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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

三機サービス

SANKI SERVICE CORPORATION6044 · Standard · サービス業

空調・厨房・電気・給排水設備のメンテナンスを全国展開する設備サービス会社。パナソニック系の大型空調を核に、省エネ工事・コンサルまで手掛ける。

概要

三機サービスは1977年7月、兵庫県姫路市で大型空調機器の据付・組立・試運転・保守管理を目的に設立された設備メンテナンス企業である。パナソニックグループのメーカーサービス指定店として技術を蓄積し、現在は空調・厨房・電気・給排水設備などあらゆる建物設備のメンテナンスを手掛ける。全国16拠点に加え、東京・姫路・上海に24時間365日対応のコールセンターを設置し、緊急修理から定期保全までをワンストップで提供する。2015年にJASDAQ上場、2025年5月期の連結売上高は206億円、従業員599名。

2つのセグメントで構成される収益構造

当社グループは「メンテナンス事業」と「建設関連製品サービス事業」の2セグメントで構成される。2025年5月期の連結売上高206億円のうち、メンテナンス事業が185億円(89.9%)、建設関連製品サービス事業が20億円(10.1%)を占める。メンテナンス事業では空調機器・厨房機器・電気設備・給排水衛生設備の定期点検・清掃・緊急修理を提供。建設関連製品サービス事業では金属製ドア・シャッター・サッシの製造・販売・取付工事を行う。両事業のシナジーとして、メンテナンスで把握した設備の状態をもとに更新工事や省エネ改修を提案する体制を持つ。

パナソニック指定店から培った空調技術

設立当初より三洋空調システムサービス(現パナソニック産機システムズ)のサービス指定店として、吸収式冷温水機を中心とする大型空調機器のメンテナンスを請け負ってきた。この関係は現在も継続しており、パナソニックグループ製の空調機器に関する専門技術が社内に蓄積されている。長年の実績を背景に、空調機器に付随する省エネインバータ化工事や更新工事へと事業領域を拡大。同社のメンテナンスエンジニアは、実機を用いた研修センターでの訓練を受けており、設備・設計・メンテナンスを一貫して担う多能工化が進められている。

全国16拠点と3カ所のコールセンター

国内では北海道から福岡まで16の営業拠点を配置し、エリアごとにメンテナンスエンジニアを配備する。さらに東京都江東区、兵庫県姫路市、中国上海市の3カ所に24時間365日稼働のコールセンターを設置。コールセンターでは緊急修理の受付・手配を行うほか、顧客からの問い合わせに応じる。海外拠点は上海の子会社1社のみで、中国国内の空調機器保守を担当。2022年12月には株式会社兵庫機工を、2023年12月には長沼冷暖房株式会社を完全子会社化し、関西圏でのプレゼンスを強化している。

省エネサービスへのシフトと成長戦略

エネルギーコスト高騰を受け、企業の設備維持費削減ニーズが高まっている。同社は省エネ診断・インバータ制御化・デマンドコントロール・LED照明交換・SEMS(エネルギー管理システム)導入などを手掛ける「環境ソリューションサービス」を強化している。2025年5月期の売上高は前期比6.2%増、営業利益は38.6%増と好調で、中期経営計画では2028年5月期に売上高326億円、営業利益率6.7%、ROE18.0%を目標に掲げる。人材育成への投資とDX推進を成長の原動力と位置づけ、地域展開と新市場開拓を加速する方針である。

業界の中での役割はビル・店舗設備のメンテナンスサービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
243億円
営業利益
12億円
営業利益率
4.9%
純利益
9億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
メンテナンス 事業217億円89.3%11億円5.1%
建設関連製品 サービス事業26億円10.7%1億円3.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ビル・店舗設備主力

パナソニックグループ製の大型空調機器を中心に、空調・厨房・電気・給排水衛生設備の定期メンテナンスや緊急修理を提供。全国16拠点とコールセンターにより24時間365日対応し、多様な顧客の要望に応えている。

パナソニックグループのメーカーサービス指定店として長年の実績

主な製品・サービス4
空調設備管理
大型熱源機器の定期点検・清掃、業務用エアコンの点検・清掃などを提供
給排水設備管理
貯水槽清掃、浄化槽保守点検、水質検査、グリストラップ清掃などを提供
電気設備管理
受変電設備の定期点検を提供
建物設備工事
空調・電気・厨房・給排水衛生設備の新規設置、リニューアル、店舗改装工事

02省エネ・環境準主力

エネルギーコスト削減需要に対応し、省エネ性の高い空調機器への更新工事、省エネコンサルティング、エネルギー監視装置、LED照明への入替等を提供。

主な製品・サービス4
インバータ化工事
空調機器等にインバータを取り付け、消費電力の無駄を省く工事
デマンドコントロール導入
最大需要電力を制御し契約電力を減らすシステムの提案・施工
SEMS提案・販売
電力使用状況を分析し最適な省エネプランを提案するシステム
LED照明導入
LED照明への入替提案・施工

03製造・その他副次

スチールサッシやスチールドアー、高機能建具の製造も手掛ける。

主な製品・サービス2
スチールサッシ・ドアー
スチール製のサッシやドアを製造
高機能建具
省エネ等の高機能を持つ建具を製造

製品と技術

空調・厨房・電気・給排水を網羅するメンテナンスサービス

メンテナンス事業の核は、大型熱源機器(吸収式冷温水機)から業務用エアコン、冷却塔、水ポンプに至る空調設備の定期点検・清掃・修理である。給排水設備では貯水槽清掃、浄化槽保守点検、グリストラップ清掃、雑排水槽清掃を実施。電気設備では受変電設備の定期点検、消防設備点検、建築物定期調査報告も手掛ける。さらに、自動扉やシャッター、昇降機の保守点検、空気環境測定、医療機器の点検もサービス範囲に含む。これらの多様なメンテナンスを一括アウトソーシングする「トータルメンテナンスサービス」が強みである。

建物設備のリニューアル工事と新設工事

工事サービスでは、大型熱源機器の更新工事をはじめ、空調・電気・厨房・給排水衛生設備の新規設置工事やリニューアル工事を施工する。店舗改装工事も手掛け、顧客の設備投資ニーズに対応する。同社は管工事・建築工事・電気工事・内装仕上工事・解体工事の特定建設業許可を保有しており、複数の工事を自社で一貫施工できる点が特徴。メンテナンスで得た設備の経年情報を基に、最適な更新時期を提案することで、受注につなげている。

