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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

テンダ

4198 · Standard · 情報・通信業

Webシステム開発を軸に、業務効率化ソフトやゲーム制作まで手掛けるIT企業。顧客企業のDXを一気通貫で支援。

概要

株式会社テンダは、1995年に東京都豊島区で創業した情報・通信業に属する企業である。ITサービスを中核に、Webシステムの開発・保守、ビジネスプロダクトの提供、ゲームコンテンツの企画・運営を手掛ける。2025年5月期の連結売上高は55億74百万円、従業員数は370名。2021年に東京証券取引所JASDAQに上場し、現在はスタンダード市場に所属する。

三つの報告セグメントで構成される事業構造

テンダグループは、DXソリューション事業、Techwiseコンサルティング事業、ゲームコンテンツ事業の3セグメントで構成される。DXソリューション事業は売上高の64.8%を占め、Webサイトやアプリの開発、保守、技術者支援をトータルで提供する。Techwiseコンサルティング事業は17.0%を占め、Microsoft製品関連のコンサルティングと自社プロダクト「Dojoシリーズ」の販売を行う。ゲームコンテンツ事業は18.0%を占め、ソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」の運営や受託開発を手掛ける。このうちDXソリューション事業は近年、不採算案件の整理やM&Aによる子会社化で事業基盤を拡大している。2025年5月期のセグメント利益はDXソリューションが8億85百万円、Techwiseが2億53百万円、ゲームが49百万円である。

連結子会社7社で構成されるグループ体制

当社グループは、持株会社テンダホールディングスを吸収合併した後、現在は株式会社テンダを中心に7社で構成される。連結子会社には、中国大連に拠点を置く大連天達科技有限公司、ゲーム開発を担う株式会社テンダゲームスや株式会社Skyarts、DXソリューションを担う三友テクノロジー株式会社やインテリジェントシステムズ株式会社、AIソリューションを強みとする株式会社Almondoがある。このうちインテリジェントシステムズとAlmondoは2025年5月期に新たに連結子会社化された。グループ全体で技術者を70%以上抱え、開発から運用まで一気通貫のサービスを提供する体制を築いている。

増収基調だが利益率は変動する財務推移

テンダグループの連結売上高は、2017年5月期の22億円から2025年5月期には55億74百万円へと着実に拡大している。特に2020年5月期から2025年5月期にかけては32億円から55億円へと約1.7倍に成長した。一方、営業利益は2020年5月期以降2~5億円の範囲で推移し、2025年5月期は4億28百万円(前期比21.6%減)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は2025年5月期に2億57百万円(同24.5%減)である。増収ながら利益が減少した要因として、DXソリューション事業の主要顧客縮小や不採算案件の処理、事業構造改革に伴う販管費増加が挙げられる。グループは売上高と純利益を最重要指標と位置づけ、2026年5月期に売上高60億円、純利益2億66百万円を目標とする。

国内完結型だが中国に開発拠点を持つ地政学

テンダグループの事業のほとんどは日本国内で展開されている。本社は東京都渋谷区(2025年6月から豊島区西池袋)に置き、仙台に東北支店を持つ。海外拠点としては、中国に2つの子会社を設立した経緯がある。2007年に北京天達楽恵軟件有限公司を設立したが2013年に清算。現在は2011年に設立した大連天達科技有限公司が存続し、連結子会社として開発業務を担っている。売上高に占める海外比率は開示されていないが、主要な顧客は国内企業であり、公共DX案件や大手企業とのアライアンスを通じて国内市場に深耕している。

業界の中での役割は企業向けITソリューション、業務効率化・ゲームコンテンツプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
2億円
営業利益率
3.9%
純利益
0億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
DXソリューション事業31億円59.6%6億円19.4%
ゲームコンテンツ事業11億円21.2%0億円0.0%
Techwiseコンサルティング事業10億円19.2%2億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業(B2B)主力

顧客企業の業務改善・改革を支援するシステム開発サービス。ECサイトや会員サイトなどのWebシステム構築から、AI活用、アジャイル開発、ラボ型開発(テンダラボ)など、開発から保守・運用まで一気通貫で提供。

02企業(B2B)準主力

Microsoft製品を活用したコンサルティングと、業務効率化を目的とした自社プロダクト(Dojoシリーズ)の企画・開発・販売を手掛ける。

主な製品・サービス3
Dojo
パソコン操作を自動でマニュアル化するソフトウェア。業務システムの操作手順を自動で説明文として生成し、電子文書として出力。2008年リリース、累計導入3,000社以上。
Dojoナビ
システム操作手順を実画面上にナビゲーション表示するマニュアルソリューション。リアルタイム表示と付箋機能で運用ルールの共有・早期習熟を支援。
Dojoウェブマニュアル
スマートフォンやタブレットで現場マニュアルを作成・共有できるクラウドサービス。多言語対応(18言語)で紙マニュアル削減や教育に効果的。

03エンドユーザー・ゲーム企業準主力

ソーシャルゲームを中心に自社ゲームの企画・開発・運用を行い、アイテム課金モデルで収益を得る。また、家庭用ゲーム機・PC向けの受託開発も実施。

主な製品・サービス1
自社ゲーム(ヴァンパイア†ブラッドなど)
ソーシャルゲームプラットフォーム上で無料提供し、アイテム課金で収益を得るビジネスモデルのゲーム。

製品と技術

マニュアル自動作成ツール「Dojo」シリーズ

Dojoシリーズは、テンダのビジネスプロダクト事業の中核をなす自社製品群である。2008年に販売開始した「Dojo」は、パソコン上の操作を自動でキャプチャし、操作手順を文書化するソフトウェア。累計導入企業は3,000社を超える。2019年にはその上位製品として「Dojoナビ」が登場。操作手順を実画面上にナビゲーション表示する「ナビゲーション機能」と、画面に付箋を貼れる「ふせん機能」を持ち、業務の早期習熟を支援する。2021年リリースの「Dojoウェブマニュアル」はクラウドサービスで、スマートフォンやタブレットからマニュアルを作成・共有できる。日本語を含む18言語に対応し、紙マニュアル削減や多言語対応の現場で活用されている。

ソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」と受託開発

ゲームコンテンツ事業では、2012年からソーシャルゲームの開発・運用を開始。2013年にORICON NEXTと協業して配信した「ヴァンパイア†ブラッド」は、2014年に著作権を自社に譲り受け、現在も自社ゲームとして運営されている。同タイトルは無料プレイ・アイテム課金型のビジネスモデルを採用する。また、家庭用ゲーム機、PC、スマートフォン向けの受託開発も手掛け、Unreal EngineやUnityといったゲームエンジンの活用に強みを持つ。特にCGエフェクトの制作実績が豊富で、シナリオ開発からサウンド制作までワンストップで提供する。2023年からはソーシャルゲームプラットフォーム事業者へのコンサルティングも開始している。

DX支援ツール「D-Analyzer」とインテグレーションサービス

2018年12月に販売開始した「D-Analyzer」は、RPA導入時の課題解決に特化したプラットフォームである。低コストで自社運用を実現できる点を特徴とし、業務効率化を支援する。さらに2015年から提供する「TEんTOシリーズ」は、ビジネス向けプロダクトをクラウドに集約したインテグレーションサービスである。これらの製品は、テンダのDXソリューション事業における自社開発事例として位置づけられる。ただし、売上高に占める割合は明示されておらず、同事業の主軸は受託開発である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AWS特化型クラウド、小規模ながら高収益

テンダはAWS専業のクラウドインテグレーターとして、売上高50億円超の小規模ながら営業利益率9.6%(2024年5月期)と高収益を実現。同業のVRAIN Solutionやソラコムはクラウド周辺も手掛けるが、当社はAWSに特化し差別化。ただし2026年5月期は減収・減益見込みで、事業の伸び悩みが懸念される。国内外の大手クラウドベンダーやSIerとの競合が激しい中、ニッチ戦略を維持できるかが焦点。

強み

  • 2024年5月期の営業利益率9.6%と、同規模の競合を上回る収益性を達成。
  • クラウドの中でもAWSに特化し、専門性と効率性で他社との差別化を図る。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営を維持しており、財務リスクが低い。
  • 従業員数が少なく意思決定が速く、顧客ニーズに柔軟に対応可能。

