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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

メンバーズ

Members Co. ,Ltd.2130 · Prime · サービス業

デジタル人材が顧客企業に常駐し、伴走しながらDXを推進。制作・マーケ・データ活用・脱炭素など幅広い領域をカバー。

概要

メンバーズは1995年に東京都港区で設立されたデジタルトランスフォーメーション(DX)支援企業である。専門スキルを持つデジタルクリエイター(DC)が顧客企業ごとに3名以上の専任チームを組み、伴走型でDXプロジェクトを推進する「Digital Growth Team(DGT)」モデルを特徴とする。2026年3月期の売上収益は244億円、従業員数は2,866名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

制作から脱炭素まで5領域でDXを支援

メンバーズは「制作/UIUX」「マーケティングDX」「デジタルサービス開発」「データ活用支援」「脱炭素DX」の5事業領域を展開する。制作/UIUXではWebサイトやアプリのデザインとUX改善、マーケティングDXではデータ分析に基づく戦略立案と実行、デジタルサービス開発では新規サービスの企画から運用までを手がける。データ活用支援は基盤構築から分析、脱炭素DXはGHG排出量の可視化・削減をデジタル技術で支援する。これらの領域には、各専門スキルを持つDCが顧客専任チームとしてアサインされる。

売上収益244億円、付加価値売上高の成長

2026年3月期の売上収益は24,424百万円(前期比9.4%増)、付加価値売上高(売上収益から外注・仕入を差し引いた社内リソースによる売上高)は23,507百万円(同10.5%増)で、ともに過去最高を更新した。DX領域の付加価値売上高成長率は前期比32.6%増と高成長を続け、全社の付加価値売上高に占めるDX領域の比率は54.2%に達する。営業利益は1,600百万円(同224.6%増)と大幅に改善し、売上総利益率は26.4%(前期比5.5ポイント増)となった。

デジタルクリエイター2,456名、稼働率改善

2026年3月期末のDC数は2,456名(前期末比171名減)。新卒採用抑制と筋肉質な組織への移行によるものであるが、全体稼働率は83.1%(前期比6.6ポイント増)に改善した。特に新卒1年目の稼働率は61.0%(同32.4ポイント増)と大幅に向上し、早期戦力化が進んだ。DX人材比率は72.0%、PMO人材数は1,482名に達し、ともに同年の目標を達成した。離職率は12.1%(前期比1.0ポイント増)であり、引き続き人材定着が課題である。

DX市場の拡大と内製化ニーズへの対応

国内DX市場は2024年度の5兆5,729億円から2030年度には10兆2,757億円への拡大が見込まれる。一方、日本企業の8割以上がDX推進人材の不足を感じており、特にビジネスアーキテクトの不足割合は4割以上に及ぶ。メンバーズはこうした状況に対し、DCによるハンズオンの伴走支援で顧客の内製化を支援する。2027年3月期に向けては、AI駆動開発伴走支援の開始や金融・公共領域に強みを持つUIUXデザイン会社の子会社化など、サービスの高度化を進めている。

業界の中での役割は企業向けDX伴走支援サービス提供者(デジタル人材派遣・請負)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
244億円
営業利益
16億円
営業利益率
6.6%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01DX伴走支援サービス主力

専門スキルを持ったデジタルクリエイター(DC)が3名以上で顧客企業専任チームを編成し、顧客と共に手を動かしながらデジタル化を推進。制作/UIUX、マーケティングDX、デジタルサービス開発、データ活用支援、脱炭素DXの5領域でサービスを提供。

主な製品・サービス5
制作/UIUX
WebサイトやアプリのUIデザイン、UX改善。ユーザー体験を向上させるためのデザイン制作・設計。
マーケティングDX
データ分析に基づくデジタルマーケティング戦略の立案・実行支援。集客から顧客育成までを伴走。
デジタルサービス開発
新規デジタルサービスの企画・開発・運用。要件定義からリリース、継続的改善までを支援。
データ活用支援
データ基盤構築、分析、活用推進。ビジネス課題をデータで解決するための伴走支援。
脱炭素DX
GHG排出量可視化・削減をデジタル技術で支援。サステナブル経営の基盤確立を伴走。

製品と技術

ユーザー体験設計からサービス開発まで一貫支援

制作/UIUX領域では、WebサイトやアプリのUIデザインとUX改善を手がける。ユーザー体験を向上させるための設計・制作が中心である。デジタルサービス開発領域では、新規デジタルサービスの企画から開発、運用、継続的改善までを一貫して支援する。要件定義や設計、実装を顧客と共に行うハンズオンスタイルが特徴で、2026年3月期には金融・公共領域に強いUIUXデザイン会社を子会社化し、専門性をさらに強化した。

データ駆動のマーケティングと分析基盤構築

マーケティングDX領域では、データ分析に基づくデジタルマーケティング戦略の立案と実行を支援する。集客から顧客育成までのプロセスを伴走する。データ活用支援領域では、データ基盤の構築から分析、活用推進までをカバーし、ビジネス課題をデータで解決する。両領域とも、顧客企業の内製化を促す形でDCがチームとして組み込まれ、実際に手を動かしながら課題解決にあたる点が強みである。

GHG排出量可視化とサステナブル経営支援

脱炭素DX領域は、温室効果ガス(GHG)排出量の可視化と削減をデジタル技術で支援する。企業のサステナブル経営の基盤確立を目的とし、データ収集・分析から削減施策の実行までを伴走する。国内では2050年カーボンニュートラル目標に向けた規制が強化されており、2025年2月には「GX2040ビジョン」が策定されるなど、需要が高まっている。メンバーズはこの領域を成長の柱の一つと位置づけ、事業基盤を構築中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

デジタル人材派遣で中堅、利益率改善途上

メンバーズはデジタルマーケティング・DX支援を主力とする人材派遣・受託開発企業。同業のジンジブ(若年層向け人材紹介)やイシン(ITエンジニア派遣)などと比較すると、事業規模は中程度で、2025年3月期の営業利益率は2.24%と低水準。しかし2026年3月期は6.56%への改善見込みであり、高付加価値サービスへのシフトが収益性を高める鍵となる。業界内では専門性の高い人材を提供することで差別化を図っているが、競合ひしめく市場でのポジション確立が課題。

強み

  • Web・DX関連の専門人材派遣で、クライアントのデジタル化ニーズに応える。
  • 2026年3月期営業利益率6.56%と、前年から大幅な改善予定。
  • 長期派遣契約により安定した収益を確保しやすいビジネスモデル。
  • DX需要拡大を背景に、市場の成長を取り込むポテンシャルがある。

課題

  • 同業多数で、価格競争に陥りやすく差別化が困難。
  • 優秀なエンジニアの採用・育成が課題で、供給制約が成長のボトルネック。
  • 現状の営業利益率2.24%は業界平均を下回り、改善が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がメンバーズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

ダイレクトマーケティングからeビジネスへの転換

1995年6月、東京都港区にメンバーズを設立し、ダイレクトマーケティング支援を開始した。同年10月にはeビジネス構築サービスを開始し、1997年7月にはインターネット広告取扱事業に参入。1999年4月には個人消費者向け購買支援事業を手がけるなど、創業後数年で事業領域を急速に拡大した。2000年3月には本社を港区に移転している。

子会社譲渡・解散と資本提携解消

2001年3月、旅行関連子会社のアットマークトラベルを東芝と経営陣に譲渡。同年5月にはカーズプライスドットコムとイーシーウォッチドットコムを解散し、不採算事業から撤退した。2005年8月にはアクセンチュアとの資本提携を解消。この時期は経営の選択と集中を進め、後の成長基盤を固めた。2004年12月には本社を虎ノ門に移転している。

名古屋証券取引所上場、子会社設立ラッシュ

2006年11月、名古屋証券取引所セントレックス市場に上場。同時に決算期を5月から3月に変更し、本社を品川区西五反田に移転した。2012年5月には東京都中央区晴海に本社を移転し、同じ月にエンゲージメント・ファースト、MOVAAA、メンバーズキャリアなど複数の子会社を設立。ウェブガーデン仙台・北九州を開設し、地方拠点を拡大。同年12月に東京証券取引所市場第二部に上場した。

7社の子会社を吸収合併、単一経営体制へ

2017年4月に東京証券取引所市場第一部に指定され、6月に監査等委員会設置会社へ移行。2018年にはメンバーズシフト、ギフテッド、データアドベンチャーなど新会社を設立する一方、2020年4月に7社の連結子会社を存続会社であるメンバーズに吸収合併し、カンパニー制に移行した。同年10月にはさらに2社(マイナースタジオ、ポップインサイト)を合併し、グループの一体化を進めた。

プライム市場移行、DX人材育成とAI活用

2022年4月の市場区分見直しにより、東京証券取引所プライム市場に移行。2023年4月に4カンパニーを統合し本部・カンパニー制へ再編。2024年4月には事業領域を4事業に整理。2026年1月にはアジケの全株式を取得し、UIUXデザイン力を強化した。同年3月期にはDX人材比率72.0%、PMO人材1,482名と目標を達成し、売上収益は過去最高を更新している。

年表30件を開く

1990年代

  • 1995年6月㈱メンバーズを東京都港区に設立、ダイレクトマーケティング支援を開始
  • 1995年10月eビジネス構築サービスを開始
  • 1997年7月インターネット上の広告取扱事業を開始
  • 1998年4月東京都千代田区に本社を移転
  • 1999年4月インターネット上で、個人消費者向けに購買支援事業を開始

2000年代

  • 2000年3月東京都港区に本社を移転
  • 2001年3月㈱アットマークトラベルを㈱東芝および経営陣へ譲渡
  • 2001年5月㈱カーズプライスドットコムおよび㈱イーシーウォッチドットコムを解散(同年9月清算結了)
  • 2004年12月東京都港区虎ノ門に本社を移転
  • 2005年8月アクセンチュア㈱との資本提携解消
  • 2006年11月上場名古屋証券取引所セントレックス市場に上場 第13期事業年度より従来の5月より3月に決算期を変更 東京都品川区西五反田に本社を移転

