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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ワシントンホテル

4691 · Standard · サービス業

低価格帯ビジネスホテル「ワシントンホテル」を全国展開するホテル運営会社。直営中心に43ホテルを運営。

概要

ワシントンホテル株式会社は、愛知県名古屋市に本社を置くホテルチェーン運営会社である。ビジネスホテル「ワシントンホテルプラザ」と宿泊特化型「ワシントンR&Bホテル」の2ブランドで、全国に43ホテル、総客室数9,435室(2026年3月31日現在)を展開する。2026年3月期の売上高は242億円、営業利益率15.8%と回復基調にある。東京証券取引所スタンダード市場および名古屋証券取引所メイン市場に上場している。

二つのブランドで構成するホテル事業

当社のホテル事業は「ワシントンホテルプラザ」と「ワシントンR&Bホテル」の2ブランドが中核をなし、両ブランドで売上高全体の98.5%を占める(2026年3月期)。ワシントンホテルプラザは18ホテルを直営し、主要駅や繁華街に立地してシングルからツイン・ダブルまで多様な客室を備える。朝食では地元食材を用いた郷土料理を提供する。ワシントンR&Bホテルは25ホテルを展開し、宿泊特化型で少人数オペレーションによりリーズナブルな価格を実現している。両ブランドともリニューアルを進め、客室単価と稼働率の向上に取り組んでいる。

営業成績を支える販売経路と会員システム

客室販売経路のうちインターネット経由が75.4%(2026年3月期)を占め、うち自社予約サイト「ワシントンネット」が17.8%を担う。ワシントンネットは会員数61.7万人、年間延べ43万室が利用する。ポイント還元率は7%(一般サイト1~2%)と高く、有効期限も最終宿泊から2年間と長期である。ポイントは次回宿泊料金やAmazonギフトカード等に交換できる。また、ワシントンレストランカードは飲食利用に3%ポイント還元(シニア6%)を行い、宿泊ポイントとの相互移行が可能である。

出店戦略と物件形態の多様化

新規出店は政令指定都市や中核都市の200~300室規模を基本とし、収益性を重視した基準を設けている。出店形態は4種類あり、自社物件(7事業所)、建物賃貸借(34事業所)、土地賃貸借(2事業所)、MC方式(該当なし)と使い分ける。2026年3月期のホテル43事業所のうち直営が大半で、フランチャイズは1号店の富山のみ現在も継続している。今後の展開としては、MC方式やM&Aも視野に入れ、地方都市や海外への拡大も検討する。

業界の中での役割は都市型ビジネスホテル運営にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
242億円
営業利益
38億円
営業利益率
15.7%
純利益
30億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01宿泊(ビジネス・観光)主力

主要駅や繁華街に近い立地で、低料金の宿泊を提供。ビジネスパーソンに加え、観光客にも利用される。朝食に地元食材を活かした郷土料理を提供するなど差別化を図る。

主な製品・サービス2
ワシントンホテルプラザ
シングル・ツイン・ダブルなど多様な客室を備えたシティホテル。一部に飲食店・宴会場を併設。
ワシントンR&Bホテル
宿泊特化型ホテル。少人数オペレーションで効率化し、リーズナブルな価格を実現。

02ゴルフ場運営受託副次

ゴルフ場のクラブハウス内レストランの運営受託。収益は僅少。

製品と技術

ワシントンホテルプラザのサービスと立地戦略

ワシントンホテルプラザは、主要駅前や繁華街に立地し、ビジネス客を主なターゲットとする。客室はシングル、ツイン、ダブルなど多彩で、一部のホテルでは宴会場や飲食店を併設する。朝食は地元食材を活かした郷土料理を定食やバイキング形式で提供し、地域の味覚を楽しめる。2026年3月期のADRは8,807円、稼働率70.3%、RevPARは6,190円と前年から改善している。

ワシントンR&Bホテルの効率運営とリニューアル

ワシントンR&Bホテルは宿泊特化型で、大都市圏を中心に展開する。フロントスタッフが朝食対応も兼務する少人数オペレーションによりコストを抑え、リーズナブルな価格を実現している。近年はシングル中心からツインやコネクティングルームを増設し、複数名利用に対応。2026年3月期には3事業所で全館リニューアルを実施し、客室品質を向上。同一期間のADRは8,525円、稼働率72.8%、RevPARは6,208円となった。

会員システム「ワシントンネット」と高還元率ポイント

公式予約サイト「ワシントンネット」は入会費・年会費無料で、会員数は61.7万人(2026年3月末)。宿泊料金の7%をポイント還元する(業界平均1~2%)。ポイントの有効期限は最終宿泊から2年間で、新たに獲得すれば半永久的に継続可能。貯まったポイントは次回宿泊料金のほか、AmazonギフトカードやPayPayポイント、対象ホテルでのキャッシュバックに交換できる。すべてWeb上で完結するカードレスシステムである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

ホテル運営好調、収益率急改善

ビジネスホテルなどを運営。売上高は2024年3月期の183億円から2026年3月期242億円へ増加。営業利益率は10.33%→15.7%と急改善。同業のジンジブやイシンよりも稼働率回復が顕著で、業界内で優位なポジションを築く。インバウンド需要や国内旅行の回復を追い風に収益力を高めている。

強み

  • 2026年3月期営業利益率15.7%と高水準。
  • 2年間で183億→242億円と32%増加。
  • 訪日客増加でホテル需要が拡大。
  • コスト管理と稼働率向上で収益性改善。

課題

  • 観光需要や経済動向に業績が左右されやすい。
  • 同業の新規出店や価格競争が激化。
  • 人手不足による人件費増が収益を圧迫するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がワシントンホテル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18920東祥271億円7.4倍
26089ウィルグループ271億円11.6倍
32301学情267億円13.3倍
46196ストライクグループ264億円16.4倍
57033マネジメントソリューションズ263億円11.5倍
64691ワシントンホテル262億円8.5倍
72461ファンコミュニケーションズ259億円31.9倍
89644タナベコンサルティンググループ259億円22.5倍
99782ディーエムエス254億円17.4倍
102148アイティメディア251億円19.5倍
116539MS-Japan251億円24.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

中部財界の出資で設立、名古屋国際ホテル開業

1961年5月、株式会社丸栄ほか中部財界からの出資を受け、株式会社名古屋国際ホテル(現ワシントンホテル株式会社)を設立。1964年4月、愛知県名古屋市中区錦三丁目に「名古屋国際ホテル」を開業した。このホテルが後のワシントンホテルチェーンの母体となる。

