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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ウエスコホールディングス

Wesco Holdings Inc.6091 · Standard · サービス業

岡山県を地盤とする総合建設コンサルタントグループ。建設コンサルティングを中核に、スポーツ施設運営や水族館運営など多角的に展開する持株会社。

概要

ウエスコホールディングスは、岡山市に本社を置く純粋持株会社である。2014年2月に株式会社ウエスコの単独株式移転により設立され、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。総合建設コンサルタント事業を中核に、スポーツ施設運営、水族館運営、印刷・不動産等の事業を展開する。連結売上高は約161億円(2025年7月期)、従業員数は797名。

7社の子会社を束ねる持株会社体制

当社は純粋持株会社として、7社の完全子会社を統括する。主要子会社には、総合建設コンサルタントを担う株式会社ウエスコ、株式会社西日本技術コンサルタント、株式会社アイコン、株式会社オーライズがある。スポーツ施設運営事業は株式会社エヌ・シー・ピー、水族館運営事業は株式会社アクアメント、その他事業は株式会社NCPサプライと株式会社ウエスコが担当する。グループ全体で総合建設コンサルタント、スポーツ施設運営、水族館運営、その他事業の4セグメントで構成される。

売上の約86%を占める総合建設コンサルタント

総合建設コンサルタント事業はグループの主力であり、2025年7月期の売上高138億3千5百万円は連結全体の約86%を占める。業務内容は建設コンサルタント、建築設計、補償コンサルタント、環境アセスメント、一般測量、航空測量、地質調査等多岐にわたる。発注先の約9割が官公庁であり、防災・減災や老朽化インフラ維持管理等の国土強靭化関連需要を主な事業機会とする。同事業の売上原価率は73.4%である。

スポーツ施設運営と水族館運営の非中核セグメント

スポーツ施設運営事業は株式会社エヌ・シー・ピーが担い、フランチャイズ店舗の拡大によるブランディングと新規出店を戦略とする。水族館運営事業は株式会社アクアメントが運営し、小規模都市型水族館の新規出店を計画する。両セグメントとも燃料費等の資源価格高騰の影響を受けており、収益性は低い。その他事業には陽画焼付、図面複写、印刷・製本、不動産分譲・賃貸等が含まれる。

安定した売上高と低い営業利益率

当社グループの売上高は2014年7月期の101億円から2025年7月期には161億円へと緩やかに増加した。しかし営業利益率は6%前後と低く、2025年7月期の営業利益は9億8千7百万円、営業利益率6.1%である。純利益は7億7千4百万円。自己資本利益率(ROE)は4.8%とやや低い。第一次中期経営計画(2024-2026)では2026年7月期に売上高170億円、営業利益率6.4%、ROE5.0%以上を目標とする。

業界の中での役割は総合建設コンサルタントおよび関連サービス提供企業グループにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
161億円
営業利益
10億円
営業利益率
6.2%
純利益
8億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2018/7
事業売上構成比利益利益率
総合建設コンサルタント事業105億円86.8%8億円7.6%
指定管理事業7億円5.8%0億円0.0%
スポーツ施設運営事業6億円5.0%0億円0.0%
複写製本事業3億円2.5%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設・インフラ主力

建設コンサルタント、建築設計、補償コンサルタント、環境アセスメント、測量、地質調査などを通じ、公共インフラや民間建設プロジェクトの計画・設計・施工支援を提供する。

主な製品・サービス5
建設コンサルタント事業
道路、橋梁、河川などの土木構造物の調査・計画・設計・監理を行う。
建築設計
建築物の設計・監理を手がける。
補償コンサルタント
公共事業に伴う用地補償に関する調査・コンサルティング。
環境アセスメント
開発事業の環境影響評価を支援。
測量・地質調査
一般測量、航空測量、地質調査を実施。

02スポーツ施設運営準主力

子会社の株式会社エヌ・シー・ピーが、スポーツ施設および関連施設の運営を行う。指定管理者として公共施設の運営を受託するケースが多い。

03水族館運営副次

子会社の株式会社アクアメントが水族館の運営・管理を行う。

04その他その他

陽画焼付、図面複写、各種印刷・製本などのサービス事業、不動産の分譲・賃貸・関連施設運営を行う。

製品と技術

建設コンサルタント分野における専門技術サービス

総合建設コンサルタント事業では、株式会社ウエスコ、株式会社西日本技術コンサルタント、株式会社アイコン、株式会社オーライズが多様な技術サービスを提供する。具体的には、道路・橋梁等の社会基盤設計、防災・環境アセスメント、都市計画、補償コンサルタント、地質調査、測量(一般測量・航空測量)等である。特に路面下空洞調査や大規模盛土基礎調査等の防災関連業務に強みを持ち、国土強靭化政策を追い風に受注を拡大している。

スポーツ施設と水族館の運営事業

スポーツ施設運営事業では株式会社エヌ・シー・ピーがフランチャイズ形式で施設を運営する。水族館運営事業では株式会社アクアメントが小規模都市型水族館を運営し、社会教育の場としての役割を担う。両事業ともに燃料費等のコスト圧力に直面しており、新規出店による規模拡大で収益改善を図る中期計画である。水族館運営事業は2025年7月期に来館者数が減少し、減収となった。

その他事業:印刷・複写と不動産関連

その他事業は株式会社NCPサプライと株式会社ウエスコが担当する。業務内容は陽画焼付、図面複写、各種印刷・製本、ならびに不動産の分譲・賃貸および関連施設の運営である。同事業の規模は連結売上高の数%程度と小さいが、グループの業務を支える基盤的機能を果たす。不動産事業では賃貸収入が安定的に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

設備管理サービスで中堅企業に基盤

当社は設備管理サービスを中心に、建物維持管理や清掃・警備など総合的な施設管理を提供しています。売上高は2023年7月期の156億円から2025年7月期には161億円へと緩やかな成長を見せ、営業利益率も5.7%から6.2%へ改善しています。同業他社であるジンジブやイシンは人材派遣・紹介サービスで成長していますが、当社は施設管理の領域で差別化を図り、中堅企業や商業施設などに強固な顧客基盤を持ちます。特に、既存顧客からのリピート受注が安定しており、長期的な契約関係が収益の下支えとなっています。

強み

  • 継続的な施設管理契約により、景気変動に左右されにくい安定した収益を確保。
  • 清掃・設備点検など複合サービスを提供し、ワンストップ対応が可能。
  • 中堅企業や商業施設に強い営業網を持ち、リピート受注が中心で安定。
  • 効率的な人員配置と業務改善で、利益率を年々向上させている。

課題

  • サービスが労働集約型で、スタッフの確保や教育が継続的な課題である。
  • 売上高の伸びが年1〜3%と緩やかで、大幅な成長を見込みにくい。
  • 同業他社との価格競争が激化し、受注条件の低下が懸念される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がウエスコホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17097さくらさくプラス126億円16.2倍
29564FCE124億円17.8倍
34347ブロードメディア124億円15.0倍
46044三機サービス124億円14.3倍
52428ウェルネット123億円11.1倍
66091ウエスコホールディングス122億円13.4倍
72130メンバーズ122億円9.6倍
81717明豊ファシリティワークス120億円11.9倍
92169CDS120億円38.7倍
109636きんえい118億円58.5倍
117378アシロ117億円13.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 4件

