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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

YUSHIN

Yushin Company6482 · Standard · 機械

プラスチック射出成形品の取出ロボットで世界トップクラス。成形機から製品を取り出す自動化装置を世界4極体制で展開。

概要

YUSHIN株式会社(旧ユーシン精機)は、プラスチック射出成形品の取出ロボットを専門に開発・製造・販売する機械メーカーである。1971年に京都で創業し、1978年に高速自動小型取出ロボットで市場に参入。2026年3月期の連結売上高は231億円、従業員803名。日本、米国、アジア、欧州の4地域に14の連結子会社を持ち、グローバルな販売・サービス網を構築している。

プラスチック成形の自動化に特化した専業メーカー

当社グループは、プラスチック射出成形品の取出ロボット及びその関連機器の開発、製造、販売を主たる業務とする。取出ロボットは、成形機から成形品を取り出し、後工程に搬送する装置であり、生産効率向上や省人化に寄与する。同分野の専業メーカーとして、高速・高精度な直交型ロボットを中心に、パレタイジングロボットや省力化システムも手がける。2026年3月期の連結売上高は231億円で、うち日本セグメントが約48%を占める。

4地域にまたがるグローバルな生産・販売体制

当社は日本を本拠に、米国、アジア、欧州の4地域で事業を展開する。日本では本社・伏見工場で開発・製造を行い、米国ではYushin America, Inc.が製造・販売、アジアでは韓国、マレーシア、台湾、タイ、中国、インド、インドネシア、ベトナムに子会社を配置。欧州では英国のYushin Automation Ltd.や2023年に買収したスウェーデンのWEMO Automation ABを拠点とする。地域ごとに顧客ニーズに応じた現地生産・販売を実施している。

14社の連結子会社で構成されるグループ体制

2026年3月期時点で、当社は連結子会社14社を有する。主要な子会社として、米国のYushin America(100%)、韓国のYushin Korea(100%)、マレーシアのYushin Precision Equipment Sdn. Bhd.(100%)、台湾の有信國際精機(100%)、タイのYushin Precision Equipment (Thailand)(49%)、中国の有信精机貿易(深圳)(100%)などがある。2023年にはスウェーデンのWEMO Automation ABを完全子会社化し、欧州での直交型ロボット事業を強化。同年にドイツにWEMO Automation GmbHを設立した。

堅調な売上高と変動する収益構造

当社の連結売上高は2013年3月期の147億円から緩やかに増加し、2025年3月期には261億円に達した。しかし2026年3月期は米国・欧州の設備投資低迷により231億円に減少。営業利益は同期に26億円から8億円へ大幅減となり、欧州セグメントで減損損失を計上した。純利益は17億円から3億円に減少。一方、アジアセグメントは増収増益を維持。財務面では自己株式取得(10億円)を実施し、自己資本比率は87%と高い水準にある。

業界の中での役割は射出成形業界向け自動化機器サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
231億円
営業利益
8億円
営業利益率
3.5%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ロボット149億円64.5%
部品・保守 サービス50億円21.6%
特注機32億円13.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プラスチック射出成形主力

射出成形機から成形品を取り出すロボット(取出ロボット)と、その周辺機器(省力化システム)を開発・製造・販売。アフターサービスも提供。日本、米国、アジア、欧州の4地域で事業展開。

主な製品・サービス2
射出成形品取出ロボット
プラスチック射出成形機から成形品を自動で取り出す産業用ロボット。成形サイクルの高速化・省人化に貢献。
省力化システム
取出ロボットと連動した周辺機器。整列装置や検査装置などを組み合わせ、成形工程の自動化を実現。

製品と技術

高速自動小型取出ロボットで切り開いた市場

当社の原点は1978年に発売した高速自動小型取出ロボットにある。この製品は射出成形機から成形品を高速で取り出し、次工程へ搬送する装置で、人手による取出し作業を自動化した。以来、直交型ロボット(X・Y・Z軸の直線運動で動作)を主力とし、軽量・高速・高剛性を特徴とする。同社のロボットは、自動車部品、家電、電子機器、医療用品など幅広い成形品に対応する。

パレタイジングロボットと省力化システム

取出ロボットに加え、当社はパレタイジングロボットを製品群に持つ。これは成形品をパレット上に整列・積載する装置で、工場の出荷工程を自動化する。直交型ロボットのメリットであるシンプルな構造と低コストを訴求し、競合の多関節ロボットとの差別化を図る。また、搬送コンベアや検査装置、包装機などと組み合わせた「省力化システム」として、顧客工場全体の自動化提案も行う。

特注機とグローバルなアフターサービス

当社の強みの一つは、顧客の要求に応じた特注機の設計・製造である。人手不足や生産効率向上ニーズに対応し、非標準の取出シチュエーションや特殊な成形品に合わせたカスタムロボットを提供する。2026年3月期の受注高は特注機を中心に増加した。また、保守サービス部門では、世界14カ国の現地子会社を通じた迅速なサポート体制を整備。遠隔監視や予防保全サービスの拡充も進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

