概要
株式会社アイドママーケティングコミュニケーションは、食品スーパーを中心とする流通小売業向けに販促支援を提供する企業である。1979年創業、富山県富山市に本社を置く。2016年東証マザーズ上場、2017年東証一部へ市場変更、2022年よりスタンダード市場。2026年3月期の売上高は約47.6億円、従業員185名。統合型販促支援事業「ARSS」を展開し、折込広告からデジタルサイネージまでを手掛ける。
統合型販促支援「ARSS」の事業構造
当社は単一セグメントで、流通小売業向けの統合型販促支援事業を展開する。サービス名「ARSS(Aidma Retail Support System)」のもと、マーケティングコンサルティング、デザイン制作・販促運営支援を一気通貫で提供する。収入の主な媒体は折込広告であり、企画・デザイン・制作・配布手配までを支援する。クライアントオフィスに常駐する販促支援チーム、東京営業本部のマーケティングチーム、富山本社のデザインチームが連携し、地域密着と専門性を両立している。
売上高の推移と収益構造の変化
財務数値によれば、売上高は2013年3月期の52億円から増加を続け、2020年3月期には94億円に達した。しかしその後減少に転じ、2026年3月期には48億円(前期比14.8%減)となった。純利益は2021年3月期に4億円の赤字を計上したが、2026年3月期は2億円の黒字を確保した。売上減少の背景には、流通小売業のコスト削減やデジタルシフトの影響があるとみられる。営業利益率は2026年3月期に5.6%と、前期の8.1%から低下した。
全国への拠点展開と地域戦略
創業地の富山に本社を置きながら、全国に支店・支局を展開してきた。1998年の中部支局を皮切りに、宇都宮、長野、沖縄、福島、新潟、郡山など各地に開設。2001年には東京営業本部を港区に設置し、2014年に六本木へ移転。首都圏支局も2015年に開設した。2026年3月時点で、富山本社に制作センターを集約し、全国のクライアントに常駐スタッフを派遣する体制をとる。地域ごとの市場特性に対応した販促支援を強みとする。
グループ会社と海外展開
当社グループは、2019年に株式会社ジャム・コミュニケーションズを100%子会社化し、販促支援の領域を拡大した。2026年5月には株式会社ナラティブテクノロジーズを設立し、デジタル技術への対応を強化する。海外では2006年に中国大連に大連愛都碼科技有限公司を設立し、現地での販促支援の基盤を築いた。これらの子会社を通じて、日本国内のクライアントの海外進出支援や、新たなソリューションの開発を進めている。
クライアント構成と依存度
有価証券報告書によれば、主なクライアントに株式会社バローと株式会社ライフコーポレーションがある。2026年3月期の売上高に占める割合は、バローが25.9%、ライフコーポレーションが15.2%で、上位2社で約41%を占める。特定のクライアントへの依存度が高いため、大口顧客の動向が業績に大きな影響を与える可能性がある。一方で、多数の中小スーパー向けにもサービスを提供し、リスク分散を図っている。
業界の中での役割は流通小売業向け統合型販促支援プロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01食品スーパーマーケット(流通小売業)主力
食品スーパーを中心とした流通小売業に対し、マーケティングデータ分析に基づく販促企画の提案、折込広告を主力とした販促物のデザイン制作、さらに電子棚札やデジタルサイネージなどのデジタル施策までを組み合わせて提供。常駐チームによる伴走支援と、PDCAを回すコンサルティングで顧客の販売促進を支える。
- 折込広告制作
- 食品スーパーの主力広告媒体である折込チラシのデザイン・制作支援。エリア特性や販促コンセプトに合わせた訴求力のある広告を企画する。
- マーケティングコンサルティング
- ビッグデータの分析から施策の立案・実行・評価までをワンストップで提供。流通小売業に精通した人材が仮説設定を担い、最適な販促活動を支援する。
- デジタルサイネージ・電子棚札支援
- 店頭のデジタル化に対応した販促ソリューションの導入支援。
製品と技術
折込広告を核とした販促物制作支援
当社の主力サービスは、食品スーパー向けの折込広告の企画・デザイン・制作・配布手配である。クライアントごとに市場特性やプロモーションコンセプトに合わせた広告を制作し、印刷から配布までを支援する。収益は折込広告の制作支援部数と単価に基づく。この伝統的な媒体が依然として売上の大部分を占めるが、ペーパーレス化の流れの中で、デジタル媒体との連携が求められている。
マーケティングコンサルティングとデータ分析
当社はマーケティングデータ分析システムを用いて、クライアントの販促計画を支援する。ビッグデータの収集・分析に加え、流通小売業に精通した人材が仮説設定から施策立案・実行・評価までを担当する。具体的には、競合調査、トレンド分析、販売促進計画の策定、広告コンセプトの提案などを行う。このコンサルティング機能が、単なる制作会社との差別化要因となっている。
電子棚札とデジタルサイネージへの展開
人手不足や省力化ニーズに対応し、当社は電子棚札やデジタルサイネージを活用した店舗業務の効率化サービスを提供する。電子棚札とデジタルサイネージの連携により、価格変更やプロモーション情報をリアルタイムに配信。さらにSNS運用も組み合わせ、店舗内外での顧客体験向上を図る。この「オールメディアプロモーション」は、リテールメディアとしての価値を高める取り組みである。
