商品。一棟マンションの投資単位を1口100万円に小口化し、少額投資を可能にした。

02不動産オーナー(管理委託)準主力

当社が販売した物件の不動産オーナーや当社所有不動産の管理運営(プロパティ・マネジメント)を行う。入居者募集、入退去手続き、クレーム対応、入金管理、メンテナンス等のサービスを提供し、キャッシュフロー最大化と資産価値向上を図る。

製品と技術

GranDuoシリーズ:投資用新築一棟RCマンション

同社の主力商品である「GranDuo」シリーズは、城南3区を中心に開発される3~5階建て鉄筋コンクリート(RC)造の一棟マンションである。部屋数は10~20戸程度、間取りは1LDK・2LDKが中心で、家賃帯は10~40万円。入居ターゲットは20~40代の女性やDINKSで、デザイン性と機能性を両立させている。平均販売価格は約10億円と高額だが、安定賃貸需要を見込めるエリアに限定することで不動産オーナーに長期収益を提供する。2024年、2025年とグッドデザイン賞を連続受賞している。

THE GRANDUO:差別化された高級賃貸レジデンス

2025年3月に販売を開始した「THE GRANDUO」シリーズは、GranDuoとは一線を画す高級賃貸レジデンスである。建築家との協業により、厳選された立地の潜在力を引き出す独自コンセプトを立案。インテリアはオリジナル設計で、家賃帯は30~200万円と富裕層を対象とする。構造はRC造3~5階建て、2LDK・3LDK主体。Well-beingを発展させた「FULNESS」体験を提案し、暮らすことで生きる力を高める空間価値を打ち出している。既にTHE GRANDUO MINAMIAOYAMAやTHE GRANDUO OKUSAWAなどが引き渡された。

Grand Funding:不動産小口化商品

2018年9月に不動産特定共同事業許可を取得し、小口化商品「Grand Funding(グランファンディング)」を展開している。これは一棟マンションの投資単位を1口100万円に小口化し、口数単位で販売する仕組み。最低投資単位を設けることで、資産状況に応じた投資が可能となる。高額物件への投資ハードルを下げ、不動産投資の裾野を広げる役割を担う。小口化の対象物件は自社開発のGranDuoシリーズが中心である。

GrandStoryシリーズ:中古ビルリノベーション

2017年5月に販売を開始した「GrandStory」シリーズは、中古一棟ビルをリノベーションして投資商品として提供するブランドである。新築と異なり既存建物を活用するため、開発期間が短く、都心の希少な立地を活かせる。物件例として「GrandStory原宿」(2025年3月引渡)があり、渋谷区原宿のような好立地のビルを再生している。新築シリーズと合わせて、投資用不動産のバリエーションを拡充している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

都心ワンルーム投資で高収益

フェイスネットワークは都心のワンルームマンション開発・販売を主力とする不動産ディベロッパー。同業の大東建託は賃貸住宅建築で国内最大手、ロボットホームは注文住宅が中心。当社はコンパクトな投資用物件に特化し、2025年3月期の営業利益率15.05%と高収益。売上高299億円、翌期は329億円に増収予想。都心の単身者向け賃貸需要を捉え、低金利の投資環境が追い風。ただし、ストック型収入が少なく、市況変動で業績が左右されやすい。タスキホールディングスやコロンビア・ワークスも類似ビジネスだが、規模では優位。

強み

  • 15%超の利益率は不動産開発業界でトップクラス、高収益を確保。
  • 首都圏の好立地に集中、単身者需要を確実に取り込む。
  • 売上高が順調に拡大、翌期329億円と増収見通し。
  • 富裕層や個人投資家への販路を確立、安定した需要基盤。

課題

  • 不動産市況や金利上昇で投資家需要が冷え込みやすい。
  • 販売型ビジネスが主体、安定収益源が乏しい。
  • 同業のタスキHDなどが参入、競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がフェイスネットワーク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18860フジ住宅279億円5.7倍
26620宮越ホールディングス278億円
35537AlbaLink275億円25.0倍
48928穴吹興産266億円4.6倍
5146Aコロンビア・ワークス262億円5.2倍
63489フェイスネットワーク250億円6.9倍
72982ADワークスグループ218億円5.3倍
84809パラカ212億円10.4倍
92986LAホールディングス212億円13.8倍
103772ウェルス・マネジメント210億円
113484イノベーションホールディングス204億円14.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

不動産コンサルティング会社としての創業(2001年)

2001年10月、東京都世田谷区用賀に有限会社フェイスネットワークを設立。資本金300万円で、主に不動産投資コンサルティングを目的とした。2002年3月に宅地建物取引業免許を取得し、不動産仲介事業に本格参入。2003年12月には自社ブランド「GranDuo」シリーズの販売を開始し、新築一棟マンション事業の基盤を築いた。

法人化と事業多角化への試行(2006~2007年)

2006年5月、商号を株式会社フェイスネットワークに変更し、本社を世田谷区三宿に移転。同時に駐車場事業を開始したが、2007年8月に撤退。2007年6月には建設業許可と一級建築士事務所登録を取得し、不動産開発業務を本格化。同年10月、商号を株式会社フェイスに変更し本社を目黒区へ移転。この時期に開発と販売の両軸を模索した。

再編と統合による開発販売一体化(2014年)

2014年12月、当時の株式会社フェイスが旧株式会社フェイスネットワークを吸収合併し、商号を再び株式会社フェイスネットワークに変更。これにより不動産の開発業務と販売業務が統合され、現在のワンストップ体制の原型ができた。同時に賃貸仲介店舗「3区miraie」を開設し、自社物件の入居募集を内製化した。

株式上場と市場変更の歩み(2018~2023年)

2018年3月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。同年9月に不動産特定共同事業許可を取得し、小口化商品「Grand Funding」の販売を開始。2021年2月には市場第一部に変更、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場に移行したが、2023年10月にスタンダード市場へ移行した。この間、子会社の設立・解散(ザ・スタイルワークスなど)を経て事業の選択と集中を進めた。

子会社化による施工内製化とブランド拡充(2023~2025年)

2023年7月、建築工事の設計・施工を行う株式会社岩本組を完全子会社化し、施工管理の内製化を強化。2024年10月には「GranDuo」5物件がグッドデザイン賞を受賞。2025年3月には高級賃貸ブランド「THE GRANDUO」シリーズの販売を開始し、同年10月には7物件+1プロジェクトが再びグッドデザイン賞を受賞した。同社はデザイン性と収益性の両立を追求している。

年表26件を開く

2000年代

  • 2001年10月創業主に不動産投資コンサルティング事業を目的として東京都世田谷区用賀に有限会社フェイスネットワークを設立(資本金3,000千円)
  • 2002年1月本社を東京都世田谷区太子堂に移転
  • 2002年3月宅地建物取引業免許(東京都知事(1)第80509号)を取得
  • 2003年12月新築一棟マンションの自社ブランドであるGranDuoシリーズの販売を開始
  • 2006年5月商号変更商号を有限会社フェイスネットワークから株式会社フェイスネットワークに変更し、本社を東京都世田谷区三宿に移転(資本金30,000千円)駐車場事業を開始(2007年8月に撤退)
  • 2007年6月建設業許可(東京都知事許可第128202号)を取得 一級建築士事務所登録 不動産の開発業務を本格的に開始
  • 2007年10月商号変更商号を株式会社フェイスネットワークから株式会社フェイスに変更し、本社を東京都目黒区へ移転

