概要
宮越ホールディングスは、2011年に宮越商事の株式移転により設立された純粋持株会社である。グループは6社の連結子会社で構成され、中国深セン市で大規模都市更新プロジェクト「ワールド・イノベーション・センター(WIC)」を推進する不動産開発・賃貸管理を主事業とする。2025年度の売上高は約4億円に減少し、新たに半導体・電子部品の輸入販売事業を開始した。
持株会社体制と6社の連結子会社
当社は純粋持株会社であり、グループは当社と6社の連結子会社で構成される。子会社には不動産開発・賃貸管理を担う深セン皇冠(中国)電子有限公司や科浪(深セン)商務有限公司、新規事業を担うクラウン株式会社などがある。クラウン株式会社は深セン皇冠(中国)電子有限公司の持株会社であり、CROWN PRECISION(HK)CO., LTD.は深セン皇冠金属成型有限公司の持株会社、皇冠投資管理有限公司は科浪(深セン)商務有限公司の持株会社として機能する。グループ全体で中国深センを中心に事業を展開している。
深圳市中心部での大規模再開発「WIC」
主力事業は深セン市車公廟エリア(約32ヘクタール)で進める「ワールド・イノベーション・センター(WIC)」プロジェクトである。官民一体の都市更新再開発であり、完成後の不動産評価額は約3,385億円(2026年3月時点の為替レート23.11円/人民元で換算)と見込まれる。01-01区画の開発実施主体と建設指標が承認され、本格着工を前に既存建物の解体が進んでいる。2031年のグランドオープンを目指す。
再開発に伴う収益減少と減損損失
WIC開発に伴いテナント退去と建物解体が進行し、2025年度の営業収益は391百万円(前期比62.0%減)に落ち込んだ。固定資産の減損損失848百万円、取壊費用95百万円を特別損失に計上し、長期貸付金の貸倒引当金944百万円を営業外費用に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は1,937百万円となった。一方、営業活動によるキャッシュ・フローは906百万円の減少、投資活動では定期預金解約などで2,821百万円の増加となった。
半導体・電子部品の輸入販売に新規参入
2026年3月期より、新規事業として半導体及び電子部品等の輸入販売等を始動している。これはWICのグランドオープンまで賃料収入が見込めない中、中国の先進企業からの製品調達を活用するものである。日本と中国の両方で専門部署を立ち上げ、AI・ロボティクス分野の中国企業と連携し日本総代理店としてのビジネスを組成する計画である。WIC開業後には賃料と並ぶ収益事業に育てる方針を示している。
業界の中での役割は不動産開発・賃貸管理(中国中心)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01不動産開発・賃貸管理主力
中国(深セン)を中心に不動産開発、賃貸管理を展開。連結子会社が事業を担い、グループの中核事業。
- 不動産開発
- 中国での不動産開発事業。商業・工業用不動産を開発。
- 賃貸管理
- 開発した不動産の賃貸と管理。安定的な賃料収入を目指す。
02半導体・電子部品準主力
2026年3月より新規事業として半導体及び電子部品等の輸入販売を開始。現在立ち上げ段階。
- 半導体
- 半導体製品の輸入販売。
- 電子部品
- 電子部品の輸入販売。
03その他副次
金属成型など、その他の事業を連結子会社が展開。
製品と技術
ワールド・イノベーション・センターの開発内容
WICは深セン市車公廟エリアで進める大型都市更新プロジェクトである。01-01区画では研究開発用建物延床面積25.1万㎡、商業施設及び宿舎延床面積9万7百㎡を計画する。深セン市政府の都市更新政令に基づき、研究開発用建物の土地使用権費用は免除される。建物はWELL・LEED認証プラチナ、緑色建築認証3つ星を目指し、100年品質を志向する。入居企業には14省・4直轄市との連携プラットフォームやスタートアップとのマッチングシステム、24時間365日のライフサービスを提供する。
半導体・電子部品の輸入販売事業
2026年3月期より開始した新規事業で、中国の先進企業から半導体、AI・ロボティクス製品、電子部品を輸入し日本で販売する。当社が日本総代理店を担い、既に日本と中国の両方で専門部署を立ち上げている。WICプロジェクトのテナント誘致で得た中国企業とのネットワークを活用し、将来的にはWIC開業後の賃料収入に加え同事業を収益の柱に育てる計画である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
不動産投資特化型、業績変動が大きく再生課題
宮越ホールディングスは不動産投資・開発を手掛けるが、売上高は2024年3月期11億円、2025年3月期10億円、2026年3月期4億円と急減。営業利益は2025年3月期に30%の高い水準も、2026年3月期は-75%と赤字転落。同業の大東建託が安定した収益を上げる一方、宮越は特定プロジェクト依存で業績が大きく変動する。ファンタジスタやタスキホールディングスと同様に開発型ビジネスだが、リスク管理やプロジェクトポートフォリオの分散が不足している。市場環境や金利変動の影響を受けやすく、収益の安定化が急務。
強み
- 2025年3月期には営業利益率30%を達成し、収益力があることを示す。
- 投資用不動産の開発・販売に特化し、専門的な知識を持つ。
- 小規模な事業規模で、負債水準が低く、バランスシートは健全。
- 小規模組織で、市場変化に応じた機動的な意思決定が可能。
課題
- 売上高が11億円から4億円へ急減し、赤字転落と不安定。
- 少数の開発案件に依存し、安定した収益源が欠如している。
- 不動産市況や金利変動に脆弱で、販売タイミングの影響を受けやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字が宮越ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8881日神グループホールディングス | 314億円 | 7.4倍 |
