概要
ハッチ・ワークは、2000年に東京都世田谷区で創業した情報・通信業の企業である。2024年3月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主な事業は、月極駐車場のオンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」を中核とする月極イノベーション事業と、貸会議室「アットビジネスセンター」の運営を中心とするビルディングイノベーション事業の二つである。2025年12月期の売上高は28億円、従業員数は73名で、遊休資産の有効活用による収益創出を企業理念とする。
月極駐車場と貸会議室、二つの事業セグメント
ハッチ・ワークは報告セグメントを月極イノベーション事業とビルディングイノベーション事業に分ける。月極イノベーション事業は「APクラウドサービス」と「APソリューションサービス」から成る。APクラウドサービスでは管理会社向けの「アットパーキングクラウド」を提供し、システム利用料や駐車場利用者からの保証料・決済手数料を収受する。APソリューションサービスではポータルサイト「アットパーキング」によるマッチング仲介と、自社運営のサブリース事業を行う。ビルディングイノベーション事業は「会議室サービス」と「オフィスサービス」で構成される。会議室サービスでは貸会議室「アットビジネスセンター」と企業内会議室シェア「シェア会議室」を運営する。オフィスサービスではミドル世代向けコミュニティオフィス「インスクエア」、ビルプロパティマネジメント(PM)・ビルメンテナンス(BM)を手掛ける。両事業とも直営方式と委託方式を併用している。
APクラウドに依存する収益構造の特徴
月極イノベーション事業の収益は、管理会社からの月額利用料(基本プラン15,000円、フリープラン無料)を低く抑え、駐車場利用者からのストック収入に重心を置く。具体的には、契約時の初回保証料(利用料1ヶ月分)、毎月の月額保証料(利用料の5%)、決済手数料、再請求手数料である。この構造はID課金型SaaSとは異なり、駐車区画数と利用者数の積み上げで売上が拡大する。2025年12月期の月極イノベーション事業売上は17億6,042万円で前期比25.2%増、セグメント利益は5億1,236万円で同39.7%増となった。管理会社の導入社数と登録台数が増加し、競争優位のスパイラルが働いていると経営陣は分析する。ビルディングイノベーション事業は会議室・オフィス利用料が主体で、直営店のほかレベニューシェアの委託方式も採用する。同事業の売上は9億8,913万円で前期比3.4%増だが、新規出店費用などでセグメント利益は同17.4%減の2億1,601万円だった。
地域展開とグループの実態
本社は東京都港区南青山に置き、2026年2月には同区内で移転予定である。貸会議室「アットビジネスセンター」は東京・横浜・大阪に展開し、シェア会議室やレンタルオフィスも同エリアで運営する。月極駐車場関連サービスは全国を対象とし、「アットパーキング」の掲載物件数は6万5千箇所(2025年12月末時点)に達する。2023年7月にハトマーク支援機構との業務提携を発表し、不動産管理会社への営業網を強化した。2024年3月の上場時点で発行済株式総数は約3万株(分割後の換算)。従業員73名の小規模組織だが、システム開発やオンライン完結型の業務設計により効率化を進めている。連結子会社はなく単体企業であり、過去に吸収合併した株式会社アットオフィスコンサルティングは現在は解散している。
業界の中での役割は駐車場管理のITプラットフォーム事業者であり、会議室・オフィス運営のサービス事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01月極駐車場管理会社・オーナー主力
駐車場のオンライン管理システム「アットパーキングクラウド」を提供し、募集・審査・決済を自動化。ポータルサイト「アットパーキング」で集客を支援するほか、サブリースにより自社運営も行う。
- アットパーキングクラウド
- 駐車場契約の申込から契約・決済までをオンラインで完結できるシステム。管理会社の業務を効率化する。
- アットパーキング
- 掲載数6万5千件超の月極駐車場検索ポータルサイト。利用者と物件をマッチングする。
02会議室・オフィス利用者準主力
「アットビジネスセンター」で貸会議室を東京・横浜・大阪に展開するほか、企業内会議室のシェアサービスも提供。ミドル世代向けコミュニティオフィスやビル管理サービスも手がける。
- アットビジネスセンター
- 直営と委託方式で運営する貸会議室・セミナー会場。テレワーク向けの個室やWEB会議対応も行う。
- シェア会議室
- 企業内の使われていない会議室を他社に貸し出すシェアサービス。遊休スペースを収益化する。
- インスクエア
- 40代以上をターゲットにしたコミュニティ型レンタルオフィス。バーチャルオフィスやコワーキングスペースを提供。
製品と技術
管理会社向けオンライン支援「アットパーキングクラウド」
「アットパーキングクラウド」は、月極駐車場の管理会社向けに開発されたオンライン管理支援サービスである。駐車場利用者は検索から申込、審査、契約、決済までをすべてオンラインで完結でき、管理会社は物件情報の募集、審査、契約手続き、利用料回収といった業務を自動化できる。当社はシステム利用料(月額15,000円の基本プランと無料のフリープラン)を管理会社から収受するほか、駐車場利用者から初回保証料(利用料1ヶ月分)、月額保証料(月額利用料の5%)、決済手数料、再請求手数料を得る。滞納発生時には当社が管理会社へ立替払いする保証契約も含み、BPO的な性質を持つ。2025年12月末時点で管理受託駐車場数は拡大を続けており、売上成長の主軸である。
