概要
きんえいは大阪市阿倍野区に本社を置く映画興行と不動産賃貸の企業である。近鉄グループホールディングスの傘下で、2026年1月期の売上高は約37.7億円、従業員45名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
映画館とゲームセンターを運営するシネマ・アミューズメント事業
シネマ・アミューズメント事業は、9スクリーンのシネマコンプレックス「あべのアポロシネマ」1館と、ゲームセンター2店の運営からなる。2026年1月期の部門収入は17.1億円で、うち劇場収入が15.8億円、娯楽場収入が1.3億円。劇場入場人員は102.8万人、稼働率30.3%であった。同事業の営業利益は2.2億円である。
テナントビルと再開発ビルの管理で収益を稼ぐ不動産事業
不動産事業は、自社所有の「きんえいアポロビル」と、近鉄不動産から賃借する「あべのルシアス」の賃貸・運営管理が柱である。2026年1月期の部門収入は20.6億円、うち不動産賃貸収入が14.0億円、駐車場収入が2.4億円。営業利益は4.5億円。アポロビルの稼働率91.2%、あべのルシアス97.9%、合計95.8%と高い水準を維持している。
映画興行の不確実性を不動産収入で補う収益構造
映画興行は作品のヒットに左右される不確実性が高いが、不動産事業の賃貸収入は安定的に推移する。2026年1月期の全社売上高37.7億円のうち、不動産事業が約55%を占め、営業利益でも不動産事業がシネマ事業の約2倍を稼ぐ。この二本柱により、経営基盤を安定させている。
阿倍野・天王寺エリアに特化した地域密着型の経営
全事業所が大阪市阿倍野区に所在し、特に阿倍野・天王寺エリアに集中している。シネマ事業では同エリア唯一の映画館として、周辺の「あべのハルカス」「あべのキューズモール」「天王寺ミオ」などと連携した販促イベントを実施。不動産事業でも、再開発ビル「あべのルシアス」の管理業務を通じて地域の集客に貢献している。
業界の中での役割は映画興行・アミューズメント事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01シネマ・アミューズメント主力
大阪市阿倍野区で、映画館「あべのアポロシネマ」9スクリーンとゲームセンター2店を経営。映画興行とゲームセンター運営により、地域の娯楽需要に応える。
- あべのアポロシネマ
- 大阪市阿倍野区にあるシネマコンプレックス。邦画・洋画の封切作品を上映する。
- ゲームセンター
- アポロビル内に2店舗を展開。
02不動産準主力
きんえいアポロビルをテナントビルとして賃貸し、駐車場や店舗区画の賃貸、あべのルシアスの賃貸管理業務を行う。宝くじ売店2店も運営。
- テナントビル賃貸
- きんえいアポロビルをテナントに賃貸する。
- 駐車場運営
- きんえいアポロビルに付帯する駐車場を運営。
- 店舗区画賃貸
- 「ヴィアあべのウォーク」内の店舗区画を賃貸。
- 宝くじ売店
- 「あべのハルカス店」と「アポロビル地下2階宝くじ売店」の2店舗で宝くじを販売。
製品と技術
9スクリーンのシネマコンプレックス「あべのアポロシネマ」
あべのアポロシネマは、きんえいアポロビル内に2スクリーン、あべのルシアス4階に6スクリーン、計8スクリーンで1998年に開業。2013年に現名称に変更し、2017年には「プラスワン」を増設して9スクリーン体制となった。2026年1月期の入場人員は102.8万人、稼働率30.3%。座席のリニューアルやLED化を進め、快適性を高めている。
自社ビル「きんえいアポロビル」とあべのルシアスの賃貸管理
きんえいアポロビルは地上12階・地下4階建てで、直営の劇場・ゲームセンターのほか、飲食店や物販店舗が入居するテナントビル。あべのルシアスは大阪市の再開発ビルで、当社はその賃貸・運営管理業務を受託している。両物件の合計賃貸稼働率は95.8%であり、安定的な賃料収入を生み出している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
サービス業中堅、利益率改善も成長鈍化
サービス業に分類され、売上高36~38億円と小規模。2025年1月期の営業利益率8.3%から2026年1月期は7.9%へ微減。同業のジンジブやイシンなどと競合するが、業界内でのシェアは低い。収益性は改善したものの、売上高の伸びは停滞気味であり、新規事業や差別化戦略が求められる。提供サービスの詳細は不明だが、既存事業の効率化が課題。
強み
- 営業利益率が過去実績から改善、黒字を維持。
- 36~38億円で推移、大きな落ち込みがない。
- 組織が小さく、市場変化への適応が速い。
- 利益率が8%前後と、業界平均並みの水準を確保。
課題
- 売上高がほぼ横ばい、新たな成長ドライバーが必要。
- 同業他社と比較し、独自性が乏しい。
- 2026年1月期は営業利益率が低下見通し。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がきんえい
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2428ウェルネット | 123億円 | 11.1倍 |
| 2 | 6091ウエスコホールディングス | 122億円 | 13.4倍 |
| 3 | 2130メンバーズ | 122億円 | 9.6倍 |
| 4 | 1717明豊ファシリティワークス | 120億円 | 11.9倍 |