産業機械で一定規模、利益率変動大きく課題

同社は産業機械・装置の製造販売を手掛け、売上高は236億円(2024/3)から261億円(2025/3)に増加したが、2026/3期には231億円に減少見込みである。営業利益率は9.96%から3.46%へ急低下しており、収益の不安定さが顕著である。同業の三浦工業は安定した収益基盤を持つ一方、日本製鋼所は大型案件に依存する面がある。同社は特定の顧客や製品への依存が強く、市況変動の影響を受けやすい構造が課題である。

強み

  • 売上高200億円超と業界内で中堅のポジションを確保しており、一定の市場プレゼンスを持つ。
  • 2025/3期には営業利益率9.96%と高い収益性を達成しており、コスト管理や製品競争力が発揮された。
  • 長年の事業活動により、産業機械分野で培った技術力やノウハウが競争優位の源泉となっている。
  • 既存顧客との長期的な取引関係を構築しており、リピート受注やアフターサービスでの収益が期待できる。

課題

  • 2026/3期には売上高減少と利益率急落が見込まれ、市況や大口案件の動向に左右されやすい体質。
  • 特定の顧客や製品セグメントへの依存度が高く、需要減退時に業績が大きく悪化する可能性がある。
  • 同業他社との競争が激しく、価格競争や技術革新への対応が遅れると市場シェア低下リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字がYUSHIN

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16365電業社機械製作所273億円9.0倍
26232ACSL268億円
31909日本ドライケミカル266億円19.5倍
46279瑞光265億円12.4倍
5544AGMSグループ264億円
66482YUSHIN258億円85.0倍
76445ジャノメ255億円42.3倍
86327北川精機254億円49.6倍
96298ワイエイシイホールディングス247億円17.5倍
106264マルマエ244億円31.0倍
116378木村化工機243億円10.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

個人創業から取出ロボット専業メーカーへ(1971〜1978年)

1971年1月、創業者小谷進が京都市東山区にユーシン精機を個人創業。当初は各種機械の製造・販売を行っていた。1973年10月に株式会社ユーシン精機(資本金400万円)を設立。1978年1月、高速自動小型取出ロボットを発売し、取出ロボット業界に参入。この製品が後の事業の核となり、同社はプラスチック成形用自動化装置の専業メーカーとしての道を歩み始める。

上場と米国・アジアへの販売網拡大(1988〜2000年)

1988年10月、米国ロードアイランド州にYushin America, Inc.を設立(出資10%)。1996年12月、大阪証券取引所市場第二部と京都証券取引所に株式を上場。1999年12月には東京証券取引所市場第一部に上昇。同時期にISO9001(1999年)およびISO14001(2001年)を取得。2000年10月には韓国にYushin Korea Co.,Ltd.(100%出資)を設立し、アジアでの販売体制を本格化させた。

アジア・欧州への生産・販売拠点の集中展開(2001〜2012年)

2001年から2008年にかけて、マレーシア、台湾、タイ、中国(深圳・上海・広州)、インド、インドネシアに相次いで子会社を設立。タイ子会社は2005年に一部株式を売却したが、その後も出資比率49%で連結対象を維持。2004年には英国にYushin Automation Ltd.を設立し欧州へ進出。2008年には中国広州に製造子会社を設立、生産の現地化を進めた。2011年には韓国Yushin Koreaが始興市に自社社屋兼工場を取得。

本社移転とWEMO買収による欧州強化(2013〜2025年)

2013年3月、京都市南区に本社テクニカルセンターを新設。2016年12月には本社及び本社工場を同区に移転集約。2022年4月、東証市場区分見直しによりプライム市場へ移行するが、2023年10月にスタンダード市場へ再選択。2023年5月、スウェーデンの直交型ロボットメーカーWEMO Automation ABの全株式を取得し、欧州事業を拡大。同年12月、ドイツにWEMO Automation GmbHを設立。2025年4月、商号をYUSHIN株式会社に変更した。

年表31件を開く

1970年代

  • 1971年1月創業各種機械の製造及び販売を目的として、創業者小谷進が京都市東山区にユーシン精機を個人創業
  • 1973年10月創業同地に株式会社ユーシン精機(資本金4,000千円)を設立
  • 1978年1月高速自動小型取出ロボットを発売し、取出ロボット業界へ参入

1980年代

  • 1985年3月本社及び本社工場(現・伏見工場)を京都市伏見区に移転
  • 1988年10月創業当社製品の販売を目的として米国ロードアイランド州にYushin America, Inc.を設立(当社出資比率10%)

1990年代

  • 1996年12月上場大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場
  • 1999年2月国際標準化機構の品質管理・保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得(本社工場)
  • 1999年12月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場、大阪証券取引所市場第一部に指定(大阪証券取引所市場第一部は、2012年3月に上場を廃止)

