本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

東芝テック

TOSHIBA TEC CORPORATION6588 · Prime · 電気機器

POSシステムと複合機の二本柱。国内では小売向けPOS、海外ではオフィス向け複合機が主力。

概要

東芝テックは、POSシステムや複合機を中心に、小売業とオフィス向けソリューションを提供する情報機器メーカーである。1950年に東京芝浦電気(現・東芝)から分離独立し、2025年3月期の連結売上高は5770億円、従業員数は約1万5000人。国内小売向けPOSシステムで首位級のシェアを持ち、海外でもTOSHIBAブランドで事業を展開する。

小売向けPOSとオフィス向け複合機の二軸事業

東芝テックはリテールソリューション事業とワークプレイスソリューション事業の二つの報告セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、リテールが3476億41百万円、ワークプレイスが2277億58百万円である。リテール事業は国内・海外の小売業向けにPOSシステムやオートIDシステムを提供し、ワークプレイス事業は海外市場向けに複合機やオートIDシステムを供給する。両事業とも関連サービスを含む。

国内と海外で異なるブランド戦略

国内市場では、リテール向けPOSシステムとオートIDシステムをTECブランド、複合機をTOSHIBAブランドで販売する。海外市場ではTOSHIBAブランドを中心に、海外子会社や代理店を通じて販売し、一部は取引先ブランドで供給する。グループは62社の連結子会社を持ち、米州、欧州、アジアなどに販売・サービス拠点を配置する。

売上高は5000億円台で推移、収益は変動

2023年3月期の売上高は5108億円、2024年3月期は5481億円、2025年3月期は5770億円と増加傾向にあったが、2026年3月期は5693億円と微減した。営業利益は2025年3月期に203億円の黒字を計上したが、2026年3月期は143億円に減少。親会社株主帰属当期純利益は2025年3月期に299億円の黒字から、2026年3月期は22億円の損失に転落した。

中長期目標は営業利益率10%

東芝テックは2026年5月に「中期経営計画(2026~2028年度)」を策定し、2030年度に営業利益率10%を目標とする。そのため基礎収益力の向上と事業転換を並行し、AI活用やIT基盤強化による経営高度化、地域別収益性改善、アセットライト化などを進める。また、リカーリングビジネス拡大やグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」の拡大に取り組む。

業界の中での役割は小売業向けPOSシステムおよびオフィス向け複合機のグローバルサプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5,693億円
営業利益
143億円
営業利益率
2.5%
純利益
-23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
リテール3,448億円60.6%
複合機2,245億円39.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01リテール(小売業)主力

国内・海外の小売業向けにPOSシステムやオートIDシステムを提供。国内はTECブランド、海外はTOSHIBAブランドや取引先ブランドで販売。関連商品やサービスも含む。

主な製品・サービス2
POSシステム
小売店舗での販売データ管理や会計処理を行うシステム。スーパーやコンビニエンスストアなどで利用される。
オートIDシステム
バーコードやRFIDを利用した自動認識システム。在庫管理や物流効率化に貢献。

02ワークプレイス(オフィス・業務用)主力

国内外のオフィス向けに複合機を提供。国内はTOSHIBAブランド、海外はTOSHIBAブランド中心に販売。関連商品・サービスも含む。

主な製品・サービス1
複合機
印刷・コピー・スキャン・FAX機能を統合したオフィス機器。ドキュメントワークフローの効率化に貢献。

製品と技術

小売業の中枢を担うPOSシステム

東芝テックのPOSシステムは、スーパーやコンビニエンスストアなどで販売データ管理や会計処理を行う。国内ではTECブランドで提供し、セルフレジやスマートレシート、決済端末などの拡販に注力する。海外ではTOSHIBAブランドや取引先ブランドで販売され、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を通じて高度なソリューションを提供する。P

物流効率化を支えるオートIDシステム

オートIDシステムはバーコードやRFIDを利用した自動認識技術で、在庫管理や物流効率化に貢献する。ラベルプリンタやスキャナなどのハードウェアと、データ管理ソフトウェアを組み合わせて提供する。国内ではTECブランド、海外ではTOSHIBAブランドで販売され、小売業や物流業界で広く利用される。

オフィス文書管理の複合機

複合機は印刷、コピー、スキャン、FAX機能を統合したオフィス機器である。国内市場向けはTOSHIBAブランドで販売され、ワークプレイスソリューション事業の主力製品である。海外市場向けもTOSHIBAブランドで展開し、販売や保守サービスを提供する。ペーパーレス化が進む中、ドキュメントワークフローの効率化に寄与する。

グローバルリテールプラットフォームELERA

ELERAは東芝テックが提供するグローバルリテールプラットフォームで、POSシステムを核に店舗運営のデジタル化を支援する。クラウドベースでAIを活用し、リアルタイムなデータ分析やインテリジェンスエンジンとして機能する。小売業のDX需要に対応し、リカーリングビジネスの拡大に貢献する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

店舗システムで強み、収益力低調

当社はPOSシステムや店舗向け機器を主力とする電気機器メーカーで、売上高は5千億円超。しかし営業利益率は2026/3期に2.51%と収益性は低い。同業のキオクシアHDやイビデンは半導体・電子部品が中心で、当社はシステムインテグレーションに近いビジネスモデル。低収益体質からの脱却と、デジタル化需要の取り込みが課題。

強み

  • POS・レジ等の店舗向けシステムで高いシェアを持ち、豊富な導入実績。
  • アジアや欧米など海外市場に進出し、売上の一部を海外で稼ぐ。
  • 全国に保守サービス網を有し、顧客サポートの品質が強み。
  • 東芝グループの一員として、技術や販路のシナジーを享受。

課題

  • 営業利益率が2~3%と低く、コスト削減や高付加価値化が急務。
  • キオクシアHDなど半導体企業とは異なる競合が存在。
  • デジタル変革に対応した新製品・サービスの開発が遅れるリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字が東芝テック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14547キッセイ薬品工業1,892億円12.3倍
29682DTS1,867億円15.6倍
34812電通総研1,860億円31.7倍
42154オープンアップグループ1,857億円14.6倍
56588東芝テック1,712億円
62492インフォマート1,712億円70.6倍
79025鴻池運輸1,635億円10.7倍
89715トランス・コスモス1,627億円11.3倍
92124ジェイエイシーリクルートメント1,619億円17.2倍
104776サイボウズ1,601億円18.2倍
113778さくらインターネット1,495億円672.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

東芝から分離独立した1950年

1950年2月、企業再建整備法により東京芝浦電気(現・東芝)から分離独立して発足。1952年11月に商号変更と本店移転を行い、1962年11月に東京証券取引所市場第二部に上場した。同年12月には三島工場(現・静岡事業所)を開設し、生産拠点を整備した。1966年10月には東芝事務機を吸収合併し、事業基盤を強化した。

上場と国内拠点拡充の1960年代

1962年の上場後、1969年8月に東京証券取引所市場第一部に指定された。この間、1966年に東芝事務機を合併し、オフィス機器分野を拡大。1972年9月には国内リテール事業の販売部門をテック電子として分離独立させ、1973年11月にはサービス部門も分離した。1980年3月には東京電気技研(現・テックインフォメーションシステムズ)を設立し、情報システム事業を強化した。

アジア進出と1994年の合併

1989年1月にテックシンガポール社(現・東芝テックシンガポール社)を設立し、海外展開を開始。1992年7月にはテックインドネシア社を設立した。1994年10月にはテック電子と合併し、国内販売体制を再統合した。1999年1月には商号を東芝テックに変更し、本店も移転した。同年10月には東芝アメリカビジネスソリューション社を設立し、北米市場に本格参入した。