| 2 | 3486グローバル・リンク・マネジメント | 309億円 | 8.4倍 |
| 3 | 3452ビーロット | 296億円 | 5.9倍 |
| 4 | 3496アズーム | 292億円 | 28.2倍 |
| 5 | 8860フジ住宅 | 279億円 | 5.7倍 |
| 6 | 6620宮越ホールディングス | 278億円 | — |
| 7 | 5537AlbaLink | 275億円 | 25.0倍 |
| 8 | 8928穴吹興産 | 266億円 | 4.6倍 |
| 9 | 146Aコロンビア・ワークス | 262億円 | 5.2倍 |
| 10 | 3489フェイスネットワーク | 250億円 | 6.9倍 |
| 11 | 2982ADワークスグループ | 218億円 | 5.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 7件
宮越商事の株式移転で設立・上場した2011年
2011年10月、宮越商事株式会社(現商号 クラウン株式会社)が単独株式移転により完全親会社として「宮越ホールディングス株式会社」を設立した。同日、東京証券取引所市場第一部及び大阪証券取引所市場第一部に上場を果たした。これにより、持株会社としてグループ全体の経営戦略を策定し、子会社に事業を委ねる体制が整えられた。
香港と深センに現地法人を設立した2015~2016年
2015年4月、香港に現地法人「皇冠投資管理有限公司」を設立した。続いて2016年4月には、深セン市前海に「科浪(深セン)商務有限公司」を設立した。これらの子会社は中国本土での不動産事業や投資管理の拠点として機能し、後のWICプロジェクト推進の基盤となった。
第三者割当増資で資本基盤を強化した2016~2018年
2016年12月に第三者割当増資を実施し資本金を2,925百万円に増資した。その後も2017年7月に5,347百万円、2018年7月に9,217百万円へと段階的に資本金を拡大した。これらの増資はWICプロジェクトのような大規模再開発の資金調達を目的としており、資本基盤の強化に寄与した。
東証プライム市場へ移行した2022年
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、従来の市場第一部から「プライム市場」へ移行した。これにより、より高い上場基準を満たす企業として位置づけられ、コーポレート・ガバナンスの一層の強化が求められることとなった。
年表7件を開く
2010年代
- 2011年10月上場宮越商事株式会社(現商号 クラウン株式会社)(現・連結子会社)が単独株式移転により「宮越ホールディングス株式会社」を設立。宮越ホールディングス株式会社の株式を東京証券取引所(市場第一部)及び大阪証券取引所(市場第一部)に上場。
- 2015年4月現地法人「皇冠投資管理有限公司」(現・連結子会社)を香港に設立。
- 2016年4月現地法人「科浪(深セン)商務有限公司」(現・連結子会社)を深セン市前海に設立。
- 2016年12月第三者割当増資により資本金を2,925百万円に増資。
- 2017年7月第三者割当増資により資本金を5,347百万円に増資。
- 2018年7月第三者割当増資により資本金を9,217百万円に増資。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い「プライム市場」へ移行。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- EPS25円
- ROE5%超
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
持株会社体制による経営効率化
経営戦略を樹立する持株会社と事業を遂行する各事業会社を明確に区分し、経営資源の有効活用とコーポレート・ガバナンスを確立した経営により、持続的成長と企業価値向上を目指す。
- 02
深センWICプロジェクトの推進
中国深セン市車公廟エリアの都市更新プロジェクト「ワールド・イノベーション・センター」において、中国14省・4直轄市との情報プラットフォームやスタートアップとのマッチングシステム、24時間365日ライフサービスを提供し、中国投資に前向きな企業の進出を促す。
- 03
半導体・電子部品の輸入販売事業への参入
WICのグランドオープンまで賃料収入が見込めない中、中国の先進的な企業から半導体、ロボット等のエレクトロ分野の製品や電子部品を輸入し、販売する事業に新たに参入する。
- 04
サステナビリティへの取り組み
WICプロジェクトにおいて、百年建築・日本品質を目指し、WELL・LEED認証は全てプラチナ、緑色建築認証は3つ星の取得を目指すなど、ESG課題に対応する。
- 05
専門人材の確保
WICプロジェクト円滑化のため建築設計、建設施工、デザイン、コスト管理などの優秀な人材を採用し、新規事業分野でも半導体・電子部品の専門人材を採用する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で32人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は896万円で、9期前と比べて+54.6%。平均年齢は53.4歳、平均勤続年数は4.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 40 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 38 | — |
| 2019年3月 | 579 | 50.8 | 4.4 | 38 | — |
| 2020年3月 | 664 | 50.0 | 4.6 | 39 | — |
| 2021年3月 | 791 | 53.1 | 2.9 | 41 | — |
| 2022年3月 | 796 | 53.5 | 3.7 | 35 | — |
| 2023年3月 | 722 | 51.0 | 4.7 | 27 | — |
