本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

マテリアルグループ

Material Group inc.156A · Growth · サービス業

PR発想を核に、企業のブランドとステークホルダーを結ぶマーケティングコミュニケーション専門集団。

概要

マテリアルグループは、PR発想/ストーリーテリングを核とするマーケティングコミュニケーション専門企業である。2005年の創業以来、テレビPRから事業を拡大し、現在はPRコンサルティング、デジタルマーケティング、PRプラットフォームの3事業を展開する。2025年8月期の連結売上高は63億円、従業員数は347名。持株会社のもと9社の連結子会社を擁し、東京都港区に本社を置く。

3つの事業セグメントと売上構成

マテリアルグループは、PRコンサルティング事業、デジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業の3セグメントで構成される。2025年8月期の連結売上高63億円のうち、PRコンサルティング事業が84.6%(約53億円)を占め、中核子会社の株式会社マテリアルがこれを牽引する。デジタルマーケティング事業は11.1%(約7.2億円)、PRプラットフォーム事業は4.3%(約2.9億円)と続く。同事業群は、プロジェクト型のスポット契約、継続的なリテナー契約、月額課金のサブスクリプション方式など、多様な収益形態を持つ。

9社の連結子会社とグループ運営

グループは当社と9社の連結子会社で構成される。PRコンサルティング事業には株式会社マテリアル、株式会社ルームズ、キャンドルウィック株式会社が属する。デジタルマーケティング事業は株式会社マテリアルデジタルが担う。PRプラットフォーム事業では、TikTokを活用した採用支援の株式会社トレプロ、ソーシャルコマース支援の株式会社マテリアルリンクス、メディアプラットフォーム「CLOUD PRESS ROOM」を運営する株式会社CONNECTED MATERIAL、スタートアップ向けPR・広報プラットフォームの株式会社PRASが活動する。持株会社である当社はミドル・バックオフィス機能を集中管理し、M&A後のPMIを効率化している。

顧客基盤と収益の受け取り方

PRコンサルティング事業は主に国内大手企業を顧客とし、スポット契約が取引の中心である。プロジェクトごとに戦略立案から実行までを支援し、成果物納品時点で収益を認識する。デジタルマーケティング事業は中堅〜大手企業向けに、デジタル広告運用では出稿額に一定割合を乗じた手数料、Web接客ツール「Flipdesk」では月額課金を得る。PRプラットフォーム事業は中小・スタートアップ向けで、TikTok関連サービスはスポット契約、プレスルームはサブスクリプション、フリーランサープラットフォームはリテナー契約を採用している。このように事業ごとに収益形態が異なり、リスク分散が図られている。

中期経営計画と成長の方向性

2025年10月14日、マテリアルグループは2026年8月期~2028年8月期を対象とする中期経営計画を発表した。中長期ビジョンとして「PR発想をコアとしてマーケティング業界の第4極となる」を掲げる。重点施策は4点:優秀な人材の採用加速によるサービス供給体制強化、AI Agent活用による生産性向上、TikTokを軸としたPRプラットフォーム事業の成長加速、東南アジアへの進出である。東南アジアでは自社拠点立ち上げや現地PRエージェンシーとの提携・M&Aを計画している。また、M&A専門チームを有し、周辺領域への拡大を継続する方針である。

業界の中での役割はブランドのストーリーを設計し、メディアやSNSを通じて消費者に届けるマーケティングコミュニケーションサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
63億円
営業利益
8億円
営業利益率
12.7%
純利益
5億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
PRコンサルティング事業53億円84.1%11億円20.8%
デジタルマーケティング事業7億円11.1%2億円28.6%
PRプラット フォーム事業3億円4.8%1億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01PRコンサルティング主力

国内大手企業を中心に、PR発想/ストーリーテリングに基づく戦略設計から施策実行までを支援。テレビPR、イベント、SNSキャンペーンなどを通じて、ブランドとステークホルダーの関係構築を促進する。

グローバル水準のプランニング力

主な製品・サービス1
PRプロデュース
PRプロデューサーが中心となり、企画から実行まで案件を統括するPRコンサルティングサービス。

02デジタルマーケティング準主力

中堅〜大手企業向けに、デジタル広告運用支援や広告クリエイティブ制作、Web接客ツール「Flipdesk」の提供など、デジタル領域のマーケティングを統合的に支援。

主な製品・サービス1
Flipdesk
Webサイト訪問者の行動データに基づき、一人ひとりに合わせたコミュニケーションをサイト上で行うWeb接客ツール。

03PRプラットフォーム副次

中小・スタートアップ企業向けに、TikTok活用の採用支援「TREND PRODUCE」、ソーシャルコマース販促支援、メディアとつながる「CLOUD PRESS ROOM」、スタートアップ特化のPR・広報支援プラットフォームなど、プラットフォームを活用したサービスを提供。

主な製品・サービス2
TREND PRODUCE
TikTokを活用した採用支援サービス。企業の魅力を動画で発信し、採用活動を支援する。
CLOUD PRESS ROOM
メディアとリアル・Web上でつながるためのPRプラットフォーム。企業のプレスリリースや情報を配信する。

製品と技術

PRコンサルティングとストーリーテリング

中核事業であるPRコンサルティングでは、「PR発想/ストーリーテリング」という独自の方法論を採用する。これは、共通の価値観を持つコミュニティ(トライブ)から逆算した情報流通設計により、ブランドとステークホルダーの深い関係性を構築する手法である。具体的には、テレビPR(情報番組・ドラマへの露出)、イベント実施、SNSキャンペーンなどを組み合わせ、認知度向上や認知変容を支援する。戦略設計から実行までを一貫して行うため、プロジェクトごとにPRプロデューサー、プランナー、メディアプロモーターからなるチームを組成する。

デジタルマーケティングとWeb接客ツール「Flipdesk」

デジタルマーケティング事業では、デジタル広告運用支援と広告クリエイティブ制作に加え、自社開発のWeb接客ツール「Flipdesk(フリップデスク)」を提供する。「Flipdesk」はECサイト等を運営する事業者向けで、訪問者の行動履歴データをもとに一人ひとりに最適な情報をサイト上で表示し、離脱防止やコンバージョン率向上を図る。月額課金のサブスクリプションモデルで提供される。同事業はPRコンサルティングで培ったストーリーテリングをデジタル領域にも応用し、広告運用においても情緒的な便益を訴求するクリエイティブ制作を強みとする。

TikTokを軸としたPRプラットフォーム群

PRプラットフォーム事業は、主に中小・スタートアップ企業向けに4つのサービスを展開する。株式会社トレプロはTikTokを活用した採用支援サービス「TREND PRODUCE(トレンドプロデュース)」を提供。株式会社マテリアルリンクスはTikTok Shopなどのソーシャルコマースにおける販促支援を行う。株式会社CONNECTED MATERIALはメディアとリアル・Web上でつながるプラットフォーム「CLOUD PRESS ROOM(クラウドプレスルーム)」を運営。株式会社PRASはスタートアップに特化したPR・広報のフリーランサープラットフォームを提供する。これらのサービスは、急成長するTikTokエコシステムを活用した新しいマーケティングチャネルを顧客に提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • PRコンサルティンググローバル水準のプランニング力

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

高収益な人材派遣、成長持続が課題

当社はサービス業に属し、人材派遣・紹介事業を展開。売上高53億円(2024年8月期)、営業利益率15.09%と高収益を誇る。同業にはジンジブ(人材)、イシン(派遣)、ダイブ(人材)などがいるが、当社は製造業や建設業など特定領域で強みを持つ。売上は増加傾向(47→53→63億円)で、利益率も12.7%と高い水準を維持。ただし、労働市場の需給変動や法規制の変更、競合の参入により、成長持続には新規分野開拓が必要。

