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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

フォーバル・リアルストレート

Forval RealStraight Inc.9423 · Standard · 情報・通信業

オフィス移転に特化したソリューション企業。不動産仲介から内装工事までを一括で手掛ける。

概要

フォーバル・リアルストレートは、1995年に名古屋で通信機器販売会社として設立され、現在は東京都千代田区に本社を置く企業向けオフィスソリューション事業者である。従業員114名、2026年3月期の連結売上高は約46億円。オフィス移転時の不動産仲介、内装工事、ICTインフラ整備から家具手配までを一貫して提供する点が特徴で、ジャスダック(現スタンダード市場)に上場している。

オフィス移転を総合支援する事業モデル

当社グループの核となる事業は、企業のオフィス移転時に発生するあらゆるニーズを単一窓口で請け負うソリューション事業である。具体的には、物件探し(仲介)から内装工事、電気・通信回線等のインフラ整備、オフィス家具やOA機器の手配までをトータルにコーディネートする。顧客は移転先の決定から入居までの工程を一社に任せられるため、手間と時間を削減できる。このワンストップ型のサービスモデルが競争優位性の源泉であり、同社はこれを「ワークプレイスの創造」と位置づけている。また、既存ビルのバリューアップ(リニューアル)需要にも対応し、居抜き物件の情報提供サイト「イヌキング」や「Value Office」を運営する。さらに、2026年3月期よりサブリース事業を新たな柱として立ち上げ、ビルオーナーとテナントの双方に価値を提供するビジネスを開始した。これらのサービスはすべてソリューション事業として単一セグメントで報告されている。

収益の大半を内装工事が占める構造

当社の売上高は、内装工事及びそれに付随するサービスが圧倒的な比率を占める。2026年3月期の連結決算では、内装工事関連の売上高が4,333,965千円(約43.3億円)であり、全体の売上高4,563,715千円の約95%を占めた。残りは不動産仲介等の手数料収入229,749千円(約2.3億円)である。このように、収益の大部分は工事案件の受注に依存しており、同社は一般建設業許可を2020年2月に取得して自社施工体制を強化している。また、売上高は成長傾向にあり、2017年3月期の約11億円から2026年3月期の約46億円へと約4倍に拡大した。営業利益は1.39億円、純利益は1.69億円(2026年3月期)と安定的に黒字を維持している。自己資本比率は39.8%であり、有利子負債はゼロと財務体質は健全である。

子会社連携とグループ体制

当社グループは、単体企業から子会社との連携により事業範囲を拡大してきた。2004年に設立した株式会社アンタック(後に株式会社FRSファシリティーズに商号変更)は、通信回線取次事業を目的としていたが、後に内装工事・建設業を担う子会社となった。2021年1月、当社はこの完全子会社を吸収合併し、グループ内の機能を統合した。さらに2025年4月には、株式会社第一工芸社の全株式を取得し、完全子会社化した。第一工芸社の具体的な事業内容は有価証券報告書に明記されていないが、グループ全体としてのサービス品目拡充に寄与すると見られる。現在、グループはフォーバル・リアルストレート(単体)と第一工芸社の2社で構成され、従業員数は連結ベースで114名である。子会社化によって、オフィスソリューションの川上から川下までを自社で完結できる体制を整えつつある。

東京を中心とした事業展開

同社の事業拠点は、設立当初は名古屋(中村区)であったが、2009年に本社を東京(品川区→渋谷区→千代田区)に移転し、以降は首都圏を主戦場としている。オフィス需要の大部分が集中する東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の空室率や賃料動向が業績に直接影響を与える。2026年3月末時点の都心5区の平均空室率は2.22%と低水準で、平均賃料は22,302円/坪と上昇傾向にある。このような市場環境が、同社の仲介・内装事業の追い風となっている。また、同社はオンラインサービスを通じて全国からの問い合わせに対応しているが、施工や物件案内は物理的な制約があるため、当面は首都圏が主要営業エリアであると考えられる。今後、サブリース事業を拡大するにあたり、さらなる地域拡大の可能性がある。

業界の中での役割はオフィス移転市場向けトータルサポートプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
46億円
営業利益
1億円
営業利益率
2.2%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01オフィス移転市場主力

企業のオフィス移転時に、不動産物件の仲介から内装工事、各種インフラやオフィス機器・什器の手配までを一括して提供し、移転をトータルにサポートする。

主な製品・サービス3
不動産仲介サービス
オフィス移転に適した物件の紹介・仲介を行う。
内装工事
移転先オフィスの内装工事を手掛ける。
インフラ・オフィス機器手配
電話・ネットワーク等のインフラや、オフィス機器・什器の手配を代行する。

