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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

放電精密加工研究所

HODEN SEIMITSU KAKO KENKYUSHO CO.,LTD.6469 · Standard · 機械

放電加工技術と金型・サーボプレスの一貫製造を強みとする精密部品メーカー。航空機エンジン部品や自動車部品の加工で実績。

概要

株式会社放電精密加工研究所は1961年設立、神奈川県横浜市に本社を置く金型・機械部品の受託製造企業である。2026年2月期の連結売上高は143億円、従業員数は641名。放電加工・表面処理、金型、機械装置等の3セグメントで構成され、航空機エンジン部品の表面処理やアルミ押出用金型、デジタルサーボプレスなどを手掛ける。

3つの事業セグメントと売上構成

当社グループは「放電加工・表面処理」「金型」「機械装置等」の3セグメントで事業を展開する。2026年2月期のセグメント別売上高は、放電加工・表面処理が99億600万円(全体の69%)、金型が33億6700万円(23%)、機械装置等が10億3900万円(7%)である。放電加工・表面処理が最大の柱であり、航空・宇宙関連や環境・エネルギー関連の需要増により前年比18.8%増と成長している。金型は住宅・交通向けが主力で、機械装置等は自社開発のサーボプレスとクロムフリー塗料を扱う。

国内17拠点と海外子会社による生産体制

国内には横浜(本社・大和事業所)、厚木、春日井、成田、神戸、岐阜など17の事業所を擁する。海外では1987年にタイにKYODO DIE-WORKS (THAILAND) CO., LTD.を設立し、アルミ押出用金型と金属プレス用金型を生産する。また2003年には中国天津市に合弁会社天津和興機電技術有限公司を設立した。三菱重工業株式会社をその他の関係会社とし、同社向けのガスタービン部品加工や表面処理も行う。

放電加工を基盤とする技術の応用範囲

創業以来の中核技術は放電加工(EDM)である。電気エネルギーによる火花放電で超硬材や難削材を精密加工する技術を、金型製造や航空機部品のリペア、表面処理に応用してきた。1981年には米国からサーメテルコーティング技術を導入し、耐熱・耐食コーティングを事業化。さらに1998年にはメカトロ事業部(現機械装置等)を横浜に移転し、自社製のデジタルサーボプレスを開発するなど、放電加工で蓄積した制御技術を機械分野にも展開している。

受託加工から製品販売まで一貫するビジネスモデル

売上の多くは顧客からの受託加工によるものであるが、機械装置等セグメントでは自社ブランド製品の販売も行う。金型では材料仕入れから製造までの一貫生産によりコスト低減を実現。放電加工・表面処理では、顧客の仕様に応じた加工を提供し、累積したノウハウをシステム化・ソフト化している。連結子会社はタイの1社のみで、その他の関係会社として三菱重工業が株式を保有する。グループ全体で受託と製品販売の両軸を持つ。

業界の中での役割は精密部品の受託加工と製造装置の供給を行う加工メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
143億円
営業利益
11億円
営業利益率
7.7%
純利益
8億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
放電加工・表面処理99億円69.2%20億円20.2%
金型34億円23.8%3億円8.8%
機械装置等10億円7.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01航空機・ガスタービン主力

ガスタービン部品や航空機エンジン部品の受託加工と表面処理を提供。難削材の放電加工と、米国からのライセンス技術による耐熱・耐食コーティング(サーメテルコーティング等)を施し、過酷な環境で稼働する部品を供給。

主要顧客三菱重工業株式会社

主な製品・サービス2
放電加工部品
電気エネルギーによる火花加工で超硬材や難削材を精密加工。
サーメテルコーティング
航空機エンジン部品などへの耐熱・耐食コーティング処理。

02金型主力

アルミ押出用金型、セラミックスハニカム押出用金型、金属プレス用金型など。放電加工技術を駆使し、従来方式では成し得なかった精度と寿命の大幅な延長を実現。材料仕入れから製品まで一貫生産でコスト低減に貢献。タイの子会社でも製造。

主な製品・サービス2
アルミ押出用金型
アルミ形材の押出成形に使用される金型。高精度で寿命が長い。
セラミックスハニカム押出用金型
自動車排ガス浄化用触媒担体などのセラミックスハニカム成形用の金型。

03機械装置準主力

独自の制御技術を搭載した直動式デジタルサーボプレス「ZENFormer」や「Divo」の製作・販売、およびプレス部品の受託加工。スライド平行制御と下死点の高精度化を実現し、高品質なプレス加工を提供。さらに、クロムフリー防錆表面処理剤「ZEC」シリーズを製造・販売。

主な製品・サービス3
ZENFormer
直動式デジタルサーボプレス。スライド平行制御と下死点の高精度化を実現。
Divo
分割ステーション構造で各金型毎に独立制御可能な直動式デジタルサーボプレス。
ゼックコート
完全クロムフリー防錆表面処理剤。ELVやRoHSなどのクロム規制に対応。

製品と技術

放電加工とサーメテルコーティングの表面処理

放電加工は、電極と工作物間に放電を発生させ、その熱エネルギーで材料を溶融・除去する加工法である。当社は自社開発の専用機と蓄積したノウハウにより、超硬材や難削材の精密加工から曲面加工、球体加工まで対応する。表面処理では、米国から導入したライセンス技術「サーメテルコーティング」により、航空機エンジン部品やガスタービン部品に耐熱・耐食コーティングを施す。2026年2月期の同事業セグメント売上高は99億円で、全社の約7割を占める主力事業である。

アルミ押出・セラミックスハニカム・金属プレス用金型

金型事業では、アルミ押出用金型、セラミックスハニカム押出用金型、金属プレス用金型の3種類を中心に手掛ける。アルミ押出用金型は建築材料や自動車部品向けで、1963年の製造開始以来の伝統製品である。セラミックスハニカム金型は1973年に名古屋事業所で始まり、排ガス浄化用触媒担体の成形に用いられる。金属プレス用金型はタイ子会社が生産し、自動車部品などに供給される。金型は材料仕入れから製造まで一貫して行い、放電加工技術を活かした高精度と長寿命を特徴とする。

直動式デジタルサーボプレス「ZENFormer」シリーズ

機械装置等セグメントの主力製品は、自社開発の直動式デジタルサーボプレスである。製品ラインアップには「ZENFormer」および高精度版の「ZENFormer nano」、分割ステーション構造で各金型を独立制御する「Divo」がある。これらのプレス機はスライド平行制御と下死点の高精度化を実現し、従来の機械式プレスにはない加工精度を提供する。当社はこれらのプレス機を使用した部品加工の受託も行っている。2026年2月期の同事業売上高は10億3900万円である。