2010年代

  • 2010年8月資本金を37,000千円に増資
  • 2010年12月特定建設業許可(東京都知事許可(特‐27)第135866号)を取得
  • 2014年12月M&A不動産の開発業務と販売業務を統合するため、株式会社フェイスが旧株式会社フェイスネットワーク(注)を吸収合併し、商号を株式会社フェイスから株式会社フェイスネットワークへ変更(資本金50,000千円)賃貸仲介店舗「3区miraie」を開設
  • 2016年4月本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷に移転
  • 2017年5月中古一棟ビルリノベーションの自社ブランドであるGrandStoryシリーズの販売を開始
  • 2018年3月上場東京証券取引所マザーズ市場へ上場(資本金681,120千円)
  • 2018年5月賃貸住宅管理業者登録(国土交通大臣(1)第4858号)
  • 2018年9月不動産特定共同事業許可(東京都知事第111号)を取得
  • 2018年10月アセットマネジメント事業を目的としてグランファンディング株式会社(現:FAITHアセットマネジメント株式会社。持分法非適用の非連結子会社)を設立
  • 2019年11月M&A建築デザイン事業を行うザ・スタイルワークス株式会社(持分法非適用の非連結子会社)を100%子会社化(2021年4月30日に解散)

2020年代

  • 2020年4月創業資金調達を目的としてFaithファンズ合同会社(現:フェイスプロパティーズ合同会社)を設立
  • 2021年2月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年10月M&Aコンサルティング事業を行うandグラフ株式会社(現:フェイスFPサロン株式会社。持分法非適用の非連結子会社)を100%子会社化
  • 2023年7月M&A建築工事の設計・施工を行う株式会社岩本組を100%子会社化
  • 2023年10月東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場へ移行
  • 2024年10月「GranDuo」5物件が2024年度グッドデザイン賞を受賞
  • 2025年3月高級賃貸レジデンスの自社ブランドである「THE GRANDUO」シリーズの販売を開始
  • 2025年10月7物件+1プロジェクトの計8件が2025年度のグッドデザイン賞を受賞

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    DX推進による安定供給体制の強化

    自社企画開発物件「GranDuo」シリーズの安定供給のため、用地仕入・顧客管理・業務管理等のシステムを統合し、社内外でデータを連携・共有することで迅速な意思決定と物件開発のスピード向上を図る。

  2. 02

    自社物件の品質維持・向上

    事業拡大に伴う物件数増加に対応するため、ワンストップサービス体制を強化し、優良な工事下請け業者の確保、人材確保・教育研修の充実、品質管理部隊の独立による品質維持・向上に取り組む。

  3. 03

    ブランド力強化と知名度向上

    城南3区を中心に「GranDuo」「THE GRANDUO」シリーズのブランド力を強化し、広告宣伝活動を通じて新規顧客・入居者獲得による販路拡大を目指す。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    不動産の仕入・設計・施工・管理・販売等の専門知識・資格を持つ人材を継続的に確保し、定期的な教育研修で専門能力の維持向上を図る。

  5. 05

    財務基盤の維持・充実

    安定した資金調達のため、金融機関との良好な取引関係を維持し、定期的な業績説明等により透明性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で239人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は714万円で、8期前と比べて+21.9%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は5.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月117
2019年3月58640.92.9141
2020年3月58441.13.4145
2021年3月57041.14.0147
2022年3月63542.04.5157
2023年3月67341.14.6165
2024年3月66640.75.1234
2025年3月62939.55.12381,891
2026年3月71440.05.82392,343

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
西麻布ビル — 東京都 港区473百万円
全社
本社 — 東京都 渋谷区252百万円
全社
GrandStory烏山 — 東京都 世田谷区105百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    ㈱岩本組(注)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は329億円営業利益56億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.0%、利益が+24.4%。

売上高
+10.0%
329億円
営業利益
+24.4%
56億円
純利益
+28.6%
36億円
営業利益率
17.0%
前期比 +2.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高370億円329億円
営業利益63億円56億円
純利益38億円36億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は47億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+261.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q829
2024年1Q13−4−30.8−3
2024年2Q18−1−5.6−2
2024年3Q39−1−2.6−1
2024年4Q15315
2025年2Q8122.50
2025年4Q2184319.728
2026年2Q8689.34
2026年4Q2434819.832
2027年1Q4736.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は22億円から329億円へ15.0倍に増えた。直近期の営業利益率は17.0%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2210
不動産の開発業務と販売業務を統合するため、株式会社フェイスが旧株式会社フェイスネットワーク(注)を吸収合併し、商号を株式会社フェイスから株式会社フェイスネットワークへ変更(資本金50,000千円)賃貸仲介店舗「3区miraie」を開設
2014年3月4521
2015年3月4243
2016年3月7143
2017年3月101107
東京証券取引所マザーズ市場へ上場(資本金681,120千円)
2018年3月139107
建築デザイン事業を行うザ・スタイルワークス株式会社(持分法非適用の非連結子会社)を100%子会社化(2021年4月30日に解散)
2019年3月14286
資金調達を目的としてFaithファンズ合同会社(現:フェイスプロパティーズ合同会社)を設立
2020年3月17185
2021年3月18896
コンサルティング事業を行うandグラフ株式会社(現:フェイスFPサロン株式会社。持分法非適用の非連結子会社)を100%子会社化
2022年3月1701510
建築工事の設計・施工を行う株式会社岩本組を100%子会社化
2023年3月2102316
2024年3月223189
2025年3月299454115.128
2026年3月329565217.036

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高329億円のうち、営業利益として残るのは56億円17.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の10.9%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.9%240億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.7%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.0%56億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.5pt
17.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.8pt
10.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+19.5pt
32.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが−7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は91億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月−13−1424−277
2017年3月−2−720−918
2018年3月−1−522−635
2019年3月−14−18−1527
2020年3月140−171424
2021年3月34−6−122840
2022年3月−19530−1455
2023年3月−15−15−1644
2024年3月−40−655−4653
2025年3月44−5−43988
2026年3月−7−111−891

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は346億円。このうち返さなくてよい自己資本が124億円で、自己資本比率は35.8%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月201193.7
2014年3月272256.5
2015年3月3853312.1
2016年3月6575811.5
2017年3月97158215.1
2018年3月127339426.2
2019年3月1393810127.5
2020年3月133429131.8
2021年3月126477936.8
2022年3月1685511332.7
2023年3月2066913733.4
2024年3月2667419227.9
2025年3月3009820332.5
2026年3月34612422235.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
91億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
111億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
222億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中10位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中71位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
32.4%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
17.0%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.8%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.0%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥836で、1年前と比べて-3.4%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥836-2.5%1ヶ月+8.2%1年-3.4%時価総額250億円
過去52週の値幅
安値¥679高値¥959

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.9倍
PER (会社予想)6.5倍
PBR2.21倍
配当利回り5.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は871円と8月中旬から急上昇し、25日移動平均線(807.12円)を約7.9%上回っています。52週高値959円に近づいており、上値抵抗が意識されますが、出来高は8月17日に232700株と膨らみ、買いが継続しています。RSIは76.54と買われすぎ圏で、短期的な過熱感が強いものの、75日線(757.57円)からは約15%上にあり、中期的な上昇トレンドは明確です。200日線(782.02円)も超えており、上昇基調は持続しそうです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが7.2倍と業界平均14.72倍の半分以下で、予想PERも6.8倍と極めて割安。PBRは2.31倍で平均1.84倍を上回るが、ROEが32.4%と非常に高く、PBRの高さを正当化。配当利回りは5.17%と平均3.01%を大きく上回り、配当性向も34.5%と安定。利益成長も堅調で、割安と判断。ただし、不動産業界の金利上昇リスクに留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.9倍14.9倍
PER (予想)6.5倍
PBR2.21倍1.84倍
ROE32.4%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