2010年代

  • 2010年7月デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム㈱と資本・業務提携
  • 2012年5月上場宮城県仙台市にウェブガーデン仙台を開設 ㈱エンゲージメント・ファースト設立(当社出資比率100%)東京都中央区晴海に本社を移転 ㈱MOVAAA設立(当社出資比率55%)㈱メンバーズキャリアを設立(当社出資比率100%)㈱インフォバーンと資本・業務提携 福岡県北九州市にウェブガーデン北九州を開設 ㈱マイナースタジオ(当社出資比率51%)の株式取得 東京証券取引所市場第二部に上場、名古屋証券取引所市場第二部に指定
  • 2017年4月上場名古屋証券取引所市場第二部上場廃止、㈱ポップインサイト(当社出資比率51%)の株式取得、㈱メンバーズエッジを設立(当社出資比率100%)、東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2017年6月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2018年4月㈱メンバーズシフトを設立(当社出資比率100%)
  • 2018年10月㈱メンバーズギフテッドを設立(当社出資比率100%)、㈱マイナースタジオの全株式を取得 兵庫県神戸市にウェブガーデン神戸を開設
  • 2018年11月㈱メンバーズデータアドベンチャーを設立(当社出資比率100%)
  • 2019年2月㈱メンバーズユーエックスワンを設立(当社出資比率100%)
  • 2019年3月㈱MOVAAAの全株式を取得
  • 2019年4月商号変更㈱MOVAAAを㈱メンバーズメディカルマーケティングに商号変更

2020年代

  • 2020年4月M&A㈱メンバーズを存続会社として子会社7社(㈱エンゲージメント・ファースト、㈱メンバーズキャリア、㈱メンバーズエッジ、㈱メンバーズシフト、㈱メンバーズデータアドベンチャー、㈱メンバーズユーエックスワン、㈱メンバーズメディカルマーケティング)と合併。カンパニー制に移行。㈱ポップインサイトの全株式を取得
  • 2020年10月M&A㈱メンバーズを存続会社として子会社2社(㈱マイナースタジオ、㈱ポップインサイト)と合併 ㈱メンバーズエナジーを設立
  • 2021年6月デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム㈱との資本業務提携を解消
  • 2022年1月M&A㈱メンバーズを存続会社として子会社㈱メンバーズギフテッドと合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年4月M&AEMCカンパニー、メンバーズキャリアカンパニー、メンバーズエッジカンパニー、ビジネスプラットフォームカンパニーの4カンパニーを統合し本部・カンパニー制に移行
  • 2024年4月ネットビジネス支援事業における事業領域を「制作/UIUX」「デジタルマーケティング」「デジタルサービス開発」「データ活用支援」の4事業とし各本部および専門カンパニーを再編
  • 2024年11月M&A㈱メンバーズを存続会社として子会社㈱メンバーズエナジーと合併
  • 2026年1月㈱アジケの全株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • DX人材比率(全社に占める割合)2027年3月期まで90%
  • 新卒1・2年目を除くDCの稼働率(期末時点)2027年3月期まで85%
  • DX売上比率(全付加価値売上高比)2027年3月期まで70%
  • カンパニー新設数2027年3月期まで+5社
  • 前期新卒2年目以上のDCの一人あたり売上単価2027年3月期まで前期比+10%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    DX現場支援ポジションへの転換

    顧客企業の内製化ニーズに対し、自社のデジタルクリエイターが専任チームとして伴走支援する体制を確立し、プロジェクトの実行企画・推進フェーズを強化する。

  2. 02

    人材育成と稼働率向上

    「SINCA90」プロジェクトを軸に低単価案件から撤退し、専門スキル習得と実践プログラムで育成リードタイムを短縮。DX人材比率90%、新卒1・2年目を除くDC稼働率85%を目指す。

  3. 03

    サービス・営業の強化

    専門カンパニーを新設し、5事業領域でクロスセルを加速。ABM型アカウント管理で大口取引社数を増やし、顧客一社あたりの提供価値を最大化する。

  4. 04

    将来への投資と人的資本経営

    脱炭素DX・サーキュラーDX領域への投資を継続し、環境価値を市場創出につなげる。GXリテラシーとデジタルスキルを兼ね備えた人材育成、報酬制度の強化、社員エンゲージメント向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,866人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は552万円で、9期前と比べて+32.1%平均年齢は31.1歳、平均勤続年数は4.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月601
2018年3月819
2019年3月41830.23.41,016
2020年3月49630.23.71,244
2021年3月46131.03.11,476
2022年3月48030.43.81,838
2023年3月48229.93.72,274
2024年3月48229.73.72,806
2025年3月49130.04.12,96717
2026年3月55231.14.22,86656

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率32.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率84.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)87.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 — 東京都中央区233百万円
DX伴走支援サービス事業
ウェブガーデン仙台 — 宮城県仙台市青葉区71百万円
DX伴走支援サービス事業
武蔵小杉オフィス — 神奈川県川崎市中原区70百万円
DX伴走支援サービス事業
大阪オフィス — 大阪府大阪市淀川区25百万円
DX伴走支援サービス事業
ウェブガーデン北九州 — 福岡県北九州市小倉北区17百万円
DX伴走支援サービス事業
ウェブガーデン神戸 — 兵庫県神戸市中央区12百万円
DX伴走支援サービス事業
神田オフィス — 東京都千代田区9百万円
DX伴走支援サービス事業
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和7年度地域脱炭素化に向けた効果的な情報発信等委託業務【総合評価落札方式】
    環境省 · 2025-03-24
    3,800万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は244億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+220.0%。

売上高
+9.4%
244億円
営業利益
+220.0%
16億円
純利益
+300.0%
12億円
営業利益率
6.6%
前期比 +4.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高269億円244億円
営業利益25億円16億円
純利益17億円12億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は58億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q516
2024年1Q45−6−13.3−4
2024年2Q5100.00
2024年3Q5000.00
2024年4Q595
2025年2Q104−5−4.8−3
2025年4Q119108.46
2026年2Q11432.62
2026年4Q1301310.010
2027年1Q58−4−6.9−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は48億円から244億円へ5.1倍に増えた。直近期の営業利益率は6.6%。売上は9期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4821
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2014年3月5831
2015年3月6332
2016年3月6553
名古屋証券取引所市場第二部上場廃止、㈱ポップインサイト(当社出資比率51%)の株式取得、㈱メンバーズエッジを設立(当社出資比率100%)、東京証券取引所市場第一部に指定
2017年3月6574
㈱メンバーズシフトを設立(当社出資比率100%)
2018年3月7474
㈱MOVAAAを㈱メンバーズメディカルマーケティングに商号変更
2019年3月89106
㈱メンバーズを存続会社として子会社7社(㈱エンゲージメント・ファースト、㈱メンバーズキャリア、㈱メンバーズエッジ、㈱メンバーズシフト、㈱メンバーズデータアドベンチャー、㈱メンバーズユーエックスワン、㈱メンバーズメディカルマーケティング)と合併。カンパニー制に移行。㈱ポップインサイトの全株式を取得
2020年3月106129
2021年3月121128
㈱メンバーズを存続会社として子会社㈱メンバーズギフテッドと合併
2022年3月1491914
EMCカンパニー、メンバーズキャリアカンパニー、メンバーズエッジカンパニー、ビジネスプラットフォームカンパニーの4カンパニーを統合し本部・カンパニー制に移行
2023年3月1771410
㈱メンバーズを存続会社として子会社㈱メンバーズエナジーと合併
2024年3月20511
2025年3月223552.23
2026年3月24416166.612

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高244億円のうち、営業利益として残るのは16億円6.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.4%179億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.7%48億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.6%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.0pt
6.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.7pt
19.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが16億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は44億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月2−10111
2014年3月0−10−110
2015年3月4−10312
2016年3月3−10214
2017年3月50−2516
2018年3月8−3−2519
2019年3月100−41026
2020年3月10−1−4931
2021年3月18−1−81741
2022年3月17−1−51652
2023年3月14−12−10245
2024年3月6−1−12538
2025年3月120−91240
2026年3月16−2−101444

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は128億円。このうち返さなくてよい自己資本が66億円で、自己資本比率は52.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月24141056.8
2014年3月27161156.2
2015年3月31171454.9
2016年3月38201853.6
2017年3月42251758.6
2018年3月51292256.8
2019年3月60342656.1
2020年3月74413355.6
2021年3月86464056.3
2022年3月104594556.7
2023年3月113644956.3
2024年3月115595651.5
2025年3月118586049.3
2026年3月128666152.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
44億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
54億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中131位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中299位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
19.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.6%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥911で、1年前と比べて-24.3%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥911-0.5%1ヶ月+3.1%1年-24.3%時価総額122億円
過去52週の値幅
安値¥862高値¥1,478

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.6倍
PER (会社予想)6.7倍
PBR1.96倍
配当利回り3.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-19.3%の急落、52週安値881円に接近。25日線1078円を約17%下回り、下落トレンドが鮮明。出来高は7/31に51.3万株と急増、売りが殺到した。週足では明確な下降トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 9.5倍は同業界平均22.49倍を大幅に下回り、予想PER6.5倍を考慮しても割安感が強い。PBR1.9倍は平均3.18倍を下回り、ROE19.5%と高水準。配当利回り3.96%は平均2.74%を上回り、配当性向34.2%と健全。直近の利益は低調だが、今期は大幅な回復が見込まれており、成長性を考慮すると割安と判断。ただし、業績の変動が大きく、リスクは存在する。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.6倍23.4倍
PER (予想)6.7倍
PBR1.96倍3.51倍
ROE19.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

