概要
PostPrime株式会社は、金融・経済に特化したSNS「PostPrime」を主力事業とする情報通信企業である。2020年9月に東京都港区で設立され、2024年6月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年5月期の売上高は約9億円、従業員数は28名。2024年10月には子会社TakaTrade株式会社を設立し、商品CFD取引プラットフォーム事業に参入した。
金融・経済に特化したSNS運営が事業の核
当社グループは、金融・経済情報プラットフォーム事業と取引プラットフォーム事業の2セグメントで構成される。主力はSNS「PostPrime」の開発・運営であり、同SNSは金融・経済分野の情報発信に特化している。「専門性」「情報の非対称性」「速報性」という金融情報の特殊性に対応し、ユーザーがわかりやすく、迅速に情報を得られる場を提供する。2025年5月期のセグメント売上高は金融・経済情報プラットフォーム事業が897百万円、取引プラットフォーム事業は売上ゼロで開発段階にある。
有料購読とクリエイター還元で構成される収益構造
SNS「PostPrime」の収益は主に「プライム登録売上」である。ユーザーは有料で他のユーザー(プライムクリエイター)の投稿を視聴・購読でき、支払い額からクリエイターのバッジレベルに応じた還元率で収益が分配される。また、メンバーシップ(グリーン・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階)の月額課金も売上の一部を構成する。2025年5月期の売上高は約9億円で、営業利益は1.8億円。売上の約13%をPerformance Horizon Group社、約12%をApple Inc.からの手数料が占める。
子会社を通じた取引プラットフォーム事業への進出
2024年10月、当社は100%出資子会社PostPrime Trading株式会社(現 TakaTrade株式会社)を設立した。2025年5月に商品先物取引業者の許可を取得し、同年8月から商品CFD取引プラットフォーム「TakaTrade」のサービスを開始した。同事業は当連結会計年度(2025年5月期)には売上ゼロで、営業損失119百万円を計上した。中長期的にはSNSユーザーとのシナジーを想定するが、現時点では開発・許可取得に伴う投資段階にある。
28名の少人数組織で運営されるSNSプラットフォーム
2025年5月末時点の従業員数は28名。少人数ながらSNS「PostPrime」の運営、機能開発、マーケティング、そして新規事業の取引プラットフォーム開発を同時に進めている。2024年6月の上場時に株式発行で約42百万円を調達し、現金及び預金は913百万円、自己有価証券を含む現金同等物は1,119百万円と潤沢な資金を保有する。自己資本比率は79.4%と財務基盤は安定している。
業界の中での役割は金融情報メディアとして、個人投資家向けに情報提供と取引機会を提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2026/5期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 金融・経済情報プラットフォーム事業 | 5億円 | 100.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01金融・経済情報プラットフォーム主力
主力のSNS「PostPrime」を運営。金融・経済分野に特化した情報発信・交流の場を提供し、ユーザー間の情報格差解消と質の高い情報流通を目指す。有料のプライム登録、メンバーシップ、アフィリエイト広告などで収益化している。
- PostPrime
- 金融・経済に特化したSNS。文章、画像、音声、動画、ライブ配信で情報発信でき、バッジシステムで情報の質を担保。有料投稿の視聴やAIチャート分析などの機能を提供。
- IZANAVI(イザナビ)
- PostPrime内のAIチャート分析機能。過去30年分のデータを機械学習し、チャートパターンをリアルタイムで通知する。
02取引プラットフォーム準主力
連結子会社TakaTrade株式会社が商品CFD取引プラットフォーム「TakaTrade」を運営。2025年5月に商品先物取引業者として許可を受け、同年8月にサービス開始。金融・経済の知見を活かした新規事業。
- TakaTrade
- 商品CFD取引を中心としたオンライントレードプラットフォーム。商品先物取引法に基づく許可を得て運営される。
製品と技術
金融・経済特化SNS「PostPrime」の三つの特徴
SNS「PostPrime」は、金融・経済分野の情報発信に特化したプラットフォームである。第一の特徴は「SNS」としての利便性で、ユーザーはテキスト、画像、音声、動画、ライブ配信など多様な手段で情報発信でき、コメントやライブチャットで双方向コミュニケーションが可能。第二に、金融・経済コンテンツが多い点で、株式や為替などのマーケット情報をユーザー目線で提供する。第三に、情報の質を担保する仕組みとして「バッジシステム」を採用。閲覧数、いいね、コメント、保存、シェアなどの行動データから10段階のバッジを自動付与し、高評価の投稿を優先表示することで良質なコンテンツを促進する。
クリエイターの収益化を支えるプライム登録とメンバーシップ
一般ユーザーは無料で投稿を閲覧できるが、一部の投稿は有料である。有料投稿を作成できる「プライムクリエイター」になるには、バッジレベル4以上に達し、当社の審査を通過する必要がある。クリエイターは自身が設定した価格で投稿を販売し、その収入はバッジレベルに応じた還元率で分配される。ユーザー向けには「プライム登録」という一定期間の購読料があり、さらに「メンバーシップ」(グリーン/シルバー/ゴールド/プラチナ)に加入すると割引や有利な情報が得られる。2024年6月には「プライムPlus」を追加し、クリエイターが複数の価格帯でコンテンツを提供できるようになった。
AIチャート分析機能「IZANAVI」と付加価値サービス
