概要
サインポスト株式会社は、金融機関向けコンサルティングを主力とする情報サービス企業である。2007年の設立以来、顧客企業のIT部門の一員として課題解決を支援してきた。2017年に東京証券取引所マザーズに上場し、2026年2月期の売上高は31億円、従業員数204名。コンサルティング事業、イノベーション事業、DX・地方共創事業の3セグメントで構成され、金融から小売、中堅中小企業まで幅広い顧客層を持つ。
コンサルティング事業が売上の9割超を占める収益構造
2026年2月期の連結売上高31億円のうち、コンサルティング事業が30億円(約96.8%)を占める同事業の柱である。同事業は地域銀行やクレジットカード会社、保険会社などの金融機関を主な顧客とし、プロジェクトマネジメント支援やシステム開発、DX推進の実行支援を準委任契約や派遣契約で提供する。収益の大半を人材の稼働に依存するため、大型プロジェクトの終了や稼働率の変動が業績に直結する。2026年2月期は上期に大型案件が終了して稼働が一時低下したものの、第4四半期にかけて受注が回復し、前期比3.3%増の売上となった。
イノベーション事業とDX・地方共創事業は成長途中
イノベーション事業は小売事業者向けのDXソリューションを開発する。2025年10月にリリースしたEC事業者向け「Global GO! Smooth EC」が主力製品で、出荷工程のデジタル化により人手不足やコスト増に対応する。同事業の売上高は2026年2月期に50百万円と全体の1.6%に過ぎず、開発費用の増加でセグメント損失133百万円を計上した。DX・地方共創事業は中堅・中小企業のDX伴走支援を提供し、地方銀行との協業でDX宣言策定支援を行う。売上高77百万円(前期比36.5%増)だが、人員増加により25百万円の損失となった。両事業ともまだ収益化の途上にある。
顧客基盤は金融業界に偏り、地域分散は限定的
顧客の大半は金融業界、特に地域銀行やクレジットカード会社である。金融業界はITシステムへの投資が安定的である一方、合従連衡によるシステム統合やDX需要の高まりが事業機会となっている。地域的には本社の東京都中央区に拠点を置き、過去には大阪(関西支社)と沖縄(沖縄支社)にオフィスを設置したが、いずれも2023年7月に閉鎖した。従業員204名のうち、多くが首都圏での常駐型業務に従事していると見られる。グループ会社としてTOUCH TO GO(無人決済システム開発)を保有していたが、2026年4月に全株式を譲渡し、現在は関連会社は存在しない。
業界の中での役割は金融・小売・公共セクター向けのコンサルティング及びITソリューション提供企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01金融業界主力
金融業界の企業を中心に、経営・業務課題の解決に主眼を置いたコンサルティングサービス及びソリューションを提供。準委任契約や派遣契約にてプロジェクトマネジメント支援やIT部門のプロジェクト推進支援、受託開発を通じて課題の特定から実行までを一貫して行う。
- コンサルティングサービス
- 金融業界向けに経営・業務課題の解決策を立案し、実行まで支援するサービス。
- システム開発サービス
- 金融機関向けに受託開発を提供し、課題解決を支援する。
02小売・EC準主力
小売店舗やEC事業を営む事業者向けに、業務の生産性を高めるDXソリューションを開発・提供している。
- DXソリューション
- 小売店舗やEC事業者の業務生産性を向上させるDXソリューション。
03地方公共・一般企業副次
ITやDXの専門的見地からアドバイスや最適なソリューションを提供し、解決策の実効まで一貫したコンサルティングサービスを提供。また、DX技術やオープンイノベーションを活用した製品・ソリューションを販売している。
製品と技術
金融機関向けコンサルティングサービスの内容
コンサルティング事業の中核は、金融機関の経営・業務課題を解決するための準委任・派遣型サービスである。具体的には、プロジェクトマネジメント支援、IT部門のプロジェクト推進支援、システム開発の受託などを行う。銀行のシステム統合やDX推進、AI活用の実行支援まで一貫して提供する。2026年2月期の同事業売上高は30億円で、契約形態は主に時間単位の稼働契約であるため、案件の増減が収益に直結する。顧客は地域銀行、クレジットカード会社、投資運用会社、保険会社などで、長期継続案件が多いのが特徴である。
小売向けセルフレジ「EZレジ」
イノベーション事業が販売するコンパクトなPOSセルフレジ「EZレジ」は、小売店舗向けの低価格なセルフレジソリューションである。従来の大型セルフレジと比較して導入コストを抑え、スペースの制約がある中小店舗でも導入しやすい。2026年2月期の販売実績は明確に開示されていないが、同事業の売上高50百万円の一部を構成する。なお、2017年に発表したAIレジ「ワンダーレジ」は、現在も製品ラインアップに含まれているか不明だが、有価証券報告書ではEZレジの販売に注力していると記載されている。
EC事業者向け「Global GO! Smooth EC」
2025年10月にリリースされた「Global GO! Smooth EC」は、EC事業者の出荷工程を効率化するクラウド型ソリューションである。複数のECモールから注文データを自動取得し、ピッキングリストの生成、仕分け指示、発送伝票作成までを一元管理する。中小企業向けに月額課金の低価格モデルを採用し、大規模システムと手作業の中間を狙う。2026年2月期の売上は立ち上がり段階で、同事業全体の損失計上の主因となった。今後は認知拡大と導入企業数の増加が収益化の鍵となる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウド通信特化、収益変動大