DX需要の高まりを背景に売上は拡大傾向にあるが、収益性の変動が大きく、特に2024/3期には純利益が大幅に減少した。強気派は、売上成長の継続と営業利益率の改善(2025/3期2.24%から2026/3期予想6.56%)を評価し、今後の収益拡大に期待する。一方、弱気派は、営業利益率が依然低水準であることや、競争激化による単価低下リスクを指摘し、成長の持続性に疑問を呈する。また、直近1年で株価が約29%下落しており、バリュエーション面での懸念も争点となっている。

プラスに働く材料7
  • 売上成長の継続

    2023/3期から2026/3期で売上高が177億円から244億円へと年々増加。

  • 営業利益率の改善

    2025/3期の2.24%から2026/3期予想6.56%へと大幅な改善が見込まれる。

  • DX需要の追い風

    大手企業のDX投資は継続しており、支援サービスへの需要が拡大している。

  • 2026年3月期の営業利益16億円と前期比3倍超の急拡大通年影響

    営業利益は前期の5億円から11億円増の16億円。利益率も2.24%から6.56%へ改善

  • 予想PER6.5倍とROE19.5%で割安な水準通年影響

    予想PER6.5倍は純利益12億円に対して算出。ROE19.5%と合わせ評価修正が入りやすい

  • 売上高244億円と前期比9%増で拡大基調通年影響

    売上高は223億円から21億円増の244億円。増収が営業利益率改善の土台

  • 配当利回り3.96%と株主還元が魅力継続影響

    配当利回り3.96%を確保。株価884円での利回りが投資家心理を安定させる

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    2024/3期には純利益が1億円まで落ち込み、利益率は不安定。

  • 競争激化のリスク

    同業他社が多く、人材派遣・請負は価格競争に陥りやすい。

  • 株価の下落

    直近1年で株価が約29%下落し、投資家の期待が冷めている。

  • 直近1年で株価29.34%下落、戻り売り圧力不定影響

    1年間で株価が29.34%下落。下値不安が残り、戻り局面でも売り圧力がかかりやすい

  • 営業利益率6.56%は低水準で増益の耐久性に懸念通年影響

    売上高244億円に対する営業利益16億円、率6.56%。人件費や原価の上昇で増益計画が揺らぐ

  • 純利益12億円の規模は小粒で流動性が低い通年影響

    予想純利益12億円は時価総額119億円の1割強。小型で流動性が低く売りが大きい

  • 外国人株主比率7.63%と低く需給が細い継続影響

    外国人持株比率7.63%と低い。海外投資家の買いが入りにくく需給面で伸び悩む

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が続くかが投資判断の鍵となるため。
人材の稼働率
派遣・請負事業の収益性を左右する重要な指標であるため。
大口顧客の動向
大手企業への依存度が高く、契約の維持・拡大が業績に直結するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+3.1%いまの株価に対する利回りは3.84%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
3.84%
いまの株価に対して
配当性向
34.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月1026.4
2019年3月1221.130.6
2020年3月1421.724.8
2021年3月1717.927.0
2022年3月2551.523.6
2023年3月3020.038.5
2024年3月313.3438.5
2025年3月323.297.0
2026年3月333.134.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,396人。区分でいちばん多いのは個人・その他66.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.0%を占め、残る77.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他45.445.854.568.062.166.9
金融機関29.028.422.818.624.416.9
外国法人5.06.04.91.93.87.6
事業法人18.918.515.08.17.86.1
自己株式0.70.72.14.94.94.5
証券会社1.71.42.83.31.82.4
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01剣持 忠21.47
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)8.70
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.36
04メンバーズ従業員持株会5.91
05光通信KK投資事業有限責任組合3.43
06株式会社Hakuhodo DY ONE2.88
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.12
08髙野 明彦2.07
09株式会社晴1.86
10露木 琢磨1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1022%、1株純資産は14期で+331%。直近期のROEは19.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月81207.329.922.8
2014年3月1313110.023.924.0
2015年3月1614411.514.716.8
2016年3月2417015.810.923.0
2017年3月3720320.016.222.3
2018年3月3623616.435.026.4
2019年3月4926519.735.330.6
2020年3月6732122.920.124.8
2021年3月7035119.935.827.0
2022年3月10844926.729.823.6
2023年3月7648616.517.238.5
2024年3月104652.192.7438.5
2025年3月274556.041.197.0
2026年3月9551819.511.034.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙野明彦代表取締役 兼 社長執行役員51277,662
剣持忠取締役602,881,873
奥村武博取締役(監査等委員・常勤) (注)147400
安岡美佳取締役(監査等委員) (注)1493,900
三宅香取締役(監査等委員) (注)158700
福士博司取締役(監査等委員) (注)168100
池照直樹取締役(監査等委員) (注)158200

