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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アルー

Alue Co., Ltd.7043 · Growth · サービス業

オンライン研修を軸に、法人向け人材育成サービスを国内外で展開する企業。

概要

アルーは、パーソルグループに属する人材育成専門企業である。2003年創業、2018年に東証マザーズに上場した。主力は法人向け研修サービスで、教室型研修やオンライン研修、クラウド型eラーニングシステム「etudes」を提供する。2025年12月期の連結売上高は36億円、営業利益4億円と増収増益を達成した。

人材育成の3本柱:教室、グローバル、etudes

アルーの事業は単一セグメント「人材育成事業」で構成されるが、サービス別に3つに大別される。2025年12月期の売上高内訳は、法人向け教育(教室型研修・グローバル人材育成)が30億6,030万円(前期比20.6%増)、etudesが4億3,657万円(同18.9%増)、海外教室型研修が1億4,096万円(同23.6%減)である。法人向け教育が全体の約84%を占め、新人導入研修や管理職研修などの大型案件獲得が成長を牽引した。etudesは最低取引価格導入によるARPU向上で増収を達成した。

アジア6カ国に広がるグループ網

アルーは、連結子会社5社と非連結子会社1社、さらに孫会社1社で構成される。日本国内には東京本社のほか、大阪支社(関西支社)と名古屋支社を置く。海外では中国(艾陸企業管理諮詢(上海))、シンガポール(ALUE SINGAPORE)、インド(Alue India Private Limited)、フィリピン(ALUE PHILIPPINES INC.、ALUE TRAINING CENTER, INC.、QUINTEGRAL PHILIPPINES, INC.)に拠点を持つ。インドネシアには非連結子会社PT.ALUE INDONESIAがある。2024年には国内の株式会社エナジースイッチとクインテグラル株式会社を子会社化し、翌年エナジースイッチを吸収合併した。

オンラインと対面を組み合わせた研修提供

アルーの研修は、Web会議ツールを用いたオンライン研修を中心としつつ、従来の集合研修も併用する。新人や若手向けの階層別ビジネススキル研修、マインド研修、管理職研修を、自社開発カリキュラムに基づき提供する。講師は社外の認定講師を多く起用し、顧客企業ごとにカスタマイズする体制を取る。研修前後のアセスメントで効果を可視化し、事後フォローで職場定着まで支援する。また、第1種旅行業者登録を活用し、海外研修の渡航手配も行う。

創業からの成長を支えるM&A戦略

アルーは2024年以降、M&Aを積極的に推進している。2024年4月に株式会社エナジースイッチの全株式を取得、同年10月にクインテグラル株式会社の全株式を取得した。2025年11月にはエナジースイッチを吸収合併し、同年12月にはクインテグラルを通じてフィリピンのQUINTEGRAL PHILIPPINES, INC.を子会社化(孫会社)した。これらの取り組みにより、国内の研修ノウハウとフィリピン拠点を統合し、さらなる事業拡大を狙う。

業界の中での役割は人材育成サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
36億円
営業利益
4億円
営業利益率
11.1%
純利益
2億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01法人企業主力

官公庁や民間企業、学校法人、地方自治体の従業員向けに、ビジネススキル研修、マインド研修、語学研修などを提供。オンライン研修を中心に、事前事後のアセスメントで成果可視化も行う。

主な製品・サービス2
教室型研修
新人・若手向け階層別研修や管理職研修。
グローバル人材育成
海外研修やオンライン英会話など。

02海外展開準主力

アジア各国の子会社・パートナーと連携し、現地法人向けに研修サービスを提供。

主な製品・サービス1
海外研修
現地での集合研修やオンライン研修。

03eラーニング準主力

クラウド型eラーニングシステム「etudes」を提供。数万人規模でも利用可能なLMS。

主な製品・サービス1
etudes
クラウド型学習管理システム。

製品と技術

教室型研修:階層別ビジネススキル研修

アルーの教室型研修は、新人・若手から管理職まで階層別にビジネススキルやマインドを養成する。自社開発のカリキュラムをベースに、顧客企業のニーズに合わせてカスタマイズする。講師は社外の認定講師が担当し、複数クラス同時運営が可能な体制を持つ。2025年12月期には新人導入研修の大型案件を獲得し、法人向け教育全体で30億円超の売上を計上した。オンライン研修の比率も高く、受講者の状況に応じて対面と遠隔を使い分ける。

グローバル人材育成:海外拠点と連携した実践研修

グローバル人材育成サービスは、アジア各国のグループ会社と連携し、現地パートナー大学の拠点で研修を実施する。ビジネス英会話サービス「ALUGO」も提供しており、オンラインでのマンツーマンレッスンが可能である。第1種旅行業者登録を生かし、渡航手配も含めた一貫支援を行う。近年は研修のオンライン化が進み、日本にいながら海外講師の研修を受けられる体制も整えている。

etudes:クラウド型LMSによるeラーニング基盤

etudesは、2019年8月に事業譲受したクラウド型eラーニングシステム(LMS)である。PC、スマートフォン、タブレットのいずれでも利用でき、数人から数十万人まで対応可能な拡張性を持つ。教材配信機能に加え、受講管理や進捗把握ができる。アルーはetudesを法人向け研修のソリューションの一つとして提供するほか、中堅中小企業向けLMSプラットフォームとしての販売も進める。2025年12月期の売上高は4億3,657万円で、最低取引価格の導入によりARPUが向上した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材育成サービスで成長、黒字転換を達成

当社は人材育成・教育サービスを提供する中小企業で、直近3期で売上高が30億円から36億円へ拡大し、営業赤字から黒字転換した。同業他社にはジンジブやイシンなどがあり、業界は細分化されているが、当社はオンライン研修など独自の強みを持つ。規模は小さいが、成長軌道にあり、財務改善も進んでいる。今後の課題は、さらなる事業拡大と収益の安定化である。

強み

  • 売上高が毎期増加し、増収効果で営業黒字を達成した。
  • 人材育成に特化したサービスで独自のノウハウを蓄積している。
  • コスト管理が功を奏し、営業利益率を大きく改善した。
  • 少人数組織で意思決定が速く、顧客ニーズに即応できる。