サインポストは情報・通信業界でクラウド型電話システム等を提供。同業のソラコムやハッチ・ワークと競合。業界はクラウド移行で成長が期待されるが、競争激化で利益率が圧迫。同社の売上高は約30億円と小規模で、営業利益率は2025年2月期6.7%から2026年2月期3.2%へ低下。収益の変動が大きく、安定した成長軌道に乗れていない。
強み
- 企業のクラウド移行により市場は拡大傾向。
- 電話システムという特定領域にフォーカス。
- 売上高は29→30→31億円と堅調に増加。
- 継続的な収益源となるサブスクリプション収入。
課題
- 営業利益率が6.7%から3.2%へ急低下。
- ソラコムなど多くのクラウド通信企業が参入。
- 売上30億円台では研究開発投資に限界。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がサインポスト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4335IPSホールディングス | 27億円 | — |
| 2 | 9421エヌジェイホールディングス | 27億円 | — |
| 3 | 3645メディカルネット | 27億円 | 17.0倍 |
| 4 | 3996サインポスト | 26億円 | 34.6倍 |
| 5 | 3913GreenBee | 26億円 | 9.1倍 |
| 6 | 5035HOUSEI | 26億円 | — |
| 7 | 3686ディー・エル・イー | 26億円 | — |
| 8 | 4445リビン・テクノロジーズ | 26億円 | 17.0倍 |
| 9 | 5618ナイル | 25億円 | — |
| 10 | 149Aシンカ | 25億円 | — |
| 11 | 4069BlueMeme | 25億円 | 20.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
銀行向けコンサルから金融業界全般へ拡大した創業期
2007年3月、東京都中央区日本橋本町にサインポスト株式会社を設立。創業の目的は「お客さまのIT部門の一員として」顧客企業の課題解決を行うことであった。設立直後から銀行向けコンサルティングを開始し、同年11月にはカード業界など金融業界全般に事業を拡大。2008年10月には国や地方公共団体などの公共機関向けコンサルも始めた。設立から1年半で顧客領域を金融から公共へ広げ、成長の基盤を築いた。2008年11月には大阪に関西支社を設置し、関西エリアの顧客開拓を進めた。同時期にプライバシーマークやISO27001の認証を取得し、情報セキュリティ体制を整備した。
ソリューション事業への進出と上場への道
2014年12月、コンサルティングに加えて自社ソリューションを提供するソリューション事業を開始。2015年5月にはバッチ処理高速化サービス、2016年1月には事業性評価サービスをリリースした。2017年3月、設置型AIレジ「ワンダーレジ」を発表し、小売領域への進出を試みた。同年11月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場時の売上高は17億円(2018年2月期)で、金融機関向けコンサルが中心のビジネスモデルが評価された。2019年5月には東京証券取引所市場第一部に市場変更し、成長企業としての地位を固めた。
JR東日本との合弁企業設立と無人決済への挑戦
2019年7月、JR東日本スタートアップ株式会社と合弁で株式会社TOUCH TO GOを設立。同社は無人決済システムの開発・販売を事業とし、サインポストが持つAI・画像認識技術とJR東日本の駅ナカ店舗運営ノウハウを融合させる目的があった。しかし、無人決済市場の立ち上がりの遅れや事業化の難しさから業績は低迷。2026年2月期の有価証券報告書ではTOUCH TO GOの全株式を2026年4月1日付で株式会社セキュアに譲渡したと記載され、合弁事業から撤退した。この譲渡による損益は2027年2月期に計上される見込みで、2026年2月期の経営成績への影響は軽微とされた。
市場区分の再編とスタンダード市場への変更
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、サインポストは市場第一部からプライム市場に移行した。しかし、その後2023年10月に自らの選択でスタンダード市場へ変更。この理由として、プライム市場の上場維持基準(時価総額や流通株式時価総額)を継続的に満たすことが困難になった可能性が指摘されている。実際、2026年2月期の時価総額は約30億円台と想定され、プライム市場の基準(時価総額100億円以上)を下回る。スタンダード市場への変更により、コスト削減と上場維持の負担軽減を図ったとみられる。
EC事業者向け新サービス「Global GO!」の投入
2025年10月、イノベーション事業の新製品としてEC事業者向けサービス「Global GO! Smooth EC」の提供を開始した。同サービスはネットショップの注文データを取り込み、ピッキング、仕分け、発送作業を一貫してDX化するツールである。中小企業や個人事業者をターゲットに、低価格で導入しやすい機能を提供する。リリースから約半年の2026年2月期において、イノベーション事業全体の売上高は50百万円に留まり、開発・営業費用の先行により133百万円のセグメント損失を計上した。同事業の黒字化には今後の顧客獲得が課題となる。