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2371335327
社外取締役836365

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容743字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、DX伴走支援サービス事業を主たる事業とし、当社内における11の本部、本部内に属する社内カンパニー21社および連結子会社1社によって構成されています。 ・DX伴走支援サービス事業 「制作/UIUX」「マーケティングDX」「デジタルサービス開発」「データ活用支援」「脱炭素DX」の5つの事業領域において、データ分析やUX(※1)、エンジニアリング等も含む様々な専門スキルを持ったデジタルクリエイター(DC)が3名以上で顧客企業専任チームを編成し、顧客企業のデジタル化を顧客と共に実際に手を動かしながら顧客伴走型で推進・支援を行う「DX伴走支援サービス」を提供しております。 また、当社グループのミッションおよびビジョンの実現に向けて、脱炭素DX(※2)を軸として、関連する複数のサービスを展開し事業基盤を構築することで、顧客企業のサステナブル経営の基盤確立を支援する戦略を推進しております。 (※1)UX(ユーザーエクスペリエンス):製品やサービスなどを利用するにあたって得られる「体験・経験」のこと。 (※2)脱炭素DX:GHG(Greenhouse Gas=二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス)排出量を減らしながら経済成長を続ける「デカップリング・モデル」をデジタルテクノロジーの力で実現することを指す。 事業区分   主要製品 DX伴走支援サービス   ・制作/UIUX ・マーケティングDX ・デジタルサービス開発 ・データ活用支援 ・脱炭素DX (注)当社はDX伴走支援サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当社グループの事業に関わる位置付けは、以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題7,236字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 ・ミッション 「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」 当社グループでは、マーケティングの基本概念を「人の心を動かすもの」と捉えており、インターネット/デジタルテクノロジーは企業と人々のエンゲージメントを高めるものと考えています。メンバーズは企業と人々の自発的貢献意欲を持って組織活動に参加する“MEMBERSHIP”による協力関係づくりを支援し、マーケティングの在り方・企業活動の在り方を「社会をより良くするもの」へと転換することで、世界の人々に心の豊かさ、幸せを広げ、社会をより良くすることに貢献します。 ・経営指針 当社グループの経営指針である「超会社」コンセプトのもと、「社会への貢献」「社員の幸せ」「会社の発展」を同時に実現することを目指し、妥協することなく追求します。 (2)経営戦略等 当社グループはミッション「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」を掲げ、顧客企業へのDX現場支援を通じ、マーケティングやサービス・プロダクトのみならず企業の在り方そのものも「社会をより良くするもの、持続可能なもの」へと転換することで、心豊かな社会の実現を目指しております。 今後もミッション・ビジョン経営を基軸に据えることで、社会への貢献と顧客企業のビジネス発展を両立させ、中長期的な企業価値の向上に努め、さらなる成長を加速させてまいります。 顧客企業のDXニーズが高まる中、当社グループではデジタル技術専門人材であるデジタルクリエイター(以下、「DC」という。)が、顧客企業の強い内製志向に対し、ハンズオンによるアジャイルな実行支援、あたかも社員(※1)による顧客専任チームの継続支援、企画・実行フェーズにおける適切なコストパフォーマンスを特徴とする顧客伴走支援型モデル「Digital Growth Team(以下、「DGT」という。)」を提供し、顧客企業一社あたりの取引規模拡大を図ってまいりました。 当連結会計年度におきましては、引き続き「中期的な成長に向けた戦略」に基づき、顧客企業のDX内製化を伴走支援できる人材の育成を加速させるとともに、「サービス」「営業」「将来への投資」の3つを重要戦略に掲げ、2027年3月期における高収益ならびに高成長事業の確立へ向け、DX現場支援ポジションへの転換加速と現場中心の全員参加型経営の確立を推進いたしました。 また、DX現場支援のさらなる拡大のため、AI関連サービスの拡充、AI駆動開発伴走支援の開始に加え、金融・公共領域に強みを持つUIUXデザイン会社の子会社化など機動的な投資を実施いたしました。これらを通じてサービスの高度化を図り、DCの専門性強化および組織体制の拡大を推進いたしました。 「中期的な成長に向けた戦略」で掲げる当連結会計年度における主要戦略等は「(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおりです。 (3)経営環境 2025年11月に開催された国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)において、「ベレン・ポリティカル・パッケージ」が採択され、1.5度目標達成に向けた緩和、適応、資金、国際協力の加速を柱とする包括的な取り組みが決定されました。 わが国においても2050年のカーボンニュートラル実現を見据えた「第7次エネルギー基本計画」に基づき、2013年度比で2035年度に60%、2040年度に73%の温室効果ガス削減を目指す取り組みが本格化しています。2025年2月には、国際情勢の不安定化や電力需要の拡大などの不確実性の高まりを背景に、脱炭素や産業政策の中長期的な方向性を示す「GX2040ビジョン」が策定されました。同ビジョンでは、GX(※2)と生成AI活用などを含めたDXの両立、GX実現に向けた人材育成の重要性が指摘されています。企業はGXを成長の機会と捉え、デジタル技術を活用することで、組織構造やビジネスモデルそのものを抜本的に脱炭素型・社会課題解決型へと変革させ、持続的な価値創造を実現することが求められています。 国内DX(デジタルトランスフォーメーション)市場は企業のDX投資の活況を背景に2024年度5兆5,729億円(実績)から2030年度には10兆2,757億円規模への拡大が見込まれています。(株式会社富士キメラ総研 2026 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望 市場編、2026年2月17日発刊) 一方、DXを推進するための人材不足を感じている企業は多く、DX動向2025によると、日本企業の8割以上が、DXを推進する人材の量が不足していると回答しています。特に、DXの取り組みの初期段階から導入・検証までを担う人材である「ビジネスアーキテクト」の不足割合が4割以上となっており、内製化の困難な高度専門領域において、外部の専門的な知見や支援サービスに対する需要が一段と高まっている状況にあると言えます。(独立行政法人情報処理推進機構 DX動向2025、2025年7月9日発行) (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表(IFRS)を作成しております。なお、当連結会計年度業績の対前期増減率は、前期の国際会計基準による財務諸表の数値との比較により算出した情報を参考として記載しております。 当社グループは、1995年の創業以来、社名の由来でもある「MEMBERSHIP」を経営の根幹に据えてまいりました。これは、企業と生活者がメンバーシップの関係で価値を共創する社会の実現を支援すること、そして社員一人ひとりが参加意識を持って経営に関わる「全員参加型経営」の集団であることを意味しております。さらに当社グループは、2008年前後の経営危機を乗り越える過程で生まれた経営指針「超会社」のもと、「社会への貢献」「社員の幸せ」「会社の発展」の3つを、どれ一つ妥協することなく同時に実現することを目指しております。分断が進む現代社会において、MEMBERSHIPという信頼の絆を一層深化させ、企業・生活者・社員・社会全体が信頼で繋がり共に価値を創り出す未来を築いていくことが、当社グループの揺るぎない使命だと考えております。 こうした思想を背景に、当社グループは現在、「急激な気候変動」「労働人口の減少」「社会の分断への危機」「AI・デジタル技術の驚異的な進化」の4つを、優先的に取り組むべきマテリアリティとして特定しております。これらの巨大な社会課題に対し、デジタルの力を善用することで解決の糸口を見出し、持続可能な社会への変革を牽引していくことが、当社グループの存在意義であると認識しております。 これらを踏まえ、当社グループは2035年をターゲットとした新たな長期ビジョン「FUTURE VISION」を策定いたしました。ビジョンステートメントには、「Digital for Hope. デジタルクリエイターの創造性を解放し、気候変動をグリーン成長に、人口減少を一人ひとりの豊かさに変える」を掲げております。デジタルはあくまで手段であり、その目的を見失えば格差や分断、環境破壊を助長しかねないという危惧を背景に、デジタルを人々の希望や幸福のためにこそ活用していくという、当社グループの強い決意を込めたものです。 当社グループは、急速に進化するAIを恐れるのではなく、個々の能力を拡張する手段として使いこなし、デジタルクリエイターが生み出す付加価値の最大化を図ってまいります。こうした取り組みを通じて、気候危機という地球規模の課題を、脱炭素・循環型経済への移行を促す「グリーン成長」へと転換してまいります。また、深刻な労働人口の減少という社会構造の変化を、デジタルの力によって「一人ひとりの豊かさ」へと昇華させ、労働時間が減少しても高い付加価値を生み出すことで、自己実現を追求できる働き方を社会に実装してまいります。 AI技術は実証段階を終えて実装フェーズへと移行し、AIと人間が並走して価値を生む時代を迎えていると認識しております。こうした環境下において、顧客企業は劇的に進化するAIをバリューチェーン全域で使いこなし、自らがデジタル企業へと変革を遂げるための「内製化」を加速させております。一方で、戦略・企画から実行に至る全工程で深刻な人材不足に直面しており、外部委託のみでは内製変革を進められないという課題を抱えております。 こうした背景のもと、当社グループは人が集い育つ自律分散型の組織を基盤に、「信頼の力」「デザイン×CSVの力」「AIと技術を形にする力」を掛け合わせ、顧客企業の現場に「あたかも社員」として伴走してまいります。外部ベンダーとして成果物を納めるのではなく、顧客専任チームによる長期伴走を通じて内製化プロセスを共にやり抜き、顧客自身のデジタル人材育成と内製組織の確立を支援してまいります。「Imagine it. Make it. 『人の力』により、ビジネスと社会のあるべき姿を『形』にするデジタル実装パートナー」として、「社会への貢献」「社員の幸せ」「会社の発展」を同時に実現する「超会社」モデルを自ら体現し、持続可能な社会への変革をリードしてまいる所存です。 これらの中長期的な展望に立ち、足元の事業環境においては、社会や企業のDXが一層進展し、デジタル投資が加速度的に拡大するなか、高度な専門スキルを有したDX人材によるサービスやビジネスモデルの確立、ならびにそれを実現するための企業の組織変革は最優先課題であると認識しております。加えて、気候変動問題を背景とした世界的な潮流を受け、あらゆる企業にとって利益創出と社会課題解決を同時に実現するCSV(※3)経営への転換は必要不可欠であると捉えております。 このような変革を牽引する専門人材の不足は一段と深刻化しており、生成AIの急速な普及に伴う労働需給の変化において、国内の「AI・ロボット等の利活用を担う人材」は、2040年に339万人不足するという深刻な需給ギャップの発生が予測されています。(出典:経済産業省「2040年の就業構造推計(改訂版)について」(2026年3月発表))現状においても、DX人材、特に戦略を実働レベルへ落とし込む「ビジネスアーキテクト」の不足は多くの企業で大きな課題となっており、将来にわたる専門人材の不足は確実視されています。このような環境下において、AI利活用人材を自社で採用・育成し続けることは、AIの実装ニーズに即応できる体制の構築、ひいては当社グループの持続的な成長を支える確固たる優位性になると認識しております。 