クロムフリー防錆表面処理剤「ゼックコート」

2005年から岐阜事業所で生産・販売を開始した完全クロムフリー防錆表面処理剤「ゼックコート」シリーズは、ELVやRoHSなどのクロム規制に対応する。製品名は「ZEC-888」「ZEC-W」「ZEC-F」で、亜鉛めっき部品の防錆処理や下塗用塗料として使用される。環境規制の強化を背景に開発され、めっき工程における6価クロムを使用しない点が特徴である。機械装置等セグメントに含まれ、クロムフリー塗料のほかプレス複合加工システムなども同事業の一部である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

放電加工でニッチトップ、堅調成長

放電精密加工研究所は放電加工機用電極など精密機械部品を手掛けるニッチトップ企業です。売上は122億円から143億円へ増加、営業利益率も5.4%から7.7%へ改善。同業の日本製鋼所や三浦工業と比較して小型ですが、特殊技術で高いシェアを有します。自動車や航空宇宙向け需要が堅調で、安定成長が期待されます。

強み

  • 放電加工用電極で国内トップクラスのシェアを確保。
  • 精密加工技術に強みを持ち、高品質な製品を提供。
  • 営業利益率が向上しており、収益力が強化中。
  • 自動車・航空宇宙・金型と幅広い需要がある。

課題

  • ニッチ市場のため、大幅な成長には新市場開拓が必要。
  • 特定大口顧客への依存度が高く、リスクが存在。
  • 特殊技術の継承が課題で、人材育成が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機械の時価総額近傍。太字が放電精密加工研究所

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16151日東工器333億円15.2倍
26470大豊工業325億円
36222島精機製作所323億円36.7倍
46125岡本工作機械製作所308億円24.6倍
56328荏原実業307億円12.3倍
66469放電精密加工研究所302億円35.8倍
76245ヒラノテクシード284億円21.2倍
86365電業社機械製作所273億円9.0倍
96232ACSL268億円
101909日本ドライケミカル266億円19.5倍
116279瑞光265億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

資本金100万円で創業した1961年

1961年12月、神奈川県川崎市下平間に資本金100万円で株式会社放電精密加工研究所を設立し、放電加工の受託業務を開始した。創業時の事業は電気エネルギーを利用した火花放電による精密加工で、当時まだ一般的ではなかったEDM技術を専門に扱う点が特徴であった。2年後の1963年5月にはアルミ押出用金型の製造を開始し、加工技術を金型分野へ応用する第一歩を踏み出した。

アルミ押出用金型と航空機部品リペアに進出した1970年代

1970年8月に厚木事業所を新設し、アルミ押出用金型の一貫ラインを整備して受託体制を強化した。1973年10月には名古屋事業所でセラミックスハニカム押出用金型の製造を開始し、排ガス浄化用触媒担体など環境関連分野に参入。1980年9月には春日井事業所を新設し、航空機エンジン部品のリペア業務を開始した。これにより、金型・セラミックス・航空機という後の3本柱の原型が形成された。

サーメテルコーティング導入と全国拠点化が進んだ1980年代

1981年1月、春日井事業所に米国から導入したサーメテルコーティング技術を導入し、航空機エンジン部品への耐熱・耐食コーティング業務を開始した。1984年から1985年にかけて飯山事業所と岡山事業所を新設し、全国的な放電加工ネットワークを構築。1986年には横浜に関連会社ミヤギ(後の2019年に吸収合併)を設立し、グループ体制の基礎をつくった。1987年9月にはタイに合弁会社を設立し、初の海外生産拠点を得た。

プラスチック金型進出と事業所増加の1990年代

1988年12月に厚木事業所でプラスチックス射出成形用金型の製造を開始し、樹脂部品分野に進出。1990年には明石事業所・成田事業所を新設し、関西・関東の両地域で加工能力を拡大した。1994年2月に本社機能を飯山事業所に移転し、経営の効率化を図った。1997年8月には春日井事業所を移転・拡充し、サーメテルコーティングの生産能力を増強。1998年3月には横浜事業所を新設し、メカトロ事業部を独立させた。同年10月には春日井に坂下工場を新設し、溶射・溶接業務を拡充した。

株式店頭登録と新分野への布石を打った2000年代

1999年10月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場からの資金調達が可能となった。2000年8月には春日井坂下工場の隣接地に新工場を建設し、生産能力を増強。2001年10月、成田事業所に表面処理工場を新設してサーメテルコーティングを拡大するとともに、11月には神戸事業所を新設し、明石・大阪の機能を集約した。2003年7月、中国天津市に合弁会社を設立し、中国市場への足がかりを得た。2005年には岐阜事業所でクロムフリー塗料の生産を開始し、環境規制対応製品の開発に乗り出した。

年表27件を開く

1960年代

  • 1961年12月創業神奈川県川崎市下平間に資本金100万円をもって株式会社放電精密加工研究所を設立し、放電加工の受託業務を開始。
  • 1963年5月アルミ押出用金型の製造を開始。
  • 1965年11月愛知県春日井市に名古屋事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
  • 1969年11月大阪府八尾市に大阪事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。

1970年代

  • 1970年8月神奈川県厚木市に厚木事業所を新設。アルミ押出用金型の一貫ラインを設備し、受託業務を開始。
  • 1973年10月名古屋事業所においてセラミックスハニカム押出用金型の製造を開始。

1980年代

  • 1980年9月愛知県春日井市に春日井事業所を新設。航空機エンジン部品のリペア業務を開始。
  • 1981年1月春日井事業所において航空機エンジン部品のサーメテルコーティング業務を開始。
  • 1984年8月神奈川県厚木市に飯山事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
  • 1985年4月岡山県和気郡に岡山事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
  • 1986年9月創業神奈川県横浜市に株式会社ミヤギを設立(2019年6月に吸収合併)。
  • 1987年9月タイ国にトーヨーサッシ株式会社(現株式会社LIXIL)との合弁会社KYODO DIE-WORKS(THAILAND) CO.,LTD.を設立。アルミ押出用金型の製造を開始。
  • 1988年12月厚木事業所においてプラスチックス射出成形用金型の製造を開始。

