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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本ドライケミカル

Nippon Dry-Chemical CO.,LTD.1909 · Standard · 機械

粉末消火剤技術を核とする総合防災企業。建築・プラント・船舶向け消火設備から消防車・消火器製造まで一貫対応。

概要

日本ドライケミカル株式会社は、1955年設立の総合防災企業である。粉末消火器から自動火災報知設備、消防自動車まで幅広く手掛け、設計・施工・保守点検を一貫して提供する。2026年3月期の連結売上高は605億円、営業利益80億円、従業員1,195人。東京都北区に本社を置き、防災需要の高まりを背景に安定成長を続けている。

三つの事業柱で構成される収益構造

当社グループは防災設備事業、メンテナンス事業、商品事業の三つの営業種目で構成される。2026年3月期の売上高は防災設備事業が368億円(構成比61%)、メンテナンス事業が101億円(17%)、商品事業が136億円(22%)である。防災設備事業は大型建築物やプラント向けの消火設備の設計・施工を担い、売上総利益率が約28%と高い。メンテナンス事業は既存設備の点検・改修で安定収益を生み、商品事業は消火器や防災用品の販売が主体である。営業利益率は約13%と業界平均を上回り、高い収益性を維持している。

売上高10年で2倍超に拡大した成長軌道

連結売上高は2013年3月期の289億円から2026年3月期の605億円へと、13年間で約2.1倍に成長した。特に2020年以降は毎期増収を達成し、2026年3月期は前年比8.6%増となった。営業利益も2025年3月期の61億円から80億円へ拡大し、利益率は10%台を維持する。純利益は33億円から51億円へ増加した。この成長の背景には、都市再開発やデータセンター需要の取り込み、プラント設備の更新需要がある。また、メンテナンス事業の改修工事や商品事業の小型工事も寄与している。

7社で構成されるグループ体制

当社グループは日本ドライケミカル株式会社と7社の関係会社で構成される。主要子会社は北海道ドライケミカル株式会社(北海道支店エリアのメンテナンス・商品販売)、千葉圧力容器製造株式会社(消火器容器製造)、広伸プラント工業株式会社(プラント設備工事)、M-tech株式会社(韓国現地法人、旧NDC Korea)である。また、2014年に完全子会社化した沖電気防災(現ヒューセックを経て吸収合併)や、2012年に設立したイナートガスセンターなどがある。グループ全体で防災事業の川上から川下までをカバーする。

業界の中での役割は防災設備業界における総合エンジニアリング企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
605億円
営業利益
80億円
営業利益率
13.2%
純利益
51億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建築防災設備主力

一般建築物に対して、消防法で設置が義務付けられたスプリンクラー設備、ガス系消火設備、泡消火設備、消火栓設備、自動火災報知設備などの設計・施工を提供しています。高層化・高度化する建築物に対応する施工管理能力と、設計提案力により再開発物件や大型物件を受注しています。

主な製品・サービス3
スプリンクラー設備
火災を自動感知し、水を散布して消火する設備。事務所や廊下などに設置され、初期消火に有効。
ガス系消火設備
電気・機械室など、水を使えない場所に設置される。二酸化炭素やハロゲン化物などのガスを放出して消火する。
泡消火設備
地下駐車場などに設置され、泡で酸素を遮断して消火する。寒冷地では凍結を避けるため粉末消火設備も用いられる。

02プラント防災設備準主力

危険物施設である火力発電プラントや石油・石油化学プラントなどに対し、顧客の要望や消防の要求に応じた防災設備を設計・施工しています。平面的な火災には泡消火設備、立体的な火災には粉末消火設備や水噴霧消火設備、密閉施設にはガス消火設備など、火災性状に適した設備を提案します。原子力発電プラントやバイオエタノールプラントにも対応しています。

主な製品・サービス3
泡消火設備
石油タンクなど平面火災に有効な泡を放射して消火する設備。
粉末消火設備
立体的な火災に有効な粉末消火剤を放射する設備。
ガス消火設備
密閉された施設にガスを放出して消火する設備。

03船舶防災設備準主力

船舶安全法やSOLAS条約などの規定に基づき、船舶のエンジン室火災や他船火災に対応する消火設備を提供しています。二酸化炭素消火設備と粉末消火設備が主力製品で、タンカーや客船などに応じた防災システムを構築しています。また、タグボートや消防船には泡水消火設備なども設置します。

主な製品・サービス2
二酸化炭素消火設備
機関室や貨物艙などに設置され、二酸化炭素を放出して消火する設備。船舶の主力消火設備。
粉末消火設備
ガス運搬船の甲板部などに設置され、粉末消火剤を放射する設備。

04車輌(消防自動車)準主力

地方自治体を主要顧客に、消防自動車の製造・販売を行っています。購入したトラックシャシーに、消防ポンプや真空ポンプなどの装置を艤装して納入します。自社開発の無給油式グランドパッキンや電子スロットル装置など、メンテナンス性を向上させた製品が特徴です。

主な製品・サービス2
消防自動車
消防活動に必要なポンプやタンクを搭載した自動車。自治体などが保有し、火災現場で消火活動に当たる。
動力消防ポンプ
消防自動車などに搭載される可搬式の消防ポンプ。

05メンテナンス(防災設備の保守点検)準主力

消防関係法令で義務付けられた防災設備の定期点検・保守を行うほか、点検で発見された不具合の修理や改修工事、老朽化設備のリニューアル提案まで、建物の維持管理のための一連のサービスを提供しています。自社納入設備に限らず既存設備の点検も行います。

06商品(消火器・防災用品販売)副次

消火器の製造・販売、防災用品の仕入・販売、防災設備の小型工事を販売代理店を通じて行っています。日本で初めてアルミ製容器を採用した消火器は、軽量で耐食性・リサイクル性に優れています。自動火災報知設備機器や避難器具、防災グッズなども扱います。

主な製品・サービス1
ABC粉末消火器
A火災(普通火災)、B火災(油火災)、C火災(電気火災)に使用できる粉末消火器。アルミ製容器で軽量・耐食性に優れる。

製品と技術

日本初のアルミ容器を採用した粉末消火器

当社の主力製品は粉末消火器であり、市場で最も流通するABC粉末消火器10型をはじめ、多くの機種でアルミ製容器を採用している。日本で初めてアルミ容器を実用化し、軽量で耐食性に優れ、リサイクル性が高い点が特徴である。消火薬剤は千葉工場で生産し、型式認証を取得した上で個別検査を経て出荷される。消火器は一般建築物から工場・船舶まで広く設置され、国内シェアの一角を占める。また、消火器の小型化や環境対応型薬剤の開発も進めている。

ガス・泡・粉末を組み合わせた消火設備システム

建築物やプラント向けに、スプリンクラー設備、ガス系消火設備、泡消火設備、粉末消火設備などをシステムとして設計・施工する。特に電気室・機械室には二酸化炭素やハロゲン化物代替ガスを用いるガス系設備、地下駐車場には泡設備、立体駐車場にはガス系設備を標準とする。プラント分野では火力発電所や石油化学プラント向けに、危険物の性状に応じて泡・粉末・水噴霧を使い分ける。船舶向けには機関室の二酸化炭素消火設備やタグボートの他船消火設備を手掛ける。