こうした事業環境と顧客ニーズを背景に、2027年3月期は「中期的な成長に向けた戦略」の最終年として、3つの重要戦略である人材育成、サービス/営業、将来への投資を通じて高収益ならびに高成長事業の確立、DX現場支援ポジションへの転換をさらに大胆に加速させると同時に、現場中心の全員参加型経営の確立を目指してまいります。主要戦略とKPI、今後の見通しにつきましては下記の通りです。 1.DX現場支援ポジションへの転換の完遂 顧客企業のDX内製化の取り組みが加速するなか、当社グループではプロジェクトの「実行企画・推進」フェーズにおけるサービスを一層強化しております。以下に掲げる人材育成ならびにサービス/営業戦略を推進することで、DCが顧客企業専任チームとしてDXプロジェクトの内製化を伴走支援する体制を着実に確立し、DX現場支援ポジションへの転換を完遂することを目指してまいります。 ①人材育成 「SINCA90」プロジェクトを軸に、低単価・低成長案件からの計画的撤退に合わせた人員ローテーションと育成を強力に推進いたします。専門スキルの習得だけでなく案件稼働を前提とした実践的なプログラムを展開することで、育成から現場稼働までのリードタイムを短縮し、DX人材比率90%への転換を加速させます。併せて、戦略的なAIの利活用とラーニングカルチャーの醸成を通じて、新卒1・2年目を除くDCの2027年3月期末時点での稼働率85%を目指してまいります。 KPI   2027年3月期目標 DX人材比率(全社に占める割合)   90% 新卒1・2年目を除くDCの稼働率(期末時点)   85% ②サービス/営業 専門カンパニーを積極的に立ち上げ、5つの事業領域における高成長なサービスポートフォリオの構築、ならびに各カンパニーを中心としたDX領域のサービスのクロスセルを加速させることで高付加価値なDX現場支援ポジションへの転換を大胆に推進いたします。また、ブランド事業認知度の向上、ABM(アカウント・ベースド・マーケティング)(※4)型のアカウント管理をさらに強化し、顧客企業一社あたりの提供価値を最大化させることで、年間売上収益3億円以上を基準とする大口取引社数の純増を図ります。 これらにより、顧客のビジネス変革を成功に導くカスタマーサクセスを追求し、高い顧客支持の獲得と高単価・高成長の両立を実現してまいります。 KPI   2027年3月期目標 DX売上比率(全付加価値売上高比)   70% カンパニー新設数   +5社 前期新卒2年目以上のDCの一人あたり売上単価   前期比+10% 年間売上収益3億円以上の取引社数   前期比+5社 顧客企業NPS(※5)   前期比+2pt ブランド事業認知度   前期比+1.4% ③将来への投資 当社グループのミッションおよびビジョンの実現に向けて、脱炭素DX(※6)およびサーキュラーDX領域への投資を継続し、環境価値を市場創造へと繋げる高付加価値サービスを確立することで、顧客企業のサステナブル経営の基盤確立を支援してまいります。人材面においては、GXリテラシーとデジタルスキルを兼ね備えた脱炭素DX人材の育成を推進し、専門性の高い伴走支援体制を強化してまいります。 人的資本経営においては、AI時代のDCのあり方、およびDX現場支援におけるアカウントマネジメントを確立し、社会への貢献・社員の幸せ・会社の発展の好循環を実現いたします。生産性の向上を適切に報酬へと反映させる仕組みの強化とともに、挑戦を尊ぶ組織文化の醸成を通じて、社員エンゲージメントのさらなる向上および離職率の改善に努めてまいります。 KPI   2027年3月期目標 社員エンゲージメントスコア   前期比+0.2pt 離職率   前期比▲1.0pt これらの方針・取組みを着実に実行することにより、2027年3月期の連結業績予想は売上収益26,866百万円(前期比10.0%増)、営業利益2,500百万円(前期比56.2%増)、税引前利益2,480百万円(前期比51.1%増)、当期利益1,736百万円(前期比43.1%増)を見込んでおります。 一方で、「中期的な成長に向けた戦略」で掲げた収益性の回復と高成長事業モデルへの転換に向け、より大胆にポジション転換を加速させることで成長率を引き上げ、2027年3月期における付加価値売上高(※7)成長率15%、ならびに営業利益率10%の達成を目指してまいります。 (※1)あたかも社員®は当社の登録商標です。あたかも社員®(登録商標第6923667号)。 (※2)GX(グリーントランスフォーメーション):化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用するための変革やその実現に向けた活動のこと。経済産業省では、「2050年カーボンニュートラルや、2030年の国としての温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた取組みを経済の成長の機会と捉え、排出削減と産業競争力の向上の実現に向けた、経済社会システム全体の変革」と定義。 (※3)CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造):社会的課題の解決と企業の利益、競争力向上を同時に実現させ、社会と企業の両方に価値を生み出す経営概念。企業の競争戦略論の世界的第一人者として知られる米ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が米ハーバード・ビジネス・レビュー誌の2011年1月・2月合併号(日本語版はダイヤモンド社「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー」2011年6月号)に寄稿した論文で提唱した概念。 (※4)ABM(Account Based Marketing):ターゲットとなる特定の企業(アカウント)に対し、戦略的な個別アプローチを行うことで、顧客満足度の向上と取引関係の深化を目指すマーケティングおよび営業手法。 (※5)NPS(Net Promoter Score):顧客が企業の製品やサービスを他の人に薦める意欲を指数で表したもの。サービスに対する顧客企業の総合的な満足度やロイヤリティを測る指標として利用される。なお、NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズ(現NICE Systems,Inc)の登録商標です。 (※6)脱炭素DX:GHG(Greenhouse Gas=二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス)排出量を減らしながら経済成長を続ける「デカップリング・モデル」をデジタルテクノロジーの力で実現することを指す。 (※7)付加価値売上高:売上収益から社外原価(外注や仕入) を差し引いた社内リソースによる売上高。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①当社グループの事業を取り巻く環境について 当社グループは、Web運用やデジタルビジネスにおけるコンサルティング・プランニング・プロジェクトマネジメント、インターネット広告代理における付帯業務等、付加価値の高いサービスの提供を強みとしております。しかし、DX領域およびインターネット関連業界は参入障壁が低く、技術進歩のスピードが速いことから、今後の新規参入、新技術・サービスの出現等によって当社グループの強みが消失し、当社グループ主力業務の規模縮小、価格競争の激化等の可能性があります。 また、一般に広告市場は景気の動向に左右されやすい傾向があります。インターネット広告は他の広告に比して成長市場ではありますが、景気動向により成長率が鈍化する可能性があります。したがって、わが国経済の景気変動が当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②AI等の拡大について 生成AIをはじめとするAI技術のビジネスへの活用は、社会全般で加速度的に進展しております。当社グループの既存の主力事業であった大型Web運用等においては、AIによる自動化の進展等の影響を既に大きく受けております。今後も、ビジネス領域における単純作業等の自動化はさらに進展し、既存の事業モデルが代替されるリスクは継続するものと認識しております。 当社グループではこういった技術革新に対応すべく、技術動向の注視、情報収集、デジタルクリエイターの教育、新技術の習得等のスキルの向上に努めております。また、AI利用に伴う法的・倫理的リスクに対応するため、AI倫理基本方針およびAI利用ガイドラインを定め、公表しております。本基本方針に沿って、社員の教育や管理体制の整備、情報の適切な取り扱いや知的財産権の保護に細心の注意を払っております。しかしながら、革新的な新技術、代替技術の登場等、当社グループの想定を超えてAIに関する技術革新が急激に進んだ場合、当社グループのサービスの強みが消失し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③新規事業等に伴う業績推移について 当社グループは、新規事業等を積極的に展開してまいりましたが、必ずしも全ての新規事業が計画どおりの成果をあげたわけではございません。当社グループは今後も事業内容を陳腐化させないよう、DX領域の業務に軸足を置いたうえで新規事業の展開を積極的に進めていく予定でありますが、新規事業の開始後、社会のニーズに合致しないこととなる場合もありえます。その場合には投資額の回収が困難となり、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④売上および利益計上の季節性について DX領域の拡大等の売上構成比の変化により、改善傾向にあるものの、当社グループは顧客企業からWebサイト制作業務、広告代理業務等を受託する受注型の業務の影響により、第2四半期末・年度決算期末の9月、3月に納品が集中し、売上収益が大きくなる傾向にあります。また、優秀なデジタルクリエイターの確保を目的として、計画的に多数の新卒人材の採用・育成を行っており、期初に販売費及び一般管理費が先行して増える傾向にあります。新卒社員のスキル・生産性の向上による稼働率の増加とともに、受注高が期末にかけて高まる事業形態であることから、利益額は年度決算期末にかけて増加する傾向にあります。 前事業年度および当連結会計年度の業績変動の状況は以下のとおりであります。 前事業年度(2024年4月1日 至 2025年3月31日) 中間(連結)   通期(個別) 売上収益(千円) (構成比)   10,384,424 (46.5%)   22,329,565 (100%) 営業利益(△は損失)(千円) (構成比)   △479,686 (-)   493,142 (100%) 当期利益(△は損失)(千円) (構成比)   △321,809 (-)   349,824 (100%) 当連結会計年度(2025年4月1日 至 2026年3月31日) 中間(個別)   通期(連結) 売上収益(千円) (構成比)   11,448,888 (46.9%)   24,424,741 (100%) 営業利益(千円) (構成比)   263,166 (16.4%)   1,600,630 (100%) 当期利益(千円) (構成比)   195,562 (16.1%)   1,213,510 (100%) (注)当社グループは、前事業年度において個別決算(IFRS)へ移行し、当連結会計年度より連結決算(IFRS)へ移行いたしました。なお、移行に伴う影響は軽微であり、事業構成において実質的な変更はないため、比較対象となる各数値については、それぞれ参考情報として記載しております。 ⑤広告業界の取引慣行について 広告業界の取引慣行として、広告会社は、自己の名と責任でメディア会社等と取引を行うこととなっており、そのことはインターネット広告業界においても変わりはありません。したがって、当社グループは、広告主が倒産等により広告料を支払うことが不能となった場合でも、メディア会社等に対しては広告料の支払義務を負うこととなり、広告主の信用リスクを負担しております。当社グループは当該信用リスクを極小化させるために、一定の信用力のある優良企業と取引することが通常ではありますが、当該リスクはなお残ります。 また、広告業界の取引慣行として、一般に、インターネット広告を含めた広告取引に係る契約について契約書その他の書面が取り交わされることは少ないといえます。これは、広告取引においては取引当事者の信頼関係を基礎として迅速かつ柔軟に契約の締結・変更に対応する必要性が高いためですが、反面、取引当事者の合意事項について齟齬が生じてトラブルに発展するリスクがあります。当社グループは、このリスクを可及的に回避するために、広告取引に当たって顧客企業に発注書の提出を要請するなど契約内容を書面で残す努力を行っておりますが、顧客企業によっては発注書の提出要請に応じない場合もあります。したがって、書面化されていない広告取引に係る契約の成立又は内容についてトラブルが発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥外注の活用について 当社グループでは、専門業務分野ごとに特定のパートナー企業を選定し、相互協力してサービスを提供しております。