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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

アズジェント

Asgent, Inc.4288 · Standard · 情報・通信業

ネットワークセキュリティ専門の総合ベンダー。輸入販売と自社ノウハウを組み合わせたソリューションを提供する。

概要

アズジェントは1997年11月に東京都中央区で設立されたネットワークセキュリティ専門企業である。創業時からファイアウォールなどの輸入販売を手がけ、その後自社開発のセキュリティポリシー策定ツール「M@gicPolicy」やマネージドセキュリティサービス「セキュリティ・プラス」を展開してきた。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2026年3月期の売上高は34億円、従業員数は100名。主力製品としてチェック・ポイント社のファイアウォール、VOTIROのファイル無害化ソリューション、Hirundoのマシンアンラーニングプラットフォームなどを取り扱う。

プロダクト販売とマネージドサービスの二軸

アズジェントの事業は、ネットワークセキュリティ関連商品の販売と、セキュリティノウハウを組み合わせたサービスの二本柱で構成される。プロダクト部門では、Check Point社のファイアウォール「Quantum Lightspeed」、VOTIRO社のファイル無害化ソリューション、Karamba Security社のIoT向けセキュリティなどを輸入販売する。サービス部門では、2013年に立ち上げた「セキュリティ・プラス」ブランドの下、マネージドセキュリティサービス(MSS)を提供。2026年3月期の売上高34億円のうち、プロダクト販売が大部分を占めるが、サービス売上はストック型で収益の安定化に寄与する。セグメントはネットワークセキュリティ事業の単一である。

大手ベンダーとの協業関係

同社のビジネスモデルは、海外セキュリティベンダーの製品を日本市場に導入するディストリビューターとしての側面が強い。主要パートナーには、トレンドマイクロ社、チェック・ポイント社、VOTIRO社(現Menlo社)、Karamba Security社などが並ぶ。2023年5月にはチェック・ポイント社から「Distributor of the year 2022」と「Special Award 2022」をダブル受賞した。また、日本ヒューレット・パッカード社やIIJ社との協業も行い、データセンター自動化やクラウド型エンドポイントセキュリティサービスに自社製品を組み込んでいる。これらのパートナーシップにより、単なる販売代理店を超えた付加価値を提供する。

変動する収益と中長期成長戦略

当社の財務成績は、2013年3月期から2026年3月期にかけて売上高が24億円から48億円の間で変動した。営業利益は、2025年3月期に2億円の損失を計上したが、2026年3月期には1億円の黒字に転換。当期純利益は2026年3月期に2億円の黒字を記録している。同社は「アズジェント中長期成長戦略」を策定し、ストックビジネス型商材の拡大とAIセキュリティ分野への投資を掲げる。2026年4月には生成AI向けマシンアンラーニングプラットフォーム「Hirundo」の提供を開始した。課題として、為替変動や物価上昇の影響、高度人材の確保・育成を挙げている。

業界の中での役割はネットワークセキュリティ製品の輸入販売とソリューション提供を担う専門商社兼ベンダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
34億円
営業利益
1億円
営業利益率
2.9%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ネットワークセキュリティ主力

ネットワークセキュリティ関連商品の販売に加え、セキュリティノウハウを活かした商品組み合わせ型サービスを総合的に提供する。

主な製品・サービス2
セキュリティ関連商品
ファイアウォール、侵入検知、脆弱性管理など、ネットワークセキュリティ製品の輸入販売。
セキュリティ・ソリューションサービス
自社ノウハウを活かし、複数製品を組み合わせたセキュリティ対策の設計・導入・運用を提供。

製品と技術

ファイアウォールとネットワークセキュリティ製品群

アズジェントの主力製品の一つがチェック・ポイント社製ファイアウォールである。2022年6月にInterop Tokyo 2022でBest of Show Awardセキュリティ部門グランプリを受賞した「Check Point Quantum Lightspeed」は、データセンター向けの高速ファイアウォールとして知られる。また、同社はかつてノキア社製ファイアウォールルータを販売し、現在もトレンドマイクロ社のクラウド型IPS「C1NS」の監視サービスを提供するなど、ネットワークセキュリティの守りを多層化している。

VOTIROファイル無害化とマネージドセキュリティサービス

2015年に提供を開始した「VOTIRO Secure Data Sanitization」は、すべてのファイルを無害化する技術で、メールやファイル共有でのマルウェア感染を防ぐ。Menlo社(旧VOTIRO社)のこのソリューションは、2023年から2025年まで8年連続で国内シェアNo.1を維持している。同社はこれに加え、「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」で一貫した監視・運用を提供。2020年4月には経済産業省の「情報セキュリティサービス基準」に3種4サービスが適合登録された。