省エネ商材とエネルギー管理システム

環境・省エネ分野では、空調機器のインバータ制御化による消費電力削減、デマンドコントロールシステムの導入、自然冷媒ヒートポンプ給湯機への更新、LED照明への入替などを提案・施工する。また、SEMS(ストア・エネルギー・マネジメント・システム)の販売を通じて、店舗全体のエネルギー使用状況を可視化し、最適な省エネプランを提供する。改正省エネ法への対応サポートも行い、企業のカーボンニュートラル志向を追い風に事業を拡大している。

金属製建具の製造・販売・取付

建設関連製品サービス事業では、スチールサッシ、スチールドアー、高機能建具(省エネタイプ等)の製造・販売・取付工事を行う。受注生産方式で、工場での製造から現場施工までを一貫対応する。同事業の2025年5月期売上高は20億円、セグメント利益は1億1千万円と、グループ全体の約1割を占める。主に商業施設や工場向けの建具を供給しており、メンテナンス事業とのクロスセルにより、既存顧客への提案機会を広げている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • ビル・店舗設備パナソニックグループのメーカーサービス指定店として長年の実績

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

中規模設備管理で安定、利益率は低水準

三機サービスは設備管理・メンテナンスを主力とし、売上高は2026年5月期に243億円と着実に拡大しているが、営業利益率は約4.9%と低水準にとどまる。同業のジンジブやダイブグループが人材派遣中心で成長する中、同社は現場サービス型のビジネスモデルで差別化を図る。売上高は194億円(2024年5月期)から206億円、243億円と増加基調だが、利益率は3.6%から4.9%へ緩やかな改善。コスト構造の見直しや高付加価値サービスの拡大が進めば、収益性向上の余地がある。一方、ライバルと比べて収益性が低く、価格競争力や規模で劣る可能性がある。

強み

  • 売上高が3期連続で増加し、2026年5月期には243億円と着実な拡大を見せる
  • 営業利益率が3.61%から4.94%へと改善傾向にあり、効率化が進む
  • 設備管理は景気変動に比較的左右されにくく、安定した需要が見込める
  • 人材派遣中心の同業とは異なるサービス軸で、独自の顧客基盤を持つ

課題

  • 営業利益率5%未満で、収益性が低く資本効率の改善が必要
  • 同業他社の台頭で価格競争が激化し、シェア維持が難しい局面がある
  • 現場サービス型のため人件費高騰が利益を圧迫するリスクがある

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が三機サービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
16083ERIホールディングス127億円11.6倍
26030アドベンチャー126億円24.9倍
37097さくらさくプラス126億円16.2倍
46044三機サービス124億円14.3倍
59564FCE124億円17.8倍
64347ブロードメディア124億円15.0倍
72428ウェルネット123億円11.1倍
86091ウエスコホールディングス122億円13.4倍
92130メンバーズ122億円9.6倍
101717明豊ファシリティワークス120億円11.9倍
112169CDS120億円38.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

空調メーカー指定店として創業した1977年

1977年7月、兵庫県姫路市に資本金500万円で株式会社三機サービスが設立された。創業の目的は大型空調機器の据付・組立・試運転および保守管理であり、設立と同時に三洋空調システムサービス(現パナソニック産機システムズ)の大阪センター事務所内に大阪センターを開設した。同年10月には東京センター(現東京事業所)を東京都江東区に開設。翌1978年4月には名古屋センターを開設し、三大都市圏への拠点網を早期に整えた。

ソフトウェア開発と拠点拡大の1980年代

1983年6月、空調メンテナンスとは異なる分野としてソフトウェア開発のシステムエンジニア派遣業務を開始。同年10月には静岡センターを開設。1986年5月に神戸センターを開設し、関西圏でのカバレッジを広げた。1988年9月には本社を姫路市野里に移転。この時期はメンテナンス拠点の拡充と同時に、IT人材派遣という第二の柱を模索した時期でもある。ただし、現在の主力事業はあくまで設備メンテナンスであり、ソフトウェア事業は別法人に分離された。

建設許可取得と上海進出の1990年代

1991年11月に一般建設業許可(管工事業)を取得し、工事施工の法的基盤を整備。1995年12月には名古屋センターと静岡センターを統合し東海センターを開設するとともに、静岡ステーションと浜松ステーションを新設。1996年11月には特定建設業許可も取得し、大規模工事の受注が可能となった。1998年9月、中国上海市に上海三機大楼設備維修有限公司を設立し、海外での空調保守事業に進出。アジア市場への足掛かりを築いた。

全国展開を加速した2000年代

2000年9月、東京都江東区に24時間365日対応のコールセンターを開設し、トータルメンテナンス事業の全国展開を本格化。2001年10月には北海道札幌市に札幌営業所(現札幌センター)を開設。2002年6月には兵庫事業開発部(現姫路センター)を設置。2003年9月に建築工事、2007年3月に電気工事の建設業許可を追加取得し、対応可能な工事範囲を拡大。2008年10月には本社を姫路市東延末に移転し、管理体制を強化した。

株式上場とM&Aによる成長期(2010年代〜)

2015年4月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。同年6月に横浜センターを開設。2016年3月に本社を現在地の姫路市阿保に移転し、コールセンター・研修センターを新設。同年4月には市場第二部へ変更、2017年4月には市場第一部に指定された。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。同年12月に株式会社兵庫機工を株式交換により完全子会社化、2023年12月には長沼冷暖房株式会社を完全子会社化し、グループ体制を拡充した。2024年1月に仙台営業所、2025年4月に京都営業所を開設し、東北・関西でのプレゼンスを高めている。

年表36件を開く

1970年代

  • 1977年7月創業兵庫県姫路市飾東町に大型空調機器の据付・組立・試運転及び保守管理を目的として、株式会社三機サービスを設立(資本金5,000千円)三洋空調システムサービス株式会社(現 パナソニック産機システムズ株式会社)の大阪センター事務所内に、当社の大阪センターを開設(1989年6月 大阪センターを大阪府吹田市に移転)
  • 1977年10月東京都江東区に東京センターを開設(現 東京事業所)
  • 1978年4月愛知県名古屋市昭和区に名古屋センターを開設

1980年代

  • 1983年6月ソフトウエア開発のシステムエンジニア派遣を目的として、ソフトウエア開発業務を開始
  • 1983年10月静岡県静岡市葵区に静岡センターを開設
  • 1986年5月兵庫県神戸市兵庫区に神戸センターを開設(2005年10月 兵庫県神戸市長田区に移転)
  • 1988年9月本社を兵庫県姫路市野里に移転

