概要
シンカは、顧客対応業務のデジタル化を支援するクラウド型コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を提供する企業である。2014年創業、2024年に東京証券取引所グロース市場に上場した。従業員数75名、本社は東京都千代田区。売上高は2019年12月期の3億円から2025年12月期には15億円へ成長し、2023年12月期には黒字化を達成している。
サブスクリプション型の収益モデル
「カイクラ」の収益は、初期導入売上、月額固定のサブスクリプション売上、SMSなどの従量課金売上の三つで構成される。導入拠点数が増えるほど月額売上が逓増するSaaS型のモデルであり、2018年12月期以降、アクティブユーザー数(企業)と拠点数は一貫して増加を続けている。2025年12月期末時点のアクティブユーザー数は3,182社、拠点数は6,202拠点に達した。
固定電話から多チャネルへ拡大した機能群
「カイクラ」は元々、固定電話の着信時に顧客情報をポップアップ表示するCTI機能が中心だった。その後、通話録音・テキスト化、SMS送信、ビデオ通話、携帯電話の通話録音、メール連携など、顧客との多様なコミュニケーションチャネルを一元管理するプラットフォームへと進化した。これにより、電話、SMS、メールなどの履歴を顧客情報に自動紐付けし、組織的な顧客管理を実現する。
NTTグループとの連携と販売網の拡大
シンカは、東日本電信電話(NTT東日本)および西日本電信電話(NTT西日本)と代理店業務委託契約を締結し、NTTグループの販売網を活用している。また、株式会社NTTドコモ(現・エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ)とも取次契約を結び、大企業への導入を強化している。さらに、大塚商会やSB C&Sとの協業、一部機能のOEM提供により、小規模企業から大企業まで幅広い顧客層をカバーする戦略をとっている。
自動車・不動産業界を軸に業界横展開
創業以来、自動車業界と不動産業界といった顧客との継続的な関係性を重視する業界に注力してきた。T字戦略と称する特定業界の深掘りにより、大型拠点の獲得に成功している。直近では、これらの既存業界に加え、同様のニーズを持つ新たなターゲット業界の開拓を進めており、導入企業の業種は多様化している。
業界の中での役割は顧客対応業務向けクラウドサービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01顧客対応業務(中小企業・店舗・個人事業主)主力
電話を中心とした顧客とのコミュニケーションを自動記録・一元管理し、顧客情報と紐づけて参照可能にするクラウドサービスを提供。固定電話着信時の顧客情報ポップアップ、SMS送信、通話録音、AIテキスト化・要約、ビデオ通話、携帯通話録音、メール連携、クラウド電話(カイクラフォン)などの機能を通じ、顧客対応の質向上と属人化解消を実現する。収益は初期売上、月額利用料、従量課金からなるSaaSモデル。
- カイクラ
- 顧客情報をクラウド上に集約し、固定電話着信時に顧客情報や会話履歴をポップアップ表示。SMS送信、通話録音、ビデオ通話、携帯通話録音、メール連携など多様なチャネルを一元管理する。AIによるテキスト化・要約・感情ラベリング機能も備える。
- カイクラフォン
- CTI標準装備のクラウド電話サービス。専用機器や電話番号変更が不要で、PCやスマートフォンアプリで固定電話の発着信が可能。オフィス外でも電話対応を可能にし、テレワークを支援する。
製品と技術
固定電話と携帯電話の通話記録・テキスト化
「カイクラ」の中核機能は、オフィスの固定電話への着信時に顧客情報をポップアップ表示するCTIである。さらに、固定電話および社用携帯電話の通話を自動録音し、AIでテキスト化する。テキスト化された会話は生成AIで要約され、感情ラベリングも行われる。これにより、過去の会話の検索や分析が可能となり、クレームやカスタマーハラスメントの早期発見に役立つ。
SMS・ビデオ通話・メール連携による統一管理
「カイクラ」はSMS送信機能を持ち、予約送信にも対応する。ビデオ通話機能はブラウザベースでインストール不要、録画も可能。メール連携機能では、顧客とのメール送受信を「カイクラ」に取り込み、他のコミュニケーション履歴とともに一元管理する。これら全てのチャネルの履歴は顧客情報に自動紐付けされ、いつでも参照できる。
クラウド電話「カイクラフォン」とCTI連携
2025年1月に提供開始した「カイクラフォン」は、CTIを標準装備したクラウド電話サービスである。専用機器の設置や電話番号変更が不要で、PCやスマートフォンアプリから固定電話の発着信が可能。テレワークや外出先でもオフィスの固定電話業務を継続できる。着信時には顧客情報とコミュニケーション履歴が自動表示され、迅速な対応を支援する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
AIソリューション特化の小型ベンチャー
シンカは、AI関連ソリューションを提供する情報・通信業の企業。同業他社にはソラコム(IoTプラットフォーム)やVRaiN Solution(AIソリューション)がいる。売上高は2024/12期12億円、営業利益率8.33%と小規模ながら収益性は良好。2025/12期は15億円、営業利益率6.67%と増収ながら利益率低下。AI市場は成長産業だが、競合も多数。シンカは特定業界向けに特化したソリューションを提供し差別化を図るが、規模が小さく、大手との競争は厳しい。
強み
- AI市場は拡大中で、需要増加の恩恵を受けやすい。売上高増加率は高い。