課題

  • 売上高50億円台で成長が鈍化しており、大型案件獲得が課題。
  • 2026年5月期は営業利益率3.9%まで低下見込みで、利益率の安定が必要。
  • VRAIN Solutionなど同業が差別化を進める中、AWS特化だけでは優位性が薄れるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がテンダ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
14198テンダ33億円176.3倍
24429リックソフト33億円12.3倍
33719AIストーム33億円18.3倍
43680ホットリンク33億円
59466アイドママーケティングコミュニケーション33億円17.8倍
64380Mマート33億円15.8倍
79419ワイヤレスゲート32億円10.8倍
8338AZenmuTech32億円53.3倍
9148Aハッチ・ワーク32億円19.7倍
103842ネクストジェン32億円11.0倍
115578ARアドバンストテクノロジ31億円13.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

システムエンジニア派遣からスタートした1995年の創業

1995年6月、当時システムエンジニアの需要が高まる中、東京都豊島区に株式会社テンダが設立された。目的は情報処理サービスと情報システムの企画設計である。創業当初は人材派遣型のビジネスを中心に成長した。2006年6月には一般労働者派遣事業の認可を取得し、同年10月にはプライバシーマーク認証を取得するなど、事業基盤を固めつつあった。この時期、日本のIT業界はインターネットの普及期にあり、テンダはWeb系技術者の派遣・開発に特化することで差別化を図った。

中国拠点の設立と自社製品「Dojo」の投入 (2007~2010年)

2007年2月、中国北京市に北京天達楽恵軟件有限公司を設立し、海外開発拠点を確保した。その後2008年3月には、パソコン操作を自動でマニュアル化するソフト「Dojo」を販売開始。これは後のDojoシリーズの原点となる製品である。同年7月には米国Unify Corporationの日本法人であるユニファイジャパン株式会社を子会社化し、ソフトウェア販売・サポートの体制を強化した。2009年9月に本店を豊島区西池袋へ移転し、2010年5月には有料職業紹介事業の認可を取得している。

持株会社化とゲーム事業への参入 (2011~2016年)

2011年3月、中国大連市に大連天達科技有限公司を設立。同年10月には株式会社テンダを純粋持株会社とする株式移転を実施し、グループ経営体制へ移行した。2012年7月、カードソーシャルゲームの開発・運用を開始し、ゲームコンテンツ事業に本格参入。2013年8月にはORICON NEXTと協業し、ソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」を配信開始した。このゲームは後に自社IPとして著作権を取得し、グループの収益源の一つとなる。2016年6月には持株会社を吸収合併し、再び単一企業体制に戻った。

クラウド製品の拡充とDX推進へのシフト (2017~2020年)

2015年からビジネス向けクラウドサービス「TEんTOシリーズ」を販売開始し、クラウド分野へ進出。2018年12月にはRPA導入支援ツール「D-Analyzer」を発売。2019年4月にはシステム操作ナビゲーション「Dojoナビ」を投入し、Dojoシリーズを拡充した。2020年12月には子会社のユニファイジャパンを吸収合併し、組織をスリム化した。この時期、売上高は32億円(2020年5月期)に達し、DX需要の高まりを背景に受託開発・プロダクト販売の両軸で成長した。

JASDAQ上場と市場区分の移行 (2021~2022年)

2021年6月、株式会社テンダは東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場を果たした。上場資金を活用して事業拡大を図る一方、2022年4月の東証市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。上場後も売上高は拡大し、2022年5月期35億円、2023年5月期42億円と順調に増加。2021年12月にはクラウド型マニュアル作成サービス「Dojoウェブマニュアル」をリリースし、製品ラインを強化した。

M&Aによる子会社化とセグメント再編 (2023~2025年)

2024年5月期にはゲーム子会社Skyartsの業績寄与などで売上高51億75百万円を達成。2025年5月期にはインテリジェントシステムズとAlmondoを連結子会社化し、DXソリューションとAI領域を強化した。これに伴い、報告セグメントを従来の「ITソリューション」「ビジネスプロダクト」から「DXソリューション」「Techwiseコンサルティング」へ変更。不採算案件の整理も進め、収益性の改善を図った。しかし、子会社化に伴う販管費増加や案件遅延により、2025年5月期の営業利益は前期比21.6%減の4億28百万円となった。

年表26件を開く

1990年代

  • 1995年6月創業システムエンジニアの社会的な需要が高まる中、システムエンジニアによる情報処理サービス、情報システムの企画設計を目的として、東京都豊島区に 株式会社テンダを設立。

2000年代

  • 2006年6月一般労働者派遣事業の認可取得。
  • 2006年10月プライバシーマークの認証取得。
  • 2007年2月創業中国北京市に、北京天達楽恵軟件有限公司を設立。
  • 2008年3月マニュアル&シミュレーションコンテンツ作成ソフト「Dojo」を販売開始。
  • 2008年7月M&A米国Unify Corporationが開発・販売するソフトウエア製品の日本国内における販売、教育、技術サポートを目的として、ユニファイジャパン株式会社を子会社化。
  • 2009年9月本店を東京都豊島区西池袋一丁目11番1号に移転。

2010年代

  • 2010年5月有料職業紹介事業の認可取得。
  • 2011年3月中国大連市に、大連天達科技有限公司 を設立(現連結子会社)。
  • 2011年10月株式会社テンダが株式会社テンダホールディングスを株式移転により純粋持株会社として設立、株式会社テンダ及びグループ各社を子会社とする持株会社体制へ移行。
  • 2012年7月株式会社テンダがカードソーシャルゲーム開発・運用の開始(現ゲームコンテンツ事業)。
  • 2013年1月北京天達楽恵軟件有限公司の清算結了。
  • 2013年3月株式会社テンダが宮城県仙台市に仙台支店(現東北支店)開設。
  • 2013年8月株式会社テンダがORICON NEXT株式会社(現株式会社oricon ME)との協業により、ソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」を各ゲーム配信プラットフォームにて配信開始。
  • 2013年11月M&A企画、制作、セールスプロモーション業務の強化を目的としてアイデアビューロー株式会社を子会社化。
  • 2014年8月株式会社テンダが電気通信事業者の認可取得。
  • 2014年12月株式会社テンダがORICON NEXT株式会社(現株式会社oricon ME)から、ソーシャルゲーム「ヴァンパイア†ブラッド」の著作物及び著作権を譲り受ける。
  • 2015年11月株式会社テンダがビジネス向けプロダクトをクラウドに集約したインテグレーションサービス「TEんTOシリーズ」を販売開始。
  • 2016年6月M&A株式会社テンダが株式会社テンダホールディングスを吸収合併。
  • 2018年12月RPAを低コスト、且つ自社で実現することができるRPA導入時の課題解決ソリューションプラットフォーム「D-Analyzer」を販売開始。
  • 2019年4月システムの操作手順を画面上でナビゲーション表示する「わかりやすさ」を追求したマニュアルソリューションサービス「Dojo Sero」(現「Dojoナビ」)を販売開始。
  • 2019年10月本店を東京都豊島区東池袋三丁目1番1号に移転。

2020年代

  • 2020年12月M&A株式会社テンダがユニファイジャパン株式会社を吸収合併。
  • 2021年6月上場株式会社テンダが東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場。
  • 2021年11月スマートフォンで簡単にマニュアル作成・共有ができるクラウドサービス「Dojoウェブマニュアル」を販売開始。
  • 2022年4月2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年5月期まで6,000百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年5月期まで266百万円
  • SaaS型売上比率2028年度末まで50%以上
  • ROE2028年度末まで20%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    DXソリューション事業の強化

    非プログラマでも価値創出可能な次世代アプリ開発モデルの確立を目指し、EC-CUBEとJUST.DBの連携を軸にノーコード・ローコード業務変革を推進。業界別テンプレート提供やCI/CD環境整備、AI活用による設計支援機能の開発などに取り組む。