1990年代

  • 1990年11月兵庫県明石市に明石事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
  • 1990年12月千葉県香取郡に成田事業所を新設(1993年山武郡へ移転)。放電加工の受託業務を開始。
  • 1994年2月飯山事業所に本社機能を移転。
  • 1997年8月愛知県春日井市上野町に春日井事業所を移転。サーメテルコーティング業務を拡充。
  • 1998年3月神奈川県横浜市に横浜事業所を新設し、機械装置部門(メカトロ事業部)を飯山事業所から移転。
  • 1998年11月愛知県春日井市に春日井事業所坂下工場を新設。溶射、溶接業務を拡充。
  • 1999年10月日本証券業協会(現大阪証券取引所)へ株式店頭登録。

2000年代

  • 2000年8月春日井事業所坂下工場の隣接地に新坂下工場を新設。
  • 2001年10月成田事業所に表面処理工場を新設。サーメテルコーティング業務を拡充。
  • 2001年11月兵庫県神戸市に神戸事業所を新設し、明石事業所、大阪事業所の放電加工業務を移管。これにより、明石事業所及び大阪事業所は廃止。
  • 2002年11月名古屋事業所に加工センターを新設。プレス部品加工業務を拡充。
  • 2003年7月中華人民共和国に現地資本と合弁で天津和興機電技術有限公司を設立。
  • 2005年4月岐阜県海津市にクロムフリー塗料の生産工場を新設。
  • 2005年7月岐阜県海津市に岐阜事業所を新設し、クロムフリー塗料の生産を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    成長への組織改革と人的資本投資

    経営の健全化及び新たなチャレンジのための体制整備を促進し、市場変化に対応した組織改革と人的資本投資を推進することで、成長実現の経営基盤を構築する。

  2. 02

    事業ポートフォリオの再設定

    収益性・成長性等の観点から事業ポートフォリオを見直し、投資配分の最適化とリソースの有効活用・効率化を進め、企業価値向上を図る。

  3. 03

    標準化と自動化による業務改革

    製造現場の課題をデジタルツールで可視化・分析し、問題解決と改善サイクルを加速。作業プロセスの標準化を進め、生産性向上に寄与する。

  4. 04

    長期ビジョンに基づく技術開発

    サステナブル社会に必要なモノづくりとして、カーボンニュートラル社会実現のための新市場分野へ展開し、技術開発により新製品実装に貢献する。

  5. 05

    海外展開拡大と国際競争力強化

    成長事業の国際競争力強化に努め、特に欧米市場のガスタービン事業の受注拡大を受け、エネルギーミックス対応力を高め海外展開を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で641人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は600万円で、9期前と比べて2.8%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は12.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月393
2018年2月411
2019年2月435
2020年2月61839.211.9759
2021年2月54338.911.3699
2022年2月57739.712.1659
2023年2月58640.512.4663
2024年2月57140.912.5649
2025年2月59741.313.1610115
2026年2月60040.912.1641172

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率86.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大和事業所 — 神奈川県大和市3,406百万円
機械装置等
岡山事業所 — 岡山県赤磐市2,231百万円
放電加工・表面処理
成田事業所 — 千葉県山武郡 横芝光町1,153百万円
放電加工・表面処理
名古屋事業所 — 愛知県春日井市1,020百万円
金型 放電加工・表面処理
小牧事業所 — 愛知県小牧市813百万円
放電加工・表面処理
タイ国 Pathumthani720百万円
金型
厚木事業所 — 神奈川県厚木市349百万円
金型
若狭工場 — 福井県三方上中郡若狭町108百万円
機械装置等
春日井工場 — 愛知県春日井市74百万円
放電加工・表面処理
本社 — 神奈川県横浜市港北区等55百万円
全社統括業務
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    三菱重工業株式会社 ※3
    東京都千代田区 · その他の関係会社
    議決権35.1%
  • 海外
    KYODO DIE-WORKS (THAILAND)CO.,LTD. ※2
    タイ国 Pathumthani · 連結子会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は143億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.9%、利益が+57.1%。

売上高
+10.9%
143億円
営業利益
+57.1%
11億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
7.7%
前期比 +2.3%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高167億円143億円
営業利益14億円11億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は43億円、営業利益は6億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+43.3%、営業利益は+500.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q2900.00
2024年2Q2800.00
2024年3Q3113.21
2024年4Q341
2025年1Q3013.30
2025年2Q3013.31
2025年4Q6957.25
2026年2Q7168.53
2026年4Q7256.95
2027年1Q43614.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は88億円から143億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月8896
2014年2月9785
2015年2月10065
2016年2月9811
2017年2月10142
2018年2月10754
2019年2月117107
2020年2月111−2−2
2021年2月109−6−28
2022年2月130614
2023年2月117−3−13
2024年2月12222
2025年2月129765.46
2026年2月14311107.78

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高143億円のうち、営業利益として残るのは11億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.8%107億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.5%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.4pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.5pt
10.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが23億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月16−6−51012
2014年2月3−51−212
2015年2月1−3530−349
2016年2月18−4−18145
2017年2月9−3−666
2018年2月15−6−698
2019年2月17−6−10119
2020年2月5−2322−1812
2021年2月6−106−414
2022年2月196−212518
2023年2月−1−86−915
2024年2月10−821240
2025年2月4−6−15−224
2026年2月23−8−141526

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は190億円。このうち返さなくてよい自己資本が97億円で、自己資本比率は45.7%(業種中央値65.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月120615950.9
2014年2月130666450.4
2015年2月167699841.6
2016年2月150668444.3
2017年2月151698245.9
2018年2月150727848.1
2019年2月152777550.5
2020年2月177799841.0
2021年2月1545010428.3
2022年2月155639236.1
2023年2月148499927.9
2024年2月1807210835.8
2025年2月176839341.9
2026年2月190979345.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
27億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
41億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
93億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率209社中44位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中199位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.3%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.8%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,760で、1年前と比べて+56.7%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥2,760-4.9%1ヶ月+1.5%1年+56.7%時価総額302億円
過去52週の値幅
安値¥1,637高値¥5,090

