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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

博展

Hakuten Corporation2173 · Growth · サービス業

リアルとデジタルの両面から人の体験を設計する展示会・イベントの総合プロデュース会社。

概要

博展は、企業の展示会やイベントの企画・運営・施工を一貫して手掛ける展示会専門会社である。1967年の創業以来、東京ビッグサイトなどでの大規模展示会から自社イベントまで幅広く対応し、連結子会社3社を含むグループで事業を展開する。2024年12月期の連結売上高は188億円、営業利益14億円に達し、2025年12月期はさらに増収増益を見込む。従業員数は連結586名、本社は東京都中央区に置く。

「リアル」「デジタル」「商環境」の3事業が収益の柱

博展の事業は、展示会・イベントの企画制作施工を担うリアルイベント分野、デジタルコンテンツやマーケティングサービスを提供するデジタル分野、商業施設などの空間デザインを行う商環境分野の3つで構成される。2024年12月期の連結売上高233億円のうち、リアルイベント分野が193億円(構成比83%)と最大の柱であり、前年から26.8%増加した。デジタル分野は7億円、商環境分野は16億円と規模は小さいが、グループ全体で企業のマーケティング課題を「体験」を通じて解決する体制を取る。セグメントは単一(エクスペリエンス・マーケティング事業)だが、商材ごとに売上を開示している。

業績は新型コロナ禍から回復し過去最高を更新

博展の連結売上高は、2013年3月期の49億円から拡大を続け、2020年3月期には129億円に達した。しかし2021年3月期は新型コロナウイルス感染症の影響で展示会の中止が相次ぎ、売上高が73億円に減少、純損失2億円を計上した。2022年3月期には106億円まで回復し、その後2023年12月期(決算期変更により15カ月)に139億円、2024年12月期には188億円と過去最高を更新。2025年12月期は売上高233億円、営業利益26億円の増収増益を見込む。営業利益率は2024年12月期の7.4%から2025年12月期は11.1%への改善が予想され、収益性も向上している。

東京・大阪・名古屋に拠点、埼玉にスタジオ群を配置

博展は東京都中央区に本社を置き、2006年に築地、2023年に京橋へ移転している。関東以外では、2014年に大阪市中央区に西日本事業所、2018年に名古屋市中区に中部営業所を設置し、三大都市圏をカバーする。生産拠点としては、埼玉県八潮市に1992年からスタジオを開設し、第一~第三スタジオを拡充。2020年にはこれらを集約し、東京都江東区に新スタジオ「T-Base」を開設した。2006年にはシステム部材専門の「E-Base」も八潮に新設している。従業員数は連結586名(単体は非開示だが、グループ全体の人員規模を示す)。

4社体制で専門性を補完するグループ経営

博展は、連結子会社としてデジタルエクスペリエンス株式会社(旧スプラシア)、株式会社ニチナン、株式会社ヒラミヤの3社を傘下に持つ。デジタルエクスペリエンスは2016年に完全子会社化した企業で、デジタルコンテンツやマーケティング分野を強化する役割を担う。ニチナンは2021年、ヒラミヤは2024年にそれぞれ子会社化され、グループの事業領域を拡大している。これらの子会社は、博展本体が強みとするリアルイベント分野にデジタルや商環境の要素を加え、企業の総合的なマーケティング支援を可能にする。グループ全体のパーパスは「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる」と掲げる。

業界の中での役割は展示会・イベントの企画運営、空間デザイン、デジタルコンテンツ制作を手がける体験デザイン企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
233億円
営業利益
26億円
営業利益率
11.2%
純利益
19億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
リアルエクスペリエンス&コミュニケーション65億円89.0%-6億円-9.2%
デジタルエクスペリエンス&コミュニケーション8億円11.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業プロモーション主力

企業の製品・サービスを訴求する展示会やイベントの企画・制作・運営を提供。リアルな空間演出とデジタル技術を組み合わせ、来場者の体験をデザインする。

主な製品・サービス2
展示会企画運営
企業の出展ブースの設計・制作・運営。集客動線や体験設計により製品訴求を支援する。
イベントプロデュース
社内イベントやプロモーションイベントの企画・運営。オンラインとオフラインのハイブリッドにも対応。