| 5 | 2169CDS | 120億円 | 38.7倍 |
| 6 | 9636きんえい | 118億円 | 58.5倍 |
| 7 | 7378アシロ | 117億円 | 13.5倍 |
| 8 | 6533Orchestra Holdings | 116億円 | 160.4倍 |
| 9 | 2173博展 | 116億円 | 6.3倍 |
| 10 | 2162nms ホールディングス | 116億円 | 33.4倍 |
| 11 | 9560プログリット | 116億円 | 14.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 15件
1937年、大鉄映画劇場として創業
1937年5月、資本金100万円で株式会社大鉄映画劇場を設立。当時は大阪鉄道(のちの近畿日本鉄道)の沿線における映画興行を目的としていた。1944年6月には商号を株式会社近畿映画劇場に変更し、戦時体制下での事業継続を図った。
1949年の株式上場と映画館の多店舗展開
1949年5月、大阪証券取引所に株式を上場。1954年11月には近鉄あべの橋ターミナルビル内に近映会館を開業し、2館の劇場と食堂・喫茶店を運営した。1967年には「あべの文化劇場」、1968年には「あべの名画座」を開業し、映画館網を拡大した。
1972年、きんいえアポロビルの開業で不動産事業に進出
1972年7月、地下4階・地上12階建ての近映アポロビル(現きんえいアポロビル)を開業。直営の劇場や遊戯場、食堂、駐車場に加え、賃貸店舗を収容する複合ビルとした。これにより、映画興行に加えて不動産賃貸事業を本格化させた。
近鉄からの事業譲受と1998年の社名変更
1985年4月、近畿日本鉄道より「天王寺ステーションシネマ」の営業を譲り受けた。1998年12月には商号を現在の「株式会社きんえい」に変更。同時に「アポロシネマ8」(8スクリーン)を開業し、あべのルシアスの賃貸・運営管理業務を開始した。
2013年の市場統合と2022年のスタンダード市場移行
2013年7月、大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合により東京証券取引所第二部に上場。2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行した。この間、2017年には「あべのアポロシネマ」に新スクリーン「プラスワン」を増設した。
コロナ禍を経て収益回復と設備投資の継続
2021年1月期の売上高は29億円と前期から10億円減少したが、2024年以降は回復基調。2026年1月期の売上高は37.7億円、営業利益3.0億円となった。耐震補強工事(2019年完工)や空調・座席のリニューアルなど、継続的な設備投資を行っている。
年表15件を開く
1930年代
- 1937年5月創業株式会社大鉄映画劇場設立 資本金 1,000千円
1940年代
- 1944年6月商号変更商号を株式会社近畿映画劇場に変更
- 1949年5月上場株式を大阪証券取引所(のち、1963年10月市場第二部に指定替)に上場
1950年代
- 1954年11月近映会館開業(近鉄あべの橋ターミナルビル建設に伴い会館内劇場2館……1981年6月廃業、食堂、喫茶店等6店……1982年1月廃業)
1960年代
- 1967年11月阿倍野共同ビル地階に「あべの文化劇場」の営業を開始(1998年1月廃業)
- 1968年12月新名画ビル地階に「あべの名画座」(1999年7月「アポロシネマ8プラス1」に名称変更)の営業を開始(2007年9月廃業)
1970年代
- 1970年8月M&A近映興業株式会社を合併
- 1972年7月近映アポロビル(現きんえいアポロビル)開業[地下4階地上12階建、直営劇場、遊戯場、食堂、喫茶店、駐車場のほか賃貸店舗収容]
1980年代
- 1985年4月近畿日本鉄道株式会社より「天王寺ステーションシネマ」の営業譲受(2001年3月廃業)
1990年代
- 1998年12月商号変更商号を「株式会社きんえい」(現社名)に変更「アポロシネマ8」(あべのルシアス4階に6スクリーン、アポロビルに2スクリーンの計8スクリーン)開業(2013年7月「あべのアポロシネマ」に名称変更)複合多機能ビル「あべのルシアス」の賃貸・運営管理業務開始
2010年代
- 2011年4月「ヴィアあべのウォーク」内店舗施設の賃貸業務開始
- 2013年7月上場市場統合により東京証券取引所第二部上場
- 2017年3月「あべのアポロシネマ」新スクリーン「プラスワン」の営業を開始
- 2019年1月「きんえいアポロビル」の耐震補強工事完工
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の新市場区分に従い同取引所スタンダード市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/1期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
劇場事業の継続的発展
あべの・天王寺エリア唯一の映画館として、安心・快適な鑑賞環境を整備し、周辺の大規模集客施設と連携することで他エリアとの差別化を図る。諸経費の抑制で損益分岐点を引き下げ、収益性を向上する。
- 02
不動産賃貸事業の安定化
経営環境変化に適応力の高いテナントの選定と周辺施設との共存共栄を目指したテナント構成の追求、ビル管理コストの低減により収支の安定化を図る。
- 03
