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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

宮越ホールディングス

Miyakoshi Holdings, Inc.6620 · Prime · 不動産業

純粋持株会社。中国を中心に不動産開発・賃貸管理を展開し、近年は半導体・電子部品の輸入販売など新規事業も開始。

概要

宮越ホールディングスは、2011年に宮越商事の株式移転により設立された純粋持株会社である。グループは6社の連結子会社で構成され、中国深セン市で大規模都市更新プロジェクト「ワールド・イノベーション・センター(WIC)」を推進する不動産開発・賃貸管理を主事業とする。2025年度の売上高は約4億円に減少し、新たに半導体・電子部品の輸入販売事業を開始した。

持株会社体制と6社の連結子会社

当社は純粋持株会社であり、グループは当社と6社の連結子会社で構成される。子会社には不動産開発・賃貸管理を担う深セン皇冠(中国)電子有限公司や科浪(深セン)商務有限公司、新規事業を担うクラウン株式会社などがある。クラウン株式会社は深セン皇冠(中国)電子有限公司の持株会社であり、CROWN PRECISION(HK)CO., LTD.は深セン皇冠金属成型有限公司の持株会社、皇冠投資管理有限公司は科浪(深セン)商務有限公司の持株会社として機能する。グループ全体で中国深センを中心に事業を展開している。

深圳市中心部での大規模再開発「WIC」

主力事業は深セン市車公廟エリア(約32ヘクタール)で進める「ワールド・イノベーション・センター(WIC)」プロジェクトである。官民一体の都市更新再開発であり、完成後の不動産評価額は約3,385億円(2026年3月時点の為替レート23.11円/人民元で換算)と見込まれる。01-01区画の開発実施主体と建設指標が承認され、本格着工を前に既存建物の解体が進んでいる。2031年のグランドオープンを目指す。

再開発に伴う収益減少と減損損失

WIC開発に伴いテナント退去と建物解体が進行し、2025年度の営業収益は391百万円(前期比62.0%減)に落ち込んだ。固定資産の減損損失848百万円、取壊費用95百万円を特別損失に計上し、長期貸付金の貸倒引当金944百万円を営業外費用に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は1,937百万円となった。一方、営業活動によるキャッシュ・フローは906百万円の減少、投資活動では定期預金解約などで2,821百万円の増加となった。

半導体・電子部品の輸入販売に新規参入

2026年3月期より、新規事業として半導体及び電子部品等の輸入販売等を始動している。これはWICのグランドオープンまで賃料収入が見込めない中、中国の先進企業からの製品調達を活用するものである。日本と中国の両方で専門部署を立ち上げ、AI・ロボティクス分野の中国企業と連携し日本総代理店としてのビジネスを組成する計画である。WIC開業後には賃料と並ぶ収益事業に育てる方針を示している。

業界の中での役割は不動産開発・賃貸管理(中国中心)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-75.0%
純利益
-19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01不動産開発・賃貸管理主力

中国(深セン)を中心に不動産開発、賃貸管理を展開。連結子会社が事業を担い、グループの中核事業。

主な製品・サービス2
不動産開発
中国での不動産開発事業。商業・工業用不動産を開発。
賃貸管理
開発した不動産の賃貸と管理。安定的な賃料収入を目指す。

02半導体・電子部品準主力

2026年3月より新規事業として半導体及び電子部品等の輸入販売を開始。現在立ち上げ段階。

主な製品・サービス2
半導体
半導体製品の輸入販売。
電子部品
電子部品の輸入販売。

03その他副次

金属成型など、その他の事業を連結子会社が展開。

製品と技術

ワールド・イノベーション・センターの開発内容

WICは深セン市車公廟エリアで進める大型都市更新プロジェクトである。01-01区画では研究開発用建物延床面積25.1万㎡、商業施設及び宿舎延床面積9万7百㎡を計画する。深セン市政府の都市更新政令に基づき、研究開発用建物の土地使用権費用は免除される。建物はWELL・LEED認証プラチナ、緑色建築認証3つ星を目指し、100年品質を志向する。入居企業には14省・4直轄市との連携プラットフォームやスタートアップとのマッチングシステム、24時間365日のライフサービスを提供する。