自社アプリとデジタル販促の統合
スマートフォンの普及を受け、当社はクライアント向けにアプリを活用した販促支援も行う。アプリを通じたクーポン配信やポイント連携により、顧客の来店促進とLTV向上を支援する。折込広告、電子棚札、デジタルサイネージ、アプリを統合したプロモーションをワンストップで提供し、リアルとデジタルの融合を進めている。この統合型アプローチが「ARSS」の進化形と位置づけられる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
マーケティング支援の独立系、顧客細分化
情報・通信業に属し、マーケティングコミュニケーション支援を主業務とする企業。売上高は2024年3月期の58億円から2026年3月期には48億円へと減少傾向にあり、業績が低迷している。営業利益率は7.14%から6.25%に低下し、収益性も悪化している。同業他社にはソラコムやハッチ・ワークなどがあり、特にソラコムはIoT分野で高成長を見せている。当社は中小企業向けの販促支援やデジタルマーケティングを手掛けるが、競争が激しく、売上高の減少に歯止めがかからない。既存事業の成熟化や新規顧客の開拓不足が課題である。
強み
- マーケティングに特化した専門知識があり、ニッチ領域で顧客支持を得ている。
- 既存顧客との長期取引が多く、安定的な収益基盤を持つ。
- デジタルチャネルを活用した販促施策に強みがあり、時代の変化に対応。
- 企業のマーケティング外注化の流れに乗り、需要獲得の可能性がある。
課題
- 売上高が前年比で減少傾向。受注減少が続き、業績の立て直しが必要。
- 同業他社との競合が激しく、差別化が困難。価格競争に陥るリスクがある。
- 営業利益率が低下。コスト増加や利益率の低い案件の増加が影響。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がアイドママーケティングコミュニケーション
時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9466アイドママーケティングコミュニケーション | 33億円 | 17.8倍 |
| 2 | 4068ベイシス | 33億円 | 29.0倍 |
| 3 | 4447ピー・ビーシステムズ | 33億円 | 32.1倍 |
| 4 | 4429リックソフト | 33億円 | 12.3倍 |
| 5 | 3719AIストーム | 33億円 | 18.3倍 |
| 6 | 3680ホットリンク | 33億円 | — |
| 7 | 4380Mマート | 33億円 | 15.8倍 |
| 8 | 4198テンダ | 33億円 | 176.3倍 |
| 9 | 9419ワイヤレスゲート | 32億円 | 10.8倍 |
| 10 | 338AZenmuTech | 32億円 | 53.3倍 |
| 11 | 148Aハッチ・ワーク | 32億円 | 19.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
富山で創業した1979年から1980年代の地盤構築
1979年4月、富山県富山市布瀬町に株式会社アイドマを設立。当初から流通小売業向けの販促サービスを手掛けた。1981年7月には本社を富山市根塚に移転し、1984年4月にはさらに富山市豊田本町へ移転。2000年4月に現在の富山市豊田町に本社社屋を新築し、制作拠点を整備した。創業から20年かけて、地元富山での事業基盤を固めた。
全国展開を進めた1998年から2000年代
1998年6月に中部支局を開設したのを皮切りに、1999年8月宇都宮支店、2001年5月東京営業本部(港区西麻布)、2002年7月長野支局、2005年8月沖縄支店、2006年8月掛川支局、2007年4月昭島・取手各支局と、全国各地に拠点を拡大した。2006年1月には中国大連に子会社を設立し、海外展開にも乗り出した。この時期に、全国ネットワークの基礎が形成された。
社名変更と株式上場に至った2010年代前半
2014年10月、東京営業本部を港区六本木に移転し、首都圏での営業力を強化。2015年4月、商号を株式会社アイドママーケティングコミュニケーションに変更し、マーケティング要素を明確に打ち出した。同年4月には本社制作センターを竣工し、制作機能を富山に集約。2016年3月、東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資金調達と認知度向上を図った。
東証一部昇格と市場変更の2017年から2022年
2016年3月のマザーズ上場からわずか1年後の2017年3月、東京証券取引所市場第一部へ市場変更を果たした。これは成長性と時価総額が認められた結果である。しかし、2022年4月の東証市場区分見直しにより、スタンダード市場へ移行した。この間、2019年1月には株式会社ジャム・コミュニケーションズを完全子会社化し、グループ力を強化。2020年4月には新潟支局を開設した。
デジタルシフトへの対応と2020年代後半の構造改革
2020年代に入り、売上高は減少傾向に転じた。これに対し、電子棚札やデジタルサイネージ、アプリを組み合わせた「オールメディアプロモーション」サービスを推進。2025年10月に郡山支店を開設し、東北エリアの営業を強化。2026年5月には100%子会社株式会社ナラティブテクノロジーズを設立し、データ分析やデジタル技術の内製化を進めた。2026年3月期の売上高は48億円と、ピーク時の約半分に縮小したが、利益体質への転換を模索している。
