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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

オープンアップグループ

Open Up Group Inc.2154 · Prime · サービス業

技術者派遣を主軸に、機電・IT・建設・海外で人材サービスを展開する持株会社。

概要

オープンアップグループは、技術系(IT・エンジニア)派遣を主力とする大手人材サービスグループである。製造派遣や業務請負も展開し、グループ全体の従業員数は約27,000名。2025年6月期の売上高は1,880億円、営業利益162億円と安定した収益力を誇る。東京都港区に本社を置く。

機電・ITと建設の二本柱で構成される事業構造

グループの事業は機電・IT領域と建設領域の二つが売上の大半を占める。2025年6月期の売上収益は機電・IT領域が1,015億円(構成比54%)、建設領域が569億円(同30%)であり、これに海外領域(277億円)とその他(31億円)が続く。営業利益では機電・IT領域が110億円、建設領域が75億円を計上し、両領域でグループ利益の9割超を生み出している。収益性は機電・ITの方が高く、セグメント利益率は10.9%に対し建設は13.2%と建設領域が上回るが、海外領域の利益率は3.4%と低い。

国内1,500ヵ所以上の取引先に技術者を派遣

グループの主要顧客は国内の大手メーカーやIT企業、建設会社である。機電・IT領域では、株式会社ビーネックステクノロジーズや株式会社オープンアップITエンジニアが、開発・設計・製造技術者やネットワーク・サーバー・ソフトウェアの構築・開発・運用技術者を派遣する。建設領域では、株式会社夢真や株式会社オープンアップコンストラクションが施工管理技術者やCAD技術者を派遣。2024年10月にはアイアール株式会社を子会社化し、建設領域の規模を拡大した。取引先は業種・規模とも多岐にわたる。

持株会社体制のもとで多様な子会社を統括

グループは持株会社である株式会社オープンアップグループの下に、事業子会社を配置する体制をとる。2020年1月に持株会社体制へ移行し、2021年4月には株式会社夢真ホールディングスと合併して株式会社夢真ビーネックスグループに商号変更、2022年4月に現商号へ改めた。主要子会社として、機電・IT領域にビーネックステクノロジーズ、オープンアップITエンジニア、ビーネックスソリューションズ、建設領域に夢真、オープンアップコンストラクション、アイアールが存在する。また、特例子会社のオープンアップウィズやプログラミング教育のSAMURAIなども傘下に持つ。

英国事業を売却しアジア中心に再編された海外展開

海外領域はかつて英国を中心に展開していたが、2025年3月に英国子会社GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITEDの全株式を譲渡し、同事業から撤退した。これにより、海外拠点は中国、インドネシア、ベトナムの現地法人に絞られる。これらの拠点では、製造・技術分野の派遣・請負に加え、有料職業紹介や人材コンサルティングを継続している。英国事業売却前の2025年6月期海外領域売上は277億円と前期比22%減となったが、セグメント利益は9.5億円と65.9%増加しており、収益性は改善した。

業界の中での役割は技術者派遣・業務請負を中心とした人材サービス企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,675億円
営業利益
167億円
営業利益率
10.0%
純利益
118億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01機電・IT領域主力

国内メーカー向けに機械・電気・電子系技術者、IT企業向けにネットワーク・サーバー・ソフトウェア構築・開発・運用のIT技術者を派遣。業務請負も行う。子会社:ビーネックステクノロジーズ、オープンアップITエンジニア等。

主な製品・サービス2
技術者派遣(機電・IT)
開発・設計・製造技術者、ネットワーク・サーバー・ソフトウェアの構築・開発・運用技術者を派遣。
業務請負(機電・IT)
エンジニアリング業務を請負で提供。

02建設領域準主力

国内建設業界向けに施工管理技術者やCAD技術者を派遣。2024年10月にアイアール株式会社を連結子会社化し事業拡大。子会社:夢真、オープンアップコンストラクション等。

主な製品・サービス1
技術者派遣(建設)
施工管理技術者、CAD技術者等を建設企業に派遣。

03海外領域副次

英国(2025年3月に全株式譲渡)や中国、インドネシア、ベトナムにおいて、製造・技術分野の派遣・請負、有料職業紹介等の人材サービスを展開。現在はアジア拠点中心に事業継続。

主な製品・サービス2
人材派遣・請負(海外)
海外拠点における技術者・製造スタッフの派遣及び業務請負。
人材紹介・コンサルティング
中国、インドネシア、ベトナムでの人材紹介・人材コンサルティング。

04その他(障がい者雇用推進・プログラミング教育等)その他

障がい者雇用促進事業(オープンアップウィズ)、オンラインプログラミング教育事業(SAMURAI)等を展開。

主な製品・サービス2
障がい者雇用促進事業
障がい者の就労支援・雇用機会の提供。
オンラインプログラミング教育
子ども向けオンラインプログラミング学習サービス。

製品と技術

機電・IT領域の技術者派遣と業務請負

グループの中核事業は、国内メーカー向けの機械・電気・電子系技術者と、IT企業向けのネットワーク・サーバー・ソフトウェア構築・開発・運用技術者の派遣である。子会社のビーネックステクノロジーズとオープンアップITエンジニアが主力で、開発・設計から製造技術、インフラ構築・運用まで幅広い人材を提供する。エンジニアリング業務の請負も行い、顧客企業の技術課題に対応する。2025年6月期の機電・IT領域売上は1,015億円で、グループ全体の54%を占める最大セグメントである。

建設領域の施工管理・CAD技術者派遣

建設領域では、施工管理技術者やCAD技術者を建設会社に派遣する。主な子会社は夢真、オープンアップコンストラクション、アイアールである。2021年の夢真ホールディングスとの合併により同事業を強化し、その後もM&Aで規模を拡大。2024年10月に子会社化したアイアールの寄与により、建設領域の稼働人数は大きく増加した。2025年6月期の売上は569億円と前期比26.5%増の高い成長を示した。ただし、新規連結子会社の利益率が低いため、セグメント全体の利益率は低下傾向にある。

障がい者雇用推進とオンラインプログラミング教育

その他事業として、特例子会社オープンアップウィズが障がい者雇用促進事業を展開する。グループ内で障がい者の就労機会を提供し、各種業務を請け負う。また、株式会社SAMURAIは子ども向けオンラインプログラミング学習サービスを提供し、人材紹介事業も行う。2025年6月期のその他セグメント売上は31億円(内部取引含む)で、グループ全体に占める割合は小さいが、いずれも社会貢献と事業収益を両立する領域として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣・紹介の分野で、顧客企業の採用課題を総合支援

オープンアップグループは、人材派遣や人材紹介を中心としたサービスを提供する企業です。同社は特に製造業や物流業界に強みを持ち、派遣社員の管理業務を支援するBPOサービスも展開しています。競合他社としてジンジブやイシンなどが挙げられますが、同社は幅広い業種への対応と、顧客企業の採用課題を総合的に解決するワンストップサービスが特徴です。近年の売上は増加傾向にあり、2025年6月期の営業利益率は8.62%、2026年6月期は9.97%と収益性も改善しています。労働市場の変化に対応しつつ、人材サービスの需要拡大を取り込んでいます。