課題

  • 売上高がまだ小さく、競合他社と差別化するには更なる拡大が必要。
  • 特定顧客や業界への依存が高まると、需要変動の影響を受けやすい。
  • サービス提供には人材が不可欠で、優秀な人材の採用と育成が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がアルー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14735京進25億円25.9倍
2246Aアスア25億円28.8倍
32687シー・ヴイ・エス・ベイエリア25億円
4288Aラクサス・テクノロジーズ25億円25.1倍
57043アルー24億円8.1倍
64766ピーエイ24億円22.9倍
7189AD&Mカンパニー24億円10.8倍
89760進学会ホールディングス24億円
99242メディア総研24億円11.3倍
10157Aグリーンモンスター24億円
114650SDエンターテイメント24億円11.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

エデュ・ファクトリーとして創業した2003年

2003年10月、株式会社エデュ・ファクトリーが文京区本郷に設立された。当初から企業向け人材育成事業を目的とし、2006年4月には現在の社名であるアルー株式会社に変更した。この社名変更には、人材育成を通じて可能性を切り拓くという意思が込められている。2008年3月にはプライバシーマークを取得し、情報管理の信頼性を高めた。

アジア拠点を一気に拡大した2010~2012年

2010年7月、大阪に関西支社を開設すると同時に、中国上海に艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司を設立した。翌2011年にはシンガポール(ALUE SINGAPORE PTE. LTD.)とインド(Alue India Private Limited)に子会社を設立。同年12月にはインドネシアにPT.ALUE INDONESIAを設けた。2012年9月にはフィリピンにALUE PHILIPPINES INC.を設立し、5カ国体制を完成させた。これらはグローバル人材育成事業の基盤となる。

新サービスALIGOと本社移転の2013~2016年

2013年2月、英会話モバイルマンツーマントレーニング「ALUGO」サービスを開始した。2014年1月には名古屋支社を開設し、国内3拠点体制とした。2016年4月には個人向けALIGOサービスも開始し、法人向けに加えて個人市場にも進出した。同年5月には本社を現在の千代田区九段北に移転し、経営基盤を強化した。

東証マザーズ上場からグロース市場への移行

2018年12月、アルーは東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場資金を活用し、2019年8月にはクラウド型eラーニングシステム「etudes」の事業を譲り受けた。2022年4月の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行した。上場後も売上高は拡大を続け、2023年にはISMS認証を取得し、情報セキュリティ体制を強化した。

M&Aで事業領域を拡大した2024~2025年

2024年4月、株式会社エナジースイッチの全株式を取得し子会社化した。同年10月にはクインテグラル株式会社の全株式も取得した。2025年11月にはエナジースイッチを吸収合併し、統合によるシナジー創出を図った。さらに同年12月、クインテグラルがフィリピンのQUINTEGRAL PHILIPPINES, INC.の全株式を取得し、グループの海外拠点を拡充した。これらのM&Aにより、売上高は36億円(前期比17.8%増)に成長した。

コロナ禍からの回復と利益成長への転換

2020年12月期は新型コロナウイルスの影響で売上高が18億円に減少し、当期純損失2億円を計上した。しかし、2021年以降はオンライン研修需要の取り込みで回復し、2023年12月期には売上高30億円、純利益1億円まで戻した。2024年12月期はM&A関連費用などで営業損失1億円となったが、2025年12月期には利益創出構造への転換が実を結び、営業利益4億円と過去最高益を達成した。

年表23件を開く

2000年代

  • 2003年10月創業株式会社エデュ・ファクトリー(現 アルー株式会社)を文京区本郷に設立
  • 2006年4月商号変更アルー株式会社に社名変更
  • 2008年3月プライバシーマーク取得(認定番号:第10861604(01)号)
  • 2009年11月本社を新宿区市谷本村町に移転

2010年代

  • 2010年7月大阪市北区に関西支社を開設 中国上海に艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2011年10月シンガポールにALUE SINGAPORE PTE. LTD.を設立(現・連結子会社)
  • 2011年11月インドにAlue India Private Limitedを設立(現・連結子会社)
  • 2011年12月インドネシアにPT.ALUE INDONESIAを設立(現・非連結子会社)
  • 2012年1月観光庁長官登録旅行業第1930号取得
  • 2012年9月フィリピンにALUE PHILIPPINES INC.設立(現・連結子会社)
  • 2013年2月英会話モバイルマンツーマントレーニング「ALUGO」サービス開始
  • 2014年1月名古屋市中村区に名古屋支社を開設
  • 2016年4月個人向け「ALUGO」サービス開始
  • 2016年5月本社を千代田区九段北に移転
  • 2017年4月フィリピンにALUE PHILIPPINE HOLDINGS INC.(現 ALUE TRAINING CENTER, INC.)設立(現・連結子会社)
  • 2018年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2019年8月etudes事業譲受

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行
  • 2023年2月ISMS認証取得(認証書番号:IS780347)
  • 2024年4月M&A株式会社エナジースイッチの全株式を取得し子会社化
  • 2024年10月M&Aクインテグラル株式会社の全株式を取得し子会社化(現・連結子会社)
  • 2025年11月M&A株式会社エナジースイッチを吸収合併
  • 2025年12月M&Aクインテグラル株式会社がQUINTEGRAL PHILIPPINES, INC.の全株式を取得し子会社化(現・連結孫会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    etudes事業の拡大

    クラウド型eラーニングシステム「etudes」について、大企業向けソリューション強化と、中堅中小企業向けLMSプラットフォームとしての利用促進の2本柱で事業拡大を図る。最低取引価格の導入効果を継続しながら施策を加速する。

  2. 02

    顧客単価の向上

    大型案件の獲得と受注率向上を目指し、吸収合併した子会社のノウハウを活用した営業強化を展開。個別研修に留まらない組織課題解決型の総合ソリューションを提供し、顧客単価を最大化する。

  3. 03

    M&Aの推進

    人材育成及びその周辺領域でM&A機会を探索し、グループシナジーを最大化して非連続な成長を目指す。既に取得した子会社の強みと自社の顧客基盤・コンテンツ開発力を活かす。

  4. 04

    内部管理体制の強化

    持続的成長のため、コンプライアンス意識向上や連結子会社を含む取引態様に即した内部管理体制を構築。ISMS運用を通じたデータ管理体制強化も進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で198人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は704万円で、7期前と比べて+9.6%平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は5.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年12月171
2019年12月64235.24.8193
2020年12月63835.75.1163
2021年12月66036.35.3160
2022年12月66636.95.0190
2023年12月66837.65.1194
2024年12月67438.85.3195−51
2025年12月70439.25.8198202

