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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

アドバンテッジリスクマネジメント

Advantage Risk Management Co., Ltd.8769 · Standard · サービス業

企業のメンタルヘルス対策を支援する専門企業。予防から復職支援までトータルに手掛け、就業不能保険の普及にも貢献。

概要

アドバンテッジリスクマネジメントは、企業と従業員のメンタルヘルス対策、就業不能リスクへの保険販売、少額短期保険などを手がけるサービス企業である。2026年3月期の連結売上高は99億円、従業員535人。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2006年12月)。

4つの事業で構成するウェルビーイング領域

当社グループは、メンタリティマネジメント事業、就業障がい者支援事業、リスクファイナンシング事業、少額短期保険事業の4セグメントで構成される。メンタリティマネジメント事業が売上の約77%(76.3億円)を占め、ストレスチェックや研修、産業医サービスなどを提供する。就業障がい者支援事業は団体長期障害所得補償保険(GLTD)の販売と休業者管理クラウドを手掛け、リスクファイナンシング事業は個人・企業向け保険代理業を展開。少額短期保険事業は2025年6月に子会社化した健康年齢少額短期保険による独自商品が柱である。

ストック収益とデータプラットフォームが成長の基盤

収益の特徴は、継続的な契約によるストック収益の比率が高い点にある。「アドバンテッジ タフネス」や「ADVANTAGE HARMONY」などのサブスクリプション型サービスが安定的な売上を生む。2024年5月に策定した中期経営計画では、「アドバンテッジ ウェルビーイング DXP」を軸に、健康診断や勤怠データを統合したデータマネジメントプラットフォームを展開。既存顧客へのクロスセルと新規顧客獲得により、2026年3月期の売上高は前期比16.0%増の99.2億円に達した。

全国規模の拠点とグループ連携

本社は東京都目黒区に置き、連結子会社として株式会社ARM総合研究所(研究機関)、株式会社Mediplat(健診管理システム・特定保健指導)、株式会社フィッツプラス(健康経営支援)、健康年齢少額短期保険株式会社(保険引受)を擁する。かつては中国・上海に子会社を設立したが2016年に清算。2025年1月にはResily株式会社を吸収合併し、2026年1月にはここむ株式会社を吸収合併するなど、グループ内再編を通じて事業の効率化を進めている。

業界の中での役割は産業保健サービスプロバイダー(法人向け)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
99億円
営業利益
10億円
営業利益率
10.1%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
メンタリティ マネジメント 事業76億円77.6%12億円15.8%
就業障がい者 支援事業17億円17.3%4億円23.5%
リスクファイナ ンシング事業3億円3.1%2億円66.7%
少額短期保険 事業2億円2.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01法人向けメンタルヘルス(メンタリティマネジメント)主力

企業の従業員を対象に、ストレスチェックや研修、EAP(従業員支援プログラム)など、メンタルヘルス対策の包括的なサービスを提供。一次予防から三次予防まで対応する。

主な製品・サービス4
アドバンテッジタフネス
一次予防に重点を置いたメンタルヘルス研修プログラム。ストレス耐性強化や組織活性化を図る。
アドバンテッジEAP
精神科医や臨床心理士による相談・カウンセリング、復職支援など包括的なプログラム。
アドバンテッジウェルビーイングDXP
健康データを統合・分析し、課題解決を図る人事課題解決型データマネジメントプラットフォーム。
健診管理システム
健康診断の予約から結果管理までを効率化するシステム。

02法人向け就業障がい者支援(GLTD)主力

病気や怪我で長期間働けなくなった従業員の所得を補償する「団体長期障害所得補償保険(GLTD)」の販売・運用支援。復職支援プログラムも提供。

主な製品・サービス3
GLTD保険
長期で就業不能になった場合に給与の一定割合を補償する保険。
アドバンテッジハーモニー
休業者・復職者の管理業務をシステムと専門家で支援するサービス。
リワークプログラム
復職を目指す人向けの就労支援プログラム(eReworkなど)。

03個人向け保険(リスクファイナンシング)準主力

企業の職域を通じて、個人向けに生命保険・損害保険などの保険商品を提供。保険代理店として複数の保険会社と契約している。

主な製品・サービス1
生命保険・損害保険
団体扱いを中心とした保険商品の販売。

04少額短期保険(個人)準主力

健康年齢連動型医療保険など、個人向け少額短期保険を提供。シニア層向けの死亡保険も展開。

主な製品・サービス2
健康年齢連動型医療保険
健康年齢に基づいて保険料が決まる医療保険。
やさしい終活保険
シニア向けの低価格な死亡保険。

製品と技術

メンタルヘルスケアの中核「アドバンテッジ タフネス」

「アドバンテッジ タフネス」は、ストレスチェックと組織診断を起点に、個人のメンタルタフネス強化と組織活性化を図るプログラムである。従業員のストレス状況と組織の活性度を診断し、eラーニングや集合研修による教育、改善策のアドバイスを提供する。2015年の労働安全衛生法改正に合わせて法制化対応商品としてリニューアルし、2023年度現在、多くの企業で導入されている。同一ブランドでパルスサーベイ「アドバンテッジ ピディカ」やデータプラットフォーム「アドバンテッジ ウェルビーイング DXP」も展開している。

従業員支援プログラム「アドバンテッジ EAP」

「アドバンテッジ EAP」は、精神科医や臨床心理士が能動的に介入する包括的メンタルヘルスプログラムである。一次予防から三次予防までをカバーし、オンライン診断「eMe(イーミー)」で予備軍を特定、早期対応を実現する。東京海上日動メディカルサービスとの共同運営で、専門スタッフの品質を担保。復職支援やポストベンション、労務相談も含む。2013年からは休業者管理サービス「HARMONY」も提供し、休業・復職の手続きをシステム化している。

就業不能リスクを補償するGLTDとクラウドサービス

就業障がい者支援事業の柱は、団体長期障害所得補償保険(GLTD)の販売である。病気やケガで長期就業不能となった従業員に対し、最長定年まで給与の一定割合を補償。企業が福利厚生として負担する一括部分と、従業員の任意加入の上乗せ部分の2層構造を持つ。また、休業者管理クラウド「ADVANTAGE HARMONY」は、傷病・育児・介護などあらゆる休業に対応し、進捗管理や手続きを効率化。2024年には就労移行支援施設「アドバンテッジ リワーク&ジョブセンター」を開設した。

健康年齢に着目した少額短期保険

少額短期保険事業では、健康年齢少額短期保険が「健康年齢連動型医療保険」を提供する。これは健康年齢(実年齢と健康状態を加味した年齢)で加入可否や保険料が決まる国内初の試み。また、シニア向けに簡単な手続きで加入できる「やさしい終活保険」(死亡保険)も販売。2025年6月の子会社化以降、当社グループの保険引受能力が強化され、リスクファイナンシング事業との販売連携も進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

リスクマネジメント専業、成長市場で存在感

当社は企業のリスクマネジメント・健康経営支援サービスを提供する独立系企業。同業他社と比べ、リスクマネジメントに特化した専門性が強み。ジンジブは人材紹介が主軸、イシンは建築関連と異なる。25/3期売上86億円、営業利益率11.63%と収益性良好。国内の健康経営やハラスメント対策需要の高まりを追い風に成長。26/3期も増収見込みだが、営業利益率は10.1%とやや低下見通し。競合は大手コンサルや保険会社も含むが、当社は専門特化で差別化。

強み

  • 独立系でリスクマネジメント・健康経営に専門特化、差別化されたサービス。
  • 企業の健康経営・コンプライアンス需要拡大で、市場成長を享受。
  • 25/3期営業利益率11.63%と高水準、効率的な事業運営。
  • 継続的なサービス契約により安定収益基盤を構築。

課題

  • 大手コンサル・保険会社など競合が多く、差別化維持が必要。
  • 26/3期営業利益率10.1%とやや低下、成長投資と収益性のバランス課題。
  • ニッチ市場のため、成長鈍化時に新規開拓の難しさ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアドバンテッジリスクマネジメント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13021パシフィックネット85億円9.6倍
2156Aマテリアルグループ84億円13.2倍
3415AGMO TECHホールディングス83億円3.9倍
45871SOLIZE Holdings83億円29.6倍
58769アドバンテッジリスクマネジメント82億円11.5倍
69160オンザページ82億円11.7倍
79704アゴーラ ホスピタリティー グループ82億円8.2倍
89218メンタルヘルステクノロジーズ81億円34.6倍
97368表示灯81億円10.0倍
104317レイ80億円5.7倍
119558ジャパニアス80億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