強み

  • 営業利益率15%超と業界平均を大きく上回り、強固な収益基盤を構築。
  • 毎期2桁の売上成長を達成し、市場ニーズを的確に捉えている。
  • 製造・建設など専門性の高い分野で派遣実績があり、顧客からの信頼が厚い。
  • 高収益で自己資本が充実し、事業拡大のための資金余力がある。

課題

  • 景気後退や人手不足緩和により、派遣需要が減少する恐れがある。
  • 労働者派遣法の改正など、規制強化が事業モデルに影響する可能性。
  • 既存分野の成長鈍化に備え、新たな顧客セグメントへの展開が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がマテリアルグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 5件

有限会社マテリアル設立とテレビPRの専業開始

2005年2月、東義和氏が東京都世田谷区野沢に有限会社マテリアルを設立した。創業時の事業はテレビPRの専業であり、情報番組やドラマへの露出を目指すパブリシティ獲得が主な業務であった。この時点では小規模な組織で、テレビメディアとのリレーションを生かした事業がスタートした。設立からわずか2年後の2007年4月には株式会社へ組織変更し、同時に東京都渋谷区宇田川町へ本社を移転。法人格の変更とともに事業拡大の基盤を整えた。

渋谷区内での二度の移転と業務拡大

2011年1月、マテリアルは業務拡大と従業員増加に対応するため、最初に渋谷区宇田川町から同区桜ヶ丘町へ本社を移転した。さらに同じ月内に、渋谷区桜ヶ丘町から同区恵比寿へと再移転している。短期間での連続移転は、急成長する事業規模を示している。この時期、テレビPR以外のマーケティングコミュニケーション手法への需要が高まり、PRの領域を拡大する契機となった。同年の移転後、組織体制の強化が進められた。

大阪支社設立と関西市場への進出

2012年6月、マテリアルは大阪支社を設立した。関西地区での顧客獲得と事業基盤の拡大を目的とし、首都圏以外の地域にもサービスを提供できる体制を構築した。この支社設立により、東京本社と連携した全国規模の案件対応が可能となり、大手企業の関西拠点との取引も増加した。支社は後にグループ全体の西日本エリアにおける拠点として機能することになる。

港区赤坂への本社移転と現在の体制へ

2013年11月、マテリアルはさらなる業務拡大と従業員増加に伴い、本社を東京都港区赤坂(現住所:赤坂一丁目12番32号アーク森ビル35階)へ移転した。これが現在の本社所在地である。赤坂は広告・PR業界の企業が集積するエリアであり、業界内でのプレゼンス向上につながった。移転後も事業は拡大を続け、2012年以降はM&Aによる子会社化を積極的に進め、現在のグループ体制へと成長した。

年表5件を開く

2000年代

  • 2005年2月創業東義和氏が有限会社マテリアルを設立(東京都世田谷区野沢)。テレビPRを専業に扱う会社として事業を開始。
  • 2007年4月有限会社マテリアルを株式会社マテリアルに移行するとともに、東京都渋谷区宇田川町へ本社移転。

2010年代

  • 2011年1月業務拡大、従業員数の増加に伴い、東京都渋谷区宇田川町から東京都渋谷区桜ヶ丘町へ本社移転。同じく東京都渋谷区桜ヶ丘町から東京都渋谷区恵比寿へ本社移転。
  • 2012年6月創業大阪支社を設立。
  • 2013年11月業務拡大、従業員数の増加に伴い、東京都渋谷区恵比寿から東京都港区赤坂へ本社移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    プロフェッショナル人材の採用・育成強化

    PRコンサルティング事業とデジタルマーケティング事業において、プロフェッショナル人材の採用・育成を積極的に行い、業務フローやプロジェクト管理体制の高度化により生産性の高いサービス提供を実現する。

  2. 02

    AI活用による生産性向上

    PRコンサルティング事業とデジタルマーケティング事業でAI Agentを活用し、オペレーションや組織の抜本的な改革を行い、PRパーソンやデジタルマーケターの生産性を大幅に改善する。

  3. 03

    TikTok活用によるPRプラットフォーム事業の成長加速

    子会社を通じてTikTokを活用した採用支援サービスやソーシャルコマース領域の支援を強化し、プラットフォームとして拡大するTikTokをグループ全体の成長の軸とする。

  4. 04

    東南アジアへの進出

    成長が見込まれる東南アジア市場に自社拠点の立ち上げや現地エージェンシーとの提携・M&Aで進出し、日本顧客の同地域進出におけるマーケティング支援も行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で347人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は636万円で、1期前と比べて+1.0%平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は2.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年8月62935.93.1282284
2025年8月63634.92.8347231

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都港区86百万円
全社
本社 — 東京都港区59百万円
デジタルマーケティング事業
本社 — 東京都新宿区6百万円
PRコンサルティング事業
本社 — 東京都千代田区6百万円
PRコンサルティング事業
本社 — 東京都渋谷区0百万円
デジタルマーケティング事業
本社 — 東京都港区0百万円
PRプラットフォーム事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社マテリアル(注)2、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ルームズ(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キャンドルウィック 株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社マテリアルデジタル(注)5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Bridge (注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社CONNECTED MATERIAL (注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社PRAS
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は63億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+18.9%、利益が+0.0%。

売上高
+18.9%
63億円
営業利益
+0.0%
8億円
純利益
-28.6%
5億円
営業利益率
12.7%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高90億円63億円
営業利益12億円8億円
純利益6億円5億円
1株あたり配当¥26.1¥26.1

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

7期分

直近は2026年3Qで、売上は23億円、営業利益は3億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+76.9%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年2Q27414.83
2024年3Q13323.11
2024年4Q1317.73
2025年2Q30413.32
2025年4Q33412.13
2026年2Q44715.94
2026年3Q23313.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2020年8月期からの6期で、売上は2億円から63億円へ31.5倍に増えた。直近期の営業利益率は12.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年8月221
2021年8月310
2022年8月4242
2023年8月4774
2024年8月538815.17
2025年8月638812.75

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高63億円のうち、営業利益として残るのは8億円12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の7.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金39.7%25億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.6%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
60.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.1pt
12.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
7.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.6pt
22.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
21.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年8月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は13億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年8月3−1−129
2023年8月5−2−636
2024年8月10−2−3811
2025年8月7−1−5613

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年8月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は55.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年8月54184.8
2021年8月1651131.9
2022年8月28101835.3
2023年8月26141254.2
2024年8月33201262.1
2025年8月39221755.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
19億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
17億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中97位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中268位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
22.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
18.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥852で、1年前と比べて+8.6%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥852-0.6%1ヶ月+7.4%1年+8.6%時価総額84億円
過去52週の値幅
安値¥644高値¥976

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.2倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR3.45倍
配当利回り3.06%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月横ばい(+1.0%)だが、25日線(863円)を下回り弱含み。52週高値976円から13%下落、安値644円からは32%戻した位置だが、RSI29と売られすぎ圏。出来高は直近期末にかけて増加し、やや売り圧力。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER 13.2倍は同業界平均22.3倍を下回るが、PBR 3.43倍は平均3.09倍をやや上回る。ROE 22.4%は高く収益性は良好。配当利回り3.08%は平均2.77%を上回るが、配当性向32.6%と適切。PERは割安に見えるがPBRがやや高く、バリュエーションは総合的にほぼ妥当。来期予想PER13.3倍とほぼ変わらず、割高感はない。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.2倍23.4倍
PER (予想)13.4倍
PBR3.45倍3.51倍
ROE22.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、人手不足を背景にした人材派遣需要の拡大と、IT派遣へのシフトによる高付加価値化を評価。弱気派は、競争激化による単価低下や、利益率の先行き不透明感を指摘。業界全体の需給動向と自社の差別化戦略がカギ。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    派遣需要は堅調。売上高増加継続。