年表21件を開く
2000年代
- 2007年3月創業東京都中央区日本橋本町に「お客さまのIT部門の一員として」顧客企業の具体的な課題解決を行う事業の展開を目的として、サインポスト株式会社を設立
- 2007年3月銀行に向けたコンサルティング業務を開始
- 2007年11月カード業界等、金融業界全般に向けたコンサルティング業務を開始
- 2008年1月本社を東京都中央区小伝馬町に移転
- 2008年10月公共機関(国や地方公共団体等)に対するコンサルティング業務を開始
- 2008年11月創業大阪府大阪市中央区に関西支社を設立(2023年7月閉鎖)
- 2009年2月財団法人日本情報処理開発協会よりプライバシーマーク(第11820624号)の付与認定を取得
- 2009年9月本社を現在の東京都中央区日本橋本町に移転
2010年代
- 2012年1月ISO27001/ISMS(JP12/080214)の認証を取得
- 2014年11月創業沖縄県那覇市泊に沖縄支社を設立(2023年7月閉鎖)
- 2014年12月ソリューション事業を開始
- 2015年5月バッチ処理高速化サービスの提供を開始
- 2016年1月事業性評価サービスの提供を開始
- 2017年3月当社で開発した設置型AIレジ「ワンダーレジ」を発表
- 2017年11月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2019年5月東京証券取引所市場第一部に市場変更
- 2019年7月JR東日本スタートアップ株式会社と合弁で株式会社TOUCH TO GOを設立
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に移行
- 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場に市場変更
- 2025年10月EC事業者向けサービス「Global GO!」の提供開始
- 2026年4月株式会社TOUCH TO GOの全株式を譲渡
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
基盤事業の成長力強化
金融業界向けコンサルティングを核に、支援業界を拡大し、サービス提供型ビジネスを構築。戦略立案からソリューション開発・実装まで一貫して提供する。
- 02
ストック型ビジネスの確立
EC事業者向けソリューション「Global GO!」を軸に、出荷DXの勝ち筋を確立し、周辺サービスを拡充してワンストップ型EC支援を実現する。
- 03
将来に向けた種まき
中堅・中小企業向けDX支援を展開し、生成AIを活用した業務生産性向上を図る。また、AIによる業務変革支援でストック型ビジネスモデルを確立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で204人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は748万円で、8期前と比べて+16.0%。平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は4.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年2月 | — | — | — | 88 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 99 | — |
| 2020年2月 | 645 | 35.7 | 4.8 | 103 | — |
| 2021年2月 | 600 | 37.2 | 4.5 | 135 | — |
| 2022年2月 | 625 | 36.2 | 4.8 | 152 | — |
| 2023年2月 | 686 | 36.9 | 4.5 | 165 | — |
| 2024年2月 | 717 | 36.9 | 5.0 | 171 | — |
| 2025年2月 | 730 | 36.5 | 5.2 | 172 | 116 |
| 2026年2月 | 748 | 36.6 | 4.2 | 204 | 49 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社TOUCH TO GO (注)東京都 港区議決権37.4%
- 調達2,000万円中山間地域等直接支払交付金及び多面的機能支払交付金に係る事務の効率化に向けた調査業務農林水産省 · 2025-10-15
- 調達450万円恩給事務総合システムをスマート化するシステム開発業者選定のためのRFP等作業総務省 · 2017-04-28
- 調達192万円令和7年度業務ツール要件定義業務の請負 一式法務省 · 2026-01-20
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は31億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収減益で、売上が+3.3%、利益が-50.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 39億円 | 31億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥5 | ¥5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+28.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 8 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 7 | — | — | 1 |
