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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ADワークスグループ

A.D.Works Group Co.,Ltd.2982 · Prime · 不動産業

1棟収益不動産の仕入れ・バリューアップ・販売と、その後の管理・コンサルティングを一貫して手掛ける不動産サービス企業。

概要

ADワークスグループは、2020年4月に株式会社エー・ディー・ワークスの単独株式移転により設立された持株会社である。東京都千代田区に本社を置き、連結従業員数255人。主力事業は収益不動産販売事業とストック型フィービジネスの2本柱。1棟収益不動産のバリューアップ販売や不動産小口化商品を展開し、国内のほか米国でも事業を行う。2025年12月期の売上高は675億円、親会社株主帰属純利益33億円。

収益不動産販売とストック型サービスの二軸経営

当社グループは、収益不動産販売事業とストック型フィービジネスを主な事業とする。収益不動産販売事業では、1棟収益不動産を独自ルートで仕入れ、法的精査・用途変更・テナント入替・大規模修繕などのバリューアップを施して個人富裕層や機関投資家に販売する。また、好立地物件を小口化し最低500万円から購入可能な商品や、都心オフィスビルを区分登記したオフィス区分商品も提供する。ストック型フィービジネスでは、自社販売物件や管理受託物件に対し入居者募集・賃貸管理・建物管理(プロパティマネジメント)を提供し、資産運用コンサルティングや不動産鑑定評価・デューデリジェンスも行う。米国でも同様の事業を展開している。

売上高6年で4倍に成長した財務推移

売上高は2020年12月期の168億円から2025年12月期には675億円へと約4倍に拡大した。営業利益は2024年12月期の32億円から2025年12月期には50億円、親会社株主帰属純利益は16億円から33億円へそれぞれ増加。自己資本利益率(ROE)は16.9%に達し、2027年目標を前倒しで達成した。収益不動産販売事業の売上高は624億円で全体の92.5%を占め、ストック型フィービジネスは56億円。販売事業のうち国内一棟再販が357億円、不動産小口化商品が229億円。仕入高は562億円、収益不動産残高は546億円に上る。

国内3拠点と米国子会社による地域展開

国内では、東京に本社を置き、2024年2月に大阪営業所を支店に昇格、2025年1月には福岡営業所を開設した。2026年1月には大阪支店と福岡営業所を統括する西日本支社を新設し、関西・九州での事業拡大を図る。海外では、2020年9月に米国ハワイ州でADW Hawaii LLCを設立し、ロサンゼルスでも物件を保有するAvenue Works Normandie LLC、Avenue Works Ardmore LLCなどを傘下に持つ。米国事業は収益不動産の販売と管理を行っていたが、ADW-No.1 LLCは物件売却を完了し解散、清算手続き中である。

グループ再編とプロパティマネジメント事業の売却

2022年4月、株式会社エー・ディー・デザインビルドと株式会社澄川工務店を吸収合併し、商号を株式会社スミカワADDに変更した。しかし2025年7月には同社の全株式を譲渡し、グループから切り離した。2026年1月には、株式会社エー・ディー・パートナーズの外部オーナー向けプロパティマネジメント事業を吸収分割により譲渡。同時に、グループ保有物件や不動産小口化商品販売後の物件に対するプロパティマネジメント事業、医療モールマスターリース・サブリース事業、賃貸保証事業を株式会社エー・ディー・ワークスに承継した。一連の再編により、ストック型事業の範囲を再定義している。

業界の中での役割は投資家向け収益不動産のバリューアップディベロッパー兼プロパティマネジメント事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
675億円
営業利益
50億円
営業利益率
7.4%
純利益
33億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
収益不動産 販売事業624億円92.4%64億円10.3%
ストック型 フィービジネス51億円7.6%12億円23.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産(投資家向け収益不動産)主力

1棟収益不動産を独自ルートで仕入れ、法的精査・用途変更・テナント入替・大規模修繕等のバリューアップを施して個人富裕層・機関投資家等に販売。また、好立地物件を小口化し、最低500万円から購入可能な商品や、都心オフィスビルの区分商品を提供。米国でも同様の事業を展開。

主な製品・サービス3
1棟収益不動産(マンション・ビル等)
バリューアップ後、投資家に販売する収益物件。安定したキャッシュフローを生むことを目的。
不動産小口化商品
優良不動産を少額から投資できる小口商品。最低500万円から購入可能で、全国の投資家に販売。
オフィス区分商品
都心の小規模オフィスビルをワンフロアごとに区分登記し販売。

02不動産(ストック型サービス)準主力

自社販売物件や管理受託物件に対し、入居者募集・賃貸管理・建物管理(プロパティマネジメント)を提供。また、不動産を軸とした資産運用コンサルティング、不動産鑑定評価・デューデリジェンス等のフィービジネスを展開。賃貸保証事業、医療モールのマスターリース・サブリースも行う。

主な製品・サービス4
プロパティマネジメント
賃貸物件の入居者募集、入退去手続、賃料徴収、建物管理などの総合管理サービス。
資産運用コンサルティング
不動産投資に関する助言・コンサルティングサービス。
不動産鑑定評価・デューデリジェンス
不動産の価値評価や物件精査サービス。
賃貸保証事業
賃貸契約における家賃保証サービス。

製品と技術

1棟収益不動産のバリューアップと販売

収益不動産販売事業の核は、マンションやビルなどの1棟収益不動産を独自の営業ルートで仕入れ、法的精査・用途変更・テナント入替・大規模修繕などのバリューアップを施して個人富裕層や機関投資家に販売することである。バリューアップにより物件価値を高め、売却時の利益を確保する。2025年12月期には国内一棟再販部門で357億円の売上を計上し、売上総利益は前年比142%の58億円に拡大した。新たにホテルの取得・商品化も開始し、アセットタイプを多様化している。

不動産小口化商品とオフィス区分商品の展開

好立地の優良不動産を少額から投資できる小口化商品は、最低出資金額500万円から購入可能であり、全国の投資家に販売される。任意組合型商品への新規出資額は市場全体で2014年の65億円から2024年には718億円と約11倍に成長している。当社の不動産小口化商品販売は2025年12月期に229億円の売上を達成。また、都心の小規模オフィスビルをワンフロアごとに区分登記したオフィス区分商品も提供し、2026年売上目標100億円、2028年同300億円を掲げている。

