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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

JBCCホールディングス

JBCC Holdings Inc.9889 · Prime · 情報・通信業

企業向けITサービスをトータル提供。クラウド・セキュリティ・超高速開発を強みとするシステムインテグレーター。

概要

JBCCホールディングスは、1964年に誕生したITサービス企業グループの純粋持株会社である。グループ8社を通じ、システム開発(SI)、クラウド、セキュリティ、データセンター運営、ネットワーク構築、独自ソフトウェアの開発・製造まで、ITインフラからアプリケーションに至る一貫サービスを提供する。東京都中央区に本社を置き、連結売上高760億円(2026年3月期)、従業員1,604名。中堅・大手企業を主顧客とし、営業利益率9.6%と安定した収益力を備える。

持株会社体制と2つの事業分野

JBCCホールディングスは純粋持株会社として、グループ全体の経営戦略策定や資源配分を担う。連結子会社8社を擁し、事業は「情報ソリューション」と「製品開発製造」の2分野に分かれる。情報ソリューション分野は売上高の97%を占め(2026年3月期)、システム開発(SI)、運用・保守サービス、クラウドサービス、セキュリティサービスを提供する。製品開発製造分野はクラウドデータ連携基盤や生産管理システム、業務用プリンターの開発・製造を手掛け、売上高21億円を計上する。両分野の連携により、顧客のIT環境をトータルにカバーする体制を築いている。

クラウド・セキュリティ・超高速開発の3注力事業

JBCCグループは中期経営計画「CHALLENGE 2026」の下、クラウド、セキュリティ、超高速開発の3事業に経営資源を集中する。クラウドではパブリック・プライベートクラウドの構築・移行・運用、SaaS提供を手掛け、マルチクラウド環境の統合管理で顧客のIT人材不足に対応する。セキュリティでは脆弱性診断や対策製品導入・運用を提供し、高度化するサイバー攻撃から企業を保護する。超高速開発では独自のアジャイル開発手法「JBアジャイル」を活用し、基幹システムを短期間でリリース。これらの注力事業が2026年3月期の増収増益を牽引し、営業利益は5期連続で過去最高を更新した。

安定した財務基盤と資本効率の向上

JBCCホールディングスの連結売上高は2014年3月期の937億円をピークに減少した後、2020年以降回復基調にあり、2026年3月期には760億円に達した。営業利益は2022年3月期以降拡大を続け、2026年3月期には73億円、営業利益率9.6%を記録。自己資本利益率(ROE)は21.8%と高水準にある。2026年3月期末の自己資本は248億円、有利子負債はゼロに近く、財務の健全性が高い。中期経営計画では2027年3月期に売上高795億円以上、営業利益率11%以上、ROE20%以上の目標を掲げ、政策保有株式の売却による資本効率改善も進めている。

業界の中での役割はシステムインテグレーター(SIer)およびソフトウェア開発・ハードウェア製造企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
760億円
営業利益
73億円
営業利益率
9.6%
純利益
54億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
情報ソリューション739億円97.2%86億円11.6%
製品開発製造21億円2.8%1億円4.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01情報ソリューション主力

超高速開発、クラウド、セキュリティを中心に、企業の情報システムの構築(SI)及び運用・保守サービスを提供。システム開発、サービス、システムの3つのカテゴリーで展開。

主な製品・サービス4
システム開発(SI)
顧客要件に基づく業務システムの設計・開発・導入。超高速開発ツールを活用し短期納品。
運用・保守サービス
システム稼働後の監視・保守・運用代行。24時間対応により安定稼働を支援。
クラウドサービス
パブリック/プライベートクラウドの構築・移行・運用。SaaS提供も含む。
セキュリティサービス
脆弱性診断、セキュリティ対策製品の導入・運用。サイバー攻撃から顧客を保護。

02製品開発製造準主力

クラウドデータ連携基盤等の独自ソフトウェア、生産管理システムの開発・提供、プリンター等各種ハードウェアの製造・販売。自社製品により差別化。

主な製品・サービス3
クラウドデータ連携基盤
異なるクラウドサービス間でデータを連携・統合するミドルウェア。企業のデータ活用を促進。
生産管理システム
製造業向けに生産計画・在庫管理・品質管理を統合したパッケージソフト。
プリンター
業務用プリンターの製造・販売。高印字品質と耐久性を備える。

製品と技術

超高速開発「JBアジャイル」による短期納品

JBCCグループのシステム開発(SI)では、独自のアジャイル開発手法「JBアジャイル」を採用する。従来のウォーターフォール型に比べ、要件定義からリリースまでの期間を短縮し、顧客の変化に迅速に対応する。超高速開発ツールを活用することで、基幹業務システムの開発を数ヶ月単位で完了する事例もある。2026年3月期の情報ソリューション分野の売上高は739億円、生産高は391億円と、グループの収益の大部分を占める。開発プロセスにAI駆動開発を取り入れ、上流工程の高度化を進めており、品質と生産性のさらなる向上を図っている。

クラウド・セキュリティ一体型の統合サービス

クラウドサービスでは、パブリッククラウド(AWS、Azure等)とプライベートクラウドの構築・移行・運用を手掛け、SaaS形態での提供も行う。マルチクラウド環境の一元管理を実現する「JBCC Cloud Managed Service」を提供し、顧客のIT運用負荷を軽減する。セキュリティサービスでは、脆弱性診断、UTM・EDR等の対策製品導入、24時間の監視運用を組み合わせた総合セキュリティ対策を展開。クラウドとセキュリティをセットで提案することで、案件の大型化と受注拡大につなげている。加えて、生成AI時代に対応した「AI Orchestration Platform」の整備を進め、顧客が安全にAIを活用できる基盤を提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ネットワーク構築で中堅以上の存在感

情報・通信業のネットワーク構築・運用企業。売上高650〜760億円で、同業他社(VRAIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワーク)と比較して規模は最大級。営業利益率は9%前後と良好で、着実に成長している。企業向けネットワークソリューションで強みを持ち、大手顧客の基盤を活用。ただし、ソラコムなどのIoTプラットフォーマーとの競合や、技術革新への対応が課題。

強み

  • 同業他社を凌ぐ売上高を持ち、豊富なリソースを活用。
  • 営業利益率が8.87%から9.61%に改善傾向。
  • 企業向けネットワーク構築で長年の実績と信用。
  • ネットワーク関連市場の拡大に伴い、売上高が増加。