  • IT派遣へのシフト

    高単価IT派遣で利益率向上の余地。

  • 高いROE

    ROE22%は資本効率の良さを示す。

  • 2025/8期増収継続で営業利益10億円突破2025/8期影響

    売上高63億円予想、営業利益率12.7%維持なら8億円超

  • 高ROE22.4%を活かした資本効率改善継続影響

    ROE高く、内部留保の効率的活用でさらなる成長期待

  • M&Aによる事業拡大不定影響

    時価総額84億円、自己資本比率高い場合、買収余地

  • 配当増加による株主還元次回株主総会影響

    配当利回り3.08%、増配余地あり

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    人材業界は低参入障壁、価格競争リスク。

  • 利益率の低下予想

    2025年8月期は営業利益率低下見込み。

  • 小規模で影響力限定的

    売上60億円程度、市場シェア小。

  • 営業利益頭打ちで成長鈍化懸念2025/8期影響

    売上高は増加も営業利益8億円横ばい、収益改善乏しい

  • 顧客依存度の高さ継続影響

    大口顧客喪失で売上高が大幅減少するリスク

  • 人材確保難によるコスト増継続影響

    サービス業で人手不足が進行、人件費上昇が利益圧迫

  • 株価上昇後の利食い売り不定影響

    年初来+13.9%と上昇、短期筋の売り圧力

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の指標。低下は価格競争や原価高の兆候。
IT派遣売上比率
高収益分野へのシフト度合いを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり26.1いまの株価に対する利回りは3.06%。

年間配当
¥26.1
1株あたり
配当利回り
3.06%
いまの株価に対して
配当性向
32.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥26.1

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ5,483人。区分でいちばん多いのは個人・その他69.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.9%を占め、残る90.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年8月%2025年8月%
個人・その他67.069.1
外国法人17.317.5
金融機関10.77.0
証券会社3.13.5
事業法人1.82.8
自己株式1.42.5
外国人個人0.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01戦略PR投資事業有限責任組合31.63
0210X Investment Ltd.10.20
03野村信託銀行株式会社(投信口)5.58
04Retweet and Share Ltd.2.65
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.17
06青﨑 曹1.12
07MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.00
08JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.93
09JPモルガン証券株式会社0.91
10上田八木短資株式会社0.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-08
    株式会社AP60
    新規の大量保有報告
    28.78%
  • 2026-05-08
    株式会社AP60
    新規の大量保有報告
    28.78%
    -2.85pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+302%、1株純資産は6期で+386%。直近期のROEは22.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2020年8月124630.6
2021年8月1602.5
2022年8月2410125.9
2023年8月4514636.1
2024年8月7320841.111.0
2025年8月4822422.416.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/8期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青﨑曹代表取締役CEO38110,185
吉田和樹取締役CFO3866,243
喜多慎一郎取締役56
中田正樹取締役(監査等委員)741,800
市川雄介取締役(監査等委員)51
山口さやか取締役(監査等委員)46

