本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

サイボウズ

Cybozu, Inc.4776 · Prime · 情報・通信業

グループウェア「サイボウズ Office」と業務アプリ「kintone」を提供する国内シェアトップクラスの企業。

概要

サイボウズは1997年に愛媛県松山市で設立された、グループウェアとクラウド型業務アプリケーションを提供する企業である。主力製品の「kintone」はノーコードで業務アプリを作成でき、中小企業から大企業まで幅広く導入されている。2025年12月期の連結売上高は374億円、営業利益101億円、従業員数は1,356人。東京証券取引所に上場している。

kintoneを軸にしたグループウェアと業務アプリ

サイボウズの事業は、グループウェア「サイボウズ Office」「Garoon」と、ノーコード業務アプリ構築サービス「kintone」の3本柱で構成される。kintoneは国内契約社数が39,000社に達し、売上高は連結ベースで216億円(前期比33.9%増)と成長を牽引する。サイボウズ Officeは累計導入83,000社、Garoonは同8,400社で、いずれもクラウドサービスへの移行が進み、クラウド比率はOfficeが91.8%、Garoonが73.5%に達する。メール共有サービス「メールワイズ」も16,000社に導入されている。

サブスクリプション型収益とパートナーエコシステム

収益の大半はサブスクリプション型のクラウドサービスから生まれ、クラウド関連事業の売上高は344億円(前期比28.7%増)と全体の92%を占める。解約率は低位に抑えられ、価格改定により平均売上単価も上昇している。販売面ではパートナー企業との協業を重視し、全国560社以上のパートナーが500以上のプラグイン・連携サービスを提供。国内クラウド売上の66%に当たる219億円がパートナー経由であり、地方銀行との連携を通じた導入支援も約900社に及ぶ。

国内中心だが海外拠点も持つグローバル展開

海外売上高の開示はないが、サイボウズは中国(才望子信息技術(上海))、ベトナム(Cybozu Vietnam)、米国(CYBOZU CORPORATION、Kintone Corporation)、オーストラリア、マレーシア、タイなどに現地法人を設立している。北米・中南米、中華圏、APACを中心に展開するが、認知度向上と販売体制の構築が共通の課題であり、中長期的な視点で投資を継続している。国内では自治体導入も拡大し、約460の自治体がkintoneを採用している。

サイボウズグループの構成

サイボウズ株式会社を中核に、連結子会社10社と関連会社2社でグループを構成する。主な子会社には、研究開発を担うサイボウズ・ラボ株式会社、製品販売・SIを担うサイボウズ・コネクトシー株式会社、そして海外現地法人が含まれる。また、連結子会社として株式会社エヒメスポーツエンターテイメント(旧社名から変更)なども保有する。持分法適用関連会社にはcybozu.net株式会社などがある。グループ全体で、グループウェアの開発・販売・SaaS提供・高付加価値SIを一貫して手がける。

業界の中での役割はグループウェア・SaaSプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
374億円
営業利益
101億円
営業利益率
27.0%
純利益
71億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01企業向けグループウェア・クラウドサービス主力

オンプレミス型グループウェア「サイボウズ Office」、クラウド型グループウェア「サイボウズ クラウド」、ノーコード業務アプリ「kintone」を開発・販売。企業の情報共有・業務効率化を支援。

主な製品・サービス3
サイボウズ Office
掲示板、スケジューラー、ワークフローなどを備えたオンプレミス型グループウェア。
kintone
ノーコードで業務アプリが作成できるクラウドサービス。営業管理、在庫管理など多様な用途。
サイボウズ クラウド
クラウド版のグループウェア。サブスクリプション形式で提供。

02高付加価値SI準主力

グループウェア導入に伴うシステム構築やコンサルティング、カスタマイズ開発を提供。顧客の業務プロセス最適化を実現。

主な製品・サービス1
高付加価値SIサービス
サイボウズ製品を軸にしたシステムインテグレーション。要件定義から運用まで一貫対応。

製品と技術

ノーコード業務アプリ「kintone」の仕組みと導入実績

kintoneは、プログラミング不要で業務アプリを作成・運用できるクラウドサービスである。営業管理、在庫管理、プロジェクト管理など多様な用途に対応し、ユーザーがドラッグ&ドロップでフォームやデータベースを構築できる。2025年12月末時点の国内契約社数は39,000社、自治体導入数は約460に達する。売上高は216億円(前期比33.9%増)で、グループ全体の収益を牽引する。2024年10月の価格改定により平均売上単価も上昇しており、解約率は低位を維持している。

オンプレとクラウドを併存する「サイボウズ Office」と「Garoon」

サイボウズ Officeは、掲示板、スケジューラー、ワークフローなどを備えた中小企業向けグループウェアで、国内累計導入社数は83,000社。売上高は68億円(前期比18.7%増)で、その91.8%がクラウドサービスによるものだ。Garoonは中堅・大規模組織向けで、累計導入社数8,400社、売上高62億円(同12.2%増)、クラウド比率73.5%と、いずれもクラウドシフトが進んでいる。両製品ともオンプレミス版とクラウド版を提供し、顧客のニーズに応じて選択可能である。

メール共有「メールワイズ」とAI機能の開発

メールワイズは、複数人でメールを共有・管理できるサービスで、国内累計導入社数は16,000社。売上高は11億円(前期比25.9%増)、クラウド比率は98.3%に達する。サイボウズはAI技術にも注力しており、kintoneでは「kintone AIラボ」を通じて生成AI機能の開発を進めている。また、BizteX株式会社からOEM提供を受けた「連携コネクタ」のβ版を提供開始し、kintoneと外部サービスとの連携範囲を拡大。パートナー企業が提供する500以上のプラグイン・連携サービスも、製品の付加価値を高めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

グループウェア国内首位、SaaSで高成長継続

サイボウズは、グループウェア「サイボウズ Office」「kintone」を主力とする国内SaaS大手。売上297億円(2024/12期)、営業利益率16.5%と高収益。同業のソラコム(IoTプラットフォーム)やVRAIN Solution(AIソリューション)と異なり、汎用業務アプリ市場で圧倒的なシェアを有する。kintoneのノーコード/ローコード開発プラットフォームは中小企業中心に拡大。サブスクリプション型で安定収益。