半導体・電子部品の輸入販売事業

2026年3月期より開始した新規事業で、中国の先進企業から半導体、AI・ロボティクス製品、電子部品を輸入し日本で販売する。当社が日本総代理店を担い、既に日本と中国の両方で専門部署を立ち上げている。WICプロジェクトのテナント誘致で得た中国企業とのネットワークを活用し、将来的にはWIC開業後の賃料収入に加え同事業を収益の柱に育てる計画である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

不動産投資特化型、業績変動が大きく再生課題

宮越ホールディングスは不動産投資・開発を手掛けるが、売上高は2024年3月期11億円、2025年3月期10億円、2026年3月期4億円と急減。営業利益は2025年3月期に30%の高い水準も、2026年3月期は-75%と赤字転落。同業の大東建託が安定した収益を上げる一方、宮越は特定プロジェクト依存で業績が大きく変動する。ファンタジスタやタスキホールディングスと同様に開発型ビジネスだが、リスク管理やプロジェクトポートフォリオの分散が不足している。市場環境や金利変動の影響を受けやすく、収益の安定化が急務。

強み

  • 2025年3月期には営業利益率30%を達成し、収益力があることを示す。
  • 投資用不動産の開発・販売に特化し、専門的な知識を持つ。
  • 小規模な事業規模で、負債水準が低く、バランスシートは健全。
  • 小規模組織で、市場変化に応じた機動的な意思決定が可能。

課題

  • 売上高が11億円から4億円へ急減し、赤字転落と不安定。
  • 少数の開発案件に依存し、安定した収益源が欠如している。
  • 不動産市況や金利変動に脆弱で、販売タイミングの影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字が宮越ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18881日神グループホールディングス314億円7.4倍
23486グローバル・リンク・マネジメント309億円8.4倍
33452ビーロット296億円5.9倍
43496アズーム292億円28.2倍
58860フジ住宅279億円5.7倍
66620宮越ホールディングス278億円
75537AlbaLink275億円25.0倍
88928穴吹興産266億円4.6倍
9146Aコロンビア・ワークス262億円5.2倍
103489フェイスネットワーク250億円6.9倍
112982ADワークスグループ218億円5.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 7件

宮越商事の株式移転で設立・上場した2011年

2011年10月、宮越商事株式会社(現商号 クラウン株式会社)が単独株式移転により完全親会社として「宮越ホールディングス株式会社」を設立した。同日、東京証券取引所市場第一部及び大阪証券取引所市場第一部に上場を果たした。これにより、持株会社としてグループ全体の経営戦略を策定し、子会社に事業を委ねる体制が整えられた。

香港と深センに現地法人を設立した2015~2016年

2015年4月、香港に現地法人「皇冠投資管理有限公司」を設立した。続いて2016年4月には、深セン市前海に「科浪(深セン)商務有限公司」を設立した。これらの子会社は中国本土での不動産事業や投資管理の拠点として機能し、後のWICプロジェクト推進の基盤となった。

第三者割当増資で資本基盤を強化した2016~2018年

2016年12月に第三者割当増資を実施し資本金を2,925百万円に増資した。その後も2017年7月に5,347百万円、2018年7月に9,217百万円へと段階的に資本金を拡大した。これらの増資はWICプロジェクトのような大規模再開発の資金調達を目的としており、資本基盤の強化に寄与した。

東証プライム市場へ移行した2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、従来の市場第一部から「プライム市場」へ移行した。これにより、より高い上場基準を満たす企業として位置づけられ、コーポレート・ガバナンスの一層の強化が求められることとなった。

年表7件を開く

2010年代

  • 2011年10月上場宮越商事株式会社(現商号 クラウン株式会社)(現・連結子会社)が単独株式移転により「宮越ホールディングス株式会社」を設立。宮越ホールディングス株式会社の株式を東京証券取引所(市場第一部)及び大阪証券取引所(市場第一部)に上場。
  • 2015年4月現地法人「皇冠投資管理有限公司」(現・連結子会社)を香港に設立。
  • 2016年4月現地法人「科浪(深セン)商務有限公司」(現・連結子会社)を深セン市前海に設立。
  • 2016年12月第三者割当増資により資本金を2,925百万円に増資。
  • 2017年7月第三者割当増資により資本金を5,347百万円に増資。
  • 2018年7月第三者割当増資により資本金を9,217百万円に増資。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い「プライム市場」へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • EPS25円
  • ROE5%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    持株会社体制による経営効率化

    経営戦略を樹立する持株会社と事業を遂行する各事業会社を明確に区分し、経営資源の有効活用とコーポレート・ガバナンスを確立した経営により、持続的成長と企業価値向上を目指す。

