概要
ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは1994年1月に設立された情報通信業の企業で、本社を東京都渋谷区に置く。従業員数は66名。主力事業はデジタルアセットマネジメント(DAM)とプロダクトインフォメーションマネジメント(PIM)を中核とするDXソリューションの提供である。自社開発の「CIERTO」シリーズを中心に、企業のコンテンツ制作・管理・配信を支援し、2025年12月期の売上高は約14億円に達した。同年3月に東京証券取引所グロース市場へ上場した。
DAMとPIMに特化したDXソリューション事業
当社は「DXソリューション事業」の単一セグメントで事業を展開する。中核はDAM(デジタルアセットマネジメント)技術であり、画像、動画、テキスト、3Dデータなどのデジタル素材を一元管理するシステムを提供する。主力製品「CIERTO DAM」に加え、商品情報を管理する「CIERTO PIM」を拡張機能として連携させることで、企業の販促活動に必要なコンテンツ制作から配信までを一貫して支援する。また、海外他社との代理店契約に基づき、ワークマネジメント「APROOVE WM」やマルチチャネルパブリッシング「WoodWing Studio」も提供し、DAMとのAPI連携により付加価値を高めている。顧客は広告、出版、印刷、通信販売、ECサイト運営企業など多岐にわたる。
サブスクリプションとライセンスで構成される安定収益基盤
当社の収益モデルは、主に月額課金のサブスクリプション型(クラウド)と一括ライセンス型(オンプレミス)に分類される。クラウドサービスは初期技術収入と月額利用収入、オンプレミスはライセンス収入と保守収入から成る。導入後の獲得収入(月額利用料・保守サポート料)は売上高の約5割を占め、安定的な収益基盤となっている。2025年12月期の売上高は13億7,419万円で、クラウド収入が6億8,831万円(前年比19.3%増)と最も大きな割合を占め、オンプレミス収入は8,870万円(同46.4%増)と成長した。保守収入は2億3,768万円でほぼ横ばい、開発収入は2億1,757万円、その他収入が1億4,191万円である。新規契約数は46件と前年比48.3%増加し、ARR(年間経常収益)は9億8,094万円に達した。一方で解約率は2.44%と前年より上昇している。
沖縄・大阪・フィリピンに拠点を置く事業体制
本社は東京都渋谷区恵比寿のガーデンプレイスに置く。2005年に大阪市中央区に大阪オフィスを開設し、西日本での営業拠点とした。2006年には沖縄県浦添市にデータセンターを開設し、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)ビジネスを開始。その後2009年に沖縄オフィスを宜野座村に移転、2016年にはうるま市(沖縄IT津梁パーク)を経て、2019年に中頭郡北谷町へ移転し現在に至る。沖縄拠点はデータセンター運用と開発の役割を担う。海外では、2016年に自社開発DAMの開発拠点としてフィリピン・マニラに子会社Cierto Communication Corp.を設立し、オフショア開発体制を構築している。このように、国内2箇所と海外1箇所の拠点を組み合わせた事業展開を行っている。
成長市場における競争力と外部評価
DAMの世界市場は2028年に約87億米ドル(年平均成長率13.0%)に達すると予測され、日本市場も同13.7%で成長が見込まれる。当社は1994年の創業以来DAMに特化し、1997年には米国Archetype社の「MediaBank」を日本で販売開始するなど、黎明期から国内市場を開拓してきた。2025年には、米国調査会社G2.comの「Digital Asset Management Software」部門において、アジア圏での評価で「Asia Pacific Leader」(最高評価)を獲得した。国内では、CMS大手のDAMサポートが不十分な中、当社は自社開発のCIERTOシリーズで差別化を図り、DAMとPIMの一体型製品という独自のポジションを築いている。2021年に発表した「CIERTO PIM」は、世界的にも稀な統合製品として顧客の要望に迅速に対応可能な強みを持つ。
業界の中での役割はマーケティング・出版業界向けに、コンテンツ制作・管理・配信の基盤となるDXソリューションを提供する独立系ソフトウェア企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01製造・小売・サービス主力
様々な業種の企業や公共機関に対し、デジタルマーケティング活動を支えるDAM「CIERTO DAM」とPIM「CIERTO PIM」を提供。膨大なコンテンツの一元管理、ブランディング統一、業務効率化を実現する。
DAM市場におけるニッチトップ
- CIERTO DAM
- 静的画像、動画、音声、テキスト、3D、アニメーションなどのデジタル素材を一元管理するシステム。ブラウザ上でプレビュー・変換・共有が可能。著作権や肖像権の管理、AIによる類似画像・自然言語検索、自動タグ付けなどの機能を備える。
- CIERTO PIM
- 商品情報を一元管理するシステム。価格やサイズ、スペック、在庫情報などを管理し、CIERTO DAMと連携して商品画像・動画などのリッチコンテンツをECサイト、カタログ、Webサイトなどに配信する。
- APROOVE WM
- コンテンツ制作の進行管理・コミュニケーションを効率化するワークマネジメントツール。プロジェクト管理、オンライン校正、スケジュール管理機能を備え、CIERTO DAMとAPI連携する。
02出版・メディア準主力