ワシントンホテル1号店開業と全国展開への転換

1969年6月、名古屋国際ホテルのビジネス新館として217室の「ワシントンホテル」1号店を開業(後に名古屋第1ワシントンホテルへ改称)。全国展開を視野に1974年7月に愛知県外初の「岐阜ワシントンホテル」、1978年3月に「高松ワシントンホテル」を開業。同年3月には会員システム「ワシントンカード」を開始した。1979年4月、商号をワシントンホテル株式会社に変更し、チェーン展開を本格化する。

フランチャイズ導入と多地域への拡大

1980年3月、フランチャイズ1号店「富山ワシントンホテル」が開業(経営:大谷天然瓦斯株式会社)。以降、神戸(1981年3月)、宮崎(1981年4月)、岡山(1988年6月)、高崎(1990年9月)と全国各地へ出店を拡大。関東、近畿、中国、九州、四国と主要エリアをカバーし、ビジネスホテルチェーンとしての基盤を固めた。

R&Bホテルの開始と二ブランド体制へ

1997年2月、ワシントンホテルの名称を「ワシントンホテルプラザ」に変更。1998年4月、宿泊特化型ブランド「R&Bホテル」の1号店を東日本橋に開業。2000年代には東北・北海道へも進出し、2005年4月にはR&Bネットポイントシステムを開始。2009年6月の会社分割で名古屋国際ホテル株式会社を子会社化するが、2020年9月に営業終了し2021年4月に清算結了した。

上場とブランド再編、藤田観光との提携

2019年10月、東京証券取引所および名古屋証券取引所の市場第二部に上場。2022年4月には東証スタンダード市場、名証メイン市場へ移行した。2025年4月、R&Bホテルを「ワシントンR&Bホテル」に、予約サイト「宿泊ネット」を「ワシントンネット」に名称変更。2026年2月には藤田観光株式会社と業務提携契約を締結し、同年4月から会員プログラムの相互利用を開始した。

年表31件を開く

1960年代

  • 1961年5月㈱丸栄ほか中部財界からの出資を受け、「㈱名古屋国際ホテル(現 当社)」を設立
  • 1964年4月愛知県名古屋市中区錦三丁目に「名古屋国際ホテル」開業
  • 1969年6月ワシントンホテル1号店となる「名古屋国際ホテル ビジネス新館 ワシントンホテル」を217室にて開業(のちに名古屋第1ワシントンホテルへ改称)

1970年代

  • 1974年7月愛知県外初出店となる「岐阜ワシントンホテル」開業
  • 1976年2月本社を愛知県名古屋市中区錦三丁目12番地29号へ移転
  • 1978年3月四国地方1号店となる「高松ワシントンホテル」開業
  • 1978年3月ワシントンホテルチェーンにおいて、会員システム「ワシントンカード」を開始
  • 1979年4月商号変更ワシントンホテルを全国展開するため、商号を「ワシントンホテル㈱」に変更

1980年代

  • 1980年3月フランチャイズ1号店「富山ワシントンホテル」開業[経営:大谷天然瓦斯㈱]
  • 1981年3月近畿地方1号店となる「神戸ワシントンホテル」開業
  • 1981年4月九州地方1号店となる「宮崎ワシントンホテル」開業
  • 1988年6月中国地方1号店となる「岡山ワシントンホテル」開業

1990年代

  • 1990年9月関東地方1号店となる「高崎ワシントンホテル」開業
  • 1997年2月商号変更「ワシントンホテル」のホテル名称を「ワシントンホテルプラザ」に変更
  • 1998年4月R&Bホテル1号店となる「R&Bホテル東日本橋」開業

2000年代

  • 2000年7月東北地方1号店となる「R&Bホテル盛岡駅前」開業
  • 2002年4月北海道地方1号店となる「R&Bホテル札幌北3西2」開業
  • 2005年4月R&Bホテルチェーンにおいて、インターネット会員システム「R&Bネットポイントシステム」を開始
  • 2009年6月会社分割により「名古屋国際ホテル㈱」を子会社として設立(資本金1千万円)

2010年代

  • 2010年11月商号変更R&Bネットポイントの利用対象ホテルを、直営ワシントンホテルプラザと名古屋国際ホテルにも拡大し、名称を「宿泊ネットポイント」に変更
  • 2013年8月宿泊ネットポイントの利用対象ホテル拡大のため、加盟ホテルの募集を開始
  • 2015年3月商号変更宿泊ネットポイントの名称を「宿泊ネット」に変更
  • 2016年8月本社を愛知県名古屋市千種区内山三丁目23番5号へ移転
  • 2017年9月商号変更ワシントンカードにおいて、ポイントの加算・交換を飲食店舗のみとし、カード名称を「ワシントン レストランカード」に変更
  • 2019年10月上場東京証券取引所、名古屋証券取引所市場第二部へ上場

2020年代

  • 2021年4月名古屋国際ホテル㈱清算結了(2020年9月営業終了)
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所メイン市場へ移行
  • 2022年8月資本金を1億円に減資
  • 2025年4月商号変更ホテルブランド「R&Bホテル」の名称を「ワシントンR&Bホテル」に、宿泊予約サイト「宿泊ネット」の名称を「ワシントンネット」に変更。
  • 2026年2月藤田観光株式会社との業務提携契約を締結
  • 2026年4月藤田観光株式会社との会員プログラム相互利用開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率2027年3月期まで15.8%
  • 売上高2027年3月期まで25,900百万円
  • 営業利益2027年3月期まで4,100百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    商品価値の向上と顧客満足度強化

    ワシントンR&Bホテル2館の全館リニューアルに加え、コネクティングルームの増室や選べるマットレスの拡充など、多様なニーズに応える商品展開で顧客満足度向上を図る。

  2. 02

    販売促進強化と収益性向上

    国内外の旅行代理店や法人への営業活動、旅行商談会への参加、自治体との関係構築に加え、予約センター機能強化や生成AI対応を含むデジタルマーケティングを推進。レベニューマネジメントの高度化でRevPAR向上を目指す。

  3. 03

    ブランド価値向上と顧客基盤強化

    藤田観光との連携を拡大し、宿泊予約サイトの会員相互送客や株主優待の相互利用を進める。公式予約サイト「ワシントンネット」の会員数拡大と利用促進によりブランド価値向上を図る。

  4. 04

    拠点拡大と開発体制強化

    従来の立地や業態にこだわらず新規案件の情報収集を進め、出店基準・収支基準の明確化や開発体制強化により迅速な意思決定を行い、着実な拡大を目指す。2027年3月に浜松駅南口に新ホテル開業予定。

  5. 05

    人材確保と育成の推進

    若年層の採用強化や外国人材の活躍促進に加え、全社員向け動画研修に加えて接遇担当者の専門研修を充実させ、全社的な接遇力向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で428人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は490万円で、6期前と比べて+16.8%平均年齢は38.4歳、平均勤続年数は9.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月42038.29.5466
2021年3月35137.99.6405
2022年3月34540.111.5356
2023年3月41840.711.9335
2024年3月43039.910.5368
2025年3月46239.510.0383574
2026年3月49038.49.1428888

