概要
オープンアップグループは、技術系(IT・エンジニア)派遣を主力とする大手人材サービスグループである。製造派遣や業務請負も展開し、グループ全体の従業員数は約27,000名。2025年6月期の売上高は1,880億円、営業利益162億円と安定した収益力を誇る。東京都港区に本社を置く。
機電・ITと建設の二本柱で構成される事業構造
グループの事業は機電・IT領域と建設領域の二つが売上の大半を占める。2025年6月期の売上収益は機電・IT領域が1,015億円(構成比54%)、建設領域が569億円(同30%)であり、これに海外領域(277億円)とその他(31億円)が続く。営業利益では機電・IT領域が110億円、建設領域が75億円を計上し、両領域でグループ利益の9割超を生み出している。収益性は機電・ITの方が高く、セグメント利益率は10.9%に対し建設は13.2%と建設領域が上回るが、海外領域の利益率は3.4%と低い。
国内1,500ヵ所以上の取引先に技術者を派遣
グループの主要顧客は国内の大手メーカーやIT企業、建設会社である。機電・IT領域では、株式会社ビーネックステクノロジーズや株式会社オープンアップITエンジニアが、開発・設計・製造技術者やネットワーク・サーバー・ソフトウェアの構築・開発・運用技術者を派遣する。建設領域では、株式会社夢真や株式会社オープンアップコンストラクションが施工管理技術者やCAD技術者を派遣。2024年10月にはアイアール株式会社を子会社化し、建設領域の規模を拡大した。取引先は業種・規模とも多岐にわたる。
持株会社体制のもとで多様な子会社を統括
グループは持株会社である株式会社オープンアップグループの下に、事業子会社を配置する体制をとる。2020年1月に持株会社体制へ移行し、2021年4月には株式会社夢真ホールディングスと合併して株式会社夢真ビーネックスグループに商号変更、2022年4月に現商号へ改めた。主要子会社として、機電・IT領域にビーネックステクノロジーズ、オープンアップITエンジニア、ビーネックスソリューションズ、建設領域に夢真、オープンアップコンストラクション、アイアールが存在する。また、特例子会社のオープンアップウィズやプログラミング教育のSAMURAIなども傘下に持つ。
英国事業を売却しアジア中心に再編された海外展開
海外領域はかつて英国を中心に展開していたが、2025年3月に英国子会社GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITEDの全株式を譲渡し、同事業から撤退した。これにより、海外拠点は中国、インドネシア、ベトナムの現地法人に絞られる。これらの拠点では、製造・技術分野の派遣・請負に加え、有料職業紹介や人材コンサルティングを継続している。英国事業売却前の2025年6月期海外領域売上は277億円と前期比22%減となったが、セグメント利益は9.5億円と65.9%増加しており、収益性は改善した。
業界の中での役割は技術者派遣・業務請負を中心とした人材サービス企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01機電・IT領域主力
国内メーカー向けに機械・電気・電子系技術者、IT企業向けにネットワーク・サーバー・ソフトウェア構築・開発・運用のIT技術者を派遣。業務請負も行う。子会社:ビーネックステクノロジーズ、オープンアップITエンジニア等。
- 技術者派遣(機電・IT)
- 開発・設計・製造技術者、ネットワーク・サーバー・ソフトウェアの構築・開発・運用技術者を派遣。
- 業務請負(機電・IT)
- エンジニアリング業務を請負で提供。
02建設領域準主力
国内建設業界向けに施工管理技術者やCAD技術者を派遣。2024年10月にアイアール株式会社を連結子会社化し事業拡大。子会社:夢真、オープンアップコンストラクション等。
- 技術者派遣(建設)
- 施工管理技術者、CAD技術者等を建設企業に派遣。
03海外領域副次
英国(2025年3月に全株式譲渡)や中国、インドネシア、ベトナムにおいて、製造・技術分野の派遣・請負、有料職業紹介等の人材サービスを展開。現在はアジア拠点中心に事業継続。
- 人材派遣・請負(海外)
- 海外拠点における技術者・製造スタッフの派遣及び業務請負。
- 人材紹介・コンサルティング
- 中国、インドネシア、ベトナムでの人材紹介・人材コンサルティング。
04その他(障がい者雇用推進・プログラミング教育等)その他
障がい者雇用促進事業(オープンアップウィズ)、オンラインプログラミング教育事業(SAMURAI)等を展開。
- 障がい者雇用促進事業
- 障がい者の就労支援・雇用機会の提供。
- オンラインプログラミング教育
- 子ども向けオンラインプログラミング学習サービス。
製品と技術
機電・IT領域の技術者派遣と業務請負
グループの中核事業は、国内メーカー向けの機械・電気・電子系技術者と、IT企業向けのネットワーク・サーバー・ソフトウェア構築・開発・運用技術者の派遣である。子会社のビーネックステクノロジーズとオープンアップITエンジニアが主力で、開発・設計から製造技術、インフラ構築・運用まで幅広い人材を提供する。エンジニアリング業務の請負も行い、顧客企業の技術課題に対応する。2025年6月期の機電・IT領域売上は1,015億円で、グループ全体の54%を占める最大セグメントである。
建設領域の施工管理・CAD技術者派遣
建設領域では、施工管理技術者やCAD技術者を建設会社に派遣する。主な子会社は夢真、オープンアップコンストラクション、アイアールである。2021年の夢真ホールディングスとの合併により同事業を強化し、その後もM&Aで規模を拡大。2024年10月に子会社化したアイアールの寄与により、建設領域の稼働人数は大きく増加した。2025年6月期の売上は569億円と前期比26.5%増の高い成長を示した。ただし、新規連結子会社の利益率が低いため、セグメント全体の利益率は低下傾向にある。
障がい者雇用推進とオンラインプログラミング教育
