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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

BlueMeme

BlueMeme Inc.4069 · Growth · 情報・通信業

ローコード技術と独自の開発方法論で、中堅・大手企業の業務システム開発を効率化する。

概要

BlueMemeは、ローコード技術とアジャイル手法を融合した独自の開発方法論「AGILE-DX」を中核に、業務システムの受託開発、ソフトウェアライセンス販売、技術者トレーニングを手掛けるIT企業である。2006年設立、2021年東証マザーズ上場。OutSystemsのプレミアパートナーとして、大規模システム向けローコード開発を強みとする。

事業の2本柱:プロフェッショナルサービスとソフトウェアライセンス販売

BlueMemeの事業は、受託開発サービスと技術者トレーニングから成る「プロフェッショナルサービス」と、OutSystemsなどのソフトウェアライセンスを販売する「ソフトウェアライセンス販売」で構成される。2025年3月期の売上高は23億円(前期比6.3%減)で、営業利益は0.3億円。プロフェッショナルサービスが大半を占めるが、ライセンス販売も安定的な収益源となっている。

全国に広がる拠点とパートナー連携

本社は東京都千代田区神田錦町。福岡、横浜、沖縄にオフィスを構え、全国顧客に対応する。OutSystems、Workato、mabl、Creatioなど海外ベンダーと販売代理店契約を結び、最新のローコード・ノーコード技術を日本に導入。特にOutSystemsとは2012年に日本初の代理店契約を締結し、現在ではアジア初のプレミアパートナーに認定されている。

グループ体制と投資事業

連結子会社として、ローコード事業のOPENMODELS、投資事業のBlueMeme Partners、DX事業のマイクロコートを有する。2022年には三井情報とローコード事業で資本業務提携を締結。また、京都大学や九州大学と量子コンピュータやAIに関する共同研究を進め、次世代技術の社会実装を目指す。

収益構造の変革とデジタルレイバー構想

従来は技術者増員で成長するモデルだったが、IT人材不足を背景に、ローコードとデジタルレイバー技術で原価増を抑え、パートナーシップで売上拡大を図る。2026年3月期に売上高33億円、営業利益1.5億円を目標に掲げ、マルチローコード時代を見据えた研究開発を推進している。

業界の中での役割は中堅・大手事業会社向けシステム開発サービスおよびローコードツール販売にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01中堅・大手事業会社(システム開発)主力

独自のローコード型アジャイル開発方法論「AGILE-DX」を用いた業務システムの受託開発サービスを提供。販売管理、生産管理、倉庫管理など企業活動の中心となるシステムを、少人数・短期間・低コストで開発。顧客の内製化ニーズに応じ、人材教育やトレーニングも提供。

ローコード領域で全世界最上位の評価(OutSystemsプレミアパートナー、アジア初)

主な製品・サービス1
AGILE-DX
ローコード技術とAIを活用した独自のアジャイル開発方法論。業務分析から運用保守までワンストップで提供し、スクラッチ開発と比較して開発生産性を2倍以上に高める。

02ソフトウェアライセンス販売準主力

ローコード開発プラットフォーム「OutSystems」、ノーコードプラットフォーム「Creatio」、API統合プラットフォーム「Workato」、マルチモデルデータベース「MarkLogic」などのソフトウェアライセンスをサブスクリプション契約で販売。顧客企業の自社開発を支援する。

主な製品・サービス4
OutSystems世界シェア上位
ローコード開発プラットフォーム。ソースコードの自動生成により、実装フェーズの開発スピードはスクラッチ開発の約10倍。
Creatio
ノーコード技術とBPMを統合したプラットフォーム。業務ユーザーが直感的に業務プロセスを構築できる。
Workato
クラウド型APIインテグレーションプラットフォーム。数百種類のクラウドサービスとシステムのデータ連携をローコードで実現。
MarkLogic
マルチモデルデータベース。事前設計なしで多様なデータを統合管理でき、大規模データ処理に対応。

製品と技術

OutSystems:大規模システム向けローコード開発基盤

BlueMemeが中核として取り扱うOutSystemsは、ソースコードを自動生成するローコードプラットフォーム。スクラッチ開発比で実装スピードは約10倍。品質の高さと運用サポートが評価され、全世界で数千社の導入実績を持つ。BlueMemeはアジア初のプレミアパートナーに認定され、大規模システムへの適用を強みとする。

独自開発方法論「AGILE-DX」

AGILE-DXは、上流工程からテスト・保守までをワンストップでカバーする開発方法論。一般的なアジャイル手法が苦手とする大規模開発に対応し、業務分析から要件定義、設計、実装までを統合。これにより開発生産性を従来比2倍以上に高め、システム内製化を支援する。2022年にはノーコードBPM基盤「AGILE-DXプラットフォーム」もリリースされた。

デジタルレイバーとマルチローコード戦略

マルチローコード時代を見据え、複数のローコード製品を統合運用できるデジタルレイバーの研究開発を推進。AIによるシンセティックデータ生成(GenRocket)、テスト自動化(mabl)、ノーコードBPM(Creatio)など、周辺技術との連携も強化。将来の技術者不足に対応し、少人数で多様なシステム開発を可能にする仕組みを目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位OutSystems日本国内及びアジア地域における導入数はトップクラスソフトウェアライセンス販売
  • 中堅・大手事業会社(システム開発)ローコード領域で全世界最上位の評価(OutSystemsプレミアパートナー、アジア初)

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

情報通信の小型株、収益変動大

BlueMemは情報・通信業に属し、売上高は2024/3月期25億円と小規模ながら、営業利益率12%を達成しました。しかし2025/3月期には売上高23億円、営業利益率0%と急減が見込まれており、収益の不安定性が顕著です。同業のソラコム(147A)やVRAIN Solution(135A)と同程度の規模感ですが、他社が成長軌道にある中で、BlueMemは収益が悪化しており、業界内での競争力が低下している可能性があります。

強み

  • 2024/3月期に営業利益率12%を達成し、高い収益力を示した実績がある。
  • 情報通信分野で何らかの技術やサービスに特化している可能性がある。
  • 組織が小さく、事業戦略や製品開発の方向転換が迅速に行える。
  • 過去3期の売上は23~25億円で推移しており、一定の顧客基盤があると推測。

課題

  • 営業利益率が12%から0%へ急落するなど、収益が大きく変動するリスク。
  • 売上高が頭打ち傾向であり、新たな成長ドライバーが必要。
  • ソラコムなど同業他社との競争で、明確な優位性を打ち出せていない可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がBlueMeme

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
13996サインポスト26億円34.6倍
23686ディー・エル・イー26億円
34445リビン・テクノロジーズ26億円17.0倍
44069BlueMeme25億円20.2倍
55618ナイル25億円
6149Aシンカ25億円
7519Aベーシック25億円8.6倍
8340Aジグザグ25億円11.2倍
94387ZUU25億円
109423フォーバル・リアルストレート25億円14.8倍
113802エコミック24億円20.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

2006年創業と事業基盤の構築

2006年12月、東京都江東区新砂にBlueMeme設立。2010年に松岡真功が代表取締役に就任し、本社を千代田区神田佐久間町に移転。同年7月、業務システム開発のための業務分析・モデル化事業を開始。2011年4月にはローコード開発と組み合わせたコンサルティング事業を始め、後の主力事業の礎を築いた。

OutSystemsとの出会いとローコード事業の本格化

2012年10月、ポルトガルOutSystems社と日本初の販売代理店契約を締結。同時にローコード開発基盤を用いたアジャイル手法による受託開発サービスの販売を開始。2013年には日本総代理店契約を締結し、導入支援・技術コンサルを事業化。2014年にはユーザー企業向けトレーニング提供を開始し、ローコードの普及を主導した。

全国展開と子会社設立、開発方法論の確立

2014年から福岡、2017年に横浜、2019年に沖縄にオフィスを開設。2017年にはローコードとアジャイルに特化した子会社OPENMODELSを設立。2018年、独自の開発方法論「AGILE-DX」の前身である「AGILE-SDK」を提供開始。2019年にはOutSystemsジャパン設立に伴い新たな販売代理店契約を結び、関係を強化した。