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率40.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
ワシントンR&Bホテル事業 合計144億円
ワシントンホテルプラザ 事業合計5,003百万円
ワシントンR&Bホテル博多駅前第2 — 福岡県福岡市博多区2,815百万円
ワシントンR&Bホテル名古屋駅前 — 愛知県名古屋市中村区2,711百万円
札幌ワシントンホテルプラザ — 北海道札幌市2,570百万円
ワシントンR&Bホテル その他17ホテル2,303百万円
ワシントンR&Bホテル仙台駅東口 — 宮城県仙台市若林区1,696百万円
ワシントンR&Bホテル新大阪北口 — 大阪府大阪市淀川区1,355百万円
ワシントンR&Bホテル名古屋新幹線口 — 愛知県名古屋市中村区1,241百万円
ワシントンホテルプラザ その他15ホテル1,176百万円
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    名古屋国際ホテル㈱(注)1
    愛知県名古屋市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和6年度「令和6年能登半島地震」被災地派遣に係る宿舎留保業務(金沢市)
    環境省 · 2025-01-17
    5,400円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は242億円営業利益38億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.6%、利益が+72.7%。

売上高
+13.6%
242億円
営業利益
+72.7%
38億円
純利益
+50.0%
30億円
営業利益率
15.7%
前期比 +5.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高259億円242億円
営業利益41億円38億円
純利益23億円30億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は61億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+38.6%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q469
2024年1Q44511.44
2024年2Q4536.72
2024年3Q51611.85
2024年4Q43−3
2025年2Q10198.97
2025年4Q1121311.613
2026年2Q1212016.517
2026年4Q1211814.913
2027年1Q611016.46

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は210億円から242億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は15.7%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年3月2103120
ワシントンカードにおいて、ポイントの加算・交換を飲食店舗のみとし、カード名称を「ワシントン レストランカード」に変更
2017年3月1973424
2018年3月2143019
東京証券取引所、名古屋証券取引所市場第二部へ上場
2019年3月2142817
2020年3月198124
2021年3月48−73−75
2022年3月85−31−33
2023年3月1752832
2024年3月18398
ホテルブランド「R&Bホテル」の名称を「ワシントンR&Bホテル」に、宿泊予約サイト「宿泊ネット」の名称を「ワシントンネット」に変更。
2025年3月213221810.320
2026年3月242383315.730

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高242億円のうち、営業利益として残るのは38億円15.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の12.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.6%195億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金3.3%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.7%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
19.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.2pt
15.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.3pt
12.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+16.2pt
28.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年3月期は営業CFが46億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは30億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は64億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月20−21−6−131
2019年3月29−389−931
2020年3月8−3223−2431
2021年3月−67−873−7529
2022年3月−27−350−3049
2023年3月50−8−14290
2024年3月20−11−35965
2025年3月34−16−241860
2026年3月46−16−253064

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年3月期の総資産は343億円。このうち返さなくてよい自己資本が122億円で、自己資本比率は35.5%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月1695811134.3
2017年3月1848110344.0
2018年3月22410112345.2
2019年3月25111713446.7
2020年3月26714412354.1
2021年3月2706620424.4
2022年3月3223428810.4
2023年3月3576629118.5
2024年3月3317525622.8
2025年3月3359424128.2
2026年3月34312222135.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
64億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
87億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
221億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中54位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中415位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
28.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
15.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,150で、1年前と比べて+45.5%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥2,150-4.6%1ヶ月+0.0%1年+45.5%時価総額262億円
過去52週の値幅
安値¥1,246高値¥3,125

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.5倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR3.92倍
配当利回り2.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に10.17%高の2275円と大幅反発。月間ではほぼ横ばい、直近の下落を帳消しに。25日線(2217.48円)を上回り、75日線(2229.09円)も上回る。52週高値3125円からは27%下落、52週安値1246円からは83%上昇。出来高は8月21日に30万株と急増、買いが優勢。RSIは56.66で中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが10.19倍と業界平均26.52倍を大きく下回り割安感が強い。PBRは4.69倍と平均2.27倍を上回るが、ROEが高い可能性を示唆。配当利回りは0%と無配だが、業績拡大により利益は増加傾向にあり、今後の配当再開や成長を織り込む余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.5倍23.4倍
PER (予想)11.2倍
PBR3.92倍3.51倍
ROE28.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コロナ禍からの回復が進む中、インバウンド需要の本格化と客室単価アップが業績を押し上げるかが焦点。強気派は2026年3月期の増収増益予想(売上242億円、営業利益率15.7%)を評価し、既存ホテルの稼働率向上と価格改定の効果に期待。一方、弱気派は競合の新規開業や労働不足によるコスト増、インバウンド需要の変動リスクを指摘。財務は健全だが、成長鈍化懸念もあり、株価は業績回復を先取りしている可能性がある。

