概要
株式会社ジグザグは、国内ECサイトと海外カスタマーを結ぶ越境ECプラットフォームを提供する情報通信企業である。2015年の創業以来、「WorldShopping」と「WorldShoppingBIZ」の2つのサービスを通じて、言語・物流・決済の壁を解消し、世界228の国と地域への販売を可能にしている。2025年5月期の売上高は14.1億円、取扱高(GMV)は64.7億円に達し、同年3月には東京証券取引所グロース市場に上場した。従業員数は53名。
JavaScriptタグ1行で実現する越境販売
ジグザグの中核は、国内ECサイトにJavaScriptタグを1行追加するだけで、海外カスタマー向けの購入代行・国際物流・多言語サポートを一気通貫で提供する点にある。海外カスタマーは国内ECサイト上で商品を選択し、そのまま購入まで完了できる。ECサイト運営者は通常の受注処理のまま海外販売が可能となり、導入後最短1日で228の国と地域への出荷に対応する。2025年5月期の月間Activeショップ数は1,303店舗で、前年同期比152店舗増加している。
海外顧客手数料と国内月額課金の二段階収益
収益は2つの源泉から成る。海外カスタマー向け「WorldShopping」では、商品代金・送料に加えて購入代行手数料を顧客から徴収する。国内EC向け「WorldShoppingBIZ」では、初期費用3万円、月額5千円の定額利用料を課す。海外カスタマーが負担する手数料が売上の大部分を占め、2025年5月期の海外売上高比率は95%に達した。国内売上はショップからの月額利用料が中心であり、コスト構造上、取扱高の拡大がそのまま収益拡大に直結するビジネスモデルである。
アジアと北米が牽引する地域別構成
2025年5月期の地域別売上高比率は、アジアが53.2%、北米が30.1%、その他(欧州・オセアニア等)が16.7%である。アジアの主要販売国は香港、台湾、韓国、中国及び東南アジア諸国で、北米では米国が中心となる。特に台湾を中心とする中華圏でのマーケティング強化により、インフルエンサー広告などを通じて認知拡大を図っている。世界170以上の国と地域への販売実績を持ち、累計70万件以上の注文を処理したオペレーション基盤が競争力の源泉となっている。
成長を支えるリピート顧客と導入ショップ
サービスの定着度を示す指標として、月間リピートカスタマー数は2021年5月期の1,785人から2025年5月期には5,940人へと3倍以上に増加した。月間Activeショップ数も同期間で384店から1,303店に拡大している。これらの指標の伸びは、越境EC市場の拡大とともに、既存顧客の再購入率向上が寄与している。取扱高(GMV)は2021年5月期の16.8億円から2025年5月期には64.7億円へと年率約40%で成長しており、単一セグメント事業ながら着実に規模を拡大している。
業界の中での役割は越境ECプラットフォーム提供企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01海外カスタマー主力
海外カスタマー向けに、国内ECサイトでの購入代行と海外配送を提供。多言語サポートや各国の決済手段に対応し、ECサイト内でシームレスに購入できる。
- WorldShopping
- 海外カスタマー向けの購入代行サービス。国内ECサイトで商品を選び、当社が購入代行と海外配送を行う。多言語サポートや多様な決済手段を提供。
02国内ECサイト主力
国内ECサイト事業者向けに、海外販売を可能にする越境EC支援サービスを提供。タグ追加のみで導入でき、国内オペレーションを変えずに海外販売を開始できる。
- WorldShoppingBIZ
- 国内ECサイト向け越境EC支援サービス。ECサイトにJavaScriptタグを追加するだけで、海外販売に必要な機能を提供。最短1日で導入可能。
製品と技術
海外カスタマー向け購入代行「WorldShopping」
「WorldShopping」は、海外カスタマーが国内ECサイトで商品を購入する際に、言語サポート・決済代行・国際配送をワンストップで提供するサービスである。海外カスタマーはECサイト上で直接商品を選択し、ジグザグが発行する決済ページで支払う。決済手段はAlipay、銀聯、PayPal、海外版Amazon Pay、後払い「AFTEE」、WeChat Pay、NAVER Payなど多様に対応。ジグザグが購入者として国内ECサイトに注文し、自社倉庫へ配送された商品を再梱包して海外へ発送する。カスタマーサポートは多言語で対応し、購入から配送まで一貫して管理する。累計70万件以上の受注実績を持ち、2025年5月期の月間リピートカスタマー数は5,940人に達している。
国内EC向け越境支援「WorldShoppingBIZ」の導入容易性
「WorldShoppingBIZ」は、国内ECサイト運営者が海外販売を開始するための支援サービスである。最大の特徴は導入の簡便さで、ECシステムに1行のJavaScriptタグを追加するだけで機能が有効化される。ECカート事業者と連携したシステム(カラーミーショップ、ecbeing、Eストアー等)では管理画面から操作可能で、データ連携やシステム改修は一切不要。導入後最短1日で世界228の国と地域への販売が可能になる。料金は初期費用3万円、月額5千円の固定制で、小規模事業者でも手を出しやすい価格設定となっている。海外からの注文はジグザグ名義で発生するため、国内ECサイトは通常の国内配送業務のみで対応でき、多言語サポートや国際物流はジグザグが負担する。
アクセス分析と広告最適化のデータ基盤
