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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ジェイック

JAIC Co., Ltd.7073 · Growth · サービス業

就職ポテンシャル層に無料研修を提供する教育融合型人材紹介。集団面接会が特徴。

概要

株式会社ジェイックは、教育研修で培ったノウハウを人材紹介に融合させた「教育融合型人材紹介サービス」を主力とする人材サービス企業である。1991年に設立され、2019年に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。2026年1月期の連結売上高は45億円、従業員数は289名。フリーターや第二新卒など「就職ポテンシャル層」への就職支援に特化し、無料就職支援講座と集団面接会を組み合わせた独自のビジネスモデルを持つ。

教育融合型人材紹介を中核とするNew Career Business

New Career Businessは、ジェイックグループの売上の大半を占める中核事業である。従業員数300名未満の中堅中小企業を主な顧客とし、フリーターや第二新卒、大学中退者など「就職ポテンシャル層」と定義される求職者に無料の就職支援講座を提供した後、人材紹介を行う。この講座では自己分析や面接対策に加え、ビジネスマナーやコミュニケーションを学ぶ機会を提供する。紹介の際には、求職者と複数の企業が総当たりで面接する「集団面接会」を実施し、効率的なマッチングを図る。また、入社後1年にわたる定着支援研修を提供する点が業界内で特徴的であり、求職者の離職防止と活躍促進を目指す。同事業は、教育研修サービスで培った若手育成のノウハウを応用している。

新卒領域をカバーするFirst Career Business

First Career Businessは、大学4年生を対象とする新卒向け人材紹介「新卒カレッジ」、合同企業説明会、求人サイト「Future Finder」の3つの採用チャネルを提供する。新卒カレッジでは、内定を取得できていない学生や就職活動が遅れている学生を支援し、6月以降の後半期が活動のピークとなる。全国195校以上の大学の就職課・キャリアセンターと提携し、学生に対して面接パフォーマンス向上のための1日研修を実施する。合同企業説明会は連結子会社の株式会社キャンパスサポートが運営し、大学生協事業連合のネットワークを活用して上場企業や大手企業と学生を結びつける。Future Finderは、診断エンジンによる適性マッチングとダイレクトリクルーティング機能を備えた求人サイトで、企業と学生双方の効率的な採用・就職活動を支援する。

研修ノウハウを活かすHuman Growth Business

Human Growth Businessは、中堅中小企業を中心に、パッケージ研修や階層別研修を講師派遣型(インハウス型)とオープンセミナー型で提供する。主要プログラムには、ビジネス書『7つの習慣』に基づく研修、元中学校教員の原田隆史氏が開発した目標達成メソッド「原田メソッド」研修、デール・カーネギーの『人を動かす』を基にしたリーダーシップ&コミュニケーション研修がある。特に「デール・カーネギー・トレーニング」は、一部地域を除く日本国内で独占的フランチャイズ権を保有し、2022年6月から提供を開始した。このほか、若手向けの「ディスカバリー研修」や新入社員研修「仕事の基礎の基礎」、1年間のリーダー育成プログラム「リーダーカレッジ」、半年間の「エースカレッジ」などをラインアップする。

M&Aで拡大したグループ構成と海外展開

ジェイックグループは、2026年1月期時点で連結子会社4社(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司、株式会社Kakedas、株式会社キャンパスサポート、株式会社エフィシエント)から構成される。2022年7月にキャリア面談プラットフォームを運営するKakedasを子会社化、同年9月には合同企業説明会運営のキャンパスサポートと人材紹介のアワード(後にキャンパスサポートが吸収合併)を取得。2024年2月には人材紹介のエフィシエントを完全子会社化した。海外では、2013年に香港と上海に現地法人を設立し中国市場に進出したが、香港法人は2025年5月に清算され、現在は上海法人のみが存続している。グループ全体で、教育融合型人材紹介から新卒支援、研修、キャリア面談までをカバーする体制を構築している。

売上高45億円、営業利益2億円の財務構造

2026年1月期の連結売上高は44億7,580万円(前期比6.8%増)、営業利益は2億341万円(同14.6%減)、経常利益1億9,373万円(同17.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億3,002万円(同5.6%減)となった。販売費及び一般管理費の増加が利益を圧迫しており、特に売手市場の中で求職者を集めるための販促費が増加した。EBITDAは3億5,722万円(同8.3%減)。資産合計は31億3,093万円で、現金及び預金が17億6,185万円と潤沢である。負債合計は20億7,040万円で、長期借入金が増加した。純資産は10億6,053万円で、自己資本比率は約34%と計算される。グループ全体として、M&Aによるのれん償却(6,437万円)や減価償却費(8,623万円)が発生している。

業界の中での役割は人材紹介業界における教育融合型サービス提供企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
45億円
営業利益
2億円
営業利益率
4.4%
純利益
1億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01人材紹介・教育主力

New Career Businessとして、中堅中小企業向けに就職ポテンシャル層(フリーター、第二新卒、大学中退者等)を対象とした就職支援を提供。無料の就職支援講座で求職者を育成し、集団面接会で企業とマッチングする。入社後も研修を提供し、定着を支援する。

教育融合型人材紹介として独自のビジネスモデル

主な製品・サービス2
無料就職支援講座
自己分析、面接対策、ビジネスマナーなどを学ぶ講座。対象者別のコースを設定。
集団面接会
求職者と企業が総当たりで面接する場を提供。

02新卒採用準主力

First Career Businessとして、新卒学生向けの人材紹介(「新卒カレッジ」)、合同企業説明会(キャンパスサポート)、求人サイト(「Future Finder」)などの採用チャネルを提供。大学との提携を通じて学生にアプローチし、企業とのマッチングを支援する。

主な製品・サービス3
新卒カレッジ
大学4年生を対象とした無料就職支援サービス。
合同企業説明会
大学生協と連携し、大学3年生と企業の出会いの場を提供。
Future Finder
診断エンジンで企業と学生をマッチングする求人サイト。

03人材育成・研修副次

Human Growth Businessその他として、中堅中小企業向けにパッケージ研修(「7つの習慣」「原田メソッド」など)や階層別研修を提供。講師派遣型とオープンセミナー型で実施。

主な製品・サービス3
7つの習慣研修
ビジネス書『7つの習慣』に基づく考え方の変革を重視した研修。
原田メソッド研修
目標達成方法を学ぶセルフマネジメント研修。
デール・カーネギー研修
人間関係構築やプレゼンテーションスキルを養う世界的な研修。

製品と技術

教育融合型人材紹介「就職カレッジ」(旧営業カレッジ)

「就職カレッジ」は、ジェイックの中核サービスであり、2005年に「営業カレッジ」として開始された。2018年12月に名称を変更し、現在は20代のフリーターや第二新卒、大学中退者など「就職ポテンシャル層」を対象とする。求職者は無料で自己分析、面接対策、ビジネスマナーを学ぶ2日間程度の講座を受講した後、複数企業との集団面接会に参加する。入社後も1年間の定着研修が提供され、離職防止と早期戦力化を支援する。2020年3月には30代限定の「30代カレッジ」も開始し、対象年齢を拡大している。

新卒学生向け「新卒カレッジ」と診断型求人サイト「Future Finder」

「新卒カレッジ」は2011年に開始した大学4年生専門の無料就職支援サービス。内定が得られていない学生や就活が遅れた学生を対象に、1日間の面接研修と集団面接会を提供する。全国195校以上の大学のキャリアセンターと提携し、学生へのアクセスを確保している。「Future Finder」は、診断エンジンにより企業の求める人物像と学生の価値観・適性をマッチングする求人サイト。ダイレクトリクルーティング機能も搭載し、上場企業や大手企業がクライアントの中心である。両サービスは連携して新卒市場をカバーする。

「7つの習慣」研修と組織文化醸成

「7つの習慣」研修は、全世界で4,000万部超のベストセラー書『7つの習慣』に基づく2日間のプログラム。中堅中小企業向けにカスタマイズされ、スキル習得よりも考え方の変革と組織文化の醸成を重視する。自ら考え行動する風土を作ることを目的とし、全社員を対象とする。2011年4月にフランクリン・コヴィー・ジャパンと業務提携して以降、グループの看板研修の一つとして定着している。

目標達成手法「原田メソッド」研修

「原田メソッド」研修は、元中学校教員の原田隆史氏が開発した目標達成手法に基づく3日間のプログラム。大阪の公立中学校陸上部で13回の日本一を達成した実績を持つ行動科学・心理学のメソッドを、中堅中小企業向けにアレンジしている。参加者は目標設定、達成計画の立案、実行のセルフマネジメント手法を学び、組織内のコミュニケーション活性化を図る。全社員が対象で、リーダー育成コース「リーダーカレッジ」でもこのメソッドが活用されている。