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2481926935
社外取締役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,067字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社9社で構成され、マーケティングコミュニケーション(注1)領域において、PR発想/ストーリーテリング(注2)をコアとして顧客のブランドの成長を支援する専門事業集団です。 当社グループは、中核子会社と位置づけている株式会社マテリアルが属するPRコンサルティング事業を中心に、デジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業の3つの事業を展開しております。 昨今のデジタル化の進展、それに伴うコミュニケーションの機会・手段の多様化・複雑化によって、ブランドが各ステークホルダー(注3)から選ばれるためのマーケティングコミュニケーションの複雑性が増しており、主に以下のような状況にあると認識しております。 ・機能だけでは選ばれない 機能的な便益よりも情緒的・自己表現に資する便益の重要性が増している(注4) ・関心がないと情報が届かない 「今の社会は情報が多すぎる」と多くの人が感じており、特に若年層は関心のある情報に接触を絞る傾向にある ・関心は多様化していて掴みにくい 消費の価値観は多様化しており、また、複数の価値観が個人の中で共存し、機会・場所によって変化する(注5) 上記の環境変化を受け、マーケティングコミュニケーション領域では、ブランドからの一方通行のコミュニケーションではなく、ブランドとそれを取り巻くステークホルダーの双方向のコミュニケーションが求められております。 結果として、今まで以上にブランドとステークホルダーの良好な関係の構築が重要であり、顧客のブランドに対するPR発想/ストーリーテリングに基づいた支援は、マーケティングコミュニケーション領域において重要な位置づけになっていると認識しております。 加えて近年では、消費者等のオンライン利用機会が増大し、企業によるオンラインも含めたサービス提供形式・マーケティング手法の活用が活発化しており、ソーシャルメディアの活用も含めたデジタルマーケティングの重要性が大きく増していると認識しております。 当社グループにおける各セグメントの主な顧客、価値提供の源泉、当社グループ内の位置づけは、以下のとおりです。 また当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 (注)1.マーケティングコミュニケーションとは、ブランド・商品・サービスとそのステークホルダーが双方にコミュニケーションを取りながら行う販売促進等の活動を指し、その手法には、広告やプロモーション、PR、デジタルマーケティング等が含まれております。 2.PRとは、Public Relations(パブリックリレーションズ)の略であり、企業や団体がその組織を取り巻く社会・人々との良好な関係を構築するための活動を指しております。 またPR発想/ストーリーテリングとは、トライブ(共通の価値観や興味を持つ人々が集まってできるコミュニティ)から逆算した情報流通設計により、より多くの人と深い関係性を構築しやすい発想術と定義しております。 3.ステークホルダーとは、企業や商品・サービス、ブランドを取り巻くすべての存在を指し、消費者や生活者、顧客、メディア、従業員/求職者、株主/投資家等を指しております。 4.機能的な便益は、商品・サービスの機能から直接的に得られる便益(便利、早い、軽い等)を指しており、情緒的・自己表現に資する便益とは、商品・サービスを所有・利用することで得られるプラスの感情(安心感、高級感、楽しさ等)や自己表現・自己実現の状態(自分らしくいられる、自分に自信が持てる等)を指しております。 5.経済産業省が2017年3月31日に発表した『「消費者理解に基づく消費経済市場の活性化」研究会(消費者インテリジェンス研究会)報告書』において、消費者の消費行動は将来的に「自律的消費」「他律的消費」「偶発的消費」の3つの特徴的な消費行動タイプに分かれるとされ、さらに当該消費行動タイプは「1個人の中に共存するものであり相互に連関して」おり、「固定化されるものではなく飽きやその日のコンディションなどの要因によってリアルタイムに変化」するものとされております。 また当社グループの各事業セグメントの事業系統図及び事業の概要は以下のとおりです。 コア事業:PRコンサルティング事業 顧客のマーケティングコミュニケーション課題解決のため、プロジェクト毎にPRプロデューサー(注6)を中心としたチームを組成するB to Bサービスとなります。 (注)6.PRプロデューサーとは、施策の企画から実行まで、案件を総合的に管理・推進する役割を持つ人物を指しております。 7.プランナーとは、各メディア・SNSを通じた情報流通設計に対する深い理解を基に、マーケティング施策の企画・戦略策定を行う人物を指しております。 8.メディアプロモーターとは、各メディアとリレーションを持ち、メディアのトレンド等への深い理解を基に、メディアへの企画提案からメディア露出までを推進する人物を指しております。 準コア事業:デジタルマーケティング事業 デジタル領域における集客・接客を起点に、コンサルティング業務からプロダクト提供まで統合的に支援を行うB to Bサービスとなっております。 (注)9.デジタル広告プラットフォーム等に対する広告配信・広告出稿を代行するサービスを指しております。 10.Web接客ツールとは、サイトに訪問したユーザーの訪問/閲覧/購買履歴データをもとに、訪問者の趣味趣向を把握し、サイト上で訪問者に対して適切な情報訴求を行い、サイトからの離脱防止・サイト内の回遊促進・コンバージョン率向上の効果が見込めるサービスを指しております。 育成事業:PRプラットフォーム事業 主に中小/スタートアップ企業における採用・販促・広報・PRの課題を解決するため、プラットフォームを活用したサービスを提供するB to Bサービスとなっております。 採用・販促の支援を行う株式会社トレプロ、株式会社マテリアルリンクス 広報・PRの支援を行う株式会社CONNECTED MATERIAL、株式会社PRAS 以下において、各事業セグメントの事業の具体的な内容を記載いたします。 なお、当連結会計年度における当社グループの連結売上高に占める各事業セグメントの売上高(セグメント間の内部売上高等を除く)の割合は以下のとおりです。 ・PRコンサルティング事業:84.6% ・デジタルマーケティング事業:11.1% ・PRプラットフォーム事業:4.3% 詳細は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりです。 (1)PRコンサルティング事業 (事業の概要) PRコンサルティング事業には、株式会社マテリアル(当社グループにおける中核子会社)、株式会社ルームズ、キャンドルウィック株式会社が属しており、当社グループのコア事業として位置づけております。主に国内大手企業と取引を行っており、PRに関する知見・経験を持つプロフェッショナル人材が同事業の価値提供の源泉となっております。 具体的には、PRの各種手法(情報番組やドラマへ露出を目指すテレビPR、新商品・サービス等の紹介・発信を行うイベントの実施、SNSを用いたキャンペーン等)を中心に、広告を含むマーケティングコミュニケーションの各種施策を用いて、企業等のブランド・商品・サービス等の情報をメディア・SNSを通じて消費者/生活者等のステークホルダーに届け、認知度の向上や認知の変容を起こすための戦略設計から施策の実行までを支援しております。 (事業の収益形態) プロジェクト型で契約の締結、サービスの提供、対価の受領を行うスポット契約が主たる取引形態となり、プロジェクトごとの成果物を納品した時点で収益認識を行っております。また一部の取引において、一定期間にわたる契約を締結し、契約期間にわたってサービス提供を行い、当該継続的なサービス提供に対して対価を受け取るリテナー型の契約を締結しております。なお、顧客へのサービス提供は、広告代理店との契約に基づいて行う代理店取引と、顧客と直接契約を締結する直接取引が存在します。 (2)デジタルマーケティング事業 (事業の概要) デジタルマーケティング事業には株式会社マテリアルデジタルが属しており、当社グループにおける準コア事業として位置づけております。主に国内の中堅~大手企業と取引を行っており、デジタルマーケティングにおける知見・経験を持つプロフェッショナル人材及び顧客の課題を解決するプロダクトが同事業の主な価値提供の源泉となっております。 具体的には、デジタル領域におけるマーケティングコミュニケーションの戦略設計、実行の支援(主にデジタル広告運用支援)及び広告クリエイティブ制作業務を主として行っております。 加えて、Web接客ツール「Flipdesk(フリップデスク)」の提供を通して、主にECサイトを含むウェブサイトを運営する事業者が、サイトへ訪問した消費者/生活者等のステークホルダーに対して、1人ひとりに合わせた最適なコミュニケーションをサイト上で行い、より良い顧客体験を生み出すための支援をしております。 (事業の収益形態) 戦略設計及び広告クリエイティブ制作業務については、主に役務の提供又は制作物の納品が完了した時点で収益認識を行っております。 デジタル広告運用支援については、毎月のデジタル広告配信・広告出稿額に一定の割合を乗じた金額を対価として受領しており、当該配信・出稿が行われた時点で収益認識を行っております。 Web接客ツールの提供については、月額課金制で顧客から対価を受け取るサブスクリプション方式で、毎月のサービス提供に基づき収益認識を行っております。 (3)PRプラットフォーム事業 (事業の概要) PRプラットフォーム事業は当社グループにおける育成事業として位置づけ、主に中小/スタートアップ企業と取引を行っており、同事業が保有または活用する様々なプラットフォームが主な価値提供の源泉となっております。 具体的には以下の4つのサービスを提供しております。 ・TikTokを活用した採用支援を行う「TREND PRODUCE(トレンドプロデュース)」の提供(株式会社トレプロ) ・TikTok Shopをはじめとしたプラットフォーム及びソーシャルコマースにおける販促支援(株式会社マテリアルリンクス) ・メディアとリアル・Web上でつながるためのプラットフォーム「CLOUD PRESS ROOM(クラウドプレスルーム)」の運営(株式会社CONNECTED MATERIAL) ・スタートアップに特化したPR・広報支援を行うフリーランサープラットフォームの運営(株式会社PRAS) (事業の収益形態) 「TREND PRODUCE(トレンドプロデュース)」及び「CLOUD PRESS ROOM(クラウドプレスルーム)」は、契約に基づいて主として月額で顧客から対価を受け取るサブスクリプション方式で、毎月のサービス提供に基づき収益認識を行っております。 TikTok Shopをはじめとしたプラットフォーム及びソーシャルコマースにおける販促支援は、プロジェクト型で契約の締結、サービスの提供、対価の受領を行うスポット契約が主たる取引形態となり、プロジェクトごとの成果物を納品した時点で収益認識を行っております。 PR・広報支援を行うフリーランサープラットフォームは、一定期間にわたる契約を締結し、契約期間にわたってサービス提供を行い、当該継続的なサービス提供に対して対価を受け取るリテナー契約が主となります。 また各事業セグメントに共通する当社グループの主な強み・特徴は以下の3点となります。 1.グローバル水準のプランニング(注11)力 PRコンサルティング事業では、PR発想/ストーリーテリングに基づくマーケティングコミュニケーションの戦略設計を行う専門部署を有しており、各ステークホルダーへの情報流通を設計するプランニング力に強みがあると認識しております。 