その他事業として、特例子会社オープンアップウィズが障がい者雇用促進事業を展開する。グループ内で障がい者の就労機会を提供し、各種業務を請け負う。また、株式会社SAMURAIは子ども向けオンラインプログラミング学習サービスを提供し、人材紹介事業も行う。2025年6月期のその他セグメント売上は31億円(内部取引含む)で、グループ全体に占める割合は小さいが、いずれも社会貢献と事業収益を両立する領域として位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材派遣・紹介の分野で、顧客企業の採用課題を総合支援
オープンアップグループは、人材派遣や人材紹介を中心としたサービスを提供する企業です。同社は特に製造業や物流業界に強みを持ち、派遣社員の管理業務を支援するBPOサービスも展開しています。競合他社としてジンジブやイシンなどが挙げられますが、同社は幅広い業種への対応と、顧客企業の採用課題を総合的に解決するワンストップサービスが特徴です。近年の売上は増加傾向にあり、2025年6月期の営業利益率は8.62%、2026年6月期は9.97%と収益性も改善しています。労働市場の変化に対応しつつ、人材サービスの需要拡大を取り込んでいます。
強み
- 人材派遣、紹介、BPOなど多様なサービスを提供し、顧客企業の採用・雇用課題をワンストップで解決できます。
- 営業利益率が2025年6月期8.62%から2026年6月期9.97%と上昇し、収益構造が強化されています。
- 製造業や物流業界に特化したサービスを提供し、特定セクターでの高い専門性があります。
- 2025年6月期の売上は1880億円と前期比で増加しており、成長が継続しています。
課題
- 国内の労働力不足が深刻化しており、派遣労働者の確保が難しくなっています。採用コストの増加が収益を圧迫します。
- 労働者派遣法の改正など、規制が厳しくなる可能性があります。コンプライアンス対応が必要です。
- 人材サービス市場は競争が激しく、価格競争に陥るリスクがあります。差別化が求められます。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字がオープンアップグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9746TKC | 2,152億円 | 15.3倍 |
| 2 | 2317システナ | 1,916億円 | 14.2倍 |
| 3 | 4547キッセイ薬品工業 | 1,892億円 | 12.3倍 |
| 4 | 9682DTS | 1,867億円 | 15.6倍 |
| 5 | 4812電通総研 | 1,860億円 | 31.7倍 |
| 6 | 2154オープンアップグループ | 1,857億円 | 14.6倍 |
| 7 | 2492インフォマート | 1,712億円 | 70.6倍 |
| 8 | 6588東芝テック | 1,712億円 | — |
| 9 | 9025鴻池運輸 | 1,635億円 | 10.7倍 |
| 10 | 9715トランス・コスモス | 1,627億円 | 11.3倍 |
| 11 | 2124ジェイエイシーリクルートメント | 1,619億円 | 17.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 46件
特例子会社としての創業と人材サービス事業への進出
1997年8月、三栄商事の特例子会社として共生産業株式会社を神奈川県相模原市に設立したことが始まりである。障害者雇用促進法に基づく企業だったが、2004年11月にアミューズキャピタルが全株式を取得し、商号をトラストワークスサンエーに変更。翌月には三栄商事から人材サービス関連事業とレストラン・映画館事業を譲り受け、人材サービス事業に本格参入した。同時にテクノアシスト相模を子会社化し、事業基盤を拡大した。
技術者派遣事業への参入と株式上場
2005年6月、トラスト・テックの全株式を取得し、技術労働者派遣事業を開始した。これが現在の機電・IT領域の原点となる。2007年6月にはジャスダック証券取引所に株式を上場。2008年10月にはトラスト・テックを吸収合併し、商号をトラスト・テックに変更。2009年3月にはPLMを子会社化し、TTM(後のUTエージェント)とするなど、M&Aを通じて事業領域を広げていった。2013年には東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、同年12月には市場第一部指定を達成した。
M&Aによる規模拡大と持株会社体制への移行
2015年以降、積極的なM&Aで規模を拡大した。2015年7月にテクノパワーのテクニカルソリューション事業部を譲受、同年10月にトライアルを子会社化。2016年には英国のMTrec Limitedを子会社化し、海外展開を開始。2017年にはフュージョンアイ(後のオープンアップITエンジニア)や英国の1998 Holdings Limitedを取得。2020年1月には持株会社体制へ移行し、商号をビーネックスグループに変更。各事業子会社の再編を進めた。これらのM&Aにより、売上高は2016年6月期の301億円から2021年6月期には989億円へと3倍以上に拡大した。
夢真ホールディングスとの合併で建設領域を強化
2021年4月、建設業界向け人材派遣で大手の夢真ホールディングスと合併し、株式会社夢真ビーネックスグループに商号変更した。これにより建設領域がグループの主要セグメントに加わった。合併後も再編は続き、2022年4月には商号を現行のオープンアップグループに変更。同年7月には夢テクノロジーの機械・電機部門をビーネックステクノロジーズへ統合。2024年4月にはUTコンストラクションとUTテクノロジーを取得し、それぞれオープンアップコンストラクション、オープンアップテクノロジーに改称した。2024年10月にはアイアールを子会社化し、建設領域のさらなる拡大を図った。
英国事業の売却とアジア事業への集中