プロパティマネジメントから鑑定評価までのストック型サービス

ストック型フィービジネスでは、自社販売物件や管理受託物件に対する入居者募集・賃貸管理・建物管理(プロパティマネジメント)を提供する。加えて、不動産を軸とした資産運用コンサルティング、不動産鑑定評価・デューデリジェンス等のフィービジネス、賃貸保証事業、医療モールのマスターリース・サブリースも行う。2025年12月期のストック型フィービジネス売上は56億円(うち賃料収入17億円、管理・工事等39億円)。ただし、2026年1月に外部オーナー向けPM事業を売却したため、同事業の範囲は縮小している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

中古マンション再生で急成長

ADワークスグループは不動産業で、中古マンションの買取再販を主力とする。売上高は2025/12期675億円(前期比35%増)と急拡大。営業利益率も7.4%(前期6.4%)と上昇。同業のrobot home(1435)やタスキHD(166A)と比較して、規模は大きいが、大東建託(1878)には及ばない。独自の物件仕入れ網とリノベーション技術で差別化。首都圏依存が強く、金利上昇リスクに留意。

強み

  • 売上高3期連続2桁増。2025/12期予想675億円と過去最高見込み。
  • 営業利益率が6.4%→7.4%へ上昇。仕入れ・販売効率が向上。
  • 競合にないネットワークで優良物件を確保。再販利益を確保。
  • 高品質リノベで付加価値向上。顧客満足度が高くリピート率も良好。

課題

  • 変動金利で融資受けるため、利上げが負担増と需要減に直結。
  • 地域分散が不十分で、首都圏市場の変動に脆弱。
  • robot homeなど同業他社と物件取得競争が激化。収益率低下リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がADワークスグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18881日神グループホールディングス314億円7.4倍
21780ヤマウラ311億円8.8倍
33486グローバル・リンク・マネジメント309億円8.4倍
43496アズーム292億円28.2倍
58860フジ住宅279億円5.7倍
62982ADワークスグループ218億円5.3倍
74809パラカ212億円10.4倍
85932三協立山206億円
93457And Doホールディングス186億円12.8倍
105535ミガロホールディングス184億円12.3倍
118999グランディハウス175億円17.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

単独株式移転により設立されテクニカル上場した2020年

2020年4月1日、株式会社エー・ディー・ワークスが単独株式移転によりADワークスグループを設立した。同日、テクニカル上場により東京証券取引所市場第一部に上場。同年10月に宅地建物取引業者免許を取得し、12月にはコーポレート・ベンチャー・キャピタル事業へ進出するため株式会社スマートマネー・インベストメントを株式会社エンジェル・トーチに商号変更。また、クラウドファンディングを活用した資金調達を行う株式会社ジュピター・ファンディングを設立した。

米国ハワイ進出とCVC・クラウドファンディングへの多角化

2020年9月、米国ハワイ州で不動産の売買・開発・保有等を行うADW Hawaii LLCを設立し、海外展開を開始。同年12月には、既存の不動産事業に加えてコーポレート・ベンチャー・キャピタル事業とクラウドファンディング事業を立ち上げた。2021年9月にはサステナビリティ委員会を設置し、ESGへの取り組みを開始。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行した。

合併によるグループ再編と大阪・福岡への拠点拡大

2022年4月、株式会社エー・ディー・デザインビルドを存続会社として株式会社澄川工務店を吸収合併し、商号を株式会社スミカワADDに変更した。2024年2月には大阪営業所を支店に昇格し、2025年1月には福岡営業所を開設。同年2月には長期経営方針「北極星・ビジョン・バリュー」を策定。しかし2025年7月、株式会社スミカワADDの全株式を譲渡し、グループから除外した。

西日本支社新設とプロパティマネジメント事業の売却

2026年1月、大阪支店及び福岡営業所を統括する西日本支社を新設。同日、株式会社エー・ディー・パートナーズの外部オーナー向けプロパティマネジメント事業を吸収分割により譲渡した。同時に、グループ保有物件及び不動産小口化商品販売後の物件に対するプロパティマネジメント事業、医療モールマスターリース・サブリース事業、賃貸保証事業を株式会社エー・ディー・ワークスに承継し、事業の選択と集中を進めた。

年表14件を開く

2020年代

  • 2020年4月創業4月1日付で株式会社エー・ディー・ワークスが単独株式移転により当社を設立、同日、テクニカル上場により東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2020年9月創業米国ハワイ州における不動産の売買、開発、保有等を行うADW Hawaii LLCを設立
  • 2020年10月宅地建物取引業者免許を取得
  • 2020年12月商号変更コーポレート・ベンチャー・キャピタル事業(CVC事業)へ進出すべく、株式会社スマートマネー・インベストメントを株式会社エンジェル・トーチに商号変更
  • 2020年12月創業クラウドファンディング等を活用した資金調達を行う株式会社ジュピター・ファンディングを設立
  • 2021年9月サステナビリティ委員会を設置
  • 2022年4月M&A株式会社エー・ディー・デザインビルドを存続会社、株式会社澄川工務店を消滅会社とする吸収合併を行い、商号を株式会社スミカワADDに変更
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年2月株式会社エー・ディー・ワークスの大阪営業所を大阪支店に昇格
  • 2024年8月長期経営方針「北極星・ビジョン・バリュー」を策定
  • 2025年1月株式会社エー・ディー・ワークスの福岡営業所を開設
  • 2025年7月株式会社スミカワADDの全株式を譲渡
  • 2026年1月株式会社エー・ディー・ワークスの大阪支店及び福岡営業所を統括する西日本支社を新設
  • 2026年1月株式会社エー・ディー・パートナーズの外部オーナー向けプロパティ・マネジメント事業を吸収分割により譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業ポートフォリオ最適化と資本効率改善

    ROEを13~14%以上に改善する目標を前倒し達成。今後も事業ポートフォリオの最適化と資本効率改善を継続し、持続的な企業価値向上を目指す。2026年12月期の連結業績計画は売上高770億円、営業利益43億円。

  2. 02

    一棟再販事業の成長強化

    一気通貫型の再生販売モデルを基盤に、資本回転率・利益率向上、エリア拡大、アセット多様化を推進。外部PM事業売却に伴い人員をシフトし競争優位性を強化。大阪・福岡での事業拡大やホテル等新アセットの取扱開始で収益機会拡大。

  3. 03

    不動産小口化事業とオフィス区分事業の再編

    税制改正の影響で2026年の不動産小口化事業販売額は50億円と保守的に計画。中長期的には回復・成長軌道を維持。一方、オフィス区分事業の成長加速のため、小口化事業から営業人員をシフトし、2026年売上100億円、2028年300億円を目指す。