02デジタルエクスペリエンス準主力

デジタル技術を活用した没入型体験やWEB施策を提供。リアルイベントと連動したコンテンツ制作やデジタル展示会を手がける。

主な製品・サービス2
デジタル展示会
オンライン上のバーチャル展示会を構築。3D空間や動画配信で来場者の体験を創出する。
没入型コンテンツ
VR・AR技術を使った体験型コンテンツを制作。製品の魅力を直感的に伝える。

製品と技術

展示会・イベントの企画から運営・施工まで一貫提供

博展の主力サービスは、企業や団体が主催する展示会・イベントのトータルプロデュースである。東京ビッグサイトなどの大規模展示会から企業内イベントまで、企画、デザイン、制作(スタジオでの什器製作)、会場施工、運営管理を自社で一貫して手掛ける。スタジオは埼玉県八潮市に複数、2020年からは東京都江東区の「T-Base」があり、システム部材専門の「E-Base」も八潮に置く。リアルイベント分野の売上高は2024年12月期に193億円と全体の83%を占め、同社の屋台骨である。

デジタルコンテンツ・マーケティングでオンライン体験を支援

2014年に開始したデジタルコンテンツ&マーケティングサービスは、展示会やイベントのデジタル化やオンラインプロモーションを支援する。具体的には、デジタルサイネージ、Webコンテンツ、バーチャル展示会、SNSマーケティングなどを手掛ける。子会社のデジタルエクスペリエンス株式会社(旧スプラシア)がこの分野を担い、顧客のマーケティング課題に対してデジタル技術を活用したソリューションを提供する。2024年12月期のデジタル分野売上高は7億円と前年から21.4%減少したが、グループのリアルイベントとの相乗効果が期待される。

商業施設の空間デザインを手掛ける商環境サービス

商環境分野は、商業施設やショールーム、オフィスなどの空間デザイン・施工を提供する。2013年に開始したサービスで、店舗内装、サイン計画、什器デザインなど、来場者の体験を高める環境づくりを行う。2024年12月期の売上高は16億円と全体の7%を占め、前年から9.4%減少した。しかし、展示会ノウハウを商業空間に応用する点が強みで、企業のブランド体験をリアルな場で演出する。子会社の株式会社ニチナンやヒラミヤもこの分野に関与している可能性がある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

展示会・イベント運営で中堅、M&Aで急成長

博展は展示会・イベント運営や空間デザインを手掛ける。同業にはジンジブやダイブなどがいるが、規模では博展が2倍以上。売上高は2024年12月期188億円と拡大中。2025年12月期233億円見込み。営業利益率も7.45%から11.16%へ改善。M&Aによる成長戦略が奏功。イシンやJSHと競合。

強み

  • 積極的な買収で事業規模拡大。売上高が急成長中。
  • 営業利益率が7%から11%へ上昇。高付加価値化が進展。
  • 展示会業界で幅広い顧客基盤。大手企業との取引多数。
  • 企画から運営、施工まで一貫提供。ワンストップで顧客満足度高。

課題

  • 買収後の統合やのれん減損リスク。業績変動要因に。
  • 展示会需要は経済動向に左右されやすく、不況時は直撃。
  • 専門人材の確保が課題。特にデザインや運営スタッフ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が博展

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
11717明豊ファシリティワークス120億円11.9倍
22169CDS120億円38.7倍
39636きんえい118億円58.5倍
47378アシロ117億円13.5倍
52173博展116億円6.3倍
66533Orchestra Holdings116億円160.4倍
72162nms ホールディングス116億円33.4倍
89560プログリット116億円14.6倍
95071ヴィス115億円8.4倍
109341GENOVA111億円39.3倍
116082ライドオンエクスプレスホールディングス111億円14.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

1967年創業、1970年に株式会社として設立

博展の前身は、1967年2月に東京都葛飾区で展示会・ディスプレイの企画施工を目的に創業した個人事業である。3年後の1970年3月、資本金500千円で「株式会社博展」を設立し、展示会、ディスプレイ、イベント及び商業施設の企画・制作・施工を正式な事業とした。創業から株式会社化までの短期間で事業基盤を固め、その後は首都圏を中心に顧客を開拓していくことになる。

