概要
マテリアルグループは、PR発想/ストーリーテリングを核とするマーケティングコミュニケーション専門企業である。2005年の創業以来、テレビPRから事業を拡大し、現在はPRコンサルティング、デジタルマーケティング、PRプラットフォームの3事業を展開する。2025年8月期の連結売上高は63億円、従業員数は347名。持株会社のもと9社の連結子会社を擁し、東京都港区に本社を置く。
3つの事業セグメントと売上構成
マテリアルグループは、PRコンサルティング事業、デジタルマーケティング事業、PRプラットフォーム事業の3セグメントで構成される。2025年8月期の連結売上高63億円のうち、PRコンサルティング事業が84.6%(約53億円)を占め、中核子会社の株式会社マテリアルがこれを牽引する。デジタルマーケティング事業は11.1%(約7.2億円)、PRプラットフォーム事業は4.3%(約2.9億円)と続く。同事業群は、プロジェクト型のスポット契約、継続的なリテナー契約、月額課金のサブスクリプション方式など、多様な収益形態を持つ。
9社の連結子会社とグループ運営
グループは当社と9社の連結子会社で構成される。PRコンサルティング事業には株式会社マテリアル、株式会社ルームズ、キャンドルウィック株式会社が属する。デジタルマーケティング事業は株式会社マテリアルデジタルが担う。PRプラットフォーム事業では、TikTokを活用した採用支援の株式会社トレプロ、ソーシャルコマース支援の株式会社マテリアルリンクス、メディアプラットフォーム「CLOUD PRESS ROOM」を運営する株式会社CONNECTED MATERIAL、スタートアップ向けPR・広報プラットフォームの株式会社PRASが活動する。持株会社である当社はミドル・バックオフィス機能を集中管理し、M&A後のPMIを効率化している。
顧客基盤と収益の受け取り方
PRコンサルティング事業は主に国内大手企業を顧客とし、スポット契約が取引の中心である。プロジェクトごとに戦略立案から実行までを支援し、成果物納品時点で収益を認識する。デジタルマーケティング事業は中堅〜大手企業向けに、デジタル広告運用では出稿額に一定割合を乗じた手数料、Web接客ツール「Flipdesk」では月額課金を得る。PRプラットフォーム事業は中小・スタートアップ向けで、TikTok関連サービスはスポット契約、プレスルームはサブスクリプション、フリーランサープラットフォームはリテナー契約を採用している。このように事業ごとに収益形態が異なり、リスク分散が図られている。
中期経営計画と成長の方向性
2025年10月14日、マテリアルグループは2026年8月期~2028年8月期を対象とする中期経営計画を発表した。中長期ビジョンとして「PR発想をコアとしてマーケティング業界の第4極となる」を掲げる。重点施策は4点:優秀な人材の採用加速によるサービス供給体制強化、AI Agent活用による生産性向上、TikTokを軸としたPRプラットフォーム事業の成長加速、東南アジアへの進出である。東南アジアでは自社拠点立ち上げや現地PRエージェンシーとの提携・M&Aを計画している。また、M&A専門チームを有し、周辺領域への拡大を継続する方針である。
業界の中での役割はブランドのストーリーを設計し、メディアやSNSを通じて消費者に届けるマーケティングコミュニケーションサービスプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| PRコンサルティング事業 | 53億円 | 84.1% | 11億円 | 20.8% |
| デジタルマーケティング事業 | 7億円 | 11.1% | 2億円 | 28.6% |
| PRプラット フォーム事業 | 3億円 | 4.8% | 1億円 | 33.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01PRコンサルティング主力
国内大手企業を中心に、PR発想/ストーリーテリングに基づく戦略設計から施策実行までを支援。テレビPR、イベント、SNSキャンペーンなどを通じて、ブランドとステークホルダーの関係構築を促進する。
グローバル水準のプランニング力
- PRプロデュース
- PRプロデューサーが中心となり、企画から実行まで案件を統括するPRコンサルティングサービス。
02デジタルマーケティング準主力
中堅〜大手企業向けに、デジタル広告運用支援や広告クリエイティブ制作、Web接客ツール「Flipdesk」の提供など、デジタル領域のマーケティングを統合的に支援。
- Flipdesk
- Webサイト訪問者の行動データに基づき、一人ひとりに合わせたコミュニケーションをサイト上で行うWeb接客ツール。
03PRプラットフォーム副次
中小・スタートアップ企業向けに、TikTok活用の採用支援「TREND PRODUCE」、ソーシャルコマース販促支援、メディアとつながる「CLOUD PRESS ROOM」、スタートアップ特化のPR・広報支援プラットフォームなど、プラットフォームを活用したサービスを提供。
- TREND PRODUCE
- TikTokを活用した採用支援サービス。企業の魅力を動画で発信し、採用活動を支援する。
- CLOUD PRESS ROOM
- メディアとリアル・Web上でつながるためのPRプラットフォーム。企業のプレスリリースや情報を配信する。
製品と技術
PRコンサルティングとストーリーテリング
中核事業であるPRコンサルティングでは、「PR発想/ストーリーテリング」という独自の方法論を採用する。これは、共通の価値観を持つコミュニティ(トライブ)から逆算した情報流通設計により、ブランドとステークホルダーの深い関係性を構築する手法である。具体的には、テレビPR(情報番組・ドラマへの露出)、イベント実施、SNSキャンペーンなどを組み合わせ、認知度向上や認知変容を支援する。戦略設計から実行までを一貫して行うため、プロジェクトごとにPRプロデューサー、プランナー、メディアプロモーターからなるチームを組成する。