上場と資本提携、研究開発の加速

2021年6月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2022年4月にはグロース市場へ移行。同年、三井情報とローコード事業で資本業務提携を締結し、投資子会社BlueMeme Partnersを設立。また、京都大学と量子コンピュータを用いたゲノム解析の共同研究を開始。さらに、AGILE-DXに準拠したノーコードBPM基盤「AGILE-DXプラットフォーム」を販売開始した。

最新の動向:共同研究とパートナーシップ拡大

2023年4月、九州大学と量子AIを用いた大規模言語モデル構築の共同研究を開始。同年6月、熊本県・熊本市と立地協定を締結し、九州エリアのDX推進を強化。2022年から2023年にかけて、mabl、Creatio、GenRocketなど複数の海外ベンダーと代理店契約を締結し、ノーコード・テスト自動化分野にも事業を拡大している。

年表34件を開く

2000年代

  • 2006年12月創業株式会社BlueMeme(以下、BlueMeme)を東京都江東区新砂に設立。

2010年代

  • 2010年5月代表取締役に松岡真功が就任。
  • 2010年5月本社を東京都千代田区神田佐久間町に移転。
  • 2010年7月業務システム開発のための業務分析及び業務モデル化事業を開始。
  • 2011年4月ローコード開発(注1)と組み合わせた業務システム開発コンサルティング事業を開始。
  • 2012年10月本社を東京都品川区東品川に移転。
  • 2012年10月ローコード開発基盤を取り扱うポルトガルOutSystems Software Em Rede,S.A.(以下、OutSystems社、現在本社はアメリカ合衆国)と日本初の販売代理店契約を締結。
  • 2012年10月ローコード開発基盤を用いたアジャイル手法(注2)によるITシステム受託開発サービスの販売を開始。
  • 2013年10月OutSystems社と日本総代理店契約を締結。
  • 2013年10月ローコード開発基盤の導入支援、技術コンサルティング事業を開始。
  • 2014年6月ユーザー企業向けのローコード開発の技術トレーニングを提供開始。
  • 2014年11月福岡オフィスを福岡県福岡市に開設。
  • 2017年6月横浜オフィスを神奈川県横浜市に開設。
  • 2017年12月ローコード開発とアジャイル手法に特化した株式会社OPENMODELS(以下、OPENMODELS)を当社100%子会社として設立。
  • 2018年5月モデル解析サービスを提供するオランダOmnext B.V.(以下、Omnext社)とコラボレーション契約を締結。
  • 2018年8月次世代型データベースを取り扱う 米国MarkLogic Corporation(以下、MarkLogic社)と販売代理店契約を締結。
  • 2018年12月「AGILE-DX」の前身である「AGILE-SDK」の提供を開始。
  • 2019年1月本社を東京都千代田区神田錦町に移転。
  • 2019年3月創業OutSystemsジャパン株式会社(以下、OutSystemsジャパン社)の設立に伴い、同社との間で販売代理店契約を締結。
  • 2019年8月沖縄オフィスを沖縄県那覇市に開設。

2020年代

  • 2020年4月クラウドサービス(注3)間連携プラットフォームを提供する米国Workato,Inc.(以下、Workato社)と販売代理店契約を締結。
  • 2020年10月ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社と、当社開発方法論「AGILE-DX」に関する共同研究及び実証実験を開始。
  • 2021年1月Cognite株式会社(以下、Cognite社)と販売代理店契約を締結。
  • 2021年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場。
  • 2022年3月テスト自動化プラットフォームを提供する米国mabl Inc.(以下、mabl社)と販売代理店契約を締結。
  • 2022年3月ノーコード(注4)/ローコード開発基盤を提供する米国Creatio Inc.(以下、Creatio社)と販売代理店契約を締結。
  • 2022年4月投資事業を行う株式会社BlueMeme Partners(以下、BlueMeme Partners)を当社100%子会社として設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行。
  • 2022年4月情報システムやIT基盤に関わるサービスを提供する三井情報株式会社(以下、三井情報)とローコード事業で資本業務提携。
  • 2022年4月京都大学と量子コンピュータ(注5)を用いたゲノム解析(注6)に関する共同研究を開始。
  • 2022年8月当社開発方法論「AGILE-DX」に準拠したノーコードBPM(注7)基盤「AGILE-DXプラットフォーム」を販売開始。
  • 2022年10月AIによるシンセティックデータ(注8)自動生成プラットフォームを提供する米国GenRocket,Inc.(以下、GenRocket社)と販売代理店契約を締結。
  • 2023年4月九州大学と量子AIを用いた大規模言語モデル(注9)構築のための共同研究を開始。
  • 2023年6月熊本県及び熊本市と立地協定を締結。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年3月期まで33.0億円
  • 営業利益2026年3月期まで1.5億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    情報システム構築事例の増大

    顧客企業が重視する同一業界・業務領域での既存事例を増やし、事例をモデル化して資産活用することで開発期間短縮・品質向上・技術者人材の省エネを実現し、安定的な受託開発サービスを提供する。

  2. 02

    技術者人材の育成による地位確立

    人材育成プログラムを増強し、社内だけでなく顧客企業やパートナー企業を含む外部にも供給することで、ソリューション製品の国内普及を促し事業の確固たる地位を確立する。

  3. 03

    新たなソリューション製品の開発

    マルチローコード時代を見据え、複数のローコード製品を操れるデジタルレイバーの研究・開発・提供を推進し、新たな人材不足問題の解決を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で166人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、4期前と比べて+0.5%平均年齢は34.0歳、平均勤続年数は3.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年3月55335.93.162
2022年3月52934.13.091
2023年3月51534.32.9110
2024年3月53034.33.2135222
2025年3月55634.03.81660

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)98.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
東京本社 — 東京都千代田区73百万円
福岡オフィス — 福岡県福岡市22百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社OPENMODELS
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社BlueMeme Partners
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    BlueMeme1号投資事業 有限責任組合
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 国内
    マイクロコート株式会社
    福岡県福岡市早良区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三井情報株式会社
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権21.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年3月期の売上高は23億円営業利益0億円前期と比べると減収減益で、売上が-8.0%、利益が-100.0%。

売上高
-8.0%
23億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 -12.0%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+54.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q6116.71
2023年3Q5120.00
2023年4Q72
2024年1Q6116.70
2024年2Q600.00
2024年3Q600.01
2024年4Q7228.61
2025年2Q11−1−9.1−1
2025年4Q1218.31
2026年2Q1715.91

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年3月期からの9期で、売上は7億円から23億円へ3.3倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
横浜オフィスを神奈川県横浜市に開設。
2017年3月700
2018年3月800
OutSystemsジャパン株式会社(以下、OutSystemsジャパン社)の設立に伴い、同社との間で販売代理店契約を締結。
2019年3月1511
2020年3月1800
東京証券取引所マザーズ市場に上場。
2021年3月2121
投資事業を行う株式会社BlueMeme Partners(以下、BlueMeme Partners)を当社100%子会社として設立。
2022年3月1943
2023年3月2343
2024年3月253312.02
2025年3月23000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年3月期

売上高23億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金47.8%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.2%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
52.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.4pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比13.8pt
-0.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年3月期は営業CFが−3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は17億円で、売上の8.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年3月−1−13−24
2020年3月20126
2021年3月20−126
2022年3月3014324
2023年3月10−2122
2024年3月3−1−1222
2025年3月−3−1−1−417

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年3月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が25億円で、自己資本比率は64.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月41327.7
2018年3月73438.6
2019年3月103734.2
2020年3月134928.2
2021年3月145937.8
2022年3月34241071.6
2023年3月3527875.3
2024年3月37261169.9
2025年3月39251464.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年3月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
60
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中290位あたり、逆に低いのはROE605社中564位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-0.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥692で、1年前と比べて-65.4%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥692-5.7%1ヶ月+9.8%1年-65.4%時価総額25億円
過去52週の値幅
安値¥611高値¥2,440

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.2倍
PBR0.92倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+0.74%と持ち直しの動き。ただし、25日線(666.64円)を上回るが、75日線(821.72円)や200日線(1152.84円)を大きく下回る。52週高値2488円から約73%下落し、52週安値611円からは約11%上昇。7月13日に46500株と出来高急増後、低水準が続いたが、8月17日は16300株と増加。RSIは54.17と中立圏で、下値切り上げの兆しも、長期トレンドはなお弱い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 62/100)