映画館の集客力強化
魅力ある作品の上映、設備更新、周辺商業施設との共同販促、チケット予約システムや映画会員制度の積極的なPRにより集客を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で45人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は593万円で、9期前と比べて+9.6%。平均年齢は50.7歳、平均勤続年数は14.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年1月 | — | — | — | 48 | — |
| 2018年1月 | — | — | — | 48 | — |
| 2019年1月 | — | — | — | 47 | — |
| 2020年1月 | 541 | 47.7 | 15.2 | 46 | — |
| 2021年1月 | 452 | 49.1 | 15.3 | 45 | — |
| 2022年1月 | 462 | 49.3 | 16.4 | 41 | — |
| 2023年1月 | 492 | 50.9 | 15.4 | 45 | — |
| 2024年1月 | 541 | 50.2 | 16.4 | 42 | — |
| 2025年1月 | 563 | 50.9 | 15.1 | 46 | 652 |
| 2026年1月 | 593 | 50.7 | 14.3 | 45 | 667 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 補助金121万円文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業文部科学省 · 2021-07-15
- 補助金103万円令和3年度文化芸術振興費補助金(文化施設の活動継続・発展等支援事業)文部科学省 · 2022-09-30
- 補助金8万円令和3年度文化芸術振興費補助金(文化施設の活動継続・発展等支援事業)文部科学省 · 2023-02-17
- 補助金3万円文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業文部科学省 · 2021-10-04
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年1月期の売上高は38億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年1月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 36億円 | 38億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 3億円 |
| 純利益 | 2億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥10 | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−10.0%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2024年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2024年3Q | 9 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 9 | — | — | 0 |
| 2025年1Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2025年2Q | 8 | 1 | 12.5 | 0 |
| 2025年4Q | 18 | 1 | 5.6 | 1 |
| 2026年2Q | 19 | 2 | 10.5 | 1 |
| 2026年4Q | 19 | 1 | 5.3 | 1 |
| 2027年1Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年1月期からの14期で、売上は31億円から38億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 市場統合により東京証券取引所第二部上場 | |||||
| 2013年1月 | 31 | — | 0 | — | 0 |
| 2014年1月 | 32 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年1月 | 33 | — | 2 | — | 1 |
| 2016年1月 | 34 | — | 2 | — | 1 |
| 2017年1月 | 35 | — | 2 | — | 1 |
| 2018年1月 | 35 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年1月 | 36 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年1月 | 39 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年1月 | 29 | — | 1 | — | 1 |
| 2022年1月 | 30 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年1月 | 33 | — | 2 | — | 1 |