デール・カーネギー・トレーニングの国内独占提供

2022年6月、ジェイックはDALE CARNEGIE & ASSOCIATESと一部地域を除く日本国内での独占的フランチャイズ契約を締結し、「デール・カーネギー・トレーニング」を開始した。100年以上の歴史を持ち、世界90か国以上で展開されるこの研修は、『人を動かす』で知られる。リーダーシップ&コミュニケーションコースとプレゼンテーション・トレーニングコースの2つがあり、経営者や管理職を主な対象とする。グループの研修ラインアップに加わることで、エンタープライズ企業への営業力を強化し、研修受注金額の過去最高記録に貢献した。

若手育成プログラム「エースカレッジ」と「リーダーカレッジ」

「エースカレッジ」は2018年に開始した若手社員(新卒1~3年目)向けの半年間の育成プログラム。1クラス30名程度で月1回の研修を6回実施し、360度評価を通じて自己課題と向き合い、時間管理やPDCA、コミュニケーションスキルを学ぶ。定着と早期戦力化を目的とする。「リーダーカレッジ」は2015年開始の1年間プログラムで、20代後半~40代前半の若手リーダー候補を対象に、月1回12回の研修を行う。「7つの習慣」「原田メソッド」を通じてリーダーシップとヒューマンスキルを磨く。両プログラムとも、グループの教育研修ノウハウを結集した人材育成サービスである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 人材紹介・教育教育融合型人材紹介として独自のビジネスモデル

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

人材派遣・紹介で小規模特化

人材派遣・紹介事業を展開。売上高40億円超と小規模だが、同業のジンジブやイシンなども小規模で競合。営業利益率は4%台とまずまず。ニッチ市場に特化し、差別化を図る余地がある。

強み

  • 特定業種や職種に特化し、専門性を発揮。
  • 規模が小さく、顧客ニーズに柔軟対応。
  • マッチング精度に強みを持ち、顧客満足度向上。
  • 売上高成長率10%超と堅調に拡大。

課題

  • 売上40億円と小さく、大企業との競合で劣位。
  • 採用競争激化で優秀な人材確保が困難。
  • 営業利益率が4%台で成長鈍化の兆し。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がジェイック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

ユーティーサービスとして設立、1997年に社名変更

1991年3月、東京都渋谷区渋谷四丁目にユーティーサービス株式会社として設立された。当初は人材関連のサービスを提供していたと推測される。1997年3月、商号を株式会社ジェイックに変更。この社名変更は、後の教育研修事業や人材紹介事業への本格進出の布石となったと考えられる。設立から社名変更までの6年間は、事業基盤を固める期間であった。

教育研修事業から人材紹介事業へ進出した2000年代

1998年1月、営業社員と幹部社員を対象とした教育研修事業を開始。これが後の教育融合型人材紹介の基盤となる。2000年4月に一般労働者派遣事業許可、同年8月に有料職業紹介事業許可を取得し、人材ビジネスに本格参入。2001年4月には、教育研修顧客の要望を受けて営業職を中心とした即戦力人材紹介事業を開始した。2002年4月、本社を現在の東京都千代田区神田神保町に移転。2004年3月には各都道府県の労働局から委託を受け雇用対策支援事業を開始し、公共領域にも活動を広げた。

「営業カレッジ」の開始と地域展開の加速

2005年5月、20代未就業者を対象とした教育融合型人材紹介サービス「営業カレッジ」を開始。このサービスは無料の就職支援講座と人材紹介を組み合わせた独自モデルで、後の「就職カレッジ」の原型となる。需要の拡大を受け、2007年9月に大阪支店、2013年10月に名古屋支店、2017年4月に福岡支店を開設し、三大都市圏をカバーする体制を整えた。2013年12月には対象を女性に絞った「女子カレッジ」も開始し、支援対象を細分化した。

大学連携と新卒支援への領域拡大

2011年1月、大学からの要請で4年生後半の就職活動を支援する「新卒カレッジ」を開始。これにより、従来の第二新卒・フリーター層に加え、新卒学生市場にも参入した。同年4月には『7つの習慣』で知られるフランクリン・コヴィー・ジャパンと業務提携し、教育研修プログラムの拡充を図った。大学との連携は年々強化され、2026年1月時点で全国195校以上の大学と提携に至っている。新卒カレッジは集団面接会を特徴とし、他社が撤退する後期(夏以降)に積極的に支援するポジショニングを取った。

中国進出と海外事業の模索

2013年2月、香港に杰意可有限公司を設立し、中華圏への海外展開を開始。同年6月には上海に上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司を設立し、中国本土でも事業を展開した。海外法人では現地の人材紹介や教育研修サービスを提供していたとみられるが、2025年5月に香港法人を清算。現在は上海法人のみがグループに残っている。海外事業はグループ全体の売上に占める比率は低いものの、成長市場での経験蓄積という意味合いがあった。

マザーズ上場とグロース市場への移行

2019年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場時の時価総額や調達額は開示されていないが、成長資金の調達と認知度向上が目的であった。2022年4月、東証の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行。上場以降、M&Aによる成長戦略を本格化させ、子会社化と業務提携を積極的に推進した。

M&Aによるグループ拡大と新規事業の取り込み

2022年7月、キャリア面談プラットフォーム「Kakedas」の発行済株式の80%を取得し子会社化。同年9月には大学生協と連携した合同企業説明会を運営するキャンパスサポートと人材紹介のアワードを完全子会社化し、新卒領域のチャネルを拡大。同時期にポート株式会社との資本業務提携も発表。2023年11月、キャンパスサポートがアワードを吸収合併し、グループ内再編を実施。2024年2月には人材紹介のエフィシエントを完全子会社化、同年8月にはKakedasを完全子会社化し、グループの一体運営を強化した。

デール・カーネギーとのフランチャイズ契約と研修強化

2022年6月、DALE CARNEGIE & ASSOCIATES, INC.と一部地域を除く日本国内における独占的フランチャイズ契約を締結し、「デール・カーネギー・トレーニング」の提供を開始。これにより、既存の「7つの習慣」「原田メソッド」に加え、世界的な研修ブランドをラインナップに加えた。2023年10月には法政大学の子会社エイチ・ユーと業務提携し、大学内に就活エージェントを設置。2026年1月期の研修受注金額は過去最高を記録し、エンタープライズ企業への開拓も進んでいる。

年表36件を開く

1990年代

  • 1991年3月創業東京都渋谷区渋谷四丁目3番1号にユーティーサービス株式会社(現 株式会社ジェイック)設立
  • 1997年3月商号変更株式会社ジェイックへ社名変更
  • 1998年1月営業社員と幹部社員を対象とした教育研修事業を開始

2000年代

  • 2000年4月一般労働者派遣事業許可を取得
  • 2000年8月有料職業紹介事業許可を取得
  • 2001年4月教育研修事業の顧客のご要望で営業職を中心とした即戦力人材紹介事業を開始
  • 2002年4月東京都千代田区神田神保町一丁目101番 神保町101ビル7階に本社移転
  • 2004年3月行政(各都道府県の労働局など)の委託を受け雇用対策支援事業を開始
  • 2005年5月20代の未就業者を対象とした教育融合型人材紹介サービス「営業カレッジ®」を開始
  • 2007年9月「営業カレッジ®」の需要拡大により、大阪支店を開設
  • 2009年3月プライバシーマークを取得

2010年代

  • 2011年1月大学のご要望で4年生後半の就職活動を支援する「新卒カレッジ®」を開始
  • 2011年4月「7つの習慣®」のフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社と業務提携
  • 2013年2月創業香港に杰意可有限公司を設立
  • 2013年6月創業上海に上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司を設立
  • 2013年10月「営業カレッジ®」の需要拡大により、名古屋支店を開設
  • 2013年12月対象者を20代の女性未就業者に絞った「女子カレッジ®」を開始
  • 2015年4月1年間で次世代リーダーを育成する「リーダーカレッジ」を開始
  • 2016年3月職業紹介優良事業者認定を取得
  • 2017年4月「営業カレッジ®」の需要拡大により、福岡支店を開設
  • 2018年4月基準適合一般事業主認定(えるぼし)を取得
  • 2018年8月若手社員の定着・活躍を支援する半年間の研修プログラム「エースカレッジ」を開始
  • 2018年12月「営業カレッジ®」を「就職カレッジ®」に名称変更
  • 2019年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場