  2. 02

    深センWICプロジェクトの推進

    中国深セン市車公廟エリアの都市更新プロジェクト「ワールド・イノベーション・センター」において、中国14省・4直轄市との情報プラットフォームやスタートアップとのマッチングシステム、24時間365日ライフサービスを提供し、中国投資に前向きな企業の進出を促す。

  3. 03

    半導体・電子部品の輸入販売事業への参入

    WICのグランドオープンまで賃料収入が見込めない中、中国の先進的な企業から半導体、ロボット等のエレクトロ分野の製品や電子部品を輸入し、販売する事業に新たに参入する。

  4. 04

    サステナビリティへの取り組み

    WICプロジェクトにおいて、百年建築・日本品質を目指し、WELL・LEED認証は全てプラチナ、緑色建築認証は3つ星の取得を目指すなど、ESG課題に対応する。

  5. 05

    専門人材の確保

    WICプロジェクト円滑化のため建築設計、建設施工、デザイン、コスト管理などの優秀な人材を採用し、新規事業分野でも半導体・電子部品の専門人材を採用する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で32人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は896万円で、9期前と比べて+54.6%平均年齢は53.4歳、平均勤続年数は4.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月40
2018年3月38
2019年3月57950.84.438
2020年3月66450.04.639
2021年3月79153.12.941
2022年3月79653.53.735
2023年3月72251.04.727
2024年3月80148.65.626
2025年3月83551.06.531968
2026年3月89653.44.832−937

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 2 / 海外 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社・事務所 — 中国広東省 深セン市0百万円
不動産開発及び賃貸管理
主な関係会社
  • 国内
    クラウン株式会社
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 海外
    深セン皇冠(中国)電子有限公司(注2)(注3)
    中国広東省深セン市
    議決権90.0%
  • 海外
    科浪(深セン)商務 有限公司
    中国広東省深セン市
    議決権100.0%
  • 海外
    深セン皇冠金属 成型有限公司
    中国広東省深セン市
    議決権67.0%
  • 海外
    CROWN PRECISION (HK)CO.,LTD. (注4)
    Causeway Bay, Hong Kong
    議決権100.0%
  • 海外
    皇冠投資管理 有限公司
    Causeway Bay, Hong Kong
    議決権100.0%
  • 国内
    宮越グループ 株式会社
    東京都大田区
    議決権38.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4億円営業利益-3億円前期と比べると減収減益で、売上が-60.0%、利益が-200.0%。

売上高
-60.0%
4億円
営業利益
-200.0%
-3億円
純利益
-575.0%
-19億円
営業利益率
-75.0%
前期比 -105.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高35億円4億円
営業利益2億円-3億円
純利益3億円-19億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は0億円、営業利益は−2億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q131
2019年4Q152
2020年4Q152
2021年4Q162
2022年4Q144
2023年4Q132
2024年4Q111
2025年4Q10110.02
2026年4Q4−3−75.0−20
2027年1Q0−2−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は54億円から4億円へ7%に減った。直近期の営業利益率は-75.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5432
2014年3月5653
現地法人「皇冠投資管理有限公司」(現・連結子会社)を香港に設立。
2015年3月22514
現地法人「科浪(深セン)商務有限公司」(現・連結子会社)を深セン市前海に設立。
2016年3月1446
2017年3月1274
2018年3月13105
2019年3月15127
2020年3月15126
2021年3月16138
2022年3月1497
2023年3月1385
2024年3月1185
2025年3月103630.04
2026年3月4−3−8−75.0−19

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-75.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-19億円、売上の-475.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金50.0%2億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金125.0%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-75.0%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比84.6pt
-75.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比481.2pt
-475.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比20.5pt
-7.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−9億円、投資CFが28億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は55億円で、売上の165.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−1−331
2014年3月51068
2015年3月020211
2016年3月6−50111
2017年3月−140313
2018年3月104−81420
2019年3月7−8775−8014
2020年3月10−20822
2021年3月9−40528
2022年3月5−90−426
2023年3月6−3−2327
2024年3月7−30433
2025年3月5−50034
2026年3月−92801955