  2. 02

    Techwiseコンサルティング事業の拡大

    AI・BIツールを活用した高付加価値領域へのシフトを加速し、大手クライアントとのアライアンスや公共・自治体向け需要に対応。マニュアル作成ツール「Dojoシリーズ」ではOneDojo構想に基づきAIによる自律型マニュアル生成を推進。

  3. 03

    ゲームコンテンツ事業の立て直し

    コンシューマーゲームではフルフィルメント型受託案件獲得を重視し、3D市場の需要に対応。オンラインゲームでは「信長の野望 天下への道」を起点としたライセンス管理事業の収益基盤確立とヤマダゲーム新規開発に注力する。

  4. 04

    生成AI・クラウド技術への対応力強化

    生成AI人材20名程度の専門チーム編成を目標に、データガバナンスを踏まえたAI実装フレームワークやセキュアAI利用ガイドラインを標準化。業務固有文脈を理解するプロンプトエンジニアリング技術を差別化要素とする。

  5. 05

    人材確保・育成とエンゲージメント向上

    ジョブ型人材配置の導入検討やスキルマトリクスに基づく育成体系の整備、クラウドネイティブリスキリング研修などを通じて「挑戦と学習の文化」を醸成し、社員エンゲージメントを高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で360人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は524万円で、5期前と比べて+6.9%平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は6.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年5月49036.25.3214
2022年5月47537.95.9220
2023年5月50636.26.0259
2024年5月52235.95.6336149
2025年5月51336.05.6370108
2026年5月52437.56.336056

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
渋谷オフィス — 東京都渋谷区102百万円
DXソリューション事業 Techwiseコンサルティング事業 全社(共通)
主な関係会社
  • 海外
    大連天達科技有限公司
    中国大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三友テクノロジー株式会社
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社テンダゲームス(注)2、5
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Skyarts
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は51億円営業利益2億円前期と比べると減収減益で、売上が-8.9%、利益が-50.0%。

売上高
-8.9%
51億円
営業利益
-50.0%
2億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
3.9%
前期比 -3.2%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高54億円51億円
営業利益3億円2億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥22¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は26億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−3.7%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q10110.01
2023年4Q121
2024年1Q1119.11
2024年2Q1119.11
2024年3Q1317.70
2024年4Q17211.81
2025年2Q29310.32
2025年4Q2713.71
2026年2Q2500.00
2026年4Q2627.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年5月期からの10期で、売上は22億円から51億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年5月2210
2018年5月2521
2019年5月2521
株式会社テンダがユニファイジャパン株式会社を吸収合併。
2020年5月3232
株式会社テンダが東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場。
2021年5月3032
2022年5月3542
2023年5月4243
2024年5月52559.63
2025年5月56447.13
2026年5月51223.90

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは2億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.7%32億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.3%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
37.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.5pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比12.4pt
0.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年5月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は17億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年5月02−525
2020年5月4−14312
2021年5月30−1313
2022年5月2−17121
2023年5月3−2−2121
2024年5月5−8−1−317
2025年5月7−6−3116
2026年5月30−2317

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年5月期の総資産は35億円。このうち返さなくてよい自己資本が27億円で、自己資本比率は72.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年5月134934.4
2018年5月1551036.1
2019年5月115647.0
2020年5月1881044.3
2021年5月1910953.4
2022年5月3021969.2
2023年5月3223971.1
2024年5月39261365.9
2025年5月39281170.5
2026年5月3527972.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
14億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中63位あたり、逆に低いのはROE605社中559位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥499で、1年前と比べて-25.5%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥499+0.6%1ヶ月+1.6%1年-25.5%時価総額33億円
過去52週の値幅
安値¥481高値¥786

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)176.3倍
PER (会社予想)41.4倍
PBR1.27倍
配当利回り4.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/14終値494円、前日比+0.4%。1ヶ月で-1.4%、1年で-36.5%と長期下落。25日線(497.4円)をわずかに下回り、75日線(517.67円)も遠い。52週高値839円から-41.1%の低水準。出来高は1000〜3000株と低調で、方向感乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)

当期実績PER 771.9倍は業界平均30.4倍を極端に上回るが、予想PER 41倍は同平均をやや上回る程度。PBR 1.26倍は同平均3.52倍を下回る。ROE 9.7%で配当利回り4.47%は高いが、業績が減益傾向にあり、PERの高さを割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)176.3倍47.9倍
PER (予想)41.4倍
PBR1.27倍2.96倍
ROE0.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自治体のデジタル化需要を取り込むが、2026/5期には減収・営業減益予想と事業環境の逆風が投資家の懸念材料。強気派は、自治体システムのクラウド移行やマイナンバー関連の新規案件により中長期的な成長が続くと期待。一方、弱気派は、競争激化による単価下落と、自治体の予算制約が成長を抑制するとみる。PBR1.26倍と一見割安だが、PERは772倍と異常に高く、実質的な収益力の低さが浮き彫り。配当利回り4.5%が下支え。

プラスに働く材料7
  • デジタル化需要

    自治体DX推進でシステム更新需要が継続

  • 安定した保守収入

    長期保守契約で売上の底堅さがある

  • 低PBR・高配当

    PBR1.26倍、配当利回り4.5%が下支え

  • 高配当利回りによる下支え継続影響

    配当利回り4.47%が底堅い需給を支え、株価下落を抑制する効果が期待される。

  • 低PBR改善への期待不定影響

    PBR1.26倍と割安感があり、株主還元強化でROE改善が進めば評価向上の余地。

  • 2026年5月期以降の収益回復2027年〜2028年影響

    FY2026は減収減益だが、新規案件獲得によりFY2027以降は営業利益5億円超への回復可能性。

  • 自己株式取得の可能性次回株主総会影響

    時価総額33億円と小さく、少数の自社株買いでもEPS押し上げ効果が大きい。

マイナスに働く材料7
  • 業績減速予想

    2026/5期は減収減益、営業利益率も低下見込み

  • 異常に高いPER

    PER772倍、利益はわずかで株価が実態を反映せず

  • 競争激化

    IT大手の参入で価格競争が激化、受注単価下落

  • 営業利益2億円への縮小2026年5月期影響

    FY2026の営業利益は2億円と前期比50%減。収益悪化が株価に反映。

  • 売上高減少トレンド継続影響

    FY2025の56億からFY2026は51億へ減少。主要顧客の予算削減が背景。

  • 有利子負債増加リスク不定影響

    収益悪化で運転資金需要増、借入増の懸念。

  • 株価流動性低下継続影響

    時価総額33億円と小型で出来高少なく、売り圧力で下落しやすい。

次の決算で確かめる点
自治体向け受注高
今後の収益の先行指標
クラウド移行比率
新たな収益機会の拡大度合いを示す
営業利益率
7%超維持できなければ収益性が疑われる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から18.5%いまの株価に対する利回りは4.41%。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
4.41%
いまの株価に対して
配当性向
185.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年5月1326.4
2024年5月1725.121.9
2025年5月2762.071.0
2026年5月22−18.5185.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ1,781人。区分でいちばん多いのは事業法人56.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.7%を占め、残る43.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
事業法人62.158.557.756.757.056.6
個人・その他37.936.437.439.540.341.7
証券会社4.24.33.31.81.3
外国法人0.70.60.30.80.2
金融機関0.10.00.20.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.0
自己株式7.80.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社KFC52.70
02中村 繁貴6.78
03小林 謙6.51
04加藤 善久6.33
05株式会社 博報堂プロダクツ3.48
06小林 まり子1.91
07鈴木 章1.14
08須永 政美0.84
09テンダ従業員持株会0.75
10池本 栄二0.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは0.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年5月−3,682222,804
2018年5月48,152271,00819.516.6
2019年5月6030318.616.1
2020年5月3814630.517.1
2021年5月4118124.719.4
2022年5月3832015.616.126.0
2023年5月4135212.213.926.4
2024年5月5239114.015.421.9
2025年5月394129.720.271.0
2026年5月33890.7179.4185.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/5期の役員報酬は総額137百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
薗部晃代表取締役会長兼社長CEO65
小林謙取締役ファウンダー71
髙木洋充取締役常務 執行役員46
八尋俊英社外取締役 監査等委員61
笠原亮一取締役 監査等委員40
鴫谷あゆみ社外取締役 監査等委員62
西井章取締役 監査等委員66
長谷川雄史社外取締役 監査等委員41
青木誠取締役常務 執行役員51