2024年7月にリリースされた「IZANAVI」は、SNS「PostPrime」内で利用できるオプション機能である。過去30年分のマーケットデータを機械学習し、60以上のチャートパターン(例えばヘッドアンドショルダー、トライアングルなど)をリアルタイムで検出・通知する。これにより、個人投資家が自身の経験や知識だけでは捉えきれない値動きの兆候を把握できる。また、2022年には「コイン機能」「ライブ機能」「メンバーシップ」を順次追加しており、サービス全体の利便性を高めている。
商品CFD取引プラットフォーム「TakaTrade」
2025年8月にサービスを開始した「TakaTrade」は、連結子会社TakaTrade株式会社が運営する商品CFD(差金決済取引)プラットフォームである。同社は2025年5月に商品先物取引業者の許可を取得し、ユーザーが金、原油、穀物などの商品先物価格に連動するCFDを取引できる環境を提供する。まだ立ち上げ段階で2025年5月期の売上は計上されていないが、SNS「PostPrime」のユーザーベースを活用したクロスセルを視野に入れ、金融・経済情報プラットフォームとのシナジーを狙う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
スタートアップ特化型SaaS、小規模ながら高収益
PostPrimeは、データ分析・AI分野のスタートアップ向けに特化したSaaSを提供する小型株です。同業他社には、IoTプラットフォームのソラコム(147A)やVR/AIソリューションのVRAIN Solution(135A)などがありますが、PostPrimeはスタートアップというニッチ市場にフォーカスしています。売上高は9億円規模と小さいものの、直近の営業利益率は22%と高水準で、少人数・高付加価値のビジネスモデルが特徴です。しかし、2026年5月期の売上高予想は6億円、営業損失に転換する見通しで、業績の不確実性が高い段階にあります。同社は業界内でのプレゼンスはまだ限定的ですが、特定領域への集中戦略で差別化を図っています。
強み
- 直近の営業利益率22%と、小型SaaS企業として高い収益性を実現。少人数で効率的な運営が可能。
- スタートアップ向けデータ分析・AIに特化。大手がカバーしない市場を狙い、競合を回避。
- クラウドSaaSモデルでスケーラブル。固定費が低く、売上増加が利益に直結しやすい。
- AI・データ分析は成長分野。スタートアップの需要増加に乗るポテンシャルがある。
課題
- 2026年5月期は売上減少と営業赤字予想。需要の変動が大きく、成長軌道が不透明。
- ターゲットがスタートアップ限定で、市場が限定的。拡大には新たな顧客層開拓が必要。
- 大手SaaS企業や同業のソラコムなどが同領域に参入するリスク。独自性の維持が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がPostPrime
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9444トーシンホールディングス | 18億円 | — |
| 2 | 4378CINC | 18億円 | — |
| 3 | 4288アズジェント | 18億円 | 10.6倍 |
| 4 | 198APostPrime | 17億円 | — |
| 5 | 334Aビジュアル・プロセッシング・ジャパン | 17億円 | 15.8倍 |
| 6 | 4166かっこ | 17億円 | — |
| 7 | 5131リンカーズ | 17億円 | — |
| 8 | 3672オルトプラス | 17億円 | — |
| 9 | 5025マーキュリー | 16億円 | 9.3倍 |
| 10 | 4422VALUENEX | 16億円 | 45.8倍 |
| 11 | 298AGVA TECH | 16億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 17件
資本金100万円でスタートしたDKT株式会社(2020年)
2020年9月、東京都港区虎ノ門一丁目において資本金100万円でDKT株式会社を設立。当時はまだSNS事業はなく、同年12月に港区西新橋一丁目へ移転している。創業から約1年間の2021年2月期の売上高はゼロであり、事業の立ち上げ準備期間であった。
SNS「PostPrime」リリースと商号変更(2021年~2022年)
2021年9月、金融・経済情報特化型のSNS「PostPrime」をリリース。2022年1月には「ありがとう」機能、同年4月にはコイン機能を追加し、同時に商号をPostPrime株式会社に変更、本社を渋谷区渋谷二丁目へ移転した。ライブ機能やメンバーシップ機能も2022年6月に相次いで投入し、SNSとしての基本機能を整えた。この間、2022年5月期の売上高は6百万円、当期純利益2百万円と小規模ながら収益化を達成した。
IR活動と情報セキュリティ認証取得(2023年)
2023年1月、本社を現在の東京都港区虎ノ門一丁目に移転。同年3月にはISO/IEC27001:2013(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得し、サービス品質の裏付けとした。この時点で売上高は8百万円、当期純利益2百万円と緩やかな成長を続けていた。上場に向けた準備が本格化した時期でもある。
東京証券取引所グロース市場へ上場(2024年)
2024年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。同日、プライム投稿以上に有益な情報を視聴できる「プライムPlus」機能をリリース。上場により資金調達と知名度向上を図った。直後の2024年7月には、過去30年の値動きデータを機械学習して60以上のチャートパターンを検出するAI分析機能「IZANAVI」をリリースし、投資家向けの付加価値を強化した。売上高は2024年5月期に9百万円と拡大した。
子会社設立と取引プラットフォーム事業への参入(2024年~2025年)
2024年10月、100%出資子会社PostPrime Trading株式会社を設立。同年12月にTakaTrade株式会社に商号変更した。2025年5月、同子会社が商品先物取引法に基づく商品先物取引業者の許可を取得し、同年8月に取引プラットフォーム「TakaTrade」のサービスを開始した。これにより、SNS事業に加えて金融取引事業へと事業領域を拡大した。2025年5月期の連結売上高は897百万円、営業利益183百万円となった。