次世代ブラウザセキュリティとAI向けマシンアンラーニング

「SecureLayer Browser Extension」は、ブラウザにプラグインするだけでセキュリティ強度を高める拡張機能。2024年2月に販売開始後、IIJ社のクラウド型エンドポイントセキュリティサービスに採用された。一方、「Hirundo」は生成AIのハルシネーションや情報漏洩に対処するマシンアンラーニングプラットフォームで、2026年4月に世界初の商用版として提供開始。同年Interop Tokyo 2026で審査員特別賞を受賞。また、修正パッチ未提供の脆弱性を防御する「Vicarius VRX」はInterop Tokyo 2025で準グランプリを受賞している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がアズジェント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
14020ビートレンド19億円
22345HODL119億円
34179ジーネクスト19億円
44288アズジェント18億円10.6倍
59425ReYuu Japan18億円
64378CINC18億円
73624アクセルマーク17億円
83672オルトプラス17億円
93908コラボス17億円16.1倍
104166かっこ17億円
115131リンカーズ17億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

コンピュータ・アソシエイツ製品販売から始まった1998年

1997年11月、コンピュータネットワークのコンサルティングを目的として設立された。だが1か月後にはセキュリティソフトウェアの自社開発・輸入販売へ事業目的を変更。1998年1月、コンピュータ・アソシエイツ社製「SessionWall-3」とサンマイクロシステムズ社製「SolsticeFireWall-1」の販売で営業を開始した。同年7月には自社開発のファイル暗号化ソフト「AsgentIt!」を無料配布。11月にはノキア社製ファイアウォールルータ「Nokia IP Securityシリーズ」を取り扱い、ネットワークセキュリティ専門企業としての基盤を固めた。

セキュリティポリシーツールM@gicPolicyとBS7799認証

2000年6月、アズジェントはシステムインテグレータや監査法人とセキュリティポリシー・アライアンスを結成し、自社開発の「M@gicPolicy」を発表。2002年には改良版「M@gicPolicyR2」、リスクアセスメントツールを投入した。2003年6月には自社で情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「BS7799-2:2002」と国内の「ISMS認証基準」の認証を同時取得。この取り組みは、セキュリティポリシー策定支援ツールの信頼性を高め、コンサルティング力の強化につながった。

ジャスダック上場とデータセンター自動化への進出

2001年7月に株式を店頭登録(後のジャスダック上場)。2009年10月には日本ヒューレット・パッカード社とデータセンター自動化分野で協業を開始。2010年4月、大阪証券取引所JASDAQに上場(現・東京証券取引所スタンダード)。2013年3月には新ブランド「セキュリティ・プラス」を立ち上げ、マネージドセキュリティサービスの提供を開始した。同サービスは、「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」として、監視・運用サービスを顧客に提供する。

Interop Tokyo連続受賞とVOTIRO無害化ソリューションの躍進

2015年1月、ファイル無害化ソリューション「VOTIRO Secure Data Sanitization」の提供を開始。これはすべてのファイルを無害化する新しいアプローチで、後に同市場で国内シェアNo.1を獲得する。2016年11月にはKaramba Security社と販売契約を結び、コネクテッドカー向けセキュリティに進出。2021年4月、KarambaのTotal IoT SecurityがInterop Tokyo 2021でBest of Show Awardセキュリティ部門グランプリ受賞。2022年6月には「Check Point Quantum Lightspeed」で同賞を連続受賞した。

AI時代を見据えたHirundoとVicariusの投入

2024年以降、アズジェントは新たなセキュリティ領域への製品投入を加速。2024年2月に「SecureLayer Browser Extension」、2025年4月に「Vicarius VRX」、2026年4月に「Hirundo」を発売。Vicariusはパッチ未提供の脆弱性を防御するCTERソリューションで、Interop Tokyo 2025で準グランプリ獲得。Hirundoは生成AIの誤情報・機微情報をモデルから除去する世界初の商用マシンアンラーニングプラットフォーム。同年6月のInterop Tokyo 2026で審査員特別賞を受賞した。

年表47件を開く

1990年代

  • 1997年11月創業コンピュータネットワークのコンサルティング及びリサーチを目的として東京都中央区に株式会社アズジェントを設立
  • 1997年12月コンピュータネットワークのセキュリティソフトウェアの自社開発及び輸入販売などに事業の目的を変更
  • 1998年1月コンピュータ・アソシエイツ社製SessionWall-3(通信内容のモニタリングソフトウェア)及びサンマイクロシステムズ社製SolsticeFireWall-1(ファイアウォールソフトウェア)の販売を中心に営業開始
  • 1998年7月自社開発のWindows98対応ファイルの暗号及び複合化ソフトAsgentIt!無料配布開始
  • 1998年11月ノキア社製FireWall-1内蔵型ファイアウォールルータ“Nokia IP Securityシリーズ”の販売開始