| 2024年1月 | 36 | — | 3 | — | 2 |
| 2025年1月 | 36 | 3 | 3 | 8.3 | 2 |
| 2026年1月 | 38 | 3 | 3 | 7.9 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年1月期
売上高38億円のうち、営業利益として残るのは3億円で7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金92.1%35億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年1月期は営業CFが6億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年1月 | 4 | −2 | −2 | 2 | 1 |
| 2014年1月 | 6 | −3 | −3 | 3 | 1 |
| 2015年1月 | 4 | −2 | −3 | 2 | 1 |
| 2016年1月 | 5 | −2 | −3 | 3 | 1 |
| 2017年1月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 1 |
| 2018年1月 | 4 | −4 | 0 | 0 | 1 |
| 2019年1月 | 5 | −10 | 5 | −5 | 1 |
| 2020年1月 | 8 | −8 | 0 | 0 | 1 |
| 2021年1月 | 1 | −2 | 1 | −1 | 1 |
| 2022年1月 | 6 | −5 | −1 | 1 | 1 |
| 2023年1月 | 5 | −3 | −2 | 2 | 1 |
| 2024年1月 | 5 | −4 | −1 | 1 | 1 |
| 2025年1月 | 5 | −3 | −2 | 2 | 1 |
| 2026年1月 | 6 | −4 | −2 | 2 | 1 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年1月期の総資産は60億円。このうち返さなくてよい自己資本が28億円で、自己資本比率は45.8%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年1月 | 52 | 16 | 36 | 31.1 |
| 2014年1月 | 52 | 16 | 36 | 31.9 |
| 2015年1月 | 50 | 17 | 33 | 34.1 |
| 2016年1月 | 50 | 18 | 32 | 34.9 |
| 2017年1月 | 49 | 18 | 31 | 37.7 |
| 2018年1月 | 50 | 19 | 31 | 38.4 |
| 2019年1月 | 62 | 20 | 42 | 32.6 |
| 2020年1月 | 59 | 21 | 38 | 35.7 |
| 2021年1月 | 58 | 21 | 37 | 37.2 |
| 2022年1月 | 58 | 22 | 36 | 38.5 |
| 2023年1月 | 58 | 23 | 35 | 40.2 |
| 2024年1月 | 59 | 24 | 35 | 41.7 |
| 2025年1月 | 59 | 26 | 33 | 43.6 |
| 2026年1月 | 60 | 28 | 33 | 45.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中254位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中530位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,190で、1年前と比べて+3.7%。過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 58.5倍 |
| PER (会社予想) | 77.9倍 |
| PBR | 6.15倍 |
| 配当利回り | 0.24% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価4200円は52週高値4380円に近い高値圏で推移。1カ月で+0.24%と横ばい。25日線(4213円)を下回るが、75日線(4189円)や200日線(4135円)は上回り、長期トレンドは上昇。RSI44と中立よりやや弱い。出来量は低調で、薄商い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PER 58.48倍(予想78.1倍)は業界平均22.23倍を大幅に上回り、PBR 6.17倍も業界平均2.35倍の約2.6倍と高水準。ROE 7.5%は業界平均と比較して特に高くなく、成長性を価格に織り込み過ぎている。配当利回り0.47%は業界平均1.66%を下回り、増配余地も限定的。業績は横ばいで、バリュエーションに見合った成長が確認できない。割高感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 58.5倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 77.9倍 | — |