株式会社ウエスコの持株会社化として2014年に設立

当社は2014年2月、株式会社ウエスコが単独株式移転の方法により設立された。これに伴い、株式会社ウエスコは2014年1月に上場廃止となり、代わって当社普通株式が東京証券取引所市場第二部に上場した。この再編により、当社は純粋持株会社としてグループ経営を開始した。設立初年度の売上高は101億円であった。

子会社設立による事業基盤の拡充(2015年、2017年)

2015年3月、補償コンサルタント業務等を担う株式会社オーライズを設立した。さらに2017年4月には水族館運営事業を展開する株式会社アクアメントを設立した。これにより、総合建設コンサルタントに加えて、スポーツ施設運営と水族館運営の事業セグメントが加わり、グループの事業ポートフォリオが多様化した。

市場区分変更と中長期経営計画の策定

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行した。2023年10月には、2024年7月期を初年度とする「第一次中期経営計画2024-2026」を策定した。この計画では事業基盤の再構築を掲げ、人材戦略、技術戦略、市場戦略の3本柱で収益性向上を目指す。特に防災・減災関連業務への注力や関東・九州地方での受注拡大を重点課題とする。

緩やかな成長を続ける売上高と安定した収益

設立以来、売上高は一貫して増加傾向にある。2014年7月期の101億円から2025年7月期には161億円に達した。しかし純利益は4億円から9億円の範囲で推移し、大幅な伸びは見られない。2025年7月期の営業利益は9.9億円、純利益は7.7億円である。総合建設コンサルタント事業の安定した受注が収益を支える一方、スポーツ施設運営と水族館運営の収益力は低い。

第一次中期経営計画の進捗と2025年7月期の実績

中期経営計画初年度の2024年7月期、売上高は157億円、営業利益9.4億円を計上した。2年目となる2025年7月期は、総合建設コンサルタント事業が堅調に推移し売上高161億円、営業利益9.9億円と計画をほぼ達成した。しかし水族館運営事業では来館者数減少により減収となった。2026年7月期の業績予想は売上高164億円、営業利益10.5億円であり、中期計画目標の売上高170億円には届かない見込みである。

年表4件を開く

2010年代

  • 2014年2月創業株式会社ウエスコが単独株式移転の方法により当社を設立し、当社普通株式を東京証券取引所市場第二部に上場(株式会社ウエスコは2014年1月に上場廃止)
  • 2015年3月創業株式会社オーライズを設立
  • 2017年4月創業株式会社アクアメントを設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年7月期まで17,000百万円
  • 営業利益2026年7月期まで1,050百万円
  • 営業利益率2026年7月期まで6.4%
  • ROE2026年7月期まで5.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人材戦略の推進

    技術継承による内部生産能力の強化とミス・事故防止、多様性推進による人材確保と社内教育の徹底、働き方改革による従業員満足度向上を図る。

  2. 02

    技術力向上とDX推進

    技術力向上で一人当たり生産性を高め、組織体制や事業拠点の見直しで収益性を向上。研究開発で競合と差別化し、DXにより業務プロセスを効率化する。

  3. 03

    市場戦略の展開

    総合建設コンサルタント事業では防災・減災関連業務を重点分野とし関東・九州の受注拡大。スポーツ施設運営事業はFC店舗拡大と新規出店、水族館運営事業は小規模都市型水族館の新規出店を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で797人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は612万円で、9期前と比べて1.9%平均年齢は47.7歳、平均勤続年数は13.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年7月559
2017年7月583
2018年7月605
2019年7月62448.413.8642
2020年7月62646.012.0655
2021年7月69445.89.7699
2022年7月67445.511.1728
2023年7月65247.713.5767
2024年7月59847.814.5780115
2025年7月61247.713.5797125

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
総合建設コンサルタント事業 — 本社・岡山支社(岡山市 北区)564百万円
スポーツ施設運営事業 — 広島市 西区514百万円
総合建設コンサルタント事業 — 滋賀県 草津市352百万円
総合建設コンサルタント事業 — 鳥取支社(鳥取県 鳥取市)297百万円
スポーツ施設運営事業 — 岡山市 北区255百万円
総合建設コンサルタント事業 — 神戸支店(神戸市 中央区)225百万円
総合建設コンサルタント事業 — 島根支社(島根県 松江市)203百万円
その他事業 — 住通事業部(岡山市 北区)191百万円
その他事業 — 岡山市 北区125百万円
総合建設コンサルタント事業 — 四国支店(香川県 高松市)63百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ウエスコ(注)2.3.4
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱西日本技術コンサルタント(注)2
    滋賀県 草津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アイコン(注)2
    兵庫県 姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱オーライズ
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱NCPサプライ(注)2
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エヌ・シー・ピー(注)2
    岡山市 北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アクアメント(注)2.
    神戸市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は161億円営業利益10億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.5%、利益が+11.1%。

売上高
+2.5%
161億円
営業利益
+11.1%
10億円
純利益
+0.0%
8億円
営業利益率
6.2%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高164億円161億円
営業利益11億円10億円
純利益8億円8億円
1株あたり配当¥28¥28

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は44億円、営業利益は6億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+4.8%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q39410.32
2023年4Q382
2024年1Q3812.61
2024年2Q4025.02
2024年3Q42511.93
2024年4Q3712.72
2025年2Q8256.14
2025年4Q7956.34
2026年2Q8744.65
2026年3Q44613.64

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年7月期からの12期で、売上は101億円から161億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社ウエスコが単独株式移転の方法により当社を設立し、当社普通株式を東京証券取引所市場第二部に上場(株式会社ウエスコは2014年1月に上場廃止)
2014年7月101108
株式会社オーライズを設立
2015年7月9864
2016年7月10374
株式会社アクアメントを設立
2017年7月11279
2018年7月12187
2019年7月13289
2020年7月13795
2021年7月138118
2022年7月157128
2023年7月156117
2024年7月1579125.78
2025年7月16110126.28

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高161億円のうち、営業利益として残るのは10億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.3%118億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.5%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.0pt
4.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年7月期は営業CFが12億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は96億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年7月15−2−11360
2015年7月9−2−1766
2016年7月6−12−2−659
2017年7月74−21168
2018年7月13−2−21177
2019年7月6−6−2075
2020年7月17−2−31587
2021年7月6−8−6−280
2022年7月40−3481
2023年7月52−3785
2024年7月75−61291
2025年7月120−81296

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年7月期の総資産は212億円。このうち返さなくてよい自己資本が163億円で、自己資本比率は76.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年7月1441143078.6
2015年7月1601174373.3
2016年7月1611184373.5
2017年7月1691264374.7
2018年7月1781314773.6
2019年7月1831384575.5
2020年7月1941405472.4
2021年7月1971455273.7
2022年7月2021525075.1
2023年7月2001574378.7
2024年7月2081624677.9
2025年7月2121635076.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
96億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
71億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
50億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中75位あたり、逆に低いのはROE534社中434位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥887で、1年前と比べて+20.2%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥887-0.7%1ヶ月+1.5%1年+20.2%時価総額122億円
過去52週の値幅
安値¥729高値¥989