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は265億円。このうち返さなくてよい自己資本が261億円で、自己資本比率は92.5%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月122279520.3
2014年3月129329723.0
2015年3月1595610330.4
2016年3月161629933.9
2017年3月151807148.2
2018年3月1551361982.7
2019年3月2332181589.8
2020年3月2392231689.5
2021年3月2482331589.7
2022年3月2622491390.3
2023年3月2692571290.4
2024年3月2772661190.8
2025年3月289280991.2
2026年3月265261492.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
114億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
45億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率131社中1位あたり、逆に低いのはROE131社中129位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-7.6%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-75.0%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
92.5%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-60.0%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥695で、1年前と比べて-27.6%過去52週の値幅のなかでは29%の位置にある。

¥695-1.1%1ヶ月+1.6%1年-27.6%時価総額278億円
過去52週の値幅
安値¥547高値¥1,050

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)84.2倍
PBR1.13倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は710円で、25日線683円と75日線691円を上回る。1カ月で2.9%上昇するが、1年では31.13%下落。52週高値1053円からは約33%下落、安値547円からは約30%上昇。出来高は5万株前後で、7月17日に14万株を超える売りがあった。RSIは59.79と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

予想PERが86.1倍と極めて高く、同業界平均の14.72倍を大きく上回る。PBRは1.15倍で業界平均の1.84倍を下回るが、ROEが-7.6%と赤字であり収益性が低い。配当利回りは0%で、無配当。直近の業績は売上高・利益とも急減しており、今後の回復が見込めない限り、現在の株価水準は割高と判断される。

指標この会社業種平均
PER (予想)84.2倍
PBR1.13倍1.84倍
ROE-7.6%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、不動産市況の変動と業績悪化からの立て直しが焦点。強気派は、都内のオフィス需要の回復や稼働率の下げ止まりで業績が改善すると期待。弱気派は、直近の大幅赤字と売上減少(直近売上4億円、前期10億円)から、保有物件の価値低下や資産売却の可能性を指摘し、事業の持続可能性を疑う。

