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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ナイル

Nyle Inc.5618 · Growth · 情報・通信業

自動車流通のDXと横断的なDX・マーケティング支援で「産業DXカンパニー」を標榜。車のサブスク「カルモくん」が看板。

概要

ナイル株式会社は、「幸せを、後世に。」をミッションに掲げる産業DXカンパニーである。2007年に東京都豊島区で創業し、2023年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力事業は自動車産業DX事業とホリゾンタルDX事業の2軸で構成され、2025年12月期の連結売上高は67億円に達する。従業員数は268名(同期末)で、本社は東京都品川区に置く。

自動車産業DXとホリゾンタルDXの2本柱

ナイルの事業は、自動車産業に特化した「自動車産業DX事業」と、業種を限定しない「ホリゾンタルDX事業」から成る。自動車産業DX事業は、オンライン完結型のカーリース「カーリースカルモくん」を中核とし、連結子会社の株式会社パティオを通じた実店舗運営も手掛ける。ホリゾンタルDX事業は、DXコンサルティングやメディア運営、デジタル広告ソリューションを提供する。2025年12月期のセグメント売上高は、自動車産業DX事業が44.6億円(前期比41.5%増)、ホリゾンタルDX事業が22.7億円(同1.9%減)であった。

オンラインとオフラインを融合する自動車DX

自動車産業DX事業では、「オンライン」と「オフライン」の双方からアプローチする。オンラインでは、店舗を持たず申込から納車まで24時間オンラインで完結する「カーリースカルモくん」を運営する。オフラインでは、2024年に連結子会社化したパティオが地域密着の対面サポートと整備・板金機能を提供する。両者を組み合わせることで、車を「買う・乗る・売る」までのカーライフサイクル全体をカバーする体制を構築している。2025年12月期の同事業のカスタマーチャーンレートは0.23%と低水準で、契約残高は65.3億円に積み上がった。

横断的なDX支援とメディア資産

ホリゾンタルDX事業は、創業以来培ったデジタルマーケティングの知見を基に、特定産業に限定せず幅広い顧客企業を支援する。DXコンサルティングに加え、2012年から運営するアプリ情報メディア「アプリブ」をはじめとする複数のメディア、広告運用サービス「NYLE TRIDE」などを提供する。2025年12月期の顧客継続率は93.79%と高く、契約社数は225件に達した。同事業のセグメント利益は4.6億円(前期比4.6%増)と増益を確保した。

アセットライトな収益モデルの3層構造

自動車産業DX事業のビジネスモデルは、アセットライトで3層の収益構造を持つ。初年度に広告宣伝費を投入して新規顧客を獲得し、契約時の初期紹介手数料(スポット収益)で広告投資を即時回収する。その後、契約期間中の月額課金で安定収益を得る。契約満了後は車両の再リースや買い替えにより追加収益が発生する。リース車両は原則として提携金融事業者が保有するため、自社で車両在庫を抱えない。長期契約と低いカスタマーチャーンレート(0.23%)により、契約残高は安定的に積み上がる仕組みである。

業界の中での役割は自動車販売・流通プロセスにDXを導入するサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
67億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-1.5%
純利益
-2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
自動車産業DX事業45億円66.2%-2億円-4.4%
ホリゾンタルDX事業23億円33.8%5億円21.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車主力

オンラインのカーサブスク「カルモくん」とオフラインの車販売店(パティオ)を通じて、自動車の購入・維持・売却のライフサイクル全体をDXで支援している。主に個人向けに、月額定額のリースと付帯サービスを提供し、契約時スポット収益と月額収益、再リース・買い替えによる追加収益の3層構造の収益モデルを構築している。

日本最安値水準のカーサブスクリプション

主な製品・サービス2
カーリースカルモくん
実店舗を持たずオンラインで完結するマイカーサブスクリプション。日系メーカー全車種の新車・中古車を月額1万円台から利用可能。車検・税金・メンテナンス・保険などを定額で付帯できる。
カルモくんメンテナンスプラン
車両本体に加えて、車検、修理、消耗品交換などの維持管理費を月額定額で含めるプラン。

02自動車販売店準主力

連結子会社のパティオを通じて、地域密着の車販売・整備・板金サービスを提供。また、当社のDXノウハウを注入し、自動車販売店のDXモデルを確立、全国の中古車販売店への水平展開を進めている。

主な製品・サービス2
パティオでの新車・中古車販売
地域密着型の販売店で、対面サポートや整備・板金機能を提供する。
自動車販売店DXモデル
DX・マーケティングノウハウを注入した販売店運営モデル。生産性と収益性を高める。

03その他企業準主力

特定業界に限定せず、幅広い企業のDX・マーケティング課題を解決する。戦略コンサルティングから実行支援、メディア運営、広告ソリューションまでを一気通貫で提供し、2,000社以上の支援実績がある。

主な製品・サービス3
DX&マーケティング支援
デジタル戦略コンサルティング、実行支援、生成AIによる業務自動化などを組み合わせ、企業のDX推進を伴走支援する。
アプリブ
国内有数のスマートフォンアプリ情報メディア。ユーザーの意思決定を支援する。
NYLE TRIDE
デジタル広告の効果を最大化するソリューション。

製品と技術

オンライン完結のカーリース「カーリースカルモくん」

自動車産業DX事業の主力サービスである「カーリースカルモくん」は、個人向けのマイカーサブスクリプションサービスである。店舗を持たず、車両探しから料金シミュレーション、申込、納車までを24時間オンラインで完結する。月額1万円台から利用可能で、契約期間は1年から11年まで選択できる。オプションとして、車検・税金・メンテナンス費・自動車保険・故障保証などを定額で追加できるメンテナンスプランも提供している。ビジネスモデルはアセットライトで、リース車両は提携金融事業者が保有するため、原則として自社で車両在庫を持たない。

アプリ情報メディア「アプリブ」と広告ソリューション

「アプリブ」は、スマートフォンアプリのレビューやランキングを提供する国内有数のアプリ情報メディアである。2012年のリリース以来、ユーザーのアプリ選びを支援するとともに、膨大なユーザー行動データを蓄積してきた。このデータと集客ノウハウを活用し、広告主向けに効果を最大化するソリューション「NYLE TRIDE」を提供している。NYLE TRIDEは、広告運用の自動化とROAS最適化を実現するサービスで、2019年6月に「ピタッとROAS」としてリリースされた後、名称変更された。

プロフェッショナルネットワークによるDX実行支援

ホリゾンタルDX事業では、2025年11月に新サービス「Nyle X Partners」の提供を開始した。これは、社内外の高度な専門人材をネットワーク化し、顧客企業のDX推進における実働人材不足を解消するための戦略実行支援サービスである。戦略策定だけでなく、現場での実装までを伴走型で支援する点が特徴である。同社はこれまでに2,000社を超える企業支援実績を持ち、長期契約に基づく高い顧客継続率(93.79%)を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 自動車日本最安値水準のカーサブスクリプション

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

AIソリューション提供、成長途上

AI・データ活用ソリューションを手掛けるIT企業。VRAIN Solutionやソラコムなど同業がひしめく中、当社は自動運転や画像認識技術を軸に事業展開するが、現状は営業赤字が続き、収益化が急務。業界全体として技術進歩が速く、競争も激しい。資本力のある大手プラットフォーマーやスタートアップとの差別化が難しく、ニッチ分野での専門性を磨く必要がある。