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)35.8倍
PER (会社予想)34.0倍
PBR3.38倍
配当利回り0.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比-6.78%の2913円と急落したが、1カ月では+16.2%と上昇している。8月18日には3125円まで上昇し、高値圏で推移していた。25日移動平均線(2729.32円)を約6.7%上回り、75日線(2716.44円)も上回る。52週高値5090円からは約-42.8%の水準で、週足では上昇トレンドが続いている。RSIは66.69。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは37.71倍で業界平均の24.81倍を約52%上回り、予想PERも35.9倍と高い。PBRは3.57倍で平均の1.62倍の2倍以上であり、割高感が顕著。ROEは10.26%と良好だが、配当利回りは0.69%と平均の2.71%を大きく下回る。業績は増収増益傾向にあり成長性はあるが、株価指標はすでに成長を織り込みすぎている。配当の低さがリターンを圧迫する。総合的に割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)35.8倍22.7倍
PER (予想)34.0倍
PBR3.38倍1.50倍
ROE10.3%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長の鍵は放電加工機の市場規模と消耗品需要の拡大。強気派は、精密加工需要の増加や海外展開、利益率改善を評価。弱気派は、小型で市場が限定的、競合との競争、EVシフトによる加工技術変化のリスクを指摘。

プラスに働く材料7
  • 精密加工需要

    EVや半導体向け精密部品の需要増で放電加工の使用が拡大。

  • 消耗品ビジネス

    消耗品はリピート収益で安定し、市場シェア首位が価格決定力を支える。

  • 収益改善

    営業利益率は5.43%から7.69%に改善、ROE10.26%と資本効率も高い。

  • 2026年2月期営業利益11億円、前期比57%増2026年2月期影響

    売上高143億円、営業利益11億円。前期比で売上高14億円・営業利益4億円増加

  • 営業利益率7.69%へ改善、増収効果で収益性向上2026年2月期影響

    営業利益率は前期5.43%から7.69%へ2.26ポイント改善、売上高143億円

  • 純利益8億円、前期比2億円増で3期連続増益2026年2月期影響

    純利益は前期比2億円増の8億円、2億→6億→8億円と3期連続で増益

  • 予想PER35.9倍と実績PER37.71倍を下回る通年影響

    実績PER37.71倍に対し予想PER35.9倍と低く、来期の増益を織り込む

マイナスに働く材料7
  • 市場規模が小さい

    売上高は100億円台で、成長余地が限られる。

  • 競合激化

    低価格品や代替技術の登場でシェア低下のリスク。

  • 技術変化

    加工技術の変化で既存製品の需要が減る可能性。

  • 株価は1年で56.84%上昇、高値警戒感継続影響

    過去1年で56.84%上昇、短期的な利益確定売りが出やすい水準

  • 配当利回り0.69%と株主還元が手薄通年影響

    配当利回り0.69%と低く、利回り投資家の買いが入りにくい

  • 今期の売上高143億円・営業利益11億円計画に下振れリスク決算発表後影響

    計画を未達なら予想PER35.9倍の前提が崩れ、株価調整要因になる

  • 外国人保有2.94%と低流動性継続影響

    外国持株比率2.94%と低く、需給が薄く値動きが大きい

次の決算で確かめる点
消耗品販売数
リピート収益の規模と市場シェアの変化を把握するため。
海外売上比率
海外市場での成長可能性と競争状況を評価するため。
ワイヤ放電加工機の市場動向
主要需要先の設備投資意欲を反映し、需要予測に重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは0.72%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
0.72%
いまの株価に対して
配当性向
24.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月1576.4
2018年2月150.046.5
2019年2月2246.727.1
2020年2月220.0238.1
2022年2月20−9.110.5
2023年2月200.0
2024年2月7−65.020.3
2025年2月1271.422.9
2026年2月1850.024.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ6,125人。区分でいちばん多いのは事業法人53.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.4%を占め、残る40.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人29.429.830.452.852.753.0
個人・その他56.358.059.438.738.434.3
金融機関9.69.58.55.06.86.4
証券会社2.11.70.82.80.53.4
外国法人2.61.10.90.71.72.9
自己株式2.22.24.02.62.52.5
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱重工業株式会社34.20
02東京中小企業投資育成株式会社6.69
03株式会社日本カストディ銀行3.72
04株式会社二村3.55
05放電精密加工研究所社員持株会3.46
06二村山林有限会社2.48
07二村 勝彦2.21
08日本マスタートラスト信託銀行株式会社1.75
09細江 廣太郎1.65
10日本碍子株式会社1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-04-24
    株式会社二村
    新規の大量保有報告
    2.69%
    -2.56pt
  • 2026-04-13
    株式会社二村
    変更報告
    5.25%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−4%、1株純資産は14期で−4%。直近期のROEは10.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月808489.98.739.6
2014年2月719108.19.830.7
2015年2月639576.714.142.6
2016年2月79160.899.5283.5
2017年2月339593.532.076.4
2018年2月499945.030.646.5
2019年2月981,0619.512.927.1
2020年2月−261,002−2.5238.1
2021年2月−392603−48.8
2022年2月19577428.33.710.5
2023年2月−181582−26.4
2024年2月326034.460.320.3
2025年2月556898.522.222.9
2026年2月7781310.355.124.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額111百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村田力代表取締役社長70
瀧川浩二取締役常務執行役員 情報取扱責任者62
髙橋孝二取締役上級執行役員 海外戦略部長64
伊藤眞理子取締役59
高沢祐之取締役上級執行役員 技術・営業本部長54
吉田貴彦取締役(監査等委員)67
須郷知徳取締役(監査等委員)571,000
江田信之取締役(監査等委員)391,000