年表17件を開く
2020年代
- 2020年9月創業東京都港区虎ノ門一丁目において資本金100万円でDKT株式会社を設立
- 2020年12月東京都港区西新橋一丁目に移転
- 2021年9月SNS「PostPrime」をリリース
- 2022年1月「ありがとう」機能をリリース
- 2022年4月商号変更商号をPostPrime株式会社に変更 東京都渋谷区渋谷二丁目に移転 コイン機能をリリース
- 2022年6月ライブ機能をリリース メンバーシップ機能をリリース
- 2023年1月東京都港区虎ノ門一丁目に移転
- 2023年3月ISO/IEC27001:2013 情報セキュリティマネジメントシステム取得
- 2024年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場 プライム投稿以上に有益な情報を視聴・閲覧できる機能「プライムPlus」をリリース
- 2024年7月過去30年内の主要な値動きデータを機械学習し60以上のチャートパターンの検出の多さを通知する機能「IZANAVI」をリリース
- 2024年10月100%出資子会社であるPostPrime Trading株式会社を設立
- 2024年12月商号変更PostPrime Trading株式会社をTakaTrade株式会社(現 連結子会社)に商号変更
- 2025年5月TakaTrade株式会社(現 連結子会社)が商品先物取引法における商品先物取引業者の許可を取得
- 2025年8月TakaTrade株式会社(現 連結子会社)において取引プラットフォームサービス開始
- 2025年12月実際の資金を使わず、シミュレーション取引を体験することができる「デモトレード」機能をリリース
- 2026年1月サイブリッジ合同会社との間で資本業務提携契約を締結。
- 2026年6月サイブリッジ合同会社を割当先とする新株式発行により、資本金199百万円に増資。資本準備金198百万円に増加。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/5期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- プライム登録件数SNS「PostPrime」におけるプライム登録件数
- メンバーシップ加入件数グリーン・シルバー・ゴールド・プラチナメンバーシップの総加入件数
- 平均課金単価毎月のプライム登録及びメンバーシップの売上合計を各月末残高件数で除した値の対象期間平均値
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
サービス健全性の継続的改善
投資・経済関連コンテンツの多いSNSとして、投資助言業法抵触防止や著作権侵害・誹謗中傷防止のためのモニタリング体制をAIとチームで強化。ガイダンスや啓蒙活動を通じて質の高い健全なプラットフォームを目指す。
- 02
サービス拡充による収益拡大
複数段階のメンバーシップ(グリーン~プラチナ)やAIアニメキャラクター導入で新規ユーザー獲得・顧客単価増大。ライブ配信改善やリアルイベント開催、マーケティング施策により口コミ・メディア経由の収益拡大に取り組む。
- 03
新事業領域の展開
SNSユーザーの転職希望者と求人企業のマッチング(人材紹介)、クリエイターの知見を活かした教育コンテンツ「コース」を展開。中長期的には海外展開、M&A、取引プラットフォーム構築による事業拡大を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で20人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は660万円で、2期前と比べて+13.5%。平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年5月 | 582 | 35.8 | 1.2 | 22 | — |
| 2025年5月 | 652 | 35.5 | 2.0 | 28 | 714 |
| 2026年5月 | 660 | 37.0 | 2.8 | 20 | −1,000 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内TakaTrade株式会社(注)2東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内サイブリッジ合同会社東京都品川区 · その他の関係会社議決権19.8%
- JPTakaTrade株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は6億円、営業利益は-2億円。前期と比べると減収減益で、売上が-33.3%、利益が-200.0%。
半期ごとの推移
4期分
直近は2026年下期で、売上は3億円、営業利益は−1億円。前年の2025年下期と比べると、売上は−40.0%、営業利益は−200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年上期 | 4 | 1 | 25.0 | 1 |
| 2025年下期 | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2026年上期 | 3 | −1 | −33.3 | −2 |
| 2026年下期 | 3 | −1 | −33.3 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
直近期の営業利益率は-33.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 0 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年5月 | 2 | — | 3 | — | 2 |
| 商号をPostPrime株式会社に変更 東京都渋谷区渋谷二丁目に移転 コイン機能をリリース | |||||
| 2022年5月 | 6 | — | 4 | — | 2 |