欧州子会社設立と家電事業の譲渡

2001年4月、東芝テックドイツ画像情報システム社、東芝テックフランス画像情報システム社を設立し、欧州での販売網を構築した。2007年6月には東芝家電製造(現・東芝ライフスタイル)に対して家電事業を譲渡し、事業領域をリテールとワークプレイスに絞り込んだ。2005年1月には本店を移転している。

IBMのグローバルコマース事業を買収

2012年8月、International Business Machines Corporation(IBM)よりグローバルコマースソリューション事業を買収し、リテールソリューションの国際展開を加速。同年12月に東芝グローバルコマースソリューション・スペイン社を設立。この買収により、米州や欧州でのPOSシステム事業が拡大した。2015年4月には東芝テックマレーシア社、2018年10月には東芝テックカナダビジネスソリューション社を設立した。

東芝グループ再編とエトリアへの事業承継

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。同年10月には東芝より東芝オーストラリア社を譲り受け、オセアニア事業を拡大。2024年1月には東芝テックビジネスソリューション中国社を設立した。2024年7月にはエトリアに対して複合機およびオートIDシステムの開発・製造事業を承継し、製造部門の再編を進めた。

年表26件を開く

1950年代

  • 1950年2月企業再建整備法により東京芝浦電気㈱(現 ㈱東芝)から分離独立
  • 1952年11月商号変更商号変更及び本店移転

1960年代

  • 1962年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1962年12月三島工場(現 静岡事業所)を開設
  • 1966年10月M&A東芝事務機㈱を吸収合併
  • 1969年8月東京証券取引所市場第一部指定

1970年代

  • 1972年9月国内リテール事業に係る販売部門を分離独立(テック電子㈱)
  • 1973年11月国内リテール事業に係るサービス部門を分離独立

1980年代

  • 1980年3月東京電気技研㈱(現 テックインフォメーションシステムズ㈱)設立
  • 1989年1月創業テックシンガポール社(現 東芝テックシンガポール社)設立

1990年代

  • 1992年7月創業テックインドネシア社設立
  • 1994年10月M&Aテック電子㈱と合併
  • 1999年1月商号変更商号変更及び本店移転
  • 1999年10月創業東芝アメリカビジネスソリューション社設立

2000年代

  • 2001年4月東芝テックドイツ画像情報システム社、東芝テックフランス画像情報システム社及び
  • 2005年1月本店移転
  • 2007年6月東芝家電製造㈱(現 東芝ライフスタイル㈱)に対して家電に係る事業を譲渡

2010年代

  • 2012年8月International Business Machines Corporation(IBM)よりグローバルコマース
  • 2012年10月本店移転
  • 2012年12月東芝グローバルコマースソリューション・スペイン社事業開始
  • 2015年4月東芝テックマレーシア社事業開始
  • 2018年10月東芝テックカナダビジネスソリューション社事業開始

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場に移行
  • 2022年10月㈱東芝より東芝オーストラリア社を譲受け
  • 2024年1月創業東芝テックビジネスソリューション中国社設立
  • 2024年7月エトリア㈱に対して複合機及びオートIDシステムの開発及び製造に関する事業を承継

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年度まで5,800億円
  • 営業利益2028年度まで380億円
  • 営業利益率(ROS)2028年度まで6.6%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2028年度まで210億円
  • 投下資本利益率(ROIC)2028年度まで16%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    共創による新たな価値の創出

    パートナー連携により社会課題解決に貢献し、グローバルな顧客基盤・販売網を活用してオープンな連携基盤のもと多様なサービスを組み合わせ、新たなサービスや付加価値を創出する。

  2. 02

    リカーリングビジネスの拡大

    グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を中核に、ハードウェアからソフトウェア・サービス一体型のリカーリング収益モデルへ転換し、収益の安定性・予見可能性を高める。

  3. 03

    AI活用とデータ駆動型経営の推進

    POSシステムをインテリジェンスエンジンへ進化させ、AI・データ活用により小売業の店舗運営・バリューチェーン全体の最適化を支援し、顧客価値向上を図る。

  4. 04

    コスト構造の強化と事業転換

    地域別収益性改善、間接業務効率化、アセットライト化によりコスト構造を強化し、創出したキャッシュを成長領域へ再投資して高収益・成長モデルを確立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で15,078人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は804万円で、9期前と比べて5.0%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月20,239
2018年3月19,780
2019年3月84645.420.319,980
2020年3月82945.619.920,014
2021年3月76544.918.618,511
2022年3月79645.418.218,539
2023年3月75045.921.018,906
2024年3月78246.217.119,093
2025年3月78646.015.915,509131
2026年3月80445.715.015,07895

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率56.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 8 / 海外 13、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
米国 レイクフォレスト他131億円
ワークプレイス ソリューション
静岡事業所 — 静岡県 伊豆の国市3,248百万円
リテール ソリューション
静岡事業所 — 静岡県三島市1,749百万円
ワークプレイス ソリューション
本社他 — 東京都 品川区他1,542百万円
リテール ソリューション ワークプレイスソリューション
シンガポール1,062百万円
リテール ソリューション
インドネシアバタム839百万円
リテール ソリューション
東京都 品川区他455百万円
リテール ソリューション
静岡県 三島市48百万円
ワークプレイス ソリューション
主な関係会社
  • 国内
    ㈱東芝
    神奈川県 川崎市 · その他の関係会社
    議決権50.5%
  • 国内
    TBJH㈱
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権50.5%
  • 国内
    TBJホールディングス㈱
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権50.5%
  • 海外
    東芝アメリカビジネス ソリューション社(注)5(注)8
    米国 レイクフォレスト · 連結子会社
    議決権50.1%
  • 海外
    東芝グローバルコマース ソリューション社(注)5(注)8
    米国 ダラム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東芝テックソリュー ションサービス㈱(注)5
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝テックドイツ画像情報システム社(注)5
    ドイツ ノイス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝テック シンガポール社
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝テックフランス画像 情報システム社(注)5
    フランス リュエイユ=マルメゾン
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝テックビジネス ソリューション中国社
    中国 上海
    議決権95.7%
  • 海外
    東芝グローバルコマース ソリューション・メキシコ社(注)5
    メキシコ メキシコシティ
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝グローバルコマース ソリューション・オランダ社(注)7
    オランダ デ・メールン
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • テックインドネシア社インドネシア バタム100%
  • 東芝オーストラリア社オーストラリア マッコリー・パーク100%
  • 東芝テック英国画像情報 システム社(注)5英国 サリー100%
  • テックインフォメーションシステムズ㈱静岡県 伊豆の国市100%
  • 東芝グローバルコマース ソリューション・イタリア社イタリア ヴィメルカーテ100%
  • 東芝グローバルコマース ソリューション・スペイン社スペイン マドリード100%
  • 東芝テックカナダビジネスソリューション社カナダ マーカム100%
  • 東芝テックマレーシア社マレーシア シャー・アラム100%
  • 東芝グローバルコマース ソリューション・ホール ディングス㈱(注)7東京都 品川区100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    電子複写機交換及び保守一式
    法務省 · 2025-02-13
    4,962万円
  • 調達
    電子複写機交換購入及び保守一式
    法務省 · 2022-01-31
    4,693万円
  • 調達
    電子複写機交換及び保守契約一式
    法務省 · 2022-11-17
    3,465万円
  • 調達
    IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業IoTの社会実装推進に向けて解決すべき新規課題に関するシステムの開発電子レシートの標準データフォーマット及びAPIの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-01-11
    2,729万円
  • 調達
    電子複写機交換及び保守 一式
    法務省 · 2024-02-08
    2,148万円
  • 調達
    近畿地方更生保護委員会外3庁分A3対応デジタル複合機下取り交換契約
    法務省 · 2016-10-19
    569万円
  • 調達
    大阪刑務所複合機4台調達契約
    法務省 · 2023-02-03
    534万円
  • 調達
    令和6年度複合機供給及び保守契約
    法務省 · 2024-12-20
    464万円
  • 調達
    令和3年度 東芝製複写機(複合機)保守管理業務委託
    厚生労働省 · 2021-03-23
    363万円
  • 調達
    令和5年度複合機供給契約及び保守契約
    法務省 · 2024-01-19
    358万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は5,693億円営業利益143億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.3%、利益が-29.6%。