デジタルマーケティングとWeb接客ツール「Flipdesk」
デジタルマーケティング事業では、デジタル広告運用支援と広告クリエイティブ制作に加え、自社開発のWeb接客ツール「Flipdesk(フリップデスク)」を提供する。「Flipdesk」はECサイト等を運営する事業者向けで、訪問者の行動履歴データをもとに一人ひとりに最適な情報をサイト上で表示し、離脱防止やコンバージョン率向上を図る。月額課金のサブスクリプションモデルで提供される。同事業はPRコンサルティングで培ったストーリーテリングをデジタル領域にも応用し、広告運用においても情緒的な便益を訴求するクリエイティブ制作を強みとする。
TikTokを軸としたPRプラットフォーム群
PRプラットフォーム事業は、主に中小・スタートアップ企業向けに4つのサービスを展開する。株式会社トレプロはTikTokを活用した採用支援サービス「TREND PRODUCE(トレンドプロデュース)」を提供。株式会社マテリアルリンクスはTikTok Shopなどのソーシャルコマースにおける販促支援を行う。株式会社CONNECTED MATERIALはメディアとリアル・Web上でつながるプラットフォーム「CLOUD PRESS ROOM(クラウドプレスルーム)」を運営。株式会社PRASはスタートアップに特化したPR・広報のフリーランサープラットフォームを提供する。これらのサービスは、急成長するTikTokエコシステムを活用した新しいマーケティングチャネルを顧客に提供する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- PRコンサルティンググローバル水準のプランニング力
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
高収益な人材派遣、成長持続が課題
当社はサービス業に属し、人材派遣・紹介事業を展開。売上高53億円(2024年8月期)、営業利益率15.09%と高収益を誇る。同業にはジンジブ(人材)、イシン(派遣)、ダイブ(人材)などがいるが、当社は製造業や建設業など特定領域で強みを持つ。売上は増加傾向(47→53→63億円)で、利益率も12.7%と高い水準を維持。ただし、労働市場の需給変動や法規制の変更、競合の参入により、成長持続には新規分野開拓が必要。
強み
- 営業利益率15%超と業界平均を大きく上回り、強固な収益基盤を構築。
- 毎期2桁の売上成長を達成し、市場ニーズを的確に捉えている。
- 製造・建設など専門性の高い分野で派遣実績があり、顧客からの信頼が厚い。
- 高収益で自己資本が充実し、事業拡大のための資金余力がある。
課題
- 景気後退や人手不足緩和により、派遣需要が減少する恐れがある。
- 労働者派遣法の改正など、規制強化が事業モデルに影響する可能性。
- 既存分野の成長鈍化に備え、新たな顧客セグメントへの展開が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がマテリアルグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2488JTP | 87億円 | 12.0倍 |
| 2 | 3121マーチャント・バンカーズ | 86億円 | — |
| 3 | 6560エル・ティー・エス | 86億円 | 8.3倍 |
| 4 | 9761東海リース | 85億円 | 11.6倍 |
| 5 | 3021パシフィックネット | 85億円 | 9.6倍 |
| 6 | 156Aマテリアルグループ | 84億円 | 13.2倍 |
| 7 | 415AGMO TECHホールディングス | 83億円 | 3.9倍 |
| 8 | 5871SOLIZE Holdings | 83億円 | 29.6倍 |
| 9 | 9160オンザページ | 82億円 | 11.7倍 |
| 10 | 8769アドバンテッジリスクマネジメント | 82億円 | 11.5倍 |
| 11 | 9704アゴーラ ホスピタリティー グループ | 82億円 | 8.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 5件
有限会社マテリアル設立とテレビPRの専業開始
2005年2月、東義和氏が東京都世田谷区野沢に有限会社マテリアルを設立した。創業時の事業はテレビPRの専業であり、情報番組やドラマへの露出を目指すパブリシティ獲得が主な業務であった。この時点では小規模な組織で、テレビメディアとのリレーションを生かした事業がスタートした。設立からわずか2年後の2007年4月には株式会社へ組織変更し、同時に東京都渋谷区宇田川町へ本社を移転。法人格の変更とともに事業拡大の基盤を整えた。
渋谷区内での二度の移転と業務拡大
2011年1月、マテリアルは業務拡大と従業員増加に対応するため、最初に渋谷区宇田川町から同区桜ヶ丘町へ本社を移転した。さらに同じ月内に、渋谷区桜ヶ丘町から同区恵比寿へと再移転している。短期間での連続移転は、急成長する事業規模を示している。この時期、テレビPR以外のマーケティングコミュニケーション手法への需要が高まり、PRの領域を拡大する契機となった。同年の移転後、組織体制の強化が進められた。
大阪支社設立と関西市場への進出
2012年6月、マテリアルは大阪支社を設立した。関西地区での顧客獲得と事業基盤の拡大を目的とし、首都圏以外の地域にもサービスを提供できる体制を構築した。この支社設立により、東京本社と連携した全国規模の案件対応が可能となり、大手企業の関西拠点との取引も増加した。支社は後にグループ全体の西日本エリアにおける拠点として機能することになる。
港区赤坂への本社移転と現在の体制へ