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6961010618
社外取締役420205
取締役(社内)2995
監査役1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,747字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「人と社会を豊かにする」をミッションとし、「ITサービスで人と社会の価値を創造する」をビジョンとして、業務改革の構想・設計、システム及びクラウドサービスの開発・運用、AI・データ・ナレッジ活用支援、業務支援プロダクトの開発・販売並びにゲーム、映像・エフェクトその他デジタルコンテンツの企画・開発・運営を主な事業として取り組んでおります。 当社グループは、当社、連結子会社(大連天達科技有限公司、三友テクノロジー株式会社、株式会社テンダゲームス、株式会社Skyarts、インテリジェントシステムズ株式会社、株式会社Almondo)の計7社で構成されており、当社グループの事業における当社及び当社の関係会社の位置づけ、セグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1) DXソリューション事業 当事業は、顧客企業の経営・業務課題を起点に、業務改革・業務設計(BPR)から、Webシステム及び業務アプリケーションの企画・設計・開発、インフラ構築、保守・運用、技術者支援までを一気通貫で提供しております。 具体的には、これまで1,000件以上のサイト構築をはじめ、Webサービス及びアプリケーションの開発を通じて蓄積した知見を活かし、現場主導型DX基盤「TRAN-DX」(注1)を中核として、ノーコード・ローコード、RPA、AI、クラウド及びSaaSを組み合わせ、既存システムや業務データを活用した業務プロセスの再設計、システム間連携、導入後の運用・改善支援を行っております。 また、アジャイル型開発手法(注2)、クラウドネイティブ技術、SaaS連携及びAI活用を取り入れるとともに、開発プロセス及び品質管理手法の標準化・共通化を進め、受託開発における開発生産性及び品質の向上に取り組んでおります。加えて、顧客企業の状況に応じて必要な人材及び開発体制を提供するラボ型開発サービス「テンダラボ」を展開しております。開発、保守・運用及び継続的な改善支援を組み合わせることで、顧客企業の業務変革に継続して関与することを強みとしております。 なお、当事業は、当社、三友テクノロジー株式会社及びインテリジェントシステムズ株式会社が提供しております。 (注1)「TRAN-DX」は、RPA、AI、ノーコードDB並びに各種クラウドサービス及び業務システムとの連携を通じて、顧客企業の業務改善・業務改革を支援する現場主導型DXソリューションです。「TRAN-DX」は株式会社テンダの登録商標です。 (注2)仕様や設計の変更を前提として、小単位での実装及びテストを反復しながら開発を進める手法です。 (2) Techwiseコンサルティング事業 当事業は、顧客の経営・業務課題の抽出、構想策定、IT戦略、PMO及びAI活用に関するロードマップ等の上流支援を行う「テクノロジーコンサルティング領域」とマニュアル自動作成ソフト「Dojo」、ノーコードシステム操作ナビゲーション「Dojoナビ」及びマルチデバイスマニュアル作成・管理システム「Dojoウェブマニュアル」等を企画・開発・販売する「ビジネスプロダクト領域」から構成されております。テクノロジーコンサルティング領域では、Microsoft関連のクラウド、データ及びAIサービス等を活用した業務改革・業務効率化支援を提供するとともに、株式会社AlmondoのAI実装力を活かし、AIを活用した業務改革、ナレッジ活用及び継続的な運用・改善を支援しております。 なお、当事業は、当社、大連天達科技有限公司及び株式会社Almondoが提供しております。 ビジネスプロダクト領域において提供する主な自社製品及びサービスは、以下のとおりであります。 a. マニュアル自動作成ソフト「Dojo」 パソコン上のすべての操作を、自動でマニュアル化するマニュアルソリューションです。業務上のシステム操作・手順を、自動で操作対象画面・操作手順の説明文として自動作成し、電子文書媒体に出力します。2008年にリリース後、累計導入企業は3,000社以上となっております。 b. ノーコードシステム操作ナビゲーション「Dojoナビ」 「Dojo」の上位製品として2019年にリリースした、システムの操作手順を実画面上でナビゲーション表示する「わかりやすさ」を追求したマニュアルソリューションです。操作手順をリアルタイムに実画面上に表示する「ナビゲーション機能」と、実システムにメモが自由自在に貼れる「ふせん機能」で運用ルールの共有・浸透、早期習熟を支援します。 c. マルチデバイスマニュアル作成・管理システム「Dojoウェブマニュアル」 2021年にリリースした、スマートフォンやタブレットで簡単に現場マニュアルが作成・共有できるクラウドソリューションです。日本語だけでなく英語、中国語、韓国語、ベトナム語等18の言語に対応し、紙マニュアル削減や教育に効果的な動画マニュアル作成、属人化防止に向けた標準作業共有など幅広い分野で、業務効率化・DX推進が行えます。 (3) ゲームコンテンツ事業 当事業は、オンラインゲーム、コンシューマーゲーム並びに映像・エフェクト制作の各領域を展開しております。ゲームの企画、開発、運営、シナリオ、演出及びデザイン制作のほか、自社企画IP(知的財産)の展開、IPを活用したゲーム及びデジタルコンテンツ等のプロデュース、ゲームプラットフォームの運営及び関連コンサルティングを行っております。 オンラインゲーム領域では、自社タイトルの企画・開発・運営及びライセンス管理等を行い、国内プラットフォーム運営事業者のプラットフォーム等を通じてユーザーにサービスを提供しております。 コンシューマーゲーム領域では、家庭用ゲーム機、PC及びスマートフォン等の各プラットフォーム向けに、企画提案、仕様・シナリオ作成、プログラム、グラフィック、サウンド及び運営までを含む受託開発を行っております。 Unreal Engine、Unity等のゲームエンジン(注1)を活用した3D開発、VFX・ゲームエフェクト及びリアルタイム表現を強みとし、広告映像、MV(Music Video)その他の非ゲーム領域を含むデジタルコンテンツ制作にも取り組んでおります。 なお、当事業は、株式会社テンダゲームス及び株式会社Skyartsが提供しております。 (注1)コンピュータゲームのソフトウェアにおいて、共通して用いられる主要な処理を代行し効率化するソフトウェアの総称。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,961字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「人と会社が相互に育てあい、社会と顧客に喜ばれ、豊かな人生を作り上げる企業文化を育む」を経営理念として掲げ、「人」・「会社」・「社会」それぞれの成長が更に相互の成長を促す、そんな成長循環をスムースに回すことを目指す「SHINKA」経営を実践しております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、事業規模の拡大と収益性の向上を両立し、継続性、生産性及び顧客価値を伴う成長を実現することを重要な経営課題と認識しております。このため、連結売上高、営業利益、営業利益率及び親会社株主に帰属する当期純利益を主要な経営指標と位置づけております。また、資本効率の観点からROE(自己資本利益率)及びROIC(投下資本利益率)を重視するとともに、収益構造改革の進捗について、案件採算、継続収益及び上流案件の状況等を管理してまいります。 2027年5月期の連結業績予想は、売上高5,400百万円、営業利益300百万円、経常利益298百万円、親会社株主に帰属する当期純利益80百万円としております。営業利益率は5.6%を見込んでおります。 なお、当該業績予想は、有価証券報告書提出日現在において入手可能な情報及び合理的と判断する一定の前提に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 (3) 経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や企業の設備投資意欲を背景に緩やかな回復基調を維持いたしました。一方で、地政学的リスクの長期化、資源・エネルギー価格の変動、為替・金利動向の不確実性、サプライチェーンの再編、人件費及び物価の上昇等により、企業経営を取り巻く環境は複雑性を増しております。 当社グループのDXソリューション事業及びTechwiseコンサルティング事業が属するIT・情報サービス市場では、DX、生成AI、クラウド、データ活用及び業務自動化に対する投資需要が底堅く推移しております。顧客ニーズは、単なるシステム開発やIT人材の確保から、業務改革、業務プロセスの再設計、AI活用による生産性向上、導入後の定着・改善までを含む一気通貫型の支援へと変化しております。また、公共・自治体分野では、業務標準化、ガバメントクラウド移行及びナレッジ継承等の需要が高まっております。ゲームコンテンツ市場では、コンシューマーゲームの受託開発における外注方針の変更、案件獲得競争の激化及び品質要求水準の高度化が進み、企画提案力、開発品質、運営力及び収益管理能力の向上が求められております。 (4) 経営戦略 当社グループは、2027年5月期を収益構造を整える「Foundation Year」と位置づけ、売上規模の拡大のみを追求する経営から、利益・継続性・生産性・顧客価値を伴う成長経営への転換を進めてまいります。具体的には、受注前レビュー及び案件採算管理の徹底、特定顧客・特定案件への依存低減、標準化・可視化、AI活用、人材基盤並びにガバナンスの強化を進めます。