都心の不動産需要は堅調で、強気派は高収益性と増収を評価。弱気派は、地価高騰による仕入れリスクや金利上昇で投資家の需要が減退する可能性を警戒。

プラスに働く材料7
  • 好調な業績

    売上・利益が増加し、営業利益率も高い水準

  • 都市部需要

    都心回帰でオフィスや住宅の需要が堅調

  • 高ROE

    効率的な経営で株主資本利益率が高い

  • 予想PER6.8倍と低バリュエーション決算発表後影響

    実績PER7.2倍、予想PER6.8倍。売上高329億円・営業益56億円の好業績に比べ割安

  • 営業利益率17.02%と改善基調通年影響

    営業利益率は15.05%→17.02%に上昇。売上高も299→329億円と増加

  • ROE32.4%と高収益構造継続影響

    ROE32.4%、PBR2.31倍。PER7.2倍と高収益を反映していない

  • 配当利回り5.17%と高利回り継続影響

    予想配当利回り5.17%。時価総額260億円に対して配当総額約13.4億円

マイナスに働く材料7
  • 市況リスク

    不動産市況の悪化で販売が停滞する恐れ

  • 金利上昇

    借入コスト増で収益性が低下し、需要も減る

  • 地価高騰

    仕入れ価格の上昇が利益率を圧迫

  • PBR2.31倍と割高水準継続影響

    PBR2.31倍は純資産比で高く、ROEが低下すると修正圧力

  • 時価総額260億円の小型株で流動性低い継続影響

    時価総額260億円、外国人保有3.65%。大口売買で株価が変動しやすい

  • 売上高成長が前期比+10%に鈍化2027年〜2028年影響

    売上高299→329億円の伸びは約10%。前々期の34%増から鈍化しており減速が続く

  • 売上高329億円と小規模な収益基盤継続影響

    売上高329億円と小規模で、売上変動が業績に与える影響が大きい

次の決算で確かめる点
販売用不動産の在庫
在庫回転が速いかが収益性の鍵となる
契約率
販売の進捗を示し、市況の強弱を反映

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+29.5%いまの株価に対する利回りは5.38%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
5.38%
いまの株価に対して
配当性向
34.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月523.4
2020年3月50.027.3
2021年3月56.627.2
2022年3月615.817.7
2023年3月14126.926.1
2024年3月157.141.7
2025年3月33118.934.7
2026年3月4329.534.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,085人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.4%を占め、残る58.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.152.451.849.951.752.7
事業法人40.640.640.741.442.641.4
外国法人2.91.30.41.93.33.5
証券会社1.80.91.63.32.32.2
自己株式0.51.00.90.80.8
外国人個人0.00.00.00.10.10.1
金融機関1.64.85.43.40.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社8840.16
02蜂谷 二郎3.05
03小泉 和弘2.01
04山元 孝行1.67
05吉田 俊雄1.52
06石丸 洋介1.25
07高瀬 宏江1.21
08樋口 匠1.06
09谷口 華恵0.84
10大和証券株式会社0.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+861%、1株純資産は14期で+1686%。直近期のROEは32.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月132373.6
2014年3月325581.3
2015年3月7711687.3
2016年3月7618750.1
2017年3月17736564.114.1
2018年3月17667029.611.917.1
2019年3月6438417.88.023.4
2020年3月5542513.68.727.3
2021年3月5946713.211.027.2
2022年3月3518520.46.417.7
2023年3月5423325.75.626.1
2024年3月3225112.714.641.7
2025年3月9333032.26.734.7
2026年3月12141832.46.434.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額199百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
蜂谷二郎代表取締役社長5612,911,025
山元孝行常務取締役 工事部門、設計部門、広報企画管掌56498,333
石丸洋介取締役 管理部門(経理、財務、総務人事、法務)管掌43373,233
奥啓二取締役 不動産部門管掌52171,525
草原裕之取締役(常勤監査等委員)707,200
香月裕爾取締役(監査等委員)68
石橋幸生取締役(監査等委員)43
小林多希子50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4551091017343
社外取締役214147
取締役(社内)1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,694字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社1社(㈱岩本組)、及び非連結子会社2社で構成されており、「我々は一人一人の夢の実現をサポートするワンストップパートナーであり続けます」という経営理念のもと、主に不動産投資用の新築一棟RCマンションを「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」(以下、城南3区といいます。)を中心とするエリアに開発し、顧客(以下、「不動産オーナー」といいます。)に販売する不動産投資支援事業と不動産オーナーが所有する不動産及び当社が所有する不動産の管理運営(プロパティ・マネジメント)を行う不動産マネジメント事業を展開しております。 なお、連結子会社である㈱岩本組は、当社からの建築工事の請負等を行っております。以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (事業の内容) (1) 不動産投資支援事業 不動産投資支援事業では、主に不動産投資用の新築一棟RCマンションを主要なプロジェクトエリアである「城南3区」を中心にワンストップサービスで開発し、不動産オーナーに販売する事業です。 ① 新築一棟RCマンション「GranDuo」 新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズは、城南3区を主要な開発エリアとし、3~5階建ての鉄筋コンクリート(RC)造で、家賃10~40万円程度、部屋数10~20戸程度、1LDK・2LDKを中心とした賃貸用の一棟マンションです。20代から40代の女性及びDINKSを入居者のターゲットとし、不動産オーナーが長期安定的な収益の確保を図れるよう、内外装のデザイン性と機能性・居住性を両立させた入居者目線に拘ったモノづくりを行っております。また、Well-being(ウェルビーイング)な暮らしが実現できる住空間の提供により、新たな物件価値の創出に努めるとともに、常に安定した賃貸需要が見込まれるエリアに限定して物件開発を行うことで、不動産オーナーの保護を図っております。 ② 高級賃貸レジデンスマンション「THE GRANDUO」 「THE GRANDUO」シリーズは、当社が既存展開しているマンションブランド「GranDuo」とは一線を画す、どれだけ贅を尽くしても、姿を似せたとしても、世界のどこを探しても代わるものがない徹底したこだわりから生まれる唯一無二の空間を提供する高級賃貸レジデンスです。邸宅設計で実績のある建築家と共に厳選した立地のポテンシャルを引き出すコンセプトを考案し、インテリアは美しさと機能に妥協することなく、全ての物件の入居者像に応えるオリジナル設計を導入しています。そして、心身の健やかな状態が続く「Well-being」を発展させた、暮らしているだけで“生きる”を高める先進的な体験価値「FULNESS」 を実現する様々な機能を標準装備とすることで、これまでになかった空間価値をもたらします。 構造は「GranDuo」同様3~5階建ての鉄筋コンクリート(RC)造で家賃は30~200万円程度、部屋数10~20戸程度、2LDK・3LDKが中心の富裕層を入居者ターゲットとした賃貸用の一棟マンションです。 ③ 不動産小口化商品(Grand Funding) 「GranDuo」シリーズは、販売価格が平均約10億円と高額であり、投資対象として購入できる方が限られる商品であることから、投資単位を少額にし、不動産投資の裾野を広げることを目的に商品化したのが不動産特定共同事業法を活用した不動産小口化商品事業「Grand Funding(グランファンディング)」です。「Grand Funding」は、一棟マンションの基本的な投資単位を1口100万円に小口化して口数毎に販売(最低投資単位あり)することで、お客様の資産状況に合わせた投資が可能な商品です。 (2) 不動産マネジメント事業 当社が販売した物件の不動産オーナーが所有する不動産及び当社が所有する不動産の管理運営(プロパティ・マネジメント)を行う事業です。