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.4倍
PER (会社予想)14.3倍
PBR0.70倍
配当利回り3.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末874円から上昇し、7月3日には926円まで上昇しましたが、その後は調整し、8月7日時点で899円と1ヶ月でほぼ横ばいです。25日線(895円)は上回っていますが、75日線(854円)との乖離は縮小傾向です。8月に入って下落が目立ち、8月3日には845円まで下落しましたが、その後は回復しています。52週高値989円に対しては約9%下方に位置し、出来高は7月29日に6.7万株と増加しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは13.6倍と業界平均22.49倍を大幅に下回り、割安感が強い。PBRは0.71倍と1倍を下回り、解散価値に対して低い評価。配当利回りは3.11%で平均2.68%を上回り、株主還元も十分。ROEは4.77%と低いが、直近の売上高は微増、営業利益率も5.73%から6.21%へ改善しており、収益性は向上傾向。割安だが、ROEの低さから成長性には懸念があり、配当性向77.5%と高く、今後の増配余地は乏しい。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.4倍23.4倍
PER (予想)14.3倍
PBR0.70倍3.51倍
ROE4.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は安定し、営業利益率は改善、ROEは5%未満と低いが、PBR0.7倍と割安。配当利回り3%超で、株主還元も評価される。強気派は安定性と割安感を評価し、弱気派は成長性の欠如と利益率の低さを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 安定した業績

    売上高は横ばいながらも、営業利益率は改善傾向にある。

  • 株主還元

    配当利回り3.11%と高い水準で、安定配当が期待できる。

  • 割安な株価

    PBR0.7倍と純資産に対して割安。

  • PBR0.71倍の解散価値割れ水準不定影響

    時価総額123億円、PBR0.7093倍で株価899円は純資産価値を下回る。

  • 営業利益率が5.73%→6.21%へ改善決算発表後影響

    売上高161億円、営業利益10億円、営業利益率6.21%と採算が向上。

  • 売上高・営業利益が3期連続増加通年影響

    売上高156→157→161億円、営業利益9→10億円と緩やかだが増勢が続く。

  • 配当利回り3.11%が下支え継続影響

    株価899円、配当利回り3.11%は下落局面でインカム需要を呼び込む。

マイナスに働く材料7
  • 成長性の欠如

    売上高がほぼ横ばいで、拡大の兆しが見えない。

  • 低い収益性

    ROE4.77%と低く、資本効率が悪い。

  • 地域依存

    岡山県中心の事業で、市場規模に限界がある。

  • 予想PER14.5倍は実績13.6倍を上回る決算発表後影響

    予想PER14.5倍は現在のPER13.6倍より高く、来期利益減を市場が織り込む。

  • ROE4.77%と資本効率が低い継続影響

    純利益8億円、ROE4.77%と低く、PBR0.71倍の改善には自己資本効率の向上が必要。

  • 純利益が8億円で横ばい通年影響

    営業利益は9→10億円に増えたが純利益は8億円のまま、コスト増が増益を吸収。

  • 外国人持株比率3.08%と低い継続影響

    外国法人持株比率3.08%で、機関投資家の参入が少なく需給が細い。

次の決算で確かめる点
営業利益率
改善が継続するか収益性の確認。
レンタル稼働率
資産の有効活用度を示す。
売上高成長率
新規需要の開拓状況を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり28で、前期から+9.1%いまの株価に対する利回りは3.16%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥28
1株あたり
配当利回り
3.16%
いまの株価に対して
配当性向
77.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年7月1073.0
2017年7月1220.067.2
2018年7月138.361.8
2019年7月1515.471.9
2020年7月150.070.8
2021年7月166.744.8
2022年7月160.042.2
2023年7月160.048.4
2024年7月2237.570.1
2025年7月249.177.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥28

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ17,381人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.3%を占め、残る69.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他59.863.763.967.667.566.4
事業法人24.825.925.322.625.627.9
外国法人3.51.72.41.32.52.9
金融機関11.38.17.57.23.92.5
自己株式15.017.017.017.04.31.1
証券会社0.60.60.81.30.40.2
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人ウエスコ学術振興財団14.15
02公益財団法人加納美術振興財団7.28
03ウエスコ社員持株会6.87
04内藤 征吾2.80
05森 一成2.70
06住友生命保険相互会社2.18
07光通信株式会社2.09
08株式会社建設技術研究所1.31
09加納 佳世子0.87
10ASGJapan株式会社0.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+7%、1株純資産は12期で+59%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年7月537557.25.265.4
2015年7月247803.115.410.4
2016年7月267873.410.273.0
2017年7月588377.27.167.2
2018年7月478715.59.361.8
2019年7月629157.06.071.9
2020年7月349303.712.170.8
2021年7月539855.58.644.8
2022年7月531,0325.28.842.2
2023年7月461,0674.410.848.4
2024年7月521,1334.811.670.1
2025年7月561,1974.812.277.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/7期の役員報酬は総額68百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松原利直代表取締役 社長7387,000
北村彰秀取締役6748,000
大倉一夫取締役7036,000
藤原身江子取締役6219,000
福原一義取締役7610,000
前野詩朗取締役724,000
山﨑恭敬監査役6615,000
有澤和久監査役64
首藤和司監査役63
中島悟65
鳥越貞成55
南尚孝35

