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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ユビキタスAI

Ubiquitous AI Corporation3858 · Standard · 情報・通信業

IoT機器向け組込みソフトウェアの専門ベンダー。ネットワーク、セキュリティ、データベースなど幅広い製品を自社開発し、海外製品の販売も手がける。

概要

ユビキタスAI(旧商号:ユビキタスAIコーポレーション)は、東京都新宿区に本社を置く組込みソフトウェア専門の企業である。2001年に創業し、2007年にジャスダックNEO(現スタンダード市場)へ上場した。グループ全体の従業員数は199名(2026年3月期)。自社開発の組込みミドルウェア(高速起動、セキュリティ、データベースなど)の販売に加え、海外製ソフトウェアの輸入販売やエンジニアリングサービス、統計解析ソフトウェアの販売などを手掛ける。2026年3月期の連結売上高は約39億円。

自社開発とディストリビューションの二本柱

ユビキタスAIの事業は大きく二つの柱から成る。一つは「ソフトウェア事業」で、自社開発の組込み用ミドルウェア(QuickBoot、DeviceSQL、セキュリティ関連など)の販売、海外メーカー製ソフトウェア(BluetoothスタックやBIOS)の輸入販売、および受託開発サービスを含む。もう一つは「アナリシスソフトウェア事業」で、連結子会社のライトストーンが扱う統計・数値解析ソフト(Origin、Stataなど)の販売である。2026年3月期のセグメント別売上構成は、ソフトウェア事業全体で76.3%(うちプロダクト領域19.7%、ディストリビューション領域32.5%、サービス領域24.1%)、アナリシスソフトウェア事業が23.7%であり、ディストリビューション領域が最大の収入源である。

グループ構成と子会社の役割

連結子会社として、グレープシステムとライトストーンを有する。グレープシステムはプリンタードライバー開発キット(GR-ADK、GR-PDK等)や二次元コード「Uni-Voice」などを自社開発し、ソフトウェアプロダクト領域に製品を供給する。ライトストーンは科学技術計算向けソフトの輸入販売を専門とし、大学や研究機関に強みを持つ。2024年8月には連結子会社だったエイムを吸収合併し、2023年にはライトストーンとグレープシステムを相次いで子会社化した。これによりグループの技術力と販売チャネルを拡充している。

財務と成長戦略の特徴

売上高は2010年代後半に20億円前後で推移したが、M&Aや新製品投入により2024年3月期に35億円、2025年3月期には41億円まで拡大した。しかし営業利益は2025年3月期に1.7億円の黒字となったものの、2026年3月期は1.9億円の赤字に転落。同期の純損失は5.2億円に達し、減損損失やのれん償却が影響した。中期的にはCAGR10%程度の成長を目標に掲げ、オーガニック成長(年5%増)と連続的M&Aによるインオーガニック成長を併用する方針である。財務戦略として、健全なバランスシートを維持しつつ積極的な投資を行うとしている。

業界の中での役割は組込みソフトウェアメーカー。ネットワーク、セキュリティ、データベース、高速起動などの技術を提供する。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
39億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-5.1%
純利益
-5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ソフトウェア 事業30億円76.9%-2億円-6.7%
アナリシス ソフトウェア 事業9億円23.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ソフトウェア事業(ソフトウェアプロダクト領域)主力

IoT機器向けのネットワーク、セキュリティ、データベース、高速起動などの自社開発ソフトウェア製品を提供。車載機器、デジタル家電、スマートホームなど多様な分野で採用される。

特許技術に基づく革新的な仕組み

主な製品・サービス8
Ubiquitous QuickBoot
組込み機器の起動時間を大幅に短縮するソフトウェア。待機電力ゼロの完全電源OFFを可能にし、省エネに貢献。
Ubiquitous DTCP / HDCP / DLNA
デジタルコンテンツ保護のための規格準拠ソフトウェアライブラリ。車載機器やデジタル家電向け。
Ubiquitous TLS
IoT機器の通信をセキュアにするセキュリティプロトコルライブラリ。
Ubiquitous Securus
デバイス固有の証明書や電子鍵を保護するセキュリティソフトウェア。
Ubiquitous TPM Security / Edge Trust
TPMを利用するためのライブラリ、およびIoT機器のライフサイクル全体をセキュアに管理する仕組み。
GSIL
車載ECUソフトウェア開発向けのシミュレーター。ハードウェアなしでPC上でテスト・デバッグが可能。
Ubiquitous DeviceSQL
世界最小、超高速の組込み向けデータベースエンジン。
TOPPERS-Proシリーズ
TOPPERSプロジェクトのオープンソースカーネルをベースにしたリアルタイムOS。

02ソフトウェア事業(ソフトウェアディストリビューション領域)準主力

海外メーカー製ソフトウェアの輸入販売、テクニカルサポート、カスタマイズを提供。BluetoothやBIOS、静的解析ツールなどが主要製品。

主な製品・サービス6
Blue SDK
OpenSynergy社製のBluetoothプロトコルスタック。
InsydeH2O
Insyde Software社製のUEFI準拠のBIOS。
HE-NET / HE-CRYPTO / HE-FILE
TUXERA社製のTCP/IPスタック、暗号ライブラリ、ファイルシステム。
Reliance Nitro
高速かつ電源断でもファイルを保護する次世代ファイルシステム。
CodeSonar
AdaCore社製のソフトウェア静的解析ツール。
beSTORM
ファジングとペネトレーションテストを実施するセキュリティ検証ツール。

03ソフトウェア事業(ソフトウェアサービス領域)副次

組込みソフトウェアのエンジニアリングサービスと、音楽関連データコンテンツのライセンス提供。Gracenote社と協業。

主な製品・サービス1
データコンテンツライセンス
音楽メタデータなどのデータコンテンツのライセンス提供。

04アナリシスソフトウェア事業副次

子会社ライトストーンが、大学・研究機関・企業向けに統計・数値データ解析ソフトウェア(Origin、Stata等)の輸入販売を行う。

主要顧客大学、高専、政府系研究機関、企業の研究開発・調査部門

主な製品・サービス2
Origin
科学技術系のグラフ作成・データ解析ソフトウェア。
Stata
統計解析ソフトウェア。

製品と技術

高速起動とデータベースで差別化する自社ミドルウェア

自社開発製品の中核は「Ubiquitous QuickBoot」である。特許技術によりLinux/Android搭載機器の起動時間を大幅に短縮し、完全電源オフからの瞬時起動を実現する。これにより待機電力をゼロに近づけ、省エネに貢献する。もう一つの主力は「Ubiquitous DeviceSQL」で、世界最小クラスかつ超高速なデータベースエンジンを備え、ローエンドからハイエンドまで幅広い組込み機器にデータ管理機能を提供する。さらにリアルタイムOS「TOPPERS-Proシリーズ」も自社開発しており、オープンソースカーネルをベースに信頼性を高めている。

セキュリティと通信プロトコルスタックの充実

セキュリティ関連では、DTCP、HDCP、DLNAなどのコンテンツ保護規格に準拠したソフトウェアライブラリを提供。特に車載機器やデジタル家電向けに強みを持つ。通信分野では、TCP/IPスタック「Ubiquitous Network Framework」のほか、QUIC、WPAサプリカント、Wi-Fi Direct、Miracastなど、無線通信規格に対応したミドルウェアを揃える。スマートホーム向けにはECHONET LiteやWi-SUN準拠の「Wi-SMART」を提供し、エネルギーマネジメント機器との連携を可能にする。これらの製品は省メモリ・軽量設計が特徴で、リソースの限られた組込み機器への搭載に適している。