ジグザグは越境ECのバリューチェーン全体をカバーする機能を段階的に追加している。2020年11月に提供開始した「ショップダッシュボード」は、海外カスタマーのアクセス元や購入行動を分析できるツールで、β版から正式版へと進化している。2024年7月にはMeta Platforms, Inc.と広告最適化のための越境ECコンバージョンデータ共有スキームを開発し、海外カスタマーへのリーチを効率化。さらに2025年5月には訪日インバウンド向け「インバウンドナビ」をリリースし、実店舗への誘導を支援する新機能を追加している。これらのデータ機能は、集客からリピート購入に至るまでの循環を強化し、ECサイトの海外売上拡大を継続的に支える役割を果たしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
高収益で急成長、SaaS特化のニッチ戦略
当社は情報・通信業界でSaaSサービスを提供する新興企業であり、売上規模は15億円と小さいものの、営業利益率20%と高い収益性を誇る。同業他社であるソラコムやハッチ・ワークと比較しても、収益率は突出している。近年の売上成長率も高く、データ活用やクラウド需要の高まりを背景に急成長を遂げている。しかし、規模が小さいため、競合の参入や顧客依存度の高さが課題となる。
強み
- 営業利益率20%と業界平均を大きく上回る収益性。
- 売上が短期間で増加し、成長性が高い。
- 特定分野に特化し、競合との差別化が可能。
- ソラコム等と比べ、高い収益率を実現。
課題
- 売上規模が小さく、資金力や人材面で課題。
- 特定顧客への依存度が高く、契約喪失のリスク。
- SaaS市場の成長に伴い、新規参入が増加。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がジグザグ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4445リビン・テクノロジーズ | 26億円 | 17.0倍 |
| 2 | 340Aジグザグ | 25億円 | 11.2倍 |
| 3 | 5618ナイル | 25億円 | — |
| 4 | 149Aシンカ | 25億円 | — |
| 5 | 4069BlueMeme | 25億円 | 20.2倍 |
| 6 | 519Aベーシック | 25億円 | 8.6倍 |
| 7 | 4387ZUU | 25億円 | — |
| 8 | 9423フォーバル・リアルストレート | 25億円 | 14.8倍 |
| 9 | 3802エコミック | 24億円 | 20.7倍 |
| 10 | 304Aフォルシア | 24億円 | 49.8倍 |
| 11 | 4260ハイブリッドテクノロジーズ | 24億円 | 696.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
購入代行サービス会社として東京都渋谷区に創業
2015年6月、ジグザグは購入代行サービスを目的として東京都渋谷区神宮前に設立された。創業時の事業は、海外顧客が日本のECサイトで購入したい商品を代わりに買い付け、国際発送する個人輸入代行型のサービスだった。この時期に、国内ECサイトと海外顧客の間に存在する言語・決済・物流の障壁を、自社が仲介することで解消するビジネスモデルの原型が形成された。
「WorldShopping」へのリブランディングとサービス拡充
2016年4月、越境サービス「Worldshopping.global」をリリース。翌2017年8月には、海外カスタマー向け購入支援サービスを「WorldShopping」、国内ECサイト向け越境EC支援サービスを「WorldShoppingBIZ」としてリブランディングした。同時に、ECサイトへの導入を簡素化する「WorldShoppingBIZチェックアウト」を提供開始。これにより、タグ1行での導入が可能となり、サービス拡大の基盤が整った。2018年1月には本社を現在の渋谷区桜丘町に移転している。
ECカート事業者との提携で導入チャネルを拡大
2019年5月、カラーミーショップ アプリストア向けに「WorldShoppingBIZ for カラーミーショップ」を提供開始。2020年3月にはAmazon Payと業務提携し、海外版Amazon Payを決済手段に追加した。2022年3月には「WorldShoppingBIZ for Cart」シリーズを発表し、株式会社インターファクトリー、GMOメイクショップ株式会社と資本業務提携を実施。同年4月には株式会社コマースOneホールディングス、8月には株式会社ecbeing、10月には株式会社Eストアーと相次いで業務提携を結び、主要なECプラットフォームに自社サービスを組み込む戦略を加速させた。
決済手段の多様化と不正防止機能の強化
越境ECでは地域ごとの決済手段対応が不可欠である。ジグザグは2020年に海外版Amazon Pay、2022年10月にアジア圏向け「Alipay+」、2023年7月に台湾向け後払い決済「AFTEE」、2024年4月に「WeChat Pay」と「NAVER Pay」を順次導入した。また、2018年10月には海外アクセスによる不正決済防止機能「セキュア・ペイメント」をリリースし、安全な取引環境を整備。2023年3月には格安国際宅配便サービス「ECMSスタンダードEXPRESS」を導入し、物流コストの低減を図っている。
東京証券取引所グロース市場への上場
2025年3月、ジグザグは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時の資金調達により、資本金は308百万円、資本準備金も同額増加し、自己資本比率は20.3%から52.4%へと改善した。上場後初の決算となる2025年5月期は、売上高14.1億円(前期比27.7%増)、営業利益3.2億円(同45.9%増)と好調な業績を記録している。同年5月には、訪日インバウンド向け店舗誘導最適化サービス「インバウンドナビ」の提供を開始し、事業領域を拡大し始めている。
年表21件を開く
2010年代
- 2015年6月創業購入代行サービスを目的として、株式会社ジグザグを東京都渋谷区神宮前に設立
