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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ポールトゥウィンホールディングス

Pole To Win Holdings, Inc.3657 · Prime · 情報・通信業

ゲームデバッグ・ローカライズで業界をリード。ソフトウェアテストやカスタマーサポートも提供。

概要

ポールトゥウィンホールディングスは、2009年2月に純粋持株会社として設立された企業である。ゲーム開発会社向けのデバッグ、ローカライズ、カスタマーサポートを核に、ソフトウェアテストやシステム開発、ECサイト向けモニタリングなど、サービス・ライフサイクル全般のソリューションを提供する。連結従業員数は2953人で、売上高は2026年1月期に488億円。国内子会社ポールトゥウィン株式会社と、海外ではSideグループを展開する。

国内ソリューションが売上の過半を占める

国内ソリューションは、ゲーム市場向けのデバッグ・カスタマーサポート・ローカライズ、Tech市場向けのソフトウェアテスト・環境構築・システム開発、Eコマース市場向けのモニタリング・カスタマーサポートを提供する。2026年1月期の売上高は259億円で、前年比5.3%増。Nintendo Switch 2関連業務や工数単価上昇が寄与した。主力子会社はポールトゥウィン株式会社と株式会社SynXである。

海外ソリューションはSideブランドで統一中

海外ソリューションは、在外子会社を通じてゲームデバッグ、ローカライズ、音声収録、グラフィック開発などを手掛ける。2023年10月にSide International Holdings Limitedへ社名変更し、グループ各社のブランドを「Side」に統一した。売上高は2026年1月期に207億円と前年比2.7%増。円安効果や音声収録の増加が要因。北米、欧州、インド、台湾などに拠点を持つ。

メディア・コンテンツ事業からの撤退を完了

メディア・コンテンツ業務は、子会社Palabra株式会社がバリアフリー字幕・音声ガイド制作や映画配給を行っていたが、2025年6月に株式会社HIKEをMBOで譲渡、同年8月に株式会社アクアプラスを譲渡し、同事業から撤退した。これにより売上高は2026年1月期に21億円と前年比71.1%減。撤退に伴う減損損失30.6億円を特別損失に計上した。

業界の中での役割はサービス・ライフサイクルソリューション企業(テスト・サポート)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
488億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-0.4%
純利益
-35億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ゲーム市場主力

ゲーム開発会社向けに、デバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援を提供。子会社ポールトゥウィン㈱などが国内で、Side Internationalグループが海外でサービスを展開。

主な製品・サービス2
ゲームデバッグ
バグ検出・品質向上のためのテストサービス。
ローカライズ
ゲームの言語・文化適合翻訳。

02Tech市場(ソフトウェアテスト・システム開発)準主力

ソフトウェアテスト(機能・性能・セキュリティ等)、環境構築、システム開発を提供。幅広い業種の企業向け。

主な製品・サービス2
ソフトウェアテスト
アプリやシステムの品質保証テスト。
システム開発
顧客要件に応じたシステム構築。

03Eコマース市場副次

ECサイト運営企業向けにモニタリングやカスタマーサポートを提供。

主な製品・サービス2
モニタリング
サイトの不具合監視や顧客行動分析サービス。
カスタマーサポート
ECサイトの問い合わせ対応代行。

04メディア・コンテンツその他

バリアフリー字幕・音声ガイド制作、バリアフリーコンサルティング、映画配給を提供。子会社Palabra㈱が担当。

主な製品・サービス1
バリアフリー字幕・音声ガイド制作
視覚・聴覚障害者向けの映像コンテンツ補助制作。

製品と技術

ゲームデバッグとローカライズを中核に

ゲーム市場向けの主力サービスがデバッグとローカライズである。デバッグはバグ検出や品質向上のためのテストサービスで、国内外の大手ゲーム開発会社から受注する。ローカライズはゲームの言語翻訳と文化適合を担い、Sideグループの海外拠点で多言語対応を実現。Nintendo Switch 2関連の業務も手掛け、国内ソリューションの売上増に貢献した。

ソフトウェアテストとシステム開発でTech市場に展開

Tech市場向けには、機能・性能・セキュリティテストを含むソフトウェアテスト、環境構築、サーバー監視、システム開発を提供する。子会社株式会社SynXがFoodTechやFinTech領域の案件を手掛け、成長余地の大きい分野と位置付ける。2026年1月期には国内ソリューション全体で259億円の売上を計上した。

ECサイト向けモニタリングとカスタマーサポート

Eコマース市場向けに、サイトの不具合監視や顧客行動分析のモニタリング、問い合わせ対応代行のカスタマーサポートを提供する。これらは国内ソリューションの一部として、EC運営企業の運用負荷を軽減するサービスである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ゲームデバッグ国内最大手、収益低迷

ポールトゥウィンホールディングスはゲームソフトのデバッグ・テスティングで国内トップシェア。同業にはVRAIN Solutionなどがあるが、大手ゲーム企業との取引基盤を持つ。売上高は467→522→488億円と変動し、営業利益率は1.53%から-0.41%へ急落。人材不足や単価下落、競争激化が収益を圧迫しており、高付加価値化が急務。

強み

  • 業界最大手として安定した受注実績を誇る。
  • 主要ゲーム会社との長期取引で売上基盤を確保。
  • 大規模案件の品質管理ノウハウを蓄積。
  • 多様なプラットフォームに対応する技術力。

課題

  • 利益率が低下、赤字転落のリスクあり。
  • 低価格競争が激化し、単価下落圧力。
  • エンジニア不足で生産性向上が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がポールトゥウィンホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

持株会社として設立されマザーズ上場へ

2009年2月、ポールトゥウィン株式会社とピットクルー株式会社の株式移転により、純粋持株会社ペイサー株式会社として設立。2011年4月にポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社へ商号変更し、同年10月に東京証券取引所マザーズに上場。2012年11月には市場第一部へ指定替えとなった。