無給油式ポンプを搭載する消防自動車

千葉工場で各種消防自動車を製造する。購入したトラックシャシーに、顧客仕様に合わせた艤装を施す。自社開発の無給油式グランドパッキンを採用した消防ポンプや、補器類を不要にした無給油式真空ポンプ、電子スロットル装置、化学消防車向け自動混合装置などを搭載する。主要顧客は地方自治体で、多くが古い車両の更新需要である。また、動力消防ポンプや電動ホースカーなどの積載機器も扱う。

センシングと報知を担う自動火災報知設備

福島工場で自動火災報知設備の受信機等を製造する。普通型火災感知器に加え、防爆型や赤外線式炎感知機など、用途に応じた製品をラインアップする。タンカーや客船向けの船舶用システムも手掛け、火災の早期発見と警報を実現する。また、自社開発の制御盤や非常用バッテリーなども販売する。報知設備と消火設備を連携させたトータル防災システムの提供が強みである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

消火設備のトップランナー、安定収益

日本ドライケミカルは、建築物向け消火設備、特に乾式化学消火システムで国内トップクラスのシェアを持つ。同業の三浦工業やタクマとは異なり、消火設備専門の特定分野に強み。2025/3期は売上557億円、営業利益率10.95%と高収益。2026/3期も増収増益見込み。消防法令の改正など規制強化が需要追い風。一方、同業のGMSグループなども競合するが、技術力とブランドで優位。建設市場全体に左右されにくいストックビジネスが強み。

強み

  • 乾式化学消火システムで高いシェア、ブランド力と技術で競合優位。
  • 営業利益率11%超と安定した高収益、ストック収入も寄与。
  • 消防法改正などで需要が継続的に発生、事業基盤が堅固。
  • 2026/3期は売上605億、営業利益率13.22%と拡大継続。

課題

  • 国内消火設備市場は成熟、大きな成長は期待しにくい。
  • 海外メーカーや異業種の参入で競争激化の可能性。
  • 新たな消火技術の登場により、既存製品の陳腐化リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が日本ドライケミカル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16328荏原実業307億円12.3倍
26469放電精密加工研究所302億円35.8倍
36245ヒラノテクシード284億円21.2倍
46365電業社機械製作所273億円9.0倍
56232ACSL268億円
61909日本ドライケミカル266億円19.5倍
76279瑞光265億円12.4倍
8544AGMSグループ264億円
96482YUSHIN258億円85.0倍
106445ジャノメ255億円42.3倍
116327北川精機254億円49.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

粉末消火器の製造販売で創業した1955年

1955年4月、東京都港区浜松町に日本ドライケミカル株式会社を設立。粉末消火器、粉末消火設備、自動火災報知設備の製造販売を主業として創業した。当時、粉末消火剤を用いた消火器は新しい技術であり、以降同社のコア技術となる。創業直後の1956年に大阪営業所を開設し、1957年には旭硝子(現AGC)が資本参加した。同年、本社を中央区銀座に移転し、営業基盤を拡大した。1958年には名古屋営業所と札幌出張所を、1959年には仙台出張所を開設し、全国展開の足掛かりを築いた。

千葉工場開設と生産体制の強化(1971年)

1971年2月、千葉県松尾町に千葉工場を開設し、場内に実験センターを設置した。これにより消火器や消火設備の本格的な内製化が可能となり、品質と生産効率が向上した。1975年には子会社の日本ドライメンテナンス(現北海道ドライケミカル)を設立し、保守点検事業に参入。1981年にはプレスト産業を吸収合併し、事業規模を拡大した。1984年には宮田防災工業を完全子会社化し、北海道ドライケミカルに社名変更、北海道エリアの拠点を強化した。

東証上場とタイコ傘下への移行(1991~2000年)

1991年9月、東証第二部に上場。1995年6月には第一部に指定替えとなった。しかし2000年9月、公開買付によりタイコ システムズ ジャパンが当社株式の92%を取得。同年12月の株式交換で完全子会社化され、上場廃止となった。タイコ傘下で2002年にはタイコファイヤーアンドセキュリティージャパンを吸収合併、2003年には千葉圧力容器製造を子会社化し、グループ再編を進めた。だが2008年、大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツが当社株式を取得し、経営権が移った。

再上場から東証一部復帰まで(2011~2013年)

2008年の大和証券系への移行後、2009年にはディー・エス・エムインベストメンツドセを吸収合併。2011年6月、東証第二部に再上場を果たした。再上場後の2012年、戦略的パートナーとして初田製作所と基本業務提携を締結し、またイナートガスセンターを設立した。同年10月には沖電気防災を子会社化、2013年2月には新日本空調と資本業務提携を結んだ。2013年12月、東証第一部に再び指定され、上場復帰から2年半で第一部復帰を達成した。

子会社化と新工場建設で事業領域を拡大(2014~2019年)

2014年8月、沖電気工業と資本業務提携を結び、同年10月に沖電気防災を完全子会社化。2015年1月、沖電気防災をヒューセックに社名変更し、同時に綜合警備保障(ALSOK)と資本業務提携。また同月、福島県福島市に福島工場を開設し、自動火災報知設備の受信機等の製造を開始した。2016年10月にはヒューセックを吸収合併。2017年11月、韓国の始興金属を完全子会社化(後のNDC Korea、さらにM-techに社名変更)。2018年11月、広伸プラント工業を子会社化し、プラント設備工事の能力を強化した。

市場区分移行と中期計画への突入(2020年以降)

2020年2月、本社を東京都北区田端に移転。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からスタンダード市場に移行した。2023年6月、韓国子会社をM-techに社名変更。2026年3月期の連結売上高は605億円に達し、中期経営計画『変革と成長2030』の初年度として営業利益80億円を達成した。同計画では2030年3月期に事業利益80億円、EBITDAマージン12%以上、ROE12%以上を目標に掲げ、DX推進や人材投資を進めている。

年表41件を開く

1950年代

  • 1955年4月日本ドライケミカル㈱を設立(東京都港区浜松町)、粉末消火器、粉末消火設備及び自動火災報知設備の製造、販売を主業として創業
  • 1956年5月大阪営業所を開設(現大阪支店)
  • 1957年3月東京都中央区銀座に本社を移転
  • 1957年3月旭硝子㈱(現、AGC㈱)が資本参加
  • 1958年12月名古屋営業所及び札幌出張所を開設(現名古屋支店及び札幌支店)
  • 1959年2月仙台出張所を開設(現東北支店)

1960年代

  • 1963年10月福岡駐在員事務所を開設(現九州支店)