プラスに働く材料7
  • 業績回復基調明確

    2026/3期売上242億円、営業利益率15.7%と大幅増益見込み。

  • インバウンド需要取り込み

    訪日客増加で客室単価上昇余地大。

  • 財務体質良好

    負債水準低く、投資余力あり。

  • 営業利益急拡大、収益加速FY2026/3影響

    営業利益38億円、前期比73%増、インバウンド需要

  • 売上高2割増収基調継続影響

    FY26売上242億円、3年で32%増、客室稼働率向上

  • 純利益50%増でEPS向上FY2026/3影響

    純利益30億円、前期比50%増、株価上昇要因

  • 復配可能性次回株主総会影響

    無配だが利益拡大で配当再開の期待

マイナスに働く材料7
  • 競合激化のリスク

    ビジネスホテル市場は新規参入増でシェア争い。

  • コスト上昇圧力

    人件費・光熱費高騰が利益率を圧迫。

  • 需要変動リスク

    インバウンドは為替・地政学リスクで変動。

  • PBR4.7倍、バリュエーション懸念継続影響

    PBR4.69倍と割高、成長鈍化で修正リスク

  • 無配継続で株主還元不足継続影響

    無配当、内部留保増で配当期待が先行

  • 外国人保有率低く需給脆弱継続影響

    外国人保有1.33%、大口売りで急落リスク

  • インバウンド減少リスク不定影響

    訪日客減少で稼働率低下、営業利益に数十%影響

次の決算で確かめる点
客室稼働率
収益の基盤。稼働率維持が利益に直結。
客室単価(ADR)
価格改定効果とインバウンド需要の反映。
RevPAR
稼働率×単価で収益力を総合評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは2.09%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
2.09%
いまの株価に対して
配当性向
15.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月1014.4
2025年3月20100.012.0
2026年3月40100.015.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ7,413人。区分でいちばん多いのは事業法人38.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が62.7%を占め、残る37.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人44.041.838.937.338.538.9
金融機関32.631.828.327.025.623.8
個人・その他19.720.919.723.123.622.9
外国法人1.24.111.09.610.012.0
証券会社2.21.31.92.82.12.0
自己株式0.90.90.90.91.21.4
外国人個人0.20.20.20.10.20.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01興和ファシリティズ株式会社11.78
02藤田観光株式会社7.08
03THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.18
04株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.13
05株式会社三菱UFJ銀行4.13
06日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.07
07BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC/MBBC LIENT ASSETS 2(常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)3.60
08株式会社近藤紡績所2.60
09名古屋中小企業投資育成株式会社2.44
10アパホールディングス株式会社2.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-06-19
    アパホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    5.84%
    +1.23pt
  • 2026-06-12
    アパホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    4.61%
    +1.24pt
  • 2026-05-08
    藤田観光株式会社
    新規の大量保有報告
    10.19%
    +2.29pt
  • 2026-04-17
    アパホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    3.37%
    +1.16pt
  • 2026-04-13
    Cambridge Asia LLC
    新規の大量保有報告
    3.94%
    -1.07pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+30%、1株純資産は11期で+77%。直近期のROEは28.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年3月19557237.05.1
2017年3月24180235.15.4
2018年3月1891,00220.78.1
2019年3月1691,16215.68.3
2020年3月371,1873.115.557.6
2021年3月−621548−71.4
2022年3月−271279−65.4
2023年3月26754864.53.3
2024年3月6962511.812.114.4
2025年3月16778623.77.112.0
2026年3月2521,01628.05.215.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
内田和男代表取締役会長7691,341
長谷川太代表取締役社長 社長執行役員6442,755
井戸川学取締役 常務執行役員 営業本部本部長5819,633
田中良佐取締役 執行役員 事業開発部部長5615,611
布目浩取締役 執行役員 経営企画部部長516,480
山口正樹取締役(監査等委員)62391
小島浩司取締役(監査等委員)55
名越陽子取締役(監査等委員)54
津尾則文取締役 執行役員 経理財務部部長596,386
深津越雄取締役65
木村保徳取締役(監査等委員)38