PER19.78倍は業界平均30.76倍を下回り、PBR0.90倍は解散価値未満で割安。ただし、ROEはマイナス0.7%と収益性が低く、直近業績は悪化傾向にある。配当は無配で、株主還元面では劣るが、資産価値に比して株価は割安で、今後の業績回復に注目。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.2倍47.9倍
PBR0.92倍2.96倍
ROE-0.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長トレンドが一転し、売上減少と赤字転落が投資家の懸念を強めている。強気派は、AI技術の進化により事業の将来性が再評価される可能性や、市場自体の成長に期待する。弱気派は、競合の台頭によるシェア低下や、効果測定の難しさから広告需要が減少するリスクを指摘する。企業価値は市況や業績の改善が見られるかが焦点となる。

プラスに働く材料7
  • AI技術への期待

    AIを活用したサービスは市場成長が見込まれ、技術力が強みになる可能性

  • 過去の成長実績

    過去3期は売上が増加しており、事業基盤は存在する

  • 株価の下落余地

    1年で株価は66%下落し、割安感が生じている

  • PBR0.9181倍と1倍割れ不定影響

    株価694円、PBR0.9181倍で1株純資産を下回る

  • 過去に営業利益3億円の黒字実績決算発表後影響

    2024年3月期は営業利益3億円、売上高25億円、営業利益率12%

  • 売上高23億円と底堅く推移通年影響

    売上高は25億円、23億円と2億円の減少に留まる

  • 株価1年で66%下落し売られ過ぎ継続影響

    前年比-66.46%と大幅下落で、短期的な反発余地

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化

    最新期は売上が減少し、営業利益がゼロとなり、収益性が崩れた

  • 競争激化

    AIマーケティング分野は新規参入が相次ぎ、競争が激しい

  • 先行き不透明

    経営戦略や具体的な施策が見えにくく、回復の道筋が不明確

  • 営業利益3億→0億円と消滅決算発表後影響

    2025年3月期営業利益0億円、営業利益率0%まで悪化

  • 純利益2億→0億円と赤字化通年影響

    純利益0億円、ROE-0.7%と資本効率も悪化

  • 無配当で株主還元がない継続影響

    配当利回りのデータがなく、インカム需要を取り込めない

  • 売上高25→23億円と減収通年影響

    売上高23億円、前期25億円と減少、成長性が低下

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業の縮小が一時的か構造的かを見極めるために重要
営業利益率
収益性が回復するかどうかの核心となる指標
顧客数
顧客の離脱や新規獲得の動向が業績に直結するため

株主

有価証券報告書より

2025年3月期末の株主数は延べ1,599人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.2%を占め、残る60.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%
個人・その他36.070.448.454.155.7
事業法人64.018.739.639.639.2
自己株式4.36.1
証券会社4.38.05.54.0
外国法人6.03.80.61.0
外国人個人0.10.10.10.1
金融機関0.40.20.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三井情報株式会社20.34
02BMトラスト株式会社10.13
03松岡 真功8.60
04辻口 真理子4.37
05モバイルクリエイト株式会社4.13
06朱未3.00
07山田 英治2.48
08情報技術開発株式会社2.48
09市川 玲2.44
10神居 史範2.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+85%、1株純資産は5期で+291%。直近期のROEは-0.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年3月−34
2018年3月10.5
2019年3月3019.3
2020年3月53.0
2021年3月6219029.5
2022年3月8070117.725.3
2023年3月7475110.320.7
2024年3月507636.626.3
2025年3月−5744−0.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/3期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松岡真功代表取締役 社長51675,000
宮脇訓晴取締役53
辻口真理子取締役46157,500
朱未取締役47108,000
市川玲取締役5088,000
川根金栄取締役6840,000
松島健太郎取締役54
小野美千代常勤監査役61
中川一之監査役691,000
松本髙一監査役46
平島有希44
鈴鹿靖史監査役69
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
米山昌良69

役員報酬の内訳2025/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)511511523
社外取締役721213