上場後に次々と買収で事業基盤を拡大

2010年3月に株式会社猿楽庁を取得し、2012年7月にはポールトゥウィンネットワークス株式会社とシンガポールのWinlightを買収。同年10月にはe4eグループ(英・印・米)を取得し、海外拠点を一気に拡大した。2015年1月にはキュービスト、同年8月にはSide UK Limitedの70%を取得し、ゲームテスト領域での存在感を強めた。

Sideグループの組織再編と株式追加取得

2016年1月、Pole To Win International Limited(後のSide International Holdings Limited)を設立し、海外子会社を統括。2016年3月にエンタライズ株式会社を、2018年1月にSide UKの残り30%を追加取得。2019年3月にCREST JOB、同年11月にCREST(現HIKE)の60%を取得し、メディア・コンテンツ分野に進出した。

新たな事業領域と商号変更を実施

2021年7月に株式会社MSDホールディングス(現SynX)を買収し、Tech分野のシステム開発を強化。同年8月にはPanda Graphicsを取得しグラフィック開発に対応。2022年2月にはポールトゥウィン株式会社がピットクルーとクアーズを吸収合併し、同年4月に現商号のポールトゥウィンホールディングス株式会社へ変更。プライム市場へ移行した。

不採算事業の整理と経営資源の集中

2025年6月に株式会社HIKEの全株式をMBOで譲渡し、メディア・コンテンツ業務から撤退。同年8月には株式会社アクアプラスを株式会社ユークスに譲渡。これらにより2026年1月期の連結売上高は488億円と前年比6.5%減となったが、赤字幅は縮小。減損損失30.6億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失34.8億円となった。

年表34件を開く

2000年代

  • 2009年2月創業ポールトゥウィン株式会社及びピットクルー株式会社の株式移転により、純粋持株会社としてペイサー株式会社(当社)を設立

2010年代

  • 2010年3月M&A株式会社猿楽庁(2019年5月にポールトゥウィン株式会社に吸収合併)の全株式を取得
  • 2011年4月商号変更ペイサー株式会社からポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社へ商号変更
  • 2011年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2012年2月本社を東京都新宿区に移転
  • 2012年7月M&Aポールトゥウィンネットワークス株式会社(2020年2月にポールトゥウィン株式会社に吸収合併)の全株式を取得
  • 2012年7月Winlight Singapore Contents Management Pte. Ltd.(現・Side Singapore Pte. Ltd.)の全株式を取得
  • 2012年10月M&Ae4e Business Solution (Europe) Limited(2020年1月に清算)、e4e Tech Support (India) Private Limited(現・Side-International Studios India Private Limited)、e4e Business Solutions USA, LLC(2013年4月に現・Side America, Inc.に吸収合併)の全株式等を取得
  • 2012年11月上場東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
  • 2015年1月M&A株式会社キュービスト(2023年2月に現・株式会社HIKEに吸収合併)の全株式を取得、同社及びその子会社である株式会社ゲームマスター(2020年6月に清算)を子会社化
  • 2015年8月Side UK Limitedの発行済株式の70%を取得
  • 2016年1月創業Pole To Win International Limited(現・Side International Holdings Limited)を設立
  • 2016年3月M&Aエンタライズ株式会社(現・Side International Japan株式会社)の全株式を取得、同社及びその子会社であるクロスファンクション株式会社(2021年11月に清算)を子会社化
  • 2018年1月Side UK Limitedの発行済株式の30%を追加取得
  • 2018年3月M&A株式会社サイタスマネジメント(2018年8月にピットクルー株式会社に吸収合併)の全株式を取得
  • 2019年3月株式会社CREST JOBの発行済株式の40%を取得、持分法適用関連会社化
  • 2019年11月M&A株式会社CREST(現・株式会社HIKE)の発行済株式の60%を取得、同社及びその子会社である株式会社CREST JOB並びにCREST company Inc(現・HIKE KOREA Inc)を子会社化

2020年代

  • 2020年10月M&A株式会社カラフル(2022年8月に株式会社キュービストに吸収合併)の全株式を取得
  • 2020年11月Altered Ltdの株式を追加取得、持分法適用関連会社化
  • 2021年1月5518 Studios, Inc.の事業の全部を譲受
  • 2021年7月M&A株式会社MSDホールディングス(2025年2月に現・株式会社SynXに吸収合併)の全株式を取得、同社及びその子会社である株式会社MIRAIt Service Design(現・株式会社SynX)、その他3社を子会社化
  • 2021年8月M&APanda Graphics株式会社(2022年8月に株式会社キュービストに吸収合併)の全株式を取得、同社及びその子会社であるPanda Graphics TAIWAN INC.、Panda Graphics (Shanghai) Technology Co., Ltd.を子会社化
  • 2021年8月M&A株式会社デルファイサウンド(2023年7月に現・Side International Japan株式会社に吸収合併)の全株式を取得
  • 2022年1月株式会社Ninjastarsの発行済株式の70%を取得
  • 2022年2月M&Aポールトゥウィン株式会社において、ピットクルー株式会社及び株式会社クアーズを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年4月商号変更ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス株式会社からポールトゥウィンホールディングス株式会社へ商号変更
  • 2022年11月M&A株式会社SANETTY Produce(2023年2月に現・株式会社HIKEに吸収合併)の全株式を取得
  • 2022年12月M&A株式会社アクアプラスの全株式を取得、同社及びその子会社である株式会社フィックスレコードを子会社化
  • 2023年10月M&AVibe Avenue Inc.(2024年12月に現・Side Group Canada, Inc.に吸収合併)の全株式を取得
  • 2024年1月株式会社しいたけデジタルの全株式を取得
  • 2024年9月Ghostpunch Games, LLCのゲーム開発アウトソーシング事業を譲受
  • 2025年6月株式会社HIKEの全株式を譲渡、同社及びその子会社6社を連結除外
  • 2025年8月株式会社アクアプラスの全株式を譲渡、同社及びその子会社である株式会社フィックスレコードを連結除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 総還元性向30%以上
  • DOE3%下限