海外製品の販売とエンジニアリングサービス

ディストリビューション領域では、OpenSynergy社のBluetoothスタック「Blue SDK」、Insyde Software社のUEFI BIOS「InsydeH2O」、TUXERA社のTCP/IPスタック「HE-NET」、AdaCore社の静的解析ツール「CodeSonar」などを輸入販売する。これらは自動車や産業機器の開発に欠かせないコンポーネントであり、テクニカルサポートやカスタマイズも提供する。さらに、子会社グレープシステムが開発するプリンタードライバー開発キット(GR-ADK、GR-PDK等)や、視覚障害者向け音声コード「Uni-Voice」も重要な製品群である。

統計解析ソフトで研究開発市場を開拓

アナリシスソフトウェア事業では、子会社ライトストーンを通じて統計・数値データ解析ソフトウェアを販売する。主力製品は「Origin」と「Stata」で、大学・高専、政府系研究機関、企業の研究開発部門などに利用されている。Originはグラフ作成とデータ解析に強みを持ち、Stataは統計分析に特化する。この事業は比較的安定した需要があり、2026年3月期の売上高は9.3億円(前年比1.8%増)とグループ全体の23.7%を占めた。今後も学術機関向けの販売網を強化し、データアナリティクス分野での成長を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • ソフトウェア事業(ソフトウェアプロダクト領域)特許技術に基づく革新的な仕組み

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

小型ソフトウェア企業、赤字転落で課題山積

売上40億円弱と同業の中でも小規模。2025/3期に営業利益率2.44%と辛うじて黒字だったが、2026/3期には▲5.13%へ赤字転落が見込まれる。競合のチェンジHD(売上500億円超、高収益)やペイクラウド(急速成長)と比較すると規模・収益性で大きく劣後。業界への浸透度が低く、競争力の強化が急務。

強み

  • 組み込み・IoT分野に特化、小規模ながら専門性を活かす
  • 2024→25年度に売上35→41億円と増加、一定の需要を獲得
  • 小規模組織で固定費が低く、赤字でも維持可能な体力
  • 規模が小さく、経営判断が迅速で機動的な戦略変更が可能

課題

  • 2026年営業赤字転落見込みで、抜本的な収益改善策が必要
  • 大手や高成長企業に対抗できる差別化要素が乏しい
  • 売上40億円未満で、投資余力や市場影響力が限定的

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がユビキタスAI

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
1338AZenmuTech32億円53.3倍
2148Aハッチ・ワーク32億円19.7倍
33842ネクストジェン32億円11.0倍
43858ユビキタスAI31億円
55578ARアドバンストテクノロジ31億円13.1倍
6330ATalentX31億円12.1倍
73804システム ディ31億円15.3倍
8265AHmcomm31億円76.8倍
93747インタートレード31億円161.4倍
104736日本ラッド31億円18.6倍
115252日本ナレッジ30億円34.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

渋谷区西原で創業、資本調達と上場まで(2001-2007)

2001年5月、東京都渋谷区西原三丁目に株式会社ユビキタスとして設立された。同年8月には本社を新宿区新宿三丁目に移転。2004年12月には第三者割当増資により4億5000万円を調達し、2006年3月に本社を新宿センタービルへ移した。2007年11月、ジャスダック証券取引所NEOに株式を上場。この市場は新興企業向けで、同社はその第一号銘柄となった。創業から約6年で上場を果たし、組込みソフトウェア分野での認知度を高めた。

市場移行と村田製作所との提携(2010-2014)

2010年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所NEO市場に上場。同年10月にJASDAQスタンダードへ市場区分を移行した。2010年12月には「JASDAQ-TOP20上場投信」に選定され、投資家からの注目を集めた。2012年12月、株式会社村田製作所と資本・業務提携を締結。この提携により、村田製作所の電子部品と同社の組込みソフトウェアを組み合わせたソリューション提供が可能となった。2014年12月にはメリルリンチ日本証券(現BofA証券)を割当先とする行使価額修正条項付き新株予約権による資金調達を開始した。

M&Aの開始とグループ体制への転換(2016-2018)

2016年4月、株式会社エイムを連結子会社化。エイムは組込みソフトウェアの開発・販売を手掛け、自社製品の強化につながった。2017年4月にはIoTプラットフォーム事業をソーバル株式会社へ譲渡し、経営資源の集中を図った。同月、株式会社エーアイコーポレーションも連結子会社化。2018年7月、エーアイコーポレーションを吸収合併するとともに商号を「株式会社ユビキタスAIコーポレーション」に変更。同時に「ユビキタス・AIコーポレーション グループ」ブランドを立ち上げ、国内組込みソフトウェアNo.1ベンダーを目指した。

再編と成長投資の加速(2022-2025)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分変更に伴いスタンダード市場へ移行。同年7月には商号を「株式会社ユビキタスAI」に簡略化し、本社も新宿ファーストウエスト17階へ移転した。2023年にはM&Aを加速し、4月にライトストーン、10月にグレープシステムを連結子会社化。同年11月には北九州ビジネスイノベーションセンターを開設し、開発拠点を拡大した。2024年8月にはエイムを吸収合併し、グループ再編を進めた。2025年4月には福岡R&Dセンターを開設、同年11月には三菱UFJ銀行とりそな銀行から計10億円の資金調達を実施し、成長投資の原資を確保した。

年表27件を開く

2000年代

  • 2001年5月創業東京都渋谷区西原三丁目において株式会社ユビキタスを設立
  • 2001年8月本社を東京都新宿区新宿三丁目1番13号京王新宿追分ビル6階に移転
  • 2004年12月第三者割当増資を行い、4億5千万円を資金調達
  • 2006年3月本社を東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 新宿センタービル10階に移転
  • 2007年11月上場ジャスダック証券取引所NEOに株式を上場(NEOの第一号銘柄)

2010年代

  • 2010年2月本社を東京都新宿区西新宿一丁目23番7号 新宿ファーストウエスト16階に移転
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(NEO市場)に上場
  • 2010年10月大阪証券取引所内にJASDAQ市場が開設され、市場区分をJASDAQスタンダードへ移行
  • 2010年12月上場「JASDAQ-TOP20上場投信」組入銘柄に選定
  • 2012年3月本社を東京都新宿区西新宿六丁目10番1号 日土地西新宿ビル20階に移転
  • 2012年12月株式会社村田製作所と資本・業務提携
  • 2014年12月メリルリンチ日本証券株式会社(現 BofA証券株式会社)に行使価額修正条項付き新株予約権を発行することによる資金調達を開始
  • 2015年4月本社を東京都新宿区西新宿一丁目21番1号 明宝ビル6階に移転
  • 2016年4月M&A株式会社エイムを連結子会社化
  • 2017年4月IoTプラットフォーム事業をソーバル株式会社へ譲渡
  • 2017年4月M&A株式会社エーアイコーポレーションを連結子会社化
  • 2017年5月国内での取扱い製品数において組込みソフトウェアNo.1ベンダーとなることを目指して「ユビキタス・AIコーポレーション グループ」ブランドを立ち上げ
  • 2018年7月M&A株式会社エーアイコーポレーションとの合併及び「株式会社ユビキタスAIコーポレーション」へ商号変更