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容10,299字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1)企業理念とミッション 当社グループは、当社、ローコード技術によるプラットフォーム事業を展開する連結子会社の株式会社OPENMODELS、投資事業を展開する連結子会社の株式会社BlueMeme Partners及び福岡を拠点にDX事業を展開する連結子会社のマイクロコート株式会社の計4社で構成されており、「新たな価値を創造し、常識を変え、文化を進化させる」という経営理念を持っております。当社の社名に含まれている「光り輝く」という語源を持つ「Blue」と、「人から人へ文化を伝える様々な情報」を意味する「Meme」には、これまでの常識に囚われることなく、新しい文化を形成するための新しい価値の創造を目指していくという、強い理念を込めております。インターネットやスマートフォンなどの情報技術の急速な発展は、歴史上、類を見ないスピードで私たちの生活を大きく変え続けています。これらを支える最も重要なものは、あらゆる情報を処理し、コンピューター機器を動かすための情報システムです。当社グループは、この情報社会を支える「情報システムを開発する技術」にフォーカスし、顧客企業と共に新たな価値を生み出すことで、「日本企業の国際的競争力を向上させる」ことを事業のミッションとしております。 (2)事業概要 国内企業における情報システムの開発は、主にシステムインテグレーター(注1)と呼ばれるシステム開発を請け負う事業者に対して、開発業務を委託する受託開発型(注2)と呼ばれる方法で実施されています。AIやロボットによって様々な作業が自動化される中、この受託開発型においては、未だにゼロから手作業で情報システムを作り上げるスクラッチ開発(注3)が主流となっています。このスクラッチ開発を行うためには、長期間にわたって多くのIT人材を確保しなければならないため、多くの国内企業において、豊富なIT人材を抱える大手のシステムインテグレーターにシステム開発を任せることが一般的でした。 しかしながら、急速な社会環境の変化や、ECサイト等に代表されるデジタル経済(注4)の拡大に伴い、スピード重視のIT投資が求められています。これまでの受託開発型による大手システムインテグレーターを中心とした多重下請け構造や、外部の大手システムインテグレーターへの依存による過度なIT部門の空洞化は、IT人材の不足の問題とともに、国内企業のIT戦略における重要な経営課題として認識されつつあります。 当社グループは、これまでの大人数のエンジニアを必要とする労働集約型のシステム開発から、ローコード・ノーコード・AIを活用することで、高度なエンジニアを必要としないシステム開発を実現し、システムインテグレーターに依存しないシステム開発の内製化を促進します。また、最新技術を活用した当社グループ独自の開発方法論(注5)「AGILE-DX」を用いることで、低コストかつ短期間で品質の高いシステム開発を実現し、顧客と共にシステム開発のノウハウを蓄積することで、スピード重視のIT投資を可能にします。 当社グループは、独自に開発した「ローコード型アジャイル手法」を用いた業務システムの開発サービスを中堅・大手の事業会社向けに提供する事業を、DX事業として展開しております。当社グループが開発する業務システムは、販売管理や生産管理、倉庫管理等の企業活動の中心となるシステムが多くを占めます。当社グループは、「ローコード型アジャイル手法」を用いることで、安定した人材確保とシステム開発コストの削減を実現いたします。 なお、当社グループは、受託開発サービス及び技術者向けトレーニングを提供する「プロフェッショナルサービス」と、ローコード開発ツール(注6)等のソフトウェアを販売する「ソフトウェアライセンス販売」から構成されるDX事業の単一セグメントとなっております。 (当社グループの主要事業である業務システムの開発サービス) (3)事業の特徴と優位性 多くの企業がシステム開発をする目的として、予測できない社会環境の変化に対応するために、様々な技術を活用した「継続的な業務改革」が挙げられます。システム化による業務改革を実現するには「業務を理解できる技術者」との円滑なコミュニケーションが必須となります。 当社グループは、企業のシステム開発における「理解力」「技術力」「コスト」「対応力」に強みを持つことで特徴と優位性を持っております。 今日のデジタル経済の急速な発展により、様々な業界において、これまで作業効率化の手段であった情報システムが、重要な経営戦略の実現手段の一つとなりつつあります。これによりシステム開発は、コストパフォーマンスだけでなくタイムパフォーマンスも重要視されるようになり、少人数かつ短期間で情報システムを開発できるアジャイル手法や、手作業で行われているプログラミングを自動化できるローコード技術やAIが注目されています。当社グループでは、このアジャイル手法とローコード技術・AIを組み合わせ、それを当社グループ独自のローコード型アジャイル手法の開発方法論「AGILE-DX」で管理を行うユニークな受託開発サービスを提供しております。 一般的にアジャイル手法は、ウォーターフォール型(注7)と呼ばれる従来型の手法と比較して、業務分析や要件定義等の上流工程に関する手法が定義されていません。このため、ウォーターフォール型と比較して、プロジェクトの管理が困難であることから、国内企業においては広く活用されていないのが現状です。 また、手作業で行っていたプログラミングを自動化するローコード開発ツールにおいても、従来型のスクラッチ開発と比較してプログラミングの作業工数は数分の一になるものの、ローコード開発ツール向けの要件管理や設計手法が定まっておらず、部分的かつ小規模な活用にとどまっています。 国内のシステムインテグレーターやコンサルティング会社が提供する中規模から大規模なシステムを開発するための受託開発サービスの多くはウォーターフォール型のスクラッチ開発で実施されることが多く、アジャイル手法を活用する場合でもスクラッチ開発が採用されています。これは国内のシステムインテグレーターやコンサルティング会社のほとんどが、これまでの豊富なシステム開発経験をもとに、ゼロから情報システムを作り上げるスクラッチ開発の膨大なノウハウを蓄積し、それらを活用したシステム開発を実施していることが要因であると考えられます。また、小規模なシステム開発やエンジニア派遣を行うような会社、ローコード開発ツールを提供する先進的なソフトウェアベンダー(以下「ローコード開発ツールベンダー(注8)」という)のような比較的小さい規模のシステムに対応するような場合には、アジャイル手法を活用することもありますが、そのソフトウェアの適用範囲を広くするために、すでにプロジェクト管理手法が確立されたウォーターフォール型を採用することが一般的だと考えられます。 当社グループが提供している、ローコード型アジャイル手法は他の開発会社が適用できない中規模から大規模なシステムを開発するための受託開発に最新技術であるローコード技術やAI等を使用したアジャイル手法による独自の開発方法論を適用し、他社と比較してユニークなポジションを確立しております。その特徴は、上流工程である業務分析や業務設計、システム要件定義、設計・製造・テストから運用・保守に至るまで全ての工程をワンストップでサービス提供できることであります。また、顧客のコストを最適化するための構造設計も同時に実施することで他社にはない特徴を有しております。 (当社グループのIT業界におけるポジショニング) ① BlueMemeの理解力:豊富な開発実績に基づくコミュニケーション力 当社グループは、これまでに様々な業種・業界の顧客に対してサービス提供を行ってまいりました。特定の業種・業界に依存しない豊富な開発実績に基づくノウハウがあることから、企業の課題を解決するためのコミュニケーションを円滑に行うことができます。 ② BlueMemeの技術力:ローコード領域において全世界で最上位の評価 今後の業務システム開発の6割はローコードによって作られると予測されており、ローコードの需要は全世界で拡大しております。大きな市場である大規模なシステム開発には、未だローコードがほとんど導入されておりません。その理由は、ローコードで大規模なシステムを開発するには、従来型のシステム開発とは異なる手法と技術力が必要となることであります。 当社グループは、ローコードによる大規模なシステム開発を得意とし、多くの取引者数と開発サービス実績数があります。また、当社はOutSystemsのパートナー制度における最上位であるプレミアパートナーにアジアで初めて認定されており、全世界でも9社(全パートナーの約2%)のみ認定を受けているものであります。 ③ BlueMemeのコスト:ローコードを最大限に活用して開発コストを抑制 当社が独自に開発したローコード型アジャイル手法は、従来型のスクラッチ開発と比較して、開発生産性を2倍以上に高めることが可能となっております。 ローコードは「プログラミングの自動化」を実現できるため、システム開発に必要な技術者の数を大幅に削減することができます。また、自動化によって品質が向上することから開発工数だけでなく、試験工数も大幅に削減することができます。 ④ BlueMemeの対応力:企業内に内製化チームを構築することで迅速な対応 一般的なシステム開発は、不具合の修正や新規機能追加を行うためには、開発を委託する業者との間で多くのやり取りが必要になり長期化する傾向があります。それを迅速に行うためには、システム開発を社内で実施できる内製化チームの構築が必須となります。当社の開発サービスにおいて業務システムの開発ノウハウを提供することで、「内製化チーム」の構築を支援いたします。「内製化チーム」を構築した場合には、手間のかかる外部の業者とのやり取りを行うことなく、迅速な業務システムのアップデートが可能になります。 ⑤ ローコード開発市場の参入障壁 当社は、OutSystemsというローコード技術を日本で初めて導入し、大規模システム向けのローコード市場を牽引してきました。日本では最も長くローコード技術を扱っており、独自の開発方法論を用いたローコード型アジャイル手法は、一般的なアジャイル手法では難しい大規模システムの開発やシステム開発の内製化を実現しております。 ⑥ 新たな受託システム開発を実現するためのデジタルレイバーと収益構造のイメージ ローコードの活用が進むにつれて、企業は複数のローコード製品を同時に使用しなければならないマルチローコード時代が訪れることが予想されます。ローコードの進化に伴い、複数のローコード製品を扱えるような人材が不足することが予想され、新たな人材不足の問題が発生する可能性が高いと考えております。 当社グループでは複数のローコードを操ることが出来るデジタルレイバーを活用することで、この問題を解決します。 (マルチローコード時代のデジタルレイバーによる新たな人材不足の解消) これまでのシステム開発では、技術者を増やせば事業が拡大できるビジネスモデルが主流でしたが、IT人材の確保が難しい場合には成長のボトルネックになっていました。当社グループでは、デジタルレイバー技術の開発に投資することで、回収フェーズにおいてはデジタルレイバー技術の効果で原価の伸びを抑制し、パートナーシップによる間接販売の増加で売上高を拡大させます。 (収益構造のイメージ) (4)サービス内容 当社グループは、この当社グループ独自の開発方法論「AGILE-DX」を使用した受託開発サービスを中心に、そのサービス提供に関連したソフトウェアの販売と、顧客企業の技術者へのトレーニングサービスを提供しています。 (事業系統図) (事業会社におけるシステム開発の一般的な流れの中での当社グループのビジネスの流れ) ① プロフェッショナルサービス 当社グループは、「AGILE-DX」を用いた受託開発サービスと、ローコード開発ツールを使用する顧客企業の技術者向けのトレーニングの2つのサービスを「プロフェッショナルサービス」として提供しています。受託開発サービスは、顧客企業の内製化のレベルに合わせて、サービスの提供を行っております。 まずは、当社グループの全ての顧客企業には、ローコード型アジャイル手法によるコンサルティングやシステム開発サービスを提供します。 当社グループの顧客企業のうち、ローコード・ノーコード・AIを活用したシステム開発の内製化を担う次世代型IT人材の教育を必要とする顧客には、内製化のための人材教育サービスを提供します。 ② ソフトウェアライセンス販売 当社グループでは、ローコード技術を中心とした情報システム開発の生産性を向上させるソフトウェアのライセンスを、年単位で使用権を販売するサブスクリプションライセンス契約で販売しております。顧客企業が自ら情報システムの開発を行う場合に、プロフェッショナルサービスの提供とともにソフトウェアライセンスを販売しております。当社グループが販売する主なソフトウェアは、下記の通りです。 ローコード開発プラットフォーム OutSystems® 当社グループでは、2009年の事業開始以来、ソフトウェアの設計情報を基に、ソフトウェアのソースコードを自動生成する技術の研究及び調査を行ってまいりました。2012年には、ソフトウェアの設計情報から正しく動作するソースコードを自動生成可能な、当時ポルトガルに本社を置いていたOutSystems社のローコード開発プラットフォーム「OutSystems®」の提供を開始しました。OutSystems®は、自動生成されるソフトウェアの品質の高さと、運用までサポートする機能充足度の高さ、また技術者の学習コストの低さが高く評価されております。実装フェーズにおける開発スピードはスクラッチ開発(注3)と比較して約10倍を誇ります。現在、OutSystems社は米国のボストンに本社を置き、導入企業は世界に数千社存在します(注9)。 日本国内においては、2017年にOutSystemsジャパン社が設立されましたが、それまでは当社が日本国内の総代理店業務を行っておりました。現在、当社はOutSystems社認定の正規販売代理店であり、アジア太平洋地域全域において、2024年度には「受注登録最多賞」や、普及促進における実績と高い影響力が評価されたパートナーに対してOutSystems社から授与される「OutSystemsパートナーインパクトアワード」を受賞しており(注10)、日本国内及びアジア地域におけるOutSystems®の導入数は、当社グループがトップクラスとなっております。また、当社はOutSystemsのパートナー制度の最上位であり、高い技術力を持ち、かつ一定の販売実績を持つ企業のみが認定されるOutSystems®プレミアパートナーにアジア企業として初めて認定されております。 ユーザー主導のDXを実現するノーコードプラットフォーム Creatio® Creatio®は、マーケティングやセールス、サービス提供など、複数の部署や役割を持つ業務ユーザーが使えるノーコード開発基盤です。協働しながら業務を進めていくこれらの領域では、業務プロセスが分断されていたり、必要な業務プロセスの変更に時間が掛かりすぎたりするといった課題に直面しておりますが、Creatio®は業務部門が抱えるこれらの問題を解決します。Creatio®の特徴はノーコード技術とBPM(ビジネスプロセス管理)を統合しており、開発画面が直感的なので、プログラミングに慣れ親しんでいない業務ユーザーでも、複数部署が協働する業務プロセスを構築できます。これにより、一つのプラットフォーム上にある同じデータを複数の業務ユーザーが共有しながらマーケティングやセールス、サービス提供の業務プロセスを進めることができます。 Creatio®にはマーケティングやセールス、サービス提供に必要な標準機能に加えて、400以上の拡張機能や、数多くの業務システム、SaaS等クラウドサービスと連携できる連携用部品が提供されています。これらを活用することで、Creatio®の導入から業務プロセスの稼働までが、圧倒的な速さで実現します。また、ノーコード技術を活用することで、技術者に頼ることなく、直接業務ユーザーが業務プロセスを素早く変更・追加できます。 Creatio®は2023年現在、アメリカやヨーロッパ等の先進国におけるマーケティングやセールス、サービス提供の現場で利用されています。GartnerやForresterなど、ソフトウェア市場リサーチおよびアドバイザリー会社からも、高い評価を受けています。 クラウド型APIインテグレーションプラットフォーム Workato® インターネット上に存在する情報システムの多くは、他の情報システムと様々なデータの連携を行いながら動作しています。クラウドサービスの拡大とともに、これまで企業内に設置されていた情報システムは、インターネット上に配置され、それら情報システム間のデータ連携のニーズが世界的なデジタル・トランスフォーメーションの流れによって急速に高まっています。インターネット上に存在する様々なサービスと、社内で使用している情報システムの間でデータ連携をリアルタイムに行うことによって、新たな情報システムを構築することなく、業務プロセスの自動化や効率化を実現することが可能となります。当社グループでは、数百種類以上の既存のクラウドサービスと情報システムとのデータ連携をローコード開発で実現する、クラウド型のAPIインテグレーション(注11)プラットフォーム Workato®を提供しております。 Workato®は、米国のカリルフォルニアに本社を置く企業向けインテグレーションサービス会社であるWorkato社が開発及び販売を行っております。Workato®は、高度なプログラミングを行うことなく、数百種類以上の既存のクラウドサービスとITシステムとのデータ連携を実現するクラウド型のAPIインテグレーションプラットフォームです。クラウド型ではない従来型のインテグレーションプラットフォームの保守及び運用には、多くの専門的な人材と運用に関する費用を必要としていました。Workato®は、これらの保守及び運用にかかる作業を自動化し、さらに400種類以上のデータ連携用の部品をあらかじめ提供することによって、様々なアプリケーションのデータ連携を容易にし、業務プロセスの効率化と自動化を実現しています。 マルチモデルデータベースプラットフォーム MarkLogic® 情報システムの最も重要な役割は、「デジタル化された電子データ」を情報として処理及び保存することです。DXにおいて、どのようなデータをどのような方式で管理するかは、情報システムの価値を決定するための重要な要素となると考えております。今日の情報システムの多くは、リレーショナルデータベースと呼ばれるソフトウェアを使用して、データの保存や検索等を行っています。リレーショナルデータベースは、文字や数字を表形式で保存して管理するため、会計システムのような大量の伝票処理や集計等を中心に行う情報システムに適していますが、Googleのような全文検索や、画像や文書ファイル等の表形式で管理しにくいデータの管理には適していません。当社グループでは、あらゆる情報のデジタル化を実現するために、多種多様な電子データを管理することが可能なマルチモデル型のデータベース MarkLogic®を販売しております。 MarkLogic®は、2001年に米国カリフォルニアで創業した企業向けソフトウェア会社MarkLogic社によって開発・発売された製品でグローバルに2,000社以上の多様な業種の顧客を有します。Marklogic社は2023年2月に、同じく企業向けソフトウェア開発・販売を行う米国Progress社に買収・統合され(注12)、Progress社の主要販売製品の1つとして位置付けられております。MarkLogic®は、XMLやJSON、バイナリファイル等の様々な種類のデータを事前の設計無しでそのまま取込み、統合管理することができる大規模データ処理に対応したデータベースです。リレーショナルデータベースでは、データをデータベースに取り込むときに、事前にテーブル定義やデータベースの設計作業を技術者が行う必要があります。MarkLogic®は、マルチモデル型のデータベースの特徴を活かすことで、技術者による事前のテーブル設計や正規化を行うことなく、データの統合を可能にし、DXに関する様々なデータ管理のニーズに対応することが可能です。 <用語集> 注1   システムインテグレーター   主として情報システムの開発、運用などの業務をシステムのオーナーとなる顧客から一括して請け負う企業のことです。 注2   受託開発型   顧客企業が作りたいシステムの概要をまとめ、外部の開発会社に情報システムの開発を委託する方法です。 注3   スクラッチ開発   一般的に製品を開発する際に、すでに存在する何かを土台とせずにゼロから新たに作り上げることを指します。情報システム開発においては、システム全体をゼロから手作業でプログラミングを行うことで、新規に作成する、あるいは作り直すことを指します。 注4   デジタル経済   インターネットを中心に情報通信技術によって生み出された経済現象を示したものであり、インターネットによるショッピングや映画や音楽等のネット配信、電子決済等のサービス等に基づく経済を示します。 注5   開発方法論   ソフトウェア開発を行うときの標準的な工程や管理手順、作成すべき成果物等を定義し体系化したものです。 注6   ローコード開発ツール   プログラミングを自動化するローコード技術を活用して作成されたもので、プログラマーがこれまで手作業で行っていた作業の多くを自動化することができるツールの総称です。 注7   ウォーターフォール型   1970年代に提唱された、大規模なシステム受託開発を行う場合の作業の流れのことであり、日本のシステム受託開発において主流となっている手法です。具体的には、まず作りたいソフトウェアの要求を全て定義して合意し、それを基に設計を全て行い、それに基づくプログラムを全て製造し、最後にそれらが正しく動作するかを検証する手法です。この手法は、作りたいソフトウェアの要求を最初に全て決定する必要があるため、要件定義後に発生する要求の変更に対応することができません。このためこの手法では、昨今の急速な社会環境の変化や技術の進化による要件の変化や新規追加に対応することが難しくなっています。 注8   ローコード開発ツールベンダー   ローコード開発ツールの開発及び販売を行っている企業の総称です。 注9   導入企業は世界に数千社存在します   OutSystems 社の公開情報に基づきます。 https://www.outsystems.com/company/ 注10   2024年度には「受注登録最多賞」、「OutSystemsパートナーインパクトアワード」を受賞しております。   「受注登録最多賞」の受賞については、以下を参照:https://www.bluememe.jp/press-release2025-04-17/「OutSystems」パートナーインパクトアワード」の受賞については、以下を参照:https://www.bluememe.jp/press-release2024-10-22/ 注11   APIインテグレーション   異なるシステム間で、データのやりとりを行い、機能連携をさせることを指します。これまでのシステム間の連携は、連携相手を特定した密な結合の連携がほとんどでしたが、近年ではAPIと呼ばれる不特定多数の相手を前提としたデータ連携の繋ぎ口を予めシステムに持たせることにより、疎結合連携を行うようになっています。 注12   Marklogic社は2023年2月に、同じく企業向けソフトウェア開発・販売を行う米国Progress社に買収・統合されました。   Progress社の公開情報に基づきます。 https://jp.marklogic.com/news/progress-completes-acquisition-of-marklogic/