課題

  • ソラコムなど新興企業がクラウド・IoTで攻勢。
  • SDNや5Gなど新技術への投資と人材育成が不可欠。
  • 大手システムインテグレーターとの受注競争が厳しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がJBCCホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12124ジェイエイシーリクルートメント1,619億円17.2倍
24776サイボウズ1,601億円18.2倍
33778さくらインターネット1,495億円672.3倍
44784GMOインターネット1,483億円24.2倍
54180Appier Group1,363億円40.5倍
69889JBCCホールディングス1,194億円19.5倍
76027弁護士ドットコム1,164億円77.3倍
84432ウイングアーク1st1,159億円17.8倍
96947図研1,092億円19.4倍
102379ディップ1,091億円15.9倍
113762テクマトリックス1,068億円18.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

東芝の代理店として創業した1964年

1964年4月、日響電機工業の一部門「経営機械化研究部」が独立し、電子計算機販売会社として日本ビジネスコンピューター株式会社が設立された。設立当初は東京芝浦電気(現・東芝)の販売代理店となり、1965年6月に東京営業所を開設。1966年5月には中部以西の販売強化を目的に、日響電機工業の子会社として株式会社ジェービーシーを設立し、大阪・名古屋に事務所を置いた。1973年8月、日本ビジネスコンピューターとジェービーシーが合併し、名古屋・大阪に営業所を開設。東芝の製品を中心に販売網を広げた。

自社ブランドとIBM提携への転換(1977~1988年)

1977年10月、東京芝浦電気との販売代理店契約を解消し、自社ブランドのオフィスコンピューター「JBCシステム-1漢字」の販売を開始。その後1983年3月、日本アイ・ビー・エムと販売提携し、IBM特約店としてパーソナルコンピューターの販売を始めた。同年8月には日響電機工業を吸収合併し、開発から保守サポートまでの一貫体制を確立。同時にIBMと資本・技術提携を結び、IBMシステム/36の販売を開始。1985年6月にはIBMシステム/38、1988年6月にはIBM AS/400の販売を開始し、IBM製品の販売に特化した成長路線を歩んだ。

株式公開とグループ拡大の1990年代

1990年10月、日本証券業協会の店頭売買登録銘柄となり株式を公開。1994年4月には連結子会社ジェイビーシーサプライ(現・イグアス)を設立し、サプライ事業に進出。1998年7月には中国企業との合弁でジェイ・ビー・ディー・ケーを設立し、ソフトウェア開発のグローバル体制を整えた。1999年10月には東京証券取引所市場第二部に上場、2000年9月には第一部に指定替え。同年7月には香港に子会社JBCC Hong Kong Limitedを設立(後に譲渡)。2001年4月にはアプティ(現・JBアドバンスト・テクノロジー)の株式を取得し連結子会社化し、グループを拡大した。

持株会社体制への移行とグループ再編(2002~2007年)

2002年4月、子会社としてジェイ・ビー・ティー・エス(現・JBサービス)とジェイ・ビー・エス・エス(現・JBエキスパート)を設立。2003年12月から2004年6月にかけてシーアイエス、アイキャス、ビー・エス・シーの株式を取得し、連結子会社化した。2005年4月にはグループ内の合併を実施し、ジェイビーシーサプライ・アイキャス・ビー・エス・シーを統合してサプライバンク(現・イグアス)とした。2006年1月にはエヌエスアンドアイ・システムサービス(現・JBCC)を子会社化。2006年4月、純粋持株会社としてJBCCホールディングスがスタートし、事業会社をJBCC、イグアス、JBサービス、JBエキスパートなどに分割・再編した。2007年には西日本にもSLCC・SMACを開設し、サービス体制を強化した。

中期経営計画と持続的成長の時代(2013年以降)

2013年3月期以降、売上高は900億円前後で推移したが、2018年3月期に631億円まで低下。その後、クラウド・セキュリティ・超高速開発への注力により2020年3月期以降回復し、2025年3月期には売上高699億円、営業利益62億円を達成。2024年4月から中期経営計画「CHALLENGE 2026」を開始し、2026年3月期には売上高760億円、営業利益73億円、ROE21.8%と計画を上回る成果を上げた。2027年3月期目標は売上高795億円以上、営業利益率11%以上に上方修正。生成AIを次の成長機会と位置づけ、AI人材育成や「AI Orchestration Platform」の整備を進めている。

年表37件を開く

1960年代

  • 1964年4月日響電機工業㈱の一部門であった、“経営機械化研究部”が独立、電子計算機販売会社として日本ビジネスコンピューター㈱を設立。東京芝浦電気㈱(現、㈱東芝)の販売代理店となる。
  • 1965年6月東京都中央区日本橋に東京営業所(現、JBCC㈱)を開設。
  • 1966年5月中部以西の販売強化のため、日響電機工業㈱の子会社として㈱ジェービーシーを設立、大阪市と名古屋市にそれぞれ事務所を開設。

1970年代

  • 1973年8月M&A当社と㈱ジェービーシーが合併、名古屋市中区に名古屋営業所(現、JBCC㈱)、大阪市北区に大阪営業所(現、JBCC㈱)を開設。
  • 1977年10月東京芝浦電気㈱(現、㈱東芝)と販売代理店契約を解消し、自社ブランドのオフィスコンピューター「JBCシステム-1漢字」を販売開始。

1980年代

  • 1982年4月連結子会社のユニコス㈱(現、JBサービス㈱)を設立。
  • 1983年3月日本アイ・ビー・エム㈱と販売提携。IBM特約店としてパーソナルコンピューターの販売開始。
  • 1983年8月M&A経営基盤強化のため、日響電機工業㈱を吸収合併し、開発から保守サポートまで一貫した体制を確立。日本アイ・ビー・エム㈱と資本及び技術提携。IBMシステム/36を販売開始。
  • 1985年6月IBMシステム/38を販売開始。
  • 1986年2月東京都新宿区西新宿にシステム開発営業本部(現、JBCC㈱)を開設。
  • 1988年6月IBM AS/400を販売開始。

1990年代

  • 1990年8月IBM RISCシステム/6000シリーズを販売開始。
  • 1990年10月日本証券業協会の店頭売買登録銘柄へ登録し株式を公開。
  • 1994年4月連結子会社としてジェイビーシーサプライ㈱(現、㈱イグアス)を設立。
  • 1998年7月ソフトウェア開発事業強化のため、中国の企業との合弁により、大阪市に当社の子会社としてジェイ・ビー・ディー・ケー㈱を設立。
  • 1999年4月M&A東京地区営業・技術部門と本社部門を統合、東京都大田区蒲田に移転し、蒲田事業所を開設。
  • 1999年7月東京都大田区蒲田に運用監視センター(SMAC)を開設。
  • 1999年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。