| 2023年5月 | 8 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 プライム投稿以上に有益な情報を視聴・閲覧できる機能「プライムPlus」をリリース | |||||
| 2024年5月 | 9 | — | 4 | — | 3 |
| 2025年5月 | 9 | 2 | 2 | 22.2 | 1 |
| 2026年5月 | 6 | −2 | −2 | −33.3 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年5月期
売上高6億円のうち、営業利益として残るのは-2億円で-33.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-50.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%2億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金116.7%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-33.3%-2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年5月期は営業CFが−6億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−6億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は6億円で、売上の12.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年5月 | 3 | 0 | — | 3 | 4 |
| 2023年5月 | 4 | 0 | 0 | 4 | 7 |
| 2024年5月 | 3 | 1 | 0 | 4 | 11 |
| 2025年5月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 11 |
| 2026年5月 | −6 | 0 | 1 | −6 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年5月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は76.0%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 0 | 0 | 0 | 28.4 |
| 2021年5月 | 4 | 2 | 2 | 61.2 |
| 2022年5月 | 5 | 4 | 1 | 78.6 |
| 2023年5月 | 9 | 6 | 3 | 65.6 |
| 2024年5月 | 13 | 9 | 4 | 67.6 |
| 2025年5月 | 13 | 10 | 3 | 79.4 |
| 2026年5月 | 10 | 8 | 2 | 76.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中133位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中596位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥165で、1年前と比べて-66.5%。過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 2.19倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月10日に155円まで上昇後、7月17日には135円まで下落しましたが、その後は再び持ち直し、8月6日には158円まで戻しました。しかし8月7日には152円と反落しています。25日移動平均線(151.32円)をわずかに上回っており、短期トレンドは持ち直しつつあります。RSIは67.35とやや強い水準です。一方で200日線(205.88円)を大きく下回っており、長期トレンドは依然として弱いです。52週高値579円からは約74%下落しており、年初来でも-72.95%と大幅安です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PBRが2.02倍と同業界平均3.53倍を下回るが、ROE8.8%に対して株価純資産倍率が割り高ではないものの、無配当であり配当利回り0%と同業界平均3.38%を大きく下回る。直近の業績は減収・赤字転落で、今後の収益悪化が懸念される。同業界平均のPER30.09倍に対し、PERが算出できず比較評価が難しい。割高感はあるが、資産面ではやや割安な部分もある。総合的にやや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 2.19倍 | 2.98倍 |
| ROE | -31.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、小規模な売上規模で収益変動が大きく、2026年5月期には営業赤字と最終赤字への転落が見込まれる中で、事業の持続可能性と成長性をどう評価するか。強気派は、過去の売上成長や技術力で一定の実績を積んでおり、将来的な需要回復や新規契約による立て直しの可能性を指摘する。弱気派は、赤字転落や市場評価の低下で資金調達が困難になるリスクや、競合との差別化が不十分な点を懸念し、経営悪化が続くと警戒する。
- 売上拡大の可能性
2023年5月期売上8億円から2024年5月期9億円、2025年5月期9億円と推移し、ほぼ横ばいだが、今後の受注増に期待がある。
- 高い営業利益率
2025年5月期は営業利益率22.22%と収益性は高い。
- 新サービスへの期待
情報通信分野で新たな需要が生まれており、事業拡大の機会がある。
- PBR2.02倍とROE8.8%のバランス継続影響中
PBR2.02倍に対してROE8.8%で、資本効率を考慮すると株価は極端に割高ではない
- 外国人株主比率67.8%の需給改善継続影響弱
外国人株主比率は67.8%と高く、売り一巡後は海外資金の買い戻しが期待される
- 1年で72.95%下落した反動高不定影響弱
株価は1年間で72.95%下落しており、テクニカルな自律反発が起こりやすい