2000年代

  • 2000年10月当社製品の販売を目的として韓国にYushin Korea Co.,Ltd.を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)
  • 2001年1月国際標準化機構の環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得(本社工場)
  • 2001年5月当社製品の販売を目的としてマレーシアにYushin Precision Equipment Sdn. Bhd. を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)
  • 2001年7月当社製品の販売を目的として台湾に有信國際精機股份有限公司を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)
  • 2001年8月当社製品の販売を目的としてタイランドにYushin Precision Equipment (Thailand) Co., Ltd. を設立(当社出資比率68%、現・連結子会社)
  • 2004年3月創業当社製品の販売を目的として英国にYushin Automation Ltd. を設立(当社出資比率60%、間接所有比率35.6%)
  • 2004年4月商号変更当社製品の販売を目的として中華人民共和国に有信精机工貿(深圳)有限公司を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社、2009年2月有信精机貿易(深圳)有限公司に社名変更)
  • 2005年3月M&AYushin America, Inc. の株式を追加取得し、完全子会社化(当社出資比率100%、現・連結子会社)
  • 2005年6月Yushin Precision Equipment (Thailand) Co., Ltd. の株式の一部を売却(当社出資比率49%、現・連結子会社)
  • 2006年11月当社製品の販売を目的として中華人民共和国に有信精机商貿(上海)有限公司を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)
  • 2007年8月商号変更当社製品の販売を目的としてインドにYushin Precision Equipment (India) Pvt. Ltd. を設立(当社出資比率95.0%、現・連結子会社、2020年10月増資により当社出資比率97.9%に変更)
  • 2007年12月Yushin Automation Ltd. の株式35.6%を追加取得(当社出資比率95.6%、現・連結子会社)
  • 2008年9月当社製品の製造を目的として中華人民共和国に広州有信精密机械有限公司設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2010年代

  • 2011年12月Yushin Korea Co.,Ltd.が社屋兼工場の土地・建物を取得し、現在地(始興市)に移転
  • 2012年11月当社製品の販売を目的としてインドネシアにPT. Yushin Precision Equipment Indonesia を設立(当社出資比率99.0%、現・連結子会社)
  • 2013年3月本社テクニカルセンター(京都市南区)を新設
  • 2014年2月当社製品の販売を目的としてベトナムにYushin Precision Equipment (Vietnam) Co., Ltd. を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)
  • 2016年12月本社及び本社工場を現在地(京都市南区)に移転

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年5月M&AWEMO Automation ABの全株式取得(現・連結子会社)
  • 2023年10月東京証券取引所の市場区分の再選択により、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行
  • 2023年12月WEMO Automation ABの製品販売を目的としてドイツにWEMO Automation GmbHを設立(当社間接所有比率100%、現・連結子会社)
  • 2025年4月商号変更商号をYUSHIN株式会社に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    グローバル営業展開の強化

    スウェーデンの現地法人を足がかりに欧州でのシェア拡大を図るとともに、他地域でもマーケット情報を収集し、グローバルでのシェアアップを目指す。

  2. 02

    商品力の強化

    顧客工場の自動化において高い付加価値を提供するため、取出ロボットの商品開発を継続し、競争力を高める。

  3. 03

    パレタイジングロボットの営業強化

    直交型ロボットのメリットを幅広いユーザーに理解してもらうための営業活動を強化し、販売拡大を図る。

  4. 04

    特注機の販売拡大と体制強化

    人手不足や人件費高騰による自動化需要を受け、社内体制を強化し特注機の販売拡大に努める。

  5. 05

    保守サービスと人的資本の強化

    グローバルネットワークの強化、人財の採用・育成、企業理念の浸透を進めるとともに、サステナビリティ推進のための4つの部会活動によりリスク低減に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で803人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は646万円で、9期前と比べて+13.0%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月663
2018年3月683
2019年3月57239.011.8683
2020年3月55939.812.6689
2021年3月54140.413.2681
2022年3月58041.213.9692
2023年3月60941.113.7715
2024年3月59441.413.6787
2025年3月64541.813.9800325
2026年3月64642.114.3803100

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 7 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社、本社工場及びテクニカルセンターほか — 京都市南区ほか9,367百万円
日本
本社及び本社工場ほか — 米国ロードアイランド州ほか436百万円
米国
東日本統括営業所ほか14営業拠点など — さいたま市北区ほか316百万円
日本
本社及び本社工場ほか — 大韓民国313百万円
アジア
イギリスほか2カ国98百万円
欧州
本社及び本社工場ほか — 中華人民共和国93百万円
アジア
タイほか5カ国22百万円
アジア
主な関係会社
  • 国内
    Yushin Korea Co.,Ltd. (アジア)
    大韓民国 始興市
    議決権100.0%
  • 海外
    有信國際精機股份有限公司(アジア)
    台湾 台北市
    議決権100.0%
  • 国内
    有信精机商貿(上海)有限公司(アジア)
    中華人民共和国 上海市
    議決権100.0%
  • 国内
    有信精机貿易(深圳)有限公司(アジア)
    中華人民共和国 広東省深圳市
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. Yushin Precision Equipment Indonesia (アジア)(注)3
    インドネシア ブカシ市
    議決権99.0%
  • 海外
    Yushin Precision Equipment (Vietnam) Co., Ltd. (アジア)
    ベトナム ハノイ市
    議決権100.0%
  • 海外
    Yushin Precision Equipment Sdn. Bhd. (アジア)
    マレーシア セランゴール州
    議決権100.0%
  • 海外
    Yushin Precision Equipment (Thailand) Co., Ltd. (アジア)(注)2、3
    タイ バンコク市
    議決権49.0%
  • 海外
    Yushin Precision Equipment (India) Pvt. Ltd. (アジア)(注)3
    インド チェンナイ市
    議決権97.9%
  • 国内
    Yushin Automation Ltd. (欧州)(注)3
    イギリス ウスターシャー州
    議決権95.6%
  • 国内
    Yushin America, Inc. (米国)(注)4、5、6
    アメリカ合衆国 ロードアイランド州
    議決権100.0%
  • 国内
    WEMO Automation AB (欧州)
    スウェーデン ヴェルナモ市
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • WEMO Automation GmbH (欧州)(注)1ドイツ ニーダーザクセン州100%
  • 広州有信精密机械有限公司(アジア)(注)6中華人民共和国 広東省広州市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は231億円営業利益8億円前期と比べると減収減益で、売上が-11.5%、利益が-69.2%。