2000年代

  • 2000年6月グローバルガイドラインに準拠したクオリティの高いセキュリティポリシーをエンドユーザーに提供することを目的としてシステムインテグレータや監査法人などとセキュリティーポリシー・アライアンスを結成 自社開発のセキュリティ・ポリシー策定支援ツールであるM@gicPolicy完成、販売開始
  • 2001年2月BSI(英国規格協会)ジャパンと共に「BS7799リードオーディターコース」セミナーの開催を開始
  • 2001年3月「BS7799リスクアセスメントコース」セミナーの開催を開始
  • 2001年7月株式を日本証券業協会に店頭登録
  • 2002年5月「ISMS導入実践トレーニングコース」セミナーの開催を開始
  • 2002年9月セキュリティ・ポリシー策定支援ツール M@gicPolicyR2完成、販売開始
  • 2002年11月ISMS適合性評価制度、BS7799等の認証取得をサポートするエンドユーザー向けソフトウェアパッケージとして、セキュリティ・ポリシー策定支援ツール「M@gicPolicyスタートアップ」とリスクアセスメント用「RAソフトウェアツール」販売開始
  • 2003年6月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際的な標準規格である「BS7799-2:2002」及び国内の標準規格である「ISMS適合性評価制度」の「ISMS認証基準(Ver.2.0)の認証を同時取得
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2009年10月データセンター自動化分野において、日本ヒューレット・パッカード社と協業

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所スタンダード市場)に上場
  • 2010年9月「ISO/IEC 27002準拠 情報セキュリティファンデーションコース」セミナー開催を開始
  • 2012年1月東京都中央区明石町へ本社移転
  • 2013年3月新ブランド「セキュリティ・プラス」展開。第1弾として「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」提供
  • 2014年1月セキュリティに関する調査、研究と情報発信、人材育成をおこなう「セキュリティ・プラス ラボ」を開設
  • 2014年6月トレンドマイクロ社とサイバー攻撃の可視化・分析サービスにおいて協業し、「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Deep Discovery Inspector」の提供を開始
  • 2014年8月SaaS型サービス「セキュリティ・プラス Webサイトプロテクションサービス」の提供開始
  • 2015年1月全てのファイルを無害化する新しいアプローチのマルウェア対策「VOTIRO Secure Data Sanitization」提供開始
  • 2016年11月コネクテッドカーやIoT機器に対するサイバー攻撃を防ぐ Autonomous(自動・自立型)セキュリティ製品 取扱い開始 - Karamba Security社と販売契約 -
  • 2018年4月モバイルアプリケーションの難読化/堅牢化・暗号鍵の秘匿化によりクラッキングからアプリケーションを保護するArxanソリューション提供開始
  • 2018年5月標的型フィッシング対策自動化ソリューション IRONSCALES販売開始

2020年代

  • 2020年4月経済産業省の定める「情報セキュリティサービス基準」へアズジェントの提供する3種4サービスが適合登録
  • 2021年4月Karambaが機能拡充、Karamba's Total IoT Securityリリース Interop Tokyo 2021においてBest of Show Award セキュリティ部門のグランプリを受賞
  • 2022年4月東京証券取引所市場再編に伴い、スタンダード市場に移行
  • 2022年6月データセンター向けファイアウォール「Check Point Quantum Lightspeed」が、 Interop Tokyo 2022においてBest of Show Award セキュリティ部門のグランプリを受賞(グランプリ受賞は2年連続)
  • 2022年10月CSPM、CIEMだけに留まらない、インシデント可視化機能を兼ね備えたCloud Native Protector Service 販売開始
  • 2023年5月チェック・ポイント社より「Distributor of the year 2022」、「Special Award 2022」をダブル受賞
  • 2023年6月クラウドのセキュリティ向上を目的にWAAPソリューションの提供を開始
  • 2023年6月ファイル無害化ソリューション「VOTIRO Secure File Gateway」Interop Tokyo 2023にて準グランプリを受賞
  • 2023年8月VOTIRO社の無害化ソリューションがメール無害化/ファイル無害化市場において6年連続国内シェアNo.1に
  • 2024年1月攻撃者と同じ視点で自組織のIT資産をチェックできる ASMチェックアップ無償分析サービスの提供を開始
  • 2024年2月プラグインするだけで使い慣れたブラウザをセキュリティ強度の高いブラウザへと変化させる「SecureLayer Browser Extension」販売開始
  • 2024年4月クラウドコンテナセキュリティのマネージドセキュリティサービス MSS for Sysdig提供開始
  • 2024年6月アズジェントの提供するセキュリティ製品が Interop Tokyo 2024 にてBest of Show Award 準グランプリと審査員特別賞を受賞
  • 2024年9月Amazon EKS環境コンテナのセキュリティ監視を実施 MSS for Sysdigの監視対象にAmazon EKS環境が追加
  • 2024年10月クラウドネットワーク用IPSの監視サービスを開始 セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス監視対象にトレンドマイクロのC1NSを追加
  • 2025年2月SaaSを安全に利用するためのブラウザセキュリティサービス「SecureLayer Browser Extension」を機能毎にモジュール提供
  • 2025年4月修正パッチが未提供でも脆弱性を塞ぐCTERソリューション「Vicarius VRX」提供開始
  • 2025年6月「Vicarius VRX」がInterop Tokyo 2025にてBest of Show Award準グランプリを受賞
  • 2025年8月Menlo社(旧VOTIRO社)の無害化ソリューションがメール無害化/ファイル無害化市場において8年連続国内シェアNo.1に
  • 2026年4月生成AIのハルシネーション・情報漏えいを"記憶"から消去する、世界初の商用マシンアンラーニングプラットフォーム「Hirundo」提供開始
  • 2026年6月「Hirundo」及び「Acronis Cyber Protect Cloud」がInterop Tokyo 2026にてBest of Show Award審査員特別賞を受賞