売上高
-1.3%
5,693億円
営業利益
-29.6%
143億円
純利益
-107.7%
-23億円
営業利益率
2.5%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高6,100億円5,693億円
営業利益200億円143億円
純利益70億円-23億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,489億円、営業利益は44億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+21.7%、営業利益は+238.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,363−117
2024年1Q1,224131.10
2024年2Q1,412463.322
2024年3Q1,331362.7−169
2024年4Q1,51480
2025年2Q2,892953.3266
2025年4Q2,8781083.833
2026年2Q2,577−11−0.4−99
2026年4Q3,1161544.976
2027年1Q1,489443.020

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,037億円から5,693億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は2.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4,03714962
2014年3月4,98920974
2015年3月5,246104−11
2016年3月5,328−23−1,034
2017年3月4,97612578
2018年3月5,133228175
2019年3月4,768165112
2020年3月4,83811637
2021年3月4,0577271
2022年3月4,45310254
2023年3月5,108131−137
東芝テックビジネスソリューション中国社設立
2024年3月5,481110−67
2025年3月5,7702031833.5299
2026年3月5,6931431062.5−23

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高5,693億円のうち、営業利益として残るのは143億円2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-23億円、売上の-0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.8%3,519億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.7%2,031億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.5%143億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.4pt
2.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.3pt
-0.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比10.3pt
-2.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-0.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが43億円、投資CFが−114億円で、差し引きのフリーCFは−71億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は395億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月265−438−41−173720
2014年3月208−426−81−218473
2015年3月230−148−5082550
2016年3月46−98−239−52227
2017年3月370−69−54301461
2018年3月291−115−61176574
2019年3月184−128−8156555
2020年3月208−138−7170533
2021年3月92−96−43−4518
2022年3月100−142−55−42467
2023年3月151−121−8130438
2024年3月194−161−3633486
2025年3月249−100−57149479
2026年3月43−114−31−71395

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,614億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,014億円で、自己資本比率は26.0%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3,8851,7662,11938.8
2014年3月3,9311,8602,07140.4
2015年3月4,1682,0312,13741.1
2016年3月2,8167042,11220.4
2017年3月2,6947601,93424.3
2018年3月2,8269321,89429.2
2019年3月2,7511,0081,74333.0
2020年3月2,8859641,92130.3
2021年3月2,8931,0991,79435.5
2022年3月3,1031,1771,92636.1
2023年3月3,1071,0222,08531.0
2024年3月3,3759622,41326.1
2025年3月3,4641,1572,30731.2
2026年3月3,6141,0142,60126.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
395億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
369億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
540億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,601億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
52
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率224社中177位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中213位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-2.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.5%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.0%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.3%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,971で、1年前と比べて+4.9%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥2,971-5.8%1ヶ月-3.9%1年+4.9%時価総額1,712億円
過去52週の値幅
安値¥2,520高値¥3,450

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)22.5倍
PBR1.66倍
配当利回り1.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月初の2810円から8月10日には3450円まで上昇し、52週高値に到達した。その後8月12日には-7.0%下落し3210円となった。1か月では+10.5%上昇したが、高値圏での利益確定売りが強まった。25日線を+3.8%上回り、75日線を+5.7%上回る。RSIは52.7と中立圏で、過熱感はない。週足では200日線を+9.5%上回り、上昇トレンドは維持されている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

予想PERが24.7倍と業界平均29.05倍を下回るものの、実績PERは算出不能で過去に赤字があり不安定。PBRは1.84倍で業界平均2.07倍を下回るが、ROEは-2.3%とマイナスで、収益性の低さに対して株価は割高感がある。配当利回り1.23%は業界平均2.29%を大きく下回り、株主還元も見劣りする。直近の決算では営業利益は増加しているものの、2026/3期には純損益が赤字に転落する見込みで、業績の不確実性が高い。割安指標は良好でも、収益悪化リスクを考慮すると割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (予想)22.5倍
PBR1.66倍2.58倍
ROE-2.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この銘柄の論点は、収益の安定性と海外成長のバランスにある。強気派は、国内POSで確固たる地位を築き、保守収入やサプライが安定的に寄与すること、海外では小売のDX需要を取り込んで売上を拡大している点を強調。2024年度は営業利益率3.52%で黒字転換し、株価も上昇。一方、弱気派は、海外展開や新規事業への投資負担が重く、為替変動に脆弱である点、直近2025年度は赤字に転落し、ROEがマイナスであることを挙げる。電子レシートやキャッシュレス化が普及する中で、従来のハード売上が縮小する懸念もある。