年表28件を開く
1970年代
- 1979年4月創業富山県富山市布瀬町に株式会社アイドマを設立
1980年代
- 1981年7月本社を富山市根塚に移転
- 1984年4月本社を富山市豊田本町に移転
1990年代
- 1998年6月中部支局を開設
- 1999年8月宇都宮支店を開設
2000年代
- 2000年4月富山市豊田町に本社を移転し、本社の社屋新築
- 2001年5月東京営業本部を港区西麻布に開設
- 2002年7月長野支局を開設
- 2005年8月沖縄支店を開設
- 2006年1月創業中国大連に大連愛都碼科技有限公司を設立
- 2006年8月掛川支局を開設
- 2007年4月昭島支局、取手支局を開設
- 2009年4月本社第二制作室を開設
- 2009年4月高松支局を開設
- 2009年9月鹿児島支局を開設
2010年代
- 2010年10月福島支局を開設
- 2014年10月東京営業本部を港区六本木に移転
- 2015年3月首都圏支局を開設
- 2015年4月商号変更商号を株式会社アイドママーケティングコミュニケーションに変更
- 2015年4月本社制作センター竣工により制作機能を集約
- 2016年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2016年5月福岡支店を開設
- 2017年3月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
- 2019年1月株式会社ジャム・コミュニケーションズを100%グループ会社化
2020年代
- 2020年4月新潟支局を開設
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場へ移行
- 2025年10月郡山支店を開設
- 2026年5月100%子会社株式会社ナラティブテクノロジーズを設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高増収
- 経常利益増益
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
自社サービスの強化
流通小売業向け販促支援サービスを強化するため、マーケティングチームの拡充やインターネット技術を活用した分析力を高め、クライアントの売上・利幅改善に資するサービスを提供する。
- 02
新サービスへの投資
既存サービスとシナジー効果のある営業領域へ進出するため、コストベネフィットを意識した積極的な投資活動を行う。
- 03
優秀な人材の確保と育成
新卒・中途採用を強化し、人材の多様性を重視した継続的な人材育成を通じて、成長を支える人材基盤を構築する。
- 04
内部管理体制の強化
社内規程や業務マニュアルの整備、定期的な社内教育、内部監査により業務の標準化・効率化と法令遵守の徹底を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で185人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は414万円で、9期前と比べて+11.4%。平均年齢は37.3歳、平均勤続年数は9.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 185 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 190 | — |
| 2019年3月 | 372 | 35.8 | 7.4 | 254 | — |
| 2020年3月 | 389 | 36.4 | 7.7 | 258 | — |
| 2021年3月 | 352 | 36.8 | 8.3 | 256 | — |
| 2022年3月 | 352 | 37.9 | 9.6 | 221 | — |
| 2023年3月 | 356 | 37.4 | 9.6 | 219 | — |
| 2024年3月 | 398 | 37.3 | 9.6 | 227 | — |
| 2025年3月 | 395 | 37.4 | 9.8 | 194 | 206 |
| 2026年3月 | 414 | 37.3 | 9.8 | 185 | 162 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ジャム・コミュニケーションズ福岡県福岡市中央区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は48億円、営業利益は3億円。前期と比べると減収減益で、売上が-14.3%、利益が-25.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 50億円 | 48億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 3億円 |
| 純利益 | 2億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥10 | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は13億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−13.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 16 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 14 | 1 | 7.1 | 0 |