| 2024年3月 | 801 | 48.6 | 5.6 | 26 | — |
| 2025年3月 | 835 | 51.0 | 6.5 | 31 | 968 |
| 2026年3月 | 896 | 53.4 | 4.8 | 32 | −937 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 2 / 海外 5) を有報から抽出しています。
- 国内クラウン株式会社東京都大田区議決権100.0%
- 海外深セン皇冠(中国)電子有限公司(注2)(注3)中国広東省深セン市議決権90.0%
- 海外科浪(深セン)商務 有限公司中国広東省深セン市議決権100.0%
- 海外深セン皇冠金属 成型有限公司中国広東省深セン市議決権67.0%
- 海外CROWN PRECISION (HK)CO.,LTD. (注4)Causeway Bay, Hong Kong議決権100.0%
- 海外皇冠投資管理 有限公司Causeway Bay, Hong Kong議決権100.0%
- 国内宮越グループ 株式会社東京都大田区議決権38.7%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は4億円、営業利益は-3億円。前期と比べると減収減益で、売上が-60.0%、利益が-200.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 35億円 | 4億円 |
| 営業利益 | 2億円 | -3億円 |
| 純利益 | 3億円 | -19億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は0億円、営業利益は−2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 13 | — | — | 1 |
| 2019年4Q | 15 | — | — | 2 |
| 2020年4Q | 15 | — | — | 2 |
| 2021年4Q | 16 | — | — | 2 |
| 2022年4Q | 14 | — | — | 4 |
| 2023年4Q | 13 | — | — | 2 |
| 2024年4Q | 11 | — | — | 1 |
| 2025年4Q | 10 | 1 | 10.0 | 2 |
| 2026年4Q | 4 | −3 | −75.0 | −20 |
| 2027年1Q | 0 | −2 | — | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は54億円から4億円へ7%に減った。直近期の営業利益率は-75.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 54 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年3月 | 56 | — | 5 | — | 3 |
| 現地法人「皇冠投資管理有限公司」(現・連結子会社)を香港に設立。 | |||||
| 2015年3月 | 22 | — | 5 | — | 14 |
| 現地法人「科浪(深セン)商務有限公司」(現・連結子会社)を深セン市前海に設立。 | |||||
| 2016年3月 | 14 | — | 4 | — | 6 |
| 2017年3月 | 12 | — | 7 | — | 4 |
| 2018年3月 | 13 | — | 10 | — | 5 |
| 2019年3月 | 15 | — | 12 | — | 7 |
| 2020年3月 | 15 | — | 12 | — | 6 |
| 2021年3月 | 16 | — | 13 | — | 8 |
| 2022年3月 | 14 | — | 9 | — | 7 |
| 2023年3月 | 13 | — | 8 | — | 5 |
| 2024年3月 | 11 | — | 8 | — | 5 |
| 2025年3月 | 10 | 3 | 6 | 30.0 | 4 |
| 2026年3月 | 4 | −3 | −8 | −75.0 | −19 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高4億円のうち、営業利益として残るのは-3億円で-75.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-19億円、売上の-475.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金50.0%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金125.0%5億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-75.0%-3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−9億円、投資CFが28億円で、差し引きのフリーCFは19億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は55億円で、売上の165.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | −1 | −3 | 3 | 1 |
| 2014年3月 | 5 | 1 | 0 | 6 | 8 |
| 2015年3月 | 0 | 2 | 0 | 2 | 11 |
| 2016年3月 | 6 | −5 | 0 | 1 | 11 |
| 2017年3月 | −1 | 4 | 0 | 3 | 13 |
| 2018年3月 | 10 | 4 | −8 | 14 | 20 |
| 2019年3月 | 7 | −87 | 75 | −80 | 14 |
| 2020年3月 | 10 | −2 | 0 | 8 | 22 |