強み

  • 自動運転・画像認識など成長領域に特化し、技術力で差別化を図る。
  • 小規模組織ならではの迅速な開発・納品が可能で、顧客ニーズに即応。
  • 大学や研究機関との共同研究を推進し、最先端技術の取り込みに成功。
  • AI市場は拡大基調にあり、需要取り込みの余地は大きい。

課題

  • 営業赤字が継続しており、早期の黒字化とキャッシュフロー改善が必要。
  • 多くのAIベンチャーが同様の技術を提供、独自性を打ち出すのが難しい。
  • 特定顧客への売上依存度が高く、案件獲得の不確実性がリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がナイル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13913GreenBee26億円9.1倍
25035HOUSEI26億円
33996サインポスト26億円34.6倍
43686ディー・エル・イー26億円
54445リビン・テクノロジーズ26億円17.0倍
65618ナイル25億円
7149Aシンカ25億円
84069BlueMeme25億円20.2倍
9519Aベーシック25億円8.6倍
10340Aジグザグ25億円11.2倍
114387ZUU25億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

インターネットサービス会社として創業した2007年

2007年1月、代表取締役社長の高橋飛翔が、東京都豊島区東池袋にてインターネットを利用したサービス提供を目的とするVOLARE株式会社(現ナイル)を設立した。設立時の商号はVOLARE株式会社で、2011年にヴォラーレ株式会社、2015年に現在のナイル株式会社へと変更されている。創業後まもなく本社を豊島区北大塚に拡張移転し、事業基盤を整えた。

デジタルマーケティングとメディア事業の開始(2010〜2012年)

2010年6月、デジタルマーケティング事業(後のホリゾンタルDX事業)を開始した。これが現在のコンサルティングサービスの起点となる。2012年8月にはメディアテクノロジー事業を開始し、アプリレビューサイト「Appliv(現アプリブ)」をリリースした。このメディアはスマートフォンアプリの情報を提供し、後のメディア&ソリューション事業の核となった。さらに2014年12月には、スマートフォンユーザー向け情報サイト「Appliv TOPICS(現カイドキ)」もリリースしている。

自動車産業DXへの参入とサブスクリプションの開始(2017〜2019年)

2017年12月、オリックス自動車株式会社との業務提携を機に自動車領域への進出を本格化した。2018年1月、自動車産業DX事業を開始し、個人向け自動車サブスクリプションサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん(現カーリースカルモくん)」をリリースした。2019年12月には中古車版も追加し、新車・中古車双方をカバーするラインアップを整えた。また、同年6月には広告運用サービス「ピタッとROAS(現NYLE TRIDE)」も開始している。

株式上場と子会社化による事業拡大(2023〜2024年)

2023年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。これにより資金調達の多様化と認知度向上を図った。2024年8月には、新車・中古車販売と整備・板金を手掛ける株式会社パティオを連結子会社化した。同社の実店舗網と対面サービスを取り込むことで、オンライン完結型の「カーリースカルモくん」とオフラインの販売・サービス拠点を融合させる戦略の基盤を築いている。

年表14件を開く

2000年代

  • 2007年1月創業代表取締役社長の高橋飛翔が、東京都豊島区東池袋に、インターネットを利用したサービス提供を目的として、VOLARE株式会社(現ナイル株式会社)を設立
  • 2008年6月本社オフィスを東京都豊島区北大塚に拡張移転

2010年代

  • 2010年6月デジタルマーケティング事業(現 ホリゾンタル DX事業)を開始
  • 2011年5月商号変更ヴォラーレ株式会社に商号変更
  • 2012年8月メディアテクノロジー事業(現 ホリゾンタル DX事業)を開始 アプリレビューサイト「Appliv(現アプリブ)」をリリース
  • 2013年11月本社オフィスを東京都品川区東五反田に拡張移転
  • 2014年12月スマートフォンユーザー向け情報サイト「Appliv TOPICS(現カイドキ)」をリリース
  • 2015年8月商号変更ナイル株式会社に商号変更
  • 2017年12月オリックス自動車株式会社と業務提携
  • 2018年1月自動車産業 DX事業を開始 個人向け自動車サブスクリプションサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん(現カーリースカルモくん)」をリリース
  • 2019年6月広告運用サービス「ピタッとROAS(現NYLE TRIDE)」をリリース
  • 2019年12月「おトクにマイカー 定額カルモくん(現カーリースカルモくん)」中古車版をリリース

2020年代

  • 2023年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2024年8月M&A株式会社パティオを連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    自動車流通DXの経済圏形成

    オンラインとオフラインを融合したプラットフォーム構築により、「自動車流通DXの経済圏」を主導。マイカーサブスクリプションの商品ラインナップ拡充で成約転換率を最大化し、実店舗へのDXモジュール注入によるロールアップ戦略で収益性と効率を高める。

  2. 02

    ホリゾンタルDX事業の多様化

    デジタル戦略コンサルティングを軸に、生成AI活用支援やBtoBリード獲得支援などソリューションを多様化。プロフェッショナル・ネットワークによる現場実働支援で戦略と実行の分断を解消し、顧客の事業成長に直結する付加価値を提供する。

  3. 03

    人材の採用と育成

    DXに造詣の深い多様な人材を積極採用し、強い組織体制を整備。従業員が中長期に活躍できる環境整備、人事制度構築、カルチャー推進を継続する。

  4. 04

    情報管理体制の強化

    ユーザーの機密情報や個人情報を保護するため、情報セキュリティ規程に基づき適切に管理。社内教育・研修やシステム強化を継続的に実施する。

  5. 05

    規律的な投資による利益創出

    サブスクリプション事業の顧客獲得効率をモニタリングし、一定の投資採算を満たす場合に規律的に投資。ホリゾンタルDX事業との収支バランスに配慮し、中長期的な利益とキャッシュフローを最大化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で268人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は606万円で、2期前と比べて0.6%平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は3.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年12月60936.12.8238
2024年12月62536.03.1262−267
2025年12月60636.33.7268−37

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
埼玉県他1都道府県 — 5店舗106百万円
自動車産業DX事業
本社 — 東京都品川区16百万円
自動車産業DX事業 ホリゾンタル DX事業 全社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は67億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+21.8%。

売上高
+21.8%
67億円
営業利益
-1億円
純利益
-2億円
営業利益率
-1.5%
前期比 +11.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高77億円67億円
営業利益1億円-1億円
純利益0億円-2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

6期分

直近は2026年2Qで、売上は37億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+15.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q13−1−7.7−1
2024年2Q13−3−23.1−3
2024年4Q29−3−10.3−3
2025年2Q32−1−3.1−1
2025年4Q3500.0−1
2026年2Q37−1−2.7−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年12月期からの7期で、売上は15億円から67億円へ4.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.5%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年12月15−4−4
2020年12月21−11−12
2021年12月26−19−19
2022年12月41−14−14
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023年12月52−7−7
株式会社パティオを連結子会社化
2024年12月55−7−7−12.7−7
2025年12月67−1−1−1.5−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高67億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.2%43億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.8%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.5%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比9.9pt
-1.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比9.6pt
-3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年12月期は営業CFが−3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は11億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年12月−190−8−1922
2022年12月−1519−1418
2023年12月−7010−721
2024年12月−1102−1112
2025年12月−3−12−411

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年12月期の総資産は31億円。このうち返さなくてよい自己資本が4億円で、自己資本比率は13.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年12月23121150.7
2020年12月56371966.1
2021年12月31181357.1
2022年12月27101738.3
2023年12月32131940.5
2024年12月2962319.9
2025年12月3142713.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
9
/ 100
安定性自己資本比率9 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中142位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中594位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
13.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
21.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥290で、1年前と比べて-36.8%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥290+0.7%1ヶ月+0.3%1年-36.8%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥274高値¥468

