概要
株式会社CINCは、2014年創業のデジタルマーケティング支援企業である。自社開発のSaaS「Keywordmap」を核とするソリューション事業と、データ分析に基づくDXコンサルティングを提供するアナリティクス事業を二本柱とする。2021年10月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)へ上場。2025年10月期の連結売上高は約18億円、従業員数は114名。
データドリブンマーケティングを支援する二つの事業軸
当社の事業はソリューション事業とアナリティクス事業の二つに区分される。ソリューション事業では、日本語キーワードのビッグデータを自然言語処理や機械学習で解析するクラウド型ツール「Keywordmap」を開発・販売する。月額定額制のサブスクリプションモデルで、マーケティング調査・分析・記事作成補助などの機能を提供する。アナリティクス事業では、同ツールのデータを活用したDXコンサルティングを実施。クライアントの戦略立案から施策実行、効果測定までを統合支援する。2025年10月期のセグメント売上高はソリューションが785百万円、アナリティクスが1,067百万円である。
生成AIの台頭に対応したサービス進化
2023年以降、GoogleのAI Overviewsなど生成AIの普及が検索行動を変える中、当社は対応を加速している。2025年6月にはAI検索最適化(GEO/LLMO)コンサルティングサービスを開始。また「Keywordmap」にAI Overviews出現レポート機能やAIリライト機能を追加し、生成AI時代のマーケティング課題解決を図る。これらの取り組みにより、従来の検索エンジンマーケティングからAI経由の集客までカバーする体制を整えている。
M&A仲介事業への新規参入とグループ体制
2023年11月、当社はM&A仲介事業を開始した。中堅・中小企業を主なターゲットとし、マーケティングテクノロジーの知見を生かした仲介サービスを提供する。2024年11月には100%子会社の株式会社CINC Capitalを新設分割により設立し、連結決算へ移行した。M&A仲介事業ではAIを活用したマッチングシステム「CAMM DB」を開発するなど、データドリブンなアプローチを採用する。2025年10月期の同事業の売上は未計上だが、広告宣伝費や人材投資によりセグメント損失が220百万円発生している。
業界の中での役割はマーケティングテクノロジー企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/10期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| アナリティクス事業 | 11億円 | 57.9% | 0億円 | 0.0% |
| ソリューション事業 | 8億円 | 42.1% | 2億円 | 25.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ソリューション(マーケティングSaaS)主力
ビッグデータとAI・機械学習技術を活用し、マーケティングの調査・分析・運用を支援するSaaS「Keywordmap」を提供する。日本語データベースを強みに、市場分析から競合調査、改善点抽出までを効率化する。月額定額制のサブスクリプションモデル。
- Keywordmap
- 日本語キーワードのビッグデータを解析し、市場分析や競合調査、記事作成支援などを行うクラウド型マーケティング支援ツール。
02アナリティクス(DXコンサルティング)主力
データアナリストがKeywordmapのビッグデータを中心に多様なデータを分析し、デジタルマーケティングの戦略立案・施策実行・効果測定までを統合的に支援する。2025年6月にAI検索最適化(GEO/LLMO)コンサルティングサービスも開始。
- DXコンサルティング
- ビッグデータ解析による市場・競合分析に基づくマーケティング戦略の立案・実行・効果測定の支援サービス。
- AI検索最適化(GEO/LLMO)コンサルティング
- 生成AI経由での集客・購買を最大化するためのコンサルティングサービス。
03M&A仲介副次
マーケティングテクノロジーを活用し、中堅・中小企業を対象にM&A仲介サービスを提供。独自システム「CAMM DB」でマッチングを効率化し、事業承継や譲渡ニーズに応える。
- M&A仲介サービス
- 売却相談から契約までのプロセスをワンストップで支援する仲介サービス。
製品と技術
キーワードビッグデータを軸とする「Keywordmap」の機能
「Keywordmap」は、独自のクローラーで収集した日本語ビッグデータを自然言語処理・機械学習で分析し、マーケティングに活用するSaaSである。主な機能として、ユーザーニーズ分析(共起語や検索ボリューム変動の可視化)、記事作成補助(AI見出し案自動生成、スコア評価)、運営サイト評価(Google Analytics/Search Consoleとの連携)、検索順位計測、競合サイトの流入分析、広告出稿分析などを持つ。2025年にはAI Overviews出現レポート機能を追加し、生成AI時代の検索環境に対応している。
データ解析に基づくDXコンサルティングとエキスパートソーシング
アナリティクス事業では、「Keywordmap」のビッグデータとクライアントのファーストパーティデータを組み合わせたDXコンサルティングを提供する。スイッチングオプション型のサービス形態を採用し、検索エンジン、SNS、コンテンツマーケティングなど複数領域を横断的に支援する。2025年6月からはAI検索最適化(GEO/LLMO)コンサルティングを開始。また、社外のプロ人材を活用するエキスパートソーシングサービスも展開し、マーケティング人材の紹介を行っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
小規模SaaS、赤字で低成長
CINCは売上20億円未満の小規模SaaS企業。同業のソラコムやハッチ・ワークと比べ知名度・規模で劣り、競争上の脅威に晒されている。直近決算では営業赤字に転落し、収益性改善が急務。業界全体の成長鈍化も逆風。