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2311434824
社外取締役414144
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容748字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は純粋持株会社として、総合建設コンサルタント事業、スポーツ施設運営事業、水族館運営事業、その他事業を行う子会社の株式を保有することにより、当該会社の経営管理およびそれに附帯または関連する業務を行っております。 当社グループは、当社および当社の完全子会社である次の7社にて構成されております。 ・株式会社ウエスコ ・株式会社西日本技術コンサルタント ・株式会社アイコン ・株式会社オーライズ ・株式会社エヌ・シー・ピー ・株式会社アクアメント ・株式会社NCPサプライ なお、総合建設コンサルタント事業、スポーツ施設運営事業、水族館運営事業、その他事業の各セグメントにおける各子会社の位置付け等は次のとおりです。 セグメント区分   主要事業   主要な会社 総合建設コンサルタント事業   建設コンサルタント、建築設計、 補償コンサルタント、環境アセスメント、一般測量、航空測量、地質調査   株式会社ウエスコ 株式会社西日本技術コンサルタント 株式会社アイコン株式会社オーライズ スポーツ施設運営事業   スポーツ施設および関連施設の運営等   株式会社エヌ・シー・ピー 水族館運営事業   水族館の運営・管理等   株式会社アクアメント その他事業   陽画焼付、図面複写、各種印刷および製本等不動産の分譲、賃貸および関連施設の運営等   株式会社NCPサプライ株式会社ウエスコ 当社と子会社7社の関係は以下のとおりです。 <事業系統図> なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題1,838字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「未来に残す、自然との共生社会」という企業理念のもと、総合建設コンサルタント事業(社会インフラ)、スポーツ施設運営事業(健康)、水族館運営事業(社会教育)等の事業分野を展開する企業集団として、地域社会へ貢献するとともに、持続的な企業価値向上に努めることを経営方針としております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略および経営指標 当社グループでは、地域社会と共に持続的な成長を図るべく、2023年10月に、当連結会計年度である2024年7月期を初年度とする「第一次中期経営計画2024-2026」を策定いたしました。 1.基本方針 10年後を見据えた目標達成に向けた通過点として、第一次中期経営計画(2024年7月期~2026年7月期)は、事業基盤の再構築を行う期間と位置づけ、事業課題に対する人材戦略、技術戦略、市場戦略を定め、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 ①人材戦略 ・技術の継承による内部生産能力の強化およびミス・事故の防止 ・多様性の推進等による人材の確保と社内教育の徹底 ・働き方改革によるグループ社員の満足度の向上 ②技術戦略 ・技術力向上により、一人当たりの生産性を向上するとともに、組織体制や事業拠点の見直しにより収益性を向上 ・研究開発の促進による競合他社との差別化 ・DXの推進による業務プロセスの効率化 ③市場戦略 <総合建設コンサルタント事業> ・防災・減災関連業務を重点事業展開分野と定め、関東地方・九州地方のエリアの受注を拡大 <スポーツ施設運営事業> ・フランチャイズ店舗の拡大による事業のブランディングおよび新規出店 <水族館運営事業> ・小規模都市型水族館の新規出店 2.中期数値目標 項目   2024年7月期(実績)   2025年7月期(実績)   2026年7月期(業績予想)   2026年7月期(中期経営計画) 売上高   15,725百万円   16,114百万円   16,400百万円   17,000百万円 営業利益   942百万円   987百万円   1,050百万円   1,050百万円 営業利益率   6.0%   6.1%   6.4%   6.4% 経常利益   1,228百万円   1,215百万円   1,150百万円   - 親会社株主に帰属する当期純利益   768百万円   774百万円   840百万円   - ROE   4.8%   4.8%   5.0%   5.0%以上 詳細については、当社ウェブサイトをご参照ください。 (3) 経営環境ならびに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く事業環境は、企業収益の回復により雇用・所得環境が改善し、景気は緩やかな回復が期待されております。一方で、為替変動や物価上昇等の影響は急激に変化しており、経営環境の変化に応じた機動的な経営施策を遂行し、第一次中期経営計画の目標達成を目指しております。 また、持続的な企業価値向上のためには、コーポレートガバナンスの強化や働き方改革への対応、サステナビリティの実践等、様々な対処すべき課題の対応が求められております。 ① 主力事業の強化 当社グループの主力事業である総合建設コンサルタント事業では、競合他社との差別化を目指し、各分野で専門技術力を培い、一人当たりの生産能力を向上し、高収益ビジネスモデルへの転換を経営課題として認識しております。 ② 人材開発 少子高齢化の中、担い手の確保は重要な経営課題となっており、採用の活動を強化していく必要があります。また、当社グループの従業員の高齢化に伴い、これまでに培った技術や知見の継承および定年延長や再雇用等の人事体系の見直しを重要な経営課題として認識しております。 ③ 事業領域の拡大 総合建設コンサルタント事業においては、西日本を中心とした事業展開から関東・東海地方への事業領域を拡大することを課題としております。また、発注先の約9割が官公庁である中、PPP・PFI、コンセッション等による公共施設の維持管理・運営事業について、事業パートナーとの取組みを強化し参画していくことで事業領域の拡大を推進してまいります。
事業等のリスク7,441字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避および発生した場合の対応に努めてまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、当社グループの事業等におけるリスクのすべてを網羅するものではありません。 当社グループの事業等のリスクについては、「事業運営上のリスク」、「外部環境に関するリスク」、「財務上のリスク」にそれぞれ分別し、判断しております。 1.事業運営上のリスク 1) 価格競争等について 当社グループ売上高の8割以上を占める総合建設コンサルタント事業は、受注高の約9割を公共事業が占めております。公共事業における入札参加については、価格により決定する競争入札(一般・指名)の他、一定の業務実績、経営成績、財政状態、技術力、入札価格等の提示による総合評価方式等があります。このような状況において、入札制度に予期せぬ変更が生じた場合や、競争の激化により入札価格が著しく低下した場合、あるいは資格保有者の退職等により安定的な選任要件を満足する人材の確保が困難となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、入札競争力の向上、実務支援を行う専門部署を設けており、入札情報(入札公告・結果)等の集約管理を行い、特定された業務に対する情報の分析と総合評価提案書の推敲、改善を助言する等のサポート体制を構築し、安定した受注確保に向けた対策を行っております。 2) 法的規制等について 総合建設コンサルタント事業においては、公共事業への参加を希望する場合の入札行為等で、独占禁止法違反や官製談合等の不正な入札行為を行った場合は、公正取引委員会から排除勧告が行われます。排除勧告を受けた場合は、営業禁止や営業停止の行政処分の他、国および地方自治体から指名停止の処分が科せられます。 当社グループでは、コンプライアンス委員会を設置、各社にコンプライアンスリーダーを選任し、コンプライアンス体制の整備ならびに独占禁止法等の法令遵守に関する従業員教育を徹底しておりますが、法令違反等が発生した場合、当社グループの業績および企業の社会的信用に重要な影響を及ぼす可能性があります。 3) サービス品質に係るリスク 当社グループにおいては、独自の品質マネジメントシステムにより一貫した品質管理を体系的に行っておりますが、設計等に起因する瑕疵などの原因で生じる損害賠償請求等が発生する可能性があります。 このリスクに対応するため、業務過誤賠償責任保険に加入をしておりますが、当該保険により填補出来ない場合や、指名停止等の行政処分、技術力およびサービスに対する信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。総合建設コンサルタント事業においては、技術審査室による業務監督・照査や、各生産課単位での個別業務の照査を実施するなど、品質不良の発生防止に努めております。しかしながら、サービス品質のトラブルが発生した場合には、調査委員会等により発生原因の精査や再発防止策等を策定し、関係部署へ水平展開することで品質管理の強化に努めております。 4) 総合建設コンサルタント事業における実行予算の見積りに関するリスク 総合建設コンサルタント事業においては、測量・調査・設計等の請負業務に関する収益の計上に際して、一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、一定の期間にわたり収益を認識しております。当該収益認識に係る進捗度の見積り方法は、実行予算に対する実際原価の割合(インプット法)で算出しております。実行予算の見積りは、対象となる請負業務ごとに内容や工期が異なるため個別性が強く、また、進行途上において当初想定していなかった事象の発生により業務内容の変更が行われる等の特徴があるため、今後、想定していなかった状況の変化等により実行予算の見積りの見直しが改めて必要となった場合は、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、業務の進行途上において業務内容の変更等が行われる場合には、当該状況の変化に関する情報を適時に適切な部署・権限者に伝達し、当該情報をもとに適宜実行予算を見直すことにより妥当な進捗度を見積り、適切な収益認識となるように対応しております。 