  4. 04

    2034年ビジョン達成への戦略投資

    2034年に税前利益200億円、BtoCシェア40%を目標に、ノンアセット事業(不動産クラウドファンディング、私募ファンド、ホテル運営、系統用蓄電所)への投資を推進。人的資本投資とブランディング強化により経営基盤を構築し、2027年以降のマネタイズを目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で255人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は859万円で、5期前と比べて+52.0%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月56542.13.5195
2021年12月81742.44.0207
2022年12月80544.64.7219
2023年12月90543.25.0232
2024年12月82941.44.72401,333
2025年12月85941.65.02551,961

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
東京都 渋谷区等9,324百万円
米国子会社 — 米国カリフォルニア州1,677百万円
ストック型フィービジネス
本社 — 東京都千代田区183百万円
福岡 営業所 — 福岡県福岡市 中央区21百万円
大阪 支店 — 大阪府大阪市 北区18百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は675億円営業利益50億円前期と比べると増収増益で、売上が+35.3%、利益が+56.3%。

売上高
+35.3%
675億円
営業利益
+56.3%
50億円
純利益
+106.3%
33億円
営業利益率
7.4%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高770億円675億円
営業利益43億円50億円
純利益31億円33億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は290億円、営業利益は25億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−12.1%、営業利益は−16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q6934.32
2023年2Q122119.07
2023年3Q8944.51
2023年4Q1334
2024年1Q7867.73
2024年2Q130129.26
2024年4Q291144.87
2025年2Q330309.116
2025年4Q345205.817
2026年2Q290258.624

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2020年12月期からの6期で、売上は168億円から675億円へ4.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.4%。売上は5期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
4月1日付で株式会社エー・ディー・ワークスが単独株式移転により当社を設立、同日、テクニカル上場により東京証券取引所市場第一部に上場
2020年12月16843
2021年12月25073
株式会社エー・ディー・デザインビルドを存続会社、株式会社澄川工務店を消滅会社とする吸収合併を行い、商号を株式会社スミカワADDに変更
2022年12月279105
2023年12月4132014
2024年12月49932256.416
株式会社エー・ディー・ワークスの福岡営業所を開設
2025年12月67550417.433

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高675億円のうち、営業利益として残るのは50億円7.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.1%554億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.5%71億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.4%50億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
7.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.0pt
16.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年12月期は営業CFが−60億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−73億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は116億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年12月−11−62−1774
2021年12月−44−253−4684
2022年12月−1151101−11474
2023年12月−7−130−897
2024年12月17−3−1214101
2025年12月−60−1389−73116

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年12月期の総資産は721億円。このうち返さなくてよい自己資本が206億円で、自己資本比率は28.5%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年12月35913222736.8
2021年12月42014827235.1
2022年12月53415937529.6
2023年12月58917241729.1
2024年12月59818841031.3
2025年12月72120651528.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
119億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
88億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
515億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
44
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中19位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.9%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.4%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.5%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
35.3%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.6%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥433で、1年前と比べて+3.8%過去52週の値幅のなかでは42%の位置にある。

¥433-0.9%1ヶ月+7.4%1年+3.8%時価総額218億円
過去52週の値幅
安値¥370高値¥519

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.3倍
PBR1.30倍
配当利回り4.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は410円で、25日移動平均線(406.36円)を+0.9%上回る。1ヶ月で+2.8%の上昇、1年では+21.3%と堅調。52週高値(519円)からは-21%、安値(345円)からは+18.8%。RSIは58.3で中立。出来高は20万〜30万株台で推移し、6月26日には86万株と膨らんだ。週足では75日線(397.79円)を上回っており、上昇トレンドが続く。ただし、7月中旬に421円まで上昇した後は調整しており、高値圏でのもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは6.08倍と業界平均14.1倍を大幅に下回り、PBRは1.23倍と平均1.69倍を下回る。配当利回りは3.9%と平均3.12%を上回り、ROEは16.9%と高水準。売上高・営業利益とも堅調に増加しており、2025年12月期には純利益も大幅増益と業績好調。配当性向は33.5%と健全。収益性、成長性、株価指標いずれも良好で、総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.3倍14.9倍
PBR1.30倍1.84倍
ROE16.9%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

買取再販モデルは不動産価格の上昇局面で利益が拡大しやすい一方、金利上昇や市況悪化時には在庫評価損や販売遅延のリスクが顕在化する。今期は大幅な増収増益予想(売上高675億円、営業利益率7.41%)に対して、株価はPER6倍台と割安に映るが、これは先行きの成長持続性への懷疑を反映している。強気派は、物件供給不足を背景にした需給ひっ迫と施工体制の強みによる利益率向上を評価する。弱気派は、不動産市況の転換期における在庫リスクと、成長ピッチの持続性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 増益基調が明確