売上高
-11.5%
231億円
営業利益
-69.2%
8億円
純利益
-82.4%
3億円
営業利益率
3.5%
前期比 -6.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高250億円231億円
営業利益13億円8億円
純利益9億円3億円
1株あたり配当¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は60億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.7%、営業利益は+400.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q623
2024年1Q4712.11
2024年2Q53611.34
2024年3Q6469.44
2024年4Q728
2025年2Q12197.45
2025年4Q1401712.112
2026年2Q10610.91
2026年4Q12575.62
2027年1Q6058.34

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は147億円から231億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1471711
当社製品の販売を目的としてベトナムにYushin Precision Equipment (Vietnam) Co., Ltd. を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)
2014年3月1793119
2015年3月1782517
2016年3月2112919
2017年3月1932114
2018年3月2092416
2019年3月2182819
2020年3月2002215
2021年3月1852618
2022年3月2093121
WEMO Automation ABの全株式取得(現・連結子会社)
2023年3月2242819
2024年3月2362617
商号をYUSHIN株式会社に変更
2025年3月261262510.017
2026年3月231893.53

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高231億円のうち、営業利益として残るのは8億円3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.6%140億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.5%82億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.2pt
3.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.7pt
1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.9pt
0.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は69億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−8−4−376
2014年3月26−24−6275
2015年3月21−3−61891
2016年3月22−51−7−2953
2017年3月16−5−71157
2018年3月12−25−7−1338
2019年3月23−1−132247
2020年3月36−15−92157
2021年3月35−20−61568
2022年3月21−13−8871
2023年3月46−3−743108
2024年3月1−25−11−2480
2025年3月−4−1−7−568
2026年3月142−171669

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は398億円。このうち返さなくてよい自己資本が348億円で、自己資本比率は86.3%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2371993883.4
2014年3月2632194482.9
2015年3月2952405580.6
2016年3月2942474783.3
2017年3月3082555382.1
2018年3月3262656180.6
2019年3月3322716180.9
2020年3月3192754485.3
2021年3月3462925483.5
2022年3月3693105983.5
2023年3月4083268279.0
2024年3月4283448479.6
2025年3月4103555585.5
2026年3月3983485086.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
119億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
297億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
13億円
在庫として抱えている分
負債合計
50億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中15位あたり、逆に低いのはROE209社中195位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.8%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.3%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-11.5%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥725で、1年前と比べて+20.8%過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。

¥725-3.1%1ヶ月+6.8%1年+20.8%時価総額258億円
過去52週の値幅
安値¥576高値¥828

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)85.0倍
PER (会社予想)25.8倍
PBR0.67倍
配当利回り2.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.46%と上昇。8月10日に725円で、25日線681円を+6.5%上回る。52週高値828円には-12.4%の水準。出来高は直近10日平均約8.1万株と、7月中旬の4.2万株から増加傾向。RSIは62.86と強気圏。200日線693円を+4.6%上回り、週足では75日線689円を+5.2%上抜け、中期上昇トレンド。1年で+19.6%と堅調で、8月10日の上昇(+4.92%)が目立つ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PER85.29倍は業界平均23.56倍を大きく上回り、PBR0.69倍は平均1.58倍を下回る。配当利回り2.76%は平均2.65%とほぼ同水準。ROE0.83%と極めて低く収益性が劣る。予想PER25.8倍は改善見込みも、来期純利益3億円と大幅減益予想で、現在の評価はやや割高感。ただし配当性向44.7%と高く、株主還元は安定。

指標この会社業種平均
PER (実績)85.0倍22.7倍
PER (予想)25.8倍
PBR0.67倍1.50倍
ROE0.8%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は2025年3月期に261億円まで増加したが、2026年3月期は231億円に減少、営業利益も26億円から8億円へ急減。半導体市況の低迷と設備投資の一服が影響。強気派は半導体需要の回復を期待し、技術力に基づく受注回復を見込む。弱気派は業績悪化が長期化する懸念や、依存先の需給変動の大きさを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 技術力の高さ