| 2024年3Q | 15 | 1 | 6.7 | 1 |
| 2024年4Q | 14 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 29 | 2 | 6.9 | 1 |
| 2025年4Q | 27 | 2 | 7.4 | 4 |
| 2026年2Q | 23 | 1 | 4.3 | 1 |
| 2026年4Q | 25 | 2 | 8.0 | 1 |
| 2027年1Q | 13 | 1 | 7.7 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は52億円から48億円へ92%に減った。直近期の営業利益率は6.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 52 | — | 5 | — | 2 |
| 2014年3月 | 58 | — | 5 | — | 3 |
| 商号を株式会社アイドママーケティングコミュニケーションに変更 | |||||
| 2015年3月 | 66 | — | 5 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2016年3月 | 72 | — | 7 | — | 5 |
| 2017年3月 | 76 | — | 8 | — | 6 |
| 2018年3月 | 86 | — | 9 | — | 6 |
| 2019年3月 | 86 | — | 10 | — | 7 |
| 新潟支局を開設 | |||||
| 2020年3月 | 94 | — | 8 | — | 5 |
| 2021年3月 | 61 | — | 2 | — | −4 |
| 2022年3月 | 61 | — | 3 | — | 1 |
| 2023年3月 | 60 | — | 3 | — | −1 |
| 2024年3月 | 58 | — | 3 | — | 2 |
| 郡山支店を開設 | |||||
| 2025年3月 | 56 | 4 | 4 | 7.1 | 5 |
| 100%子会社株式会社ナラティブテクノロジーズを設立 | |||||
| 2026年3月 | 48 | 3 | 3 | 6.3 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高48億円のうち、営業利益として残るのは3億円で6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.0%36億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.8%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は14億円で、売上の3.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 5 |
| 2015年3月 | 4 | −2 | −1 | 2 | 7 |
| 2016年3月 | 6 | 0 | 9 | 6 | 21 |
| 2017年3月 | 6 | −5 | −1 | 1 | 21 |
| 2018年3月 | 9 | −3 | −2 | 6 | 24 |
| 2019年3月 | 5 | −6 | −2 | −1 | 21 |
| 2020年3月 | 5 | −5 | −3 | 0 | 18 |
| 2021年3月 | 4 | −4 | −3 | 0 | 15 |
| 2022年3月 | 2 | 1 | −2 | 3 | 17 |
| 2023年3月 | 4 | 1 | −2 | 5 | 19 |
| 2024年3月 | 3 | −1 | −2 | 2 | 20 |
| 2025年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 20 |
| 2026年3月 | 1 | −4 | −3 | −3 | 14 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は44億円。このうち返さなくてよい自己資本が34億円で、自己資本比率は77.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 21 | 8 | 13 | 37.6 |
| 2014年3月 | 22 | 10 | 12 | 45.2 |
| 2015年3月 | 26 | 11 | 15 | 44.6 |
| 2016年3月 | 40 | 26 | 14 | 64.3 |
| 2017年3月 | 44 | 30 | 14 | 68.7 |
| 2018年3月 | 52 | 35 | 17 | 65.9 |
| 2019年3月 | 61 | 39 | 22 | 62.9 |
| 2020年3月 | 60 | 40 | 20 | 66.8 |
| 2021年3月 | 50 | 33 | 17 | 65.4 |
| 2022年3月 | 48 | 32 | 16 | 66.9 |
| 2023年3月 | 45 | 29 | 16 | 63.1 |
| 2024年3月 | 46 | 30 | 16 | 64.6 |