2020年代

  • 2022年4月市場区分変更に伴い、スタンダード市場へ移行
  • 2022年7月商号変更「株式会社ユビキタスAI」へ商号変更
  • 2022年7月本社を東京都新宿区西新宿一丁目23番7号 新宿ファーストウエスト17階に移転
  • 2023年4月M&A株式会社ライトストーンを連結子会社化
  • 2023年10月M&A株式会社グレープシステムを連結子会社化
  • 2023年11月北九州ビジネスイノベーションセンターを開設
  • 2024年8月M&A株式会社エイムを吸収合併
  • 2025年4月福岡R&Dセンターを開設
  • 2025年11月株式会社三菱UFJ銀行及び株式会社りそな銀行から計10億円を資金調達

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • CAGR10%程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    オーガニック成長の推進

    既存事業で毎年5%成長を目指し、生産性向上、営業力強化、グループ内のアップセル・クロスセル、安定成長の施策を推進して高収益化を実現し、成長投資の資金を創出する。

  2. 02

    インオーガニック成長の推進

    IoT、ビッグデータ/AI、IT関連事業において、案件ごとのバリュエーションとシナジーを考慮しながら連続的M&Aを積極的に実行し、飛躍的成長を目指す。

  3. 03

    財務戦略の強化

    既存事業の収益性とキャッシュフロー基盤を強化しつつ、成長領域とM&Aへ投資。健全なバランスシートを活用した積極的ファイナンス戦略と、売上・利益の平準化を図る。

  4. 04

    収益サイクルの平準化

    従来の下半期(特に2~3月)偏重型から、より平準化され安定的な売上・利益計上サイクルの構築を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で199人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は723万円で、9期前と比べて+2.8%平均年齢は48.0歳、平均勤続年数は10.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月81
2018年3月114
2019年3月70345.89.4105
2020年3月71246.99.9106
2021年3月71847.49.9112
2022年3月71147.810.2115
2023年3月71849.211.0110
2024年3月70748.010.7194
2025年3月79347.011.019152
2026年3月72348.010.3199−101

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 千代田区9百万円
アナリシスソフトウェア事業
ほか3件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は39億円営業利益-2億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.9%、利益が-300.0%。

売上高
-4.9%
39億円
営業利益
-300.0%
-2億円
純利益
-600.0%
-5億円
営業利益率
-5.1%
前期比 -7.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高40億円39億円
営業利益-2億円-2億円
純利益-4億円-5億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q71
2024年1Q600.00
2024年2Q6−1−16.7−1
2024年3Q900.00
2024年4Q141
2025年2Q17−1−5.9−1
2025年4Q2428.32
2026年2Q18−2−11.1−2
2026年4Q2100.0−3
2027年1Q8−1−12.5−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は9億円から39億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は-5.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月90−1
2014年3月8−4−5
2015年3月9−2−2
株式会社エイムを連結子会社化
2016年3月10−1−2
株式会社エーアイコーポレーションを連結子会社化
2017年3月11−3−3
株式会社エーアイコーポレーションとの合併及び「株式会社ユビキタスAIコーポレーション」へ商号変更
2018年3月2300
2019年3月2411
2020年3月2301
2021年3月19−2−4
「株式会社ユビキタスAI」へ商号変更
2022年3月2110
株式会社ライトストーンを連結子会社化
2023年3月19−1−1
株式会社エイムを吸収合併
2024年3月3510
福岡R&Dセンターを開設
2025年3月41112.41
2026年3月39−2−2−5.1−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高39億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-12.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.5%24億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.6%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-5.1%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比13.5pt
-5.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比19.5pt
-12.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比37.2pt
-24.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-13.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-8.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は20億円で、売上の6.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−81−65
2014年3月−22105
2015年3月−203−27
2016年3月−1−614−714
2017年3月160720
2018年3月0−110−1110
2019年3月110212
2020年3月240617
2021年3月0−10−116
2022年3月2−1117
2023年3月−1−1−215
2024年3月20−3214
2025年3月10−2113
2026年3月−1−19−220

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は37億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は51.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2322194.0
2014年3月1817192.5
2015年3月2018288.2
2016年3月3130195.8
2017年3月2927291.3
2018年3月3326780.4
2019年3月3227585.1
2020年3月3328585.8
2021年3月2824486.5
2022年3月3024682.1
2023年3月2823581.9
2024年3月37231462.5
2025年3月35241169.4
2026年3月37191851.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-12億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
18億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中419位あたり、逆に低いのはROE605社中586位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-24.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-5.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
51.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥299で、1年前と比べて-15.1%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥299-1.0%1ヶ月+2.7%1年-15.1%時価総額31億円
過去52週の値幅
安値¥280高値¥507

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.52倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(295.9円)を+0.4%上回るが、75日線(327.0円)や200日線(354.4円)を大きく下回る。52週高値507円から-41.4%、安値280円からは+6.1%。直近1カ月で-1.7%下落、7/16は前日比-1.3%と軟調。RSIは60.7と中立。出来高は6/5に297,100株の急増後、減少傾向。週足は下降トレンドが継続。25日線を維持できるかが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PBRが1.63倍と業界平均3.51倍を下回るものの、ROEが-24.1%と大幅な赤字であり、資産効率が極めて悪く割高と判断します。配当利回りは0%で株主還元もなく、業績も2026年3月期の営業赤字予想から先行き不透明です。割高感は強いが、PBRが1倍を上回っている点は注意が必要です。

指標この会社業種平均
PBR1.52倍2.96倍
ROE-24.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、IoT市場の拡大とエッジAI需要の高まりを背景に、自社技術の応用範囲が広がると期待。2025/3期は営業黒字化し、利益率改善が進むとみる。弱気派は、2026/3期の業績が急減速し赤字転落予想である点を重視。売上高も減少予想で、新規大型案件の獲得が計画通りに進んでいない可能性を指摘。また、競合のOSSに代替されるリスクも存続。