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)469678221
社外取締役318186
取締役(社内)1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,566字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社放電精密加工研究所)、子会社1社及びその他の関係会社1社で構成され、金型及び機械部品等の受託製造並びに販売を行っております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び当社の関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 当連結会計年度よりセグメントの区分を変更しております。これは2025年3月より機械設備事業と混合溶融技術を軸とした環境事業を統合することで、双方の技術力を結集し、より高度な技術開発や製品開発等でシナジー効果を発揮する環境を整える目的で環境事業を主とする横浜工場を機械設備事業を主とする大和事業所に統合したことに伴い、従来「放電加工・表面処理」に計上しておりました環境事業の一部を、「機械装置等」セグメントの区分に変更しております。 事業区分   主要加工サービス・製品   主要な会社 放電加工・表面処理   ガスタービン部品の受託加工 その他各種金属製品の受託加工 航空機エンジン部品・ガスタービン部品の表面処理(サーメテルコーティング等) 当社 金型   アルミ押出用金型及び付属品   当社 KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD. セラミックスハニカム押出用金型及び付属品   当社 金属プレス用金型及び金属プレス用金型部品   KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD. 機械装置等   プレス複合加工システム デジタルサーボプレス金属プレス用金型及び金属プレス用金型部品※クロムフリー塗料   当社 プレス部品の受託加工   当社 その他   その他の関係会社   三菱重工業株式会社 ※  当社が開発いたしましたクロム規制(ELV、RoHS等)に対応した完全クロムフリー防錆表面処理剤の製品名:ゼックコート「ZEC-888」「ZEC-W」「ZEC-F」であります。 (1) 放電加工・表面処理 放電加工とは、電気エネルギーを加え、発生する火花エネルギーによって一般の機械加工では切削できない超硬材、難削材でも精密加工から曲面加工、球体加工まで可能な加工であります。当社では、これまで蓄積してきたノウハウのシステム化、ソフト化とともに独自に開発した専用機を駆使して多様なニーズにお応えしております。 表面処理は、米国から導入したライセンス技術で最も過酷な環境で稼動するエンジン部品に耐熱、耐食コーティング、表面硬化被膜処理などを施す表面処理加工を行っております。 (2) 金型 当社で培った最高品質の放電加工技術を駆使し、従来方式での金型製造で成し得なかった精度、寿命の大幅な延長を可能にし、材料仕入れから製品までの一貫生産を行い、コスト低減を実現することにより、独自技術を確立した金型製品を提供しております。 (3) 機械装置等 独自の制御技術を搭載し、スライド平行制御、下死点(※)の高精度化を可能にした直動式デジタルサーボプレス「ZENFormer」「ZENFormer nano」と、分割ステーション構造で各金型毎に独立制御の直動式デジタルサーボプレス「Divo」の製作・販売、及び当社のデジタルサーボプレス機を使用した部品加工を行っております。 ※ 下死点とは、プレス機械のスライドの操作・動作において、スライド移動の設定範囲におけるストロークの最下点のことであります。 クロム規制に対応した亜鉛めっき部品の完全クロムフリー防錆表面処理剤と防錆表面処理剤下塗用塗料の製造・販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)1.連結子会社等の区分は次のとおりであります。 ◇  連結子会社 □ その他の関係会社
経営方針・対処すべき課題1,505字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 社会の中長期的な動向として、持続可能な社会を目指した脱炭素社会や資源循環社会への移行が進むとともに、また同時に、成長減速や高インフレ、地政学的リスクの高まりといった問題があり、変動性と不確実性が一層増大すると見込まれます。 このような状況下で、当社グループはサステナビリティ方針の大元の目標である「持続可能な社会の実現に貢献するコト作り企業として、創造的な発想と技術で人と社会のために必要なカタチを提供する」企業を目指し、このビジョンを具現化するために、『中期経営計画2027』に沿って、2025年2月期から2027年2月期までの3年間の経営を進めております。 2025年2月期及び2026年2月期は、利益創出体制を強化し、計画を上回る状況で推移しました。最終年度である2027年2月期は、その成果をさらに高めるとともに目標達成に向けた準備を進めてまいります。 長期ビジョン サステナブル社会に必要なものづくり技術を提供し続けて100年企業となるための基盤を構築する。 中期重点方針 「改革の推進」 ◇成長への組織改革と人的資本投資の推進及び体制の整備 当社グループは、経営の健全化及び新しいチャレンジをするための体制の整備を促進し、「中期経営計画2024」で進めていた市場の変化に合わせた組織改革及び人的資本投資をさらに推進させて、新たな成長を実現するための経営基盤を構築してまいります。 「収益基盤の強化」 ◇事業ポートフォリオの再設定 当社グループは、収益性・成長性等の観点から事業ポートフォリオを適宜見直して再設定し、投資配分の最適化を行い、リソースの有効活用と効率化を促進し、企業価値の向上を図ってまいります。 ◇標準化と自動化による業務改革の推進 当社グループは、製造現場の効率化とものづくり改革を促進するべく、製造部門とは独立したエンジニアリング部門を設置しており、製造現場における課題のデジタルツールによる可視化と分析を強化し、迅速な問題解決と改善サイクルの加速につなげてまいります。加えて作業プロセスの標準化を進めて業務改革を推進し、生産性の向上に寄与してまいります。 「成長基盤の強化」 ◇長期ビジョンを背景とした技術開発への取り組み 当社グループは、当社長期ビジョンを実現すべく、サステナブル社会に必要なモノづくりとして、カーボンニュートラル社会を実現するための新しい市場分野に事業展開をしております。今後はさらなる技術開発をもって新しい社会への新製品実装に貢献できる企業を目指してまいります。 ◇海外展開を拡大し、成長事業の国際競争力強化 当社グループは、成長事業の国際競争力の強化に努めており、特に欧米市場におけるガスタービン事業の受注が拡大しております。今後は、エネルギーミックスへの対応力をさらに高め、海外展開を拡大してまいります。 「経営基盤の強化」 ◇ESG経営の体制構築 当社グループは、SDGsを積極的に推進し、E(環境)・S(社会)・G(企業統治)及びサステナビリティを巡る課題に対応するために、マテリアリティの実現に向けて全社員が一丸となって取り組む体制を構築し、サステナビリティへの取り組みを推進してまいります。 ◇ステークホルダーから安心・信頼される会社 当社グループは、ステークホルダー(当社グループに関わる全ての人々)との対話を通じ、皆様から安心・信頼される健全経営を推進し、人権に関する規範の遵守や多様性の尊重などに努め、ステークホルダーとの健全で良好な関係の構築と維持に尽力してまいります。
事業等のリスク3,377字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループでは、発生しうるリスクの未然防止及び発生したリスクの低減をするための管理体制を整備し、業務の円滑な運営に資することを目的としてリスク管理規程を制定しております。 リスク管理体制は、代表取締役社長を委員長とする「BCP・リスク管理委員会」を設置してグループ全体のリスクを総括的に管理することとしており、定期的にリスクの洗い出し及び評価を行っております。 当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性のあるリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。なお、本項に含まれている将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)特定顧客への依存度について 当社グループの当連結会計年度における売上高の68.1%が三菱重工業グループ、NGKグループ、川崎重工業グループ、LIXILグループの主要得意先4社グループで占められております。三菱重工業グループからは、主に産業用ガスタービン部品の放電加工及び、表面処理の業務並びに航空機エンジン部品を、NGKグループからは、自動車排気ガス浄化用のセラミックスハニカム担体を成形するためのセラミックスハニカム押出用金型を、川崎重工業グループからは、航空機エンジン部品の表面処理業務等を、LIXILグループからは、アルミサッシ等を成形するためのアルミ押出用金型をそれぞれ受託しております。 