1990年代

  • 1991年11月一般建設業許可〔管工事業〕を登録
  • 1995年12月M&A名古屋センターと静岡センターを統合し、愛知県名古屋市昭和区に東海センターを開設(2007年10月 愛知県名古屋市中川区に移転)。東海センターの支部として静岡ステーション(現 静岡センター、静岡県静岡市駿河区)と浜松ステーション(現 浜松センター、静岡県浜松市中央区)を開設
  • 1996年11月特定建設業許可〔管工事業〕を登録
  • 1998年9月中国上海市に空調機器の保守・メンテナンス業務を目的とした上海三機大楼設備維修有限公司(現 連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年9月東京都江東区に24時間365日対応のコールセンターを開設 トータルメンテナンス事業の全国展開を開始
  • 2001年10月北海道札幌市東区に札幌営業所(現 札幌センター)を開設
  • 2002年6月兵庫県姫路市に兵庫事業開発部(現 姫路センター)を開設
  • 2003年9月特定建設業許可〔建築工事業〕を登録
  • 2007年3月一般建設業許可〔電気工事業〕を登録
  • 2008年10月本社を兵庫県姫路市東延末に移転

2010年代

  • 2012年2月中国上海市に24時間365日対応のコールセンターを開設
  • 2015年4月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2015年6月神奈川県川崎市多摩区に横浜センターを開設
  • 2016年3月本社を兵庫県姫路市阿保に移転
  • 2016年4月兵庫県姫路市阿保にコールセンター、研修センターを開設 東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2016年8月特定建設業許可〔内装仕上工事業〕を登録
  • 2016年12月福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設 大阪府吹田市に江坂営業所を開設
  • 2017年4月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2017年9月特定建設業許可〔解体工事業〕を登録

2020年代

  • 2020年2月和歌山県和歌山市に和歌山営業所を開設
  • 2021年3月特定建設業許可〔電気工事業〕を登録
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場に移行
  • 2022年10月新潟県新潟市中央区に新潟営業所を開設
  • 2022年12月M&A株式会社兵庫機工を株式交換により完全子会社化
  • 2023年12月M&A長沼冷暖房株式会社の全株式を取得し完全子会社化
  • 2024年1月宮城県仙台市若林区に仙台営業所を開設
  • 2025年4月京都府京都市南区に京都営業所を開設
  • 2025年12月創業株式会社Sanki Next Repair(当社100%出資)を設立
  • 2026年2月鹿児島県鹿児島市に鹿児島事務センターを開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年5月期まで32,650百万円
  • 営業利益2028年5月期まで2,200百万円
  • 営業利益率2028年5月期まで6.7%
  • ROE2028年5月期まで18.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人財育成・教育の強化

    「人が育つことでサービスが育ち、会社が成長する」という前提で、人財に焦点を当てた戦略を構築。サービス品質向上と企業成長の好循環を生み出す人財活用により、人財価値の最大化に取り組む。

  2. 02

    事業規模の拡大強化

    メンテナンスサービス事業では地域展開を進め、トータルメンテナンスサービス・環境事業・医療事業では新市場開拓を推進。各事業の特性に合わせた成長戦略でバランスのとれた事業構成を目指す。

  3. 03

    提案営業力の高度化

    顧客管理データと案件情報の統合、商談進捗管理・予実差異分析の仕組みを整備し、効率的で継続的な営業活動を実現。サービスエンジニア同席型営業の標準化により受注力と顧客満足度向上を図る。

  4. 04

    DX推進による収益性向上

    デジタル技術やAI、業務効率化ツールの活用により、顧客接点強化と現場業務改善に取り組む。

  5. 05

    資本効率重視の経営の実現

    株主資本コストを上回る安定的なリターン確保に向け、人財教育投資や株主還元などのキャピタルアロケーションを策定。IR活動強化や将来構想の発信にも注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で631人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は577万円で、10期前と比べて1.0%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は7.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月285
2017年5月304
2018年5月330
2019年5月58239.910.7357
2020年5月54540.710.5374
2021年5月54441.411.4354
2022年5月56041.810.6366
2023年5月55141.28.7456
2024年5月58940.17.3535131
2025年5月56339.37.3599167
2026年5月57739.57.2631190

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率45.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社・工場 — 兵庫県姫路市・神戸市273百万円
建設関連製品サービス事業
本社 — 兵庫県姫路市251百万円
メンテナンス 事業
本社 — 新潟県新潟市西蒲区132百万円
メンテナンス事業
姫路センター — 兵庫県姫路市28百万円
メンテナンス 事業
東京事業所 — 東京都江東区27百万円
メンテナンス 事業
主な関係会社
  • 海外
    上海三機大楼設備維修 有限公司(注)1
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社兵庫機工(注)3
    兵庫県姫路市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    長沼冷暖房株式会社
    新潟県新潟市西蒲区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Sanki Next Repair
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は243億円営業利益12億円前期と比べると増収増益で、売上が+18.0%、利益が+20.0%。

売上高
+18.0%
243億円
営業利益
+20.0%
12億円
純利益
+28.6%
9億円
営業利益率
4.9%
前期比 +0.1%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は124億円、営業利益は7億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+11.7%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q3725.42
2023年4Q472
2024年1Q4512.21
2024年2Q5135.92
2024年3Q4512.20
2024年4Q5323.82
2025年2Q9533.22
2025年4Q11176.35
2026年2Q11954.24
2026年4Q12475.65

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は44億円から243億円へ5.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中国上海市に24時間365日対応のコールセンターを開設
2012年5月443−1
2013年5月5412
2014年5月5532
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2015年5月5942
兵庫県姫路市阿保にコールセンター、研修センターを開設 東京証券取引所市場第二部へ市場変更
2016年5月6643
2017年5月8854
2018年5月11185
2019年5月11174
和歌山県和歌山市に和歌山営業所を開設
2020年5月11743
2021年5月11532
株式会社兵庫機工を株式交換により完全子会社化
2022年5月11622
長沼冷暖房株式会社の全株式を取得し完全子会社化
2023年5月14765
宮城県仙台市若林区に仙台営業所を開設
2024年5月194783.65
株式会社Sanki Next Repair(当社100%出資)を設立
2025年5月20610104.97
鹿児島県鹿児島市に鹿児島事務センターを開設
2026年5月24312124.99

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高243億円のうち、営業利益として残るのは12億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.0%192億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.0%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.6pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
3.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.5pt
16.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年5月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は18億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年5月00103
2014年5月30−234
2015年5月00307
2016年5月3−40−16
2017年5月50−258
2018年5月5−12414
2019年5月3−4−2−111
2020年5月2−1−219
2021年5月7−12616
2022年5月10−2115
2023年5月−1103−1110
2024年5月10−2−3815
2025年5月90−4919
2026年5月2−1−3118