強み

  • 人材派遣、紹介、BPOなど多様なサービスを提供し、顧客企業の採用・雇用課題をワンストップで解決できます。
  • 営業利益率が2025年6月期8.62%から2026年6月期9.97%と上昇し、収益構造が強化されています。
  • 製造業や物流業界に特化したサービスを提供し、特定セクターでの高い専門性があります。
  • 2025年6月期の売上は1880億円と前期比で増加しており、成長が継続しています。

課題

  • 国内の労働力不足が深刻化しており、派遣労働者の確保が難しくなっています。採用コストの増加が収益を圧迫します。
  • 労働者派遣法の改正など、規制が厳しくなる可能性があります。コンプライアンス対応が必要です。
  • 人材サービス市場は競争が激しく、価格競争に陥るリスクがあります。差別化が求められます。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がオープンアップグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19746TKC2,152億円15.3倍
22317システナ1,916億円14.2倍
34547キッセイ薬品工業1,892億円12.3倍
49682DTS1,867億円15.6倍
54812電通総研1,860億円31.7倍
62154オープンアップグループ1,857億円14.6倍
72492インフォマート1,712億円70.6倍
86588東芝テック1,712億円
99025鴻池運輸1,635億円10.7倍
109715トランス・コスモス1,627億円11.3倍
112124ジェイエイシーリクルートメント1,619億円17.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

特例子会社としての創業と人材サービス事業への進出

1997年8月、三栄商事の特例子会社として共生産業株式会社を神奈川県相模原市に設立したことが始まりである。障害者雇用促進法に基づく企業だったが、2004年11月にアミューズキャピタルが全株式を取得し、商号をトラストワークスサンエーに変更。翌月には三栄商事から人材サービス関連事業とレストラン・映画館事業を譲り受け、人材サービス事業に本格参入した。同時にテクノアシスト相模を子会社化し、事業基盤を拡大した。

技術者派遣事業への参入と株式上場

2005年6月、トラスト・テックの全株式を取得し、技術労働者派遣事業を開始した。これが現在の機電・IT領域の原点となる。2007年6月にはジャスダック証券取引所に株式を上場。2008年10月にはトラスト・テックを吸収合併し、商号をトラスト・テックに変更。2009年3月にはPLMを子会社化し、TTM(後のUTエージェント)とするなど、M&Aを通じて事業領域を広げていった。2013年には東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、同年12月には市場第一部指定を達成した。

M&Aによる規模拡大と持株会社体制への移行

2015年以降、積極的なM&Aで規模を拡大した。2015年7月にテクノパワーのテクニカルソリューション事業部を譲受、同年10月にトライアルを子会社化。2016年には英国のMTrec Limitedを子会社化し、海外展開を開始。2017年にはフュージョンアイ(後のオープンアップITエンジニア)や英国の1998 Holdings Limitedを取得。2020年1月には持株会社体制へ移行し、商号をビーネックスグループに変更。各事業子会社の再編を進めた。これらのM&Aにより、売上高は2016年6月期の301億円から2021年6月期には989億円へと3倍以上に拡大した。

夢真ホールディングスとの合併で建設領域を強化

2021年4月、建設業界向け人材派遣で大手の夢真ホールディングスと合併し、株式会社夢真ビーネックスグループに商号変更した。これにより建設領域がグループの主要セグメントに加わった。合併後も再編は続き、2022年4月には商号を現行のオープンアップグループに変更。同年7月には夢テクノロジーの機械・電機部門をビーネックステクノロジーズへ統合。2024年4月にはUTコンストラクションとUTテクノロジーを取得し、それぞれオープンアップコンストラクション、オープンアップテクノロジーに改称した。2024年10月にはアイアールを子会社化し、建設領域のさらなる拡大を図った。

英国事業の売却とアジア事業への集中

2025年3月、グループは英国子会社GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITEDの全株式をMADDOX 2023 LIMITEDに譲渡した。これにより海外領域から英国事業が完全に外れた。一方、中国・インドネシア・ベトナムの現地法人は引き続き派遣・紹介事業を継続。英国売却は2021年8月のMTrec Limited売却に続くもので、グループは欧州事業から撤退しアジアに集中する戦略を明確にした。この再編により、2025年6月期の海外領域売上は前期比22%減の277億円となったが、セグメント利益は増加し収益性は向上した。

年表46件を開く

1990年代

  • 1997年8月三栄商事㈱の「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として、共生産業㈱(現当社)を神奈川県相模原市に設立

2000年代

  • 2004年11月商号変更㈱アミューズキャピタルが当社の全株式を取得し、商号を共生産業㈱から㈱トラストワークスサンエーに変更
  • 2004年12月M&A㈱トラストワークスサンエーは特定労働者派遣事業の届出を行うとともに三栄商事㈱より、人材サービス関連事業及びその他事業(レストラン及び映画館の事業)の営業及び一部資産を譲り受け、同業務を開始 ㈱テクノアシスト相模を子会社化
  • 2005年6月㈱トラスト・テックの全株式を取得し、技術労働者派遣事業を開始
  • 2005年7月「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として、共生産業㈱(現㈱オープンアップウィズ)を設立
  • 2006年11月商号変更㈱トラストワークスサンエーの称号を㈱トラストワークスに変更
  • 2007年6月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2008年10月M&A㈱トラスト・テックを吸収合併 ㈱トラストワークスから商号を㈱トラスト・テックへ変更
  • 2009年3月M&A㈱PLMを子会社化し、商号を㈱TTM(現UTエージェント㈱)へ変更