    研磨・ラッピング技術は業界で高く評価され、需要回復時に受注拡大が期待。

  • 半導体需要の回復

    半導体市況は循環変動があり、新しい需要サイクルが来るとみる。

  • 株価は割安

    PBR0.69倍と解散価値割れ、長期的な投資妙味がある。

  • 予想PER25.8倍が示す業績回復期待2026年下期影響

    実績PER85.29倍に対し予想PER25.8倍まで圧縮、市場は利益回復を先取り

  • PBR0.69倍の解散価値割れ水準継続影響

    PBR0.69倍で純資産比3割安、株価下支え要因

  • 株価は1年で19.6%上昇とモメンタム良好継続影響

    株価は前年比19.61%上昇、需給面で追い風

  • 直近実績に営業利益26億円の回復余地不定影響

    2025/3期は売上高261億円・営業利益26億円、現状から回復すれば増益余地

マイナスに働く材料7
  • 業績の急激な悪化

    営業利益が26億円から8億円へ約70%減、収益基盤が脆弱。

  • 依存度の高い需要

    半導体・設備投資の影響を大きく受け、市況悪化時に業績が不安定。

  • 収益性の低さ

    ROE0.83%と資本効率が極めて低く、株主価値の向上が見込みにくい。

  • 2026/3期営業利益69%減と急減速通年影響

    営業利益は26億円→8億円、純利益は17億円→3億円と大幅減

  • 売上高261億円→231億円と減収通年影響

    売上高は前期比11.5%減の231億円、需要減少が顕在化

  • ROE0.83%と資本効率の低迷継続影響

    ROE0.83%と低く、PBR0.69倍の割安は収益性の弱さを反映

  • 配当維持なら原資超過の懸念次回株主総会影響

    時価総額258億円・配当利回り2.76%で配当総額約7億円、純利益3億円を超過

次の決算で確かめる点
受注残高
需要動向を先取りする指標で、業績回復の目安になる。
半導体関連売上
主要な需要先である半導体市場の回復度を測る。
営業利益率
利益率の改善が業績回復の鍵となる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.76%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
2.76%
いまの株価に対して
配当性向
44.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1849.6
2018年3月17−8.335.8
2019年3月173.031.4
2020年3月185.950.5
2021年3月14−22.241.6
2022年3月1935.733.1
2023年3月3057.954.5
2024年3月20−33.337.1
2025年3月200.032.9
2026年3月200.044.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,060人。区分でいちばん多いのは事業法人34.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.2%を占め、残る46.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人34.934.534.534.634.634.5
個人・その他26.229.231.031.831.733.4
金融機関25.024.122.421.122.218.7
外国法人12.610.911.211.410.613.1
自己株式4.54.54.54.54.58.3
証券会社1.31.20.91.10.90.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ユーシンインダストリー33.65
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.92
03小田高代5.52
04村田美樹5.18
05小谷眞由美2.72
06JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.64
07RBC IST 15 PCT NON LENDING ACCOUNT-CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.46
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.39
09株式会社三菱UFJ銀行2.38
10京都中央信用金庫2.24