強み
- 組織が小さく意思決定が速いため、市場変化への対応や新機能投入が迅速に行える。
- 特定の機能・業界に絞ったサービス提供により、大手が参入しにくい領域を開拓。
- 限られた予算内で効率的なマーケティングを展開し、少人数営業で顧客を獲得。
- 赤字にもかかわらず過度な投資を避け、キャッシュ・フロー管理に注力している。
課題
- 営業赤字継続は持続可能性の懸念。早期の黒字化と収益性改善が不可欠。
- ソラコムなど規模の大きい同業に対し、機能や価格での差別化が難しい。
- 売上高が停滞傾向。新規顧客開拓やアップセルで成長軌道に戻す必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がCINC
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3909ショーケース | 19億円 | 2.0倍 |
| 2 | 4020ビートレンド | 19億円 | — |
| 3 | 2345HODL1 | 19億円 | — |
| 4 | 4179ジーネクスト | 19億円 | — |
| 5 | 4378CINC | 18億円 | — |
| 6 | 9425ReYuu Japan | 18億円 | — |
| 7 | 4288アズジェント | 18億円 | 10.6倍 |
| 8 | 3624アクセルマーク | 17億円 | — |
| 9 | 3672オルトプラス | 17億円 | — |
| 10 | 3908コラボス | 17億円 | 16.1倍 |
| 11 | 4166かっこ | 17億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
コンテンツマーケティングツールで創業した2014年
2014年4月、東京都新宿区西新宿に株式会社Coreとして設立された。創業目的はコンテンツマーケティング事業の展開。同年8月には統合管理ツール「ContentForce」をリリースし、事業を開始した。2015年2月にはデジタルマーケティングコンサルティングのスイッチングオプションサービスを開始。同年3月に港区南麻布へ移転し、事業基盤を整えた。
分析ツール「Keywordmap」の投入とオフィス拡充(2016~2018年)
2016年7月、デジタルマーケティングの調査・分析・改善ツール「Keywordmap」をリリース。これが現在の主力製品となる。2017年3月に港区六本木へ移転。2018年2月にはマーケティング情報メディア「Marketing Native」を立ち上げ、自社メディアによる情報発信を強化した。同年3月には南青山にサテライトオフィスを開設し、同年10月には六本木の本社を増床するなど、事業拡大に対応した。
社名変更と株式上場(2019~2021年)
2019年1月、社名を株式会社CINCに変更。経営理念「確信をもつ、核心をつく、革新をおこす」の3つの「カクシン」の頭文字を社名とした。同年10月にはSNS分析ツール「Keywordmap for SNS」をリリース。2020年5月に赤坂へ移転。2021年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場し、資本市場へのアクセスを獲得した。
市場移行と新事業への挑戦(2022~2023年)
2022年4月、東証の市場区分見直しによりマザーズからグロース市場へ移行。同年7月に福岡天神ラボを開設し、拠点を拡大。2023年2月には虎ノ門へ本社を移転。同年11月、M&A仲介事業を開始し、新たな収益の柱を目指した。この間も売上高は拡大し、2023年10月期には約19億円に達した。
連結決算への移行とAI時代への適応(2024~2025年)
2024年11月、子会社CINC Capitalを新設分割で設立し、連結決算に移行。これによりグループ経営の体制が整った。2025年6月にはAI検索最適化コンサルティングサービスを開始。同年10月期の連結売上高は18億円、営業損失1億円と赤字に転落したが、ソリューション事業は黒字を維持し、アナリティクス事業とM&A仲介事業の投資が響いた形となった。
年表19件を開く
2010年代
- 2014年4月創業コンテンツマーケティング事業を目的に株式会社Coreを東京都新宿区西新宿に設立
- 2014年8月M&Aコンテンツマーケティングの統合管理ツール「ContentForce」リリース
- 2015年2月デジタルマーケティングコンサルティング スイッチングオプションサービス開始
- 2015年3月東京都港区南麻布にオフィス移転
- 2016年7月デジタルマーケティングの調査・分析・改善ツール「Keywordmap」リリース
- 2017年3月東京都港区六本木にオフィス移転
- 2018年2月マーケティング思考でビジネスをリードする情報メディア「Marketing Native」リリース
- 2018年3月東京都渋谷区南青山にサテライトオフィス開設
- 2018年10月東京都港区六本木の本社オフィスを増床
- 2019年1月商号変更株式会社Coreから株式会社CINCに社名変更
- 2019年10月ビジネスにおけるSNS活用をデータドリブンに支援する調査・分析・運用ツール「Keywordmap for SNS」リリース
2020年代
- 2020年5月東京都港区赤坂にオフィス移転
- 2021年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
- 2022年7月福岡天神ラボを開設
- 2023年2月東京都港区虎ノ門にオフィス移転
- 2023年11月M&A仲介事業開始
- 2024年11月M&A当社100%完全子会社である株式会社CINC Capitalを会社分割(新設分割)により設立。これにより連結決算へ移行
- 2025年6月AI検索最適化コンサルティングサービス開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2026年10月期まで1,681百万円