プラスに働く材料7
  • IoT・エッジAI追い風

    省電力・リアルタイムOSは需要が拡大しており、シェア拡大余地がある。

  • 2025/3期の黒字化

    営業利益率2.44%と黒字転換。赤字脱却により成長フェーズ突入とみる。

  • 低PBRと反転期待

    PBR1.6倍と割安。事業再生期待からリバウンドを狙う投資家もいる。

  • 2025年3月期営業黒字、収益改善2025年3月期影響

    営業利益1億円、前期赤字から黒字転換

  • AI関連市場成長期待不定影響

    AIソリューション需要増、売上拡大可能性

  • PBR1.63倍、純資産価値下支え継続影響

    純資産19億円、時価総額31億円、下値支え

  • コスト削減施策の効果継続影響

    営業損失2億円、さらなる削減で損失縮小

マイナスに働く材料7
  • 2026/3期の赤字転落予想

    売上高41→39億円、営業利益率▲5.13%と大幅悪化。事業計画の信憑性に疑問。

  • 競合との規模格差

    OSSや大手ベンダーに対抗するだけの資金力・販売網が不足。

  • 収益の不安定性

    ライセンス収入は大口案件に依存しやすく、毎期の業績変動リスクが高い。

  • 2026年3月期営業損失2億円、赤字転落2026年3月期影響

    営業利益1→▲2億円、売上高減少も影響

  • 純損失5億円、大幅赤字拡大2026年3月期影響

    純利益1→▲5億円、特別損失の可能性

  • 売上高減少トレンド継続影響

    41→39億円、前年比5%減

  • ROEマイナス、資本効率悪化継続影響

    ROE▲24.1%、自己資本減少

次の決算で確かめる点
売上高の増減率
2026/3期の減少予想が実現しないか確認。受注回復の兆しを見極める。
営業利益率
黒字維持が最低条件。赤字転落は事業の競争力低下を示唆。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,205人。区分でいちばん多いのは個人・その他85.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.0%を占め、残る94.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他82.681.381.283.587.285.5
証券会社11.013.410.37.34.56.6
事業法人3.73.67.36.96.05.8
外国法人2.21.40.91.61.81.5
外国人個人0.00.00.10.20.30.5
金融機関0.40.30.30.50.30.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01鈴木仁志2.39
02鈴木雅人2.00
03株式会社村田製作所1.93
04株式会社SBI証券1.83
05東京短資株式会社1.80
06安川堅三1.72
07鈴木明和1.65
08上田八木短資株式会社1.24
09鈴木ミチ子1.21
10滝田芳彦1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−337%、1株純資産は14期で−25%。直近期のROEは-24.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月−11245−4.6
2014年3月−62188−28.7
2015年3月−25191−12.9
2016年3月−20285−8.5
2017年3月−33254−13.1
2018年3月−1253−0.4
2019年3月62622.3153.6
2020年3月72692.857.7
2021年3月−41232−17.6
2022年3月−4234−1.6
2023年3月−14221−6.4
2024年3月32231.4191.1
2025年3月92293.943.0
2026年3月−50183−24.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額91百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大吉裕太代表取締役社長(CEO)36581
古江勝利取締役副社長(COO)566,100
阿部海輔取締役52
爲廣曉雄取締役77
岡あゆみ常勤監査役57
皆川克正監査役55
阿曾友淳監査役57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3565619
社外取締役535357