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存主力商材の安定収益と新商材販売加速

    官公庁・エンタープライズ向け大型案件を確実に取り込みつつ、サプライチェーンセキュリティ評価制度による需要喚起を取り込み、VicariusやSecureLayerなどの新規商材の販売を加速し、収益のストック化を図る。

  2. 02

    サービス基盤強化とSOCメニュー開発

    SOCをはじめとするサービスの効率化・拡張性向上のため追加投資による基盤強化を完了し、多様化する顧客ニーズに対応できるSOCメニューを開発。さらにAI-SOCサービスの提供に向けた開発を推進する。

  3. 03

    AIセキュリティ領域での事業展開

    生成AIに内在するリスクに対応するソリューションHirundoを起点に、AI環境におけるセキュリティ領域(Security for AI)でサービス展開を推進し、パートナー連携や市場啓発を通じて新たな収益機会を創出する。

  4. 04

    戦略的投資と人材確保・育成

    AI活用推進や新商材プロモーションなど戦略的投資を積極的に実施。中長期的な成長・競争力強化に向け、セキュリティやAIの先端領域における高度人材の確保・育成投資を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で100人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は611万円で、9期前と比べて+2.1%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は9.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月86
2018年3月102
2019年3月59940.97.5104
2020年3月62640.58.0102
2021年3月59640.78.596
2022年3月60040.78.895
2023年3月59042.09.391
2024年3月59742.58.8103
2025年3月59242.19.3103−194
2026年3月61143.79.6100100

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都中央区112百万円
厚生施設 — 東京都江東区 他4ヶ所15百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成30年度独立行政法人等に対するマネジメント監査の実施支援及び助言業務(その5)
    情報処理推進機構 · 2018-06-22
    1,287万円
  • 調達
    ファイアウォールシステムと連携したネットワーク監視機器の利用サービス
    情報処理推進機構 · 2022-04-01
    1,204万円
  • 調達
    メール添付ファイルの自動暗号化機能の借入
    国税庁 · 2016-09-09
    1,101万円
  • 調達
    ファイアウォールシステムと連携したネットワーク監視機器の利用サービス
    情報処理推進機構 · 2021-04-01
    1,032万円
  • 調達
    ファイアウォールシステムと連携したネットワーク監視機器の利用サービス
    情報処理推進機構 · 2019-04-01
    939万円
  • 調達
    ファイアウォールシステムと連携したネットワーク監視機器の利用サービス
    情報処理推進機構 · 2020-04-01
    939万円
  • 調達
    平成27年度登記・供託オンライン申請システム,登記ゲートウェイシステム及び登記情報提供システムのセキュリティ監査業務
    法務省 · 2015-08-07
    895万円
  • 調達
    平成28年度登記・供託オンライン申請システム及び登記情報提供システムのセキュリティ監査業務 一式
    法務省 · 2016-07-26
    864万円
  • 調達
    国税庁等ホームページのコンテンツ診断業務等の委託
    国税庁 · 2017-11-10
    843万円
  • 調達
    国税庁等ホームページ等のコンテンツ診断業務等の委託
    国税庁 · 2018-09-21
    800万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は34億円営業利益1億円前期と比べると増収で、売上が+13.3%。

売上高
+13.3%
34億円
営業利益
1億円
純利益
2億円
営業利益率
2.9%
前期比 +9.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高35億円34億円
営業利益1億円1億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥2.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q60
2024年1Q700.00
2024年2Q5−2−40.0−2
2024年3Q600.0−1
2024年4Q6−1
2025年2Q15−1−6.7−1
2025年4Q15−1−6.7−3
2026年2Q1815.61
2026年4Q1600.01
2027年1Q8−1−12.5−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は35億円から34億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3521
セキュリティに関する調査、研究と情報発信、人材育成をおこなう「セキュリティ・プラス ラボ」を開設
2014年3月3300
2015年3月30−2−2
2016年3月31−3−3
2017年3月4833
2018年3月35−1−1
2019年3月30−1−1
2020年3月3110
2021年3月280−1
2022年3月3211
2023年3月28−1−1
2024年3月24−3−4
2025年3月30−2−2−6.7−4
2026年3月34112.92

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高34億円のうち、営業利益として残るのは1億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金58.8%20億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.2%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
41.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.4pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+26.7pt
39.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は7億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月100111
2014年3月3−1−1211
2015年3月−1−10−210
2016年3月−1−11−28
2017年3月3−2018
2018年3月3−2019
2019年3月00009
2020年3月2−10110
2021年3月0−10−19
2022年3月10110
2023年3月−1−1−29
2024年3月0−1−18
2025年3月−2−22−47
2026年3月2−1−117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は18億円。このうち返さなくてよい自己資本が5億円で、自己資本比率は28.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2720775.1
2014年3月2620675.6
2015年3月2417772.8
2016年3月2214864.6
2017年3月28171161.1
2018年3月2416869.0
2019年3月2315866.3
2020年3月2415964.2
2021年3月2215768.2
2022年3月25141153.6
2023年3月22121056.7
2024年3月178946.8
2025年3月1631221.4
2026年3月1851328.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-3億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
13億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
35
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中23位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中557位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
39.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥467で、1年前と比べて-16.8%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥467-0.6%1ヶ月+6.6%1年-16.8%時価総額18億円
過去52週の値幅
安値¥338高値¥979