1990年代に埼玉県八潮市でスタジオ網を拡充

企業規模の拡大に伴い、1992年1月に埼玉県八潮市に第一スタジオを新設。1994年9月には東京都千代田区に営業所を開設し、営業拠点の分散を図った。1998年2月には第二スタジオ、2002年4月には第三スタジオを同じ八潮市に追加し、展示什器の制作能力を増強した。2006年4月には、システム部材を専門に取り扱う「E-Base」も八潮市に新設。この一連のスタジオ投資により、制作の内製化と品質管理の強化を進めた。

2008年、大阪証券取引所ヘラクレスに上場

2008年2月、博展は大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」(後のJASDAQグロース)に株式を上場した。上場に先立ち、2001年9月に東京都中央区、2006年4月に同区築地へ本店を移転し、経営体制を整えていた。上場後は、2010年11月にプライバシーマーク認定を取得するなど、情報管理体制の強化も実施。2013年4月にはカンファレンス・セミナーサービス及び商環境サービスを開始し、事業領域を展示会以外に広げた。

2014年、デジタルサービス開始と西日本への進出

2014年4月、博展はデジタルコンテンツ&マーケティングサービスを開始し、リアルイベントに加えてデジタル領域での提案力を獲得した。同年7月には大阪府大阪市中央区に西日本事業所を新設し、関西圏の顧客開拓を本格化。2018年4月には愛知県名古屋市中区に中部営業所を追加し、三大都市圏すべてに拠点を持つ体制が完成した。この時期から、展示会運営の枠を超えた総合マーケティング支援企業への転換が始まる。

2016年から2021年、M&Aによるグループ拡大

2016年6月、博展は株式会社スプラシア(現デジタルエクスペリエンス株式会社)を完全子会社化し、デジタル分野のケイパビリティを強化した。2021年9月には株式会社ニチナンを子会社化。ニチナンはそれまでどのような事業を営んでいたか開示されていないが、グループの規模拡大に寄与した。2020年7月には八潮市の第一~第三スタジオを集約し、東京都江東区に「T-Base」を新設。制作拠点の効率化と機能向上を同時に図った。

2022年、グロース市場移行と監査等委員会設置

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、博展の上場市場はJASDAQグロースから東証グロース市場に移行した。同年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンス体制を強化。2023年10月には本店を東京都中央区京橋に移転し、現在の所在地となった。2024年10月には株式会社ヒラミヤを完全子会社化し、グループは4社体制となる。

年表21件を開く

1960年代

  • 1967年2月創業展示会、ディスプレイの企画、施工を目的として、東京都葛飾区にて創業。

1970年代

  • 1970年3月創業展示会、ディスプレイ、イベント及び商業施設の企画、制作及び施工を目的とし、資本金500千円で東京都葛飾区に「株式会社博展」を設立。

1990年代

  • 1992年1月埼玉県八潮市に第一スタジオを新設。
  • 1994年9月東京都千代田区に営業所を新設。
  • 1998年2月埼玉県八潮市に第二スタジオを新設。

2000年代

  • 2001年9月東京都中央区に本店を移転。
  • 2002年4月埼玉県八潮市に第三スタジオを新設。
  • 2006年4月東京都中央区築地に本店を移転。埼玉県八潮市にシステム部材を専門に取り扱うスタジオ「E-Base」を新設。
  • 2008年2月上場大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」(東京証券取引所旧JASDAQ(グロース))に株式を上場。

2010年代

  • 2010年11月プライバシーマーク認定事業者の資格を取得。
  • 2013年4月カンファレンス・セミナーサービス及び商環境サービスを開始。
  • 2014年4月デジタルコンテンツ&マーケティングサービスを開始。
  • 2014年7月大阪府大阪市中央区に西日本事業所を新設。
  • 2016年6月M&A株式会社スプラシア(現デジタルエクスペリエンス株式会社)を完全子会社化。
  • 2018年4月愛知県名古屋市中区に中部営業所を新設。