従って、これらの主要得意先の受注・生産動向や外注政策が大きく変動した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応として、顧客基盤拡大の取り組みや提供サービスの多様化などによりリスク顕在化の影響の緩和に継続的に努めてまいります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年3月1日至  2025年2月28日)   当連結会計年度(自  2025年3月1日至  2026年2月28日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 三菱重工業グループ   4,812,350   37.3   6,133,463   42.9 LIXILグループ   1,685,387   13.1   1,698,201   11.9 NGKグループ   847,714   6.6   775,212   5.4 川崎重工業グループ   827,846   6.4   1,135,973   7.9 (2)製品の欠陥について 当社グループは国際的品質管理基準であるISO9001などに基づいて品質の安定に努めております。しかし、すべての製品について欠陥が無く、将来に製造物責任賠償などが発生しないという保障はありません。製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、大規模な製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、品質システム管理室及び品質管理部門を中心として品質マニュアルを定義して、社員向け教育など継続的な改善を進め、品質の徹底管理に取り組んでおります。 (3)自然災害等について 地震や台風等の自然災害によって、当社グループの生産拠点に甚大な被害を被る可能性があります。 当社グループの生産拠点は神奈川県に2箇所、愛知県に3箇所、岡山県、千葉県、福井県に各1箇所、また、海外においてはタイ国に1箇所があり、それぞれ定期的な災害防止活動や設備点検等を行っておりますが、これらの災害による影響を完全に防止又は軽減できる保証はありません。特に生産拠点が関東地区から中部地区に集中しており、大規模な東海地震などが発生した場合は、生産能力に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、当社グループでは、有事の際、代表取締役社長を本部長とする対策本部を設置し、被災状況の把握と対応の指示命令を行います。また、火災保険等に加入し、自然災害による損失リスクに備えております。顧客、取引先、従業員等の人命尊重を最優先とした上で、営業の継続又は早期の営業再開に向けて対応してまいります。 (4)生産性の向上、コスト削減が進まない場合について 当社グループは、加工技術・加工治具・専用機の開発などによって生産性の向上、コスト削減に努めておりますが、有能な人材の流出や原材料の高騰等があった場合に開発が進まず生産性の向上が図られない場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、原材料高騰については、販売価格への適正な反映や調達ルートの多様化に取り組んでおります。人材流出については、当社グループでは新卒採用だけでなく、専門性の高い人材の中途採用を進めております。また、結婚や育児、介護等の理由により退職した人材を再度雇用する「ジョブリターン制度」の採用など多様な働き方に対応できる仕組みの整備にも努めております。 (5)資金調達 当社グループは、将来見通しも含めた金利動向を勘案して資金調達を実施しており、低利・安定資金の確保に努めておりますが、金利の大幅な変動をはじめとする金融市場の状況変化は、将来における当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、金利スワップ契約などにより固定金利と変動金利の変動に対応しております。 (6)財務制限条項について コミットメントライン契約及び借入金のうち、タームローン及びシンジケートローンには一定の財務制限条項が付されております。これらに抵触した場合、該当する借入金の一括返済及び契約解除の恐れがあり、当社の資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、安定的な業績を確保するため、利益率の向上に努めてまいります。 (7)情報セキュリティ 当社グループは、事業の遂行を通して顧客等の機密情報に多数接しているほか、当社グループの技術・営業・その他事業に関する機密情報を保有しており、安全管理に努めておりますが、コンピュータウィルスの感染や不正アクセスその他不測の事態により、機密情報が滅失若しくは社外に漏洩した場合、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、「情報セキュリティ規程」に基づく積極的な情報セキュリティ活動(教育訓練含む)を展開するとともにセキュリティ関連の情報収集に努めてまいります。 (8)減損損失 「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」及び「第5 経理の状況 2財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおり、当社グループの資産の時価が著しく下落した場合や事業の収益性が悪化した場合には、減損会計の適用により減損損失が発生し、当社グループの業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、有形・無形固定資産について減損の兆候判定と減損損失の認識及び測定を行うための手続きを整備・運用するとともに、投資時の投資回収等の検証やその後のモニタリングを通じて早期の兆候把握に努めてまいります。 (9)繰延税金資産の計上 「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」及び「第5 経理の状況 2財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおり、前提条件である利益計画が達成できないなど将来の課税所得の見積りについて見直しとなり繰延税金資産の減少が必要となる場合は、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの対応として、将来の課税所得については、経営環境の変化などを踏まえ適宜見直しを行っておりますが、繰延税金資産の回収可能性の評価にあたり、基準とした利益計画の実現可能性について慎重に検討を行い、合理的に見積もった課税所得についてのみ繰延税金資産を計上することとしております。
経営成績の分析 (MD&A)8,976字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年3月1日~2026年2月28日)におけるわが国経済は、堅調なインバウンド需要に加え、雇用・所得環境の改善が見られ、国内景気の下支えとなりました。しかしながら、物価上昇に伴う個人消費の低迷や米国の関税政策の動向、複雑化する世界情勢などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移しました。 当連結会計年度における当社グループを取り巻く業界動向においては、住宅分野および交通・輸送分野は各市場における需要の鈍化を背景に低調に推移いたしました。一方、AIの普及に伴う世界の電力需要の増加を受け環境・エネルギー分野が伸長し、旅客や貨物需要の増加を背景とした航空機需要の増加および世界的な防衛力強化に向けた動きにより航空・宇宙分野も堅調に推移いたしました。 このような環境の中、当社グループにおきましては、伸長するガスタービン部品および防衛装備品の需要に対応すべく、生産能力拡大に向けた取り組みを着実に進めるとともに、横浜工場の大和事業所への集約などを通じて、効率的な事業運営を行ってまいりました。 その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は14,312百万円(前年同期比11.0%増)となり過去最高値を更新しました。利益につきましては、一部製品の価格改定に加え、環境・エネルギー関連および航空・宇宙関連の生産拡大が寄与し、営業利益は1,122百万円(同63.0%増)となり過去最高値を更新しました。各段階利益は営業利益の増加を主因として増益となり経常利益は1,038百万円(同61.4%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は823百万円(同41.1%増)となりました。 セグメントの概況は、次のとおりであります。 なお、第1四半期連結会計期間より、従来「放電加工・表面処理」に計上していた環境事業の一部を、「機械装置等」セグメントに区分を変更しており、当連結会計年度における比較・分析は、変更後の事業セグメントの区分に基づいております。また、各セグメントの営業利益は、各セグメントに配賦することが困難な本社管理部門に係る営業費用等を控除する前のものであります。 ①放電加工・表面処理 放電加工・表面処理は、航空・宇宙関連では、旅客や貨物需要の増加を背景とした航空機需要の増加により航空機エンジン部品の需要が増加しました。さらに安全保障強化のための防衛力整備計画の大幅拡充を背景に防衛装備品の需要が増加いたしました。環境・エネルギー関連では、引き続き、ガスタービン部品は電力需要の増加に伴い受注が増加しました。以上の要因により前年同期比で増収となりました。利益面では、増収および生産性向上に加え、前期に実施した一部製品の価格改定の効果により、増益となりました。 その結果、売上高は9,906百万円(前年同期比18.8%増)、営業利益は2,025百万円(同40.5%増)となりました。 ②金型 金型は、住宅関連では、省エネ基準適合義務化に伴う駆け込み需要の反動により、国内向けのアルミ押出用金型は減収となりましたが、海外子会社における需要の増加により増収となりました。一方で、交通・輸送関連では、セラミックスハニカム押出用金型における大型製品の受注が減少し、減収となりました。セグメント全体では前年同期比で増収となりました。利益面では、国内のアルミ押出用金型の減収により減益となりました。 その結果、売上高は3,367百万円(同1.5%増)、営業利益は297百万円(同10.8%減)となりました。 ③機械装置等 機械装置等は、機械設備関連では、プレス機の販売が増加したものの、プレス機付帯設備およびMF混合溶融装置等の販売が減少したため、機械設備全体では減収となりました。一方で交通・輸送関連では、自動車関連プレス部品が価格改定の効果により前年同期に比べ増収となりました。以上の要因によりセグメント全体では前年同期比で減収となりました。利益面では、自動車関連プレス部品が価格改定の効果により採算は改善したものの、機械設備の減収の影響が大きく微減となりました。 その結果、売上高は1,039百万円(同16.1%減)、営業利益は33百万円(同7.7%減)となりました。 (2) 財政状態に関する分析 財政状態は次のとおりであります。 当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ280百万円増加し、8,074百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加140百万円、電子記録債権の減少99百万円、仕掛品の増加356百万円、原材料及び貯蔵品の減少89百万円によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,185百万円増加し、10,943百万円となりました。その主な要因は、建物及び構築物の増加125百万円、リース資産の増加767百万円、投資有価証券の増加401百万円によるものであります。 当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ565百万円減少し、5,038百万円となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金の増加186百万円、短期借入金の減少1,234百万円、リース債務の増加146百万円、賞与引当金の増加87百万円によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ606百万円増加し、4,290百万円となりました。その主な要因は、長期借入金の増加264百万円、リース債務の増加593百万円、退職給付に係る負債の減少377百万円によるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ1,424百万円増加し、9,688百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金の増加694百万円、為替換算調整勘定の増加66百万円、退職給付に係る調整累計額の増加281百万円、非支配株主持分の増加93百万円によるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ128百万円増加し、2,553百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、2,257百万円(前年同期は415百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益944百万円、減価償却費862百万円、売上債権の減少額149百万円、棚卸資産の増加291百万円、仕入債務の増加277百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、802百万円(前年同期は619百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出786百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、1,397百万円(前年同期は1,453百万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の減少額(純額)1,400百万円、長期借入金の増加額(純額)429百万円、配当金の支払額128百万円、リース債務の返済による支出299百万円によるものであります。 (参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移 2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 自己資本比率   35.8%   41.9%   45.7% 時価ベースの自己資本比率   116.2%   73.9%   238.7% キャッシュ・フロー対有利子 負債比率   6.4   14.0   2.5 インタレスト・カバレッジ・ レシオ   25.8   7.8   25.2 自己資本比率=自己資本÷総資産 時価ベースの自己資本比率=株式時価総額÷総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率=有利子負債÷営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー÷利払い (注) 1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 (注) 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 (注) 3.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。 (4) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 放電加工・表面処理   10,385,211   121.2 金型   3,442,832   105.4 機械装置等   948,550   72.2 合計   14,776,594   112.3 (注) 上記金額は、販売価格によって表示しております。 ② 受注状況 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 放電加工・表面処理   11,354,058   130.8   4,237,810   151.9 金型   3,481,858   103.7   548,243   126.5 機械装置等   1,078,571   87.9   278,314   116.4 合計   15,914,488   120.0   5,064,368   146.3 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 放電加工・表面処理   9,906,432   118.8 金型   3,367,068   101.5 機械装置等   1,039,311   83.9 合計   14,312,812   111.0 (注) 1. セグメント間の取引については相殺消去しております。 2. 最近2連結会計年度の主な相手先別販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年3月1日至  2025年2月28日)   当連結会計年度(自  2025年3月1日至  2026年2月28日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 三菱重工業グループ   4,812,350   37.3   6,133,463   42.9 LIXILグループ   1,685,387   13.1   1,698,201   11.9 日本碍子グループ   847,714   6.6   775,212   5.4 川崎重工業グループ   827,846   6.4   1,135,973   7.9 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は次のとおりであります。 なお、本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。将来や想定に関する事項には、不確実性を内包しており、あるいはリスクを含んでいるため、実際の結果と大きく異なる可能性もあります。 (1) 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 当連結会計年度の経営成績等 (売上高) 売上高は、前連結会計年度に比べ11.0%増の14,312百万円となりました。放電加工・表面処理セグメントでは、航空・宇宙関連の航空機エンジン部品及び防衛装備品に加え、環境・エネルギー関連のガスタービン部品はラインの増設を見据えた前倒し出荷による増収、遠心圧縮機部品は石油、ガス産業における生成需要の増加により増収となりました。金型セグメントでは、住宅関連で国内向けのアルミ押出用金型が省エネ基準適合義務化に伴う駆け込み需要の反動の影響により減収しましたが、海外子会社のアルミ押出用金型が需要が増加し増収となりました。また、交通・輸送関連では、セラミックスハニカム押出用金型が大型製品の受注が減少し減収となりました。機械装置等セグメントでは、機械設備関連で計画していたプレス機及びプレス付帯設備の販売は増加したものの、MF混合溶融装置等の販売が減少したことで減収となりました。