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,498字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社2社により構成されております。 製造業のお客様が必要とするテクノロジーとサービスを提供する企業として、IoT機器向けの各種ネットワーク製品、セキュリティ製品、データ管理の効率化に寄与する高速なデータベース製品、OSの高速起動を実現するソフトウェア製品等の自社開発による組込みソフトウェア製品と、海外輸入によるBluetooth、BIOS、通信関連製品、ソフトウェア解析・開発効率化ツール、セキュリティ製品等の販売及び製品に関連したサポートサービス、エンジニアリングサービス、データコンテンツのライセンス販売等を提供しております。 また、当社グループである株式会社グレープシステムでは、組込みソフトウェア等各種ソフトウェアの設計、開発及び自社開発によるプリンタ関連製品と音声コード製品(大量の文字列情報を格納可能な2次元コードの技術を活用した製品)の販売等を、株式会社ライトストーンでは、統計・数値データ解析ソフトウェアの販売等を行っております。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (1) 当社グループの主要製品・サービス 当社グループの主要なソフトウェア及びサービスをセグメント別に以下に示します。 ①ソフトウェア事業 a.ソフトウェアプロダクト領域 カテゴリ   製品・サービス名   概要 Linux/Android高速起動   Ubiquitous QuickBoot   特許技術に基づく革新的な仕組みにより、組込み機器やシステムの起動時間を大幅に短縮するためのソフトウェアソリューションです。 LinuxやAndroidを搭載した機器が電源ONから瞬時に利用できることで、ユーザー満足度を高めるとともに、待機電力ゼロの完全電源OFFを可能にすることで、省エネルギーと環境負荷低減を両立します。 デジタルコンテンツ保護   ① Ubiquitous DTCP(注)1. ② Ubiquitous HDCP(注)2. ③ Ubiquitous DLNA(注)3.   ① 車載機器及びデジタル家電等で要求されるデジタルコンテンツ保護を実現するためのDTCP規格に準拠したソフトウェアライブラリです。 ② 車載機器及びデジタル家電等で要求されるデジタルコンテンツ保護を実現するためのHDCP規格に準拠したソフトウェアライブラリです。 ③ DLNAガイドライン(2009年8月版)に基づきDLNA対応機器の開発に必要な各種の技術コンポーネントを取り揃えたソフトウェア開発キットです。コードサイズが非常に小さいため無線LAN などの通信モジュールに内蔵した形での提供も可能となっており、デジタル TVなどの家庭用電化製品やスマートフォンのみならず、車載インフォテイメント機器(カーナビ、オーディオディスプレイ)等のDLNA対応にも効果を発揮します。 セキュリティ   ① Ubiquitous TLS(注)4. ② Ubiquitous Securus ③ Ubiquitous TPM(注)5.Security ④ Edge Trust   ① IoT機器の通信をセキュアに行うためのセキュリティプロトコルを組込みデバイスのリソースに最適化して提供するものです。 ② IoT機器に組込まれるデバイス固有の証明書や電子鍵情報などの秘匿データを保護して、セキュアなシステムを実現します。 ③ コンピュータの信頼性と安全性を高める国際業界標準規格を制定する業界団体「Trusted Computing Group (TCG)」が策定したTPMを利用するためのソフトウェアライブラリです。 ④ IoT機器をプロダクトライフサイクル全般に渡ってセキュアに管理する仕組みとサービスを外部パートナーのソリューション含めて包括的に提供します。 シミュレーションツール   GSIL   GSILは、車載ECUソフトウェア開発向けのシミュレーター(SILS)です。ハードウェアを必要とせず、PC上でシミュレーションを行うことで、アプリケーションのテストやデバッグ、検証時間を効率的に短縮できます。 通信   ① Ubiquitous Network Framework ② Ubiquitous QUIC ③ Ubiquitous WPAサプリカント ④ Ubiquitous WPS ⑤ Ubiquitous Wi-Fi Direct ⑥ Ubiquitous MiracastTM Solution   ① インターネット標準の通信プロトコルであるTCP/IPを、組込み機器向けに最適設計したもので、省メモリでの実装が可能な「小ささ」、非力なCPUでも動作する「軽さ」、また効率よく通信する「速さ」を実現したものです。 ② 様々なインターネット通信で利用が増えている通信プロトコル「QUIC(クイック)」を組込み機器やIoTデバイスなどのクライアント機器で利用できるように開発したソフトウェアライブラリです。 ③ WPAサプリカントは、Wi-Fi通信の秘匿性を高めるために使用されるソフトウェアです。 ④ WPSは、複雑なWi-Fi設定を容易にするためのものです。 ⑤ Wi-Fi Directは、無線LAN機器間を直接、簡単に接続するためのものです。 ⑥ Miracastは、ワイヤレス環境でのリモートディスプレイ接続のためのものです。   ※③④⑤⑥はWi-Fi Allianceが策定した無線LANの接続や暗号化等に関する規格に準拠して開発されたミドルウェアとなります。 スマートホーム   ① Ubiquitous ECHONET Lite ② Ubiquitous Wi-SMART   ① スマートハウス向けのホームネットワーク用プロトコルとしてエコーネットコンソーシアムが策定した通信規格に準拠して開発されたミドルウェアとなります。この規格に準拠したスマートメーターやエネルギーマネジメント関連機器間でのユニバーサルな制御が可能になります。 ② Wi-SMARTは、スマートメーターとエネルギーマネジメント機器との通信に用いられる国際無線通信規格「Wi-SUN」に準拠して開発されたミドルウェアです。 組込みミドルウェア   ① GR-USB ② GR-FILE, GR-FILE/ex ③ GR-SD   ① 組込み向けUSB/HOST、DEVICE対応のミドルウェアです。 ② 組込み向けFATファイルシステム及びexFAT対応のファイルシステムです。 ③ 組込み向けSDコントローラ対応のSDドライバです。 データベース   Ubiquitous DeviceSQL   DeviceSQLは、世界最小、超高速なデータベースエンジンを兼ね備えた、ローエンドからハイエンドまで全ての製品ラインに最適なデータ管理機能を提供する組込み向けのデータベースです。 OS   TOPPERS-Proシリーズ   TOPPERS-Proシリーズは、NPO法人TOPPERSプロジェクトが開発したオープンソースカーネル「TOPPERS/ASP」をベースに、当社が開発し提供するリアルタイムOSです。 カテゴリ   製品・サービス名   概要 音声コード   Uni-Voice(ユニボイス)   JAVIS(ジャビス:日本視覚障がい情報普及支援協会)が開発した2次元コードで、大量の文字列データ等を格納することができます。 「音声コードUni-Voice」には専用アプリ(Uni-Voiceアプリ)で読み上げができる文字列データ(日本語、多国語)を格納した「文書コード」、地図にて固定ルートの案内が可能な「NAVIコード」、施設位置データを表示する「SPOTコード」の3種類があります。 コード関連製品   ① GR-QR ② GR-BARCODE ③ GR-DataMatrix   ① QRコードのエンコード(生成)及びデコード(読取)ライブラリ製品です。 ② 1次元バーコードをエンコード(生成)及びデコード(読取)するためのライブラリ製品です。 ③ DataMatrixコードをエンコード(生成)及びデコード(読取)するためのライブラリ製品です。 プリントシステム   ① GR-ADK ② GR-PDK ③ GR-PDK/X ④ GR-SETUP ⑤ GR-MergePrint ⑥ gXDF (ジグディフ) ⑦ GR-PDK EMFファイリング   ① パソコン用の印刷アプリケーション開発のためのツールです。 ② GDIプリンタードライバー開発者を応援する開発キットです。 ③ XPSプリンタードライバー開発者を応援する開発キットです。 ④ プリンタードライバー、言語モニター、ポートモニター、デバイスドライバーの専用インストーラー/アンインストーラーを作成するための開発ツールです。 ⑤ 流し込み印刷の実現を容易にするライブラリです。 ⑥ 印刷環境を問わず、XPSファイル出力やPDFファイル出力からXPSファイル変換や編集など様々な機能を実現します。 ⑦ EMFプリンタードライバー開発者を応援する開発キットです。 (注)1.DTCPは、DTLAにより規格化されたコンテンツ保護規格です。 2.HDCPは、ディスプレイや映像端末に対してHDMIやDVIなどを経由したデジタルコンテンツの送信を行う際のコピーガードに対応したリンクプロテクション技術であり、DCPにより規格化されたコンテンツ保護規格です。 3.DLNAは、Digital Living Network Allianceの略であり、パソコンやデジタル家電機器をネットワークでつなぐ際の約束事をいいます。 4.TLSは、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコルの一つであり、SSL3.0を基に改良が加えられて標準化されたものです。 5.TPMは、コンピュータの信頼性と安全性を高める国際業界標準規格を制定する業界団体「Trusted Computing Group (TCG)」が策定した耐タンパ性に優れたセキュリティモジュールの規格です。 b.ソフトウェアディストリビューション領域 海外メーカー製ソフトウェアの輸入販売、テクニカルサポート及びカスタマイズを行っております。下表はその中で主要となる製品です。 カテゴリ   製品・サービス名   概要 ワイヤレス通信   Blue SDK   OpenSynergy社製のBluetoothプロトコルスタックであり、世界標準規格の近距離無線通信技術「Bluetooth」を実現するために開発されたソフトウェアです。 BIOS   InsydeH2O   Insyde Software社製のBIOSであり、従来のBIOS(Basic Input/Output System)を置き換えるために開発された新技術「EFI/UEFI」仕様を実装した、C言語ドライバベースの次世代BIOSです。 