プラスに働く材料7
  • 国内シェアの強み

    小売向けPOSで国内首位級のシェアを誇り、顧客の基盤が強固。

  • 海外成長の余地

    欧州・アジアで店舗向けソリューションの需要が高まっている。

  • 黒字化への回帰

    2024年度は営業黒字(利益率3.52%)を達成し、業績改善の兆し。

  • 今期は最終黒字転換、予想PER24.7倍決算発表後影響

    予想PER24.7倍は今期の純黒字化を予想。前期の最終赤字から反動増益が期待される。

  • 営業利益143億円と高水準を維持通年影響

    2026年3月期の営業利益は143億円。前期から60億円減も、既存事業の収益力は一定程度保たれている。

  • 外国株主比率23.8%と高いガバナンス圧力継続影響

    外国株主比率は23.78%と高く、経営効率化や株主還元の要求が強まりやすい。これが株価を下支えする。

  • 1年で株価14.6%上昇、悪材料織り込み済み継続影響

    1年間の株価上昇率は14.63%と堅調。営業減益や赤字転換が嫌気されず、需給は良好。

マイナスに働く材料7
  • 事業の不安定さ

    2025年度は純損益が赤字に転落し、収益の振れが大きい。

  • ROEの低さ

    ROEは-2.3%と資本効率が悪く、投資家にとってマイナス。

  • 市場変化のリスク

    クラウド型POSやモバイル決済の進展で、既存ビジネスが陳腐化する恐れ。

  • 最終損益が299億円黒字から23億円赤字へ通年影響

    純利益は前期299億円から-23億円へ322億円悪化。通期の赤字転換は業績不安を強める。

  • 営業利益が203億円→143億円へ30%減益通年影響

    2026年3月期の営業利益は143億円で前期比60億円減少。減益率は約29.6%に達する。

  • 売上高が前期比77億円減の5,693億円通年影響

    売上高は5,770億円から5,693億円に減少。主要市場の需要減が続けば更に下振れる可能性。

  • ROE-2.3%で配当利回り1.23%と低い継続影響

    ROEはマイナス2.3%に転落し、配当利回りも1.23%と低水準。バリュエーションが割高に映りやすい。

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外事業の成長が全体の収益を左右するため。
サービス・保守売上
継続的な収益源であり、全体の安定性を測る指標となる。
営業利益率
投資コストの増加に対する収益性を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から55.6%いまの株価に対する利回りは1.35%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
1.35%
いまの株価に対して
配当性向
17.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月4012.4
2019年3月5025.031.0
2020年3月30−40.0591.0
2021年3月20−33.313.0
2022年3月40100.0466.9
2023年3月400.0
2024年3月4512.527.2
2025年3月450.017.5
2026年3月20−55.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,694人。区分でいちばん多いのは事業法人48.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.3%を占め、残る43.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人50.652.652.348.848.948.5
外国法人20.322.920.625.820.523.8
個人・その他10.09.09.214.214.114.0
自己株式4.54.04.08.28.18.1
金融機関11.29.310.89.69.97.8
証券会社8.06.27.11.66.55.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱東芝46.17
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)5.55
03モルガン・スタンレーMUFG証券㈱5.10
04ステート ストリート バンクアンド トラスト カンパニー510312(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.45
05ステート ストリート バンクアンド トラスト カンパニー510311(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.87
06㈱デジタルガレージ1.75
07㈱日本カストディ銀行(信託口)1.50
08ゴールドマン・サックス・インターナショナル(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱)1.33
09東芝テック社員持株会1.32
10UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京 支店)1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-04-21
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
    新規の大量保有報告
  • 2026-04-07
    株式会社東芝
    新規の大量保有報告
    46.17%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−291%、1株純資産は14期で+223%。直近期のROEは-2.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月235494.424.556.3
2014年3月275794.821.693.2
2015年3月−213,117−0.738.1
2016年3月−1,8831,045−90.5
2017年3月1411,19012.622.11.5
2018年3月3191,50223.79.912.4
2019年3月2041,65412.915.131.0
2020年3月681,5894.250.1591.0
2021年3月1301,8677.531.313.0
2022年3月982,0235.050.3466.9
2023年3月−2481,738−13.2
2024年3月−1241,664−7.327.2
2025年3月5652,04130.54.717.5
2026年3月−431,775−2.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額317百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
錦織弘信代表取締役社長 社長執行役員、指名委員会委員、報酬委員会委員7025,626
大西泰樹取締役 専務執行役員、社長補佐、経営企画担当、リテール・ソリューション事業本部長、指名委員会委員、報酬委員会委員6210,001
湯沢正志取締役 常務執行役員、社長補佐、新規事業担当、全社海外事業責任者657,413
谷尚史取締役 常務執行役員、財務統括責任者(CFO)、内部管理体制推進担当、財務部長624,969
三原隆正取締役(非常勤)59
桑原道夫社外取締役(非常勤)特別委員会委員長、指名委員会委員長77
青木美保社外取締役(非常勤)報酬委員会委員長、特別委員会委員65
梅葉芳弘社外取締役(非常勤)特別委員会委員、指名委員会委員、報酬委員会委員71
永濱光弘社外取締役(非常勤)特別委員会委員、指名委員会委員、報酬委員会委員72
坂本一郎監査役(常勤)62935
島野俊介監査役(常勤)621,600
大澤加奈子社外監査役(非常勤)55
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
河邦雄社外監査役(非常勤)71
嵯峨谷厳52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6126273420835
社外取締役4464612
監査役3454515
社外監査役218189