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)53.3倍
PBR7.30倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で-5.33%と急落し、株価は284円。月間では-1.05%とほぼ横ばいだが、25日線(294円)を下回り、75日線(296円)も割り込んでいる。200日線(321円)からは大きく乖離しており、長期トレンドは弱い。52週高値510円からは約44%下落し、年初来安値274円に接近している。直近の出来高は22,500株と急増しており、売り圧力が強まっている。RSIは26.5と売られすぎ圏にあり、反発の可能性も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PBR6.41倍は同業界平均3.48倍を大きく上回り割高。PERが算定不能で、ROEも不明。赤字継続で配当も無配。売上は拡大傾向にあるが、営業損失が続き収益性改善の兆しが見えず、バリュエーションは過大と評価。

指標この会社業種平均
PER (予想)53.3倍
PBR7.30倍2.96倍

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、赤字続きの事業がいつ黒字化するか。売上成長は続いているが、営業利益率は-12.73%(2024/12期)と悪化。2025/12期は売上67億円、営業利益率-1.49%と改善見込みだが、依然赤字。強気派はSaaS型収益の積み上げとコスト効率化による黒字転換を期待する。弱気派は競合ひしめく市場での差別化困難さと単価下落リスクを警戒する。資金消耗が続けば増資リスクも。

プラスに働く材料7
  • SaaS収益の拡大

    サブスク収入が積み上がれば高マージンに転換可能。

  • 黒字化計画への期待

    2025/12期は赤字幅縮小見込みで、利益改善の道筋。

  • 売上高の成長トレンド

    2022→2025年の売上成長率は約63%と高成長。

  • 営業損失縮小傾向で黒字転換期待2026年Q1影響

    営業損失が-7→-1億円と改善、2026年12月期黒字化の可能性

  • 売上高成長継続でスケールメリット2025年〜2026年影響

    売上高52→55→67億円と2桁成長継続

  • 高PBRが投資魅力として再評価不定影響

    PBR6.4倍と高く、成長期待が織り込まれれば上昇余地

  • IT投資需要増で事業環境追い風継続影響

    情報・通信業セクターで需要増加が追い風

マイナスに働く材料7
  • 競争激化による低採算

    Web制作市場は数多くの競合が存在し、価格競争が激しい。

  • 赤字の長期化リスク

    2024年まで営業赤字が継続。資金消耗が続く可能性。

  • PERが算出不能な割高感

    PBR6.4倍で評価が先行。利益が出ていないためバリュエーションの正当性が不明。

  • 業績赤字継続で資金調達リスク通年影響

    純損失7→7→2億円、自己資本毀損懸念

  • 高PBR割高感から株価調整不定影響

    PBR6.4倍と同業比割高、利益改善なければ調整リスク

  • 時価総額26億円の小型株流動性リスク継続影響

    浮動株少なく、売買高低迷で値動き荒い

  • 競合激化で収益圧迫2025年下期影響

    同業他社の参入で価格競争激化の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字転換の進捗度合いを測る最重要指標。
SaaS売上高比率
ストック収益の拡大が収益性向上の鍵となる。
顧客数/契約更新率
サブスク事業の健全性を示す。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ2,683人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.3%を占め、残る80.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他76.178.078.3
事業法人11.311.111.7
金融機関8.27.87.7
外国人個人0.00.31.2
証券会社3.52.60.8
外国法人0.90.20.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01高橋 飛翔40.23
02JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合14.59
03特定金外信託受託者株式会社SMBC信託銀行4.55
04SBIAI&Blockchain投資事業有限責任組合2.99
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.97
06EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合2.90
07株式会社セプテーニ・ホールディングス2.49
08DIMENSION投資事業有限責任組合2.03
09株式会社博報堂2.03
10株式会社アニヴェルセルHOLDINGS1.90

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で+100%、1株純資産は3期で−67%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。

決算期EPSBPS
2019年12月−32,083
2020年12月−199
2021年12月−247
2022年12月−176
2023年12月−90150
2024年12月−8268
2025年12月−1850

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額92百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
高橋飛翔代表取締役社長403,434,907
長澤斉取締役 コーポレート本部本部長40135,907
土居健太郎取締役 人事本部本部長4267,452
畠山謙人取締役(監査等委員)391,417
成松淳取締役(監査等委員)5712,291
富田寛之取締役(監査等委員)59907
大谷昌史執行役員
岩﨑圭介執行役員
福田士朗執行役員
岸穂太佳執行役員
針替健太執行役員
宮野衆執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4797920
社外取締役613132