| 2021年3月 | 9 | −4 | 0 | 5 | 28 |
| 2022年3月 | 5 | −9 | 0 | −4 | 26 |
| 2023年3月 | 6 | −3 | −2 | 3 | 27 |
| 2024年3月 | 7 | −3 | 0 | 4 | 33 |
| 2025年3月 | 5 | −5 | 0 | 0 | 34 |
| 2026年3月 | −9 | 28 | 0 | 19 | 55 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は265億円。このうち返さなくてよい自己資本が261億円で、自己資本比率は92.5%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 122 | 27 | 95 | 20.3 |
| 2014年3月 | 129 | 32 | 97 | 23.0 |
| 2015年3月 | 159 | 56 | 103 | 30.4 |
| 2016年3月 | 161 | 62 | 99 | 33.9 |
| 2017年3月 | 151 | 80 | 71 | 48.2 |
| 2018年3月 | 155 | 136 | 19 | 82.7 |
| 2019年3月 | 233 | 218 | 15 | 89.8 |
| 2020年3月 | 239 | 223 | 16 | 89.5 |
| 2021年3月 | 248 | 233 | 15 | 89.7 |
| 2022年3月 | 262 | 249 | 13 | 90.3 |
| 2023年3月 | 269 | 257 | 12 | 90.4 |
| 2024年3月 | 277 | 266 | 11 | 90.8 |
| 2025年3月 | 289 | 280 | 9 | 91.2 |
| 2026年3月 | 265 | 261 | 4 | 92.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中1位あたり、逆に低いのはROEで131社中129位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥695で、1年前と比べて-27.6%。過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 84.2倍 |
| PBR | 1.13倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は710円で、25日線683円と75日線691円を上回る。1カ月で2.9%上昇するが、1年では31.13%下落。52週高値1053円からは約33%下落、安値547円からは約30%上昇。出来高は5万株前後で、7月17日に14万株を超える売りがあった。RSIは59.79と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
予想PERが86.1倍と極めて高く、同業界平均の14.72倍を大きく上回る。PBRは1.15倍で業界平均の1.84倍を下回るが、ROEが-7.6%と赤字であり収益性が低い。配当利回りは0%で、無配当。直近の業績は売上高・利益とも急減しており、今後の回復が見込めない限り、現在の株価水準は割高と判断される。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 84.2倍 | — |
| PBR | 1.13倍 | 1.84倍 |
| ROE | -7.6% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、不動産市況の変動と業績悪化からの立て直しが焦点。強気派は、都内のオフィス需要の回復や稼働率の下げ止まりで業績が改善すると期待。弱気派は、直近の大幅赤字と売上減少(直近売上4億円、前期10億円)から、保有物件の価値低下や資産売却の可能性を指摘し、事業の持続可能性を疑う。
- 不動産価値の底入れ
大田区のオフィス需要は徐々に回復傾向。
- 小規模ゆえ柔軟
資産売却や事業再編を迅速に行える。
- 含み益の可能性
保有資産の時価が簿価を上回る可能性。
- 2025/3期の営業利益率30%再現不定影響中
2025/3期は売上高10億円に対し営業利益3億円(利益率30%)。事業構造が戻れば収益は急回復する。
- 純資産約247億円の資産価値継続影響中
PBR1.15倍、時価総額284億円から純資産は約247億円。売上高4億円でも資産価値が下支えする。
- 外国人保有49.81%の経営圧力継続影響中
外国人持ち株比率は約5割。資本効率や株主還元の改善を求める声が経営に影響しやすい。
- 最終赤字19億円からの反動増益2027年〜2028年影響中
2026/3期の純損益▲19億円を一巡すれば、低い比較ベースで増益率は高まりやすい。
- 業績悪化
直近期に営業赤字・純損失19億円を計上。
- 稼働率低下
売上高が大幅に減少し、賃貸需要の弱さを示す。
- 規模の不利
従業員30人で分散投資ができず、経営の安定性に欠ける。
- 売上高が10億円から4億円へ急減通年影響強
売上高は2025/3期の10億円から2026/3期4億円へ6割減。営業損益も3億円の黒字から3億円の赤字に転落。
- 最終損益▲19億円の大幅赤字通年影響強
純損益は4億円の黒字から19億円の赤字へ。時価総額284億円の約7%に相当する規模の損失。
- 無配当で株主還元が不在継続影響弱
配当利回りはゼロ。業績悪化で還元も停止し、株式の魅力度が低下している。
- ROE▲7.6%と資本効率の悪化継続影響中
ROEは▲7.6%とマイナス。資本コストを大きく下回り、PBR1.15倍でも割高感につながる。
- 稼働率
- 賃貸収入の根幹であり、業績動向を左右する。
- 賃貸収入
- 売上の推移を把握し、事業の収益力を測る。
- 資産評価損益
