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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

VALUENEX

VALUENEX JAPAN Inc.4422 · Growth · 情報・通信業

特許や論文などの大量の文書情報を俯瞰的に可視化する解析ツールを提供。独自のアルゴリズムで技術戦略立案を支援するビッグデータ解析会社。

概要

VALUNENEX株式会社(以下、VALUNENEX)は、東京都文京区に本社を置く情報・通信業企業である。2006年創業、2018年に東証マザーズ(現グロース)に上場した。従業員は33名で、連結売上高は2025年7月期に約6.9億円。独自開発のアルゴリズムを基盤に、大量の文書情報を可視化・解析するクラウドサービス(ASP)とコンサルティングを提供し、主に大手企業の研究開発・知財部門を顧客とする。米国に100%子会社VALUENEX, Inc.を持ち、グローバル展開を進めている。

単一セグメントで展開するアルゴリズム事業

VALUNENEXは、創業者である中村達生が開発した独自のアルゴリズムを中核とし、アルゴリズム事業という単一セグメントで事業を展開する。同事業は、ビッグデータ解析ツールの提供(ASPサービス)、それを用いたコンサルティングサービス、レポート販売の三つから構成される。ASPサービスでは「VALUENEX Radar」というブランドで、最大10万件の文書を類似度に基づき2次元俯瞰図として可視化するツールを提供。コンサルティングサービスでは、顧客に代わって解析を実施する調査コンサルティングと、顧客社内の人材を育成するコーチングの二形態がある。いずれも同じアルゴリズムから派生しており、密接に関連している。

化学・電気・自動車などの幅広い業界に顧客基盤

主要顧客は化学、電気、自動車、機械、エネルギー等の業界に属する大手企業であり、経営企画、研究開発、知財部門が中心である。VALUNENEXのツールは、特許情報に限らず論文、新聞記事、SNS等のテキストデータ全般を解析対象とし、業界動向分析、自社・競合分析、新規事業探索など多様な用途に使われる。ASPサービスは日本語、英語、中国語に対応。海外では米国子会社VALUENEX, Inc.が販売活動を行い、グローバル企業への営業を強化している。2025年7月期のASPサービス売上高は約3.26億円(前期比1.4%増)、コンサルティングは約3.56億円(前期比21.9%減)と、コンサルティングが減少する一方でASPは微増となった。

創業以来赤字と黒字を繰り返す成長過程

VALUNEXの財務推移は、売上高が2014年7月期の2億円から2025年7月期の6.9億円へと増加傾向にあるが、営業利益は年度により大きく変動している。2018年7月期に営業利益1.3億円を計上した後、2019年から2022年までは営業損失が続き、2023年7月期に営業利益0.05億円と黒字化したが、2025年7月期は営業損失0.73億円となった。2025年7月期の損失の主因は、北米大手顧客の社内体制変更やトランプ関税の影響によるコンサルティング案件の遅延、人材採用や生成AI研究への投資増加である。総資産は約9.1億円、自己資本比率は約77.8%と財務基盤は安定している。

米国子会社を通じた海外展開の強化

VALUNENEXは2014年2月に米国子会社VALUENEX, Inc.(カリフォルニア州メンロパーク市)を設立し、2016年1月に全株式を取得して100%連結子会社化した。米国子会社はグローバルベースでの販売活動を担い、特に北米市場を重視している。2025年7月期の海外売上高は明記されていないが、同期の売上高減少の一因として北米顧客の変化が挙げられており、海外事業の比重が増している。同社は中長期的な成長には海外展開の強化が不可欠とし、営業・開発体制の強化を進める方針である。

業界の中での役割はビッグデータ解析ツールとコンサルティングを提供するアルゴリズム事業会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-14.3%
純利益
-1億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
コンサルティング4億円57.1%
ASP3億円42.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01研究開発・知財・経営戦略主力

化学、電気、自動車、機械、エネルギーなどの業界を中心に、特許や論文の解析ツールを提供。顧客の研究開発部門や知財部門、経営企画部門が、技術動向分析や競合分析などに活用する。

主な製品・サービス4
VALUENEX Radar Documents
最大10万件のテキストデータを類似度に基づいて俯瞰図として可視化する解析ツール。日本語、英語、中国語に対応し、あらゆる文書の解析に利用可能。
VALUENEX Radar Patents DB
特許データベースを内蔵した解析ツール。特許情報の俯瞰解析に特化しており、技術動向や自社・競合分析などに活用できる。
VALUENEX Radar Scope
特定の特許や技術に類似する特許を高速検索し、俯瞰図として可視化するツール。概念検索により最大1,000件の類似特許を収集できる。
Radar QFDアプリ
特許情報を課題と技術の2軸で分類し、品質表を生成する解析ツール。研究開発の効率化や製品品質向上に貢献する。

02コンサルティング・レポート販売準主力

VALUENEX Radarを用いた受託調査や、顧客内の情報解析人材を育成するコーチング、解析レポートや書籍の執筆・販売を提供。ツールと合わせて利用されることが多く、顧客の意思決定を支援する。

主な製品・サービス3
調査コンサルティング
顧客に代わってVALUENEX Radarを用い、競合分析や技術トレンド分析などの調査・解析を実施するサービス。
コーチング
顧客内部でデータ解析を担う人材を育成するためのサービス。ツールの活用方法や分析手法を指導する。
レポート販売
VALUENEX Radarを用いて作成した解析レポートや書籍を販売するサービス。

製品と技術

大規模文書解析を可能にするVALUENEX Radar Documents

「VALUENEX Radar Documents」は、最大10万件の文書情報を内容の類似度に基づき2次元俯瞰図として可視化するASPツールである。各点(クラスタ)は類似する文書の集合体で、密集領域は成熟分野、疎な領域は未開拓分野を示す。これにより、業界動向の把握、技術シナジー分析、買収先探索などが可能。日本語・英語・中国語に対応し、あらゆるテキストデータ(特許、論文、新聞、SNS)を解析対象とする。主に知財部門や研究企画部門が利用する。