| 2025年1Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2025年4Q | 15 | 1 | 6.7 | 2 |
| 2026年2Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 16 | 1 | 6.3 | 1 |
| 2027年1Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2014年2月期からの13期で、売上は13億円から31億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 沖縄県那覇市泊に沖縄支社を設立(2023年7月閉鎖) | |||||
| 2014年2月 | 13 | — | 1 | — | 0 |
| 2015年2月 | 14 | — | 1 | — | 1 |
| 2016年2月 | 14 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2017年2月 | 17 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年2月 | 30 | — | 4 | — | 2 |
| JR東日本スタートアップ株式会社と合弁で株式会社TOUCH TO GOを設立 | |||||
| 2019年2月 | 27 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年2月 | 21 | — | −2 | — | −3 |
| 2021年2月 | 20 | — | −6 | — | −8 |
| 2022年2月 | 21 | — | −4 | — | −3 |
| 2023年2月 | 26 | — | −1 | — | −1 |
| 2024年2月 | 29 | — | 1 | — | 1 |
| 2025年2月 | 30 | 2 | 2 | 6.7 | 3 |
| 2026年2月 | 31 | 1 | 1 | 3.2 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高31億円のうち、営業利益として残るのは1億円で3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.7%21億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.0%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年2月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は18億円で、売上の7.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年2月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 8 |
| 2017年2月 | −3 | 0 | −1 | −3 | 4 |
| 2018年2月 | 9 | 0 | 4 | 9 | 17 |
| 2019年2月 | −1 | −1 | −2 | −2 | 13 |
| 2020年2月 | 1 | −5 | 1 | −4 | 10 |
| 2021年2月 | −6 | −4 | 10 | −10 | 11 |
| 2022年2月 | −4 | 2 | 4 | −2 | 13 |
| 2023年2月 | −2 | 0 | 2 | −2 | 13 |
| 2024年2月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 14 |
| 2025年2月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 17 |
| 2026年2月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2026年2月期の総資産は30億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は61.7%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2014年2月 | 6 | 1 | 5 | 21.7 |
| 2015年2月 | 9 | 2 | 7 | 23.6 |
| 2016年2月 | 11 | 3 | 8 | 29.4 |
| 2017年2月 | 12 | 4 | 8 | 33.1 |
| 2018年2月 | 22 | 11 | 11 | 51.2 |
| 2019年2月 | 20 | 13 | 7 | 66.8 |
| 2020年2月 | 21 | 10 | 11 | 49.2 |
| 2021年2月 | 21 | 13 | 8 | 60.8 |
| 2022年2月 | 23 | 15 | 8 | 66.9 |
| 2023年2月 | 24 | 14 | 10 | 59.1 |
| 2024年2月 | 26 | 15 | 11 | 59.4 |
| 2025年2月 | 29 | 18 | 11 | 62.2 |