2000年代

  • 2000年7月商号変更当社子会社JBCC Hong Kong Limitedを設立。(2001年12月 ㈱アプティへ譲渡。APTI HONG KONG LIMITEDへ社名変更)
  • 2000年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2000年10月東京都大田区蒲田に本店を移転。
  • 2001年4月㈱アプティ(現、JBアドバンスト・テクノロジー㈱)の株式を取得し、当社の連結子会社とする。
  • 2002年4月当社子会社として㈱ジェイ・ビー・ティー・エス(現、JBサービス㈱)、㈱ジェイ・ビー・エス・エス(現、JBエキスパート㈱)を設立。
  • 2002年6月商号変更英文社名をJapan Business Computer Co.,Ltd.からJapan Business Computer Corporationに変更。
  • 2003年4月神奈川県横浜市神奈川区に横浜事業所を開設。
  • 2003年5月SMACを横浜市に移設し増床、機能を強化。
  • 2003年12月㈱シーアイエスの株式を取得し、当社の連結子会社とする。
  • 2004年4月㈱アイキャス(現、㈱イグアス)の株式を取得し、当社の連結子会社とする。
  • 2004年6月㈱ビー・エス・シー(現、㈱イグアス)の株式を取得し、当社の連結子会社とする。
  • 2005年2月蒲田事業所内にソリューション・コンピテンシー・センター(SLCC)を開設。
  • 2005年4月M&A連結子会社の㈱ジェイ・ビー・ティー・エスとユニコス㈱を合併し、㈱ジェイビーシーシー・テクニカル・サービス(現、JBサービス㈱)とする。連結子会社のジェイビーシーサプライ㈱、㈱アイキャス及び㈱ビー・エス・シーを合併し、サプライバンク㈱(現、㈱イグアス)とする。
  • 2005年11月JBCC事業分割準備㈱(現、JBCC㈱)及びパートナー事業分割準備㈱(現、㈱イグアス)を設立。
  • 2006年1月エヌエスアンドアイ・システムサービス㈱(現、JBCC㈱)の株式を取得し、当社の連結子会社とする。
  • 2006年4月純粋持株会社としてJBCCホールディングス㈱がスタート。グループ名称をJBグループとする。連結子会社のJBCC事業分割準備㈱は社名を日本ビジネスコンピューター㈱(現、JBCC㈱)とし、パートナー事業分割準備㈱は社名を㈱イグアスとし、エヌエスアンドアイ・システムサービス㈱は社名をNSISS㈱(現、JBCC㈱)とする。
  • 2007年2月東日本地区に加え、西日本地区にSLCC及びSMACを開設。
  • 2007年4月連結子会社の日本ビジネスコンピューター㈱(現、JBCC㈱)のサービス事業部門を分社しJBサービス㈱を設立。連結子会社の㈱ジェイ・ビー・エス・エスは社名をC&Cビジネスサービス㈱(現、JBエキスパート㈱)とする。
  • 2007年11月㈱ソルネットの株式を取得し、当社の連結子会社とする。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで79,500百万円以上
  • 営業利益率2028年3月期まで11.0%以上
  • 自己資本利益率(ROE)2028年3月期まで20.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    注力事業の進化・深化とAI活用

    クラウド、セキュリティ、超高速開発の3事業を成長の基盤とし、AIを次の成長機会と捉え、顧客のAI活用を支援するチーム組成や基盤整備、アジャイル開発へのAI導入を進め、付加価値の高いサービスを提供する。

  2. 02

    人材への戦略的投資

    採用・育成・配置・エンゲージメントの一体化、処遇制度の拡充に加え、最新技術に対応するための育成基盤の刷新や人材ポートフォリオの最適化を推進し、人材力の強化を図る。

  3. 03

    経営基盤の強化・高度化

    取締役会での重要テーマのモニタリング、資本効率向上を見据えた財務戦略、情報開示の充実、CxO体制による意思決定・業務執行の効率化、社内DX推進により経営基盤の実効性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,604人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,239万円で、9期前と比べて+52.6%平均年齢は48.9歳、平均勤続年数は16.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,116
2018年3月1,878
2019年3月81246.617.31,870
2020年3月89546.418.61,822
2021年3月80042.613.81,826
2022年3月88143.915.91,763
2023年3月83840.711.91,691
2024年3月92241.911.61,626
2025年3月1,02742.411.61,592389
2026年3月1,23948.916.31,604455

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率50.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)118.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 8 / 海外 1、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都 中央区914百万円
主な関係会社
  • 国内
    JBCC㈱(注)2、3
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シーアイエス
    名古屋市 中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ソルネット
    北九州市 八幡東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    佳報(上海)信息技術 有限公司
    中華人民共和国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JBCC(Thailand) Co.,Ltd.(注)4
    タイ王国 バンコク · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 国内
    JBパートナー ソリューション㈱
    川崎市 幸区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JBサービス㈱(注)2、3
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JBCC㈱(注)2、3
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JBエキスパート㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は760億円営業利益73億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.7%、利益が+17.7%。

売上高
+8.7%
760億円
営業利益
+17.7%
73億円
純利益
+17.4%
54億円
営業利益率
9.6%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高795億円760億円
営業利益87億円73億円
純利益60億円54億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は195億円、営業利益は22億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.9%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1526
2024年1Q164116.79
2024年2Q166127.28
2024年3Q163127.48
2024年4Q1597
2025年2Q358328.923
2025年4Q341308.823
2026年2Q375369.625
2026年4Q385379.629
2027年1Q1952211.314

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は903億円から760億円へ84%に減った。直近期の営業利益率は9.6%。売上は4期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月903209
2014年3月937103
2015年3月920173
2016年3月861174
2017年3月8331913
2018年3月6312012
2019年3月5892718
2020年3月6563620
2021年3月6002719
2022年3月5593222
2023年3月5813827
2024年3月6524532
2025年3月69962638.946
2026年3月76073759.654

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高760億円のうち、営業利益として残るのは73億円9.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は54億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.2%518億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.2%169億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.6%73億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.2pt
9.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.8pt
21.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
17.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが60億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは63億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は186億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月28−7−92170
2014年3月−19−812−2755
2015年3月35−9−112670
2016年3月124−251661
2017年3月26−4−122271
2018年3月−615−570
2019年3月18−2−121675
2020年3月321−143394
2021年3月26−2−1024108
2022年3月36−1−2135121
2023年3月9−10−14−1107
2024年3月124−241699
2025年3月664970178
2026年3月603−5563186