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内ソリューションの深化と効率化

    グループ連携によるゲーム開発の全工程サポート、Tech分野(ソフトウェアテスト、システム開発)での成長、AI技術の活用による生産性向上、リモートワーク推進によるコスト削減と広域採用を実践し、売上・利益の成長を図る。

  2. 02

    海外ソリューションの収益性改善

    営業体制強化、M&Aによるシェア獲得、取引先増加、拠点統廃合による賃料削減、オフショア拠点活用、AI化による労働生産性向上を進め、事業基盤を再構築して収益性を改善する。

  3. 03

    メディア・コンテンツからの撤退と資源集中

    メディア・コンテンツ業務から撤退し、経営資源を国内ソフトウェアテスト・開発や海外事業拡大、AI化等の成長領域に振り向ける。

  4. 04

    収益性回復と成長領域への集中投資

    最終利益の黒字回復を確実にし、国内Tech分野と海外ゲーム分野へ集中投資。投下資本利益率(ROIC)が資本コスト(WACC)を上回る投資を実施し、AI活用で知識集約型ビジネスへ転換する。

  5. 05

    攻めと守りの経営体制強化

    子会社間連携によるシナジー創出、組織再編、リスクマネジメント委員会設置、人材獲得、M&A等で持続的成長を支える体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,953人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は841万円で、9期前と比べて+20.2%平均年齢は48.7歳、平均勤続年数は6.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月1,356
2018年1月1,485
2019年1月1,575
2020年1月70049.53.81,813
2021年1月75050.44.42,276
2022年1月76351.35.02,466
2023年1月78845.84.12,998
2024年1月82648.15.33,292
2025年1月84047.85.13,34724
2026年1月84148.76.42,953−7

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)90.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 4 / 海外 10、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(愛知県 名古屋市)他1,171百万円
本社(東京都 豊島区)他320百万円
本社(米国 ロサン ゼルス)他287百万円
本社 — ブラジル サンパウロ210百万円
本社 — ポルトガル ブラガ138百万円
本社(シンガ ポール)他107百万円
本社(東京都新宿区)他62百万円
本社 — カナダ モントリ オール47百万円
本社 — マレーシア クアラルン プール38百万円
本社 — 韓国 ナジュ市34百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ポールトゥウィン株式会社(注)2.5
    愛知県名古屋市 千種区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SynX
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Side International Holdings Limited(注)2
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Side America, Inc. (注)2.5
    米国 ロサンゼルス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Side Group Canada, Inc.
    カナダ モントリオール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Side International UK Limited(注)2
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Side International Japan 株式会社
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Side-International Studios India Private Limited (注)2
    インド バンガロール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Side UK Limited(注)2
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Side Shanghai Co., Ltd. (注)2
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OneXP LLC(注)2
    米国 ロサンゼルス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    OneXP UK Limited(注)4
    英国 ロンドン · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • Palabra株式会社東京都新宿区100%
  • Altered Ltd英国 ロンドン24%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は488億円営業利益-2億円前期と比べると減収減益で、売上が-6.5%、利益が-125.0%。

売上高
-6.5%
488億円
営業利益
-125.0%
-2億円
純利益
-35億円
営業利益率
-0.4%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高471億円488億円
営業利益20億円-2億円
純利益7億円-35億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は112億円、営業利益は3億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−6.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q10932.81
2024年2Q11421.8−5
2024年3Q12021.71
2024年4Q124−16
2025年1Q120−1−0.8−4
2025年2Q12354.12
2025年4Q27941.4−5
2026年2Q247−2−0.8−4
2026年4Q24100.0−31
2027年1Q11232.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は109億円から488億円へ4.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-0.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年1月109199
2014年1月1392312
株式会社キュービスト(2023年2月に現・株式会社HIKEに吸収合併)の全株式を取得、同社及びその子会社である株式会社ゲームマスター(2020年6月に清算)を子会社化
2015年1月1481910
Pole To Win International Limited(現・Side International Holdings Limited)を設立
2016年1月1812213
2017年1月1962312
株式会社サイタスマネジメント(2018年8月にピットクルー株式会社に吸収合併)の全株式を取得
2018年1月2232411
株式会社CREST(現・株式会社HIKE)の発行済株式の60%を取得、同社及びその子会社である株式会社CREST JOB並びにCREST company Inc(現・HIKE KOREA Inc)を子会社化
2019年1月2383118
株式会社カラフル(2022年8月に株式会社キュービストに吸収合併)の全株式を取得
2020年1月2613518
株式会社MSDホールディングス(2025年2月に現・株式会社SynXに吸収合併)の全株式を取得、同社及びその子会社である株式会社MIRAIt Service Design(現・株式会社SynX)、その他3社を子会社化
2021年1月2673621
ポールトゥウィン株式会社において、ピットクルー株式会社及び株式会社クアーズを吸収合併
2022年1月3433322
Vibe Avenue Inc.(2024年12月に現・Side Group Canada, Inc.に吸収合併)の全株式を取得
2023年1月399278
2024年1月4675−19
2025年1月522881.5−7
2026年1月488−2−5−0.4−35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高488億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-0.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-35億円、売上の-7.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%376億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.4%114億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.4%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.8pt
-0.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比13.8pt
-7.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比46.5pt
-33.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-15.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は70億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月12−168−442
2014年1月12−3−3950
2015年1月13−7−3653
2016年1月16−10−3656
2017年1月15−5−131051
2018年1月24−7−101757
2019年1月23−2162193
2020年1月24−9−415105
2021年1月20−10−510112
2022年1月18−27−7−997
2023年1月19−2620−7112
2024年1月8−29−15−2178
2025年1月9−3213−2370
2026年1月4−30170