強み

  • 国内グループウェア市場でシェアNo.1。導入企業数は30万社超と広範。
  • 売上・利益とも増収増益。2025/12期は営業利益率27%見込み。SaaS型でキャッシュフロー良好。
  • ノーコードプラットフォームとして中小企業に支持され、顧客基盤が急速拡大。
  • 長期契約の継続率が高く、アップセル・クロスセルによる収益拡大余地が大。

課題

  • MicrosoftやGoogle・Asanaなど海外大手の国内進出が脅威。差別化必要。
  • 中小企業中心の顧客構造。大企業向けの高機能製品投入や営業力強化が課題。
  • エンジニア・営業人材の獲得競争が激しく、採用コスト増加と成長鈍化リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がサイボウズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12492インフォマート1,712億円70.6倍
26588東芝テック1,712億円
39025鴻池運輸1,635億円10.7倍
49715トランス・コスモス1,627億円11.3倍
52124ジェイエイシーリクルートメント1,619億円17.2倍
64776サイボウズ1,601億円18.2倍
73778さくらインターネット1,495億円672.3倍
84784GMOインターネット1,483億円24.2倍
94180Appier Group1,363億円40.5倍
109889JBCCホールディングス1,194億円19.5倍
116027弁護士ドットコム1,164億円77.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

愛媛県松山市に設立、グループウェア「サイボウズ Office」でスタート

1997年8月、愛媛県松山市にサイボウズ株式会社が設立された。同年10月には最初の製品として「サイボウズ Office」シリーズを発売。当時はまだインターネット黎明期であり、企業内の情報共有を効率化するグループウェアの需要が高まりつつあった。設立直後から事業拡大が続き、翌1998年12月には大阪市北区に本社機能を移転した。1999年12月には大阪市北区梅田へ、2000年12月には東京都文京区後楽へと、短期間で本社を移転しながら成長した。

2000年にマザーズ上場、その後市場第一部へ

2000年5月に東京オフィスを開設し、同年8月に東京証券取引所マザーズに上場した。上場後も事業拡大を続け、2002年3月には市場第二部へ市場変更。さらに2006年7月には東京証券取引所市場第一部へ指定替えとなった。この間、2002年9月には大規模組織向けグループウェア「サイボウズ ガルーン」(後のGaroon)を発売し、製品ラインアップを拡充した。

子会社設立と買収によるグループ拡大(2005〜2006年)

2005年から2006年にかけて、サイボウズは積極的に子会社を設立・買収し、グループ体制を強化した。2005年8月には研究開発子会社「サイボウズ・ラボ株式会社」を設立。同年、金融業務向け子会社の設立や「株式会社インフォニックス」の買収・合併、さらにはクロス・ヘッド、ユミルリンク、フィードパスなど複数社を次々と子会社化した。2006年にはジェイヤド、インテグラート・ビジネスシステム、沖縄クロス・ヘッドなども加え、グループ企業数が急増した。

海外現地法人の設立と一部子会社の整理(2007〜2011年)

2007年5月に中国現地法人「才望子信息技術(上海)有限公司」、2008年12月にベトナム現地法人「Cybozu Vietnam Co., Ltd.」を設立し、海外展開を開始した。一方で、2008年から2011年にかけて投資先の見直しが進み、クロス・ヘッド、フィードパス、ブリングアップ、インフォニックス、ジェイヤド、ユミルリンクなどの株式を売却または関連会社化・除外した。2011年8月には米国現地法人「CYBOZU CORPORATION」を設立し、北米市場への本格参入を図った。

クラウド基盤「cybozu.com」の提供開始と事業転換(2011年)

2011年11月、サイボウズは自社開発のクラウド基盤「cybozu.com」上でのサービス提供を開始した。これにより、従来のオンプレミス型に加え、クラウド版のグループウェアや業務アプリをサブスクリプション形式で提供できるようになった。当初は「kintone」「サイボウズ Office on cybozu.com」「Garoon on cybozu.com」「メールワイズ on cybozu.com」の4製品を順次発売。このタイミングが、その後のクラウドシフトと急成長の起点となった。

クラウド急成長とエンタープライズ市場への注力(2012年〜現在)

2012年以降、クラウドサービスの契約社数は堅調に増加し、2025年12月末時点で契約社数は70,000社、契約ユーザーライセンス数は360万人に達した。特にkintoneの成長が著しく、売上高は2012年にはなかったが、2025年には216億円とグループ全体の57%を占めるに至った。2025年1月にはエンタープライズ事業本部を新設し、従業員1,000名以上の大企業向け営業を強化。また、生成AI機能の開発や地方銀行との協業推進など、新たな成長施策を並行して進めている。

年表33件を開く

1990年代

  • 1997年8月創業愛媛県松山市にサイボウズ株式会社設立
  • 1997年10月「サイボウズ Office」シリーズ発売
  • 1998年12月事業拡大のため、大阪市北区茶屋町に本社機能移転
  • 1999年12月事業拡大のため、大阪市北区梅田に本社機能移転

2000年代

  • 2000年5月東京オフィス設置開設
  • 2000年8月上場東京証券取引所マザーズ上場
  • 2000年12月事業拡大のため、東京都文京区後楽に本社機能移転
  • 2002年3月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2002年9月大規模向けグループウェア「サイボウズ ガルーン」発売開始
  • 2005年5月創業「サイボウズファイナンス有限会社」を設立
  • 2005年7月M&A「サイボウズファイナンス有限会社」が「株式会社インフォニックス」を買収し、その後両社は合併し存続会社を「株式会社インフォニックス」(連結子会社)とする
  • 2005年8月M&Aサイボウズの研究所としてテクノロジーを追求すべく「サイボウズ・ラボ株式会社」(連結子会社)を設立「クロス・ヘッド株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
  • 2005年11月創業「cybozu.net(サイボウズ・ドットネット)株式会社」(持分法適用関連会社)を設立
  • 2005年12月M&A「ユミルリンク株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
  • 2006年3月M&A「フィードパス株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
  • 2006年5月M&A「サイボウズ・メディアアンドテクノロジー株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化「株式会社ブリングアップ」(連結子会社)の株式を取得、子会社化 大阪オフィス開設
  • 2006年6月M&A「株式会社ジェイヤド」(連結子会社)の株式を取得、子会社化「インテグラート・ビジネスシステム株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化「沖縄クロス・ヘッド株式会社」(連結子会社)の株式を取得、子会社化
  • 2006年7月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2007年5月創業「才望子信息技術(上海)有限公司」(中国現地法人)を設立
  • 2007年7月「フィードパス株式会社」の第三者割当増資に伴い、連結子会社から持分法適用関連会社へ異動
  • 2008年1月「クロス・ヘッド株式会社」の株式を一部売却し連結の範囲から除外「沖縄クロス・ヘッド株式会社」を連結子会社から持分法適用関連会社へ異動
  • 2008年3月「沖縄クロス・ヘッド株式会社」の株式を一部売却し、持分法適用関連会社の範囲から除外 松山オフィス開設
  • 2008年12月創業「Cybozu Vietnam Co., Ltd.」(ベトナム現地法人)を設立
  • 2009年1月商号変更連結子会社の「インテグラート・ビジネスシステム株式会社」が「サイボウズ総合研究所株式会社」へ社名変更
  • 2009年5月「株式会社インフォニックス」の株式を一部売却し、連結の範囲から除外
  • 2009年12月「フィードパス株式会社」の第三者割当増資に伴い、持分法適用関連会社の範囲から除外「株式会社ブリングアップ」の株式を売却し、連結の範囲から除外