2025年3月、グループは英国子会社GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITEDの全株式をMADDOX 2023 LIMITEDに譲渡した。これにより海外領域から英国事業が完全に外れた。一方、中国・インドネシア・ベトナムの現地法人は引き続き派遣・紹介事業を継続。英国売却は2021年8月のMTrec Limited売却に続くもので、グループは欧州事業から撤退しアジアに集中する戦略を明確にした。この再編により、2025年6月期の海外領域売上は前期比22%減の277億円となったが、セグメント利益は増加し収益性は向上した。
年表46件を開く
1990年代
- 1997年8月三栄商事㈱の「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として、共生産業㈱(現当社)を神奈川県相模原市に設立
2000年代
- 2004年11月商号変更㈱アミューズキャピタルが当社の全株式を取得し、商号を共生産業㈱から㈱トラストワークスサンエーに変更
- 2004年12月M&A㈱トラストワークスサンエーは特定労働者派遣事業の届出を行うとともに三栄商事㈱より、人材サービス関連事業及びその他事業(レストラン及び映画館の事業)の営業及び一部資産を譲り受け、同業務を開始 ㈱テクノアシスト相模を子会社化
- 2005年6月㈱トラスト・テックの全株式を取得し、技術労働者派遣事業を開始
- 2005年7月「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として、共生産業㈱(現㈱オープンアップウィズ)を設立
- 2006年11月商号変更㈱トラストワークスサンエーの称号を㈱トラストワークスに変更
- 2007年6月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
- 2008年10月M&A㈱トラスト・テックを吸収合併 ㈱トラストワークスから商号を㈱トラスト・テックへ変更
- 2009年3月M&A㈱PLMを子会社化し、商号を㈱TTM(現UTエージェント㈱)へ変更
2010年代
- 2010年3月商号変更商号を㈱テクノアシスト相模から㈱テクノアシストに変更
- 2010年4月上場㈱ジャスダック証券取引所と㈱大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
- 2012年8月M&A㈱TTM(現UTエージェント㈱)が㈱テクノアシストを吸収合併
- 2013年8月東京証券取引所JASDAQスタンダードから東京証券取引所市場第二部へ市場変更
- 2013年12月東京証券取引所市場第一部指定
- 2015年7月㈱テクノパワーより、テクニカルソリューション事業部を譲受
- 2015年10月M&A㈱トラィアルを子会社化
- 2016年8月M&AMTrec Limitedを子会社化
- 2016年9月創業PT.TRUST TECH ENGINEERING SERVICE INDONESIAを設立
- 2016年10月M&A㈱トラィアルを吸収合併
- 2017年3月M&A㈱フュージョンアイ(現㈱オープンアップITエンジニア)を子会社化
- 2017年12月M&A英国の人材派遣会社1998 Holdings Limited(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)及び同社子会社5社を子会社化
- 2018年1月商号変更当社のIT・ソフト領域での派遣・請負事業を当社子会社である㈱フュージョンアイに承継し、商号を㈱トラスト・アイパワーズ(現㈱オープンアップITエンジニア)に変更
- 2018年4月M&A㈱フリーダムの子会社である㈱イーシーエスを存続会社とし、㈱フリーダム及び同社子会社3社が合併、また商号を㈱トラスト・ネクストソリューションズに変更
- 2018年5月商号変更1998 Holdings Limited(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の商号をGap Personnel Group Ltdに変更
- 2018年8月M&AGap Personnel Holdings Limitedを通じて英国人材派遣会社Quattro Group Holdings Limitedを子会社化
- 2019年1月ベトナムの大手人材派遣企業Le&Associatesを傘下に持つ、L&A INVESTMENT CORPORATIONの株式を取得し、持分法適用の関連会社とする
- 2019年7月M&A分割準備会社として㈱ビーネックステクノロジーズを設立 ㈱トラスト・アイパワーズが、㈱トラスト・ネクストソリューションズを吸収合併し、㈱トラスト・アイパワーズの商号を㈱ビーネックスソリューションズに変更
- 2019年11月M&A㈱アクシス・クリエイト(㈱BNK1に商号変更した後に清算)、㈱フェイス(現㈱アクシス・クリエイト)及び㈱アクシスヒューマンデベロップメント(現㈱アクシス・クリエイトに吸収合併し消滅)を子会社化
2020年代
- 2020年1月商号変更㈱トラスト・テックの商号を㈱ビーネックスグループに変更し、持株会社体制へ移行 ㈱ビーネックスグループの事業を㈱ビーネックステクノロジーズへ吸収分割 ㈱TTM(現UTエージェント㈱)の商号を㈱ビーネックスパートナーズへ変更 ㈱トラスト・テック・ウィズ(現㈱オープンアップ・ウィズ)の商号を㈱ビーネックスウィズへ変更
- 2020年2月㈱アクシス・クリエイトの事業を㈱フェイスに吸収分割 ㈱アクシス・クリエイトの商号を㈱BNK1へ変更 ㈱フェイスの商号を㈱アクシス・クリエイトへ変更
- 2020年4月M&AGap Personnel Group Ltd(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の株式を追加取得(完全子会社化)し、Gap Personnel Group Ltdの商号をBeNEXT UK Holdings Limitedへ変更
- 2021年1月M&A㈱レフトキャピタルの株式を取得し、傘下にもつ㈱アロートラストシステムズとともに子会社化
- 2021年4月M&A当社を吸収合併存続会社、㈱夢真ホールディングスを吸収合併消滅会社とする合併により、㈱夢真ホールディングスと経営統合する 商号を㈱夢真ビーネックスグループとする