- 特定業界向けのAIソリューションに特化し、ノウハウを蓄積。競合との差別化に成功。
- 売上高営業利益率8%超と、スタートアップとしては高い収益性を維持。
- 小規模組織ゆえ、意思決定が迅速。市場変化に素早く対応可能。
課題
- 売上高10億円台と小規模で、大規模案件の獲得や研究開発投資に制約。
- 資金力・ブランド力で勝る大手IT企業との競合が激化。差別化の持続が課題。
- 2025/12期は営業利益率低下見込み。成長投資と収益性のバランスが重要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がシンカ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5035HOUSEI | 26億円 | — |
| 2 | 3996サインポスト | 26億円 | 34.6倍 |
| 3 | 3686ディー・エル・イー | 26億円 | — |
| 4 | 4445リビン・テクノロジーズ | 26億円 | 17.0倍 |
| 5 | 149Aシンカ | 25億円 | — |
| 6 | 5618ナイル | 25億円 | — |
| 7 | 4069BlueMeme | 25億円 | 20.2倍 |
| 8 | 519Aベーシック | 25億円 | 8.6倍 |
| 9 | 340Aジグザグ | 25億円 | 11.2倍 |
| 10 | 4387ZUU | 25億円 | — |
| 11 | 9423フォーバル・リアルストレート | 25億円 | 14.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
東京都文京区での創業と初製品リリース
2014年1月、東京都文京区で株式会社シンカを設立。同年8月には、クラウドサービス「おもてなし電話」を正式にリリースした。このサービスは、固定電話への着信時に顧客情報を自動表示する機能で、中小企業の顧客対応業務の効率化を目指すものだった。創業から1年も経たずに製品を市場に投入し、ビジネスをスタートさせた。
本社移転とNTT東日本との代理店契約
2015年5月、本社を東京都千代田区に移転。同年12月には、東日本電信電話(NTT東日本)と代理店業務委託契約を締結し、販売チャネルを拡大した。この提携により、NTTグループの顧客基盤を活用した営業が可能となり、後の成長基盤を築いた。2016年7月には通話録音機能、2017年7月にはSMS送信機能を提供開始し、製品の機能強化を進めた。
NTTグループとの連携強化と西日本への拡大
2019年3月、株式会社NTTドコモ(現エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ)と取次契約を締結。同年4月には西日本電信電話(NTT西日本)とも代理店業務委託契約を結び、全国規模の販売網を整えた。これにより、東日本だけでなく西日本エリアでも販売活動を本格化させた。同年9月には電話音声のテキスト化機能をリリースし、AI活用の第一歩を踏み出した。
「おもてなし電話」から「カイクラ」へのブランド変更
2019年11月、サービス名称を「おもてなし電話」からコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」へ変更した。これは、単なる電話支援ツールから、顧客との多チャネルコミュニケーションを一元管理するプラットフォームへと進化することを明確にするためである。2020年2月にはSMS送信技術に関する特許を取得(特許番号第6667683号)し、技術基盤を固めた。
ビデオ通話と携帯通録で機能を拡充
2020年8月、ビデオ通話機能「FaceTalk」を提供開始。2021年3月には通話録音のテキスト要約機能を追加した。2022年9月には、社用携帯電話の通話を自動録音する「携帯通録サービス」を正式に開始し、固定電話以外のチャネルにも対応を広げた。携帯通録はNTTドコモ、au、SoftBankの社用携帯電話に対応し、録音可否を相手先属性ごとに設定できるプライバシー配慮設計を特徴とする。
地方拠点の開設と東京証券取引所への上場
2022年7月に大阪支店、同年12月に福岡市に九州開発センター、2023年5月に京都市に京都開発センターを開設し、開発体制を強化した。2024年3月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。上場後も2024年4月に本社を現在地(千代田区)に移転し、成長を見据えた体制を整えた。
生成AI活用の機能追加とクラウド電話の提供開始
2024年9月、生成AIを活用した「AIタスク抽出機能」を提供開始。通話内容からタスクを自動整理する。2025年1月には、CTI標準装備のクラウド電話「カイクラフォン」を提供開始し、オフィス外でも固定電話業務を可能にした。2025年9月には「クレーム・カスタマーハラスメント判定機能」を追加し、通話内容のAI判定によるリスク管理機能を充実させた。
年表25件を開く
2010年代
- 2014年1月創業東京都文京区にて株式会社シンカ設立
- 2014年8月クラウドサービス「おもてなし電話」の正式リリース
- 2015年5月本社を東京都千代田区に移転
- 2015年12月東日本電信電話株式会社と代理店業務委託契約を締結
- 2016年7月「おもてなし電話」通話録音機能の提供開始
- 2017年7月「おもてなし電話」SMS送信機能の提供開始
- 2017年9月本社を東京都新宿区に移転
- 2019年3月株式会社NTTドコモ(現エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)と取次契約を締結
- 2019年4月西日本電信電話株式会社と代理店業務委託契約を締結