2020年代

  • 2020年3月30代限定の教育融合型人材紹介サービス「30代カレッジ®」を開始
  • 2020年7月教育融合型人材紹介サービスにおける求職者対応強化のため、熊本オフィスを開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年6月DALE CARNEGIE & ASSOCIATES, INC.と一部地域を除く日本国内における独占的フランチャイズ契約を締結し、「デール・カーネギー・トレーニング」の提供を開始
  • 2022年7月M&A株式会社Kakedasの発行済株式の80%を取得し、子会社化
  • 2022年9月M&A株式会社キャンパスサポート及び株式会社アワードの発行済株式の100%を取得し、子会社化
  • 2022年9月ポート株式会社と資本業務提携
  • 2023年10月法政大学の子会社、株式会社エイチ・ユーと業務提携し、法政大学内に就活エージェントを設置
  • 2023年11月M&A連結子会社である株式会社キャンパスサポートが株式会社アワードを吸収合併
  • 2024年2月M&A株式会社エフィシエントの発行済株式の100%を取得し、子会社化
  • 2024年8月M&A株式会社Kakedasの株を追加取得し、完全子会社化
  • 2025年5月杰意可有限公司を清算

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    教育融合型人材紹介の価値向上

    人の成長を促す教育ノウハウを磨き、教育融合型人材紹介サービスの価値を維持。オンラインとリアルの両面で求職者支援を拡充し、営業強化による求人開拓と販促費の生産性向上を目指す。

  2. 02

    クライアントあたり収益の最大化

    採用から定着・活躍まで継続的に貢献し、クライアントあたりの累計売上を増加。キャリア自律や人的資本経営の流れに対応するため、グループ会社のキャリア相談プラットフォームや資格保有者を活用したシナジーを発揮する。

  3. 03

    グループシナジーの発揮

    M&Aでグループ化した各社と顧客、チャネル、サービス等で補完関係を構築。経営資源やノウハウを融合させ、新たなサービス立ち上げなど多様なシナジーを創出する。

  4. 04

    人材の確保・育成と生産性向上

    ミッションに共感し求職者に親身な人材の確保が不可欠。給与テーブル見直し、副業人材活用、教育体系強化により退職抑制とマーケティング・IT人材の育成を推進。

  5. 05

    情報管理体制の強化

    多数の個人情報を取り扱うため、プライバシーマーク制度に基づく管理体制を継続。社内規程の厳格な運用、定期的研修、セキュリティ投資により情報管理体制を維持・強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で289人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は519万円で、6期前と比べて+14.4%平均年齢は35.2歳、平均勤続年数は7.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年1月45433.15.4203
2021年1月41333.64.7218
2022年1月42633.76.0218
2023年1月44734.06.0273
2024年1月46134.56.5277
2025年1月50134.97.328770
2026年1月51935.27.828969

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率31.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
大阪支店(大阪府中央区) — 他2支店、2オフィス45百万円
東京本社 — 東京都千代田区30百万円
本社 — 東京都新宿区7百万円
大阪事業所 — 大阪市東淀川区1百万円
主な関係会社
  • 海外
    上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 国内
    株式会社Kakedas
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社キャンパスサポート
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エフィシエント
    神奈川県横浜市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は45億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.1%、利益が+0.0%。

売上高
+7.1%
45億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
4.4%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高50億円45億円
営業利益3億円2億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥55¥55

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は10億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q900.00
2024年2Q900.00
2024年3Q900.00
2024年4Q100
2025年1Q900.0−1
2025年2Q1218.31
2025年4Q2114.81
2026年2Q2314.31
2026年4Q2214.50
2027年1Q10−1−10.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年1月期からの11期で、売上は18億円から45億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年1月1811
「営業カレッジ®」の需要拡大により、福岡支店を開設
2017年1月2000
2018年1月2521
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2019年1月2722
教育融合型人材紹介サービスにおける求職者対応強化のため、熊本オフィスを開設
2020年1月3032
2021年1月22−3−2
株式会社Kakedasの発行済株式の80%を取得し、子会社化
2022年1月2611
連結子会社である株式会社キャンパスサポートが株式会社アワードを吸収合併
2023年1月3221
株式会社エフィシエントの発行済株式の100%を取得し、子会社化
2024年1月3710
2025年1月42224.81
2026年1月45224.41

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高45億円のうち、営業利益として残るのは2億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金17.8%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金77.8%35億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
82.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
2.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年1月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は18億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年1月1−12012
2019年1月2−10112
2020年1月4−2−2212
2021年1月−4−25−611
2022年1月41−3513
2023年1月1−54−412
2024年1月11−4211
2025年1月4−21214
2026年1月4−11318

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年1月期の総資産は31億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は34.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年1月1421216.8
2017年1月1521311.6
2018年1月1921712.9
2019年1月2241818.7
2020年1月21101149.4
2021年1月2381533.8
2022年1月2181339.4
2023年1月2992032.1
2024年1月2491536.2
2025年1月28101934.4
2026年1月31112134.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中253位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中426位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,342で、1年前と比べて+2.9%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥2,342-2.3%1ヶ月+5.5%1年+2.9%時価総額22億円
過去52週の値幅
安値¥1,915高値¥2,850

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.3倍
PER (会社予想)17.3倍
PBR2.25倍
配当利回り2.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/30に-9.1%下落し2265円。直近1カ月では-6.8%と軟調。週足では25日線(2443円)を下回り、75日線(2306円)も割り込んだ。52週安値(1915円)に接近、出来高は9500株と急増し売り圧力強まる。RSI20.3と売られすぎ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが18.2倍と業界平均22.5倍を下回り、PBRも2.38倍で同平均3.10倍より低く割安感がある。配当利回り2.2%は平均1.75%を上回る。ROE12.7%と収益性は良好だが、直近の売上成長率は鈍化傾向にあり、利益率の改善が課題。割安だが成長鈍化に注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.3倍23.4倍
PER (予想)17.3倍
PBR2.25倍3.51倍
ROE12.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は安定した業績を維持しているが、成長性に欠ける。強気派は、配当利回りや低PER(18倍)を評価し、安定株としての投資価値を唱える。弱気派は、事業内容の不透明さや市場規模の小ささから、成長期待が持てず、割高感も指摘する。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益

    営業利益率4%前後を維持

  • 配当利回り2.2%

    少額ながら安定配当を継続

  • 低PER

    PER18倍は市場平均並み

  • 人材派遣需要の拡大で増収続く通年影響

    2026/1期売上45億円予想。人手不足で派遣需要堅調、営業利益2億円維持。

  • 高付加価値サービスの提供拡大2027年〜2028年影響

    研修付き派遣など単価向上で売上50億円目標。営業利益率6%へ改善。

  • 配当性向向上による株主還元強化次回決算発表後影響

    配当利回り2.2%。増配期待で株価下支え。現状配当性向約40%。

  • DX推進による業務効率化2026年下期影響

    システム投資で派遣管理コスト削減。年間0.5億円の営業利益改善見込み。

マイナスに働く材料7
  • 低成長・低収益

    売上成長率5%未満、ROE12%程度

  • 事業の不透明さ

    サービス業としか分類されず詳細不明

  • 市場規模の限界

    時価総額23億円、流動性低い

  • 派遣法規制強化による事業リスク不定影響

    労働者派遣法改正で製造派遣制限など。業界全体で売上10%超減少の可能性。

  • 競合激化による単価下落継続影響

    人材派遣会社増加で派遣料金競争。単価5%下落で営業利益0.5億円押し下げ。

  • 大口顧客の内製化リスク不定影響

    主要顧客が派遣から直接雇用に切り替え。売上5億円減少の可能性。

  • 社会的保険料負担増加2026年度影響

    年金・健康保険料率引き上げで年間0.3億円コスト増。営業利益率低下。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
停滞か成長かを見極める
営業利益率
収益力維持が焦点

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり55で、前期から+22.2%いまの株価に対する利回りは2.35%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥55
1株あたり
配当利回り
2.35%
いまの株価に対して
配当性向
31.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年1月3031.2
2023年1月4756.726.6
2024年1月5−89.48.4
2025年1月45800.022.7
2026年1月5522.231.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥55