- 2021年7月M&A㈱アクシス・クリエイトが、㈱アクシスヒューマンデベロップメントを吸収合併(存続会社は㈱アクシス・クリエイト)
- 2021年8月MTrec Limitedの全株式を売却し、連結の範囲から除外
- 2022年4月M&A㈱インフォメーションポートが、㈱アローインフォメーション及び㈱エス・ビー・オーを吸収合併し、商号を㈱オープンアップシステムとする 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2022年7月㈱夢テクノロジーの機械・電機部門の社内カンパニーを㈱ビーネックステクノロジーズへ吸収分割
- 2022年10月M&A㈱アロートラストシステムズが、㈱レフトキャピタルを吸収合併(存続会社は㈱アロートラストシステムズ)
- 2023年3月株式会社BNS分割準備会社(現㈱ビーネックスソリューションズ)を設立
- 2023年4月㈱ビーネックスソリューションズ(現㈱オープンアップITエンジニア)は、同社のシステム開発部門を㈱オープンアップシステムに吸収分割
- 2023年7月M&A㈱ビーネックスソリューションズ(現㈱オープンアップITエンジニア)のエンベデットシステム部門の社内カンパニーを㈱BNS分割準備会社に吸収分割し、㈱ビーネックスソリューションズに商号変更 ㈱ビーネックスソリューションズが㈱夢テクノロジーを吸収合併し、㈱オープンアップITエンジニアに商号変更 ㈱ビーネックステクノロジーズが㈱夢プロエンジを吸収合併 ㈱ビーネックスウィズの商号を㈱オープンアップウィズへ変更
- 2023年10月ネプラス㈱の技術者派遣部門を㈱オープンアップITエンジニアが吸収分割
- 2024年4月M&A㈱ビーネックスパートナーズ(現UTエージェント㈱)の全株式を売却し、連結の範囲から除外 UTコンストラクション㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップコンストラクションへ変更 UTテクノロジー㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップテクノロジーへ変更
- 2024年7月M&A㈱オープンアップITエンジニアがガレネット㈱を吸収合併
- 2024年10月M&Aアイアール㈱を傘下にもつ㈱オフューカスインベスコの全株式を取得し、子会社化 ㈱オープンアップテクノロジーの機電派遣事業を㈱ビーネックステクノロジーズに吸収分割 ㈱オープンアップテクノロジーのITインフラ派遣事業を㈱オープンアップITエンジニアに吸収分割 ㈱ビーネックスソリューションズが㈱オープンアップテクノロジーを吸収合併
- 2025年3月Gap Personnel Holdings Limited及びQuattro Recruitment Limited等を傘下にもつBeNEXT UK Holdings Limited(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の全株式を売却し、連結の範囲から除外
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高・営業利益の年率10%以上成長年率10%以上成長
- 営業利益率10%以上
- 国内エンジニア数の年率拡大年率10%以上
- 配当性向50%以上
- 売上高・営業利益(2028年6月期目標)2028年6月期まで売上高2,000億円、営業利益200億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業ポートフォリオ最適化とエンジニア領域強化
製造領域と英国事業の見直しによる集中と、オーガニック成長とM&Aの両軸でエンジニア領域を強化する。
- 02
技術者の採用・育成・定着によるLTV重視
未経験者への育成プログラムや研修、タレントマネジメントシステムの活用、社員満足度向上施策により、技術者の生涯価値(LTV)を高める。
- 03
M&Aによる成長とPMIの徹底
既存事業領域内でのM&Aを原則とし、投資基準・運営方針を設定、パフォーマンス検証とPMIを実施する。
- 04
営業力の再構築と顧客信頼の獲得
営業トレーニングや顧客接点拡大を通じて、顧客ニーズを捉え、信頼関係を構築する営業体制を整える。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で26,978人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は751万円で、9期前と比べて+78.6%。平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は5.8年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | — | — | — | 5,861 | — |
| 2017年6月 | — | — | — | 10,041 | — |
| 2018年6月 | — | — | — | 17,552 | — |
| 2019年6月 | 420 | 35.7 | 2.8 | 20,329 | — |
| 2020年6月 | 1,009 | 50.5 | 3.3 | 18,125 | — |
| 2021年6月 | 681 | 42.3 | 3.5 | 30,067 | — |
| 2022年6月 | 558 | 40.8 | 4.3 | 29,084 | — |
| 2023年6月 | 591 | 41.6 | 4.3 | 31,172 | — |
| 2024年6月 | 664 | 43.9 | 4.6 | 32,739 | 44 |