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は223億円。このうち返さなくてよい自己資本が84億円で、自己資本比率は37.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月79621778.2
2014年1月92751781.2
2015年1月105842180.1
2016年1月123952875.6
2017年1月118902875.1
2018年1月123913273.7
2019年1月1551272881.7
2020年1月1781433580.1
2021年1月2041574776.9
2022年1月2261765078.0
2023年1月2751779864.4
2024年1月24413411055.0
2025年1月28412416043.7
2026年1月2238413937.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
63億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
139億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中64位あたり、逆に低いのはROE605社中592位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-33.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥366で、1年前と比べて+2.2%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥366-1.1%1ヶ月+10.2%1年+2.2%時価総額140億円
過去52週の値幅
安値¥281高値¥382

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)18.5倍
PBR1.61倍
配当利回り4.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績悪化の中で、再成長と収益改善が課題。強気派は、ゲーム市場の拡大と新規顧客獲得による売上回復を期待。弱気派は、競合増加と人件費上昇で利益圧縮が続くと懸念。2025年1月期は営業利益率1.5%と低調で、赤字転落リスクがある。

プラスに働く材料7
  • ゲーム市場の成長

    世界のゲーム市場は拡大傾向、需要は底堅い。

  • 新規大口案件獲得

    売上高522億円と過去最高、受注拡大中。

  • 収益改善の余地

    赤字から黒字転換への期待、コスト管理進む。

  • ゲームテスト事業の需要回復2026年下期影響

    ゲーム業界の開発投資増加でテスト需要回復の可能性

  • PER予想16.8倍で割安感継続影響

    予想PER16.8倍は業界平均比で割安、利益改善余地

  • 高配当利回り4.8%が下支え継続影響

    年間配当15.9円(推定)で利回り4.78%、インカム需要

  • コスト削減効果の発現2026年下期影響

    営業赤字縮小に向けたコスト削減施策が効果を発揮

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低迷

    営業利益率1.5%超に留まり、改善見えず。

  • 競争激化と値下がり

    同業多数で価格競争、単価下落リスク。

  • 人件費上昇

    人材確保難で賃上げ圧力、利益圧迫。

  • 2026年1月期営業赤字、赤字拡大通年影響

    営業利益-2億円(前期比10億円悪化)、純損失35億円に拡大

  • のれん減損リスク2026年Q1影響

    業績悪化でM&Aに伴うのれん減損の可能性、数十億円規模

  • 借入金増加で財務リスク継続影響

    赤字継続で借入依存度が高まり、財務健全性悪化

  • 顧客企業の予算削減リスク不定影響

    ゲーム業界の不振でテスト委託予算が削減されるリスク

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場拡大を取り込めているかの指標。
営業利益率
収益性改善の進捗。
従業員一人当たり売上高
生産性向上の度合い。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.37%。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
4.37%
いまの株価に対して
配当性向
191.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年1月10107.8
2018年1月100.038.6
2019年1月1115.8531.4
2020年1月129.1152.3
2021年1月138.3625.0
2022年1月147.7118.7
2023年1月157.180.3
2024年1月166.7110.3
2025年1月160.026.8
2026年1月160.0191.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ7,681人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.6%を占め、残る79.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他41.039.839.953.457.660.4
外国法人39.040.437.621.520.716.0
金融機関18.115.918.618.916.413.7
自己株式0.71.12.27.37.37.3
事業法人0.71.52.53.53.66.8
証券会社1.12.21.22.41.42.8
外国人個人0.20.20.20.20.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)10.84
02松本 公三5.98
03橘 民義5.24
04本重 光孝5.15
05合同会社ミツタカ5.11
06CEP LUX-ORBIS SICAV (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)4.26
07橘 鉄平3.18
08津田 哲治1.82
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.66
10BNPパリバ証券株式会社1.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−284%、1株純資産は14期で−27%。直近期のROEは-33.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年1月5332517.715.3132.9
2014年1月6439417.726.5138.2
2015年1月2622112.615.2107.9
2016年1月3424514.515.629.3
2017年1月3224312.817.3107.8
2018年1月3025312.337.738.6
2019年1月5033616.917.4531.4
2020年1月4737613.319.4152.3
2021年1月5641414.220.7625.0
2022年1月5946713.316.0118.7
2023年1月214744.541.280.3
2024年1月−53380−12.3110.3
2025年1月−20352−5.426.8
2026年1月−98238−33.4191.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/1期の役員報酬は総額642百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
橘民義代表取締役 会長752,000,000
橘鉄平代表取締役 社長511,214,000
津田哲治取締役53693,000
山内城治取締役 CFO5326,000
志村和昭取締役5126,000
松本公三取締役612,280,000
本重光孝取締役751,966,000
デボラ・カーカム取締役55
筒井俊光取締役51
小林睦取締役47
白井久明取締役(監査等委員)78
岡本英明取締役(監査等委員)721,000
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
宮田彰彦取締役(監査等委員)61
清水夏子取締役(監査等委員)52