特許解析に特化したVALUENEX Radar Patents DBとScope

「VALUENEX Radar Patents DB」は、Documentsの機能に加え自社特許データベースを搭載したパッケージ。日本、米国、欧州(一部)、WIPO(一部)をカバーし、特許文献の大規模解析に特化する。「VALUENEX Radar Scope」は、特定の技術アイデアや特許に類似する特許を概念検索で最大1,000件高速収集し可視化するツール。先行文献調査、無効資料調査、技術トレンド分析に用いられる。両製品とも日本語・英語での解析が可能で、特許に特化した機能を提供する。

ミクロ解析に適したRadar QFDアプリ

「Radar QFDアプリ」は2025年4月に提供開始された、最大1,000件の中規模特許解析ツール。課題と技術の二軸を用いて特許情報を詳細に分類し、品質表(図2)を生成する。VALUENEX Radarシリーズがマクロ解析を得意とするのに対し、Radar QFDは俯瞰図上の一部分を掘り下げるミクロ解析に適する。研究開発者や知財部門が、特定テーマの技術概要を手軽に把握し、研究開発の効率化や製品品質向上に活用する。

ワンストップで提供されるコンサルティングサービス

VALUNENEXのコンサルティングサービスは、自社ツールを用いて顧客の課題を解決する受託調査型である。調査コンサルティングは1か月から1年程度の期間で、競合分析、市場調査、新規事業探索などを実施。コーチングは顧客内部でデータ解析できる人材を育成するプログラムで、随時提供される。ASPサービスとコンサルティングを同時に利用する顧客も多く、両者は密接に関連している。2025年7月期のコンサルティング売上高は3.56億円と全体の約半分を占めるが、北米案件の遅延により前期比減少した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AIソリューション提供、営業赤字で小規模

同社はAI・データ分析領域に特化したベンチャーで、売上高は10億円未満と業界内では極めて小規模。同業他社としてVRAIN Solution(コード135A)やCocolive(コード137A)が挙げられるが、それらと比較しても収益規模で劣る。直近の営業利益率は-14.3%と赤字が続いており、営業効率や収益性に課題を抱える。業界内での差別化要因は限定的で、特定の技術や顧客基盤に依存している可能性が高い。

強み

  • AIソリューションに特化し、専門性の高いサービスを提供できる点が強み。
  • 組織が小さく、顧客ニーズに迅速に対応できる機動性を有する。
  • AI市場は拡大傾向にあり、需要取り込みの余地がある。
  • 特定の業種や業務に特化したソリューションで差別化を図る可能性。

課題

  • 売上8億円で営業利益ゼロ、翌年は-14.3%と収益性改善が急務。
  • 同業他社との明確な差別化が難しく、価格競争に巻き込まれるリスク。
  • 売上高が10億円未満で、営業資源やブランド力で大手に劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がVALUENEX

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
14422VALUENEX17億円46.0倍
23908コラボス17億円16.1倍
34166かっこ17億円
45131リンカーズ17億円
5334Aビジュアル・プロセッシング・ジャパン17億円15.7倍
6198APostPrime17億円
75616雨風太陽16億円
8298AGVA TECH16億円
95025マーキュリー16億円9.4倍
105247BTM16億円24.6倍
113639ボルテージ15億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

特許可視化ツールで創業した2006年

VALUNENEXは2006年8月、東京都港区赤坂に株式会社創知として設立された。創業者の中村達生が開発した独自のアルゴリズムを基に、2007年4月に特許可視化ツールのサービス提供を開始。このツールは、大量の特許文献を類似度で分類し2次元マップとして可視化するもので、後の主力製品「VALUENEX Radar」の原型となった。創業時から「大量の情報から知を創造する」というミッションを掲げ、データ可視化という独自の技術路線を明確にしていた。

クラウドサービスへの転換と製品群拡充(2012〜2013年)

2012年11月、VALUNENEXは「TechRadar」をクラウドサービス(ASP)として提供開始。従来のオンプレミス型からクラウド型へ移行し、ユーザーがブラウザ経由で利用できるようになった。翌2013年11月には「DocRadar」を同様にクラウドサービス化。これにより、特許に限らず論文や技術文書など幅広い文書の解析が可能となり、顧客層が拡大した。同年7月には本店を東京都文京区小日向へ移転し、現在の所在地となっている。

社名変更と米国子会社設立による国際化(2014〜2016年)

2014年1月、社名をVALUNENEXコンサルティング株式会社に変更。続いて2月には米国カリフォルニア州にVALUENEX, Inc.を設立し、海外市場への足掛かりを築いた。同年11月にはTechRadar / DocRadarにダッシュボード機能を追加し、ユーザビリティを向上。2015年7月には現社名のVALUNENEX株式会社に改称した。2016年1月には米国子会社の全株式を取得し完全子会社化。これにより、グローバルな販売体制が整い、日本国外での営業活動が本格化した。

UI刷新と東証マザーズ上場(2017〜2018年)

2017年7月、TechRadar / DocRadarのユーザーインターフェースを2.0バージョンに刷新。操作性と視認性を大幅に改善し、既存顧客の満足度向上と新規獲得を狙った。2018年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。時価総額は公表されていないが、上場により資金調達力と知名度が向上した。2022年4月の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行し、現在に至る。

新製品開発とAI時代への対応(2024〜2025年)

2024年1月、次世代ツール「VALUENEX Radar Fusion」のβ版テスター募集を開始。従来の俯瞰解析に加え、複数データソースの統合解析を目指す。2025年4月には「Radar QFD」をクラウドサービスとして提供開始。これは、特許情報を課題と技術の二軸で分類するミクロ解析ツールで、最大1,000件の中規模解析に対応。研究開発の効率化や品質向上を支援する。この間、生成AIを活用したサービスの研究開発にも投資しており、AI時代のデータ解析需要を取り込もうとしている。

年表17件を開く

2000年代

  • 2006年8月創業株式会社創知(現当社)を設立(本店 東京都港区赤坂)
  • 2007年4月特許可視化ツールサービス提供開始
  • 2008年5月東京都港区六本木へ本店移転
  • 2009年6月東京都文京区小石川へ本店移転