- 連結営業利益2026年10月期まで7百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ソリューション事業の拡大
自社SaaS「Keywordmap」において競合が扱えないデータを蓄積し、生成AI機能や顧客課題解決機能の開発、カスタマーサクセス強化による契約件数拡大、アップセルによる契約単価向上を推進する。
- 02
アナリティクス事業の強化
優秀なコンサルタント・セールスの採用育成、マーケティング全体戦略に基づく総合コンサルティング、生成AI時代に対応した支援サービスの提供、エキスパートソーシングサービスの強化により顧客基盤拡大を図る。
- 03
M&A仲介事業と成長戦略
M&A仲介事業を通じてクライアントの成長支援と市場情報の蓄積を行い、自社のM&A戦略にも活用して事業基盤強化や新規分野への進出を積極的に推進する。
- 04
事業提携・新規事業の創出
社内リソースに加え、事業提携やM&Aなどの外部リソースを活用し、継続的に新規事業の開拓・育成に取り組む。
- 05
認知度向上と効率的プロモーション
アナリティクス・ソリューション事業では広告宣伝による認知度向上を図る。M&A仲介事業は費用対効果を重視し、ターゲットを絞った効率的なプロモーションに転換する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で114人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は591万円で、4期前と比べて+7.9%。平均年齢は35.3歳、平均勤続年数は3.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年10月 | 548 | 30.3 | 2.3 | 87 |
| 2022年10月 | 546 | 30.8 | 2.0 | 129 |
| 2023年10月 | 552 | 31.5 | 2.4 | 140 |
| 2024年10月 | 592 | 32.7 | 2.9 | 118 |
| 2025年10月 | 591 | 35.3 | 3.3 | 114 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社 CINC Capital東京都港区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は18億円、営業利益は-1億円。前期と比べると減収減益で、売上が-10.0%、利益が-200.0%。
会社が出している今期の予想2026年10月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 17億円 | 18億円 |
| 営業利益 | 0億円 | -1億円 |
| 純利益 | 0億円 | -2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は9億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−10.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2023年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 4 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 10 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 10 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年4Q | 8 | −1 | −12.5 | −1 |
| 2026年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年3月期からの9期で、売上は4億円から18億円へ4.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-5.6%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都渋谷区南青山にサテライトオフィス開設 | |||||
| 2018年3月 | 4 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年10月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社Coreから株式会社CINCに社名変更 | |||||
| 2019年10月 | 8 | — | 1 | — | 1 |
| 2020年10月 | 9 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2021年10月 | 13 | — | 2 | — | 1 |
| 福岡天神ラボを開設 | |||||
| 2022年10月 | 18 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年10月 | 19 | — | 1 | — | 0 |
| 当社100%完全子会社である株式会社CINC Capitalを会社分割(新設分割)により設立。これにより連結決算へ移行 | |||||
| 2024年10月 | 20 | — | 1 | — | 1 |