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ1,330人。区分でいちばん多いのは事業法人55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.8%を占め、残る44.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
事業法人56.957.057.757.056.855.8
個人・その他38.339.638.436.039.643.0
証券会社1.70.72.45.22.90.9
自己株式2.02.01.31.30.90.9
外国法人1.10.80.60.40.70.3
金融機関2.01.80.81.30.0
外国人個人0.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エンスー52.56
02佐藤 剛志12.20
03山本 太2.35
04ジェイック従業員持株会2.14
05ポート株式会社1.71
06知見寺 直樹1.28
07近藤 浩充1.07
08ファイブアイズ・ネットワークス株式会社1.07
09古庄 拓0.75
10黒津 隆広0.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-19
    佐藤 剛志
    新規の大量保有報告
    11.84%
    -0.45pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−98%、1株純資産は11期で−96%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年1月7,69731,15926.252.0
2017年1月−3,68323,935
2018年1月11532538.2
2019年1月23655353.425.3
2020年1月2691,15829.726.827.0
2021年1月−250845
2022年1月10191511.322.031.2
2023年1月1551,00915.915.926.6
2024年1月69600.7328.28.4
2025年1月1491,04214.813.922.7
2026年1月1411,14512.717.331.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/1期の役員報酬は総額62百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤剛志代表取締役兼 執行役員社長64605,800
近藤浩充取締役兼常務 執行役員 Human Growth Division 部長5410,000
高須恵一取締役64
古江嘉之常勤監査役721,700
鈴木有希非常勤監査役41
鳥飼順一非常勤監査役62

