概要
GVA TECH株式会社は、2017年に設立されたリーガルテック企業である。法務部門や中小企業向けにAIを活用した法務業務のDXサービスを提供する。2024年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主要事業は、法務オートメーションプラットフォーム「OLGA」を提供するLegalTech SaaS事業と、オンラインで登記・商標手続きを支援する登記事業の2本柱。2025年12月期の売上高は約14.8億円(前期比27.3%増)だが、開発投資が続き営業損失は約3.0億円である。従業員数は69名。
LegalTech SaaSと登記の二事業構成
当社はリーガルテック事業の単一セグメントだが、サービス群はLegalTech SaaS事業と登記事業に大別される。LegalTech SaaS事業は、法務オートメーション「OLGA」をサブスクリプション型(月額利用料+初期導入費用)で提供する。登記事業は、商業登記や商標登録の書類作成・取得を支援するトランザクション型(手続きごとの利用料)が中心である。2025年12月期の売上内訳は、LegalTech SaaS事業が816百万円(前期比36.4%増)、登記事業が667百万円(同17.7%増)であり、SaaS事業の成長が全体を牽引している。
4モジュールで構成される「OLGA」
「OLGA」は、AI法務アシスタント、法務データ基盤、AI契約レビュー、契約管理の4つのモジュールから成るSaaS型クラウドサービスである。各モジュールは個別導入も可能で、顧客企業のニーズに応じた柔軟なソリューションを提供する。AI法務アシスタントと法務データ基盤は、案件の一元管理や過去ナレッジの検索・自動回答を実現。AI契約レビューモジュールは、契約書の論点検知や形式チェックをAIが行い、企業独自の基準にカスタマイズできる点が特徴である。契約管理モジュールは、アップロードされた契約書から自動で管理台帳を作成し、期限アラートを通知する。
登記事業の3サービスと利用実績
登記事業では、「GVA法人登記」「GVA登記簿取得」「GVA商標登録」の3サービスを提供する。「GVA法人登記」は、必要事項を入力するだけで変更登記申請書類を自動作成し、登記情報自動反映機能や郵送パックオプションが好評で、累計約30,000社に利用されている。利用者アンケートでは約9割が継続利用意向を示し、補正率は一部手続きで9.8%と法務省目標の20.4%を下回る。「GVA登記簿取得」は24時間365日、最短1分で登記簿謄本を請求可能。「GVA商標登録」は2025年8月に正式リリースされ、約95,000件のデータベースから指定商品・役務を検索でき、基本料金10,180円からと弁理士依頼の10分の1以下の価格を実現している。
売上高成長と赤字継続の財務構造
売上高は2020年12月期の1億円から2025年12月期には15億円(計画値ベース)まで拡大しているが、当期純損失は5年間連続で計上されている。2025年12月期の実績では、売上高1,483百万円に対し、営業損失302百万円、最終損失315百万円であった。赤字の主因は、ソフトウエア開発への継続的な投資(無形固定資産取得による支出429百万円)と人件費の増加である。資金調達は、長期借入金の増加(600百万円)と自己資金で賄い、現金及び預金は489百万円を確保している。自己資本比率は17.5%と低めだが、2024年12月の上場によるエクイティファイナンスで資本増強が図られている。
業界の中での役割はリーガルテックSaaSプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| LegalTech SaaS事業 | 8億円 | 53.3% | — | — |
| 登記事業 | 7億円 | 46.7% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01企業法務部門・法律事務所主力
法務部門の業務効率化を支援するSaaS「OLGA」を提供。契約審査の自動化や法務データの一元管理を実現し、企業の法務DXを推進。
- OLGA(AI法務アシスタント)
- 法務データ基盤と連携し、定型的な相談への自動回答や類似案件の検索をチャットボット形式で提供。
- OLGA(法務データ基盤)
- 法務案件を一元管理し、進捗管理やタスク管理、工数分析を実現するデータ基盤。
- OLGA(AI契約レビュー)
- 契約書の論点検知や過去ナレッジ活用により契約審査を効率化。自社基準にカスタマイズ可能。
- OLGA(契約管理)
- 契約書の自動台帳作成や期限アラート通知で契約管理を支援。
02スタートアップ・中小企業準主力
社内に法務機能がない企業向けに、登記手続きを簡単に行えるサービスを提供。法律専門家に頼らず、低コストで手続きを完結できる。
- GVA法人登記
- 商業登記の変更申請書類を自動作成。登記情報の自動反映や郵送パックで手続きを支援。
- GVA登記簿取得
- 履歴事項全部証明書等をオンラインで24時間請求可能。最短1分で手続きが完了。
- GVA商標登録
- 商標出願書類を簡単に作成。約95,000件のデータベースから指定商品・役務を検索可能。
製品と技術
AI契約レビュー:企業独自基準のカスタマイズが強み