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,004字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、親会社、連結子会社62社、関連会社2社から構成され、その主たる事業は、POSシステム等を取扱うリテールソリューション事業及び複合機等を取扱うワークプレイスソリューション事業であります。 当社グループの各報告セグメントにおける事業の内容及び関係会社の位置付け等の概要は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照下さい。 (リテールソリューション事業) 国内及び海外市場向けPOSシステム、国内市場向け複合機、国内市場向けオートIDシステム、並びにそれらの関連商品・サービス等の提供を行っております。国内はPOSシステム及びオートIDシステムをTECブランドにて、複合機をTOSHIBAブランドにて当社及び代理店が販売する体制となっております。海外はTOSHIBAブランドを中心として、海外の子会社及び代理店を経由して販売するとともに、取引先ブランドにより販売する体制となっております。 <主な関係会社> 東芝グローバルコマースソリューション社、東芝テックソリューションサービス㈱、 東芝テックシンガポール社、東芝グローバルコマースソリューション・メキシコ社、 東芝グローバルコマースソリューション・オランダ社、テックインドネシア社、 テックインフォメーションシステムズ㈱、東芝グローバルコマースソリューション・イタリア社、 東芝グローバルコマースソリューション・スペイン社、 東芝グローバルコマースソリューション・ホールディングス㈱ (ワークプレイスソリューション事業) 海外市場向け複合機、海外市場向けオートIDシステム、並びにそれらの関連商品・サービス等の提供を行っております。海外の子会社及び代理店を経由して主にTOSHIBAブランドにて販売する体制となっております。 <主な関係会社> 東芝アメリカビジネスソリューション社、東芝テックドイツ画像情報システム社、 東芝テックフランス画像情報システム社、東芝テックビジネスソリューション中国社、東芝オーストラリア社、 東芝テック英国画像情報システム社、東芝テックカナダビジネスソリューション社、東芝テックマレーシア社 事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,085字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社は、2026年5月29日に「中期経営計画(2026~2028年度)」を策定・開示しており、以下の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、当該「中期経営計画(2026~2028年度)」に基づき記載しております。したがって、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在ではなく、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが入手し得る情報に基づいて判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、理念体系にある経営理念、ビジョン、行動指針に基づき、新しい価値創造へのこだわりと挑戦を続けるとともに、お客様の期待に応える商品やサービスの提供をはじめとして、ステークホルダーとの約束を実現することを事業運営における基本方針としております。当社グループは、経営理念、ビジョン、行動指針の実践を通じて、「社会課題の解決に貢献する新たな価値を共創によって生み出し、グローバルトップのソリューションパートナーへ」のスローガンの下で、ソリューションパートナーへの変革をNext Stageへと進めてまいります。 (2)経営環境 当社グループの各報告セグメントの経営環境についての認識は、次のとおりであります。 (リテールソリューション事業) 当社の顧客である流通小売業においては、消費者の行動変化によるネットショッピングや決済手段の多様化への対応、生産性向上のためのDX対応、人手不足に対する省人化対応、店舗内メディアを活用した販売促進利用等の様々なニーズが顕在化しております。加えて、廃棄ロス・販売機会ロスの削減や、環境負荷の低減といった社会課題への対応も求められております。 さらに、近年はAI活用の進展により、従来は人手に依存していた業務の代替・高度化が可能となり、AI活用による成果創出が競争力の重要な要素となっております。また、このような環境変化を背景に、顧客ニーズは一層高度化するとともに、競争環境においては価値の源泉がハードウェア中心からソリューション・サービスへとシフトしております。 当事業においては、国内外に幅広く顧客基盤及び販売網を有し事業を展開しておりますが、競合他社との競争激化が続く厳しい事業環境にあります。 (ワークプレイスソリューション事業) オフィス向けプリンティング市場は、新型コロナウイルス感染拡大による印刷量の急激な減少から回復傾向にあるものの、それ以前から続くペーパーレス化の進展は継続しており、世界市場全体では今後も緩やかな減少傾向が続くと見込まれます。 また、働き方改革に伴うリモートワークの拡大に加え、オフィスや現場におけるさまざまな業務のデジタル化ニーズが顕在化しており、当社の競合各社は、DX需要を成長分野と位置付けて、AIやITを使ったソリューションの開発・提供に力を入れております。 当事業においては、国内外に幅広く販売網を有しておりますが、需要の鈍化や競合他社との競争激化が続くなど厳しい事業環境にあります。 (3)中長期的な経営戦略と目標 上記の経営環境下において、当社グループは、「共創による新たな価値の創出」を成長モデルの中核に据え、パートナーとの連携を通じて社会課題の解決に貢献するとともに、企業価値の最大化を図ってまいります。具体的には、グローバルに展開する顧客基盤及び販売・保守網等のタッチポイントを起点に、オープンな連携基盤の下で多様なサービスを組み合わせることにより、新たなサービスや付加価値の創出を推進し、社会課題解決に貢献してまいります。 2026年5月29日に策定した「中期経営計画(2026~2028年度)」においては、基礎収益力の向上と事業転換を並行して進め、高収益・成長モデルの確立に向けた基盤整備に取り組んでまいります。具体的には、AIの活用やIT基盤の強化を通じて経営の高度化を図るとともに、地域別収益性の改善や間接業務の効率化、アセットライト化等によるコスト構造の強化を進めてまいります。また、これらの取り組みにより創出されるキャッシュを成長領域へ再投資し、リカーリングビジネスの拡大に取り組んでまいります。 さらに、経営体制については、2026年6月29日付で会長執行役員 CEO・社長執行役員 COO体制に変更することで、経営スピードの向上を図り、中長期的な企業価値の向上に資する経営基盤の確立を進めてまいります。 これらの取り組みを通じて、高収益・成長モデルへの転換を進め、2030年度に営業利益率10%を目指してまいります。 各報告セグメントにおける具体的施策は、以下のとおりであります。 (リテールソリューション事業) 流通業界においては、省人化・効率化に資するDXの需要が一層高まっております。加えて、小売店舗及び業務プロセスのデジタル化やデータ活用の進展に伴い、データに基づく経営の高度化や、流通バリューチェーン全体を横断した最適化の重要性が高まるものと認識しております。 このような市場環境の下、リテールDX市場は中長期的な拡大が見込まれており、当社はこれまでに構築してきた顧客基盤及び高いシェアを有するPOSシステムによるタッチポイントを活用し、競争優位性の確立を図ってまいります。 具体的には、小売店舗における機器のIoT接続やデジタル化を起点とした基盤整備を進めるとともに、AIの活用を前提としたデータ駆動型経営の実現を支援し、さらに物流・販売・顧客接点を含む流通バリューチェーン全体におけるデジタル統合を推進してまいります。 また、POSシステムを単なるトランザクションデバイスからリアルタイムに学習し続ける「インテリジェンスエンジン」へと進化させることで、顧客価値の向上に寄与するソリューションの提供を拡大してまいります。 これらの取り組みを通じて、当社はリテール領域におけるDXの進展に対応し、持続的な成長と収益性の向上を実現してまいります。 ・グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」の拡大 グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」の拡大を成長戦略の中核に据え、国内外リテールソリューション事業における収益モデルの高度化及び事業領域の拡張を推進します。長年に亘り培った顧客基盤及びパートナーシップを基盤に、「ELERA」プラットフォームへの投資を起点としてソリューション及びパートナー連携を拡大するとともに、導入領域の拡張及び収益源の多層化を推進しております。また、「ELERA」を中核としてハードウェア、ソフトウェア、導入・運用サービスを一体で提供することで、顧客への提供価値を高め、グローバルでの競争優位性の強化を図っております。これによりハードウェア中心のビジネスからリカーリング型収益モデルへの転換を加速し、付加価値の高いソリューション提供及び収益性の向上を図ります。 ・パートナー連携によるバリューチェーン高度化と共創モデルの推進 当社グループは、パートナーとの連携を強化することにより、商品企画・開発から調達、製造、販売、保守に至るバリューチェーン全体の高度化を推進し、提供価値の拡大と収益性の向上を図ります。具体的には、IT・通信・デバイス等の領域におけるパートナーとの協業を通じて、顧客ニーズへの対応力、商品競争力及び顧客課題解決力の強化に取り組むとともに、AIも活用したサービスの高度化・多角化を進展させます。 (ワークプレイスソリューション事業) ワークプレイスソリューション事業においては、プリント機器及び関連サービスの足元の需要が安定的に推移する中、オフィスのDXに関するニーズの拡大が継続しております。このような市場環境の下、当社は、コア事業である複合機を中心としたアフターサービス収益の確保により安定的な収益基盤を維持するとともに、オフィスソリューションを軸とした成長戦略を推進してまいります。 ・ハードウェア開発・製造の改革 複合機ハードウェア開発・製造の改革を重要施策と位置付け、エトリア㈱のブランドオーナー各社の技術を融合した新エンジン搭載機を市場投入します。これにより、製品ラインアップの最適化及び商品競争力の強化を図るとともに、環境性能・省エネルギー性能の向上やサプライチェーンレジリエンスの強化を進め、エトリア㈱設立によるシナジーの発現を目指してまいります。 ・ソリューション販売の強化 ソリューション販売の強化を図り、オフィスソリューションのポートフォリオ拡充及び自社IPの強化を推進してまいります。