保険代理業から出発した1995年

1995年1月、株式会社アドバンテッジインシュアランスサービスを設立し、団体長期障害所得補償保険(GLTD)の取扱いを開始した。当初は保険販売が主軸だったが、1999年3月にグループ統括会社として株式会社アドバンテッジリスクマネジメント(現会社)を設立。同年、日本長期信用銀行・日本債券信用銀行から営業譲渡を受け、長栄アドバンテッジ・九段アドバンテッジを設立し、代理店網を拡大した。

メンタルヘルス領域への本格参入2002年

2002年8月、東京海上メディカルサービス(現東京海上日動メディカルサービス)と業務提携し、従業員メンタルヘルスサポート「アドバンテッジEAP」の提供を開始。これが後のメンタリティマネジメント事業の礎となる。同年11月・2003年1月には保険代理業の買収を重ね、2004年には事務アウトソース会社に資本参加するなど事業の多角化を進めた。2003年7月には九段アドバンテッジを東京海上火災保険に売却し、保険代理からメンタルヘルスへのシフトを加速した。

上場と子会社統合の2006〜2009年

2006年1月に株式交換でアドバンテッジインシュアランスサービスを完全子会社化。同年12月、大阪証券取引所ヘラクレスに上場した。2007年から2008年にかけてフォーサイト、アイ・ビー・コーポレーション、ライフバランスマネジメントを相次ぎ子会社化。2008年10月から2009年10月にかけてこれらの子会社を吸収合併し、グループの事業を当社に一本化した。2009年10月には研究機関としてARM総合研究所を設立し、サービスの科学的裏付けを強化した。

ストレスチェック法制化を追い風に2010年代

2010年3月、包括的メンタルヘルスプログラム「アドバンテッジ タフネス」を提供開始。同年、EQ関連事業を譲り受け、採用テスト「アドバンテッジ インサイト」も投入した。2015年4月、労働安全衛生法改正によるストレスチェック義務化を前に新「アドバンテッジ タフネス」をリリース。法制化の追い風を受け、2017年3月に東証第二部、同年12月に東証第一部へ指定替え。2013〜2023年度の売上高は27億円から64億円へと倍増した。

プライム市場からスタンダードへの変更と買収再開

2022年4月、東証市場区分の見直しによりプライム市場に移行。しかし2023年10月、より流動性の高いスタンダード市場へ自主的に変更した。この間、2023年4月にここむ株式会社、7月にResily株式会社を子会社化。2024年9月には会社分割でMediplatとフィッツプラスを連結子会社化し、健康経営領域を拡充。2025年6月には健康年齢少額短期保険を子会社化し、保険引受事業に参入した。買収と統合を繰り返しながら事業ポートフォリオを広げている。

年表49件を開く

1990年代

  • 1995年1月㈱アドバンテッジインシュアランスサービスを設立し、団体長期障害所得補償保険の取扱開始
  • 1999年3月事業拡大に合わせ、グループ統括会社として㈱アドバンテッジリスクマネジメント(現当社)を設立
  • 1999年6月㈱日本長期信用銀行(現㈱SBI新生銀行)より長栄㈱の営業譲渡を受け、㈱長栄アドバンテッジを設立
  • 1999年9月㈱日本債券信用銀行(現㈱あおぞら銀行)より九段エージェンシー㈱の営業譲渡を受け、㈱九段アドバンテッジを設立

2000年代

  • 2000年6月欧州型取引信用保険(クレジットインシュアランス)の取扱開始
  • 2000年7月ライフプラン分野への事業展開に伴い㈱アドバンテッジライフプランニングを設立
  • 2000年7月㈱新生銀行(現㈱SBI新生銀行)より㈱長栄アドバンテッジへ5%資本参加を実施
  • 2002年4月本社オフィスを、東京都港区芝公園から現在地(目黒区上目黒、中目黒GTタワー)に移転
  • 2002年8月従業員のメンタルヘルスサポートサービス「アドバンテッジEAP(Employee Assistance Programの略)」の開発・提供で東京海上メディカルサービス㈱(現東京海上日動メディカルサービス㈱)と業務提携し、本格的にサービスの提供を開始
  • 2002年11月㈱イーケーシーより保険代理業の営業譲渡を受ける
  • 2003年1月㈱セントラル保険エージェンシーより生命保険部門の営業譲渡を受ける
  • 2003年7月㈱九段アドバンテッジを東京海上火災保険㈱(現東京海上日動火災保険㈱)に売却
  • 2003年9月M&A企業基盤の強化と競争力の強化を図るため、㈱アドバンテッジインシュアランスサービスと㈱長栄アドバンテッジを合併
  • 2004年2月アドバンテッジリスクマネジメントグループの機能整理の一環として㈱アドバンテッジライフプランニングを解散
  • 2004年8月事務アウトソースに参入するため、㈱アイ・ビー・コーポレーションに資本参加
  • 2004年9月㈱アプラス及び関連会社より保険代理部門の営業譲渡を受ける
  • 2006年1月M&A株式交換により、㈱アドバンテッジインシュアランスサービスの100%子会社化を実施
  • 2006年3月㈱オーエムシーカード(現SMBCファイナンスサービス㈱)と共同出資で㈱エフバランスを設立
  • 2006年12月上場大阪証券取引所ヘラクレスに株式を上場
  • 2007年10月M&A㈱フォーサイトの100%子会社化を実施
  • 2008年2月M&A㈱アイ・ビー・コーポレーションの100%子会社化を実施
  • 2008年3月M&A㈱ライフバランスマネジメントの100%子会社化を実施
  • 2008年4月関連会社㈱エフバランスの解散
  • 2008年10月M&A完全子会社である㈱アドバンテッジインシュアランスサービスを吸収合併
  • 2009年2月M&A完全子会社である㈱アイ・ビー・コーポレーションを吸収合併
  • 2009年10月M&A完全子会社である㈱フォーサイト及び㈱ライフバランスマネジメントを吸収合併
  • 2009年10月グループ内に研究機関として㈱ARM総合研究所を設立

2010年代

  • 2010年3月企業における従業員の生産性向上と組織活性化のための包括的・総合的なメンタルヘルスケア支援プログラム「アドバンテッジタフネス」提供を開始
  • 2010年7月㈱イー・キュー・ジャパンより「感情知能(EQ)」といわれる理論を基にした検査、人材育成、組織分析等の事業の全部を譲り受け
  • 2010年11月EQ能力とストレス耐性の高い人材を見極めることのできる採用テスト「アドバンテッジインサイト」提供を開始
  • 2011年3月丸紅セーフネット㈱に対し保険代理部門の事業の一部を譲渡
  • 2011年7月中堅中小企業向けにサービス販売を行うビジネスパートナー(販売代理店)制度開始
  • 2011年11月中国・上海に当社100%出資の子会社優励心(上海)管理諮詢有限公司を設立
  • 2013年4月休業者管理サービス「H-ARM-ONY(ハーモニー)」提供を開始 メンタルヘルスに対応できる産業医・産業保健師の業務委託サービス提供を開始
  • 2015年4月労働安全衛生法改正(2015年12月施行)によるストレスチェック義務化を踏まえた法制化対応商品として新「アドバンテッジタフネス」提供を開始
  • 2016年3月優励心(上海)管理諮詢有限公司の清算結了
  • 2017年3月東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 2017年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2020年代

  • 2021年4月リソルライフサポート㈱の株式を取得し持分法適用関連会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行
  • 2023年2月リソルライフサポート㈱との資本関係解消及び新業務提携契約を締結
  • 2023年4月M&Aここむ㈱の全株式を取得し連結子会社化
  • 2023年7月M&AResily㈱の全株式を取得し連結子会社化
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場に市場変更
  • 2024年9月M&A会社分割(吸収分割)により㈱Mediplat及び㈱フィッツプラスを連結子会社化
  • 2025年1月M&A完全子会社であるResily㈱を吸収合併
  • 2025年6月M&A健康年齢少額短期保険㈱の全株式を取得し連結子会社化
  • 2026年1月M&A完全子会社であるここむ㈱を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ウェルビーイング領域での圧倒的地位獲得

    効果につながるプラットフォームとソリューションをより多くの企業に提供し、心身の健康、従業員の成長、リスク予防など幅広いウェルビーイング領域でNo.1を目指す。グループ各社のサービスを連動させた総合提案によるシナジー最大化と新たな成長領域への投資を推進する。

  2. 02

    AI技術の戦略的活用とガバナンス体制整備

    社内AIタスクフォースを設置し、顧客向けソリューションへのAI組込みによるサービス高度化、社内業務へのAI活用による生産性向上、および情報セキュリティ・個人情報保護等のリスクに対応するガバナンス体制の整備に取り組む。

  3. 03

    メンタリティマネジメント事業の総合提案強化

    メンタルヘルスケアに加え、エンゲージメント向上、産業医・保健師サービス、健診管理等、健康経営支援領域全般を一体的に提供。パルスサーベイ「アドバンテッジ ピディカ」等によるエンゲージメント市場への本格参入、カウンセリング拡大、中堅・中小企業市場へのアライアンス強化を推進する。