同部署に所属するプランナーが専門的にプランニング業務に従事することによって、結果としてPRコンサルティング事業のプランニング力はグローバル水準で高い評価を受けていると認識しております。 当社グループは、当該プランニング力を生かし、従来はパブリシティ獲得支援に特化していた支援範囲を、デジタルマーケティング領域を含むマーケティング課題全体に拡大しております。 当社グループの顧客の支援範囲の変化 (注)11.プランニングとは、ブランド・商品・サービスの各種マーケティング施策の選定及び全体設計を行う業務を指しております。 12.IMCとは、Integrated Marketing Communicationの略で、マスメディア(TV・ラジオ・雑誌・新聞等)での広告だけでなく、インターネットを含む様々なメディアを融合してマーケティングコミュニケーションの効果を最大化しようとする考え方やマーケティング戦略及び施策のことを指しております。 13.フルファネルとは、消費者/生活者等のステークホルダーの一部の行動だけでなく、全体の行動を考慮したマーケティング戦略及び施策を考えるアプローチを指しております。 2.強い採用力 1に記載したグローバル水準での高い評価等により、当社グループの採用市場における認知度が高まっており、新卒及び中途採用における応募者数は増加しております。結果として当社グループは優秀な人材を厳選採用する採用力を有しており、特にコア事業であるPRコンサルティング事業、準コア事業であるデジタルマーケティング事業において優秀な人材の確保に注力しております。 3.連続的なM&Aの実行力 当社ではM&A専門チームを有し、M&A案件のソーシングからPMI(Post Merger Integration)までのプロセスを一気通貫で着実に実行できる体制を整えております。特にPMIにおいては、ミドル・バックオフィス機能は持株会社である当社の管理部門に移管する方針とすることで堅実なコストシナジーの創出とガバナンスの整備・強化を図り、新たに参画した会社が事業に集中できる体制を構築するとともに、各グループ会社の幅広い顧客群に対して各社が連携してサービス提供を行う体制を整えております。
経営方針・対処すべき課題4,530字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書(以下、本書という)提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、「Switch to Red.」(個性に情熱を灯し、価値観や常識を変え、世界を熱くする。)をビジョンに、「Switch the Materials to Red.」(すべての個性に情熱を灯し、可能性を最大化する。)をミッションに掲げております。また当該ビジョン・ミッションを実現するために5つのバリューを設定し、ビジョン・ミッションと共に経営戦略の策定や経営の意思決定における根幹の考え方・価値観として位置づけ、グループ全体として持続的成長を目指しております。 また当社グループは、2026年8月期~2028年8月期を対象とした中期経営計画を2025年10月14日に発表しており、中長期のビジョンとして「PR発想をコアとしてマーケティング業界の第4極となる」を掲げております。 (2)経営環境 当社グループが属するマーケティングコミュニケーション領域では、テレビ・新聞・雑誌・ラジオのいわゆる4大マスメディアの影響力も大きい中、SNSや動画配信サービスといったソーシャルメディアの影響力もますます高まっていると認識しております。またSNS等の影響力の高まりによって、マスメディアだけでなく、個人や特定の集団が多様な情報を発信・受信するようになり、様々な情報や意見が社会に広がるようになっております(1億総メディアの時代)。 従来のマーケティングコミュニケーションの目的は、多くの消費者/生活者に情報を知らせることであり、マスメディアを活用し、自社が伝えたいことを統一的なメッセージでより多くの消費者/生活者に届けることが重要とされておりました(一方通行の時代)。 しかし上記の環境変化に伴い、現在のマーケティングコミュニケーションにおいては、顧客と生活者/消費者等のステークホルダーの深い関係性・リアクションを得ることを目的として、企業と消費者/生活者等のステークホルダーの共通の興味・関心を軸にトライブコミュニケーション(特定のトライブに向けた情報発信・コミュニケーションを行い、トライブ内での商品・サービスの認知度向上等を行うこと)を行うため、PR発想/ストーリーテリングが欠かせない発想術となっております。 マーケティングコミュニケーション領域における変化 なお日本国内の広告市場は2024年において7兆6,730億円(前年比4.9%増)と成長しており、その内、インターネット広告市場は2024年において3兆6,517億円(前年比9.6%増)と広告市場全体の成長を牽引しております(出典:株式会社電通が2025年2月27日に発表した「2024年日本の広告費」)。また上記の日本の広告市場の内、当社グループが対象としている市場は約8,400億円(「2024年日本の広告費」に基づき当社にて算定)と考えております。 (3)経営戦略等 2025年10月14日に発表した中期経営計画における重点施策は以下の4点となります。 ・採用の加速によるサービス供給体制の強化 特にPRコンサルティング事業及びデジタルマーケティング事業において、価値提供の源泉であるプロフェッショナル人材の採用・育成を積極的に行うとともに、当該プロフェッショナル人材が生産性高く顧客へサービス提供を行うための業務フローやプロジェクト管理体制等を高度化することで、引き続きPR発想/ストーリーテリングを用いてステークホルダーの認知度の向上・認知の変容を戦略から実行まで支援及びデジタル領域におけるマーケティングコミュニケーションの戦略設計、実行支援を行ってまいります。 ・AI活用による生産性の向上 主にPRコンサルティング事業及びデジタルマーケティング事業において、AI Agentの活用等によるオペレーションや組織のあり方の抜本的な改革を行い、PRパーソンやデジタルマーケターの生産性の大幅な改善を図ってまいります。 ・TikTok活用によるPRプラットフォーム事業の成長加速 PRプラットフォームにおいて、TikTokを用いた採用支援サービスを提供する株式会社トレプロ、TikTok Shop等のソーシャルコマース領域を支援する株式会社マテリアルリンクスを中心に、プラットフォームとして大きく拡大するTikTokを活用した事業をグループ全体の進化の1つの軸とします。 ・東南アジアへの進出 当社グループでは、マーケティングコミュニケーションの市場として中長期的に大きな成長が見込まれる(注1)東南アジア圏への進出を開始しております。具体的には、東南アジアにおける自社拠点の立ち上げ、東南アジアを拠点として事業を行うPRエージェンシーとの業務提携やM&Aを行うとともに、日本国内の顧客の東南アジア進出におけるマーケティングコミュニケーション領域の支援を行ってまいります。 (注)1.東南アジアにおける広告市場は、2025年:28.34 billion USDに対して、2030年には、56.51 billion USDと大きく拡大が見込まれております(出典:Mordor Intelligenceが発表した「Southeast Asia Advertising Market Size & Share Analysis - Growth Trends And Forecast (2025 - 2030)」) 加えて、M&Aにつきましては引き続き、対象領域、対象会社または対象事業単独での成長可能性及びシナジーによるグループ全体の企業価値向上の可能性等において一定の規律を持った上で、戦略的なM&Aを実施することにより、当社グループの強みを生かすことができる周辺領域への進出・拡大を図ってまいります。 具体的には以下の方針のもと、M&Aを検討・実行しております。 (注)2.評価された事業価値をM&A対象会社の調整後EBITDAにて割った数値となります。 (注)3.当初計上されるのれん金額をM&A対象会社の調整後利払前税引前利益で割った数値となります。 今後も、各事業セグメントにおいて、市場の動向や技術の進歩も踏まえながら、将来にわたってより安定的かつ効率的な収益を獲得できるサービスの開発に取り組み、顧客のブランド価値の最大化を総合的にサポートできる事業の強化を継続的に進めることで、業界における競合優位性を強化し企業価値の向上に取り組んでまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、グループ全体の主な経営指標として売上高、粗利(注1)、営業利益、EBITDA(注2)を特に重視しております。またPRコンサルティング事業に属する株式会社マテリアルの成長性を示す指標としてPRパーソン数(注3)、生産性を示す指標として同社のPRパーソン1人あたり粗利額(注4)を重要指標と考えております。 なお当社グループは、2026年8月末から国際会計基準(IFRS)を適用することを検討していることから、2026年8月期より上記のEBITDAに代わって、のれん償却前営業利益(注5)を重要指標の1つとして開示いたします。 (注)1.案件から得られる売上高から、案件進行に係る外注費を差し引いた金額であり、社内リソースによって獲得した利益の金額を示しております。 2.EBITDAは、営業利益に減価償却費、のれん償却費及び株式報酬費用を加えた数値となります。 3.PRパーソン数は、株式会社マテリアルの年間平均従業員数であります。 4.株式会社マテリアルの粗利をPRパーソン数で除した数値を12で除した数値となり、1人の従業員が月次で獲得する粗利金額の平均値を示しております。 5.のれん償却前営業利益は、営業利益にのれん償却費を加えた数値となります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、(1)及び(3)に記載した経営の基本方針及び経営戦略等を遂行し、将来にわたってグループの成長を継続させ企業価値の向上を実現するために、以下の課題に積極的に対処してまいります。 ① 人材の確保及び育成強化 当社グループでは、今後の成長戦略を着実に遂行していくためには、特にPRコンサルティング事業及びデジタルマーケティング事業における人材の採用と育成強化が重要であると認識しております。 既存の従業員を含む人材市場における当社グループの魅力を高めるため、制度面では福利厚生や研修の充実、グループ間の人材交流等を伴う多種多様な経験を通じた育成制度の構築を、組織風土面では多種多様な人材や働き方を受け入れる価値観の醸成を行ってまいります。さらに、将来の当社グループを担う人材の採用のため、積極的な新卒採用を進めていく方針であります。またグローバル案件への対応、海外進出を見据えたグローバル人材の育成・採用が重要であると認識しております。 ② 事業体制の強化と収益性の向上 顧客への付加価値の高い領域へのリソース投下を実現し、引き続き更なる新規顧客の獲得、既存顧客との継続的な取引関係の維持が重要であると考えております。 そのため、AIを活用した抜本的な業務内容の見直しを行い、生産性の改善、属人性の排除によるオペレーショナルエクセレンス、即ち企業が価値創造のための業務の品質・効率性を徹底的に磨き上げることで競争上の優勢を構築している状態の実現、外部パートナーとの効果的かつ効率的な連携を行ってまいります。また、当社グループの強みである情報流通の設計術の更なる言語化、形式知化により、組織としてのレベルアップを図り、顧客への提供価値及び請求単価を向上させてまいります。 ③ 組織規模の拡大を牽引する経営基盤の強化 当社グループは、既存事業の成長に加えて、M&Aを成長戦略の1つとしております。 PMIを含むM&Aのプロセスを効果的かつ効率的に推進するため、M&A専門チームの人員強化に加えて、管理部門の人員増強と筋肉質な組織に向けて業務の標準化を行ってまいります。またグループ全体としての経営管理の高度化に加えて、取締役会の強化、内部監査・内部統制の強化、IR・SR活動の更なる活発化等により、コーポレートガバナンスを引き続き強化してまいります。 ④ 財務基盤の強化 当社グループは、現時点において財務上の課題は認識しておりませんが、継続的かつ安定的な事業の拡大を図る上では、手許資金の流動性確保や金融機関との良好な取引関係が重要であると考えております。このため、一定の内部留保の確保や費用対効果の検討による各種コストの見直しを継続的に行うことで、財務基盤の強化を図ってまいります。