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.6倍
PER (会社予想)35.6倍
PBR1.06倍
配当利回り0.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+17.0%急騰。6月末に大量の出来高(248,000株)を伴い25日線(398.68)を一気に上抜け、その後は高値圏で推移。52週高値(979)からは-57.8%の大底圏だが、短期間での急騰によりRSI(54.1)は中立。週足ベースではまだ下降トレンドの戻り局面。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは9.38倍と業界平均29.65倍を大幅に下回り、PBRは0.94倍と業界平均3.44倍を下回る。ROEは39.8%と非常に高いが、直近は営業赤字で業績が不安定。配当利回りは1.18%と業界平均1.25%に近い。割安だが、収益の持続性に留意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.6倍47.9倍
PER (予想)35.6倍
PBR1.06倍2.96倍
ROE39.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

赤字から2026/3期の黒字転換計画が焦点。強気派はROE39.8%の高収益体質(直近は赤字で特殊要因)を評価。弱気派は営業赤字継続リスク、売上減少傾向を問題視。

プラスに働く材料3
  • 黒字転換期待

    2026/3期の営業利益率2.94%計画で黒字化。

  • 高いROE水準

    過去のROEは39.8%と資本効率良好。

  • 成長分野へのシフト

    セキュリティなど需要増分野に注力。

マイナスに働く材料3
  • 赤字継続リスク

    2025/3期も営業損失4億円、計画未達の可能性。

  • 売上減少トレンド

    2023/3期28億→2024/3期24億と減少傾向。

  • 小規模事業の安定性

    売上30億円未満、大口案件依存で収益変動大。

次の決算で確かめる点
営業損益
黒字転換計画の達成度を直接確認。
売上高の推移
事業拡大ができているか。
受注残高
将来の売上確保状況。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり2.5いまの株価に対する利回りは0.54%。

年間配当
¥2.5
1株あたり
配当利回り
0.54%
いまの株価に対して
配当性向
6.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥2.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,986人。区分でいちばん多いのは事業法人48.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.7%を占め、残る51.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人48.748.748.749.248.548.3
個人・その他43.945.245.045.143.742.5
証券会社6.04.73.83.72.76.3
外国法人0.90.90.21.44.52.5
金融機関0.40.42.30.60.60.4
外国人個人0.00.00.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アズウェルマネジメント46.28
02杉本 隆洋2.94
03原田 茂行2.58
04鍛治 邦充2.38
05野村證券株式会社2.32
06株式会社オービックビジネスコンサルタント1.67
07水野 親則1.57
08楽天証券株式会社1.46
09会田 研二0.98
10UBA AG LONDON ASIA EQUITIES (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+28%、1株純資産は14期で−74%。直近期のROEは39.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月345116.918.514.6
2014年3月05070.03427.7
2015年3月−48454−10.0
2016年3月−75374−18.0
2017年3月8245619.719.16.1
2018年3月−23426−5.1
2019年3月−32393−7.8
2020年3月124043.088.2
2021年3月−14392−3.4
2022年3月203555.340.4
2023年3月−33325−9.6
2024年3月−117204−44.4
2025年3月−11588−79.0
2026年3月4413339.812.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
杉本隆洋取締役社長(代表取締役)68112,300
葛城岳典取締役常務 経営企画本部長兼 サービス本部長(代表取締役)561,000
杉山卓也取締役 最高デジタル責任者兼 技術本部長55
津村英樹取締役 営業本部長62
三森裕取締役73
宮野尾幸裕監査役(常勤)62
鈴木一郎監査役6810,000
今川愼一監査役72