不動産オーナーの所有不動産については管理運営者(プロパティ・マネージャー)として、当社の所有不動産については不動産経営者として、不動産が生み出すキャッシュ・フローの最大化と資産価値の向上を図るため以下のサービスを提供しております。 管理運営(プロパティ・マネジメント)サービスとして①入居者募集、②入退去更新手続き、③賃貸借条件の交渉窓口、④クレーム対応、⑤入金管理、⑥資産価値向上のための施策立案・実践、⑦メンテナンス、⑧所有者向け送金、⑨所有者向けレポート作成等を行います。また、不動産オーナーの所有不動産については、借上げ(サブリース)形式にて管理運営を行う場合があります。 入居者募集業務は、賃貸仲介ブランド「3区miraie(ミライエ)」を窓口として、自社開発物件の募集を行っております。自社開発物件のみを専門に扱うことにより、不動産オーナーにとって物件の収益性をより高める取り組みを行っております。 (事業の特徴) 主要なプロジェクトエリアである城南3区においてワンストップサービスで新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズの企画、開発を行い、金融機関・大手不動産仲介会社が抱える富裕層顧客や一般事業法人に向けたプル型の販売体制を整えている点が当社の事業の特徴及び強みとなります。 (1) 主要なプロジェクトエリア 主要なプロジェクトエリアは城南3区です。「城南」とは城の南、つまり江戸城(現在の皇居)の南側のエリアを指します。これらの地域は古くは城下町ということもあり、都心と密接しているにもかかわらず緑が多く、住みたい街として安定した人気があり、土地価格が比較的変動しづらいという特徴があります。また、城南3区は、入居者にとっては都心とつながる好立地にあり、不動産オーナーにとっては通年の入居需要が見込め、かつ投資対象として千代田区や港区より割安感があることから、不動産投資を検討するのに適した立地にあります。当社は、主要なプロジェクトエリアを城南3区に絞ることにより、城南3区内の不動産業者から一定の知名度を得ており、物件開発用の土地情報を比較的入手しやすい環境を構築できていると考えております。 (2) ワンストップサービス 一般的な不動産ビジネスは、業務ごとに企業単位の分業体制になっていることが多く、不動産会社が土地を仕入れ、設計事務所が設計を行い、ゼネコンが建物を施工し、不動産仲介会社が入居者を募集し、管理会社が物件管理を行います。この場合、各業者は自社の業務のみに注力するため、業者間の連携不足や、問題発生時の対応の責任の所在が不明確となる等の問題が起こりやすくなります。また各業者がそれぞれ利益を確保するため、総コストが高くなることもあります。 (注)各工程についての業者との関連性は事業系統図のとおりです。 当社グループでは、①土地仕入、②企画、③設計、④施工、⑤賃貸募集、⑥販売、⑦物件管理をすべて自社にて行うワンストップサービスを提供しております。このビジネスモデルは、開発物件の工程を全て自社で管理することで、中間コストの削減や開発期間の短縮を実現するとともに、各部門の連携による物件価値を最大化できる当社の強みとなっております。 ①土地仕入 城南3区で300棟を超える物件開発実績を有することで、城南3区を中心に有力な土地情報が多く集まります。これらの土地情報の中から、不動産開発において長年の実績をもつ仕入部門が、安定利回りを確保できる土地を厳選して仕入れます。仕入の判断にはプロジェクト化の可能性の高い土地情報に対し設計部門が作成するボリュームプラン(仕入予定地の容積率や建ぺい率を勘案し、収益が最大化できる建物のプラン)を活用します。自社で設計部門を有することで、短期間でその土地の収益力を判断できるので、スピーディーな意思決定が可能となり、仕入物件の獲得力に繋がっております。 ②企画 用地取得後、立地特性や市場ニーズを踏まえ、物件のコンセプトを策定するとともに、付加価値を生み出す仕様・設計方針を定め、収益性と商品性の最適化を図る企画立案を行っています。 ③設計 20代から40代の女性及びDINKSをメインターゲットとし、内外装のデザイン性と居住性を両立した物件の設計を行います。ワンストップサービスの強みを活かし、賃貸募集部門や物件管理部門から入居者や入居希望者の声を集め、設計に反映させることにより、入居者視点の暮らしやすい物件づくりを行います。なお、設計は他社に外注する場合もあります。 ④施工 開発物件の施工管理を行います。自社内に施工体制を整備することで、建築単価の管理と工期の管理を行います。なお、施工は他社に外注する場合もあります。 ⑤賃貸募集 賃貸仲介ブランド「3区miraie(ミライエ)」を窓口として、自社開発物件の入居者募集を行っております。自社開発物件を専門に扱う事で、入居希望者に城南3区や物件の魅力をより深くアピールすることができることから、不動産オーナーにとって物件の収益性をより高めるような結果となっております。 ⑥販売 大手不動産仲介会社、信託銀行、金融機関、既存顧客等からの仲介や紹介によるプル型の販売を行っております。 ⑦物件管理 入退去更新手続き、賃貸借条件の交渉窓口、クレーム対応、入金管理、資産価値向上のための施策立案・実践、メンテナンス、不動産オーナー向け送金、不動産オーナー向けレポート作成等を行い、入居者の声を新たな自社企画開発物件に活かしております。 (3) プル型営業による顧客獲得 顧客との初回接触にいわゆるテレアポや訪問外交といったアプローチは行わず、大手不動産仲介会社、信託銀行、金融機関、既存顧客、設計事務所等からの仲介や紹介により顧客を獲得しております。 自社企画開発物件は、販売形態により2つの商品に分けられます。 (a)主に竣工した新築一棟RCマンションを投資商品として提供する「不動産商品」 (b)主に新築一棟RCマンションの開発予定地を先行販売し、設計・請負工事契約を締結して設計・施工を行う「建築商品」 なお、(a)不動産商品は、物件の竣工・引渡しをもって収益・費用を認識しております。また、(b)建築商品は先行して販売する土地は引渡しをもって収益・費用を認識、請負工事契約に係るものは、一定の期間にわたり履行義務が充足されるものとして、一定の期間にわたり収益を認識しております。 最近2事業年度の引渡物件は以下のとおりとなります。 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (a)不動産商品 開発物件名   地域   戸数   引渡時期 GranDuo経堂17   東京都世田谷区   12    2024年5月 GranDuo内藤町   東京都新宿区   10    2024年7月 GranDuo豪徳寺3   東京都世田谷区   15    2024年8月 GranDuo駒沢11   東京都世田谷区   11    2024年9月 GranDuo下北沢13   東京都世田谷区   15    2024年11月 GranDuo代々木上原3   東京都世田谷区   12    2024年12月 GranDuo代沢4   東京都世田谷区   12    2024年12月 GranDuo世田谷弦巻   東京都世田谷区   12    2024年12月 GranDuo下北沢14   東京都世田谷区   11    2024年12月 GranDuo武蔵小山4   東京都品川区   11    2025年3月 THE GRANDUO MINAMIAOYAMA   東京都港区   8    2025年3月 GranStory原宿   東京都渋谷区   3    2025年3月 THE GRANDUO OKUSAWA UTAKATA   東京都世田谷区   6    2025年3月 GranDuo経堂18   東京都世田谷区   14    2025年3月 GranDuo祖師谷6   東京都世田谷区   14    2025年3月 GranDuo奥沢   東京都世田谷区   14    2025年3月 GranDuo田園調布6   東京都大田区   17    2025年3月 THE GRANDUO CHITOFUNA   東京都世田谷区   17    2025年3月 (注)上記のほか3件の土地販売があり、不動産商品は合計21件となります。 (b)建築商品 開発物件名   地域   戸数   引渡時期 GranDuo千歳船橋6   東京都世田谷区   18    2024年6月 GranDuo文京本郷   東京都文京区   13    2024年7月 GranDuo砧   東京都世田谷区   19    2024年10月 GranDuo下北沢12   東京都世田谷区   40    2024年10月 GranDuo都立大学2   東京都目黒区   22    2025年3月 (注)1.上記のほか2件の土地販売があり、建築商品は合計7件となります。 2.開発物件名は、不動産オーナーの要望で変更されている場合があり、今後も変更される可能性があります。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (a)不動産商品 開発物件名   地域   戸数   引渡時期 GranDuo祐天寺2   東京都世田谷区   14    2025年6月 GranDuo品川中延   東京都品川区   17    2025年6月 GranDuo戸越銀座   東京都品川区   14    2025年8月 GranDuo荻窪2   東京都杉並区   15    2025年9月 GranDuo祖師谷5   東京都世田谷区   15    2025年9月 GranDuo下北沢15   東京都世田谷区   6    2025年9月 GranDuo経堂19   東京都世田谷区   14    2025年11月 GranDuo祖師谷7   東京都世田谷区   8    2025年12月 THE GRANDUO YOGA   東京都世田谷区   8    2025年12月 GranDuo千歳烏山   東京都世田谷区   22    2025年12月 GranDuo梅ヶ丘   東京都世田谷区   12    2025年12月 THE GRANDUO SAKURASHINMACHI   東京都世田谷区   12    2026年3月 GranDuo武蔵小山5   東京都目黒区   22    2026年3月 GranDuo用賀7   東京都世田谷区   17    2026年3月 GranDuo都立大学3   東京都目黒区   8    2026年3月 THE GRAN HAUS HANEGI A   東京都世田谷区   1    2026年3月 THE GRAN HAUS HANEGI C   東京都世田谷区   1    2026年3月 THE GRANDUO FUTAKOTAMAGAWA2   東京都世田谷区   5    2026年3月 GranDuo白金高輪   東京都港区   7    2026年3月 GranDuo中野7   東京都杉並区   14    2026年3月 GranDuo荻窪3   東京都杉並区   17    2026年3月 (注)上記のほか1件の土地販売があり、不動産商品は合計22件となります。 (b)建築商品 開発物件名   地域   戸数   引渡時期 THE GRANDUO FUTAKOTAMAGAWA   東京都世田谷区   13    2026年2月 (注)1.上記のほか3件の土地販売があり、建築商品は合計4件となります。 2.開発物件名は、不動産オーナーの要望で変更されている場合があり、今後も変更される可能性があります。 当社の事業系統図は次のようになります。 (a)不動産商品 (注)設計及び施工は他社に外注する場合もあります。 (b)建築商品 (注)設計は他社に外注する場合もあります。