2010年代

  • 2010年2月M&A重要性の向上により「才望子信息技術(上海)有限公司」(中国現地法人)を連結子会社化
  • 2010年6月「サイボウズ・メディアアンドテクノロジー株式会社」の全事業を売却し、特別清算の手続き開始に伴い、連結の範囲から除外
  • 2010年8月M&A「サイボウズスタートアップス株式会社」を設立し、連結子会社化
  • 2011年1月重要性の低下により「株式会社ジェイヤド」を連結の範囲から除外
  • 2011年2月「ユミルリンク株式会社」の全株式を売却し、連結の範囲から除外
  • 2011年8月M&A「CYBOZU CORPORATION」(米国現地法人)を設立し、連結子会社化
  • 2011年11月独自開発クラウド基盤「cybozu.com」上でサービス提供開始(「kintone」「サイボウズ Office on cybozu.com」「Garoon on cybozu.com」「メールワイズ on cybozu.com」を順次発売開始)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    新規顧客獲得と全社利用推進

    中小企業から大企業まで新規顧客を獲得するとともに、既存顧客に対して全社的な利用を促進し、売上拡大を図る。マーケティング施策も全社利用訴求型へと強化する。

  2. 02

    パートナー連携の強化

    パートナープログラムやイベントを通じて協業を推進し、エコシステムを拡大・強化することで顧客価値を最大化する。

  3. 03

    AIへの取り組み

    生成AIなど最新技術を活用したAI機能の開発と各サービスへの搭載を優先度高く進め、お客様の業務改善とデータ活用を加速する。全社的なAI開発体制を強化する。

  4. 04

    グローバル展開

    北米・中南米、中華圏、APACを中心に、現地の事業環境に即した販売体制の構築と認知度向上を図り、中長期的視点で事業成長につながる投資を機動的に実行する。

  5. 05

    組織・体制の強化

    「100人100通りのマッチング」の考え方に基づき、多様な個性を活かす柔軟な働き方とタレントマネジメントを整備し、チームの生産性と従業員の幸福の両立を目指す。積極的な人材採用も行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,356人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は719万円で、9期前と比べて+23.0%平均年齢は36.4歳、平均勤続年数は6.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月516
2017年12月586
2018年12月659
2019年12月58534.66.1741
2020年12月60034.55.9857
2021年12月61134.86.0969
2022年12月64835.05.71,115
2023年12月66435.35.71,276
2024年12月68835.86.21,321371
2025年12月71936.46.71,356745

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 4 / 海外 6、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東京オフィス — 東京都中央区3,415百万円
大阪オフィス — 大阪府大阪市北区1,626百万円
松山オフィス — 愛媛県松山市107百万円
名古屋オフィス — 愛知県名古屋市中区60百万円
本社 — 愛媛県松山市32百万円
福岡オフィス — 福岡県福岡市博多区27百万円
広島オフィス — 広島県広島市南区27百万円
ベトナム — ホーチミン25百万円
中国 — 上海24百万円
札幌営業所 — 北海道札幌市中央区23百万円
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    サイボウズ・ラボ 株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サイボウズ・コネクトシー 株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エヒメスポーツ エンターテイメント
    愛媛県松山市 · 連結子会社
    議決権50.1%
  • 海外
    才望子信息技術(上海)有限公司(注)3
    中国(上海) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Cybozu Vietnam Co., Ltd.
    ベトナム(ホーチミン) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Kintone Corporation (注)3、4
    アメリカ(カリフォルニア) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KINTONE AUSTRALIA PTY., LTD. (注)3
    オーストラリア(シドニー) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KINTONE SOUTHEAST ASIA SDN. BHD.
    マレーシア(クアラルンプール) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kintone Thai Holdings Co., Ltd. (注)5
    タイ(バンコク) · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    Kintone (Thailand) Co., Ltd.
    タイ(バンコク) · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は374億円営業利益101億円前期と比べると増収増益で、売上が+25.9%、利益が+106.1%。

売上高
+25.9%
374億円
営業利益
+106.1%
101億円
純利益
+97.2%
71億円
営業利益率
27.0%
前期比 +10.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高422億円374億円
営業利益105億円101億円
純利益74億円71億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は208億円、営業利益は60億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+16.2%、営業利益は+15.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q611219.79
2023年2Q62812.96
2023年3Q641117.29
2023年4Q671
2024年1Q691318.810
2024年2Q72912.57
2024年4Q1562717.319
2025年2Q1795229.135
2025年4Q1954925.136
2026年2Q2086028.841

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は41億円から374億円へ9.1倍に増えた。直近期の営業利益率は27.0%。売上は13期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月4152
2013年12月5232
2014年12月6000
2015年12月70−3−2
2016年12月8063
2017年12月9584
2018年12月113127
2019年12月1341810
2020年12月1572314
2021年12月185156
2022年12月221101
2023年12月2543625
2024年12月297495316.536
2025年12月37410110327.071