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6613613102
社外取締役629295

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,516字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社39社及び関連会社1社により構成されています。 当社グループはサービス・ライフサイクルソリューション事業を行っており、顧客のサービスやプロダクトのライフサイクルである企画、開発、リリース、運用、改善の各工程における課題に応じたソリューションサービスを提供しております。 また、サービス・ライフサイクルソリューション事業は、国内ソリューション、海外ソリューション及びメディア・コンテンツの3つの業務に区分しており、顧客が求めるサービスを全方位で提供するために、これらの業務連携が事業拡大サイクルを作り出しております。 なお、セグメント情報を記載していないため、業務区分別に記載しております。 (1) 国内ソリューション 国内子会社において、ゲーム市場向けには、ゲームデバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援に関するサービス提供を行っております。Tech市場向けには、ソフトウェアテスト、環境構築、システム開発に関するサービス提供を行っております。Eコマース市場向けには、モニタリング、カスタマーサポートに関するサービス提供を行っております。 (2) 海外ソリューション 主に在外子会社において、ゲームデバッグ、ローカライズ、音声収録、カスタマーサポート、製品開発サポート、グラフィック開発に関するサービスを行っております。 (3) メディア・コンテンツ 国内子会社において、バリアフリー字幕・音声ガイド制作、バリアフリーコンサルティング、映画配給に関するサービスを行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 業務   主な業務内容   会社名 国内 ソリューション   (ゲーム市場向け) ・ゲームデバッグ ・カスタマーサポート ・ローカライズ ・海外進出支援 (Tech市場向け) ・ソフトウェアテスト ・環境構築 ・システム開発 (Eコマース市場向け) ・モニタリング ・カスタマーサポート   (国内子会社) ・ポールトゥウィン株式会社 ・株式会社SynX(旧・株式会社MIRAIt Service Design) ・その他2社 海外 ソリューション   ・ゲームデバッグ ・ローカライズ ・音声収録 ・カスタマーサポート ・製品開発サポート ・グラフィック開発   (国内子会社) ・Side International Japan株式会社   (在外子会社) ・Side International Holdings Limited ・Side America, Inc. ・Side Group Canada, Inc. ・Side International UK Limited ・Side-International Studios India Private Limited ・Side UK Limited ・その他27社 メディア・ コンテンツ   ・バリアフリー字幕・ 音声ガイド制作 ・バリアフリー コンサルティング ・映画配給   (国内子会社) ・Palabra株式会社 全社(共通)   ・グループの経営管理   ・ポールトゥウィンホールディングス株式会社(当社) [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,597字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、ゲーム、ネット、EC、テクノロジー等の市場において、様々な課題解決を提供してきており、国内での事業拡大とともに、海外企業を買収する等してグローバル展開にも積極的に取り組んでおります。 また、ヒトとテクノロジーを融合してお客様の課題を解決することを使命としてまいりましたが、多くの企業の皆様に私たちの理念をご理解いただき、発展を続けております。今後とも国内外でグループ会社間のシナジーを向上させ、一層のグローバル化、事業領域拡大を推進してまいります。これからも皆様の最善のパートナーとして、利便性の高いサポートサービスの提供に全力を尽くしてまいります。 (2) 経営戦略等 ① 国内ソリューション ゲームの開発予算高騰に伴って開発本数は減少基調にあり、賃上げや物価高騰も進行しておりますが、グループ連携による全工程サポートでゲーム・エンターテインメント業界における存在価値の向上、大きな市場であるTech分野(ソフトウェアテスト、システム開発)での成長、AI技術の活用による労働生産性向上、リモートワーク推進による地代家賃の抑制・広域での効率的な人材採用の実現といった戦略の実践を通じて、売上・利益ともに成長を図ってまいります。 ② 海外ソリューション 欧米を中心に人件費・物価の急激な上昇が見られますが、営業体制強化、M&Aによるシェア獲得、取引先数の増加、拠点統廃合による地代家賃削減、オフショア拠点の活用、業務のAI化による労働生産性の向上といった事業基盤の再構築を行い、収益性改善を図ってまいります。 ③ メディア・コンテンツ メディア・コンテンツを新規事業として取り組んできたものの、コンテンツ産業の大規模化と競争激化に伴い、当該分野において競争力のあるポジションを獲得するためには、従来以上の先行投資を継続的に実施しなければならない事業環境にあると認識しております。メディア・コンテンツの収益化に更なる先行投資と時間を要する中、様々な選択肢を検討し、当社グループにおける経営資源の最適配分、企業価値向上のため、当社グループとしてメディア・コンテンツ業務から撤退し、当社グループの経営資源を国内ソフトウェアテスト・開発や海外事業拡大、業務のAI化への取り組み等へ充てることといたしました。 なお、Palabra株式会社については、翌連結会計年度は国内ソリューションに含めて表示する予定であります。 (3) 経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する中、各種政策の効果もあって緩やかな回復が続くことが期待される一方、依然として先行きには不透明感が残る状況となりました。世界経済に目を向けると、米国では金融政策の転換時期を巡る不確実性が続き、欧州では地政学リスクの長期化に伴うエネルギー価格の変動が企業活動に影響を与えました。アジア地域においては、中国経済の減速が鮮明となり、製造業を中心に需要の弱含みが見られるほか、昨今の中東情勢や米国の通商政策の動向など、金融資本市場の変動には引き続き十分注意する必要があります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 収益性の回復・再成長 当社グループは、当連結会計年度までの4年間を「再編期」と位置づけ、AI技術の発展をはじめとする事業環境の大きな変化に対応すべく、事業ポートフォリオの見直しや収益基盤の再構築に取り組んでまいりました。これらの取り組みは多くの先行投資を伴うものであり、その結果、再編期の最終年度である当連結会計年度までの3期にわたり、親会社株主に帰属する当期純損失を計上することとなりました。 