「OLGA」のAI契約レビューモジュールは、契約書の論点検知機能、過去ナレッジ活用機能、形式チェック機能を提供する。論点検知では、あらかじめ設定されたひな型とレビュー対象契約書をAIが照合し、条文の抜け漏れやリスク単語を検出する。最大の特徴は、このひな型を顧客企業が独自にカスタマイズできる点である。大手企業では自社の業種や過去のトラブルに基づくルールやマニュアルが存在することが多く、それに合わせたチェックが可能となる。過去ナレッジ活用機能では、審査済み契約書の条文を再利用でき、類似案件のレビュー時間を短縮する。形式チェックでは条番号のずれや表記ゆれを一括修正する。
GVA法人登記:補正率9.8%を実現したオンライン登記支援
「GVA法人登記」は、商業登記の変更申請書類をオンラインで作成できるサービスである。ユーザーがフォームに必要事項を入力すると、法務局提出用の書類が自動作成される。独自機能として、法務局から連携された登記情報PDFから変更前の情報を自動反映する「登記情報自動反映機能」と、書類を製本しレターパックや収入印紙と一緒に届ける「かんたん郵送パック」がある。利用企業は累計約30,000社に達し、一部手続きにおける補正率(書類不備による訂正発生率)は9.8%と、法務省の目標値20.4%を大きく下回る。これはシステムの精度と使いやすさの高さを示す。
GVA商標登録:弁理士費用の10分の1以下で出願可能
2025年8月に正式リリースされた「GVA商標登録」は、商標出願書類を簡単に作成できるサービスである。ガイドに沿って入力するだけで、出願に必要な書類が生成される。約95,000件のデータベースから指定商品・役務を検索できる機能や、郵送出願をサポートするオプションを備える。基本料金は10,180円からで、弁理士に依頼する場合の10分の1以下のコストを実現。類似商標の有無をオンラインで即座に確認できる手軽さも強みである。ターゲットは、従来は費用や手間から商標登録を諦めていたスタートアップや中小企業であり、市場の開拓を狙う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
成長市場のIoT技術で急拡大、収益性は未確立
当社はIoT関連の技術開発を行うベンチャー企業で、売上高は7億円から12億円、15億円へと急成長しているが、営業損益は赤字が続き、2024年12月期は営業利益率▲41.67%、2025年12月期は▲20%と大幅な赤字を計上している。同業のソラコムやハッチ・ワークも同様に成長段階にあり、市場自体は拡大基調だが、当社は収益化のめどが立っていない。製品・サービスは技術的に評価される一方、販売拡大に伴うコスト増が収益を圧迫しており、事業規模に見合う利益構造の構築が急務である。
強み
- 売上高が前期比で増加し、IoT市場の成長を取り込んでいる。
- 独自の技術で他社と差別化し、特許などの知財を有する。
- IoT関連市場は拡大中で、需要増加が期待できる。
- 積極的な営業により、新規顧客を開拓し売上拡大中。
課題
- 営業赤字が続き、資金調達に依存する経営体質。
- 売上拡大に伴いコストが膨らみ、利益率がマイナス。
- 同業の新興企業が多く、価格競争や技術競争が激しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がGVA TECH
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5131リンカーズ | 17億円 | — |
| 2 | 334Aビジュアル・プロセッシング・ジャパン | 17億円 | 15.7倍 |
| 3 | 198APostPrime | 17億円 | — |
| 4 | 4422VALUENEX | 17億円 | 46.0倍 |
| 5 | 298AGVA TECH | 16億円 | — |
| 6 | 5616雨風太陽 | 16億円 | — |
| 7 | 5025マーキュリー | 16億円 | 9.4倍 |
| 8 | 5247BTM | 16億円 | 24.6倍 |
| 9 | 3639ボルテージ | 15億円 | — |
| 10 | 4057インターファクトリー | 15億円 | 41.5倍 |
| 11 | 387Aフラー | 15億円 | 11.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
AIによる秘密保持契約書チェックで創業した2017年
2017年1月、東京都渋谷区恵比寿西一丁目においてGVA TECH株式会社を設立。創業時からリーガルテック領域を志向し、2018年4月にはAIによる秘密保持契約書チェックサービス「AI-CON」をリリースした。このサービスは、非開示契約(NDA)の審査を自動化するもので、法務部門の負担軽減を目的としていた。創業初年度の売上高は公表されていないが、2020年12月期の売上高は1億円であり、初期は小規模な事業であった。
登記事業へ進出した2019年とサービス再編
2019年1月、商業・会社変更登記申請オンライン支援サービス「AI-CON登記」をリリースし、登記分野に進出。同年2月にはAI契約審査クラウド「AI-CON Pro」も投入し、製品ラインを拡充した。2020年2月には「AI-CON」を「GVA NDAチェック」に名称変更。さらに2021年11月、「AI-CON登記」を「GVA法人登記」に、「AI-CON Pro」を「GVA assist」にそれぞれ改称し、ブランドを統一した。同時に法人の登記簿謄本取得サービス「GVA登記簿取得」を新たにリリースし、登記事業の基盤を固めた。
法務データ基盤と生成AI契約管理で製品統合へ