  4. 04

    就業障がい者支援事業のポジション確立

    団体長期障害所得補償保険(GLTD)領域では新たな付加価値創出のためパートナー連携深化とダイレクト販売強化を図る。両立支援領域では改正法を背景に、リワークセンターとオンライン復職支援サービスの連携、マーケティング強化、クロスセルにより早期に圧倒的ポジションを確立する。

  5. 05

    リスクファイナンシング・少額短期保険事業の成長基盤構築

    リスクファイナンシング事業では、職域向けEB保険プラットフォームによる多種目保険引受拡大と保険BPO受託拡大に取り組む。少額短期保険事業ではマーケティング強化とグループサービス連携による独自保険商品の開発・提供で早期収益化を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で535人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は644万円で、9期前と比べて+10.7%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は6.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月209
2018年3月257
2019年3月58237.15.0280
2020年3月59837.95.2316
2021年3月57938.45.5348
2022年3月61538.45.5373
2023年3月61437.95.8391
2024年3月61639.06.0439
2025年3月60940.06.4519193
2026年3月64440.46.5535187

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率42.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都目黒区2,125百万円
メンタリティマネジメント事業 他
アドバンテッジ相談センター — 東京都目黒区6百万円
メンタリティマネジメント事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社Mediplat (注)4
    東京都 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社フィッツプラス
    東京都 中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    健康年齢少額短期保険株式会社(注)2
    東京都 港区
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    心理的な負担の程度を把握するための検査及び関連業務(単価契約))
    海上保安庁 · 2017-05-31
    785万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は99億円営業利益10億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.1%、利益が+0.0%。

売上高
+15.1%
99億円
営業利益
+0.0%
10億円
純利益
+0.0%
7億円
営業利益率
10.1%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高107億円99億円
営業利益12億円10億円
純利益8億円7億円
1株あたり配当¥19¥19

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は24億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q193
2024年1Q1600.00
2024年2Q1516.70
2024年3Q19210.52
2024年4Q203
2025年2Q3425.9−1
2025年4Q52815.48
2026年2Q4636.52
2026年4Q53713.25
2027年1Q2414.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は27億円から99億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は10.1%。売上は11期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2742
2014年3月2731
2015年3月2732
2016年3月2922
2017年3月4064
2018年3月4586
2019年3月4996
2020年3月53106
2021年3月5575
2022年3月5842
ここむ㈱の全株式を取得し連結子会社化
2023年3月6454
会社分割(吸収分割)により㈱Mediplat及び㈱フィッツプラスを連結子会社化
2024年3月7075
完全子会社であるResily㈱を吸収合併
2025年3月86101011.67
完全子会社であるここむ㈱を吸収合併
2026年3月99101010.17

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高99億円のうち、営業利益として残るのは10億円10.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%33億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金56.6%56億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.1%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.6pt
10.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.9pt
16.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は18億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−2−225
2014年3月2−2−105
2015年3月5−3026
2016年3月5−4017
2017年3月13−101218
2018年3月8−4−1422
2019年3月11−2−4926
2020年3月9−3−2630
2021年3月7−8−2−128
2022年3月6−21−5−157
2023年3月9−2−2713
2024年3月13−9−2414
2025年3月17−239−617
2026年3月19−11−8818

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は86億円。このうち返さなくてよい自己資本が44億円で、自己資本比率は50.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月27141350.7
2014年3月26151156.7
2015年3月29161355.8
2016年3月30181257.8
2017年3月42222050.6
2018年3月46271956.2
2019年3月50292156.3
2020年3月55342160.3
2021年3月59372262.1
2022年3月57342359.4
2023年3月60362460.2
2024年3月65402560.0
2025年3月87404844.8
2026年3月86444250.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
41億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
42億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中142位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中294位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥501で、1年前と比べて-14.7%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥501-1.2%1ヶ月+1.8%1年-14.7%時価総額82億円
過去52週の値幅
安値¥451高値¥693

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR1.84倍
配当利回り3.79%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+5.43%上昇し、25日線(505.8円)を上回る524円。週足は25日線と75日線のゴールデンクロス接近。52週安値451円からは16.2%上昇も、高値693円からは-24.4%と戻り途上。出来高はまちまち。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 11.98倍は業界平均22.47倍を大幅に下回り、割安と判断。PBR 1.88倍も平均3.16倍を下回る。配当利回り3.24%は平均2.73%を上回り、株主還元は良好。ROE 16.7%は高く、資本効率は良好。ただし売上成長は堅調だが、利益成長は横ばい傾向で、収益力の持続性にやや懸念。割安だが、業績の伸び悩みが評価を抑える要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍23.4倍
PER (予想)9.3倍
PBR1.84倍3.51倍
ROE16.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

メンタルヘルスサービスの需要拡大が追い風だが、競合参入による価格競争と成長鈍化リスクが論点。強気派は法規制による需要の安定性と高い営業利益率を評価。弱気派は市場が成熟しつつある中での成長鈍化と、EAPサービスの解約リスクを指摘。PER12倍、PBR1.88倍。

プラスに働く材料7
  • 市場成長の追い風

    ストレスチェック義務化などで企業のメンタルヘルス支出が増加。

  • 高収益体質

    営業利益率11.6%と利益率が高く、規模拡大で改善余地。

  • 財務健全性

    PER12倍と割安で、自己資本比率も高い。

  • 2026年3月期の売上高99億円と3期連続増収2026年3月期影響

    売上高は前期比15%増の99億円計画、ストック型収益拡大

  • 新規顧客開拓による営業利益率回復2027年3月期影響

    営業利益率10.1%から11.5%への改善で利益+1.5億円

  • ROE16.7%と高収益体質の評価継続影響

    ROE16.7%は成長企業として魅力的、PER12倍は割安感

  • 企業のリスク管理需要増加継続影響

    コンプライアンス需要増でリスクコンサルティング受注増

マイナスに働く材料7
  • 競合激化

    同業他社との価格競争で単価下落のリスク。

  • 成長鈍化懸念

    売上高成長率は20%から10%台に減速見込み。

  • 解約リスク

    大口顧客の解約が業績に影響しうる。

  • 2026年3月期の営業利益横ばい10億円2026年3月期影響

    営業利益10億円は前期比横ばい、コスト増が収益圧迫

  • 人件費上昇による利益率低下継続影響

    人材確保競争で人件費率上昇、営業利益率0.5%押し下げ

  • 競合他社の参入による価格競争2027年〜2028年影響

    リスク管理市場への新規参入でサービス料金低下リスク

  • 株価低迷による信用不安不定影響

    時価総額85億円と小型株、大口売りで株価変動大

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場拡大の恩恵を測定。
営業利益率
競合環境下での収益性維持を確認。
顧客契約数
EAPサービスの解約率動向を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり19で、前期から+6.3%いまの株価に対する利回りは3.79%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥19
1株あたり
配当利回り
3.79%
いまの株価に対して
配当性向
38.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月727.5
2018年3月933.327.4
2019年3月1011.127.8
2020年3月1110.029.3
2021年3月10−9.134.5
2022年3月100.087.4
2023年3月100.043.8
2024年3月1220.037.4
2025年3月1633.339.0
2026年3月176.338.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥19

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,767人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.7%を占め、残る93.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他62.957.264.868.566.868.2
外国法人17.419.214.014.116.716.6
外国人個人6.46.46.66.76.96.8
事業法人0.21.63.23.33.43.4
金融機関10.913.69.16.13.23.4
自己株式1.71.71.71.61.71.7
証券会社2.11.82.31.33.01.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01鳥越 慎二25.28
02笹沼 泰助16.50
03SIX SIS LTD. (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)8.27
04フォルソム 夕起子6.39
05THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.70
06株式会社BIRDEX2.43
07株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.89
08前波 範彦1.60
09CACEIS BANK / QUINTET LUXEMBOURG SUB AC / UCITS CUSTOMERS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.54
10住友生命保険相互会社1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+305%、1株純資産は14期で+238%。直近期のROEは16.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月118213.833.423.0
2014年3月7868.883.024.3
2015年3月99310.360.019.3
2016年3月101019.946.331.1
2017年3月2512322.239.527.5
2018年3月3315223.942.727.4
2019年3月3616722.623.727.8
2020年3月3819520.915.929.3
2021年3月2921414.325.434.5
2022年3月122025.851.587.4
2023年3月2321510.819.443.8
2024年3月3023513.413.537.4
2025年3月4624919.014.939.0
2026年3月4427616.710.438.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鳥越慎二代表取締役社長 社長執行役員 内部監査部、健康管理部管掌644,115,000
住田健介取締役 上席執行役員 メンタリティマネジメント事業部門管掌5812,400
天田貴之取締役 上席執行役員 コーポレート部門管掌(兼)人事本部長5820,400
岩佐朱美社外取締役64
松田竹生社外取締役(常勤監査等委員)54
寺原真希子社外取締役(監査等委員)51
須田宏一社外取締役(監査等委員)71
紅林優光61
坂本要取締役 上席執行役員 ウェルビーイング・カウンセリング事業部門、LTD・保険・両立支援事業部門、新規事業開発部門管掌51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)464837619
社外取締役424246