| 2025年6月 | 751 | 44.4 | 5.8 | 26,978 | 60 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社12社(国内 11 / 海外 1、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ビーネックステクノロジーズ(注)3、4東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社オープンアップITエンジニア(注)3、5東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ビーネックスソリューションズ愛知県刈谷市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社オープンアップシステム(注)7東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社アクシス・クリエイト東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社アロートラストシステムズ(注)7大阪府大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社夢真(注)3、6東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アイアール株式会社愛知県名古屋市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社オープンアップコンストラクション東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内その他15社- · 連結子会社
- 海外L&A INVESTMENT CORPORATIONベトナム ホーチミン市 · 持分法適用会社議決権43.5%
- 国内その他2社- · 持分法適用会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は1,675億円、営業利益は167億円。前期と比べると減収増益で、売上が-10.9%、利益が+3.1%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,750億円 | 1,675億円 |
| 営業利益 | 177億円 | 167億円 |
| 純利益 | 123億円 | 118億円 |
| 1株あたり配当 | ¥90 | ¥90 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は839億円、営業利益は76億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−3.6%、営業利益は+5.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 396 | 37 | 9.3 | 25 |
| 2023年4Q | 308 | — | — | 17 |
| 2024年1Q | 440 | 33 | 7.5 | 23 |
| 2024年2Q | 411 | 46 | 11.2 | 31 |
| 2024年3Q | 416 | 37 | 8.9 | 28 |
| 2024年4Q | 465 | 27 | 5.8 | 36 |
| 2025年2Q | 1,010 | 90 | 8.9 | 59 |
| 2025年4Q | 870 | 72 | 8.3 | 67 |
| 2026年2Q | 836 | 91 | 10.9 | 65 |
| 2026年4Q | 839 | 76 | 9.1 | 53 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年6月期からの15期で、売上は155億円から1,675億円へ10.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| ㈱TTM(現UTエージェント㈱)が㈱テクノアシストを吸収合併 | |||||
| 2012年6月 | 155 | — | 7 | — | 4 |
| 2013年6月 | 149 | — | 8 | — | 5 |
| 2014年6月 | 176 | — | 13 | — | 8 |
| ㈱トラィアルを子会社化 | |||||
| 2015年6月 | 208 | — | 16 | — | 10 |
| PT.TRUST TECH ENGINEERING SERVICE INDONESIAを設立 | |||||
| 2016年6月 | 301 | — | 25 | — | 15 |
| ㈱フュージョンアイ(現㈱オープンアップITエンジニア)を子会社化 | |||||
| 2017年6月 | 430 | — | 32 | — | 19 |
| ㈱フリーダムの子会社である㈱イーシーエスを存続会社とし、㈱フリーダム及び同社子会社3社が合併、また商号を㈱トラスト・ネクストソリューションズに変更 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2018年6月 | 654 | — | 42 | — | 26 |
| 分割準備会社として㈱ビーネックステクノロジーズを設立 ㈱トラスト・アイパワーズが、㈱トラスト・ネクストソリューションズを吸収合併し、㈱トラスト・アイパワーズの商号を㈱ビーネックスソリューションズに変更 | |||||
| 2019年6月 | 816 | — | 56 | — | 37 |
| Gap Personnel Group Ltd(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の株式を追加取得(完全子会社化)し、Gap Personnel Group Ltdの商号をBeNEXT UK Holdings Limitedへ変更 | |||||
| 2020年6月 | 818 | — | 48 | — | 13 |
| ㈱レフトキャピタルの株式を取得し、傘下にもつ㈱アロートラストシステムズとともに子会社化 | |||||
| 2021年6月 | 989 | — | −251 | — | −271 |