月極駐車場検索・マッチング「アットパーキング」
「アットパーキング」は、掲載物件数6万5千箇所(2025年12月末時点)を超える月極駐車場検索ポータルサイトである。利用者は自宅や職場の住所から希望条件に合う駐車場を検索し、当社のスタッフが契約までサポートするマッチングサービスを提供する。収益は契約成立時に駐車場料金1ヶ月分の仲介手数料である。ポータルサイトは「アットパーキングクラウド」と連動し、満空情報がリアルタイムで更新される。2023年からハトマーク支援機構との提携により管理会社への営業力を強化し、掲載エリアの全国拡大を進めている。また、短期貸し「アットパーキングウィークリー」は未稼働区画の有効活用を狙った新機能であり、月極駐車場の収益最大化を支援する。
貸会議室「アットビジネスセンター」とシェア会議室
「アットビジネスセンター」は東京・横浜・大阪を中心に展開する貸会議室サービスである。当社がフロアを借り上げて設備を設置し直営する方式と、他社運営の会議室運営を委託される方式の二つがある。「シェア会議室」は企業内の使用されていない会議室を時間単位で貸し出すサービスで、集客・予約・決済・問合せ対応を当社が代行する。両サービスとも、テレワーク需要の高まりを受けてWEB会議システムやひとり会議室などの設備を強化している。運営方式は直営と委託を状況に応じて使い分け、収益の安定化を図る。2024年10月には五反田に新規出店し、南青山・新橋への出店準備も進める。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウド人材派遣で急成長の中小
情報・通信業に属し、クラウドエンジニアの派遣・紹介を主軸とする。同業のソラコムやLisBがIoT・BPOに特化する中、専門人材の需給ギャップを狙う。売上高24億円(2024/12)と小規模だが、営業利益率8.3%と高収益。2025/12期は売上28億円予想と成長継続。
強み
- 営業利益率8%超と同業平均を上回る収益力を維持。
- クラウド人材不足を背景に、派遣単価上昇と稼働率向上。
- 2025/12期売上28億円(前期比17%増)と拡大基調。
- AWS・Azure等のクラウド技術に特化し、差別化。
課題
- 売上30億円未満で、大口案件獲得やリスク分散が困難。
- エンジニアの採用・定着が成長の制約要因。
- 2025/12期営業利益率7.1%とやや低下傾向。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がハッチ・ワーク
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9466アイドママーケティングコミュニケーション | 33億円 | 17.8倍 |
| 2 | 4380Mマート | 33億円 | 15.8倍 |
| 3 | 4198テンダ | 33億円 | 176.3倍 |
| 4 | 148Aハッチ・ワーク | 32億円 | 19.7倍 |
| 5 | 9419ワイヤレスゲート | 32億円 | 10.8倍 |
| 6 | 338AZenmuTech | 32億円 | 53.3倍 |
| 7 | 3842ネクストジェン | 32億円 | 11.0倍 |
| 8 | 5578ARアドバンストテクノロジ | 31億円 | 13.1倍 |
| 9 | 330ATalentX | 31億円 | 12.1倍 |
| 10 | 3858ユビキタスAI | 31億円 | — |
| 11 | 3804システム ディ | 31億円 | 15.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 27件
賃貸オフィスデータのマーケティング事業として創業した2000年
2000年6月、東京都世田谷区松原において株式会社ジーシーメディアとして創業した。当初は賃貸オフィスデータのマーケティング事業を手掛け、その後オフィス仲介やビル管理へと事業を広げた。2003年6月に本社を目黒区大橋へ移転し、2005年6月に大竹弘が代表取締役社長に就任。同年9月には商号を株式会社アットオフィスに変更した。この商号変更は、オフィス関連サービスに特化する意思表明であり、後の事業再編の起点となった。
仲介・FC・PM事業の開始と吸収合併による成長期(2006~2007年)
2006年2月、オフィス仲介事業とオフィス仲介のフランチャイズ(FC)事業、さらにオフィスビルのプロパティマネジメント(PM)事業を開始した。2007年4月には滞納賃料を保証する「テナント安心保証」をリリースし、不動産関連サービスの幅を広げた。同年7月、大竹弘が代表取締役を務める株式会社アットオフィスコンサルティングを吸収合併した。この合併により経営資源を集中し、翌2008年4月には貸会議室事業「アットビジネスセンター」を開始、新たな収益の柱を育成した。
貸会議室と駐車場サブリースへの進出(2008~2010年)