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4727218
社外取締役411113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容161字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、ネットワークセキュリティ関連商品の販売及び当社セキュリティノウハウを生かした商品組合せ型サービスまでを総合的に提供するセキュリティ・ソリューション・ベンダーです。セキュリティ関連商品の輸入販売及び関連サービス事業を主たる業務としております。 [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,124字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、サイバー攻撃の脅威が増大する中、高まるセキュリティのニーズに応えるため、経営スローガンである「One Step Ahead of the Game ~ その一手先へ」を掲げ、業界に革新を起こし、セキュアな社会を実現すべく、経営理念を軸とした理念経営を推進してまいります。 (2)経営環境 サイバーセキュリティ業界においては、DXの進化に伴うクラウドシフトに加え、生成AIの急速な普及と業務活用が拡大するなか、企業・組織が直面するサイバーリスクは質・量ともに一段と深刻化しています。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、長らく上位を占める「ランサムウェア攻撃」や「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃」に加え、「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が新たにランクインするなど、脅威の多様化が鮮明となっています。特に、AIの利用に関するリスクが選出されたことは大きな注目を集めており、AIが有用なツールとして活用が拡大する一方で、十分な理解がないまま利用した場合、情報漏洩や権利侵害といった問題につながる可能性があると指摘されています。また、2025年5月には「能動的サイバー防御」の関連法案が成立し、2026年以降の施行に向けて、従来の受動的対策から攻撃の兆候を早期に察知して未然に防ぐよう、官民が連携することを想定した国家レベルの体制強化が本格始動しました。このように、サイバー攻撃は単なる技術的課題ではなく、国民生活を脅かす経営上の重大なリスクとして明確に位置付けられ、企業・組織にとっても高度化する脅威への対策が事業継続および経営戦略における最優先事項として位置づけられており、社会的な責務としてこれまで以上に強く求められています。 (3)中長期的な経営戦略 セキュリティを取り巻く環境が大きく変化しており、市場ニーズも大きく変わりつつある状況です。当社はこれをゲームチェンジの機会と捉え、市場ニーズを先取りしたスマートセキュリティサービスを投入することで、これまでとは異なる大きな成長を遂げ、セキュリティ・トップベンダーとしてのポジションを確立するため、新たに中長期成長戦略として「アズジェント中長期成長戦略」を策定の上発表し、着手しております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 プロダクト関連においては、既存主力商品では官公庁・エンタープライズ向けの大型案件を確実に取り込むことで安定的な収益基盤を維持しつつ、2026年度末頃の制度開始を目指すと公表されたサプライチェーンセキュリティ評価制度(SCS評価制度)による需要喚起の取り込みを図ると共に、VicariusやSecureLayer等の新規商材の販売を加速させることが必要です。そのためにも、新規商材の市場認知向上と販路拡大の実現に向け、従前のやり方に捉われないアプローチを多層的に推進していき、収益のストック化を図ります。 サービス関連においては、収益力向上を図るために、効率化と拡張性の向上が必要です。そのため、現在推進している追加投資による基盤強化を確実に完了させ、多様化する顧客ニーズを包括的に対応できるSOCメニューの開発を進めてまいります。さらにその延長線上にあるAI-SOCサービスの提供に向けた開発を推進することで、安定的かつ継続的な収益基盤の確立を図ります。あわせて、プロダクトとサービスを一体とした提案力の強化により、顧客単価の向上および取引深耕に取り組んでまいります。 また、生成AIの普及に伴い、AI環境特有のリスクへの対応強化が必要です。これに対し当社は、生成AIに内在するリスクに対応するソリューションHirundoを起点とし、今後投入予定となっている新商材も含め連携を図っていくことで、パートナー連携の構築や市場啓発を通じてAI環境におけるセキュリティ領域(Security for AI)でのサービス展開を推進し、新たな収益機会の創出につなげてまいります。 これらの成長施策を着実に具現化し、成長体質への転換を見据えた中長期的な収益基盤を確立するため、次期においては、ストックビジネス型商材の伸長に注力します。ストックビジネスは開始当初の売上への貢献は大きくないものの、中長期的には安定成長を牽引する収益基盤となるよう強化を図ります。また、AI活用の推進や新商材のプロモーションなど戦略的投資を積極的に実施してまいります。加えて、中長期的な成長および競争力強化に向け、セキュリティやAIといった先端領域における高度人材の確保・育成に向けた投資を強化してまいります。一方で、為替相場の変動や物価上昇の影響に加え、これらの取り組みに伴うコスト増加を見込んでおりますが、いずれも継続的な成長と企業価値向上に向けた必要不可欠な先行投資であると認識しております。
事業等のリスク2,004字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 1.事業展開について 当社は中長期的な成長を実現するため、時代を先取りしたオンリーワン商品の投入と、当社セキュリティ・ノウハウを組み合わせたスマートセキュリティサービスの加速を推進しております。新商品の投入やスマートセキュリティサービスの立上げには、高度な専門人材を配しての人員体制確保と設備面の継続的な強化が不可欠です。その際、人員体制や設備等の過剰確保の他、想定外のリスクが顕在化する可能性があります。 また、当社はイスラエルなど海外のセキュリティ関連のスタートアップ企業に対し投資を行っております。対象となる企業において将来の収益力が低下した等により減損が必要になった場合、当社の財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 2.競合について インターネットセキュリティ及びクラウドコンピューティング市場においては、日々、激しい開発競争や販売競争が行われておりますので、当社が現在供給する商品やサービスを凌駕するモデルや、当社取扱実績のないベンダーから画期的な技術が導入された商品、または低価格の商品/サービスが提供される可能性があります。それら競合商品/サービスに当社が有効な対抗策を講じることができなかった場合、当社の業績に影響が及ぶ可能性があります。 3.