製品と技術

不動産仲介プラットフォーム群「らくらくオフィス探し」「Value Office」「イヌキング」

同社は、自社運営のオンラインプラットフォームを通じてオフィス物件情報を提供している。「らくらくオフィス探し」は賃貸オフィス探し依頼サイトであり、ユーザーが条件を入力すると同社の仲介担当者が物件を提案する仕組みである。「イヌキング」は居抜き物件(前テナントの内装をそのまま利用できる物件)に特化した情報サービスで、居抜きならではのメリット(工事費削減、早期入居)を訴求する。「Value Office」は居抜き・セットアップオフィス専門サイトで、ユーザーが直接物件を検索・比較できる。これらのプラットフォームは、同社の顧客獲得チャネルとして機能するだけでなく、市場の物件情報を収集・分析するデータベースとしても活用されている。収益は主に成約時の仲介手数料であり、内装工事とのクロスセルに結びつくケースが多い。

オフィス内装工事と建設業許可による自社施工体制

内装工事は同社の売上高の約95%を占める中核サービスである。同社は2020年2月に一般建設業許可を取得し、自社で設計・施工管理を行える体制を構築した。これにより、外注先に依存せず品質と納期をコントロールできるようになり、顧客の要望に柔軟に対応可能となった。具体的には、オフィスのレイアウト設計、壁・床・天井の改装、照明・空調設備の設置、電気配線工事などを一貫して請け負う。また、内装工事とあわせてオフィス家具やOA機器の手配も代行し、移転作業の負担を軽減する。2021年に子会社FRSファシリティーズを吸収合併したことで、内装工事に関するノウハウが集約され、施工能力が向上した。同社は「既存ビルのバリューアップ需要」にも積極的に対応しており、築古ビルのリニューアル工事も手掛けている。

ICT環境構築とインフラ整備サービス

オフィス移転には、電気・通信回線・ネットワークなどのインフラ整備が不可欠である。同社はこれらのICT環境構築を内装工事と並行して提供している。具体的には、インターネット回線の開通手配、電話交換機の設置、Wi-Fi環境の設計、サーバールームの工事などに対応する。同社のルーツが通信機器販売にあることから、通信インフラに関する知見は創業以来の強みである。また、オフィス機器(コピー機、複合機、プロジェクター等)や什器の手配も代行し、移転先での業務開始をスムーズにする。この一連のサービスをパッケージ化することで、顧客は複数の業者に個別に発注する手間が省け、コスト削減にもつながる。同社はこれを「トータルサポート」と称し、他社との差別化要素としている。

「デルフィーノ」抗菌サービスとサブリース事業

2017年7月に開始した抗菌サービス「デルフィーノ」は、オフィス内のドアノブ、デスク、椅子、手すりなど、高頻度で触れる箇所に抗菌コーティングを施すサービスである。感染症対策への関心が高まる中で投入されたサービスであり、オフィス移転やリニューアルの付加価値として提案されている。施術には専用の薬剤と機材を用い、効果は一定期間持続する。一方、2026年3月期より開始したサブリース事業は、同社がビルオーナーから物件を一括借り上げし、テナントに転貸するビジネスである。これにより、仲介手数料だけでなく賃料差益が得られる。サブリースは不動産仲介と内装工事の知見を融合させた独自モデルであり、ビルオーナーには空室リスクの軽減、テナントには初期費用の抑制を提案する。同事業はまだ開始されたばかりで、今後の成長が期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

売上30億円級、営業黒字化途上

フォーバル・リアルストレートは情報・通信業に属し、売上高約31億円(FY24)と小規模ながら、FY26には46億円への拡大と営業利益率2.17%の黒字化計画を持つ。同業のソラコムやCocoliveと比べ規模は小さいが、IoT関連ソリューションに特化し成長を目指す。しかし、現時点では営業損益が不明瞭で、収益性の改善が急務。

強み

  • IoT関連のソリューション提供に特化し、ニッチ市場で差別化。
  • FY26に売上46億円へ50%増を計画、明確な成長目標。
  • FY26に営業利益率2.17%と黒字転換を見込む。
  • 少人数組織で意思決定が速く、変化への対応力がある。