| 2026年2月 | 30 | 19 | 12 | 61.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中323位あたり、逆に低いのはROEで605社中525位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥206で、1年前と比べて-37.8%。過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 34.6倍 |
| PER (会社予想) | 29.6倍 |
| PBR | 1.39倍 |
| 配当利回り | 2.43% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
前日比-9.2%の急落。週足は先週まで3週連続上昇も、今週陰線。25日線(184円)を約13%上回るが、75日線(202円)に接近し上値重い。出来高は37.7万株とやや減少も売り優勢。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは33.11倍と業界平均の30.09倍を僅かに上回り、ほぼ妥当。PBRは1.33倍と業界平均3.53倍より低く、割安。ROEは4.1%と低く、収益性は業界平均に劣る。配当利回りは2.54%と業界平均3.38%を下回り、配当性向は12.6%と低い。売上は増加傾向だが、利益は変動。バリュエーションは業界平均と同等で、収益性や配当に改善余地がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 34.6倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 29.6倍 | — |
| PBR | 1.39倍 | 2.96倍 |
| ROE | 4.1% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は売上高が堅調に推移し、2025年2月期には営業利益率6.67%を確保した。強気派は、建設・医療介護などの業種特化型ソフトウェアへのニーズが今後も高まり、クラウド化・サブスクリプション移行により収益の安定性・成長性が向上するとみる。一方、弱気派は、競合の多い情報サービス業界で差別化が不十分なことや、2026年2月期に営業利益率が3.23%へ低下する見通しであることを挙げ、成長鈍化と競争激化による収益性悪化を懸念する。また、株価が1年で約36%下落しており、市場の期待が低下している点も対立の背景にある。
- 業種特化のニーズ拡大
建設・医療介護分野でのDX需要は中長期的に増加が見込まれる
- クラウド化で収益安定
サブスクリプション移行により継続的な収益基盤を構築中
- 黒字化と増収基調
売上高は26億円から30億円へ増加し、営業利益も黒字確保
- 売上高31億円と3期連続増収通年影響中
売上高29→30→31億円、増収基調が継続
- 来期予想PER28.3倍と改善見込み決算発表後影響中
現PER33.11倍→予想28.3倍、収益回復期待
- 配当利回り2.54%で株価下支え継続影響弱
配当利回り2.54%、株価197円
- 純利益は3期連続黒字、赤字回避通年影響中
純利益1→3→1億円、黒字を維持
- 利益率の低下懸念
2026年2月期の営業利益率は前期の6.67%から3.23%へ半減見通し
- 競合との差別化難
情報サービス業界は競合が多く、独自性が明確でない
- 株価の低落傾向
1年間で株価が36%下落し、市場の評価が厳しい
- 営業利益1億円と前期から半減通年影響強
営業利益2→1億円、営業利益率3.23%に低下
- ROE4.1%と低収益性、資本効率が悪い通年影響中
ROE4.1%、PBR1.33倍と割高
- PER33.11倍と高水準、成長鈍化で割高感不定影響中
予想PER28.3倍でもなお高く、売上高31億円と小粒
- 株価1年で36.25%下落、下落トレンド継続不定影響弱
年初来▲36.25%、時価総額25億円の小型株
- クラウドサービス売上比率
- サブスクリプションへの移行が収益の安定性に直結するため
- 業種別売上構成比
- 建設・医療介護分野の需要動向を把握するため
- 解約率・継続率
- サブスクの顧客定着度が将来収益を左右するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり5円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.43%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2019年2月 | 3 | — | 12.6 |
| 2020年2月 | 3 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥5
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ6,012人。区分でいちばん多いのは個人・その他で80.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.3%を占め、残る88.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 75.5 | 75.5 | 77.3 | 79.2 | 80.5 | 80.8 |
| 事業法人 | 13.9 | 11.6 | 11.4 | 11.4 | 11.2 | 11.0 |