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)56410158818
社外取締役3993
取締役(社内)1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,752字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、ホテル事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。 (1) ホテルブランド 当社は、「ワシントンホテルプラザ」、「ワシントンR&Bホテル」の計2ブランドのホテル事業の運営とゴルフ場クラブハウス内レストランの運営受託をしております。 ① ワシントンホテルプラザ 「ワシントンホテルプラザ」は1969年の1号店開業以来、高度経済成長期におけるニーズを背景に、低料金で安全・快適に宿泊できるスタイルがビジネスパーソンを中心に支持を集め、出店を拡大してまいりました。主要駅、もしくは繁華街に近い立地に展開し、シングル、ツイン、ダブルなど多様な客室を保有しております。朝食では、地元食材を活かした郷土料理を定食またはバイキング形式で提供(一部ホテルを除く)しており、ご宿泊のお客様に地域ならではの味覚をお楽しみいただいております。現在、直営で18ホテル(2026年3月31日現在)を運営しており、中には飲食店や宴会場を併設した施設もあり、宿泊に加えてお食事やご会合など、さまざまな用途でご利用いただける環境を整えております。 2026年3月期のワシントンホテルプラザのADR(注1)は8,807円(前年同期比108.2%)、稼働率(注2)は70.3%(前年同期比2.3ポイント増)、RevPAR(注3)は6,190円(前年同期比111.9%)となっております。 (注1)ADR(Average Daily Rate)とは、平均客室単価のことであり、客室売上を販売客室数で割った金額であります。 (注2)稼働率は、実際に販売した客室数を販売可能客室数で割って計算した割合であります。 (注3)RevPAR(Revenue Per Available Room)とは、販売可能客室数あたりの客室売上のことであり、客室売上を販売可能客室数で割った金額であります。 なお、客室稼働率・RevPARは全館リニューアルによる販売不能客室を控除した上で算出しております。 ② ワシントンR&Bホテル 「ワシントンR&Bホテル」は宿泊特化型ホテルとして大都市圏を中心に、全国で直営25ホテル(2026年3月31日現在)を展開しております。朝食は専門のスタッフを配さず、フロントスタッフが対応する少人数オペレーションを徹底することで、業務の効率化を図り、リーズナブルな価格での提供を実現しております。客室においてはこれまで主にシングルルームが中心でしたが、積極的なリニューアルにより、ツインルームやコネクティングルームなどの複数名での利用が可能な客室を新たに新設し、より幅広いお客様のニーズに対応しております。 2026年3月期のワシントンR&BホテルのADRは8,525円(前年同期比113.0%)、稼働率は72.8%(前年同期比2.9ポイント増)、RevPARは6,208円(前年同期比117.6%)となっております。 以上の計2ブランドのホテル事業で、運営するホテルは全国に43ホテル、総客室数9,435室(2026年3月31日現在)であり、ビジネス、観光等様々なお客様にご利用いただいております。2026年3月期の当社ホテル全館のADRは8,649円、稼働率は71.7%、RevPARは6,200円となっております。 当社の収益としては、「ワシントンホテルプラザ」、「ワシントンR&Bホテル」で98.5%を占めており、ゴルフ場クラブハウス内レストランによる収益は僅少なものとなっております。 過年度におけるホテルブランドごとの主要指標は以下のとおりであります。 2022/3期   2023/3期   2024/3期   2025/3期   2026/3期 ワシントンホテルプラザ   売上高(千円)   5,465,551(5,779,130)   8,711,312(9,064,302)   9,299,244(9,667,956)   10,614,217(10,966,311)   11,817,940(12,180,479) 営業利益又は営業損失(△)(千円)   △963,395(△951,395)   960,875(978,318)   411,320(418,223)   817,402(790,245)   1,328,077(1,306,184) ADR(円)   6,259   6,497   7,415   8,142   8,807 稼働率(%)   48.0   73.3   63.8   68.0   70.3 RevPAR(円)   3,006   4,762   4,727   5,533   6,190 ワシントンR&Bホテル   売上高(千円)   2,748,268   8,532,351   8,712,666   10,520,953   12,174,055 営業利益又は営業損失(△)(千円)   △2,292,227   2,011,463   1,072,113   1,450,348   2,511,868 ADR(円)   5,209   6,615   6,922   7,547   8,525 稼働率(%)   25.7   63.9   61.5   69.9   72.8 RevPAR(円)   1,341   4,229   4,258   5,278   6,208 (注)1.ワシントンホテルプラザ事業には、「ワシントンホテルプラザ」ブランドのホテル事業の運営とゴルフ場ク ラブハウス内レストランの運営受託が含まれております。上記の表の売上高及び営業利益又は営業損失にお いては、ホテルブランドごとの比較のため、ワシントンホテルプラザに係る記載をしており、( )内に はワシントンホテルプラザ事業の売上高及び営業損益を記載しております。 2.2025年3期以降、客室稼働率・RevPARは、全館リニューアルによる販売不能客室を控除した上で算出してお ります。 (2) ホテル運営 ① 客室販売及び会員システム 当社の客室販売は、直販である宿泊予約サイトの「ワシントンネット」のほか、オンライン旅行予約サイトをはじめとするインターネットによる宿泊予約の獲得、旅行会社の販売する旅行商品への客室提供を主要な経路としております。2026年3月期における販売経路の割合は、インターネット経由の販売が75.4%(「ワシントンネット」経由の割合は17.8%)、電話等による一般販売が8.2%、旅行代理店経由の販売が16.4%となっております。 また、当社のホテル・飲食店を長期的・効率的にご利用していただき、ロイヤルカスタマーを囲い込むために、以下の会員システムを、お客様に向けご提供しております。 (a) ワシントンネット ワシントンネットは61.7万人の会員(2026年3月31日現在)がおり、年間延べ43万室(2026年3月期)が利用される、当社が運営する入会費・年会費無料の宿泊予約サイトであります。 また、会員カードを発行せず、入会からポイントの加算、交換までを予約サイト上で実施するため、従業員の業務負荷低減にもつながっております。 会員にご登録いただくとワシントンネットからのご予約・ご宿泊でポイントを還元いたします。また、当社ホテル以外の提携ホテルの加盟店ネットワークも全国にあり、当社ホテルと加盟店を合わせて日本国内に57拠点(2026年3月31日現在)のネットワークとなっております。ワシントンネットの特徴は以下のとおりです。 イ 一般的なホテル予約サイトはポイント還元率1~2%であることに比べワシントンネットでは、宿泊料金の7%をポイントとしてお客様に還元しております。 ロ ポイントの有効期限は、一般的なホテル予約サイトが1年間であることに比べワシントンネットでは最終宿泊日から2年間であります。さらに、期限までに新たにポイントを獲得すれば有効期限が切れることはありませんので、半永久的にポイントを継続していただくことが可能です。(会員資格は、登録日から10年間又は最終利用日から10年間、対象取引を一度も行わなかった場合、自動的に消滅いたします。) ハ 貯まったポイントは次回の宿泊料金としてご利用いただけるほか、Amazonギフトカード・PayPayポイントコードとの交換、対象ホテルフロントでのキャッシュバックからの選択も可能です。 ニ ポイントの加算・使用・交換をすべて予約サイト上で行うシステムなので、カードレスでお手軽にご利用いただけます。 (b) ワシントンレストランカード ワシントンレストランカードは、全国のワシントンホテルプラザの直営飲食店でのご飲食に応じてポイント還元を行う無料会員システムです。シニア会員にはお得な特典を有しておりますので幅広いお客様にご支持をいただいております。以下が会員様の特典であります。 イ ご利用金額の3%をポイント還元しております。 ロ 60歳以上のシニア会員様はご利用金額の6%のポイントを還元しております。 1ポイント=1円単位でのご利用が可能です。 ハ キャッシュバック制度を有しております。 5,000ポイント単位でキャッシュバックが可能です。 ニ 「ワシントンネット」へのポイント移行が可能です。 