経営方針・対処すべき課題3,015字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは日々生まれる新規技術をもって、日本企業の活性化を牽引できるような存在であることに力を注いでおります。そのために、高い技術力を持った社員と、革新的で有効性の高い次世代型ソフトウェアを併せ持つことを重視しております。社員一人一人が高い技術力を持ったプロフェッショナルとして自主的に考え、実行できる存在として育成すること、また絶えず良いものを探し積極的に投資し導入することで、企業価値を高めております。これらのためには健全な財政状態を保つことが重要だと考えております。 (2) 経営環境 当連結会計年度(2024年4月1日から2025年3月31日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価上昇、米国の政策動向、中東情勢、金融資本市場の変動等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループの属する情報サービス(IT)産業においては、労働力の減少に対する経営効率化や生産性向上等、将来の成長及び競争力強化に向けた企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進への関心は依然として高く、リモートワークや付随する業務プロセスのオンライン化への対応も相まって、IT分野への投資需要は引き続き堅調に推移するものと考えられます。 当社グループはDX事業の単一セグメントにおいて、これまで手作業で行っていたプログラミング作業を自動化できるローコード技術と、少人数かつ短期間で品質の高いシステム開発を実現できるアジャイル手法を組み合わせた受託開発サービス及び技術者向けトレーニングを提供する「プロフェッショナルサービス」と、ローコード開発ツール等のソフトウェアを販売する「ソフトウェアライセンス販売」を提供しております。当社グループの既存及び潜在顧客においては引き続き各種情報システム化への投資意欲は衰えておらず、多様化するニーズへの対応早期化を狙いとしたローコード技術への取り組みが加速するものと予測しております。 当社グループとしてはこれらを踏まえ、以下の対応が必要と考えております。 ①  情報システム構築事例の増大 業務システム開発の手法や開発基盤の選定に際して、顧客企業は同一業界、同一業務領域における既存事例、その前提となる手法及び基盤の安定性を重視するため、当社グループの保有する事例を増やすことが重要となります。また、当社グループは、事例をモデル化し資産として活用する事を目指しており、これを活用できる体制を整え開発期間の短縮や品質向上のみならず技術者人材の省エネを実現し、顧客企業への更なる安定的な受託開発サービスの提供を可能としております。 ②  技術者人材の育成による確固たる地位の確保 当社グループの提供する受託開発サービスは、安定的に提供するための技術者人材が不可欠となります。そのための施策として人材育成プログラムの増強を行っております。これは、当社グループ内だけでなく、顧客企業やパートナー企業を含めた当社グループ外部への供給も目的としており、これを実現することにより当社グループが扱うソリューション製品の国内における普及を促し、事業の確固たる地位を確立してまいります。 ③ 新たなソリューション製品の開発 当社グループでは、ローコード技術の活用が進むにつれ、顧客企業が複数のローコード製品を同時に使用しなければならないマルチローコード時代が到来すると想定しております。これにより、ローコード技術の進化に伴い複数のローコード製品を扱えるような人材が不足することが予想され、新たな人材不足の問題が発生する可能性が高いと考えております。当社グループでは、この解決策として複数のローコードを操ることが出来るデジタルレイバーの活用を目指し、その研究・開発及び提供を推進してまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上のため、収益力を高めるとともに、経営の効率化を図ってまいります。具体的には下表の各指標を重要な経営指標と位置づけ、各経営課題に取り組んでまいります。 経営指標   数値目標 売上高   2026年3月期に33.0億円 営業利益   2026年3月期に1.5億円 (注) 上記の将来に関する事項は、将来の目標数値の達成を保証するものではありません。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの継続的な発展及び経営基盤の安定を図っていくために、以下の事項を今後の事業展開における主要な課題として認識し、事業展開を図る方針であります。 ①  新しいニーズと技術革新への対応 当社グループでは、ローコード技術やアジャイル手法と呼ばれる最新技術・開発方法論を取り入れ、独自の開発手法に基づく情報システム開発サービスの提供及びそれに付随するソフトウェアの研究開発に取り組んでおります。これらの手法やソフトウェアは、企業の情報システム開発の「内製化」という新しいニーズや技術革新の進展に応じ、常に改良と拡張を実施していく必要があります。また、当社グループの成長の礎として、既存の枠組みを超えた、次世代技術・方法論の研究開発にも積極的に取り組む方針であり、既に開始しております量子コンピュータの技術研究と同技術を用いた解析手法の社会実装等に向けた国立大学法人との共同研究等、産学連携も含めた変化、革新への対応を推進してまいります。 ②  技術者人材の確保と育成 当社グループが推進するローコード技術、アジャイル手法を活用した独自のサービス提供においては、当該サービスの提案・提供を実施するための新たな技術者人材の育成及び確保が不可欠となります。引き続き、非IT人材を中心とした当社グループ従業員の採用と教育を強化するとともに、当社グループのサービスパートナー企業他、教育機関等への積極的な人材育成プログラムの提供等を通じ、新たなDX人材供給のエコシステム構築に努めてまいります。 ③  ESGへの取組みと社会貢献 当社グループはESG(Environment/環境・Social/社会・Governance/ガバナンス)の課題に対する取り組みを行っております。環境については、テレワーク、リモート会議及び電子署名の導入により、環境負荷の低減に努めております。社会については、ダイバーシティ経営を推進しており、管理職に占める女性の割合が25.0%となっております。ガバナンスについては、小規模ながら組織が急速に拡大していることに対応すべく、バックオフィス業務の整備を推進するとともに、経営の公正性及び透明性を確保するための内部管理体制の強化に努めてまいります。 当社グループでは、上記のような事業上の課題に対処するための研究開発と技術者育成に係る継続的な投資を行います。これにより、当社グループ独自の開発方法論に基づくプロフェッショナルサービスを展開し、収益力の向上及び安定的なキャッシュ・フローを創出するとともに、その再投資を通じた事業の拡大に努めてまいります。
事業等のリスク5,852字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境等に関するリスクについて ① 経済市況について 当社グループの提供するノーコード・ローコード技術及びアジャイル手法に係る製品・サービスは、主として日本国内企業向け業務システムの開発・保守・運用を対象としております。このため、顧客となる企業のIT設備投資動向が日本国内外の景気動向等に応じて悪化する場合には、当社グループの事業展開、財務状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、ノーコード・ローコードソフトウェア販売においては長期契約の締結につとめるとともに、プロフェッショナルサービス提供においては、パートナーを活用した技術者確保による変動費化につとめております。 ② 競合について 当社グループの提供するノーコード・ローコード技術及びアジャイル手法に係る製品・サービスは、主として日本国内企業向け業務システムの開発・保守・運用を対象としております。国内外では、ノーコード・ローコード製品を使用したサービス提供を行う新たな市場が形成されつつあります。しかしながらこの領域においても、同様の製品・サービスを標榜、提供する競合企業が存在しており、競合他社の営業力・技術力等の向上により競争が激化する場合には、当社グループの事業展開、財務状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、独自の開発方法論「AGILE-DX」の活用を通じ、当社グループ独自のローコード技術×アジャイル手法の組み合わせにより差別化されたサービス開発と提供につとめております。 ③ 法的規制等について 当社グループは、事業者又は個人との間で業務委託契約を締結し、業務を委任しておりますが、「下請代金支払遅延等防止法」(下請法)が適用される場合があります。 当社グループは、法令を遵守し事業運営を行っておりますが、運用の不備等により法令義務違反が発生した場合には、当社グループの社会的信用の失墜等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 技術革新について 当社グループの属する情報サービス産業においては、技術革新の急速な進展とそれに伴う市場ニーズの変化に迅速に対応することが常に求められます。その中において適切な対応をとることができず、当社グループの有する技術・ノウハウ等が陳腐化し、顧客の期待する高品質のサービスを提供できなくなる等、競争優位性を失った場合、当社グループの事業及び経営成績等に影響が生じる可能性があります。 このため、当社グループでは、ノーコード・ローコード技術やアジャイル手法と呼ばれる先端的技術・開発方法論を取り入れ、独自の開発手法に基づく情報システム開発サービスの提供及びそれに付随するデジタルレイバー等のソフトウェアの研究開発に積極的に取り組んでいます。 加えて、将来の当社グループ事業成長の礎として、既存の枠組みを超えた次世代技術・方法論の研究開発にも積極的に取り組む方針であり、既に開始しております量子コンピュータの技術研究と同技術を用いた解析手法の社会実装等に向けた国立大学法人との共同研究等、産学連携も含めた変化、革新への対応を推進してまいります。 (2) 事業内容等に関するリスクについて ① OutSystemsソフトウェアへの依存について 当社グループでは、OutSystemsジャパン社との間で、同社提供ソフトウェア製品OutSystems®に関する販売代理店契約を締結しております。(契約内容は[第2 5 重要な契約等]を参照ください。) 当連結会計年度において、当社グループのソフトウェアライセンス売上高及びプロフェッショナルサービス売上高の95%以上が依然としてOutSystems®に関連するものとなっておりますことから、当社グループの成長はOutSystems®の市場拡大に大きく依存しております。 当該契約は、当事者の一方が3ヶ月前までに申し出た場合に解除できることとなっております。