経営方針・対処すべき課題2,382字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)今後の経営環境の変化 当社グループは、土地価格の高止まりや建築資材の高騰、建築に関わる人材不足に伴う人件費の増加に加え、政策金利の引き上げや国債保有残高の圧縮等の金融政策に注意を払う必要があります。一方で、賃貸需要は底堅く、低金利政策を背景とした投資用不動産による資産運用ニーズや資産承継対策としての購入ニーズ等により、投資用不動産の購入需要については、今後も堅調に推移するものと判断しております。 また、今後の見通しにつきましては、地政学リスクが高まる中、海外景気の下振れがわが国経済を下押しするリスクがあり、先行きは不透明な状況が続くことが予想されます。当社グループの主軸商品である投資用レジデンスマンションについては、引き続き需要は旺盛にあり、市場規模は維持されていくものと推察しております。当社グループといたしましては、土地の仕入・設計・建設・販売・賃貸募集・物件管理に至るまで、全てを一括して管理するワンストップサービスを提案できる優位性を生かし、事業をスピーディーに進め、また、従来通り各関連業界とも業務提携を模索しながら、経済、経営環境の変化へ対応していきたいと考えております。 (2)会社の経営の基本方針 当社グループの目指す姿として「経営理念」、「社会における当社の存在意義(パーパス)及び「ミッション、ビジョン、バリュー」を以下のとおり定め、入居者視点にこだわるモノづくりの会社として、不動産オーナーへ質の高いサービスを提供してまいります。 <経営理念> 我々は一人一人の夢の実現をサポートするワンストップパートナーであり続けます <パーパス> 不動産を通じて、未来の可能性を広げる知覚動考 <ミッション> 東京に「真の不動産価値」を届ける <ビジョン> 新たな不動産のあり方を創造する、建築・不動産のプロフェッショナル集団になる <バリュー> ① デザイン性と機能性を両立させた質の高い不動産を提供する ② 変化を楽しみ、主体的に行動する ③ すべてのステークホルダーに誠実に向き合う (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① DX推進による優良な自社企画開発物件の安定供給体制の強化 自社企画開発物件である投資用新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズ及び高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズを安定的に供給する体制づくりは重要な課題です。人員の拡充・情報収集網の構築による用地仕入力及び設計開発力の強化を引き続き推進するとともに、課題解決のため、当社グループのビジネスモデルの基盤となるワンストップサービスにおけるDXを推進し、安定供給体制の強化を図って参ります。用地仕入、顧客管理、業務管理等のシステムを戦略的に統合し、必要なデータを社内はもちろん、取引先や業者と連携・共有することで、より密な連携を図るとともに、迅速且つ適切な意思決定に繋げ、物件開発のスピードを向上させて参ります。これらの取り組みにより、当社物件の商品価値を高め、入居率を保持する物件の企画開発を推進してまいります。 ② 自社企画開発物件の品質維持・向上 当社グループにおいて自社企画開発物件の品質は重要と捉えております。今後事業規模の拡大により取扱物件数が増加しても品質を維持していくため、当社グループの特徴であるワンストップサービス体制の強化と優良な工事下請け業者の確保、優良な人材の確保及び教育研修の充実を図っております。社内に設計・施工部隊から独立した品質管理部隊を設け品質の維持・向上を図っております。また、優良な工事下請け業者の確保のため、安全協力会を設置し工事下請け業者との協力体制の強化を図っております。 ③ ブランド力の強化及び知名度の向上 当社グループが供給する新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズ及び高級レジデンス「THE GRANDUO」シリーズは城南3区を中心に展開しております。城南3区を中心としてブランド力を強化し、知名度を高めることにより新規顧客獲得と新規入居者獲得を行うことが、販路拡大につながるため、当社グループでは、費用対効果を見極めながら、広告宣伝活動に取り組んでまいります。 ④ 優秀な人材の確保及び教育研修の充実 当社グループの安定的な成長のためには、不動産の仕入、設計、施工、管理、販売及び入居者募集といった専門的な知識及び経験を有する人材や一級建築施工管理技士、一級建築士等の専門的な資格を有する優秀な人材を継続して確保、育成することが重要だと考えております。入社後も定期的に教育研修の機会を与え、専門能力や知識の維持向上を図ってまいります。 ⑤ 財務基盤の維持・充実 安定的かつ継続的に自社企画開発物件を提供していくためには、金融機関からの資金調達が不可欠であり、金融機関との良好な取引関係を保つことが、安定した借入を継続的に行っていくため必要となります。常に様々な視点から当社グループのおかれている状況を分析し、定期的に金融機関に業績説明を行い、良好な関係を維持することに努めて参ります。 ⑥ コンプライアンス経営の強化 当社グループは、コンプライアンス経営の重要性を認識しており、当社グループの継続的な成長や社会的信用の構築に不可欠であると認識しております。そのため、役員及び社員は、常に倫理観を持って行動するよう、定期的にコンプライアンスに関する研修を行っております。また内部監査部、監査等委員会、会計監査人との連携を強化することが監査機能の充実を図り、コンプライアンス強化につながると考え、連携強化を図っております。
事業等のリスク7,556字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 経済状況等の影響について 当社グループが属する不動産業界は、景気動向、金利動向、地価動向、建設価格動向及び税制等の経済状況の影響を受けやすく、また賃貸相場の下落や入居率の悪化による賃貸収入の減少や金融機関の融資動向の変化により新築一棟マンション経営に支障をきたし、購入者の需要動向が悪化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 有利子負債への依存と資金調達について 当社グループは、不動産事業における不動産の購入資金を主に金融機関からの借入により調達しております。当社グループは特定の金融機関に依存することなく、プロジェクトごとに物件収支計画の妥当性を分析したうえで借入金等の資金調達を行っておりますが、金融情勢の変動によって金利上昇や借入金の調達が困難になる場合、不動産市況の低迷等により、借入金の約定返済期限内で売却できない物件が多発してリファイナンスができない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (単位:千円) 前連結会計年度末 (2025年3月31日)   当連結会計年度末 (2026年3月31日) 有利子負債残高(a)   16,054,412   18,207,778 総資産額(b)   30,036,340   34,587,191 有利子負債依存度(a/b)   53.4%   52.6% (注)有利子負債残高は、短期及び長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)、社債(1年内償還予定の社債を含む)、長期未払金(1年内支払長期未払金を含む)、リース債務の合計額であります。 (3) 資金調達の財務制限条項に係るリスクについて 当社の一部の借入契約には財務制限条項が付されております。当社は、現時点において、当該条項に抵触する可能性は低いものと認識しておりますが、当該条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失し、当該借入金の一括返済を求められること等により当社の財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 事業用地の取得について 当社は、主に城南3区を中心として事業用地を取得し、不動産の企画、開発、販売を行っております。城南3区は、交通の便や良好な住環境などから安定した賃貸ニーズが見込まれる地域と判断しており、創業時より主に同地域における優良な事業用地の取得に注力してきた結果、事業展開が同地域に集中しております。このような状況において、同地域の地価が急激に上昇したり、競合他社との用地取得競争が激化した場合、同地域において優良な用地を計画通りに取得できず、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 近隣住民とのトラブルリスクについて 当社グループは新築一棟マンション建設にあたり、関係する法令、各自治体の条例等を十分検討したうえ、周辺環境と調和した不動産開発を行うため、近隣住民に対する事前説明会を実施しており、近隣住民との関係を重視して開発を行っております。