商品の致命的不具合(バグ)の発生による販売への影響について ソフトウエアベンダーにとって、プログラムの不具合であるバグを無くすことは重要な課題ではありますが、一般的に高度なソフトウエア上でバグを皆無にすることは不可能といわれております。当社では、輸入商品及び自社開発商品とも専門人員を配置し入念にテストすることで対処しておりますが、すべての使用状況を想定したテストを行うことは不可能であり、費用対効果の観点からテスト項目を限定して実施しております。 そのため、当社の商品が販売代理店等を通じてエンドユーザーに納品された後にバグが発見される可能性があります。海外ベンダーとの契約において、このようなバグが発見された場合には、原則ベンダーの負担において対応することとなっておりますので、当社に直接的な損失は生じないことになりますが、当該商品のその後の売上高が減少し、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社が開発した商品については、販売契約において当社のリスクを限定しているものの、当社が直接的に責任を負いますので、重大なバグが発見された場合は、当社の業績に直接的な損害が生じる可能性があります。 4.知的所有権について 当社は、業務遂行にあたり、第三者の知的所有権の侵害を行わないように留意しておりますが、不可抗力によりそれらを侵害する可能性は皆無ではありません。また、特許権、実用新案権、商標権、著作権等の知的所有権が当社の事業分野においてどのように適用されるか想定することは困難であり、今後、当社の事業分野において第三者の特許等が成立した場合、または現在当社の事業分野において当社が認識していない特許等が成立している場合、当該第三者より損害賠償及び使用差止等の訴えを起こされる可能性があります。この場合は当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 5.セキュリティ管理について 当社が行うMSS(マネージド・セキュリティ・サービス)やコンサルティングといったセキュリティサービス及び顧客保守サポートにおいては、その業務の性格上、顧客情報に触れる場合があります。情報の取扱については、詳細な規程の整備と的確な運用を義務付けております。このような対策にもかかわらず、当社から情報漏洩が発生した場合には、当社が損害賠償責任を負う可能性があり、その場合当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 6.人材の確保 当社が今後の成長を実現していくためには、営業、技術、経営管理といった各方面において、優秀な人材をいかに確保していくかが重要な課題であります。特にセキュリティサービスについては、最新技術を持つ有能な技術者の採用が不可欠となります。バランスのとれた組織構築を人事方針とし、優秀な人材を獲得する努力をすすめていく所存ですが、当社の人材獲得のための努力が功を奏するとは限りません。当社が優秀な人材の確保に失敗した場合、事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。また、優秀な技術者の採用は、採用コストと人件費を押し上げる可能性があり、当社全体の財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,332字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における主な活動内容としては、「アズジェント中長期成長戦略」に基づき、最新セキュリティ商品の投入およびスマートセキュリティサービスの提供に向けたサービスメニューの拡充を継続的に進めてまいりました。ランサムウェアやサプライチェーン攻撃への対策等従前からのニーズへの対応に加え、AI活用の進展に伴う新たなセキュリティリスクへの対応が求められる中、当社はこれらの環境変化を中長期的な成長機会と捉え、ソリューションポートフォリオの拡充を推進することで競争優位性の確立に取り組んでおります。主な取り組みは以下の通りです。 まずは、修正パッチが未提供の状態でも脆弱性を防御できるCTERソリューション「Vicarius VRX」の販売を2025年4月に開始いたしました。同製品は、脆弱性の検出および相関分析により優先度の高いリスクを特定し、パッチ適用に加え、未提供段階においてもバーチャルパッチや修正スクリプトによる是正措置を講じることが可能であり、従来の脆弱性管理の課題を補完するソリューションとして評価されております。これらの特徴が高く評価され、Interop Tokyo 2025においてBest of Show Award セキュリティ(エンタープライズ)部門の準グランプリを受賞いたしました。 また、当社が取り扱う次世代型ブラウザセキュリティソリューション「SecureLayer Browser Extension」が、株式会社インターネットイニシアティブ(以下、「IIJ社」)のクラウド型統合エンドポイントセキュリティサービス「IIJセキュアエンドポイントサービス」に採用され、販売を開始いたしました。本ソリューションは、ブラウザ拡張機能として容易に導入できる点が評価され、Webアクセスの可視化・制御を実現するものであり、既に複数の案件化が進展しております。IIJ社に続き他社においても採用が続いており、今後の継続的な案件創出および収益機会の拡大に資するものと認識しております。 さらに、AI環境におけるセキュリティ対策分野への取り組みとして、生成AIに内在するリスクに対応する新たなソリューションの導入準備を進めてまいりました。2026年4月には、生成AIモデルの学習済み情報から特定のリスク要因を選択的に除去する世界初の商用「マシンアンラーニング」技術を用いたプラットフォーム「Hirundo」の国内提供開始を公表しております。本ソリューションは、AIモデルの再学習を伴うことなく、ハルシネーションの要因となる誤情報や機微情報の影響をモデル内部から直接低減することを可能とするものであり、従来の出力制御型対策とは異なるアプローチにより、生成AIの安全性向上の根本に寄与するものです。 加えて、新規商材の拡販に向け、ウェビナーの開催や各種プロモーション施策を通じた認知度向上に取り組んでまいりました。ランサムウェア対策やサプライチェーン攻撃対策に加え、AIセキュリティの最前線をテーマとしたセミナーを実施するなど、市場ニーズに即した情報発信および市場啓発活動を積極的に展開しており、顧客接点の拡大と提案機会の創出に寄与しております。 以上のとおり、当事業年度は、ソリューションラインアップの拡充、販売チャネルの強化、顧客接点の拡大および提案力の強化といった各取組に加え、注目度が高まっているAI環境におけるセキュリティ対応の強化に重点的に取り組んでまいりました。これらの取り組みを通じて構築した成長基盤を、来期以降において着実に収益化へとつなげることで、持続的な成長の実現を目指してまいります。 この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。 a.財政状態 (資産) 当事業年度末における流動資産は1,491百万円となり、前事業年度末に比べ50百万円増加しました。これは主に現金及び預金が22百万円、商品及び製品が24百万円増加したことなどによるものであります。固定資産は278百万円となり、前事業年度末に比べ148百万円増加しました。これは主に有形固定資産が70百万円増加したことなどによるものであります。 