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は102億円。このうち返さなくてよい自己資本が56億円で、自己資本比率は55.5%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月181176.4
2013年5月2231913.0
2014年5月2251721.5
2015年5月27121544.2
2016年5月31141745.9
2017年5月35171848.9
2018年5月47242351.6
2019年5月45271860.7
2020年5月48291959.2
2021年5月51302158.2
2022年5月51302159.4
2023年5月84384645.9
2024年5月86424448.9
2025年5月99485148.4
2026年5月102564555.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
39億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
45億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中106位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中416位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
18.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,889で、1年前と比べて+5.4%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥1,889-0.9%1ヶ月-0.8%1年+5.4%時価総額124億円
過去52週の値幅
安値¥1,441高値¥2,449

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.3倍
PBR2.17倍
配当利回り1.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1943円は25日線(1835.8円)を約5.8%上回る。直近1カ月で+15.31%と急騰。7月16日には107,000株の出来高を伴い1,899円まで上昇し、その後も高値圏で推移。52週高値2449円に対し約20.7%低い位置。75日線(1679.65円)と200日線(1813.26円)を上回り、上昇トレンドが明確。RSIは64.12とやや過熱感があるが、上昇基調は継続。出来高は高水準で、需給は強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは14.69倍と業界平均の22.52倍を大きく下回り、PBRも2.23倍で平均3.19倍より低く、割安感がある。ROEは15.3%と高水準で、収益性に対して株価が抑えられている。配当利回りは1.54%と平均2.68%を下回り、株主還元は控えめだが、成長余地を考慮すれば妥当。業績は緩やかに増加しており、割安だが配当は伸び悩みの状態。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.3倍23.4倍
PBR2.17倍3.51倍
ROE16.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

設備の老朽化や省エネ需要を背景に、メンテナンス市場は安定成長が見込まれる。強気派は、売上高が直近で243億円(2026年5月期)と過去最高水準に伸び、営業利益率も4.94%へ改善している点を評価し、首都圏などへの展開拡大による更なる成長を期待する。一方、弱気派は、サービス業ながら売上高に対する利益率が低く、競争激化により単価低下や人件費上昇が収益を圧迫するリスクを指摘する。また、PBR2.23倍と割高感があるとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 売上の堅調な成長

    直近の売上高は243億円で、前期から約18%の増収となった

  • 省エネ需要の拡大

    エネルギー価格高騰により、省エネ改修の引き合いが増加傾向にある

  • 全国展開の余地

    関西地盤から他地域への進出で、市場拡大の可能性がある

  • 営業利益が2期連続で増益通年影響

    営業利益は7億円→10億円→12億円と2期連続で増加

  • 売上高243億円、直近18%増通年影響

    売上高は206億円から243億円へ37億円増加

  • 純利益5億円→9億円と増加通年影響

    純利益は5億円→7億円→9億円と3期で1.8倍

  • ROE15.3%と収益性の高さ継続影響

    ROE15.3%はPBR2.23倍を支える資本効率を示す

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率が5%未満で、規模の利益が出にくい構造

  • 競争の激化

    同業他社が多く、価格競争による収益悪化のリスク

  • バリュエーション

    PBR2.23倍とこの規模の企業としては割高な水準に感じる

  • 営業利益率4.94%と低水準継続影響

    売上高243億円に対し営業利益12億円、利益率は5%未満

  • 利益率改善幅は0.09ポイント通年影響

    営業利益率は4.85%から4.94%への小幅改善にとどまる

  • 予想PERが非開示で評価不透明不定影響

    予想PERは開示されておらず、将来収益の市場予想を測りにくい

  • 外国人所有2.02%と流動性の低さ継続影響

    外国人所有比率2.02%と低く、需給の偏りで値動きしやすい

次の決算で確かめる点
契約件数
保守契約の継続・新規獲得状況が収益の安定性を示すため
営業利益率
売上拡大が収益改善に結び付くかを確認するため
省エネ関連工事の受注額
成長分野への注力度合いを測るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは1.59%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.59%
いまの株価に対して
配当性向
25.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月2031.5
2018年5月2840.030.0
2019年5月307.139.9
2020年5月25−16.753.0
2021年5月15−40.050.4
2022年5月150.060.6
2023年5月2353.332.9
2024年5月20−13.028.5
2025年5月2525.026.3
2026年5月3020.025.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ5,914人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.3%を占め、残る72.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他50.048.654.653.454.668.5
事業法人34.139.638.738.740.825.5
外国法人1.80.91.32.92.04.0
自己株式0.00.31.32.32.12.0
金融機関9.36.63.73.22.21.8
証券会社4.84.31.71.80.40.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社中島産業14.81
02シンメンテホールディングス株式会社9.57
03UHPartners2投資事業有限責任組合6.76
04中島 義兼6.46
05光通信KK投資事業有限責任組合5.76
06中島 諒子5.23
07UHPartners3投資事業有限責任組合3.89
08中島 悠希3.54
09三機サービス従業員持株会3.45
10中島 薫子3.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+130%、1株純資産は15期で+87%。直近期のROEは16.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月−441467
2013年5月457785.8
2014年5月4312043.7
2015年5月5424525.610.928.8
2016年5月4625419.213.935.7
2017年5月6530423.123.231.5
2018年5月9442225.518.530.0
2019年5月7447016.615.939.9
2020年5月464869.723.953.0
2021年5月304996.036.050.4
2022年5月265095.241.260.6
2023年5月7359713.213.832.9
2024年5月7365511.616.228.5
2025年5月10774715.310.926.3
2026年5月13287216.312.225.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/5期の役員報酬は総額193百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中島義兼代表取締役会長71425,006
北越達男代表取締役社長5256,513
越智玲緒奈取締役副社長5138,866
川﨑理専務取締役5110,100
正木範昭取締役78
藤田ひろみ取締役71
飼馬誠常勤監査役67
北岡昭監査役69