2023年1月、法務データ基盤システム「GVA manage」をリリース。従来の個別サービスを統合する動きが本格化する。2024年3月には生成AIを活用した契約管理システム「GVA契約書管理」を投入。同年11月には「OLGA」ブランドを立ち上げ、「GVA manage」「GVA assist」「GVA契約書管理」を統合し、4モジュール構成の法務オートメーションプラットフォームとして再編した。これにより、案件受付から契約審査、管理までの一気通貫サービスを実現した。
東証グロース上場と商標登録サービスの本格展開
2024年12月、東京証券取引所グロース市場に上場。同時に、商標出願書類作成サポートサービス「GVA商標登録」を正式リリースした。上場により調達した資金は、プロダクト開発と販売強化に充てられる。2025年12月期の売上高計画は15億円と、上場初年度から引き続き高い成長率を目指す。商標登録サービスは、従来の法人登記に続く新たな収益源として期待されている。
年表14件を開く
2010年代
- 2017年1月創業東京都渋谷区恵比寿西一丁目において、GVA TECH株式会社を設立
- 2018年4月AIによる秘密保持契約書チェックサービス「AI-CON」をリリース
- 2019年1月商業・会社変更登記申請オンライン支援サービス「AI-CON登記」をリリース
- 2019年2月東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目に本社オフィスを移転
- 2019年2月AI契約審査クラウド「AI-CON Pro」をリリース
2020年代
- 2020年2月「AI-CON」を「GVA NDAチェック」に名称変更
- 2021年11月「AI-CON登記」を「GVA法人登記」に名称変更
- 2021年11月「AI-CON Pro」を「GVA assist」に名称変更
- 2021年11月法人の登記簿謄本取得サービス「GVA登記簿取得」をリリース
- 2023年1月法務データ基盤システム「GVA manage」をリリース
- 2023年12月東京都渋谷区代々木三丁目に本社オフィスを移転
- 2024年3月生成AI契約管理システム「GVA契約書管理」をリリース
- 2024年11月M&A「OLGA」をリリースし、「GVA manage」、「GVA assist」、「GVA 契約書管理」を「OLGA」に統合
- 2024年12月上場東京証券取引所グロース市場に上場 商標出願書類の作成をサポートする「GVA商標登録」を正式リリース
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
OLGAのモジュール連携強化
AI法務アシスタント、法務データ基盤、AI契約レビュー、契約管理の各モジュールの機能連携を強化し、法務案件の受付・管理から契約審査までの業務をシームレスに実現。新規顧客獲得、顧客単価向上、解約率低減を図る。
- 02
OLGAの全社導入推進
法務部門だけでなく事業部門も含めた全社的な契約業務の最適化を目指し、依頼者アカウント機能やAIチャットボットなど、事業部門の利便性を高める機能を拡充。新規顧客獲得と顧客単価向上を進める。
- 03
登記事業の機能拡充と新プロダクト開発
既存の登記プロダクトで未対応の登記事項を追加し潜在顧客を獲得する。また、商標登録など登記以外の法務手続きに対応した新プロダクトを開発し、既存顧客基盤への横展開で売上拡大を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で69人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は697万円で、1期前と比べて+4.8%。平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は2.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 665 | 35.6 | 2.6 | 64 | −781 |
| 2025年12月 | 697 | 37.0 | 2.9 | 69 | −435 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は15億円、営業利益は-3億円。前期と比べると増収で、売上が+25.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 21億円 | 15億円 |
| 営業利益 | 0億円 | -3億円 |
| 純利益 | 0億円 | -3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
3期分
直近は2026年上期で、売上は8億円、営業利益は−1億円。前年の2025年上期と比べると、売上は+14.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年上期 | 7 | −1 | −14.3 | −2 |
| 2025年下期 | 8 | −2 | −25.0 | −1 |
| 2026年上期 | 8 | −1 | −12.5 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年12月期からの6期で、売上は1億円から15億円へ15.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-20.0%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 1 | — | −2 | — | −2 |