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,345字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは「幸せを、後世に。」のミッションの下、社会に根付く事業作りを通じ、時代を超えて人々の幸せに貢献します。また、豊かで幸せな未来を次の世代に紡いでいくため、ビジョンを「日本を変革する矢」とし、絶え間なき自己変革を繰り返しながら、日本を良くするための事業に挑戦し、日本のDX課題を解決する「産業DXカンパニー」として、各種事業を展開しております。 創業以来、当社グループはDX及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術・ノウハウを蓄積し、その強みを活用して、「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」を運営しております。今後も様々な領域で画期的な事業を創出し、デジタルマーケティングの知見を駆使した事業づくりを通じて、社会をより良く変えていくべく取り組んでまいります。 なお、「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」の2事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げる当社グループのセグメントの区分になります。「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」の事業内容等は以下のとおりであります。 (1)自動車産業DX事業 自動車産業DX事業は、当社グループのコアコンピタンスであるDX及びマーケティングの知見を活かし、非合理が多い車販売市場のDXを「オンライン」と「オフライン」の双方からアプローチすることで、自動車業界全体のDXを推進しております。当事業を通じて「自動車流通DXの経済圏の形成」を主導し、車を「買う・乗る・売る」までのカーライフサイクル全体を包括的に支援する体制を構築しております。 オンライン領域では、マイカーサブスクリプションの「カルモくん」を運営しております。「カーリースカルモくん」は、店舗を持たず全ての手続きをオンラインで完結できるスキームを構築し、個人向けに日系メーカー全車種(注1)の新車・中古車のサブスクリプションサービスを提供しています。マイカーを月額1万円台から持てる日本最安値水準の価格設計に加え、1年~11年の柔軟な契約期間、さらには車検・税金・メンテナンス費・自動車保険・故障保証など、ライフスタイルに応じた付帯サービスも定額で選択可能とすることで、ユーザーの利便性向上と収益機会の最大化を図っております。 オフライン領域では、連結子会社である株式会社パティオを通じて、新車・中古車の車販売を行うとともに、地域密着の対面サポートや整備・板金機能といった実店舗ならではのサービスを提供しております。同社に対し、当社グループが培ってきたDX及びマーケティング、AI活用等のアセットを注入することで、生産性と収益性を高める店舗経営へと深化させております。今後は、この「自動車販売店DXモデル」を全国の中古車販売店へ水平展開するロールアップ戦略を推進し、自動車流通における市場のアップデートを加速してまいります。 当事業の参入する自動車販売市場においては、100年以上続く市場であることから、ビジネスモデルが定着している現状であるため、新たなビジネスモデルが生まれづらい状況であります。当事業では、ホリゾンタルDX事業にて培ってきたDX・マーケティングの知見を活かし、以下の取り組みを行っており、自動車販売における新たな市場創出に取り組んでおります。 ①顧客ターゲットの再定義 ディーラーや自動車販売店が取り扱うローンやリースなどの金融商品は、各社の提携ファイナンス会社が提供するケースが多く、与信の弱い個人は自動車金融商品(注2)を利用できない場合があります。 当事業では、与信の弱い個人向けの安価な商品開発を行うことで、従来自動車金融商品を利用できない層へのマイカー提供可能性を模索しております。 ②非合理が多い車販売市場のDXを推進 従来、個人が自動車を購入する際には、ディーラーや自動車販売店の店舗を訪問する必要がありました。 「カーリースカルモくん」では、車探しから料金シミュレーション、申込といった諸手続を24時間オンラインで受け付けております。また、納車についても顧客の自宅まで配送するというオペレーションを構築しており、実店舗に一度も来店する必要がなくマイカー利用を開始することが可能です。加えて、エンドユーザー、提携金融事業者、ディーラー、陸送事業者、損害保険事業者などのステークホルダーとの業務プロセスをDX化することで、エンドユーザーにおける自動車購入プロセスの利便性を高めるとともに、実店舗を持たない効率性の高い事業運営を行っております。また、連結子会社である株式会社パティオにおいては、オフラインでの車販売プロセスのDX化を推進し、事業運営の効率化を行っております。 ③車販売に関連する市場のDXを推進 主力サービスである「カーリースカルモくん」では、車両本体に加えてマイカーの車検、修理、消耗品の交換などの車の維持に関する維持管理コスト等も含めて月額定額のサブスクリプションとするメンテナンスプランを提供しております。加えて、自動車保険や故障修理保証などの車販売に関連するオプションを提供しており、顧客のニーズに沿ったプラン設計を可能にするとともに、車販売に関連する市場のDX化に取り組んでおります。 また、「カーリースカルモくん」のビジネスモデル上の特徴は、以下のとおりであります。 a. 車両在庫を持たないアセットライトなビジネスモデルの構築 マイカーのサブスクリプションに伴うリース車両については、リース期間にわたり、提携金融事業者が保有するため、中古車リースの一部のスキーム(注3)を除き、当社グループは原則として車両在庫を持たないアセットライトなビジネスモデルを構築しております。 b. 契約獲得に伴うスポット収益と、契約期間中に計上される月額収益 ビジネスモデルとしては、初年度に広告宣伝費を投入して新規顧客を獲得し、契約時における初期紹介手数料としてスポット収益を計上することで、広告投資の即時回収を図っております。その後は契約期間中の月額課金により安定収益を得つつ、契約満了後の車両再リースや買い替えにより追加収益を得る、3層構造の収益モデルとなります。このモデルにより、広告投資の即時回収と、中長期的な月額収益の積み上げを両立しています。 また、当事業は長期契約と非常に低いカスタマーチャーンレートにより、契約残高が安定的に積み上がるビジネスモデルとなっており、蓄積された契約残高に基づき、将来にわたって継続的な売上創出が見込まれる強固な基盤を構築しております。 (注)1.一部貨物車、商用車は取り扱っておりません。 2.自動車金融商品とは、リースや残価設定ローン、マイカーローン、割賦販売による自動車の購入のための金融商品を指します。 3.中古車リースの一部のスキームは、当社にて車両仕入れを行い、顧客との契約が決まった際に提携金融事業者に売却するスキームになっており、提携金融事業者への売却までの期間は当社の車両在庫になります。なお、人気車種を事前に当社にて仕入れを行う場合と顧客からの契約申込に基づき、車両を仕入れる場合がありますが、大半は顧客からの契約申込に基づく車両仕入であり、一時的な在庫として所有するものであります。 (2)ホリゾンタルDX事業 社会構造の変化や消費活動の多様化に伴い、企業におけるマーケティング活動は高度化、複雑化しております。企業においてはDX・マーケティング戦略の迷走や進行の遅延、業務効率化、広告効果の最大化、良質な広告出稿先の確保等のDX課題が生じており、それらに即した施策を実行することが重要な経営課題になってきています。 当事業では、創業以来培ってきたDX・マーケティングを中心とするインターネットを活用した技術・ノウハウを強みにして、特定の産業に限定せず、広範な業種業態の顧客企業に対しての支援を行っております。顧客企業が抱える「戦略の迷走」や「実働人材の不足」といった課題に対し、戦略立案から実行までを一気通貫で支援することで顧客の事業成長に寄与しております。 ①DX&マーケティング事業 DX&マーケティング事業では、インターネットを活用した顧客企業の売上成長・利益成長支援を行っており、デジタル戦略コンサルティングによる課題把握と解決策の特定を起点に、DX&マーケティング実行支援、メディア開発、コンテンツ制作、生成AIによる業務自動化支援等を組み合わせて提供しております。 また、社内外の高度な専門知見を統合したプロフェッショナル・ネットワークを活用し、戦略の策定のみならず、現場での実働支援を行うことで、企業のDX推進を伴走型で支援しております。これまでに2,000社を超える企業支援実績を有しており、顧客企業との継続的な関係構築を通じて、強固な事業基盤を構築しております。 また、当事業における幅広い業種業態の顧客企業に対する事業成長のためのDX・マーケティング/課題把握と課題解決策特定の知見は、新規事業の創出のみならず、他事業・領域における事業成長力や収益力向上に向けた取り組みにもつながっております。具体的には、自動車産業DX事業における各ステークホルダーとの業務オペレーションのDX化、AIを活用した効率化・自動化、エンドユーザー集客におけるインターネット活用やメディア&ソリューション事業におけるアプリ情報サイト「アプリブ」のユーザー集客の効率化などは、当事業から派生する技術・ノウハウに基づくものとなっております。 ②メディア&ソリューション事業 メディア&ソリューション事業では、主に複数のメディアの開発・運営及びデジタル広告に関するソリューション提供を通じ、顧客の事業成長支援を行っております。 具体的には、国内有数のスマートフォンアプリ情報メディア「アプリブ」をはじめ、ゲーム、エンタメ、ライフスタイル、宅食など、多岐にわたる分野でユーザーの意思決定を支援するバーティカルメディアを運営しております。また、これらのメディア群を通じて蓄積された膨大なユーザー行動データと集客ノウハウを強みに、幅広い業種の顧客企業に対して、広告効果を最大化するソリューション(「NYLE TRIDE」等)を提供しております。特定の領域に依存しない多角的なポートフォリオにより、デジタルマーケティング市場における広範な顧客ニーズに対応する体制を構築しております。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,842字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営方針 当社グループは「幸せを、後世に。」のミッションの下、社会に根付く事業作りを通じ、時代を超えて人々の幸せに貢献します。また、豊かで幸せな未来を次の世代に紡いでいくため、ビジョンを「日本を変革する矢」とし、絶え間なき自己変革を繰り返しながら、日本を良くするための事業に挑戦し、日本のDX課題を解決する「産業DXカンパニー」として、各種事業を展開しております。 (2)経営環境及び経営戦略 創業以来、当社グループはDX及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術、ノウハウを蓄積し、その強みを活用して、「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」を運営しております。 自動車産業においては、EVシフトをはじめとする巨大な構造変化の波が押し寄せており、また、個人による自動車保有の手段も多様化しており、オンラインでの車購入は相対的に市場全体に対する比率を高めていくことが予想されます。なお、国内の自動車販売市場においては年間の販売台数約632万台(注1)、市場規模は約25兆円(注2)が見込まれるなど大きな市場となっております。 また、国内DX市場においては、社会構造の変化やインターネットの普及に根ざした消費活動の多様化に伴い、企業の積極的なIT投資や政府の支援を背景に市場規模は約4.2兆円(注3)まで成長しており、あらゆる企業においてDX推進をはじめとしたインターネットを活用した事業成長への投資活動は重要な経営課題となっています。 こうした環境下において、当社グループの自動車産業DX事業及びホリゾンタルDX事業は、全体観として巨大かつ社会的な追い風の中で事業を運営しており、今後も事業規模の成長が見込まれるものと思料いたします。 引き続き、当社グループはホリゾンタルDX事業を通じて様々な産業や事業者の課題を探索・発見し、解決を支援していくとともに、自動車産業DX事業を始めとした特定産業を深掘りするバーティカルなDX事業を開発していくことで、日本のDX前進に貢献してまいります。 こうした前提に立脚した上で、各事業について当社グループの経営戦略は以下となります。 ①自動車産業DX事業 当事業は、オンラインとオフライン、そしてDXを完全に融合させたプラットフォームの構築により、「自動車流通DXの経済圏」の形成を主導してまいります。オンライン領域では、マイカーサブスクリプションの「カーリースカルモくん」において、現在は与信状況や多様なニーズによりマイカー提供に至っていない層に対しアプローチするため、商品ラインナップを拡充してまいります。これにより、成約転換率を最大化させ、広告宣伝投資に対する顧客獲得効率の更なる向上を図ります。オフライン領域においては、連結子会社である株式会社パティオで実証した「自動車販売店DXモデル」を全国の中古車販売店・新車ディーラー店へ水平展開するロールアップ戦略を推進します。アナログな実店舗運営に対し当社グループのDXモジュールを注入することで、買収拠点の収益性とオペレーション効率を最短期間で最大化させてまいります。これらオンラインでの強力な集客・販売基盤と実店舗の販売・サービス拠点を融合させることで、車を「買う・乗る・売る」までの全工程を包括的に支援する産業プラットフォームを完成させ、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。 ②ホリゾンタルDX事業 当事業は、創業初期からこれまで一貫して取り組んでいるDXやデジタルマーケティングに関する技術・ノウハウを強みにして、顧客企業に対するデジタル戦略コンサルティング及びDX&マーケティングコンサルティング支援を主軸にしつつ、生成AIによる業務自動化支援、自社メディア・顧客メディア活用による事業支援及びデジタル広告に関する事業支援を提供しております。当事業においては、デジタル戦略コンサルティングによる課題把握や解決策の特定能力を磨きつつ、生成AI活用支援、BtoB企業のリード獲得支援、マーケティングオートメーション活用支援など、提供可能なソリューションの多様化を継続的に進めてまいります。特に、深刻なDX人材不足という課題に対し、プロフェッショナル・ネットワークによる「現場での実働支援」を徹底することで、戦略と実行の分断を解消し、顧客の事業成長に直結する付加価値の高いソリューションを提供いたします。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、より高い成長性及び収益性を確保する観点から、主な経営指標として各セグメントにおける売上高成長率、営業利益を重視しております。また、売上高の継続的かつ累積的な増加を実現するため、自動車産業DX事業は、カスタマーチャーンレート(注5)、契約残高(注6)、延べ申込件数(注7)、ホリゾンタルDX事業は、顧客継続率(注8)、契約社数(注9)をKPIとしております。 KPIの推移 2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 自動車産業DX事業 カスタマーチャーンレート   0.21%   0.22%   0.23% 契約残高   5,822百万円   6,250百万円   6,527百万円 延べ申込件数   22.5万件   29.2万件   34.3万件 ホリゾンタルDX事業 顧客継続率   92.74%   93.16%   93.79% 契約社数   182件   184件   225件 (注)1.出所:(一社)日本自動車販売協会連合会「新車・年別販売台数(2024年)」、矢野経済研究所「2024年版 中古車流通総覧」 2.年間販売台数約632万台(注1)に自動車整備市場規模及び自動車保険市場を加えて当社グループが推計。出所:総務省統計局「政府統計の総合窓口(2023年)」 3.出所:株式会社 富士キメラ総研 『2024 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望 市場編/企業編』まとまる(2024/4/10発表 第24034号) 4.自動車販売市場における市場規模については、当社グループが外部の統計資料を基に推計したものであり、実際の市場規模と異なる可能性があります。 5.カスタマーチャーンレートは、解約件数を延べ契約件数から過去の解約件数を除いた契約件数で除して算出しております。 6.契約残高とは、メンテナンスサービス等の残存履行義務に配分した取引価額の総額及びカルモあんしん保険の契約期間における収益未計上額の総額になります。 7.延べ申込件数とは、過去累計で獲得した申込件数です。 8.ある月の6ヶ月前以前に取引のあった顧客の数を顧客数とし、また、そのうち当該月以前6ヶ月間において取引がない顧客の数を解約数として顧客数及び解約数を各月毎に計算の上、過去12ヶ月における顧客数の合計(延べ数)から同期間における解約数の合計(延べ数)を控除した数を当該顧客数の合計(延べ数)で除して算出した比率になります。 9.契約社数とは、ホリゾンタルDX事業コンサルティング関連サービスについて、各期間に取引実績のあった社数です。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①人材の採用と育成 当社グループの継続的な事業成長の実現に向けて、DXに造詣の深い多様な人材を採用し、強い組織体制を整備することが重要であると認識しております。積極的な採用活動を推進していく一方で、従業員が中長期にわたって活躍しやすい環境の整備、人事制度の構築やカルチャーの推進等を継続して進めてまいります。 ②情報管理体制の強化 当社グループは、提供するサービスに関連して多数のユーザー企業の機密情報や個人情報を取り扱っております。これらの情報資産を保護するため、情報セキュリティ規程を定め、本規程に基づき情報資産を適切に管理、保護しております。今後も社内教育・研修の実施のほか、システムの強化・整備を実施してまいります。 ③規律的な投資による利益及びキャッシュ・フローの創出 当社グループは事業拡大を目指し、広告宣伝費をはじめとした顧客獲得活動等に積極的に投資を行った結果、過年度より継続して営業損失を計上しております。 自動車産業DX事業におけるサブスクリプションサービスは、そのカスタマーチャーンレートの低さから累計契約件数が増加すれば収益が積み上がるストック型の事業モデルである一方で、顧客獲得費用が先行して計上される特徴があり、契約獲得にあたり赤字が先行することが想定されています。 先行投資に関しては、今後の資金繰りに支障が無いように資金調達を実施しており、当該先行投資の結果として売上も伸長しております。 サブスクリプションサービスの拡大に向けては、顧客獲得効率を重要な指標としてモニタリングを行っており、ホリゾンタルDX事業との収支バランスにも配慮しつつ、一定の投資採算を満たした場合に規律的に投資していくことが、中長期的な利益及びキャッシュ・フローの最大化に寄与するものと考えております。
事業等のリスク9,047字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしも事業展開上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断上、有用であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 なお、当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載内容を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1)事業運営上のリスク ①DX及び自動車関連の市場について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループが事業展開するDX関連市場は企業の積極的なIT投資や生成AI等の普及を背景とした技術革新により急激な変化と拡大を遂げており、今後もさらなる高度化が見込まれるため、当社グループの事業の更なる発展のためには新たな産業DXの開拓が必要であると考えております。また、当社グループの自動車産業DX事業の属する自動車販売市場においては、消費者ニーズの多様化に加え、自動車販売事業者のDXによる業務プロセスの効率化、非対面販売における顧客の利便性向上の需要の高まりにより、当社グループの提供するサブスクリプションサービスの事業展開においても関連する市場が変化していくものと考えており、当社グループは自動車販売プロセスのDX化ノウハウの活用によりこれらの変化への対応に努めてまいります。しかしながら、当社グループが環境変化に適切に対応できなかった場合、又は、予期せぬ原因により関連市場の成長が鈍化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②他社との競合や技術革新等について 発生可能性:高、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが事業展開するマーケティング関連市場では、例えば生成AIの急速な普及スピードを鑑みても技術革新や顧客ニーズの変化のスピードが非常に速く、当社グループにおいては、最新の技術動向や環境変化を常に把握できる体制の構築、優秀な人材の確保及び教育等により技術革新や顧客ニーズの変化に迅速に対応し、提供するソリューションの幅を広げていくよう努めております。