- 2019年9月「おもてなし電話」電話音声テキスト化機能の提供開始
- 2019年11月「おもてなし電話」をコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」へ名称変更
2020年代
- 2020年2月「カイクラ」上でのSMS送信技術に関する特許を取得(特許番号:第6667683号)
- 2020年8月「カイクラ」FaceTalk(ビデオ通話機能)の提供開始
- 2021年3月「カイクラ」通話録音テキスト要約機能の提供開始
- 2021年5月本社を東京都千代田区に移転
- 2022年7月大阪府吹田市に大阪支店を開設
- 2022年9月「カイクラ」携帯通録サービスの正式提供開始
- 2022年12月福岡県福岡市博多区に九州開発センターを開設
- 2023年5月京都府京都市下京区に京都開発センターを開設
- 2023年6月「カイクラ」メール連携機能の提供開始
- 2024年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年4月本社を現在地(東京都千代田区)に移転
- 2024年9月「カイクラ」生成AIを活用したAIタスク抽出機能の提供開始
- 2025年1月クラウド電話「カイクラフォン」の提供開始
- 2025年9月「カイクラ」通話内容のAI判定機能「クレーム・カスハラ判定」の提供開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
販売力強化と新市場開拓
自動車・不動産業界に加え、新たな注力業界を開拓し、NTTグループや大塚商会との協業を強化。中規模以上の企業への販売に焦点を当て、従量課金サービスの利用促進により収益力を向上させる。
- 02
認知度向上のためのプロモーション強化
「カイクラ」の認知度が低いため、雑誌、講演、オウンドメディアに加え、インターネットやリアルでの施策を費用対効果を勘案しながら実施し、問い合わせと受注可能性を高める。
- 03
カスタマーサクセスとアップセル強化
ユーザーの利活用促進と長期的な関係構築のため、カスタマーサクセスグループを強化。効率的な対応方法を模索しつつ、アップセルに注力し、解約防止とオプション販売を推進する。
- 04
AI活用による商品力強化
通話録音、SMS、ビデオ通話などの既存機能に加え、AI自動要約や感情ラベリングなどAI機能を拡充。コミュニケーションデータとAI技術の融合で付加価値の高い新機能を開発する。
- 05
組織体制の強化と人材投資
事業拡大に伴う人員不足に対応するため、ハイレイヤー人材の確保やリモートワーク制度の整備を推進。ミッション浸透、教育制度拡充、人事評価高度化などを通じて人的資本への投資を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で75人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は661万円で、2期前と比べて+13.6%。平均年齢は38.3歳、平均勤続年数は2.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 582 | 37.9 | 2.8 | 55 | — |
| 2024年12月 | 651 | 38.3 | 3.2 | 64 | 156 |
| 2025年12月 | 661 | 38.3 | 2.9 | 75 | 133 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は15億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収増益で、売上が+25.0%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 19億円 | 15億円 |
| 営業利益 | -6億円 | 1億円 |
| 純利益 | -5億円 | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年2Qで、売上は9億円、営業利益は−2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+28.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 6 | 1 | 16.7 | 0 |
| 2025年2Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 8 | 1 | 12.5 | 0 |
| 2026年2Q | 9 | −2 | −22.2 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年12月期からの7期で、売上は3億円から15億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 3 | — | −4 | — | −4 |
| 2020年12月 | 4 | — | −2 | — | −3 |
| 2021年12月 | 6 | — | −1 | — | −1 |
| 大阪府吹田市に大阪支店を開設 | |||||
| 2022年12月 | 8 | — | −2 | — | −1 |
| 京都府京都市下京区に京都開発センターを開設 | |||||
| 2023年12月 | 10 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年12月 | 12 | 1 | 0 | 8.3 | 0 |