| ㈱インフォメーションポートが、㈱アローインフォメーション及び㈱エス・ビー・オーを吸収合併し、商号を㈱オープンアップシステムとする 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 | |||||
| 2022年6月 | 1,486 | — | 102 | — | 70 |
| ㈱ビーネックスソリューションズ(現㈱オープンアップITエンジニア)のエンベデットシステム部門の社内カンパニーを㈱BNS分割準備会社に吸収分割し、㈱ビーネックスソリューションズに商号変更 ㈱ビーネックスソリューションズが㈱夢テクノロジーを吸収合併し、㈱オープンアップITエンジニアに商号変更 ㈱ビーネックステクノロジーズが㈱夢プロエンジを吸収合併 ㈱ビーネックスウィズの商号を㈱オープンアップウィズへ変更 | |||||
| 2023年6月 | 1,507 | — | 125 | — | 95 |
| ㈱ビーネックスパートナーズ(現UTエージェント㈱)の全株式を売却し、連結の範囲から除外 UTコンストラクション㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップコンストラクションへ変更 UTテクノロジー㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップテクノロジーへ変更 | |||||
| 2024年6月 | 1,732 | 143 | 146 | 8.3 | 118 |
| 2025年6月 | 1,880 | 162 | 162 | 8.6 | 126 |
| 2026年6月 | 1,675 | 167 | 168 | 10.0 | 118 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高1,675億円のうち、営業利益として残るのは167億円で10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は118億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金90.0%1,508億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%167億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年6月期は営業CFが142億円、投資CFが−56億円で、差し引きのフリーCFは86億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は204億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 5 | −1 | −3 | 4 | 17 |
| 2013年6月 | 8 | −1 | −3 | 7 | 22 |
| 2014年6月 | 9 | −2 | −5 | 7 | 24 |
| 2015年6月 | 12 | −1 | −5 | 11 | 30 |
| 2016年6月 | 14 | −18 | 13 | −4 | 39 |
| 2017年6月 | 23 | −24 | 8 | −1 | 46 |
| 2018年6月 | 51 | −27 | 24 | 24 | 94 |
| 2019年6月 | 50 | −14 | −27 | 36 | 103 |
| 2020年6月 | 48 | −20 | −18 | 28 | 108 |
| 2021年6月 | 52 | −14 | −66 | 38 | 211 |
| 2022年6月 | 155 | −22 | −220 | 133 | 124 |
| 2023年6月 | 156 | 6 | −127 | 162 | 161 |
| 2024年6月 | 192 | −50 | −89 | 142 | 215 |
| 2025年6月 | 142 | −56 | −97 | 86 | 204 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年6月期の総資産は1,227億円。このうち返さなくてよい自己資本が788億円で、自己資本比率は64.2%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 52 | 33 | 19 | 63.1 |
| 2013年6月 | 55 | 35 | 20 | 62.8 |
| 2014年6月 | 65 | 38 | 27 | 59.4 |
| 2015年6月 | 77 | 44 | 33 | 57.0 |
| 2016年6月 | 119 | 53 | 66 | 44.6 |
| 2017年6月 | 168 | 67 | 101 | 39.2 |
| 2018年6月 | 281 | 137 | 144 | 48.3 |
| 2019年6月 | 312 | 158 | 154 | 49.5 |
| 2020年6月 | 338 | 128 | 210 | 37.9 |
| 2021年6月 | 1,058 | 649 | 409 | 61.4 |
| 2022年6月 | 965 | 633 | 332 | 65.6 |
| 2023年6月 | 1,015 | 650 | 365 | 64.0 |
| 2024年6月 | 1,166 | 732 | 432 | 62.8 |
| 2025年6月 | 1,227 | 788 | 438 | 64.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中71位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中500位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,023で、1年前と比べて+13.9%。過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 |
| PER (会社予想) | 14.0倍 |