その場合、そのパートナー企業に不測の事態が生じ又は市場の逼迫等によりパートナー企業への発注費用が上昇すると、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、パートナー企業の選定を、その業績、業界での評判、従前の当社グループとの取引関係等を勘案して慎重に行っており、これに加えて、パートナー企業選定後も、パートナー企業の業務運営の監督およびその提供する成果物の検収、品質レベル評価を厳正に行っております。しかし、パートナー企業の提供する成果物に隠れたる瑕疵が存在する可能性がないとはいえず、当該瑕疵により当社グループの顧客企業が損害を蒙った場合、当社グループに対する損害賠償の請求その他の責任追及又は当社グループの社会的信用の失墜等によって当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦システムトラブルについて 当社グループの業務はコンピューターシステムに依存しており、またインターネット回線を通じての顧客企業との取引もあることから、ほぼ全てのサーバーをデータセンターへ設置し、オフィスの選定に関してもシステム保守・保全の点を重視するなどの対策を講じております。しかしながら、想定を超えたシステム障害、自然災害、近年巧妙化・複雑化しているランサムウェア等のサイバー攻撃、テロ等によりコンピューターシステムが停止し、又はインターネット回線の接続が不能となった場合、当社グループの業務の遂行に支障を来すリスクがあり、当該リスクが顕在化すると、機会損失の発生、代金の返還、損害賠償の支払、社会的信用の失墜等によって当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧情報セキュリティ及び個人情報保護について 当社グループは、システム上の瑕疵、コンピューターウイルス、不正アクセス等に起因するシステム障害、情報の流出・漏洩・改竄等のリスクを未然に防止して情報セキュリティを確保することにより、顧客企業の機密情報および個人情報を適切に保護することが、当社グループに対する顧客企業の信用の根幹をなすものであり、経営上の最重要課題であると考えております。そのため、当社グループは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が付与適格しているプライバシーマークおよび情報セキュリティマネジメントシステム「ISO/IEC27001(JISQ27001)」を取得し、これらの管理手法に基づく情報の適正管理を継続的に行うことにより情報セキュリティ体制を構築・運営しております。しかしながら、こうした対策を講じていても、情報セキュリティ体制に完全はなく、何らかの要因からこれらの問題が発生した場合には、顧客企業の機密情報又は個人情報の漏洩、改竄、不正使用等が生じる余地が考えられ、その場合、当社グループに対する損害賠償の請求その他の責任追及や当社の社会的信用の失墜等によって当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨法的規制について ⅰインターネット広告に関する規制 現在のところ、当社グループの事業の阻害要因となる直接的な法規制又はインターネット広告業界の自主規制はありません。しかし、インターネット取引が普及する一方で、インターネット広告を悪用した犯罪が頻発する等、社会情勢が大きく変化すると、インターネット広告事業等に係る法規制又はインターネット広告業界の自主規制が強化される可能性があります。現時点でその規制内容を予測することは困難ではありますが、その内容如何によっては、当社グループの事業展開に重大な影響を及ぼすおそれがあります。 また、広告主を規制する法律としては、不当景品類及び不当表示防止法、特定商取引に関する法律等があります。広告主がこれらの法律に違反しても直ちに広告代理事業者の広告取引が違法となるわけではありませんが、広告代理事業者である当社グループの行為が広告主の違法行為を助長するものとして損害賠償の対象となり又は当社グループの社会的評判が失墜するリスクがあります。当社グループは、一定の信用力のある広告主とのみ広告取引を行い、風俗営業に係る広告取引を行わないことを基本方針としており、違法な広告の掲載に関与しないための防止策をとっておりますが、上記リスクが顕在化する余地がないとはいえません。 また、当社グループは既述のように、サービス提供に当たって外注業者等と相互協力しておりますが、当社グループが小規模事業者を外注先として選定して取引する場合、当社グループがその相対的な優越的地位を濫用して代金支払の遅延等を行うと、中小受託取引適正化法に違反するものとして、公正取引委員会からその是正を勧告され又は原状回復措置を求められるリスクがあります。当社グループでは現在までこうしたリスクが顕在化した例はなく、また、顕在化しないように契約管理をしておりますが、当該リスクが完全にないとはいえません。 ⅱ派遣サービスに関する規制 当社グループにおいて提供する人材派遣ビジネスは、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(労働者派遣法)に基づいた一般労働者派遣事業として厚生労働大臣の許可を受けてサービス提供を行っています。 労働者派遣法では、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、当社グループが一般労働者派遣事業主としての欠格事由(労働者派遣法第6条)、および、当該事業許可の取消事由(同法第14条)に該当した場合には、厚生労働大臣が事業許可の取消、業務の停止を命じることができる旨を定めております。 現時点において認識している限りでは、当社グループはこれらの法令に定める欠格事由および取消事由に該当する事実はありません。しかしながら将来、何らかの理由により許可の取消等が発生した場合には、当社グループのサービス運営に多大な支障を来すとともに、業績及び財政状態に大きな影響を与える可能性があります。 ⑩知的財産権について 当社グループは、第三者の特許権、著作権等の知的財産権を侵害することのないように、システム開発、Webサイト制作等の業務を行っておりますが、当社グループ開発物・制作物の全てにつき特許権等の侵害の有無を厳密に調査することは不可能であり、当該開発物・制作物が第三者の知的財産権を侵害していない保証はありません。万一、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該開発物・制作物の使用の差止請求、損害賠償請求、使用許諾料の支払請求等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪新たな会計制度や税制等の変更について 当社グループは、税務方針を定め、わが国の会計制度および税法に準拠して税額計算し、適正な形で納税を行っております。 しかしながら予期しない会計基準や税制の新たな導入・変更により、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、税制等の改正や税務申告における税務当局との見解の相違により、当社グループに予想以上の税負担が生じる可能性があります。 ⑫のれんの減損損失のリスクについて 当社グループは、事業の成長加速のためM&Aも必要に応じて実施しております。その結果、のれんを有しております。 のれんについて、少なくとも年に一度、あるいは減損の兆候が認められる場合はより頻繁に減損テストを行っております。かかるテストの結果、これらの資産が十分な将来キャッシュ・フローを生み出さない場合は、減損損失を認識する必要性が生じます。多額の減損損失を認識した場合、当社グループの財政状態および業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑬人材の確保、育成及び労務について 当社グループが、参入障壁が低く技術進歩のスピードが速いDX領域およびインターネット業界において、高付加価値のサービスの提供を継続し拡大するためには、高度な専門知識・能力を有する人材の確保・育成が最重要課題であります。しかし、DX領域およびインターネット業界は比較的新しくかつ急成長している業界であることから人材の裾野は狭く、また、昨今のDX領域を中心とした技術者に対する需要の高まりから優秀な人材の採用が困難となっております。 当社グループでは、新卒の採用・教育や優秀な人材の中途採用、社員の離職率の抑制に取組むとともに、地方拠点での採用やグローバル採用も行っておりますが、日本国内の人口減少や少子高齢化の一層の加速に伴う人材確保の難航、事業拡大の速度に比して中途採用の確保、新卒採用者の戦力化が遅れる場合、又は採用・育成した社員の離職率が高い場合等には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは諸規程の整備および運用など適宜、内部管理体制および教育制度等を整備しております。適切な内部統制システムの整備および運用については、事業展開の状況に応じて徹底を図っており、内部通報制度の整備、リスク・コンプライアンス委員会の設置等、不法行為の防止およびコンプライアンスの遵守に取り組んでおります。しかしながら、当社グループおよび役職員の瑕疵に関わらず、役職員間で予期せぬトラブルが発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭人的資本の拡充に伴うマネジメント人材の育成について 当社グループのビジネスモデルは、デジタル人材による労働集約型のプロフェッショナルサービスを主体としているため、多くの人材を採用し、当社グループの成長ドライバーである人的資本を拡充してまいりました。 さらなる企業価値の向上および組織力の充実のため、採用した人材の育成に加えて、マネジメント人材の育成が重要な課題と認識しております。マネジメント人材の育成が円滑に進展しない場合、また、既存のマネジメント人材の過度な流出があった場合は、当社グループの事業運営に重要な影響を与え、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 人的資本の価値を向上させるためには、人的資本のみならず、人材が置かれる環境、すなわち、組織資本の最大化が必須であると考えております。当社グループは有価証券報告書において開示している人的資本ストーリーに基づき、マネジメント人材の育成、採用および定着に努めております。 ⑮配当政策について 当社グループは、株主の皆様への利益還元の充実とさらなる企業価値の向上を図る観点から、長期的な利益成長に向けた新たな事業投資および業容の拡大に備えるための内部留保を行うとともに、経営成績の伸長に見合った成果の配分や配当金額の継続的な増額を基本方針とし、中期的には親会社所有者帰属持分配当率(DOE)は5%程度を目標としております。しかしながら、将来の経営成績、財政状態等によっては、株主への配当等による利益還元が困難となる場合があります。 ⑯新株予約権について 当社グループは、長期的な企業価値の向上に対する役員および社員等の士気を高める目的等のため、新株予約権を発行しております。現在発行し又は今後発行する新株予約権が行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。 ⑰自然災害等について 当社グループは既述のように、サーバーのデータセンター設置やオフィス選定において災害・事故への対策を講じており、伝染病・感染症の世界的流行(パンデミック)、地震・洪水等の大規模災害、テロ等の犯罪行為、情報システムの機能不全等によって業務遂行が阻害されるような事態が生じた場合であっても、その影響を最小限に抑えるべく、テレワーク・在宅勤務制度の拡充および事業継続計画(BCP)の整備を行っています。 しかしながら、想定を超える自然災害等が発生した場合は、オフィス、設備、人的被害も含め甚大な損失が生じる可能性があり、当社グループにおける全ての事業又は一部の事業が一時的又は中長期的に中断され、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、災害による停電や電力制限、計画停電等により電力供給が十分得られなかった場合、当社グループの事業活動やサービスの提供が停止し、当社グループの経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。 なお、当社グループが直接被災しない場合であっても、自然災害等に起因する世界経済の減速、顧客企業、協力会社の被災、災害等に起因する個人消費の落込みや企業の広告自粛により、企業の広告宣伝費および販売促進費等の抑制につながる可能性があり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑱気候変動に係るリスクについて 当社グループは、従来型のマーケティング活動がもたらしたとも言える社会課題「地球温暖化および気候変動による環境変化」に着目し、解決に取り組むことを宣言しています。