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は474億円。このうち返さなくてよい自己資本が249億円で、自己資本比率は52.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月41514726832.7
2014年3月43914129829.4
2015年3月44614330329.6
2016年3月38113224933.5
2017年3月38313924435.9
2018年3月30914916048.1
2019年3月33615817846.8
2020年3月37115821342.4
2021年3月34717617150.6
2022年3月33318015354.2
2023年3月36019916155.3
2024年3月37221216056.9
2025年3月44524220354.4
2026年3月47424922552.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
186億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
199億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
225億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中130位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中415位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
21.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,680で、1年前と比べて+30.0%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥1,680-3.1%1ヶ月+1.0%1年+30.0%時価総額1,194億円
過去52週の値幅
安値¥1,145高値¥1,818

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.5倍
PER (会社予想)16.9倍
PBR4.14倍
配当利回り3.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/29に1679円で6.7%上昇、1ヶ月で+35.2%と急伸。終値は25日線(1383.6円)を21.3%上回り、52週高値1692円に迫る。出来高は29日42.1万株と急増。週足で強い上昇トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

PERは16.5倍と業界平均29.6倍を大きく下回り割安感がある。PBRは3.48倍と業界平均3.45倍と同水準。ROEは21.8%と高く、配当利回り2.91%は業界平均1.29%を上回る。ただし、配当性向52.9%と高めで今後の増配余地は限定的。全体的に指標は良好だが、成長鈍化リスクを考慮しほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.5倍47.9倍
PER (予想)16.9倍
PBR4.14倍2.96倍
ROE21.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

堅調な業績と高いROE(21.8%)を背景に、割安感(PER16.5倍)を指摘する強気派と、情報・通信業界内での差別化の難しさや成長鈍化リスクを懸念する弱気派が対立。同社は安定成長を続けるが、業界平均を上回る成長率の維持が焦点。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性とROE

    営業利益率9%超、ROE21.8%と高収益(2025/3期)