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,815字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社4社(株式会社ARM総合研究所、株式会社Mediplat、株式会社フィッツプラス及び健康年齢少額短期保険株式会社)により構成されております。 当社グループは、「人々が『安心して働ける環境』と企業の『活力ある個と組織』を共に創る」という企業理念に基づき、メンタル不調の予防や不調者対応のみならず、エンゲージメント(仕事への熱意度)向上、人材採用・育成支援などポジティブサイドまでを総合的にカバーする「メンタリティマネジメント事業」、病気やケガで長期間働けなくなった方を経済的にサポートするGLTD(団体長期障害所得補償保険)制度の構築・運用支援を中心とした「就業障がい者支援事業」、個人や個人が働く場である企業の抱えるリスクに対してより良い保障あるいはスキームの商品を提案する「リスクファイナンシング事業」、個人を対象に少額短期保険を販売する「少額短期保険事業」を、主な事業として取り組んでおります。 なお、当連結会計年度より、健康年齢少額短期保険株式会社の全株式取得に伴い、報告セグメント「少額短期保険事業」を新たに追加しております。 各事業の内容は、次のとおりであります。なお、セグメント情報の区分と同一であります。 (1)メンタリティマネジメント事業 従業員のストレスと心の健康問題が深刻化する中、職場のメンタルヘルス対策を実施する企業の数は増えています。しかし、既に対策を実施している企業において、メンタルヘルス不調による企業のコスト負担やリスクの軽減、不調発生の予防、組織の活性化などの具体的な成果があったと認識されているケースは、必ずしも多くありません。 当社グループでは、「成果」にフォーカスを当て、各企業が抱える現状の課題と目指すべき方向性に応じて、以下の各種サービスを通じて総合的なメンタルヘルス対策を提案します。 ①アドバンテッジタフネス 職場におけるメンタルヘルスケアの一次予防(健康増進と疾患の発生防止を目指すもので、一般的に予防”とよばれているもの)に重点を置いたプログラム。従業員と組織のストレス状況下での「コミットメント」(=対処すべき課題に積極的に取り組む行動様態、前向きに仕事に向かう姿勢)に着目し、従業員が前向きに充実感を持って仕事に取り組むために重要となるスキルや考え方を習得し、組織の課題を把握し活性化のための施策を推進することで、個人と組織のメンタルタフネス強化を実現するサービスです。個人のストレス状況と組織の活性度の診断と改善策のアドバイスをし、個人の診断結果に応じたストレス対処法やポジティブ思考の習得をサポートし、モチベーションを高めることを目的とした管理者及び一般職向け教育(eラーニング、集合研修)などのサービスを提供いたします。 ②アドバンテッジウェルビーイングDXP、アドバンテッジ ピディカ ストレスチェック結果や健康診断結果など心身の健康データや、勤怠・休業等の人事労務情報を集約し、ダッシュボードで「見える化」するとともに、「見える化」したデータを専門的知見に基づいて分析、課題を抽出して効果的なソリューションを提案する人事課題解決型データマネジメントプラットフォーム「アドバンテッジウェルビーイングDXP」、ならびに「見える化」された組織課題に対応するソリューション施策の効果を検証するため、簡易的な調査を短期間に繰り返し実施して組織改善のPDCAを加速するパルスサーベイシステム「アドバンテッジ ピディカ」を提供いたします。こうしたサービスにより、メンタルヘルスケアに関する多種多様なデータを集約して組織・従業員個人の全体像を把握し、本質的な課題の顕在化、的確なソリューション実行へと導くとともに、その後の結果把握、効果分析まで網羅的に対応いたします。 ③アドバンテッジEAP 職場におけるメンタルヘルスの一次・二次(早期発見・早期治療)・三次予防(再発防止・復帰支援)を行うための包括的なプログラム。ココロの健康診断eMe(イーミー)で把握したメンタルヘルス予備軍に精神科医と臨床心理士が能動的に働きかけることで、早期発見、早期対応を実現するサービスです。メンタルヘルス不調の予防、ストレス管理や組織活性化につながる組織診断も充実し、復職支援、ポストベンション(事故・事件・災害発生時の事後フォロー)、メンタルヘルス研修、人事向け労務相談等のサービスも提供いたします。精神科医、認定産業医、臨床心理士などのクオリティの高い専門スタッフを擁する東京海上日動メディカルサービス㈱と共同運営を行っております。 ④アドバンテッジインサイト 右肩上がりの経済環境下での人材採用においては、順応性と性格が重視されてきましたが、変化の時代では、適応性と感情能力が求められています。今後の変化の時代における各企業の採用要件に「ストレス耐性の高さ」「コミュニケーション力(相手の感情を理解し、適切な行動をとれる力)」が重要となります。当社グループでは、新入社員のコミュニケーション能力不足と、ストレスを原因としたメンタル不調による「早期休職・早期退職」が増加している背景から、適応能力とポテンシャルの高い人材を見極めるための「アドバンテッジインサイト」を提供しております。アドバンテッジインサイトは従来型の性格適性検査では測れなかった変化適応能力であるEQとストレス耐性の指標を用いて、変化に強くタフな人材を選抜するために効果的な採用検査です。入社後の「成果」につながるポテンシャルを数値化することで、近年増加している採用後の課題を軽減するサービスです。 ⑤EQ研修プログラム EQを活用することにより、企業の人材が活性化します。EQの理論を理解するEQ概論セミナー、EQ検査の結果から行動特性を読み取るEQプロファイリングセミナー、EQを伸ばすEQ能力開発プログラム、コミュニケーション手法、フィードバック手法、アサーションなど、EQを基軸とした能力開発のメソッドを用意し、研修によって人材育成をトータルに行います。これらの研修メソッドは企業のニーズに即し、効果的に組み合わせて管理者研修などで提供いたします。また、自分で必要なEQを伸ばすためのセルフスタディプログラムなどの研修も提供しております。 ⑥産業医・産業保健師の業務委託サービス 「労働安全衛生法の一部を改正する法案」において、職場のメンタルヘルス対策強化のために労働者に対する医師又は保健師等によるストレスチェックや、希望する労働者への医師面談の実施が義務付けられています。今後想定される大きな課題として、労働者のメンタルヘルスを適切にケアできる医師が不足することが指摘されています。メンタルヘルス対応が求められる業務は複雑かつ難易度が高く、昨今従業員との訴訟等、社会的にも重要度が高い課題となっています。このサービスはメンタルヘルスに対応できる専門チームが、法定・法定外の産業保健業務をトータルサポートします。 ⑦健診管理システム 健康診断の実施は企業に義務付けられており、未実施の場合は法令違反となります。また事後措置や保管にも指針があり、適切な対応をとる必要があるなど健康診断業務は担当者の負担が大きく業務の効率化が課題となっています。健康診断の予約から結果管理、産業保健スタッフとの連携までの業務をシステム化することにより健康診断業務全体の効率化を図ります。さらに、データ化することにより従業員の健康状態を見える化し企業の健康経営推進をサポートします。 ⑧特定保健指導関連サービス 健康保険組合の依頼を受けて管理栄養士が対面またはオンラインで実施する生活指導であり、生活習慣病予防健診(特定健診)を受けたのちに、メタボリックシンドロームのリスク数に応じて、生活環境の改善が必要と判断された人を対象にサービスを提供しております。 ⑨クラウド型健康管理サービス(first call) 法人向けに、①オンライン医療相談、②オンライン産業医面談、③ストレスチェック、④健診管理サービスの4つのサービスを提供しております。 (2)就業障がい者支援事業 就業障がい者支援事業では、就業不能発生時の金銭面の支援及び事務業務、復職に向けた人事担当者、就業障がい者本人の支援を行っており、支援内容によりGLTD販売、ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー)及びアドバンテッジリワーク&ジョブセンターの3つに大別されます。 ①GLTD販売 病気や怪我により長期間働けなくなった場合は、収入が大幅に減少するため、本人及び家族の生活に大きな影響を与えることになります。そのリスクをカバーするために、従業員が長期間働けなくなった際に最長定年まで給与の一定割合を補償する保険を、企業を通じて従業員に提供しております。加入形態としては企業が福利厚生の一環として負担する一括部分と、従業員が任意で加入する上乗せ部分の2層構造となっております。 ②ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー) 休業者・復職者管理業務は、偶発的に発生することに加え、産休・育休、傷病、メンタル疾患など、休業の理由によって必要な書類や手続きが異なるため、企業・団体の人事部門の負担は大きくコストもかかります。「ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー)」は、「システムによるサポート」と「専門家による代行」により、多岐にわたる休業者・復職者管理業務を支援し、人事部門の負担とリスクを軽減します。メンタル・フィジカルの傷病、育児・介護休業など全ての休業種類に対応し、休業者・復職者の情報や必要な諸手続きの進捗状況などを一元的に管理し、今まで手作業中心だった煩雑な管理業務を大幅に効率化します。 ③アドバンテッジリワーク&ジョブセンター 当社はかねてより、企業向けにオンラインリワークプログラム「eRework(イーリワーク)」を提供しておりましたが、コロナ禍を経て改めてニーズが高まっている対面型リワークにも支援領域を拡げるべく、新たに就労移行支援事業として、当社初のリワーク施設となる「アドバンテッジリワーク&ジョブセンター」を開所いたしました。 「アドバンテッジリワーク&ジョブセンター」は、従業員個人を対象としたtoEサービスで、利用希望者が自身で申し込み、利用するものです。リワークプログラムは産業医の監修のもと、「eRework」をはじめ、働く人のメンタルヘルス事業を手掛ける当社ならではの強みを活かし、企業との連携も視野に入れた支援を行ってまいります。 (3)リスクファイナンシング事業 リスクファイナンシング事業は、主に個人に対して保険加入/保険の見直しのサービスを提供し、企業に対して企業が抱える様々なリスクへの対策として、様々な保険商品を提供しております。損害保険会社11社、生命保険会社9社、少額短期保険会社1社と代理店契約を結ぶことにより、さまざまなニーズに対応した保険商品を提供できる体制を構築しております。