2013年11月、マテリアルはさらなる業務拡大と従業員増加に伴い、本社を東京都港区赤坂(現住所:赤坂一丁目12番32号アーク森ビル35階)へ移転した。これが現在の本社所在地である。赤坂は広告・PR業界の企業が集積するエリアであり、業界内でのプレゼンス向上につながった。移転後も事業は拡大を続け、2012年以降はM&Aによる子会社化を積極的に進め、現在のグループ体制へと成長した。
年表5件を開く
2000年代
- 2005年2月創業東義和氏が有限会社マテリアルを設立(東京都世田谷区野沢)。テレビPRを専業に扱う会社として事業を開始。
- 2007年4月有限会社マテリアルを株式会社マテリアルに移行するとともに、東京都渋谷区宇田川町へ本社移転。
2010年代
- 2011年1月業務拡大、従業員数の増加に伴い、東京都渋谷区宇田川町から東京都渋谷区桜ヶ丘町へ本社移転。同じく東京都渋谷区桜ヶ丘町から東京都渋谷区恵比寿へ本社移転。
- 2012年6月創業大阪支社を設立。
- 2013年11月業務拡大、従業員数の増加に伴い、東京都渋谷区恵比寿から東京都港区赤坂へ本社移転。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
プロフェッショナル人材の採用・育成強化
PRコンサルティング事業とデジタルマーケティング事業において、プロフェッショナル人材の採用・育成を積極的に行い、業務フローやプロジェクト管理体制の高度化により生産性の高いサービス提供を実現する。
- 02
AI活用による生産性向上
PRコンサルティング事業とデジタルマーケティング事業でAI Agentを活用し、オペレーションや組織の抜本的な改革を行い、PRパーソンやデジタルマーケターの生産性を大幅に改善する。
- 03
TikTok活用によるPRプラットフォーム事業の成長加速
子会社を通じてTikTokを活用した採用支援サービスやソーシャルコマース領域の支援を強化し、プラットフォームとして拡大するTikTokをグループ全体の成長の軸とする。
- 04
東南アジアへの進出
成長が見込まれる東南アジア市場に自社拠点の立ち上げや現地エージェンシーとの提携・M&Aで進出し、日本顧客の同地域進出におけるマーケティング支援も行う。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で347人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は636万円で、1期前と比べて+1.0%。平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年8月 | 629 | 35.9 | 3.1 | 282 | 284 |
| 2025年8月 | 636 | 34.9 | 2.8 | 347 | 231 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社マテリアル(注)2、4東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ルームズ(注)2東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内キャンドルウィック 株式会社東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社マテリアルデジタル(注)5東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社Bridge (注)2東京都渋谷区 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内株式会社CONNECTED MATERIAL (注)2東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社PRAS東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は63億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+18.9%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 90億円 | 63億円 |
| 営業利益 | 12億円 | 8億円 |
| 純利益 | 6億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥26.1 | ¥26.1 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
7期分
直近は2026年3Qで、売上は23億円、営業利益は3億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+76.9%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年2Q | 27 | 4 | 14.8 | 3 |
| 2024年3Q | 13 | 3 | 23.1 | 1 |
| 2024年4Q | 13 | 1 | 7.7 | 3 |
| 2025年2Q | 30 | 4 | 13.3 | 2 |
| 2025年4Q | 33 | 4 | 12.1 | 3 |
| 2026年2Q | 44 | 7 | 15.9 | 4 |
| 2026年3Q | 23 | 3 | 13.0 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年8月期からの6期で、売上は2億円から63億円へ31.5倍に増えた。直近期の営業利益率は12.7%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 2 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年8月 | 3 | — | 1 | — | 0 |