ミドルウェア   ① HE-NET ② HE-CRYPTO ③ HE-FILE ④ Reliance Nitro   ① TUXERA社製のMISRA準拠TCP/IPプロトコルスタックです。高い品質、信頼性及びパフォーマンスを実現します。 ② リソース制約の厳しい組込み機器に、改ざんチェックや暗号化などの高度なセキュリティ機能を容易に実装できる暗号ライブラリです。 ③ 少ないROM/RAMフットプリントで動作するよう設計されたファイルシステム製品です。 ④ 高速性かつ突然の電源断の場合でもファイルデータとディレクトリ情報を100%保護する高信頼性を兼ね備えた新しい次世代型ファイルシステムです。 開発支援ツール   CodeSonar   AdaCore社製のソフトウェア静的解析ツールです。ソースコードの不具合や脆弱性を高精度で検出します。 セキュリティ検証ツール   beSTORM   あらゆるプロトコル、プラットフォームAPI、機器へのファジングとペネトレーションテストを実施するセキュリティ検証ツールです。 c.ソフトウェアサービス領域 組込みソフトウェア等各種ソフトウェアのエンジニアリングサービスに関し、米国Gracenote社と協業して音楽関連のデータコンテンツのライセンスの提供を行っております。 ②アナリシスソフトウェア事業 データアナリティクス領域 株式会社ライトストーンにおいて、全国の大学・高専などの教育機関、政府系研究機関、企業の研究開発・調査部門等に、「Origin」、「Stata」等研究開発で使用される統計・数値データ解析等の科学技術系ソフトウェアの輸入販売等を行っております。 (2) 当社グループの収益モデル 当社グループの収益モデルについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (5) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。 なお、事業の系統図は、下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,075字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営基本方針 当社グループは、「All for wonderful life」というスローガンの下、私たちの収益の源泉となるまだ見ぬ宝物である革新的なアイデア、未来を照らす技術シーズ、自社及び他社による有形無形の製品、そして、これらを見つけ、生み出すタレントなどテクノロジーに関わる全てを探し続けることで社会の進歩に貢献することを経営基本方針としております。 (2)中長期的な会社の経営戦略、目標とする経営指標 当社グループは、新たな中期経営計画を策定し、2025年6月26日に「中期経営計画(2026-2028年度)」を公表しております。 当社グループにおける事業環境は、100年に一度の変革期に顧客や事業・社会環境が大きく変化し、テクノロジー・インフラが加速度的に進化する状況において、製造業顧客を基盤とし、新たなユビキタスAIに向けBig Changeを目指しております。 この中期経営計画においては、オーガニック領域(既存事業による売上成長)とインオーガニック領域(連続的M&Aによる売上成長)による成長を志向し、オーガニック領域においては、毎年5%成長を見込むとともに、安定的な成長キャッシュフロー創出を目指します。インオーガニック領域においては、年度ごとの目標設定は行わず、M&Aによる売上成長を見込んでおります。 オーガニック領域は、Operational Excellence(生産性向上)、Sales Enablement(営業力強化)、Group Synergy(アップセル/クロスセル)、Steady Growth(安定成長)による重点施策を推進することで、High Profitability(高収益化)の実現を目指し、未来への投資資金の創出を図ってまいります。 インオーガニック領域は、次なる飛躍的成長に向け、戦略的に補充・拡充すべき事業領域(IoT関連事業、Big Data/AI関連事業、IT関連)について、案件ごとにバリュエーションやシナジーを考慮しながら、積極的に連続的M&Aを実行してまいります。 財務戦略は、企業価値の最大化に向けて、次の重点施策を推し進めてまいります。 ・既存事業の収益性及びキャッシュフロー基盤を強化しつつ、成長性の高い領域及びM&Aへ投資。 ・健全なバランスシートを梃に、次の成長に向けた積極的ファイナンス戦略と成長投資実行を目指す。 ・本中期経営計画は「基盤整備の3年」として、会社体制整備のための大幅な支出なども見込む。 ・「売上高」及び「EBITDA(調整後営業利益)」を重要収益指標として経営・財務戦略を推進していく。 ・下期、特に2月及び3月に集中して売上・利益が計上される収益サイクルから、より平準化され安定的な売上・利益計上サイクル構築の実現を目指す。 以上、オーガニック及びインオーガニックによる成長戦略及び財務戦略を組み合わせ、CAGR10%程度の成長を実現しつつ、「中期経営計画(2026-2028年度)」の目標達成と、その後の事業成長を加速させる次フェーズ(High Growth Phase)への円滑な移行を図ってまいります。 (3)対処すべき課題 ① 当社グループのソフトウェア分野における事業強化に関する課題 当社グループは、メーカー、商社、受託開発のバランスの取れた事業ポートフォリオを展開し、主要顧客である電子・電気機器を製造・開発する大手企業の企画・開発・設計部門から学術・政府機関まで、幅広く強固な顧客基盤を有しています。 当社グループのソフトウェア分野における事業は、製品・サービス別に自社製品の開発・販売、海外製品の販売、統計・数値データ解析ソフトウェアの販売及び受託開発という4つの事業ポートフォリオで構成されております。 自社製品の開発については、開発力に加え、販売力のある製品企画の強化、海外製品の販売及び統計・数値データ解析ソフトウェアの販売については、製品ラインアップの強化、受託開発については、開発力の強化が必要となります。 加えて、販売機会を増やすため、単に製品の販売にとどまらず、常に変化する顧客のニーズを把握し、対応するための開発業務が必要となり、この体制を強化する必要があります。 これに対しては、経験者の中途採用による技術力向上、さらにM&Aによる人材・事業機会の獲得及び強化により、当社グループ全体の技術力強化と、開発力・製品企画力の強化に取り組んでまいります。 ② 企業グループとしての運営に関する課題 当社は、2024年3月期にM&Aを2社、2025年3月期に子会社の吸収合併を実現した結果、事業規模及び従業員数が増加し、急激に業容が拡大しております。 企業グループとしての連携や管理部門の強化、特に買収した企業のPMI(Post Merger Integration)、内部管理体制の強化、コストの最適化に取り組む必要があります。 これに対しては、グループ経営の管理機能の強化及び管理部門人材の採用並びにグループ人事制度の構築等により、コミュニケーションの円滑化やコストの最適化など、グループ全体の運営効率化を進めてまいります。 ③ 販売体制の強化に関する課題 当社グループが取扱う製品・サービスは、技術的難易度や専門性が高い製品・サービスが多く、顧客との技術的なコミュニケーションが販売における重要なポイントとなります。 また近年、ワークスタイル・事業機会は変化しており、営業活動やマーケティング活動の手法もこの変化に対応したアプローチが必要となっております。 これに対しては、顧客データに基づいたデジタルマーケティング施策を強化し、顧客ニーズを掘り起こし、当社グループが取扱う製品・サービスの強みを訴求することにより、新規引合いの獲得を推進してまいります。加えて、情報システムの整備による効率的な営業活動環境の整備、営業部門の人員増により、案件や顧客の確保を実現してまいります。 ④ 品質マネジメントの強化に関する課題 インターネットやIoTの普及に伴い、様々な電気・電子機器がネットワークに繋がることで、サイバー攻撃のリスクが深刻な問題となってまいりました。 このため、電子・電気機器製造・開発における適切な品質マネジメント及びサイバーセキュリティ対策を講ずることが必要とされています。 当社グループも、顧客の製品・サービス開発に使用するソフトウェア製品・サービスを提供していることから同様の対策が求められ、取引条件に含まれるようになってきております。 これに対しては、品質保証体制及びサイバーセキュリティ対策体制を整備・強化し、顧客の取引条件に合致するよう努めてまいります。 ⑤ ガバナンスの強化に関する課題 積極的なM&A等により事業規模が拡大している当社グループが、継続的、健全かつ効率的に成長するためには、ガバナンスの強化が重要な課題であります。 これに対しては、社外取締役を複数名体制とし、社外の目と知見による取締役会の監督を実施しております。引き続き、この体制を維持するとともに、内部管理体制の面でも、財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムの適切な運用、内部監査による定期的なモニタリングの実施等に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,596字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。 また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ですが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中における将来に関する事項は、別段の記載がない限り、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 技術の陳腐化について 当社グループは、電子・電気機器開発に必要な自社開発のソフトウェア製品と海外メーカーの開発したソフトウェア製品を多様な分野に展開しておりますが、これらの技術革新のスピードは速く、製品の高機能化も進んでおります。 当社グループといたしましては、技術の進展に鋭意対応していく方針ですが、当社グループが想定していない新技術の台頭、普及により事業環境が急変した場合、必ずしも迅速に対応できない可能性があります。 また、競合他社が当社グループを上回る技術を開発した場合には、当社グループの技術が陳腐化する可能性があります。これらの状況に迅速に対応するため、多額の研究開発費用が発生する可能性もあります。 上記のような事象が発生した場合には、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競争の激化について 当社グループは、電子・電気機器開発に必要な自社開発のソフトウェア製品と海外メーカーの開発したソフトウェア製品を取り扱っております。