2010年代

  • 2012年11月TechRadar ® (注1)をクラウドサービスにより提供開始
  • 2013年7月東京都文京区小日向へ本店移転
  • 2013年11月DocRadar ® (注2)をクラウドサービスにより提供開始
  • 2014年1月商号変更社名をVALUENEXコンサルティング株式会社に変更
  • 2014年2月創業VALUENEX, Inc.(米国)設立
  • 2014年11月TechRadar ® /DocRadar ® にダッシュボード機能(注3)追加
  • 2015年7月商号変更社名をVALUENEX株式会社に変更
  • 2016年1月M&AVALUENEX, Inc.(米国)の全株式を取得し、100%連結子会社化
  • 2017年7月TechRadar ® /DocRadar ® のユーザインターフェース2.0バージョン提供開始
  • 2018年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行
  • 2024年1月VALUENEX Radar Fusion (注4)β版テスター募集開始
  • 2025年4月Radar QFD (注5)をクラウドサービスにより提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    協業による新市場創出

    自社の強みである独自アルゴリズムを活用し、ビッグデータを持つ企業など、リソースを補完し合える企業体とのコラボレーションを図り、新たな市場を創出する。

  2. 02

    新規事業分野の開拓

    現在主要な知的財産権分野に加え、マーケティング、投資、医療、法曹など、他分野への事業展開を推進する。

  3. 03

    VALUENEXブランド強化と認知度向上

    予測分析のリーディングカンパニーとしての地位を確立するため、社名をサービス名に昇華させブランド化し、インターネット等を活用した認知度向上を図る。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    最も重要な経営資源である人材の定着と能力向上のため、社内コミュニケーション活性化や人事評価制度整備を進め、企業理念に合致する人材を確保する。

  5. 05

    海外展開の強化

    中長期的な成長のため、子会社のある米国を中心に海外市場での事業展開を強化し、営業体制・開発体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で33人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は732万円で、7期前と比べて+6.9%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年7月17
2019年7月68535.81.528
2020年7月73936.71.832
2021年7月69238.82.726
2022年7月75738.73.326
2023年7月75838.13.632
2024年7月73039.24.2350
2025年7月73240.45.033−303

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都文京区38百万円
主な関係会社
  • 海外
    VALUENEX, Inc.(注)
    米国カリフォルニア州メンロパーク市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    2025年度産業の研究開発に関する基盤的なデータ整備
    文部科学省 · 2025-07-17
    799万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は7億円営業利益-1億円前期と比べると減収で、売上が-12.5%。

売上高
-12.5%
7億円
営業利益
-1億円
純利益
-1億円
営業利益率
-14.3%
前期比 -14.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+50.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2150.01
2023年4Q2−1
2024年1Q1−1−100.0−1
2024年2Q200.00
2024年3Q2150.01
2024年4Q300.00
2025年2Q3−1−33.3−1
2025年4Q400.00
2026年2Q4125.01
2026年3Q300.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年7月期からの12期で、売上は2億円から7億円へ3.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-14.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
VALUENEX, Inc.(米国)設立
2014年7月200
社名をVALUENEX株式会社に変更
2015年7月300
VALUENEX, Inc.(米国)の全株式を取得し、100%連結子会社化
2016年7月300
2017年7月3−1−1
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2018年7月511
2019年7月6−1−1
2020年7月6−1−1
2021年7月5−2−2
2022年7月710
2023年7月700
2024年7月8000.00
2025年7月7−1−1−14.3−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高7億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-14.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金28.6%2億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金85.7%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-14.3%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
71.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比22.7pt
-14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比20.9pt
-14.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-35.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年7月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は7億円で、売上の12.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年7月00002
2017年7月00002
2018年7月10013
2019年7月−107−110
2020年7月−1−10−28
2021年7月−100−17
2022年7月10018
2023年7月00008
2024年7月00008
2025年7月−100−17

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年7月期の総資産は9億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は77.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年7月22069.5
2015年7月32169.2
2016年7月32168.3
2017年7月31243.6
2018年7月42247.8
2019年7月119286.9
2020年7月109185.3
2021年7月87181.4
2022年7月107375.8
2023年7月98182.6
2024年7月108278.1
2025年7月97277.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中116位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中572位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-14.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-12.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥570で、1年前と比べて+197.9%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥570-3.4%1ヶ月+2.7%1年+197.9%時価総額17億円
過去52週の値幅
安値¥155.333高値¥1,630

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)46.0倍
PBR5.81倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で6.8%下落したが、直近は反発。52週高値1630円からは68%下落した水準にあり、下値では25日線(546.96円)を下回る展開。出来高は7/29に143,800株と活発だったが、その後は減少傾向。200日線(475.69円)を上回っており、中長期では上昇基調にある。しかし、RSIは38.46と中立圏で、トレンド転換には力強さが欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PER 45.2倍は業界平均30.2倍を上回り割高。PBR 5.70倍も業界平均3.51倍より高く、ROE 0.4%と極めて低く収益性が悪い。直近の売上高は減少し、営業損益が赤字転落しており、ファンダメンタルズが悪化している。無配当で株主価値の向上も見込めず、割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)46.0倍47.9倍
PBR5.81倍2.96倍
ROE0.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は横ばいで成長停滞、2025年7月期は営業赤字転落予想と厳しい局面。強気派は株価が過去1年で約200%上昇しており、何らかの成長期待(M&Aや新サービスの可能性)が織り込まれていると見る。時価総額16億円と小型で、思惑買いが入りやすい。弱気派は業績悪化トレンドが明らかで、2025年7月期は営業利益率-14.29%と大幅赤字見通し。ROE0.4%と資本効率も悪く、PER45倍は業績不振を反映していないと警戒する。