    直近の売上・利益が右肩上がりで、今期予想でも営業利益率の改善を見込む

  • 割安な株価水準

    PER6倍台と同業他社比で割安感があり、増益が続けば再評価余地がある

  • 首都圏の需要堅調

    首都圏の中古マンション需要は底堅く、都心部を中心に価格上昇が続いている

  • 2025年12月期売上高675億円・営業利益50億円の過去最高通年影響

    営業利益は前期32億円から50億円に+56%、売上高も499へ675億円

  • PER6.1倍・ROE16.9%と割安で高効率継続影響

    PER6.07倍、ROE16.9%で資本効率の高さを示す

  • 配当利回り3.9%で下支え期待継続影響

    配当利回り3.9%は相対的に高く、株主還元が評価材料

  • 外国人保有12.9%と需給改善余地不定影響

    外国人保有比率12.9%と中位水準、買い増し余地がある

マイナスに働く材料7
  • 市況依存の高さ

    不動産価格の下落や金利上昇が収益を直撃する構造で、景気変動に敏感

  • 在庫リスクの顕在化

    仕入れから販売までの期間中に市況が悪化すると、在庫評価損や売却遅延が生じる

  • 成長持続性への疑問

    過去の大幅増収は市場環境が追い風で、今後も同様の成長が続くか確証はない

  • 営業利益率7.4%と低くコスト増に脆弱継続影響

    売上高675億円に対し営業利益50億円、利益率7.4%と低水準

  • 時価総額207億円の小型株で流動性リスク継続影響

    時価総額207億円と小型、売買高が少なく価格変動大

  • 不動産市況の変動で業績が急減速金融政策次第影響

    売上高は前期比+35%と変動大、市況悪化で同規模の減収も

  • 1年で株価2割超上昇し過熱感不定影響

    過去1年で株価+21.3%上昇、利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
販売戸数・仕入戸数
在庫回転の速さを示し、高回転モデルの健在性を確認するため
在庫月数
在庫過多や販売停滞の兆候を捉え、評価損リスクを測るため
営業利益率
自社施工による原価管理の効果と収益性の改善を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+60.0%いまの株価に対する利回りは4.62%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
4.62%
いまの株価に対して
配当性向
33.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年12月4528.4
2022年12月528.666.3
2023年12月877.840.8
2024年12月1025.033.9
2025年12月1660.033.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ24,642人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.2%を占め、残る91.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他77.779.180.673.278.272.1
外国法人1.11.21.84.47.212.7
証券会社3.53.21.74.42.86.8
事業法人6.47.45.57.46.75.6
金融機関11.28.910.410.55.02.5
自己株式0.30.30.30.31.31.2
外国人個人0.10.10.10.20.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01田中 秀夫10.63
02有限会社リバティーハウス3.91
03NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.78
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.77
05BOFAS INC SEGREGATION ACCOUNT(常任代理人 BOFA証券株式会社)1.75
06立花証券株式会社1.53
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員株式報酬信託口・76735口)1.39
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.37
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.33
10JP MORGAN CHASE BANK 380802(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-07-10
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    2.58%
  • 2026-06-10
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    2.58%
    +0.07pt
  • 2026-05-27
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    2.51%
    +0.91pt
  • 2026-05-25
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    1.60%
    +0.58pt
  • 2026-05-22
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    1.02%
    +0.68pt
  • 2026-05-20
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    0.34%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+911%、1株純資産は6期で+27%。直近期のROEは16.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2020年12月73302.023.233.4
2021年12月73162.220.4528.4
2022年12月113343.412.666.3
2023年12月303578.67.940.8
2024年12月343909.06.333.9
2025年12月6841816.96.233.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額485百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中秀夫代表取締役 社長 CEO765,359,200
鈴木俊也専務取締役61138,604
後藤英夫専務取締役 CFO63
山下晴康取締役5936,355
室谷泰蔵取締役5030,115
金子幸司取締役60257,879
関山護取締役77
田名網尚取締役(監査等委員)71
粟井佐知子取締役(監査等委員)69
染川博行取締役(監査等委員)68
石田直也取締役64
上野佐和子取締役(監査等委員)62