2020年代

  • 2020年7月第一スタジオ、第二スタジオ、第三スタジオを集約し、東京都江東区にスタジオ「T-Base」を新設。
  • 2021年9月M&A株式会社ニチナンを完全子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行。
  • 2022年6月監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2023年10月東京都中央区京橋に本店を移転。
  • 2024年10月M&A株式会社ヒラミヤを完全子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    体験マーケティングの競争優位確立

    業界理解力と顧客理解力を高め提案品質を向上させるとともに、専門性を高めることで、Experience Marketingにおける高い競争力を確立し、収益性と成長性を実現する。

  2. 02

    組織機能の強化と人材育成

    グループ内の組織機能の関連性を強化し、経営環境の変化に機動的に対応できる人材の確保・育成を継続的に推進する。OJTや研修を通じた社員の基礎力強化と教育体制の整備を行う。

  3. 03

    コーポレート・ガバナンスの継続的強化

    取締役会による監督・助言機能の充実や、監査等委員会による内部統制システムの監督・監査を強化し、経営の透明性・公正性を確保し企業価値の持続的向上に挑戦する体制を維持する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で586人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は691万円で、9期前と比べて+16.7%平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は7.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月355
2018年3月349
2019年3月59234.36.8380
2020年3月58934.06.6422
2021年3月55834.77.2440
2022年3月53934.97.5404
2023年12月63235.37.5478
2023年3月62235.57.8426
2024年12月67735.37.4545257
2025年12月69134.87.0586444

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 東京都中央区371百万円
本社 — 大阪府 大阪市149百万円
T-BASE — 東京都江東区69百万円
本社 — 神奈川県川崎市41百万円
本社 — 東京都 中央区28百万円
E-BASE — 埼玉県八潮市22百万円
中部営業所 — 愛知県名古屋市10百万円
西日本事業所 — 大阪府大阪市3百万円
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    デジタルエクスぺリエンス㈱(注)1.2
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権95.7%
  • 国内
    ㈱ニチナン(注)1
    大阪府大阪市大正区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヒラミヤ
    神奈川県川崎市高津区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成29年度ものづくり日本大賞(第7回)関連実施事業
    経済産業省 · 2017-06-20
    3,666万円
  • 調達
    平成29年度中小企業・小規模事業者・商店街の取組事例に関する調査事業
    経済産業省 · 2017-11-29
    2,050万円
  • 調達
    令和5年度気候変動脆弱コミュニティ強靭化LLA・NbS事例収集発信業務[総合評価落札方式]
    環境省 · 2023-06-29
    1,496万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は233億円営業利益26億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.9%、利益が+85.7%。

売上高
+23.9%
233億円
営業利益
+85.7%
26億円
純利益
+90.0%
19億円
営業利益率
11.2%
前期比 +3.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高238億円233億円
営業利益22億円26億円
純利益16億円19億円
1株あたり配当¥27¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は111億円、営業利益は10億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+7.8%、営業利益は−16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3000.00
2023年2Q3313.00
2023年3Q34411.84
2023年4Q422
2024年1Q4536.72
2024年2Q56712.55
2024年4Q8744.63
2025年2Q1031211.78
2025年4Q1301410.811
2026年2Q111109.07

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は49億円から233億円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は11.2%。売上は2期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4942
2014年3月5632
2015年3月6311
株式会社スプラシア(現デジタルエクスペリエンス株式会社)を完全子会社化。
2016年3月8121
2017年3月93−3−4
2018年3月11852
2019年3月12951
2020年3月12964
株式会社ニチナンを完全子会社化。
2021年3月73−3−2
2022年3月10668
2023年3月13976
2023年12月131107
株式会社ヒラミヤを完全子会社化。
2024年12月18814147.410
2025年12月233262611.219

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高233億円のうち、営業利益として残るのは26億円11.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の8.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.8%158億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.0%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.2%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
11.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.1pt
8.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+34.0pt
45.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
18.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
31.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが27億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは26億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は45億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月101110
2014年3月2−21011
2015年3月0−13−112
2016年3月−1−14−215
2017年3月−3−79−1014
2018年3月8−3−8511
2019年3月9−2−1276
2020年3月4−2028
2021年3月219320
2022年3月55−141016
2023年3月1−3−3−210
2023年12月11−610525
2024年12月11−2−8926
2025年12月27−1−82645