課題

  • 過去実績の営業利益率が未開示で、収益構造が不明。
  • ソラコム等との競合で、独自性の持続が課題。
  • 売上30億円未満で、資源制約が成長の壁に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がフォーバル・リアルストレート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
19423フォーバル・リアルストレート25億円14.8倍
2149Aシンカ25億円
34069BlueMeme25億円20.2倍
4519Aベーシック25億円8.6倍
5340Aジグザグ25億円11.2倍
64387ZUU25億円
73802エコミック24億円20.7倍
8304Aフォルシア24億円49.8倍
94260ハイブリッドテクノロジーズ24億円696.7倍
103970イノベーション24億円
115242アイズ23億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

通信機器販売会社として名古屋で設立された1995年

1995年3月、名古屋市中村区名駅五丁目において、通信機器及び事務機器販売を事業目的とする「株式会社東海ビジネス」が設立された。これが現在のフォーバル・リアルストレートの源流である。設立時の資本金は記録にないが、当初は通信機器や事務機器の販売が主業であり、後にオフィスソリューション事業へと転換する土台となった。名古屋での創業は、当時の中京圏のビジネス需要を見込んだものと考えられる。2000年4月には社名を「株式会社フリード」に変更し、事業拡大の準備を進めた。この時期、同社は地場の通信機器販売業者として一定の顧客基盤を構築していたと推測されるが、詳細な業績は開示されていない。

子会社設立とジャスダック上場による成長資金調達

2004年11月、同社は通信回線取次事業のサービス拡充を目的として「株式会社アンタック」(後のFRSファシリティーズ)を設立した。同時期に第三者割当増資を実施し、資本金を82,090千円へ増加。翌2005年3月にはさらに増資し、114,340千円となった。同年11月、同社はジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)へ上場を果たし、資本金は310,690千円に増加した。上場により得た資金は、事業拡大と子会社への投資に振り向けられた。その後も2006年から2009年にかけて新株予約権の行使や第三者割当増資を繰り返し、資本金は771,149千円まで膨らんだ。この積極的な資金調達は、オフィスソリューション事業への本格参入を見据えた事前投資の性格が強かった。

社名変更とオフィスソリューション事業への転換(2009年)

2009年7月、同社は社名を「株式会社フォーバル・リアルストレート」に変更し、同時に本社を東京都品川区から渋谷区へ移転した。これに伴い、オフィス移転をトータルにサポートするオフィスソリューション事業を新たに開始した。従来の通信機器販売から、不動産仲介・内装工事・インフラ整備を含む総合サービスへの転換である。同年8月には資本金を100,000千円に大幅減資し、財務体質を改善。同年9月には宅地建物取引業免許を取得し、不動産仲介業務を本格化させた。この戦略転換は、通信機器販売だけでは成長に限界があると判断した結果であり、以後、同社の収益構造は内装工事中心へとシフトしていく。

オンラインサービスとブランド拡充(2012〜2016年)

2011年7月、同社は通称社名として「株式会社FRS」を採用し、ブランド統一を図った。2012年4月には賃貸オフィス探し依頼サイト「らくらくオフィス探し」を開設し、インターネット経由での顧客獲得を開始。同年6月には居抜き物件情報サービス「イヌキング」を開始し、空き物件の有効活用を提案した。2016年9月には居抜き・セットアップオフィス専門サイト「Value Office」を開設し、オンラインマーケティングを強化。これらのプラットフォームは、中小企業が手軽にオフィス情報を得られるチャネルとして機能し、問い合わせ数の増加に寄与した。また、2017年7月にはオフィスまるごと抗菌サービス「デルフィーノ」のWebページを開設し、衛生意識の高まりに対応した新サービスを投入した。

子会社吸収と建設業許可取得による事業基盤強化(2017〜2021年)

2017年7月に抗菌サービスの提供を開始した後、2020年2月には同社自身が一般建設業許可を取得した。これにより、内装工事を自社で施工できる体制を整え、外注依存度を低減した。2021年1月には、完全子会社である株式会社FRSファシリティーズ(旧アンタック)を吸収合併し、グループ内の重複機能を整理した。合併により、内装工事の設計・施工管理に関するノウハウが同社本体に集約され、ワンストップサービスの品質が向上した。また、2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、同社の株式はJASDAQ市場からスタンダード市場へ移行した。これにより、投資家からの認知度向上が期待された。

第一工芸社の買収による新たな成長ステージ(2025年)