| 2021年12月 | 3 | — | −3 | — | −5 |
| 2022年12月 | 4 | — | −3 | — | −3 |
| 2023年12月 | 7 | — | −4 | — | −4 |
| 東京証券取引所グロース市場に上場 商標出願書類の作成をサポートする「GVA商標登録」を正式リリース | |||||
| 2024年12月 | 12 | −5 | −5 | −41.7 | −5 |
| 2025年12月 | 15 | −3 | −3 | −20.0 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高15億円のうち、営業利益として残るのは-3億円で-20.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-20.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金40.0%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金80.0%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-20.0%-3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−4億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は5億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | −2 | −2 | 3 | −4 | 2 |
| 2023年12月 | −3 | −2 | 9 | −5 | 5 |
| 2024年12月 | −3 | −4 | 7 | −7 | 5 |
| 2025年12月 | 0 | −4 | 4 | −4 | 5 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年12月期の総資産は15億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は17.5%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 5 | 2 | 3 | 44.5 |
| 2021年12月 | 4 | 1 | 3 | 18.7 |
| 2022年12月 | 4 | −1 | 5 | — |
| 2023年12月 | 10 | 3 | 7 | 28.9 |
| 2024年12月 | 13 | 6 | 7 | 43.7 |
| 2025年12月 | 15 | 3 | 12 | 17.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中117位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中584位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥340で、1年前と比べて-58.4%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 693.9倍 |
| PBR | 5.34倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月下旬に331円から下落し、6月25日には292円まで下落しました。その後は上昇に転じ、7月14日には390円まで上昇しました。しかし、その後は再び下落に転じ、7月30日には293円まで下落しました。直近8月4日は311円と反発しましたが、25日移動平均線(336円)を大きく下回っており、中期的な下落トレンドが続いています。出来高は7月14日に34,700株と急増しましたが、その後は低調です。52週高値の930円からは大きく乖離しており、上値は重いです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PBRが4.88倍と同業界平均の3.46倍を大きく上回り、PERは赤字のため算出不能。直近3期の営業利益が全て赤字で、ROEもマイナスの可能性が高く、収益性から見て割高感が強い。配当利回りはゼロで、株主還元も期待できない。業界平均のPERは30.27倍であるが、当社はその水準に遠く及ばない。成長性は売上増加傾向にあるものの、利益が出るまでの道筋が見えず、現時点のバリュエーションは割高と判断せざるを得ない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 693.9倍 | — |
| PBR | 5.34倍 | 2.96倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
情報・通信業に属する成長企業。売上は急速に伸びているが、営業赤字が継続しており、収益化への道筋が論点。強気派は、売上高の成長率の高さから、将来の収益化に期待する。一方、弱気派は、赤字の拡大や事業リスクの高さ、情報開示の少なさを批判する。時価総額が14億円と小さく、マイクロキャップ特有のリスクも存在。
- 売上高の急成長
2022年4億から2025年15億と約4倍に成長。
- 赤字幅の縮小
営業利益率が-41.7%から-20%へ改善傾向。