5) 人材の確保・育成、労務関連リスク 当社グループの事業活動の源泉は「人的資本」であり、中期経営計画において「人材開発」を対処すべき課題の一つとして掲げております。しかしながら、わが国の労働人口は、少子高齢化の進展に伴い減少傾向にあり、企業間の人材獲得競争は激化していることから、当社グループにおいても優秀な人材の確保が課題となっております。また、当社グループの従業員の平均年齢が46歳となっている中、持続的な発展のためには、継続的な一定数の人材確保と技術・知見の継承が不可欠となっております。このため、安定的な人材の確保・育成が困難な場合、当社グループの業績および持続的な企業価値向上に影響を及ぼす可能性があります。これらに加えて、労働時間の適正化や法令に基づく適正な労務管理、ハラスメント等の労務関連リスクも社会問題となっております。 これらのリスクに対応するため、「人材戦略」として、人材の確保では企業認知度の向上に資する施策やインターンシップ制度の拡大を行っております。また、人材育成では、技術の継承や研修等を企画・実施し内部生産力の強化を図ります。また、コンプライアンスモラルの醸成、働き方改革の推進により働きやすい職場環境を整備し、グループ社員の満足度の向上に努めてまいります。 6) 情報システムとセキュリティ 当社グループは、事業活動における顧客等の個人情報や技術情報等の各種情報について情報システム上で管理・運営を行っております。しかしながら、ソフトウェア・ハードウェアの不具合や、サイバー攻撃等でコンピュータウイルス等による情報システムの停止等の重大な事故が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、個人情報や法人の機密情報等が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用に影響を与え、損害賠償等を行う必要が生じることにより、業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応するため、情報セキュリティに関する社内規程(「特定個人情報等取扱規定」、「情報セキュリティ規則」等)を制定し、加えて標的型攻撃メール訓練をすべての従業員に対して実施するなど教育・研修の徹底を図っております。また、AIを活用した予測型防御による未知の脅威検知やエンドポイントの多層防御を通じた内部セキュリティの強化、クラウド環境でのアクセス管理を強化するためにゼロトラストモデルを採用し、すべてのアクセスを厳格に認証する仕組みを構築しております。 7) 水族館施設設備の賃借について 水族館運営事業においては、2021年10月に兵庫県に劇場型アクアリウムを基本コンセプトとした水族館のアトアを開業いたしました。アトアの事業運営については、当該水族館施設および付帯設備を保有するアセットオーナーと定期賃貸借契約を締結しており、当社グループは水族館施設および付帯設備を賃借して水族館の運営を行います。 当該事業が安定的な施設運営を確保するため、長期契約を締結しておりますが、中途解約は困難であり、また短期間の水族館施設の閉鎖や売上高が減少する局面での賃料減免の改定も困難な状況であることから、収益に応じた変動賃料契約とすることでリスクコントロールが実施できる体制にしております。 月額賃料は、各月において入館料等収入から水族館の運営費用および当社グループ運営報酬(入館料等収入の5.0%相当額)を控除して算出しており、保証賃料は年額3億円となっております。 しかしながら、事業環境の変化や災害、衛生上の問題あるいは新型コロナウイルス等の感染症の再拡大等による影響等により、顧客の安全にかかわる予期せぬ事態が発生した場合、臨時休業等の規模によっては、著しく採算性が悪化することに加え、水族館の収益が保証賃料を下回る場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、賃貸契約期間中に当社グループの意向に基づき中途解約を行う場合、残存期間の未経過賃料の一部について、賃料の支払いもしくは補填の義務が生じる可能性があります。 このリスクに対応するため、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症になりましたが、引続き衛生上の諸対策による感染防止対策・事業継続体制を整え、お客様と従業員の安心と安全の確保や、繁閑に応じた人員の適正配置や経費削減に努めるとともに、集客に向けたイベントの開催や広告宣伝の強化を行うなどウィズコロナに対応しながら事業活動を維持してまいります。 8) 訴訟等に関するリスク 当社グループが事業活動を行うにあたっては、偶発的に発生する訴訟や訴訟に至らない請求等を受ける可能性があります。これらの発生は予測困難であり、またこのような訴訟等が発生した場合において、多くはその解決に相当の時間を要することから、結果を予想することには不確実性が伴います。このような訴訟等が発生し、予期せぬ結果となった場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 9) 季節変動について 当社グループの主体である総合建設コンサルタント事業の売上高は、大部分が官公庁からの受注であり、業務の納期が官公庁の事業年度末である3月に集中する傾向があるため、第8期までは売上高・利益も同様に第3四半期以降に偏る季節変動がありました。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第9期の期首から適用したことに伴い、業務の進捗度に応じ一定の期間にわたり収益を認識する方法に変更しております。よって売上の計上が平準化されたことにより、第9期以降における売上高については季節変動の傾向が弱まっているものの、依然として事業年度末の影響がみられるため、今後の傾向につきましては引き続き注視してまいります。 水族館運営事業においては、春季・秋季の行楽シーズンおよび夏休み期間に来館者数が多いことから、第1四半期および第4四半期に売上高が多くなる季節的変動要因があるため、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があります。 10) 持株会社のリスク 当社は、当社の連結子会社である各事業会社が当社に対して支払う経営指導料、不動産賃貸料および事業会社が業績に応じて支払う配当金を主な収入源としております。 このため、各事業会社の業績、財政状態が悪化し、当社に対してこれらの支払いが出来ない状況が生じた場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 2.外部環境に関するリスク 1) 公共事業の縮減 当社グループの主要事業である総合建設コンサルタント事業は、受注総額の9割程度を国および地方自治体が占めております。当事業における受注環境は、政府による「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」等の影響により、公共投資予算は堅調に推移しております。2025年度以降も継続的・安定的な国土強靭化の取り組みを進めるための「国土強靱化実施中期計画」策定に向けた改正国土強靭化基本法が成立し、2025年6月6日には2026年度から2030年度までの5年間を計画期間とした「第1次国土強靭化実施中期計画」が閣議決定されております。しかし、今後公共投資政策が急激に変更となった場合は、受注が大きく減少するなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、総合建設コンサルタント事業における新型コロナウイルス感染症の影響においては、感染症法上の位置付けも5類へ移行し今後収束に向かうことが見込まれますが、地方自治体を中心に新型コロナウイルス感染症対策のために実施した財政支出や、税収の減少等の影響によっては、公共事業関係予算が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクを軽減する対応としては、受注に占める公共事業への依存を軽減するため、高速道路の調査・点検業務など民間受注の獲得に向けた営業の強化や、PPP・PFI事業、コンセッション事業、指定管理者事業等の事業領域の拡大に努めてまいります。 2) 自然災害等によるリスク 当社グループは、東北地方から九州地方までの広域で事業展開を行っておりますが、地震・津波・洪水等の自然災害や予測不能な事故等の事由による被害を受けた場合は、事業活動が制限されるなど、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、定期的に設備点検等を実施するとともに、地域や事業に応じたBCP(事業継続計画)を作成し、被災時でも重要な事業を継続し、早期に事業展開が可能となる体制を構築しております。 3) 感染症の発生等によるリスク 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の5類への移行に伴い、経済活動への影響は低減したものの、今後当社グループの従業員において感染による重症化および感染長期化をもたらす変異種が発生した場合や、新たな重大な感染症が発生・蔓延した場合は、一時的な業務の停止や事業所・施設の閉鎖等を行う可能性があります。これにより、総合建設コンサルタント事業では、営業・生産活動の停止による新規受注の減少や納期の遅延等の可能性があります。また、スポーツ施設運営事業および水族館運営事業においては、顧客の安全にかかわる予期せぬ事態が発生した場合、施設の閉鎖や営業の自粛等を行う可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、社員の在宅勤務体制やオンライン会議などのリモート環境の整備は見直しを行いながら継続し、スポーツ施設運営事業および水族館運営事業においては、衛生上の諸対策による感染防止対策・事業継続体制を整え、お客様と従業員の安心と安全の確保に努めることで、その影響を抑えるように努めております。 4) 他社との競争によるリスク スポーツ施設運営事業および水族館運営事業においては、価格設定、サービスの品質等において、他社との競争にさらされております。 