- 2016年4月国内ECサイトと海外カスタマーを繋ぐ越境サービス「Worldshopping.global」をリリース
- 2017年8月海外カスタマー向け購入支援サービス「WorldShopping」と、国内ECサイト向け越境EC支援サービス「WorldShoppingBIZ」にリブランディング 同時に、ECサイトへの導入を簡素化した「WorldShoppingBIZチェックアウト」をリリース
- 2018年1月本社を東京都渋谷区桜丘町へ移転
- 2018年10月海外アクセスによる不正決済防止機能「セキュア・ペイメント」をリリース
- 2019年5月「カラーミーショップ アプリストア」(※)向けに「WorldShoppingBIZ for カラーミーショップ」を提供開始
2020年代
- 2020年3月Amazon Payと業務提携し、決済手段に「海外版Amazon Pay」を導入
- 2020年11月海外カスタマーのアクセス・購入分析を可能にする「ショップダッシュボード」β版提供開始
- 2022年3月「WorldShoppingBIZ for Cart」シリーズ発表 株式会社インターファクトリー、GMOメイクショップ株式会社と資本業務提携を実施
- 2022年4月株式会社コマースOneホールディングスとの資本業務提携を実施
- 2022年8月株式会社ecbeingと業務提携を実施
- 2022年10月株式会社Eストアーと業務提携を実施 決済機能にアジア圏向け「Alipay+」を導入
- 2023年3月格安国際宅配便サービス「ECMSスタンダードEXPRESS」を導入
- 2023年7月台湾向け後払い決済サービス「AFTEE」を導入
- 2024年4月決済機能に「WeChat Pay」「NAVER Pay」を導入
- 2024年7月Meta Platforms,Inc.と広告最適化のための越境ECコンバージョンデータ共有スキームを開発
- 2025年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年5月訪日インバウンド向け店舗誘導最適化サービス「インバウンドナビ」の提供を開始
- 2026年5月M&A台湾に完全子会社、吉克査克股份有限公司を設立。
- 2026年7月STORES株式会社と業務提携を実施
- 2026年7月W2株式会社と業務連携を実施
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/5期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
国内ECサイトへのサービス浸透
「タグ1行で言語・決済・物流の課題を解決できる」という強みを活かし、ECカート事業者等のパートナーとの連携強化により「WorldShoppingBIZ」の導入ショップを拡大する。
- 02
バリューチェーンの機能拡充
集客から購入・配送・サポートまでのバリューチェーンをデザインし、海外カスタマー向けマイページ機能の提供などを通じて、越境ECプラットフォーム内で顧客とECサイトの繋がりを強化しリピートを促進する。
- 03
業務オペレーションのスケール化と効率化
国内外の委託先と連携して柔軟なスケールアップ体制を構築し、データ活用とテクノロジーにより最適化・効率化を進める。
- 04
ターゲット市場の拡大
海外ECサイトへの事業展開(M&Aや提携含む)と、エンタメ・ホビー関連ECサイトへの展開強化を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で60人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は604万円で、1期前と比べて+4.2%。平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は3.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年5月 | 580 | 37.9 | 3.2 | 53 | 566 |
| 2026年5月 | 604 | 38.8 | 3.7 | 60 | 500 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内吉克査克股份有限公司台北市松山區 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は15億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+7.1%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 18億円 | 15億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 3億円 |
| 純利益 | 1億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
2期分
直近は2026年下期で、売上は8億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年上期 | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2026年下期 | 8 | 2 | 25.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年5月期からの6期で、売上は4億円から15億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は20.0%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年5月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年5月 | 6 | — | −1 | — | −1 |