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は102億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は49.1%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月25101538.8
2014年3月29111838.8
2015年3月35122333.6
2016年3月44133127.9
2017年3月5394416.8
2018年3月53114220.3
2019年3月41103124.7
2020年3月44133128.3
2021年3月44103421.9
2022年3月48173136.5
2023年3月49202940.3
2023年12月77265134.5
2024年12月79344542.5
2025年12月102505249.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
45億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
46億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
52億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中9位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中301位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
45.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥715で、1年前と比べて+9.1%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥715-2.5%1ヶ月+0.4%1年+9.1%時価総額116億円
過去52週の値幅
安値¥599高値¥1,088

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.3倍
PER (会社予想)6.8倍
PBR2.09倍
配当利回り3.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-0.56%も、1ヶ月で+8.2%上昇。25日線(688円)を+3.7%上回るが、75日線(768円)を-7.0%下回る。52週高値1088円から-34.4%と低位。出来高は平均1万株未満と低調。週足は25日線を支持線に上昇基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 5.8倍は業界平均22.3倍を大幅に下回り割安感が強い。PBR 2.34倍は業界平均3.09倍より低く、ROE 45.8%と非常に高い収益性を示す。配当利回り4.2%は魅力的だが配当性向29.2%と余裕があり、増配余地も大きい。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.3倍23.4倍
PER (予想)6.8倍
PBR2.09倍3.51倍
ROE45.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、コロナ禍からのイベント需要回復と企業のプロモーション需要増加を背景に、増収増益トレンドが持続するとみる。営業利益率も改善し、PER6倍未満・PBR2.3倍と成長性に対して割安。一方弱気派は、イベント需要の一巡や景気後退による企業広告費削減リスク、競合の参入による受注単価低下を懸念。また、決算期変更の影響で過去比較が難しい。