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 2 / 海外 5、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都千代田区115百万円
本社他 — Makati City Philippines1百万円
主な関係会社
  • 国内
    クインテグラル株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司(注)4
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Alue India Private Limited(注)4
    Gurugram Haryana India · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALUE SINGAPORE PTE. LTD. (注)4
    NORTH BRIDGE RD Singapore · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALUE PHILIPPINES INC.
    Makati City Philippines · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ALUE TRAINING CENTER, INC. (注)5
    Makati City Philippines · 連結子会社
    議決権40.0%
  • 海外
    QUINTEGRAL PHILIPPINES, INC.(注)6
    Makati City Philippines · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は36億円営業利益4億円前期と比べると増収で、売上が+16.1%。

売上高
+16.1%
36億円
営業利益
4億円
純利益
2億円
営業利益率
11.1%
前期比 +14.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高39億円36億円
営業利益4億円4億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥11¥11

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は20億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+17.6%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q6−1−16.7−1
2023年2Q9222.21
2023年3Q6−1−16.70
2023年4Q91
2024年1Q6−2−33.3−1
2024年2Q9111.11
2024年4Q1600.0−1
2025年2Q1715.91
2025年4Q19315.81
2026年2Q20315.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年12月期からの12期で、売上は14億円から36億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
名古屋市中村区に名古屋支社を開設
2014年12月1400
2015年12月1610
2016年12月1810
フィリピンにALUE PHILIPPINE HOLDINGS INC.(現 ALUE TRAINING CENTER, INC.)設立(現・連結子会社)
2017年12月1911
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2018年12月2321
2019年12月2521
2020年12月18−2−2
2021年12月2432
2022年12月2822
2023年12月3011
株式会社エナジースイッチの全株式を取得し子会社化
2024年12月31−1−1−3.2−1
株式会社エナジースイッチを吸収合併
2025年12月364411.12

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高36億円のうち、営業利益として残るのは4億円11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.1%13億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.8%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
63.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
11.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.8pt
18.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
25.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は12億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年12月10016
2017年12月10−116
2018年12月10319
2019年12月0−1−2−17
2020年12月−309−313
2021年12月4−1−3313
2022年12月10−3111
2023年12月1−1−209
2024年12月0−21−28
2025年12月5−10412

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年12月期の総資産は24億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は58.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年12月123926.8
2015年12月103729.9
2016年12月103734.7
2017年12月104643.0
2018年12月1410470.5
2019年12月1311282.2
2020年12月1981143.4
2021年12月20101051.4
2022年12月1912764.8
2023年12月1713473.1
2024年12月1912762.3
2025年12月24141058.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
10億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中132位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中471位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.6%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.1%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥946で、1年前と比べて+7.5%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥946+1.0%1ヶ月+7.3%1年+7.5%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥777高値¥1,238

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.1倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR1.85倍
配当利回り1.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に938円と前日比+6.59%高。直近の底値圏から反発し、25日移動平均線894円を約5%上回った。ただし52週高値1238円に対しては約24%下回っており、中期下落トレンドからの反発局面とみられる。RSIは77.5と過熱感があるが、出来高9700株と増加しており、買いが入っている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERは9.39倍で業界平均22.44倍を大きく下回り、PBR1.73倍も平均3.19倍の半分以下。ただし配当利回りは0.79%と平均2.71%を大きく下回り、ROE18.6%は高いが配当性向が6.3%と低い。割安ではあるが、株主還元が限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.1倍23.4倍
PER (予想)9.8倍
PBR1.85倍3.51倍
ROE18.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年12月期に営業赤字となったが、2025年12月期は増収増益で黒字転換。強気派は、DX研修とリーダー育成という成長領域に注力し、グループシナジーを活かした営業力で業績拡大を期待する。弱気派は、研修市場の競争激化、価格競争、人材依存のビジネスモデルによる収益不安定性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 成長領域に特化

    DX研修とリーダー育成は市場成長が続く。

  • 黒字転換

    2025年12月期は営業利益4億円、営業利益率11%と好調。

  • グループ連携

    パーソルグループの顧客基盤を活用した営業が可能。

  • 2025年12月期に営業利益4億円へ黒字転換通年影響

    営業利益▲1億円から4億円へ改善、営業利益率11.11%を達成

  • 売上高31→36億円と16%増通年影響

    売上高が36億円と前期比5億円増加、増収が収益改善の原動力

  • ROE18.6%と中小型株で高い資本効率継続影響

    自己資本利益率18.6%で、小規模ながら資本を効率的に活用

  • PER9.39倍と割安感がある継続影響

    時価総額23億円、純利益2億円でPER9.39倍。黒字転換後の割安水準

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    研修サービスは多数の競合が存在し、差別化が難しい。

  • 収益変動

    一時的な赤字もあり、利益が不安定。

  • 人材依存

    研修品質は講師やスタッフのスキルに依存する。

  • 前期は営業赤字で業績変動が大きい不定影響

    2024年12月期は営業利益▲1億円・純利益▲1億円。黒字幅が小さく再び赤字転落の可能性

  • 売上高36億円と絶対規模が小さい通年影響

    売上高36億円では急激な需要減で収益が悪化しやすく、経営基盤は脆弱

  • 配当利回り0.79%と株主還元が限定的継続影響

    配当利回り0.79%と低く、株主への直接的な還元がほとんど無い

  • 時価総額23億円と流動性リスク継続影響

    時価総額23億円は極めて小さく、機関投資家の売買が難しい規模

次の決算で確かめる点
受講者数・実施研修数
需要の動向を測る主要指標。
営業利益率
収益性の改善持続性を見る。
大手企業売上比率
大口顧客の獲得と安定性を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり11で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.16%。

年間配当
¥11
1株あたり
配当利回り
1.16%
いまの株価に対して
配当性向
6.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年12月716.7
2021年12月14100.09.4
2022年12月7−50.011.5
2023年12月70.049.5
2024年12月70.0
2025年12月70.06.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥11