2010年代

  • 2010年3月商号変更商号を㈱テクノアシスト相模から㈱テクノアシストに変更
  • 2010年4月上場㈱ジャスダック証券取引所と㈱大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2012年8月M&A㈱TTM(現UTエージェント㈱)が㈱テクノアシストを吸収合併
  • 2013年8月東京証券取引所JASDAQスタンダードから東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2013年12月東京証券取引所市場第一部指定
  • 2015年7月㈱テクノパワーより、テクニカルソリューション事業部を譲受
  • 2015年10月M&A㈱トラィアルを子会社化
  • 2016年8月M&AMTrec Limitedを子会社化
  • 2016年9月創業PT.TRUST TECH ENGINEERING SERVICE INDONESIAを設立
  • 2016年10月M&A㈱トラィアルを吸収合併
  • 2017年3月M&A㈱フュージョンアイ(現㈱オープンアップITエンジニア)を子会社化
  • 2017年12月M&A英国の人材派遣会社1998 Holdings Limited(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)及び同社子会社5社を子会社化
  • 2018年1月商号変更当社のIT・ソフト領域での派遣・請負事業を当社子会社である㈱フュージョンアイに承継し、商号を㈱トラスト・アイパワーズ(現㈱オープンアップITエンジニア)に変更
  • 2018年4月M&A㈱フリーダムの子会社である㈱イーシーエスを存続会社とし、㈱フリーダム及び同社子会社3社が合併、また商号を㈱トラスト・ネクストソリューションズに変更
  • 2018年5月商号変更1998 Holdings Limited(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の商号をGap Personnel Group Ltdに変更
  • 2018年8月M&AGap Personnel Holdings Limitedを通じて英国人材派遣会社Quattro Group Holdings Limitedを子会社化
  • 2019年1月ベトナムの大手人材派遣企業Le&Associatesを傘下に持つ、L&A INVESTMENT CORPORATIONの株式を取得し、持分法適用の関連会社とする
  • 2019年7月M&A分割準備会社として㈱ビーネックステクノロジーズを設立 ㈱トラスト・アイパワーズが、㈱トラスト・ネクストソリューションズを吸収合併し、㈱トラスト・アイパワーズの商号を㈱ビーネックスソリューションズに変更
  • 2019年11月M&A㈱アクシス・クリエイト(㈱BNK1に商号変更した後に清算)、㈱フェイス(現㈱アクシス・クリエイト)及び㈱アクシスヒューマンデベロップメント(現㈱アクシス・クリエイトに吸収合併し消滅)を子会社化

2020年代

  • 2020年1月商号変更㈱トラスト・テックの商号を㈱ビーネックスグループに変更し、持株会社体制へ移行 ㈱ビーネックスグループの事業を㈱ビーネックステクノロジーズへ吸収分割 ㈱TTM(現UTエージェント㈱)の商号を㈱ビーネックスパートナーズへ変更 ㈱トラスト・テック・ウィズ(現㈱オープンアップ・ウィズ)の商号を㈱ビーネックスウィズへ変更
  • 2020年2月㈱アクシス・クリエイトの事業を㈱フェイスに吸収分割 ㈱アクシス・クリエイトの商号を㈱BNK1へ変更 ㈱フェイスの商号を㈱アクシス・クリエイトへ変更
  • 2020年4月M&AGap Personnel Group Ltd(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の株式を追加取得(完全子会社化)し、Gap Personnel Group Ltdの商号をBeNEXT UK Holdings Limitedへ変更
  • 2021年1月M&A㈱レフトキャピタルの株式を取得し、傘下にもつ㈱アロートラストシステムズとともに子会社化
  • 2021年4月M&A当社を吸収合併存続会社、㈱夢真ホールディングスを吸収合併消滅会社とする合併により、㈱夢真ホールディングスと経営統合する 商号を㈱夢真ビーネックスグループとする
  • 2021年7月M&A㈱アクシス・クリエイトが、㈱アクシスヒューマンデベロップメントを吸収合併(存続会社は㈱アクシス・クリエイト)
  • 2021年8月MTrec Limitedの全株式を売却し、連結の範囲から除外
  • 2022年4月M&A㈱インフォメーションポートが、㈱アローインフォメーション及び㈱エス・ビー・オーを吸収合併し、商号を㈱オープンアップシステムとする 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年7月㈱夢テクノロジーの機械・電機部門の社内カンパニーを㈱ビーネックステクノロジーズへ吸収分割
  • 2022年10月M&A㈱アロートラストシステムズが、㈱レフトキャピタルを吸収合併(存続会社は㈱アロートラストシステムズ)
  • 2023年3月株式会社BNS分割準備会社(現㈱ビーネックスソリューションズ)を設立
  • 2023年4月㈱ビーネックスソリューションズ(現㈱オープンアップITエンジニア)は、同社のシステム開発部門を㈱オープンアップシステムに吸収分割
  • 2023年7月M&A㈱ビーネックスソリューションズ(現㈱オープンアップITエンジニア)のエンベデットシステム部門の社内カンパニーを㈱BNS分割準備会社に吸収分割し、㈱ビーネックスソリューションズに商号変更 ㈱ビーネックスソリューションズが㈱夢テクノロジーを吸収合併し、㈱オープンアップITエンジニアに商号変更 ㈱ビーネックステクノロジーズが㈱夢プロエンジを吸収合併 ㈱ビーネックスウィズの商号を㈱オープンアップウィズへ変更
  • 2023年10月ネプラス㈱の技術者派遣部門を㈱オープンアップITエンジニアが吸収分割
  • 2024年4月M&A㈱ビーネックスパートナーズ(現UTエージェント㈱)の全株式を売却し、連結の範囲から除外 UTコンストラクション㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップコンストラクションへ変更 UTテクノロジー㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップテクノロジーへ変更
  • 2024年7月M&A㈱オープンアップITエンジニアがガレネット㈱を吸収合併
  • 2024年10月M&Aアイアール㈱を傘下にもつ㈱オフューカスインベスコの全株式を取得し、子会社化 ㈱オープンアップテクノロジーの機電派遣事業を㈱ビーネックステクノロジーズに吸収分割 ㈱オープンアップテクノロジーのITインフラ派遣事業を㈱オープンアップITエンジニアに吸収分割 ㈱ビーネックスソリューションズが㈱オープンアップテクノロジーを吸収合併
  • 2025年3月Gap Personnel Holdings Limited及びQuattro Recruitment Limited等を傘下にもつBeNEXT UK Holdings Limited(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の全株式を売却し、連結の範囲から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高・営業利益の年率10%以上成長年率10%以上成長
  • 営業利益率10%以上
  • 国内エンジニア数の年率拡大年率10%以上
  • 配当性向50%以上
  • 売上高・営業利益(2028年6月期目標)2028年6月期まで売上高2,000億円、営業利益200億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオ最適化とエンジニア領域強化

    製造領域と英国事業の見直しによる集中と、オーガニック成長とM&Aの両軸でエンジニア領域を強化する。

  2. 02

    技術者の採用・育成・定着によるLTV重視

    未経験者への育成プログラムや研修、タレントマネジメントシステムの活用、社員満足度向上施策により、技術者の生涯価値(LTV)を高める。

  3. 03

    M&Aによる成長とPMIの徹底

    既存事業領域内でのM&Aを原則とし、投資基準・運営方針を設定、パフォーマンス検証とPMIを実施する。

  4. 04

    営業力の再構築と顧客信頼の獲得

    営業トレーニングや顧客接点拡大を通じて、顧客ニーズを捉え、信頼関係を構築する営業体制を整える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で26,978人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は751万円で、9期前と比べて+78.6%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は5.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月5,861
2017年6月10,041
2018年6月17,552
2019年6月42035.72.820,329
2020年6月1,00950.53.318,125
2021年6月68142.33.530,067
2022年6月55840.84.329,084
2023年6月59141.64.331,172
2024年6月66443.94.632,73944
2025年6月75144.45.826,97860