プラスに働く材料7
  • 需要回復の追い風

    展示会・イベント需要はコロナ前水準に回復。

  • 利益率の向上

    営業利益率が7.45%→11.16%へ上昇予想。

  • 割安な成長株

    PER5.8倍、ROE45.8%と高成長割安。

  • 営業利益急拡大(FY2025/12予想)2025年12月期影響

    営業利益26億円(前年比+85.7%)、利益率11.16%へ大幅改善

  • 売上高の高い成長継続2025年12月期影響

    売上高233億円(前年比+23.9%)、成長加速

  • 高ROE(45.8%)による資本効率継続影響

    ROE45.8%と非常に高く、効率的な経営

  • 配当利回り4.2%の高水準継続影響

    配当利回り4.2%とインカムゲイン期待

マイナスに働く材料7
  • 需要の一巡懸念

    コロナ特需剥落後は成長鈍化リスク。

  • 景気感応度の高さ

    企業のイベント予算は景気変動に敏感。

  • 競合との価格競争

    新規参入で受注単価低下の可能性。

  • 業績予想の達成リスク2025年12月期影響

    売上高・利益予想の進捗次第で下方修正の恐れ

  • サービス業の景気敏感さ不定影響

    景気後退で展示会・イベント需要が減少

  • PER5.8倍の低評価は過小評価か否か継続影響

    PER5.8倍は割安だが、割安な理由が存在

  • 外国保有比率2.05%と低い継続影響

    需給面での支援不足、海外投資家の関心薄

次の決算で確かめる点
受注高・受注残高
将来の売上を測る先行指標。
営業利益率
収益性改善の持続性を確認。
展示会開催件数
業界全体の需給動向を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から+57.9%いまの株価に対する利回りは3.78%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
3.78%
いまの株価に対して
配当性向
29.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4
2018年3月414.336.3
2019年3月887.5
2020年3月913.339.0
2022年3月5−41.29.9
2023年12月14170.029.7
2023年3月10−25.931.6
2024年12月1990.034.2
2025年12月3057.929.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,560人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他55.050.347.249.950.551.1
事業法人43.042.642.342.042.141.5
金融機関0.10.13.02.72.93.3
証券会社1.41.31.42.21.32.1
外国法人0.55.66.13.13.22.0
自己株式1.71.71.71.71.71.7
外国人個人0.10.00.10.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社T&Pホールディングス36.68
02博展従業員持株会4.78
03株式会社ティーケーピー3.82
04博展取引先持株会3.59
05株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.96
06田口 徳久1.92
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.28
08丹野 典子1.15
09原田 淳0.93
10鷲 禎弘0.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+91%、1株純資産は14期で+12%。直近期のROEは45.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6428425.08.018.7
2014年3月4831715.810.829.3
2015年3月71614.237.9148.2
2016年3月131668.020.734.4
2017年3月−48115−34.8
2018年3月3113824.419.836.3
2019年3月101277.574.9
2020年3月5215936.66.039.0
2021年3月−1262
2022年3月4911156.05.49.9
2023年3月3613029.610.031.6
2023年12月4417129.38.029.7
2024年12月6521633.38.534.2
2025年12月12331945.86.929.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額177百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢
田口徳久代表取締役 会長執行役員70
原田淳代表取締役 社長執行役員CEO49
藤井由康取締役 常務執行役員CFO54
山下美砂社外取締役61
石原洋子社外取締役57
田中雅樹取締役(常勤監査等委員)62
石塚陽子社外取締役(監査等委員)59
渡邉一治社外取締役(監査等委員)64
福田雄之執行役員
南正一郎執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3113303014448
社外取締役318186
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容209字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の内容 当社グループは、当社ならびに連結子会社であるデジタルエクスペリエンス株式会社、株式会社ニチナンおよび株式会社ヒラミヤの4社にて構成されております。 当社グループは、パーパス「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる。」のもと、リアル・デジタルの両方を通じて人の“体験”を統合的にデザインし、企業や社会の課題解決に貢献しています。 (2)事業系統図