近年は、LinuxやAndroid、FreeRTOS等の無償で利用できるソフトウェアプラットフォームが拡大し、また半導体メーカーが半導体デバイスと開発に必要なソフトウェアを組み合わせて包括的に提供する傾向にあり、特にミドルウェア製品群は、これらとの競争が激化しております。当社グループは、今後も競争力の維持強化に必要な製品ラインアップの強化、無償のソフトウェアでは得られない品質保証、技術サポートの提供や脆弱性へのリスク対応等による差別化を図ることで競争力の維持強化に向けた様々な取組みを進めてまいりますが、競争が優位に進められず、当該市場で十分なシェアを獲得できない場合には、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新規事業について 当社グループでは事業拡大を行う上で、当社グループ独自の技術やノウハウを活かした新規事業や製品を提供することが必要であると認識しております。このため、新規事業や製品への投資については、その市場性等について十分な検証を行った上で投資の意思決定を行っておりますが、市場環境の変化や不測の事態により、当初予定していた投資回収を実現できない可能性があります。 また、新規事業や新規サービス・製品の立ち上げには、一時的に追加の人材採用、研究開発等が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 海外事業展開について 当社グループは今後グローバルな事業展開を予定しておりますが、海外市場への事業進出には、各国政府の予期しない法律や規制の変更、社会・政治及び経済情勢の変化、異なる商慣習による取引先の信用リスク、競合企業の存在や知的財産権の取扱方法の違い、為替変動等の要因により、事業展開及びその成果が当初予測と異なる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 知的財産権について 当社グループは自社開発したソフトウェアについて著作権を有しておりますが、第三者が当社グループの著作権を侵害することなく、当社グループのソフトウェアと同様の機能を実現した場合、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。また、当該第三者が特許権を取得した場合、当社グループが損害賠償義務を負担する可能性があります。加えて、当社グループが特定分野でのソフトウェア開発業務遂行のため、他社よりソフトウェアのソースコード開示を受けることが稀にありますが、この場合、当該ソースコードの開示を理由に当該成果物以外の当社グループ著作物に対する著作権侵害の訴訟等を受ける恐れがあります。 ⑥ ソフトウェアの不具合による顧客の損失について 当社グループのソフトウェアの不具合による顧客の損失については、契約上、当社グループの損害賠償額の上限を当社グループが収受した契約対価に限定するように努めておりますが、このような事態が発生した場合、直接的に売上高の取消による損失が発生するのみならず、信用失墜により当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ DTLAからの高度機密情報の提供について 当社グループは、DTCPのライセンス管理団体であるDTLA(Digital Transmission Licensing Administrator)に加盟し、同団体からDTCP仕様に関する高度機密情報の提供を受けております。当該情報は、DLNAやIPTVのコンテンツ保護における根幹の技術情報であり、当社グループ製品への統合により競争力を高めることができます。しかしながら、DTLAとの約定により、当該情報を当社グループの責任により漏洩した場合、最大8百万米ドルの制裁金を請求される可能性があります。 ⑧ DCPからの高度機密情報の提供について 当社グループは、HDCPのライセンス管理団体であるDCP(Digital Content Protection)に加盟し、同団体からHDCP仕様に関する高度機密情報の提供を受けております。当該情報は、Miracast等と合わせて必要とされるコンテンツ保護における根幹の技術情報であり、当社グループ製品への統合により競争力を高めることができます。しかしながら、DCPとの約定により、当該情報を当社グループの責任により漏洩した場合、最大8百万米ドルの制裁金を請求される可能性があります。 ⑨ ライセンス契約について 当社グループは、顧客との間で、当社グループソフトウェアを搭載した半導体・製品等の販売本数に応じて製造ロイヤルティを収受する契約を締結しております。従って、当社グループの売上高は、顧客の半導体・製品等の販売本数に影響を受けることとなります。顧客の半導体・製品等の販売が好調であった場合、予想外の収益を計上できる可能性がありますが、一方、顧客の新製品の発売時期が遅延した場合や当初の販売見込みを下回った場合、顧客の販売戦略に変更が生じた場合等においては、当社グループの収益が低下する可能性があります。 ⑩ 仕入先との契約更新に係るリスク ソフトウェアディストリビューション領域及びデータアナリティクス領域では、国外のソフトウェアベンダーの製品の輸入販売を行い、最先端の技術・製品等を有する海外のソフトウェアベンダーを仕入先としております。それらの仕入先とは販売代理店契約等を締結し、良好な関係を維持しておりますが、仕入先が第三者からの買収や代理店政策の見直しがあった場合は、商権に変更が生じる等、業績に影響を与える可能性があります。 ⑪ 契約更新に係るリスク 米国Gracenote社の音楽データベースに関するライセンス契約を締結し、一定の収益を計上しております。しかしながら、相手先企業の経営方針の変更等、当社がコントロールし得ない何らかの事情によりこの契約が更新されなかった場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 経済状況・市場動向が影響するリスク ⅰ)自動車業界の動向が影響するリスク 当社グループの事業収益は自動車業界関連が大部分を占めております。そのため、自動車の販売台数が減少した場合には、車載情報端末を中心とした製造ロイヤルティ収益に影響を及ぼす可能性があります。 また、自動車関連企業が収益減少のために開発投資へリソースを割かない場合、ソフトウェア開発支援ツール、各ソフトウェア開発キット及び関連する開発委託業務に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ)経済全般の停滞が影響するリスク 景気低迷による顧客の機器生産台数の低迷により、製造ロイヤルティ収益へ影響を及ぼす可能性があります。 また、収益低下懸念による費用圧縮に伴う新規開発投資の抑制により、ソフトウェア開発支援ツール、SDK及び関連する開発委託業務へ影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,418字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ248,462千円増加し、3,698,939千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ733,802千円増加し、1,788,230千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ485,339千円減少し、1,910,709千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高3,924,475千円(前連結会計年度比5.2%減)、営業損失201,117千円(前連結会計年度は96,498千円の利益)、経常損失213,688千円(前連結会計年度は92,889千円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失518,702千円(前連結会計年度は91,084千円の利益)となりました。 当社グループの報告セグメントは、製品・サービス別のセグメントから構成されており、「ソフトウェアプロダクト事業」、「ソフトウェアディストリビューション事業」、「ソフトウェアサービス事業」及び「データアナリティクス事業」の4つを報告セグメントとしておりましたが、当連結会計年度より、「ソフトウェアプロダクト事業」、「ソフトウェアディストリビューション事業」及び「ソフトウェアサービス事業」を「ソフトウェア事業」として統合し、「データアナリティクス事業」を「アナリシスソフトウェア事業」に名称を変更した上で、2つのセグメントに変更しております。 これは、2025年6月に公表した「中期経営計画」(2026年-2028年)を踏まえて、事業セグメントについて改めて検討した結果、当社グループの事業戦略は、顧客のソフトウェアニーズに対して全方位的な支援を行うビジネスモデルに変革しており、当該事業戦略の実行のための組織体制の統合及び経営管理体制の見直しの実態を踏まえ、「ソフトウェア事業」及び「アナリシスソフトウェア事業」の2つの報告セグメントが適切であると判断したことによるものであります。 なお、各事業における収益の分解については、企業の実態に即し、財務諸表の利用者にとって有用な情報を提供することを目的として、財又はサービスの種類に基づき、従来どおりの区分に従って、「ソフトウェア事業」における製品・サービスとして、「ソフトウェアプロダクト領域」、「ソフトウェアディストリビューション領域」、「ソフトウェアサービス領域」とし、「アナリシスソフトウェア事業」における製品・サービスとして、「データアナリティクス領域」の4区分に分類しております。 「ソフトウェアプロダクト領域」は、組込みネットワーク、セキュリティ&リアルタイムOS関連製品、高速起動製品、データベース製品等の主に自社開発によるデバイス組込み用ソフトウェア等に関する製品・サービス領域であります。 「ソフトウェアディストリビューション領域」は、海外ソフトウェアの輸入販売及びテクニカルサポート等に関する製品・サービス領域であります。 「ソフトウェアサービス領域」は、組込みソフトウェア等の受託を中心とした各種ソフトウェアの設計、開発及びデータコンテンツのライセンス等に関する製品・サービス領域であります。 「データアナリティクス領域」は、統計・数値データ解析ソフトウェア等における海外ソフトウェアの輸入販売及びテクニカルサポート等に関する製品・サービス領域であります。 製品・サービス別の売上高は、以下のとおりであります。 