翌期においては、これまで進めてきた事業構造改革の効果が収益性の改善として表れる見込みであり、親会社株主に帰属する当期純利益の計上を目指しております。当社グループが「再成長期」へ移行したことを株主の皆さまに実感いただけるよう、引き続き収益性の向上と持続的な成長の実現に取り組んでまいります。 ② 成長領域への集中投資 当社グループの「サービス・ライフサイクルソリューション事業」は、サービスやプロダクトの企画・開発・リリース・運用・改善の各工程において、品質コンサルティング、ゲームデバッグ、ソフトウェアテスト、環境構築・移行支援、モニタリング、カスタマーサポート、不正対策、BPR支援等を提供しており、国内ソリューション、海外ソリューション、メディア・コンテンツの3つの業務で構成されております。当連結会計年度においては、メディア・コンテンツ業務からの撤退を決断し、一定規模の売上高が剥落した一方、損失の発生は最小限に抑制いたしました。 主力である国内ソリューションでは、成熟した国内ゲーム市場において築いてきた高い参入障壁を維持しつつ、安定的な収益基盤を確立しております。今後は、成長余地の大きいTech分野において、FoodTechやFinTech等の特定領域で強みを生かした事業展開を進めてまいります。 海外ソリューションにおいては、eスポーツの浸透やグローバルIPのローカライズ需要の高まりを背景に、市場規模の大きいゲーム分野を中心に事業拡大を図ってまいります。 このように、「工程」「地域」「分野」の3軸で成長戦略を推進する“3次元的成長”の実現に向け、投下資本利益率(ROIC)が資本コスト(WACC)を上回る投資を実施するとともに、従来の労働集約型ビジネスから脱却し、AI技術を中心に据えた知識集約型のビジネスモデルへの転換を実現することで、事業価値の向上を図ってまいります。 ③ 継続的な株主還元の強化 当社グループは、安定的かつ継続的な累進配当を原則とし、「総還元性向30%以上」、「DOE3%下限」を基本方針としております。DOEによる下限設定により、各期の利益に左右されない安定的な配当を確保しつつ、利益に連動した株主還元を実現してまいります。 親会社株主に帰属する当期純損失の計上が続いたことから、当連結会計年度までの3年間は1株当たり16円の配当を維持してまいりました。今後は、収益性の回復・再成長を前提に、株主還元の充実に取り組み、企業価値の向上を図ってまいります。 ④ 「攻め」の事業成長を支える「守り」の管理体制強化 当社グループは、経営資源の効率的活用によるダウンサイドシナジーの創出と、子会社間連携によるクロスセル等のアップサイドシナジーの発揮を、継続的な課題として認識しております。 2023年1月期に主要子会社3社の合併を実施したことを皮切りに、成長基盤の再構築を進めてまいりました。当連結会計年度においては、海外ソリューションのリブランディング、国内ソリューションの子会社異動を行う等、事業基盤の強化を推進し、これらの取組により、当社グループは「攻め」と「守り」の両面で将来の事業成長を支えるために必要な組織体制を継続的に整備してまいりました。さらに、期末後となる2026年2月1日付でグループ本社機能の強化を目的とする組織再編を実施し、同年3月1日付でリスクマネジメント委員会を設置いたしました。今後も、事業及び経営管理強化のための人材獲得、類似サービス・類似子会社の統合、事業シナジー創出が見込まれるM&Aや資本業務提携に取り組み、グループ全体の持続的成長を支える体制を構築してまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、従前のトップライン(売上高)の成長を追求する経営方針を見直し、収益性の回復・再成長を最優先課題として再定義いたしました。当連結会計年度にメディア・コンテンツ業務からの撤退等、一連の事業再編が完了したことを受けて、まずは最終利益の黒字回復を確実に実現し、国内ソリューションにおけるゲーム分野の安定的なシェア拡大とともに注力領域である国内ソリューションにおけるTech分野と海外ソリューションにおけるゲーム分野への集中投資を進めてまいります。 再編期においては収益性が一時的に低下したことから、当社の親会社株主に帰属する当期純利益は、2022年1月期に計上した2,219百万円の過去最高益を更新するには至っておりません。今後は、AI技術の発展をはじめとする外部環境の変化に的確かつ柔軟に対応し、持続的な最高益の更新を可能とする経営体制の構築を目指して、事業構造の見直しや重点領域への投資を継続してまいります。
事業等のリスク5,049字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。これらのリスクについては現時点または近い将来において顕在化する可能性は低いものと判断しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営環境について ① 市場動向について 当社グループの事業は、その事業領域であるゲーム市場、アミューズメント機器市場、インターネット関連サービス市場、IPコンテンツ関連市場等の影響を受けております。また、これらの各市場については、ゲームソフトにおけるオンライン展開、ソーシャルメディア及びソーシャルアプリの普及等もあり、近年においてその関連は強まっているものと認識しております。なお、当社グループにおいては、これらの市場動向を踏まえて、既存事業の強化と新たな顧客ニーズ等の取り込みを図るとともに、事業間における連携強化を図ること等により事業拡大を推進していく方針であります。 しかしながら、当社グループにおいては、各市場動向の影響を受ける可能性があるとともに、事業間における十分なシナジーが発揮できなかった場合には、当社が想定する事業展開に支障が生じ、結果として、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② アウトソーシング業務の需要について 当社グループは、ソフトウェア開発会社やインターネットサイト運営企業等を主たる顧客層として各種アウトソーシングサービスを提供しております。従来、当社グループが行う業務は、顧客企業内において行われておりましたが、専門性を有する人材育成やノウハウ蓄積等を自社で行うことの限界、製品・サービスの品質向上・充実等のための経営資源及び人的資源の集中、コスト低減や業務の効率化等を図る目的から、近年においてアウトソーシングによる業務運営が広く浸透しているものと認識しております。 当社グループは、今後も顧客企業等におけるアウトソーシング業務の需要は維持・拡大していくものと認識しておりますが、将来を予測するには不透明な部分もあり、顧客企業等におけるアウトソーシング業務の需要が拡大しない若しくは減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、顧客企業の業務プロセスに関して一定のシステム化が生じた場合でも、最終的に「人」によるチェック、テスト、監視又は審査等に係るアウトソーシング業務は必要となるものと考えておりますが、AI等の技術進歩その他により当社グループが提供する業務サービスの一部について需要が減少する可能性は否定できず、その場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競争激化の可能性について 当社グループは、デバッグ、ソフトウェアテスト及びモニタリング等の業界の先駆者として、設立以来、多くの顧客企業との取引実績を有しており、これら業務においてノウハウの蓄積及びサービスの多様化等を図り、他社との差別化に努めるとともに、新規事業であるメディア・コンテンツへ投資することにより、成長を加速させております。 