  • 安定した成長軌道

    売上高3年平均成長率約9%、予想も増収増益

  • 割安なバリュエーション

    PER16.5倍、PBR3.5倍に対しROE22%で割安感

  • 増収増益加速、営業利益18%増2026年3月期影響

    26/3期営業利益73億円、前期比17.7%増。売上高8.7%増。

  • ROE22%の高収益モデル継続影響

    ROE21.8%と高水準。PBR3.5倍も利益成長で正当化。

  • 配当成長期待2026年3月期影響

    増益に伴い増配余地。現行利回り2.91%、配当性向約50%。

  • 外国人保有比率高継続影響

    外国人14.8%保有、グロース株として認知。

マイナスに働く材料7
  • 差別化の難しさ

    同業他社も同様のサービスを提供、明確な競争優位性に疑問

  • 成長鈍化リスク

    IT投資需要の一巡や価格競争で利益率低下懸念

  • 株価の上昇余地限定

    1年間で16%上昇、バリュエーション拡大余地は限定的

  • PBR3.5倍と割高懸念継続影響

    PBR3.48倍は同業平均比高め、成長鈍化で調整リスク。

  • IT投資サイクル変動中期的影響

    顧客のIT予算削減が業績に影響。不透明。

  • 競争激化による利益率低下中期的影響

    営業利益率9.6%、市場競争でさらに低下余地。

  • 株価上昇による期待値織り込み継続影響

    株価は年初来16.8%上昇、好材料織り込み済み。

次の決算で確かめる点
営業利益率
事業の収益性と価格競争の影響を測る鍵
受注高・受注残高
将来の売上高の先行指標、成長持続性を確認
ROE
高いROE維持が割安感の根拠、持続性を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+25.4%いまの株価に対する利回りは3.57%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
3.57%
いまの株価に対して
配当性向
52.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7105.8
2018年3月818.545.6
2019年3月1243.865.2
2020年3月138.7112.7
2021年3月130.072.6
2022年3月1516.064.6
2023年3月1824.181.5
2024年3月2430.629.9
2025年3月3442.641.7
2026年3月4225.452.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,531人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.5%を占め、残る67.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他55.556.555.055.049.250.7
金融機関24.523.326.825.930.327.7
外国法人11.910.311.911.212.914.8
自己株式9.411.911.412.99.211.9
事業法人6.05.45.25.45.34.8
証券会社2.24.51.12.52.32.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.66
02JBCCグループ社員持株会7.13
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.72
04富国生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.85
05野村信託銀行株式会社(JBCCグループ社員持株会専用信託口)2.76
06BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.00
07谷口 君代1.13
08明治電機工業株式会社1.13
09安田倉庫株式会社1.13
10JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    8.13%
    +1.75pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+67%、1株純資産は14期で−49%。直近期のROEは21.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月527976.617.535.0
2014年3月157591.950.2210.1
2015年3月197772.541.0
2016年3月267493.426.4112.9
2017年3月758179.610.4105.8
2018年3月718878.315.045.6
2019年3月10695411.614.165.2
2020年3月12098312.414.0112.7
2021年3月3027311.612.372.6
2022年3月3528812.611.164.6
2023年3月4331614.112.781.5
2024年3月5134215.516.129.9
2025年3月7438920.314.841.7
2026年3月8641021.813.852.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額135百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
東上征司代表取締役 社長68488,800
浅利信治取締役6331,700
井戸潔取締役70
山﨑健取締役 常勤監査等委員6325,096
今村昭文取締役 監査等委員73
渡辺善子取締役 監査等委員77
千代田有子取締役 監査等委員65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)547528288016
社外取締役434349
取締役(社内)1212121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容626字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、純粋持株会社である当社及び連結子会社8社により構成されております。主な業務として、企業の情報システムに関するコンサルティングから、企画・構築・導入・運用・保守サービスにいたるまで、トータルなITサービスを提供して全国において展開しております。 純粋持株会社である当社は、グループ経営戦略の策定、コーポレート・ガバナンスの構築、経営資源のグループ内最適配分などを行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業分野の区分及び事業系統図は次の通りとなっております。 なお、事業分野の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (事業分野) 事業分野の名称   事業の内容 情報ソリューション   超高速開発、クラウド、セキュリティを中心に企業の情報システムの構築及び運用・保守サービスなどを行っており、システム開発(SI)、サービス及びシステムに分類しております。 製品開発製造   クラウドデータ連携基盤等、独自のソフトウェアや生産管理システムの開発・提供及びプリンター等各種ハードウェアの製造・販売を行っております。 (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題3,368字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社並びに連結子会社(以下、当社グループ)が判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは純粋持株会社体制の下、国内の中堅・大手企業のお客様のDXを加速し経営課題を解決するため、クラウド、セキュリティ、システム開発(超高速開発)を中心に、お客様のIT環境全体をカバーできる総合力と、それらを最適に構築・遂行できる技術力で最適なソリューション(課題解決策の提案)やサービスの提供を積極的に行っております。 また、今後企業として目指していく方向を明確にするため、社員による提案をもとに議論を進め、「創り出そう、躍動する社会を。挑戦しよう、技術とともに。」というビジョンを策定しております。グループ社員が一丸となってこのビジョンの実現を目指し、当社グループの持続的成長と企業価値の最大化を実現してまいります。 なお、世の中のIT活用の拡大に伴いお客様のさらなるビジネス成長への貢献に加え、当社は社会・環境課題を解決することで持続可能な社会を実現するSDGs(持続可能な開発目標)にも取り組んでまいります。当社が持つ最新技術を駆使しながら、お客様にとって最適なソリューションやサービスを提案・提供することで、お客様のSDGs目標達成を支援し、地域や社会の持続的成長にも貢献していきたいと考えております。 (2) 中長期的な経営戦略 企業のIT予算は引き続き増額基調で、DXのさらなる推進に加え、生成AIをはじめとするAI関連分野の製品やサービスへの投資が加速すると予想されます。このような環境下、2024年4月よりスタートした中期経営計画「CHALLENGE 2026」は順調に推移しております。継続的成長と高い収益性を実現するため、注力事業をクラウド、セキュリティ、超高速開発の3事業に集約し、それぞれの事業を進化・深化させることで事業構造の変革を更に加速させています。加えて、生成AIの急速な広がりを次の成長機会と捉え、当社グループの中長期的な"稼ぐ力"を一段と強化するための投資を戦略的に進めていきます。 こうした成長投資と並行して、人材への戦略的投資を最重要課題のひとつと位置づけ、採用・育成・処遇制度の各施策を継続的に推進しています。