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高374億円のうち、営業利益として残るのは101億円27.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は71億円、売上の19.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金9.9%37億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.1%236億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益27.0%101億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
90.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+18.6pt
27.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+12.3pt
19.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+35.0pt
48.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
23.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
38.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが107億円、投資CFが−31億円で、差し引きのフリーCFは76億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は117億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月74−81121
2013年12月81−7923
2014年12月36−1931
2015年12月6−12−2−624
2016年12月8−6−3223
2017年12月7−8−4−119
2018年12月16−14−4216
2019年12月24−13−41122
2020年12月25−3−52240
2021年12月5−1517−1048
2022年12月13−3119−1851
2023年12月45−25−82065
2024年12月56−31−362556
2025年12月107−31−1476117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は301億円。このうち返さなくてよい自己資本が178億円で、自己資本比率は59.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月54411374.9
2013年12月57362162.9
2014年12月59362361.0
2015年12月62323051.3
2016年12月64323250.0
2017年12月66323448.9
2018年12月73343946.4
2019年12月89404945.0
2020年12月122645852.4
2021年12月140647645.4
2022年12月1594611329.1
2023年12月1921137958.5
2024年12月2111169555.2
2025年12月30117812359.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
117億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
144億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
123億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
99
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中12位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中441位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
48.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
27.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
59.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
25.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,035で、1年前と比べて-15.5%過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。

¥3,035-4.1%1ヶ月+13.4%1年-15.5%時価総額1,601億円
過去52週の値幅
安値¥1,948高値¥3,770

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.2倍
PER (会社予想)18.6倍
PBR7.86倍
配当利回り1.65%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で21.45%急騰し、25日線(2724円)を約12.9%上回る。52週高値4150円からは26%下落した水準で、戻り相場が継続。RSIは70.22と買われすぎ圏に接近。出来高は7月末に84万株のピーク後、8月は20〜30万株で推移。トレンドは強いが、過熱感も意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは17.95倍と業界平均30.21倍を下回り、PBRは7.25倍と平均3.56倍を大幅に上回る。ROEは48.1%と非常に高く、配当利回り1.45%は平均3.33%を下回る。売上高・利益とも増加傾向で営業利益率も改善している。PBRの高さは収益力に見合う面もあるが、配当利回りの低さがマイナス要因。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.2倍47.9倍
PER (予想)18.6倍
PBR7.86倍2.96倍
ROE48.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

サイボウズはクラウド事業の成長で高収益化が進み、PER 18倍前後と評価されます。強気派は、売上高・利益率の急改善を評価し、今後もクラウド市場の拡大とともに成長が続くとみます。一方、弱気派は、ライバル大手(Microsoftなど)との競争激化や、顧客単価の伸び悩みを懸念します。また、株価は過去1年で約29%下落しており、市場の失望が反映されている可能性があります。

プラスに働く材料7
  • 高成長と高収益

    2023年12月期から2025年12月期で売上高47%増、営業利益率10pt超改善。

  • クラウド市場の拡大

    DX投資の追い風で、業務アプリ市場は今後も成長が見込まれる。

  • 高いROE

    ROE 48.1%と非常に高く、資本効率に優れる。

  • 売上高374億円と過去最高、前年比26%増決算発表後影響

    売上高は前年297億円から374億円へ約77億円増加、増収率25.9%と成長が加速した

  • 営業利益101億円と倍増、営業利益率27%決算発表後影響

    営業利益は49億円から101億円へ約52億円増加、営業利益率は16.5%から27.0%へ急改善

  • 純利益71億円と過去最高益決算発表後影響

    純利益は36億円から71億円へ約35億円増加し、過去最高を更新した

  • ROE48.1%と資本効率の高さ継続影響

    ROE48.1%は非常に高水準で、効率的な資本運営が継続的な評価につながる

マイナスに働く材料7
  • 大手競合の参入

    MicrosoftやGoogleが同様のサービスを提供し、競争が激化。

  • 株価の大幅下落

    過去1年で28.96%下落し、成長期待の低下を示唆。

  • 顧客開拓の限界

    国内中小企業市場の飽和が近いとの見方もある。

  • PER17.95倍・PBR7.25倍の割高警戒継続影響

    時価総額1451億円に対し純利益71億円、PER17.95倍・PBR7.25倍とバリュエーションは割高

  • 株価は1年で28.96%下落の弱気トレンド継続影響

    株価は過去1年で-28.96%と大きく下落、下げトレンド継続のリスクがある

  • 配当利回り1.45%と株主還元が薄い通年影響

    配当利回りは1.45%と低く、株主への利益還元が乏しいことが売り材料になり得る

  • 外国人保有比率9.89%と低流動性継続影響

    外国人保有比率は9.89%と低く、売買参加者が少なく価格変動が大きくなりやすい

次の決算で確かめる点
kintoneの契約数
主力サービスで、成長の原動力のため。
ARR(年間経常収益)
サブスク収益の持続性を測る。
海外売上比率
海外展開が今後の成長余地を左右する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは1.65%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
1.65%
いまの株価に対して
配当性向
26.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月9280.3
2017年12月91.9113.3
2018年12月90.073.4
2019年12月1011.150.3
2020年12月1110.034.4
2021年12月129.1242.7
2022年12月138.3526.9
2023年12月147.727.5
2024年12月30114.341.8
2025年12月4033.326.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ16,564人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.6%を占め、残る66.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他64.261.557.256.452.953.3
事業法人15.816.215.719.919.719.4
金融機関9.29.515.215.214.614.2
自己株式13.013.013.09.712.412.3
外国法人9.111.311.26.410.09.9
証券会社1.81.40.71.92.73.1
外国人個人0.00.10.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01畑 慎也15.47
02Cbzサポーターズ株式会社15.37
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.12
04サイボウズ従業員持株会4.47
05山田 理3.63
06株式会社リコー3.30
07中野 博久1.95
08西端 慶久(青野 慶久)1.65
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.58
10株式会社SBI証券0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-29
    西端 慶久
    新規の大量保有報告
    17.04%
  • 2026-07-03
    西端 慶久
    新規の大量保有報告
    1.67%
    +0.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2909%、1株純資産は14期で+355%。直近期のROEは48.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月5855.748.3
2013年12月4794.9105.0159.4
2014年12月0790.31512.0
2015年12月−570
2016年12月7699.666.9280.3
2017年12月97013.061.3113.3
2018年12月147419.846.473.4
2019年12月228727.467.250.3
2020年12月3114027.682.434.4
2021年12月121398.6152.2242.7
2022年12月11011.21672.9526.9
2023年12月5223631.341.727.5
2024年12月7525231.138.641.8
2025年12月15338548.118.426.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額53百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西端慶久代表取締役 社長558,976,027
岡田陸取締役291,965
田岡朋弥取締役29911
永岡恵美子取締役545,192
磯田満梨取締役45
熊平美香取締役65
田畑正吾監査役(常勤)55
小川義龍監査役62
植松則行監査役66