スポーツ施設運営事業では、他社の24時間フィットネス事業への出店が多く、会員数に影響を与えております。また、水族館運営事業では、水族館施設のオープン等、他社との競合が激化した場合、売上高や利益が減少する可能性があります。 このリスクに対応するため、他社との差別化を図るための会員サービス充実、魅力的な企画展示や個人利用客・団体利用客の獲得に向けた取り組み等ブランディング戦略を実施し、競争力の維持および強化に努めております。しかしながら、これらの競争に優位性を確保出来なかった場合、当社グループの業績および財務状況に影響を与える可能性があります。 3.財務上のリスク 1) 金融商品の価格変動リスク 当社グループが保有する金融商品等については、金融商品に係る会計基準等に従い、定期的に保有資産の時価を算定しモニタリングを行っておりますが、時価が著しく下落した場合には、当該金融商品等の減損損失等を計上する可能性があり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 2) 債務保証に係るリスク 当社グループは、連結会社以外の関係取引先である四国水族館を運営する株式会社四国水族館開発の金銭債務に対して、8億8千2百万円の債務保証を行う契約を金融機関との間で締結しております。当社グループでは、債務保証等の履行を要求される可能性は僅少であると判断しておりますが、将来、債務保証等の履行を求められる状況が発生した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 3) 流動性リスク 当社グループにおいて、予期せぬ事象により財務内容が悪化等した場合、必要な資金が確保できなくなり、資金繰りが困難になる場合や、資金確保に通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 4) 繰延税金資産に係るリスク 当社グループは、繰延税金資産について、将来の課税所得に関する予測等に基づき回収可能性を慎重に検討したうえで計上しておりますが、将来の業績動向等により、計上額の見直しが必要となった場合は、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 5) 保有不動産の価格変動によるリスク 当社は、中国地方および関西地方を中心に自社ビルを保有しております。今後、地価等の資産の市場価格の変動により、保有不動産の資産価値が下落した場合は、減損損失等を計上する可能性があり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、保有不動産に関する市場動向を定期的にモニタリングし、遊休不動産となる場合や機能的減価が認められる不動産等については、事業所の売却・移転等を含めた検討を行います。 6) 新規事業への取り組み 当社グループでは、事業領域の拡大のために、今後も新規事業への取り組みを進めていく方針ですが、新規事業が安定した収益基盤を構築・維持するためには継続的な設備投資等が必要となります。事業環境の変化や収益性の悪化等により、当初事業計画と異なり投資に対する十分な回収を行うことが出来なかった場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、急激な為替変動や物価上昇、米国の関税政策に関する影響懸念等により、景気の先行きは依然として不透明な状況にて推移いたしました。 このような経済環境の中、中核セグメントの総合建設コンサルタント事業では、防災・減災対策や老朽化した社会インフラの維持・管理等の国土強靭化の必要性から公共事業関係費が安定的に推移しており、外部環境は堅調に推移しております。 一方で、スポーツ施設運営事業および水族館運営事業のセグメントにおきましては、燃料費等の資源価格の高騰が業績に影響を及ぼしております。 当社グループでは、前連結会計年度である2024年7月期を初年度とする「第一次中期経営計画2024-2026」を策定しております。第一次中期経営計画では、事業基盤の再構築を行う期間と位置づけ、事業課題に対する人材戦略、技術戦略、市場戦略を定め、各セグメントにおける主要KPIの目標達成に向けて取組んでおります。 これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、水族館運営事業における来館者数が減衰推移したことにより減収したものの、主力事業である総合建設コンサルタント事業が堅調に推移し増収に寄与したことにより、161億1千4百万円(前連結会計年度比2.5%増)となりました。 損益面では、従業員の賃上げ等処遇改善や人的資本投資により、販売費及び一般管理費が前連結会計年度に比べ8千3百万円の増加したものの、総合建設コンサルタント事業において、大型業務の受託や熟練した技術者による生産効率化により売上原価率が73.4%と前連結会計年度に比べ0.2ポイント減少したことにより、営業利益は9億8千7百万円(前連結会計年度比4.8%増)となりました。売上高に対する営業利益率については前連結会計年度から0.1ポイント上昇し6.1%となりました。営業外収益では、前連結会計年度に設計瑕疵対応費用に係る一過性の「受取保険金」を計上していたこともあり2億5千3百万円(前連結会計年度比20.4%減)となりました。営業外費用では、「投資有価証券売却損」が2百万円減少したこと等により2千5百万円(前連結会計年度比19.7%減)となりました。これらの結果、経常利益は12億1千5百万円(前連結会計年度比1.1%減)となり、売上高に対する経常利益率は前連結会計年度から0.3ポイント減少し7.5%となりました。親会社株主に帰属する当期純利益については、特別損失として事務所移転に伴う保有資産売却により「減損損失」を計上した一方、賃上げ促進税制の適用により税金費用が5千1百万円減少した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は7億7千4百万円(前連結会計年度比0.8%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (総合建設コンサルタント事業) 当社グループの主力事業である総合建設コンサルタント事業におきましては、政府による国土強靭化を背景に、外部環境は引き続き堅調に推移いたしました。 当該セグメントの売上高は、豊富な繰越業務を背景に生産消化も堅調に推移し、138億3千5百万円(前連結会計年度比4.7%増)となりました。 事業分野別では、防災・環境事業、水環境デザイン、社会基盤デザイン事業等、幅広い分野において増収しており、地域別では主力である中国・関西地方での受注生産が堅調に推移したことや、事業領域の拡大を進める関東地方や、四国地方においても大型業務の受注増により増収となりました。発注者別では、戦略的に国関連の受注を目指していることや、補償調査部門において表彰を獲得したことにより、国関連の受注・生産が増収したことや、民間においても大型点検業務や能登の災害業務を受注したことが売上に寄与いたしました。 損益面におきましては、大型業務を多数受注できたことに加え、熟練した技術者が現場対応にあたったことにより生産性の効率化が図れたことや、生産人員不足地域への短期出向による生産力強化等の適正な人員配置や工程管理による外注費の削減、ならびに成果品の照査等を徹底し、エラークレームの減少に努めたこと等から原価率を抑えることができたことにより営業利益は、10億9千2百万円(前連結会計年度比0.7%増)となりました。 受注高は、137億8千2百万円(前連結会計年度比2.7%増)、受注残高は、77億9千6百万円(前連結会計年度比0.7%減)となりました。 なお、当社グループの主力事業である総合建設コンサルタント事業の売上高の定量分析は以下のとおりです。 (単位:千円) 事業分野別・地域別売上高   前連結会計年度   当連結会計年度   増 減   主な増減要因 都市地域 デザイン (注)2   中国地方   263,619   291,715   28,096   中国・関西地方:未参入地域への展開で都市計画分野で増収四国地方:造成関係の大型業務で増収九州地方:新規受注減による減収 関西地方   444,266   515,650   71,384 四国地方   23,095   61,940   38,845 九州地方   153,038   92,401   △ 60,637 関東地方 その他   56,990   51,964   △ 5,026 小計   941,011   1,013,673   72,662 社会基盤 デザイン (注)2   中国地方   2,135,207   2,179,681   44,474   中国地方:国交省業務で増収関西地方:県・市町村業務で減収関東地方:大型の砂防基礎調査で増収 関西地方   1,433,509   1,402,142   △ 31,367 四国地方   284,676   288,186   3,510 九州地方   193,505   200,488   6,983 関東地方 その他   196,915   284,519   87,604 小計   4,243,813   4,355,018   111,205 防災・環境(注)2   中国地方   1,393,356   1,506,169   112,813   中国地方:路面下空洞調査等、県・市町村業務で増収関西地方:地盤調査部門で災害調査業務や大規模盛土基礎調査で増収 関西地方   883,550   1,033,420   149,870 四国地方   371,635   384,118   12,483 九州地方   365,971   376,117   10,146 関東地方 その他   141,406   236,317   94,911 小計   3,155,919   3,536,144   380,225 水環境 デザイン(注)2   中国地方   983,603   920,990   △ 62,613   中国地方:大型業務の発注量減により減収 四国地方:市町村発注の大型下水道業務により増収 関西地方   364,205   381,117   16,912 四国地方   118,250   197,213   78,963 九州地方   133,582   290,237   156,655 関東地方 