昨今では特に生成AIの活用により記事制作の敷居が下がったことから、外注需要に影響を及ぼしており、また外注先に求められるクオリティが上昇傾向にあるため、当社グループが既に有する様々なノウハウや技術を活用し提供可能なソリューションを増強してまいります。また、当社グループが事業展開する自動車販売市場では、既存の事業者に加えて新興事業者や異業種からの参入も多く、当社グループにおいても競合他社との差別化や消費者動向の変化へ迅速に対応しております。しかしながら、競合参入による競争の激化や、技術革新や顧客ニーズの変化に当社グループが対応できない場合、又は、変化への対応のためにシステム投資や人件費等多額の費用を要する場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③先行投資に係るリスク 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループの自動車産業DX事業は、広告宣伝活動の先行投資を必要とする事業であり、2025年度における自動車産業DX事業の広告宣伝費は414,137千円となり、結果として当事業は営業損失を事業開始以降継続して計上しております。同事業はサブスクリプションサービスを展開しており、チャーンレートの低さを背景に、累計契約件数が増加すれば月額収益が積み上がるストック型の事業モデルであります。今後もより多くの顧客の獲得及び顧客獲得効率の向上を目指し、顧客ニーズに合わせた商品ラインナップの拡充などを進め、中長期的な売り上げ拡大及び収益性の向上に向けた取り組みを行っていく方針です。しかしながら、想定どおりの新規商品の投入やマーケティングの効果が得られない場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また資金面においては、2025年度末の現金及び預金は1,225,454千円になります。そのため、キャッシュ・フローを十分に確保できていると考えております。 ④外部事業者への依存に関するリスク 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループの展開する事業全般にわたって、インターネット上におけるマーケティングのソリューション提供やユーザー獲得等において、グローバルに事業展開する巨大企業が提供する検索エンジンサービスを活用しており、当該検索エンジン事業者による検索に関するアルゴリズム変更等へ対応が求められます。また、主にアプリケーションに関連したソリューション提供やメディアの運営等において、グローバルに事業展開する大手テクノロジー企業やプラットフォーム運営事業者による運営方針の変更が生じた場合に対応が求められる場合があります。これらの外部事業者の動向に対しては常に注意を払い、適切な対応を講じてまいりますが、当社グループの環境変化への対応が遅れた場合、又は、変化への対応のためにシステム投資や人件費等多額の費用を要する場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤当社グループの事業提携先との関係について 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループの自動車産業DX事業は、「カーリースカルモくん」を提供するために、オリックス自動車株式会社を中心とした金融事業者との事業連携等の戦略的な提携先との密な関係性を構築することにより、申込から納車にいたるまでの手続をオンライン主体で行うとともに、顧客の自宅に納車するオペレーションを構築しております。かかる提携先との良好な関係の維持に努めますが、関係性が、当社グループの想定どおりに顧客基盤の拡大に寄与しない場合や提携先との関係が悪化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥車両の確保に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループの自動車産業DX事業は、新車・中古車両をサブスクリプションサービスの対象として取り扱っております。当社グループでは取引先との関係を密接に保つとともに効率的なオペレーションの構築を行うことによりサービスの安定的な提供に努めてまいりますが、需要の急増や自動車メーカーの出荷停止による車両の不足や天災地変、その他の要因によりサブスクリプションサービスの対象となる車両の確保に重大な支障をきたした場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは中古車売買のために必要な範囲で古物商許可(古物営業法、東京都公安委員会所管)を取得しており、これまで許可の取り消しを受けたことはありませんが、今後、欠格事由又は取消事由に該当する事実が発生し、許可取消等の事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦取引先の選定、与信のリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、取引先の選定にあたって事前の与信調査を可能な範囲で行っておりますが、通常予測し得ない何らかの事情により取引先の与信が低下し、債権回収不能等による経済的損失が発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの自動車産業DX事業の顧客に対する与信判断は、提携金融事業者にて行われているため、提携金融事業者の与信判断基準が何らかの事情により変更された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧メンテナンスサービスに関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループの自動車産業DX事業は、顧客に対して、整備費用等のメンテナンスサービスを中心としたオプションをリース期間にわたり提供し、顧客からその対価として定額の月額料金を受領しております。メンテナンスサービスについて整備費用の単価及び利用回数に制限を設けておりますが、整備件数の増加や整備費用の単価上昇等を原因として、整備費用等の原価が想定より著しく増加した場合には、メンテナンスサービスに関して想定していた収益性を確保することができず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨記事作成などの品質管理リスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 記事等のコンテンツ制作を行う場合は、法令遵守及び高い品質を保つため、社内マニュアルに沿った運用を通して検査を行っております。コンテンツに携わる外部委託が発生する場合も同様です。しかしながら、掲載したコンテンツに誤りや著作権法違反等が発生した場合、損害賠償請求を受けることも考えられ、その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩インターネット接続・利用やシステムに関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが提供するサービスは、インフラとしてのインターネットの通信環境に影響を受けており、インターネットに障害等が発生した場合や、ネットワーク事業者によるインターネット接続サービスの内容や価格の変更、法規制等の動向によって、当社グループが提供するサービスの質が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループはシステムトラブルの発生可能性を低減するために、安定的運用のためのシステム強化、セキュリティ強化を行っており、トラブルが発生した場合においても短時間で復旧できるような体制を整えております。しかしながら、システムへの一時的な過負荷や電力供給の停止、ソフトウェアの不具合、コンピュータウイルスや外部からの不正な手段によるコンピュータへの侵入、天災地変その他の要因によりシステムがダウンした場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪法的規制等に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 現時点では、当社グループの事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はありませんが、当社グループが提供するサービスは、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」「個人情報の保護に関する法律」、「著作権法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「古物営業法」等の規制を受けております。今後法的規制等の改正や業界の自主ルールが整備されることなどにより、当社グループの事業が何らかの制約を受けることとなった場合や規制強化等の対応が求められることとなった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫訴訟に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、リスク・コンプライアンス委員会で訴訟リスクを含むリスク管理の全社的推進を行う他、契約等を進めるには法務確認が入るフローが確立されております。また、弁護士等の専門家による確認も適宜行うことで、訴訟リスクの低減が図られております。しかしながら、後述する個人情報の不正アクセスによる情報流出、知的財産権の侵害や当初予想し得ないトラブルの発生等による訴訟リスクが考えられ、その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬金利変動に関するリスク 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループでは、資金調達を主に銀行借入により行っており、金利変動リスクがあります。金利上昇によるコストの増加を事業活動において吸収できない場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える場合があります。 ⑭風評被害に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 法令遵守違反などの不適切な行為が発覚した場合は、速やかに適切な対応を図ってまいりますが、当社グループに対する悪質な風評が、マスコミ報道やインターネット上の書き込み等により発生・流布し、また商号等を騙った詐欺又は詐欺的行為が発生した場合は、それが正確な事実に基づくものであるか否かにかかわらず、当社グループの社会的信用が毀損し、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、サービスの質の向上に努めるとともに定期的にインターネット上の風評を調査し、これらの風評の早期発見及び影響の極小化に努めております。 (2)会社組織に関するリスク ①内部管理体制に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、コーポレート・ガバナンス体制の充実を重要な経営課題と認識しており、今後の事業拡大に対応するため、内部管理体制の充実を図っていく方針です。しかしながら、当社グループの急速な事業展開及び会社規模の拡大に内部管理体制の整備が追いつかなかった場合には、業務運営に支障をきたし、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②人材の採用・育成に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループが、今後とも企業規模を拡大していくためには、当社グループのミッション、ビジョン、バリューに共感し、当社グループのカルチャーに適合する高い意欲を持った優秀な人材を確保することが必要不可欠です。当社グループは、グループ規模拡大やサービス向上に必要な優秀な人材の確保のため、今後も必要に応じて採用活動を行っていく予定ではありますが、人材獲得競争の激化や市場ニーズの変化等により、優秀な人材が十分に獲得できなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 入社後には入社時研修や人事によるオンボーディングプロセスのサポート、現場OJTを通して、早期に本人のパフォーマンスを最大限に活かして活躍できるよう対応しておりますが、採用時にミスマッチが発生し、育成スピードが期待に満たない場合には、活躍できるまでに時間を要したり、場合によっては本人判断で離職してしまうことがあります。その場合、増員によって期待された事業成長が一時的に減速し、生産性が低下する可能性があります。 また、社内での継続的な成長支援や将来に向けてのキャリア開発支援についてもさまざまな施策を行い注力しておりますが、市場トレンドの変化が早く、人材の流動性も非常に高い業界でもあることから、長く在籍し活躍している社員が、新たな環境・新たなチャレンジの機会を求めて離職してしまうことで一時的に業績や生産性に悪影響が出る可能性があります。 ③特定人物への依存に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社の代表取締役社長である高橋飛翔は、当社設立以来当社の事業に深く関与し、マーケティング全般に関する豊富な知識と経験を有しており、経営戦略の構築やその実行に際して重要な役割を担っております。当社グループは、特定の人物に依存しない体制を構築すべく組織体制の強化を図り、高橋飛翔に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により高橋飛翔の当社グループにおける業務執行が困難になった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④個人情報を含む顧客情報等の管理体制に関するリスク 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループは、自社事業において会員等の個人情報(氏名、メールアドレス、住所等)を取得しているため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課されております。当社グループでは、個人情報及び顧客の企業情報等の管理について、法令を遵守し、アクセス権限設定、従業員の行動管理等、情報の取扱いには細心の注意を払い、最大限の取組みを行っております。しかし、万一、外部からの不正アクセスやオペレーションミスなどにより情報の外部流出が発生した場合には、当社グループに対して損害賠償請求がなされ、また訴訟等により、社会的信用を失う可能性があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤知的財産権の管理に関するリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社グループは、第三者に対する知的財産権を侵害することがないように常に細心の注意を払って事業活動を行っております。現在までのところ、当社グループの認識する限り、第三者の知的財産権を侵害したこと及び侵害を理由とした損害賠償等の訴訟が発生している事実はありませんが、今後当社グループの調査・確認漏れ、不測の事態の発生等により、第三者の知的財産権に抵触する等の理由から、損害賠償請求や使用差止請求等を受けるような事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)その他のリスク ①配当政策 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社は創業以来配当を実施しておらず、当面は内部留保による財務体質の強化及び将来の事業展開のための投資に充当することにより、更なる事業拡大を目指すことが、株主に対する利益還元につながると考えております。中長期的には株主への利益還元については、重要な経営課題として捉え、財政状態及び経営成績を勘案しつつ配当の実施を検討してまいりますが、利益計画が当社グループの想定どおりに進捗せず、今後安定的に利益を計上できない状態が続いた場合には、配当による株主還元が困難となる可能性があります。 ②新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 発生可能性:高、発生可能性のある時期:1年以内、影響度:小 当社グループは、当社グループの役員、従業員、外部協力者に対して当社株式に係る新株予約権を付与しており、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は1,482,500株であり、発行済株式総数8,536,800株の17.4%に相当しております。 今後もストック・オプションとしての新株予約権を付与する可能性があります。これら既存の新株予約権や将来付与する新株予約権が行使された場合には、当社株式の1株当たりの株式価値が希薄化し、当社の株価に影響を及ぼす可能性があります。 ③ベンチャーキャピタル等の株式所有割合 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 一般的に、ベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下「ベンチャーキャピタル等」という。)による株式の所有目的は、株式上場後に株式を売却してキャピタルゲインを得ることにあるため、当社株式の株価推移によっては、ベンチャーキャピタル等が所有する株式の全部又は一部を売却する可能性が考えられます。その場合、株式市場における当社株式の需給バランスが一時的に損なわれ、当社の株価に影響を及ぼす可能性があります。 ④M&A及び資本業務提携 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、成長戦略として、既存事業の関連分野におけるM&Aや資本業務提携を一つの選択肢としております。その実施にあたっては市場動向や顧客のニーズ、相手先企業の業績、財政状況及びリスク分析等を慎重に行い、相手先企業を選定し、資金を投下することとしております。しかしながら、事前の調査・検討にもかかわらず事業環境の急速な悪化や想定外の事態の発生等により、当初想定していた事業のシナジー効果が得られない、取得後の事業の維持及び統合につき想定以上のコストが生じる、取得した事業の損益が当初の目標どおりに推移しない可能性、のれんの減損が必要になる等、期待した投資のリターンが得られない可能性があり、これに起因して当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤自然災害等のリスク 発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループの事業の遂行は、インターネットや第三者が提供するクラウドサーバー等に依存しています。当社グループでは、定期的なデータのバックアップ、システムの稼働状況の常時監視等により、自然災害等による事業への障害発生を事前に防止し又は回避するよう努めておりますが、地震、火山、台風、大雨、大雪、火災、洪水等の自然災害、事故、人為的なミス等が発生した場合には、インフラの使用不能又はソリューションの開発及び改良の遅延や中断が生じること等により、事業を継続することができない等の支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥のれんの減損に関するリスク 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小 当社グループは、M&Aの際に生じたのれんとして2025年12月末時点で32,616千円を計上し、一定期間で償却を行っております。当該のれんについては将来の収益力を適切に反映しているものと判断しておりますが、今後、事業環境の変化等により期待する成果が得られなかった場合には、当該のれんについて減損損失を計上し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,465字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当社グループは「幸せを、後世に。」のミッションの下、社会に根付く事業作りを通じ、時代を超えて人々の幸せに貢献します。また、豊かで幸せな未来を次の世代に紡いでいくため、ビジョンを「日本を変革する矢」とし、絶え間なき自己変革を繰り返しながら、日本を良くするための事業に挑戦し、日本のDX課題を解決する「産業DXカンパニー」として、各種事業を展開しております。 創業以来、当社グループはDX及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術・ノウハウを蓄積し、その強みを活用して、「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」を運営しております。今後も様々な領域で画期的な事業を創出し、デジタルマーケティングの知見を駆使した事業づくりを通じて、社会をより良く変えていくべく取り組んでまいります。 当連結会計年度における日本経済におきましては、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加に加え、堅調な企業収益を背景に内需を中心とした緩やかな回復が継続いたしました。一方で、物価上昇の長期化による個人消費への影響や、米国の通商政策、為替相場の変動など、海外景気の下振れが国内景気を下押しするリスクもあり、先行きについては引き続き注視する必要があります。 