新聞社、大手出版社などに向けて、出版コンテンツの制作・配信を支援する。DAM「CIERTO DAM」と連携するMCP(マルチチャネルパブリッシング)「WoodWing Studio」を提供し、紙面とデジタルの同時制作を効率化する。
- WoodWing Studio
- 出版媒体コンテンツの制作・配信をワンソースで管理するシステム。プリントメディア、Web、SNSなどへのマルチチャネル配信を実現する。オンライン編集により関係者の共同作業を支援する。
製品と技術
CIERTO DAM:あらゆるファイル形式に対応するDAMプラットフォーム
CIERTO DAMは当社の主力製品であり、画像、動画、3DCG、Adobe系ファイル(InDesign、Illustrator、Photoshop)、PDF、Office文書、HTML、CADなど多岐にわたるファイル形式をブラウザ上でプレビューできる。ダウンロードや専用アプリケーションの起動が不要で、効率的なデータ確認を実現する。加えて、著作権・肖像権・使用期限などの権利情報をファイルに付加し、使用期限アラートにより不正利用を防止するコンプライアンス強化機能を備える。AI技術を活用し、類似画像検索、自然言語検索(「夏の青い空」のような曖昧な条件)、自動タグ付け、OCRによる画像内文字検出などの高度な検索・管理機能を提供する。CIERTO DAMはクラウド型(サブスクリプション)とオンプレミス型(ライセンス)の両方で利用可能である。
CIERTO PIM:DAMと連動した商品情報管理システム
CIERTO PIMはCIERTO DAMの拡張機能として提供されるPIM(プロダクトインフォメーションマネジメント)システムである。商品の価格、サイズ、スペック、在庫情報などの基本データを一元管理するだけでなく、CIERTO DAMと連携することで商品画像、紹介動画、マニュアル、カタログなどのリッチコンテンツも統合管理できる。ECサイト、Webサイト、SNS、カタログなど配信先ごとに異なるフォーマットや規格に自動変換し、各媒体に最適化したデータを配信する機能を持つ。また、CMS(HeartCore CMS、WordPress)、ECプラットフォーム(Shopify、ecbeing)などの外部システムとAPI連携可能で、顧客の既存システムとのインテグレーションを容易に実現する。主に通信販売企業やEC事業者に導入されている。
APROOVE WMとWoodWing Studio:パートナー製品による拡張機能
当社は自社開発品に加え、海外企業の製品を販売代理店として提供している。APROOVE WMはベルギーAproove SAが開発したワークマネジメント(WM)システムで、プロジェクト管理、オンライン校正、スケジュール管理を機能の中核とする。CIERTO DAMとAPI連携することで、コンテンツ制作工程における進行管理と承認プロセスを一元化し、メールや電話でのやり取りを削減する。欧州のハイブランド企業や米国の大手流通企業、政府機関などで採用実績がある。WoodWing StudioはオランダWoodWing社のマルチチャネルパブリッシング(MCP)システムで、出版業界向けに20年以上の実績を持つ。オンライン上での共同編集機能により、新聞社や大手出版社のリモートワークや生産性向上に貢献する。同製品もCIERTO DAMとの連携が可能で、単独提供も行っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 製造・小売・サービスDAM市場におけるニッチトップ
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
売上高12億円、高収益で専門分野に特化
情報・通信業に属し、売上高は12億円から14億円と小規模ながら、営業利益率は16.67%から21.43%へと急改善している。同業他社にはVRAIN SolutionやCocoliveがあり、いずれも成長分野で競争している。同社は特定の技術やサービスに特化することで高収益を実現しており、ニッチ市場での地位を確立していると考えられる。売上高の成長は緩やかだが、利益率の向上は顕著であり、差別化戦略が奏功している可能性が高い。業界内では小規模ながら収益力のある専門プレイヤーとして位置づけられる。
強み
- 営業利益率が21%を超え、小規模ながら効率的な収益構造を持つ。
- 特定分野に特化し、他社が追随しにくい技術やサービスを提供。
- 過去2期で利益率が大きく向上し、事業の選択と集中が進んでいる。
- 情報・通信業は成長が見込まれ、事業環境は追い風にある。
課題
- 売上高が14億円と小さく、経済規模やブランド力に課題がある。
- 専門分野への依存が高く、技術革新や需要変動に弱い可能性。
- 成長分野では大手や同業他社が参入し、競争が激化する恐れ。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がビジュアル・プロセッシング・ジャパン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9425ReYuu Japan | 18億円 | — |
| 2 | 4020ビートレンド | 18億円 | — |
| 3 | 9444トーシンホールディングス | 18億円 | — |
| 4 | 4378CINC | 18億円 | — |
| 5 | 4288アズジェント | 18億円 | 10.6倍 |
| 6 | 334Aビジュアル・プロセッシング・ジャパン | 17億円 | 15.8倍 |
| 7 | 4166かっこ | 17億円 | — |
| 8 | 198APostPrime | 17億円 | — |
| 9 | 5131リンカーズ | 17億円 | — |