また、Techwiseコンサルティング事業が構想及び上流工程を担い、DXソリューション事業が設計・実装・運用を支え、ゲームコンテンツ事業で培ったUI/UX、リアルタイム表現及び体験設計の知見を活用する一気通貫型の提供体制を強化してまいります。 ① DXソリューション事業 DXソリューション事業では、従来の受託開発を中心とした労働集約型・フロー型モデルから、業務改革・業務設計を起点とする高付加価値型・ストック型モデルへの転換を進めてまいります。現場主導型DX基盤「TRAN-DX」を成長ドライバーとして、以下の取組みを推進いたします。 ・BPR支援機能の内製化・強化並びに業務SaaS、既存システム及びデータの連携による現場業務の再設計 ・導入後の運用・改善支援及びカスタマーサクセスを組み合わせた、年間経常収益(ARR)を含む継続収益基盤の拡充 ・クラウドネイティブ技術、AI活用、開発プロセス及び品質管理手法の標準化・共通化並びに共通基盤の整備による開発生産性と品質の向上 ・技術者支援領域における案件別採算・稼働率の可視化、特定プラットフォームへの技術特化及びソリューション提供型への転換 ・パートナー企業の製品・販路を活用したエコシステムの構築及び製造、流通・小売、金融・サービス、自治体・教育等への展開 これらの施策により、単発の開発案件への依存を低減し、顧客の業務変革に継続的に関与することで、売上総利益率及びセグメント利益率の改善を伴う成長を目指してまいります。 ② Techwiseコンサルティング事業 Techwiseコンサルティング事業では、グループ全体の高付加価値化を牽引する上流機能として、顧客の経営・業務課題の整理、構想策定、IT戦略、PMO及びAI活用に関するロードマップの策定等を担い、DXソリューション事業及び各事業の実装・運用へ接続してまいります。 テクノロジーコンサルティング領域では、Microsoft 365、Microsoft Fabric、Azure OpenAI等を活用したクラウド・データ基盤、業務自動化及びAI活用支援を拡大してまいります。また、株式会社AlmondoのAI実装力を活用し、個別のPoCにとどまらず、AI実装ノウハウの蓄積・共有、AIを活用した業務改革及び継続的な運用・改善支援へ展開してまいります。 ビジネスプロダクト領域では、Dojoシリーズの機能及び保守・サポート体制を強化し、業務手順・操作ナレッジの蓄積、共有及び活用を支援するサービスとして提供価値を高めます。地方自治体を含む公共領域では、業務標準化、ナレッジ継承及びガバメントクラウド移行等のニーズを捉え、パートナーとの協業、自治体向けサービスの整備及び成功事例の横展開を通じて、顧客生涯価値(LTV)の最大化とストック収益基盤の拡充を図ってまいります。 ③ ゲームコンテンツ事業 ゲームコンテンツ事業では、売上規模の拡大のみを追求する運営から、収益性、品質及び継続性を重視した事業ポートフォリオへの転換を進めてまいります。 コンシューマーゲーム領域では、開発ラインの拡充、自社企画IPの展開及び開発実績の蓄積を進め、企画提案力、開発品質及び営業プロセスを強化することで、大型の全体受託案件の獲得を目指します。株式会社Skyartsを中心とする映像・エフェクト領域では、ゲームエフェクトに加え、広告映像、MV等の非ゲーム領域への展開を進めるとともに、品質管理、育成、価格設定及び単価向上に取り組みます。 オンラインゲーム領域では、既存タイトルの収益性を見極めながら、運営効率化及びコスト最適化を進めるとともに、事業譲渡・運営終了等も選択肢としたポートフォリオの見直しを行い、成長領域へのリソースシフトを図ってまいります。 また、ゲーム開発で培った3D、リアルタイム表現及び体験設計の知見を、教育、販促、自治体その他のB2B領域へ展開してまいります。併せて、案件選別、品質管理体制の強化、営業プロセスの見直し並びに人員計画及び育成体制の再構築を進め、技術力を収益力へ転換するための事業運営基盤の強化に取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く事業環境は、生成AIをはじめとする技術革新の急速な進展、企業におけるDX投資の恒常化、データドリブン経営への移行等を背景に、中長期的な成長機会が拡大しております。一方、顧客ニーズは、単なるシステム開発や人材提供から、経営課題の抽出、業務改革の構想、実装、運用定着までを一体的に支援する、より高度なサービスへと変化しております。こうした環境のもと、当社グループは、当連結会計年度である第31期を通じて顕在化した特定顧客・特定案件への依存、案件ごとの採算性のばらつき、営業・開発・デリバリーの分断、標準化・可視化の不足といった課題を、今後の成長に向けた構造転換の契機と捉えております。 第32期は、収益構造を再構築する「Foundation Year」と位置づけ、売上規模の拡大のみを追求する経営から、収益性・持続性・生産性・顧客価値を伴う質の高い成長を実現する経営へ転換してまいります。 当社グループは、以下の取組みを通じて、構造転換を確実に実行し、再現性の高い成長基盤と高収益体質を確立することで、中長期的な企業価値の向上を実現してまいります。 ① 収益構造の再設計と顧客・案件ポートフォリオの分散 特定顧客・特定案件への依存度を低減し、重点顧客の再定義、案件パイプラインの多層化、継続取引の拡大を進めることで、安定性と再現性を備えた収益基盤を構築してまいります。 ② 案件採算管理の徹底と利益率の向上 受注前レビューの強化、案件別採算の可視化、プロジェクト管理の高度化を通じて、不採算案件の発生を抑制し、収益性の改善を図ってまいります。併せて、標準化・可視化を推進し、属人的な事業運営から脱却することで、生産性の高い組織運営を実現してまいります。 ③ 3事業連携による高付加価値サービスの提供 Techwiseコンサルティング事業が上流工程を担い、DXソリューション事業が実装・運用を支え、ゲームコンテンツ事業で培ったUI/UX、リアルタイム表現、体験設計の知見を活用することで、当社グループ独自の一気通貫型サービスを強化してまいります。これにより、単発受託型の事業モデルから、顧客の経営変革に継続的に伴走する戦略パートナー型の事業モデルへの進化を図ってまいります。 ④ AI・データ活用によるサービスの高度化と生産性向上 当社グループは、Almondoが有する高度なAI実装力を中核に、生成AI、データ活用、クラウド等の先端技術を積極的に取り込み、顧客向けサービスの競争力を高めるとともに、企画、開発、品質管理、営業、管理業務等におけるAI活用を推進し、全社的な生産性の向上に取り組んでまいります。 ⑤ 人材の確保・育成とエンゲージメントの向上 高付加価値サービスを継続的に提供するため、PM人材、AI人材、コンサルティング人材、クリエイティブ人材等の採用・育成を強化してまいります。また、営業・開発・デリバリーが一体となって顧客生涯価値(LTV)の最大化を図る体制を整備し、グループ全体の組織力と実行力を高めてまいります。 ⑥ 経営管理・ガバナンス基盤の強化 持続的な企業価値向上を支える経営基盤を強化するため、収益管理、内部統制、情報セキュリティ、ガバナンス体制を継続的に高度化し、事業成長とリスク管理の両立を図ってまいります。特にAI及びデータ活用の拡大を踏まえ、生成AIの利用ルールの整備、顧客データ・個人情報の適切な管理、知的財産権への配慮、AI出力の品質・信頼性及び偏りへの対応、サイバーセキュリティ対策の強化並びにAI利用の管理等を通じて、AIガバナンス及びデータガバナンスの強化に取り組んでまいります。併せて、事業成長を牽引する執行体制の強化に向け、本定時株主総会において、事業成長と監督機能の両面を強化する取締役会構成への見直しを付議しております。さらに、資本市場に対し、成長戦略及び収益構造改革の進捗を適時・適切に発信し、株主をはじめとするステークホルダーの皆さまからの信頼向上に努めてまいります。 ⑦ 資本コストを意識した経営及びキャピタルアロケーションの高度化 当社グループは、ROE(自己資本利益率)・ROIC(投下資本利益率)等の資本効率を重視し、既存事業への成長投資、M&A、人的資本投資及び株主還元について、期待収益性とリスクを踏まえた規律ある資源配分を行ってまいります。また、M&Aについては、投資基準、撤退基準及びPMIの実行状況を継続的に検証してまいります。
事業等のリスク4,109字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業内容について ① 経済環境の変化に伴うIT投資動向等について 当社グループのDXソリューション事業及びTechwiseコンサルティング事業は、顧客企業のIT投資動向の影響を受けます。景気後退、物価・人件費の上昇、為替・金利の変動、地政学的リスク等により顧客企業の投資判断が慎重化した場合、案件の延期・縮小・中止、受注単価の低下、保守・運用契約の解約等が生じる可能性があります。また、特定顧客又は特定案件への依存度が高い場合、その顧客の投資方針や案件の終了が当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、顧客・業界及び案件規模の分散、継続収益の拡大並びに案件パイプラインの管理に努めておりますが、これらの影響を完全に回避できるものではありません。 ② 技術革新について 当社グループが事業を展開するITサービス業界では、生成AI、クラウド、データ基盤、開発手法及び各種プラットフォーム等の技術革新が急速に進展しております。技術動向への対応が遅れた場合、当社の製品・サービスが陳腐化し、競争力が低下する可能性があります。また、AIの利用に伴う出力の正確性・信頼性及び偏り、著作権その他の知的財産権、顧客データ・個人情報等の取扱い、情報セキュリティ等の問題が生じた場合、サービス提供又は開発計画に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、技術調査、技術検証、人材育成、外部企業との連携及びAIガバナンスの整備を進めておりますが、技術革新に伴うリスクを完全に排除できるものではありません。 ③ のれんの減損リスクについて 当社グループは、のれんを含む無形固定資産を連結貸借対照表に計上していますが、急激な景況の悪化や事業環境、競合状況の変化、法規制の変更、当社の事業戦略の変更等により、当社グループの経営計画が悪化した場合に、減損を認識することにより経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、のれんの減損に係るリスクを低減するため、事業の収益力強化に努めており、継続的なサービスの品質向上、営業体制及びアライアンスの強化を通じ、営業収益の拡大に取り組んでまいります。 ④ 外部委託先及び協力会社の活用について 当社グループは、各事業における開発・制作能力の確保、専門技術の補完及び業務効率化等を目的として、国内外の外部委託先及び協力会社を活用しております。委託単価の上昇、人材不足、委託先の経営悪化、契約違反、品質不良、納期遅延、情報漏洩、法令・労務管理上の問題等が発生した場合、開発・制作体制の確保、サービス品質又は当社グループの信用及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、委託先の選定・評価、契約条件の整備、複数の委託先の確保、進捗・品質管理及び情報セキュリティ管理を行っておりますが、外部委託に伴うリスクを完全に回避できるものではありません。 ⑤ 受託開発における見積り超過及び納期遅延等について 当社グループの受託開発及び制作業務では、顧客との協議に基づき、要件、作業範囲、必要工数、原価及び納期を見積もっております。しかし、案件の大型化・複雑化、要件又は仕様の変更、顧客側の意思決定の遅れ、追加作業、技術上の問題、要員不足等により、実績工数又は原価が見積りを上回り、低採算又は採算割れとなる可能性があります。また、納期遅延、成果物の未完成又は契約上の義務を履行できない場合、追加費用、遅延損害金、損害賠償、契約解除又は信用低下が生じる可能性があります。当社グループは、受注前レビュー、契約条件、作業範囲(スコープ)及び変更管理、案件別採算の月次モニタリング、プロジェクト管理及び品質管理の強化に努めておりますが、これらのリスクを完全に排除できるものではありません。 ⑥ 重大な不具合について 当社グループが開発又は提供するシステム、プロダクト、ゲーム及びデジタルコンテンツについて、重大な不具合、性能不足、セキュリティ上の脆弱性、データの消失・漏洩、外部サービスとの連携障害又はAIの利用に起因する成果物の誤り、品質低下又は第三者の権利侵害等が発生する可能性があります。当社グループは、開発・制作工程におけるレビュー、テスト、リリース判定及び障害発生時の対応体制の整備を進めておりますが、不具合等を完全に防止することは困難であります。重大な不具合等により顧客又は利用者に損害が生じた場合、改修費用、損害賠償、サービス停止、契約解約又は社会的信用の低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ ゲーム市場について 当社グループのゲームコンテンツ事業は、ユーザーの嗜好及び課金動向、タイトルのヒット状況、特定タイトルへの依存、プラットフォーマーの利用条件・手数料・審査方針の変更、ゲーム会社による外注方針の変更、案件獲得競争、開発期間の長期化並びに品質要求水準の高度化等の影響を受けます。また、開発・運営中のタイトルが計画どおりに収益を確保できない場合、追加工数、品質対応又はコンテンツの評価低下等により、採算が悪化する可能性があります。当社グループは、案件選別、受注条件及び制作プロセスの見直し、コンシューマーゲーム、自社企画IPを活用したコンテンツ、映像・エフェクト及び非ゲーム領域へのポートフォリオ分散を進めておりますが、市場環境又はタイトルの成否により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業体制について ① 人材の確保と育成について 当社グループが継続的に事業拡大していくためには、優秀な人材の確保及び継続した育成が極めて重要な課題と認識しており、人材の確保に向けた採用活動を積極的に行うと同時に研修制度及び評価制度の拡充等各種施策の推進に努めております。しかしながら、当社グループが必要とする人材を十分に確保できなかった場合、あるいは中核となる人材の流出等があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制について 当社グループは、経営の健全性・適切性の確保を目的に、法令及び企業倫理に沿った各種規程の制定・整備、監査等委員会及び内部監査室による法令・ルール等の遵守状況の確認を実施し、適切な内部管理体制の構築、維持に努めております。しかしながら、法令に抵触する事態や内部関係者による不正行為等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 法的規制について 労働者派遣における法的規制等について 当社グループのDXソリューション事業における一部の業務は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」に基づく労働者派遣事業の許可(派13-301767)を取得して行う「労働者派遣事業」に該当します。当社グループは関係法令の遵守に努めており、当該法令に抵触する事実はないものと認識しております。しかしながら、派遣元事業主として欠格事由及び許可の取消事由に抵触し、監督官庁より業務の停止処分等を受けた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他 ① 情報管理について 当社グループは、業務上入手する機密情報、個人情報等の管理を徹底することはもとより、当社グループ自体の保有する機密情報やノウハウの漏洩・流出を防止することを経営上の重要課題の一つと位置づけております。そのため、情報管理については、取締役社長を最高情報セキュリティ責任者とした内部情報管理体制を整備・運用しております。また、社内規程の整備や研修の実施を通じて、全役職員に情報管理意識の向上に努めております。 しかしながら、不正アクセスその他の原因により、情報漏洩又は流出が発生した場合には、損害賠償請求や調査費用の発生、社会的な信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産権の侵害について 当社グループは、提供しているプロダクトやサービスについて商標又は特許を登録をしております。また、当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しないよう事業展開を行っております。しかしながら、当社グループの認識の範囲外で第三者の知的財産権を侵害する可能性があり、過失により当社グループの役員あるいは従業員が第三者の知的財産権を侵害する事態が発生した場合には、その第三者より損害賠償請求又は差止め請求等の訴訟を起こされる可能性があるほか、当社グループの社会的信用の失墜により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 自然災害、事故等について 当社グループでは、自然災害、事故等に備えサーバーの分散化、定期的なバックアップ、稼動状況の監視によりシステムトラブルの防止や回避に努めております。しかしながら、大地震、台風等の自然災害や事故等により、設備の破壊や電力供給の制限等、事業継続に支障が生じた場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 海外子会社の事業活動について 当社は、中国の子会社においてTechwiseコンサルティング事業を行っております。海外での事業展開には、様々な潜在的リスクが伴い、当社にとって望ましくない政治的・経済的要因により、輸出入管理・投資規制・収益の本国送金規制・移転価格税制等に関する予期できない法律・規制の変更等のリスクに直面する可能性があります。また、海外拠点での人材確保や管理運営において困難に直面する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,270字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年6月1日~2026年5月31日)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や企業の設備投資意欲を背景に緩やかな回復基調を維持いたしました。一方で、世界経済においては、地政学的リスクの長期化、資源・エネルギー価格の変動、為替・金利動向の不確実性、サプライチェーン再編、並びに人件費・物価上昇の継続等により、企業経営を取り巻く環境は複雑性を増しております。加えて、生成AIをはじめとするデジタル技術の急速な進化は、企業の競争優位の源泉を、単なるIT投資の有無から、データ、AI、業務プロセス、人材を統合的に活用する経営実装力へと大きく移行させております。 当社グループが属するIT/情報サービス市場においては、企業のDX投資需要が引き続き底堅く推移するとともに、生成AI、クラウド、データ活用、業務自動化等を起点とした変革ニーズが一段と高まりました。一方で、顧客企業においては、単なるシステム開発やIT人材の確保にとどまらず、業務改革、業務プロセスの再設計、AI活用による生産性向上、導入後の定着・改善までを含めた一気通貫型の支援が求められるようになっております。すなわち、ITサービス市場は「作るDX」から「変えるDX」、さらに「AIを組み込んで成果を出すDX」へと、質的な転換期に入っているものと認識しております。 