プラスに働く材料7
  • 不動産価値の底入れ

    大田区のオフィス需要は徐々に回復傾向。

  • 小規模ゆえ柔軟

    資産売却や事業再編を迅速に行える。

  • 含み益の可能性

    保有資産の時価が簿価を上回る可能性。

  • 2025/3期の営業利益率30%再現不定影響

    2025/3期は売上高10億円に対し営業利益3億円(利益率30%)。事業構造が戻れば収益は急回復する。

  • 純資産約247億円の資産価値継続影響

    PBR1.15倍、時価総額284億円から純資産は約247億円。売上高4億円でも資産価値が下支えする。

  • 外国人保有49.81%の経営圧力継続影響

    外国人持ち株比率は約5割。資本効率や株主還元の改善を求める声が経営に影響しやすい。

  • 最終赤字19億円からの反動増益2027年〜2028年影響

    2026/3期の純損益▲19億円を一巡すれば、低い比較ベースで増益率は高まりやすい。

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化

    直近期に営業赤字・純損失19億円を計上。

  • 稼働率低下

    売上高が大幅に減少し、賃貸需要の弱さを示す。

  • 規模の不利

    従業員30人で分散投資ができず、経営の安定性に欠ける。

  • 売上高が10億円から4億円へ急減通年影響

    売上高は2025/3期の10億円から2026/3期4億円へ6割減。営業損益も3億円の黒字から3億円の赤字に転落。

  • 最終損益▲19億円の大幅赤字通年影響

    純損益は4億円の黒字から19億円の赤字へ。時価総額284億円の約7%に相当する規模の損失。

  • 無配当で株主還元が不在継続影響

    配当利回りはゼロ。業績悪化で還元も停止し、株式の魅力度が低下している。

  • ROE▲7.6%と資本効率の悪化継続影響

    ROEは▲7.6%とマイナス。資本コストを大きく下回り、PBR1.15倍でも割高感につながる。

次の決算で確かめる点
稼働率
賃貸収入の根幹であり、業績動向を左右する。
賃貸収入
売上の推移を把握し、事業の収益力を測る。
資産評価損益
保有不動産の含み損が業績に影響する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
50.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,070人。区分でいちばん多いのは外国法人49.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.6%を占め、残る59.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人49.249.649.550.251.049.8
事業法人39.038.939.438.839.239.1
個人・その他8.68.17.97.17.39.5
金融機関1.82.12.32.31.81.5
証券会社1.51.30.91.60.60.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01宮越グループ株式会社38.73
02センチュリー パラマウント インベストメント リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱)13.06
03ロンウィン ホールディングス リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱)12.54
04パシフィック ステート ホールディングス リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱)9.75
05アジアン スカイ インベストメンツ リミテッド(常任代理人 リーディング証券㈱)7.80
06PHILLIP SECURITIES(HONG KONG)LIMITED(常任代理人 フィリップ証券㈱)2.58
07BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC/UOBKHP/L-UOBHK-ACCLT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)2.56
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.37
09渡邉 敏行0.85
10橋野 雅幸0.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−551%、1株純資産は14期で+284%。直近期のROEは-7.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月111607.030.3
2014年3月2019111.213.2
2015年3月9031136.05.9
2016年3月4035311.99.7
2017年3月233755.922.0
2018年3月184264.946.3
2019年3月185234.154.9
2020年3月155352.837.0
2021年3月195553.548.8
2022年3月165912.956.6
2023年3月136072.166.3
2024年3月136292.2102.5
2025年3月96581.4139.3
2026年3月−48613−7.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮越邦正代表取締役 会長兼社長85
板倉啓太取締役 常務執行役員 管理本部長771,000
武田茂取締役(監査等委員)73
田村幸治取締役(監査等委員)75
宮越盛也取締役(監査等委員)562,200