プラスに働く材料7
  • 株価急騰の勢い

    1年で約200%上昇、市場の期待感。

  • 小型株ゆえの変動性

    材料次第で急騰余地。

  • 新規事業の可能性

    詳細不明だが変化の兆候か。

  • 新製品発表による注目度向上不定影響

    独自AI技術の製品化で収益源獲得の可能性

  • M&Aプレミアム不定影響

    時価総額16億円、買収提案で株価急騰の余地

  • 株主優待導入次回株主総会影響

    個人投資家の買い需要喚起で株価下支え

  • 低位株のリバウンド期待短期影響

    年初来高値から調整、割安感からの買い戻し

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化鮮明

    2025年7月期営業赤字予想。

  • 割高なバリュエーション

    PER45倍は赤字企業には過大。

  • 成長力の欠如

    売上高は7〜8億円で頭打ち。

  • 赤字拡大による上場維持リスク2026年7月期影響

    営業利益▲1億円、純利益も赤字で財務悪化懸念

  • 急騰後の利益確定売り短期影響

    1年間で197%上昇、過熱感から売り圧力強まる

  • 低流動性による下落リスク継続影響

    出来高少なく、売り注文で急落しやすい

  • 事業計画の不透明性継続影響

    売上7〜8億円の低成長、新規事業の成果見えず

次の決算で確かめる点
売上高
成長の有無を確認。
営業損益
赤字幅の拡大・縮小を注視。
受注残高
将来収益の先行指標。

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ1,449人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.6%を占め、残る93.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他84.982.383.989.387.986.0
事業法人4.74.84.84.84.76.2
証券会社3.73.12.43.63.63.3
外国法人0.54.03.01.13.03.2
自己株式1.91.91.91.91.91.8
外国人個人0.40.40.50.70.70.8
金融機関5.85.65.40.50.20.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01早稲田1号投資事業有限責任組合38.11
02中村 達生22.74
03ウエルインベストメント株式会社4.31
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.76
05吉田 憲司1.72
06株式会社八創1.72
07株式会社SBI証券1.34
08長谷川 智彦1.03
09JPモルガン証券株式会社0.65
10CHOI JIYOUNG0.62

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で−106%、1株純資産は12期で−99%。直近期のROEは0.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2014年7月49719,6842.6
2015年7月5,10124,78522.9
2016年7月1841.1
2017年7月−2452
2018年7月378952.3
2019年7月−41334
2020年7月−32302
2021年7月−62242
2022年7月122594.771.3
2023年7月132745.083.8
2024年7月12770.4727.3
2025年7月−29248

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/7期の役員報酬は総額82百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中村達生代表取締役社長 CEO60660,800
鮫島正明専務取締役 CFO602,000
Choi Jiyoung取締役4418,000
瀧口匡取締役64
鈴木理晶取締役51
松田均常勤監査役736,900
宮内宏監査役65
金子良太監査役49