2008年9月にオフィス仲介のFC事業を終了し、自社運営型の事業へ転換した。2009年4月、池袋パークビルでオフィスビルのサブリース事業を開始すると同時に、会議室のシェアリング事業「シェア会議室」の運営を始めた。2010年4月には月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」をリリースし、月極駐車場の仲介事業に参入した。これらは遊休資産の有効活用という共通のビジネスモデルであり、後のグループ再編の布石となった。
レンタルオフィスと電話代行、駐車場関連サービスの拡充(2012~2016年)
2012年2月に本社を現在の港区南青山に移転し、同年4月にレンタルオフィス事業「インスクエア」の取扱いを開始した。2013年4月には月極駐車場のサブリース事業に乗り出し、2014年6月には電話取次代行サービス「テレアシスタント」をリリースした。2015年5月には機械式駐車場ソリューション「駐車場リエンジニアリング」を開始。2016年4月にはカフェ「コミュニティカフェインスクエア」の運営、貸会議室の大阪進出、月極駐車場滞納保証サービスを相次いで始めた。この時期に事業ポートフォリオが多角化した。
商号変更と月極駐車場クラウドへの集中(2018年)
2018年4月、商号を株式会社アットオフィスから株式会社ハッチ・ワークに変更し、同時にオフィス仲介関連事業を譲渡した。これにより不動産仲介から撤退し、月極駐車場と会議室運営に事業を絞り込んだ。また、管理会社向け月極駐車場オンライン管理支援サービス「at PARKING月極パートナーシステム」(後の「アットパーキングクラウド」)をリリースした。同年12月には大竹弘が代表取締役会長、増田知平が代表取締役社長に就任し、新体制でクラウド型事業の拡大を推進した。
情報セキュリティ認証とオンライン支援サービスの追加(2019~2021年)
2019年12月にプライバシーマークの認証を取得、2020年7月にはオンラインセミナー支援サービス「まるごとオンラインセミナーサポート」をリリースした。2021年9月、クラウドサービスの名称を「アットパーキングクラウド」に変更しブランドを統一。同年11月にはISMSの国際規格ISO/IEC27001:2013と国内規格JIS Q27001:2014の認証を取得し、情報管理体制を強化した。これらの取り組みは、法人顧客への信用獲得とシステムの安定運用に寄与した。
グロース市場上場と短期貸しサービスの開始(2024年)
2024年3月、東京証券取引所グロース市場へ株式を上場した。調達資金はシステム開発や営業体制の強化に充てられ、同年同月には「アットパーキングクラウド」の新機能として未稼働区画を短期貸しする「アットパーキングウィークリー」をリリースした。2025年12月期の売上高は28億円、営業利益2億4,209万円と過去最高を更新した。経営陣は、遊休資産の有効活用という創業以来の理念に基づき、月極駐車場データとモビリティを結ぶ「ファーストワンマイルステーション構想」を掲げ、プラットフォーム事業への進化を目指している。
年表27件を開く
2000年代
- 2000年6月創業東京都世田谷区松原において賃貸オフィスデータのマーケティング事業として、株式会社ジーシーメディアを創業
- 2003年6月本社を東京都目黒区大橋に移転
- 2005年6月大竹弘が代表取締役社長に就任
- 2005年9月商号変更株式会社アットオフィスに商号変更
- 2006年2月オフィス仲介事業及びオフィス仲介のFC(フランチャイズ)事業を開始、オフィスビルのPM(プロパティマネジメント)事業を開始
- 2007年4月滞納賃料を保証する「テナント安心保証」をリリース
- 2007年7月M&A大竹弘が代表取締役を務める株式会社アットオフィスコンサルティングを吸収合併
- 2008年4月貸会議室事業である「アットビジネスセンター」を開始
- 2008年9月オフィス仲介のFC(フランチャイズ)事業を終了
- 2009年4月オフィスビルのサブリース事業である池袋パークビルを開業、会議室のシェアリング事業である「シェア会議室」の運営を開始
2010年代
- 2010年4月月極駐車場検索ポータルサイト「アットパーキング」をリリースし、月極駐車場の仲介事業を開始
- 2012年2月本社を東京都港区南青山に移転
- 2012年4月レンタルオフィス事業である「インスクエア」の取扱いを開始
- 2013年4月月極駐車場のサブリース事業を開始
- 2013年7月滞納賃料保証サービス「テナント安心保証」を終了
- 2014年6月電話取次代行サービスである「テレアシスタント」をリリース
- 2015年5月機械式駐車場ソリューションサービスである「駐車場リエンジニアリング」をリリース
- 2016年4月カフェの運営である「コミュニテイカフェインスクエア」をリリース 貸会議室事業である「アットビジネスセンター」を大阪に進出 月極駐車場滞納保証サービスを開始
- 2018年4月商号変更旧商号の株式会社アットオフィスより新商号の株式会社ハッチ・ワークに変更、オフィス仲介関連事業を譲渡 管理会社向け月極駐車場オンライン管理支援サービス「at PARKING月極パートナーシステム」(現 アットパーキングクラウド)をリリース
- 2018年12月大竹弘が代表取締役会長、増田知平が代表取締役社長に就任
- 2019年12月プライバシーマークの認証を取得
2020年代
- 2020年7月オンライン配信のプロがサポートするオンラインセミナー支援サービス「まるごとオンラインセミナーサポート」をリリース