1970年代

  • 1971年2月千葉県松尾町に千葉工場を開設、及び場内に実験センターを設置
  • 1975年6月㈱京葉消防保守センター(現、日本ドライメンテナンス㈱)を設立

1980年代

  • 1981年2月M&Aプレスト産業㈱を吸収合併
  • 1984年4月M&A宮田防災工業㈱(子会社)を完全子会社化し、北海道ドライケミカル㈱に社名変更

1990年代

  • 1991年9月上場東証第二部上場
  • 1992年7月東京都品川区東品川に本社を移転
  • 1995年6月上場東証第一部上場
  • 1999年10月本社設備部門がISO9001認証を取得

2000年代

  • 2000年9月公開買付により、タイコ システムズ ジャパン㈱が当社株式の92%を取得
  • 2000年12月上場株式交換を実施し、タイコ システムズ ジャパン㈱が当社株式を100%取得、上場廃止
  • 2001年6月東京都品川区勝島に本社を移転
  • 2002年10月M&Aタイコファイヤーアンドセキュリティージャパン㈱を吸収合併
  • 2003年10月M&A千葉圧力容器製造㈱を完全子会社化
  • 2008年2月大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツ㈱が、㈲ディー・エス・エムインベストメンツドセを通じて当社株式を取得
  • 2009年3月千葉工場消火器製造・車輌製造部門及び車輌営業部門がISO9001認証を取得
  • 2009年10月M&A㈲ディー・エス・エムインベストメンツドセを吸収合併

2010年代

  • 2011年6月上場東証第二部上場
  • 2012年3月環境マネジメントシステム「ISO14001」認証を取得
  • 2012年5月戦略的パートナーとして㈱初田製作所と基本業務提携契約を締結
  • 2012年8月㈱イナートガスセンターを設立
  • 2012年10月M&A沖電気防災㈱を子会社化
  • 2013年2月新日本空調㈱と資本業務提携契約を締結
  • 2013年10月東京都港区台場に本社を移転
  • 2013年12月上場東証第一部上場
  • 2014年8月沖電気工業㈱と資本業務提携契約を締結
  • 2014年10月M&A沖電気工業㈱が保有する沖電気防災㈱の株式取得により完全子会社化
  • 2015年1月商号変更沖電気防災㈱から㈱ヒューセックに社名変更 綜合警備保障㈱(現、ALSOK㈱)と資本業務提携契約を締結 福島県福島市に福島工場を開設
  • 2016年10月M&A㈱ヒューセックを吸収合併
  • 2017年11月M&A㈱始興金属を完全子会社化
  • 2018年11月M&A広伸プラント工業㈱を完全子会社化
  • 2019年3月商号変更㈱始興金属からNDC Korea㈱に社名変更

2020年代

  • 2020年2月東京都北区田端に本社を移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2023年6月商号変更NDC Korea㈱からM-tech㈱に社名変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 事業利益2030年3月期まで80億円
  • EBITDAマージン2030年3月期まで12%以上
  • ROE2030年3月期まで12%以上の維持

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    経営基盤の強化

    人財ポートフォリオ明確化と人的資本投資、IT/DX推進による情報一元化と生産性向上、研究開発推進による新ソリューション開発、製造・開発拠点の整備拡充による開発スピード向上に取り組む。

  2. 02

    高付加価値・成長領域への事業拡大

    防災設備事業ではデータセンター・半導体・大規模再開発案件の受注推進とエンジニアリング強化、メンテナンス事業では基盤再編と特殊物件の契約獲得、商品事業では自社開発製品の拡販と代理店ネットワークを活用した小型工事受注拡大に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,195人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は724万円で、9期前と比べて+19.5%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は12.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月728
2018年3月739
2019年3月60541.312.2830
2020年3月64441.412.11,032
2021年3月59441.111.91,038
2022年3月58041.111.91,038
2023年3月58241.112.31,104
2024年3月65140.912.31,150
2025年3月72341.111.81,157527
2026年3月72441.212.41,195669

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率27.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
福島工場 — 福島県福島市1,887百万円
千葉工場 — 千葉県山武市1,699百万円
本社 — 東京都北区49百万円
本社 — 北海道札幌市白石区37百万円
大阪支店 — 大阪府大阪市 淀川区5百万円
名古屋支店 — 愛知県名古屋市 中区3百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    北海道ドライケミカル 株式会社
    北海道札幌市白石区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    M-tech株式会社(注)1.
    大韓民国 京畿道安山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イナートガスセンター
    千葉県山武市 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    機動前進指揮車の調達
    消防庁 · 2025-10-14
    4.9億円
  • 調達
    機動前進指揮車の調達
    消防庁 · 2026-06-02
    4億円
  • 調達
    九段第3合同庁舎地下駐車場泡消火設備修繕工事
    財務省 · 2026-06-17
    4,800万円
  • 調達
    中央合同庁舎第3号館消火ポンプ(スプリンクラー用)更新業務
    国土交通省 · 2025-01-22
    2,550万円
  • 調達
    中央合同庁舎第3号館消火用水ポンプ更新
    国土交通省 · 2025-07-30
    1,650万円
  • 調達
    中央合同庁舎第3号館屋内消火栓ポンプ更新業務
    国土交通省 · 2023-07-24
    1,350万円
  • 調達
    財務省本庁舎二酸化炭素消火設備修繕工事
    財務省 · 2019-12-26
    600万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は605億円営業利益80億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.6%、利益が+31.1%。

売上高
+8.6%
605億円
営業利益
+31.1%
80億円
純利益
+27.5%
51億円
営業利益率
13.2%
前期比 +2.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は133億円、営業利益は20億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.7%、営業利益は+233.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1699
2024年1Q11765.15
2024年2Q1311511.59
2024年3Q138118.07
2024年4Q17312
2025年2Q237229.315
2025年4Q3203912.225
2026年2Q2663412.822
2026年4Q3394613.629
2027年1Q1332015.014

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は289億円から605億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は13.2%。純利益は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東証第一部上場
2013年3月289168
沖電気工業㈱が保有する沖電気防災㈱の株式取得により完全子会社化
2014年3月313178
沖電気防災㈱から㈱ヒューセックに社名変更 綜合警備保障㈱(現、ALSOK㈱)と資本業務提携契約を締結 福島県福島市に福島工場を開設
2015年3月3041611
㈱ヒューセックを吸収合併
2016年3月3381911
㈱始興金属を完全子会社化
2017年3月309139
広伸プラント工業㈱を完全子会社化
2018年3月3261211
㈱始興金属からNDC Korea㈱に社名変更
2019年3月3631711
2020年3月3982816
2021年3月4313223
2022年3月4482819
NDC Korea㈱からM-tech㈱に社名変更
2023年3月5024025
2024年3月5595233
2025年3月557615811.040
2026年3月605808213.251

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高605億円のうち、営業利益として残るのは80億円13.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は51億円、売上の8.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.4%432億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.4%93億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.2%80億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.6pt
13.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
8.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.2pt
17.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは27億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は106億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−85322
2014年3月15−65936
2015年3月−2−7−7−921
2016年3月17−317−1414
2017年3月22−3−141919
2018年3月17−2−101524
2019年3月28−6−102237
2020年3月−7−4247−4937
2021年3月51−5−384645
2022年3月32−21−11155
2023年3月1−170−1640
2024年3月11−31850
2025年3月89−10−347995
2026年3月34−7−1727106