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 11 / 海外 1、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
オフィス — 大阪他9ヶ所947百万円
同上
本社 — 東京都千代田区897百万円
機電・IT領域
本社 — 東京都港区817百万円
建設領域
オフィス — 名古屋他20ヶ所748百万円
同上
本社 — 東京都港区451百万円
全社
その他 — 神奈川県相模原市中央区他411百万円
全社及びその他
オフィス — 名古屋他9ヶ所183百万円
同上
本社 — 東京都港区98百万円
機電・IT領域
本社 — 愛知県刈谷市98百万円
機電・IT領域
オフィス — 大阪他6ヶ所81百万円
同上
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ビーネックステクノロジーズ(注)3、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オープンアップITエンジニア(注)3、5
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビーネックスソリューションズ
    愛知県刈谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オープンアップシステム(注)7
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アクシス・クリエイト
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アロートラストシステムズ(注)7
    大阪府大阪市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社夢真(注)3、6
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アイアール株式会社
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オープンアップコンストラクション
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他15社
    - · 連結子会社
  • 海外
    L&A INVESTMENT CORPORATION
    ベトナム ホーチミン市 · 持分法適用会社
    議決権43.5%
  • 国内
    その他2社
    - · 持分法適用会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は1,675億円営業利益167億円前期と比べると減収増益で、売上が-10.9%、利益が+3.1%。

売上高
-10.9%
1,675億円
営業利益
+3.1%
167億円
純利益
-6.3%
118億円
営業利益率
10.0%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高1,750億円1,675億円
営業利益177億円167億円
純利益123億円118億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は839億円、営業利益は76億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−3.6%、営業利益は+5.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q396379.325
2023年4Q30817
2024年1Q440337.523
2024年2Q4114611.231
2024年3Q416378.928
2024年4Q465275.836
2025年2Q1,010908.959
2025年4Q870728.367
2026年2Q8369110.965
2026年4Q839769.153

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は155億円から1,675億円へ10.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
㈱TTM(現UTエージェント㈱)が㈱テクノアシストを吸収合併
2012年6月15574
2013年6月14985
2014年6月176138
㈱トラィアルを子会社化
2015年6月2081610
PT.TRUST TECH ENGINEERING SERVICE INDONESIAを設立
2016年6月3012515
㈱フュージョンアイ(現㈱オープンアップITエンジニア)を子会社化
2017年6月4303219
㈱フリーダムの子会社である㈱イーシーエスを存続会社とし、㈱フリーダム及び同社子会社3社が合併、また商号を㈱トラスト・ネクストソリューションズに変更 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2018年6月6544226
分割準備会社として㈱ビーネックステクノロジーズを設立 ㈱トラスト・アイパワーズが、㈱トラスト・ネクストソリューションズを吸収合併し、㈱トラスト・アイパワーズの商号を㈱ビーネックスソリューションズに変更
2019年6月8165637
Gap Personnel Group Ltd(現 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の株式を追加取得(完全子会社化)し、Gap Personnel Group Ltdの商号をBeNEXT UK Holdings Limitedへ変更
2020年6月8184813
㈱レフトキャピタルの株式を取得し、傘下にもつ㈱アロートラストシステムズとともに子会社化
2021年6月989−251−271
㈱インフォメーションポートが、㈱アローインフォメーション及び㈱エス・ビー・オーを吸収合併し、商号を㈱オープンアップシステムとする 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
2022年6月1,48610270
㈱ビーネックスソリューションズ(現㈱オープンアップITエンジニア)のエンベデットシステム部門の社内カンパニーを㈱BNS分割準備会社に吸収分割し、㈱ビーネックスソリューションズに商号変更 ㈱ビーネックスソリューションズが㈱夢テクノロジーを吸収合併し、㈱オープンアップITエンジニアに商号変更 ㈱ビーネックステクノロジーズが㈱夢プロエンジを吸収合併 ㈱ビーネックスウィズの商号を㈱オープンアップウィズへ変更
2023年6月1,50712595
㈱ビーネックスパートナーズ(現UTエージェント㈱)の全株式を売却し、連結の範囲から除外 UTコンストラクション㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップコンストラクションへ変更 UTテクノロジー㈱の全株式を取得し、子会社化 同日商号を㈱オープンアップテクノロジーへ変更
2024年6月1,7321431468.3118
2025年6月1,8801621628.6126
2026年6月1,67516716810.0118

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高1,675億円のうち、営業利益として残るのは167億円10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は118億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金90.0%1,508億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%167億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+2.4pt
10.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
7.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが142億円、投資CFが−56億円で、差し引きのフリーCFは86億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は204億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月5−1−3417
2013年6月8−1−3722
2014年6月9−2−5724
2015年6月12−1−51130
2016年6月14−1813−439
2017年6月23−248−146
2018年6月51−27242494
2019年6月50−14−2736103
2020年6月48−20−1828108
2021年6月52−14−6638211
2022年6月155−22−220133124
2023年6月1566−127162161
2024年6月192−50−89142215
2025年6月142−56−9786204

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は1,227億円。このうち返さなくてよい自己資本が788億円で、自己資本比率は64.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月52331963.1
2013年6月55352062.8
2014年6月65382759.4
2015年6月77443357.0
2016年6月119536644.6
2017年6月1686710139.2
2018年6月28113714448.3
2019年6月31215815449.5
2020年6月33812821037.9
2021年6月1,05864940961.4
2022年6月96563333265.6
2023年6月1,01565036564.0
2024年6月1,16673243262.8
2025年6月1,22778843864.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
204億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
438億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中71位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中500位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,023で、1年前と比べて+13.9%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥2,023-1.8%1ヶ月+4.2%1年+13.9%時価総額1,857億円
過去52週の値幅
安値¥1,632高値¥2,106

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.6倍
PER (会社予想)14.0倍
PBR2.14倍
配当利回り4.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2035円で、25日線(1992.64円)を約2.1%上回っています。7月から緩やかな上昇基調で、7/29に2080円まで上昇しましたが、7/31に2014円へ調整しました。8/10には2021円、8/14には2035円と、再び上昇に転じています。52週高値2106円に近く、52週安値1632円からは+24.7%の水準です。RSIは54.08と中立圏で、出来高も8/10に375500株と増加し、上値を試す展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが14.65倍と業界平均の23.09倍を約37%下回り、割安感があります。PBRも2.15倍で業界平均の3.31倍を下回り、株価は純資産に対して割安です。配当利回りは4.42%と業界平均の2.31%を大きく上回り、高い株主還元が魅力です。ROEは16.5%と高水準で収益性も良好です。全指標で業界平均を上回るか同等であり、割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.6倍23.4倍
PER (予想)14.0倍
PBR2.14倍3.51倍
ROE16.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

労働需給の逼迫で派遣需要は拡大傾向にあり、増収増益を続けている。強気派は採用強化と高付加価値サービスへのシフトで収益性向上を期待する。弱気派は法的規制や景気悪化時の雇用調整の影響、人材確保競争の激化によるコスト増を懸念する。持続的な成長力と人手不足対応の実効性が争点。