| PBR | 2.14倍 |
| 配当利回り | 4.45% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価2035円で、25日線(1992.64円)を約2.1%上回っています。7月から緩やかな上昇基調で、7/29に2080円まで上昇しましたが、7/31に2014円へ調整しました。8/10には2021円、8/14には2035円と、再び上昇に転じています。52週高値2106円に近く、52週安値1632円からは+24.7%の水準です。RSIは54.08と中立圏で、出来高も8/10に375500株と増加し、上値を試す展開です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが14.65倍と業界平均の23.09倍を約37%下回り、割安感があります。PBRも2.15倍で業界平均の3.31倍を下回り、株価は純資産に対して割安です。配当利回りは4.42%と業界平均の2.31%を大きく上回り、高い株主還元が魅力です。ROEは16.5%と高水準で収益性も良好です。全指標で業界平均を上回るか同等であり、割安と判断します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 14.6倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 14.0倍 | — |
| PBR | 2.14倍 | 3.51倍 |
| ROE | 16.5% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
労働需給の逼迫で派遣需要は拡大傾向にあり、増収増益を続けている。強気派は採用強化と高付加価値サービスへのシフトで収益性向上を期待する。弱気派は法的規制や景気悪化時の雇用調整の影響、人材確保競争の激化によるコスト増を懸念する。持続的な成長力と人手不足対応の実効性が争点。
- 増収増益
売上高・利益率ともに上昇傾向で業績が好調
- 高ROE
ROE 16.5%と資本効率が高く稼ぐ力がある
- 需要拡大
少子高齢化で人材派遣の需要は今後も拡大
- 営業利益167億円と増益・利益率改善通年影響中
営業利益は前期162億円→167億円、利益率8.62%→9.97%と向上。減収でも増益が続く。
- 予想PER13.8倍で割安感継続影響中
予想PER13.8倍に対しROE16.5%。収益力に見合う評価修正余地。
- 高配当利回り4.5%で下支え継続影響弱
配当利回り4.5%は相対的高水準。株主還元姿勢が継続すれば買い安心感につながる。
- 外国人保有21.5%で需給良好継続影響弱
外国人持株比率21.5%と高く、海外投資家の継続参入で流動性が確保されている。
- 規制リスク
労働者派遣法の改正で事業環境が変化する可能性
- 景気感応
景気後退時に企業が派遣削減し売上が減少
- 競争激化
同業他社との人材獲得競争でコストが上昇
- 2026年6月期売上高10.9%減通年影響強
売上高は1880億円→1675億円へ205億円減少。減収が続けば業績予想の下ぶれ要因。
- 純利益126億円→118億円に減少通年影響中
純利益が6.3%減の118億円予想。営業増益でも最終利益は減益。
- PBR2.12倍は成長鈍化なら割高継続影響中
PBR2.12倍に対しROE16.5%。減収で成長率が落ちればバリュエーション調整。
- 減収で固定費比率が上昇する構造通年影響弱
売上高が205億円減ると固定費負担が増加し、営業増益は小幅。更なる減収なら利益率が一気に悪化。
- 派遣稼働率
- 人材供給の効率と需要の動向を示す
- 売上高成長率
- 事業拡大のペースと市場シェア変化を確認
- 営業利益率
- 価格競争とコスト管理のバランスを評価
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり90円で、前期から+15.4%。いまの株価に対する利回りは4.45%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 23 | — | 46.1 |
| 2018年6月 | 28 | 22.2 | 50.5 |
| 2019年6月 | 55 | 100.0 | 52.2 |
| 2020年6月 | 40 | −27.3 | — |
| 2021年6月 | 44 | 10.0 | 59.4 |
| 2022年6月 | 45 | 2.3 | 115.7 |
| 2023年6月 | 50 | 11.1 | 78.2 |
| 2024年6月 | 65 | 30.0 | 54.1 |
| 2025年6月 | 75 | 15.4 | 58.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥90
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ12,569人。区分でいちばん多いのは個人・その他で36.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.4%を占め、残る60.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年6月% | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.2 | 44.7 | 43.5 | 41.1 | 37.9 | 36.7 |
| 外国法人 | 17.2 | 17.8 | 17.4 | 21.8 | 24.6 | 21.4 |
| 金融機関 | 12.1 | 14.1 | 18.1 | 19.5 | 19.4 | 21.1 |
| 事業法人 | 22.3 | 19.5 | 17.6 | 16.3 | 16.6 | 18.3 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 2.9 | 5.2 | 5.2 | 5.1 |