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51718367
社外取締役617173

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容451字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(サイボウズ株式会社)、子会社10社及び関連会社2社により構成されており、グループウェアの開発とライセンス販売、SaaS・クラウド型グループウェア・ネットサービスの提供、及び高付加価値SIの提供を主たる業務としております。 [サイボウズグループ] グループウェアの開発とライセンス販売SaaS・クラウド型グループウェア・ネットサービスの提供高付加価値SIの提供   サイボウズ株式会社サイボウズ・ラボ株式会社サイボウズ・コネクトシー株式会社株式会社エヒメスポーツエンターテイメント才望子信息技術(上海)有限公司Cybozu Vietnam Co., Ltd.Kintone CorporationKINTONE AUSTRALIA PTY., LTD.KINTONE SOUTHEAST ASIA SDN. BHD.Kintone Thai Holdings Co., Ltd.Kintone (Thailand) Co., Ltd.
経営方針・対処すべき課題2,211字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当社グループは「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念のもと、情報共有の基盤となるソフトウェアを提供することを主な事業領域としております。 (2)経営環境及び対処すべき課題 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 各製品のクラウドサービスの売上が堅調に増加している中、将来の収益力をより一層高めるため、引き続き、パートナーとの連携を強化しながら、エンタープライズ市場も含めた新規顧客の獲得と既存顧客の全社利用推進、AI機能の開発、グローバル展開等に取り組んでまいります。 ○新規顧客の獲得及び既存顧客の全社利用推進 価格改定や最小契約ユーザー数引き上げの影響等により、2025年は売上高や顧客の平均売上単価ともに増加傾向にある一方で、新規顧客の獲得社数は緩やかな推移となりました。 「kintone」は中小・中堅企業を中心に導入を拡大してまいりましたが、更なる事業成長のためには、エンタープライズ市場における新規顧客の獲得や既存顧客の全社利用推進が重要であると認識しております。また、マーケティング施策においても、従来の認知獲得・維持を目的とした広告に加え、全社利用を訴求する取り組みも進めております。 今後も、中小企業から大企業までの新規獲得に注力するとともに、既存顧客の全社利用推進の両面に取り組むことで、更なる事業成長を目指してまいります。 ○パートナー連携の強化 当社は、パートナー企業とともにお客様への提供価値を高めるパートナービジネスを重視しており、長年にわたりエコシステムの拡大・強化に取り組んでまいりました。パートナー社数やパートナー企業が提供するプラグイン・連携サービス、パートナー経由販売比率も年々増加しており、当社事業の重要な強みの一つとなっております。 今後も当社パートナープログラム「Cybozu Partner Network」やイベント開催等を通じて協業を推進し、より強固なエコシステムの構築と顧客価値の最大化に取り組んでまいります。 ○AIへの取り組み 生成AIをはじめとしたAI技術の普及により、業務におけるAI活用への関心が高まっております。当社は、AI技術の活用を通じてお客様の業務改善やデータ活用を加速させることを目的として、AI機能の開発及び各サービスへの搭載を優先度高く進めてまいりました。 引き続き、全社的にAI開発体制を強化するとともに、今後も、技術動向を素早くキャッチアップし、お客様の幅広いニーズに応えるAI機能を提供してまいります。 ○グローバル展開 当社は、北米・中南米、中華圏、APACを中心にグローバル展開しております。いずれの地域においても、現地の事業環境に即した販売体制の構築や認知度向上が共通の課題です。引き続き、事業成長につながる投資機会を見極めながら、機動的に対応し、中長期的な視点でグローバル展開を推進してまいります。 ○組織・体制の強化 当社では、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念の実現に向けて、我々自身が大切にしている5つのカルチャ―(「理想への共感、多様な個性を重視、公明正大、自主自律、対話と議論」)を体現し、チームの生産性とメンバー(従業員)の幸福がともに高い状態の組織であることを目指しております。そのために、当社では、従業員について「100人100通りのマッチング」を重視し、多様な個性を活かす柔軟な働き方の選択肢を提示し、従業員一人ひとりのスキルや希望をマッチングさせるための基盤づくりに取り組んでおります。また、そのうえで、従業員一人ひとりの多様な個性や強みが最大限に発揮され、更なる挑戦と成長につながるよう、各種タレントマネジメントの仕組みを整備するとともに、効果的かつ効率的に意思決定及び業務執行が行える役割分担や組織構造の構築にも注力しております。中長期の事業戦略を加速させるため、これらの仕組みや基盤の強化を図るとともに、引き続き積極的な人材採用を行ってまいります。 さらに、当社では、自社製品である「kintone」や「Garoon」を活用し、インサイダー情報やプライバシー、取引先との契約に基づく守秘義務等に配慮したうえで、経営会議や取締役会の議事を含む経営に関するあらゆる情報を、公明正大に全社へ共有しております。このような情報共有を通じて、情報格差を最小限にし、役員及び従業員一人ひとりが主体的に判断し、質問責任を果たせる環境を整えています。また、経営陣が説明責任を果たし、対話と議論が日常的に行われる組織風土を醸成することにより、組織全体としてのガバナンス強化を目指してまいります。 ○クラウドサービス事業者として信頼される内部統制システムの整備 クラウドサービス事業を推進するに当たり、情報セキュリティを含む内部統制システムへの信頼性確保の重要性が高まっております。 そのような中で、当社グループは、海外拠点を含め、「公明正大」の考え方のもと、内部統制の仕組み化(ルール化、見える化、効率化)をより一層強化し、引き続き株主、ユーザー、パートナー企業、その他ステークホルダーの皆様からの信頼を確保すべく、内部統制システム体制の整備に注力してまいります。
事業等のリスク4,073字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下、当社グループの事業等において、リスクの要因となる主な事項及び投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を記載しております。当社グループは、これらのリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に対する投資判断は本項以外の記載内容もあわせて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下の事項においては将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 1.    事業環境に関するリスク 市場環境の変化について [発生可能性:中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大 ] 当社グループが製品、サービスの開発において利用している技術(Web、インターネット、クラウドコンピューティング、AI・機械学習等)は技術革新の進歩が速く、それに応じて業界標準及び利用者のニーズも急速に変化しています。このような変化に対応するため、新製品、サービスも相次いで登場しています。