しかしながら、当社グループが事業領域とする業界においては複数の企業が事業参入しており、これら企業との競合が生じております。当社グループの今後の事業展開において、競争激化に対して十分な差別化が図られなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業について ① 臨時従業員の確保について 当社グループの事業では、作業実務の多くを臨時従業員によって行っており、相応規模の作業人員確保を継続して実施していく必要があります。 人材の確保及び育成には万全を期しておりますが、何らかの理由で人員確保等が困難となった場合は、業務遂行及び受注活動に影響が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 業務請負者(個人事業主)の活用について デバッグ業務等の実務は、当社グループの管理者が作業計画等を策定した上で、当社グループに登録する業務請負者(個人事業主)を活用することにより遂行しており、業務の多くをこれら人材に依存しております。業務請負者とは、適正な運用を確保するために必要と考えられる契約等の整備や運用体制の構築等を行っており、また、雇用化を推進する等して各拠点において人材の十分な確保に努めております。 しかしながら、今後において、何らかの要因により当該業務運営に支障が生じた場合又は人材の不足が生じた場合には、当該事業における業務遂行及び受注活動に影響が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ サービス品質及び瑕疵担保責任について デバッグ及びソフトウェアテスト業務は、主として顧客企業が開発したソフトウェア等のデバッグ及び検証業務を受託しております。顧客企業は、一般に、当社グループによるサービス提供の完了後において、ソフトウェア等の最終検査を独自に実施した上で製品を発売しておりますが、製品発売後において不具合が発生する場合があります。当社グループの受託案件において、製品発売後における不具合発生が増加した場合、当社サービス品質の信頼性が低下する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは顧客企業に対して、一般にソフトウェア等から不具合を完全に除去することはできないこと、当事業サービスは不具合の発見に注力するものであり、製品の品質そのものを保証するものではないこと、の2点について事前に十分な説明を行うよう努めており、契約上も一定の免責条項等を規定しております。しかしながら、何らかの事情により瑕疵担保責任或いは損害賠償責任の追及を受ける可能性を否定できず、この場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 海外展開について デバッグ及び海外進出支援業務においては、国内ゲームソフト企業のグローバル展開への対応及び海外企業への展開等を行っており、国内以上に大きなゲームソフト市場の存在する海外へのサービス展開が、持続的成長を遂げるために必要な経営課題であると認識しております。 当社グループは、国内企業の海外展開のサポートに加えて、現地企業の開拓を積極的に推進していく方針でありますが、海外においては、地域によりデバッグ業務・サービス等の形態も一部異なっていることから、今後における事業展開が当社グループの想定どおりに推移しない可能性があります。また、現地における各種法規制を受ける可能性や事業展開する地域の市場動向又は為替変動等の影響を受ける可能性があります。 ⑤ システムダウンや不具合について モニタリング業務等では、顧客企業からの委託に基づき24時間365日体制でサービスを提供しております。そのため障害発生や障害の兆候が見受けられる場合は、速やかに委託元である顧客企業の担当者に通知する体制を整えております。 しかしながら、当社が運営代行するインターネットサービスは全て通信ネットワークに依存しており、自社設備や第三者が所有し運営する通信設備等のインターネット接続環境が良好に稼働することが前提であります。サーバー、回線の二重化、冗長化等の対策をしておりますが、災害や事故等により通信ネットワークが切断された場合、コンピュータウイルスによる被害があった場合、外部から不正アクセス等があった場合、または、運営代行するインターネットサービス自体が何らかのトラブルで稼働停止した場合は、委託された業務の継続ができなくなる可能性があります。また、障害や通信ネットワークの切断の原因が当社にあった場合は、顧客企業からの信頼性が低下する可能性があり、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 法的規制について ① 労働者派遣法による規制について 当社グループの事業は、一部において実務作業者の人材派遣業務を行っており、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」に基づく厚生労働大臣の「一般労働者派遣事業」の許可を事業所ごとに取得しており、同法の規制を受けております。 当社グループにおいては、法令遵守を徹底し事業を運営しておりますが、万一法令違反に該当するような事態が生じた場合、顧客企業からの信頼性が低下する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネットにおける規制等の動向について 近年、インターネット業界においては各種の法的規制が生じており、その多くは通信事業者やサイト運営事業者等に対して適正な運営を促すものであります。これらの法的規制は、当社グループの事業活動自体を規制するものではなく、今後において新たな法令制定等が生じた場合には顧客企業における対応のための新たなサービス需要等が生じる可能性がありますが、一方で顧客企業の事業が何らかの制限を受けることとなった場合又は当社グループの事業が法的規制を受けることとなった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他 ① 事業体制及び人材確保・育成について 当社グループは、将来においても競争力のある企業集団として発展・成長していくことを目指しており、適宜適切な人員体制の強化を推進していく方針でありますが、グループにおける経営管理体制が十分に機能しなかった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、今後における事業拡大を図るため、継続した人材の確保が必要であると考えており、優秀な人材を適切に確保するとともに、人材の育成に努めていく方針であります。しかしながら、優秀な人材の確保が計画どおり進捗しない又は在籍する人材の多くが流出する等の状況が生じた場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報漏洩リスクについて 当社グループの事業においては発売前のゲームソフト等に関する機密情報や一部個人情報を含むインターネットサイト等に関する機密情報を、それぞれ取り扱っており、これらの情報に関しては高い水準の情報管理体制の構築及び運用が求められております。 