このような環境のなか、自動車産業DX事業における大幅な成長と第4四半期連結会計期間でのセグメント黒字化、及びホリゾンタルDX事業における旺盛な需要を背景とした増益確保が寄与し、当社グループの収益体質は大きく改善いたしました。この結果、第4四半期連結会計期間において親会社株主に帰属する四半期純利益を計上するとともに、通期の営業損失についても前期比で572,223千円改善し、営業損失を大幅に縮小いたしました。 その結果、当連結会計年度における売上高は6,730,288千円(前期比23.1%増)、営業損失は105,746千円(前期は営業損失677,969千円)、経常損失は142,110千円(前期は経常損失695,954千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は152,532千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失703,266千円)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 a.自動車産業DX事業 自動車産業DX事業は、当社グループのコアコンピタンスであるDX及びマーケティングの知見を活かし、非合理が多い車販売市場のDXを「オンライン」と「オフライン」の双方からアプローチすることで、自動車業界全体のDXを推進しております。当事業を通じて「自動車流通DXの経済圏」の形成を主導し、車を「買う・乗る・売る」までのカーライフサイクル全体を包括的に支援する体制を構築しております。 オンライン領域では、マイカーサブスクリプションの「カルモくん」を運営しております。「カーリースカルモくん」は、店舗を持たず全ての手続きをオンラインで完結できるスキームを構築し、個人向けに新車・中古車のカーリースを提供しています。マイカーを月額1万円台から持てる日本最安値水準の価格設計に加え、1年~11年の柔軟な契約期間、さらには車検・税金・メンテナンス費・自動車保険・故障保証など、ライフスタイルに応じた付帯サービスも定額で選択可能とすることで、LTVの最大化を実現しています。 ビジネスモデルとしては、初年度に広告宣伝費を投入して新規顧客を獲得し、契約時における初期紹介手数料としてスポット収益を計上することで、広告投資の即時回収を図っております。その後は契約期間中の月額課金により安定収益を得つつ、契約満了後の車両再リースや買い替えにより追加収益を得る、3層構造の収益モデルとなります。このモデルにより、広告投資の即時回収と、中長期的な月額収益の積み上げを両立しています。 また、当事業は長期契約と非常に低いカスタマーチャーンレートにより、契約残高が安定的に積み上がるビジネスモデルとなっており、蓄積された契約残高に基づき、将来にわたって継続的な売上創出が見込まれる強固な基盤を構築しております。 一方、オフライン領域では、連結子会社である株式会社パティオを通じて、地域密着の対面サポートや整備・板金機能といった実店舗ならではの安心感を提供しております。同社に対し、ナイル独自のDXやAIのアセットを注入することで、生産性と収益性を高める店舗経営へと深化させております。今後は、この「自動車販売店DXモデル」を全国の中古車販売店へ水平展開するロールアップ戦略を推進し、自動車流通における市場のアップデートを加速してまいります。 当連結会計年度においては、前期に連結子会社化した株式会社パティオにおけるPMIの進展と当期を通じた業績寄与に加え、商品拡充や月額収益の着実な積み上げ、さらには顧客獲得効率の改善が奏功いたしました。これらの取り組みにより、売上高・利益ともに大幅な成長を達成し、特に第4四半期連結会計期間においてセグメント黒字化を実現するなど、収益体質への転換が鮮明となりました。 この結果、当事業の経営成績は、売上高は4,457,117千円(前期比41.5%増)、セグメント損失は230,527千円(前期はセグメント損失740,928千円)となりました。 b.ホリゾンタルDX事業 ホリゾンタルDX事業は、創業以来培ってきたDXやデジタルマーケティングに関する技術・ノウハウを強みにして、顧客企業に対するコンサルティングサービスを主軸にしつつ、生成AI活用支援やメディア運営、デジタル広告ソリューションなどを通じた包括的なサービスを展開しています。顧客の課題・ニーズに応じて、当社グループが持つソリューションを組み合わせ、戦略から実行まで一気通貫で支援を行っています。 また、2025年11月には、生成AI時代の深刻な実働人材不足という課題解決に向け、プロフェッショナル・ネットワークによる戦略実行支援サービス「Nyle X Partners」の提供を開始しました。 当連結会計年度においては、顧客ニーズに即したソリューション拡充と事業運営の最適化を推進いたしました。売上高については、前連結会計年度を下回る推移となったものの、足元の旺盛な需要を背景とした第4四半期連結会計期間の大幅な成長が寄与し、営業利益については前年を上回る増益を確保いたしました。 この結果、当事業の経営成績は、売上高は2,273,171千円(前期比1.9%減)、セグメント利益は458,072千円(前期比4.6%増)となりました。 ②財政状態に関する状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は2,612,211千円となり、前連結会計年度末に比べ271,629千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が57,617千円減少、売掛金及び契約資産が120,108千円増加、商品が173,154千円増加したことによるものであります。固定資産は530,056千円となり、前連結会計年度末に比べ41,996千円減少いたしました。これは主に有形固定資産が6,227千円増加、無形固定資産が6,139千円減少、投資その他の資産が42,083千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は、3,142,268千円となり、前連結会計年度末に比べ229,632千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,563,138千円となり、前連結会計年度末に比べ330,276千円増加いたしました。これは主に買掛金が59,234千円増加、短期借入金が29,900千円増加、1年内返済予定の長期借入金が151,712千円増加、契約負債が32,512千円増加したことによるものであります。固定負債は1,135,161千円となり、前連結会計年度末に比べ46,408千円増加いたしました。これは主に長期借入金が44,641千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は、2,698,299千円となり、前連結会計年度末に比べ376,684千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は443,968千円となり、前連結会計年度末に比べ147,051千円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失を152,532千円計上したことによるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,094,654千円となり、前連結会計年度末に比べ140,316千円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により減少した資金は、257,877千円(前連結会計年度は1,091,436千円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失140,816千円の計上、棚卸資産の増加167,482千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は、108,012千円(前連結会計年度は40,044千円の増加)となりました。これは主に、定期積金の預入による支出90,000千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により増加した資金は、225,807千円(前連結会計年度は193,900千円の増加)となりました。これは主に、長期借入れによる収入580,000千円、短期借入金の返済による支出450,100千円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産及び受注実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 自動車産業DX事業   4,457,117   41.5 ホリゾンタルDX事業   2,273,171   △1.9 合計   6,730,288   23.1 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) オリックス自動車株式会社   1,611,671   29.5   1,952,180   29.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものです。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りの不確実性により、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 ③資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、主に自動車産業DX事業において、認知度の向上及びユーザー数の拡大をすべく、積極的に広告宣伝活動を実施してまいりましたが、今後も広告宣伝投資を継続して実施する方針です。当社グループの資金需要の一定割合は広告宣伝投資であり、必要な資金は自己資金、金融事業者からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していくことを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位等に特段方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に検討を行う予定であります。 ④経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ⑤経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。

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出典

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