その他   56,685   42,465   △ 14,220 小計   1,656,328   1,832,024   175,696 空間情報 (注)2   中国地方   1,103,147   1,079,244   △ 23,903   四国地方:航空測量分野で砂防関係の大型業務や地上測量分野で大型業務の受託により増収九州地方:前期の大型業務受託からの反動で減収 関西地方   381,167   338,730   △ 42,437 四国地方   72,884   88,867   15,983 九州地方   148,951   94,401   △ 54,550 関東地方 その他   408,937   380,363   △ 28,574 小計   2,115,089   1,981,607   △ 133,482 施工管理 (注)2   中国地方   364,905   373,975   9,070   関西地方:前期まで市町村発注の大型業務を生産していたが、当期は受託なしのため減収関東地方:民間の新規業務受託による増収 関西地方   440,183   408,298   △ 31,885 四国地方   48,022   45,757   △ 2,265 九州地方   64,449   62,378   △ 2,071 関東地方 その他   180,370   227,040   46,670 小計   1,097,931   1,117,449   19,518 合計(注)1   13,210,093   13,835,917   625,824   - 全体   中国地方   6,243,840   6,351,778   107,938   - 関西地方   3,946,883   4,079,359   132,476 四国地方   918,564   1,066,085   147,521 九州地方   1,059,499   1,116,024   56,525 関東地方 その他   1,041,305   1,222,669   181,364 (注) 1.当社グループ間取引は消去しております。 2.都市地域デザイン:造園、都市計画等 社会基盤デザイン:道路、鋼構造コンクリート、トンネル、建設機械、電力土木等 防災・環境:河川、港湾、農業土木、森林土木、地質、土質、建設環境等 水環境デザイン:上水道、下水道、廃棄物等 空間情報デザイン:一般測量、航空測量、補償コンサルタント等 施工管理:施工管理 (単位:千円) 発注機関別の売上高   前連結会計年度   当連結会計年度   増 減 国(国土交通省ほか)   2,693,139   3,095,362   402,223 都道府県   4,367,543   4,390,577   23,034 市区町村   4,836,727   4,844,203   7,475 その他   1,312,683   1,505,774   193,090 合計(注)   13,210,093   13,835,917   625,823 (注) 当社グループ間取引は消去しております。 (スポーツ施設運営事業) スポーツ施設運営事業においては、外部環境に大きな変化はありませんが、経済活動の正常化により新型コロナウイルス感染症の及ぼした影響からは、緩やかに回復基調にあります。 当該セグメントの売上高は、一部指定管理事業からの撤退や24時間フィットネスにおける競合店の出店等により、7億5千9百万円(前連結会計年度比1.3%減)となりました。 損益面におきましては、営業利益は7百万円(前連結会計年度比24.3%増)となりました。 (水族館運営事業) 水族館運営事業におきましては、引き続き香川県の四国水族館、兵庫県のアトアの主要大型施設を中心に事業を展開しておりますが、団体観光需要、インバウンド需要等も乏しく、いずれの施設もオープン効果の薄まりや競合施設の影響により来館者が減衰しております。このような状況の中、アトアおよび四国水族館共に集客のための魅力的な企画展示やイベントを実施する等引き続き集客対策の強化や知名度向上に努めております。 これらの結果、当連結会計年度における四国水族館およびアトアの合計来館者数は、1,045,205名(前連結会計年度比12.9%減)となり、水族館運営事業の売上高は、12億5千万円(前連結会計年度比12.9%減)となりました。 損益面におきましては、営業利益は8千6百万円(前連結会計年度比14.6%増)となりました。 (2)受注及び販売の実績 a.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 総合建設コンサルタント事業   13,782,175   102.7   7,796,313   99.3 報告セグメント計   13,782,175   102.7   7,796,313   99.3 その他   269,724   86.7   -   - 合計   14,051,900   102.4   7,796,313   99.3 (注) スポーツ施設運営事業および水族館運営事業の受注実績は、受注生産ではないため省略しております。 b.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日)   前年同期比(%) 総合建設コンサルタント事業(千円)   13,835,917   104.7 スポーツ施設運営事業(千円)   759,042   98.7 水族館運営事業(千円)   1,250,125   87.1 報告セグメント計(千円)   15,845,084   102.8 その他(千円)   269,724   86.7 合計(千円)   16,114,809   102.5 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2023年8月1日至 2024年7月31日)   当連結会計年度(自 2024年8月1日至 2025年7月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 国土交通省   2,006,240   12.76   2,328,560   14.45 (3)財政状態 (資産の部) 当連結会計年度の資産合計は、前連結会計年度に比べ4億8千2百万円増加し、212億4千2百万円となりました。 流動資産については、業務入金等により「現金及び預金」が4億3千3百万円、受注高の増加等により「契約資産」が2億8千9百万円それぞれ増加した一方、「受取手形及び完成業務未収入金」が5千5百万円、「その他」に含めております「仮払金」が9千4百万円それぞれ減少しております。結果として、流動資産合計では前連結会計年度に比べ5億9千2百万円増加となりました。 固定資産については、一部社屋について売却の意思決定を行ったことに伴い、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上したことにより「有形固定資産」が1億4千1百万円減少しております。 投資その他の資産については、匿名組合出資に伴う損益の分配等により「その他」に含めております「出資金」が3千5百万円減少した一方、同じく「その他」に含めております「繰延税金資産」が6千7百万円増加しております。結果として、固定資産合計では前連結会計年度に比べ1億1千万円の減少となりました。 (負債の部) 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度に比べ4億4百万円増加し、49億8千6百万円となりました。 流動負債については、決算賞与等の計上により「未払金」が1億2千5百万円、また「未成業務受入金」が1億6千4百万円それぞれ増加した一方、一部連結子会社にて賃上げ促進税制を適用したことにより「未払法人税等」が1千1百万円減少しております。結果として、流動負債合計では前連結会計年度に比べ3億9千5百万円増加しております。 固定負債については、投資有価証券の時価評価額の増加により「繰延税金負債」が3千万円増加した一方、「リース債務」が2千4百万円減少しております。結果として、固定負債合計では前連結会計年度に比べ8百万円増加しております。 (純資産の部) 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度に比べ7千8百万円増加し、162億5千5百万円となりました。これは、「利益剰余金」が剰余金の配当により3億1千4百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により7億7千4百万円増加したことに加え、自己株式の消却等により「資本剰余金」が7億1千4百万円、「自己株式」が2億8千7百万円それぞれ減少したことによるものです。この結果、当連結会計年度末における自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.4ポイント減少し、76.5%となりました。 (4) 中期経営計画の進捗状況 当社グループは、10年後を見据えた目標達成に向けた通過点として、前連結会計年度である2024年7月期を初年度とする「第一次中期経営計画2024-2026」を、2023年10月に策定いたしました。 詳細は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中長期的な会社の経営戦略および経営指標」に記載のとおりであります。 当連結会計年度における第一次中期経営計画の達成状況は以下のとおりであります。 2025年7月期(計画)   2025年7月期(実績)   2025年7月期(計画比) 売上高   16,024百万円   16,114百万円   90百万円(+0.6%) 営業利益   943百万円   987百万円   44百万円(+4.7%) 営業利益率   5.9%   6.1%   0.2pt 経常利益   1,126百万円   1,215百万円   89百万円(+7.9%) 親会社株主に帰属する当期純利益   675百万円   774百万円   99百万円(+14.7%) ROE   -   4.8%   - (5)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億3千3百万円増加し、95億6千7百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は11億7千6百万円(前連結会計年度比4億3千8百万円の収入増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益11億8千3百万円や、減価償却費2億7千1百万円を計上した一方で、契約資産の増加額2億8千9百万円、四国水族館等に係る匿名組合投資損益6千万円を計上したためです。 