- 2021年9月クラウド月極駐車場オンライン管理支援サービス「at PARKING 月極パートナーシステム」を「アットパーキングクラウド」にサービス名称を変更
- 2021年11月ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際規格「ISO/IEC27001:2013」と国内規格「JIS Q27001:2014」の認証を取得
- 2024年3月APクラウドサービスの新機能として未稼働区画の有効活用をする短期貸しサービス「アットパーキングウィークリー」をリリース
- 2024年3月上場東京証券取引所グロース市場へ株式を上場
- 2026年2月本社を東京都港区南青山(同区内)に移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- APクラウド登録台数2025年12月末まで473,535台
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
月極オンライン管理サービスの拡大
管理会社向けSaaS「アットパーキングクラウド」の導入社数を増やし、駐車場利用者のオンライン契約を促進。ID課金ではなく、利用者からの保証料・決済手数料等のストック収益で成長するモデルを強みに、登録台数(APクラウド登録台数)をKPIとして拡大を図る。
- 02
データ活用と新サービスの創出
蓄積した駐車場の満空情報や利用者データを活用し、短期貸し「アットパーキングウィークリー」やカーシェア拠点開発など未稼働区画の有効活用サービスを開発。将来的には「ファーストワンマイルステーション構想」を掲げ、モビリティハブ化を目指す。
- 03
貸会議室事業の収益改善
築古ビル向けに貸会議室・レンタルオフィスによる収益改善ソリューションを提供。省人化した新モデル会議室を軸に出店し、不採算店は閉鎖・改善することで利益体質を強化する。
- 04
営業体制とマーケティングの強化
新規管理会社の獲得を成長の起点とし、マーケティング投資や営業力強化を中長期的な優先課題として推進。短期的な利益よりも事業成長を重視し、KPI(APクラウド登録台数等)の積み上げを図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で73人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は633万円で、2期前と比べて+11.9%。平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は5.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 566 | 34.9 | 5.8 | 67 | — |
| 2024年12月 | 547 | 35.8 | 5.8 | 67 | 299 |
| 2025年12月 | 633 | 34.9 | 5.8 | 73 | 274 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は28億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34億円 | 28億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 2億円 |
| 純利益 | 2億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年2Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+23.1%、営業利益は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 0 |
| 2024年4Q | 12 | 1 | 8.3 | 1 |
| 2025年2Q | 13 | 2 | 15.4 | 1 |
| 2025年4Q | 15 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2026年2Q | 16 | 1 | 6.3 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年12月期からの7期で、売上は18億円から28億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 18 | — | 1 | — | 1 |
| 2020年12月 | 13 | — | −3 | — | −3 |
| 2021年12月 | 14 | — | −4 | — | −4 |
| 2022年12月 | 16 | — | −4 | — | −4 |
| 2023年12月 | 21 | — | 0 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場へ株式を上場 | |||||
| 2024年12月 | 24 | 2 | 2 | 8.3 | 1 |