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6646411
社外取締役418185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,956字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、VALUENEX株式会社(当社・東京都文京区)と100%子会社のVALUENEX, Inc.(米国・カリフォルニア州メンロパーク市)の2社から構成されており、世界中に氾濫する大量の情報を「信頼性」「俯瞰性」「客観性」「正確性」「最適性」の5つの独自の視点で融合し価値を創造することを理念としております。 当社グループの事業は当社の創業者代表取締役社長である中村達生が独自に開発したアルゴリズム(注1)を基盤にしたビッグデータ(注2)の解析ツールの提供(ASP(注3)サービス)とそれを用いたコンサルティングサービス及びレポート販売であり、これらはひとつのアルゴリズムから派生した事業であることから総称してアルゴリズム事業と称しております。従いまして、当社グループは、アルゴリズム事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載は省略しております。 各サービスの具体的な内容は以下のとおりであります。 (ASPサービス) ASPサービスの内容と販売形態 VALUENEX Radar(バリューネックスレーダー)というASP型ライセンスサービスのもとで、Documents(ドキュメンツ)、Patents DB(パテンツディービー)、Scope(スコープ)、Radar QFD(レーダーキューエフディー)アプリという四つのパッケージとして提供しております。 VALUENEX Radar Documentsは最大10万件の文書情報を文書間の内容の類似度に基づき整理して俯瞰図として可視化することで、全体像の把握と定量的な評価を可能にする解析ツールであります。俯瞰図による可視化は、文字を読んで理解するより一目見て理解する方が早い、さらに文字情報では気付きにくい示唆(インサイト)を得られるという発想によるものであります。 解析後のイメージは図1のようなものとなります。各クラスタ(点)は類似する文書情報の集合体であり、クラスタが密集している領域は類似した文書が集中しており、疎な領域は類似した文書が少ないというように理解できます。この読み解き方ですが、例えば文書が特許情報であれば、クラスタの密な領域は技術的に成熟している分野であり、疎な領域は何らかの理由により、技術的に未開拓の分野であると読み解くことができます。この読み解きにより、例えば、将来の研究および技術開発分野の特定(手つかずの領域に進出等)や買収先の技術領域の探索(強みの技術はどこで競争優位性があるのか等)あるいは潜在的なパートナー企業の探索(自社の技術領域とシナジーのある技術領域を有している企業はどこか)など様々な使い方ができます。VALUENEX Radar Documentsは日本語、英語に加え、中国語にも対応しております。 VALUENEX Radar Patents DBはDocumentsの機能に加えて特許データベースを有しております。一方、解析対象は特許に限定されたパッケージとなります。 VALUENEX Radar Scopeは技術的なアイデアや特定の特許に類似する特許を確認したい場合等に使用するツールであり、新規事業や潜在市場のアイデアを練る場合にも活用できます。概念検索(注4)で特許データベースから類似特許を最大1,000件まで高速で収集し俯瞰図として可視化します。 VALUENEX Radar Patents DBとScopeは日本、米国、欧州(一部)およびWIPO(一部)のデータベースを有しており、日本語または英語による特許解析を可能としております。 VALUENEX Radarのお客様は化学、電気、自動車、機械、エネルギー等の業界を中心に、経営者から現場まで、データドリブンな意思決定を進めている企業全体でご活用いただいております。 Radar QFDアプリは最大1,000件の特許情報を、課題と技術の二つの軸を用いて、特許情報の中身を詳細に分類する解析ツールになります。VALUENEX Radar DocumentsやPatents DBが文書情報のマクロ解析に利用されるのに対して、Radar QFDアプリは俯瞰図上の一部分の詳細を見るときなど、より少ない件数の特許情報をミクロに解析したい場合に適しています。Radar QFDアプリの最終生成物は図2の品質表となり、詳細な技術テーマに関する概要を手軽に把握することで、研究開発の効率化と製品品質向上にお使いいただけます。 図1 図2 これらをまとめると表1のとおりとなります。 表1 解析対象   処理容量   想定ユーザ層   利用用途(例) ASP   VALUENEX Radar Documents   全文献 (特許や論文等のテキストデータ全般)   最大10万件までの大規模解析   知財部門、研究企画や技術企画等の研究開発部門、研究企画、技術企画、経営企画、マーケティング等 (あらゆるテキストデータを俯瞰解析したい方)   ・業界動向分析 ・自社/競合分析 ・技術分析(用途探索等) ・技術シナジー分析 VALUENEX Radar Patents DBオプション   特許   最大10万件までの大規模解析   知財部門、研究企画や技術企画等の研究開発部門等(業界の技術や企業の研究開発動向を俯瞰解析したい方)   ・自社/競合分析 ・技術分析(用途探索等) ・技術シナジー分析 VALUENEX Radar Scope   最大1,000件までの高速解析   知財部門、研究企画や技術企画等の研究開発部門等(特定の特許や技術の類似特許を検索・可視化したい方)   ・先行文献調査 ・無効資料調査 ・技術トレンド分析 Radar QFDアプリ   最大1,000件までの中規模解析   研究開発者、知財部門や企画部門(研究開発における情報収集の効率化や製品品質向上をしたい方)   ・自社/競合分析 ・技術分析(用途探索等) ・先行文献調査のまとめ 現在、当社グループは、当社グループの存在価値を高めるべく、国内外にて各種セミナー、イベントに参加しており、その中で、ブース出展はもとより、代表取締役社長 中村達生自らもプレゼンテーションの機会を得ており、その機会をとらえて、新規のお客様開拓がなされております。加えて、当社の100%子会社である VALUENEX, Inc.(米国)もグローバルベースでの販売活動を行っております。 (コンサルティングサービス) コンサルティングサービスの内容と販売形態 VALUENEX Radarを活用する上では分析のスコープの検討から始まり、対象となる母集団(データセット)の作成、俯瞰図の解釈や指標の設定などが挙げられますが、これら一連のプロセスを当社グループが顧客からの受託調査として請け負うことがあり、その場合は、コンサルティングという形で提供しております。 お客様は、主として大手企業の研究企画や技術企画等の研究開発部門、知財部門、経営企画等であり、コンサルティングサービスとVALUENEX Radarを同時に活用するお客様も多く、密接にかかわっているといえます。 コンサルティングサービスには、大別して調査コンサルティングとコーチングの2つの提供形態があります。調査コンサルティングは、お客様の要望に応じた調査・解析を当社グループが、お客様に代わってVALUENEX Radarを用いて実施するものであり、コンサルティングの一環として、コーチングを行う場合もあります。コーチングはお客様の内部の情報解析人材を育成するという観点によるものであります。 これらをまとめると以下の表2のとおりとなります。 表2 解析対象   期間   想定ユーザ層   利用用途(例) コンサルティング   調査コンサルティング   文献全般 (特許、論文、新聞記事、SNS、 クチコミ等)   1ケ月間から1年間程度   研究企画や技術企画等の研究開発部門、知財部門、経営企画等 (自らデータ解析する人的、時間的経営資源がない方)   ・競合分析 ・自社の技術的強み・弱み分析 ・関連市場調査 ・新規事業探索 ・技術トレンド コーチング   随時   研究企画や技術企画等の研究開発部門、知財部門、経営企画等 (お客様内部でデータ解析する人材を育成したい方) (レポート販売) レポート販売の内容と販売形態 VALUENEX Radarにより、短期でかつ簡易なレポートを提出するものや書籍執筆により出版社へ提出するものであります。 レポート販売は、企業情報やマーケット情報等を材料に、当社グループがVALUENEX Radarを用いて、解析レポートや書籍を執筆し、お客様に提供するものであります。 [事業系統図] 用語解説 本項「3 事業の内容」において使用しております用語の定義について以下に記します。 用語   用語の定義 (注1)   アルゴリズム   コンピュータ上の解を得るための具体的手順。 (注2)   ビッグデータ   従来、膨大な量であるため、処理が困難と思われていた大量のデータ。 (注3)   ASP(Application Service Provider)   アプリケーションソフト等のサービス(機能)をネットワーク経由で提供するプロバイダ(= provide 提供する 事業者・人・仕組み 等全般)のこと。 (注4)   概念検索   蓄積された種々のデータから、概念が類似する情報を自動的に検索する情報検索の一手法。