プラスに働く材料7
  • 増収増益

    売上高・利益率ともに上昇傾向で業績が好調

  • 高ROE

    ROE 16.5%と資本効率が高く稼ぐ力がある

  • 需要拡大

    少子高齢化で人材派遣の需要は今後も拡大

  • 営業利益167億円と増益・利益率改善通年影響

    営業利益は前期162億円→167億円、利益率8.62%→9.97%と向上。減収でも増益が続く。

  • 予想PER13.8倍で割安感継続影響

    予想PER13.8倍に対しROE16.5%。収益力に見合う評価修正余地。

  • 高配当利回り4.5%で下支え継続影響

    配当利回り4.5%は相対的高水準。株主還元姿勢が継続すれば買い安心感につながる。

  • 外国人保有21.5%で需給良好継続影響

    外国人持株比率21.5%と高く、海外投資家の継続参入で流動性が確保されている。

マイナスに働く材料7
  • 規制リスク

    労働者派遣法の改正で事業環境が変化する可能性

  • 景気感応

    景気後退時に企業が派遣削減し売上が減少

  • 競争激化

    同業他社との人材獲得競争でコストが上昇

  • 2026年6月期売上高10.9%減通年影響

    売上高は1880億円→1675億円へ205億円減少。減収が続けば業績予想の下ぶれ要因。

  • 純利益126億円→118億円に減少通年影響

    純利益が6.3%減の118億円予想。営業増益でも最終利益は減益。

  • PBR2.12倍は成長鈍化なら割高継続影響

    PBR2.12倍に対しROE16.5%。減収で成長率が落ちればバリュエーション調整。

  • 減収で固定費比率が上昇する構造通年影響

    売上高が205億円減ると固定費負担が増加し、営業増益は小幅。更なる減収なら利益率が一気に悪化。

次の決算で確かめる点
派遣稼働率
人材供給の効率と需要の動向を示す
売上高成長率
事業拡大のペースと市場シェア変化を確認
営業利益率
価格競争とコスト管理のバランスを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+15.4%いまの株価に対する利回りは4.45%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
4.45%
いまの株価に対して
配当性向
58.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月2346.1
2018年6月2822.250.5
2019年6月55100.052.2
2020年6月40−27.3
2021年6月4410.059.4
2022年6月452.3115.7
2023年6月5011.178.2
2024年6月6530.054.1
2025年6月7515.458.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ12,569人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.4%を占め、残る60.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他47.244.743.541.137.936.7
外国法人17.217.817.421.824.621.4
金融機関12.114.118.119.519.421.1
事業法人22.319.517.616.316.618.3
自己株式0.00.02.95.25.25.1
証券会社1.12.43.41.41.52.4
外国人個人0.00.00.00.00.10.1
政府・自治体1.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.42
02中山 隼雄9.13
03株式会社アミューズキャピタル6.80
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.32
05有限会社志6.30
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.65
07佐藤 大央3.11
08佐藤 淑子2.99
09株式会社アミューズキャピタルインベストメント2.59
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.33

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-21
    M&Gインベストメント・マネジメント・リミテッド(M&G Investment Management Limited)
    新規の大量保有報告
    17.80%
    -2.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+273%、1株純資産は14期で+162%。直近期のROEは16.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月3734610.912.496.2
2013年6月4836613.612.581.8
2014年6月8440121.820.252.1
2015年6月2711424.921.857.2
2016年6月3913731.317.153.1
2017年6月5017032.322.046.1
2018年6月6432125.530.350.5
2019年6月8736425.517.552.2
2020年6月313008.930.0
2021年6月−495716−69.826.859.4
2022年6月7871610.919.1115.7
2023年6月10975114.919.278.2
2024年6月13684317.014.654.1
2025年6月14590716.511.858.8
2026年6月139

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/6期の役員報酬は総額422百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約16倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西田穣代表取締役 会長兼社長CEO63458,500
佐藤博取締役CFO6973,700
佐藤大央取締役422,407,878
大島まり取締役64
川上智子取締役61
清水新取締役54
和田洋一取締役67
残間里江子取締役(監査等委員)76
高橋信太郎取締役(監査等委員)61
六川浩明取締役(監査等委員)63326
酒井紀子取締役(監査等委員)57

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31176158180359120
社外取締役763639