| 2025年10月 | 18 | −1 | −1 | −5.6 | −2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高18億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-5.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-11.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.3%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金72.2%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-5.6%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年10月期は営業CFが−1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は8億円で、売上の5.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年10月 | 1 | 0 | 2 | 1 | 5 |
| 2020年10月 | 0 | −1 | 1 | −1 | 5 |
| 2021年10月 | 3 | 0 | 8 | 3 | 16 |
| 2022年10月 | 2 | −2 | −1 | 0 | 15 |
| 2023年10月 | 0 | −1 | −1 | −1 | 13 |
| 2024年10月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 14 |
| 2025年10月 | −1 | 0 | −3 | −1 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年10月期の総資産は14億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は76.5%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 2 | 1 | 1 | 53.5 |
| 2018年10月 | 3 | 2 | 1 | 54.7 |
| 2019年10月 | 7 | 2 | 5 | 34.5 |
| 2020年10月 | 8 | 2 | 6 | 30.7 |
| 2021年10月 | 19 | 13 | 6 | 68.5 |
| 2022年10月 | 20 | 15 | 5 | 73.9 |
| 2023年10月 | 18 | 15 | 3 | 80.5 |
| 2024年10月 | 19 | 15 | 4 | 79.3 |
| 2025年10月 | 14 | 11 | 3 | 76.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中126位あたり、逆に低いのはROEで605社中577位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥532で、1年前と比べて-10.7%。過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 322.4倍 |
| PBR | 1.43倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1日で6.78%上昇し、488円となった。ただし、25日移動平均線490.8円を約0.6%下回っており、25日線はほぼ横ばい。75日線524.51円は下回る。52週高値1610円からは約69.7%下落し、52週安値435円に近い。RSIは57.14と中立。月間では9.12%下落。8月10日の出来高は1.3万株と低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
予想PERが321.8倍と非常に高く、業界平均30.37倍を大きく上回る。PBRは1.42倍で業界平均3.52倍より低いが、ROEが-14.5%と赤字で収益力が低い。無配であり、直近期も減収営業赤字と業績悪化が続くため、バリュエーションは割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 322.4倍 | — |
| PBR | 1.43倍 | 2.96倍 |
| ROE | -14.5% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社はまだ小規模で成長途上にあるが、直近の業績は悪化傾向。強気派はAI需要の高まりと新機能追加による反転を期待する。弱気派は赤字転落や売上高停滞を問題視し、競争激化で生き残れないリスクを指摘する。PERが算出不能で、バリュエーションの正当性が不明。
- AI市場の成長追い風
AI営業支援への需要は中長期的に拡大見込み。
- フリーミアムモデルの規模
無料ユーザーを大量に抱えれば有料転換余地あり。
- 時価総額の小ささ
成長余地を考慮すれば小型株としてリスク許容可能。
- 営業黒字転換への期待2027年〜2028年影響強
FY2025/10は営業損失1億円。コスト削減で2027年には黒字化の可能性。
- 時価総額18億円のM&Aターゲット不定影響中
小型で割安、類似企業との統合でシナジー効果が期待される。
- 自己資本の充実不定影響弱
PBR1.42倍で純資産12.7億円。財務基盤は悪化していない。
- 情報通信業界のIT需要継続影響弱
DX需要は底堅く、新規案件獲得で売上回復の余地。
- 業績悪化・赤字転落
FY25営業赤字▲5.6%、純利益▲2億円の見通し。
- 売上高の停滞
FY22→FY24は18→19→20億円と微増、成長鈍化。
- 競争激化で優位性なし
類似AI営業ツールが多数存在し、差別化困難。
- 営業損失の継続2026年10月期影響強
FY2025/10は営業損失1億円。FY2026も赤字継続の見通し。
- 売上高18億円への減少2025年10月期影響中
売上高が20億→18億へ減少。主要顧客の離反が背景。
- 純損失2億円の計上2025年10月期影響中
当期純損失2億円。利益剰余金の減少で配当不能。
- PER321倍の高バリュエーション継続影響弱
予想PER321.8倍は過大。黒字化が見込めない限り株価は下落トレンド。
- MRR(月次経常収益)