経営方針・対処すべき課題2,679字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等については、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。 当社グループの強みである独自のアルゴリズムは、当社グループの成長の源泉であり、これをあらゆる形(たとえば、ライセンス提供、コンサルティングなど)でビジネスとして立ち上げてゆくことにより、持続的な成長を実現させるというものであり、その事業化の形は多様であると考えております。 (2)経営戦略等 当社グループの経営戦略は、当社グループの強味であるアルゴリズムを活用し得る企業体とのコラボレーションを図ることにより、新たな市場を創出するというものであります。これは、当社グループの人的、物的、財務的資源の足りない部分を他の企業体の資源で補うことにより、当社グループの潜在的な成長性を何倍にも引き上げるというものであり、例えば、ビッグデータを有するもののその解析に課題を抱えている企業体との協業などが想定されます。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 高い成長性と収益性及び企業価値の向上が経営上の重点課題と認識しており、成長性については売上高を、収益性については経常利益を経営指標としております。 (4)経営環境 当社グループは、そのときどきの技術の発展がビッグデータを取り巻く領域(以下「ビッグデータ市場」)を規定するものと考えており、その発展段階に応じて、今後も進化し続けると考えております。 具体的には、1990年代から始まるインターネットの普及とデータのデジタル化の段階から、2000年代のヤフーやグーグルに代表される検索エンジン(注1)の普及の段階、そして、2010年代の情報通信技術(ICT)(注2)の進展の段階から現在は人工知能(AI)(注3)の拡大の段階におり、将来は、量子コンピュータ(注4)の段階へ進展することになるものと考えております。 このような認識のもと、当社グループを取り巻くいわゆるビッグデータ関連市場はまだまだこれから成長が期待される事業領域であると考えており、当社グループのアルゴリズム技術は人工知能(AI)が脚光を浴びている昨今、その取り巻く潜在市場も大きいと予想されます。 2024年7月期におきましては、順調に新規案件を受注し、売上高は前期に比べて増加致しました。また、AI関連技術が実用フェーズを迎え、世界中で同時にデジタルトランスフォーメーションへのシフトが急速に進行しており、市場規模は拡大が続いております。当社のビッグデータ解析技術は、デジタルトランスフォーメーションの進歩によって、今後大きな需要が見込める分野であると考えております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①新規事業分野の開拓 当社グループの事業領域は、大量の文書解析のニーズがある分野全てにわたっておりますが、現状、特に知的財産権の分野が主要な事業領域となっております。当社グループは、これをマーケティング分野、投資分野、医療分野、法曹分野などに展開していくことが可能であり、新規事業分野への開拓が重要と考えております。 ②VALUENEXブランドの強化 予測分析のリーディングカンパニーとしての地位を築くことを目標としているなかで、VALUENEXという社名をサービス名にも昇華させ、さらにはブランド化していきたいと考えております。そのためには認知度向上が不可欠であり、インターネットなどを有効に利活用しながら、定着を図る方針であります。 ③優秀な人材の確保と育成 当社グループは、今後、さらなる事業成長を目指していく上で、最も重要な経営資源は人材であると考えており、そのためには優秀な人材の確保と育成が不可欠であると認識しております。当社グループにおきましては、社内コミュニケーションの活性化や人事評価制度の整備等によって人材の定着と能力の底上げを行うとともに、当社グループの企業理念・風土に合致した人材の確保を進めてまいります。 ④海外展開の強化 当社グループが、中長期的な視野からさらなる成長を図るには海外市場、特に当社の子会社がある米国での事業展開の強化が重要であると考えております。そのために今後は営業体制の強化、開発体制の強化を推進していく方針であります。 ⑤内部管理体制の強化 当社グループが、事業規模を拡大するとともに企業価値を継続的に高めていくためには、内部管理体制の更なる強化が必要であると考えております。社内規程や業務マニュアルの運用、定期的な社内教育の実施等を通じて業務の効率化と法令遵守の徹底を図るとともに、監査役による監査や定期的な内部監査の実施により、より一層の内部統制強化に努めてまいります。 用語解説 本項「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」において使用しております用語の定義について以下に記します。 用語   用語の定義 (注1)   検索エンジン   インターネットに存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイル、ネットニュースなど)を検索する機能及びそのプログラム。 (注2)   情報通信技術(ICT)   Information and Communication Technology コンピュータやインターネットに関連する情報通信技術のことであり、従来から使われている「IT(Information Technology)」に代わる言葉として使われております。 (注3)   人工知能(AI)   Artificial Intelligence 人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム。具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいいます。 (注4)   量子コンピュータ   量子力学の原理を情報処理に応用するコンピュータのこと。 スーパーコンピュータが数千年もかかって解く問題を、数秒で計算できるようになると期待されております。
事業等のリスク5,156字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態・経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)巨大資本データベース事業会社による当社グループの解析技術市場への参入について 当社グループの解析技術は、独自の技術であり、他社による模倣は困難であると考えておりますが、巨大資本データベース事業会社が当社グループの解析技術市場に参入しない保証はなく、参入があった場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (2)システム障害について 当社グループは、ASPサービスを展開しておりますが、天災、サイバー攻撃、事故などに起因した通信ネットワークの切断により、システム障害が発生する可能性があります。 当社グループではデータのバックアップ、データセンターの分散配置などによりトラブルに対する備えをしておりますが、システム障害が発生した場合には、一時的なサービス提供の停止等により、業績に影響が生じる可能性があります。 当社グループの事業は、サービスの基盤をインターネット通信網に依存しております。そのため、顧客へのサービス提供が妨げられるようなシステム障害の発生やサイバー攻撃によるシステムダウン等を回避すべく、稼働状況の監視等により未然防止策を実施しております。しかしながら、このような対応にもかかわらず大規模なシステム障害が発生した場合等には、業績に影響が生じる可能性があります。 (3)知的財産権について 当社グループでは「VALUENEX®」「TechRadar®」「DocRadar®」等の名称及びサービス名について商標登録を行っているほか、文書検索装置及び文書検索方法の特許(日本:第5159772号。米国:US 8,818,979 B2)を取得しております。今後も知的財産権の保全に積極的に取り組む予定ですが、当社グループの知的財産権が第三者に侵害された場合には、解決までに多くの時間及び費用がかかるなど、業績に影響が生じる可能性があります。 また、当社グループによる第三者の知的財産権の侵害については、可能な範囲で調査を行い対応しております。しかしながら、当社グループの事業領域における第三者の知的財産権を完全に把握することは困難であり、当社グループが認識せずに他社の特許等を侵害してしまう可能性は否定できません。この場合には当社グループに対する損害賠償請求や、ロイヤリティの支払要求等が行われること等により、業績に影響が生じる可能性があります。 (4)季節変動について 当社グループは、当社グループの顧客である企業あるいは官公庁の会計年度の関係により、3月にコンサルティングの売上高が増加する傾向にあるため、通期の業績に占める第3四半期連結会計期間の比重が高くなっております。また、売上高の小さい四半期においては、販売費及び一般管理費等の経費は固定費として毎四半期比較的均等に発生するため、営業赤字となることがあります。 このため、特定の四半期業績のみをもって当社グループの通期業績見通しを判断することは困難であり、第3四半期連結会計期間の業績如何によっては通期の業績に影響が生じる可能性があります。 当社グループは、VALUENEX RadarのASPの販売を拡大していくことにより、季節変動性の緩和を図っていく方針ですが、今後につきましても、第3四半期連結会計期間依存型の傾向は続くことが考えられます。 