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は570億円。このうち返さなくてよい自己資本が364億円で、自己資本比率は54.5%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2065714926.6
2014年3月2157913635.4
2015年3月2288514337.4
2016年3月2559915638.8
2017年3月24310513843.2
2018年3月27411615842.4
2019年3月28112615544.7
2020年3月41916025933.1
2021年3月40019021040.4
2022年3月41519721840.6
2023年3月47923424539.8
2024年3月54027027041.2
2025年3月50930520450.3
2026年3月57036420754.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
107億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
263億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
41億円
在庫として抱えている分
負債合計
207億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中14位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中201位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.9%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.2%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.5%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.6%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,700で、1年前と比べて+126.8%過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。

¥3,700+0.0%1ヶ月+0.1%1年+126.8%時価総額266億円
過去52週の値幅
安値¥1,587.5高値¥3,850

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.5倍
PBR3.07倍
配当利回り0.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月間、3690〜3725円の狭いレンジで推移しており、方向感は乏しい。25日移動平均線(3693.6円)とほぼ同水準で推移し、75日線(3535.99円)を上回る安定感はある。年初来では1年間で約190%上昇し、52週高値の3850円に約4%と迫る水準。出来高は7月15日に148万株と急増した後、8月に入り3万株前後に減少しており、様子見姿勢がうかがえる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは19.49倍で業界平均24.45倍を下回り、PBRは3.19倍と業界平均1.64倍の約2倍で割高感がある。しかしROEは17.9%と高く、成長性を考慮すればPERは妥当圏。配当利回り0.61%は低く、配当性向12.1%と配当は伸び悩む。総合的に見てほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.5倍22.7倍
PBR3.07倍1.50倍
ROE17.9%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高・利益とも堅調に成長。2026年3月期は売上高605億円、営業利益率13.22%と過去最高水準を見込む。強気派は、防災需要の構造的増加、高い収益性、PER19.5倍が成長を考慮すれば妥当と判断。弱気派は、伸び率鈍化の兆候、競合増加、バリュエーションが既に高く期待先行の可能性を指摘。

プラスに働く材料7
  • 防災需要の構造的増加

    法規制強化や防災意識向上で安定的な需要が見込める。

  • 高い収益性と成長

    営業利益率10%超で推移し、2026/3期は過去最高益予想。

  • PER19.5倍は成長考慮で妥当

    利益成長率を考慮すれば、現在のPERは割高ではない。

  • 2026年3月期の営業利益80億円と前期比31%増決算発表後影響

    営業利益61→80億円(+31%)。売上高557→605億円

  • 営業利益率13.22%と2.3ポイント改善通年影響

    営業利益率10.95%→13.22%に改善。高付加価値化進む

  • ROE17.9%と高資本効率継続影響

    ROE17.9%、純利益51億円(前期比28%増)

  • 売上高605億円と8.6%増収通年影響

    売上高557→605億円、増収率8.6%。成長継続

マイナスに働く材料7
  • 成長率鈍化のリスク

    売上高成長率が鈍化しており、市場成熟の兆候。

  • 競争激化による収益圧迫

    新規参入や価格競争の激化で利益率が低下する可能性。

  • バリュエーションの過熱感

    PER19.5倍、PBR3.2倍と業界平均対比で割高水準。

  • PER19.49倍と割高感継続影響

    株価3,695円に対しEPS約190円(PER19.49倍)と割高

  • 株価1年で190%上昇し高値警戒継続影響

    1年間で190.34%上昇。利益確定売りが出やすい水準

  • 外国人保有20.04%と高い不定影響

    外国人持ち株比率20.04%。リスク回避時の売りが大きい

  • 配当利回り0.61%と低い継続影響

    配当利回り0.61%。株主還元は限定的

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益性の維持・悪化を見極める鍵。
売上高成長率
需要の伸びが鈍化していないか確認。
受注残高
将来の売上高の安定性の指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22.5で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは0.61%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥22.5
1株あたり
配当利回り
0.61%
いまの株価に対して
配当性向
12.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月814.9
2018年3月80.019.9
2019年3月1141.718.3
2020年3月8−29.412.4
2021年3月810.010.9
2022年3月8−9.112.7
2023年3月1026.711.5
2024年3月1331.611.2
2025年3月1840.013.2
2026年3月2328.612.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,401人。区分でいちばん多いのは事業法人40.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.4%を占め、残る48.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人47.246.546.845.444.040.3
個人・その他27.026.529.232.828.126.8
外国法人5.27.06.27.017.020.0
金融機関17.417.315.110.28.811.1
自己株式2.52.53.96.76.76.7
証券会社3.02.52.54.62.11.7
外国人個人0.20.20.20.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ALSOK株式会社15.32
02日本ドライケミカル取引先持株会5.92
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.90
04株式会社初田製作所4.73
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.59
06GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.30
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.10
08BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURGFUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.87
09新日本空調株式会社2.67
10日本ドライケミカル従業員持株会1.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近13
  • 2026-07-29
    クレディ アンドスリエル エ コメルシアル(CREDIT INDUSTRIEL ET COMMERCIAL)
    新規の大量保有報告
    6.24%
    +1.11pt
  • 2026-07-17
    クレディ アンドスリエル エ コメルシアル(CREDIT INDUSTRIEL ET COMMERCIAL)
    新規の大量保有報告
    5.13%
  • 2026-07-16
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.69%
    -6.79pt
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.24%
    -1.52pt
  • 2026-07-06
    TCG2511株式会社
    新規の大量保有報告
    49.30%
    +33.98pt
  • 2026-07-01
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    8.48%
    +2.02pt
  • 2026-06-26
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    8.48%
    +2.02pt
  • 2026-06-04
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.76%
  • 2026-06-04
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.55%
    -1.56pt
  • 2026-06-01
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    6.46%
    +0.89pt
  • 2026-06-01
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    変更報告
    6.46%
    +0.89pt
  • 2026-05-18
    ALSOK株式会社
    新規の大量保有報告
    15.32%
  • 2026-05-11
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.11%
    -1.18pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−39%、1株純資産は14期で−45%。直近期のROEは17.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3122,09814.88.920.2
2014年3月2972,30112.77.623.8
2015年3月1581,28713.07.225.7
2016年3月1701,37912.36.524.1
2017年3月1211,4858.510.114.9
2018年3月1561,63910.07.719.9
2019年3月1581,7729.26.818.3
2020年3月2241,97912.06.212.4
2021年3月3302,30815.45.210.9
2022年3月6860111.56.412.7
2023年3月9269114.14.911.5
2024年3月12083015.95.611.2
2025年3月14895616.56.813.2
2026年3月1901,15817.912.912.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
亀井正文代表取締役社長6832,160
柄澤秀樹取締役5916,080
粕谷知久取締役574,000
松尾登志紀取締役58
平林学取締役49
清威人取締役63
金太浩取締役63
中川信夫監査役(常勤)6310,400
渡慶次憲彦監査役57
森悦子監査役70