2025年4月、同社は株式会社第一工芸社の全株式を取得し、完全子会社とした。この買収は、有価証券報告書の提出日(2026年6月)の直近に行われた重要な企業結合である。第一工芸社がどのような事業を営んでいるかは開示されていないが、同社が「事業成長に向けた取組」の中でサブリース事業やバリューアップ需要への対応を重点課題に掲げていることから、買収によって不動産関連のサービス品目や施工能力を補完した可能性が高い。これにより、フォーバル・リアルストレートグループは従来のオフィス移転支援に加え、ビル運営や資産活用の領域にも進出しつつある。2026年3月期の連結売上高は約46億円と過去最高を更新し、グループ全体の成長が加速している。

年表31件を開く

1990年代

  • 1995年3月創業通信機器及び事務機器販売を事業目的として、名古屋市中村区名駅五丁目に「株式会社東海ビジネス」(現 株式会社フォーバル・リアルストレート)を設立

2000年代

  • 2000年4月商号変更「株式会社東海ビジネス」を「株式会社フリード」に社名変更
  • 2004年11月創業通信回線取次事業のサービス拡充を目的として「株式会社アンタック」(現株式会社FRSファシリティーズ)を設立
  • 2004年11月第三者割当により資本金を82,090,000円へ増資
  • 2005年3月第三者割当により資本金を114,340,000円へ増資
  • 2005年11月上場ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))へ上場、資本金を310,690,000円へ増資
  • 2006年12月新株予約権の権利行使により資本金を462,518,860円へ増資
  • 2007年12月第三者割当増資により資本金を541,131,860円へ増資
  • 2009年2月第三者割当増資により資本金を771,149,360円へ増資
  • 2009年7月商号変更「株式会社フリード」を「株式会社フォーバル・リアルストレート」に社名変更
  • 2009年7月本社(旧東京オフィス)を東京都品川区から東京都渋谷区に移転開設
  • 2009年7月オフィス移転をトータルにサポートするオフィスソリューション事業を開始
  • 2009年8月資本金を771,149,360円から100,000,000円へ減資
  • 2009年9月宅地建物取引業免許取得

2010年代

  • 2010年3月プライバシーマーク取得
  • 2011年3月第三者割当増資により資本金を146,505,550円へ増資
  • 2011年7月事業拡大のため本社を移転、通称社名として「株式会社FRS」を採用
  • 2012年4月賃貸オフィス探し依頼サイト「らくらくオフィス探し」オープン
  • 2012年6月居抜き情報サービス「イヌキング」開始
  • 2012年8月株式会社FRSファシリティーズにて一般建設業許可を取得
  • 2013年3月第三者割当増資により資本金を176,506,300円へ増資
  • 2013年11月商号変更普通株式1株を100株に株式分割、単元株制度を導入し1単元の株式数を100株に変更
  • 2014年8月本社を東京都渋谷区から東京都千代田区に移転開設
  • 2015年3月第三者割当増資により資本金を227,655,912円へ増資
  • 2015年8月資本金を229,822,913円から52,167,001円へ減資
  • 2016年9月居抜き・セットアップオフィス専門サイト「Value Office」オープン
  • 2017年7月オフィスまるごと抗菌サービス「デルフィーノ」Webページオープン

2020年代

  • 2020年2月一般建設業許可を取得
  • 2021年1月M&A完全子会社である株式会社FRSファシリティーズを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ市場からスタンダード市場へ移行
  • 2025年4月M&A株式会社第一工芸社を株式取得により完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ワークプレイス事業の高付加価値化

    オフィスを企業価値最大化の拠点と位置づけ、採用コンサルティング、データに基づくサービス品質向上、既存ビルバリューアップ、サブリース事業の新設により収益基盤を拡大する。

  2. 02

    マーケティングとブランド強化

    オウンドメディアやSNSで知見発信、成功事例公開、ターゲット広告、MAツール導入によりリード獲得とブランド認知を向上し、競合との差別化を図る。

  3. 03

    人材の採用・育成と評価制度の再構築

    行動や成長過程を評価する人事制度の構築、推奨資格拡充、採用強化、次世代幹部向け研修拡充により持続可能な組織づくりを進める。

  4. 04

    ガバナンス強化

    取締役会・監査体制強化、社内規程見直し、コンプライアンス・情報セキュリティ教育の継続により透明性・健全性の高い経営体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で114人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は718万円で、9期前と比べて+8.1%平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は5.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月51
2018年3月56
2019年3月66435.64.066
2020年3月68536.04.769
2021年3月67435.45.273
2022年3月63135.95.875
2023年3月74736.26.278
2024年3月78137.36.980
2025年3月72737.27.185
2026年3月71838.95.8114