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ724人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.9%を占め、残る80.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他74.570.272.072.169.067.6
事業法人19.019.019.719.920.319.9
証券会社4.86.26.66.49.411.1
外国法人1.74.51.71.61.31.3
自己株式1.21.00.70.60.50.2
金融機関0.10.10.10.10.00.0
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01落合 文四郎31.40
02株式会社フォーティーシクサーズ17.30
03新井 友行3.91
04池田 祐輔3.76
05野村證券株式会社3.64
06湯川 泰行3.29
07アルー社員持株会3.05
08株式会社SBI証券3.01
09稲村大悟2.74
10株式会社こやの2.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+2320%、1株純資産は12期で+271%。直近期のROEは18.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年12月41502.7
2015年12月−7143
2016年12月2215715.1
2017年12月3519420.0
2018年12月4439113.527.113.9
2019年12月4641911.318.916.7
2020年12月−76335−20.2
2021年12月7341019.511.19.4
2022年12月6647514.914.111.5
2023年12月224964.630.449.5
2024年12月−29466−6.0
2025年12月9555518.610.96.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
落合文四郎代表取締役 社長491,244,200
池田祐輔取締役 執行役員4896,700
稲村大悟取締役 執行役員4970,200
西立野竜史取締役(注)151
荒幡義光常勤監査役(注)271
野口敏彦45
神保拓也取締役(注)145