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)660401411419
監査役1111111
社外取締役411113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,255字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(日本ドライケミカル株式会社)及び関係会社7社により構成されており、各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消火設備、消防自動車、自動火災報知設備の製造・販売、防災用品の仕入・販売等の防災事業を行っております。 当社グループは1955年4月の当社設立以来、粉末消火剤を用いた消火器及び消火設備の開発、販売を始めとして、商業ビル等の一般建築物、複合用途の建築物、危険物施設のあるプラント、工場、船舶等に各種消火器及び消火設備等を納入し、さらにこれらの設備の保守点検等のサービスも合わせた、人々に安心と安全を提供する総合防災企業として事業を行ってまいりました。 当社グループが行っている防災に関するすべての事業は、設計、製造、施工、検査、保守点検に至るまで消防法をはじめとする法律及び関連する法規制に従って行われております。そのため、製品に対しては日本消防検定協会等の公的な第三者機関から製品型式を取得し、製造毎の個別検査を受け合格することが義務付けられております。また、防災設備の設置場所における消防検査に合格することも義務付けられております。 当社グループは、消火器、消火設備、自動火災報知設備等のほとんどを自社ブランドで取り扱っており、大型の消火薬剤タンク等の消火設備、各種消火器及び消防自動車、自動火災報知設備の受信機等を自社工場で生産しております。 なお、当社グループは、各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消火設備、消防自動車、自動火災報知設備の製造・販売、防災用品の仕入・販売等の防災事業を行っており単一セグメントであるため、事業の内容について営業種目別に記載しております。 当社グループでは、取り扱う製品、商品及びサービスの商流に合わせて、防災設備事業、メンテナンス事業、商品事業の3つの営業種目に区分し、顧客層に応じた販売部門を組織しております。 (1) 防災設備事業 防災設備事業では、建築防災設備、プラント防災設備、船舶防災設備における各種防災設備の設計・施工、各種消防自動車の製造・販売を行っております。 当社は、各種防災設備の設計・施工をするほか、千葉工場において各種防災設備の容器を製造し、福島工場において各種自動火災報知設備の受信機等を製造しております。 ① 建築防災設備 一般建築物の防災設備は、消防法によりその設置が義務付けられており、かつ設置基準が詳細に定められておりますが、その中で当社は一般建築物の高層化・高度化・短工期化に対応する施工管理能力の強化、自社開発のコスト管理システムによる厳正な原価管理、施工実績や設置基準に効率的に適合させるための知見を活用した設計の見直し提案等を行っており、これらの施工管理能力・提案能力等により再開発物件や大型物件を受注し施工しております。 一般建築物の主な防災設備は以下のとおりであります。 ・ 事務所、会議室、廊下にはスプリンクラー設備 ・ 電気・機械室にはガス系消火設備 ・ 地下駐車場には泡消火設備(寒冷地は凍結事故を考慮して粉末消火設備も多い) ・ 立体駐車場にはガス系消火設備 ・ 全体的には消火栓設備、消火器、自動火災報知設備 ② プラント防災設備 当社の施工納入するプラント防災設備は、主として危険物施設である火力発電プラント、石油プラント、石油化学プラント及びそれらに関わる工場、倉庫、移送施設(桟橋等)等に設置するものであり、個々に顧客の要望、過去の実績、消防の要求等を考慮して設備仕様が決定されます。 危険物とは主として石油類でありますが、平面的な火災には泡消火設備、立体的な火災には粉末消火設備、水噴霧消火設備、密閉された施設にはガス消火設備等それらの形に最も適した防災設備を設置することが重要です。 その他には原子力発電プラント、最近ではバイオエタノールプラントにも対応しております。 ③ 船舶防災設備 船舶用防災設備は、その船自体のエンジン室火災等に対応して設置するものと、別の船の火災を消火するための設備である他船消火設備があります。 船舶用防災設備は船舶安全法、海上人命安全条約、船級協会等の規定により義務付けられております。また、警戒船として稼動しているタグボート等に搭載される他船消火設備は、海上保安庁告示第29号第2条に記載された設備の設置を義務付けられております。 船舶用防災設備は主として機関室及び貨物艙の消火設備として二酸化炭素消火設備、ガス運搬船の甲板部の消火設備として粉末消火設備があります。二酸化炭素消火設備・粉末消火設備は当社の主力製品であります。 また、タグボートや消防船のように他船舶の火災の消火活動に従事する船舶には泡水消火設備、粉末消火設備が設置されます。 船舶用自動火災報知設備は、普通型の火災探知機に加え防爆型、赤外線式炎探知機などがあり、タンカーや客船など用途に応じた船舶用防災システムを構築しております。 ④ 車輌 各種消防自動車の製造・販売を行っております。 当社は千葉工場及び協力会社において、購入したトラックシャシーに、顧客の要求する仕様に合わせた各種装置の艤装を行い、消防自動車として納入しております。当該装置には、自社開発の無給油式グランドパッキンを採用してメンテナンス性を向上した消防ポンプ、従来付属していた補器類を不要にすること等でメンテナンス性を向上した無給油式真空ポンプ、電子スロットル装置、化学消防自動車用の自動混合装置等があります。また、消防自動車に積載する動力消防ポンプや電動ホースカー等の製造・仕入・販売を行っております。 主要な顧客は、地方自治体であり、購入する消防自動車の多くが古い車輌の交換需要によるものであります。 (2) メンテナンス事業 メンテナンス事業では、各種防災設備の保守点検業務及びそこから派生する修繕及び改修工事を行っております。メンテナンス事業は、当社及び子会社の北海道ドライケミカル株式会社が行っております。 防災設備の点検は消防関係法令に規定されており、定期的な点検、維持管理が建物所有者等に義務付けられております。メンテナンス事業は当社防災設備事業で納入した各種防災設備のみならず、あらゆる既存防災設備の点検を行っております。また、点検で発見された不具合箇所の修理、改修工事、部品・機器の交換も行っており、更には老朽化した設備のリニューアル提案による大規模改修工事に至るまで建物の維持管理の為の一連のサービスを提供しております。 (3) 商品事業 商品事業では、各種消火器の製造・販売、各種防災用品の仕入・販売、各種防災設備の小型工事を行っております。各種消火器及び各種防災用品の販売、各種防災設備の小型工事案件につきましては、主に販売代理店を介して行っております。商品事業は、当社及び子会社の北海道ドライケミカル株式会社が行っております。 当社は1955年4月に、粉末消火器の製造、販売を目的に設立され、以降各種消火設備等の開発、製造、施工、販売と事業を広げてまいりました。 当社グループは、日本で初めてアルミ製容器を、市場で最も流通しているABC粉末消火器10型をはじめとした多くの製品に採用してまいりました。このアルミ製容器を用いた消火器は、軽くて耐食性に優れ、リサイクル性が高く環境にやさしいという利点があります。 また、当社千葉工場で生産している各種消火器及び消火薬剤が販売の主体でありますが、火災を事前に発見する各種自動火災報知設備機器、その他防災用品である避難器具、消防ホース等の消火設備用機器、更に非常時に必要となる防災グッズ、非常用食料、消耗品としての誘導灯、受信機、制御盤等の非常用バッテリー等も売上の多くを占めております。 なお、当社グループの事業系統図は以下のとおりとなっております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,984字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、企業理念として「創ろう ゆたかで安心な未来を テクノロジーで」をパーパスとし、次のミッションを掲げております。 