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−87%、1株純資産は14期で−7%。直近期のROEは0.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月641,1325.828.055.7
2014年3月546229.127.732.5
2015年3月486797.425.229.9
2016年3月557017.918.637.5
2017年3月397225.537.049.6
2018年3月477506.337.135.8
2019年3月557837.218.431.4
2020年3月458005.714.950.5
2021年3月548506.516.641.6
2022年3月629057.110.833.1
2023年3月579486.113.454.5
2024年3月501,0015.113.937.1
2025年3月501,0324.912.932.9
2026年3月91,0510.877.744.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額146百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小谷高代代表取締役社長491,968,000
小田康太取締役副社長 管理本部責任者4815,000
北川康史専務取締役 製造本部責任者兼資材本部責任者6811,000
稲野智宏常務取締役 営業本部責任者6314,000
西口泰夫取締役8281,000
松久寛取締役7925,000
中山礼子取締役6720,000
福井理仁常勤監査役665,000
野中徹也監査役49
山田美樹監査役72
垣内永次取締役722,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4103811028
社外取締役524245
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容444字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(YUSHIN株式会社)、子会社14社で構成され、プラスチック射出成形品の取出ロボット及びその関連機器の開発、製造、販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 (日本)射出成形品取出ロボット及び省力化システムを含めた周辺機器の開発、製造、販売及びアフターサービス (米国)射出成形品取出ロボット及び省力化システムを含めた周辺機器の製造、販売及びアフターサービス (アジア)射出成形品取出ロボット及び省力化システムを含めた周辺機器の製造、販売及びアフターサービス (欧州)射出成形品取出ロボット及び省力化システムを含めた周辺機器の開発、製造、販売及びアフターサービス なお、上記の4地域は「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントと同一であります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題884字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループを取り巻く外部環境につきましては、引き続き米国や欧州などを中心に設備投資需要が低調な状況にあり、世界経済は不透明感が残るものの、中長期的には労働安全性への配慮や生産効率向上、人手不足解消を目的とした生産自動化の流れは世界的に継続することが予想されます。 このような環境のなか当社グループは、取出ロボット業界におけるリーディングカンパニーとして更なる発展を目指してまいります。 そのために対処すべき課題といたしましては、取出ロボットにおいては、グローバル営業展開の強化と商品力の強化による販売拡大であります。グローバル営業展開の強化についてはスウェーデンのWEMO Automation ABを足がかりに欧州でのシェアアップを図るとともに、他地域においても、的確なマーケット情報を収集し、グローバルでのシェアアップを図ります。商品力の強化については、お客様工場の自動化においてより高い付加価値を提供するための商品開発を継続します。パレタイジングロボットにおいては、直交型ロボットのメリットを幅広いユーザに理解していただくための営業活動を強化します。特注機では、人手不足や人件費高騰により、国内外において高まる自動化ニーズを受け、社内体制強化を進めることにより引き続き販売拡大に努めてまいります。保守サービスについては、強みであるグローバルネットワークの更なる強化を図ります。 また、これらの取り組みを推進するために重要である人的資本について、人財の採用、企業理念の浸透を軸とした育成を進めてまいります。サステナビリティ推進においては、2025年3月にサステナビリティ委員会の下部組織として設置した「人権」「コンプライアンス」「ITリスク対策」「危機管理」の4つの部会の活動等により、様々なリスクの低減に積極的に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,278字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況 当社グループ商品の需要は、販売先の国の経済状況及び主な販売先であるプラスチック射出成形産業の設備投資の影響を受けます。景気変動による設備投資需要が縮小した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)為替レートの変動 当社グループは、世界各国に現地法人を設置して製品の販売を行っておりますので、為替相場の変動は子会社の財務諸表の換算を通じて連結業績に影響を及ぼします。また、親会社は円建取引を原則とすることで為替相場変動の影響を軽減しておりますが、海外連結子会社を経由した販売においては子会社側で為替変動による影響を受けます。したがって、為替相場の変動は当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)価格競争 当社グループが属する業界においては、世界的に激しい競争が行われております。当社グループでは、製造及び販売コストの削減や新製品の開発等により、事業リスクの最小化に向けた施策の推進に努めておりますが、競合企業による値下げ攻勢により、当社グループ製品の販売価格も引き下げざるを得ない状況になった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)品質問題 当社グループは高品質の製品を市場提供すべく、品質管理に基準を設け、常に徹底した管理、適切な対応に取り組むことにより国際標準にも適合した高い品質管理体制を構築すると共に、日々更なる改善を積み重ね、事業リスクの最小化に向けた施策の推進に努めております。しかしながら、全ての製品について欠陥が無くこれに起因する補償費用が発生しないという状況は、いかなるメーカーにおいても存在せず、高度な管理であってもその網の目を抜けた欠陥が発生するリスクは皆無とは言えません。これらを担保するために請負業者賠償責任保険、生産物責任賠償保険に加入しておりますが、これらの保険で全ての賠償額をカバーできるものではありませんので、重大な品質問題が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)購買調達 当社グループは、商品を製造するにあたって高品質な原材料、部品等をタイムリーかつ必要数入手するため、信頼のおける複数の購買先を確保するなどして仕入価格の変動抑制に取り組むことにより、事業リスクの最小化に向けた施策の推進に努めております。しかし、予期できない自然災害や事故等によるサプライチェーンへの影響、仕入先の経営状態悪化による部品の供給制限や製造中止、市場での需要増加による供給制限などが生じた場合、当社グループの事業が影響を受ける可能性があります。また、仕入れる原材料によっては、市況価格相場に連動するため、市場における需要拡大や投資資金の流入などによる価格変動が製品原価に影響を与えることがあり、この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)人財 当社グループは、グローバルでの事業展開を加速するため、必要とする人財を採用、育成し、雇用の維持ができるよう処遇をより良くするべく対策を取っております。またITツールの活用等による効率性の向上と女性の活躍支援を図るなど、事業リスクの最小化に向けた施策の推進に努めております。しかし、事業展開のスピードに対応した人財の確保が十分にできない場合、育成が奏功しない場合、または専門分野を担当している人員を退職や休職等により欠くことになった場合、必要とされる専門性や技術力を欠くことになる可能性があります。また、新興国を中心として社員の賃金が急上昇する可能性もあります。そうした場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)情報セキュリティ 当社グループは、事業活動を通して取引先等の営業上・技術上の機密情報を保有しており、これらの情報の厳格な管理に努めております。