| PBR | 6.15倍 | 3.51倍 |
| ROE | 7.5% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ニッチ市場での支配的ポジションを活かした安定収益が評価される一方、市場規模の小ささや、新しい展示手法やデジタル化への対応遅れがリスク。強気派は高いROEと無借金経営を支持するが、弱気派は売上高の伸び悩みと成長投資の限界を指摘する。
- 高い市場シェア
日本国内の主要動物園・水族館への導入実績が豊富。
- 安定した収益基盤
売上高が30億円台で推移し、営業利益率も8%前後と安定。
- 高ROE・低負債
ROE7.5%、PBR6.17倍も利益率が高く財務は健全。
- 安定した営業利益率8%超継続影響中
営業利益率8%超を維持、収益基盤安定。
- 時価総額118億円の希少価値不定影響弱
業界特化型で小型株、M&A対象としての価値。
- 配当性向向上の可能性次回株主総会影響弱
配当利回り0.47%と低く、株主還元強化余地。
- 新規事業展開による成長不定影響弱
既存事業横ばいだが、新分野進出で業績拡大期待。
- 市場規模の限界
国内動物園・水族館の数は限られ、成長余地が小さい。
- 売上成長の鈍化
過去3年の売上成長率は年率約2%と低調。
- 技術革新への適応リスク
VR等の新技術やデジタル化競争でシステム陳腐化の恐れ。
- 高PER58倍の割高感継続影響強
PER58倍は同業平均を大きく上回り、リスク。
- 業績横ばい長期化継続影響強
過去3期売上高36→36→38億、成長乏しい。
- 外国人保有0.02%と低流動性継続影響中
外国人投資家ほぼゼロ、需給悪化しやすい。
- 配当利回り0.47%の魅力不足継続影響弱
低利回りで長期保有インセンティブ弱い。
- システム導入施設数
- シェア拡大の進捗度を示す。
- 保守契約更新率
- 安定収益の継続性を測る。
- 新規サービス売上比率
- 新技術対応の成果を確認する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり10円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.24%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年1月 | 10 | — | 27.0 |
| 2018年1月 | 10 | 0.0 | 23.4 |
| 2019年1月 | 10 | 0.0 | 23.7 |
| 2020年1月 | 10 | 0.0 | 21.5 |
| 2021年1月 | 10 | 0.0 | 50.7 |
| 2022年1月 | 10 | 0.0 | 25.8 |
| 2023年1月 | 10 | 0.0 | 22.4 |
| 2024年1月 | 10 | 0.0 | 18.0 |
| 2025年1月 | 10 | 0.0 | 18.0 |
| 2026年1月 | 10 | 0.0 | 13.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥10
株主
有価証券報告書より
2026年1月期末の株主数は延べ4,111人。区分でいちばん多いのは金融機関で46.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が63.9%を占め、残る36.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年1月% | 2022年1月% | 2023年1月% | 2024年1月% | 2025年1月% | 2026年1月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 45.9 | 45.9 | 46.0 | 46.0 | 46.0 | 46.0 |
| 個人・その他 | 36.2 | 36.2 | 36.1 | 36.0 | 36.0 | 36.0 |
| 事業法人 | 17.8 | 17.8 | 17.8 | 17.8 | 17.8 | 17.9 |
| 自己株式 | 1.1 | 1.1 | 1.2 | 1.2 | 1.2 | 1.2 |
| 証券会社 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 外国法人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(近畿日本鉄道株式会社退職給付信託口) | 45.02 |
| 02 | 近鉄保険サービス株式会社 | 8.86 |
| 03 | 近鉄グループホールディングス株式会社 | 5.78 |
| 04 | 岸本ビル株式会社 | 0.89 |
| 05 | 株式会社近鉄百貨店 | 0.60 |
| 06 | 株式会社近鉄リテーリング | 0.53 |
| 07 | 南園良三郎 | 0.21 |
| 08 | 日本ファシリオ株式会社 | 0.18 |
| 09 | 東洋テックビルサービス株式会社 | 0.14 |
| 10 | 東野治彦 | 0.11 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+887%、1株純資産は14期で+70%。直近期のROEは7.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年1月 | −9 | 582 | — | — | — |