| 証券会社 | 4.5 | 3.8 | 4.6 | 2.8 | 5.5 | 6.5 |
| 外国法人 | 1.6 | 4.2 | 2.1 | 3.4 | 2.5 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.3 |
| 金融機関 | 4.5 | 4.8 | 4.5 | 3.0 | 0.0 | 0.3 |
| 自己株式 | — | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 蒲原 寧 | 21.72 |
| 02 | 道しるべ株式会社 | 10.55 |
| 03 | 奥井 裕介 | 4.22 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 3.26 |
| 05 | 西島 康隆 | 2.66 |
| 06 | 武田 陽三 | 2.38 |
| 07 | 小阪 健雄 | 1.75 |
| 08 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.29 |
| 09 | 今 秀信 | 0.94 |
| 10 | 坂本 幸一 | 0.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で+221%、1株純資産は13期で+638%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年2月 | −5 | 20 | — | — | — |
| 2015年2月 | 8 | 28 | 35.0 | — | 4.6 |
| 2016年2月 | 14 | 41 | 39.8 | — | 40.4 |
| 2017年2月 | 13 | 45 | 29.6 | — | 19.9 |
| 2018年2月 | 27 | 112 | 32.4 | 159.6 | 9.4 |
| 2019年2月 | 20 | 122 | 16.9 | 180.9 | 12.6 |
| 2020年2月 | −24 | 94 | −22.4 | — | — |
| 2021年2月 | −70 | 108 | −67.5 | — | — |
| 2022年2月 | −23 | 121 | −20.5 | — | — |
| 2023年2月 | −10 | 111 | −9.0 | — | — |
| 2024年2月 | 10 | 121 | 8.7 | 57.4 | — |
| 2025年2月 | 20 | 141 | 15.4 | 19.5 | — |
| 2026年2月 | 6 | 147 | 4.1 | 45.3 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額122百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 蒲原寧 | 代表取締役社長 | 60 | 2,780,620 |
| 西島康隆 | 代表取締役 専務取締役 コンサルティング・ソリューション事業本部長 ソリューション開発事業部長 DX・地方共創事業管掌 AX事業管掌 | 55 | 341,949 |
| 西島雄一 | 常務取締役 コーポレート本部長 | 56 | 3,251 |
| 鵜飼篤 | 取締役 イノベーション事業部長 | 43 | 15,300 |
| 植田俊道 | 取締役 | 59 | 1,083 |
| 小林弘明 | 取締役 | 72 | 1,083 |
| 藤田明久 | 取締役 | 60 | — |
| 森直之 | 取締役 | 61 | — |
| 武田陽三 | 常勤監査役 | 66 | 305,200 |
| 石黒和彦 | 監査役 | 68 | 1,000 |
| 藤宮宏章 | 監査役 | 79 | 5,000 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 94 | 94 | 24 |
| 社外取締役 | 3 | 14 | 14 | 5 |
| 監査役 | 2 | 7 | 7 | 4 |
| 社外監査役 | 2 | 7 | 7 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容722字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,939字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,726字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,770字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-28
- 半期報告書半期報告書-第19期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-29
- 半期報告書半期報告書-第18期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-31
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2022/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-30
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業