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)621810343973
社外取締役4464612

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,032字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、主として(1)収益不動産販売事業、(2)ストック型フィービジネスの2つの事業を営んでおり、連結子会社として、国内では株式会社エー・ディー・ワークス、株式会社エー・ディー・パートナーズ、株式会社エンジェル・トーチ、株式会社ジュピター・ファンディングの4社があります。米国においては、統括機能を持つ連結子会社A.D.Works USA,Inc. があり、さらにその連結子会社としてADW Management USA,Inc.、ADW-No.1 LLC、ADW Hawaii LLC、Avenue Works Normandie LLC、Avenue Works Ardmore LLCの5社、合計6社のグループ会社があります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業系統図は、次のとおりです。 ※当連結会計年度については、JMRアセットマネジメント株式会社は非連結のため事業系統図には含めておりません。 ※株式会社エー・ディー・パートナーズは、2026年1月13日付で、外部オーナー向けプロパティ・マネジメント事業を、吸収分割により株式会社アーキテクト・ディベロッパーに対して承継しております。併せて、同日付で、当社グループが保有する物件に対するプロパティ・マネジメント事業、当社グループが不動産小口化商品として売却した物件に対するプロパティ・マネジメント事業、医療モール マスターリース・サブリース事業及び賃貸保証事業を、吸収分割により株式会社エー・ディー・ワークスに対して承継しております。 ※ADW-No.1 LLCは既に解散しておりますが、2025年12月31日時点で清算手続きを継続中であり、連結範囲に含まれているため、事業系統図に含めております。 (1) 収益不動産販売事業 当事業においては、1棟収益不動産を独自の営業ルートにより仕入れ、建物管理状態の法的精査と改善、用途変更、テナントの入れ替え、大規模修繕、開発等のバリューアップを施した上で、個人富裕層を中心とした投資家や不動産オーナー、事業法人、機関投資家等に販売しております。 また、好立地の優良不動産を最低出資金額500万円から購入可能な不動産小口化商品や、都心の小規模オフィスビルをワンフロアごとに区分登記したオフィス区分商品を、金融機関・会計事務所等の紹介により全国の投資家に販売しております。 加えて、国内での当社独自のビジネスモデルの特色やノウハウを転用し、顧客に対するサービスラインナップの拡充や、収益不動産ポートフォリオの拡大と安定化を目的に、米国においても同事業を展開しております。 なお、当該事業については、国内においては株式会社エー・ディー・ワークスが担い、米国においてはADW-No.1 LLC、ADW Hawaii LLC、Avenue Works Normandie LLC、Avenue Works Ardmore LLCが担っております。 ただし、米国における当該事業の方針見直しに伴い、ADW-No.1 LLCは保有物件の売却を完了し、既に解散しております。2025年12月31日時点で清算手続きを継続中です。 (2) ストック型フィービジネス 当事業においては、当社グループ保有の収益不動産からの賃料収入の確保や不動産小口化商品やオフィス区分商品を販売後の管理運営に係る報酬を収益の柱としつつ、管理受託不動産のプロパティ・マネジメント、さらに、不動産を軸とした資産運用コンサルティング及び不動産鑑定評価・デューデリジェンスを含むフィービジネスを行っております。 プロパティ・マネジメントの主な業務といたしましては、入居者募集、入退去手続、賃貸借条件の交渉、ニーズ対応、賃料滞納に伴う督促業務、及び建物管理を行っております。 なお、当該業務については、国内においては株式会社エー・ディー・ワークス及び株式会社エー・ディー・パートナーズが担い、米国においてはADW Management USA,Inc.が担っております。 ただし、株式会社エー・ディー・パートナーズは、2026年1月13日付で、外部オーナー向けプロパティ・マネジメント事業を、吸収分割により株式会社アーキテクト・ディベロッパーに対して承継しております。併せて、同日付で、当社グループが保有する物件に対するプロパティ・マネジメント事業、当社グループが不動産小口化商品として売却した物件に対するプロパティ・マネジメント事業、医療モール マスターリース・サブリース事業及び賃貸保証事業を、吸収分割により株式会社エー・ディー・ワークスに対して承継しております。
経営方針・対処すべき課題5,069字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 2024年2月8日付「第2次中期経営計画」に基づき、業績計画達成のキーとなる「人材生産性」を高めると同時に「財務健全性」の維持にも留意する中で、最終的なアウトプット指標であるEPS(1株当たり当期純利益)を毎期10%以上高め、株主及び投資家の皆様の期待に応えるべく、事業を推進しております。また、中長期的な取組みに「Corporate Agilityの獲得」を掲げ、「耐久性」&「機動性」&「柔軟性」の向上を目指してまいります。そのための指標として、自己資本利益率(30%程度の維持)、ノンアセット事業シェア(中長期的に30%を目指す)、固定費カバー率をモニタリングしております。 (2) 経営環境 当連結会計年度における国内経済は、雇用・所得環境の改善のもとで、緩やかな景気回復が継続しました。一方で、金融資本市場の変動、物価上昇、急激な為替変動など、景気を下押しするリスクが依然として存在しております。 国内の収益不動産売買市場においては、国内の長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが2.0%台へと上昇し、借入金の支払利息増加や不動産価格の下落圧力などが引き続き懸念されているものの、不動産投資への旺盛な需要を背景に、売買市況は依然として活況を呈しています。 1棟収益不動産においては、住宅・オフィスの両セクターにおいて、都心部の賃料は、賃上げや物価高に伴って高水準で推移しています。加えて、建築費の上昇から新築物件の価格高騰や供給抑制がみられております。 不動産小口化商品においては市場規模が年々拡大しております。国土交通省の調査※によると、任意組合型商品への新規出資額は、2014年の65億円から2024年には718億円と約11倍に達しています。(※国土交通省「不動産特定共同事業の利活用促進ハンドブック(令和7年7月)」) 当社グループの拠点がある米国ロサンゼルスにおいては、政策金利が引き続き高水準で維持されており、資金調達環境の悪化によって収益不動産の売買需要を押し下げている状況にあります。 (3) 対処すべき課題 ① 企業価値向上に向けた成長戦略の推進 当社グループは、2025年2月13日付で「企業価値向上に向けた成長戦略」を公表し、2027年までにROEを13~14%以上へ改善することを目標として掲げてまいりました。これに対し、当連結会計年度においてROEは16.9%となり、当該目標を前倒しで達成いたしました。今後もこの成果を通過点と捉え、事業ポートフォリオの最適化と資本効率の改善を継続的に推進することで、持続的な企業価値向上を目指してまいります。 一方で、2025年12月19日に公表された令和8年度税制改正大綱において、不動産小口化商品の相続税法上の評価方法の見直しが示されました。当該改正の詳細や市場への影響については引き続き精査が必要ですが、2026年12月期の不動産小口化事業の年間販売額は、2025年12月期と比較して減少する見込みです。 なお、当社グループは同事業を主力事業として位置付けており、中長期的には回復・成長軌道を維持する方針です。 加えて、当社グループは、こうした環境変化に対応するため、不動産小口化事業を引き続き主力事業として推進しつつ、オフィス区分事業の本格展開を前倒しで推進し、2026年以降の成長を加速させます。オフィス区分事業については、営業人員の戦略的なシフト等により、2026年売上目標100億円、2028年売上目標300億円を掲げております。 また、2026年1月に実行した連結子会社における外部オーナー向けプロパティ・マネジメント事業の売却に伴い、同事業に従事していた人員を一棟再販事業の商品価値向上業務へ戦略的にシフトすることで、一棟再販事業の力強い成長を引き続き確保し、当社グループの収益基盤を下支えしてまいります。2026年における各主要事業の方針は以下のとおりです。 a. 一棟再販事業の力強い成長 長年培ってきた一気通貫型の再生販売モデルを基盤に、資本回転率・利益率の向上やエリアの拡大、アセットの多様化を推進することで、さらなる成長を目指します。外部オーナー向けプロパティ・マネジメント事業の売却に伴い、同事業に従事していたプロパティマネジメントスキルを有する人員を戦略的にシフトし、競争優位性と実行力を強化するほか、大阪・福岡における事業拡大やホテル等の新アセットの取扱開始によって、収益獲得機会の拡大を進めます。 