個人に対する保険の提供においては、企業の職域を通じて加入する団体扱いという形式を主力としており、電話やメール、郵送により手続きが行える体制となっております。 (4)少額短期保険事業 少額短期保険事業は、当社グループに加わった健康年齢少額短期保険株式会社が運営する事業であり、日本で初めて健康年齢で加入できる「健康年齢連動型医療保険」やシニア層をターゲットとし、低価格な保険料・簡単な申込手続きで加入可能な死亡保険「やさしい終活保険」等の引受及び販売を行っております。 事業の系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,157字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、ビジョン(企業理念)を「企業の元気を創り出す」と定め、ミッションとして掲げる「私たちは、人々が『安心して働ける環境』と企業の『活力ある個と組織』を皆様と共に創り出します。」のもと、企業と働く人々を取り巻く様々なリスクや課題を解消するための解決策の提供と企業の健康経営推進への取り組みを支援してまいります。 また、当社グループ自身もビジョンの体現を目指し、その実現のために「人材こそが最も重要な経営資源」と捉え、従業員の成長と活躍の基盤となる環境整備に積極的に投資しております。 当社グループでは従業員の行動指針として掲げる「The Advantage way」を体現する人材の採用・育成・活躍を目指しており、人材育成においても、多様な従業員一人ひとりが自律してイニシアチブを発揮し、思う存分チャレンジできるよう、様々な機会を提供するとともに、従業員自らが主体的に選択できる環境整備に努めています。 (2)経営戦略 ① 経営環境 近年の日本社会では、少子高齢化による労働人口の減少やコロナ禍を契機とした働き方の多様化など、組織と個人を取り巻く環境が大きく変化しております。こうした環境下において企業は、生産性の向上や優秀な人材の獲得と維持のために、人や組織の人事課題に対して形だけではなく、より効果につながる取り組みへの動きが強まっております。当社グループの事業は、正にこのような経営課題への企業の取り組みを支援するための商品及びサービスの提供であり、市場環境が追い風の中、増大するビジネスチャンスを着実に捕捉し、さらなる企業価値の増大を目指してまいります。 ② 中期経営計画 当社は、2024年5月に、2024年度から2026年度を対象期間とする「中期経営計画2026」(以下「中期経営計画」という)を策定いたしました。中期経営計画は、“効果につながるプラットフォームとソリューションをより多くの企業に提供し、ウェルビーイング領域(*)における圧倒的地位を目指す”を骨子とし、実効性のある豊富で質の高いサービスをワンストップで提供することにより、顧客企業のパートナーとしてウェルビーイング経営を支援いたします。また、各事業の成長スピード加速と収益性向上に取り組み、推進する全事業においてNo.1を目指してまいります。 (*)当社のウェルビーイング構成要素:心身の健康、従業員の成長、リスクの予防と発生時の支援、両立支援、福利厚生、余暇支援、会社との一体感醸成等の業務領域 ③ 中期経営計画の取組内容 従来の取り組みの継続による着実な成長の実現と並行して、新たな取り組みも推進することにより、成長の加速を実現させてまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 <全社> 当社グループは、「企業に未来基準の元気を!」というコーポレートメッセージの下、人々が「安心して働ける環境」と企業の「活力ある個と組織」をみなさまと共に創り出すことをミッションとしております。 近年、企業における人的資本経営の浸透、ウェルビーイング経営への関心の高まり、改正育児・介護休業法の段階的施行、ストレスチェック制度の対象拡大に向けた議論など、当社グループの事業領域への投資ニーズは構造的に拡大しております。一方で、こうした事業機会の拡大は新規プレイヤーや競合他社の参入を促し、顧客企業からの要請も高度化・多様化していることから、競争環境は年々厳しさを増しております。 当社グループは、こうした事業環境の下、ウェルビーイング関連領域における圧倒的な地位を確立し、顧客企業の真のパートナーとしてウェルビーイング経営を支援していくことを最も重要な経営課題と認識しております。具体的には、競合他社との差別化を一層明確にしたサービス・ブランドの確立、グループ各社のサービスを連動させた総合提案によるシナジーの最大化、ならびに新たな成長領域への積極的な投資が重要な課題と考えており、これらの取り組みを通じて、当社グループの持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。 加えて、生成AIをはじめとするAI技術の急速な進展は、当社グループの事業領域においてサービスの高度化や業務効率化の機会となる一方、競合プレイヤーによる代替的なソリューションの登場など、新たな競争環境の変化をもたらしており、AI技術への戦略的な対応が重要な経営課題であると認識しております。当社グループは、社内にAIタスクフォースを設置し、顧客企業に提供するソリューションへのAI技術の組込みによるサービスの高度化、社内業務プロセスへのAI活用による生産性向上、ならびにAIの利用に伴う情報セキュリティ・個人情報保護・品質管理等のリスクに対応するガバナンス体制の整備に取り組んでまいります。 メンタリティマネジメント事業、就業障がい者支援事業、リスクファイナンシング事業および少額短期保険事業の対処すべき課題は、以下のとおり考えております。 <メンタリティマネジメント事業> 当事業は、「アドバンテッジ タフネス」を中核としたメンタルヘルスケア領域において、業界トップクラスのサービス基盤を築いてまいりました。一方、顧客企業のニーズはメンタルヘルスケアにとどまらず、組織・個人のエンゲージメント向上、産業医・保健師サービス、健診管理、特定保健指導等の健康経営支援領域全般へと拡大しており、ウェルビーイング経営を支える幅広いソリューションを一体的に提供できることが、競合との差別化の鍵になると認識しております。 このため、総合提案による新規受注およびクロスセル機会の創出強化を通じたストック収益の拡大、パルスサーベイ「アドバンテッジ ピディカ」を軸とするエンゲージメント市場への本格参入、カウンセリングサービスの拡大、ならびにサーベイ実施後の結果分析や研修等、効果につながる改善施策提案などのソリューション販売の強化に取り組んでまいります。また、法改正動向も見据え、これまで開拓余地の大きかった中堅・中小企業(SMB)マーケットに対し、パートナーチャネルの開拓・拡大を含むアライアンス強化を推進してまいります。 <就業障がい者支援事業> 当事業は、団体長期障害所得補償保険(GLTD)の代理店業務を中核とするLTD領域と、休業者管理支援クラウドサービス「ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジ ハーモニー)」を中核とする両立支援領域からなります。 LTD領域においては、長年にわたる代理店業務を通じて実績と知見を積み重ね、業界における優位性を確立してまいりましたが、GLTDの普及進展に伴い従来の優位性は相対化しつつあり、新たな付加価値の創出が重要な課題と考えております。このため、パートナー企業との連携深化とダイレクト販売の強化に取り組んでまいります。 両立支援領域においては、改正育児・介護休業法等を背景としてニーズが構造的に拡大している中で、競合プレイヤーの本格的な参入に先んじて圧倒的なポジションを確立していくスピードが最も重要な課題と認識しております。このため、マーケティング活動の強化によるミッドマーケットの開拓、2025年11月に開所したリワークセンターとオンライン復職支援サービスとの相互連携、ならびに他事業とのクロスセル強化を通じて、市場ポジションの早期確立に取り組んでまいります。 <リスクファイナンシング事業> 当事業は、職域チャネルを中心に、企業等に勤務する個人を対象として保険商品を販売してまいりました。成熟した個人保険市場において事業の持続的な成長を実現するためには、これまで培ってきた職域保険の運営ノウハウを活用した新たな成長基盤の構築と、効率的な業務運営の両立が重要な課題と認識しております。このため、開発を進めてまいりました職域向けEB保険プラットフォームを基盤とする多種目保険の引受拡大、長年培ったノウハウを生かした保険会社・パートナー企業向けの保険BPO業務の受託拡大、ならびに適切な募集・業務運営体制の継続的な見直しに取り組んでまいります。 <少額短期保険事業> 当事業は、2025年6月に当社グループに加わった健康年齢少額短期保険株式会社が運営する事業であり、「健康年齢連動型医療保険」やシニア層向け死亡保険「やさしい終活保険」等を販売しております。当社グループの少額短期保険事業として連結初年度を迎え、マーケティング活動の強化による新規契約者の獲得と、当社グループサービスと組み合わせた独自性のある保険商品の開発・提供が重要な課題と考えており、これらの取り組みを通じて、事業基盤の確立と早期の収益化に取り組んでまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 目標とする経営指標 当社グループでは、各事業において提供している各種サービスを多くの方に提供し、かつ、長期にわたって提供することを基本方針とし、事業規模の拡大と収益性の向上が当面の間重要な課題と認識しております。従いまして、連結売上高及び連結売上高経常利益率を重要な経営指標として位置付け、当該指標の向上に努めたいと考えております。 直近の状況を示すと、次の通りであります。 回次   第24期   第25期   第26期   第27期   第28期 決算年月   2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 連結売上高(百万円)   5,792   6,405   6,998   8,554   9,923 経常利益(百万円)   362   534   737   1,023   1,003 連結売上高経常利益率(%)   6.3   8.3   10.5   12.0   10.1