以上のように機械装置等セグメントが減収ではありましたが、放電加工・表面処理セグメントの増収でカバーした結果となり、全体で増収となりました。 (営業費用及び営業利益) 売上原価と販売費及び一般管理費を合計した営業費用は、前連結会計年度に比べ8.0%増の13,189百万円となりました。その主な要因は、増収により売上原価が増加したことによるものです。また、人件費等の増加により販売費及び一般管理費が増加しました。その結果、営業利益は1,122百万円(前連結会計年度比63.0%増)となりました。 なお、セグメント別の当連結会計年度の経営成績等は(経営成績等の状況の概要)(1)経営成績の状況に記載のとおりです。 (営業外損益) 営業外収益は14百万円(同26.4%減)、営業外費用は99百万円(同51.3%増)となっております。営業外収益減少の主な要因は、受取利息及び受取配当金の減少によるものです。営業外費用増加の主な要因は、支払利息の増加などによるものです。 (特別損益) 特別利益は22百万円(前連結会計年度は90百万円)、特別損失は116百万円(前連結会計年度は99百万円)となっております。特別利益減少の主な要因は、前連結会計年度で政策保有株式の売却益があったことによるものであります。特別損失増加の主な要因は固定資産除却損が増加したことなどによるものです。 (税金費用及び親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額を合計した税金費用は、92百万円(前連結会計年度は28百万円)となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益823百万円(前連結会計年度は583百万円)となりました。なお、売上高当期純利益率は5.75%(前連結会計年度は4.52%)となっております。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因について イ.事業環境要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「事業等のリスク」にも記載いたしましたとおり、主要得意先4社グループで当社グループの売上高の68.1%(2026年2月期)を占めており、これら主要得意先の受注・生産動向や外注政策が大きく変動した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。当社といたしましては、主要4社グループ以外の得意先や、自社製品でありますデジタルサーボプレス「ZENFormer」「ZENFormer nano」、クロムフリー塗料、混合溶融機の拡販を進め、相対的にこれら主要4社の比率を下げていく所存であります。 ロ.収益変動要因 当社グループには多数の事業所があり、且つ多数の事業を営んでいることから、これらに係る土地、建物及び生産設備等の固定資産について減損会計の適用による減損損失の計上が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性について キャッシュ・フローの状況につきましては、「(経営成績等の状況の概要) (3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の財源を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金については、自己資金を基本としており、設備投資については、自己資金の他に、金融機関からの借入金等による資金調達を基本としております。 なお、資本の財源につきましては以下のような分析をしております。 イ.財政政策 当社グループは、売上債権及び棚卸資産の圧縮を図ることによって内部資金を生み出し、借入金の返済を進めるなどにより財務体質の健全化を進めてまいります。 売上債権については、債権流動化のスキームを得意先及び金融機関の協力を得て実施しておりますが、更に拡大していく計画です。 ロ.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,465百万円増加し、19,017百万円となりました。この主な変動要因は、流動資産が280百万円増加し、固定資産が1,185百万円増加したことによるものであります。負債については、流動負債が565百万円減少し、固定負債は長期借入金の増加264百万円、リース債務の増加593百万円、退職給付に係る負債の減少377百万円などにより606百万円増加しました。なお、純資産は、利益剰余金の増加694百万円、その他有価証券評価差額金の増加271百万円、為替換算調整勘定の増加66百万円、退職給付に係る調整累計額の増加281百万円、非支配株主持分の増加93百万円などにより、前連結会計年度末より1,424百万円増加して9,688百万円となり、自己資本比率は3.76ポイント増加して45.67%となりました。 ④ 経営成績・経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、サステナビリティ方針の大元の目標である「持続可能な社会の実現に貢献するコト作り企業として、創造的な発想と技術で人と社会のために必要なカタチを提供する」企業を目指し、このビジョンを具現化するために、『中期経営計画2027』に沿って、2025年2月期から2027年2月期までの3年間の経営を進めております。 なお、経営成績・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、『中期経営計画2027』の最終年度である2027年2月期に売上高147億円と営業利益率6.1%を目標とすべき経営指標として掲げております。初年度である前連結会計年度の2025年2月期は、利益創出体制を強化したことにより営業利益率は5.3%、2年目である当連結会計年度の2026年2月期は、営業利益率7.8%となり、その成果を一層高めるとともに最終年度の目標達成に向けて進めてまいります。 さらに、長期的な目標として「営業利益率10%以上」を客観的な指標として掲げ、様々な施策に取組んでまいります。 また、売上高の97.0%(2026年2月期)を受託加工が占めていることから、自社製品でありますデジタルサーボプレス機「ZENFormer」「ZENFormer nano」、クロムフリー塗料、混合溶融機の拡販を推し進め、受託加工の売上高に占める主要得意先4社グループの比率を相対的に下げることでリスクの軽減を図り、景気動向に左右されないバランスの取れた事業内容の構築を目指し、業容の拡大を図ってまいります。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当社グループは、2027年2月期までの3か年を対象とする「中期経営計画2027」に沿って経営を進めております。初年度の2025年2月期は事業部制から本部制への移行を行い、採算意識を高め、全社で効率的な経費管理を行うなど利益創出に注力した事業活動を推進し、収益性の改善を図りました。2年目である2026年2月期は、利益創出体制が一段と進み、成長分野の需要増加への機動的な対応により、売上高・営業利益ともに過去最高を更新しました。 最終年度である2027年2月期において、これまでの成果の定着・拡大に努めるとともに、同計画の最終年度目標の達成に向けて取り組みをを進めてまいります。 さらに、当社グループの長期的な成長と企業価値の向上を図るべく、100年企業となるための基盤を構築してまいります。 (2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、重要な見積りや仮定を行う必要があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要な判断を要し、財政状態及び経営成績に影響を与える項目は下記のとおりであります。 ① 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、将来の回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しておりますが、繰延税金資産の全部又は一部を将来実現できないと判断した場合には、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を費用として計上いたします。 ② 退職給付費用及び退職給付債務 当社グループは、従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産見込額に基づき計上しております。 退職給付費用は、割引率、昇給率及び期待運用収益率等のさまざまな仮定によって算出しております。割引率及び期待運用収益率は、金利の変動を含む現在の市場動向などを考慮して決定しております。昇給率の見積りは、実績及び直近の見通しを反映しております。 ③ 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損の兆候の有無を事業所ごとセグメント単位で判定しており、結果、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 なお、減損損失の認識及び測定にあたっては、市場環境の見通し等を踏まえた事業計画に基づいて慎重に検討しております。

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開示資料

出典

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