| 10 | 3672オルトプラス | 17億円 | — |
| 11 | 5025マーキュリー | 16億円 | 9.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
シリコングラフィックスとの代理店契約で創業した1994年
1994年1月、東京都渋谷区にてビジュアル・プロセッシング・ジャパンが設立された。同年2月には日本シリコングラフィックス株式会社と販売代理店契約を締結し、印刷・出版業界および放送・映像業界向けに画像処理とワークフローサーバーの販売を開始した。当時、UnixとMacintosh間の相互通信を可能にするシステムインテグレーションが主な業務であり、これが後にDAMビジネスへと発展する基盤となった。1995年3月には、印刷出版業界のDTP(デスクトップパブリッシング)システムにおいてMacintoshの負荷削減と情報共有を目的とした自社ブランド「DTPターボサーバー」を発売し、独自製品の開発に乗り出した。
AdobeやArchetypeとの提携でDAM事業を本格化
1996年6月、Adobe,Inc.と映像部門向けソフトウェアの販売代理店契約を締結し、映像業界への足がかりを得た。1997年8月には米国Archetype,Inc.が開発したDAMシステム「MediaBank」を日本市場向けにローカライズして販売開始。これが当社におけるDAM事業の起点となり、以後30年にわたりDAMの知見を蓄積していくことになる。2002年5月には「MediaBank」の後継としてXinet,LLCの「Xinet WebNative Venture」を国内販売開始し、DAMシステムのワークフロー生産性向上に注力した。2003年3月にはApple,Inc.と業務提携し、Video・CG業界向けVFX(視覚効果)分野でApple Solution Partnerに認定された。
自社開発と分社化を進めた2000年代後半
2005年7月に大阪オフィス、2006年8月に沖縄データセンターを開設し、Xinet WebNative VentureのASPサービスを開始した。2008年10月には一般企業向けDAMとして、ユーザーインターフェースを重視した自社開発ソリューション「thiiDa2」の販売を開始。2009年にはオランダWoodWing社と提携し、出版向けMCPソリューション「WoodWing Studio」の販売を始めた。2010年7月にはVideo/CG部門を分社化し、子会社ビジュアル・グラフィックス株式会社を設立したが、2012年11月にDAM事業へ経営資源を集中するため、同社の全株式を株式会社朋栄に譲渡した。この決断により、当社はDAMに特化した事業構造へと転換した。
自社CIERTOシリーズの開発とグローバル展開の開始
2011年9月、ベルギーのAproove SAと提携し、オンラインプルーフィングソリューション「APROOVE」の販売を開始。2016年3月には自社DAM開発拠点としてフィリピン・マニラに子会社Cierto Communication Corp.を設立し、同年10月に次世代自社DAM「CIERTO DAM」をリリースした。CIERTOは2016年の発売以来順調に販売数を伸ばし、2021年には商品情報管理システム「CIERTO PIM」を追加し、DAMとPIMの一体型製品としてラインアップを強化した。2025年3月、東京証券取引所グロース市場へ上場。上場に伴う新株発行により資本金と資本剰余金がそれぞれ1億7,227万円増加し、純資産は12億8,554万円となった。
上場後の業績拡大と継続的な成長指標
2025年12月期の売上高は13億7,419万円(前期比13.8%増)、営業利益2億6,040万円(同42.2%増)、当期純利益1億7,670万円(同44.5%増)と大幅な増益を達成した。主力のCIERTOシリーズは累計利用本数280本、ARR(年間経常収益)9億8,094万円(前期比19.2%増)に拡大した。新規契約数は46件と前年の31件から増加したが、解約率は2.44%(前期比40.2%増)と上昇している。クラウドサービスを中心に成長が続いており、2025年12月期末の現金及び預金は12億1,404万円に達する。財務面では、自己資本比率は75.3%と健全な水準を維持している。
年表19件を開く
1990年代
- 1994年1月創業東京都渋谷区渋谷にて当社設立。
- 1994年2月日本シリコングラフィックス株式会社と、印刷・出版業界及び放送・映像業界での画像処理及び制作用ワークフローサーバーにかかる販売代理店契約を締結し、OS間(UnixとMacintosh)での相互通信を可能とするシステムインテグレーションビジネスを開始。
- 1995年3月印刷出版業界のDTP(注2)システムにおけるMacintoshの負荷削減と情報共有を実現する自社ブランド「DTPターボサーバー」の販売を開始。
- 1996年6月Adobe,Inc.と同社の映像部門向けのソフトウェアにおける販売代理店契約を締結。
- 1997年8月Archetype,Inc.がDTP向けのDAMシステム「MediaBank」を開発し、当社が日本国内向けにローカライズ対応のうえ販売開始。
2000年代
- 2002年5月広告・出版・印刷業界向けのクリエイティブデータ管理並びにDTPシステムのワークフロー生産性向上を主眼とし、「MediaBank」の後継として、Xinet,LLCの「Xinet WebNative Venture」をDAMシステムとして国内販売開始。
- 2003年3月Apple,Inc.と業務提携し、同社よりVideo・CG業界向けのVFX(注3)にかかるApple Solution Partner に認定される。