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)412825131316642
社外取締役417174
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,064字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、空調機器はもとより、厨房機器、電気設備及び給排水衛生設備等のあらゆる設備のメンテナンスを主な事業としており、国内(東京都江東区及び兵庫県姫路市)と中国上海市にそれぞれコールセンターを設置することで、緊急修理にも24時間365日対応しております。 メンテナンス事業に関しては、国内の全国17か所に営業拠点を設け、専門性の高い技術力を有する当社メンテナンスエンジニアを配備するとともに、メンテナンス業務の委託先であるパートナーを顧客店舗等へ派遣することにより、日本全国でメンテナンスサービスを提供できる体制を構築し、顧客の多種多様な要望に対応しております。 また、当社設立当初よりメーカーサービス指定店として、パナソニックグループ会社が製造・販売を行う大型空調機器(主に吸収式冷温水機(※1))を中心としたメンテナンスを行っており、近年では長年培った専門性とメンテナンスノウハウを活かし、大型空調機器に付随する機器に対する省エネインバータ化工事(※2)及び大型空調機器を含む機器の更新工事などについても事業領域を拡大しております。 さらに、近年のエネルギーコスト削減の需要を捉えて、省エネ性が高い空調機器への更新工事、省エネコンサルティング、エネルギー監視装置、LED照明への入替等、省エネ商材の販売サービスを提供しております。 主なサービス内容 (メンテナンス) コールセンターでの緊急修理対応だけでなく、空調機器をはじめとして厨房機器・電気設備・給排水衛生設備等の定期メンテナンスを提供しております。また、メンテナンスエンジニアが不具合箇所を早期に発見し、事前に修理を行うことにより突発的な緊急修理の発生を抑制する保全メンテナンスも展開しております。 a.空調設備管理 :大型熱源機器の定期点検・清掃、業務用エアコンの定期点検・清掃、 冷却塔の点検・清掃、水ポンプの点検、給排気機器の点検・清掃 b.給排水設備管理:貯水槽等清掃、浄化槽保守点検、水質検査・残留塩素測定、 グリストラップ(※3)清掃、雑排水槽清掃 c.電気設備管理 :受変電設備定期点検 d.その他設備管理:建築関連(特殊建築物等定期調査報告、自動扉保守点検、建築設備定期検査報告、 シャッター設備保守点検、昇降機等保守点検)、消防関連(消防用設備点検、 防火対象物定期点検)、清掃(日常・定期清掃)、空気環境測定、医療機器 (工事) メンテナンスにより設備機器の状況を把握することで、設備機器の更新・改修時期を的確に判断し、建物設備(空調・電気・厨房・給排水衛生設備等)のリニューアル工事及び新店舗工事、改装工事の提案・施工を行っております。 a.大型熱源機器更新工事 b.建物設備(空調・電気・厨房・給排水衛生設備等)の新規設置工事、リニューアル工事 c.店舗改装工事 (省エネ) a.インバータ制御化によるエネルギー改善 b.デマンドコントロール(※4)導入提案及び施工 c.改正省エネ法対策サポートの提案及び施工(運用改善、設備改善、設備更新) d.業務用ボイラー更新提案及び施工(自然冷媒ヒートポンプ給湯機(※5)) e.LED照明導入提案及び施工 f.エアコン効率改善プラン提案及び施工 g.SEMS(ストア・エネルギー・マネジメント・システム)(※6)提案及び販売 (製造) a.スチールサッシ、スチールドアーの製造 b.高機能(省エネ等)建具の製造 ※用語説明 1.吸収式冷温水機 ビルなどの大きな建物の冷暖房を行う機械で、冷媒にフロンガスではなく水を使用しているため環境性に優れており、熱源については他の機械が排出した熱を使用することもできます。 2.インバータ化工事 インバータを空調機器等に取り付ける工事のことであります。なお、インバータとはモーターの回転速度を制御する装置であり、これにより消費電力の無駄を省くことができます。 3.グリストラップ 業務用厨房などに設置が義務付けられている油脂分離阻集器(建設省告示第1597号)のことで、排水中の生ごみ・油脂などを直接下水道に流さないために一時的に溜めておく設備であります。 4.デマンドコントロール 電気機器を管理し、最大需要電力を制御することで、契約電力を減少させ、基本料金の節約を図るシステムであります。 5.自然冷媒ヒートポンプ給湯機 自然冷媒の二酸化炭素を使用し、大気の熱を利用して湯を沸かすヒートポンプ式の電気給湯機であります。 6.SEMS(ストア・エネルギー・マネジメント・システム) 電力使用状況等の計測データを分析し、最適な省エネプランを提案するシステムであります。 ※ 全国15拠点は、北海道、宮城県、新潟県、東京都、神奈川県、静岡県(静岡市、浜松市)、愛知県、京都府、大阪府(吹田市2拠点)、兵庫県(神戸市、姫路市)、和歌山県、福岡県に設置しております。また、その他事務処理拠点として鹿児島事務センターを設置しております。
経営方針・対処すべき課題3,822字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループの企業理念は『ミッション』・『ビジョン』・『バリュー』という3つの要素で構成されています。創業の原点であり、これからも不変である理念をもとに、社会に対して果たすべき使命(ミッション)、将来的な展望(ビジョン)、それらを実現するためのバリューを社員全員が共有・実践することで、永続的にその事業価値を発揮することができます。 ■ミッション 空間インフラのもっと快適・ずっと安心を提供すること ■ビジョン 国内はじめ東南アジアにおいて、安心・快適な空間のインフラを技術・データ・ITでプロデュースする会社 ■バリュー 社員一人ひとりがオーナーシップと勇気・挑戦の心と他者への尊敬の念を胸にして、ひたむきに仕事に向き合い、ステークホルダーの幸せに貢献する 2022年7月11日に公表いたしました中期経営計画では、2030年の当社の目指す姿として「安心・快適な空間のインフラを技術・データ・ITでプロデュース(クリエイト)する会社」を掲げております。 (2) 目標とする経営指標 当社及びシンメンテホールディングス株式会社(以下「シンメンテHD」といいます。)は、2026年7月15日開催の両社の取締役会において、両社の経営統合に関し、シンメンテHDを会社法第767条の定める「発行済株式の全部を取得する株式会社」(株式交換完全親会社)、当社を会社法第768条1項1号の定める「株式交換をする株式会社」(株式交換完全子会社)とする株式交換(以下「本株式交換」 といいます。)を実施することを決議し、同日、両社間で経営統合契約及び株式交換契約(以下「本株式交換契約」 といいます。)を締結いたしました。本株式交換は、当社においては、2026年8月28日開催予定の第49期定時株主総会の決議による本株式交換契約の承認を得た上で、また、シンメンテHDにおいては、2026年9月4日開催予定の臨時株主総会の決議による本株式交換契約の承認を得た上で、2026年12月1日を効力発生日として行われる予定です。これにより、当社株式は2026年11月27日付で上場廃止(最終売買日は2026年11月26日)となる予定であるため、本項目の公表を控えさせていただきます。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 2025年7月15日に「中期経営計画2026-2028[人の三機]~『ビジョン2030』実現に向けた成長加速~」を公表いたしました。ここに記載のとおり、本中期の3カ年を「成長加速期」と位置し、人的資本への積極的な投資を通じて、人財価値の最大化と事業拡大の両立を図ります。また、本中期期間において、当社グループは下記戦略に取り組んでまいります。 ①「人の三機」人財育成・教育の強化 「人が育つことで、サービスが育ち、会社が成長する」という成長原則を前提に、人財に焦点を当てた戦略を構築します。そのうえで、サービス品質の向上と企業成長の好循環を生み出す人財活用により、人財価値の最大化に取り組みます。 ②事業規模の拡大強化 メンテナンスサービス事業では地域への展開を進め、トータルメンテナンスサービス事業・環境事業・医療事業では新しい市場の開拓を進めていきます。また、それぞれの事業の特性に合わせた成長戦略を進めることで、バランスのとれた事業構成の実現を目指します。 ③提案営業力の高度化 顧客管理データと案件情報の統合や、商談進捗管理・予実差異分析の仕組みを整備し、効率的で継続的な営業活動を実現します。あわせて、サービスエンジニア同席型営業の標準化により、受注力の向上と顧客満足度の向上を図ります。 ④DX推進による収益性向上 デジタル技術やAI(人工知能)・業務効率化ツールの活用により、顧客接点強化と現場業務改善に取り組みます。 ⑤資本効率重視の経営の実現 株主資本コストを上回る安定的なリターンの確保に向けて、人財教育への投資やその他投資、株主還元(配当額)などのキャピタルアロケーションを定めるとともに、IR活動の強化や将来構想の発信にも注力します。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループには、設立当初よりメーカー指定店としての「空調メンテナンスサービス」と、そこで培われた技術力をもとに、直接お客様を開拓して空調機器も含めた施設の付帯設備のメンテナンスを一括で受託し、ファシリティマネジメントを行い施設の資産価値を高める「トータルメンテナンスサービス」、そしてインバータ化等、環境改善にも貢献する「省エネサービス」があります。今後、当社グループがさらなる成長を遂げるためには、24時間365日稼働しているコールセンターに蓄積された技術力やメンテナンスノウハウを活かすことにより事業拡大を図るとともに、基幹システムによる業務プロセスの改善等により、業務効率化を進め、利益率を向上させることが必要となります。そのため、次の項目を当社の対処すべき課題として認識しております。 ① トータルメンテナンスサービスの品質向上 トータルメンテナンスサービス事業の成長を図るためには、コールセンター及び事業部門の効率化と品質向上が不可欠です。そのために、コールセンターのオペレーターの知識・対応力向上のための徹底した教育・指導を継続的に行ってまいります。また、多様なメンテナンスサービスを迅速に提供するために管理業務等の標準化も行っております。さらに、当社は全国のパートナーとの連携によりサービスを提供しておりますが、サービスの品質・顧客の満足度向上のためには、パートナーの新規開拓及びサービスレベルの維持・向上が重要な経営課題であると認識しております。パートナーの新規開拓を行う専属部署を中心に、継続してパートナーの技術力やサービス品質の確認や教育等を実施することにより、今後もサービスレベルの向上に努めてまいります。 ② 新たな環境ビジネスの創出 当社グループは、空調の省エネ化に関する専門的なノウハウを有していますが、今後は省エネ商材の範囲を拡大し、環境・省エネビジネスの事業拡大を図ることが課題であると認識しております。そのために、環境・省エネビジネスを他企業とのアライアンスなどを通じて空調以外の設備機器やメンテナンスから派生する設備全体の省エネ化に関する領域にも広げ、当社グループの新たな成長ドライバーにしていきたいと考えております。 ③ サービス内製化の強化 当社グループは、利益率向上や事業拡大のために、多種多様な設備機器に関するメンテナンスノウハウの向上を図る必要があります。当社研修センターでは、メンテナンスの技術研修を行うための実機を設置し、社内のメンテナンスエンジニアのレベルに応じた研修・指導を行っております。また、研修・指導により社内のメンテナンスエンジニアが設備・設計から施工・配置、メンテナンスまでのサービスを担う多能工化を推進し、更なる事業拡大を図ってまいります。 ④ 営業体制の強化 当社グループのお客様は、多店舗・多棟展開企業である小売業、飲食業、医療・介護・福祉施設と多岐にわたっており、それぞれのお客様のニーズを的確に把握できる専門知識の高い営業力が必要となります。そのために、部門ごとに分かれていた営業組織を集約し、空調メンテナンスサービスや、トータルメンテナンスサービス、省エネビジネスといった、複数のサービス提案ができる営業体制を強化してまいりました。また、営業部門は、引き続き提案先の業界構造や課題を分析しターゲットを明確化することで、お客様のニーズや課題を的確に捉えソリューション活動を推進し、お客様満足度を向上させてまいります。 ⑤ ITシステムの競争力の強化 当社グループは、システムにより店舗構造や業態により課題が異なるトータルメンテナンスサービスの情報を一元管理し、メンテナンスサービスの品質の向上や省エネ提案の強化を行い、管理業務の効率化を図ることが重要課題であると認識しております。今後も必要なIT投資を行い、競合他社との差別化を図ってまいります。 ⑥ 海外事業収益力の強化 当社は、国内で蓄積されたメンテナンスノウハウや省エネ提案を海外へ展開することで、新たな市場でシェアを広げていく必要があると考えております。そのために、グループ内の経営資源配分の最適化を進めるとともに、顧客基盤の開拓やアライアンスを通じた新商材開発などの事業支援を行ってまいります。 ⑦ サステナビリティ経営の強化 当社は企業価値向上のため、人的資本の拡充、気候変動リスクへの対応、ガバナンスの強化などに取り組むべきであると考えております。当社は、メンテナンスエンジニアを中心とした労働集約型のビジネスであり、人的資本に関する取り組みを重要な経営戦略と位置づけております。当社の企業理念を具現化でき、付加価値が高いサービスを提供できる優秀なエンジニア等を多く確保するため、公平でより戦略的な人事制度を推進してまいります。また、今後、気候変動リスクやガバナンス等のテーマについても、一層取り組みを強化してまいります。
事業等のリスク2,757字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものでありますが、全てのリスクを網羅したものではありません。 (1) 季節変動リスク 当社グループの事業は、設備の修繕や機器の入替工事が集中する第2四半期及び第4四半期連結会計期間に売上が伸びる傾向が強く、一方で販売費及び一般管理費などの固定費は、ほぼ恒常的に発生するため利益が著しく偏るという季節的変動リスクがあります。第49期の第2四半期及び第4四半期連結会計期間の営業利益合計は852,973千円であり、同連結会計年度の営業利益1,170,142千円の72.9%となっております。 (2) 特定顧客への依存リスク 当社グループは、売上高の10.2%を株式会社ローソンが占めております(第49期実績)。現在、上記1社以外の取引先の拡大を行っておりますが、これらの主要な顧客との関係が悪化し、取引停止や失注が起こった場合には、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (3) サービス体制維持と品質管理のリスク 当社グループは、自社にメンテナンスエンジニアを抱えることで、多種多様な設備機器に関するメンテナンスを一括で行えることに強い競争力を保っております。一方で、特定分野で専門技術のあるパートナーに業務委託をすることにより、全国規模で安定したサービスの提供と利益を追求する戦略を推し進めております。顧客が求めるサービスクオリティを担保するために、専門性の高い技術を有する社員の雇用確保や人材育成が必要ですが、それらが計画どおりに進まず、期待する技術習得を達成できない場合や、専門技術のあるパートナーが開拓できないなどの理由により、サービス品質を保てない場合には、顧客の信頼を失い、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (4) 市場環境・競合状況におけるリスク メンテナンス市場には、大小様々な競合他社や施工業者、メーカー系列などのメンテナンス会社等が多数存在しています。当社グループも組織を補強し、社内でメンテナンスエンジニアを育成し、多種多様な機器への対応を可能とする高い技術力を提供することで競争力を強化していますが、業界再編や他機器メンテナンス会社からの新規参入、新たなメンテナンス技術の台頭により競争力が低下した場合、シェアが下がり当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。また、トータルメンテナンス事業における顧客が、自社設備のメンテナンス部門を新設したり、分社化や設立等によりメンテナンス会社を立ち上げたりすることで内製化が進められ、取引が停止となり、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (5) システム障害によるリスク 当社グループは、市場競争力及び内部統制力向上のために2019年9月に基幹システムを新規導入しております。費用対効果を考慮しつつ安定稼働に努め、システム会社と協業しリスクを分散させて保守管理をしておりますが、回線障害、不正アクセス、自然災害や事故などの想定外の事由によるサーバーダウンなどによりシステムに障害が発生した場合、請求作業の遅延などが生じ、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (6) 災害・疫病・事故等に伴うリスク 国内外の当社グループ及び顧客やパートナー企業において、地震、台風などの自然災害や、人的・物的事故により、施設や機能の全て又は一部が停止する事象が発生した場合、当社グループが提供している設備メンテナンス及び設備工事において、サービスを提供できないことで、損失が出る恐れがあります。