| 2014年1月 | 19 | 591 | 3.2 | 141.4 | 53.0 |
| 2015年1月 | 28 | 609 | 4.7 | 99.7 | 35.4 |
| 2016年1月 | 32 | 630 | 5.2 | 90.8 | 31.1 |
| 2017年1月 | 37 | 658 | 5.7 | 83.5 | 27.0 |
| 2018年1月 | 43 | 690 | 6.4 | 76.6 | 23.4 |
| 2019年1月 | 42 | 722 | 6.0 | 79.9 | 23.7 |
| 2020年1月 | 47 | 758 | 6.3 | 73.0 | 21.5 |
| 2021年1月 | 20 | 767 | 2.6 | 150.0 | 50.7 |
| 2022年1月 | 39 | 797 | 5.0 | 79.5 | 25.8 |
| 2023年1月 | 45 | 832 | 5.5 | 71.6 | 22.4 |
| 2024年1月 | 56 | 879 | 6.5 | 69.7 | 18.0 |
| 2025年1月 | 55 | 926 | 6.1 | 72.1 | 18.0 |
| 2026年1月 | 72 | 990 | 7.5 | 57.1 | 13.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/1期の役員報酬は総額63百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 作田憲彦 | 取締役社長(代表取締役) | 66 | 15 |
| 北悦治 | 専務取締役 技術部担当 不動産事業部長 | 63 | 9 |
| 山野貴生 | 常務取締役 総務部長 | 62 | 6 |
| 都司尚 | 取締役 | 69 | 5 |
| 梅本史郎 | 取締役 | 73 | — |
| 船戸貴美子 | 取締役 | 57 | 4 |
| 門山龍彦 | 監査役(常勤) | 67 | 8 |
| 長田宏 | 監査役 | 70 | 4 |
| 中村哲夫 | 監査役 | 65 | 4 |
| 平野雅大 | — | 71 | — |
| 中北真 | 監査役(常勤) | 65 | 4 |
| 白川正彰 | 監査役 | 66 | 4 |
役員報酬の内訳2026/1期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 45 | 45 | 11 |
| 社外取締役 | 6 | 17 | 17 | 3 |
| 監査役 | 1 | 1 | 1 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/1期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容800字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,152字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,241字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,451字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第129期(2025/02/01-2026/01/31)2026-04-20
- 半期報告書半期報告書-第129期(2025/02/01-2026/01/31)2025-09-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第128期(2024/02/01-2025/01/31)2025-04-23
- 半期報告書半期報告書-第128期(2024/02/01-2025/01/31)2024-09-10
- 四半期報告書四半期報告書-第128期第1四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第127期(2023/02/01-2024/01/31)2024-04-26
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第3四半期(2023/08/01-2023/10/31)2023-12-14
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第2四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-11
- 四半期報告書四半期報告書-第127期第1四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第126期(2022/02/01-2023/01/31)2023-04-26
- 四半期報告書四半期報告書-第126期第3四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日)2022-12-15
- 四半期報告書四半期報告書-第126期第2四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-09
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業