- 2005年7月大阪市中央区に大阪オフィスを開設。
- 2006年8月沖縄県浦添市にデータセンターを開設し、「Xinet WebNative Venture」のASP(注4)ビジネスを開始。
- 2008年10月一般企業向けのDAMシステムとして、ユーザーインターフェースを重視した自社開発ソリューション「thiiDa2」の販売を開始。
- 2009年5月新聞社等の出版業界へアプローチを強化する目的で、オランダWoodWing Sdn,Bhdと業務提携し、WoodWing Studioの販売を開始。
- 2009年7月沖縄オフィスを沖縄県国頭郡宜野座村に開設。
2010年代
- 2010年7月当社Video/CG部門を分社化し、子会社ビジュアル・グラフィックス株式会社を設立。
- 2011年9月Aproove SAと業務提携。オンラインプルーフィング(注5)ソリューション「APROOVE」を販売開始。
- 2012年11月DAMビジネスへ経営資源を集中するために、ビジュアル・グラフィックス株式会社の全株式を株式会社朋栄に譲渡。
- 2016年3月自社開発DAMソリューションの開発拠点として、フィリピン・マニラにCierto Communication Corp. を子会社として設立。
- 2016年10月「CIERTO DAM」を次世代の自社開発DAMソリューションとして販売開始。
- 2016年12月沖縄オフィスを沖縄県うるま市(沖縄IT津梁パーク)へ移転。
- 2019年3月沖縄オフィスを沖縄県中頭郡北谷町へ移転。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
販売パートナーの強化
DAM市場拡大に伴い、各業界の専門知識を持つ販売代理店を拡充する。上場後、TOPPAN、富士フィルムビジネスイノベーションジャパンとの正規販売代理店契約を締結し、協業パートナーを5社に拡大。今後も勉強会や営業・技術支援を継続する。
- 02
APAC地域での調査活動
海外展開を見据え、特にAPAC地域を中心に市場調査を実施。同地域はDAM市場が黎明期であり、重要拠点と位置づける。G2.comで「Asia Pacific Leader」に認定されており、欧米ベンダーに先駆けてビジネスパートナーを発掘する。
- 03
AI連携とDXソリューション連携の拡充
CIERTOのAI機能実装や外部パートナーとの連携強化に取り組む。管理データとAIエージェントの連携、ワークフロー強化を進め、WordPress、Shopify、BOX、Google Driveなどの外部ソリューションとの連携を拡大し競争力を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で66人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は525万円で、1期前と比べて−0.4%。平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は7.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 527 | 35.3 | 8.0 | 59 | 339 |
| 2025年12月 | 525 | 34.6 | 7.1 | 66 | 455 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は14億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 15億円 | 14億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 3億円 |
| 純利益 | 2億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥32 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
3期分
直近は2026年上期で、売上は8億円、営業利益は1億円。前年の2025年上期と比べると、売上は+33.3%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年上期 | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2025年下期 | 8 | 2 | 25.0 | 1 |
| 2026年上期 | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年12月期からの6期で、売上は8億円から14億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は21.4%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 8 | — | 1 | — | 0 |
| 2021年12月 | 7 | — | 1 | — | 0 |
| 2022年12月 | 9 | — | 1 | — | 1 |
| 2023年12月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年12月 | 12 | 2 | 2 | 16.7 | 1 |