| 2025年3月 | 45 | 33 | 12 | 72.5 |
| 2026年3月 | 44 | 34 | 10 | 77.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで605社中92位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中574位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥243で、1年前と比べて+0.9%。過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.8倍 |
| PER (会社予想) | 15.1倍 |
| PBR | 0.94倍 |
| 配当利回り | 4.12% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は223円で、直近1か月で0.9%下落、1年で7.1%下落と軟調。25日線(223.76円)と75日線(225.77円)をわずかに下回り、200日線(230.23円)を約3.1%下回る。52週高値255円からは12.5%低く、安値216円に対しては3.2%高い。出来高は6月26日に5.1万株と急増したが、その後は低水準で推移しており、方向感の乏しい展開。RSIは50と中立圏で、トレンド転換の兆しは見えにくい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)。
PERが16.37倍と業界平均30.11倍を大幅に下回り、PBR0.87倍は平均3.51倍を大きく下回る。配当利回り4.48%は平均3.42%を上回り、株主還元が厚い。ただしROE5.4%は平均より低めで、2026/3期の売上高は48億円と前期56億円から減少見込み。配当性向81.9%と高く、今後の増配余地は小さい。割安だが、収益力の弱さと減収が懸念材料。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.8倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 15.1倍 | — |
| PBR | 0.94倍 | 2.96倍 |
| ROE | 5.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
プロモーション需要の縮小と競争激化が主な論点。強気派は、コスト削減と高付加価値サービスへのシフトで収益性が改善しており、市場回復時の業績拡大余地があるとみる。弱気派は、売上高の減少傾向が続いており、顧客のマーケティング予算削減が長期化すれば業績の下振れリスクがあると警戒する。新サービスや顧客層の開拓が今後の成長を左右する。
- 収益性の改善
営業利益率が上昇しており、コスト管理が奏功している
- 高付加価値シフト
デジタルマーケティングなど付加価値の高いサービスが拡大
- 配当利回りの高さ
株主還元が厚く、下値を支える可能性がある
- 配当利回り4.48%と高水準の還元継続影響中
配当利回り4.48%と高く、株価の下支え要因
- PBR0.87倍と純資産割れ不定影響中
PBR0.87倍とBPS対比で割安、資本政策次第で修正余地
- 営業利益率6.25%と収益構造通年影響弱
営業利益率6.25%を確保し、減収ながら黒字
- 営業利益3億円と黒字維持通年影響弱
営業利益は3億円と減益ながら黒字を確保
- 売上高の減少
主要事業の需要が縮小しており、売上高が減り続けている
- 競争激化
同業他社や新興企業との価格競争が利益率を圧迫する
- 景気感応度の高さ
広告・プロモーション需要は景気変動の影響を受けやすい
- 売上高48億円と3期連続減収通年影響中
売上高は58億円→56億円→48億円と縮小
- 純利益が前期比60%減の2億円通年影響中
純利益は5億円から2億円へ3億円減少
- PER16.37倍は業績悪化を織り込めず継続影響弱
減収減益下でもPER16.37倍と割高感
- 株価は1年で7.06%下落し弱い継続影響弱
株価は1年間で7.06%下落しセンチメントが悪化
- 売上高
- プロモーション需要の動向を直接反映し、業績の基調を判断する
- 営業利益率
- コスト管理やサービスの構成変化による収益性改善を測る
- 顧客当たり売上
- 既存顧客への深耕や新規顧客の獲得状況を評価する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり10円で、前期から−33.3%。いまの株価に対する利回りは4.12%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 15 | — | 35.9 |
| 2018年3月 | 17 | 13.3 | 36.6 |
| 2019年3月 | 18 | 5.9 | 40.9 |
| 2020年3月 | 18 | 0.0 | 53.6 |
| 2021年3月 | 9 | −50.0 | 82.6 |
| 2022年3月 | 10 | 11.1 | 1315.8 |
| 2023年3月 | 13 | 30.0 | — |
| 2024年3月 | 9 | −30.8 | 87.9 |
| 2025年3月 | 15 | 66.7 | 43.0 |
| 2026年3月 | 10 | −33.3 | 81.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥10