| 2022年8月 | 42 | — | 4 | — | 2 |
| 2023年8月 | 47 | — | 7 | — | 4 |
| 2024年8月 | 53 | 8 | 8 | 15.1 | 7 |
| 2025年8月 | 63 | 8 | 8 | 12.7 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高63億円のうち、営業利益として残るのは8億円で12.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の7.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金39.7%25億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.6%30億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.7%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年8月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は13億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年8月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 9 |
| 2023年8月 | 5 | −2 | −6 | 3 | 6 |
| 2024年8月 | 10 | −2 | −3 | 8 | 11 |
| 2025年8月 | 7 | −1 | −5 | 6 | 13 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年8月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が22億円で、自己資本比率は55.4%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 5 | 4 | 1 | 84.8 |
| 2021年8月 | 16 | 5 | 11 | 31.9 |
| 2022年8月 | 28 | 10 | 18 | 35.3 |
| 2023年8月 | 26 | 14 | 12 | 54.2 |
| 2024年8月 | 33 | 20 | 12 | 62.1 |
| 2025年8月 | 39 | 22 | 17 | 55.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中97位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中268位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥852で、1年前と比べて+8.6%。過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.2倍 |
| PER (会社予想) | 13.4倍 |
| PBR | 3.45倍 |
| 配当利回り | 3.06% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月横ばい(+1.0%)だが、25日線(863円)を下回り弱含み。52週高値976円から13%下落、安値644円からは32%戻した位置だが、RSI29と売られすぎ圏。出来高は直近期末にかけて増加し、やや売り圧力。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)。
PER 13.2倍は同業界平均22.3倍を下回るが、PBR 3.43倍は平均3.09倍をやや上回る。ROE 22.4%は高く収益性は良好。配当利回り3.08%は平均2.77%を上回るが、配当性向32.6%と適切。PERは割安に見えるがPBRがやや高く、バリュエーションは総合的にほぼ妥当。来期予想PER13.3倍とほぼ変わらず、割高感はない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.2倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 13.4倍 | — |
| PBR | 3.45倍 | 3.51倍 |
| ROE | 22.4% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
強気派は、人手不足を背景にした人材派遣需要の拡大と、IT派遣へのシフトによる高付加価値化を評価。弱気派は、競争激化による単価低下や、利益率の先行き不透明感を指摘。業界全体の需給動向と自社の差別化戦略がカギ。
- 人手不足の追い風
派遣需要は堅調。売上高増加継続。
- IT派遣へのシフト
高単価IT派遣で利益率向上の余地。
- 高いROE
ROE22%は資本効率の良さを示す。
- 2025/8期増収継続で営業利益10億円突破2025/8期影響強
売上高63億円予想、営業利益率12.7%維持なら8億円超
- 高ROE22.4%を活かした資本効率改善継続影響中
ROE高く、内部留保の効率的活用でさらなる成長期待
- M&Aによる事業拡大不定影響中
時価総額84億円、自己資本比率高い場合、買収余地
- 配当増加による株主還元次回株主総会影響弱
配当利回り3.08%、増配余地あり
- 競争激化
人材業界は低参入障壁、価格競争リスク。
- 利益率の低下予想