ホ ポイント・会員資格ともに最終利用日から2年間有効です。 ② 新規出店 ホテルの出店については、収益性を重視した出店基準を設けております。政令指定都市・中核都市等の流動人口が多い地域での200~300室規模の宿泊特化型ホテルの展開に加え、地方都市・ロードサイド・海外等も視野に入れつつ、MC方式やM&A等を含む柔軟な出店手法により、収益性を重視した拠点拡大を推進してまいります。出店にあたっては、立地条件、需要構造、投資効率等を総合的に勘案し、業績変動の抑制に努めてまいります。 また、優良な出店地を確保するべく、当社自社物件としての出店のほか、建物の賃貸借方式、土地の賃貸借方式、MC方式という計4つの出店形態を用意し、幅広く情報を収集しております。2026年3月31日現在、土地と建物を自社が所有する自社物件によるホテル出店は7事業所、建物の賃貸借方式によるホテル出店は34事業所、土地の賃貸借方式によるホテル出店は2事業所であり、MC方式によるホテル出店は該当無しとなっております。 ③ 人員 ホテルの運営体制としては、客室クリーニング等の外部委託を除き、原則自社人員での運営を基本方針としております。 当社では、Webを活用した映像マニュアルや全社員を対象とした動画研修カリキュラムに加え、外部講師を含めた定期的な研修を実施することにより、人材育成に取り組んでおります。また、効率的な人員配置、顧客サービスの充実、緊急時の急な対応への備え、従業員本人のスキルアップを目的とし、ひとつの部署だけで勤務するのではなく、繁閑に応じて部署をまたいで勤務する「マルチジョブ」を推進しております。 [事業系統図] 当社の事業系統図は以下のとおりであります。 (注) 2025年4月1日より、ホテルブランド「R&Bホテル」の名称を「ワシントンR&Bホテル」に変更しております。この名称変更は、ワシントンホテル株式会社が運営しているサービスであることを多くのステークホルダーに対して分かりやすく明確にすることで、より安心してご利用いただけることを目的としたものです。
経営方針・対処すべき課題1,661字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「リーズナブルなホテル事業を通じて、「よかった、また来るよ」を実現し、お客様と働く人を幸せにする。」を経営理念としております。 (2) 目標とする経営指標 当社の目標とする経営指標は、高い収益性を維持し企業価値を向上させていくため、新規出店やリニューアル等による収入増及び経費の抑制・効率化等などコスト管理に努めることにより、事業活動の成果をはかることができる、売上高営業利益率を経営指標として掲げております。なお、2027年3月期の業績予想につきましては、売上高営業利益率15.8%を見込んでおります(売上高25,900百万円、営業利益4,100百万円)。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後につきましては、全国的なビジネス宿泊需要は大幅な増加が見込みにくい一方、アジア競技大会の開催や、シルバーウィークを中心とした曜日配列の好影響もあり、イベント・観光・レジャー需要は引き続き底堅く推移する見通しです。また、訪日外国人客数についても堅調に推移し、宿泊需要を下支えするものと見込んでおります。このような環境下、当社は以下を重点課題と認識し、それぞれの施策に取り組んでまいります。 ① 商品価値の向上 2027年3月期は、ワシントンR&Bホテル2館(博多駅前第1、仙台広瀬通駅前)において、全館リニューアルを行います。加えて、その他の事業所においても、複数名利用対応強化としての『コネクティングルーム』の増室や独自性を強化するための『選べるマットレス』の拡充など、様々なお客様のニーズにお応えする商品展開を行いながら、顧客満足度の向上を図ってまいります。 ② 販売促進強化と収益性向上 国内外の旅行代理店や法人への営業活動、旅行商談会への参加、自治体との関係づくりを継続強化するほか、予約センターの機能も高めてまいります。加えて、生成AI検索への対応を含むデジタルマーケティング施策も一層進化させてまいります。また、レベニューマネジメントにおいては、需給動向を的確にとらえ、その内容が速やかに反映できる仕組みの高度化を進め、RevPARの向上を図ってまいります。なお、運営コストの増加に対しては、生産性の向上推進と商品力の強化により販売単価アップにて対応してまいります。 ③ ブランド価値向上と顧客基盤強化 藤田観光株式会社との宿泊予約サイトの会員相互送客及び株主優待の相互利用につきましては、利用施設の拡大や利便性の向上を進めつつ、両社の顧客基盤を活かした実効性の高い提携へと発展させることで、ブランド価値の向上につなげてまいります。また、当社公式予約サイト「ワシントンネット」につきましては、こうした提携効果と、予約期間や価格面での優位性をアピールすることで会員数の拡大を図り、利用促進につなげてまいります。 ④ 拠点の拡大 拠点拡大においては、従来の立地やホテル業態にこだわらず、新規案件に関する情報収集を進めるべく、関係先との連携強化に取り組んでまいります。また、出店基準及び収支基準の明確化や開発体制の強化を通じて、迅速かつ適切な意思決定を行うことで、着実な拡大を目指してまいります。なお、2027年3月には、ワシントンR&Bホテル浜松駅南口(仮称)が開業する予定です。 ⑤ 人材確保と育成 当社の将来を担う人材の確保・育成のため、中途採用も含めた、特に若年層の採用強化に取り組むほか、外国人材については、在留資格をふまえたうえでより幅広く活躍できるよう、育成を進めてまいります。また、全社員を対象として実施している動画研修カリキュラムに加え、外部講師を含めた定期的な研修を実施しております。更に、今後は各ホテルの接遇担当者を選抜した専門研修をより充実させることで、全社的な接遇力の向上を進めてまいります。
事業等のリスク4,138字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経済、金融動向に伴うリスク ① 景気動向について 宿泊需要は、大別するとビジネス需要と観光需要があり、景気減退による企業活動の縮小や給与水準の低下による支出意欲の低下によって、宿泊需要が減少する可能性があります。 ② 金利変動について 当社の有利子負債には金利変動の影響を受けるものが含まれているため、金利上昇によって支払金利や調達コストが増加する可能性があります。 ③ 国際情勢について 国際的な政治、戦争、テロ等の影響により原油・燃料価格が高騰することがあり、調達コストの増加につながる可能性があります。 (2) 競合他社の出店、競争過熱に伴うリスク ① 新規参入者を含めた競争について 既存の競合他社のほか、異業種等からの業界参入があれば、競争激化により集客が低下し、当社が展開するホテルの稼働率が低下する可能性があります。 ② 価格競争について 競争の激化により更なる過当競争が引き起こされ、価格が下落し、売上の減少につながる可能性があります。 (3) 事業遂行上のリスク ① 商品やサービスの欠陥や瑕疵に関するリスク(客室) 客室においては、設備機器の不具合が発生することによって、電気や水・お湯が供給できなくなり、照明、空調、TV等の電化製品の停止や、風呂場、トイレの使用が不可能になるなど、宿泊及び企業イメージに対する影響が出る可能性があります。 ② 商品やサービスの欠陥や瑕疵に関するリスク(料理) 飲食店や宴会場での料理提供においては、品質管理や食品衛生に十分注意をしておりますが、食中毒が発生した場合には、社会的信用の低下、個人への補償及び事業停止処分の可能性があります。 ③ 人材に関するリスク ホテル業は、人的サービスに拠る面が大きいことから、採用難等などの人材確保が困難になる場合や、他社への人材流出により、事業運営が停滞する可能性があります。また、最低賃金の引き上げや、社会保障政策に伴う社会保険料率の引き上げ等による人件費の上昇、採用コストの増加等により、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 情報セキュリティに関するリスク 当社では宿泊者の氏名・連絡先を宿泊システムにて保有しているほか、会員システムとして使用している「ワシントンネット」内に顧客情報を保有しています。これら情報がハッキング行為等により流出した場合、社会的信用の低下やコンピュータウイルスへの感染によるシステム停止から事業運営が停滞する可能性があります。 ⑤ 減損損失の計上 当社は、ホテル建物等の有形固定資産を保有しておりますが、これらの資産については減損会計を適用し、当該資産から得られる将来キャッシュ・フローによって資産の帳簿価額を回収できるかどうかを検証しており、減損処理が必要な資産については適切に処理を行っています。しかし、今後一定規模を超える不動産価額の下落や、事業収支の悪化により将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合には、有形固定資産の一部について減損損失が発生する可能性があります。 ⑥ 会計基準変更に伴うリスク 企業会計審議会(2024年9月)において、いわゆるオペレーティング・リース取引のオンバランス処理が必要となる、リースに関する会計基準が公表されました。