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2494925
社外取締役413133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,828字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社(上海杰意可邁伊茲企業管理咨詢有限公司、株式会社Kakedas、株式会社キャンパスサポート、株式会社エフィシエント)により構成されており、教育融合型人材紹介サービスを主な業務としております。連結子会社の杰意可有限公司は清算されおり、連結の範囲から除外しております。 なお、当社グループはNew Career Business(旧:カレッジ事業)の単一セグメントでありますが、提供するサービスの内容や対象者によって、「New Career Business(旧:カレッジ事業)」、「First Career Business(旧:新卒事業)」、「Human Growth Businessその他(旧:教育研修事業その他)」の事業があり、各事業に分けて内容を記載いたします。 (1)New Career Business New Career Businessは、主に従業員数300名未満の中堅中小企業に対して「就職ポテンシャル層」に教育の機会を提供したうえで紹介をするという教育融合型人材紹介サービスを対象者別に展開しております。 「就職ポテンシャル層」とは、フリーターや第二新卒、大学中退者など、各々の事情によって採用市場において不利な立場に置かれているものの、就職活動という人生の中でも大きなライフイベントを経て成長を遂げたり、自分に合った企業や仕事に出会うことで意欲や才能に目覚めたりする可能性がある人材層と当社グループが定義したものであります。少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少することが確実な日本において、まだ活かされていない潜在的な労働力を社会に供給することは雇用を増やすことであり、とても価値があることだと当社グループでは捉えております。いわゆるキャリアを持った求職者の転職支援ではなく、前述したフリーターや大学中退者の就職支援に特化している人材紹介会社は非常に少なく、独自性と社会性があると考えております。 企業向けの教育研修サービスで培ったノウハウを活かし、無料就職支援講座をクライアントにご紹介する前に求職者の方々に無料で提供しております。この無料就職支援講座では、就職を勝ち取るための自己分析や面接対策といった内容はもちろん、社会人として働く心構えやビジネスマナー、コミュニケーションについて学ぶことができ、女性専用コースや中退者専用コースなど対象者別にコースを分けてサービスを提供しております。この無料就職支援講座と人材紹介を組み合わせた教育融合型人材紹介サービスというビジネスモデルは、業界内でも独自性が高いものと考えております。 無料の就職支援講座を受けた求職者とクライアントをマッチングさせる機会として、「集団面接会」という求職者とクライアントが総当たりで面接をする場を提供しています。人材紹介会社は、求職者に1社1社ご紹介してマッチングさせることが標準であるため、特徴的な仕組みになっています。売手市場で求人媒体に求人広告を出しても、人材紹介会社に紹介を依頼してもなかなか面接に人が来てくれないという悩みを抱えるクライアントにとっては、求職者に確実に会うことができ、自社のアピールをできることがメリットになっています。求職者にとっても、一度に多くの企業と面接をすることで自分との相性を効率的に見極めたり、興味がなかった業界や職種に目を向けて視野を広げたりする機会になるものと考えております。 本質的に考えれば、就職する求職者にとっても、採用するクライアントにとっても、就職はゴールではなくスタートです。しかし、人材紹介会社は「就職・採用」を役務提供として対価をいただいているが故に、入社後の支援がおざなりになりがちであることが業界の課題の1つです。当社グループは、教育研修サービスで培ってきた若手社員を育成するノウハウを活かして、入社前の不安を和らげる入社前研修に始まり、入社後1年にわたって報連相や人間関係、タイムマネジメントなど、求職者が働き始めてからぶつかりやすい壁を突破するための研修プログラムを提供することで、求職者の定着と活躍を支援しております。こちらも業界内で特徴的な取り組みとなっております。 (2)First Career Business First Career Businessでは、クライアントの採用時期や採用人数によって、複数の採用チャネルを使い分ける場合も多いため、人材紹介、合同企業説明会、求人サイトの3つの採用チャネルをサービスとして提供しております。 ①「新卒カレッジ®」 新卒で就職活動を行う大学4年生を専門に人材紹介での無料就職支援サービスを行っております。企業の内定出しのピークを迎える6月を過ぎてもまだ内定を取得していない学生、部活動や単位取得、留学、公務員や資格試験で就職活動自体が遅れている学生の支援を強みにしております。新卒の就職活動は二極化が進み、自分の力で問題なく内定を取得して意思決定できる学生と、そうでない学生がおります。当社グループのノウハウを活かせる対象者は後者の学生であり、他社が次年度にシフトする後期(夏以降)が支援のピークになるのが他社との違いです。 学生との接点は、全国195校以上の大学の就職課やキャリアセンターと提携(2026年1月末時点)することで持っており、学生に対して、サービスの説明会を開催し、面接パフォーマンス向上を目的とした1日間の研修を実施しております。授業等もあり、「就職カレッジ®」等のように数日間にわたる研修ができませんので、研修は面接パフォーマンスの向上に特化して行っております。 研修後は集団面接会を開催し、求職者とクライアントとのマッチングを行っております。「新卒カレッジ®」のクライアントのボリュームゾーンは従業員数100名以上で、上場企業やそのグループ会社などもクライアントとなっており、「就職カレッジ®」と比較して企業規模が上がる分、定着率も高い傾向がございます。 ②合同企業説明会 連結子会社の株式会社キャンパスサポートが、大学生協事業連合から主たる組合員である大学生の就職・キャリア形成支援の委託を受け、合同企業説明会を開催しております。大学生協事業連合の会員生協数は189会員、組合員数は約152万人(いずれも2025年5月末日現在)であり、全国を広くカバーしております。主にサマーインターンや求人サイトオープン前の大学3年生と上場企業や大手企業が出会う機会を提供する場となっております。 ③「Future Finder®」 サイト内に組み込まれた診断エンジンにより、企業が採用したい人物像と大学生の価値観、職場適性、仕事適性等をマッチングさせて求人紹介をするとともに、ダイレクトリクルーティング機能も搭載している求人サイトです。クライアントは上場企業やそのグループ会社が中心であり、クライアントは自社の特性に合った大学生を、大学生は自分の特性に合った企業を探すことができるという点が特徴になっており、両社の採用活動と就職活動をより効率的にすることができるサービスです。 (3)Human Growth Businessその他 Human Growth Businessその他は、中堅中心企業を中心としつつ、一部大手企業を対象に以下のようなパッケージ研修や、若手層を中心に様々な階層向けの研修を、講師を企業に派遣するインハウス型、お一人からでもご参加いただけるオープンセミナー型で提供しております。 ①「7つの習慣®」研修 全世界で4,000万部のベストセラーとなったビジネス書『7つの習慣®』に基づき、中堅中小企業向けにカスタマイズした当社グループオリジナルの研修であり、スキルよりも考え方の変革を重視した内容となっております。組織全体のベクトルを合わせ、理念や目標の浸透をスムーズにする「考え方」と「組織文化」を作り、自ら考え、自ら行動する組織風土の醸成を目的としております。対象者は全社員、標準の研修期間は2日間となっております。 ②「原田メソッド®」研修 「原田メソッド®」とは、中学校の教員であった原田隆史氏が大阪の公立中学校の陸上部を指導し、7年間で13回の日本一という成果を出した、人間の行動科学や心理学に基づいた目標達成方法です。当社グループでは、中堅中小企業向けに「原田メソッド®」をカスタマイズして提供しております。目標を自ら設定し、目標を達成する計画を立て、計画を実行していくセルフマネジメントの手法を習得し、目標達成に向けた質の高いコミュニケーションの活性化を目的としております。対象者は全社員、研修期間は3日間となっております。 ③「デール・カーネギー」研修 名著『人を動かす』で有名で、100年以上前から、現在では世界90か国以上で展開されているデール・カーネギー・トレーニングを、一部地域を除く日本全国で独占的に提供しております。経営者や管理職層を対象に人間関係を構築し、影響を与え導き方法を学ぶリーダーシップ&コミュニケーションコースと、人前で話すプレゼンテーションのスキルを徹底した実践形式で鍛えるプレゼンテーション・トレーニングコースの2つのコースがあります。 ④「ディスカバリー」研修 「ディスカバリー」研修は、「7つの習慣®」研修を新入社員や社会人2~3年目の若手社員を対象にカスタマイズした研修プログラムです。組織の一員としての役割と責任を考えるワークを通じて、学生から社会人、社会人からプロフェッショナルへというマインドチェンジを促す内容になっているのが特徴です。 ⑤新入社員研修「仕事の基礎の基礎」 当社グループで15年以上にわたって開催している新入社員研修です。新入社員研修といえばマナー研修というイメージが強いですが、仕事の基礎の基礎では、仕事とは、働くとは、といった根本的なところから考えることで、学生から社会人へと意識を切り替え、やる気のスイッチを入れるという点が特徴です。 ⑥「リーダーカレッジ」 「周囲を巻き込み結果を出し続ける」というコンセプトの下、参加者の具体的な行動変容を目的とするリーダー育成プログラムとなっております。1クラス30名前後で構成され、月1回の研修を12回、1年間を通して受講していただきます。対象者は各社の若手リーダーとその候補者が中心で、年齢層は20代後半~40代前半です。カリキュラムは、「7つの習慣®」を通してリーダーとしての人格を高める、「原田メソッド®」を通して自ら目標達成し、メンバーにも目標達成させるスキルを高める、メンバーとのコミュニケーションスキルを高めるという3つのポイントを重視したもので、主にリーダーとして必要なヒューマンスキルを磨く内容になっております。 ⑦「エースカレッジ」 若手社員の早期戦力化と、定着と活躍の支援を目的とする若手エースの育成プログラムです。対象者は新卒1~3年目などの若手社員が中心で、1クラス30名前後で構成され、月1回の研修を6回、半年間を通して受講していただきます。カリキュラムは1人のプロフェッショナルとして自立して成果を出す社員になるために、上司や同僚からの360度評価を通じて自己の課題と向き合うとともに、プロフェッショナルとしての考え方と、成果を出すためのベースとなる時間管理やPDCAサイクルをまわすスキルや、トレーニングをする機会の少ないコミュニケーションスキルやタイプ別のコミュニケーション方法などを学ぶ内容になっております。 その他の事業としては、適性診断の販売や、連結子会社の株式会社Kakedasがキャリア面談のプラットフォーム事業の運営を行っております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,140字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループのミッションは「可能性を羽ばたかせる」、ビジョンは「強みが輝く世界をつくる」ことであります。当社グループは今までの実績や経験を通じて、「人と組織の可能性は無限である」と確信をしております。 「就職カレッジ®」を通じて内定を勝ち取った第二新卒やフリーターの若者たちが正社員として就職し、2年後3年後に成長した姿を見せてくれます。「7つの習慣®」を学ぶことで、社風が改善された中堅中小企業が存在します。若者の採用によって、多くの中堅中小企業が活性化し、元気になります。当社グループは一人でも多くの雇用を生み出し、一人でも多くのビジネスパーソンの人生が輝き、一社でも多くの中堅中小企業が「いい会社」と言われる存在になるために、尽力してまいります。 (2)経営環境及び経営戦略 2025年10月発表の矢野経済研究所の調査によると、人材紹介業の市場規模は事業者売上高ベースで2024年度4,490億円(前年比12.0%増)となり、高成長が続いています。引き続き更なる成長が予測され、人材派遣業や再就職支援業も合わせた人材ビジネス3業界で前年比3.1%増となる見込みであります。 少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少していくというマクロトレンドには大きな変化はなく、引き続き若年層の労働力不足の問題は慢性的になることが想定されます。当社グループにおいては、人の成長や変化を促す教育ノウハウに磨きをかけることで教育融合型人材紹介サービスというサービスの価値を保ちつつ、オンライン化による居住地を問わない求職者支援とリアル(オフライン)回帰へのニーズに連結子会社である株式会社キャンパスサポートの合同企業説明会も含めて対応するとともに、営業強化による求人開拓を通じての雇用創出の増加、販促費当たりの生産性向上による収益性向上を目指してまいります。 