しかしながら、建設中の騒音や日照問題、プライバシーへの配慮等を理由に近隣住民とのトラブルが発生する可能性があり、問題解決による工事遅延や追加工事が発生した場合、計画の中止や変更が必要となった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 設計施工工事の外注について 当社グループは、新築一棟マンションの設計施工にあたり、設計及び施工工事の一部又は全部を外注しております。設計事務所の選定においては設計能力や事業継続能力、建設会社の選定においては施工能力や事業継続能力などについて慎重な検討を行っております。また、設計事務所の管理においては、全杭打ち検査の徹底、社内一級建築士による杭打ち、鉄筋数量、コンクリート打設状況確認及び床置き前検査、上棟時検査、各部屋内装検査の実施などを、建設会社の管理においては、建設会社現場所長、設計事務所責任者、設備・電気業者責任者、当社施工管理者での月次定例会議による進捗把握、仕様確認、建築基準法の法定事項の実施確認などを実施しており、その検査体制の充実を図っておりますが、設計事務所や建設会社が経営不安に陥った場合、建築資材の価格上昇に伴い外注コストが上昇した場合、また建設中の事故等予期せぬ事象が発生した場合には、計画通りに物件の開発、販売をすることができなくなり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 収益計上基準及び季節的変動について 当社グループは、請負工事につきましては、工事進捗度に応じて一定の期間にわたり収益を認識しておりますが、請負工事以外の工事及び、不動産等の譲渡については、物件の引渡し時に収益を認識しております。そのため、事業年度及び四半期ごとに業績を認識した場合、物件の引渡し時期に伴い、期ずれなどの業績偏重が生じる可能性があります。また、各物件のプロジェクトの進捗状況、販売計画、竣工時期の変更、天災やその他予想しえない事態の発生による施工遅延、不測の事態の発生による引渡し遅延があった場合には、計画していた時期に収益が認識できず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、季節的変動につきましては、年度末に向けて不動産融資を行う金融機関や不動産の仲介会社の動きが活発になり、それに連動し購入されるお客様が増えるため、第4四半期に売上及び利益が集中する傾向があります。 この点につきましては、年間を通じて積極的な営業活動を展開し、販売先の多様化や契約交渉の早期化を図り、竣工時期の分散により年間を通じた安定的な商品の供給を行うことにより、売上及び利益の集中を回避する取り組みを推進しております。 ○提出会社のデータ (単位:千円) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 第24期   売上高   1,422,079   5,397,699   4,753,829   16,277,777 営業利益   △375,049   632,293   647,968   3,633,542 第25期   売上高   2,866,196   5,486,943   8,466,933   15,644,498 営業利益   16,252   854,793   1,641,604   3,115,950 (8) 在庫リスクについて 当社グループは、開発用地の仕入及び新築一棟マンション企画・販売を中長期的な経済展望に基づき実施し、物件の早期売却を図っております。しかしながら、急激な景気の悪化、金利の上昇及び不動産関連税制の影響により、販売が計画どおりに進まなかった場合には、新築一棟マンション開発の遅延や完成在庫の滞留が発生し、資金収支の悪化を招く可能性があります。また、当社グループは「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日)を適用しておりますが、時価が取得原価を下回った販売用不動産、仕掛販売用不動産の評価損失が計上された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 賃貸管理物件の空室時のリスクについて 当社では、当社が販売した新築一棟マンションの一部について、不動産オーナーとのサブリース契約により、当該新築一棟マンションの空室時に家賃保証をしております。当社では、空室率の低下策を実施しているものの、施策の効果が得られずに空室が多くなった場合には、空室保証費用が増加し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 瑕疵担保責任について 当社グループは、民法及び宅地建物取引業法のもと、販売した物件に対して瑕疵担保責任を負っており、意図せざる瑕疵が生じた場合に備えるため、住宅瑕疵担保責任保険に加入しております。当該保険は建物の構造耐力上主要な部分の性能又は防水性能が不十分である場合に補償を受けられるものです。今後、販売件数の増加に伴い品質管理に不備が生じた場合は、損害賠償請求を受けるリスク又は瑕疵修復のための費用が、住宅瑕疵担保責任保険の補償額を上回る可能性もあることから、当社グループの信用力低下や瑕疵を原因とする損害賠償請求により財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人材の確保と教育について 当社グループは、経営理念を充分に理解した責任ある人材の育成を行っていく方針であり、人材資源が今後の成長や発展を支えていくと考えております。このため優秀な人材を継続的に確保・育成していくことが、財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性のある様々な経営課題の克服のために重要であると認識しております。特に不動産業界では高度な専門知識と技術を連携させる必要があり、今後も優秀な人材の採用を行い、教育・研修制度の内容の強化を図ります。また業務や人事体系、仕事のやりがいに関して社員をサポートできる仕組みを構築し、より充実した人事制度を整備しています。しかし、この人事制度が上手く機能しない場合、社員の目的意識の低下や在籍者の流出につながるなど、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法的規制等について 当社グループの属する不動産業界は、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、建設業法、建築士法、借地借家法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等、多数の法的規制を受けております。当社グループでは、事業継続のため、これら多数の法的規制に対応できる体制を構築しており、現時点において事業継続に支障をきたす事項はありませんが、今後、何らかの理由により関連法令等の規制が遵守できず、監督官庁より処分を受けた場合や、これらの法的規制に大幅な変更があった場合には、販売や開発といった当社の主要な事業活動に支障をきたし、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また当社グループの主な事業領域である世田谷区、目黒区、渋谷区は、ワンルームマンション建築に関する条例等が制定されており、当社グループではこれらの条例等に沿った物件開発を行っております。しかしながら、各自治体により関連する規制強化が進められた場合には、予定していた開発の変更や中止等により当社グループの主要な事業活動に支障をきたし、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 その他の法的規制について、その有効期間やその他の期限が法令等により定められているものは下表のとおりであり、今後何らかの理由により免許や許認可の取消等があった場合、当社グループの事業活動に支障をきたし、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 ①提出会社 許認可等の名称   許認可登録番号   有効期間   関係法令   許認可等の取消事由 宅地建物取引業者免許   東京都知事 (5)第80509号   2022年3月2日~2027年3月1日   宅地建物取引業法   同法第66条 一級建築士事務所登録   東京都知事登録 第56724号   2025年12月1日~2030年11月30日   建築士法   同法第26条 特定建設業許可   東京都知事許可(特-7)第135866号   2025年12月10日~2030年12月9日   建設業法   同法第29条 賃貸住宅管理業者登録   国土交通大臣(02) 第002377号   2021年11月5日~2026年11月4日   賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律   同法第23条 不動産特定共同事業許可   東京都知事第111号   2018年9月27日~   不動産特定共同事業法   同法第36条 警備業認定   東京都公安委員会第30004584号   2026年2月5日~2031年2月4日   警備業法   同法第8条 ②連結子会社 許認可等の名称   許認可登録番号   有効期間   関係法令   許認可等の取消事由 一級建築士事務所登録   東京都知事登録 第59620号   2024年9月1日~2029年8月31日   建築士法   同法第26条 特定建設業許可   東京都知事許可(特-6)第142203号   2025年1月20日~2030年1月19日   建設業法   同法第29条 (13) 消費税について 当社グループの属する不動産業界は、消費税率の動向によって需要が大きく左右される性格を有しております。消費税率が引き上げられ、家計の実質所得の目減りから個人消費が落ち込み景気が悪化した場合には、不動産オーナーの購入意欲が減退し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、消費税率の引上げは不動産オーナーにとって物件取得価額の上昇となるため、表面利回りの低下により価格の引き下げ圧力に晒される可能性があります。 (14) 災害の発生、感染症等の影響について 地震、暴風雨、洪水等の自然災害、戦争、暴動、テロ、火災等の人災が発生した場合、特に当社グループの主要なプロジェクトエリアである城南3区において発生した場合には当社グループが販売する不動産の価値が著しく下落する可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症を含め大規模な感染症等の発生により社会活動が停滞し、経済環境が悪化しますと、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 個人情報の管理について 当社グループは不動産オーナーの個人情報及び賃貸物件契約者情報等、不動産投資支援事業を通してお預かりしている個人情報については、個人情報保護規程による規程化、個人情報保護管理責任者による取り扱い方法の周知、安全対策の実施などを行い細心の注意を払い取り扱っております。 万一、個人情報の不正利用その他不測の事態により当該情報が漏洩した場合、損害賠償請求を受けるリスクや当社への信用の低下により、財政状態及び経営成績、今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 訴訟などの可能性について 当社グループが企画開発・販売する新築一棟マンションにあたっては、関係する法律、自治体の条例等を十分に検討したうえで、周辺環境との調和を重視した開発計画を立案するとともに、周辺住民に対し事前に説明会を実施するなど十分な対応を講じております。しかしながら、当社グループが企画開発・販売する新築一棟マンションについては、開発段階における建設中の騒音、当該近隣地域の日照・眺望問題等の発生に起因する開発遅延や、当該新築一棟マンションに係る瑕疵等に起因する訴訟、販売時の投資リスクに関する説明不足に起因する訴訟、その他の請求が行われる可能性があります。これら訴訟及び請求の内容及び結果によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 知的財産権等について 当社グループは、「GranDuoグランデュオ」「3区miraie」「フェイスネットワーク」「GrandStory」「八屋」「Grand Fundingグランファンディング」「資産まもる君」「THE GRANDUOザ グランデュオ」等の商標権を保有しております。当社グループが事業活動を進めていくうえで、当社グループが認識していない知的財産権等がすでに成立している可能性、又は今後新たに当社の事業活動で第三者の著作権が成立する可能性があります。これらの場合、当社グループが損害賠償を含む法的責任を負う可能性があるだけでなく、当社グループ及び当社グループが提供するサービスに対する信頼性やブランドが毀損し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (18) 代表取締役の所有株式に係る担保設定について 当社代表取締役である蜂谷二郎(以下、「対象者」という)の資産管理会社と東海東京証券株式会社(以下、「金融機関」という)との間には借入金に対する担保契約が締結されており、当該契約に基づき、下表の通り、対象者の保有する当社株式の一部が担保として差入されております。 保有株式数   担保対象株式数 株式会社88(対象者の資産管理会社)   12,000,000株   2,400,000株 (注)2025年10月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。上記、保有株式数及び担保対象株式数は株式分割後で記載しております。 下記に定めるいずれかの事由が生じた場合には、法定の順序に関わらず、また被担保債務の期限が到来したかどうかに関わらず、その債務の弁済に充当するため、金融機関により担保対象株式の売却が行われる可能性があります。 ・支払いの停止又は破産手続開始、民事再生手続開始、会社更生手続開始若しくは特別清算開始の申立があっ たとき ・対象者の預金その他の金融機関に対する債権について仮差押、保全差押、又は差押の命令、通知が発送されたとき ・対象者の責めに帰すべき事由によって、金融機関に対象者の所在が不明となったとき ・担保の目的物について差押又は競売手続きの開始があったとき ・金融機関との約定に違反したとき ・上記のほか、対象者の債務の弁済に支障をきたす相当の事由が生じたとき 提出日現在、担保対象株式数の総数は2,400,000株であり、発行済株式総数29,880,000株の8.0%に相当しております。東京証券取引所における売却又はその他の方法により担保対象株式の売却がなされた場合、又はその可能性が顕在化した場合には、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。 また、担保対象株式の売却がなされた場合には、株主構成の変化をもたらし、筆頭株主、創業社長の蜂谷をはじめ、その他の大株主の構成が大きく変わる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,626字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策の影響が残るものの、雇用や所得環境の改善により、緩やかな回復基調で推移しています。しかしながら、中東情勢の影響によるエネルギー価格の高騰や資材調達の遅延リスク、金融資本市場の変動等の影響に注意する必要があり、依然として不透明な状況が続くことが見込まれます。 当社グループが属する不動産業界におきましては、2025年度の首都圏マンションの供給戸数は前年度に対し2.6%減の2万1,659戸と4年連続の減少となりました。平均価格は15.3%上昇し9,383万円、平米単価は15.4%上昇し141.9万円と、平均価格は5年連続、平米単価は14年連続で上昇し、過去最高値を更新するという状況となりました。中でも、東京23区の平均単価は1億3,784万円、平米単価は214.3万円となっており、供給戸数が減少する中、引き続き価格上昇が顕著となっております(「首都圏マンション市場動向2025年度」、㈱不動産経済研究所調べ)。 分譲マンション価格の高騰を背景に、賃貸マンションの家賃相場は上昇傾向にあるものの、入居需要は旺盛であることから、安定した収益が見込める東京の居住用賃貸不動産への投資需要は引き続き高水準で推移していると捉えております。 このような状況の中、当社グループは城南3区を中心に、物件規模の大型化に取り組み、新築一棟RCマンション「GranDuo」シリーズ及び高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズの開発を推進し、商品力の強化に積極的に取り組みました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,550,851千円増加し、34,587,191千円となりました。負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,928,769千円増加し、22,199,813千円となりました。純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,622,082千円増加し、12,387,378千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高32,916,875千円(前期比10.0%増)、営業利益5,632,372千円(前期比24.6%増)、経常利益5,165,494千円(前期比25.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,586,127千円(前期比29.5%増)となりました。 なお、セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 (a)不動産投資支援事業 不動産投資支援事業につきましては、不動産商品22件、建築商品4件等を販売いたしました。売上高は31,993,808千円(前期比10.1%増)、セグメント利益は5,433,299千円(前期比25.0%増)となりました。 (b)不動産マネジメント事業 不動産マネジメント事業につきましては、コロナ禍に実施したファンド向けバルク販売物件の管理契約解除に伴い、管理戸数が減少したものの、売上高は923,067千円(前期比6.1%増)、セグメント利益は199,073千円(前期比16.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ301,643千円増加し、9,140,413千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は、746,051千円(前年同期は4,407,214千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を5,146,740千円計上しましたが、棚卸資産が3,944,832千円増加し、未成工事受入金が514,728千円減少し、更に法人税等の支払を1,280,177千円行ったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、56,348千円(前年同期は471,334千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の売却による収入301,898千円、投資有価証券の売却による収入を41,000千円、関係会社株式の売却による収入を60,000千円計上しましたが、有形固定資産の取得による支出を244,761千円、敷金及び保証金の差入による支出を222,328千円を計上したこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、1,104,044千円(前年同期は397,691千円の支出)となりました。これは主に長期借入金による収入が13,810,000千円あった一方、長期借入金の返済による支出が11,853,397千円、配当金の支払を970,602千円行ったこと等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 該当事項はありません。