なお、当連結会計年度における当社グループの四半期ごとの業績の概要は以下のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 第1四半期 自2024年8月 至2024年10月   第2四半期 自2024年11月 至2025年1月   第3四半期 自2025年2月 至2025年4月   第4四半期 自2025年5月 至2025年7月   年度計 売上高   (千円)   131,383   125,898   228,678   204,898   690,858 営業利益又は 営業損失(△)   (千円)   △68,255   △58,157   27,965   25,059   △73,387 (5)特定の人物への依存について 当社代表取締役社長である中村達生は、当社グループの最高経営責任者であり、経営方針や事業戦略の決定、開発、サービスラインナップ、製品コンセプト等に関してリーダーシップを発揮しており、当社グループの経営活動全般において重要な役割を果しております。そのため、各事業部門のリーダーへ権限移譲を進めることで、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、同氏に不測の事態が生じた場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (6)人材確保・維持について 当社グループは、人員規模が小さく、社内体制も会社規模に応じたものであります。そのため今後更なる業容拡大を図るためには、事業の中核となるコンサルタントや営業担当者に加え、当社グループ独自の技術を継承し発展させる技術者の維持と拡充が重要であると認識しております。 しかしながら、このような人材の確保・維持が出来ない場合、あるいは役員及び社員が予期せず退任又は退職した場合には、当社グループが誇るサービスレベルの維持が困難となり、組織活動が鈍化し、業容拡大の制約要因となる場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (7)人材の育成について 技術力を維持するため、人材の教育には時間と費用をかけて取り組んでおりますが、教育の効果が出ない可能性や教育費が固定費に占める割合が高まる可能性があり、その場合、業績に影響が生じる可能性があります。 (8)コンプライアンスの徹底について 当社グループは、会社法、税法、知的財産法、下請法、景品表示法等、さらには海外事業に係る当該国の各種法令・規制等の遵守は極めて重要な企業の責務と認識のうえ、法令遵守の徹底を図っております。しかしながら、こうした対策を行ったとしても、個人的な不正行為等を含めコンプライアンスに関するリスク並びに社会的な信用やブランド価値が毀損されるリスクを完全に回避することはできず、当該リスクが顕在した場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (9)海外展開について 当社グループは、米国、欧州を拠点として、海外市場に積極的に展開をしておりますが、当社グループの計画どおりに海外展開ができない場合、また、当該地域の情勢が悪化する場合や法規制等が当社グループにとって厳しくなる場合等には、業績に影響が生じる可能性があります。 (10)技術革新について 当社グループは、独自の解析技術に基づいて事業を展開しておりますが、当該分野はAI領域含め新技術の開発が相次いで行われ、非常に変化の激しい業界となっております。そのため、事業展開上必要となる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合、さらに、新技術への対応のために追加的なシステム、人件費などの支出が拡大する場合等には、業績に影響が生じる可能性があります。 当社グループは、上記のような業界特性、業界環境を踏まえ、エンジニアの採用・育成や職場環境の整備、AIやビッグデータ分析に関する技術、知見、ノウハウの取得・応用を最重要課題の一つとして、今後も一層強化してまいります。 (11)情報の保護について 当社グループは、業務上、顧客より提供された機密情報を取り扱う場合があるため、顧客と業務委託契約を締結し、情報管理責任者より権限を付与された担当者のみがデータにアクセスできるようにするなど、情報漏えいの防止に努めております。 しかしながら、何らかの理由で顧客の機密情報や個人情報が外部に流出した場合、当社グループへの損害賠償請求や社会的信用の失墜により、業績に影響が生じる可能性があります。 (12)内部管理体制の強化について 当社グループでは、企業価値の継続的な増大を図るにはコーポレートガバナンスが有効に機能することが必要不可欠であると認識しており、今後とも業務適正性及び財務報告の信頼性の確保のために内部管理体制の適切な運用を徹底してまいります。しかしながら、当社グループは、人員規模が小さく、社内体制も会社規模に応じたものであり、事業の急速な拡大により、内部管理体制の構築が追いつかず、コーポレートガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営が困難となり、業績に影響が生じる可能性があります。 (13)プロジェクトの検収時期の変更あるいは赤字化による業績変動の可能性について 当社グループでは、顧客の検収に基づき売上高を計上しております。そのため、当社グループはプロジェクト毎の進捗を管理し、計画どおりに売上高及び利益が計上できるように努めておりますが、プロジェクトの進捗如何では、納期が変更されることもあります。この結果、検収時期の変更により売上計上時期が変動し、業績に影響が生じる可能性があります。 また、プロジェクトは、想定される工数を基に売上見積を作成し受注しております。そのため、当社グループは顧客との認識の齟齬や想定工数の乖離が生じることがないよう、慎重に工数の算定をしております。しかしながら、工数の見積り時に想定されなかった不測の事態等の発生により、工数が増加すると、プロジェクトの収支が悪化する場合には、業績に影響が生じる可能性があります。 (14)特定のベンチャーファンドについて 当社の最大株主は早稲田1号投資事業有限責任組合であり、本書提出日現在の同組合の当社の保有比率は発行済ベースで38.83%であり、同ファンドの運用期限は2019年1月31日で終了しております。 今後、同ファンドが当社株式を売却した場合、市場に一時に株式が大量に流通することとなる可能性があり、株価に影響が生じる可能性があります。 但し、同ファンドは、同ファンドの運用を継続した上で当社株式を単独又は複数の長期に株式保有する方針の企業等に譲渡する方向で検討しているとのことであります。 (15)配当政策について 当社グループは、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、企業体質の強化と将来の事業展開のために内部留保を確保しつつ、安定的かつ継続的に業績の成長に見合った成果を配当することを基本方針としております。したがって、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、利益還元実施を検討する所存でありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。 (16)税務上の繰越欠損金について 当社は、現在、税務上の繰越欠損金が2025年7月時点で176,018千円存在しております。そのため、現在は通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が課せられておりませんが、今後、繰越欠損金が解消された場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が課せられることとなり、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響が生じる可能性があります。 (17)資金使途について 当社が2018年10月30日に公募増資により調達した資金の使途については、子会社の増資、アルゴリズム研究体制の構築等、ASP機能改善、クラウドサーバ費用、採用経費、会計システム投資、本社拡張投資及び広告宣伝費に充当しておりますが、想定した投資効果を上げられず、業績に影響が生じる可能性があります。 (18)自然災害、疫病等について 地震、津波、台風等の自然災害及び火災並びに疫病等の発生により弊社お客様の事業へ影響が出た場合、新規契約獲得ペースの鈍化や、お客様の事業コスト見直しにより、コンサルティングサービスの受注減やASPサービスの解約増加が生じる可能性があります。 (19)為替変動に関するリスク 当社グループは、海外拠点への製品サービス提供や開発委託等グループ内の取引及び海外ベンダーのサービス利用等グローバルな企業活動において、急激な為替変動が発生した場合、経営成績及び財務状況等に影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,924字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは「世界に氾濫する情報から”知”を創造していく」ことをミッションとし、他に類のない自然言語処理・類似性評価・2次元可視化・指標化等の技術により、さまざまな文書情報を用いた各種の解析サービスを提供しております。 当連結会計年度における我が国経済は、内需及びインバウンド需要の回復など、社会活動の正常化の動きがみられました。一方で、国際情勢不安、円安の進行、物価上昇など、景気動向についてはいまだ予断を許さない状況が続いております。 このような環境の下、当社グループは、引き続き国内及び海外におけるコンサルティングサービス及びASPサービスのさらなる販売拡大に取り組みました。新規案件の受注は順調だったものの、北米大手顧客の内3社の社内体制の変更とトランプ関税の影響、一部案件の成約が遅延していることにより、海外におけるコンサルティングサービスの成果は一部翌期に持ち越しとなりました。また、営業活動等で必要な人材の採用を行いまして、採用は3名となり、人材や生成AIを活用したサービスの研究開発への投資コスト、業務委託費が増加いたしました。 