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,157字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、株式会社オープンアップグループ(当社)を持株会社として、グループ各社において技術者等の派遣を主とした人材サービス及び業務請負を行っており、事業内容は次の3つの領域に区分されます。 3つの領域は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 (1)機電・IT領域 株式会社ビーネックステクノロジーズ、株式会社オープンアップITエンジニア、株式会社ビーネックスソリューションズ等において、機電・IT領域の事業を展開しております。 国内メーカーにおける開発、設計、製造技術等の機械・電気・電子系技術者や、IT企業等におけるネットワーク、サーバー、ソフトウエア等の構築、開発、運用系のIT技術者の派遣及び業務請負を行っております。 (2)建設領域 株式会社夢真、株式会社オープンアップコンストラクション等に加え、2024年10月1日付で新たに連結子会社となったアイアール株式会社にて、建設領域の事業を展開しております。 国内建設業界の企業に対し、施工管理技術者やCAD技術者の派遣を主として行っております。 (3)海外領域 当社グループは国外での事業も展開しており、海外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業を海外領域としております。 海外領域は従来、英国を中心に事業を展開しておりましたが、2025年2月27日開催の取締役会において、当社連結子会社であるBeNEXT UK Holdings Limited(現会社名 GAP PERSONNEL INVESTMENTS LIMITED)の全株式をMADDOX 2023 LIMITEDへ譲渡することを決議し、同日株式譲渡契約を締結、2025年3月4日付で譲渡を実行いたしました。 これにより海外事業のポートフォリオの見直しを進めております。 一方で、中国、インドネシア、ベトナムの現地法人においては、派遣事業に加え、人材紹介・人材コンサルティング事業を継続して行っております。 また、以上の3つの領域に含まれない区分を「その他」としており、包含する事業内容には、株式会社オープンアップウィズでの障がい者雇用促進事業、株式会社SAMURAIでのオンラインプログラミング教育事業等があります。 「事業系統図」 当社グループの各企業と事業セグメントとの関係は以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,818字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当連結会計年度においては、個人消費に足踏みがみられるものの、雇用・所得も改善され国内経済は緩やかに回復しております。一方で、金融資本市場の変動影響や米国経済の景気懸念の高まりなどもあり国内外における経済的な見通しは不透明な状況が続いております。 その中で、当社グループの事業である派遣や請負、とりわけ国内の技術系領域においては顧客企業のニーズが強い状況にあります。市場環境の変化に応じた事業戦略と適正な財務戦略によって、当社グループの持続的な成長が可能と展望しております。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの事業の存在意義として、また事業遂行における判断基準や価値基準となるものとしてパーパスを設定しております。事業子会社ではこのパーパスの示す方向のもと、各々の事業特性に沿う経営理念やビジョンをもって経営を行っております。 ( パーパスのビジュアルイメージ ) (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、財務的な目標の達成状況を判断するため、各事業区分や事業会社ごとの成長性・収益性を示す指標を重視しております。具体的には、売上収益および営業利益、その増加率を主要な評価指標として設定し、連結決算においても継続的に開示しております。また、稼働社員数の増加や稼働率を非財務的な客観指標として位置付け、併せて開示しております。 2021年8月に策定した中期経営計画「BY25」(計画期間:2025年6月期まで)については、製造領域および英国事業の見直しを通じた事業ポートフォリオの最適化(集中)と、オーガニック成長・インオーガニック成長の両軸によるエンジニア領域の強化(成長)により、売上高1,879億円(前期比8.5%増)、営業利益162億円(同13.6%増)を計上し、当初目標として掲げた営業利益160億円の水準に到達いたしました。これにより、「BY25」のコミットメントを実現したものと判断しております。 前連結会計年度に掲げた中期経営方針のもとで、以下の3つの指標を掲げ、持続的な成長を目指してまいります。 「収益指標」:売上高・営業利益の年率10%以上成長、営業利益率10%以上の達成 「成長指標」:国内エンジニア数の年率10%以上の拡大、社員育成投資およびM&Aの推進 「還元指標」:配当性向50%以上、累進配当の実施、自己株式取得 さらに、次期の成長ステージとして、新たに2028年6月期を目標年度に設定し、売上高2,000億円、営業利益200億円の達成を掲げております。 (3)経営戦略等 当社グループは、主に国内の技術者派遣の売上収益の伸長と収益性の向上が展望できる領域に対して、当社グループの強みである中途及び新卒の継続的な採用や未経験者からの育成プログラムやスキルアップに寄与する研修等のフォローアップにより、技術者の定着率を上げ、LTV(ライフタイムバリュー)を重視する新たな事業経営方針と成長手段を構築しております。 また、事業セグメントを多様化し増やす方針ではなく、現事業セグメントにおける稼働社員数の増加と収益性の向上による自立成長と同セグメント内で成長に寄与するシナジーや補完が見込まれるM&Aや事業子会社の経営統合等を積極的に行う成長戦略としております。 (4)経営環境並びに会社の対処すべき課題 当社グループの主力事業である国内の機電・IT領域と建設領域の技術者派遣市場は、従前より人材不足の状況にあり、世界情勢の不安定さはあるものの顧客企業の活動回復と共に人材ニーズは回復しております。一方で、硬直的な雇用制度や成長技術分野への人材流動性の低さなど構造的社会課題は引き続き続くものと考えております。 特に、国内の労働人口の低下に加え学生の理系離れ等により、長期的には採用マーケットの環境は競合による厳しさを増す傾向にあります。 このような状況において当社グループの対処すべき課題として以下の項目を認知し、持続的な取組みで対処を行ってまいります。 ① 社員の採用 当社グループの持続的な業容拡大のためには、稼働社員数の増加が重要な要素であり、特にエンジニアの採用は重要な課題と考えております。 雇用を取り巻く社会環境が変化している中でエンジニアの採用マーケットは非常に競争が激しく、採用力が同業他社との優劣を決めるものとなります。当社グループでは新卒中途を問わず積極的に採用を行っており、技術の領域や事業会社の特徴に適した多様なチャネルで採用を推進しております。若者の就労観の変化など採用マーケットの状況を敏感に捉えながら、自社サイトでの集客、様々な求人媒体、紹介会社、リファラル採用等の活用、WEB面談や採用拠点の統廃合等のインフラの機動的な対応により、採用コストの適正な運営と採用戦略のアップデートを常時行っております。また、採用に関するデータを蓄積・解析し、確保した募集母集団においてスキルやキャリア志向を的確に把握したうえで、統計やAIを活用しながら更なる採用の効率化と採用数の増強に取り組んでおります。 ② 社員の育成 当社グループの持続的な業容拡大のためには、社員一人ひとりが顧客企業から信頼される技術や知識、協働などの能力の発揮や向上が重要な要素であり、そのようなスキルを支える仕組みは重要な課題であると考えております。 顧客企業では引き続き経験や知識のあるエンジニアの要望が高まっております。これに対し当社グループでは、エンジニアを育成するためのトレーニングセンターの設置や、資格取得のための研修、支援制度を通じて、新卒等の未経験からエンジニアとして就業できる社員を育成しております。また、社員のスキル、就業先での評価や社員の意欲を的確に把握できるよう専任部署等による人的なフォロー体制とタレントマネジメント等のシステムを柔軟に活用した対応を行っております。これによりキャリアの転機や働き方の希望を把握したうえで、社員のリスキリングを推進し、またスキルアップの支援に取り組んでおります。 ③ 社員の定着 当社グループの持続的な業容拡大のためには、社員の定着が重要な要素であり、安心安全を基本に社員がやりがいをもって就業できることが重要な課題であると考えております。 当社グループで長期にわたり働いて頂くためには、社員の満足度が最重要と考えております。そのためには「人」を起点に、社員一人ひとりのライフイベントに配慮したきめ細やかなフォローを通じて、適正なマッチングの実現、リスキリング、キャリア支援などたくさんの扉を創り続ける必要があります。当社グループはその件数及びスピードを重視しDXの更なる活用と全社でのノウハウ共有による向上に取り組んでおります。これらにより、当社グループでの満足感を高め定着率の向上に努めております。 ④ 営業力の強化 当社グループの持続的な業容拡大のためには、顧客企業との信頼関係が重要な要素であり、市場や顧客企業の要望の変化を踏まえながら、質の高い営業活動を継続的に行う仕組みを構築することが重要な課題と考えております。これまで、受注のスピードや量を求め過ぎることにより捉えきれていない顧客企業のニーズを、営業トレーニングや顧客接点の拡大などの施策を実施することでしっかり捉え、顧客が満足し、真に顧客との信頼関係を築くことができるよう営業力の再構築に取り組んでまいります。 ⑤ M&A 当社グループの持続的な業容拡大のためには、自立成長に加え、M&Aによる成長が重要な課題であると考えております。 このため、国内のエンジニア派遣に関連するM&Aにおいて、的確な投資基準の設定と運営方針の策定が重要であると認識しております。 当社のM&Aは既存の事業ポートフォリオの領域内を原則と考えており、当社グループの経営管理手法、営業・採用とのシナジー、エンジニアのスキルアップやキャリアアップの可能性の拡大等を都度検証しております。また資本コストを上回る収益性となるか慎重にシナリオを検討したうえで、事業、財務、法務、人事等の項目を業務執行取締役及び執行役員を構成員とする投資検討会において十分審議のうえ、取締役会での最終決定を行うことにしております。また、過去のM&Aに関しても全て定期的にパフォーマンスを検証しており、新たなM&Aの検討やPMI(いわゆるM&A後の統合行為)において比較や参考としております。これらにより当社グループに適したM&Aを行い着実に成果に結びつくよう取り組んでおります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 優先的に対処すべき課題は、パーパスである「幸せな仕事を通じてひとりひとりの可能性をひらく社会に」を実現するために、社員満足度を上げ、定着率を上げることで、LTV(ライフタイムバリュー)を向上していくことです。 そのために、マッチングがメインのエージェント型のサービスにとどまらず、働く人のキャリア形成をサポートする伴走型のサービスを、ひとりひとりの個性に合わせて提供していくことに当社グループは注力しています。