- SaaSの成長速度と顧客支出を測る。
- 有料顧客数
- マネタイズの進捗を確認。
- 解約率
- 顧客定着度の悪化を早期に察知。
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ1,461人。区分でいちばん多いのは個人・その他で66.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.2%を占め、残る70.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年10月% | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.3 | 49.9 | 54.8 | 56.2 | 66.7 |
| 事業法人 | 39.6 | 39.2 | 38.7 | 38.0 | 28.1 |
| 自己株式 | — | — | 0.9 | 1.8 | 16.6 |
| 証券会社 | 9.5 | 4.6 | 3.8 | 1.8 | 3.1 |
| 金融機関 | 1.4 | 4.2 | 1.7 | 1.6 | 1.1 |
| 外国法人 | 2.2 | 2.0 | 0.9 | 2.3 | 1.0 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 石松 友典 | 26.63 |
| 02 | 株式会社CZ | 23.54 |
| 03 | 株式会社Tech Fablic | 4.08 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 1.42 |
| 05 | 松田 周 | 1.38 |
| 06 | 櫻木 勝貴 | 1.30 |
| 07 | 渡辺 仁 | 1.27 |
| 08 | 吉川 直樹 | 1.04 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 0.89 |
| 10 | 鈴木 智博 | 0.87 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−100%。直近期のROEは-14.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 1,409,550 | 3,106,510 | 58.7 | — |
| 2018年10月 | 646,998 | 3,753,508 | 18.9 | — |
| 2019年10月 | 25 | 75 | 39.5 | — |
| 2020年10月 | 4 | 79 | 5.0 | — |
| 2021年10月 | 43 | 389 | 16.9 | 79.5 |
| 2022年10月 | 60 | 446 | 14.4 | 22.0 |
| 2023年10月 | 2 | 438 | 0.4 | 448.6 |
| 2024年10月 | 15 | 449 | 3.5 | 46.0 |
| 2025年10月 | −50 | 369 | −14.5 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/10期の役員報酬は総額85百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 石松友典 | 代表 取締役社長 | 46 | 1,722,300 |
| 雨越仁 | 取締役 兼 経営管理 本部長 | 45 | 75,810 |
| 山地竜太 | 常務取締役 兼 マーケティングDX事業本部長 | 39 | 62,460 |
| 武井章敏 | 社外 取締役 | 58 | — |
| 外石正行 | 監査役(常勤) | 67 | 4,500 |
| 深野竜矢 | 監査役 | 45 | — |
| 木山二郎 | 監査役 | 42 | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 68 | 68 | 17 |
| 社外取締役 | 5 | 17 | 17 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容9,256字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,620字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,171字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,012字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/11/01-2026/10/31)2026-06-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-28
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/11/01-2025/04/30)2025-06-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-29
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-26
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-13
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-13
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-27
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-13
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