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3501036321
社外監査役315155
社外取締役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,862字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(クインテグラル株式会社、艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司、ALUE SINGAPORE PTE. LTD.、Alue India Private Limited、ALUE PHILIPPINES INC.、ALUE TRAINING CENTER, INC.)、連結子会社の子会社(QUINTEGRAL PHILIPPINES, INC.)、非連結子会社(PT.ALUE INDONESIA)の計9社で構成されております。 当社グループは、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます。- all the possibilities -」というMissionのもと、『育成の成果にこだわる』ことをテーマに、AIを活用した、人材育成の支援をする事業を行っております。 なお、当社グループは「人材育成事業」の単一の報告セグメントであるため、セグメント情報は記載せずにサービス別に記載しております。 <人材育成事業> 顧客企業の多様な課題を解決するべく、web会議ツールを用いたオンライン研修の実施を中心に従来の集合研修など、状況を選ぶことなく、ビジネススキル研修、マインド研修、語学研修を実施し、顧客企業の組織や個人の成長を支援するサービスです。研修単体での提供だけではなく、事前事後のアセスメント等による育成成果の可視化、事後のフォロー施策を通じて職場での育成成果の定着までを支援しております。 サービス対象者は国内外の官公庁、民間企業、学校法人、地方自治体に所属する従業員ですが、法人を顧客とし、研修プログラムごとに契約を締結いたします。 サービスの提供形態は主に以下の通りです。 サービス   具体的内容 法人向け教育   教室型研修    当社の「教室型研修」は、新人、若手を中心に階層別のビジネススキル研修、マインド研修を実施しております。また、管理職領域にも注力しております。 提供するサービスは、当社独自のカリキュラムを基に、専門のカスタマイズチームによる、市場や顧客企業のニーズに合わせた商品開発やカスタマイズサービスを提供しております。 サービスは、当社が設ける認定プロセスを経た認定講師によって提供しており、認定講師は、経験豊富な外部の講師を多く起用することで、幅広い顧客ニーズに応える体制を整えております。研修実施に際しては、当社の顧客担当者が、講師に対し顧客のニーズや研修の意図を伝え、納品のマネジメントを行うことで、育成サービスを同時に複数クラスに提供することが可能です。 オンライン研修の実施を中心に従来からの集合研修の実施や事前事後のフォロー、eラーニングの提供など、受講者の状況に合わせた研修の提供をしております。 主な関係会社:当社、クインテグラル株式会社 グローバル人材育成    当社の「グローバル人材育成」は、グローバル人材として必要なマインドやスキルの習得を促す、経験を積み重ねる形の実践的な研修を提供しております。 「グローバル人材育成」では、アジア各国の当社グループと連携した現地パートナー(大学)の拠点へ滞在し、当社グループが実施する研修を受講することができるサービスや、企業に所属する多忙な社会人の方向けに提供する、オンラインによるビジネス英会話サービスを提供しております。 当社は、第1種旅行業者として登録しており、渡航先では在外子会社もしくはパートナー拠点によるサポートを行える体制を整えておりますが、現在研修のオンライン化を推進しており、受講者は日本に居ながら、アジア各国の当社グループと連携した現地パートナーの研修を受講することも可能です。 主な関係会社:当社、艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司、ALUE SINGAPORE PTE. LTD. 、Alue India Private Limited、ALUE PHILIPPINES INC.、ALUE TRAINING CENTER, INC. etudes   etudes    クラウド型eラーニングシステム「etudes」は、当社が2019年8月に事業譲受を行い、同年9月より営業を開始している、数人~数十万人まで使うことが可能で、使いやすさを一番に考えたLMS(Learning Management System)サービスです。 PC、スマホ、タブレットとプラットフォームを選ぶことなくインターネットを介し多彩な教材の配信が可能であり、今後も継続して使いやすさの進化や当社の教材開発力による教材の充実を図ることにより、多種多様な形での研修提供が可能なラーニングマネジメントシステムサービスです。 主な関係会社:当社 サービス   具体的内容 その他   海外教室型研修    当社が提供している「教室型研修」を当社の在外子会社が現地法人向けに現地で提供するサービスです。受講者は現地法人に勤務する日本人だけでなく、現地従業員の方向けにも研修を実施しております。当社の「教室型研修」を基にした独自のカリキュラムを、専門のカスタマイズチームが、市場や顧客企業のニーズに合わせた、商品開発やカスタマイズサービスを提供しているだけでなく、現地法人顧客の人材育成や組織に関する課題に対し総合的なサポートを実施しております。 主な関係会社:艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司、ALUE  SINGAPORE PTE. LTD.、QUINTEGRAL PHILIPPINES, INC. 事業系統図は以下の通りです。 (注) 1. 当社グループは、単一の報告セグメントであるため、サービス毎に記載をしております。 2. 非連結子会社であるPT.ALUE INDONESIAにつきましては重要性が乏しいため記載を省略しております。 3.売上にかかわる事業の実施については実線、プログラム等の提供については点線の矢印で記載しております。 4.関係する子会社 クインテグラル株式会社 5.関係する子会社 艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司、ALUE SINGAPORE PTE. LTD.、 Alue India Private Limited 6.関係する子会社 ALUE PHILIPPINES INC.、ALUE TRAINING CENTER, INC. 7.関係する子会社 艾陸企業管理諮詢(上海)有限公司、ALUE SINGAPORE PTE. LTD. 関係する孫会社 QUINTEGRAL PHILIPPINES, INC. 8.当社が設ける認定プロセスを経た認定講師によって研修を実施しております。 9.事業系統図中、実施としているものは当社若しくは当社子会社が顧客と直接契約を締結しサービスを実施する形態、提供としているものは当社が顧客と契約を締結し、当社子会社がサービス提供を行う形態を表しております。
経営方針・対処すべき課題2,856字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます。- all the possibilities -」というMissionに基づき、その世界の実現のために、あらゆる人のあらゆる可能性を信じ、それを切り拓くサポートをする存在であることを経営の基本方針としており、様々な業界、企業で活躍する人材を人材育成事業によって支援しております。 (2)中長期的な経営戦略、経営環境および対処すべき課題等 (中長期的な経営戦略、経営環境) 当社グループは「アジア人材育成No.1となる、 事業創造と人づくりで継続成長するグローバル企業」というVisionを掲げ、アジアでの人材育成No.1となり、「価値を創り出す意思」と「人」を根幹に、お客様に支持される事業によって継続的に成長する企業であることを目指しております。 当社サービスを取り巻く人材育成業界の市場規模は、これまで多くの企業において人材育成の必要性は認知されてはいるため、安定的ではあるものの、投資対効果が見えづらいために、急拡大を見込める市場ではないものの、労働人口の長期的な減少を背景とした、労働生産性向上のニーズの高まりや、AI技術の革新による人の付加価値向上ニーズによって人材育成業界への期待は高まっています。 このような中、当社は後述の「対処すべき課題」に記載のとおり、法人向け教育研修、etudesともに、より単価を向上させることに注力することで売上規模の拡大を図ってまいります。また、当社とのシナジーが認められる事業領域でのM&Aを積極的に検討することで、当社の競争力向上に資するものへの投資を加速させてまいります。 以上の取り組みをとおし、当社は顧客の組織課題の解決のため、当社の熟達した社員の関与を増やしながら顧客組織へのトータルコンサルティングを行うことで、売上高の拡大並びに利益創造に邁進してまいります。 (対処すべき課題) 当社グループは、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます。- all the possibilities -」というMissionに基づき、様々な業界、企業で活躍する人材を人材育成事業によって支援しております。 多くの企業において人材育成の必要性は認知されており、市場規模は安定的ではあるものの、投資対効果が見え辛いために、大きく成長する市場ではありませんでした。しかし、労働人口の長期的な減少を背景とした、労働生産性向上のニーズの高まりや、AI技術の革新による人の付加価値向上ニーズによって人材育成業界への期待は高まっています。この期待に応えるには『育成の成果』を明らかにし、より大きな投資に見合うサービスであるという認知の獲得が必要と考えております。また、昨今は勤務形態においてオフィス回帰の流れがある一方、在宅・テレワークについても継続して推進されており、オンラインでの研修実施やeラーニングの利用が促進され、定着してきております。 そのような状況下で、当社の中長期でのさらなる事業成長や利益の創出により企業価値を向上させていくことは大変重要な課題であると認めております。 