経営方針・対処すべき課題1,212字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、当社および連結子会社であるデジタルエクスペリエンス株式会社、株式会社ニチナン、株式会社ヒラミヤの4社で構成されています。当社グループは、「人と社会のコミュニケーションにココロを通わせ、未来へつなげる原動力をつくる」をパーパスに掲げ、クライアントの成長やマーケティング課題解決を実現するパートナーとして、コミュニケーションに関わるあらゆる「表現」「手段」「環境」をデザインし、感性あふれる豊かな社会づくりを目指しております。 当社グループを取り巻く事業環境につきましては、国内経済が緩やかな回復基調で推移する一方、原材料価格や人件費の上昇、海外経済の不確実性など、先行きについては引き続き注視が必要な状況にあります。また、当社グループの事業は企業活動および人の移動や来場動向と一定の相関を有する特性があることから、経済環境の変化が経営成績に与える影響については、慎重に見極めていく必要があると認識しております。 このような事業環境の中、企業のマーケティング活動やコミュニケーション施策においては、リアルな体験を通じた価値提供に対するニーズが継続しており、当社グループは体験を軸とした企画・制作・運営を一貫して担う体制を強みとして事業を展開してまいりました。また、中長期的な成長のための課題を以下のように整理し、その対応を推進しています。 (1)競争優位の確立 当社グループは、Experience Marketingにおけるより高い競争力の確立が、高い収益性と安定した成長性を実現するために不可欠であると考えております。競争力を高めるために、業界理解力および顧客理解力を高めることによる提案品質の向上、専門性を高めることによる更なる品質の向上に取り組んでまいります。 (2)組織機能の向上および人材の育成 当社グループは、持続的な企業価値の向上を図るため、また、経営課題を克服するためにグループ内の組織機能の関連性を強化し、継続して向上させていくことが課題と認識しております。当社グループはこれらの組織機能を支える重要な要素である人材について、かねてよりOJTや社内外の研修を通じてその育成に努めておりますが、今後も経営環境の変化に対して機動的に対応できる人材の確保および育成は、継続的な課題であると認識しております。社員一人ひとりの基礎力強化、教育体制の整備を推進し、人材育成に努めてまいります。 (3)コーポレート・ガバナンス体制の継続的な強化 当社グループは、経営の透明性・公正性を確保し、企業価値の持続的向上のための挑戦をし続ける体制の維持・強化のため、当社取締役会による取締役の職務執行に対する監督および助言機能の一層の充実、ならびに取締役会および監査等委員会による、内部統制システムの運用等の業務執行の監督・監査のさらなる充実を図ってまいります。
事業等のリスク2,109字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、当社グループは「リスク管理委員会」を設置しており、リスクが顕在化した場合には、リスクを認識・評価した上で、優先順位を付けて対策を立案・実行してまいります。 なお、文中における将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況と業界動向について 当社グループの主要事業を担う株式会社博展が属する広告・イベント業界は、企業の販促関連投資等の動向により影響を受け、大きくは国内経済の動向に左右されます。当社におきましては、特定の取引先に依存することなく、幅広い顧客からの受注を確保しており、安定した取引基盤を形成しております。しかしながら、国内経済が長期間低迷するなどにより、企業の販促関連投資等が大幅に削減された場合、イベント、展示会等の案件規模縮小や受注案件数の減少による当社収益の低下により当社グループの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 (2)人材の確保及び育成について 当社グループが事業をより充実させ、持続的に成長していく為には、優秀な人材を確保する事が重要であると考えております。このため、当社グループは優秀な人材の採用および研修の実施により、当社グループの成長を支える社員の確保を行っております。しかし、採用環境の変化等により必要な人材が確保できない場合や採用した人材の教育が計画のとおりに実施できなかった場合、有能な人材が流出した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)品質・安全管理について 当社グループの主要事業である展示会・イベント等においては、展示ブース等の一定規模の造作物の設置や、多数の来場者を動員する大規模イベントの運営等を行っており、安全管理には細心の注意を払う必要があります。当社グループとしては、設計・施工・監理の品質向上、安全性確保を図るため、品質・安全管理部門の設置や事故発生時の対応マニュアル等を定め社内に周知徹底するとともに、万一の場合に備えて損害賠償責任保険契約を締結しております。また、近年需要が高まっておりますオンライン配信においては、プレス発表会やセミナー、オンラインイベント等のライブ配信を行っており、ネット回線の乱れや撮影機材等のトラブルには細心の注意と高いITリテラシーが必要であります。当社グループとしては、オンライン配信専門の部隊の設置や、事故発生時の対応マニュアル等の策定、ならびに過去発生事案の社内共有を行い、万一の場合に備えてIT損害賠償責任保険契約を締結しております。このような対応にもかかわらず、重大な事故が発生した場合、当社グループへの顧客からの信頼喪失による案件受注の減少、保険契約による補償額を超過した損害賠償請求の発生等の不測の事態が生じた場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 (4)情報セキュリティ及び個人情報等の漏洩について 当社グループは、事業遂行に関連し個人情報、その他機密情報を顧客より受領する場合があります。当社グループでは、役職員に対し研修等を行い情報管理の重要性と管理体制の強化を図るとともに、万一の場合に備えて保険契約を締結しております。しかしながら、不測の事態により漏洩や改ざん、不正使用等が発生し損害賠償額が保険契約による補償額を上回った場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。また、重大な事故が発生した場合には、損害賠償額いかんにかかわらず、当社グループの社会的信用が損なわれ、財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)災害・感染症等による影響 当社グループの事業は、地震等の天災や他所で発生した災害、特定感染症の拡大等の影響により展示会・イベントの開催が困難であると判断され延期や中止が相次いだ場合、売上機会の喪失が発生し当社グループの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)法規制について 当社グループは、一部の事業において建設業法の適用を受けており、業務遂行にあたり多くの関係法令の遵守を義務付けられております。当社グループでは法規制を遵守すべく、コンプライアンスを重視した経営を行っておりますが、法令の制定、改定等があり、これらの規制を当社グループが遵守できなかった場合、事業活動の制限を受け、当社グループの財政状況および経営成績に影響を与える可能性があります。 (7)訴訟について 当社グループでは、有価証券報告書提出日現在において訴訟を提起または通知されたことはありません。