b. 不動産小口化事業の方針見直し 2026年を調整局面と位置付け、年間販売額を保守的に50億円と計画しております。一方で、足元では顧客の投資検討再開や金融機関による顧客紹介の再開といった動きも現れていることから、純投資目線等に基づく投資需要は安定的に維持される見込みです。引き続き本事業を主力事業として位置づけ、2027年以降の再成長を目指してまいります。 c. オフィス区分事業の成長加速 外部環境変化を踏まえ、2025年に開始したオフィス区分事業の成長加速を企図します。2025年後半に販売ノウハウが蓄積されたことに加えて、一時的に縮小する不動産小口化事業から、金融商品販売ノウハウを有する営業人員を戦略的にシフトすることによって、成長ボトルネックの解消を企図しております。当社グループの強みである優良な商品創出力と、全国の金融機関ネットワーク等の販売チャネルを活用し、成長市場におけるシェア獲得を目指します。 <企業価値向上にむけた成長戦略> 当社グループは、2025年2月13日付で「企業価値向上に向けた成長戦略」を公表し、2027年までにROEを13~14%以上へ改善することを目標として掲げてまいりました。これに対し、当連結会計年度においてROEは15%以上となり、当該目標を前倒しで達成いたしました。今後もこの成果を通過点と捉え、事業ポートフォリオの最適化と資本効率の改善を継続的に推進することで、持続的な企業価値向上を目指してまいります。 2026年12月期の連結業績計画については、上記見通し及び事業方針を勘案した上で、売上高77,000百万円、営業利益4,300百万円、税前利益は4,500百万円といたしました。 今後、2026年上期の販売動向や税制改正通達の内容を踏まえ、2026年夏頃を目途に不動産小口化事業・オフィス区分事業の中期計画を投資家の皆様にお知らせいたします。 当社グループは、各事業の特性と成長ステージを踏まえた経営資源配分を行い、全社として短期的な業績変動を伴いながらも中長期的な成長軌道を維持・強化することで、持続的な企業価値向上を目指してまいります。 <第2次中期経営計画(2024年12月期~2026年12月期)> (百万円) 第2次中期経営計画(2024年12月期~2026年12月期) 連結   FY2024(2024年12月期)   FY2025(2025年12月期)   FY2026(2026年12月期) 実績   実績   当初計画   計画(2/12公表) 売上高   49,910   67,531   58,000   77,000 営業利益   3,216   4,987   3,700   4,300 税前利益 (税金等調整前 当期純利益)   2,547   5,190   3,000   4,500 収益不動産残高   45,461   54,586   50,000   65,000 株主資本   17,511   20,366   20,000   22,470 ROE   9.5%   17.5%   10.4%   14.5% ROIC   4.4%   7.0%   4.8%   6.4% 人材生産性 "PH総利益"   36百万円/人   48百万円/人   35百万円/人   44百万円/人 財務健全性 "自己資本比率"   31.3%   28.5%   30%程度   30%程度 株主価値 "EPS"   33.50円   68.46円   41.76円   64.01円 (注)1.収益不動産残高:販売または賃料収入を目的として保有する不動産等の合計残高 2.ROE:親会社株主に帰属する当期純利益÷平均株主資本(「自己資本当期純利益率」とは数値が異なる可能性があります) 3.ROIC:(親会社株主に帰属する当期純利益+支払利息+借入手数料)÷(平均株主資本残高+平均有利子負債残高) 4.PH総利益:売上総利益 ÷ 平均従業員数(Per Head 売上総利益) 5.EPS:親会社株主に帰属する当期純利益÷期中平均株式数(Earnings Per Share) なお、<第2次中期経営計画>における(計画)は経営として目指すターゲットであり、いわゆる「業績の予想」または「業績の見通し」とは異なるものであります。 ② 2027年以降の中長期的な成長に向けた戦略投資 当社グループは、2027年以降においても持続的な企業価値向上を実現し、2034年に向けたビジョン(定性目標「富の循環を創出し、誰もが心に火を灯せる社会をつくる」及び定量目標「2034年に『税前利益200億円』『BtoCシェア40%』」)の達成を目指しております。そのためには、事業ポートフォリオの拡張と経営基盤構築のための戦略的投資が不可欠と考えており、以下のとおり対応してまいります。 a. ノンアセット事業を含めた新規事業の創出 当社グループの強みを活かせる成長市場を見極め、経営資源を重点的に配分いたします。併せて、撤退事業の選別も不断に検証することで、事業ポートフォリオの最適化と拡張を推進してまいります。 また、これまで培ってきた「物件価値向上力」や「金融商品化・運用力」などのコアスキルの強化により、アセット事業をさらに進化させるとともに、ノンアセット事業を含めた新規事業の検証を推進します。資本効率の最大化と強固な収益基盤の構築によって、成長と財務健全性の確保の両立を企図します。目下、不動産クラウドファンディング事業、私募ファンド事業及びホテル運営事業については、事業基盤構築を進めており、また、系統用蓄電所事業については、案件取得等の投資を進めております。これらの新規事業については、事業フェーズに応じた段階的な収益化を図り、主として2027年以降のマネタイズを目指しております。 b. 人的資本投資の継続 当社グループは、成長戦略の実効性を高めるべく、2024年の北極星(パーパス)・ビジョン・バリュー策定以降、人的資本投資に注力してまいりました。2025年には人事制度を改定するとともに、管理職層のマネジメントスキル向上や従業員への経営戦略浸透を目的とした各種研修を実施いたしました。2025年現在において、エンゲージメント・サーベイスコアの改善や正社員離職率の低下等、施策効果が顕在化しております。引き続き各種施策の実行により、多様な人財が最大限の能力を発揮するための組織文化を醸成し、企業価値向上に繋げてまいります。 c. ブランディングの本格化 当社グループにおいて、企業規模やBtoC事業(不動産小口化事業・オフィス区分事業・不動産クラウドファンディング事業)が拡大している中、さらなる企業価値向上に向けて、当社ブランドの確立と浸透が不可欠であると認識しております。創業140周年を契機に、BtoC事業を中心とした顧客や求職者等の多様なステークホルダーに対して、当社グループの企業姿勢や優良な投資商品を訴求し、“ADWブランド”を構築してまいります。同時に、プロダクトマーケティングに注力し、WEBサイト戦略(SEO/AIO対策)を構築することで、各事業に対する顧客流入チャネルの強化と売り上げ拡大を目指します。 当社グループはこうしたブランディング戦略を、顧客獲得・継続取引及び優秀な人財の採用・定着を始めとした、経営基盤強化に向けた先行投資として位置づけるとともに、各種施策効果の効果検証を通じて投資対効果の最大化を徹底してまいります。
事業等のリスク3,883字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因になる可能性があると考えられる主な項目を記載しております。当社グループといたしましては、必ずしも事業上のリスクとは考えていない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる場合には、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済情勢の変化 当社グループが属する不動産業界は、景気動向、金利動向及び地価動向等の経済情勢の影響を受けやすく、当社グループにおいてもこれらの経済情勢の変化により各事業の業績は影響を受けます。当社グループでは、不動産にかかるリスクの軽減と同時に、収益の極大化を図ることができるよう経済情勢の動向に注意を払っておりますが、予測を上回る変化によって不動産市況に変調をきたし、想定した以上の資産価値の下落を生じるような事態になった場合、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 (2)収益不動産所在地域の偏在及び自然災害や感染症の発生 当社グループが保有または管理している収益不動産は、経済規模や顧客ニーズを考慮に入れ、国内においては首都圏、海外においては主に米国ロサンゼルスを中心として、賃貸資産としての安定稼働性の高い地域に偏在しております。地震、山火事及びその他の自然災害やインフルエンザ等の感染症の感染拡大等、当該地域における局地的な事象の影響で、当該地域の経済活動に支障が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 (3)顧客情報の流出 当社グループでは、管理業務を受託している賃貸マンションやオフィスビル、商業施設のオーナー及び入居者、収益不動産の売主及び買主等の顧客情報を保有しており、今後も当社グループの業容の拡大に伴い保有する情報が増加し精緻化することが予想されます。