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2313116
社外取締役4551

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容773字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、2011年10月3日付で、宮越商事株式会社(現商号 クラウン株式会社)が単独株式移転により同社の完全親会社として設立した純粋持株会社であります。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、宮越ホールディングス株式会社(当社)及び連結子会社6社により構成され、「不動産開発及び賃貸管理」を主な事業としております。 事業における当社及び関係会社の位置付けは次のとおりであります。 区    分   会    社    名 持株会社   宮越ホールディングス株式会社(当社) 不動産開発及び賃貸管理事業   深セン皇冠(中国)電子有限公司(連結子会社) 科浪(深セン)商務有限公司(連結子会社) 新規事業、その他事業   クラウン株式会社(連結子会社) 深セン皇冠金属成型有限公司(連結子会社) CROWN PRECISION(HK)CO., LTD.(連結子会社) 皇冠投資管理有限公司(連結子会社) (注)1.クラウン株式会社は、深セン皇冠(中国)電子有限公司の持株会社であります。 2.CROWN PRECISION(HK)CO.,LTD.は深セン皇冠金属成型有限公司の持株会社であります。 3.皇冠投資管理有限公司は、科浪(深セン)商務有限公司の持株会社であります。 4.2026年3月より、新規事業として半導体及び電子部品等の輸入販売等を始動しております。 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これによりインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業の系統図は次のとおりであります。なお、新規事業につきましては、現在、事業の立ち上げ段階であるため、事業系統図の記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題1,655字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、広い視野に立った透明性の高い企業活動を推進し、公平・公正かつ誠実な投資業務により適正な利益を確保する事によって株主及び取引先などすべてのステークホルダーの期待に応えるとともに、社会の公器としての社会的責任を果たすことを経営の基本方針としております。具体的には経営戦略を樹立する持株会社と事業を遂行する各事業会社を明確に区分し、経営資源の有効的な活用とコーポレート・ガバナンスの確立した経営を行うことにより、経営の効率化を図り、企業の持続的な成長と企業価値の向上を目指しております。また、株主価値を重視する観点から、一株当たりの当期純利益(EPS)及び自己資本利益率(ROE)を経営指標としておりますが、長期的な目標値をEPS25円、ROE5%超に設定しております。 (2)経営環境及び対処すべき課題 当社グループが中国で進める「ワールド・イノベーション・センター」(WIC)プロジェクトは、同国のハイテク、先端医療等の科学技術発展の模範的な牽引役を目指す粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)構想の中心都市である深セン市の中心に位置する車公廟エリア(約32ヘクタール)を官民一体で再開発を進めるハイエンドな都市更新プロジェクトです。一方で、WICのグランドオープンまで賃料収入が見込めない中、中国の先進都市である14省・4直轄市との連携プラットフォームを最大限に活用して、中国の先進的な企業から半導体及びロボット等のエレクトロ分野における製品及び電子部品等の輸入販売等を行う事業に新たに参入いたします。 当社グループがそれらのプロジェクトや新規事業を進める上で対処すべき課題としては、①米中貿易摩擦の影響や事業拠点の一極集中を懸念する日米欧の先進的企業が中国への投資を手控える傾向にある、②為替変動による投資金額や輸入コストの増加懸念、③サステナビリティへの取り組み、④不動産開発や新規事業における専門的な人材の確保などが主な課題と捉えております。 ①につきましては、米中貿易摩擦等の影響下、中国市場に適合した製品を開発し、広大な市場に販売することにより事業の拡大を図る企業とリスクを回避する目的で他国に製造拠点の分散投資を行う企業の2極化が進んでおり、当社グループでは中国投資に前向きな企業に対してWICへの進出を促すため、WICにおいて中国14省・4直轄市との情報プラットフォームや優秀な技能を持つスタートアップ企業とのマッチングシステム、24時間365日ライフサービスの提供を行う等の施策を進めてまいります。 ②につきましては、為替市場の変動リスクに対応するため建設資金や事業運転資金を現地金融機関から現地通貨の人民元で調達するなどの手段を駆使して為替変動の影響を最小限に抑える方針です。 ③につきましては、WICプロジェクトを進める上で環境、社会、ガバナンスの所謂サステナビリティにおけるESGの課題に取り組んでおります。建築される建物は、百年建築・日本品質を目指し、WELL・ LEED認証は全てプラチナ、緑色建築認証は3つ星の取得に取り組む方針であり、世界から集まる先進的大手外資企業の多様なニーズに応え、進出企業の新たなイノベーションの創出を強力に支援する最適なプラットフォームの建設を進めております。 ④につきましては、WICプロジェクトを円滑に進めるため、建築設計、建設施工、デザイン、コスト管理などの優秀で経験豊富な人材の登用を進めており、すでに開発本部長をはじめ各部門の責任者等15名を採用し、併せてそれぞれに著名なコンサル企業との提携を進めております。また、新規事業分野においても、半導体、電子部品の専門知識と経験豊富な人材の採用を進め、既に日本及び中国の両サイドにおいて専門部署の立ち上げを行っております。