これらの新たな技術革新や利用者ニーズへの対応が遅れた場合、当社グループの提供する製品、サービス及びクラウドサービス環境等が陳腐化し、競合他社に対する競争力の低下を招く可能性があり、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。 2.    事業の拡大・海外展開に関するリスク ① 事業拡大及び投資について [発生可能性:中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中~大 ] (a) 人材の採用・育成 今後の業容の拡大を図る中で、各事業において、専門性を有する人材の採用・育成は不可欠であると認識しております。現時点では人材の採用・育成に重大な支障が生じることは無いものと認識しておりますが、今後各事業において人材獲得競争が今以上に激化し、優秀な人材の採用がさらに困難となる場合や在職している人材の社外流出が大きく生じた場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (b) 関係会社等への投資に関わるリスク 当社グループが投資を行っている関係会社等について、経営環境の変化等を要因として回収可能性が低下する可能性があり、また、投資の流動性の低さ等を要因として当社グループが望む時期や方法で事業再編が行えない可能性があります。そのため、投資の全部又は一部が損失となる、あるいは、追加資金拠出が必要となる等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 海外事業展開について [発生可能性:中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中 ] 当社グループはグローバルな事業展開を進めておりますが、海外市場への事業進出には、各国政府の予期しない法律又は規制の変更、社会・政治及び経済情勢の変化又は治安の悪化、戦争、為替制限や為替変動、輸送・電力・通信等のインフラ障害、各種税制の不利な変更、移転価格税制による課税、保護貿易諸規制の発動、異なる商習慣による取引先の信用リスク、労働環境の変化及び人材の採用と確保の困難度、疾病の発生等、海外事業展開に共通で不可避のリスクがあります。そのほか、投下資本の回収が当初の事業計画どおり進まない可能性や、撤退等の可能性があります。 3.    サービスに関するリスク ① システム障害について [発生可能性:中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大 ] 当社グループはインターネットへの接続環境を有するユーザーを対象に製品・サービス開発を行っており、営業活動・クラウドサービスその他のサービス提供においてもインターネットに依存しています。そのため、自然災害、停電、戦争、テロ、事故、その他通信インフラの破壊や故障、マルウェアや不正アクセス等により、当社グループのシステムあるいはインターネット全般のシステムが正常に稼動しない状態、いわゆるシステム障害が発生した場合に、当社グループのクラウド事業に極めて重大な影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ製品・サービスの提供等においてインターネット環境に依存する部分は大きく、システム障害が発生した場合に、代替的な営業・サービス提供のルートを完全に確保することは困難な場合もあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産の保護及び侵害 [発生可能性:中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:低~中 ] 当社グループは、商標及び特許出願等、営業活動等に必要な範囲において可能な限り知的財産権等の防衛を図る所存でありますが、当社グループ、とりわけビジネスソフトウェア製品のコンセプト、ユーザーインターフェース及び操作性については、第三者による模倣を防止する手段は限定されていると考えられます。当該模倣が発生すると、当社の営業活動等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、いずれの製品、サービスも単一の特許又は関連する技術に依存しているとは考えておりませんが、このような知的財産が広範囲にわたって保護できないこと、あるいは広範囲にわたり当社グループの知的財産権が侵害されることによって、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが海外展開を進めるにあたり、中国その他のアジア地域を中心として横行している違法コピーや模倣品の流通といった知的財産権侵害や、諸外国での当社ブランド等に関する他社の商標登録が発生した場合、当社グループの販売活動、業績及び財務活動に多大な影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社のプログラム製品の一部には、当社以外の第三者がその著作権等を有するオープンソースソフトウェア(以下、「OSS」という。)を組み込んでおります。当社は、製品・サービスにOSSを組み込む場合、各OSSライセンスに則って組み込んでおりますが、当該ライセンス内容が大幅に変更された場合及びかかるOSSが第三者の権利を侵害するものであることが発見された場合等は、当該プログラム製品の交換・修正・かかる第三者との対応等により、提供・販売・流通等に影響を及ぼす可能性があります。 4.    コンプライアンスに関するリスク ① 法的規制等について [発生可能性:中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中 ] 現在日本国内や海外においては、クラウドサービスに関するセキュリティ、個人情報保護、知的財産保護のあり方等について、法制度の整備がなされています。これらの法制度の中には、当社グループが提供するインターネットを利用する製品及びサービスにも適用される可能性のある法律等が制定されているものの、その解釈についてはまだ確立されているとはいえません。 また、ソフトウェアの知的財産保護や、インターネット上の知的財産権保護の他、ソフトウェアの使用許諾又はクラウドサービス提供における約款の取扱いに関して、引き続き議論がされるとともに、法改正も進んでいるところです。これらの法制度の整備をきっかけに、事業者の責任範囲の拡大や事業規制がなされることによって、事業が制約される可能性があります。 ② 情報セキュリティについて [発生可能性:低~中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中~大 ] 当社グループの営業秘密、顧客情報等の管理につきましては、十分留意していく所存でありますが、当該情報の漏洩等が発生した場合には、当社グループの信用が損なわれることとなり、その後の事業展開、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、個人情報保護法への対応強化及び消費者保護のための情報提供義務への対応が世界的に強く求められていることにより、このような対応に不備が出てしまった場合当社グループの事業の収益性に影響を及ぼす可能性があります。 特に、クラウドサービスにつきましては、データの安全性確保のための当社セキュリティレベル向上とその情報開示の他、クラウドサービス業務の委託先に対する必要かつ適切な監督や委託先の内部統制の有効性評価等に努めておりますが、クラウドサービス上のデータの破壊、紛失、漏洩などが不測の事情により発生してしまうことにより、当社グループの事業の収益性に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 訴訟ないし法的権利行使の可能性について [発生可能性:低~中 発生する可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中 ] 当社グループの製品、技術又はサービスに対する知的財産権を含む各種権利等の侵害を理由とする販売差し止めや損害賠償の訴訟が提起される可能性があり、当社グループの販売活動や業績等に影響を及ぼす可能性があります。 