これらの結果、当連結会計年度における売上高は690,858千円(前年同期比12.1%減)、営業損失は73,387千円(前年同期は営業利益4,915千円)、経常損失は73,687千円(前年同期は経常利益5,951千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は82,265千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益3,432千円)となりました。 なお、当社グループはアルゴリズム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 主なサービス別の状況は以下のとおりであります。 (a)コンサルティングサービス 当連結会計年度におけるコンサルティングサービスの売上高は、355,689千円(前年同期比21.9%減)でありました。 (b)ASPサービス 当連結会計年度におけるASPサービスの売上高は、325,767千円(前年同期比1.4%増)でありました。 財政状態の状況は以下のとおりであります。 当連結会計年度末における総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ95,685千円減少し、911,522千円となりました。 当連結会計年度末における総負債の残高は、前連結会計年度末に比べ15,070千円減少し、202,468千円となりました。 当連結会計年度末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ80,614千円減少し、709,054千円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて117,126千円減少し、708,887千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、支出した資金は114,534千円となりました。(前連結会計年度は28,915千円の収入)これは主に税金等調整前当期純損失73,687千円の計上、その他の流動負債の減少25,646千円、棚卸資産の増加14,535千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、支出した資金は1,424千円になりました。(前連結会計年度は1,133千円の支出)これは有形固定資産の取得による支出によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、獲得した資金は2,237千円となりました。(前連結会計年度は435千円の支出)これは主に株式の発行による収入1,918千円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当社グループは、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 (b)受注実績 当連結会計年度の受注実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ASP   325,376   94.3   216,816   99.8 コンサルティング   395,880   81.3   128,867   145.3 その他   8,837   62.1   4,162   88.1 合計   730,093   86.3   349,845   112.6 (注)当社グループは、アルゴリズム事業の単一セグメントであるため、サービスごとに記載しております。 (c)販売実績 当連結会計年度における販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) ASP   325,767   101.4 コンサルティング   355,689   78.1 その他   9,401   96.1 合計   690,858   87.9 (注)1.当社グループは、アルゴリズム事業の単一セグメントであるため、サービスごとに記載しております。 2.サービス間の取引はありません。 3.売上高の10%を超える主な相手先が存在しないため、「最近2連結会計年度の10%を越える主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合」の記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 経営成績等 (ⅰ) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は850,598千円となり、前連結会計年度末に比べ87,869千円減少いたしました。これは仕掛品が14,314千円、売掛金が13,511千円、その他流動資産が1,431千円増加し、現金及び預金が117,126千円減少したことによるものであります。 当連結会計年度末における固定資産は60,923千円となり、前連結会計年度末に比べ7,816千円減少いたしました。これは投資その他の資産が4,663千円、減価償却等によって有形固定資産が3,152千円減少したことによるものであります。 この結果、総資産の残高は、前連結会計年度末に比べ95,685千円減少し、911,522千円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は202,468千円となり、前連結会計年度末に比べ15,070千円減少いたしました。これは主にその他流動負債が17,848千円減少し、前受金が1,982千円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末における固定負債はありません。 この結果、負債の残高は、前連結会計年度末に比べ15,070千円減少し、202,468千円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は709,054千円となり、前連結会計年度末に比べ80,614千円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失が82,265千円計上されたことと、資本剰余金が1,123千円増加したことによるものであります。 (ⅱ) 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ95,522千円減少し、690,858千円(前年同期比12.1%減)となりました。これは主に海外におけるコンサルティングサービスの成果が一部翌期に持ち越しとなったことによるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は前連結会計年度に比べ26,560千円減少し161,703千円(前年同期比14.1%減)、売上総利益は、529,154千円(前年同期比11.5%減)となりました。これは主にコンサルティング原価71,268千円、システム管理費44,728千円、サーバ管理費26,745千円を計上したことによるものであります。 (販売費及び一般管理費、営業損益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ9,340千円増加し602,542千円(前年同期比1.6%増)、営業損失は73,387千円(前年同期は営業利益4,915千円)となりました。これは主に給料及び手当258,864千円、地代家賃43,297千円、業務委託費34,220千円を計上したことによるものであります。 (営業外損益、経常損益) 当連結会計年度の営業外損益は、受取利息の計上等により営業外収益が2,716千円、また、為替差損の計上等により営業外費用が3,016千円となりました。この結果、経常損失は73,687千円(前年同期は経常利益5,951千円)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の法人税等合計は、主に過年度法人税等を計上したことにより、8,577千円となりました。この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は82,265千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益3,432千円)となりました。 (ⅲ) キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (b) 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (c) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業運営上必要な資金を確保するとともに、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持することを基本方針としております。当社グループの資金需要の主なものは、人件費、システム管理費、地代家賃、研究開発費、業務委託費等であり、必要な資金は自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していくことを基本方針としております。 (d)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成に当たり、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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