| 証券会社 | 1.1 | 2.4 | 3.4 | 1.4 | 1.5 | 2.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 政府・自治体 | — | 1.5 | — | — | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 13.42 |
| 02 | 中山 隼雄 | 9.13 |
| 03 | 株式会社アミューズキャピタル | 6.80 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.32 |
| 05 | 有限会社志 | 6.30 |
| 06 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 4.65 |
| 07 | 佐藤 大央 | 3.11 |
| 08 | 佐藤 淑子 | 2.99 |
| 09 | 株式会社アミューズキャピタルインベストメント | 2.59 |
| 10 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.33 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21M&Gインベストメント・マネジメント・リミテッド(M&G Investment Management Limited)新規の大量保有報告17.80%-2.00pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+273%、1株純資産は14期で+162%。直近期のROEは16.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 37 | 346 | 10.9 | 12.4 | 96.2 |
| 2013年6月 | 48 | 366 | 13.6 | 12.5 | 81.8 |
| 2014年6月 | 84 | 401 | 21.8 | 20.2 | 52.1 |
| 2015年6月 | 27 | 114 | 24.9 | 21.8 | 57.2 |
| 2016年6月 | 39 | 137 | 31.3 | 17.1 | 53.1 |
| 2017年6月 | 50 | 170 | 32.3 | 22.0 | 46.1 |
| 2018年6月 | 64 | 321 | 25.5 | 30.3 | 50.5 |
| 2019年6月 | 87 | 364 | 25.5 | 17.5 | 52.2 |
| 2020年6月 | 31 | 300 | 8.9 | 30.0 | — |
| 2021年6月 | −495 | 716 | −69.8 | 26.8 | 59.4 |
| 2022年6月 | 78 | 716 | 10.9 | 19.1 | 115.7 |
| 2023年6月 | 109 | 751 | 14.9 | 19.2 | 78.2 |
| 2024年6月 | 136 | 843 | 17.0 | 14.6 | 54.1 |
| 2025年6月 | 145 | 907 | 16.5 | 11.8 | 58.8 |
| 2026年6月 | 139 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/6期の役員報酬は総額422百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約16倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 西田穣 | 代表取締役 会長兼社長CEO | 63 | 458,500 |
| 佐藤博 | 取締役CFO | 69 | 73,700 |
| 佐藤大央 | 取締役 | 42 | 2,407,878 |
| 大島まり | 取締役 | 64 | — |
| 川上智子 | 取締役 | 61 | — |
| 清水新 | 取締役 | 54 | — |
| 和田洋一 | 取締役 | 67 | — |
| 残間里江子 | 取締役(監査等委員) | 76 | — |
| 高橋信太郎 | 取締役(監査等委員) | 61 | — |
| 六川浩明 | 取締役(監査等委員) | 63 | 326 |
| 酒井紀子 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 117 | 61 | 58 | 180 | 359 | 120 |
| 社外取締役 | 7 | 63 | — | — | — | 63 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,157字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,818字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,378字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,124字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第22期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-22
- 半期報告書半期報告書-第21期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-26
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-13
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-27
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)2022-09-28
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