また、ゲームコンテンツ市場においては、国内外の市場規模は引き続き一定の水準を維持しているものの、コンシューマーゲーム受託開発市場における外注抑制や案件獲得競争の激化、品質要求水準の高度化等により、受託開発会社には、企画提案力、開発品質、運営力及び収益管理能力の更なる向上が求められております。単なる開発リソースの提供にとどまらず、技術力、品質管理力、収益設計力を兼ね備えた事業運営への転換が、より重要な経営課題となっております。 このような経営環境のもと、当社グループは、当連結会計年度を中長期的な再成長に向けた収益構造転換の起点と位置づけ、従来の売上規模を追う成長モデルから、利益率、継続性、生産性及び顧客価値を重視する成長モデルへの移行を進めてまいりました。当期業績は減収減益となったものの、その過程で顕在化した課題を経営改革の対象として明確化し、次の成長曲線へ移行するための打ち手を具体化した事業年度であったと認識しております。 DXソリューション事業においては、従来の受託開発を中心とした労働集約型・フロー型モデルから、業務改革を起点とした高付加価値型・継続型モデルへの転換を推進いたしました。具体的には、TRAN-DXを中核として、業務設計(BPR)、SaaS・業務システムの連携、導入後の運用・改善支援を一体で提供する体制の整備に取り組みました。また、ゼロスクラッチ開発への依存度を低減し、クラウドネイティブ技術、既存SaaS連携、AI活用による開発生産性向上を進めることで、単発開発型の収益構造から、顧客の業務変革に継続的に関与する収益モデルへの転換を進めてまいりました。大型案件終了に伴う売上剥落の影響は受けたものの、当社グループの中核事業として、次期以降の収益性改善と継続収益基盤拡大に向けた重要な布石を打つことができたものと考えております。 Techwiseコンサルティング事業においては、主力製品であるDojoシリーズについて、単なるマニュアル作成ツールにとどまらず、業務手順・操作ナレッジの蓄積・活用を支援する業務効率化サービスとしての提供価値向上に取り組みました。加えて、自治体を含む公共領域における業務標準化・ナレッジ活用ニーズを捉えた販路拡大にも取り組みました。また、AI活用、ナレッジ活用、業務可視化、データ基盤構築等の高付加価値領域への展開を進めるとともに、Almondoの高度なAI実装力を活用したAI前提の業務改革支援を推進いたしました。これにより、従来のプロダクト販売・個別開発型モデルから、顧客の業務変革に深く関与する高付加価値型モデルへの移行を進めております。Dojo、AI、ナレッジ、データを結び付けることで、当社グループのDX支援力を一段高いレイヤーへ引き上げる取組みが進展いたしました。 ゲームコンテンツ事業においては、オンラインゲーム領域における既存タイトルの売上減衰、コンシューマーゲーム受託開発市場における外注抑制、映像・エフェクト領域における品質管理及び生産性面の課題に対応しつつ、中長期的な成長に向けた事業基盤の再整備を進めました。一方で、中長期的な成長に向け、コンシューマーゲーム領域における全体受託案件の獲得、自社企画IPの展開、Skyartsを中心としたエフェクト・映像制作領域の体制整備に取り組み、ゲームエフェクト案件に加え、広告映像や各種デジタルコンテンツ等の非ゲーム領域への展開を推進いたしました。収益面では課題が残ったものの、案件選別、品質管理体制の強化、営業プロセスの見直し、人員計画及び育成体制の再構築を進め、技術力を収益力へ転換するための事業運営基盤の整備に取り組みました。 なお、当社は2026年1月13日に、前期まで売上規模及び稼働比率の高かった大型案件の終了に伴う売上剥落、並びに事業ポートフォリオ及び収益構造の見直しを踏まえ、通期連結業績予想を修正いたしました。当連結会計年度の業績は、期初予想に対しては売上高及び各段階利益ともに下回る結果となりましたが、案件採算管理の強化、人的リソースの再配置及び全社的なコスト管理等の取組みが進展したことにより、売上高、営業利益及び経常利益においては修正予想を上回りました。これは、当社グループが収益構造改革に着手する中で、短期的な業績変動を一定程度コントロールし、次期以降の利益回復に向けた経営管理の精度を高めた結果であると認識しております。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は5,131百万円(前連結会計年度比8.0%減)、営業利益は165百万円(前連結会計年度比61.3%減)、経常利益は184百万円(前連結会計年度比58.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は19百万円(前連結会計年度比92.6%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (DXソリューション事業) DXソリューション事業においては、特定顧客・特定案件への依存度低減、案件採算管理の強化、重点顧客への深耕及びTRAN-DXを中心としたソリューション型案件の創出に取り組みました。また、BPR領域の内製化、SaaS連携・業務自動化領域の強化、AI活用による開発効率化を推進し、従来の労働集約型・フロー型モデルから、高付加価値型・継続型モデルへの転換を進めてまいりました。 当連結会計年度においては、前期の大型案件終了に伴う売上剥落の影響を受けたものの、TRAN-DXを起点とした業務改革支援、既存顧客への深耕、開発生産性向上に向けた取組みを進めました。当事業は、引き続き当社グループの中核事業であり、今後は単発の開発受託にとどまらず、顧客の業務変革を継続的に支援する成長基盤として、収益性と再現性の向上を図ってまいります。 以上の結果、売上高は3,056百万円(前連結会計年度比15.3%減)となり、セグメント利益は572百万円(前連結会計年度比35.3%減)となりました。 (Techwiseコンサルティング事業) Techwiseコンサルティング事業においては、Dojoシリーズを中心とした既存プロダクトの機能強化に加え、AI活用、ナレッジ活用、業務可視化、データ基盤構築等の高付加価値領域への展開を推進いたしました。特に、主力製品の継続的な機能改善、保守・サポート体制の強化、AI実装力を活用したソリューション提供に取り組むとともに、自治体を含む公共領域における販路拡大を進めました。 Dojoシリーズについては、自治体における導入拡大、継続利用の進展及び他自治体への横展開に向けた初期的な成果が確認されており、ストック収益基盤の拡充に向けた取組みが進展しております。また、DXソリューション事業との連携により、構想から実装・運用までを一気通貫で支援する体制の強化を進めております。今後は、プロダクト、AI、業務ナレッジ、データ基盤を組み合わせることで、当社グループにおける高付加価値領域の拡大を牽引する事業として、更なる成長を目指してまいります。 以上の結果、売上高は1,024百万円(前連結会計年度比8.2%増)となり、セグメント利益は248百万円(前連結会計年度比2.0%減)となりました。 (ゲームコンテンツ事業) ゲームコンテンツ事業においては、オンラインゲーム領域において既存タイトルの売上減衰が進んだ一方、コンシューマーゲーム領域では全体受託案件の獲得及び自社企画IPの展開に取り組みました。また、Skyartsを中心とするエフェクト・映像制作領域では、ゲームエフェクト案件に加え、広告映像や各種デジタルコンテンツ等の非ゲーム領域への展開に取り組みました。 収益面では、市場環境の変化や一部案件における工数追加・品質対応の影響を受けたものの、制作プロセスの見直し、品質管理体制の強化及び人材育成を進め、来期以降の収益性改善に向けた基盤整備を推進いたしました。今後は、当社グループが有する3D開発、映像・エフェクト制作、デジタルコンテンツ開発の技術力を活かしつつ、収益性、品質、提案力を重視した事業運営への移行を進めてまいります。 以上の結果、売上高は1,050百万円(前連結会計年度比4.5%増)、セグメント利益は12百万円(前連結会計年度比74.8%減)となりました。 事業毎売上高 区 分   第30期 (2025年5月期)   第31期 (当連結会計年度) (2026年5月期)   前連結会計年度比増減 金額(千円)   構成比(%)   金額(千円)   構成比(%)   金額(千円)   比率(%) DXソリューション事業   3,609,805   64.8   3,056,390   59.6   △553,415   △15.3 Techwiseコンサルティング事業   946,709   17.0   1,024,498   20.0   77,789   8.2 ゲームコンテンツ事業   1,005,084   18.0   1,050,389   20.5   45,305   4.5 その他   13,351   0.2   -   -   △13,351   △100.0 合 計   5,574,950   100.0   5,131,278   100.0   △443,671   △8.0 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 財政状態につきましては次のとおりであります。 ⅰ 資産の部 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ333百万円減少し、3,543百万円となりました。 (流動資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ8百万円減少し、2,509百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加が118百万円、売掛金の減少が28百万円、前払費用の減少が100百万円あったこと等によるものであります。 (固定資産) 固定資産は、前連結会計年度末に比べ324百万円減少し、1,034百万円となりました。