この点、2025年7月18日に開示したとおり、当社製品が特許を侵害したとして、損害賠償請求訴訟が提起されていますが、当社は当該請求には理由がないものと考えており、代理人弁護士を通じて適切に対応しております。当該訴訟による当社の業績への影響等、開示すべき事項が判明した場合は、速やかに開示いたします。 また、システム障害や情報漏洩等が発生した場合、当社グループの製品及びサービスの利用者に一定の損害を与えることがあり、特に、クラウドサービスに関しては、サービス停止、クラウド上の情報漏洩、インシデントの原因追究(契約上の責任追及)とその影響範囲内での損害賠償請求訴訟等が提起される可能性があります。 当社グループが海外展開を進めていく中で、特に米国等においては訴訟が提起される可能性が比較的高く、また、訴訟コストや損害賠償額等が高額となる国において訴訟が提起された場合には、当社グループの財政状態及び業務に多大な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,081字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   対前年同期比(増減額)   対前年同期比(増減率) 連結売上高   29,675百万円   37,430百万円   7,755百万円   26.1% 営業利益   4,892百万円   10,101百万円   5,208百万円   106.4% 経常利益   5,335百万円   10,325百万円   4,990百万円   93.5% 親会社株主に帰属する当期純利益   3,555百万円   7,081百万円   3,526百万円   99.2% 2011年11月に提供を開始したクラウドサービスは、ご利用いただいている契約社数が70,000社、契約ユーザーライセンス数が360万人を突破し堅調に推移しております。 このような状況下において、当連結会計年度の連結業績につきましては、クラウドサービスの売上が引き続き積み上がり、価格体系改定等による影響もあり、連結売上高は37,430百万円(前期比26.1%増)となりました。このうち、クラウド関連事業の売上高は34,485百万円(前期比28.7%増)となっております。利益項目につきましては、クラウドサービスの運用費等の売上原価が増加、昇給や中期ターゲットである2028年12月期の連結売上高509億円の達成に向けた特別賞与の設定等により人件費が増加、積極的な広告宣伝投資を継続していることにより広告宣伝費が増加、グローバルを見据えた新規事業の創出を目的として長期的な研究開発活動を活性化していることにより研究開発費が増加した影響等から、営業利益は10,101百万円(前期比106.4%増)、経常利益は10,325百万円(前期比93.5%増)となりました。また、法人税等計上後の親会社株主に帰属する当期純利益は7,081百万円(前期比99.2%増)となりました。 なお、当社グループ(当社及び連結子会社)の報告セグメントは「ソフトウェアの開発・販売」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。 ①主な製品・サービスの状況 ○業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」 主力製品である「kintone」は、2025年12月末時点の国内契約社数が39,000社と堅調に推移し、売上高は連結ベースで21,689百万円(前期比33.9%増)となりました。2024年10月に実施した価格改定の影響等により、売上高の増加に加えて、顧客の平均売上単価も増加傾向にあります。解約率も低位に抑えられている一方で、最小契約ユーザー数引き上げの影響もあり、新規顧客の獲得社数は緩やかな推移となりました。 「kintone」は中小・中堅企業を中心に導入を拡大してまいりましたが、従業員数1,000名以上の大企業向けの活動にも注力するため、当期1月にエンタープライズ事業本部を設立し、新規顧客へのソリューション提案や既存顧客へのアップセル提案等に取り組んでまいりました。 また、マーケティング施策においても、従来の認知獲得・維持を目的とした広告に加え、部門間の連携を通じて会社全体の業務効率化を描いたTVコマーシャル等、全社利用を訴求する取り組みも進めております。 さらに、「kintone」の導入は自治体においても拡大しており、2025年12月末時点の自治体導入数は約460となりました。また、導入拡大に伴い、当期9月には自治体での「kintone」の活用アイデアを共有するイベント「kintone hive government」も初開催し、多くの自治体関係者にご参加いただきました。 今後も、中小企業から大企業までの新規獲得に注力するとともに、既存顧客の全社利用推進の両面に取り組むことで、更なる事業成長を目指してまいります。 ○その他の製品・サービス 中小企業向けグループウェア「サイボウズ Office」では、2025年12月末時点の国内累計導入社数が83,000社、売上高については連結ベースで6,832百万円(前期比18.7%増)となり、売上高の91.8%がクラウドサービスとなりました。中堅・大規模組織向けグループウェア「Garoon」では、2025年12月末時点の国内累計導入社数が8,400社、売上高については連結ベースで6,213百万円(前期比12.2%増)、売上高の73.5%がクラウドサービスとなりました。また、メール共有サービス「メールワイズ」では2025年12月末時点の国内累計導入社数が16,000社、売上高については連結ベースで1,112百万円(前期比25.9%増)、売上高の98.3%がクラウドサービスとなりました。 いずれのサービスも売上高に占めるクラウドサービス比率が年々増加しております。引き続き、クラウドサービスへの移行を推進し、安定的な収益基盤の強化を図ってまいります。 ○パートナービジネス(エコシステム) 当社は、パートナー企業とともにお客様への提供価値を高めるパートナービジネスを重視しており、長年にわたりエコシステムの拡大・強化に取り組んでまいりました。2025年12月末時点におけるパートナー社数は約560社、パートナー企業が提供するプラグイン・連携サービスは500サービス以上と年々増加しております。 現在、クラウド関連事業の国内売上高の66.0%にあたる21,956百万円がパートナー経由の売上となっており、パートナー販売比率も年々増加しております。また、販売チャネルの拡大に向けて、2025年12月末時点で全国20行以上の地方銀行と協業し、実働約8年間で地方銀行のコンサルティングにより約900社に当社サービスを導入いただいております。 当期は、BizteX株式会社よりOEM提供を受け、オプション機能「連携コネクタ」のβ版を提供開始する等、「kintone」の自ら作れる範囲を広げ、ユーザーの利用用途の拡大に向けた取り組みを実施しました。 今後も当社パートナープログラム「Cybozu Partner Network」やイベント開催等を通じて協業を推進し、より強固なエコシステムの構築と顧客価値の最大化に取り組んでまいります。 ○AIに関する取り組み 生成AIをはじめとしたAI技術の普及により、業務におけるAI活用への関心が高まっております。当社は、AI技術の活用を通じてお客様の業務改善やデータ活用を加速させることを目的として、AI機能の開発及び各サービスへの搭載を優先度高く進めてまいりました。 「kintone」では、「kintone AIラボ」として検索AIやアプリ作成AI等、合計5つの機能を当期4月より順次提供してまいりました。これらは主に市民開発や蓄積データの活用を支援する機能です。また、「Garoon」及び「サイボウズ Office」においても、要約AIや校正AI等の機能を提供し、各サービスにおけるAI活用を推進しております。 引き続き、全社的にAI開発体制を強化するとともに、今後も、技術動向を素早くキャッチアップし、お客様の幅広いニーズに応えるAI機能を提供してまいります。 ○信頼性強化への取り組み 当社は、クラウド関連事業を開始した2011年より、自社でクラウド基盤の開発と運用を継続しております。