これに加え、即時解除条件として、本契約内容に対する重大な違反があった場合ならびに当事者の一方の倒産、要職にある者の死亡等に伴い後継候補者が見つからない場合、及び当事者の一方が賄賂や刑事罰を受けた場合が規定されておりますが、OutSystemsジャパン社との関係は良好であり、当該パートナー契約の解除事由に該当する事項は現時点では発生しておりません。 こうした現状を踏まえ、当社グループでは、OutSystems®以外の他社製品及びこれらを活用したプロフェッショナルサービスの販売による新たな事業展開に努めておりますが、競合製品の登場、製品・サービスの陳腐化、技術の進歩への対応の遅れが生じることでの競争力の低下によりOutSystems®の市場規模が縮小する場合や、OutSystemsジャパン社の経営戦略あるいは取引条件に変更があるような場合、またはOutSystemsジャパン社とのパートナー契約の解除事由に抵触し契約解除された場合には、当社グループの事業展開、財務状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② プロフェッショナルサービスの提供に関するリスクについて 当社グループでは、主たる事業である受託開発サービス提供において、提供先顧客との間で一括の請負契約を締結することがあります。請負契約の場合、仕様の大幅な変更や、予期せぬ不具合の発生等により開発工数が増加し、当初予定の納入期日に変更を及ぼし、顧客の検収に基づく収益の計上が翌四半期あるいは翌事業年度にずれ込む可能性がございます。 このような状況が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを回避するため、当社グループにおいては、開発ノウハウの標準化とその適用に際する品質管理体制を整えるとともに、契約形態についても請負契約を低減し、顧客による作業完了確認により収益を計上する準委任契約の締結を推進しております。 ③ システムトラブルについて 当社グループが提供するプロフェッショナルサービスの提供に際して構築するシステムとその提供は、クラウド化の進展によりインターネットを経由して行われることが多くなっており、インターネットに接続するための通信ネットワークに依存することが増加しております。構築・提供するサーバーについては、安全性・信頼性の高いクラウドサービスの採用を原則としておりますが、当該サービスに対するアクセス数の急激な増加に伴う負荷の増加や外部からのサイバー攻撃、自然災害及び事故などによる予期しえないトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こるような場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 単一事業であることについて 当社グループ事業は、「DX事業」の単一事業となっております。当社グループが属する情報サービス産業並びにDX市場の成長傾向は今後も継続するものと見込んでおりますが、当該市場の成長が鈍化するような場合、またこれに応ずる事業環境の変化等への対応が適切でない場合には、当社グループ事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 経営成績の季節変動について 当社グループが提供するソフトウェアライセンス販売並びにプロフェッショナルサービスは、顧客のシステム投資予算並びに新製品開発予算の対象となる他、顧客企業の予算執行のタイミングや開発システムの工期との兼ね合いから、第4四半期会計期間に売上・利益計上が集中する傾向があります。なお、当社グループでは納入期限とその品質管理を徹底しておりますが、「プロフェッショナルサービスの提供に関するリスクについて」に掲げる納入期日に変更が生ずる場合、当該期間での業績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (3) 組織体制に関するリスクについて ① 代表取締役への依存について 当社グループにおいて、代表取締役社長松岡真功は、当社グループの経営方針及び事業戦略を決定するとともに、ビジネスモデルの構築から事業化に至るまで重要な役割を果たしております。また、今後も当社グループの業務全般においては、同氏の事業構想・経営手腕に依存する部分が大きいと考えられます。 当社グループでは、取締役会等の重要な会議において役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化等により、 同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めてまいりました。 ② 人材の確保・育成に関するリスクについて 当社グループでは、「優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に掲げる技術者人材の市場への供給に努めております。当社グループまたは当社グループのサービスパートナー企業が必要とする人材を十分に確保、育成できない場合には、顧客のシステム開発需要に対する開発者人材の供給が不足し、サービス提供機会の喪失につながることから、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような人材の確保・育成のリスクを回避するため、人材の確保については、人材の登用とその教育制度の充実に努めるとともに、ワークライフバランスを重視し、働き方や価値観の多様化に対応した人事制度の構築や労働環境の整備に取り組んでおります。 ③ パートナーの確保について 当社グループにおけるプロフェッショナルサービスの拡大に際しては、顧客の情報システム開発ニーズに対し、適時に対応するための技術者人材の確保とソフトウェアライセンスの販売体制の強化が必要不可欠となります。 このため当社グループでは、一部のサービスパートナーと技術者人材の育成を通じた受託開発サービスの提供のみならず、当該ソフトウェア製品の再販においても提携をしております。 今後の事業拡大にあたり、既存パートナーとの安定的な取引関係の維持及び新規パートナーの開拓を継続的に行ってまいりますが、当社グループ展開サービスの需要拡大に応じた適切なパートナーの確保ができない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 内部管理体制について 当社グループでは、「優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に掲げる事業拡大に伴った組織体制の整備に努めております。現時点では、バックオフィス業務の整備や、内部監査の実施によるコンプライアンス体制の強化、監査役監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の整備を実現しておりますが、今後の業容拡大から生ずる、新たな人員、組織、拠点等の拡大に伴い、上記内部管理体制の構築が追い付かない状況が生じる場合には、社会的信用の失墜を招き、適切な業務運営が困難になり、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ 情報管理体制について 当社グループは、入社時に役員及び従業員に機密情報管理に関する研修を行うことと併せて、パートナー技術者へも参画時に情報管理に関する研修を行っております。また、リスク管理体制の観点から「情報システム管理規程」、「情報管理規程」を定め、役員及び従業員の情報取り扱いに関する運用を実施しております。しかしながら、人為的ミス等により知り得た情報が漏洩した場合には、当社グループの社会的信用の失墜、損害賠償責任の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他 ① 知的財産権等について 当社グループの事業が他社の知的財産権を侵害したとして、損害賠償請求を受ける可能性や、第三者により当社グループの知的財産権が侵害される可能性があり、いずれの場合も、当社グループの事業及び業績等に影響が生じる可能性があります。当社グループにおいては、内部管理体制を整備のうえ社員への教育を充実させ、該当する契約内容の確認と運用を通じた法令順守の徹底に努めております。 ② 配当政策について 当社グループは株主還元を適切に行っていくことが重要であると認識しており、剰余金の配当については、内部留保とのバランスを考慮して適切に配当を実施していくことを基本方針としております。 しかしながら、当社グループはいまだ成長途上にあり、主要事業の立ち上げ間もないことからいまだに内部留保が薄く、創業以来配当を行っておりません。今後は内部留保の充実を図り、収益力強化と事業基盤整備のための投資に充当し、一層の成長を実現することにより、将来における安定的かつ継続的な利益還元につながると考えているため、配当実施の可能性及び実施時期については未定であります。 ③ ストック・オプションの行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、当社役員及び従業員に対するインセンティブを目的とした新株予約権(以下「ストック・オプション」という)を付与しております。これらのストック・オプションの権利が行使された場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。2025年5月31日現在におけるストック・オプションによる潜在株式数は58,800株であり、発行済株式総数3,603,946株に対応する潜在株式の比率は約1.6%であります。 ④ 資金使途について 当社グループの資金使途については、中期経営計画に記載している事業拡大を実現するために、受託開発サービスの中核となる技術者人材等の増強に係る労務費、売上増加に応じたサービスパートナー企業技術者人材の増強に係る外注委託費、営業及び管理部門の人材の増強に係る人件費、並びに当社の成長戦略に照らした研究開発費等の運転資金に充当いたします。 しかしながら、事業環境の急激な変化に応じ、現在予定する使途以外の目的に充当される可能性があります。また、予定通りの使途に資金を充当した場合にも、想定通りの成果を挙げられない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,947字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価上昇、米国の政策動向、中東情勢、金融資本市場の変動等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループの属する情報サービス産業においては、そのような状況においても、労働力の減少に対応する経営効率化や生産性向上はもとより、テクノロジーの活用により新たな価値や収益を生み出すデジタルビジネスの推進を狙いとするデジタル・トランスフォーメーション(以下「DX」という。)への需要は依然として強く、中でも将来の技術者減少や技術革新に対応するための情報システムの近代化、モダナイゼーションへの取組が活発であることから、IT投資の需要が引き続き堅調に推移することが期待されます。 このような状況の中、当社グループは「新たな価値を創造し、常識を変え、文化を進化させる」という企業理念のもと、ローコードによる自動化技術及び当社グループ独自のアジャイル開発方法論を活用した、情報システム開発の内製化を推進するサービスを提供することにより、日本企業の国際的競争力を向上させることをミッションとするDX事業を展開しております。 当社グループの事業は、ローコード技術とアジャイル手法を最大限に活かせる当社グループ独自の開発方法論である「AGILE-DX」を活用したコンサルティング・受託開発及び技術者向けトレーニングの各サービスを提供する「プロフェッショナルサービス」と、ローコードプラットフォーム等ソフトウェア製品を販売する「ソフトウェアライセンス販売」から構成されております。