これは主にのれんの減少が207百万円、敷金及び保証金の減少が9百万円、投資その他の資産その他の減少が94百万円あったこと等によるものであります。 ⅱ 負債の部 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ229百万円減少し、853百万円となりました。 (流動負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ180百万円減少し、714百万円となりました。これは主に前受収益の減少が116百万円、流動負債その他の減少が54百万円あったこと等によるものであります。 (固定負債) 固定負債は、前連結会計年度末に比べ48百万円減少し、139百万円となりました。これは主に長期借入金の減少が45百万円あったこと等によるものであります。 ⅲ 純資産の部 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ103百万円減少し、2,690百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益19百万円を計上したこと、剰余金の配当を179百万円行ったこと、非支配株主持分の増加が35百万円あったこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べ115百万円増加し1,708百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、292百万円(前連結会計年度は718百万円の獲得)となりました。資金の増加の主な要因は、税金等調整前当期純利益が184百万円、減価償却費が72百万円、のれん償却額が207百万円、営業活動によるキャッシュ・フローその他が86百万円であり、資金の減少の主な要因は、前受収益の減少額が116百万円、法人税等の支払額が130百万円となっております。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は、39百万円(前連結会計年度は570百万円の使用)となりました。資金の増加の主な要因は、保険積立金の解約による収入が102百万円であり、資金の減少の主な要因は、無形固定資産の取得による支出が60百万円となっております。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、224百万円(前連結会計年度は259百万円の使用)となりました。資金の減少の主な要因は、長期借入金の返済による支出が46百万円、配当金の支払額が178百万円となっております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b. 受注実績 当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) DXソリューション事業   3,056,390   84.7 Techwiseコンサルティング事業   1,024,498   108.2 ゲームコンテンツ事業   1,050,389   104.5 合計   5,131,278   92.0 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社博報堂プロダクツ   822,846   14.8   116,472   2.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来生じる実際の結果と異なる可能性がありますのでご留意ください。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたりましては、当連結会計年度における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a. 受注制作ソフトウエアの請負契約のうち一定の期間にわたり履行義務を充足し認識する収益 当社グループでは、一定の期間にわたり履行義務を充足し認識する収益について、履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生したプロジェクト原価が、予想されるプロジェクト原価の総額に占める割合に基づいて行っております。 受注制作のソフトウエア開発は、仕様や作業内容が顧客の要求に基づいて定められており、契約ごとの個別性が強く、契約時に予見できなかった仕様変更や不具合の発生等による作業工程の遅れ等による原価の変動など、プロジェクト原価総額が変動することがあります。 また、会計上の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 b. 受注損失引当金の算定 受注業務に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末の受注契約のうち、損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積ることができる業務については損失見込額を計上することとしております。損失見込額が多額となる場合には、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、会計上の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 c. のれんの評価 当社グループは、のれんに関して効果の発現する期間を見積り、その期間で均等償却しております。その資産性の評価については、子会社の業績及び事業計画を検討し、判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動により見直しを行う等により実績との乖離が生じた場合、減損損失の計上を行う可能性があります。 また、会計上の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 d. 繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の判断に当たって、将来の課税所得等を合理的に見積っております。将来の課税所得等の見積りに当たっては、業績予測等を前提としておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等により業績予測が変動する場合があります。この結果、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において計上する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、連結財務諸表の作成のための基本となる重要な会計基準等は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要の主なものとして、案件を推進するための外注費、人件費の支払、製品開発、販売費及び一般管理費があります。これらの資金需要は売上代金の回収にて獲得した自己資金で充当しておりますが、必要に応じて、金融機関からの借入による資金調達で対応できるものと考えております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境の変化をはじめ、様々なリスク要因が当社グループの成長及び経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは、常に市場動向等に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保及び育成に努め、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因の低減を図ってまいります。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の対応について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 ⑥ 経営指標に対する今後の方針と対策 当社グループは、事業規模の拡大と収益性の向上を両立することを重要な課題と認識しております。2027年5月期の連結業績予想は、連結売上高5,400百万円、営業利益300百万円、営業利益率5.6%、親会社株主に帰属する当期純利益80百万円としております。 連結売上高の拡大に向けては、企業のDX、生成AI、クラウド、データ活用及び業務自動化に対する需要を捉え、Techwiseコンサルティング事業による構想・上流支援、DXソリューション事業による設計・実装・運用、ゲームコンテンツ事業が有するUI/UX、3D及びリアルタイム表現等の知見を連携させ、顧客の課題発見から運用・改善までを一気通貫で提供してまいります。 特に、TRAN-DXを中心とした業務改革、SaaS・既存システム連携及び運用支援、Dojoシリーズの自治体・公共領域への展開、Microsoft関連のクラウド・データ・AIサービス並びに株式会社AlmondoのAI実装力を活用した高付加価値サービスを拡大し、単発受託への依存を低減するとともに、年間経常収益(ARR)を含む継続収益及び顧客LTVの向上を図ってまいります。 また、収益性及び利益水準の改善に向けて、受注前レビューの強化、案件別採算及び工数の可視化、契約・スコープ変更管理、低採算案件の条件見直し並びに標準化及びAI活用による生産性・品質の向上を推進してまいります。併せて、特定顧客・特定案件への依存度の低減、人材の育成及び最適配置並びに経営管理・ガバナンス体制の強化に取り組むことで、営業利益率の改善及び再現性の高い成長基盤の確立を目指してまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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