当期においても、自社開発の新クラウド基盤「NECO」への移行を進める等、信頼性強化に重点を置き、セキュリティ向上に対する継続的な投資を行っております。 当社のクラウドサービスは、「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」において、政府が求めるセキュリティ要求を満たすサービスとして認定されております。また、海外向けに提供する「kintone」については、「SOC2 Type1保証報告書」及び「SOC2 Type2保証報告書」を受領していることに加え、当期は米国の医療情報保護法「HIPAA」にも対応いたしました。これにより、機密性の高い情報を取り扱う企業・団体における導入機会の損失を防ぎ、顧客基盤の拡大に寄与すると考えております。 今後も国際基準を満たす内部統制及びセキュリティ脅威への対応に継続して取り組み、安心・安全なクラウドサービスの提供を推進してまいります。 ②グローバル展開の状況 当社は、北米・中南米、中華圏、APACを中心にグローバル展開しております。2025年12月末時点における導入社数は、米国で910社、中華圏で1,430社、APACで760社となりました。 北米・中南米では、MSP(Managed Service Provider)を中心とした販売体制の整備を図るとともに、直販での販売活動の強化にも取り組んでまいりました。中華圏では、現地の事業環境等を踏まえながら、日系企業を中心とした提案活動に注力しております。APACでは、タイの売上・導入実績は堅調に推移しております。今後はマレーシアでも積極的なプロモーション活動を実施してまいります。 当期9月には「kintone Days Global 2025」をバンコク、深圳、上海、台北の4都市で開催し、各地域における認知拡大及び顧客・パートナーとの接点強化を図りました。 今後も認知の拡大や販売体制の強化に取り組み、事業成長につながる投資機会を見極め、中長期的な視点でグローバル展開を推進してまいります。 ③社会・地域への取り組み 当社では、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念のもと、社会課題の解決や地域のDX推進に向けた取り組みを実施しております。 社会課題への取り組みとしては、主に非営利団体向け支援や地方創生支援、教育現場の働き方改革支援、災害時のICT活用支援等に取り組んでおります。当期は「地域クラウド交流会」を全国で27回開催したほか、大雨で被災した3県にて、「kintone」を活用した災害支援を実施いたしました。 地域DXへの取り組みとしては、当期6月に株式会社エヒメスポーツエンターテイメントとの資本業務提携契約の締結、及び同社の第三者割当増資引受により、同社を子会社化いたしました。同社が運営するプロバスケットボールチーム「愛媛オレンジバイキングス」の更なる成長を支援するとともに、「kintone」の導入・活用を通じて地域のDX推進を後押しし、当社創業の地である愛媛のまちづくりへの貢献を目指してまいります。 今後も当社のチームワーク向上のノウハウを活かし、社会課題の解決や地域のDX推進に向けた活動を継続してまいります。 ④生産、受注及び販売実績 a.生産実績 当社グループ(当社及び連結子会社)の報告セグメントは「ソフトウェアの開発・販売」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、記載を省略しております。 当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) ソフトウェア事業   21   169.3 (注) 金額は、製造原価とソフトウェアのうち自社開発分(資産計上分)の合計により算出しております。 b. 受注状況 当社グループ(当社及び連結子会社)は受注開発を行っておりますが、受注高及び受注残高の金額に重要性はありません。 c. 販売実績 当社グループ(当社及び連結子会社)の報告セグメントは「ソフトウェアの開発・販売」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、ソフトウェア事業に含めて記載しております。 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) ソフトウェア事業   37,430   126.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 (2) 財政状態 前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   対前年同期比(増減額) 資産合計   21,087百万円   30,140百万円   9,052百万円 負債合計   9,454百万円   12,324百万円   2,870百万円 純資産合計   11,633百万円   17,815百万円   6,181百万円 資産合計につきましては、現金及び預金や売掛金が増加、クラウドサービス用のサーバー増設等により工具、器具及び備品が増加、上場株式の株価上昇により投資有価証券が増加した影響等から、前連結会計年度末に比べ9,052百万円増加し、30,140百万円となりました。 負債合計につきましては、未払法人税等や契約負債が増加した影響等から、前連結会計年度末に比べ2,870百万円増加し、12,324百万円となりました。 純資産合計につきましては、剰余金配当1,386百万円を実施した一方、親会社株主に帰属する当期純利益7,081百万円の計上により利益剰余金が増加した影響等から、前連結会計年度末に比べ6,181百万円増加し、17,815百万円となり、自己資本比率は59.1%となりました。 なお、当社グループ(当社及び連結子会社)の報告セグメントは「ソフトウェアの開発・販売」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より6,104百万円増加し、11,694百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   対前年同期比(増減額) 営業活動によるキャッシュ・フロー   5,601百万円   10,676百万円   5,074百万円 投資活動による キャッシュ・フロー   △3,089百万円   △3,102百万円   △13百万円 財務活動によるキャッシュ・フロー   △3,599百万円   △1,388百万円   2,210百万円 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金収支は、10,676百万円の収入となりました。これは法人税等の支払いがあった一方、税金等調整前当期純利益10,325百万円や減価償却費の計上等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金収支は、3,102百万円の支出となりました。これはクラウドサービス投資の一環としてサーバー等を取得したことに伴う固定資産取得による支出があったこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金収支は、1,388百万円の支出となりました。これは配当金支払いによる支出があったこと等によるものです。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金及び設備投資等資金は、主として営業活動キャッシュ・フローである自己資金により充当し、必要に応じて金融機関からの借入を実施することを基本方針としております。今後の資金需要のうち、主なものは、運転資金の他、国内外でのクラウドサービス認知度を向上させるための広告宣伝及び国内のクラウドサービス用サーバー機材増設等の設備投資であります。これらの資金についても、基本方針に基づき、自己資金により充当しつつ、必要に応じて金融機関からの借入を実施する等、負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要な資金を調達してまいります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。