また、事業全般において多様なコンピュータシステム及びITネットワークを活用しており、情報セキュリティ対策の強化を図るとともに、役員及び従業員に対する教育啓発を実施し、事業リスクの最小化に向けた施策の推進に努めております。しかし、サイバー攻撃、コンピュータウィルスへの感染、不正アクセス、情報システムの不具合などにより情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等の不測の事態が生じた場合には、当社グループに対する社会的信用の低下や事業活動の中断・対策費用の発生、取引の停止などにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)自然災害等 当社グループの拠点及び取引先はグローバルに存在しており、自然災害等の発生時に対応するため、事業リスクの最小化に向けた施策の推進に努めておりますが、地震や風水害をはじめとする自然災害や、感染症などが発生した場合、物的・人的被害によって、事業範囲が制約され当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)顧客関連資産の減損 当社は、企業買収に伴い発生した顧客関連資産を連結貸借対照表に計上しております。当該顧客関連資産については、今後の事業計画との乖離等によって期待されるキャッシュ・フローが生み出されない場合に、当該顧客関連資産について減損損失を計上し、当社グループの事業展開や経営成績に影響が及ぶ可能性があります。 (10)感染症 当社グループの拠点及び取引先はグローバルに存在しており、感染症の拡大を防止するため、緊急時には衛生管理の徹底、時差出勤・テレワークやWeb会議等の活用による効率的な事業運営を行い、事業リスクの最小化に向けた施策の推進に努めておりますが、新型コロナウィルスをはじめとした感染症の拡大などによって各国の都市封鎖、外出制限等の政策が発生した場合、当社グループの生産活動や販売活動等が計画通りに進まない可能性があり、結果として当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)労働災害 当社グループでは労働災害を防止すべく社員の健康・安全には十分注意を払っておりますが、発生リスクは常に存在しております。こうした労働災害が発生した場合、社員の死傷といった人的損害に加え、作業の一時中断・遅延等に伴う当社商品の納期遅延に伴うお客様への補償等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)収益認識 当社グループのロボット等の収益認識は、原則として検収基準にて行っております。特に日本企業の事業年度及び顧客の業種の特性等から期末月を中心とした第4四半期に検収が多くなる傾向がありますが、同時期に納品・検収が行われる他社製品の納期や顧客の検収の状況によっては、予定していた売上高や売上原価が翌連結会計年度に計上されることになります。その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)国際税務 当社グループはグローバルに事業を展開しており、グループ内でも国を超えた取引を行っていることから、事業の推進には移転価格税制等の国際税務リスクが伴います。当社グループでは、各国の税法に準拠した適正な納税を行うため、専門家と連携し、移転価格ドキュメントの整備等によりリスクの最小化に向けた施策の推進に努めておりますが、税務当局との見解の相違等により予期せぬ税負担が発生し、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,736字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、米国の関税政策やエネルギー及び原材料価格の高騰など、依然として先行き不透 明な状況が続きました。 このような環境下において、当社グループは引き続き世界規模での新規顧客の開拓に取り組んでまいりました。当連結会計年度の経営成績につきましては、前連結会計年度に比べて、受注高は特注機を中心に増加しており、アジアの一部地域においてはロボット販売の増加がみられるものの、売上高は全体として低調に推移しました。その結果、連結売上高は前期比11.6%減の23,101,373千円となりました。利益面では、連結売上高の減少に加え、いずれも中長期的な成長を見据えた、積極的な人財投資による人件費の増加や、開発投資に伴う研究開発費の増加などの影響を受け、営業利益は前期比68.0%減の826,626千円、経常利益は前期比64.2%減の908,263千円となりました。また、政策保有株式の縮減を目的とした投資有価証券の一部売却による投資有価証券売却益を特別利益に計上し、連結子会社WEMO Automation ABに係る事業環境の変化等を踏まえて将来の回収可能性を再評価した結果として減損損失を特別損失に計上いたしました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比83.1%減の286,762千円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (日本) 売上高は前期比12.5%減の14,882,941千円となり、営業利益は前期比54.1%減の994,523千円となりました。 (米国) 売上高は前期比2.0%増の4,087,963千円となり、営業損失は128,525千円(前年同期は営業損失117,380千円)となりました。 (アジア) 売上高は前期比2.9%増の5,559,235千円となり、営業利益は前期比19.0%増の460,649千円となりました。 (欧州) 売上高は前期比49.7%減の2,801,859千円となり、営業損失は354,006千円(前年同期は営業利益73,402千円)となりました。 総資産は前連結会計年度末より1,212,934千円減少し39,832,970千円となりました。このうち流動資産は、現金及び預金が176,172千円及び棚卸資産が351,135千円増加しましたが、受取手形及び売掛金が746,634千円減少したことなどにより、前連結会計年度末より151,122千円減少の26,269,212千円となりました。固定資産は、のれんが440,384千円及び顧客関連資産が426,028千円減少したことなどにより、前連結会計年度末より1,061,811千円減少し13,563,757千円となりました。 負債合計は前連結会計年度末より501,913千円減少し5,045,081千円となりました。このうち流動負債は、支払手形及び買掛金が211,567千円及び未払法人税等が295,094千円減少したことなどにより、前連結会計年度末より465,960千円減少し4,415,119千円となりました。固定負債は、前連結会計年度末より35,952千円減少し629,961千円となりました。 純資産は、自己株式が1,000,029千円増加したことなどにより、前連結会計年度末より711,021千円減少し34,787,888千円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが1,350,193千円の収入超過、投資活動によるキャッシュ・フローが189,604千円の収入超過、財務活動によるキャッシュ・フローが1,739,649千円の支出超過となり、現金及び現金同等物に係る換算差額が299,897千円となったことにより、前連結会計年度末に比べ100,046千円増加して当連結会計年度末には6,928,938千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益が568,366千円、減損損失867,073千円などにより、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,350,193千円の収入超過(前期は377,686千円の支出超過)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の売却による収入591,499千円、有形固定資産の取得による支出319,749千円などにより、投資活動によるキャッシュ・フローは189,604千円の収入超過(前期は129,642千円の支出超過)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 自己株式の取得による支出1,000,029千円、配当金の支払額680,891千円などにより、財務活動によるキャッシュ・フローは1,739,649千円の支出超過(前期は720,505千円の支出超過)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   11,198,093   98.8 米国(千円)   4,015,811   105.5 アジア(千円)   5,333,504   103.8 欧州(千円)   2,653,493   51.5 合計(千円)   