- 成長市場
情報通信業界は成長が期待され、ニッチ分野での可能性。
- 売上高が3期で2倍以上に成長決算発表後影響中
売上高は7億円→12億円→15億円、前期比25%増
- 営業赤字が2億円縮小し3億円に決算発表後影響中
営業損益は-5億円→-3億円へ改善、黒字転換が視野
- 時価総額14億円の超小型株不定影響弱
時価総額14億円と小さく、需給で株価が変動しやすい
- 外国人保有比率7.44%と一定の関心継続影響弱
小型株ながら海外投資家が7.44%保有、売買に厚み
- 赤字継続
2025年も営業赤字が続き、黒字化の見通しが不透明。
- 情報開示の少なさ
事業内容などの情報が限定的で、投資判断が難しい。
- マイクロキャップ
時価総額が小さく、流動性や株価変動のリスク。
- 純損失が3期連続で計上通年影響強
純損益は2023年-4億円、2024年-5億円、2025年-3億円
- PBR4.88倍と割高なバリュエーション継続影響中
純資産の4.88倍、赤字継続で株価が資産価値から乖離
- 株価が1年で43%下落継続影響弱
直近1年で-43.45%、売り圧力が強く上値を重い
- 営業利益率-20%と収益力が脆弱通年影響中
5億円の売上高増に対し営業赤字3億円と固定費負担が大きい
- 売上高成長率
- 事業拡大のペースを確認。
- 営業損益
- 黒字転換の時期を見極める最重要指標。
- 現金残高
- 赤字継続中の資金繰りリスクを監視。
- 契約件数
- ビジネスの進捗を示す具体的な指標。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ1,233人。区分でいちばん多いのは個人・その他で70.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.0%を占め、残る87.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 69.8 | 70.8 |
| 事業法人 | 15.7 | 12.9 |
| 証券会社 | 5.3 | 8.8 |
| 外国法人 | 7.2 | 7.4 |
| 金融機関 | 1.9 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 山本 俊 | 19.33 |
| 02 | DBJキャピタル投資事業有限責任組合 | 12.40 |
| 03 | SALESFORCE VENTURES LLC. (常任代理人 みずほ証券株式会社) | 5.56 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 4.40 |
| 05 | MS・HAYATE1号投資事業有限責任組合 | 4.38 |
| 06 | 株式会社シグマクシス・ホールディングス | 4.18 |
| 07 | INNOVATION HAYATE V Capital 投資事業有限責任組合 | 3.14 |
| 08 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.29 |
| 09 | 飯田明人 | 2.16 |
| 10 | 松林哲生 | 1.76 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+34%、1株純資産は4期で−48%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2020年12月 | −103 | 107 |
| 2021年12月 | −210 | 29 |
| 2022年12月 | −114 | — |
| 2023年12月 | −138 | — |
| 2024年12月 | −145 | 123 |
| 2025年12月 | −68 | 56 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山本俊 | 代表取締役社長 | 43 | 894,843 |
| 康潤碩 | 取締役 | 39 | 3,000 |
| 有賀之和 | 取締役 | 49 | — |
| 板倉侑輝 | 取締役 | 39 | — |
| 秦野元秀 | 取締役 | 58 | 1,000 |
| 菅原貴与志 | 取締役(社外) | 66 | — |
| 水野智仁 | 常勤監査役(社外) | 43 | — |
| 酒井貴徳 | 監査役(社外) | 41 | — |
| 礒村奈穂 | 監査役(社外) | 40 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 70 | 70 | 14 |
| 社外取締役 | 4 | 13 | 13 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,084字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,409字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,035字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,439字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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