事業等のリスク7,386字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態及び株価等、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。 当社グループはこれらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループの株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中における将来に関する事項は、別段の記載がない限り、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。また、以下の記載は、当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありませんので、ご留意ください。 (1)事業に関するリスクについて ① 個人情報の取扱いについて 当社グループが行っている事業においては、ストレスチェック結果やカウンセリング情報といった、個人情報の中でも要配慮個人情報を多く扱っております。万一、要配慮個人情報を含む個人情報について、「個人情報の保護に関する法律」に抵触する取扱いを行った場合、または、人為的、機械的その他何らかの理由により個人情報の漏洩が発生し、当社グループが適切な対応をとれない場合、事業に影響を与える可能性があります。その程度については、当該事象の事案の内容により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、社内体制の構築とともに、顧問弁護士等との連携により個人情報保護法の遵守に努めております。また、2017年9月にJIS Q 15001個人情報マネジメントシステムに加えISO/IEC27001情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得し、情報セキュリティ対策強化を図っております。 ② 法的規制について 1)メンタリティマネジメント事業について 当社グループが販売しているストレスチェック義務化対応商品は、労働安全衛生法の定める内容に適合している必要があります。新規に開発したストレスチェック義務化対応商品が労働安全衛生法の定める内容に適合していない場合、または労働安全衛生法の改正により既存のストレスチェック義務化対応商品が労働安全衛生法の定める内容に適合しなくなった場合、事業に影響を与える可能性があります。その影響の程度及び顕在化の可能性については、当社で軽減または排除できる性質のものではないことから、確定的な予測を行うことは困難であると認識しております。なお、当社グループとしては、現状において直接的に関係当局の監督等による規制は認識しておらず、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、顧問弁護士及び担当部署による商品内容のチェックに努めております。また、今後当該事業に影響する何らかの規制を認識した場合には、適宜適切な対応を行っていく予定です。 2)就業障がい者支援事業及びリスクファイナンシング事業について 就業障がい者支援事業におけるGLTD販売及びリスクファイナンシング事業は、保険業法及びその関連法令並びにそれに基づく関係当局の監督等による規制、さらには社団法人生命保険協会及び社団法人日本損害保険協会による自主規制を受けた保険会社の指導等を受けて事業を運営しております。また、保険募集に際しては、上記「保険業法」のほか、「金融商品取引法」、「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」、「消費者契約法」、「不当景品類及び不当表示防止法」等の関係法令を遵守する必要があります。 しかしながら、保険契約者、関係当局その他の第三者から、当社グループの行為について、法令違反等の指摘を受ける可能性を完全に否定することはできず、関係当局等により法令違反と判断された場合は、登録取り消し等の罰則の適用を受ける可能性があります。その場合、当社グループの事業及び事業の継続性自体が重大な影響を受ける可能性があります。また、これらの法令や規制、制度等が変更された場合には当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、当社グループは、社内にコンプライアンス専任者を設置するとともに、各部にコンプライアンス担当者を設置し、これらの法令遵守に努めております。 そのほか、保険会社に対する関係当局の監督等により保険会社自身が行政処分を受けた場合、処分内容(商品の販売停止等)が保険会社だけでなく、行政処分を受けた保険会社の代理店全般に及ぶ場合があります。保険会社に対する処分内容によっては当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当社グループでは複数の損害保険会社及び生命保険会社と代理店契約を結び、継続的にサービス提供が可能な体制を構築しております。 3)少額短期保険事業について 健康年齢少額短期保険株式会社が営む少額短期保険業は、保険業法に基づく登録業者として、引受可能な保険金額・保険期間の上限、責任準備金の積立、財務の健全性等に関する規制及び財務局による監督を受けております。法令違反と判断された場合には登録の取消し等の行政処分を受ける可能性があり、また関係法令や監督指針が変更された場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、コンプライアンス体制の整備及び関係法令の遵守に努めております。 ③ システム障害について 当社グループの各事業は、サービス提供にあたり積極的にシステムを活用しております。そのため、地震や水害等の自然災害、火災・電力供給の停止等の事故あるいはコンピュータウイルス等の外部からの不正な手段によるコンピュータへの侵入等により、ネットワークの切断、機器の作動不能や誤作動等の事態が生じた場合に、当社グループの事業に大きな影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は皆無ではないものの、その蓋然性は低いものと認識しております。当該リスクへの対応については、耐障害性を高めるためのシステム投資を今後も継続的に行うとともに、外部の専門サービスを積極的に活用していく予定です。 ④ 提携先及び業務委託先との関係並びに代理店契約について 1)メンタリティマネジメント事業について アドバンテッジEAPについては、当該サービスの提供を東京海上日動メディカルサービス株式会社と共同で行っておりますが、仮に同社との運用体制の見直し等が発生した場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。しかしながら、その影響は限定的であると判断しており、また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、同社との良好な関係維持に努めております。 また、WEB上で提供している各種サービスについては、システムの開発及び運用業務をシステム会社に委託しておりますが、システム会社が業務を円滑に遂行できない状況に陥った場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応については、委託先の分散、及び委託先に過度に依存しない社内体制の構築に努めております。 なお、その他のサービスについても、業務委託契約に基づき他社のサービスを利用しているものもございますが、仮に当該業務委託契約の見直し等が発生した場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。しかしながら、その影響は限定的であると判断しており、また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、委託先との良好な関係維持に努めております。 2)就業障がい者支援事業について GLTD販売については、当社グループは損害保険会社からの代理店手数料収入という形で収益を確保することにより、顧客に対し安定的なサービス提供を図っております。しかしながら、万一取引保険会社の財政状態が悪化し、当該保険会社が破綻した場合、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 3)リスクファイナンシング事業について 当社グループでは複数の損害保険会社及び生命保険会社と代理店契約を結ぶことで、顧客に対し安定的なサービス提供を図っております。しかしながら、取引保険会社の財政状態が悪化し、当該保険会社が破綻した場合、当該保険会社に係る当社グループの保有保険契約が失効・解約されること等により、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。また、当該事業においては、アフラック生命保険株式会社の売上が大きな比重を占めております。今後、上記理由等により当該保険会社に係る当社グループの保有保険契約が継続されない場合、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 4)少額短期保険事業について 少額短期保険事業においては、保険の引受及び募集に係る業務を主として自社で行っておりますが、保険商品の募集の一部を外部の代理店に委託しているほか、業務の一部を外部の事業者に委託しております。これらの代理店又は業務委託先との取引関係に変更が生じた場合、又は業務委託先が業務を円滑に遂行できない状況に陥った場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応については、委託先の管理及び良好な関係の維持に努めております。 ⑤ 競合について 1)メンタリティマネジメント事業について メンタリティマネジメント事業は、今後も成長性が見込まれており、新規参入企業が増加しております。将来において、競合他社が画期的な商品やサービスを開発することにより、当社グループの優位性が失われた場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応について、当社グループでは、常に市場や顧客ニーズに対応した商品開発を行い、サービスレベルや専門性の向上に努め、トップシェア企業としての優位性を確保し続けてまいります。 2)就業障がい者支援事業について 当社グループは、GLTD販売を中心に就業障がい者支援事業を展開しておりますが、保険代理店業界においては、競争が激しく集約化と淘汰が急速に進んでおります。競合他社の専門性の高まりや提携関係の見直し等の結果、当社の優位性が失われた場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応について、当社グループは、GLTDの周辺領域での新サービス提供等による差別化を図り、かつ、マーケットを保有する保険会社や事業会社と提携することにより、競争優位性を確保しております。 3)リスクファイナンシング事業について リスクファイナンシング事業では、保険代理店間の競争が激しく集約化と淘汰が急速に進んでおります。当該集約化等がなされることにより、当社グループの事業に影響を与える可能性があります。 4)少額短期保険事業について 少額短期保険業界においては、新規参入や保険料率の競争が激化しております。