顧客接点を基盤としたサービス提供により、データ活用やワークフロー改革等の高付加価値ソリューションの展開を進めるとともに、AI技術の活用によるソリューションの高度化にも取り組んでまいります。これらの取り組みにより、顧客課題解決力の向上を図るとともに、導入実績の拡大及び顧客からの評価を背景とした成長の加速を目指してまいります。 当社グループは、「中期経営計画(2026~2028年度)」において、当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高、営業利益、営業利益率(ROS)、親会社株主に帰属する当期純利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、フリー・キャッシュ・フロー、投下資本利益率(ROIC)を掲げており、最終年度である2028年度に、売上高は5,800億円、営業利益は380億円、営業利益率(ROS)は6.6%、親会社株主に帰属する当期純利益は210億円、営業活動によるキャッシュ・フローはプラス390億円、フリー・キャッシュ・フローはプラス190億円、投下資本利益率(ROIC)は16%を達成することを目標として定めております。なお、当該目標値は、当社が有価証券報告書提出日現在において入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記の経営方針及び経営戦略を実行するに当たっては、各事業におけるバランスある利益の実現と長期的収益体制の構築が必要であり、その実現のために当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は、次の重要施策の実行を加速することであると認識しております。 ・事業構造転換とリカーリング収益の拡大による収益モデル高度化 パートナー戦略の強化及びリカーリング型ビジネスへの転換を加速し、売切型モデルからストック型収益へのシフトを推進してまいります。これにより、収益の安定性及び予見可能性を高めるとともに、顧客との継続的な関係を通じた付加価値提供により、中長期的な収益拡大を実現してまいります。 ・基盤事業の収益力強化による安定収益基盤の確立 地域別の収益性改善、間接業務の効率化及び事業のアセットライト化を推進することにより、コスト構造の強化を進め、外部環境の変化に対応可能な安定的な収益基盤の構築に取り組んでまいります。 (5)次期の見通し 今後の世界経済は、緊迫化する国際情勢を背景に景気の不透明感が一段と高まるとともに、物価動向や各国の政策動向など不確実要因も多く、先行きを見通せない厳しい状況が続くものと予想されます。 このような状況下で、当社グループは、「社会課題の解決に貢献する新たな価値を共創によって生み出し、グローバルトップのソリューションパートナーへ」の基本方針の下で、ソリューションカンパニーへの変革をNext Stageへと進めてまいります。 その一環として、コスト構造の最適化を通じた損益分岐点の引き下げを図り、急激な環境変化への対応力を高めることを目的に、経営体質の改善に継続的に取り組んでまいります。あわせて、持続的な成長の実現に向け、各種施策の着実な実行にグループ一丸となって取り組んでまいります。 また、当社が有するグローバルな顧客基盤や営業・保守体制といったフィジカルアセットを活用し、パートナーとの共創によるエコシステムの構築を通じて、付加価値の高いソリューション提案を推進することで、社会課題の解決に貢献するとともに、企業価値向上を目指してまいります。 2026年度(第102期)における各報告セグメントの主要施策は、次のとおりであります。 (リテールソリューション事業) 主力事業であるPOSシステムの顧客である流通小売業においては、消費者の購買行動の多様化への対応、生産性向上のためのDX対応、人手不足に対する省人化・自動化対応に加え、店舗内メディアを活用した販売促進、廃棄ロス・販売機会ロスの削減、環境負荷の低減など、多様な社会課題を同時に解決するソリューションへのニーズが一層高まっております。 このような事業環境の中、国内リテールソリューション事業は、大型案件の導入が本格化することなどから、POSシステムの需要は引き続き堅調に推移する見通しです。一方、海外リテールソリューション事業については、2025年度に米国関税措置の影響等から慎重であった顧客の投資意欲に一部持ち直しの動きがみられるものの、半導体及び石油価格の高騰によるコスト増加リスクや、価格改定に伴う需要環境の不透明感が残っております。世界経済の不確実性を踏まえ、顧客の投資動向については引き続き注視してまいります。 当社は、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を活用したソリューション・サービスの展開を通じて、店舗運用、販売促進、データ利活用を包括したソリューションの提供を強化してまいります。これにより、顧客との継続的な関係性を深化させるとともに、収益性の向上を図ってまいります。 (ワークプレイスソリューション事業) 主力事業であるオフィス向けプリンティング市場は、ペーパーレス化の進展を背景に、世界市場全体では今後も緩やかな減少傾向が続くと見込まれます。一方で、リモートワークやハイブリッドワークの定着を背景に、オフィスや現場における業務プロセス全体のデジタル化、業務効率化、セキュリティ強化といった新たなニーズが顕在化しております。 このような事業環境の中、ワークプレイスソリューション事業においては、米国関税対策として実施した価格改定の効果が顕在化しつつあるものの、半導体及び石油価格の高騰によるコスト増加のリスクや、それに対する価格改定に伴う需要環境の不透明感を踏まえ、需要動向を慎重に見極めながら事業運営を進めてまいります。 当社は、㈱リコー及び沖電気工業㈱との合弁会社であるエトリア㈱との連携を通じて、製品競争力の強化と開発・供給体制の最適化を進めるとともに、ソリューション事業への構造転換を加速させてまいります。これにより、収益性の向上と事業基盤の強化を図ってまいります。
事業等のリスク3,314字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している特に重要なリスク及びその他の主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループは、万全なリスク管理体制により、このようなリスクの発生を回避するとともに、事業継続計画(BCP)の整備等により、リスク発生時における影響の極小化に最大限努めてまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、原則として、当連結会計年度末現在において当社グループが入手し得る情報に基づいて判断したものであります。 (特に重要なリスク) (1)リテールソリューションの事業環境 当事業における市場の状況は、顧客である大手流通小売業において、店舗運営効率化や顧客の購入形態の多様化、コロナ禍以降の販売形態の変化等に伴い、セルフレジをはじめとする店舗従業員との接触を抑えた形のチェックアウト機器や、ソフトウェア及びサービス分野への投資比重が増えております。このような市場構造の変化により、従来型のハードウェアPOSへの投資優先度が低下傾向にあることや、独立系ソフトウェアメーカー及び大手ソリューションベンダーとの競合が厳しくなることから、当社製品の販売に影響が及ぶ可能性があります。 当社グループは、当該リスクを最小限に抑えるべく、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」の拡販等により、収益の改善を目指してまいります。なお、具体的な施策等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。 (2)ワークプレイスソリューションの事業環境 当事業は、コロナ禍以降の働き方の変化によりコア事業であるオフィス領域での需要減少傾向が継続するリスクがあります。当該リスクが顕在化した場合には、複合機の販売台数の減少や保守サービスの売上減少等により、当事業の収益が悪化する可能性があります。なお、当該リスクに対する具体的な施策等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。 (その他の主要なリスク) (1)新事業開拓・新商品開発 当社グループは、先端的なエレクトロニクス技術、システム・ソフトウェア技術等を活用して顧客ニーズに応えてまいりました。引き続き、新たな事業の形成に至る新技術や、各国の環境保護規制に対応する新技術等、積極的に新事業開発や新商品開発への対応に努めてまいりますが、これらに関しては不確実要素も多々あり、想定外の事項の発生が、当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)世界情勢 当社グループは、グローバルに事業を展開しておりますが、各地域の政治・経済情勢の変化や各種の規制、急激な為替レートの変動等が、当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 特に、2026年度は、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格及び石油由来原材料価格の上昇やAI関連投資の拡大に伴う半導体価格の上昇等によりコスト増加が見込まれます。当社グループは、販売価格の適正化やサプライチェーン体制の見直し等の施策により、部材価格及び輸送費の上昇が業績に与える影響の低減に取り組んでまいります。 (3)大規模災害等 当社グループは、グローバルに販売・サービス、生産・調達拠点を有しておりますが、それぞれの地域において大規模災害、テロ、感染症等が発生した場合、当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)グローバル生産体制 当社グループは、安定的な製品供給及びコスト競争力確保のために、日本、シンガポール及びインドネシア等、地域的に分散したリスク対応を図っておりますが、為替影響、紛争等の地政学問題が当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、これらのリスクに備えるために、あらゆる視点からグローバル生産体制の検討を実施しております。 (5)品質問題 当社グループは、製品の設計・部品調達・製造・試験・検査等全ての部門で品質及び安全性の検証体制を構築し、最新・最良の技術で優れた商品を提供することに注力しております。また、保守を伴う事業を展開しており、点検等により製品の品質と安全にかかわる大きな問題発生を未然に防ぐ努力をしております。しかしながら、システム・ソフトウェア対応の増大及び製品機能の高度化に伴う不確実要因等、開発・製造・保守サービスの一連のプロセスにおいて、想定外の品質問題発生もあり得るため、これらが当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)コンプライアンス・内部統制関係 当社グループは、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に係る法令等の遵守並びに資産の保全という観点から内部統制システムの充実に努めております。