- 2025年5月期の営業黒字2億円が回復余地2027年〜2028年影響中
2025年5月期には営業利益2億円を計上しており、再現すれば時価総額15億円への寄与は大きい
- 業績の急速悪化
2026年5月期予想で営業利益率-33.33%と赤字転落し、売上も6億円へ減少。
- 小規模での経営基盤
時価総額15億円と小型で、財務基盤が弱く、赤字に耐える体力がない。
- 競争上の弱み
同業他社との差別化が難しく、価格競争にさらされやすい。
- 2026年5月期に営業赤字2億円決算発表後影響強
売上高が9億円から6億円に減少し、営業損益は2億円の黒字から2億円の赤字へ転落
- 純損失3億円と赤字幅拡大決算発表後影響中
純損益は1億円の黒字から3億円の赤字へ悪化し、自己資本を大きく毀損する
- 売上高6億円と前期比33%減通年影響中
売上高は9億円から6億円へ33.3%減少し、事業規模が縮小している
- 無配当で株主還元が不在継続影響弱
配当利回りは0%で、株主への利益還元が無く需給が上向かない
- 売上高
- 事業規模の縮小が続くか、回復傾向にあるかを確認するため。
- 営業利益率
- 赤字転落後の収益性改善の兆しがあるか見るため。
- 受注残高
- 将来の売上の安定性を測る先行指標であるため。
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ6,675人。区分でいちばん多いのは個人・その他で56.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.1%を占め、残る77.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年5月% | 2025年5月% | 2026年5月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 10.0 | 28.8 | 56.2 |
| 事業法人 | — | 1.7 | 21.7 |
| 証券会社 | — | 1.6 | 15.2 |
| 外国法人 | 90.0 | 67.7 | 5.4 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 1.1 |
| 金融機関 | — | 0.1 | 0.4 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | サイブリッジ合同会社 | 19.80 |
| 02 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 4.04 |
| 03 | 楽天証券株式会社共有口 | 3.89 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 2.12 |
| 05 | 薮田 晃彰 | 1.42 |
| 06 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD (常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行) | 1.36 |
| 07 | J.P.MORGAN SECURITIES PLC (常任代理人:JPモルガン証券株式会社) | 1.22 |
| 08 | 上山 直人 | 1.20 |
| 09 | マネックス証券株式会社 | 1.01 |
| 10 | 打田 保貴 | 0.98 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-17サイブリッジ合同会社新規の大量保有報告49.08%+29.28pt
- 2026-04-22ゴールドマン・サックス証券株式会社新規の大量保有報告0.00%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−465%、1株純資産は7期で+793%。直近期のROEは-31.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2021年2月 | 7 | 8 | 176.3 |
| 2021年5月 | 207 | 215 | 184.9 |
| 2022年5月 | 20 | 42 | 63.6 |
| 2023年5月 | 19 | 60 | 36.6 |
| 2024年5月 | 26 | 87 | 35.9 |
| 2025年5月 | 9 | 98 | 8.8 |
| 2026年5月 | −27 | 75 | −31.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/5期の役員報酬は総額90百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松島悟 | 代表取締役社長 | 45 |
| 水口翼 | 取締役会長 | 43 |
| 西川幸秀 | 取締役 | 46 |
| 河村大 | 取締役(監査等委員) | 61 |
| 古川賢隆 | 取締役(監査等委員) | 53 |
| 鈴木秀昌 | 取締役(監査等委員) | 44 |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 75 | 75 | 15 |
| 社外監査役 | 4 | 12 | 12 | 3 |
| 社外取締役 | 4 | 3 | 3 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,935字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,022字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,149字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,156字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年5月期決算説明資料2026-07-15
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