競合他社の商品開発や価格競争の進展により当社グループの優位性が低下した場合には、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応については、独自性の高い商品開発力と当社グループの顧客基盤・サービスとの組合せにより、差別化に努めてまいります。 ⑥ 少額短期保険事業の保険引受等について 少額短期保険事業では、主に個人向けの医療保険及び死亡保険の引受を行っております。商品設計や保険料率算定時の前提と実際の保険事故の発生状況が乖離した場合、特に大規模な自然災害や感染症の流行等により保険金の支払が急増した場合には、保険引受に係る損益が悪化し、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応については、商品ごとの収支管理及び引受リスクの管理を行うとともに、再保険の活用等によりリスクの分散・移転を図っております。 (2)当社の組織体制について ① 代表取締役社長への依存について 当社グループの創業者であり代表取締役社長である鳥越慎二は、当社グループの経営方針や戦略の決定を始め、取引先との交流等に重要な役割を果たしております。しかしながら、何らかの要因により鳥越慎二が意思決定または業務執行することが出来ない事態が生じた場合には、当社グループの事業及び経営成績、その後の事業展開等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応について、当社グループは、業容の拡大に伴い外部から高い能力の人材を確保するとともに、内部昇進や権限委譲により、鳥越慎二に過度に依存しない経営体制の構築を進めております。 ② 人材の確保について 当社グループが今後成長していくためには、法人顧客へ適切な提案を行う営業担当者、業務効率改善を進めることができる事務担当者、各事業の専門分野に精通した専門家等、事業拡大のために人材の確保が必要不可欠と考えております。当社グループが求める人材が十分に確保できなかった場合、あるいは現在在職している人材が流出するような場合には、当社グループの事業及び経営成績、その後の事業展開等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応について、当社グループは現在、中途採用を中心に新卒採用も含めて採用活動を通年にわたって展開し、人事制度や就業環境の整備等を通じて優秀な人材の確保に努めるとともに、階層別に体系化した各種研修制度を導入することにより人材の育成に取り組んでおります。 (3)その他のリスクについて ① M&A、資本業務提携、CVC投資について 当社グループは、事業規模の拡大や営業基盤の強化による収益性及び競争力の向上を図るため、当社グループの事業内容と関連性があり、事業シナジーを見込める企業を対象としたM&A、資本業務提携、CVC投資を実施しております。当社グループといたしましては、今後もこうした活動を積極的に行う予定ですが、譲受対価によっては償却費用が増加し、あるいは提携・出資先企業の業績によっては評価損を計上する等の状況となり、結果として当社の業績の変動を大きくする可能性があります。また、M&Aにおいては、のれん計上後の事業環境の変動により、のれんの超過収益力が著しく低下した場合には、減損損失が発生し当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応について、当社グループでは、取締役会において案件の妥当性及び合理性等を慎重に審議して投資を決定し、投資後の事業計画の進捗についても必要に応じて報告を行い、投資案件を適切に管理する体制を整備しております。 ② ソフトウェア投資について 当社グループは、新しい商品及びサービスの開発を事業展開の重要課題に掲げており、競合他社との差別化を図り、市場競争力を強化するためのソフトウェア投資を実施しております。当社グループといたしましては、今後もこうした投資を積極的に行う予定ですが、開発スケジュールの遅延、開発コストの増加、収益計画の下振れ等の要因により、投資回収が当初計画どおりに進展しない見込みとなった場合には、減損損失が発生し当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応について、当社グループでは、投資委員会において案件の妥当性及び合理性等を慎重に審議して投資を決定し、投資後の事業計画の進捗についても必要に応じて取締役会において報告を行い、投資案件を適切に管理する体制を整備しております。 ③ 事業の売却等について 当社グループは、キャッシュ・フロー及び財務基盤の強化や事業の経営資源の集中等を図るため、事業の売却や保有契約の売却等を実施してきております。今後もこうした事業の売却等を当社の置かれている経営環境に応じて実施していくものと考えておりますが、当該事業の売却等による事業構造の変化等により、その後の事業展開等に影響を与える可能性があります。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりません。当該リスクへの対応について、当社グループでは、事業の売却等の実施前に、発生しうる損益インパクトやその他の事業に与える影響、様々なリスク等を考慮した上で、実施いたします。 ④ 知的財産権について 当社グループは、知的財産権が重要な経営資源の一つであるという認識のもと、開発した商品及び技術を特許権等の知的財産権により保護するとともに、当社商品が第三者の知的財産権を侵害しないよう努めております。 当社グループは、これまで第三者により知的財産権の侵害に関する指摘等を受けた事実はありませんが、当社グループの認識していない知的財産権が既に成立している可能性または新たに第三者の知的財産権が成立する可能性があり、当該侵害のリスクを完全に排除することは極めて困難であります。当社グループが提供する商品またはサービスに対して、第三者から知的財産権を侵害することによる損害賠償請求、使用差止請求、あるいは使用料請求等を受けた場合には、当社グループの事業及び経営成績、その後の事業展開等に影響を与える可能性があります。なお、当該リスクが顕在化する可能性は低いと考えておりますが、当社グループでは、様々なリスクを想定した商標権の調査体制強化等の施策を講じることにより当該リスクの低減に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,722字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、高水準の賃上げや堅調な企業収益を背景に、雇用・所得環境が改善を続け、個人消費や設備投資にも持ち直しの動きが見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商・関税政策の動向やウクライナ情勢の長期化、中東における地政学的リスクの高まりに加え、為替の変動や物価上昇の継続など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような経済環境のもと、当社グループは「企業に未来基準の元気を!」をコーポレートメッセージに掲げ、「安心して働ける環境」と「活力ある個と組織」の創出をミッションとし、ウェルビーイング関連領域(*)における事業活動を展開してまいりました。2024年5月に策定した「中期経営計画2026」(2024年度~2026年度)では、“効果につながるプラットフォームとソリューションをより多くの企業に提供し、ウェルビーイング領域における圧倒的地位を確立する”ことを骨子に、実効性の高い豊富で質の高いサービスをワンストップで提供することにより、顧客企業の真のパートナーとしてウェルビーイング経営を支援することを基本方針としております。具体的には、(1) 「アドバンテッジ ウェルビーイング DXP」(**)を基軸とした総合販売の継続・深化、(2) 既存事業のオーガニックグロース強化、(3)飛躍的成長のための新規施策の推進、(4) チャネル販売の推進、(5) システム・業務改革の推進および収益性の向上、を重点テーマとして各種施策を推進いたしました。 当連結会計年度におきましては、「アドバンテッジ ウェルビーイング DXP」を軸に、複数サービスの総合提案による新規顧客の獲得と、ウェルビーイング関連領域における企業課題に即した多様なソリューションの提案活動を展開してまいりました。加えて、前連結会計年度に連結子会社化した株式会社Mediplatおよび株式会社フィッツプラスの業績が通年で連結業績に寄与いたしました。また、健康年齢で入れる「健康年齢連動型医療保険」や「やさしい終活保険」などを販売する健康年齢少額短期保険株式会社の全株式を取得し、子会社化いたしました。 (*)当社事業における心身の健康、従業員の成長、リスクの予防と発生時の支援、 両立支援、福利厚生、余暇支援、会社との一体感醸成等の業務領域 (**)ストレスチェック義務化対応プログラム「アドバンテッジ タフネス」による調査結果や健康診断結果 など心身の健康データや、勤怠・休業等の人事労務情報を集約し、ダッシュボードでの見える化、 データ分析、課題抽出、効果的なソリューションの提案を行うデータマネジメントプラットフォーム 当連結会計年度の売上高につきましては、前期に子会社化した株式会社Mediplatおよび株式会社フィッツプラスの通年寄与に加え、既存事業も堅調なオーガニック成長を持続し、増収を実現いたしました。利益面では、EBITDAは過去最高を更新するなどキャッシュ創出力は引き続き伸長したものの、売上構成の変化に加え、従業員の賃金アップに伴う人件費の増加、成長戦略に基づくシステム投資によるソフトウェア償却費の増加、新規事業への先行投資、ならびに期中に発生した一時的費用等により経費負担が増加し、営業利益は前期を下回りました。 その結果、当連結会計年度の売上高は9,923百万円(前期比16.0%増)、営業利益は997百万円(前期比2.5%減)、経常利益は1,003百万円(前期比2.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は686百万円(前期比7.8%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は以下の通りです。なお、当連結会計年度より、健康年齢少額短期保険株式会社の全株式取得に伴い、報告セグメント「少額短期保険事業」を新たに追加しております。 (メンタリティマネジメント事業) 当事業におきましては、ストレスチェックやエンゲージメントサーベイを起点に組織改善までを担うワンストップサービス「アドバンテッジ タフネス」の新規顧客獲得や、組織改善のPDCAを加速するパルスサーベイシステム「アドバンテッジ ピディカ」の導入など、エンゲージメント領域の拡大および顧客企業の課題解決ニーズに対応した効果的なソリューション提案を推進いたしました。 