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績は次のとおりであります。なお、不動産マネジメント事業については受注に相当する事項が無いため、受注実績に関する記載はしておりません。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 不動産投資支援事業   1,158,000   63.4   1,091,761   65.1 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 不動産投資支援事業   31,993,808   110.1 不動産商品 (注)1   27,742,622   125.9 建築商品等 (注)2   4,251,185   60.7 不動産マネジメント事業   923,067   106.1 合計   32,916,875   110.0 (注) 1.不動産商品は、主に竣工した新築一棟マンション及び中古一棟ビルリノベーションを投資商品として提供した物件です。不動産商品は、物件の竣工・引渡しをもって収益を認識しております。 2.建築商品は、主に新築一棟マンション建築予定の土地を先行販売し、設計・請負工事契約を締結して建築・竣工した物件です。建築商品は、先行して販売する土地につきましては引渡しをもって収益を認識、請負工事契約につきましては、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。また、顧客から建物の建築のみの注文を受け工事請負契約を締結する受注商品もあります。 3.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日) 相手先   金額(千円)   割合(%) 合同会社スリーオークス   3,880,000   13.0 合同会社レジデンシャルエイチ   3,619,000   12.1 当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日) 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用とともに、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える見積りを用いており、請負工事にかかる収益認識、棚卸資産の評価など、これらの見積りについては、過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態の分析 (a)資産の部 当連結会計年度末における総資産残高は34,587,191千円となり、前連結会計年度末に比べ4,550,851千円増加しました。これは主に、仕掛販売用不動産が3,182,199千円、販売用不動産が2,310,607千円、完成工事未収入金374,070千円、現金及び預金が301,643千円増加した一方、土地が1,127,835千円、建物662,530千円減少したことによるものです。 (b)負債の部 当連結会計年度末における負債残高は22,199,813千円となり、前連結会計年度末に比べ1,928,769千円増加しました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が2,593,497千円、短期借入金が269,000千円、未払法人税等が190,646千円増加した一方、長期借入金が636,894千円、未成工事受入金が514,728千円、工事未払金が122,282千円減少したことによるものであります。 (c)純資産の部 当連結会計年度末における純資産残高は12,387,378千円となり、前連結会計年度末に比べ2,622,082千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の獲得等により利益剰余金が2,613,225千円増加したことによるものです。 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金、不動産投資支援事業の土地仕入及び建築資金です。当社グループは事業活動の資金については、事業運営上必要な流動性を確保するため、自己資金を活用するほか、金融機関からの借入金や社債により、時期に応じて最適な手段を選択して調達しており、金利情勢を注視しながら、適切なコストで安定的に資金を確保するとともにコストの低減を図ることを基本方針としております。 b. 経営成績の分析 (a)売上高 当連結会計年度の売上高は、32,916,875千円(前期比10.0%増)となりました。 なお、セグメント別の売上高は、不動産投資支援事業につきましては、不動産商品22件、建築商品4件等を販売いたしました。売上高は31,993,808千円(前期比10.1%増)となりました。不動産マネジメント事業につきましては、コロナ禍に実施したファンド向けバルク販売物件の管理契約解除に伴い、管理戸数が減少したものの、売上高は923,067千円(前期比6.1%増)となりました。 (b)売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は、24,061,935千円(前期比6.3%増)となり、売上総利益は8,854,940千円(前期比21.7%増)となりました。 (c)販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、認知度向上に向けた広告施策やTHE GRANDUOシリーズのCG制作等による広告宣伝費の増加及び積極的な人材採用による人件費が増加いたしました。 その結果、当連結会計年度の営業利益は5,632,372千円(前期比24.6%増)となりました。 なお、セグメント別の利益は、不動産投資支援事業につきましては、5,433,299千円(前期比25.0%増)となり、不動産マネジメント事業につきましては、199,073千円(前期比16.4%増)となりました。 (d)営業外損益、経常利益 当連結会計年度の経常利益は、受取利息などの営業外収益を22,984千円計上した一方、支払利息392,505千円を計上し、5,165,494千円(前期比25.8%増)となりました。 (e)法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の法人税等は、税金等調整前当期純利益の増加に伴い、1,560,612千円(前期比24.1%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、3,586,127千円(前期比29.5%増)となりました。 なお、セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 不動産投資支援事業 不動産投資支援事業につきましては、不動産商品22件、建築商品4件等を販売いたしました。売上高は31,993,808千円(前期比10.1%増)、セグメント利益は5,433,299千円(前期比25.0%増)となりました。 金融機関との連携強化による販売促進や物件価値の向上に向けた取り組みが奏功し、売上高及び各段階利益が過去最高額を更新いたしました。 不動産マネジメント事業 不動産マネジメント事業につきましては、売上高は923,067千円(前期比6.1%増)、セグメント利益は199,073千円(前期比16.4%増)となりました。 増益となった主な要因は、コロナ禍に実施したファンド向けバルク販売物件の管理契約解除に伴い、管理戸数が減少したものの、効率的な業務運用により原価及び販管費を抑制できたことによるものであります。 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況」の「3.事業等のリスク」をご参照ください。 c. キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ301,643千円増加し、9,140,413千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は、746,051千円(前年同期は4,407,214千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益を5,146,740千円計上しましたが、棚卸資産が3,944,832千円増加し、未成工事受入金が514,728千円減少し、更に法人税等の支払を1,280,177千円行ったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、56,348千円(前年同期は471,334千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の売却による収入301,898千円、投資有価証券の売却による収入を41,000千円、関係会社株式の売却による収入を60,000千円計上しましたが、有形固定資産の取得による支出を244,761千円、敷金及び保証金の差入による支出を222,328千円を計上したこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、1,104,044千円(前年同期は397,691千円の支出)となりました。これは主に長期借入金による収入が13,810,000千円あった一方、長期借入金の返済による支出が11,853,397千円、配当金の支払を970,602千円行ったこと等によるものです。 資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金、不動産投資支援事業の土地仕入及び建築資金です。当社グループは事業活動の資金については、事業運営上必要な流動性を確保するため、自己資金を活用するほか、金融機関からの借入金や社債により、時期に応じて最適な手段を選択して調達しており、金利情勢を注視しながら、適切なコストで安定的に資金を確保するとともにコストの低減を図ることを基本方針としております。

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