コンプライアンスについては、グループ共通の行動規範として「グループ行動基準」を制定し、従業員一人ひとりがこの行動基準を遵守し、法令・社会規範・倫理に則した行動を行うよう、周知徹底に取り組んでおります。また、「リスク・コンプライアンス委員会」を設置し、この委員会の統括下でコンプライアンスの徹底にグループ一体となって取り組んでおります。 しかしながら、コンプライアンスを始めとした内部統制システムには一定の限界があるため、その目的の達成を完全に保証するものではありません。このため、将来において法令違反等が生じた場合は、当社グループ業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7)情報セキュリティ 当社グループは、技術情報、営業情報、個人情報、会社の経営に関する情報等、事業遂行に関連する多数の情報を有しております。当社グループは、関連法令を遵守し、情報の漏洩防止に万全を期すために、情報の管理体制や適切な取り扱い方法等を定めた各種社内規程を制定するとともに、従業員教育や各種セキュリティ対策を継続的に実施し、情報保護の徹底に努めております。また、近年は、身代金を要求する不正な攻撃やID・パスワードの不正利用、取引先や委託先を起点とした攻撃など、サイバー攻撃が高度化・巧妙化しております。当社グループでは、このような脅威に対応するため、情報システムの監視強化、脆弱性の把握及び対応並びにグループ全体でのセキュリティ管理の強化等に取り組んでおります。さらに、専門部署を中心とした全社的な連携体制により、万一のインシデント発生時には迅速な対応及び被害の最小化に努めております。 しかしながら、これらの対策を講じていても、未知の脆弱性や新たな攻撃手法、人的ミスまたは取引先や委託先を起点とした事案等により、情報が流出し、第三者がこれを不正に取得、使用する可能性があります。このような事態が生じた場合、この対応のために生じる多額の費用負担や企業の信頼低下が当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの事業活動において情報システムの役割は極めて重要であり、当社グループは、情報システムの安定的運用に努めておりますが、サイバー攻撃、コンピュータウイルス、ソフトウェアまたはハードウェアの障害、災害、テロ等により情報システムが機能しなくなる可能性が皆無ではありません。 (8)退職給付債務等 当社グループは、退職給付債務については優良社債の利回りを考慮して計算しておりますが、社債利回りが現在の水準より低下する場合、当社グループ業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、年金資産は、企業年金設計上、相応の運用収益を期待して運用しておりますが、諸因により運用実績が悪化する場合は、当社グループ業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、従業員の定年後のライフプラン支援及び退職給付の多様なニーズへの対応を目的として、当社を含む国内グループ会社を対象に2015年10月1日から順次東芝グループ企業型確定拠出年金制度に加入いたしました。
経営成績の分析 (MD&A)8,685字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが入手し得る情報に基づいて判断したものであります。 (1)経営成績 ① 事業全体の状況 当連結会計年度の世界経済は、米国の関税措置等の影響により米国を中心に各国の市況の不透明感が高まったことに加え、継続する物価上昇、地政学的リスク等の影響もあって、依然として景気の先行きを見通せない厳しい状況が続きました。 このような状況下で、当社グループは、「社会課題の解決に貢献する新たな価値を共創によって生み出し、グローバルトップのソリューションパートナーへ」の基本方針の下で、持続的な成長の実現に向けて、基盤事業の収益力強化、成長事業の領域拡大、経営変革・人財強化・サステナビリティ強化等の施策に取り組み、グローバルトップのソリューションパートナーを目指して社会課題解決への貢献に努めてまいりました。 売上高については、第2四半期までは大幅な減収となったものの、第3四半期以降は、国内市場向けPOSシステムの売上が前年同期に比べ大幅に増加したことに加えて、米国関税措置に伴う各国の市況悪化や顧客の投資時期の遅れの影響に改善が見られたことにより、海外市場向けPOSシステム及び複合機の売上が前年同期並みまで改善したことから、5,692億65百万円(前連結会計年度比1%減)となりました。 損益については、第3四半期以降、国内市場向けPOSシステムの利益が前年同期に比べ増加したことに加えて、海外市場向けPOSシステム及び複合機の損益も、顧客の投資意欲に改善が見られたこと、米国関税措置による悪化影響を概ねリカバリーできたこと、及び製品価格の改定や生産拠点の最適化等の施策の効果が増加したことなどにより、前年同期を上回る水準まで改善したことから、第3四半期以降の営業利益及び経常利益は、いずれも前年同期を上回る結果となりました。特に、第4四半期の営業利益及び経常利益は、これまでに取り組んできた各種施策が奏功したことなどから、前年同期に比べ大幅に改善いたしました。しかしながら、米国関税措置に伴う第2四半期までの損益悪化を完全に補うには至らず、通期の損益については、営業利益は143億36百万円(前連結会計年度比29%減)、経常利益は106億8百万円(前連結会計年度比42%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失については、エトリア㈱が当社の元子会社であり現在はエトリア㈱の子会社であるToshiba Tec Information Systems(Shenzhen)の事業規模縮小を決定したことに伴う経済補償金負担引当金繰入額や、投資有価証券の減損処理による投資有価証券評価損を特別損失として計上したことなどから、22億85百万円(前連結会計年度は299億37百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 ② 各報告セグメントの状況 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照下さい。 (リテールソリューション事業) 国内及び海外市場向けPOSシステム、国内市場向け複合機、国内市場向けオートIDシステム、並びにそれらの関連商品等を取り扱っているリテールソリューション事業は、競合他社との競争激化が続く厳しい事業環境の中で、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」、生成AI活用サービス及び戦略的パートナーシップによる高付加価値のソリューションビジネスの拡大、リカーリングビジネスの強化、当社の機器だけでなく他社のIT機器をカバーするマルチベンダー保守サービスの拡充等に取り組んでまいりました。 国内市場向けPOSシステムは、セルフレジ、スマートレシート、決済端末等の拡販に注力するとともに、製品価格や保守サービス価格の改定等の施策に取り組んだことなどから、売上は増加いたしました。 海外市場向けPOSシステムは、第3四半期以降、米国関税措置に伴う各国の市況悪化や顧客の投資時期の遅れの影響に改善が見られたことにより、第3四半期以降の売上は前年同期並みまで改善しましたが、第2四半期までの米州を中心とするハードウェアの販売減少が大きかったことや、為替の影響もあって、通期では売上は減少いたしました。 国内市場向け複合機は、顧客の買い控え等により販売が減少したことから、売上は減少いたしました。 国内市場向けオートIDシステムは、ラベルプリンタ全体の販売台数は減少しましたが、製品価格改定等の施策に取り組んだことにより、売上は前連結会計年度並みとなりました。 この結果、リテールソリューション事業の売上高は、3,476億41百万円(前連結会計年度比0.3%増)となりました。また、同事業の損益については、機種構成の改善等による国内市場向けPOSシステムの増益、保守サービス価格の改定等による国内市場向け複合機の損益改善に加え、第3四半期以降の海外市場向けPOSシステムの損益改善により、第3四半期以降の営業利益は前年同期に比べ増加しましたが、米国関税措置に伴う第2四半期までの損益悪化の影響により、通期の営業利益は76億30百万円(前連結会計年度比4%減)となりました。 (ワークプレイスソリューション事業) 海外市場向け複合機、海外市場向けオートIDシステム、並びにそれらの関連商品等を取り扱っているワークプレイスソリューション事業は、働き方改革・オフィスのDX推進による印刷量の減少、競合他社との競争激化が続く厳しい事業環境の中で、基盤事業である複合機の収益力強化に注力するとともに、成長領域であるオフィスソリューション及びオートID事業の拡大に取り組んでまいりました。 海外市場向け複合機は、第3四半期以降に製品価格改定の効果が増加してきたものの、米国関税措置の影響や前連結会計年度に製品供給量の回復による販売の一時的な増加があったことの反動等により、米州を中心に販売が減少したことから、売上は減少いたしました。 海外市場向けオートIDシステムは、前連結会計年度の大型案件受注の反動により米州で販売が減少したことなどから、売上は減少いたしました。 この結果、ワークプレイスソリューション事業の売上高は、2,277億58百万円(前連結会計年度比4%減)となりました。また、同事業の損益については、製品価格の改定や生産拠点の最適化等の施策の効果が第3四半期以降に増加したことなどから、第3四半期以降の営業利益は前年同期に比べ増加しましたが、米国関税措置に伴う第2四半期までの損益悪化を補うには至らず、米州を中心に利益が減少したことから、通期の営業利益は67億6百万円(前連結会計年度比46%減)となりました。なお、前連結会計年度と比べ大幅に営業利益が減少したその他の要因として、2024年7月に当社グループの複合機及びオートIDシステムの開発及び製造に関する事業をエトリア㈱に承継させるに当たり、前連結会計年度に複合機の生産数量が一時的に増加した影響で、工場の稼働率が一時的に高まっていたことなども挙げられます。 (注)オートIDシステムとは、ハード・ソフトを含む機器により、自動的にバーコード、ICタグ等のデータを取り込み、内容を識別・管理するシステムをいいます。 (2)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) リテールソリューション   56,952   △21.9 ワークプレイスソリューション   1,572   △95.6 合計   58,524   △46.2 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 3.