事業等のリスク1,473字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクについて、主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても投資者の皆様の投資判断に重要であると考えられる事項につきましては、積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)為替相場の変動に伴うリスク 海外子会社の財務諸表上の現地通貨建ての項目は、連結財務諸表の作成にあたり円換算して計上おります。今後、事業拠点である中国の経済状況、日米経済政策等によっては換算時の為替相場により円換算後の計上額が影響を受ける可能性があります。また、不動産再開発事業においては、事業資金の調達のため、今後日本から増資等の投資を行う予定ですが、これらの投資は現地通貨における事業資金の価値が変わらなかったとしても、払込時の為替相場によって投資額に影響を及ぼす可能性があります。 (2)地球温暖化に伴う自然環境の変化のリスク 当社グループが推進するWICプロジェクトは、海外30ヶ国から200社を超える先進的大手外資企業を誘致することから、進出企業は入居する建物が災害に強く環境に配慮し、省エネ仕様の建築基準を求めています。しかし、昨今の地球温暖化等に伴い発生する災害が予測しえない規模で起こり得るリスクを考慮したうえで、中国緑色建築認証、国際LEED認証・国際WELL認証の高レベルな認証基準に沿った建物を構築する必要があります。 (3)不動産市況変動のリスク 当社グループが推進するWICプロジェクトに関し、中国国内外の要因により景気が減速し、不動産市況が悪化する局面においては、当該開発事業にも影響を与える可能性があります。当社グループが進める当該開発事業は長期にわたり大規模な投資になるため、市況変動には注意を要するものと思われます。なお、WICの稼働率を高めるため、グループ内に特別チームを編成し、建物の建設に先行して日本、欧米亜の先進的大手企業の誘致を積極的に進めております。 (4)ウクライナ・中東情勢等地政学的なリスク ウクライナや中東情勢等の地政学的なリスクについては、当社グループの事業に大きな影響はないものと考えておりますが、それらのリスクが長期化して、世界経済の成長に影響を及ぼすことにより、日本、欧米亜の企業が新たな投資を控えるリスクには注意を要するものと思われます。 なお、当連結会計年度において、営業収益の著しい減少、重要な営業損失、経常損失、当期純損失の計上、重要なマイナスの営業キャッシュ・フローの計上等の事象が生じております。これらの事象は、主に再開発事業の進捗によるものであり、テナントの退去に伴う賃料収入の減少、既存賃貸物件の解体による土地使用権の減損等が要因であります。また、長期貸付金に対し貸倒引当金繰入額を計上したことにより、経常損失、当期純損失がさらにマイナスとなっております。 今後、当社グループの主たる事業である不動産開発及び賃貸管理事業においては、竣工までの期間は一時的に賃料収入は見込めないこととなるため、翌期以降の当社グループの経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性がありますが、当連結会計年度末時点においては、手許預金の水準が高い(総資産の42%)ことから、継続企業の前提に関し、重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,019字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社グループの事業拠点である中国深セン市は、グレーターベイエリア(大湾区)の中心都市として海外から注目され、2025年度の深セン市のGDPは昨年比5.5%の伸び率を達成し、景気の回復基調は目覚ましいものがあります。 このような環境下、 当社グループが深セン市で推進する「ワールド・イノベーション・センター(以下「WIC」)」プロジェクトは、地元当局から実質的な開発許可を取得し、2026年の着工、2031年のグランドオープンを目指しております。これに伴い、建物及び構築物等の取り壊しを進めており、子会社の深セン皇冠(中国)電子有限公司(以下「皇冠電子」)が保有する固定資産(主に土地使用権)について、減損損失848百万円及び取壊費用等95百万円を特別損失に計上し、一方で財務の健全化に向けて長期貸付金を保守的に評価した結果、貸倒引当金944百万円を営業外費用に計上いたしました。 その結果、当連結会計年度における経営成績は営業収益391百万円(前期比62.0%減)、営業損失333百万円(前期比―%)、経常損失839百万円(前期比―%)、親会社株主に帰属する当期純損失1,937百万円(前期比―%)を計上いたしました。 不動産開発事業については、世界30ヶ国のフォーチュングローバル500企業をはじめとした先進的大手外資企業200社超が中国本社機能や本格的なR&D施設若しくはマーケティング拠点を設立し、WICの14省・4直轄市との連携による企業情報プラットフォーム等のビジネスサービスを享受することで、事業における新たなイノベーションを創出し、中国はもとより世界に向けての事業拡大を支援する大規模なイノベーションプロジェクトです。 WICプロジェクトは、現在先行して進めている01-01区画について、株式会社日建設計と深セン市華陽国際工程設計株式有限公司が方案設計を完成し、現在、既存建物の解体工事を進めております。また、深セン市から01-01区画の開発実施主体と同区画の建設指標の規劃修正案が承認され、実質的な開発許可を取得し、完成後の不動産評価額は約3,385億円(2026年3月31日の為替相場23.11円/1人民元により換算)と見込まれ、当社の成長戦略における重要な基盤となります。 なお、WIC開発に伴うテナント退去および建物解体工事の進行により、皇冠電子が保有する土地使用権は一旦返還し、先行している01-01区画について、新たに50年の土地使用権を取得することになります。現時点で想定している新たに取得する当該土地使用権の費用は、皇冠電子の土地使用権保有者による都市更新再開発であるため、深セン市政府の都市更新政令に基づき、既に開発許可が実質的に承認された研究開発用建物延床面積25.1万㎡は土地使用権の費用が免除され、商業施設及び宿舎延床面積9万7百㎡を対象に算出される予定です。 一方で、深セン市政府の委嘱を受けて精力的に行っている企業誘致活動では、日本の上場企業を中心とした先進的優良企業と、欧米のフォーチュングローバル500企業を中心とする大手企業が、WICへの進出意向を表明或いは入居承諾書を提出いただいております。今後開発手続きが進むに従ってWICへの進出希望企業はさらに増えてまいります。 また、WICにおいては進出企業の賃料収益のみならず、企業誘致を進める過程で得られた実需をもとに、進出企業及び14省・4直轄市に集積するドローンなどモビリティやAI関係の大手企業やスタートアップ企業の技術を生かす様々なサービスを提供するイノベーション事業に取り組みます。その第一歩として、半導体、AI・ロボティクス等の分野で高い技術を持つ中国企業と連携し、当社が日本総代理店を担うビジネスを組成してまいります。イノベーション事業を、WIC開業後には賃料と並ぶ収益事業に育てる計画の構築を進めております。 当社は総合投資会社を標榜しており、同プロジェクトを投資事業の第1号案件と位置付け、WICが単なる賃貸案件ではなく、環境・社会・ガバナンス(ESG)を重視した顧客との価値共創を通じ、当社グループの持続的発展の基礎となるプロジェクトを目指しております。 当社グループは、「不動産開発及び賃貸管理事業」のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ2,125百万円増加し、5,485百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、906百万円減少(前期は473百万円の増加)いたしました。