| 2025年12月 | 28 | 2 | 3 | 7.1 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高28億円のうち、営業利益として残るのは2億円で7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.9%12億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%14億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は14億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | −2 | 0 | 5 | −2 | 13 |
| 2022年12月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 11 |
| 2023年12月 | 1 | 0 | −2 | 1 | 10 |
| 2024年12月 | 0 | −1 | 4 | −1 | 13 |
| 2025年12月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 14 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は29億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は35.6%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 12 | 2 | 10 | 13.0 |
| 2020年12月 | 16 | 1 | 15 | 7.1 |
| 2021年12月 | 19 | 4 | 15 | 23.3 |
| 2022年12月 | 17 | 2 | 15 | 9.9 |
| 2023年12月 | 18 | 3 | 15 | 13.7 |
| 2024年12月 | 24 | 8 | 17 | 32.0 |
| 2025年12月 | 29 | 10 | 19 | 35.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中80位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中520位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,680で、1年前と比べて-31.7%。過去52週の値幅のなかでは3%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.7倍 |
| PER (会社予想) | 14.9倍 |
| PBR | 3.14倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月13日終値は1735円で、前日比+1.64%と上昇。直近1ヶ月では+3.03%となり、緩やかな回復基調が見られます。25日移動平均線(1691円)を約2.6%上回り、75日線(1724円)も上回る一方、200日線(1921円)は下方に位置しており、中長期の下落トレンドからの反発局面と捉えられます。52週高値3155円からは約45%下値で、52週安値1640円からは約5.8%上昇。8月13日の出来高は4700株と直近の平均を上回り、買いが優勢です。RSIは63.2とやや過熱気味ながら、上昇の勢いは継続しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)。
PERは14.02倍と業界平均30.56倍を大きく下回るが、PBRは3.24倍と平均3.57倍に近い。ROEは27.4%と高く収益性は良好だが、無配当であり配当利回りは0%と平均3.01%を大きく下回る。情報・通信業として成長性はあるものの、株主還元が乏しい点が割高感を生む。PERの低さとROEの高さを考慮し、やや割高と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.7倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 14.9倍 | — |
| PBR | 3.14倍 | 2.96倍 |
| ROE | 27.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
IoT需要の拡大で成長が期待されるが、直近の業績は営業利益率が低下。強気派は市場成長と新規顧客獲得を評価し、弱気派は競争激化と収益性の低下を懸念。買収や提携による拡大戦略の成否が焦点。
- IoT市場の成長
産業のデジタル化でIoT導入需要は中期的に拡大が見込まれる。
- 高いROE
ROE27.4%と高く、効率的な資本運用が強み。
- 増収基調
売上は毎年増加しており、受注拡大が続く。
- 売上高28億円と前期比16.7%の増収2025年12月期影響中
売上高24→28億円、増収基調が続く
- 純利益2億円と前期から倍増2025年12月期影響中
純利益1→2億円、EPS拡大でPER14倍
- ROE27.4%の高効率経営が続く通年影響弱
ROE27.4%、PBR3.24倍と利益効率の高さが評価材料
- 時価総額33億円の小型株で需給妙味継続影響弱
時価総額33億円と小規模、好材料での上昇余地
- 利益率の低下
営業利益率が8.33%から7.14%へ低下傾向にあり、費用増が懸念。
- 競争の激化
同業他社も多く、価格競争や差別化困難でシェア維持が課題。