以上のことから対策として以下の施策を実施してまいります。 1.etudes事業の拡大 現在、これまでの同業他社にとどまらず異業種からの参入が相次いでいるeラーニング、ラーニングマネジメントシステム(LMS)市場においては、当社の得意な分野での優位性をしっかりと発揮しながら競争に勝ち抜いていく必要があると考えております。そのため当社のクラウド型eラーニングシステム「etudes」を提供しているetudes事業においては、大きく2つの方針を柱に、事業活動の拡大を図っていきたいと考えております。まず1つ目の柱として、法人向け教育研修の顧客層である国内の大企業法人へ向けたソリューションを強化し、法人向け教育研修営業や顧客人事とも連携しながら組織課題の解決に向けたソリューションのひとつとして、事業規模の拡大を図っていく方針です。また2つ目の柱としては、中堅中小企業向けにeラーニング等を提供するベンダーが利用できるLMSのプラットフォームとして当社の「etudes」の利用を促進することにより事業拡大を推進してまいります。最低取引価格の導入によるetudes事業の売上高および利益の拡大は当連結会計年度より徐々に効果を出すことができており、この取り組みを継続しながら、2本の柱の施策をそれぞれ加速していくことで、etudes事業の成長拡大に邁進してまいります。 2.顧客単価の向上 当社は、国内の大企業法人が主要な顧客層であり、個別最適化されたソリューションを提供しながら顧客単価の向上を図ることで、事業の成長拡大を継続してまいりました。この取り組みにより既存の顧客基盤がこれまでより充実したことから、新規の顧客を獲得することによる事業規模の拡大に注力してまいりました。 当面の課題としては、大型案件の獲得および受注率の向上にあると考えており、吸収合併した株式会社エナジースイッチや子会社のクインテグラル株式会社のノウハウを今後に生かしながら、営業強化施策を展開し、当社熟達者の関与を深めることで、個々の研修実施にとどまらない組織課題の解決に向けた総合的なソリューションを提供し、顧客単価の最大化に努めてまいります。 以上の取り組みを通し当社は、事業規模の拡大を図り利益水準の向上に邁進してまいります。 3.M&Aの推進 当社グループでは、2024年に株式会社エナジースイッチならびにクインテグラル株式会社、2025年にはQUINTEGRAL PHILIPPINES, INC.の株式取得を行い、M&Aによる事業拡大を行ってまいりました。今後については、これらの会社が持つ強みと、当社が持つ顧客基盤やコンテンツ開発力を活かして、グループでのシナジー効果を最大化するよう努めてまいります。 また、人材育成領域はもちろんのこと、当社のMissionに関連する人材育成の周辺の事業領域においてもM&Aの機会を探索し、非連続な事業成長を目指してまいります。 4.内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上のため、内部管理体制の充実が不可欠であると認識しており、役職員のコンプライアンス意識の向上、当社連結子会社並びに各事業の取引態様に即した内部管理体制を構築するなど、コーポレート・ガバナンス体制の強化に取り組んでまいります。 今後は、認証を取得済みのISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)運用を通じ、データを安全で効率的に管理する体制の強化をさらに進めてまいります。
事業等のリスク4,950字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある と考えられる事項を下記に記載しておりますが、当社グループの事業等のリスクは以下の事項に限定されません。当社グループは、リスクを認識した上で、発生の回避及び発生した場合には当該事象による影響が最小限となる対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の事業等のリスク及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、記載事項における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境について 当社グループは、大手企業を主要顧客とし、法人を対象とした人材育成事業を提供しております。現在、景気回復による労働市場の活況に伴い、企業が新卒採用を積極的に行う中、当社の主力領域である「新人・若手領域」で展開している新入社員向け研修は、堅調に推移しております。しかしながら、今後、若年労働人口及び新卒採用動向の変化により新卒採用数が減少した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 人材の確保と育成について 今後の事業拡大及び業務内容の多様化に対応すべく、優秀な人材の確保が必要となります。しかしながら、当社グループが求める人材が適切な時期に確保、育成できなかった場合、また、社外流出等何らかの事由により既存の人材が業務に就くことが困難になった場合、業務運営及び成長戦略に支障をきたし、当社グループの事業運営及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 競合について 社会人を対象とした人材育成や教育研修事業に関しては、他の研修会社やコンサルティング会社等、多数の企業が参入しており、今後より一層、品質や価格に係る競争が激化するものと認識しております。当社の競争優位性として認識しております、顧客との関係構築を通じたニーズに合わせたカスタマイズ力や、アセスメント等を通じた現場での育成成果の定着支援において、他社に対する優位性が維持できなくなった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 海外でのサービス展開について ① 海外関連サービスにおける外部環境の変化に係るリスクについて 当社の海外派遣研修及び語学研修「ALUGO BOOT CAMP」における派遣先国は、インド、フィリピン等、アジア方面が中心であります。海外派遣研修等を提供するにあたっては、参加者及び当社従業員の安全確保を第一に考え、常時、安全情報の入手、外務省の海外安全情報に基づく全社共通の催行基準に従って対応しております。また、当社子会社の実施する海外教室型研修は、中国並びにシンガポールにて実施しております。これらのサービスの実施に際しましては、外部機関と連携し、様々なリスクを想定した危機管理体制及び万一のトラブル・事故発生時に適切かつ迅速に対応できる体制を構築しております。 しかしながら、所在国における、テロの発生、感染症の流行、自然災害等の外部環境の変化が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 海外関連サービスにおける現地法律に係るリスクについて 当社グループの海外子会社において実施しております海外教室型研修は、所在国の政治、経済、社会情勢の変化に起因して生じる事態、関連する法令改正及び新法令の制定並びに諸規則等により所在国における事業継続が困難となるリスクを有しております。当社本社において、各海外子会社を統括、管理する部門を設置するとともに、社内外に構築してきた危機管理体制により、リスクに対応できる体制を整備しておりますが、このようなリスクが顕在化した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システム障害について 当社の法人向け「ALUGO」及びクラウド型eラーニングシステム「etudes」は、社内システム及びサーバ等並びにインターネットに依存しております。また、サービスはインターネットを介して行われるため、通信事業者が運営する通信ネットワークに依存しております。そのため、当社グループは、サービスの安定供給に向けて、コンピューターウイルスへの感染、ネットワークへの不正侵入、サイバー攻撃等によるシステムダウン、電力不足や自然災害等に伴うシステム障害等、顧客へのサービス提供を妨げられるようなトラブルを回避するために、外部業者によるシステムサーバの管理・監視体制の構築やセキュリティ対策等により未然防止策を講じております。また、当社の社内業務は、システム化を進めており、情報システム及びインターネット技術と密接に関連しているため、ハッキングやコンピューターウイルス被害等を予防するためのセキュリティ対策を講じております。 しかしながら、何らかの障害により、顧客へのサービス提供が不可能となった場合、当社グループの社会的信用の低下や損害賠償請求等が発生する可能性があります。また、障害の規模によっては、サービス提供の中断や修復費用の増加等により、当社グループの事業運営及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 講師・コーチの確保について ① 教室型研修の講師について 講師の品質は、当社が提供する人材育成施策の成果を左右する一つの要素であります。企業の人材戦略に応じて求められる研修テーマや育成施策が多様化する中、顧客のニーズに応え、高品質の研修を実施するためには、スキル、知識、経験を兼ね備えた講師の確保が必要であります。しかしながら、将来において、当社が求める要件を備えた講師を確保できず、主力サービスである教室型研修の提供に支障が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 「ALUGO」のコーチについて 当社の法人向け「ALUGO」の英会話レッスンは、マンツーマンレッスンであり、ビジネスで通用する英会話の指導ができる高品質のコーチが不可欠となります。また、当社の英会話レッスンのコーチは、主にフィリピン在住のフィリピン人であり、当社子会社ALUE PHILIPPINES INC.において、コーチの管理を行っております。しかしながら、フィリピンの社会情勢、感染症の流行による情勢の変化、景気変動に伴う雇用情勢の変化等による報酬水準の上昇や関連する法令改正及び新法令の制定、諸規則等により、コーチの確保、法人向け「ALUGO」のサービス提供に重大な支障が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 法的規制等について ① 旅行業法について 当社の海外派遣研修及び語学研修「ALUGO BOOT CAMP」は、旅行業法における一定の事業に該当するため、当社は第1種旅行業者(観光庁長官登録旅行業 第1930号)として登録し、旅行業法に則りサービスを提供しております。