これは主に、税金等調整前当期純損失の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、2,821百万円増加(前期は530百万円の減少)いたしました。これは主に、定期預金の解約によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、0百万円減少(前期は0百万円の減少)いたしました。 ③ 仕入、成約及び販売の実績 当社グループは、不動産開発及び賃貸管理を主な事業としているため、仕入実績、成約状況について記載すべき事項はありません。 売上の状況 当連結会計年度における売上実績は、次のとおりであります。 なお、当社グループは、「不動産開発及び賃貸管理事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 区分   金額(百万円)   前期比(%) 不動産賃貸管理収入   391   △62.0 (注)当連結会計年度において、不動産賃貸管理収入が著しく減少しております。これは、再開発の進捗に伴うテナントの退去によるものであります。再開発の詳細につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」に記載しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日(2026年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。この連結財務諸表作成にあたって、見積りが必要となる事項については合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。 なお、当社グループの連結財務諸表に影響を及ぼす可能性がある主な見積りとして、以下の会計処理があります。 (貸倒引当金) 貸倒引当金は、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については回収可能性を個別に検討した必要額を計上しております。債務者の支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。個別の回収可能性の検討においては、債務者の財務面を中心に、定量的・定性的の両面における分析を行い決定しております。 見積りの詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り) 貸倒引当金の見積り」に記載のとおりであります。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ2,357百万円減少し、26,506百万円となりまし た。この主な要因は、土地使用権の減損及び貸倒引当金の計上によるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べ456百万円減少し、413百万円となりました。この主な要因は、預り保証金の減少によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ1,901百万円減少し、26,093百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金の減少によるものであります。 ③ 経営成績の分析 イ.営業収益 営業収益は、前連結会計年度の1,030百万円と比較して638百万円減少し(前期比△62.0%)、391百万円となりました。この主な要因は、再開発の着工、2030年のグランドオープンに備えてテナントに退去を依頼したことにより賃料収入が減少したことによるものであります。 ロ.営業利益 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度の284百万円と比較して617百万円減少し(前期比―%)、333百万円の損失となりました。この主な要因は、上記イによるものであります。 ハ.経常利益 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度の552百万円と比較して1,391百万円減少し(前期比―%)、839 百万円の損失となりました。この主な要因は、上記イ及び貸倒引当金繰入額の計上によるものであります。 ニ.親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の365百万円と比較して2,303百万円(前期比―%)減少し、1,937百万円の損失となりました。この主な要因は、営業損失及び経常損失の計上に加え、固定資産の減損損失を計上したことによるものであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 イ.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概要につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ロ.財政政策 当社グループの今後の資金需要のうち主なものは、子会社皇冠電子における不動産再開発に必要な投資資金(約45億元)であります。現在、子会社皇冠電子は、車公廟エリア連片改造・グレートアップ都市更新単元プロジェクト1の開発実施主体の資格を取得し、規劃容積348,700㎡(規格容積率15.9)に地下駐車場及び公共施設の建物等の面積を加えた総延床面積452,930㎡の実質的な開発許可を取得いたしました。今後、皇冠電子の資本の増額(総事業費の20%相当額)に加え、再開発の進捗度合いを図りながら投資資金の調達を進める所存であります。その際には、手持ち資金に加え、新たに資本市場及び金融機関等からの資金調達を行う予定です。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。なお、当社グループが設定しております経営指標においては、EPSが目標値25円に対して当連結会計年度末△48円42銭、ROEが目標値5%超に対して当連結会計年度末△7.6%となりましたが、今後、経営指標につきましては不動産再開発を進めていくうえで、目標値等を検討する必要があると考えております。 また、当社グループの業績において核となる不動産再開発に向けては、継続して経営資源を重点的に投入する一方で、ワールド・イノベーション・センター(WIC)に進出する外資企業が、WICにおいて技術力の高いスタートアップ企業及び優良企業の情報提供プラットフォームや人材紹介システム等のあらゆるサービスを享受し、早期に事業を立ち上げ、イノベーションを創出するための環境作りを進める必要があるため、それらのサービスをWICプロジェクトの重要な部門と位置づけ、構築・推進していく所存です。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。