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
東京オフィス — 東京都千代田区25百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社フォーバル(注1)
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
    議決権51.2%
  • 国内
    株式会社第一工芸社(注2、3)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は46億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+48.4%、利益が+0.0%。

売上高
+48.4%
46億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
2.2%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高48億円46億円
営業利益2億円1億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥3¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q70
2024年1Q800.00
2024年2Q8112.51
2024年3Q7114.30
2024年4Q80
2025年2Q1815.61
2025年4Q130
2026年2Q2200.00
2026年4Q2414.22
2027年1Q1200.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は8億円から46億円へ5.8倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
普通株式1株を100株に株式分割、単元株制度を導入し1単元の株式数を100株に変更
2013年3月800
本社を東京都渋谷区から東京都千代田区に移転開設
2014年3月6−1−1
2015年3月700
2016年3月900
2017年3月1101
2018年3月1311
2019年3月1511
2020年3月1811
完全子会社である株式会社FRSファシリティーズを吸収合併
2021年3月1911
2022年3月2211
2023年3月3021
2024年3月3121
株式会社第一工芸社を株式取得により完全子会社化
2025年3月3111
2026年3月46112.22

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高46億円のうち、営業利益として残るのは1億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.2%30億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.6%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.2pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.3pt
24.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は10億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月00000
2014年3月−101−10
2015年3月20022
2016年3月002
2017年3月10013
2018年3月00003
2019年3月10014
2020年3月00004
2021年3月20025
2022年3月00005
2023年3月30037
2024年3月10−118
2025年3月10−118
2026年3月21−1310

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は39.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月10111.1
2014年3月101
2015年3月31224.5
2016年3月31236.3
2017年3月42240.8
2018年3月53246.4
2019年3月74346.2
2020年3月74347.4
2021年3月94543.7
2022年3月85352.7
2023年3月125742.8
2024年3月136746.0
2025年3月136748.5
2026年3月1971139.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
11億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中22位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中493位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
24.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
48.4%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥103で、1年前と比べて-7.3%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥103-2.8%1ヶ月-1.9%1年-7.3%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥99高値¥118

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)20.0倍
PBR3.61倍
配当利回り2.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価102円は52週安値99円に近接し、1カ月で+2%と小幅上昇。25日線(101.9円)をわずかに上回るが、75日線(102.7円)や200日線(105.1円)を下回り、もみ合い継続。RSI57で中立圏。出来高は低調で、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 14.61倍(フォワード19.80倍)、PBR 3.32倍と、同業界平均(PER 29.65倍、PBR 3.44倍)に比べPERは低いがPBRは近似。ROE 24.4%は高く収益性は良好。配当利回り2.72%は業界平均(1.25%)を上回る。売上高は大幅に増加見込みだが、営業利益率は低く、フォワードPERからは成長が織り込まれておらず、妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍47.9倍
PER (予想)20.0倍
PBR3.61倍2.96倍
ROE24.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026/3期は売上高が前期比48%増の46億円と急拡大する計画。強気派は需要拡大と新規顧客獲得で成長が加速すると評価。弱気派は売上増に対して営業利益率2%と低く、増収が利益に結びついていない点や、競争激化による価格低下リスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急拡大

    2026/3期売上高は46億円と前期比+48%の大幅増収見込み。

  • 市場の成長性

    DX需要の高まりを背景にICTサービス市場は拡大基調。

  • 配当利回り

    予想配当利回り2.7%と安定配当を維持。

  • FY2026売上高46億円への大幅増収FY2026/3通年影響

    前期比+48%の増収計画、大型案件獲得が奏功。

  • 営業利益率改善による利益拡大余地FY2026以降影響

    FY2026営業利益率2.17%は低位、規模拡大で10%超も視野。

  • 自己株式取得や配当成長による株主還元次回株主総会影響

    配当性向未公表だが、利益増加で増配期待。

  • 時価総額25億円と極小、流動性向上でバリュエーション修正不定影響

    小型株でアナリストカバレッジ少なく、注目で株価上昇余地。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    2026/3期予想営業利益率は2.17%と非常に低い。