| 2023年5月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2024年5月 | 11 | 2 | 2 | 18.2 | 2 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年5月 | 14 | 3 | 3 | 21.4 | 2 |
| 台湾に完全子会社、吉克査克股份有限公司を設立。 | |||||
| 2026年5月 | 15 | 3 | 3 | 20.0 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高15億円のうち、営業利益として残るのは3億円で20.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の13.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%5億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.7%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.0%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年5月期は営業CFが4億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は17億円で、売上の13.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 2024年5月 | 5 | 0 | 0 | 5 | 7 |
| 2025年5月 | 2 | 0 | 6 | 2 | 15 |
| 2026年5月 | 4 | −2 | 0 | 2 | 17 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年5月期の総資産は26億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は53.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年5月 | 5 | 1 | 4 | 19.9 |
| 2022年5月 | 6 | 0 | 6 | 6.7 |
| 2023年5月 | 7 | 1 | 6 | 12.3 |
| 2024年5月 | 12 | 3 | 10 | 20.3 |
| 2025年5月 | 21 | 11 | 10 | 52.4 |
| 2026年5月 | 26 | 14 | 12 | 53.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で605社中102位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中404位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥319で、1年前と比べて-41.8%。過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.2倍 |
| PER (会社予想) | 18.0倍 |
| PBR | 1.80倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は52週安値299円に接近し、8/12終値310円。直近1ヶ月で-13.17%、1年間で-48.79%と大幅下落。25日線320.56円、75日線340.09円を下回り、下降トレンドが明確。出来高は7月6日に187,300株と急増しその後も高水準、8月は5,000〜22,300株で推移。200日線372円からも乖離しており、下値模索の展開が続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 76/100)。
PER10.22倍は業界平均30.53倍を大幅に下回り、PBR1.75倍も平均3.59倍より低い。ROE36%と極めて高く、収益性は優秀。無配当だが、成長投資に資金を振り向けている。今期予想PER17.4倍と上昇見込みだが、現在の評価は割安圏。売上高は堅調に伸びており、収益基盤は強固。ただし、配当がない点は投資家によっては評価が分かれ、株主還元の欠如が今後の課題となる可能性がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.2倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 18.0倍 | — |
| PBR | 1.80倍 | 2.96倍 |
| ROE | 16.6% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
高成長・高利益率ながら、時価総額が7億円と小さく、株価は1年で半減している。強気派は、SaaSモデルによる高い収益性と成長余力を評価し、今後業績が拡大すれば株価の回復が期待できるとみる。弱気派は、競合の参入や技術進歩の速さ、売上規模がまだ小さく収益の安定性に欠けると指摘する。
- 高成長
2023年5月期の売上高8億円から2026年5月期15億円へ倍増見込み。
- 高利益率
営業利益率は20%前後を維持。
- 株価急落
1年で50%下落、市場の過剰反応で割安に。
- 2026年5月期売上高15億円、3期連続増収2026年5月期影響強
売上高は11億円→14億円→15億円、増収基調が継続。
- ROE36%と高収益構造継続影響中