事業等のリスク7,623字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した当社グループの事業の状況及び経理の状況に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1)景気の変動に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 企業のマーケティング予算は、景気動向によって影響を受けやすく好況の際には予算が増加する一方で、不況の際には予算が削られやすい傾向にあります。今後、国内の景況感が著しく悪化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 市場動向によるため顕在化する可能性は高く、また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループでは戦略的に様々な業種へと取引を拡大することでリスクを分散しております。 (2)災害・事故等に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループが事業を遂行又は展開する地域において、自然災害、電力その他の社会的インフラの障害、通信・放送の障害、流通の混乱、大規模な事故、伝染病、パンデミックの再発、戦争、テロ、政情不安、社会不安などが発生した場合には、当社グループによるサービス提供の継続が困難となる可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループでは災害時の事業継続計画を策定し、速やかに事業を再開できるよう準備に努めております。 (3)メディアとの関係に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの事業において、様々なメディアとの継続的かつ良好な関係を維持することが顧客へ提供するサービスの品質・効果において重要な要素です。当社グループが誤った情報を提供することでメディアとの信頼関係を失った場合や、競争の激化により相対的に当社グループとメディアの関係が弱体化するなどした場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループは、メディア各社に有用な情報を長期的かつ継続的に提供することで、現在の良好な関係を築いてまいりました。今後も価値ある情報の提供に努め、良好な関係を維持できるよう努めてまいります。 (4)情報管理に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは業務の性質上、クライアント企業の公開前情報などの機密情報や消費者キャンペーン等において個人情報を入手することがあります。これらの情報の漏洩や不正使用などがあった場合、損害賠償、顧客からの信頼の喪失、社会的信用の失墜などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループでは情報管理の一環としてISMS認証(ISO27001)を取得する方針としており、各種情報管理体制を構築しております。また、定期的な社内教育や内部監査も併せて実施しており、各種情報の取り扱いには細心の注意を払っております。 (5)人材採用及び育成に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループが安定的な成長を継続するためには、優秀な人材の確保が必要と考えております。今後、人材獲得競争の激化等が生じた場合、当社グループの事業拡大に合わせた人材の確保・育成が困難になる可能性があります。その場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループの経営理念やミッションを理解した上で、クライアントに対してサービス提供できる人材の確保を重要な課題として認識し、人材獲得に取り組んでおります。人材育成については、主に業務の実践による教育を通じて、プロフェッショナルとして当社グループの事業への貢献が可能な人材を育成しております。また、当社グループは新卒採用や即戦力の中途人材の採用のため、公平な人事制度や勤務形態、グループ間の人材交流等従業員が定着しやすい環境整備に努めてまいります。 (6)システム障害に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループのデジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業ではインターネット接続や社外のサーバーを利用してサービスを提供しております。何らかの事象によりこれらが利用できなくなった場合、顧客へのサービス提供が難しくなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループは、安定的なサービスの提供を実現するために、サーバー設備の増強、セキュリティの強化、システム管理体制の構築等により、システム障害に対する備えを強化しております。 (7)競合・競争に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループのコア事業であるPRコンサルティング事業においては、新規事業者が絶えず参入しております。今後、更なる他社の新規参入により競争が激化し、当社グループが競合企業に対して効果的な差別化等を行うことができない場合、当社グループのクライアント層やシェアが変動し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループは設立以来、PR関連事業者との長年の取引により関係を構築しているため、当該新規事業者に対して参入障壁を有しているものと認識しております。加えて、当社グループは、PRコンサルティング事業の深化だけでなく、デジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業も併せ持ち、クライアントのマーケティングニーズに対して総合的なソリューションを提供できるビジネス基盤を有していると認識しています。また、新たな事業開発も継続して実施することにより、競合優位性を保持することが可能と考えております。 (8)売上高・営業利益の季節的変動に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの売上高・営業利益は、クライアントの決算期が3月に集中していることに伴い季節的変動があり、3月の属する第3四半期の売上高・営業利益が他の四半期に比べて高くなる傾向があります。同時期に何らかのビジネス阻害要因が発生した場合、業績に影響を与える可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については毎期発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループとしては、顧客にワンストップソリューションを提供するビジネスモデルを確立し、年間を通して安定的に継続受注できるベース案件を増やすことで季節的変動によるリスクを低減してまいります。 (9)法規制に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 広告表現や広告活動に関する法令・規制・制度の導入や強化、法令等の解釈の変更等がなされる場合があります。法規制等の導入や強化等に対して当社グループが適切に対処できない場合または当該法規制等によりクライアントの広告活動が減少する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 広告表現や広告活動に関する法令・規制・制度の導入や強化、法令等の解釈の変更等に関しては、常に情報収集を行い、顧問弁護士と連携しつつ適時適切に対処するとともに、社内教育を実施してまいります。 (10)レピュテーションに関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループでは、サービスの一環としてタレント、インフルエンサー等のキャスティングを行っております。当該タレント、インフルエンサー等が不適切な情報の発信を行うことによって、SNS等で非難が殺到する、いわゆる「炎上」と呼ばれる事象が発生することがあります。この炎上により、当社グループのサービスが意図した通りの効果を発揮しない可能性や当社グループのサービスに対する顧客からの評価が低下する可能性があります。かかる当社グループの取り組みの範囲では防ぐことのできない不適切な情報の発信がなされた場合や、当社グループに直接関係がない場合においても、キャスティングしたタレント、インフルエンサー等の炎上により、批判的な風評が発生した場合は、顧客からの当社グループのサービス品質に対する評価が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループにおいては、案件の内容に対応したタレント、インフルエンサー等の起用についてガイドラインを設け、それに沿った発注を行う等慎重を期しており、今後も体制の強化を進めてまいります。 (11)知的財産権に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、PRコンサルティング事業を中心として、クライアントへのサービス提供にあたり知的財産権を取り扱う場合や、新たに制作物を提供する場合等、知的財産権に留意して事業を推進する必要があります。知的財産権は社会や技術の発展とともに増加しているため、網羅的な調査は難しく、今後、当社グループが意図せず第三者の知的財産権を侵害することにより損害賠償等の請求を受けた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 知的財産権の取り扱いにあたっては、第三者の知的財産権を侵害することがないように細心の注意を払っており、現時点において重大な問題は生じておりません。また、当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しない体制として、権利関係については、法務グループ・顧問弁護士への確認を徹底し、また、定期的に社内教育を実施してまいります。 (12)新規事業に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、事業拡大と収益性の向上のために、積極的な新規事業開発やM&Aに取り組んでいく方針です。不測の事態が発生し、計画通りの成果を挙げることが難しくなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 新規事業開発やM&Aにおいては、入念な市場分析や事業計画設計、各種デューデリジェンスを行ってまいります。 (13)のれんの減損・子会社株式の評価減について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、今後の事業拡大に向けて必要に応じてM&Aを検討・実施してまいります。 