- 保有不動産の含み損が業績に影響する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円。いまの株価に対する利回りは0.00%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,070人。区分でいちばん多いのは外国法人で49.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.6%を占め、残る59.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 49.2 | 49.6 | 49.5 | 50.2 | 51.0 | 49.8 |
| 事業法人 | 39.0 | 38.9 | 39.4 | 38.8 | 39.2 | 39.1 |
| 個人・その他 | 8.6 | 8.1 | 7.9 | 7.1 | 7.3 | 9.5 |
| 金融機関 | 1.8 | 2.1 | 2.3 | 2.3 | 1.8 | 1.5 |
| 証券会社 | 1.5 | 1.3 | 0.9 | 1.6 | 0.6 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 宮越グループ株式会社 | 38.73 |
| 02 | センチュリー パラマウント インベストメント リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱) | 13.06 |
| 03 | ロンウィン ホールディングス リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱) | 12.54 |
| 04 | パシフィック ステート ホールディングス リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱) | 9.75 |
| 05 | アジアン スカイ インベストメンツ リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱) | 7.80 |
| 06 | PHILLIP SECURITIES(HONG KONG)LIMITED(常任代理人 フィリップ証券㈱) | 2.58 |
| 07 | BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC/UOBKHP/L-UOBHK-ACCLT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ) | 2.56 |
| 08 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.37 |
| 09 | 渡邉 敏行 | 0.85 |
| 10 | 橋野 雅幸 | 0.56 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−551%、1株純資産は14期で+284%。直近期のROEは-7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 11 | 160 | 7.0 | 30.3 |
| 2014年3月 | 20 | 191 | 11.2 | 13.2 |
| 2015年3月 | 90 | 311 | 36.0 | 5.9 |
| 2016年3月 | 40 | 353 | 11.9 | 9.7 |
| 2017年3月 | 23 | 375 | 5.9 | 22.0 |
| 2018年3月 | 18 | 426 | 4.9 | 46.3 |
| 2019年3月 | 18 | 523 | 4.1 | 54.9 |
| 2020年3月 | 15 | 535 | 2.8 | 37.0 |
| 2021年3月 | 19 | 555 | 3.5 | 48.8 |
| 2022年3月 | 16 | 591 | 2.9 | 56.6 |
| 2023年3月 | 13 | 607 | 2.1 | 66.3 |
| 2024年3月 | 13 | 629 | 2.2 | 102.5 |
| 2025年3月 | 9 | 658 | 1.4 | 139.3 |
| 2026年3月 | −48 | 613 | −7.6 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 宮越邦正 | 代表取締役 会長兼社長 | 85 | — |
| 板倉啓太 | 取締役 常務執行役員 管理本部長 | 77 | 1,000 |
| 武田茂 | 取締役(監査等委員) | 73 | — |
| 田村幸治 | 取締役(監査等委員) | 75 | — |
| 宮越盛也 | 取締役(監査等委員) | 56 | 2,200 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 31 | 31 | 16 |
| 社外取締役 | 4 | 5 | 5 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容773字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,655字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,473字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,019字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第15期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第14期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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