また、前連結会計年度比で営業活動によるキャッシュ・フローが増加した要因は、未成業務受入金の増加額が3億2百万円、仕入債務の増加額が1億5千4百万円それぞれ増加した一方で、業務完成納品が増加したことにより契約資産が1億8千万円減少したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、増加した資金は3千7百万円(前連結会計年度比4億5千1百万円の収入減少)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入7億1千5百万円、投資有価証券の取得による支出7億4百万円、有形固定資産の取得による支出1億2千万円、出資金の分配による収入6千9百万円等によるものであります。 また、前連結会計年度比で投資活動によるキャッシュ・フローが減少した要因は、収入面で投資有価証券の売却による収入が7百万円増加したことに加え、支出面で有形固定資産の取得による支出が4千8百万円減少した一方で、投資有価証券の償還による収入が1億円減少したことに加え、支出面で余剰資金の運用等を目的とした投資有価証券の取得による支出が4億3百万円増加したこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は7億7千9百万円(前連結会計年度比1億6千万円の支出増加)となりました。これは主に、配当金の支払額3億1千3百万円、自己株式の取得による支出4億2千6百万円等によるものであります。 (フリー・キャッシュ・フロー) 当社は、フリー・キャッシュ・フローを営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計として定義しております。 当社の経営者は、当該指標を安定した事業活動および健全な財務体質を維持し、企業価値向上に資する成長投資と株主還元を行うために有用な指標と考えており、以下の表のとおりフリー・キャッシュ・フローを算出しております。 (単位:千円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   738,293   1,176,311   438,018 投資活動によるキャッシュ・フロー   488,707   37,251   △451,455 フリー・キャッシュ・フロー   1,227,000   1,213,563   △13,437 当連結会計年度においては、フリー・キャッシュ・フローが12億1千3百万円(前連結会計年度比1千3百万円の減少)となりました。これは、営業活動によるキャッシュ・フローが前連結会計年度に比べ4億3千8百万円増加した一方で、投資有価証券の取得による支出の増加や投資有価証券の償還による収入の減少などで投資活動によるキャッシュ・フローが前連結会計年度に比べ4億5千1百万円減少したことによるものです。 当社グループでは、引き続き事業規模に比し安定した資金を確保し、無借金経営を継続することで健全な財務体質を維持してまいります。 (6)キャッシュ資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.資金調達の基本方針 当社の経営者は、当連結会計年度の自己資本比率は76.5%であり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は95億6千7百万円となっており、リスク耐性および財務体質の健全性は引き続き高い水準にあると認識しております。当該状況に鑑み、当面は事業の運転資金および設備投資や企業価値向上に資する利益成長が見込める分野への投資は、フリー・キャッシュ・フローの創出を基本とし、手元流動性を確保しつつ、自己資金の範囲内で進めることを基本方針としております。 100%子会社については原則的には外部からの資金調達を行わず、持株会社が管理し資金効率化、流動性の確保を図っております。 b.資本の財源 当社は、事業活動を遂行するための適切な資金確保および健全な財務体質を維持し、グループ内では資金の効率化を目指し、企業価値向上に資する利益成長が見込める分野への投資の継続と株主還元のため、資金調達基本方針に従い会計年度に発生するフリー・キャッシュ・フローの創出を基本としております。その創出されたフリー・キャッシュ・フローを主な財源として、成長投資や株主還元を行ってまいります。 (1) 成長投資 新規事業や既存事業での競争力強化のための技術力向上および新規技術開発のための研究開発投資を行い、将来の成長を見据えた人材の確保・育成・活用を積極的に行ってまいります。 (2) 株主還元 企業体質の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保に意を用いつつ、当社グループの業績に応じた利益配分を安定かつ継続的に行ってまいります。翌連結会計年度以降につきましては、配当政策を最重要事項として位置づけ、フリー・キャッシュ・フローを基本的な財源とすることに加え、一過性の要因で業績が悪化した場合においてもDOE(株主資本配当率)に留意した安定的な配当の維持を図り、配当性向については40%を目安に配当を実施することといたします。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、総合建設コンサルタント事業の受注業務遂行のための製造原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。営業費用の主なものは従業員給料および賞与、法定福利費などの人件費であります。投資を目的とした資金需要は、主に総合建設コンサルタント事業における3次元計測機器等の設備投資および水族館運営事業への中長期的な成長に向けた出資によるものです。 c.資金の流動性 当社は無借金経営を継続しており、フリー・キャッシュ・フローおよび内部留保により流動性を維持しておりますが、主要取引銀行との間で当座貸越契約を締結することにより手元流動性も確保しております。 (7) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。 当社グループの連結財務諸表の作成において、損益または資産の状況に影響を与える見積りの判断は、過去の実績やその時点での入手可能な情報に基づいた合理的と考えられるさまざまな要因を考慮したうえで行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 特に、次の重要な会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 a.繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産を回収可能と考えられる金額まで減額するために評価性引当額を計上しております。評価性引当額の必要性を検討するにあたっては、将来の課税所得見込みおよびタックスプランニングを検討しますが、繰延税金資産の全部または一部を将来回収できないと判断した場合、繰延税金資産を取崩し、費用として計上いたします。 b.固定資産の減損会計 当社グループは、資産を用途により事業用資産、賃貸用資産および遊休資産に分類しております。また、管理会計上の区分を基準に、事業用資産は各社に属する支社・支店等の独立した会計単位、賃貸用資産および遊休資産は物件単位にグルーピングしております。 減損の対象となった固定資産は、資産グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った差額を減損損失としております。回収可能価額は、資産グループの時価から処分費用見込額を控除した正味売却価額と割引後将来キャッシュ・フローとして算定される使用価値のいずれか大きい方を採用しております。 c.投資有価証券の評価 その他有価証券で市場価格のない株式等以外のものについては、期末日の時価が取得原価に比べて著しく下落したものを減損の対象としております。 今後の株式相場が変動した場合には、投資有価証券評価損の計上が必要となる可能性があります。 d.総合建設コンサルタント事業の請負業務に係る実行予算の見積り 総合建設コンサルタント事業においては、測量・調査・設計等の請負業務に関する収益の計上に際して、一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、一定の期間にわたり収益を認識しております。当該収益認識に係る進捗度の見積り方法は、実行予算に対する実際原価の割合(インプット法)で算出しております。実行予算の見積りは、対象となる請負業務ごとに内容や工期が異なるため個別性が強く、また、進行途上において当初想定していなかった事象の発生により業務内容の変更が行われる等の特徴があるため、今後、想定していなかった状況の変化等により実行予算の見積りの見直しが改めて必要となった場合は、売上高および売上原価に影響を与える可能性があります。 e.受注損失引当金の計上額 受注契約に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末における受注のうち、発生する原価の見積額が受注額を超過する可能性が高いものについて、損失見込額を計上しております。 損失見込額の見積りは、受注契約ごとに策定した実行予算に基づき算定しております。また実行予算は、専門的な知識と経験を有する業務担当者が、個々の請負業務の特有な状況を踏まえて作業工数や外注費等を見積り、業務担当の管理者が、実行予算表を査閲、承認することで決定しております。業務の進行途上において業務内容の変更等が行われる場合には適宜実行予算の見直しを行っておりますが、今後想定していなかった状況の変化等により実行予算の見積りの見直しが改めて必要となった場合は、引当金の金額が増減する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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