安心・安全   消火・防災のプロフェッショナルとして、ステークホルダーの皆様とともに社会に安心と安全を提供し続けていきます テクノロジー   社会の変化に適応した新しい発想とテクノロジーで消火・防災を科学し、防災の未来を エンジニアリング力で創っていきます 人財育成   ゆたかで安心な未来の実現に向けて、次世代の消火・防災へつなぐ自律型人財の育成に情熱を持って取り組んでいきます 当社グループは、お客様、株主・投資家、お取引先・事業パートナー、地域社会、従業員などすべてのステークホルダーに対する社会的責任を果たし、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長を実現するための経営基盤の強化および高付加価値・成長領域への事業拡大を 中期経営方針としており、事業利益の拡大、EBITDAマージンの向上およびROEの高水準維持を中長期的な目標として定めております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、1955年4月の会社設立以来、粉末消火設備をはじめとして各種防災設備の設計・施工・メンテナンス、消火器を主力商品とする防災機器の製造・販売を主たる目的として事業を行ってまいりました。その後、消防自動車の製造及び販売、各種自動火災報知設備の設計・施工、火災報知関連機器の製造・販売等の事業を加えて、防災事業の領域を広げてまいりました。 現代社会において、各種のインテリジェントビル、商業ビル、高層マンション等さまざまな都市構造物、発電所、工場等のプラント施設、各種の公共施設、福祉施設、更には一般家庭等における防災や安全に対するニーズはますます高まっており、その内容は高度化、多機能化、多様化が求められております。それら市場の要請の変化、動向に対して、当社グループとしてソフト、ハード両面から適時、適切に対応していくために、設計・施工の総合力を強化し、エンジニアリング力を高めていくとともに、環境への対応を最優先に、環境にやさしい新製品、新防災システムの開発にも取り組んでいく方針でおります。 このような状況のもと、当社グループは中長期的な会社の経営戦略として「NDCビジョン2035」を掲げ、その中でも2026年3月期から2030年3月期までの5年間を、当社グループの変革を実現するステージと位置付け、中期経営計画『変革と成長2030』(以下、「本計画」といいます。)を推進しております。 本計画では、持続的な成長を実現するための経営基盤の強化および高付加価値・成長領域への事業拡大を中期経営方針とし、各施策に取り組んでおります。 <経営基盤の強化> ・人財・組織 職種と専門性から目指すべき人財ポートフォリオを明確にし、その実現に向けて人的資本投資を進めてまいります。 ・IT/DXの推進 案件/物件統合管理システムの導入による、情報一元化および生産性の向上、業務効率の改善を図り、更なる成長を目指します。 ・研究開発の推進 環境対応等の社会的要請および法令に対応した製品・システムの開発を引き続き実施し、消火防災のコア技術であるセンシングと消火を融合し、新たなソリューションを開発してまいります。 ・製造・開発拠点の整備拡充 開発研究拠点である技術開発第1研究所(千葉)、技術開発第2研究所(福島)の整備拡充により研究開発環境の充実を図り、先進的かつオリジナリティのある製品やシステムの開発スピードを向上してまいります。 福島工場および千葉工場では場内レイアウトを見直すことで生産高および生産性の向上を図り、新たに開発する製品の生産設備導入を計画してまいります。 <高付加価値・成長領域への事業拡大> ・防災設備事業 建築防災のコア市場におけるトップポジションの確立を目指し、データセンター、半導体関連案件に加え、都市部を中心とした大規模再開発案件等の受注推進およびエンジニアリング力の更なる強化に注力します。 プラント事業領域の拡大により収益基盤の増強を目指し、新規発電所/水素・アンモニアプラント等の新設プラント物件に加えて、既設プラント物件の改良工事や環境配慮型泡消火薬剤関連案件等の受注推進に注力します。 ・メンテナンス事業 高付加価値であるメンテナンス事業の拡大を目指し、事業基盤の再編成とグループ内における事業部間連携の強化を図り、当社グループ施工物件の点検および既存物件の設備機能維持・向上のための改修工事受注推進と当社に優位性がある特殊物件のメンテナンス契約獲得に注力します。 ・商品事業 消火器、火災報知関連機器の販売に加え、火災予防の普及促進を目指し、顧客ニーズに沿った自社開発製品を拡販してまいります。また、協力会社のネットワークを拡充し、代理店ネットワークを活かした小型工事案件の受注拡大にも注力します。 本計画の取り組みを通じて、2030年3月期の計画値を次のように設定し、資本コストを意識した経営及び持続的な企業価値の向上を実現してまいります。 ・事業利益 80億円 ・EBITDAマージン 12%以上 ・ROE 12%以上の維持 (4)対処すべき課題 当社グループは、パーパス「創ろう ゆたかで安心な未来を テクノロジーで」のもと、長期ビジョン「NDCビジョン2035」のうち、最初の5か年計画である中期経営計画『変革と成長2030』を推進しております。当該計画のなかで、持続的な成長を実現するための経営基盤の強化および高付加価値・成長領域への事業拡大が最重要と考えており、独自の防災製品・防災システムを開発するための研究開発体制および人材育成の強化、コア・ビジネスであるエンジニアリング力の強化を図ってまいります。とりわけ、火災を未然に防ぐ「火災予防」の分野に注力し、自動消火を目指した製品開発へのイノベーション、イマジネーション力の向上に努め、将来の社会ニーズに合う製品およびサービスを提供してまいります。 それらを実現するために、千葉工場内の技術開発第1研究所では新たな消火設備・システムの開発に加えて、新素材の基礎研究を始め、低環境負荷の消火薬剤や次世代エネルギー向け消火システム等の研究開発に取組んでおります。福島工場内の技術開発第2研究所では、新たな自動火災報知設備・機器の開発に加えて、火災判定アルゴリズムの基礎研究を始め、次世代の火災予兆検知に関するセンシング技術を中心とした研究開発を推進しております。 当社グループは引き続き、社会の変化に適応する新しい発想とテクノロジーで、次世代の防災を創造し、世の中に安心・安全を提供するとともに、環境に配慮した、より良質な社会インフラを構築するという社会的使命を果たすべく、グループ一丸となって取組んでまいります。
事業等のリスク4,596字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境について ① 景気変動リスクについて 当社グループは、各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消防自動車の製造及び販売、防災用品の仕入・販売等の防災事業を行っており、消防法をはじめとした法規制及び製品耐用年数による安定的な買い替えにより、一定の需要が見込まれるため、メンテナンス事業及び商品事業は比較的景気動向の影響を受け難い特徴があると考えておりますが、想定を上回る経済情勢の変化、建設需要・設備投資の縮小、建設資材価格及び労務費等の急激な上昇等が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 防災設備事業への依存について 当社グループの売上高のうち、防災設備事業における売上高は全体に占める割合が高く、2026年3月期では60.8%を占めております。防災設備事業においては、設備投資動向、大規模再開発計画、新規供給物件動向、商業施設等の着工数等に左右されるため、建築投資案件の減少、設備投資計画の延期等の変化があった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは工事ごとに厳正な納期、工期及び原価の管理を行っていると考えておりますが、工程の大幅な変更、施工途中における設計変更や工事の手直し等、売上高の一部が翌連結会計年度にずれ込む場合、又は想定外の追加の費用が発生した場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 四半期業績の偏重について 当社グループは、請負工事に関して、履行義務は一定の期間にわたり充足されると判断し、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。また、その他の工事物件について、履行義務は一時点で充足されると判断し、完全に履行義務を充足した時点(工事が完了した時点)で収益を認識しております。このため、工事の進捗状況又は工事完了等のタイミングにより業績が変動することから、特定の時期に業績が偏重する可能性があります。 なお、2026年3月期の各四半期の業績は以下のとおりです。 (単位:千円) 第74期連結会計年度 (自 2025年4月1日     至 2026年3月31日) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高   12,829,016   13,773,302   16,405,587   17,510,857   60,518,763 売上総利益   3,469,382   3,970,846   4,746,553   5,097,403   17,284,186 営業利益   1,448,245   1,939,645   2,577,465   2,020,276   7,985,631 経常利益   1,646,018   1,925,483   2,756,604   1,904,213   8,232,320 親会社株主に帰属する 四半期(当期)純利益   1,000,987   1,186,513   1,917,948   978,094   5,083,544 ④ 主要な事業活動の前提となる事項について 当社グループの主要な事業活動である防災設備事業及びメンテナンス事業は、建設業許可が必要であり、次のとおり建設業許可を取得しております。 ・ 特定建設業許可(消防施設工事業) ・ 特定建設業許可(管工事業) ・ 一般建設業許可(機械器具設置工事業) ・ 一般建設業許可(電気通信工事業) これらの建設業許可は5年ごとの更新が義務付けられており、本書提出日現在の許可の有効期限は2030年2月であります。 これらの建設業許可は、建設業法第8条及び同法第17条に欠格要件が規定されており、当該要件に抵触した場合、許可等の取消し、又は期間を定めてその業務の全部もしくは一部の停止等を命じられる可能性があります。 当社グループは、現時点において、許可等の取消し等の事由となる事実はございませんが、当該許可等の取消し等を命じられた場合には、社会的信頼の毀損や契約破棄等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 競合について 当社グループの営む各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消防自動車の製造及び販売、防災用品の仕入・販売等の防災事業は、日本国内において同様の事業を営む企業と競合する関係にあります。このため、当社グループは新製品の開発及び販売チャネルの充実等に加え、当社グループに対する顧客からの信頼度が重要であると考えており、これらの向上に努めております。しかしながら、競合他社に対し優位性を維持出来なくなる場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法的規制について 当社グループが提供する、各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消防自動車の製造及び販売、防災用品の仕入・販売等の防災事業では、消防法及びその他関連法令により、防災設備等の設置および保守点検等が義務付けられております。今後、社会情勢等の変化により、法令の改正及び新たな法規制が設けられる可能性があります。この場合において、新たな需要を喚起し業績の向上に寄与する可能性がありますが、その一方で、当社グループの投資計画及び事業計画の大きな変更を余儀なくされ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 製造物責任について 当社グループの消火設備、消火器及び消防自動車等に関する生産品の大部分は、日本消防検定協会による検定品及び日本消防設備安全センター等による認定品を提供しており、また、設置工事等については、消防検査の義務があるものは検査に合格して納入しております。当社グループ内においても徹底した品質管理に努めておりますが、リコールや製造物責任賠償につながる製品の欠陥が発生した場合には、賠償責任保険に加入しているため損害の一部はカバーされるものの、少なくとも社会的信用の失墜は避けられず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 特定の生産拠点について 当社グループの各種防災設備、消火器及び消防自動車等の生産機能は、千葉工場及び福島工場の二拠点に集中しております。当社グループでは、安全及び安定操業の徹底を図り、製造設備の停止及び設備に起因する事故等による潜在的なマイナス要因を最小化するため、安全パトロールを強化し、設備工具の定期的な点検を実施しております。しかしながら、万が一製造設備で発生する事故及び自然災害等により人的及び物的被害が生じた場合には、コストの増加や生産活動の中断等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 外注先との関係について 当社グループは、消火設備工事等の施工・メンテナンスにおいて施工管理(品質管理・工程管理・コスト管理・安全管理)業務以外については基本的に外注しております。当社グループでは、自社の選定基準に合致する多数の外注業者と良好な関係を構築しているため十分な外注体制を構築していると考えておりますが、景気変動等にともなう工事案件の急激な増加により外注先を十分に確保できない状況等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 原材料・部品の調達について 当社グループは、原材料・部品の調達について複数の仕入先を確保するようにしておりますが、いくつかの主要な原材料について特定の供給元に偏重しております。このため、特定の原材料供給元の操業が停止すること等により、必要な原材料の調達が出来ない状況が発生した場合は、当該原材料に依存している製品の生産活動に著しい影響を与え、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、国内外の市場経済の動向等により、資材価格が上昇し、原材料調達状況に影響が及んだ場合、その状況を販売価格へ転嫁することが困難な場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 人材の確保について 当社グループの更なる成長のためには、新製品の開発及び既存製品の製造、工事施工管理、並びに製品等を販売するための有能な人材を確保する必要があります。そのため、当社グループでは社員研修制度等を整備し人材の育成に努めておりますが、人材の確保が出来ない状況又は当社グループがこれまで培ってきた重要な技能・技術の伝承が中断してしまう状況等が顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) その他、経営成績に影響を及ぼす可能性のある事項について ① 固定資産の減損について 当社グループは、有形固定資産及び合併により生じたのれん等の固定資産を保有しております。当該固定資産のうち、減損の兆候が認められる資産等がある場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することとなります。このため、当該資産等が属する事業の経営環境の著しい変化や収益状況の悪化等により、固定資産の減損損失を計上する必要が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 繰延税金資産について 当社グループでは、将来減算一時差異等に対して、2026年3月期末において434百万円の繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産は、将来の課税所得に関する予測等に基づき回収可能性を検討し計上しておりますが、実際の課税所得が予測を大幅に下回った場合等には回収可能性の見直しを行い、回収可能額まで繰延税金資産を取崩すことにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、上記の繰延税金資産は、将来の課税所得を含め様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果はこれらの予測・仮定と異なる可能性があります。なお、実効税率等の税制関連の法令改正がなされた場合、繰延税金資産を取り崩すこと等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 退職給付債務について 当社グループの退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上の割引率及び年金資産の期待運用収益率等の前提条件に基づいて算出しております。しかしながら、運用環境の悪化等により、実際の結果がこれらの前提条件と異なった場合、あるいは前提条件の変更が必要となった場合には、退職給付費用及び退職給付債務が増加し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,966字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績等の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により、緩やかな景気回復の動きがみられました。一方で、米国の通商政策における動向やウクライナ・中東地域等の不安定な国際情勢の長期化に加え、原材料価格の高止まり、物価上昇の継続等がわが国の景気を下押しする大きな懸念材料となり、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。 