また、当社グループでは、サービスマンの安全教育を徹底することにより事故防止に努めておりますが、万が一、重大な事故・労働災害などが発生した場合、当社グループの社会的信用に重大な影響を与え、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 海外事業におけるリスク 当社グループは、海外において事業を展開しておりますが、次のようなリスクにより業績等に影響が生じる可能性があります。 ① 社会・政治及び経済状況の変化又は治安の悪化 ② 予期しない規制や各種税制の不利な変更又は課税 ③ 異なる商習慣による取引先の信用リスク等 ④ 労働環境の変化や人材確保・教育の難しさ ⑤ 為替リスク これらのリスクを最小限に抑えるため、会計事務所等からも迅速に情報を入手し、いち早く対策が打てるよう努めておりますが、リスクの顕在化により、サービスの提供が困難になり、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (8) 法的規制によるリスク 当社グループは、事業活動を遂行するにあたり、大気汚染、有害物質、廃棄物、製品リサイクル及び土壌・地下水汚染などに関する様々な環境関連法令の適用を受けており、環境に関連する費用負担や損害賠償責任が発生した場合には、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。また、当社グループが関連する設備メンテナンス及び設備工事は、官公庁関連の案件については入札制度に参加しており、その参加資格条件に変更が生じた場合には、入札機会を失う可能性があります。また、官公庁案件において、民間への開放策である指定管理者制度などが導入され、管理運営者が変更となった場合には、当社グループが受注できなくなる可能性があります。これらにより、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 (9) メーカーにおける当社取扱商品の販売動向や価格改定によるリスク 当社グループのメンテナンスサービスのうち、パナソニックグループ会社のメーカーサービス指定店としてのメンテナンスに関して、同社が製造・販売する大型空調機器が減少する場合には、当社のメンテナンス需要も減少し当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。また、当社グループのメンテナンスサービスの価格は、提示されるパナソニックグループ会社のメンテナンス料金表に基づき発注価格が決定されております。そのため、同料金表の改定により価格が大きく下落した場合には、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 当社はこうしたリスクを回避又はその影響を最小限に抑える為、リスク管理体制の強化に取り組んでおります。具体的には、内部統制委員会の中で当社グループのリスクを識別・評価し、定期的に対応策を検討すると共に、適宜取締役会へ報告する体制を取っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,588字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度においては、景気は緩やかな回復を見せているものの、依然として物価変動の影響下にあり、未だ先行きが不透明な状況が続いております。当社グループを取り巻くメンテナンス業界におきましては、今年に入り中東情勢の緊張の高まり等を背景に原油価格の上昇が見られるなど、エネルギーコストを巡る環境は不透明な状況が継続しており、これに伴う設備維持管理費用の削減ニーズは引き続き高い水準で推移しております。こうした環境のもと、当社グループでは、お客様の設備状況に応じた省エネサービスを提案し、過剰なエネルギー消費の抑制を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しております。 また、2025年7月15日付で公表した「中期経営計画2026-2028[人の三機]~『ビジョン2030』実現に向けた成長加速~」においては、2030年の目指す姿として「安心・快適な空間のインフラを技術・データ・ITでプロデュース(クリエイト)する会社」を掲げ、2026年5月期からの3年間を成長加速期と位置付けました。2030年へ向けて、人的資本への積極的な投資を継続し、人財価値の最大化と事業拡大の両立に邁進しております。 このような環境下において、当社グループは、長年培ってきたサービスエンジニアの技術力、ノウハウ、組織力を核にし、お客様の保有する建物の設備の修理や保全メンテナンスを広エリアで一括アウトソーシングしていただくトータルメンテナンスサービスや、データ分析に裏付けられた予防保全、省エネ設備更新等の事業拡大に注力してまいりました。また、これらと合わせて、当社保有の研修センターにおいて、実際に修理や導入される機器を用いた研修・指導を通し、社内のメンテナンスエンジニアが設備・設計やメンテナンス等のサービスを一貫して提供する多能工化の推進や新入社員の早期育成に取り組んでおります。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ203,483千円増加し10,151,666千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ613,415千円減少し4,521,954千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ816,899千円増加し5,629,711千円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高24,253,454千円(前年同期比17.5%増)、営業利益1,170,142千円(前年同期比14.6%増)、経常利益1,174,412千円(前年同期比15.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益853,361千円(前年同期比23.8%増)となりました。 セグメント別の業績については、次のとおりであります。 メンテナンス事業におきましては、主に空調機器、厨房機器、電気設備及び給排水衛生設備等のあらゆる設備のメンテナンスを行っております。建設関連製品サービス事業におきましては、主に各種建物を対象とした金属製ドア・シャッター・サッシの製造及び販売、取付工事を行っております。 メンテナンス事業   建設関連製品サービス事業   調整額(注) 売上高(前年同期比)   21,696,770千円(16.8%増)   2,591,654千円(25.0%増)   △34,970千円 セグメント利益(前年同期比)   1,070,004千円(17.7%増)   103,365千円(7.2%減)   △3,227千円 (注)売上高の調整額はセグメント間の内部売上高又は振替高であります。また、セグメント利益の調整額はセグメント間取引によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ155,924千円減少し1,786,182千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は前年同期に比べ623,740千円減少し240,837千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が1,174,589千円、売上債権の減少額が134,066千円あった一方で、仕入債務の減少額が188,727千円あったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は前年同期に比べ69,551千円増加し99,762千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が89,383千円、定期預金の預入による支出が87,638千円あったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は前年同期に比べ64,754千円減少し303,901千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が136,988千円、配当金の支払額が161,044千円あったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 建設関連製品サービス事業   2,284,739   28.1 (注)1.受注生産活動を伴うセグメントのみ記載しております。 