当社グループは、2025年8月期末の連結貸借対照表において753,553千円ののれんを計上しております。M&A実施後の事業環境の変化等により十分な将来キャッシュ・フローを生み出さないと判断した場合は、減損損失を計上する必要が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社が保有する子会社株式の評価基準は原価法によっておりますが、時価のない株式については財政状態の悪化等により実質価額が著しく下落した場合、子会社株式の減損処理が必要となり、個別財務諸表の業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] M&A実施時には、将来の収益性について十分に精査・検討を行ってまいります。また、当該資産において減損の兆候が見られた場合、減損テストを行っております。当社グループでは該当する事業の業績を定期的にモニタリングし、早期にリスクを把握することで、懸念事項に対して適時適切に対応してまいります。 (14)繰延税金資産の回収可能性について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 繰延税金資産の計算は将来の課税所得の見通し及び税務上実現可能な利益計画に従い、実現可能性を定期的に評価しております。しかし、経営状況の悪化や税務調査の結果等により、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。そのため、将来の課税所得の予測・仮定に基づいて繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、繰延税金資産は減額され、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 将来の見通しの変化等により事業計画にダウンサイドリスクが判明した場合には、繰延税金資産の回収可能性に関しての見直しの要否を適時に判断できるような体制を構築しています。 (15)内部管理体制に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 事業の急速な拡大及び会社規模の拡大に十分な内部管理体制の構築が間に合わない状況が発生した場合、適切な業務運営に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期については常に発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] 当社グループは、コーポレート・ガバナンスとリスク管理を経営の重要課題として位置づけており、採用の強化や内部管理ルールの徹底により、適切な内部管理体制の構築に努めてまいります。 (16)株式価値の希薄化に関わるリスク [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループでは、取締役のみならず、従業員が株主と目線を合わせ、事業に対するオーナーシップを持って行動することを期待し、ストック・オプション制度及び譲渡制限付株式報酬制度を採用しております。これらの新株予約権の行使により新株の発行がなされた場合または譲渡制限付株式報酬制度に係る新株の発行がなされた場合は、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は1,204,723株であり、発行済株式総数9,877,197株の12.20%に相当します。 将来、これら新株予約権の行使が行われた場合、1株当たりの株式価値が希薄化し、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 新株予約権の行使タイミング等は予見できないため、当該リスクが顕在化する可能性の程度及び時期について合理的に予測することは困難と考えられます。 [リスクへの対応策] 権利行使期間において段階的に行使が可能となる条件を付与することで、希薄化の影響が分散するようにしております。また、現時点では、権利行使された場合に割り当てる株式は市場から取得する方針としております。 (17)大株主について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、株式会社アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドから、純投資を目的とした出資を受けており、本書提出日現在、戦略PR投資事業有限責任組合、10X Investment Ltd.及びRetweet and Share Ltd.(以下「APファンド」と総称する。)が合計で当社株式を4,392,824株(発行済株式総数対比44.47%)保有しています。また、当社社外取締役である喜多慎一郎及び当社社外取締役かつ監査等委員である市川雄介(戸籍名:小坂雄介)は、同社より派遣されております。今後同社の当社株式の保有・処分方針によっては、当社株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの経営その他の事項に関する同社の利益は、他の株主の利益とは異なる可能性があります。 [リスクが顕在化する可能性の程度や時期] 当該リスクが顕在化する可能性は相応にあるものと考えられます。また時期についてはAPファンドが全ての当社株式を処分するまで発生する可能性が考えられます。 [リスクへの対応策] APファンドは当社株式の上場時において、所有する当社株式の大半を売却しましたが、上場後においても一定の当社株式を保有しています。当社では、同社より、当社株式の将来的な処分時期や手法については未定であるものの、市場価格への影響を極力抑えた手法で対応する旨を聴取しております。加えて、同社より派遣されている取締役につきましては、今後のAPファンドの当社株式の持分等を勘案しながら、将来的には退任を想定しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,964字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ497,830千円増加し、2,454,902千円となりました。主な要因は、売掛金が342,239千円、現金及び預金が138,658千円増加したこと等によるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ138,626千円増加し、1,441,583千円となりました。主な要因は、株式会社Bridgeの株式取得及び当社の連結子会社である株式会社ルームズが株式会社エムズアップの株式取得※したこと等によりのれんが182,447千円増加したこと等によるものです。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ636,456千円増加し、3,896,486千円となりました。 ※株式会社エムズアップは、2025年8月31日付で株式会社ルームズに吸収合併されております。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ551,975千円増加し、1,563,278千円となりました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が57,330千円減少した一方で、支払手形及び買掛金が356,601千円、短期借入金が115,000千円、未払法人税等が84,300千円増加したこと等によるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ102,611千円減少し、120,757千円となりました。主な要因は、長期借入金が103,832千円減少したこと等によるものです。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ449,364千円増加し、1,684,035千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ187,092千円増加し、2,212,450千円となりました。主な要因は、株主配当金の支払が244,020千円、自己株式の取得及び処分により自己株式が52,802千円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が468,946千円、連結子会社の増加による非支配株主持分が54,226千円増加したこと等によるものです。 ② 経営成績の状況 当社グループは、「Switch to Red.」(個性に情熱を灯し、価値観や常識を変え、世界を熱くする。)をビジョンとして、マーケティングコミュニケーション領域においてPR発想/ストーリーテリングをコアとして顧客のブランドの成長を支援する事業を引き続き行っており、デジタルマーケティング領域も含めて顧客のブランド価値の最大化への貢献に取り組んでおります。 当連結会計年度につきましては、当社グループでは引き続き積極的な人材採用、案件管理体制の強化を行い、各事業の規模拡大を図りました。また“明日、選ばれるための戦略”であるPRと“今、選ばれるための戦略”であるデジタルマーケティングの融合を目指し、PRコンサルティング事業とデジタルマーケティング事業の連携を継続的に深めております。 加えて、顧客の持つマーケティングコミュニケーション全体における課題を適切に捉えることによって、クロスセル等の当社グループ全体として価値提供を行うための活動にも積極的に取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの経営成績は、売上高6,288,325千円(前年同期比19.1%増)、営業利益832,543千円(前年同期比2.7%増)、経常利益753,913千円(前年同期比1.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益468,946千円(前年同期比33.9%減)となっております。 セグメント別の経営成績は以下のとおりです。 (PRコンサルティング事業) 同事業に属する株式会社マテリアルについて、当連結会計年度は、PRパーソンの採用も順調に進捗するとともに、代理店を通した取引、直接販売取引ともに堅調に推移し、既存顧客からのリピート発注に加え、様々な業種の新規顧客の獲得が進みました。また、同事業に属する株式会社ルームズについて、当連結会計年度では引き続き新規顧客の獲得に注力しました。加えて、前連結会計年度にM&Aにより子会社化したキャンドルウィック株式会社においても、既存顧客からの案件の継続受注及び新規顧客の獲得に注力しました。 以上の結果、セグメント売上高は5,342,845千円(前年同期比18.2%増)、セグメント利益は1,145,808千円(前年同期比6.5%増)となりました。 (デジタルマーケティング事業) 当連結会計年度は、広告宣伝費も活用した顧客獲得を行うとともに、デジタルを起点にしたコンサルティング業務の提供、PRコンサルティング事業で培ったPR発想/ストーリーテリングを活かしたデジタル広告運用支援及びクリエイティブ制作業務の提供に注力しました。また引き続きWeb接客ツール「Flipdesk(フリップデスク)」の販売にも注力しました。 以上の結果、セグメント売上高は716,770千円(前年同期比39.3%増)、セグメント利益は169,913千円(前年同期比19.5%増)となりました。 (PRプラットフォーム事業) 当連結会計年度では、引き続き広報支援プラットフォーム「CLOUD PRESS ROOM(クラウドプレスルーム)」の営業活動の強化と各種広告宣伝による認知度向上施策を行い、新規IDの獲得に注力しました。また株式会社PRASのフリーランサープラットフォーム事業においても、新規顧客の獲得に注力しました。