しかしながら、当社が旅行業法に定める登録拒否事由に該当し、登録更新を行うことができない場合、または、旅行業法上の取消事由に該当し取消処分等を受けた場合は、登録の取消又はサービス提供の停止等を命じられる可能性があります。現時点において登録更新拒否や取消し事由に該当する事実はないと認識しておりますが、何らかの理由によりこれらの事由が生じた場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報保護法について 当社は、事業運営に際し、顧客企業、従業員等その他の関係者の個人情報及び機密情報を保有しております。当社では、個人情報を適切に取り扱う体制の整備にあたりプライバシーマークを取得しております。また、個人情報及び機密情報の取扱いに関する規程を定め、情報管理を徹底するための部署を設置し、定期的に情報管理に関する教育を実施する等、情報管理体制の構築、運用の徹底に努めております。しかしながら、第三者による不正アクセス、システム運用における人的過失、従業員の故意等により、個人情報や機密情報の漏洩、不正使用等の事態が生じた場合は、当社グループの社会的信用の低下や損害賠償請求等の発生により、当社グループの事業運営及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 知的財産権について 当社の事業においては、自社開発・設計によるオリジナルコンテンツを中心に顧客へ提供しております。そのため、第三者に帰属する著作権等の知的財産権、肖像権等を侵害しないよう、事前に権利関係を調査する等、細心の注意を払っております。また、当社グループの資産の保護、保全に向けて、商標権の取得や著作権の明示、自社開発した技術の特許取得を行っております。しかしながら、当社の知的財産権等に関する調査、管理が完全である保証はなく、当社が認識せずに第三者に帰属する著作権等の知的財産権、肖像権等を侵害した場合、当社に対する損害賠償や使用差し止め等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 組織体制について ① 代表取締役社長への依存について 当社の代表取締役社長である落合文四郎は、当社の創業者であり、創業以来代表取締役社長を務めております。現在においても、経営方針や事業戦略の決定から新サービスの開発等の各業務分野に至るまで、当社の事業活動全般において重要な役割を果たしております。このため当社では、取締役会や経営会議等における情報共有や経営組織の強化を図り、同氏に依存しない経営体制の整備を進めております。しかしながら、現時点においては、何らかの理由により同氏が当社グループの業務遂行を継続することが困難になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績並びに今後の事業推進に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制について 当社は、小規模組織による運営でありますが、当社の継続的な企業価値の向上と発展を遂げていくために、コーポレート・ガバナンス体制の強化は重要な課題の一つであると認識しております。現在、財務報告の信頼性、業務の有効性及び効率性、事業活動に関わる法令等の遵守、資産の保全を実現するために、内部統制が有効に機能する体制を構築し運用に努めておりますが、今後、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築、運用を促進できない場合、適切な業務運営が困難となり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 四半期ごとの収益変動について 当社の収益の大半を占める法人向けサービスは、顧客の人材育成計画と連動しております。特に、当社が強みとしている新入社員育成については、顧客の新入社員受入れに伴う研修の実施が4月に集中いたします。その一方、月ごとの変動の小さい人件費等の固定費は継続して発生することから、第2四半期(4~6月)の売上高及び利益は大きくなる傾向にあり、第1四半期(1~3月)及び第3四半期(7~9月)の売上高及び利益は小さくなる傾向にあります。したがって、第2四半期において当社グループの経営成績が不調となる場合には、当社グループの通期の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 講師、コーチの不祥事、風評等のリスクについて 当社グループは、講師やコーチが、事故、事件、不祥事等を起こした場合、又は巻き込まれた場合、風評及び報道がなされた場合等には、当該講師、コーチの研修への登壇中止等の措置が必要となるため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、これらの発生事象に対し、当社グループの対応等に関わらず、投資家、マスメディア、インターネット、その他を通じて社会全般に広まった場合において、当社グループへの悪影響により社会的信用が損なわれ、事業運営及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,875字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下の通りです。 なお、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)(企業結合に係る暫定的な会計処理の確定)」をご参照ください。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用や所得の環境が改善するに伴い、国内での物価上昇を背景と した個人消費の伸び悩みがみられるものの、緩やかに回復の兆しを見せております。 一方で、米国の通商政策に代表される政治・経済状況や金融市場の変動等による景気予測の困難さを受け、先行きが不透明な状況が続いております。 また、急速な進化を見せる生成AIの活用の波は、当社が属する人材育成業界においても確実に波及しており、生成AIを用いたこれまでの枠にとらわれない新しい人材育成にかかわるサービス提供が求められております。 このような環境の中、当社グループでは、昨年度M&Aにて取得し子会社化したクインテグラル株式会社の利益貢献の最大化を図る取り組みや、期中に吸収合併した株式会社エナジースイッチとの人材面および営業面でのシナジー創出に取り組むとともに、当期特に注力してきたマーケティングや納品体制の投資見直し並びにコスト削減効果の最大化を図ってまいりました。 また、営業面においても、国内大手法人顧客向けのサービス提供における新人導入研修の大型案件の獲得や受注率の改善に取り組み、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます。- all the possibilities -」というMissionのもと、利益創出構造への転換に尽力してまいりました。 なお、当社グループは、人材育成事業の単一の報告セグメントでありますが、経営成績の概況についてはセグメントに代えてサービス別に記載しております。 1.法人向け教育 <教室型研修/グローバル人材育成> 法人向け教育の当連結会計年度における売上高は、教室型研修において新人導入研修の納品が例年通り進んだことに加え、大型案件の受注や納品があったことで従前の売上高が伸長したほか、株式会社エナジースイッチやクインテグラル株式会社の連結による影響で売上高の増加もあり、好調に推移しました。 以上の結果、法人向け教育の売上高は、3,060,306千円(前年同期比20.6%増)となりました。 2.etudes <etudes> クラウド型eラーニングシステム「etudes」の当連結会計年度における売上高は、昨年より取り組んでいる最低価格導入により、一時的な利用企業数の減少があったものの、利用企業数の減少は底を打ち安定してきております。また、顧客単価向上の効果によりARPU(Average Revenue Per User)が大きく伸びたことや、エンタープライズ向けコンテンツ支援施策による売上高の上乗せも手伝い、etudes売上高は好調に推移しました。 以上の結果、etudesの売上高は、436,573千円(前年同期比18.9%増)となりました。 3.その他 <海外教室型研修> 当社の海外子会社が現地法人向けに提供している海外教室型研修の当連結会計年度における売上高は、中国子会社及びシンガポール子会社において、積極的な営業活動をとってまいりましたが、前年と同規模の案件受注を達成出来なかったことが影響し、海外連結子会社である中国子会社、シンガポール子会社ともに低調に推移しました。 以上の結果、海外教室型研修の売上高は、140,963千円(前年同期比23.6%減)となりました。 これらの結果、当社グループの当連結会計年度における売上高は、3,637,843千円(前年同期比17.8%増)と前年同期に比べ548,823千円増加いたしました。 当連結会計年度の利益面においては、法人向け教育の中で教室型研修の受注や納品が好調に推移し、期初計画以上に売上高が拡大したことに加え、株式会社エナジースイッチやクインテグラル株式会社のグループインによって各社の売上高が連結売上高へ反映されたことで、売上高が伸長したことに加え、当期注力してまいりました、利益創出構造への転換の取り組みの成果が見え始めたことにより外注費や労務費が減少し、売上総利益率が向上しております。その結果、売上総利益は2,278,363千円(前年同期比24.3%増)と前年同期に比べ444,842千円増加いたしました。 当社グループは、前連結会計年度までは新規顧客の獲得強化やetudesへの事業投資などを重点投資項目として位置づけ、人材の獲得や販売促進活動の強化、次世代etudesの開発に注力し積極的な投資を進めてまいりましたが、当連結会計年度においては利益創出構造への転換を図るべく、事業成長に必要な投資のみに絞り込み投資活動を実施いたしました。 販売費及び一般管理費においては、上記取り組みを機動的に実施した結果、前述のクインテグラル株式会社のグループインや、株式会社エナジースイッチの合併による費用の増加はあったものの、マーケティング費用の削減や営業活動に起因する旅費交通費等の削減の効果があり、販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比べ微増となりました。 