当社では、借主側としてのオペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料が多額となると想定され(なお、当事業年度(2026年3月期)における借主側としてのオペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料は14,788,203千円であり、本適用時期(2028年3月期)にはさらに増加する可能性があります。)、これらを含むオペレーティング・リース取引が会計基準変更に伴いオンバランス処理された場合、自己資本比率の低下やリース資産減損計上等、経営成績及び財務指標に影響が及ぶ可能性があります。 ⑦ 賃借不動産の継続利用の中断もしくは中途解約 当社は、ホテル不動産あるいは飲食店舗不動産を長期に賃借しているものがあり、不動産所有者が破綻等の状態に陥った場合は、当該事業所の事業継続が困難となる可能性があります。また、賃貸借契約の途中で、当社の何らかの都合により契約を中途解約する場合は、残存期間分の未経過賃料のうちの一部を支払うか、補填する義務が生じる可能性があります。 (4) 自然災害や突発的事象発生のリスク ① 火災発生に関するリスク 設備の欠陥、瑕疵による火災(電化製品のショート、清掃不備による電源部から埃への着火等)や、お客様を起因とする火災(寝タバコ等)の発生により、社会的信用の低下や、事業停止処分、建物設備が焼失する可能性があります。 ② 自然災害の発生に関するリスク 地震や、台風・大雨・大雪、火山の噴火等によって、建物設備の損壊のほか、交通網やライフラインの断絶で原材料(客室リネンや食材、飲料)の調達や、電気・水道・ガスの供給が困難になること、また従業員の出勤も困難になること等により、事業所の機能が停止する可能性及び宿泊意欲が低下することによる収益悪化の可能性があります。 ③ 感染症の流行に関するリスク 新型インフルエンザや新型コロナウイルスに代表される感染症の流行等によって、拡散脅威による渡航規制の発生(国外客の減少)や、国内宿泊需要が減退する可能性があります。さらに、政府及び地方自治体等からの移動自粛要請や、海外渡航禁止勧告等に伴う活動制限等が継続した場合には、当社の事業の財政状況や業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症の収束後においても、生活様式やビジネススタイルの変化に伴う、外出控えや宿泊出張機会の減少により、観光需要・ビジネス需要が共に感染症流行以前までには回復しない可能性があります。 (5) 法務リスク ① 法的規制について 当社は、旅館業法、建築基準法、消防法、食品衛生法等の法的規制を受けております。当社は、これらの法令等の遵守に努めておりますが、現在の当該規制の強化や改正あるいは新たな規制が設けられた場合には、規制を遵守するために必要な費用や営業上の制約が発生する可能性があり、当社の事業や企業価値に影響を及ぼす可能性があります。 ② 労務管理 法令に基づく適切な労務管理ができないこと等により従業員に重大な労働災害が発生した場合、ハラスメント行為について社内外に通報窓口を設置する等の施策を講じていても完全に排除することができない場合等、労務問題によって当社の社会的な信用が低下し、あるいは、多額の課徴金や損害賠償が請求される等、当社の事業や企業価値に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 不適切な景品表示 当社の広告宣伝は、当社各事業部において内容確認を実施し、疑義が生じた場合には顧問弁護士に確認しておりますが、誤認を与える広告宣伝を実施した場合、当社の社会的な信用が低下し、あるいは、多額の課徴金や損害賠償が請求される等、当社の事業や企業価値に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 知的財産権の侵害 当社は、当社総務人事部を所管部署とし、商標権、著作権、特許権、意匠権等の知的財産権を管理しておりますが、他社による知的財産権の侵害により、当社の知的財産の価値が低下する可能性があります。また、当社では他社の知的財産を侵害することのないよう、他社の知的財産権調査を実施しておりますが、当社が他社の知的財産を侵害している場合には、使用料支払いや損害賠償請求等により当社の損益に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新規出店に係るリスク 当社は、今後も新規開発を進めていく予定ではありますが、出店候補地が確保できない場合、出店に必要な人材が確保できない場合、その他新規出店に際し当社に予期せぬ事由が発生した場合、また、当社が出店後近隣に競合他社が出店した場合、当社の業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 外注費目の安定調達・仕入価格の変動に係るリスク 当社は、清掃業務及びリネン業務を外注しております。清掃業務につきましては、人手不足による1室当たりの清掃単価の上昇、リネン業務に関しましては、原油高に伴い洗濯費用が高騰する可能性があり、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8) レピュテーションリスク 当社及び藤田観光株式会社は、それぞれ独立した会社であり、当社は「ワシントンホテルプラザ」、藤田観光株式会社は「ワシントンホテル」というブランドで事業活動を行っております。この「ワシントンホテル」という商標は、両社で共同出願しチェーン展開を行っているため、投資家や一般消費者等が経営母体を誤認する可能性を否定できません。以上のことから、同ブランドで火災や食中毒等などブランドイメージを毀損する事案が発生した場合には、当社のレピュテーションが低下することがあり、経営成績、財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 季節変動リスク 当社の事業は、第3四半期会計期間においては行楽シーズンや年末の忘年会シーズンにあたることから、宿泊客数の増加や、飲食店・宴会場の利用客数が増加する一方で、第4四半期会計期間においては年始に伴うビジネス宿泊の減少や、2月は日数が少ないため、利用客数が減少する傾向があります。また同時期においてホテルの改装等を実施することも多くあり、第4四半期会計期間は、他の四半期会計期間と比べ、売上高及び利益が減少する傾向があります。以上のような季節変動要因により、当社の一時点における業績は通期の業績の分析には十分な情報とならない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,737字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響等の懸念や、中東を中心とした海外情勢の不確実性等により、先行き不透明な状況が続いております。 ホテル業界におきましては、大阪・関西万博の開催による需要押し上げ効果に加え、2025年の訪日外国人客数が4,268万人と過去最多となるなど、国内レジャーおよびインバウンド需要は総じて堅調に推移いたしました。しかしながら、11月からの中国政府による渡航自粛要請の影響による中国人インバウンド客の減少は継続しており、今後の動向には留意する必要があります。 このような環境下、前期から当期にかけて全館リニューアルを完了した計4事業所(注1)の収益性が向上したほか、エリア別では大阪・関西万博の開催があった近畿地区や名古屋駅前・岡山・博多の各地区が好調に推移いたしました。また、その他の地域においても、設備刷新による商品力向上を背景としたレベニューマネジメントの精度向上やセールスプロモーション活動が奏功し、RevPAR(販売可能な客室1室当たりの売上)は前年同期を上回りました。 当期は、「睡眠・入浴・朝食」にこだわった全館リニューアルをワシントンR&Bホテル3事業所で実施し「名古屋栄東」は2026年2月、「新横浜駅前」は同年4月に完了、さらに「札幌北3西2」も同年6月に完了予定です。また、当社独自の取組みである『選べるマットレス』(「エアウィーヴ」または「西川・AiR(エアー)」のいずれかを選択可能)については、新たにこれら3事業所に加え、新大阪ワシントンホテルプラザの全室に導入いたしました。今後も本施策を推進し、良質な睡眠の提供を通じて顧客満足度の向上および他社との差別化を図ってまいります。さらに、コネクティングルームの新設を当期は8事業所で実施いたしました。既に導入済の事業所にて高い評価をいただいており、来期も導入を加速してまいります。 販売促進面では、国内外の旅行代理店および国内法人への営業強化に加え、地方自治体主催の商談会や海外の旅行博覧会への参加を通じて関係構築を図りました。また、2025年4月に名称変更した当社公式宿泊予約サイト「ワシントンネット」では、価格優位性の確保や予約受付期間の延長、販促キャンペーンの実施により販売拡大と新規会員の獲得に取り組みました。これらの結果、3月末時点の会員数は期初比11万2千人増加し、61万7千人となりました。 さらに、2026年2月には、「ワシントンホテル」商標を共同保有する藤田観光株式会社との間でブランド価値向上を目的とした業務提携契約を締結し、2026年4月より両社会員による「会員プログラム」の相互利用を開始しました。また、株主優待券の相互利用についても協議を進めております。 