当社グループといたしましては、これら顧客情報を正確かつ最新の内容に保つよう努めるとともに、内部の情報管理体制の徹底により顧客情報の保護に注力しております。しかしながら、不測の事態により顧客情報の漏洩や詐取等の流出があった場合、損害賠償や信用低下等により、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 (4)資金調達にかかるさまざまな不調 ① 金融機関からの資金調達及び金融機関への返済の滞り 当社グループは金融機関からの資金調達に際して、特定の金融機関に依存することなく、案件ごとに金融機関に融資を打診し、融資実行を受けた後に各プロジェクトを進行させております。しかしながら、何らかの理由により計画どおりの資金調達ができなかった場合には、当社グループの事業展開が影響を受ける可能性があります。また、有利子負債の主な返済原資は収益不動産の売却代金ですが、売却時期や売却金額等の条件が想定から悪化した場合には、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 ② 有利子負債への依存による支払利息の増加 当社グループは、収益不動産の取得等のための資金を金融機関からの借入により調達しており、連結貸借対照表における有利子負債残高は、2025年12月期末において、連結総資産の63.5%を占めます。当社グループといたしましては、資金調達手段の多様化に積極的に取り組んでまいりますが、市場金利が上昇する局面においては支払利息等の増加により、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 ③ 資金調達手段の多様化の遅延または頓挫 当社グループは、事業拡大に伴う旺盛な資金需要に対応するべく、過去に4回のライツ・オファリングを実施するなど、直接金融市場における資金調達を積極的に実施してまいりました。一方で、継続的な資産収益性の改善のためには、財務バランスを最適化する多様な資金調達手段を有している必要があります。これまでも多様な調達手段の研究を進めておりますが、経験値や情報あるいは専門人材等の観点から、それらが遅延または頓挫した場合、資金調達力が大きく低下する可能性があります。その場合、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 (5)人的資本投資の不足による代替人材確保の遅れ及び採用競争力の低下 当社グループの各事業は、不動産及びその周辺事業はもとより、各種事業領域における専門性の高い知識と豊富な経験を有する人材によって成り立っており、人材こそが当社グループの経営資源の核となるものであります。したがいまして、代表取締役をはじめ各部門を管掌する取締役、部門業務を執行する部門長等の特定の幹部人材、及び各部門の中枢を担う人材が、何らかの理由により業務遂行が不可能または困難となり適切な人材が適時に代替できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、人材が最大限の能力を発揮するための組織文化の醸成を図ることやリモートワークの活用、フレキシブルな時間管理など働き方改革への適切な対応等を実施することで、新卒・中途入社に関わらず、採用市場における競争力を高めることを目指しておりますが、当社グループが求める人材の確保が充分にできない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)各種許認可の取り消しもしくは法的規制の変化 当社グループでは、国内外において、法令に基づく許認可や、各種の税法及び外国為替管理の規制等の適用を受けております。当社グループは、法的規制の遵守を徹底しており、現時点において当該許認可の取消し等の事由は発生しておりませんが、何らかの理由により、当該許認可が取消され又はそれらの更新が認められない場合等には、当社グループの事業活動に支障をきたすとともに、業績が影響を受ける可能性があります。また、今後の法律改正又は規制の動向によっては、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 なお、当社グループが取得している許認可等は次のとおりです。 会社名   許認可等の名称 許認可(登録)番号   有効期間   法令違反の要件及び 主な許認可取消事由 ㈱ADワークスグループ   宅地建物取引業者免許東京都知事(2)第105360号   2025年10月10日から2030年10月9日まで   宅地建物取引業法第66条 労働者派遣事業許可厚生労働大臣 派13-315105   2024年3月1日から2029年2月28日まで   労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律第14条 有料職業紹介事業許可厚生労働大臣 13-ユ-312641   2024年3月1日から2029年2月28日まで   職業安定法第32条の9 ㈱エー・ディー・ワークス   宅地建物取引業者免許 国土交通大臣(3)第8550号   2023年12月20日から2028年12月19日まで   宅地建物取引業法第66条 不動産鑑定業者登録 東京都知事(6)第1620号   2024年8月17日から 2029年8月16日まで   不動産の鑑定評価に関する法律第41条 一般不動産投資顧問業者登録 国土交通大臣(一般)第424号   2021年11月20日から2026年11月19日まで   不動産投資顧問業登録規程第30条 金融商品取引業者登録 (第二種金融商品取引業、投資助言・代理業) 関東財務局長(金商)第597号   ―   金融商品取引法第52条 不動産特定共同事業許可 金融庁長官・国土交通大臣 第132号   ―   不動産特定共同事業法第36条 ㈱エー・ディー・パートナーズ   宅地建物取引業者免許 東京都知事(3)第92782号   2021年3月19日から 2026年3月18日まで   宅地建物取引業法第66条 賃貸住宅管理業者登録 国土交通大臣(2)第2498号   2021年11月10日から 2026年11月9日まで   賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律第23条 ㈱エンジェル・トーチ   有料職業紹介事業許可 厚生労働大臣 13-ユ-315743   2023年10月1日から 2026年9月30日まで   職業安定法第32条の9 JMRアセットマネジメント㈱   宅地建物取引業者免許 東京都知事(1)第107055号   2021年11月20日から 2026年11月19日まで   宅地建物取引業法第66条 (7)米国事業を取り巻く法規制等の諸要因の変更 当社グループは、米国のロサンゼルスに拠点を置き、主に日本国内の投資家を対象顧客として、収益不動産販売事業を行っております。ロサンゼルスの不動産市場は、2022年以降、金利上昇等の影響を受けて価格調整局面が続いており、中古住宅価格はピーク時から下落するなど、市場環境の先行きには不透明感が残っております。このような市場環境のもと、日本国内の投資家が所有する海外不動産に対する税制の見直しや、米国現地での法規制の影響等により、投資に対する合理性が低下する可能性があるなど、当社グループの米国での事業に影響が及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,846字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における売上高は67,531百万円(通期計画達成率111.6%)、営業利益は4,987百万円(同99.8%)、税前利益は5,190百万円(同105.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,315百万円(同115.5%)となりました。また、ROEは16.9%となり、成長戦略に掲げたROE目標を2年前倒しで達成いたしました。 当連結会計年度の経営成績は以下の表のとおりです。 (単位:百万円) 2025年12月期 (通期計画)   2024年12月期 (実績)   2025年12月期 (実績) 金額       金額       金額 売上比   売上比   売上比   前年比   通期計画達成率 売上高   60,500   100.0%   49,910   100.0%   67,531   100.0%   135.3%   111.6% (不動産販売)   -   -   (44,305)   (88.8%)   (62,436)   (92.5%)   (140.9%)   - (ストック)   -   -   (6,158)   (12.3%)   (5,598)   (8.3%)   (90.9%)   - (内部取引)   -   -   (△553)   (△1.1%)   (△503)   (△0.7%)   -   - 営業利益   5,000   8.3%   3,216   6.4%   4,987   7.4%   155.1%   99.8% 税前利益   4,900   8.1%   2,547   5.1%   5,190   7.7%   203.7%   105.9% 純利益   2,870   4.7%   1,610   3.2%   3,315   4.9%   205.9%   115.5% (注)(不動産販売)は「収益不動産販売事業」、(ストック)は「ストック型フィービジネス」、「税前利益」は「税金等調整前当期純利益」、「純利益」は「親会社株主に帰属する当期純利益」をそれぞれ省略したものです。 