「プロフェッショナルサービス」においては、「OutSystems®」を中心としたローコードプラットフォームを活用したコンサルティング及び受託開発の提供が引き続き順調に拡大する中、将来の需要拡大に備えた当社グループ従業員技術者の採用・育成及びサービスパートナーの確保に加え、サービス提供の効率化を促進することや次世代の技術による将来の新規事業のための研究開発にも注力いたしました。「ソフトウェアライセンス販売」においては、「プロフェッショナルサービス」の提供に伴う「OutSystems®」を中心とする当社グループ取扱製品の顧客への定着及び拡販に努めております。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は2,349,515千円(前年同期比6.3%減)、営業利益は31,254千円(前年同期比87.6%減)、経常利益は20,633千円(前年同期比91.9%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は、17,143千円(前年同期は174,872千円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 また、セグメントの業績につきましては、当社グループは、DX事業の単一セグメントのため、記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は3,466,162千円となり、前連結会計年度末に比べ77,088千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が516,517千円減少した一方、売掛金及び契約資産が466,847千円増加及びその他(預け金)が76,801千円増加したことによるものであります。固定資産は433,540千円となり、前連結会計年度末に比べ88,621千円増加いたしました。これは主に投資有価証券が71,620千円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は3,899,702千円となり、前連結会計年度末に比べ165,710千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,262,876千円となり、前連結会計年度末に比べ191,657千円増加いたしました。これは主に買掛金が259,146千円増加し、未払法人税等が76,140千円減少したことによるものであります。固定負債は99,216千円となり、前連結会計年度末に比べ45,805千円増加いたしました。これは主に長期借入金が42,145千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は1,362,092千円となり、前連結会計年度末に比べ237,462千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は2,537,609千円となり、前連結会計年度末に比べ71,752千円減少いたしました。これは主に自己株式の買付によるものであります。 この結果、自己資本比率は64.6%(前連結会計年度末は69.9%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ522,582千円減少し、1,706,176千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により支出した資金は、348,032千円(前年同期は252,373千円の獲得)となりました。これは主に、仕入債務の増加により257,229千円増加した一方、売上債権の増加額447,047千円及び法人税等の支払額131,206千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、88,586千円(前年同期比17.1%減)となりました。これは投資有価証券の取得による支出79,225千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、84,652千円となりました。これは主に、長期借入による収入40,000千円があった一方、自己株式取得による支出71,724千円及び自己株式取得のための預託金増加76,801千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 第18期連結会計年度及び第19期連結会計年度の受注実績は、次の通りであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2023年4月1日  至 2024年3月31日)   当連結会計年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日) 受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%)   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) DX事業   2,553,359   105.2   577,401   108.9   2,724,090   106.6   1,196,498   207.2 合計   2,553,359   105.2   577,401   108.9   2,724,090   106.6   1,196,498   207.2 c.販売実績 第18期連結会計年度及び第19期連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 なお、当社グループの事業はDX事業の単一セグメントであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自 2023年4月1日  至 2024年3月31日)   当連結会計年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日) 金額(千円)   前期比(%)   金額(千円)   前期比(%) DX事業   2,506,780   109.5   2,349,515   93.7 合計   2,506,780   109.5   2,349,515   93.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 a.貸倒引当金 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるために、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案して回収不能見込額を計上しております。顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。 b.繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得を見積り、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 c.受注損失引当金 受注契約に係る将来の損失に備えるため、当該連結会計年度末における受注契約に係る損失見込額を計上しております。受注契約時の予見不能な事象の発生やプロジェクト案件の進捗状況等によって損失額が大きく変動する可能性があります。 d.固定資産の減損損失 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ② 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は2,349,515千円(前期比6.3%減)となりました。これは主にDX事業におけるローコード開発プラットフォームOutSystems®のソフトウェアライセンス販売が堅調に推移したこと、及びライセンス値上交渉の難航によりサービスの提供開始が遅れたことによるものになります。 (売上原価,売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は1,157,248千円(前期比6.8%減)となりました。これは主に、労務費及び外注費売上の減少によるものであります。この結果、売上総利益は1,192,266千円(前期比5.8%減)となりました。 (販売費及び一般管理費,営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,161,012千円(前期比14.7%増)となりました。これは主に、人件費の増加によるものであります。この結果、営業利益は31,254千円(前期比87.6%減)となりました。 (営業外収益,営業外費用,経常利益) 当連結会計年度における営業外損益は、貸倒引当金戻入額等による営業外収益が6,021千円、支払手数料等による営業外費用16,641千円が発生し、この結果、経常利益は20,633千円(前期比91.9%減)となりました。 (特別利益、特別損失、税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度における特別損益は発生しておりません。この結果、税金等調整前当期純利益は20,633千円(前期比91.8%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損失) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は、法人税等41,852千円が発生した結果、17,143千円(対前年同期は当期純利益174,872千円)となりました。 ③ 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりです。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化、優秀な人材の確保、市場のニーズにあったサービスの展開等により、当社グループの経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要のうち主なものには、DX事業におけるプロフェッショナルサービス提供のための労務費及び外注費のほか、営業部門及び管理部門の人件費、サービス開発に伴うソフトウェア利用料、研究開発費等があります。運転資金は、内部資金によるものであります。なお、資金調達方法の優先順位等は、資金需要の額や用途に合わせて柔軟に検討を行う予定であります。 ⑦ 目標とする経営指標 「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループでは経営上の目標の達成状況を客観的に判断するため、「売上高」ならびに「営業利益」を経営指標と位置付けております。当該指標においては、当連結会計年度終了時点で、売上高は2,349,515千円、営業利益は千円と31,254千円となっております。 当社グループはこれまで取り組んできたアジャイル開発とローコード基盤に加えて、開発自動化を実現するデジタルレイバーの活用拡大により、レガシーシステムのモダナイゼーション市場に注力しつつ、採用やトレーニングなどの人的投資、デジタルレイバーの研究開発、M&Aなどの戦略的投資を継続的に実施してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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