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,081人。区分でいちばん多いのは個人・その他で54.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.6%を占め、残る55.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.9 | 51.3 | 53.5 | 54.3 | 51.8 | 54.0 |
| 事業法人 | 41.4 | 41.6 | 41.5 | 41.4 | 41.4 | 41.5 |
| 金融機関 | 6.5 | 4.9 | 3.4 | 1.8 | 3.3 | 3.1 |
| 自己株式 | 3.3 | 3.3 | 3.3 | 3.3 | 3.3 | 3.1 |
| 証券会社 | 1.6 | 1.5 | 0.9 | 1.8 | 2.7 | 1.0 |
| 外国法人 | 1.6 | 0.7 | 0.6 | 0.5 | 0.7 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社シュリンプバレー | 40.30 |
| 02 | 蛯谷 貴 | 19.61 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 2.75 |
| 04 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 2.33 |
| 05 | 飯島 功市郎 | 1.51 |
| 06 | 岡元 信 | 1.05 |
| 07 | 桑原 由治 | 1.04 |
| 08 | 長澤 秀幸 | 0.91 |
| 09 | 株式会社バローホールディングス | 0.90 |
| 10 | アイドマ社員持株会 | 0.75 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−98%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,767 | 13,732 | 31.9 | — | 39.8 |
| 2014年3月 | 22 | 83 | 29.4 | — | 38.2 |
| 2015年3月 | 19 | 95 | 22.0 | — | — |
| 2016年3月 | 40 | 190 | 26.3 | 12.9 | 18.7 |
| 2017年3月 | 42 | 224 | 20.2 | 19.2 | 35.9 |
| 2018年3月 | 46 | 256 | 19.4 | 15.3 | 36.6 |
| 2019年3月 | 48 | 286 | 16.9 | 10.2 | 40.9 |
| 2020年3月 | 40 | 296 | 13.8 | 9.0 | 53.6 |
| 2021年3月 | −32 | 249 | — | — | 82.6 |
| 2022年3月 | 5 | 244 | 1.9 | 61.6 | 1315.8 |
| 2023年3月 | −10 | 219 | — | — | — |
| 2024年3月 | 12 | 226 | 5.4 | 19.3 | 87.9 |
| 2025年3月 | 36 | 252 | 15.1 | 7.0 | 43.0 |
| 2026年3月 | 14 | 257 | 5.4 | 17.2 | 81.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額101百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 蛯谷貴 | 代表取締役社長 | 73 | 2,651,800 |
| 岸下義弘 | 取締役副社長 | 65 | 5,000 |
| 中川強 | 取締役常務 | 54 | 62,517 |
| 長富一勲 | 取締役 | 48 | 51,597 |
| 川田昭雄 | 常勤監査役 | 82 | 15,759 |
| 木村正明 | 監査役 | 70 | 6,299 |
| 林衛 | 監査役 | 47 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 87 | 87 | 29 |
| 社外取締役 | 4 | 14 | 14 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,762字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,675字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,436字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,701字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第47期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第47期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第46期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業