製品・サービス別   当連結会計年度   前連結会計年度   増減率 (%) 売上高 (千円)   売上割合 (%)   売上高 (千円)   売上割合 (%) ソフトウェアプロダクト領域   772,572   19.7   899,457   21.7   △14.1 ソフトウェアディストリビューション領域   1,275,902   32.5   1,318,589   31.9   △3.2 ソフトウェアサービス領域   944,330   24.1   1,005,769   24.3   △6.1 データアナリティクス領域   931,671   23.7   914,973   22.1   1.8 合計   3,924,475   100.0   4,138,789   100.0   △5.2 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は1,995,296千円となりました。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、減少した資金は137,845千円(前連結会計年度は137,876千円の増加)となりました。これは主に、減損損失219,628千円、のれん償却額94,011千円により資金が増加した一方で、税金等調整前当期純損失433,316千円により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は62,570千円(前連結会計年度は23,157千円の増加)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出44,701千円、投資有価証券の取得による支出15,000千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、増加した資金は851,271千円(前連結会計年度は220,915千円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出148,729千円により資金が減少した一方で、長期借入れによる収入1,000,000千円により資金が増加したことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を製品・サービス別に示すと、次のとおりであります。 製品・サービス別   金額(千円)   前年同期比(%) ソフトウェアプロダクト領域   78,143   △29.6 ソフトウェアディストリビューション領域   274,320   10.7 ソフトウェアサービス領域   867,802   △1.8 データアナリティクス領域   100   △97.0 合計   1,220,365   △2.1 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注状況を製品・サービス別に示すと、次のとおりであります。 製品・サービス別   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ソフトウェアプロダクト領域   67,126   △45.9   2,700   △80.1 ソフトウェアディストリビューション領域   273,577   13.8   -   - ソフトウェアサービス領域   866,463   0.5   37,962   142.0 データアナリティクス領域   100   △97.0   -   - 合計   1,207,266   △1.8   40,662   △11.4 (注)金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を製品・サービス別に示すと、次のとおりであります。 製品・サービス別   金額(千円)   前年同期比(%) ソフトウェアプロダクト領域   772,572   △14.1 ソフトウェアディストリビューション領域   1,275,902   △3.2 ソフトウェアサービス領域   944,330   △6.1 データアナリティクス領域   931,671   1.8 合計   3,924,475   △5.2 (注)金額は販売価格によっております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産は、3,698,939千円(前連結会計年度末比248,462千円増)となりました。これは主に、のれんが231,886千円、受取手形及び売掛金が83,981千円減少した一方で、現金及び預金が649,242千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、1,788,230千円(前連結会計年度末比733,802千円増)となりました。これは主に、長期借入金が679,905千円、1年内返済予定の長期借入金が171,366千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、1,910,709千円(前連結会計年度比485,339千円減)となりました。これは主に、利益剰余金が518,702千円減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は51.7%となりました。 b.経営成績 ・ソフトウェアプロダクト領域 当領域は、高速起動製品における国内外の車載機器関連及び海外民生機器の既存顧客からのロイヤルティ売上、セキュリティ製品及びデータベース製品における産業機器の既存顧客からのロイヤルティ売上、並びに音声コードUni-Voice(ユニボイス)製品における印刷関連の既存顧客から行政関連に伴うロイヤルティ売上を中心に、売上高772,572千円(前連結会計年度比14.1%減)となりました。この減少要因は、前連結会計年度に比べてUni-Voice(ユニボイス)製品の売上が増加したものの、当連結会計年度におけるセキュリティ&OS関連製品のロイヤルティ売上が大幅に減少したことにより、当領域全体としての売上が減少したことによるものです。 ・ソフトウェアディストリビューション領域 当領域は、BIOS、Bluetooth、ソフトウェア解析・開発効率化ツール及びネットワークマネジメント等の海外製品における既存顧客からのロイヤルティ及び受託開発売上、セキュリティ検証ツール・サービスの既存及び新規顧客へのライセンス販売並びに受託開発売上を中心に、売上高1,275,902千円(前連結会計年度比3.2%減)となりました。この減少要因は、ネットワークマネジメント製品における既存顧客向けライセンス売上が前連結会計年度に前倒しで計上されたこと、前連結会計年度に発生したミドルウェア製品の売上が当連結会計年度に発生しなかったことに加え、OSS検査ツールの代理店契約終了により売上が減少したことによるものです。 ・ソフトウェアサービス領域 当領域は、既存顧客からの各種受託開発売上、データコンテンツ「YOMI」に関する車載機器向けを中心としたライセンス売上により、売上高944,330千円(前連結会計年度比6.1%減)となりました。この減少要因は、前連結会計年度と比べて、既存顧客における開発計画の変更等の影響により受託開発が減少したこと、並びに車載機器向け「YOMI」ライセンス売上が減少したことによるものです。 ・データアナリティクス領域 当領域は、一般企業への化学系データベース及び画像解析ソフトの販売が増加したことにより、売上高931,671千円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。 これらの結果、ソフトウェア事業は、売上高2,992,804千円(前連結会計年度比7.2%減)、販売用ソフトウェアに係る減価償却費62,064千円を計上したことなどにより、セグメント損失244,619千円(前連結会計年度は44,755千円の利益)、アナリシスソフトウェア事業は、売上高931,671千円(前連結会計年度比1.8%増)、セグメント利益43,502千円(前連結会計年度比15.9%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、以下のとおりとなりました。 (売上高) 当連結会計年度における連結売上高合計は3,924,475千円(前連結会計年度比5.2%減)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価2,416,869千円(前連結会計年度比0.0%増)、販売費及び一般管理費1,708,723千円(同5.1%増)を計上いたしました。販売費及び一般管理費の主な内訳は、給料及び手当732,864千円(同8.4%増)、支払手数料344,998千円(同43.8%増)であります。 (経常利益) 経常損失213,688千円(前連結会計年度は92,889千円の利益)を計上いたしました。これは、主に営業損失201,117千円(前連結会計年度は96,498千円の利益)、営業外費用として支払手数料24,046千円(社内調査委員会による外部法律事務所等への調査関連費用)を計上した一方で、当該費用に係るD&O保険(役員等賠償責任保険契約)による保険金の支払いを受けたことから、受取保険金10,000千円を営業外収益として計上したためであります。 (特別損失) 特別損失219,628千円(前連結会計年度は18,037千円)を計上いたしました。これは、当社グループの連結子会社である株式会社グレープシステムの買収時に超過収益力を前提として計上したのれんについて、昨今の外部環境の変化により、来期以降の収益性が低迷する見通しとなったことから、のれんに係る減損損失137,875千円を計上しており、加えて、当社及び株式会社グレープシステムの固定資産についても、減損の兆候が認められたため、固定資産に係る減損損失81,753千円を計上したためであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 将来の課税所得の見積り及び繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、繰延税金資産を取り崩し、法人税等調整額(損)64,234千円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は518,702千円(前連結会計年度は91,084千円の利益)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 資金の流動性につきましては、中長期的な企業価値の向上を図る観点から、M&A等の成長戦略の所要資金確保、財務の健全性強化のための内部留保の積上げ、株主の皆様への利益還元の拡充とのバランスを考慮することを基本としております。成長戦略に伴うM&Aや投資のための所要資金につきましては、グループ内での営業活動による自己資金や金融機関からの借入により調達しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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