セグメントの概況は次のとおりです。なお、当社グループでは営業利益をセグメント利益としております。 (収益不動産販売事業) 売上高 62,436百万円、営業利益 6,361百万円となりました。 国内の一棟収益不動産販売事業において、当連結会計年度の売上高が35,744百万円となり、前年同期比118%と拡大いたしました。収益不動産に対する物件価値向上施策が奏功し、売上総利益については、前年同期比142%の5,774百万円と、売上成長を大きく上回って拡大しました。さらなる成長に向けて新たにホテルの取得・商品化を実行しており、アセットタイプの多様化に向けた施策を進めてまいります。 不動産小口化商品販売事業においては、当連結会計年度の売上高が22,931百万円(前年同期比180%)、売上総利益が4,861百万円(前年同期比172%)と国内一棟再販事業と同様に大きく成長しました。既存の収益不動産事業の強みを活かした良質な商品供給が、投資家だけでなく販売提携パートナーからの高い評価を得ております。また、こうした評判が、金融機関・税理士等との提携による販売ネットワークをよりいっそう拡充する好循環に繋がりました。 仕入高は56,213百万円となりました。20人以上の仕入専門組織による戦略的な仕入活動に加えて、関西・福岡へのエリア拡大に取り組んだ結果、前年同期を上回る優良物件の仕入を行うことができました。今後の利益の源泉となる収益不動産残高(販売または賃料収入を目的として保有する不動産の合計残高)は54,586百万円となり、前連結会計年度末より9,124百万円増加しました。 当連結会計年度の国内外の仕入・販売状況は、以下の表のとおりです。 (単位:百万円) 仕入れ   販売売上 2024年12月期   2025年12月期   2024年12月期   2025年12月期 国内   33,142   56,213   43,086   59,302 海外   719   -   1,193   3,133 計   33,862   56,213   44,279   62,436 (ストック型フィービジネス) 売上高 5,598百万円、営業利益 1,205百万円となりました。 ストック型フィービジネスは、当社グループが保有する収益不動産からの賃料収入を収益の柱とする他、株式会社エー・ディー・パートナーズ及びADW Management USA, Inc.の不動産管理収入などがあります。(なお、エー・ディー・パートナーズは、2026年1月13日をもって吸収分割による事業売却が完了しております。) ストック型フィービジネスは当社グループの業績の安定性を担保するという重要な位置づけであります。販売目線での商品価値の向上は、同時に当社グループ保有時の賃料収入の確保につながると認識しております。 当連結会計年度のストック型フィー収入の内訳は、以下の表のとおりです。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期   前年同期比 賃料収入   1,783   1,723   96.7% 賃料収入以外 (不動産管理・工事等)   4,375   3,875   88.6% 計   6,158   5,598   90.9% (注)1.各セグメントの営業利益は、全社費用等のセグメントに配賦しない費用及びセグメント間の内部取引による営業費用控除前の数値であり、その合計は連結営業利益と一致しません。 2.「ストック型フィービジネス」のうち、自社保有の収益不動産からの賃料や、販売済みの収益不動産のプロパティ・マネジメント受託によるフィー収入等を「ストック型」、顧客リレーションから派生的に得られる仲介収入、管理物件等の修繕工事フィーを「フロー型」と位置付けております。 (2) 財政状態 当連結会計年度においても引き続き、事業規模拡大に向けて収益不動産の仕入を意欲的に行い、併せて仕入に際しての借入も積極的に行いました。結果として収益不動産残高(販売または賃料収入を目的として保有する不動産の合計残高)は前連結会計年度末から9,124百万円増加し、54,586百万円となり、有利子負債(短期借入金、1年内償還予定の社債、1年内返済予定の長期借入金、社債及び長期借入金)は前期末から10,101百万円増加し、45,763百万円となりました。その結果、当連結会計年度末の資産合計と負債純資産合計は、前連結会計年度末と比較し12,252百万円増加し、72,062百万円となりました。 自己資本は、当連結会計年度末に3,315百万円の親会社株主に帰属する当期純利益を計上したこと、及び為替換算調整勘定を1,055百万円取り崩したこと等を背景に前連結会計年度末から1,828百万円増加し20,544百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末と同水準の28.5%となりました。 当期連結貸借対照表の詳細は以下のとおりです。 「構成比」は、資産合計(負債純資産合計)に対する比率を示しています。 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は72,062百万円となりました。うち、販売用不動産及び仕掛販売用不動産が43,588百万円(構成比60.5%)、現金及び預金が11,909百万円(構成比16.5%)、賃料収入を目的として保有する 不動産等(有形固定資産に含む)が10,997百万円(構成比15.3%)を占めています。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、51,485百万円となりました。うち、有利子負債が45,763百万円を占めています。 (純資産) 純資産合計は、20,576百万円となりました。うち、資本金及び資本剰余金が11,779百万円を占めています。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、11,634百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、資金は5,954百万円減少しました。これは、税金等調整前当期純利益5,190百万円を計上した一方で、棚卸資産の取得により資金が8,467百万円減少したこと、及び法人税等の支払いにより資金が1,214百万円減少したことが主な要因です。 当連結会計年度の営業活動においては、国内の収益不動産販売事業が奏功し、税金等調整前当期純利益において通期計画を上回る業績を計上いたしました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、資金は1,335百万円減少しました。これは、支出面で有形固定資産の取得による支出1,232百万円があったことが主な要因です。 当連結会計年度の投資活動においては、有形固定資産として計上している系統用蓄電所を3案件取得いたしました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、資金は8,900百万円増加しました。これは、収入面では、新たな借入金、社債の発行による収入が合計55,032百万円あった一方で、支出面では借入金の返済、クラウドファンディングの返済、社債の償還による支出が合計45,671百万円あったことに加えて、配当金の支払い564百万円を行ったことが主な要因です。 当連結会計年度の財務活動においては、好調な仕入活動に連動し不動産担保融資を軸として資金調達を実施いたしました。 (4) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当社グループは、収益不動産販売事業、ストック型フィービジネスが主要な事業であり生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 ② 受注実績 当社グループは、収益不動産販売事業、ストック型フィービジネスが主要な事業であり受注活動を行っていないため、該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 収益不動産販売事業   62,436,728   140.9 ストック型フィービジネス   5,598,660   90.9 計   68,035,389   134.8 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成されております。その作成に当たり、会計方針は原則として前連結会計年度と同一の基準を継続して適用するほか、引当金等につきましても過去の実績等を勘案し合理的に見積りを行っておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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