人材戦略投資は計画を上回るペースで進捗しており、今後はAI人材の育成を強化・加速することで、変革を支える人的資本基盤の充実を図ります。 お客様が一番欲しいものを最速でお届けするため、新たな技術に挑戦し、より一層ビジネスのスピードを上げ、価値創造型企業へと変革を続けることでさらなる成長を目指してまいります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的指標につきましては、売上高及び営業利益の目標値を定めるとともに営業利益率にも常に注意を払って経営を行っております。また資本効率を高め企業価値の向上を図っていくため、自己資本利益率(ROE)についても重要な指標として位置づけており、当連結会計年度におけるROEは21.8%と、前年から1.5ポイント成長いたしました。なお、順調なビジネス成長を反映し、新中期経営計画の2027年度3月期目標について売上高、営業利益率、ROEともに上方修正いたしました。詳細については下表をご参照ください。 <当社グループの実績及び中期経営計画目標値> 2025年3月期実績   2026年3月期実績   2027年3月期業績目標 売上高   69,868百万円   76,019百万円   79,500百万円以上 営業利益   6,155百万円   7,308百万円   - 営業利益率   8.8%   9.6%   11.0%以上 親会社株主に帰属する当期純利益   4,603百万円   5,353百万円   - 自己資本利益率(ROE)   20.3%   21.8%   20.0%以上 ※この業績予想及び目標は、開示時に当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて策定したもの であり、実際の業績等は今後さまざまな要因によって記載内容と異なる可能性があります。 (3) 対処すべき課題 IT業界を取り巻く経営環境が大きく変化する中、当社グループは持続的な企業価値向上と継続的な成長の実現に向け、中期経営計画「CHALLENGE 2026」を推進しています。IT市場は引き続き成長を続けている一方で、生成AIの急速な広がりは、求められるソリューションやサービスの変化を加速させ、IT業界における競争環境やビジネスモデルにも大きな変化をもたらしつつあります。このような状況に対応するために、当社グループは急速な技術進化に適応し、お客様の企業価値向上、社会の発展、そしてIT業界の変革に貢献する価値創造に挑戦しています。 この目的を達成するために対処すべき主な課題は以下と認識しています。 ① 注力事業の進化・深化 中期経営計画「CHALLENGE 2026」のもと、注力事業であるクラウド、セキュリティ、超高速開発を中心に事業構造の変革を推進しています。これらの注力事業は当社グループの成長を牽引するとともに、継続的な成長を支える基盤となっています。そのうえで、AIを次の成長機会と捉え、当社グループ内でのAI活用を通じて得た知見・ユースケースを活かし、お客様の業務変革を伴走支援する「Customer Innovation Team」を組成・拡充するとともに、クラウドとセキュリティを基盤に、お客様がAIを安全かつ継続的に活用できる「AI Orchestration Platform」の整備を進めてまいります。また、当社独自のアジャイル開発手法「JBアジャイル」にAI駆動開発を取り入れ、開発上流工程を高度化することで、お客様の要望への対応力と品質をさらに高める開発モデルへと進化させてまいります。これらの取り組みを通じて、新たなサービスモデルの確立も進め、付加価値の高いサービスの提供により、お客様の業務変革と競争力向上に貢献してまいります。 ② 人材戦略の着実な実行 持続的な企業価値向上を実現するため、人材への戦略的投資を最重要課題のひとつと位置づけています。当社グループが求める人材像を基軸に、採用・育成・適材適所の配置・エンゲージメントの強化を一体的に推進するとともに、人材の獲得・定着を支える基盤として、処遇制度の整備・拡充にも継続的に取り組んでいます。現在は、事業成長を支える人材の確保・育成を重点課題として、新卒・キャリアの両面で採用を着実に進めるとともに、自律的に学び続ける人材の育成に向けて、育成体系の刷新と各種施策を推進しています。今後は、AI時代に対応した人材戦略へ進化させるため、人材育成基盤である「JBCCアカデミー」をAI時代の学びの基盤へアップデートするとともに、人材ポートフォリオの最適化や、成果創出につながる人事制度・働き方の見直しも進めてまいります。これらの取り組みを通じて、人材力の強化と企業価値の向上を目指してまいります。 ③ 経営基盤の強化・高度化 中期経営計画「CHALLENGE 2026」の達成と、その先に目指す「価値創造型企業」への進化に向けて、経営基盤の強化・高度化に取り組んでおります。取締役会においては、重要な経営テーマである人材戦略の継続的なモニタリングに加え、資本効率の向上を見据えた財務戦略、AIを軸とした事業戦略など、中長期的な企業価値向上に資するテーマについて議論を深め、監督機能の充実を図っております。あわせて、株主・投資家の皆様に向けた情報開示の充実にも取り組んでおります。また、CxOマネジメント体制のもと、意思決定と業務執行の効率性向上を図るとともに、AIを活用した社内DXを推進し、経営管理、内部統制、リスクマネジメントの強化に取り組んでおります。これらの 取り組みを通じて、経営基盤の実効性向上を図ってまいります。 これらの一連の対応が、当社グループの企業価値の持続的向上につながるものと考えております。
事業等のリスク3,119字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性は常にあるものと認識しておりますが、その時期や程度、仮に当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響を個別具体的に合理的に予見し判断することは非常に困難であるため記載しておりません。 これらリスクに対応するため、当社は代表取締役社長が委員長を務める経営品質向上委員会を設置し、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの未然防止を図っております。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 技術革新・生成AIに関するリスク 生成AIをはじめとする先進技術の急速な進化は、ITサービス業界における競争環境を大きく変化させつつあります。当社グループがこれらの技術革新への対応が遅れた場合、既存サービスの競争力低下や新たな事業機会の逸失につながるリスクがあると認識しております。 このようなリスクに対応するため、当社グループでは、自らAIを前提とした社内業務プロセスや働き方の再設計を進めるとともに、その過程で得られた知見やユースケースを、お客様への提供価値の向上や新たなサービスモデルの創出へつなげる取り組みを推進しております。 (2) 情報漏洩に関するリスク 当社グループは、お客様の情報システム等に関するコンサルティングからシステム開発、運用、保守サービスにいたるまでトータルなITサービスを提供しております。このITサービスを提供するにあたり、お客様が保有する個人情報や情報システムに関する情報等の各種機密情報を知り得る場合があります。これらの機密情報が高度化するサイバー攻撃、不正アクセス、人為的過失等により外部への漏洩が発生した場合、当社グループの信頼を失い、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、生成AIの業務活用の拡大に伴う情報漏洩リスクについても、重要な経営課題として認識しております。 このような情報セキュリティリスクに対応するため、当社グループでは「JBCCグループ情報セキュリティポリシー」を策定し、規定・基準の継続的な整備と監査の実施によりグループ全体のセキュリティ対策の強化・標準化に取り組んでおります。また、生成AIの利用ガイドラインの策定、プライバシーマークの取得による第三者認証の維持、外部委託先に対するセキュリティ監査の実施、インシデント対応体制の整備など、多層的なセキュリティ管理体制の高度化を推進しております。当社グループの社員から業務委託先の社員に至るまで情報セキュリティに関する教育・研修を実施するなど、情報管理の徹底に取り組んでおります。 (3) システム開発に関するリスク 当社グループは、お客様の情報システムの開発を行っており、システム開発の請負契約等においては、顧客の要望の高度化・複雑化や開発着手後のシステム要件の変更等により、当初の原価総額の見積りより作業工数等が増加するなど追加費用が発生する可能性があります。 このような不確実性に起因して生じる不採算案件の発生を回避するため、見積り段階より社内での審査会議を開催することに加え、プロジェクトマネージャーの育成、品質マネジメントシステムの整備等を通じて、プロジェクト管理の高度化に取り組んでおります。前連結会計年度に発生した一部プロジェクトの遅延を踏まえ、プロジェクト管理体制の強化や見積・要件定義フェーズにおける標準化の見直しを進め、プロジェクト品質及び収益管理に取り組んでおります。 また、生成AIをはじめとする技術革新が加速するなか、これらを活用した開発手法への対応が遅れた場合、競争力の低下につながる可能性があります。このようなリスクに対応するため、当社グループでは、AI駆動開発の手法を取り入れたJBアジャイル(注)のさらなる進化を推進するとともに、AI領域への戦略的投資を通じて、中長期的な競争力の維持・向上に取り組んでおります。 (注)一般的なアジャイル開発とは、小単位で実装・テストを繰り返し、システムやソフトウェア開発を進めていく小規模開発向けの開発手法のことをいいます。開発期間が短縮されるためアジャイル(俊敏な)と呼ばれております。当社グループで推進するJBアジャイル開発は、ローコード開発ツールを利用する等の独自手法を取り入れ、大規模開発や基幹システム開発にもアジャイル開発を適用することを可能にし、大型案件の開発納期短縮を実現しております。 (4) 大規模な自然災害等に関するリスク 当社グループが事業活動を展開する地域における大規模な地震、洪水等の自然災害や重大な伝染病の発生により、事業拠点、従業員、パートナーが大きな被害を受けた場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このような大規模な自然災害等に備え、事業継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの導入、防災訓練等の対策を講じております。また、当社のデータセンターについては複数箇所に分散し、災害発生時の事業継続リスクへの対応力強化に努めております。 (5) 法令・規制に関するリスク 当社グループは、事業活動を行う上で、国内外の法令及び規制の適用を受けております。また、労働関係の法令についてもより一層の法令遵守が求められております。このような状況の中で法令違反等が発生した場合や法令及び規制に変化があった場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このような法令・規制に関するリスクを回避するため、経営品質向上委員会の設置によるガバナンス体制の強化、「JBCCグループ行動基準」の制定とその遵守及びコンプライアンス教育の実施による法令遵守の徹底を行っております。 (6) 人材の確保・育成に関するリスク AIをはじめとする先進技術の活用を前提としたサービス価値の高度化を進める中、当該分野における人材獲得競争は市場全体で激化しており、必要な人材の確保・育成または定着が計画どおりに進まない場合、サービス提供力や競争力の低下、プロジェクトの品質・生産性への影響等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応するため、当社グループでは、採用・育成・定着の各側面に加え、処遇制度の整備・拡充を通じて、人材の獲得・定着を支える人材基盤の強化に取り組んでおります。採用面では、新卒・キャリア双方のチャネルを通じ、質を重視したプロアクティブ採用を推進するとともに、社員が主体的に関与するリクルーター制度を通じて当社の価値観への適合度を重視した選考を実践し、入社後のミスマッチ防止と早期戦力化を図っております。育成面では、「JBCCアカデミー」を中核としたAI・クラウド・セキュリティ等の先端分野を含む専門スキルの体系的な習得およびリスキリングを推進しており、一人ひとりの専門性と問題解決力を高めることで、サービス提供力の向上に直結する仕組みを構築しております。定着面では、「Style J」による柔軟な働き方および「J-Care」によるライフプランに応じた福利厚生を通じて、優秀な人材の定着とエンゲージメントの向上を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)7,501字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの経営成績等の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、中期経営計画「CHALLENGE 2026」(2025年3月期~2027年3月期)の2年目を終え、上方修正 後の目標値に対して計画通りに進捗しました。特に、注力事業であるクラウド、セキュリティ、超高速開発の3分野が順調に成長し、業績を力強く牽引するとともに、収益性の改善に寄与しました。事業構造変革の推進により4期連続増収増益を達成、営業利益は5期連続最高益を記録しました。 中期経営計画「CHALLENGE 2026」では、継続的な成長を実現し成長路線を確実なものとするため、注力事業であるクラウド、セキュリティ、超高速開発にグループ全体の経営資源を集中して事業を推進しています。国内の中堅・大手企業(年商500億円~2,000億円)をメインターゲットに定め、企業が抱えるIT人材不足やコスト意識の高まりに応えるマネージドサービスの提供や、高度化・複雑化するサイバー攻撃に備えるセキュリティ対策サービスを展開しています。マルチクラウドとその運用に不可欠なセキュリティを包括的に提案することで、案件の大型化と受注拡大につながり、クラウド、セキュリティともに好調に推移しました。また、お客様の基幹システムをアジャイル型で開発する「超高速開発」についても、大型プロジェクトが安定して進捗し、収益性の改善に寄与しました。 また、第4四半期に有価証券(政策保有株式)の一部売却を行いました。これにより、504百万円の特別利益を計上しました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、次の通りであります。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,927百万円増加し、47,394百万円となりました。これは主に現金及び預金が834百万円増加、前払費用が2,251百万円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,226百万円増加し、22,511百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が973百万円増加、契約負債が962百万円増加、未払法人税等が402百万円増加したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ701百万円増加し、24,883百万円となりました。これは親会社株主に帰属する当期純利益により5,353百万円増加、自己株式の処分により674百万円増加した一方、自己株式の取得により3,000百万円減少、配当金の支払いにより2,406百万円減少したことによるものです。 b.経営成績 当期の業績は、売上高76,019百万円(前期比8.8%増)、営業利益7,308百万円(同18.7%増)、経常利益7,469百万円(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,353百万円(同16.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。 情報ソリューション分野の売上高は73,879百万円(前期比8.8%増)となりました。 製品開発製造分野の売上高は2,140百万円(前期比8.5%増)となりました。 なお、セグメント別の詳細につきましては「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載の通りであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ834百万円増加し、18,619百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 [営業活動によるキャッシュ・フロー] 営業活動による資金の増加は6,034百万円(前年同期は6,639百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益7,792百万円及び仕入債務の増加965百万円による資金の増加があった一方、前払費用の増加2,201百万円及び投資有価証券売却益504百万円による資金の減少があったことによるものです。 [投資活動によるキャッシュ・フロー] 投資活動による資金の増加は340百万円(前年同期は361百万円の増加)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入713百万円があった一方、無形固定資産の取得による支出213百万円及び投資有価証券の取得による支出100百万円があったことによるものです。 [財務活動によるキャッシュ・フロー] 財務活動による資金の減少は5,517百万円(前年同期は886百万円の増加)となりました。これは主に自己株式の取得による支出3,000百万円及び配当金の支払い2,406百万円によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 当連結会計年度の生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 a.生産実績 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 情報ソリューション   39,089   9.6 製品開発製造   1,616   15.9 合計   40,705   9.8 b.受注実績 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 情報ソリューション   67,984   10.4   9,699   △31.8 製品開発製造   2,168   11.8   119   32.7 合計   70,153   10.5   9,819   △31.4 c.販売実績 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 情報ソリューション   73,879   8.8 製品開発製造   2,140   8.5 合計   76,019   8.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3.生産実績におきましては、金額は製造原価によって表示しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、業界や市場及び取引先の動向があげられます。 業界や市場動向につきましては、IT関連技術はさらに進化を遂げ、企業にとって必要不可欠なテクノロジーとなりました。特に、生成AIの急速な広がりにより、業務効率化や新たなビジネスモデルの創出が加速しており、当社グループにおいても、これを次の成長機会と捉え、AIを活用した高付加価値サービスの提供に取り組んでいます。また、環境意識の高まりから、持続可能な技術やサービスの需要が引き続き増加しており、これに対応できる企業が市場での競争力を維持しています。