| 2025年12月 | 14 | 3 | 2 | 21.4 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高14億円のうち、営業利益として残るのは3億円で21.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の14.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.7%5億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.9%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.4%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年12月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は12億円で、売上の10.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | 1 | −1 | −1 | 0 | 5 |
| 2023年12月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 |
| 2024年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 7 |
| 2025年12月 | 3 | −1 | 3 | 2 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年12月期の総資産は17億円。このうち返さなくてよい自己資本が13億円で、自己資本比率は75.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 7 | 5 | 2 | 63.2 |
| 2021年12月 | 8 | 5 | 3 | 61.9 |
| 2022年12月 | 9 | 6 | 3 | 62.8 |
| 2023年12月 | 11 | 7 | 4 | 61.7 |
| 2024年12月 | 11 | 8 | 3 | 70.7 |
| 2025年12月 | 17 | 13 | 4 | 75.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で605社中87位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中363位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥1,041で、1年前と比べて+34.3%。過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.8倍 |
| PER (会社予想) | 16.9倍 |
| PBR | 3.91倍 |
| 配当利回り | 3.07% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で2.45%下落。25日線919.52円を下回り、75日線917.95円付近で推移。52週高値1269.5円からは約28%下落しているが、52週安値687.5円からは33%上昇。出来高は変動が大きく、8月10日に12800株と急増して以降は3000株前後に落ち着いており、様子見姿勢が続く。RSIは56.76で中立圏。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)。
実績PER16.64倍は業界平均31.09倍より低く、予想PER14.9倍も割安感があるが、PBR3.44倍は平均3.64倍に近くほぼ同等。ROE17.1%と良好で、配当利回り3.49%は平均2.65%を上回る。業績は増収増益で成長が続く。総合的にPERや配当の面で優位だが、PBRがやや高めであり、割安と割高の中間でほぼ妥当と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.8倍 | 47.6倍 |
| PER (予想) | 16.9倍 | — |
| PBR | 3.91倍 | 2.98倍 |
| ROE | 17.1% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
小規模ながら高い成長性と収益性を両立している点が注目されます。強気派は、技術力によるニッチ市場での競争優位と、売上高・利益率の改善ペースに期待します。一方、弱気派は、市場規模の小ささや特定顧客への依存、競合他社との差別化の不明確さを懸念します。直近のPERは16倍台と成長株としては割安感があり、今後の事業拡大が焦点です。
- 収益性改善
営業利益率が4年で16.7%から21.4%へ上昇
- 成長持続
売上高が毎年増加し、直近は14億円規模
- ROE高水準
ROE17.1%と資本効率が良好
- 2025/12期は売上高14億円・営業利益3億円と過去最高決算発表後影響中
売上高は前期比2億円増、営業利益率21.4%に向上し増収増益
- 予想PER14.9倍と実績16.6倍から増益期待通年影響中
予想PER14.9倍は実績PER16.64倍を約10%下回り増益期待を反映
- ROE17.1%を維持し資本効率の高さを評価継続影響弱
自己資本利益率17.1%は高水準で、PBR3.44倍の株価評価を支える
- 配当利回り3.49%と株主還元が厚い通年影響弱
株価917円に対する配当利回り3.49%で、インカム需要を取り込める
- 市場規模が小
売上高14億円で市場全体が限定的
- 競合激化懸念
大手や新興の画像処理会社と競合
- 依存リスク
特定顧客や用途への依存が想定
- 時価総額15億円の超小型株で流動性が低い継続影響中
時価総額15億円と小さく、売買代金が少ないため価格変動が大きい
- 最終利益が営業利益の3分の2にとどまる決算発表後影響弱