  • 競争激化

    大手IT企業や同業との競合で価格競争が激しく、収益性が圧迫される。

  • 成長の持続性

    急拡大後の受注維持・収益化が不透明。

  • 営業利益予想の不透明感FY2026決算発表後影響

    FY2026営業利益1億円(利益率2%)は低く、達成リスク大。

  • 外国人保有0.93%と需要低迷継続影響

    外国人投資家の関心薄く、需給改善期待薄。

  • 業績の季節変動リスク不定影響

    情報通信業は案件計上時期に偏り、四半期業績の不安定性。

  • 株価下落トレンド継続の可能性短期影響

    年初来-10.6%の下落、モメンタム弱い。

次の決算で確かめる点
営業利益率
増収が利益に結びついているか確認。
受注残高
今後の収益の先行指標。
顧客単価
高付加価値サービスの浸透度。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から+7.7%いまの株価に対する利回りは2.91%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
2.91%
いまの株価に対して
配当性向
62.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月131.8
2018年3月120.040.9
2019年3月116.744.2
2020年3月214.372.5
2021年3月20.041.3
2022年3月225.094.4
2023年3月210.046.9
2024年3月29.144.5
2025年3月38.372.9
2026年3月37.762.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,947人。区分でいちばん多いのは事業法人51.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.6%を占め、残る48.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人61.064.756.356.051.751.6
個人・その他36016.030.933.239.546.247.0
外国法人0.61.12.51.50.80.7
証券会社1.92.96.72.60.70.4
外国人個人0.10.11.40.30.40.3
自己株式0.00.10.10.1
金融機関0.30.20.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社フォーバル51.09
02FRS従業員持株会1.70
03石原勝1.15
04飯島功市郎1.04
05吉田浩司1.04
06澤井豊0.82
07幅昭義0.46
08溝渕健一0.45
09里村歩0.37
10INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+425%、1株純資産は10期で+302%。直近期のROEは24.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−2
2014年3月−3
2015年3月1179.9135.8
2016年3月138.371.4
2017年3月3851.937.531.8
2018年3月31033.841.940.9
2019年3月41338.018.744.2
2020年3月31419.328.472.5
2021年3月41729.723.641.3
2022年3月21812.347.294.4
2023年3月52124.121.346.9
2024年3月52523.519.844.5
2025年3月42613.930.372.9
2026年3月73124.414.962.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額102百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
芳賀直樹代表取締役社長5167,500
里村歩常務取締役 事業統括部長5583,900
早川慎一郎常務取締役 管理本部長5441,300
加藤康二取締役67
三浦静雄取締役(監査等委員)67
吉川正幸取締役(監査等委員)77
永井公成取締役(監査等委員)44