この結果、総資産は1,769百万円となり、前事業年度末に比べ198百万円増加しました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は1,118百万円となり、前事業年度末に比べ22百万円増加しました。これは主に買掛金が51百万円減少した一方、前受金が134百万円増加したことなどによるものであります。固定負債は144百万円となり、前事業年度末に比べ6百万円増加しました。 この結果、負債合計は1,263百万円となり、前事業年度末に比べ29百万円増加しました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は505百万円となり、前事業年度末に比べ169百万円増加しました。これは主に当期純利益168百万円の計上があったことなどによるものであります。 この結果、自己資本比率は28.5%となり、前事業年度末比で7.1ポイント増加しました。 b.経営成績 売上については、Check Point社やMenlo社(旧Votiro社)の製品を中心にプロダクト関連の受注が年間を通じて堅調に推移いたしました。特に、大規模ネットワーク向けハイエンドモデルの新規導入案件等、大型案件は順調に獲得でき、売上拡大を牽引いたしました。その結果、売上高は3,434百万円(前年同期比15.5%増)となり、販売回復基調は一段と強まり、事業環境の改善が着実に業績へ反映される形となりました。 コスト面では、販売促進に向けた宣伝広告費や営業活動費の強化を図るとともに、来期以降の成長を見据え、第4四半期において販促施策を追加実施いたしました。一方で、人員体制の見直しによる人件費の最適化や、前事業年度末に実施した固定資産の減損処理の影響による当事業年度の減価償却費の減少もあり、通期のコスト負担が抑制される結果となりました。その結果、販売費及び一般管理費は1,267百万円(前年同期比1.8%減)となりました。 その結果、営業利益146百万円(前年同期は205百万円の営業損失)、経常利益135百万円(前年同期は218百万円の経常損失)、当期純利益168百万円(前年同期は440百万円の当期純損失)と、各段階利益で350百万円を超える大幅な利益改善を実現し、黒字転換いたしました。 なお、当社では事業セグメントをネットワークセキュリティ事業のみとしております。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前事業年度末に比べ22百万円増加し、686百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は226百万円(前事業年度は161百万円の使用)となりました。これは主に、税引前当期純利益135百万円の計上、前受金の増加134百万円があったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は134百万円(前事業年度は151百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出92百万円、無形固定資産の取得による支出47百万円があったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は70百万円(前事業年度は199百万円の獲得)となりました。これは、短期借入金の純減少額70百万円によるものです。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   53.6   56.7   46.8   21.4   28.5 時価ベースの 自己資本比率(%)   122.3   108.2   122.3   122.4   115.5 キャッシュ・フロー対 有利子負債比率(年)   1.6   -   -   -   1.4 インタレスト・ カバレッジ・レシオ (倍)   85.2   -   -   -   42.8 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注)1.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 2.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 3.有利子負債は貸借対照表に記載されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象として おります。 4.2023年3月期、2024年3月期及び2025年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)及びイ ンタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)につきましては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため 記載しておりません。 ③生産、受注及び販売の実績 a.商品仕入実績 当事業年度における商品仕入実績は次のとおりであります。 商 品 区 分   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) パッケージソフトウェア商品 (千円)   セキュリティ商品及び 運用関連商品   1,579,695   110.5 b.受注実績 当事業年度における受注実績は次のとおりであります。 商 品 区 分   受注高 (千円)   前年同期比 (%)   受注残高 (千円)   前年同期比 (%) パッケージソフトウェア商品   セキュリティ商品及び 運用管理商品   3,468,387   113.5   492,520   107.4 c.販売実績 当事業年度における販売実績は次のとおりであります。 商 品 区 分   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 (%) パッケージソフトウェア商品 (千円)   セキュリティ商品及び 運用管理商品   3,434,064   115.5 (注)最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績などの状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社は、事業活動に必要な流動性の維持と資金を確保することと、運転資金の効率的な管理による資本効率の最適化を目指しております。また、営業活動によるキャッシュ・フローを主な源泉と考え、さらに金融・資本市場からの資金調達、銀行との当座貸越契約等を必要に応じて行い、十分な流動性の確保と財務体質の向上を図っております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。 当社の財務諸表の作成においては、損益又は資産の状況に影響を与える見積り、判断を必要としております。過去の実績やその時点で入手可能な情報を基に、合理的と考えられるさまざまな要因を考慮した上で、継続的に見積り、判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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