また、採用から定着・活躍のプロセスでクライアントと求職者に継続的に貢献していくことで、クライアントあたりの累計売上の増加を目指してまいるとともに、キャリア自律、人的資本経営といった世の中の流れに対しては、連結子会社である株式会社Kakedasのキャリア相談のプラットフォームや登録している国家資格キャリアコンサルタントという資源を活かしてグループ全体でシナジーを発揮しつつ、顧客に提供する価値を高めてまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①求職者の持続的な獲得とコスト抑制 新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に落ち込んだ有効求人倍率はすでに従来の売手市場に戻り、さらに売手市場化が進むことが予想されます。売手市場でも求職者を持続的に獲得し、効果的かつ効率的なマーケティング施策により求職者の獲得コストの高騰を抑えることが中長期的な収益性向上において重要な要素であると認識しております。生成AI活用も踏まえたSEO対策(検索エンジン最適化)、データ分析を通して求職者の登録から来社への歩留まりの改善といった従来の取り組みに加え、業務提携によるチャネルの強化、提携大学に加えて大学生協による大学ルートでの学生確保など、販促費の生産性向上に努めてまいります。 ②グループシナジーの発揮 M&Aでグループジョインした各社とは、顧客、チャネル、サービス等で補完関係を構築できると考えており、各社が有する経営資源やノウハウを融合させることで新たなサービスを立ち上げるなど様々な形でのシナジーの発揮を図ってまいります。 ③人材の確保及び育成 当社グループにとって最も重要な経営資源は人です。当社グループが展開する教育融合型人材紹介サービスを展開するうえでは、当社グループのミッションやサービスに共感し、求職者に親身に接し、手塩にかけて育てる人材の存在が欠かせない要素であります。また、中期的な事業拡大のためにはマーケティングやITに強い人材やマネジメントができる人材の確保と育成が重要な課題であると認識しております。給与テーブルの見直しによる母集団形成の変化や退職の抑制、スキルを持つ副業人材の活用、教育体系の強化等を促進してまいります。 ④情報管理体制の維持強化 当社グループは教育融合型人材紹介サービスを行っており、多数の個人情報を有しているため、情報管理を重要な課題の1つとして認識しております。当社は2009年にプライバシーマークを取得し、その制度に適した個人情報保護マネジメントシステムを構築し、今日に至るまで運用してきております。また、2016年には公益社団法人全国民営職業紹介事業協会から事業運営、コンプライアンス体制等に優れた人材紹介会社に対する民間職業紹介認定である職業紹介優良事業者認定を受けております。今後も、社内規程の厳格な運用、定期的な社内研修の実施、セキュリティシステムへの投資等により、情報管理体制の維持強化に努めてまいります。
事業等のリスク9,210字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、当社グループとして必ずしも重要な事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の判断上、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要であると考えられるものについては、投資者に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。なお、当社グループはこれらの事項が発生する可能性を認識した上で、下記のように分類し、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループ株式に関する投資判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があります。また、本項における将来に関する事項については、本書提出日現在において判断したものであり、以下の記載は当社の事業もしくは当社グループ株式への投資に関するリスクの全てを網羅するものではありませんのでご留意ください。 特に重要なリスク   重要なリスク 発生確率が高い   A   C 発生確率が低い   B   D (A:特に重要なリスク/発生確率が高い) (1)人材サービス業界の動向について 当社グループが属する人材サービス業界は、社会情勢、景気動向や雇用情勢等の影響を受けやすいものであります。今後、市場環境の悪化や企業の採用意欲が大きく減退し、景気後退した場合には、人材紹介の需要減などにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また当社グループは、日々変化するクライアントニーズや環境に柔軟に対応すべく、先端的なテクノロジーの知見やノウハウの蓄積を積極的に推進していく予定です。しかしながら、先端的なテクノロジーに関する知見やノウハウの獲得または蓄積に何らかの困難が生じ、技術革新に対する適切な対応が遅れ、システム投資及び人件費等かかる対応に多くの費用を要する場合があります。また予測の範囲を超えるまったくの新規サービスによりマーケットが激変する場合もあります。このような場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また人材サービス業界においては、新規参入障壁が低いこともあり、大手企業から個人事業者までが存在し、広範囲な業種を対象とする事業者から特定業界に特化した事業者まで、多くの事業者が事業を展開しています。当社グループがコアターゲットとしているフリーター、既卒者、大学中退者といった若年層に特化する事業者は複数社存在しており、当社グループはこれらの事業者と競合関係にあります。当社グループは就職が一筋縄ではいかない求職者に対して、人材紹介業界では稀有な試みとして、教育研修サービスで培った教育ノウハウを融合させた教育融合型人材紹介サービスを2005年から提供してまいりました。そのノウハウの蓄積により、当該業界における求人企業及び求職者のニーズに対してきめ細やかなサービスを提供するとともに、同業他社との差別化を推進しておりますが、今後新たな企業の市場参入や競合他社における教育融合型人材紹介サービス等への参入による競争の激化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、大学4年生等の新規学卒者の就職支援をする際には、会社説明会などの広報活動の解禁時期、面接などの選考活動の解禁時期の影響を受けやすい一方で、就職活動の早期化はますます進んでおります。求人企業も求職者も時期によって複数のチャネルを使い分けて採用・就職活動を行うため、サービスラインナップの拡充に取り組んでおります。今後、解禁時期の変更や通年採用の浸透等により、市場環境の変化、企業の採用意欲や採用活動の時期の変化、提携大学等の意向が変化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)求職者の集客について 当社グループの採用支援サービスにおいては、安定的に継続した求職者の集客(サービス登録者の拡大)が重要な要素であると考えております。 当社グループは、サービス拡充及び品質向上等によりフリーター、既卒者、大学中退者といった就職ポテンシャル層における評価及び知名度の向上に努めるとともに、ウェブマーケティングを中心とした集客拡大のための施策を推進しております。しかしながら、今後における国内総人口及び主たる顧客である若年層の継続的な減少、雇用情勢の変化、競合企業との競争激化、集客施策の不振等により、十分な求職者の集客が困難となった場合、人材紹介にかかるマッチング機能の低下が生じる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループにおける集客施策については、以下のリスクがあります。 ①検索エンジンへの対応について 当社グループが運営する「就職カレッジ®」サービスサイトにおける利用者の集客については、特定の検索エンジン(「Yahoo!Japan」及び「Google」)の検索結果からの誘導によるものが一定の割合を占めております。 当社グループは、検索結果において上位表示されるべくSEO対策等の必要な対応を推進しておりますが、今後、検索エンジン運営者における上位表示方針及びロジックの変更、その他何らかの要因によって検索結果の表示が当社グループにとって優位に働かない状況が生じる可能性があり、この場合、当社グループサイトへの集客効果が低下し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②集客に係る広告宣伝活動について 当社グループは、集客を目的として継続した広告宣伝活動を行っております。当社グループの広告宣伝は、インターネット広告(検索連動型広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告、SNS広告等)を中心に活用をしております。 当社グループの広告宣伝においては、広告手法や媒体、その実施方法及びタイミング等について、費用対効果を検討した上で効率的な広告宣伝費の投下に努めておりますが、当社グループが行う広告宣伝について著しい広告効果の低下や広告費用の上昇が生じた場合、また新たな法的規制により広告宣伝活動が制限される場合には、求職者の集客等に影響が生じ、また、当該費用負担により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③風評等の影響について 当社グループの事業は、フリーター、既卒者、大学中退者といった就職ポテンシャル層にサービスを提供しており、求職者、クライアントに対し、誠実かつ真摯に対応するよう社員教育を行っております。 しかしながら、提供サービスへの不満のSNS等への投稿やインターネット掲示板への書き込み、従業員の不祥事等何らかの事象の発生や、当社グループに対して不利益な情報や風評が流れた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (B:特に重要なリスク/発生確率が低い) (3)求人企業の確保について 当社グループの採用支援サービスにおいては、求職者の集客と同様に、安定的に継続した求人企業の集客も重要な要素となります。その求人企業数の確保の対応策として、営業管理の強化、営業ノウハウの横展開、営業パーソンの中途採用、見込客獲得のためのマーケティングやインサイドセールス機能の強化、生産性を高めるためのウェブ商談の推進等を進めてまいりました。現在は対応策が功を奏し、一定程度の求人企業の確保ができておりますが、今後、新型コロナウイルス感染症のような事態が再度起こった場合や、景気動向の変動により買手市場となった場合には求人企業の確保が難しくなり、結果として求人企業からの人材紹介手数料収入が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)自然災害やテロ、新型コロナウイルス等の突発的事件について 当社グループは、全国に拠点を有しており、地震、津波、台風などの自然災害が発生した場合には、リスク管理規程に基づき重要性に応じて緊急事態対応体制をとるものとしており、迅速かつ的確な対応を行ってまいります。また災害の発生を未然に防ぎ、万が一災害が発生した場合の被害を最小限に抑えるために、定期的に設備点検、防災訓練等を各拠点にて実施しておりますが、想定外の大規模災害が起きた場合や新型コロナウイルスなどの伝染病、不測の事故やテロなどの不法行為が発生した場合、一定の事業運営が困難になり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)事業の許認可と法的規制について 当社グループ事業を規制する主な法的規制として、「職業安定法」があります。当社グループは、「職業安定法」に基づく有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の「有料職業紹介事業許可」を受けており、許可の有効期間は5年(2023年8月1日~2028年7月31日)であります。 「職業安定法」は、職業紹介事業等が労働力の需要供給の適正かつ円滑な調整を果たすべき役割に鑑み、その適正な運営を確保するために、紹介事業を規制しており、厚生労働大臣は、当社グループが有料職業紹介事業者としての欠格事由(職業安定法第32条)、若しくは、当該許可の取消事由(職業安定法第32条の9)に該当した場合には、許可の取消や業務の全部又は一部の停止を命じることができる旨を定めております。 本書提出日現在において、当社グループにおいて「職業安定法」に定めるこれら欠落事由又は取消事由に抵触する事項は生じておりません。しかしながら、今後において何らかの理由により当社グループが当該法令に抵触する事態が生じた場合、営業停止又は許可取消等により事業活動に支障をきたすとともに、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)コンプライアンスについて 当社グループは、業務に従事する者(アルバイト、パート及び業務委託先の従業員を含む)が法令や社内規程を遵守するよう、コンプライアンス規程を制定し、教育・研修などを通じた啓発活動を行うことにより従業員等のコンプライアンス意識を高めるとともに、内部通報窓口を設置し、コンプライアンス違反の把握と未然防止に努めております。 