当社グループの属する防災業界におきましても、原材料および資源価格の高騰等による業績への影響が懸念される状況にはありますが、防災・減災を目的とした公共事業や都市部の大規模再開発等による需要拡大への期待感は尚、継続しているように見受けられます。 このような経済状況のもと、当社グループは、自動火災報知設備から消火設備、消火器そして消防自動車までを広くカバーする総合防災企業としての立ち位置を更に強化しつつ、製品ラインナップの拡充を図り積極的な営業活動を推進してまいりました。コア・ビジネスのエンジニアリング力を活かした各種防災設備・システムの設計・施工、メンテナンスを通じて、世の中に高度な安心・安全を提供し、より良質な社会インフラを構築するという社会的使命を果たすべく、グループ一丸となって注力しております。 このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の売上高は60,518百万円(前年同期比4,791百万円増加)となりました。利益につきましては、営業利益7,985百万円(同1,857百万円増加)、経常利益8,232百万円(同2,415百万円増加)、親会社株主に帰属する当期純利益5,083百万円(同1,125百万円増加)となりました。 当社グループは、各種防災設備の設計・施工・保守点検、消火器及び消火設備、消防自動車、自動火災報知設備の製造・販売、防災関連用品の仕入・販売等、幅広く防災にかかわる事業を行っており、単一セグメントであるため、業績については営業種目別に記載しております。 営業種目別の業績は、次のとおりであります。 ① 防災設備事業 当連結会計年度は、大型案件の工事進捗が進んだこと等により、売上高は36,797百万円(前年同期比3,370百万円増加)となりました。売上総利益につきましては、採算性の良い工事案件を受注出来ていること等により、10,486百万円(同1,695百万円増加)となりました。 ② メンテナンス事業 当連結会計年度は、改修・補修工事案件の進捗等により、売上高は10,105百万円(同55百万円減少)となりました。売上総利益につきましては、4,143百万円(同293百万円増加)となりました。 ③ 商品事業 当連結会計年度は、機器類の販売および小型工事案件の引き合いが好調だったこと等により、売上高13,616百万円(同1,476百万円増加)となりました。売上総利益につきましては、2,654百万円(同480百万円増加)となりました。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を営業種目別に示すと、次のとおりであります。 営業種目   当連結会計年度 (自2025年4月1日  至2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 防災設備事業   26,311,197   106.8% メンテナンス事業   5,961,465   94.5% 商品事業   10,961,914   110.0% 合 計   43,234,577   105.7% (注) 金額は、売上原価により算出しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注状況を営業種目別に示すと、次のとおりであります。 営業種目   当連結会計年度 (自2025年4月1日  至2026年3月31日) 受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) 防災設備事業   27,803,976   88.7%   25,047,410   97.0% (注)1.金額は、販売価格によって表示されております。 2.メンテナンス事業は受注と販売がほぼ同時期に成立するため、また、商品事業は見込み生産を行っているため、受注状況を記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を営業種目別に示すと、次のとおりであります。 営業種目   当連結会計年度 (自2025年4月1日  至2026年3月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) 防災設備事業   36,797,342   110.1% メンテナンス事業   10,105,091   99.5% 商品事業   13,616,329   112.2% 合 計   60,518,763   108.6% (注) 金額は、販売価格によって表示されております。 (2)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、57,023百万円(前連結会計年度末比6,084百万円増加)となりました。 流動資産は、39,420百万円(同4,648百万円増加)となりました。現金及び預金10,656百万円(同1,121百万円増加)、受取手形、売掛金及び契約資産14,915百万円(同1,492百万円増加)、電子記録債権3,557百万円(同461百万円増加)、商品及び製品4,057百万円(同447百万円増加)等であります。 固定資産は、17,603百万円(同1,435百万円増加)となりました。内容は、有形固定資産9,552百万円(同5百万円減少)、無形固定資産431百万円(同153百万円減少)、投資その他の資産7,619百万円(同1,594百万円増加)であります。 負債合計は、20,667百万円(同245百万円増加)となりました。 流動負債は、17,146百万円(同40百万円増加)となりました。主な内容は、支払手形、買掛金及び工事未払金5,179百万円(同229百万円減少)、電子記録債務991百万円(同1,343百万円減少)、未払法人税等2,127百万円(同1,460百万円増加)、賞与引当金1,899百万円(同436百万円増加)等であります。 固定負債は、3,520百万円(同204百万円増加)となりました。主な内容は、社債397百万円(同397百万円増加)、長期借入金1,020百万円(同731百万円減少)、退職給付に係る負債1,584百万円(同504百万円増加)等であります。 純資産合計は、36,356百万円(同5,839百万円増加)となりました。主な内容は、配当金の支払603百万円及び親会社株主に帰属する当期純利益5,083百万円を計上したことによる利益剰余金が26,327百万円(同4,480百万円増加)、非支配株主持分5,297百万円(同414百万円増加)等であります。 これらの結果、当連結会計年度末における自己資本比率は54.5%となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、10,596百万円となり、前連結会計年度末から1,094百万円増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 営業活動におけるキャッシュ・フローは、3,416百万円の収入(前連結会計年度は8,942百万円の収入)となりました。主な収入は、税金等調整前当期純利益7,741百万円、減価償却費734百万円等であり、主な支出は、売上債権の増加1,923百万円、仕入債務の減少1,597百万円、法人税等の支払額1,366百万円等であります。 投資活動におけるキャッシュ・フローは、696百万円の支出(同1,019百万円の支出)となりました。主な収入は、有形固定資産の売却による収入11百万円等であり、主な支出は、有形固定資産の取得による支出614百万円等であります。 財務活動におけるキャッシュ・フローは、1,663百万円の支出(同3,361百万円の支出)となりました。収入は、長期借入れによる収入1,000百万円等であり、主な支出は、長期借入金の返済による支出957百万円、社債の償還による支出額1,432百万円、配当金の支払額603百万円等であります。 (4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主な資金需要につきまして、営業活動、生産活動及び研究開発活動のために必要な運転資金は、営業活動によるキャッシュ・フローによって獲得した内部資金及び金融機関からの短期借入金でまかなっております。持続的成長の実現に向けた大型の設備投資資金やアライアンスのための必要資金は、主に金融機関からの長期借入金にて調達しております。 また、資金の流動性につきましては、運転資金及び一定の戦略的投資に備えられる現金及び現金同等物等の流動性資産を確保しております。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況、1連結財務諸表等、(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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