このような変化に迅速に対応するため、既存ビジネスの変革を推進しつつ、次世代の先進技術研究やさらなる事業の選択と集中を実現いたします。あわせて、経営基盤および業務執行体制の強化を通じて、持続的な成長を実現します。 当社グループは企業向けシステムなどのサービス提供を主なビジネスとしており、その取引先は創業以来2万社を超え、その業種は多岐にわたっております。経済環境の変化や市場競争の激化により、取引先の業績が変動するリスクが高まっており、これが当社グループの受注状況にも影響を与える可能性があります。このため、当社は取引先に対する与信管理の強化や業界動向の詳細な調査を行い、リスクを早期に察知できる体制を整えています。また、取引先へのサービス提案やプロジェクト管理体制の強化により、顧客満足度向上を行い、長期的な関係構築を目指しています。 なお、2024年度よりスタートした中期経営計画「CHALLENGE 2026」のもと、持続的な成長と高い収益性の実現を目指しています。特に、クラウド、セキュリティ、超高速開発という3つの分野での成長を重視しており、これにより高い収益性の実現を目指し、企業価値の向上を図っております。お客様の成功と社会の発展、そしてIT業界の変革に貢献する「価値創造型企業」としての地位を確立することに挑戦してまいります。 経営成績に重要な影響を与える指標は、次の通りであります。 2025年3月期   2026年3月期   前期比 売上高   69,868百万円   76,019百万円   +8.8% 売上総利益   20,971百万円   24,192百万円   +15.4% 売上総利益率   30.0%   31.8%   +1.8pt 販売費及び一般管理費   14,816百万円   16,883百万円   +14.0% 営業利益   6,155百万円   7,308百万円   +18.7% 営業利益率   8.8%   9.6%   0.8pt (売上高) 当連結会計年度の売上高については、前連結会計年度と比べ6,151百万円増加し、76,019百万円(前期比8.8%増)となりました。注力事業であるクラウド、セキュリティ、超高速開発の3分野が業績を力強く牽引しました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益については、前連結会計年度と比べ3,221百万円増加し、24,192百万円(前期比15.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費については、前連結会計年度と比べ2,067百万円増加し16,883百万円(前期比14.0%増)となりました。 (営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益) 収益構造の変革に伴い、高付加価値ビジネスへ集中したことが寄与し、当連結会計年度の営業利益については、前連結会計年度と比べ1,152百万円増加し7,308百万円(前期比18.7%増)となりました。営業利益率は9.6%となり前連結会計年度と比べ0.8ポイント上昇いたしました。経常利益については、前連結会計年度と比べ1,155百万円増加し7,469百万円(前期比18.3%増)となりました。経常利益率は9.8%となり前連結会計年度と比べ0.8ポイント上昇しております。親会社株主に帰属する当期純利益については、前連結会計年度と比べ749百万円増加し5,353百万円(前期比16.3%増)となりました。当期純利益率は7.0%となり、前連結会計年度と比べ0.5ポイント上昇いたしました。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容は、次の通りであります。 [情報ソリューション] 情報ソリューションは、システム開発(SI)、サービス、システムの3つから構成され、注力事業であるクラウド、セキュリティ、超高速開発を中心にビジネスを展開しています。 ・システム開発(SI) 「超高速開発」については、進行中の基幹システム再構築プロジェクトが進捗し、増収増益となりました(超高速開発売上高 前期比19.3%増)。加えて、メインフレーム等からの移行プロジェクトも安定して進捗し、増収増益を後押ししました。来期(2027年3月期)は、AI駆動開発の手法を取り入れた「JBアジャイル」のさらなる進化と、これを担う人材の育成に戦略的に投資していきます。 ・サービス 「クラウド」については、運用およびコスト最適化機能を備えたクラウドサービス「EcoOne」が評価され、引き続き好調に推移しました。企業のオンプレミス環境で広く利用されているVMware製品(仮想化ソフトウェア)などのライセンス体系変更によるコスト増大がお客様の大きな課題となっており、お客様のIT環境のクラウド移行を後押しする要因となっています。加えて、足元では、半導体メモリの需給逼迫を背景としたサーバー機器の値上げや納期遅延が発生し始めており、クラウド移行をさらに後押ししています。こうした需要環境のもと、当社のセキュリティ対策を含むマルチクラウド提案が評価され、大型案件の受注につながりました。また、生成AI活用の広がりを背景に「Microsoft Copilot」と「Microsoft 365」においても案件の大型化が進みました。この結果、市場の伸びを大幅に上回る成長となりました(クラウド売上高 前期比38.2%増)。今後も、クラウド移行の流れと生成AI活用の広がりを背景に、クラウド需要の拡大は継続する見通しです。特に、AI活用を前提とした全社横断での利用管理・統制や、大規模ユーザーにおけるSaaSアプリの乱立が顧客企業の新たな課題として顕在化しつつあり、ガバナンス確保のニーズが一段と高まることが見込まれます。こうしたニーズに対し、当社は、「Microsoft 365」領域におけるガバナンス強化提案と、「kintone」領域における「ATTAZoo Governance」(2026年4月23日提供開始、「kintone」のアプリ利用状況やガバナンスルールからの逸脱をリアルタイムで検知する当社独自のプラグイン)の導入提案、この2本を軸とした提案を本格展開していきます。 「セキュリティ」については、運用支援を含むマネージドサービスとして提供している点がお客様に評価されて差別化につながり、引き続き好調に推移しました。ランサムウェアなどのサイバー攻撃が激化するなか、生成AIの普及も新たな情報漏洩リスクとなりつつあり、企業のセキュリティ対策のニーズは高まっています。こうした需要環境のもと、脅威分析・対応(EDR/XDRのマネージドサービス)やクラウドセキュリティ(SASE/CASB/SWG)の受注が大きく伸長しました。また、グループ企業や海外拠点を含めたセキュリティ監査・診断を実施する「Attack Surface診断サービス」や、社内外のIT資産の脆弱性を検知・診断する「脆弱性マネジメントサービス」の提供を通じて全体最適提案(ITセキュリティコンサルテーション)を推進し、複数の大型案件の受注につながりました。この結果、市場の伸びを大幅に上回る成長となりました(セキュリティ売上高 前期比32.2%増)。今後も、セキュリティ需要の拡大は継続する見通しです。経済産業省において、新制度「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」が2026年度末頃の開始を目途に検討されており、対象となる企業においては、評価向上に向けた継続的な対策強化のニーズが一段と高まることが見込まれます。当社は、こうしたお客様の取り組みを支える伴走型のサービスを拡充していきます。 ・システム ハードウェアおよびソフトウェアの販売を行っています。クラウド移行の進展に合わせ、当社の事業構造変革に沿って縮小していく計画です。 以上の結果、情報ソリューションの売上高は、73,879百万円(前期比8.8%増)となりました。 [製品開発製造] 製品開発製造は、当社グループ独自のソフトウェアやクラウドサービスの開発、及びプリンターなどの情報機器の開発・製造を行っています。上期においてプリンター入れ替え需要が重なったことにより収益性が低下し、増収減益となりました。来期(2027年3月期)は「ATTAZoo」(「kintone」をより便利に使うための機能を数多く実装したプラグインセット)シリーズや「Qanat Universe」(API連携を低コストかつ即時に実現できるクラウド時代のためのプラットフォーム)を中心としたソフトウェア分野の伸長により、増収増益を見込みます。 以上の結果、製品開発製造の売上高は2,140百万円(前期比8.5%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況 「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、運転資金は基本的に内部資金より充当し、不足が生じた場合には短期借入金により調達しております。また、複数の取引銀行との間で総額12,100百万円の貸出コミットメントライン契約及び当座貸越契約を締結しております。これにより、安定的な運転資金を確保するとともに、M&Aの実施の際の機動的な資金調達やマーケット環境の一時的な変化等不測の事態への対応にも備えております。当社グループは装置産業ではないため、多額の設備投資は必要ではなく、設備投資はパソコン・サーバー等の社内使用設備や事務所関連設備が大半であり、長期借入金による設備資金の調達は現在のところ必要ではない状況となっております。 今後につきましても、当社グループにシナジーをもたらすM&A等の投資や次世代の先進技術研究への投資、加えて株主の皆さまへの還元もしくは資本施策の一環としての自己株式の取得等、財務状況や株価の動向を考慮しながら必要に応じ機動的に実施してまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-31

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