当連結会計年度の売上高につきましては、メンタルヘルスケア領域において「アドバンテッジ タフネス」が安定的に推移するとともに、主力の研修・コンサルティングサービスやEQ関連サービスなどのソリューション売上が堅調に推移いたしました。一方、事業運営効率化を目的とした「アドバンテッジEAP」のタフネスへの統合、一部大口顧客における訪問カウンセリング案件の縮小、前期における採用適性検査(アドバンテッジ インサイト)の価格改定前の駆け込み需要の反動など、一時的な個別要因による減収影響がありました。健康経営領域においては、前期に連結子会社化した株式会社Mediplatおよび株式会社フィッツプラスの通年寄与に加え、産業医・保健師サービスや健診管理サービスの既存事業も力強い成長を維持し、大幅な増収となりました。これらの結果、当事業全体では健康経営領域の高成長がメンタルヘルスケア領域の一時的な減収を補い、増収増益となりました。費用面では、健康経営領域の売上拡大に連動する変動費やシステム投資に伴う償却費が増加いたしましたが、業務効率化による固定費の抑制もあり、セグメント利益率は高水準を維持しております。 これらの結果、メンタリティマネジメント事業の売上高は7,632百万円(前期比17.4%増)、セグメント利益は1,242百万円(前期比15.5%増)となりました。 (就業障がい者支援事業) 当事業におきましては、新規連携先との関係構築および既存連携先との関係深化によるGLTD(Group Long Term Disability:団体長期障害所得補償保険)の新規顧客開拓に取り組みました。また、傷病休業のほか産休・育休・介護休業等により休業中の従業員と会社を繋ぎ、人事部門の負担とリスクを軽減するとともに休業者の復職や仕事の両立をサポートする休業者管理支援クラウドサービス「ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー)」の営業活動を推進いたしました。 当連結会計年度の売上高につきましては、LTD領域において既存顧客の賃上げ等に伴う保険手数料の増加により底堅く推移したものの、顧客企業の制度統合等に伴う大型顧客との契約終了の影響により減収となりました。両立支援領域においては、改正育児・介護休業法の段階的施行等を背景としたニーズの拡大を受け、「ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー)」の新規契約獲得と価格改定の効果により売上高は二桁成長を継続いたしました。費用面では、顧客基盤の拡大に伴うオペレーションシステムの増強や、2025年11月に開所したリワークセンターの先行投資等により経費負担が増加いたしましたが、両立支援領域は黒字化を達成いたしました。一方、LTD領域における大型契約終了の影響により、事業全体としては減益となりました。 これらの結果、就業障がい者支援事業の売上高は1,724百万円(前期比0.1%減)、セグメント利益は414百万円(前期比17.7%減)となりました。 (リスクファイナンシング事業) 主に企業等に勤務する個人を対象として保険商品を販売している当事業におきましては、職域向け保険募集システム(EB保険プラットフォーム)の開発および営業強化に注力し、新規受託案件の獲得を推進いたしました。同プラットフォームの開発に係る先行投資負担はあったものの、職域保険の新規受注により増収となりました。 これらの結果、リスクファイナンシング事業の売上高は339百万円(前期比3.8%増)、セグメント利益は220百万円(前期比5.1%減)となりました。 (少額短期保険事業) 日本で初めて健康年齢で加入できる「健康年齢連動型医療保険」やシニア層をターゲットとし、低価格な保険料・簡単な申込手続きで加入可能な死亡保険「やさしい終活保険」の販売に注力いたしました。 これらの結果、少額短期保険事業の売上高は227百万円、セグメント損失は37百万円となりました。 なお、財政状態については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態の分析」をご参照ください。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末より113百万円増加し、1,838百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は1,926百万円(前期比12.9%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が1,008百万円、減価償却費が993百万円となったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,062百万円(前期比53.0%減)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出が710百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が348百万円になったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は750百万円(前期は860百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が344百万円、配当金の支払が255百万円となったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)    前期比(%) メンタリティマネジメント事業(千円)   7,632,379   +17.4 就業障がい者支援事業(千円)   1,724,782   △0.1 リスクファイナンシング事業(千円)   339,352   +3.8 少額短期保険事業(千円)   227,237   - 合計(千円)   9,923,752   +16.0 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末より143百万円減少し、8,580百万円となりました。流動資産は61百万円減少し、3,639百万円となりました。これは主に、保険代理店勘定、未収入金が減少したことによるものです。固定資産は82百万円減少し、4,940百万円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得により発生したのれんが増加した一方で、ソフトウエア仮勘定、繰延税金資産が減少したことによるものです。 当連結会計年度末の負債は前連結会計年度末より563百万円減少し、4,200百万円となりました。流動負債は342百万円減少し、2,545百万円となりました。これは主に、短期借入金、未払金が減少したことによるものです。固定負債は221百万円減少し、1,655百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものです。 当連結会計年度末の純資産は前連結会計年度末より419百万円増加し、4,379百万円となりました。これは主に、配当金の支払いがあった一方で当連結会計年度の経営成績により利益剰余金が増加したことによるものです。なお、保険会社に帰属する保険料で当社の口座に残高のあるものについては、保険代理店勘定及び保険料預り金として対照勘定処理を行っております。これらを除いた場合の自己資本比率は51.5%となります。 ② 経営成績の分析 当連結会計年度の売上高は、前期比16.0%増の9,923百万円となりました。メンタリティマネジメント事業の売上高は、メンタルヘルスケア領域において「アドバンテッジ タフネス」が安定的に推移するとともに、主力の研修・コンサルティングサービスやEQ関連サービスなどのソリューション売上が堅調に推移したことに加え、健康経営領域において前期に連結子会社化した株式会社Mediplatおよび株式会社フィッツプラスが通年で寄与したこと等により、前期比17.4%の増収となりました。就業障がい者支援事業につきましては、両立支援領域において「ADVANTAGE HARMONY(アドバンテッジハーモニー)」の新規契約獲得と価格改定の効果により売上高は成長したものの、LTD領域における大型顧客との契約終了の影響により、前期比0.1%の減収となりました。リスクファイナンシング事業につきましては、職域向け保険募集システム(EB保険プラットフォーム)の開発および営業強化に注力し、新規受託案件の獲得を推進したことにより、前期比3.8%の増収となりました。少額短期保険事業につきましては、「健康年齢連動型医療保険」や「やさしい終活保険」の販売に注力し、売上高は227百万円となりました。 当連結会計年度の売上原価は前期比26.6%増の3,346百万円、販売費及び一般管理費は前期比14.1%増の5,579百万円となりました。これは、売上拡大に連動する変動費の増加や従業員の賃上げによる人件費の増加、成長戦略に基づくシステム投資によるソフトウエア償却費の増加、新規事業への先行投資、ならびに期中に発生した一時的費用等によるものです。 当連結会計年度の営業利益は、前期比2.5%減の997百万円となりました。 当連結会計年度の経常利益は、前期比2.0%減の1,003百万円となりました。 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比7.8%減の686百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益(1,008百万円)、減価償却費(993百万円)等があり、1,926百万円の資金の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による支出(710百万円)及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出(348百万円)等があり、1,062百万円の資金の減少となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出(344百万円)及び配当金の支払(255百万円)等があり、750百万円の資金の減少となりました。 この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は前連結会計年度末から113百万円増加し、1,838百万円となりました。 当社グループの資金の流れは、数ヶ月間の営業活動を実施の後、サービス提供に応じた売上が計上され、役務提供の開始後約1ヶ月後に現金が振り込まれる、という構造をとる事業が大半であり、資金の収支に関するタイムラグはあまり大きくはありません。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

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