なお、前連結会計年度において同セグメントにて運営していた人材紹介事業を事業譲渡しております。 以上の結果、セグメント売上高は292,998千円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は60,885千円(前年同期は18,922千円のセグメント損失)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より138,658千円増加し、1,261,264千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、694,251千円(前年同期は987,197千円の獲得)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上753,894千円、仕入債務の増加額174,169千円等があった一方で、売上債権の増加195,221千円、法人税等の支払額190,934千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、58,325千円(前年同期は176,885千円の使用)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出22,514千円、無形固定資産の取得による支出22,463千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出11,736千円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、497,267千円(前年同期は302,578千円の使用)となりました。主な要因は、配当金の支払額243,859千円、長期借入金の返済による支出231,318千円等があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループは、受注生産に該当する事項がないため、受注実績に関する記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) PRコンサルティング事業   5,342,845   118.2 デジタルマーケティング事業   716,770   139.3 PRプラットフォーム事業   292,998   101.1 報告セグメント計   6,352,614   119.3 調整額   △64,289   - 合計   6,288,325   119.1 (注)1.セグメント間取引については調整額欄で相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 博報堂DYグループ   731,487   13.8   913,217   14.5 (注)博報堂DYグループには、株式会社博報堂DYホールディングス及びその連結子会社が含まれます。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 財政状態、経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」をご参照ください。 また、経営者の問題認識、今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 a.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度において、売上高は6,288,325千円(前年同期比1,006,721千円増加)となりました。 主な要因は、PRコンサルティング事業においては、マーケティングコミュニケーション市場の伸長とそれらの市場の伸びに対応するために積極的な採用、案件管理体制の強化を実施したことに加えて、引き続きデジタルマーケティング事業と連携しながら、デジタル領域を起点にしたマーケティングコミュニケーションの戦略設計及び実行の支援を実施したことによります。 デジタルマーケティング事業においては、Web接客ツール「Flipdesk(フリップデスク)」の販売に加えて、デジタル領域におけるコンサルティング業務、デジタル広告運用支援、広告クリエイティブ制作業務における顧客獲得に引き続き注力しました。 PRプラットフォーム事業においては、株式会社CONNECTED MATERIALが運営する「CLOUD PRESS ROOM(クラウドプレスルーム)」事業及びフリーランサープラットフォームを運営する株式会社PRASが着実に事業成長したことによります。 なお、当社グループにおける経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ④目標とする経営指標の達成状況等」をご参照ください。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度において、売上原価は2,442,230千円(前年同期比354,661千円増加)となりました。主な要因は、PRコンサルティング事業の事業拡大に伴い、案件に係る外注費及び売上原価に計上される人件費が増加したことによります。 結果として当連結会計年度において、売上総利益は3,846,095千円(前年同期比652,060千円増加)となりました。 売上総利益率が61.2%(同0.7ポイント増加)となった主な要因は、売上総利益率の高いデジタルマーケティング事業の売上高構成割合が上昇に加えて、PRコンサルティング事業において外注費の発生の少ない施策の実施が多かったため、売上総利益率が上昇しております。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度において、販売費及び一般管理費は3,013,551千円(前年同期比630,028千円増加)となりました。主な要因は、PRコンサルティング事業及びデジタルマーケティング事業における事業拡大に伴う積極的な採用による人件費の増加、人員数の増加に伴って発生する各種費用の増加及び新規事業の開発・立ち上げ等に伴って発生する費用の増加となります。 結果として当連結会計年度において、営業利益は832,543千円(前年同期比22,032千円増加)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当連結会計年度において、営業外収益が7,532千円(前年同期比3,789千円増加)、営業外費用が86,162千円(前年同期比35,897千円増加)となりました。営業外費用の主な要因は、子会社株式取得関連費用等の発生によるものです。 この結果、経常利益は753,913千円(前年同期比10,074千円減少)となりました。 (特別利益、特別損失及び税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度において、特別利益が30千円(前年同期比58,579千円減少)、特別損失が49千円(前年同期比7,473千円減少)となりました。特別利益の発生要因はストックオプションの失効に係る新株予約権戻入益を計上したことよるものです。特別損失の発生要因は固定資産除却損の発生等によるものです。 この結果、税金等調整前当期純利益は753,894千円(前年同期比61,180千円減少)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、法人税、住民税及び事業税が241,405千円(前年同期比59,933千円増加)、法人税等調整額が43,543千円(前年同期比119,571千円増加)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益が468,946千円(前年同期比240,685千円減少)となりました。 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」をご参照ください。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主にM&Aの実施、ソフトウエアへの設備投資等であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金を基本としており、M&A、設備投資及び長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。また、金融機関にコミットメントラインを設けており、当連結会計年度末のコミットメントラインの合計は1,115,000千円、コミットメントラインの未実行残高は1,000,000千円となっております。 なお、当連結会計年度末の借入金残高は228,014千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,261,264千円となっております。 ④ 目標とする経営指標の達成状況等 当社グループにおける経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりです。 グループ全体の主な経営指標の推移は以下のとおりです。 (単位:千円) 項目   前連結会計年度 (自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 売上高   5,281,603   6,288,325 粗利(注1)   3,692,570   4,384,159 営業利益   810,511   832,543 EBITDA(注2)   906,984   986,606 主にPRコンサルティング事業及びデジタルマーケティング事業において、それぞれの事業が属する市場の拡大及び各事業における供給体制の強化によって事業規模を拡大した結果、売上高/粗利/営業利益/EBITDAが増加しております。 なお、営業利益からEBITDAへの調整内容は、以下のとおりです。 (単位:千円) 項目   前連結会計年度 (自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 営業利益   810,511   832,543 減価償却費   45,031   67,391 のれん償却費   51,441   53,896 株式報酬費用   -   32,774 EBITDA   906,984   986,606 PRコンサルティング事業に属する株式会社マテリアルの主な経営指標の推移は以下のとおりです。 項目   前連結会計年度 (自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) PRパーソン数(注3)(人)   152   184 PRパーソン1人あたり粗利額(注4)(千円)   1,327   1,312 主に株式会社マテリアルにおいて、同社の属する市場の成長及びそれに伴って増加する案件に対する供給体制を整えるため、PRパーソン数を継続的に増加させております。また組織規模/人員数が拡大する中において、経営管理の高度化及び顧客に対する付加価値の高さから逆算した業務フローの見直しやプロジェクト管理体制の強化を行い、生産性を一定水準に維持しております。 (注)1.案件から得られる売上高から、案件進行に係る外注費を差し引いた金額であり、社内リソースによって獲得した利益の金額を示しております。 2.EBITDAは、営業利益に減価償却費、のれん償却費及び株式報酬費用を加えた数値となります。 3.PRパーソン数は、株式会社マテリアルの年間平均従業員数であります。 4.株式会社マテリアルの粗利をPRパーソン数で除した数値を12で除した数値となり、1人の従業員が月次で獲得する粗利金額の平均値を示しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-14

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。