2025年8月期は営業利益率低下見込み。
- 小規模で影響力限定的
売上60億円程度、市場シェア小。
- 営業利益頭打ちで成長鈍化懸念2025/8期影響強
売上高は増加も営業利益8億円横ばい、収益改善乏しい
- 顧客依存度の高さ継続影響中
大口顧客喪失で売上高が大幅減少するリスク
- 人材確保難によるコスト増継続影響中
サービス業で人手不足が進行、人件費上昇が利益圧迫
- 株価上昇後の利食い売り不定影響弱
年初来+13.9%と上昇、短期筋の売り圧力
- 営業利益率
- 収益性の指標。低下は価格競争や原価高の兆候。
- IT派遣売上比率
- 高収益分野へのシフト度合いを測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり26.1円。いまの株価に対する利回りは3.06%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥26.1
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ5,483人。区分でいちばん多いのは個人・その他で69.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.9%を占め、残る90.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 67.0 | 69.1 |
| 外国法人 | 17.3 | 17.5 |
| 金融機関 | 10.7 | 7.0 |
| 証券会社 | 3.1 | 3.5 |
| 事業法人 | 1.8 | 2.8 |
| 自己株式 | 1.4 | 2.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 戦略PR投資事業有限責任組合 | 31.63 |
| 02 | 10X Investment Ltd. | 10.20 |
| 03 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 5.58 |
| 04 | Retweet and Share Ltd. | 2.65 |
| 05 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.17 |
| 06 | 青﨑 曹 | 1.12 |
| 07 | MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.00 |
| 08 | JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.93 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 0.91 |
| 10 | 上田八木短資株式会社 | 0.86 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-08株式会社AP60新規の大量保有報告28.78%
- 2026-05-08株式会社AP60新規の大量保有報告28.78%-2.85pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+302%、1株純資産は6期で+386%。直近期のROEは22.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | 12 | 46 | 30.6 | — |
| 2021年8月 | 1 | 60 | 2.5 | — |
| 2022年8月 | 24 | 101 | 25.9 | — |
| 2023年8月 | 45 | 146 | 36.1 | — |
| 2024年8月 | 73 | 208 | 41.1 | 11.0 |
| 2025年8月 | 48 | 224 | 22.4 | 16.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/8期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 青﨑曹 | 代表取締役CEO | 38 | 110,185 |
| 吉田和樹 | 取締役CFO | 38 | 66,243 |
| 喜多慎一郎 | 取締役 | 56 | — |
| 中田正樹 | 取締役(監査等委員) | 74 | 1,800 |
| 市川雄介 | 取締役(監査等委員) | 51 | — |
| 山口さやか | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 48 | 19 | 2 | 69 | 35 |
| 社外取締役 | 2 | 8 | — | — | 8 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,067字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,530字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,623字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,964字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-26
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-28
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-14
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