事業等のリスク2,378字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループでは、これらのリスクの存在を認識した上で、当該リスクの発生に伴う影響を極力回避し、また発生した場合に的確な対応を行うための努力を継続してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)経済安全保障等の国際社会状況 当社グループは事業構造にグローバルなサプライチェーンや資源あるいは部品調達等がないため、直接的な影響を受ける要素は少ないものの、顧客企業の国際情勢への対応により人材ニーズの変化が生じることを通じての影響に留意する必要があると考えております。たとえば顧客企業の開発や生産拠点の稼働の変化のみならず移転等の動きが大きくなる場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)気候変動 当社グループは直接的に自然資本の利用や排出が極めて軽微である特性があり、気候変動による事業へのリスクで顕在化しているものはないと考えております。しかしながら、地球温暖化対策を強化する国策として炭素税の導入がなされた場合や、顧客企業が人材サービスの取引先選定基準においてもカーボンニュートラルへの取組みを要請する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお当社グループでは、購買品や販促品の環境性能を選定基準に適用し、社用車の削減、資材の再利用などCO2等の低減に取り組んでおります。また気候変動に関するリスク評価を年度毎に行い、重要なリスクを認知した場合、取締役会と経営会議に報告と対応の検討を行います。 (3)自然災害 当社グループの事業拠点は国内外で広く展開をしており、地震、津波、台風などの自然災害により一部地域等での事業活動が停止する、あるいは顧客企業の設備等に被害が及び就業が出来ないという事態が発生する可能性があります。一定の影響が生じても他拠点でバックアップできる電子化を含めた体制整備を随時アップデートしておりますが、大規模の災害が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制 派遣や職業紹介の事業は、国内において労働基準法はもとより労働者派遣法や職業安定法の規制下にあるため、当社グループではこれらの法令に違反するような行為や事象が発生しないよう、業務フローにおける確認・牽制を行い、コンプライアンス会議を通じた定期的なモニタリングと未然予防に取り組んでおります。しかしながら、督官庁の指導方針の強化や当社グループの取り組みが派遣先にて十分に反映されない場合には、許可取消や事業停止の処分などを受ける恐れがあります。 また、将来の関係法令の改正や監督官庁の指導方針の強化等により顧客企業が派遣や請負の活用を見直す事態となり需要が低下する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、海外の事業においても国別の法令や規制の影響下にあり、同様の可能性があります。 (5)顧客情報管理 当社グループの社員は、就業先の顧客企業において機密性の高い情報に触れる機会があるため、全社員に対して入社時及び定期的に機密情報の取り扱いに関する指導・教育を行っております。しかしながら顧客企業の機密情報の流出や不正使用等の事態が生じた場合、損害賠償請求や社会的信用失墜等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)個人情報管理 当社グループは多くの個人情報を取り扱っており、その適正な管理を行うため、個人情報保護に関する規程や関連する諸規定を定め、プライバシーマークの取得や社員教育等を行っております。また、個人情報を扱うIT機器のアクセス制御や漏洩対策を行っております。しかしながら個人情報の流出や不正使用等の事態が生じた場合、損害賠償請求や社会的信用失墜等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)労働災害 当社グループの社員は派遣や請負を通じて顧客企業の様々な現場で就業を行っております。このため配属時等に顧客企業との協力のもとで安全衛生教育や研修を行う等、労働災害の未然防止に努めております。 しかしながら当社グループの社員が不測の事態に遭遇した場合、損害賠償請求や社会的信用失墜等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)業務請負(受託等) 当社グループでは派遣以外に請負契約に基づく役務提供を行っておりますが、請負においては派遣と異なり当方が業務執行指示を行い、管理監督責任を負うこととなります。このため、請負により発生しうるリスクについて事前検討し準備の上で役務提供を行っておりますが、品質低下、納期遅れ、成果物の瑕疵等により顧客企業との取引停止や損害賠償請求等の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)企業買収、業務あるいは資本提携等 当社グループでは経営戦略としてM&A(提携等を含む)に積極的に取組む方針としております。投資に際しては対象企業の事業内容や契約関係、財務内容等について詳細に検討を行い、投資効果を慎重に見極めております。しかしながら当初期待した成果をあげられない場合には、のれんの減損が生じるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,124字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における売上収益は187,954百万円(前期比8.5%増)となりました。この増収は主に、2025年2月27日に公表しました「連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」のとおり、海外領域の英国子会社を売却し、海外領域の売上が減少したものの、機電・IT領域及び建設領域で稼働人数が伸長し売上が増加したことによるものとなります。利益面では、国内事業の売上総利益及び定常的な販売管理費の売上収益に対する比率は維持された結果、事業利益は15,631百万円(前期比9.3%増)、営業利益は16,244百万円(前期比13.6%増)、当期利益は12,574百万円(前期比6.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は12,559百万円(前期比6.7%増)となりました。 セグメント別の業績の概要は、次のとおりです。なお、セグメント別の売上収益は外部顧客への売上収益を適用しております。 [機電・IT領域](ITや機械・電機領域の開発・設計・運用保守分野に対する派遣・請負・委託事業) 当連結会計年度においては、前連結会計年度で取得した株式会社オープンアップテクノロジーが寄与して、在籍数が伸長し、稼働率は、全体として安定的に推移しました。利益面では、ミドルレベルエンジニアへのシフトによる単価の改善などにより売上総利益率は上がり、採用費の抑制により販売管理費の売上収益に対する比率は改善され、前連結会計年度のITプロダクト事業の売却益の剥落があったものの、利益額及び利益率において上回りました。 この結果、当セグメントの当連結会計年度における売上収益は101,504百万円(前期比11.5%増)、セグメント利益は11,022百万円(前期比23.4%増)となりました。 [建設領域](建設業界への施工管理技術者やCADオペレーターの派遣事業) 当連結会計年度においては、前連結会計年度に取得した株式会社オープンアップコンストラクションに加え、2024年10月1日付で連結子会社化したアイアール株式会社の寄与により、在籍人数が増加しました。また、建設業界における人材需給の状況を踏まえ、契約単価の改善も進展しました。 稼働率は堅調に推移し、利益は増加したものの、新たに連結子会社になった株式会社オープンアップコンストラクション及びアイアール株式会社の売上総利益が相対的に低いため、セグメント全体としての利益率は低下しました。 この結果、当セグメントの当連結会計年度における売上収益は56,904百万円(前期比26.5%増)、セグメント利益は7,537百万円(前期比9.6%増)となりました。 [海外領域](日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業) 当連結会計年度においては、海外事業のうち大半を占める英国において2025年2月27日に公表しました「連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」のとおり、事業ポートフォリオの見直しを進め、英国子会社を売却しました。 