| 2025年12月 | 15 | 1 | 1 | 6.7 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高15億円のうち、営業利益として残るのは1億円で6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金20.0%3億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金73.3%11億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は10億円で、売上の8.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | −1 | 0 | 0 | −1 | 4 |
| 2022年12月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 2 |
| 2023年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 |
| 2024年12月 | 1 | −1 | 6 | 0 | 10 |
| 2025年12月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 10 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は81.9%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 5 | 4 | 1 | 81.1 |
| 2020年12月 | 6 | 5 | 1 | 81.6 |
| 2021年12月 | 5 | 4 | 1 | 79.2 |
| 2022年12月 | 4 | 3 | 1 | 70.8 |
| 2023年12月 | 5 | 4 | 1 | 73.0 |
| 2024年12月 | 12 | 10 | 3 | 79.6 |
| 2025年12月 | 13 | 10 | 2 | 81.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中70位あたり、逆に低いのはROEで605社中522位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥792で、1年前と比べて-19.3%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.77倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月14日に-5.2%と急落し748円で終えた。25日線(755円)をわずかに下回り、75日線(767円)も下回るなど、短中期の移動平均線が密集し方向感に欠ける。年初来では-17.35%と下落傾向にあるが、52週安値672円からは約11%高い水準。出来高は増加傾向にあり、特に8月14日は9700株と直近では多い。週足では下降トレンドが続いており、50日線の動向が注目される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 37/100)。
PERは57.5倍で同業界平均の31.2倍を大幅に上回り、割高感が強い。PBRは2.3倍で平均の3.6倍を下回るが、ROEが4.2%と低く、収益性は平均を大きく下回る。配当は無配で利回りはゼロ。直近の2025/12期の営業利益率は6.7%と低水準で、増収ながら利益は横ばい。成長性は見込まれるが、現状の利益水準に対して株価が先行している印象。割高だがPBRが平均より低い点は考慮し、やや割高と判定。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.77倍 | 2.96倍 |
| ROE | 4.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は成長中で2022年度から2024年度にかけて倍増規模だが、営業利益率は8.3%から6.7%へ低下しており、成長と収益性のバランスが焦点。強気派はデジタル広告市場の拡大と顧客基盤の拡大を評価する。弱気派は競争激化による価格圧力と利益率の悪化を懸念し、成長の持続可能性に疑問を呈する。
- 売上高の急成長
3期で売上が8億円から12億円へ約1.5倍に拡大、市場需要を捉えている
- 市場拡大の追い風
デジタルマーケティング需要は中長期的に拡大が見込まれ、業績を押し上げる
- 高い営業利益率
8%台の利益率はITサービス業として健全で、収益性が高い
- 売上高10→15億円の3期連続増収通年影響中
売上高は10億円→12億円→15億円と増加し、成長基調が続く。
- 営業利益1億円の黒字維持決算発表後影響中
2024年12月期、2025年12月期とも営業利益1億円を確保。
- 外国人保有21.9%の成長期待継続影響弱
外国人持ち株比率21.9%と高く、グロース投資家の選好対象。
- PBR2.29倍の成長プレミアム不定影響弱
PBR2.29倍、売上高15億円。成長期待で評価が維持される。
- 利益率の低下
営業利益率が8.3%から6.7%へ低下、競争激化の兆候が見られる
- 競合との差別化難
同業他社が多く、価格競争に陥るリスクがある
- 依存度の高さ
特定顧客や業界への依存が強まれば業績変動が大きくなる
- 営業利益率8.33%→6.67%に低下決算発表後影響中
営業利益1億円のまま売上高が12→15億円に増え、利益率が6.67%に低下。
- PER57.45倍と評価が過大継続影響中
実績PER57.45倍、予想PERは未開示。高いバリュエーションは修正リスク。