飲食・宴会部門におきましては、季節食材を活用したメニューの提供やインターネット予約の利便性向上に加え、法人向けセールスの強化や観光バス団体向けランチ営業の拡充に取り組みました。また、宿泊者向け特別メニューの提供や各地の郷土料理を取り入れた朝食催事を展開し、集客力の向上に努めました。 なお、当事業年度の客室稼働率は、前事業年度比で2.6ポイント増加の71.7%(第1四半期会計期間72.0%、第2四半期会計期間72.9%、第3四半期会計期間78.1%、第4四半期会計期間63.6%)となりました。(注2)また、ADR(平均客室販売単価)は、前事業年度比で、10.8%増加の8,649円(第1四半期会計期間8,542円、第2四半期会計期間8,489円、第3四半期会計期間8,983円、第4四半期会計期間8,541円)となり、RevPAR(販売可能な客室1室あたりの売上)は、前事業年度比で15.0%増加し、6,200円となりました。 外国人宿泊比率については、11月以降、中国からの宿泊に減少がみられたものの、韓国・台湾を中心に利用が増加したことに加え、リニューアルホテルでの増加や一部事業所における海外ゴルフパック利用の拡大等により、前年同期比1.3ポイント上昇し10.7%となりました。 これらの結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べ787,086千円増加の34,332,636千円となりました。これは主に建物(純額)が528,471千円、現金及び預金が459,808千円増加した一方、建設仮勘定が225,212千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べ1,950,395千円減少の22,148,272千円となりました。これは主に短期借入金が1,000,000千円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が1,000,000千円減少した一方、未払費用が113,825千円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は、主に当期純利益を計上したこと等により、前事業年度末に比べ2,737,481千円増加の12,184,364千円となりました。 b.経営成績 当事業年度の客室稼働率は71.7%(第1四半期会計期間72.0%、第2四半期会計期間72.9%、第3四半期会計期間78.1%、第4四半期会計期間63.6%)となり、前事業年度を2.6ポイント増加いたしました。また、客室単価は当事業年度で8,649円(第1四半期会計期間8,542円、第2四半期会計期間8,489円、第3四半期会計期間8,983円、第4四半期会計期間8,541円)となり、前事業年度を約10.8%上回りました。 当事業年度の業績は、売上高24,192,829千円(前期比13.3%増)、営業利益3,818,053千円(前期比70.4%増)、経常利益3,276,450千円(前期比86.7%増)、当期純利益3,027,286千円(前期比50.2%増)となりました。 なお、当社はホテル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 注1.全館リニューアルは、前期2024年7月に「ワシントンR&Bホテル大塚駅北口」、同年8月に「熊本ワシントンホテルプラザ」が完了。当期は2025年4月に「ワシントンR&Bホテル京都駅八条口」と「ワシントンR&Bホテル梅田東」が完了。 注2.客室稼働率・RevPARは、全館リニューアルによる販売不能客室を控除した上で算出しております。 当事業年度の事業部門別の売上高及び営業利益は次のとおりであります。 事業部門の名称   売上高   営業利益 金額(千円)   前年同期比(%)   金額(千円)   前年同期比(%) ワシントンホテルプラザ事業   11,817,940   111.3   1,328,077   162.5 ワシントンR&Bホテル事業   12,174,055   115.7   2,511,868   173.2 その他(※1)   200,833   94.4   △21,892   80.6 合計   24,192,829   113.3   3,818,053   170.4 (※1) その他の売上高には、ワシントンネット加盟店からの販売手数料収入が含まれる他、収益認識基準による調整を行っております。経費は本社費として適切に按分しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前事業年度末に比べ459,808千円増加し、6,426,303千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、4,573,528千円の資金の増加となりました。これは主に税引前当期純利益3,236,376千円、減価償却費1,243,278千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、1,592,611千円の資金の減少となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,233,774千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,521,108千円の資金の減少となりました。これは主に短期借入金の純増減額による支出1,000,000千円、長期借入金の返済による支出1,000,000千円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 地域別販売実績は次のとおりであります。 期別 地域   2025年3月期   2026年3月期 金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   比率(%) 国 内   北海道   1,291,568   6.1   1,334,914   5.5 東北   879,901   4.1   1,021,166   4.2 関東・甲信越   5,269,530   24.7   5,662,202   23.4 東海・北陸   3,635,954   17.0   3,992,689   16.5 近畿   4,145,731   19.4   5,307,784   21.9 中国   2,221,646   10.4   2,364,915   9.8 四国   380,866   1.8   474,032   2.0 九州   3,522,627   16.5   4,035,122   16.7 合計   21,347,826   100.0   24,192,829   100.0 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため記載を省略しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおり、売上高24,192,829千円(前期比13.3%増)、営業利益3,818,053千円(前期比70.4%増)、経常利益3,276,450千円(前期比86.7%増)、当期純利益3,027,286千円(前期比50.2%増)となりました。 売上高につきましては、前期比13.3%の増加となりました。主に宿泊部門において、前期から当期にかけて全館リニューアルを完了した事業所の収益性向上に加え、大阪・関西万博の開催があった近畿地区や名古屋駅前・岡山・博多の各地区が好調に推移いたしました。また、その他の地域においても、設備刷新による商品力向上を背景としたレベニューマネジメントの精度向上やセールスプロモーション活動が奏功し、RevPAR(販売可能な客室1室当たりの売上)は前年同期を上回りました。 各段階利益につきましては、第4四半期において、繰延資産の取崩しに伴う法人税等調整額の計上により最終利益段階では減益となったものの、通期では主に売上増加が寄与し、大幅な増益となりました。昇給や人員増に伴う労務費の上昇、売上増加に伴う変動家賃負担等のコスト増はあったものの、宿泊部門を中心とした収益改善によりこれを吸収し、利益水準は前年を大きく上回りました。 ② 資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.財務政策 当社の所要資金調達は、大きく分けて設備投資資金及び運転資金の調達となっております。基本的には「営業活動によるキャッシュ・フロー」を中心としながらも、多額の設備資金については、長期借入金等により資金調達を行ってまいりました。当事業年度末において、長期借入金は13,613,000千円(1年内返済予定の長期借入金を含む)であります。 将来に関する事項として、既存事業所の大規模リニューアルの予定がございます。その資金については、借入金にて賄っております。なお当該事項は報告書提出日現在において判断したものであります。 今後の所要資金につきましても、多額な設備投資以外は「営業活動によるキャッシュ・フロー」を基本に行う予定であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって、用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。