この結果、当セグメントの当連結会計年度における売上収益は27,696百万円(前期比22.0%減)、セグメント利益は945百万円(前期比65.9%増)となりました。 [その他] 報告セグメントに含まれない領域として、株式会社SAMURAI及び株式会社SAMURAI Careerがオンラインプログラミング学習サービスと人材紹介事業を、当社グループの特例子会社である株式会社オープンアップウィズが障がい者雇用によるグループ内各種サービスを行っております。 当連結会計年度においては、オンラインプログラミング学習サービスは収益性重視の方針が奏功し、売上利益共に堅調に推移した結果、サービス提供範囲の拡大から大幅な増収が見られました。 この結果、当セグメントの当連結会計年度における売上収益は内部取引を含めて3,114百万円(前期比18.2%増)、セグメント利益は231百万円(前期比9.0%減)となりました。 ② 財政状態の状況 資産・負債・資本 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて6,136百万円増加(5.3%増)し、122,702百万円となりました。主たる変動項目は、のれんの増加7,080百万円、繰延税金資産の増加1,603百万円、その他の流動資産の増加1,514百万円、営業債権及びその他の債権の減少4,189百万円並びに現金及び現金同等物の減少1,152百万円等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて615百万円増加(1.4%増)し、43,834百万円となりました。主たる変動項目は、流動負債の借入金の増加3,423百万円、流動負債のその他の金融負債の増加639百万円、その他の流動負債の減少2,486百万円及び未払人件費の減少895百万円等によるものであります。 (資本) 当連結会計年度末の資本は、前連結会計年度末に比べて5,520百万円増加(7.5%増)し、78,867百万円となりました。主たる変動項目は、親会社の所有者に帰属する当期利益12,559百万円の計上、配当金の支払6,529百万円及び非支配株主に対する売建プット・オプション負債の取り崩しによる増加359百万円等による利益剰余金の増加6,391百万円並びに英国子会社の売却等に伴う在外営業活動体の換算差額の減少714百万円によるその他の資本の構成要素の減少937百万円等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,152百万 円減少し、20,353百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、14,159百万円の収入(前期は19,177百万円の収入)となりました。主な要因は、税引前当期利益の計上による収入16,172百万円、非資金項目である減価償却費及び償却費2,405百万円の損益の調整額、前払費用の減少額1,213百万円等が、法人所得税の支払額5,736百万円及び未払消費税等の減少額1,573百万円等による支出を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、5,558百万円の支出(前期は5,029百万円の支出)となりました。支出の主な要因は、株式会社オフューカスインベスコの取得による連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出5,696百万円、有形固定資産の取得による支出769百万円等が、長期貸付金の回収による収入1,573百万円等の収入を上回ったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、9,675百万円の支出(前期は8,889百万円の支出)となりました。支出の主な原因は、配当金の支払額6,526百万円、リース負債の返済による支出5,311百万円、長期借入金の返済による支出2,010百万円等が短期借入金の増加額4,509百万円等を上回ったことによるものであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2021年6月期   2022年6月期   2023年6月期   2024年6月期   2025年6月期 親会社所有者帰属持分比率(%)   61.4   65.6   64.0   62.8   64.2 時価ベースの親会社所有者帰属持分比率(%)   109.3   137.3   178.8   156.4   121.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   2.1   0.1   0.1   0.1   0.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   59.4   94.2   132.2   114.2   77.0 (注)1.親会社所有者帰属持分比率:親会社所有者帰属持分/総資産 時価ベースの親会社所有者帰属持分比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 2.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 3.株式時価総額は、期末終値株価×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 4.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 5.有利子負債は連結財政状態計算書に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び受注実績 当社グループ事業の主体となっている派遣及び請負業務は、生産実績及び受注実績の重要性が乏しいため、記載を省略しております。 b.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2024年7月1日  至 2025年6月30日)    前期比増減(%) 販売高(百万円)   構成比(%) 機電・IT領域   101,504   54.0   11.5 建設領域   56,904   30.3   26.5 海外領域   27,696   14.7   △22.0 報告セグメント計   186,105   99.0   3.6 その他   1,848   1.0   11.8 合計   187,954   100.0   8.5 (注)1.主な相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合は100分の10未満のため記載を省略しております。 2.セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当連結会計年度の経営成績等 「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 当社の事業には、景気変動等による人材ビジネス市場規模への影響や競合他社の状況、法的規制等、経営成績に重要な影響を与えうる様々なリスク要因があります。詳細については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,152百万円減少し、20,353百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性について 当社の運転資金等は原則として営業債権の回収によって賄われておりますが、状況に応じて直接金融並びに間接金融を利用していく方針であります。 資金の流動性につきましては、当社及び一部の連結子会社は、キャッシュマネジメントシステム(CMS)を導入することにより、各社の余剰資金を当社へ集約し、一元管理を行うことで、余剰資金の効率化を図っております。 また、手許流動性確保のために、当座貸越枠及びコミットメントライン契約等の調達手段を備えております。 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、財務的な目標の達成状況を判断するため、各事業区分や事業会社ごとの成長性・収益性を示す指標を重視しております。具体的には、売上収益および営業利益、その増加率を主要な評価指標として設定し、連結決算においても継続的に開示しております。また、稼働社員数の増加や稼働率を非財務的な客観指標として位置付け、併せて開示しております。 2021年8月に策定した中期経営計画「BY25」(計画期間:2025年6月期まで)については、製造領域および英国事業の見直しを通じた事業ポートフォリオの最適化(集中)と、オーガニック成長・インオーガニック成長の両軸によるエンジニア領域の強化(成長)により、売上高1,879億円(前期比8.5%増)、営業利益162億円(同13.6%増)を計上し、当初目標として掲げた営業利益160億円の水準に到達いたしました。これにより、「BY25」のコミットメントを実現したものと判断しております。 前連結会計年度に掲げた中期経営方針のもとで、以下の3つの指標を掲げ、持続的な成長を目指してまいります。 「収益指標」:売上高・営業利益の年率10%以上成長、営業利益率10%以上の達成 「成長指標」:国内エンジニア数の年率10%以上の拡大、社員育成投資およびM&Aの推進 「還元指標」:配当性向50%以上、累進配当の実施、自己株式取得 さらに、次期の成長ステージとして、新たに2028年6月期を目標年度に設定し、売上高2,000億円、営業利益200億円の達成を掲げております。 e.経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループは、継続した企業成長と更なる業容の拡大のため、コーポレート・ガバナンスに対する継続的な取り組みを行いつつ、技術者派遣を中心とした事業の伸長、社員の採用数及び定着率の向上、社員のスキルアップへの取組み強化等が必要であると考えております。 これらに対する問題認識や今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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