ワークプレイスソリューション事業の生産実績が前連結会計年度と比べ大幅に減少した主な理由は、当社グループの複合機及びオートIDシステムの開発及び製造に関する事業をエトリア㈱に、当社グループのインクジェットヘッド事業の全てを理想テクノロジーズ㈱に、それぞれ2024年7月1日付で承継させたことによるものです。 ② 受注実績 当連結会計年度におけるリテールソリューション事業の国内ストア・オートメーション向け「個別ユーザー対応物件」分野の受注状況は、次のとおりであります。 なお、他の分野においては、当社と販売会社との間で行う需給予測を考慮した見込生産を主体としているため、記載を省略しております。 区分   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) (リテールソリューション) 個別ユーザー対応物件   87,766   32.7   15,119   56.9 (注)1.金額は、販売価格によっております。 2.当連結会計年度において、受注実績に著しい変動がありました。これは、POSシステム等の受注が増加したことによるものであります。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) リテールソリューション   347,570   0.3 ワークプレイスソリューション   221,694   △3.8 合計   569,265   △1.3 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.前期比は、前連結会計年度の数値をセグメント変更後の区分に組み替えて比較しております。 (3)財政状態 当連結会計年度における資産は、前連結会計年度に比べ150億64百万円増加し、3,614億35百万円となりました。これは主に、流動資産の「現金及び預金」が84億32百万円、投資その他の資産の「投資有価証券」が239億94百万円、「繰延税金資産」が31億69百万円減少しましたが、流動資産の「受取手形、売掛金及び契約資産」が164億58百万円、「商品及び製品」が95億6百万円、「原材料及び貯蔵品」が29億54百万円、「その他」が64億99百万円、投資その他の資産の「退職給付に係る資産」が84億14百万円、「その他」が31億81百万円増加したことによるものであります。 負債は、前連結会計年度に比べ293億74百万円増加し、2,600億60百万円となりました。これは主に、流動負債の「未払法人税等」が29億78百万円減少しましたが、流動負債の「支払手形及び買掛金」が233億35百万円、「経済補償金負担引当金」が43億85百万円増加したことによるものであります。 純資産は、前連結会計年度に比べ143億9百万円減少し、1,013億75百万円となりました。これは主に、「為替換算調整勘定」が18億61百万円、「退職給付に係る調整累計額」が56億53百万円増加しましたが、「利益剰余金」が配当金の支払いにより13億23百万円、親会社株主に帰属する当期純損失により22億85百万円、持分法の適用範囲の変動により180億44百万円減少したことによるものであります。 (4)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度と比べ84億32百万円減少の395億円となりました。 なお、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フローは70億69百万円の支出となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動については、税金等調整前当期純利益が26億25百万円であり、減価償却費が187億97百万円、経済補償金負担引当金繰入額が43億85百万円、仕入債務の増加額が208億79百万円となった一方で、売上債権の増加額が116億57百万円、棚卸資産の増加額が109億78百万円、その他が120億65百万円、法人税等の支払額が94億26百万円となったことなどから、42億96百万円の収入(前連結会計年度は248億86百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動については、有形固定資産の売却による収入が15億1百万円、出資金の回収による収入が13億78百万円となりましたが、有形固定資産の取得による支出が96億18百万円、無形固定資産の取得による支出が43億26百万円となったことなどから、113億66百万円の支出(前連結会計年度は99億87百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動については、長期借入れによる収入が130億28百万円となりましたが、長期借入金の返済による支出が100億62百万円、配当金の支払額が13億24百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出が46億64百万円となったことなどから、30億97百万円の支出(前連結会計年度は57億39百万円の支出)となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金は、主に製品製造に係る原材料や部材の調達のほか、製造費、販売費及び一般管理費等に計上される財・サービスに費消しております。設備投資資金は、有形固定資産や無形固定資産の取得、投資等に費消しております。 これらの必要資金は、当社グループ内の内部留保による確保、及び資産の圧縮や資産効率の向上により創出される自己資金を基本として流動性を確保しつつ、必要に応じて金融機関等からの資金調達を実施してまいります。 (5)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因や当該事項への対応については、上記「(1)経営成績」から「(4)キャッシュ・フロー」まで、並びに「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しているとおりであります。 当社グループは、2026年5月29日に策定した「中期経営計画(2026~2028年度)」において、最終年度である2028年度に、売上高は5,800億円、営業利益は380億円、営業利益率(ROS)は6.6%、親会社株主に帰属する当期純利益は210億円、営業活動によるキャッシュ・フローはプラス390億円、フリー・キャッシュ・フローはプラス190億円、投下資本利益率(ROIC)は16%を達成することを目標として定めております。 当連結会計年度においては、売上高は5,692億65百万円、営業利益は143億36百万円、営業利益率(ROS)は2.5%、親会社株主に帰属する当期純損失は22億85百万円、営業活動によるキャッシュ・フローはプラス42億96百万円、フリー・キャッシュ・フローはマイナス70億69百万円、投下資本利益率(ROIC)は6.6%となりました。 (6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり、当社グループが採用している重要な会計処理基準は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しているとおりであります。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは次のとおりであります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、より重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 ① 債権の回収可能性 当社グループは、売掛金、販売金融債権及び貸付金その他これらに準ずる債権の貸倒に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。将来、債権の相手先の財務状況がさらに悪化して支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。 ② 棚卸資産の評価減 当社グループは、商品、製品及び半製品は先入先出法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)、仕掛品及び原材料は移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)、貯蔵品は最終仕入原価法を採用しております。回収可能価額の評価を行うに当たっては、商品、製品及び半製品について正味売却価額に基づき収益性の低下を検討しております。将来における実際の需要又は市況が見積りより悪化した場合には、追加の評価損の計上が必要となる可能性があります。 ③ 固定資産の減損判定 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候があるかどうかの判定を実施し、減損の兆候があった場合、資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定に用いられる割引前将来キャッシュ・フローでの見積り及び仮定について将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失が発生する可能性があります。 ④ 投資有価証券の減損判定 当社グループは、販売又は仕入に係る取引先等の株式を保有しています。これらの株式には市場価格のない株式等以外のものである上場会社の株式と市場価格のない株式等である非上場会社の株式が含まれます。当社グループは、市場価格のない株式以外のものの株式の減損処理にあたっては、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行い、30~50%程度下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。また、市場価格のない株式等である非上場株式の減損処理にあたっては、財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合には、回復可能性を考慮して減損処理を行っております。なお、将来の市況悪化又は投資先の業績不振など、現在の簿価に反映されていない損失又は簿価の回収が不能となる状況が発生した場合、追加の減損損失が発生する可能性があります。 ⑤ 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するにあたっては、一時差異等の解消見込年度及び繰戻・繰越期間における課税所得を見積っております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ⑥ 退職給付債務の算定 当社グループには、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、長期期待運用収益率、昇給率等の様々な計算基礎があります。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)2.確定給付制度(8)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。