2.金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 建設関連製品サービス事業   2,564,717   10.8   1,283,744   △2.1 (注)受注生産活動を伴うセグメントのみ記載しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) メンテナンス事業   21,670,000   16.7 建設関連製品サービス事業   2,583,454   25.2 合計   24,253,454   17.5 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)   当連結会計年度(自 2025年6月1日至 2026年5月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社ローソン   2,569,692   12.5   2,466,483   10.2 d.外注実績 当連結会計年度における外注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) メンテナンス事業   11,343,185   14.8 建設関連製品サービス事業   88,559   △5.1 合計   11,431,744   14.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積り・仮定設定を必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りのうち、特に重要なものは以下のとおりであります。 (一定期間にわたり充足される工事請負契約における収益認識) 当社グループは、一定の要件を満たす工事案件について、履行義務の進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識しております。当該収益は、工事原価総額を基礎として連結会計年度末までの実際発生原価額に応じた工事進捗度に工事収益総額を乗じて計上しております。工事案件ごとに継続的に工事原価総額や工事進捗度の見直しを実施する等適切な原価管理に取り組んでおりますが、それらの見直しが必要になった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性) 繰延税金資産については、将来の利益計画に基づく課税所得を慎重に見積り、回収可能性を判断した上で計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額が減少した場合は、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産グループについて、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、新たに減損処理が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ48,019千円減少し8,319,557千円となりました。これは主に、現金及び預金が208,036千円、受取手形、売掛金及び契約資産が40,083千円がそれぞれ減少したことによるものです。 また、固定資産は、前連結会計年度末に比べ248,515千円増加し1,829,120千円となりました。これは主に、投資有価証券が170,203千円、有形固定資産が51,037千円それぞれ増加したことによるものです。 これらの結果、当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ203,483千円増加し10,151,666千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ517,070千円減少し3,937,373千円となりました。これは主に、支払手形及び工事未払金が183,891千円、未払法人税等が172,868千円それぞれ減少したことによるものです。 また、固定負債は、前連結会計年度末に比べ96,344千円減少し584,580千円となりました。これは主に、長期借入金が115,307千円減少したことによるものです。 これらの結果、当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ613,415千円減少し4,521,954千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ816,899千円増加し5,629,711千円となりました。これは主に、利益剰余金が692,219千円増加したことによるものです。 2) 経営成績 当連結会計年度につきましては、多店舗を展開する大手顧客を中心に修理が増加したのに加え、教育機関などへの空調機器の入替工事が好調に推移しました。一方、定期メンテナンスにおいては一部顧客の方針変更により受注額が減少し、売上高は24,253,454千円(前年同期比17.5%増)、売上総利益は5,066,927千円(前年同期比7.9%増)となりました。 また、販売費及び一般管理費は、今後控える大型総合メンテナンスの施工管理及び販路拡大を見込んだ従業員の増加に伴う人件費の増加等により、3,896,784千円(前年同期比6.1%増)となりました。これらの結果、営業利益は1,170,142千円(前年同期比14.6%増)、経常利益は1,174,412千円(前年同期比15.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は853,361千円(前年同期比23.8%増)となりました。 3) キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社企業グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。また、当社の経営成績に重要な影響を与える要因の詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり認識しており、これらのリスクについては発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 c.資本の財源及び資金の流動性 資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など当社グループにとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施してまいります。 短期運転資金については、自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入や新株発行等を検討した上で調達しております。 当連結会計年度における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は343,505千円、現金及び現金同等物の残高は1,786,182千円となっております。 将来の成長のための内部留保については、人材の育成・獲得、ITシステム強化等の将来の事業展開の財源のための投資に資源を優先的に充当いたします。 d.中期経営計画等の進捗状況 中期経営計画の進捗状況につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 中長期的な会社の経営戦略」に記載しております。 e.目標とする経営指標の達成状況 当社グループは、安定した利益率の確保と財務体質の強化を目指し、売上高及び営業利益の継続的な伸長と営業利益率を目標としておりますが、その推移状況は下記のとおりです。 2024年5月期   2025年5月期   2026年5月期 金額又は割合   前年同期比   金額又は割合   前年同期比   金額又は割合   前年同期比 売上高(千円)   19,430,983   +31.9%   20,636,072   +6.2%   24,253,454   +17.5% 営業利益(千円)   736,613   +28.1%   1,020,734   +38.6%   1,170,142   +14.6% 売上高営業利益率(%)   3.8   △0.1%pt   4.9   +1.1%pt   4.8   △0.1%pt ROE(%)   11.6   △1.6%pt   15.3   +3.7%pt   16.3   +1.0%pt

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2026年5月期通期決算説明資料2026-07-15

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