2025/12期の純利益2億円は営業利益3億円の約67%で、最終利益が伸び悩む
- 外国人持株比率2.13%と海外勢の関与が小さい継続影響弱
外国人持ち株比率2.13%は低く、海外投資家の売買参加が乏しい
- 1年間で株価が22.7%上昇し利益確定売りが出やすい不定影響弱
前年比+22.72%の上昇後で、高値警戒感から売りが出やすい
- 売上高成長率
- 事業拡大のペースを測るため
- 営業利益率
- 収益性の改善が持続するか確認
- 顧客数
- 依存度低下と新規開拓の進捗を見る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり32円で、前期から+144.1%。いまの株価に対する利回りは3.07%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 5,000 | — | 10.8 |
| 2021年12月 | 5,000 | 0.0 | 9.0 |
| 2022年12月 | 5,000 | 0.0 | 4.7 |
| 2023年12月 | 5 | −99.9 | 7.8 |
| 2024年12月 | 13 | 162.2 | 15.0 |
| 2025年12月 | 32 | 144.1 | 30.1 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥32
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ858人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.2%を占め、残る60.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 54.3 | 52.2 |
| 事業法人 | 45.7 | 38.8 |
| 証券会社 | — | 6.5 |
| 外国法人 | — | 2.0 |
| 金融機関 | — | 0.4 |
| 外国人個人 | — | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社シエルト コミュニケーションズ | 38.51 |
| 02 | 三村 博明 | 16.85 |
| 03 | VPJ社員持株会 | 11.93 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 2.07 |
| 05 | 関郷 | 1.87 |
| 06 | 渡口 政重 | 1.62 |
| 07 | 松井証券株式会社 | 1.38 |
| 08 | 三村 俊介 | 1.20 |
| 09 | 野村證券株式会社 | 1.19 |
| 10 | インタラクティブ・ブローカーズLLC(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 1.11 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは17.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年12月 | 46,100 | 677,048 | 7.0 | 10.8 |
| 2021年12月 | 55,787 | 727,835 | 7.9 | 9.0 |
| 2022年12月 | 53 | 415 | 13.7 | 4.7 |
| 2023年12月 | 64 | 477 | 14.4 | 7.8 |
| 2024年12月 | 87 | 559 | 16.9 | 15.0 |
| 2025年12月 | 110 | 774 | 17.1 | 30.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額66百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 三村博明 | 代表取締役社長 | 70 | 920,000 |
| 吉川美幸 | 取締役営業本部長 | 44 | 13,000 |
| 小菅暁史 | 取締役技術本部長 | 44 | — |
| 松本勝裕 | 取締役管理本部長 | 43 | — |
| 安藤秀樹 | 取締役 | 69 | — |
| 西堀敬 | 取締役 | 66 | — |
| 藤川幸廣 | 取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 西村洋二郎 | 取締役(監査等委員) | 56 | — |
| 佐々木暁子 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 55 | 55 | 14 |
| 社外取締役 | 3 | 7 | 7 | 2 |
| 監査役 | 1 | 4 | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,383字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,718字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,897字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,080字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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