自己資本利益率36%、PBR1.75倍と資本効率は高い。
- 実績PER10.26倍と割安水準継続影響中
時価総額7億円に対し実績PER10.26倍、予想PER17.5倍との差が割安感。
- 営業利益率20%超の高水準継続影響弱
直近期の営業利益率21.43%、2026年5月期は20%と高収益を維持。
- 競争激化
データ解析市場は新興企業が多く、差別化が難しい。
- 業績の不確実性
売上高15億円と規模が小さく、成長持続に疑念。
- 赤字リスク
利益率は高水準だが、投資拡大で悪化の可能性。
- 予想PER17.5倍と来期減益懸念決算発表後影響強
予想PER17.5倍は実績10.26倍の約1.7倍、収益悪化を織り込む。
- 無配当で株主還元がゼロ継続影響中
配当利回り0%、株主への利益還元がなく需給が細る。
- 時価総額7億円の超小型株リスク継続影響中
時価総額7億円、浮動株が少なく売買不成立のリスク。
- 1年で株価48.62%下落継続影響弱
下落率48.62%と大幅安、戻り売り圧力が継続。
- MRR(月次経常収益)
- SaaSの基盤指標で、安定収益の維持を示すため。
- 解約率
- 顧客の定着度を測り、長期収益の予測に重要。
- 導入社数
- 顧客基盤の拡大状況を示し、成長性を測る。
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ2,321人。区分でいちばん多いのは個人・その他で75.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.3%を占め、残る86.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年5月% | 2026年5月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 70.3 | 75.3 |
| 事業法人 | 13.7 | 11.4 |
| 証券会社 | 8.8 | 7.5 |
| 外国法人 | 4.9 | 3.6 |
| 金融機関 | 2.1 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.3 | 0.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 仲里 一義 | 18.35 |
| 02 | 仲里 亜美 | 9.86 |
| 03 | 株式会社Zカンパニー | 9.28 |
| 04 | 八木 正好 | 5.09 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 4.55 |
| 06 | 札本 真介 | 2.60 |
| 07 | MICイノベーション4号投資事業有限責任組合 | 2.27 |
| 08 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN(LUXEMBOURG)SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE (常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 1.82 |
| 09 | 松本 浩介 | 1.74 |
| 10 | 木村 寿人 | 1.73 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+9%、1株純資産は2期で+15%。直近期のROEは16.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年5月 | 28 | — | 3.8 | — |
| 2022年5月 | −669 | — | — | — |
| 2023年5月 | 8 | — | 74.5 | — |
| 2024年5月 | 28 | — | 96.2 | — |
| 2025年5月 | 40 | 154 | 36.0 | 17.2 |
| 2026年5月 | 30 | 177 | 16.6 | 12.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/5期の役員報酬は総額54百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 仲里一義 | 代表取締役 | 52 | 2,143,125 |
| 鈴木賢 | 代表取締役 | 49 | 35,265 |
| 松本浩介 | 取締役 | 59 | 135,000 |
| 長山元彦 | 常勤監査役 | 43 | 300 |
| 佐々木義孝 | 監査役 | 52 | 100 |
| 吉羽真一郎 | 監査役 | 52 | — |
| 髙橋元弘 | — | 50 | — |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 33 | 33 | 11 |
| 社外取締役 | 4 | 21 | 21 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,835字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,397字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,471字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,165字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年5月期通期決算説明資料2026-07-14
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