また、当社グループは2021年4月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の最終提言に賛同し、TCFDコンソーシアムに加入しました。TCFD提言に沿い、気候変動による事業へのリスクと機会を特定するシナリオ分析を実施し、リスクの把握・分析と管理の強化、およびそれらの適切な情報開示に努めています。 シナリオ分析による定性評価の結果、気候変動により当社グループの業務遂行および財政状態及び経営成績に中~甚大な損害を与える可能性があると特定したリスクは以下のとおりです。 新たな規制リスク   省エネ政策の強化等による対応コストの増加、炭素税の導入等による直接的なコストの増加 市場リスク   (1)電力調達の不確実性 (2)電力の環境価値証書の価格高騰 電力調達および証書の調達コストの増加、顧客企業におけるサプライチェーン全体の脱炭素要請への対応遅延に伴う失注リスク 緊急性の物理リスク   台風や洪水などの異常気象の重大性と頻度の上昇による業務遂行およびコストの増加 慢性の物理リスク   酷暑日の増加による電力需要のひっ迫に伴う空調費用等のコスト増加、海面上昇による業務遂行への影響 その他リスク   水資源・食料・エネルギー資源の競合、地政学的な紛争等を要因とする景気減退による影響 なお、当社グループは上記のとおりリスクの把握・評価や情報開示の拡充に取り組み、その対応に努めておりますが、気候変動等に関する各国の政策および法規制等が予測を超えて厳格化された場合や、想定以上に気候変動が進行した場合、当社グループの財政状態および経営成績にさらなる影響を及ぼす可能性があります。特に、主要顧客におけるサステナビリティ基準の厳格化に対し、当社グループの対応が不十分と判断された場合、取引関係の維持に支障を来すリスクがあります。 ※TCFDに基づく情報開示につきましては、別途下記サイトに詳細を記載しております。 <https://www.members.co.jp/sustainability/tcfd/> ⑲大規模プロジェクトに関するリスクについて 当社グループでは、顧客企業との取引にあたり大規模なシステム開発等のプロジェクトを受注する場合があり、大規模なプロジェクトには高いプロジェクトマネジメントスキルおよびその強化が不可欠であると当社グループは認識しております。しかしながら大規模プロジェクトを担えるプロジェクトマネージャーが市場全般において不足している現状に加え、顧客企業との工数・仕様に関する認識のギャップを含めた当初見積からの乖離、その差異による追加コストの発生や予見できないトラブルの発生、仕様変更等を含む種々の要因による納期の変更が発生し、中小規模のプロジェクトに比べて期間の売上および利益に大きな影響を与えると同時に、人員の追加等により大きな機会損失が発生し、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対し、当社グループは受注前の見積段階における複数の監査体制、専門の監査部門における工数等のチェック、アジャイル型開発への移行、納期が長期に渡る案件の受注を控え短期的な納期とすることでチェック機能を強化する等の対策を講じております。 また、業績、財務状況に影響を及ぼす可能性が高い一定の大規模プロジェクトの受注に際し、グループ経営会議でモニタリングを行うことでリスクの低減に努めております。 ⑳経済状況の変化および大口取引先の変動リスクについて 当社グループは各事業における大口取引先が存在しますが、現時点で売上収益の割合が10%を超える取引先はございません。しかしながら、地政学的リスクや世界経済の変動に起因する取引先の業績変化、あるいは取引先の事業方針やデジタル投資計画の変更などにより、大口取引先との取引が終了または大幅に縮小した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、大口取引先との関係を継続するために、顧客ニーズの把握、技術動向の注視、情報収集、デジタル人材の教育、新技術の習得等の提供価値の向上に努めております。また、定期的な顧客満足度調査を通じ顧客企業との信頼関係の維持に努めると同時に、新規顧客開拓により顧客基盤の拡大に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)9,605字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 a.財政状態 当社グループは、適切なる流動性の維持、事業活動のための資金確保および健全なバランスシートの維持を財務方針としております。 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は12,771百万円(前事業年度末比993百万円の増加)となりました。これは主として、使用権資産が190百万円減少したものの、営業債権及びその他の債権が511百万円、現金及び現金同等物が420百万円、のれんが135百万円増加したことによるものです。 (負債) 負債合計は、6,131百万円(前事業年度末比161百万円の増加)となりました。これは主として、リース負債が197百万円減少したものの、未払法人所得税が212百万円、その他の流動負債が150百万円増加したことによるものです。 (資本) 資本合計は、6,640百万円(前事業年度末比832百万円の増加)となりました。これは主として、利益剰余金が815百万円増加したことによるものです。 b.経営成績 <決算の概況> 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表(IFRS)を作成しております。なお、当連結会計年度業績の対前期増減率は、前期の国際会計基準による財務諸表の数値との比較により算出した情報を参考として記載しております。 当連結会計年度の売上収益は24,424百万円(前期比9.4%増)、営業利益は1,600百万円(前期比224.6%増)、税引前利益は1,641百万円(前期比247.0%増)、当期利益は1,213百万円(前期比246.9%増)となりました。 売上収益は前期比9.4%増、重要指標としている付加価値売上高(売上収益から外注・仕入を差し引いた社内リソースによる売上高)は23,507百万円(前期比10.5%増)となり、ともに過去最高を更新しました。これはUIUXデザインやプロダクト・サービス開発、データ活用支援、PMO(※1)サービスを中心に、より高い需要が見込まれるDX領域への転換を戦略的に推進したことによるものです。これにより、当連結会計年度におけるDX領域の付加価値売上高成長率は前期比32.6%増と高成長を継続し、当連結会計年度の期末時点においても、全社の付加価値売上高に占めるDX領域の比率は前年同期比8.7ポイント増の54.2%と順調に拡大しました。 当連結会計年度の営業利益は、1,600百万円(前期比224.6%増)となりました。稼働率の改善に加え、高付加価値なDX領域への転換が順調に進展したことで収益性が大幅に向上し、売上総利益率は26.4%(前期比5.5ポイント増)となりました。 一方、売上収益に対する販売費及び一般管理費の比率は19.8%(前期比1.1ポイント増)となりました。これは中長期的な成長に向けた最優先課題であるDX人材の確保や、DX現場支援ポジションへの転換を加速させる教育体制の拡充、ならびに機動的なM&Aの実施など、将来への投資を行ったことによるものです。収益性の改善によりこれらの投資コストを十分に吸収しつつ、次期(2027年3月期)の成長目標達成に向けた確実な道筋をつけることができたと考えております。 当連結会計年度末におけるDC数は、前期末比171名減の2,456名となりました。成長に向けた筋肉質な組織体制への移行、新卒採用の抑制による人員構成の適正化により人員数は減少したものの、全体稼働率は83.1%(前期比6.6ポイント増)、新卒1・2年目を除くDCの稼働率は85.0%(前年同期比0.4ポイント減)となりました。教育体制の強化により、新卒1年目の稼働率は61.0%(前期比32.4ポイント増)と大幅に改善したほか、新卒2年目も81.2%(前期比1.3ポイント減)と前期同水準を維持しております。新卒1・2年目の早期戦力化が進展したことで、過去2期の稼働率の低迷を脱却しました。稼働率はさらなる向上の余地があるものの、高成長に向けた事業基盤は整備されたものと認識しており、今後はさらなる成長の実現を図ってまいります。 中長期的な成長基盤の強化に向け、中途採用を積極的に実施した結果、中途採用者数は143名(前期比54名増)となりました。また、DX現場支援ポジションへの転換加速を見据え、新卒採用についても事業成長に合わせた拡大方針を継続しており、2026年4月には244名の新入社員が入社いたしました。 一方、離職率は12.1%(前期比1.0ポイント増)となりました。前期比で上昇したことを受け、引き続き経営上の最優先課題と認識しており、エンゲージメントの向上施策を一段と強化することで、人材の定着と確保に注力してまいります。 「中期的な成長に向けた戦略」および2026年3月期の主要戦略として掲げた当連結会計年度における進捗、およびKPIの実績は下記の通りです。 1.DX現場支援ポジションへの転換加速 顧客企業のDX内製化の取り組みが大きく進展する中で、当社グループではプロジェクトの「実行企画・推進」フェーズにおけるサービスにより注力し、以下の人材育成ならびにサービス/営業戦略を推進いたしました。これにより、DCが顧客企業専任チームでDXプロジェクトの内製化を伴走支援する体制へポジションの転換を加速させております。 ① 人材育成 2027年3月期に全社の90%以上のDCをDX人材として育成することを目指す「SINCA90」プロジェクトを推進しております。本プロジェクトではPMO人材の育成や専門スキルの強化に加え、案件稼働を見据えたプログラムを展開しております。これらを通じて、デジタル専門人材によるハンズオン、顧客専任チームでの内製型DXの継続支援というユニークなポジションと競争優位性を確立することができるDX人材を数多く輩出することを目指しております。また、AI利活用を全社規模で本格化させ、業務プロセスの抜本的な効率化と生産性向上を追求するとともに、競争優位性の確立に向けたAIの戦略的な利活用を強力に推進いたしました。 これらの取り組みにより、当連結会計年度末における主要KPIの実績は以下のとおりとなりました。 KPI項目   当期目標(2026年3月期)   当期実績(2026年3月期) DX人材比率   65.0%   72.0% PMO人材数   1,000名   1,482名 前期新卒2年目以上のDCの 一人あたり売上単価   前期比+10%   +7.4% 当連結会計年度末において、DX人材比率は72.0%、PMO人材数は1,482名(前期末比1,124名増)となり、2026年3月期末目標として掲げていた「DX人材比率65%」および「PMO人材数1,000名」をいずれも達成いたしました。一人あたり売上単価は前期比で6.5%増、前期新卒2年目以上のDCの一人あたり売上単価は前期比で7.4%増となりました。今後もDX領域への転換およびDX人材の育成強化をさらに加速させ、付加価値の増大による単価の引き上げを図ってまいります。 ② サービス/営業 5つの事業領域ごとに目指すサービスポートフォリオを設計し、専門カンパニーを中心としたDX領域のサービスをクロスセルし、顧客企業へのサービスを進化させることで、顧客企業からの高い支持獲得と取引規模の拡大につなげる戦略を推進しております。主要顧客に対し事業領域をまたいだアカウントマネジメントを強化し、DX領域の拡張をさらに加速させることで、顧客企業一社あたりの売上収益最大化および年間売上収益1億円以上を基準とする大口取引社数の増加を図ってまいりました。 これらの取り組みにより、当連結会計年度末における主要KPIの実績は以下のとおりとなりました。 KPI項目   当期目標(2026年3月期)   当期実績(2026年3月期) DX売上比率   55.0%   54.2%(前期比+8.7pt) 顧客企業NPS®(※2)   前期比+2pt   前期比▲4.8pt 年間売上収益1億円以上の 取引社数   増加 (2025年3月期実績 55社)   55社 (増減なし) DX現場支援ポジションへの転換が一段と進展した結果、当連結会計年度におけるDX売上比率は54.2%(前期比8.7ポイント増)と順調に拡大いたしました。専門カンパニーの付加価値売上高についても、10,959百万円(前期比54.7%増)と高い成長率を維持しております。これに伴い、DGT(Digital Growth Team)上位50社の一社あたり付加価値売上高は7,544万円となり、主要顧客に対する高付加価値化が着実に進展いたしました。 