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4681928922
取締役(社内)1777
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容197字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、企業のソリューションニーズが最も高まるオフィス移転時において、不動産物件の仲介から内装工事、各種インフラやオフィス機器・什器の手配までトータルにサポートする、ソリューション事業をおこなっております。 なお、2026年4月1日付で株式会社第一工芸社の全株式を取得しております。 [事業系統図] 以上に述べた内容を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,563字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 “社員・家族・顧客・株主・取引先と共に歩み社会価値創出を通してそれぞれに幸せを分配することを目指す”という経営理念の下、ワークプレイスの創造を通じて「働き方」と「場」の在り方の最適解を提供し経営課題の解決に貢献してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、継続的に成長することを目標とし、2025年5月に3ヶ年の中期経営計画を発表しております。 (3)経営環境 近年、国内では人口減少や人材の流動性の高まりにより労働力の確保が困難となる中、企業にとっては人材の獲得や離職防止が喫緊の課題となっています。さらに、テクノロジーの急速な進化に伴い、社会・経済構造が大きく変化するなかで、生産性の向上がこれまで以上に重要な経営課題として重視されるようになりました。加えて、持続可能な社会の実現を目指すESG経営の重要性が高まるなか、企業は自社の働き方やオフィスの在り方を根本から見直す必要性を強く認識し始めています。こうした背景を受けて、オフィスの移転やリニューアルに対する関心が高まりを見せており、多くの企業がオフィス環境の整備をコストではなく投資として捉え、多様な人材が働きやすい職場環境の整備に注力しています。これにより、従業員のエンゲージメント向上や生産性の最大化を図ろうとする動きが広がっており、働く場を経営課題解決の一つの手段と考える企業が増え、オフィス移転やリニューアルを通じた職場環境整備のニーズが高まっています。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 1.事業成長に向けた取組 昨今のオフィスに対するニーズの多様化を背景に、当社はオフィスを単なる執務空間ではなく企業価値最大化のための重要拠点と位置付け、顧客企業の成長と価値創出に貢献する高付加価値な環境提供の取り組みを強化しております。 多くの中小企業において人材戦略の推進が喫緊の課題となっている状況に鑑み、人材面の支援により顧客企業の成長に一層貢献することを目指し、Drive Link社との業務提携による採用コンサルティング領域のサービス提供を開始いたしました。 また、お客様の経営課題解決に向けた「働き方」と「場」の最適解を提供するため、オフィス環境が組織に与える影響を定量的に評価・可視化する仕組みづくりを行い、データに基づいたサービス品質のさらなる向上を推進します。 既存ビルのバリューアップ需要への対応については、案件数・利益ともに堅調に推移しており、今後は蓄積された知見を活かした案件獲得体制の強化と新スキームの構築により、中長期的な収益基盤の拡大を最優先課題として取り組んでまいります。 さらに、当社グループがこれまで不動産仲介とオフィス内装の両事業で培ってきた専門的な知見を融合させ、物件のポテンシャルを最大限に引き出す新たな事業の柱として、サブリース事業を立ち上げました。両事業の現場で積み上げた実績とノウハウを活かした当社ならではの視点により、ビルオーナー様の資産価値向上とテナント様の利便性向上を目指し、独自性の高いビジネスモデルを確立することで、サブリース事業を展開してまいります。 当社グループは、これらの重点的な取り組みを遂行していくことで、将来にわたる持続的成長を支えるための強固な収益基盤の構築と強化を図ってまいる所存です。 2.マーケティング・ブランド強化 働き方や企業活動の変容に伴い、オフィスに求められる役割は一層高度化・複雑化しています。当社グループの提供する「オフィス仲介」「内装デザイン」「ICT環境構築」といった各サービスにおいても、単なる物件紹介に留まらず、顧客企業が抱える経営課題や将来像を踏まえた、より戦略的なワークプレイス提案力が重要となっています。このような状況を踏まえ、当社は以下の施策を重点的に推進し、マーケティング活動とブランド価値の向上を図ることで、事業成長を加速させてまいります。 ・オウンドメディアやSNSを活用し、最新のオフィスに関する知見を発信することで、認知度向上とエンゲージメント強化を図ります。 ・顧客企業の課題解決事例や導入後の成功事例を公開することで、実績と信頼性を可視化し、競合との差別化を図ります。 ・顧客ターゲット層の関心や課題に沿った広告施策を展開し、質の高いリード獲得を強化することで、効率的な営業活動につなげます。 ・当社グループの強みである、不動産、内装、ICTの各専門チームによる総合的な提案力と、顧客に寄り添う伴走型支援という独自のブランドイメージの浸透を図ります。 ・マーケティングオートメーション(MA)ツールの導入により、営業・マーケティング活動の効率化と生産性向上を図るとともに、データに基づく最適な顧客アプローチを実現することで、持続的な収益拡大を目指してまいります。 これらの取り組みを通じて、当社グループの競争優位性をより明確にし、新たな顧客層の開拓と事業領域の拡大を目指してまいります。 3.人材の採用・育成と評価制度の再構築 当社グループは、持続可能な企業成長を支えるため、社員一人ひとりの成長を促す仕組みづくりと、経営体制の整備に取り組んでおります。まず人材面では、成果だけでなく行動や成長過程も適正に評価する新たな人事評価制度の構築を引きつづき進めるとともに、推奨資格の拡充に取り組んでいます。また、事業成長を支える人材の採用強化とあわせて、育成体制の仕組みも整え、今後は次世代幹部やマネージャー層に向けた研修を拡充していきます。これらの取組みにより持続可能な組織づくりを目指してまいります。 4.ガバナンス強化 当社グループは、持続的な企業価値の向上とステークホルダーからの信頼確保を目的として、ガバナンス体制の強化に取り組んでおります。具体的には、取締役会や監査体制の強化、社内規程や業務フローの見直しを継続的に行っております。また、コンプライアンスおよび情報セキュリティに関する社内教育を継続的に実施し、全従業員の意識向上を図る取り組みを進めております。これらの取組みにより、透明性と健全性の高い経営体制の構築を目指してまいります。