- 株価の下落
1年で-29%下落しており、成長期待が剥落。
- 営業利益率7.14%へ8.33%から低下2025年12月期影響中
売上高増も営業利益2億円横ばい、利益率1.19pt低下
- 予想PER15.4倍と実績PER14.02倍から悪化決算発表後影響中
予想PER15.4倍は実績PER14.02倍を上回り割高感
- 無配当で株主還元が薄い通年影響弱
配当利回り0%、自己株取得等の還元策も見えない
- 過去1年で株価28.98%下落不定影響弱
下落率28.98%、下値不安が残る
- 営業利益率
- 売上増と利益率の推移が事業の健全性を示す。
- 受注残
- 将来の売上を占う指標で、需要の持続性を確認。
- 顧客単価
- 大口顧客の獲得状況が成長に影響。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ856人。区分でいちばん多いのは個人・その他で42.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 26.7 | 38.1 | 42.4 |
| 事業法人 | 73.3 | 46.3 | 42.0 |
| 証券会社 | — | 8.7 | 12.5 |
| 外国法人 | — | 4.8 | 1.9 |
| 金融機関 | — | 2.1 | 1.2 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | — |
| 自己株式 | 3.0 | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社大竹アンドパートナーズ | 24.24 |
| 02 | 株式会社ダイナエッグ | 14.42 |
| 03 | 大竹弘 | 8.16 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 6.59 |
| 05 | 増田知平 | 3.13 |
| 06 | 楽天証券株式会社 | 3.12 |
| 07 | IEファスト&エクセレント投資事業有限責任組合 | 2.64 |
| 08 | 五味大輔 | 2.29 |
| 09 | マーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合 | 1.72 |
| 10 | イノベーション・エンジンPOC第2号投資事業有限責任組合 | 1.67 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−97%、1株純資産は4期で−96%。直近期のROEは27.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 4,388 | 14,013 | 37.1 | — |
| 2020年12月 | −29,231 | — | — | — |
| 2021年12月 | −267 | — | — | — |
| 2022年12月 | −226 | — | — | — |
| 2023年12月 | 47 | 152 | 36.6 | — |
| 2024年12月 | 73 | 406 | 25.5 | 27.8 |
| 2025年12月 | 129 | 536 | 27.4 | 16.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額87百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 増田知平 | 代表取締役社長 | 48 | 336,600 |
| 大竹弘 | 取締役会長 | 63 | 621,500 |
| 竹内聡 | 取締役CFO | 56 | — |
| 高野茂久 | 取締役 | 62 | 600 |
| 富岡正典 | 常勤監査役 | 65 | — |
| 大原豊幸 | 監査役 | 56 | — |
| 竹本如洋 | 監査役 | 46 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 73 | 73 | 24 |
| 社外取締役 | 5 | 14 | 14 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,228字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題9,208字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,127字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,176字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第27期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第26期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第25期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
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