23,200,902   91.2 (注)金額は販売価格によっておりセグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 日本   11,935,016   102.7   3,771,697   130.5 米国   4,697,742   119.2   1,099,813   228.4 アジア   5,504,507   104.2   1,073,173   127.0 欧州   3,114,087   150.7   1,746,923   131.8 合計   25,251,354   110.2   7,691,607   138.8 (注)金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   11,052,594   95.1 米国(千円)   4,079,418   102.6 アジア(千円)   5,276,645   104.6 欧州(千円)   2,692,715   49.1 合計(千円)   23,101,373   88.4 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、当連結会計年度については、当該割合が10%未満のため、記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) JOHNSON & JOHNSON   3,698,066   14.2   -   - (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの当連結会計年度における経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。 経営成績の分析 (売上高) 売上高は前連結会計年度の26,126,713千円より3,025,339千円減少の23,101,373千円(前期比11.6%減)となりました。 ロボットは中国を中心としたアジアにおいて売上が堅調に推移したため、前期比3.0%増の14,947,321千円となりました。 特注機は、欧州でのメディカル関連大口案件の売上が大幅に減少したため、前期比54.0%減の3,161,936千円となりました。 部品・保守サービスはグローバルでの稼働台数増加に伴い、前期比5.2%増の4,992,115千円となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、前連結会計年度から1,309,980千円減少し、14,049,753千円(前期比8.5%減)となりました。売上原価率は、前連結会計年度の58.8%から2.0ポイント増加し、60.8%となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から44,670千円増加し、8,224,993千円(前期比0.5%増)となりました。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は前連結会計年度の31.3%から4.3ポイント増加し、35.6%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度より1,760,029千円減少して826,626千円(前期比68.0%減)となりました。 (営業外収益及び営業外費用) 営業外収益は、前連結会計年度より29,358千円増加して98,271千円(前期比42.6%増)となり、営業外費用は、為替差損の減少113,840千円などにより、前連結会計年度より103,842千円減少して16,633千円(前期比86.2%減)となりました。 (経常利益) 経常利益は前連結会計年度より1,626,829千円減少の908,263千円(前期比64.2%減)となりました。 (特別利益及び特別損失) 特別利益は、投資有価証券売却益501,299千円などにより、前連結会計年度から512,987千円増加し、527,232千円となりました。また、特別損失については、のれん及び顧客関連資産等の減損損失867,073千円などにより、前連結会計年度の19,920千円から847,209千円増加し、867,130千円となりました。 (法人税等) 法人税、住民税及び事業税が、前連結会計年度の838,405千円から383,776千円減少し454,629千円となり、法人税等調整額は前連結会計年度の△63,106千円から、当連結会計年度は△221,393千円となりました。なお、税金等調整前当期純利益に対する法人税等の負担率は、前連結会計年度の30.6%から41.0%へ10.4ポイント増加しました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の1,692,927千円から1,406,164千円減少し、286,762千円(前期比83.1%減)となりました。また、1株当たり当期純利益は前連結会計年度の49円74銭から8円51銭へ減少しました。 財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料及び部品の購入のほか、組立加工費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用に係る運転資金需要と、生産能力の増強や業務の生産性の向上に係る設備資金需要があります。営業費用の主なものは、人件費や荷造運搬費及び研究開発費であります。なお、当社グループの研究開発費は販売費及び一般管理費の一部として計上されておりますが、研究開発に携わる従業員の人件費及び外部委託した作業費がその大部分を占めております。 当社グループは、資金需要につきましては、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部留保を原資としておりますが、一時に多額の資金需要がある場合は、必要に応じて新株の発行及び銀行借入等によって資金を調達することとしております。当社グループは、有利子負債を有しておらず、高い自己資本比率を維持することで健全な財務体質を確保しており、将来の資金需要にも対応できるものと考えております。 ③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループは、連結財務諸表の作成に際して、連結決算日における資産及び負債の数値並びに当連結会計年度における収入及び費用の数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行っております。当社グループは、売上債権、棚卸資産、法人税等、財務活動及び偶発事象等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。当社グループは、過去の実績や状況に応じ、合理的と考えられる様々な要因に基づいて見積り及び判断を行い、その結果は他の方法では判定が難しい資産及び負債並びに収益及び費用の数値についての判断の基礎となります。ただし、見積りには不確実性があるため、実際の結果がこれらの見積りとは異なる場合もあります。 当社グループは、以下に記載する重要な会計方針が、当社の連結財務諸表の作成において使用される当社の重要な判断と見積りに影響を及ぼすと考えております。 a.貸倒引当金 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しております。販売先の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合は、貸倒引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 b.製品保証引当金 当社グループは、製品売上に対する無償補修費用の発生に備えるため、過去の実績等を基礎にして製品保証引当金を計上しております。当社製品に対する無償補修費用が増加した場合、製品保証引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 c.退職給付会計 当社従業員の退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、退職率、死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率などが含まれています。当社の年金制度において、割引率は日本の国債の市場利回りを基礎に算出しております。また、長期期待運用収益率は年金資産が投資されている資産の種類ごとの収益率に基づいて算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合又は前提条件が変更された場合、その影響は蓄積され、将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 d.無形固定資産及びのれん 第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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