事業等のリスク937字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクは以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において入手可能な情報に基づき判断したものであります。 (1)法的規制について 不動産取引については、「宅地建物取引業法」、「国土利用計画法」、「都市計画法」、「建築基準法」などの規制があります。当社グループは不動産仲介業者としてそれらの規制を受けており、「宅地建物取引業法」に基づく免許を取得して不動産賃貸の仲介等の業務を行っております。また、内装工事等については「建設業法」などの規制があり、当社グループはそれらの規制を受けております。 今後、これらの規制の改廃や解釈の変更、新たに法的規制が設けられた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2)個人情報保護について 当社グループは、事業活動を行う上で顧客の個人情報を取り扱うことがあります。個人情報については、Pマークを取得し全社員に個人情報の管理の徹底を促進するとともに、施錠管理及びパスワード入力によるアクセス制限等の管理を行い、厳重に管理をしております。しかしながら、万一、当社グループの保有する個人情報が外部に漏洩した場合あるいは不正使用された場合には、当社グループの信用の失墜、または損害賠償等により当社の業績に影響を与える可能性があります。 (3)関連当事者取引について 企業としての独立性の観点を踏まえ、関連当事者との取引は、本来不要な取引を強要されたり、取引条件がゆがめられたりする懸念があり、株主の本来利益の流出などの観点から注意する必要性が高い取引と言えることから、当該取引の事業上の必要性と取引条件の妥当性等、取引内容について審議し、社内規程に定められた承認を得ることとし、取引の健全性及び適正性を確保する体制を築いております。しかしながら、万が一、取引内容を審議する機会が得られず、取引すべきでない取引を行った場合又は不当な条件の下で取引が行われた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、関連当事者取引については「関連当事者情報」に記載しております。
経営成績の分析 (MD&A)2,929字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の回復、インバウンド需要の増加、雇用・所得環境の改善等、緩やかな回復基調が続きました。一方、国際情勢不安や物価上昇等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような経済環境の中、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷区)のオフィスビル市場においては、2026年3月末時点の平均空室率が2.22%となり、前年同月比1.64%低下いたしました。(注) また、東京都心5区の2026年3月末時点における平均賃料は前年同月比で1,661円(8.05%)上げ、22,302円/坪となりました。(注) 当連結会計年度において、当社グループは引き続き顧客企業の移転時における、不動産物件の仲介から内装工事、各種インフラの整備やオフィス機器・什器の手配までをトータルにサポートするソリューション事業を中心に事業活動を進めてまいりました。 不動産仲介等の売上高については、229,749千円となりました。 内装工事及びそれに付随するサービスに関する売上高につきましては、4,333,965千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高が4,563,715千円、営業利益が139,147千円、経常利益が141,815千円、親会社株主に帰属する当期純利益が169,164千円となりました。 (注)大手不動産会社調べ また、当連結会計年度末における財政状態は以下のとおりであります。 当連結会計年度末における総資産は、1,874,298千円となりました。 負債は、1,128,303千円となりました。 また、純資産は、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益の計上169,164千円及び剰余金の配当63,060千円等により745,995千円となりました。自己資本比率は、39.8%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は973,764千円となりました。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は194,907千円となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益226,049千円、売上債権の減少額317,652千円、仕入債務の増加額44,512千円であり、支出の主な内訳は、未払金の減少額273,970千円、法人税等の支払額49,806千円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は80,490千円となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出7,072千円、無形固定資産の取得による支出1,342千円、新規連結子会社追加に伴う支出4,953千円、投資有価証券の売却による収入93,858千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は62,826千円となりました。主な内訳は、剰余金の配当による支出62,826千円であります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産、受注の実績 当社グループは生産、受注は行っておりません。 b.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 なお、当社グループは単一セグメントであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ソリューション事業   4,563,715千円   - 合計   4,563,715千円   - (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 該当事項はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、会計上の見積りが必要な費用につきましては、合理的な基準に基づき見積りをしております。 なお、当社の財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針が財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について回収可能性を考慮し、評価性引当額を計上しております。評価性引当額を計上する際は、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、売上高が4,563,715千円、営業利益が139,147千円、経常利益が141,815千円、親会社株主に帰属する当期純利益が169,164千円となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当連結会計年度末における現金及び預金の残高は973,764千円となりました。なお、当連結会計年度末における資金の借り入れはございません。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 当社グループは、企業のソリューションニーズが最も高まるオフィス移転時において、不動産物件の仲介から内装工事、各種インフラやオフィス機器・什器の手配までをトータルにサポートする、ソリューション事業を行っております。その結果は、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 キャッシュ・フローの分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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