これらの結果、当社グループの当連結会計年度における営業利益は354,035千円と前年同期と比べ418,592千円の増加、経常利益は357,823千円と前年同期と比べ425,033千円の増加、親会社株主に帰属する当期純利益は242,210千円と前年同期と比べ315,916千円の増加となりました。 当社グループは単一の報告セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 財政状態については、当連結会計年度末では以下のとおりとなりました。 (単位:千円) 前連結会計年度(2024年12月31日)   当連結会計年度(2025年12月31日)   増減 流動資産   1,367,037   1,930,742   563,705 固定資産   534,698   471,527   △63,171 資産合計   1,901,736   2,402,270   500,534 流動負債   548,330   851,816   303,486 固定負債   168,562   135,202   △33,360 負債合計   716,892   987,018   270,126 純資産合計   1,184,843   1,415,251   230,408 負債純資産合計   1,901,736   2,402,270   500,534 主な変動理由は以下の通りです。 流動資産 当連結会計年度における流動資産残高は、1,930,742千円となり、前連結会計年度に比べて563,705千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が474,386千円増加し、売掛金が86,663千円増加したこと等によるものです。 固定資産 当連結会計年度における固定資産残高は、471,527千円となり、前連結会計年度に比べて63,171千円の減少となりました。これは主に、ソフトウェアが19,449千円減少し、長期前払費用が43,708千円減少したこと等によるものです。 流動負債 当連結会計年度における流動負債残高は、851,816千円となり、前連結会計年度に比べて303,486千円の増加となりました。これは主に、運転資金の新規借り入れにより、短期借入金が100,000千円増加、未払法人税等が109,584千円増加したこと等によるものです。 固定負債 当連結会計年度における固定負債残高は、135,202千円となり、前連結会計年度に比べて33,360千円の減少となりました。これは、長期借入金が33,360千円減少したことによるものです。 純資産 当連結会計年度における純資産残高は、1,415,251千円となり、前連結会計年度に比べ230,408千円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益242,210千円を計上したことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、1,243,230千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動により獲得した資金は、539,647千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が356,730千円となったこと、未払消費税等の増減額による収入が55,950千円となったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動により使用した資金は、69,926千円となりました。 これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が61,677千円、無形固定資産の取得による支出が5,119千円となったこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動により獲得した資金は、1,540千円となりました。 これは主に、短期借入金の純増減額が100,000千円、および長期借入金の返済による支出が81,812千円となったこと等によるものです。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 イ.生産実績 当社グループは、人材育成事業の単一の報告セグメントであり、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載をしておりません。 ロ.受注実績 当連結会計年度における受注実績は、次のとおりです。 区分   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 法人向け教育   3,035,736   117.9%   890,167   98.8% etudes   440,864   118.8%   11,617   158.6% 海外教室型研修   104,794   57.3%   6,615   15.5% 合計   3,581,395   114.5%   908,400   95.5% (注) 1.当社グループは単一の報告セグメントであるため、サービス別に記載しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) 法人向け教育   3,060,306   120.6% etudes   436,573   118.9% 海外教室型研修   140,963   76.4% 合計   3,637,843   117.8% (注) 1.当社グループは単一の報告セグメントであるため、サービス別に記載しております。 2.総販売実績に対する販売実績の割合が100分の10以上の相手先が存在しないため、主な相手先別の販売実 績等の記載は省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表及び財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載の通りであります。 また、当社の財務諸表作成で採用する重要な会計方針は、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載の通りです。 この連結財務諸表及び財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っておりますが、不確実性が内在しているため、将来生じる実際の結果と異なる可能性があります。 ② 経営成績の分析 当連結会計年度における経営成績の分析につきましては、「4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1)経営成績等の状況の概要  ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。 ③ 財政状態の分析、キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における財政状態の分析ならびに当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況、②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要は、運転資金に加え、若手・中堅社員向けの研修テーマや管理職・経営層向けの研修テーマ、グローバルリーダー向けの研修テーマの拡充のための投資があります。また、eラーニングコンテンツ数の拡大などへの投資、etudesサービスの機能追加及びUXの向上への投資など、当社デジタル教材の充実のための投資についても経営環境を見極めながら行っていく方針です。これらの資金需要に対して、主に自己資金を充当し、必要に応じて金融機関からの借入により調達する方針としております。 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,243,230千円となっており、当社グループの事業活動を推進していくうえで十分な流動性を確保していると考えております。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが今後も持続的に成長していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載した課題に対応していくことが必要であると認識しております。現在当社が置かれている環境を鑑み、経営者は外部環境の変化についての情報入手及び分析を継続的かつ迅速に行い、適切な対応策を策定し実施していく方針であります。 当社グループは、現状においては事業拡大フェーズにあると考えており、一定の収益性を確保しながら売上高を成長させていくことが重要であると考えています。したがって、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としては、売上高、売上高成長率、営業利益ならびに営業利益率を重視しています。当連結会計年度においては、利益創出構造への転換を図るべく、事業成長に必要な投資のみに絞り込み投資活動を実施してまいりました。その結果、当連結会計年度において営業利益および経常利益ならびに親会社株主に帰属する当期純利益が黒字となったことで、今後はマーケティング活動による新規顧客獲得の取り組みを強化してまいります。また、当社グループのクインテグラル株式会社およびクインテグラルフィリピンの2社との連携強化を進め連結子会社化しグループ全体での事業規模の拡大に取り組むことで売上高や利益のさらなる成長を図ってまいります。 以上のことから、これら指標の当連結会計年度の実績および翌連結会計年度の計画は以下の通りとなっております。 前連結会計年度(実績)   当連結会計年度(実績)   翌連結会計年度(計画) 売上高   (百万円)   3,089   3,637   3,934 売上高成長率   (%)   2.0   17.8   8.2 営業利益   (百万円)   △64   354   409 営業利益率   (%)   ―   9.7   10.4

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