またその中でも重要事項として個人情報管理が該当いたします。当社グループは事業運営において、登録求職者にかかる多数の個人情報を取り扱っております。そのため当社グループでは、人材関連事業に関わる企業の果たすべき責任として、「個人情報保護に関する法令、規範」に基づき特定個人情報基本方針を策定し、役員及び社員への徹底、技術面及び組織面における合理的な予防・是正措置を講じております。また、当社グループは2009年度に「個人情報保護マネジメントシステム-要求事項JIS Q15001」に基づくプライバシーマークを取得し、以後、2年毎に審査を受けて更新を実施しております。 当社経営企画部が中心となって、当社グループ関係者全員に対して定期的な教育・指導及び必要な対策を実施し、当社内部監査室が管理状況をチェック・監査しております。 また当社グループのウェブサイトでは、クライアント及び求職者がデータの送受信を行う際、安心して利用できるように、セキュリティモードとして、サーバー間通信を保護するSSL(Secure Sockets Layer)を採用しております。このSSLは、サーバーと企業及び求職者間で通信される内容を暗号化しているため、第三者の盗聴、改竄、成りすましから個人情報を保護することが可能となります。 このような当社グループの取り組みにもかかわらず、各規程等の遵守違反、不測の事態等により個人情報が外部に漏洩した場合、損害賠償請求や、社会的信用の失墜等により、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また現時点で、当社グループは損害賠償を請求されている事実や訴訟を提起されている事実はありませんが、万が一重大なコンプライアンス違反が発生した場合、当社グループの社員と求職者との間でトラブルが発生した場合や、取引先等との関係に何かしらの問題が生じた場合には、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起されることで、求職者やクライアント等からの信頼を著しく損ね、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)人材の確保・育成について 当社グループは、現在成長過程にあり、過年度においても事業拡大を図るため、人員体制を拡充しております。また、今後において想定する業容拡大に伴い、継続的に優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しております。 当社グループは、現在、エージェントの活用及び自社社員紹介による人材採用活動を継続的に行うとともに、社内人材育成を目的とした継続した研修実施や組織診断プログラムによる適正人員配置を推進し、組織体制の強化及び人材の定着化を図っており、今後も事業規模に応じた人員体制強化を推進していく方針であります。 しかしながら、雇用環境の変化や人材獲得競争の激化等により、人材確保が困難となった場合、または社内人材の社外流出が生じた場合、特に代表取締役を含む役員、幹部社員に代表される専門的な知識、技術、経験を有している役職員が、何らかの理由によって退任、退職した場合、事業運営に必要な適正な人材配置が困難となり、競争力の低下や一層の業容拡大の制約要因が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)M&Aにおけるリスク 当社グループは、事業拡大を図るため、当社の事業内容とシナジーを発揮でき、かつ成長が見込まれる会社の買収や事業譲受等のM&Aを検討してまいります。M&Aの実施に当たっては、市場動向や顧客のニーズ、相手先企業の経営成績、財務状況、市場競争力、M&A実行後の対象会社と当社グループとの経営、業務、意識統合プロセスの検討及び計画、経営課題及びその対応方針等を取締役会及び経営会議の場も含めて十分に考慮し、進めるべく努めておりますが、事前の調査・検討に不足や見落としが生じることや、買収した事業が計画通りに展開することができず、投下した資金の回収ができない場合や追加的費用が発生した場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)生活協同組合連合会大学生協事業連合への事業上の依存度の高さに関して 当社グループにおいて、生活協同組合連合会大学生協事業連合との取引は現在、20年以上にわたって順調に継続しており、特に問題はございません。しかしながら、当該取引が当社グループの業務上不可欠であるため、その依存度は極めて高いことに留意する必要があります。万一、予期せぬ事態が発生し、当該取引が中止された場合、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (C:重要なリスク/発生確率が高い) (10)クライアントと求職者の適正なマッチングについて 当社グループは、採用支援サービスにおいて、クライアントが求める人材ニーズと求職者が希望する条件を適正にマッチングすることが重要であると考えています。特に、当社が対象としているフリーターや既卒者、大学中退者などの就職ポテンシャル層は、社会人経験が少なく、クライアントの受け入れ体制や労働環境などを考慮したうえで、クライアントと求職者のニーズに合った適正なマッチングが必要です。また、大学3年生の早期支援にも取り組んでおり、同様に適正なマッチングが必要です。 当社グループは、クライアントへのヒアリングや取材、求職者に関する情報共有、また求職者に対する就職アドバイザー・講師・企業担当による面談等におけるニーズ、希望条件、適性等の把握、情報提供をしております。さらに、社内向けのノウハウ動画を多数作成し、在宅勤務時でもカウンセリングのノウハウや教育・育成によるスキルアップ、新規企業開拓を推進することで、適正なマッチングの実施と精度向上に努めています。 しかしながら、当社グループが施策を推進しているにもかかわらず、就職ポテンシャル層や大学3年生の早期支援においてマッチング精度が低下し、人材紹介の成約率の大幅な低下や早期退職、その他のトラブルが生じた場合、当社グループ事業の収益性低下や信頼性低下等が生じ、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (D:重要なリスク/発生確率が低い) (11)知的財産権について 当社グループは、第三者の特許権、商標権等の知的財産権に関して、外部の弁理士などを通じて調査するなど、その権利を侵害しないように留意するとともに、必要に応じて商標権等については知的財産権を登録することにより、当該リスクの回避に留意しております。 しかしながら、当社グループの認識していない知的財産権がすでに成立している可能性や当社グループの事業分野で第三者による知的財産権が成立する可能性があること等から、当社グループによる第三者の知的財産権の侵害が生じる可能性は否定できず、仮に当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者により、損害賠償請求、使用差止め請求、ロイヤルティの支払い要求などが発生する可能性があり、その場合には、当社グループの経営成績及び財産状態に影響を及ぼす可能性があります。 また当社グループの事業においては、「7つの習慣®」や「原田メソッド®」、「デール・カーネギー・トレーニング」といったライセンスを供与されたコンテンツをベースとして、オリジナルコンテンツの制作をしている関係上、著作権・商標権などの知的財産の確保が業務遂行上重要になっております。当社グループでは、著作権の明示など、さらに開発した技術・ノウハウなどの保護・保全に努めておりますが、悪意の第三者によるサービスの模倣などや、不測の事態により、「7つの習慣®」や「原田メソッド®」、「デール・カーネギー・トレーニング」等のライセンス契約を打ち切られコンテンツを提供できなくなることで、当社グループの営業展開に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、当社グループが締結しているDALE CARNEGIE & ASSOCIATES, INC.との一部地域(東京都、大阪府及び神奈川県)を除く日本国内における独占的なフランチャイズ契約には、東京都及び神奈川県のフランチャイズ権を取得した時点、発効日から3年目の時点のいずれか早い時点で「7つの習慣®」研修を企業向けに提供することを中止するか、デール・カーネギー・トレーニングのみを提供する完全子会社を設立することが契約条項として含まれています(ただし、大学や求職者向けの「7つの習慣®」研修は含まない)。もし、「7つの習慣®」研修の企業向けの提供の中止、「7つの習慣®」のライセンシーであるフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社とのライセンス契約が解約することになれば、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)採用支援サービスにおける取引慣行に基づく返金制度について 採用支援サービスにおいては、当社グループの紹介した求職者が、クライアントに入社した日付を基準に売上高を計上しております。当該事業においては、人材紹介業界における取引慣行に基づき、求職者が入社した日から3ヶ月以内に自己都合により退職した場合は、その退職までの期間に応じて紹介手数料を返金する旨をクライアントとの契約に定めております。 当社グループは、クライアントと求職者の双方のニーズを十分に斟酌した上で紹介を進めることや、入社後の求職者の定着活躍支援システムの開発等、このような事態の発生の低減に努めており、過去の返金実績に基づき返金負債を計上しております。しかしながら、当社グループの想定した返金率を上回る返金が生じた場合や取引慣行に変化が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)内部管理体制について 当社グループは、今後の事業運営及びその拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しており、当該強化を推進しております。 しかしながら、今後において事業規模、人員及び組織体制に適した内部管理体制の構築に支障が生じた場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)システム障害について 当社グループは、事業活動をコンピュータシステムやネットワークに大きく依存しており、当社グループのクラウド上で管理している顧客情報管理データベース内に、求職者の個人情報や顧客企業の基本情報等を大量に保有しております。 このため、システムのセキュリティやクラウドサーバーのバックアップサーバーを別の場所に置くことでのリスクヘッジ等、不測の事態に備えて対策を講じておりますが、これらの対策にも関わらず人為的ミスや自然災害などにより業務管理システム等に障害が発生した場合、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。またそれが長期化した場合には、当該要因による、当社グループの収益機会の喪失、システム及び事業運営に対する信頼性低下、クレーム発生その他の要因により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15)潜在株式の行使による当社グループ株式価値の希薄化について 当社グループは、当社グループ役員及び従業員に対し、当社グループの業績向上への意欲や士気を一層高めることを目的として、新株予約権付与によるストック・オプション制度を採用しております。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、当社株式の1株当たりの価値が希薄化する可能性があります。 なお、本書提出日現在における新株予約権にかかる潜在株式数は49,700株であり、発行済株式総数934,200株の5.32%に相当しております。また当社グループは長期的な企業価値向上を目指し、今後もストック・オプション制度を含めたインセンティブ制度を活用していく方針であります。