しかしながら、当社グループの認識の範囲外で第三者から不測の訴訟を提起され、その結果によっては当社グループの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,171字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の概要 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (%) 売上高   18,845   23,336   4,490   23.8 売上総利益 (%)   5,693 (30.2)   7,490 (32.1)   1,797   31.6 営業利益 (%)   1,393 (7.4)   2,592 (11.1)   1,199   86.0 経常利益 (%)   1,381 (7.3)   2,581 (11.1)   1,199   86.9 親会社株主に帰属する当期純利益 (%)   999 (5.3)   1,913 (8.2)   914   91.6 (注)売上総利益、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益の下段に記載している数値は、それぞれ売上高に対する割合を示しております。 当連結会計年度における売上高は、233億36百万円となりました。また、売上総利益は74億90百万円、営業利益は25億92百万円、経常利益は25億81百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は19億13百万円となりました。 各商材カテゴリー別の売上高の状況は、次のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 (%) リアルイベント分野   15,295   19,388   4,093   26.8 デジタル分野   936   735   △200   △21.4 商環境分野   1,870   1,693   △176   △9.4 その他   743   1,518   774   104.2 売上高合計   18,845   23,336   4,490   23.8 リアルイベント分野の売上高は193億88百万円となりました。また、デジタル分野の売上高は7億35百万円、商環境分野の売上高は16億93百万円となりました。 ② 財政状態の概要 当連結会計年度末における資産は、101億82百万円(前連結会計年度末比22億80百万円増)となりました。これは、現金及び預金が18億52百万円増加したこと等によるものです。 負債は、51億79百万円(前連結会計年度末比6億38百万円増)となりました。これは、未払法人税等が4億90百万円、買掛金が4億39百万円増加したこと等によるものです。 純資産は、50億3百万円(前連結会計年度末比16億42百万円増)となりました。これは、利益剰余金が15億79百万円増加したこと等によるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、27億4百万円の獲得(前連結会計年度は11億円の獲得)となりました。主な要因としては、業績の伸長により税金等調整前当期純利益25億97百万円を計上したことによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、53百万円の支出(前連結会計年度は1億69百万円の支出)となりました。主な要因としては、有形固定資産の取得による支出が57百万円あったことによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、7億99百万円の支出(前連結会計年度は8億16百万円の支出)となりました。主な要因としては、長期借入金の返済による支出が4億39百万円、配当金の支払額が3億33百万円あったことによるものです。 この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、44億95百万円(前連結会計年度は26億42百万円)となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 1.生産実績 当社グループは、企業や団体の広告活動・販促活動に伴う、情報伝達を目的とした各種イベントおよびマーケティングツールの企画・制作・運営を主たる業務として行っており、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。 2.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比 (%)   受注残高(千円)   前年同期比 (%) エクスペリエンス・ マーケティング事業   23,655,646   116.07   7,682,349   104.34 合計   23,655,646   116.07   7,682,349   104.34 3.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比 (%) エクスペリエンス・ マーケティング事業   23,336,351   123.83 合計   23,336,351   123.83 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、これらの記載には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は本有価証券報告書提出日現在において判断しております。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 詳細につきましては、「第5「経理の状況」 1「連結財務諸表等」「注記事項」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ 経営成績等 a.経営成績 当連結会計年度の経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の概要」に記載のとおりであります。 b.財政状態 当連結会計年度の財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の概要」に記載のとおりであります。 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ロ 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、第2「事業の状況」 3「事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源および資金の流動性については、設備投資に必要な資金およびその他の所有資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、グループ内ファイナンスの活用による効率的な資金運用を行っております。また、資金運用の柔軟性を保つため、必要な都度、借入等による資金調達を行うこととしております。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、事業計画および成長可能性に関する説明資料に記載の中期計画の達成に向けて、毎事業年度の計画達成を重要視しております。 当社グループの次期(2026年12月期)の連結業績の見通しにつきましては、売上高237億50百万円、営業利益22億48百万円、経常利益22億28百万円、親会社株主に帰属する当期純利益16億38百万円を見込んでおります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。