顧客企業NPS®につきましては、前期比▲4.8ptとなりましたが、引き続き高水準なスコアを維持しており、良好な顧客関係を継続しております。こうした支持を背景に、当連結会計年度末において、年間売上収益3億円以上の取引社数は14社(前期比3社増)と伸長いたしました。1億円以上の取引社数については55社と横ばいに推移したものの、5,000万円以上1億円未満の取引社数が64社(前期比23社増)となるなど、中長期的な成長につながる顧客基盤の構築が進捗しております。今後もアカウントマネジメントの強化により、高付加価値なDX現場支援ポジションへの転換を強力に推進し、顧客企業一社あたりの収益性向上に努めてまいります。 ③ 脱炭素DX事業の確立/脱炭素人材の育成 当社グループのミッションおよびビジョンの実現に向けて、脱炭素DX(※3)を軸として、関連する複数のサービスを展開し事業基盤を構築することで、顧客企業のサステナブル経営の基盤確立を支援する戦略を推進しております。そのために、2027年3月期において脱炭素DX人材1,000名の育成・輩出を目指し、GXリテラシーとデジタルスキルを兼ね備えた脱炭素DX人材の育成を強力に推進してまいりました。 当連結会計年度においては、サーキュラーDXカンパニーの設立や地方自治体との連携強化、さらには脱炭素領域における新サービスの拡充など、事業基盤の構築に継続して取り組んでまいりました。これらの施策を推進した結果、脱炭素DX事業の付加価値売上高は、前年同期比で48.5%増と高い成長を実現いたしました。次期目標である「脱炭素DX人材1,000名」の輩出に向け、引き続き本事業を当社グループの新たな成長の柱へと引き上げるための体制整備を推進しており、中長期的な成長に向けた土台構築を図っております。 ④ 全員参加型経営の確立/人的資本への投資 当社グループは、現場中心の全員参加型経営の在り方を確立し、挑戦的な文化と社員の幸せを追求しております。全員参加型経営の確立度合いを測るため、社員エンゲージメントスコアを重要指標と設定しております。当連結会計年度においては、社員エンゲージメントスコアが2025年3月期から着実に改善し、期初目標(前期比0.11ポイント増)を達成いたしました。 デジタルテクノロジーのさらなる進化や世界的な脱炭素への取り組み、および日本の人口減少の影響等を受け、企業のデジタル投資は一段と加速すると同時に、IT/デジタル人材の不足は更に深刻化するものと捉えております。そのような環境において、当社グループは引き続き専門スキル育成等の人材投資を通じて、顧客企業への価値創造の源泉であるDCのスキルの向上等、人的資本の拡充に注力してまいります。 新卒採用数については、2025年4月の87名に対し、直近の2026年4月には244名が入社いたしました。収益基盤の改善およびDX現場支援ポジションへの転換が着実に進展したことを受け、2027年3月期以降は成長率に合わせて採用規模を拡大する方針としております。併せて、2030年までに年収1.6倍を実現する指針『Creator’s Value 1.6』に基づき、2026年4月にベースアップを実施しております。 引き続き、人的資本への投資強化とともに、「生産性向上と報酬アップの好循環」を強力に推進することで、全員参加型経営を深化させ、離職率の改善および社員エンゲージメントのさらなる向上を図ってまいります。 (※1)PMO(Project Management Office):企業や各組織のプロジェクトを円滑に進めるために、部署の枠をこえて横断的にプロジェクトマネジメントを統括する部門や体制を指す。プロジェクトを統括し、様々な意思決定を担う立場であるPM(Project Manager)に対し、PMOはPMが円滑に意思決定できるよう情報収集や関係各所との調整を行い、PMのプロジェクトマネジメントを支援する立場。 (※2)NPS®(Net Promoter Score):顧客が企業の製品やサービスを他の人に薦める意欲を指数で表したもの。サービスに対する顧客企業の総合的な満足度やロイヤリティを測る指標として利用される。なお、NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズ(現NICE Systems,Inc)の登録商標です。 (※3)脱炭素DX:GHG(Greenhouse Gas=二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス)排出量を減らしながら経済成長を続ける「デカップリング・モデル」をデジタルテクノロジーの力で実現することを指す。 ②キャッシュ・フローの状況 a.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前事業年度末に比べ420百万円増加し、4,435百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は、1,577百万円(前年同期は1,211百万円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、税引前利益1,641百万円、減価償却費及び償却費605百万円、その他171百万円によるものであり、支出の主な内訳は、営業債権及びその他の債権の増加額468百万円、法人所得税の支払額307百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、180百万円(前年同期は49百万円の使用)となりました。収入の主な内訳は、投資の売却による収入48百万円によるものであり、支出の主な内訳は、子会社の取得による支出139百万円、投資の取得による支出40百万円、有形固定資産の取得による支出32百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、976百万円(前年同期は923百万円の使用)となりました。支出の主な内訳は、リース負債の返済による支出570百万円、配当金の支払額408百万円によるものであります。 b.資金調達の方法及び状況並びに資金の主要な使途を含む資金需要の動向 (ア)持続的な成長のための財務戦略 当社は持続的な成長を実現するため、財務の安全性と収益性、およびステークホルダーへの収益還元の優先順位づけとバランスに留意した財務戦略を立案し、実施しております。 ⅰ.健全な挑戦のためのリスクに見合った適正現預金の確保 当社ではクリエイター人材の旺盛な需要を見込み、積極的に体制増強を進めております。しかしながら、固定化した人件費はリスクを伴います。体制増強の推進を担保するためのリスクヘッジ策として、想定する危機を回避できるだけの現預金を常に保持することとし、指標化により管理しております。 具体的にはリーマンショックと同等の経済混乱ならびに、大口顧客との取引中止および信用不和による新規取引ゼロの事態が発生し、いずれもその状態の解消に1.5年から2年かかると想定した場合、最大の赤字幅は月間平均社内総経費の2.8~3.3ヶ月分と試算しております。 したがって、適正現預金を月間社内総経費予算の3ヶ月分と定めております。当事業年度(第31期)の適正現預金額は5,589百万円と試算しており、第32期の適正現預金額の試算額は6,090百万円としております。 ⅱ.資本コストを上回る高収益性の確保 資本コストを上回る高い収益性を確保するため、ROE指標と事業ROE指標を設定しております。 ・ROE指標は、事業ROE指標をもとに運営される事業から生み出される利益に加え、適正現預金指標によって保持される現預金を加味した値とし、25%を目標としております。 ・事業ROE指標は、メンバーズが行う事業が生み出す利益水準を示し、35%を目標としております。事業運営やM&A等、すべての事業における収益面で本指標をクリアすることを前提として行っております。 ⅲ.株主還元・配当方針 当社は、株主への利益還元の充実とさらなる企業価値の向上を図る観点から、ミッション実現に向けた新たな事業への投資及び業容の拡大に備えるための内部留保を行うとともに、経営成績の伸長に見合った成果の配分や配当金額の継続的な増額を実施してまいります。この方針に基づき、目標とする配当の指標を中長期的な親会社所有者帰属持分配当率5%としております。 (イ)持続的な成長のための事業投資 サービス産業である当社にとって、研究開発とは事業投資やサービス開発投資であり、高収益・高成長を持続的に維持するためには当該領域への投資が不可欠であると認識しております。当社では持続的な成長に向けて、サービスの向上・開発に向けた継続的なサービス開発投資、新規事業開発を進めるための投資枠、経費枠の指標を次のとおり設けております。 項 目   内 訳   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   指 標   付加価値売上高に 占める割合 事業開発 投資   サービス開発投資 新規事業開発投資 生産性向上投資 DGT推進   321百万円   事業開発投資+人材育成投資 毎期、付加価値売上高の3.5%~5%     2.9% 人材育成 投資   教育研修費 教育研修部門 総経費   357百万円 ③生産、受注及び販売の実績 a.制作実績 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) DX伴走支援サービス事業(千円)   17,963,996   - 合計(千円)   17,963,996   - (注)1.上記金額は、製造原価によっております。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比は記載しておりません。 b.受注実績 区分   受注高(千円)    前年同期比(%)   受注残高(千円)    前年同期比(%) DX伴走支援サービス事業   24,176,044   -   1,458,142   - 合計   24,176,044   -   1,458,142   - (注)1.上記金額は、販売価格によっております。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比は記載しておりません。 c.販売実績 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) DX伴走支援サービス事業(千円)   24,424,741   - 合計(千円)   24,424,741   - (注)1.外部顧客への販売実績において、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比は記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の重要指標・KPIに対する経営成績は次のとおりであります。 重要な指標   時点   前事業年度   当連結会計年度   増減 デジタルクリエイター(DC)数   期末   2,627名   2,456名   ▲171名 付加価値売上高   通期   21,277百万円   23,507百万円   +10.5% 売上総利益率   通期   20.9%   26.4%   +5.5pt DGT一社あたり付加価値売上高   期末   3,150万円   3,357万円   +6.6% 新卒1、2年目を除くDCの稼働率   第4四半期   85.4%   85.0%   ▲0.4pt 年間売上収益1億円以上の取引社数   期末   55社   55社   0社 売上単価   第4四半期   912,681円   971,866円   +6.5% PMO人材数   期末   358名   1,482名   +1,124名 親会社所有者帰属持分配当率(DOE)   通期   7.0%   6.8%   ▲0.2pt (注)参考情報としてすべてIFRSに準拠した数値を記載しております。当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表(IFRS)を作成しております。なお、当連結会計年度業績の対前期増減率は、前期の国際会計基準による財務諸表の数値との比較により算出した情報を参考として記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 資金需要及び資金調達 当社は、事業の競争力を維持・強化することによる持続的な成長を実現するために、事業投資やサービス開発投資や人材育成投資に取り組んでいく考えであります。これらの資金需要は手元資金で賄うことを基本とし、必要に応じて資金調達を実施いたします。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下「連結財務諸表規則」という。)第93条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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