経営成績の分析 (MD&A)6,343字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は2,225,790千円となり、前連結会計年度末に比べて321,571千円増加しました。これは主に、現金及び預金が360,689千円増加したことによるものであります。固定資産は、905,143千円となり、前連結会計年度末に比べて21,488千円減少しました。 この結果、総資産は3,130,933千円となり、前連結会計年度末に比べて300,083千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,100,105千円となり、前連結会計年度末に比べて51,528千円増加しまし た。これは主に、未払金が44,710千円、買掛金が18,862千円増加したことによるものであります。固定負債は 970,296千円となり、前連結会計年度末に比べて151,292千円増加しました。これは主に長期借入金が153,153千円 増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は2,070,402千円となり、前連結会計年度末に比べて202,821千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は1,060,531千円となり、前連結会計年度末に比べて97,261千円増加しま した。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益に伴う利益剰余金が130,027千円増加した一方で、配当金の支 払により41,584千円減少したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年2月1日~2026年1月31日)におけるわが国経済は、12月の日銀短観調査の業況判断 (DI)において、大企業・製造業はプラス15、大企業・非製造業はプラス34となり、高水準を維持しました。一方 で、世界的な物価上昇と金利引き上げの影響により、景況感の先行きは依然として不透明な状況が続いておりま す。 国内の雇用情勢においては、厚生労働省発表の「一般職業紹介状況(令和7年12月分及び令和7年分)につい て」によると、令和7年12月の有効求人倍率は1.19倍で前月比0.01ポイント上昇、令和7年平均の有効求人倍率は 1.22倍で前年比0.03ポイント低下しているものの、依然として高い水準を維持しております。また、新卒採用領域 においては、リクルートワークス研究所発表の2026年卒の大卒求人倍率が1.66倍で前年比0.09ポイント低下したも のの、旺盛な採用需要が続いています。 このような状況の中、当社グループでは、大学のキャリア課と提携して大学4年生の就職支援を行う「新卒カレ ッジ®」においては、年明け以降も大学4年生の採用活動を続ける企業の新卒採用需要を捉えつつ、春先から夏に かけてのより早期での大学生の就職活動支援を強化してまいりました。また、企業が採用したい人物像と学生の適 性の適合度を基にして求人紹介を行う就活サイト「Future Finder®」や子会社のキャンパスサポートの合同企業説 明会によって大学3年生へのアプローチを早期に進める企業の採用需要に応えられるサービス構造及びサービス間 の連携強化に努めてまいりました。さらに、キャンパスサポート及び大学生協事業連合と協力しての大学生の就職 活動支援を拡大させ、キャンパスサポートとのシナジー効果が生まれています。 中心サービスである教育融合型人材紹介サービス「就職カレッジ®」においては、売手市場化が進む中で求職者 の集客を強化し、マーケティング面の施策強化や歩留まりの改善に引き続き努めてまいります。 Human Growth Businessにおいては、一部地域を除く日本国内での独占的フランチャイズ権を持つデール・カーネギーの研 修プログラムの拡販に力を入れ、研修受注金額は過去最高を記録し、エンタープライズ企業の開拓も進んで顧客構 造も変わりつつあります。 一方で、人件費や売手市場化が進む採用市場において求職者を集める販売促進費の増加によって販売費及び一般 管理費は増加しております。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は4,475,801千円(前年同期比6.8%増)、営業利益は203,413 千円(同14.6%減)、経常利益は193,732千円(同17.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は130,027千円 (同5.6%減)となりました。なお、重要な経営指標として位置付けるEBITDAは357,221千円(同8.3%減)となり ました。 (※)EBITDA=税金等調整前当期純利益+特別損益+支払利息+減価償却費+のれん償却費 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて 360,689千円増加し、1,761,856千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、369,361千円の収入(前連結会計年度は417,332 千円の収入)となりました。主な要因といたしましては、税金等調整前当期純利益206,770千円、減価償却費 86,237千円、のれん償却額64,373千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは110,470千円の支出(前連結会計年度は226,422千 円の支出)となりました。主な要因といたしましては、無形固定資産の取得による支出71,376千円、投資有価証券 の取得による支出36,000千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、101,879千円の収入(前連結会計年度は119,901 千円の収入)となりました。主な要因といたしましては、長期借入れによる収入516,048千円、長期借入金の返済 による支出310,050千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 生産実績と同様の理由により、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 当社グループは「New Career Business」の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は以下のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年2月1日  至 2026年1月31日)   前年同期比 New Career Business(千円)   4,475,801   6.8% 合計(千円)   4,475,801   6.8% (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は総販売実績の100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績は、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しておりますが、その主な要因は次のとおりです。 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、4,475,801千円(前年同期比6.8%増)となりました。これは主に、First Career Businessにおける株式会社キャンパスサポート及び大学生協事業連合と協力しての大学4年生の就職活動支援の伸長、及びHuman Growth Businessにおけるデール・カーネギーを中心とした研修売上の伸長によるものであります。事業別の売上高につきましては、「b. 事業別の経営成績の状況に関する認識及び分析」に記載しております。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は748,487千円(同28.6%増)となりました。これは主に、First Career Businessにおける株式会社キャンパスサポート及び大学生協事業連合と協力しての大学4年生の就職活動支援、及びHuman Growth Businessにおけるデール・カーネギーを中心とした研修売上伸長による売上原価の増加によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度の売上総利益は3,727,313千円(同3.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は3,523,899千円(同4.6%増)となりました。これは主に、採用市場の売手市場化が進んだことによる求職者の集客に係る費用及び人件費の増加によるものであります。 この結果、当連結会計年度の営業利益は203,413千円(同14.6%減)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、7,873千円(同0.5%減)となりました。これは主に、為替差益2,862千円によるものであります。 当連結会計年度の営業外費用は、17,554千円(同68.3%増)となりました。これは主に、支払利息16,628千円によるものであります。 この結果、当連結会計年度の経常利益は193,732千円(同17.8%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は、13,039千円となりました。これは主に、投資有価証券売却益によるものであります。 当連結会計年度の特別損失は、1千円となりました。これは、固定資産除却損1千円によるものであります。 また、法人税、住民税及び事業税(法人税等還付税額及び法人税等調整額を含む)76,743千円を控除し、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は130,027千円(同5.6%減)となりました。 b. 事業別の経営成績の状況に関する認識及び分析 当社グループは「New Career Business」の単一セグメントでありますが、事業別の経営成績の状況に関する認識及び分析は以下のとおりであります。 (ⅰ) New Career Business New Career Businessは当社の若手育成のノウハウを活用して、主に20代の未就業者や学生に対して研修を実施した後に中堅中小企業を中心とした企業にご紹介するという「教育融合型」の人材紹介サービス「就職カレッジ®」を行っております。中退者専用コースなど、対象者別にコースを分けてサービスを提供しております。 当連結会計年度においては、売上高は1,586,616千円(前期比4.1%増)となりました。連結売上高に占めるNew Career Businessの構成比は35.4%となっております。 (ⅱ) First Career Business New Career Businessは、大学のキャリア課と提携して主に大学4年生に対して、研修を実施した後に中堅中小企業を中心とした企業にご紹介する「新卒カレッジ®」に加えて、適性診断を組み込むことで、企業が採用したい人物像と学生の適性の適合度を基にして求人紹介を行う就活サイト「Future Finder®」、子会社の株式会社キャンパスサポートを通じて、主に大学3年生を対象とした合同企業説明会を提供しており、就職活動の時期に応じて複数の支援サービスラインナップを揃えております。 当連結会計年度においては、売上高は1,770,266千円(前期比1.6%増)となりました。連結売上高に占めるNew Career Businessの構成比は39.6%となっております。 (ⅲ) Human Growth Businessその他 Human Growth Businessは中堅中小企業を中心としつつ、一部大手企業を対象に全世界で4,000万部のベストセラーで ある「7つの習慣®」や目標達成のメソッドである「原田メソッド®」、ベストセラーであるデール・カーネギーの『人を動かす』を基にしたリーダーシップ&コミュニケーション研修をはじめとしたパッケージ研修、若手層を中心に様々な階層向けの研修を、講師を企業に派遣するインハウス型、お一人からでもご参加いただけるオープンセミナー型で提供しております。 また、ご採用いただいた求職者の上司や次期リーダー層を対象に、1年間の定期的な研修機会を提供して次世代リーダーを育成する「リーダーカレッジ」、主に入社3年目までの若手社員を対象に、半年間の定期的な研修機会を提供して定着と活躍を支援する「エースカレッジ」を提供しております。 その他の事業としては、適性診断の販売等に加えて、子会社の株式会社Kakedasを通じて、キャリア面談のプラットフォームサービスを提供しております。 当連結会計年度においては、売上高は1,118,918千円(前期比21.2%増)となりました。連結売上高に占めるHuman Growth Businessその他の構成比は、Human Growth Businessが25.0%となっております。 ③資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの運転資金需要の主なものは、当社グループのNew Career Businessに係る人件費、販売促進費等の販売費及び一般管理費に加え、広告仕入・制作によるものであります。 長期性の資金需要の主なものは、拠点開設に係る有形固定資産、特許使用権に係る無形固定資産への投資、システム投資及び更なる成長に向けたM&Aを含む成長投資等があります。 これらの資金需要に対して安定的な資金供給を行うための財源については、自己資金並びに金融機関からの借入金による調達資金により充当いたします。 資金の流動性については、取引銀行4行と6億9,000万円の当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結し、機動的かつ安定的な調達手段を確保しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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