- 純利益0億円でEPS貢献乏しい通年影響中
直近2期の純利益は0億円、ROE4.2%。株主価値向上は限定的。
- 無配当で株主還元なし継続影響弱
配当利回り0%。利益成長を伴わない限り、還元不足が重し。
- 売上高成長率
- デジタルマーケティング需要の取り込み度合いを測る
- 営業利益率
- 競争環境下での収益性維持を確認する
- 顧客単価
- 既存顧客の拡大と新規獲得のバランスを検証する
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ973人。区分でいちばん多いのは個人・その他で57.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.4%を占め、残る83.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 25.8 | 64.6 | 57.2 |
| 外国法人 | — | 7.6 | 21.9 |
| 事業法人 | 74.2 | 22.1 | 16.4 |
| 証券会社 | — | 5.0 | 4.5 |
| 金融機関 | — | 0.3 | 0.0 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 20.92 |
| 02 | 江尻 高宏 | 12.21 |
| 03 | DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 | 9.32 |
| 04 | 株式会社ナンディ | 8.73 |
| 05 | SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 | 7.80 |
| 06 | 東京神奈川イノベーション応援1号投資事業有限責任組合 | 4.35 |
| 07 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 4.04 |
| 08 | NVCC8号投資事業有限責任組合 | 3.62 |
| 09 | スターティアレイズ株式会社 | 1.56 |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 1.33 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-28大和企業投資株式会社 代表取締役社長 瀬戸 真一新規の大量保有報告8.41%-1.00pt
- 2026-07-01SBIインベストメント株式会社新規の大量保有報告1.53%-2.31pt
- 2026-06-10SBIインベストメント株式会社新規の大量保有報告3.84%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+100%、1株純資産は7期で−95%。直近期のROEは4.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | −6,843 | 6,354 | −172.0 | — |
| 2020年12月 | −4,511 | 7,561 | −60.7 | — |
| 2021年12月 | −33 | 156 | −19.3 | — |
| 2022年12月 | −51 | 105 | −38.8 | — |
| 2023年12月 | 40 | 146 | 32.3 | — |
| 2024年12月 | 5 | 309 | 2.3 | 153.7 |
| 2025年12月 | 13 | 327 | 4.2 | 56.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額68百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 江尻高宏 | 代表取締役社長 | 50 | 671,571 |
| 笹田直紀 | 取締役CTO | 48 | — |
| 阿久津聡 | 社外取締役 | 60 | 1,363 |
| 三木聡 | 社外取締役 | 55 | 9,627 |
| 田邉愛 | 社外取締役 | 40 | — |
| 高橋京子 | 常勤監査役 | 57 | 926 |
| 平松直樹 | 社外監査役 | 50 | — |
| 山添千加美 | 社外監査役 | 45 | 272 |
| 佐藤未央 | — | 51 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 45 | 45 | 15 |
| 社外取締役 | 7 | 23 | 23 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,529字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,308字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,240字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,322字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第13期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第12期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
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