当社グループにおいては、顧客企業の機密情報が外部に漏洩することのないよう、当社グループ関係者等との間で秘密保持契約を締結するとともに、研修等における守秘義務の重要性の理解促進及び情報漏洩防止の徹底を図っており、また、設備面においても入退室管理システムや監視カメラ設置等の諸施策を講じております。 しかしながら、当社グループにおいて、業務上知り得た機密情報等について何らかの要因により外部への流出等が生じた場合には、顧客企業からの信頼性が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事業・株式等への投資について 当社グループは、既存事業の強化、グローバル展開の加速及び新たな事業領域への展開等を目的として、国内外におけるM&Aや株式投資を事業展開の選択肢の一つとして考えております。 M&Aを行う際には、対象企業の財務内容や契約関係等について、弁護士・税理士・公認会計士等の外部専門家の助言を含めたデューデリジェンスを実施すること等により、各種リスク低減に努めております。しかしながら、対象案件の性質上、時間的制約等から十分なデューデリジェンスの実施が困難となる場合があり、買収後において偶発債務の発生や未認識債務又は瑕疵等が判明する可能性があります。 また、M&Aや株式投資による事業展開においては、当社グループが当初想定したシナジーや事業拡大等の効果が得られない可能性があることに加えて、新規事業領域に関してはその事業固有のリスク要因が加わる可能性があります。これらに加えて、子会社化後の業績悪化やのれんの償却又は減損又は投資株式等の減損等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,580字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループにおいては、顧客のサービスやプロダクトのライフサイクルの企画、開発、リリース、運用、改善の工程(サービス・ライフサイクル)において、品質コンサルティング、ゲームデバッグ、ソフトウェアテスト、環境構築・移行サポート、モニタリング、カスタマーサポート、不正対策、BPRサポート等を提供するサービス・ライフサイクルソリューション事業をグローバルで推進しております。当連結会計年度においては、PTW International Holdings Limitedでは3月に、Side International Holdings Limitedへの社名変更並びに同グループ各社の社名及びブランドを「Side」に統一することを発表し、営業・マーケティング効率及び認知度の向上を図っております。また、メディア・コンテンツ業務からの撤退を発表し、6月に株式会社HIKE及びその連結子会社グループをMBOにて株式譲渡し、8月に株式会社アクアプラス及びその連結子会社を株式会社ユークスに株式譲渡しました。9月に、ポールトゥウィン株式会社では都内2拠点を移転・統合し、秋葉原第二センターを開設、1月に、Side International Holdings Limitedでは台湾において新スタジオを開設するなど、事業の拡大に向けて積極的に取り組んでまいりました。業績については、国内ソリューション及び海外ソリューションにおいて増収となりました。費用については、メディア・コンテンツ業務からの撤退によって収益構造の改善を進めると同時に、海外ソリューションにおける一時的な減収に機動的に対応するべく事業整理費用が発生した他、国内ソリューションにおけるソフトウェアテスト・開発の受注を強化するための営業体制作りやプロモーション費用が発生しております。 また、事業関連資産、投資先状況を精査した結果、減損損失3,060,244千円を特別損失として計上いたしました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a. 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて6,112,378千円(21.5%)減少し、22,328,843千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて2,089,795千円(13.1%)減少し、13,905,912千円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて4,022,582千円(32.3%)減少し、8,422,931千円となりました。 b. 経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高48,837,730千円(前年同期比6.5%減)、営業損失238,516千円(前年同期は786,509千円の利益)、経常損失508,193千円(前年同期は756,060千円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失3,479,626千円(前年同期は692,472千円の損失)となりました。 業務の種類ごとの経営成績は、次のとおりであります。 (国内ソリューション) 当業務では、国内子会社において、ゲーム市場向けには、デバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援に関するサービス提供を行っております。Tech市場向けには、ソフトウェアテスト、環境構築、サーバー監視、データセンター運営、キッティングに関するサービス提供を行っております。Eコマース市場向けには、モニタリング、カスタマーサポートに関するサービス提供を行っております。Nintendo Switch 2 関連業務及び、堅調な国内ゲーム市場における工数単価の上昇によって売上高が増加いたしました。 この結果、国内ソリューションの売上高は25,904,945千円(前年同期比5.3%増)となりました。 (海外ソリューション) 当業務では、主に在外子会社において、デバッグ、ローカライズ、音声収録、カスタマーサポート、製品開発サポート、グラフィック開発に関するサービスを行っております。当連結会計年度においては、海外のゲーム業界の環境が持ち直し、音声収録などが増加したことや円安効果によって売上高が増加いたしました。 この結果、海外ソリューションの売上高は20,792,883千円(前年同期比2.7%増)となりました。 (メディア・コンテンツ) 当業務では、主に国内子会社において、「IP360°展開」を主軸にアニメ制作、ゲームパブリッシング、グラフィック開発、マーケティング支援、バリアフリー字幕・音声ガイド制作に関するサービスを行っております。事業の選択と集中により、第2四半期及び第3四半期に株式譲渡を実施したことで売上高が減少しました。 この結果、メディア・コンテンツの売上高は2,139,901千円(前年同期比71.1%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べて26,657千円減少し、6,986,036千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、385,542千円(前連結会計年度は919,697千円)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益△3,846,971千円、減価償却費959,657千円、減損損失3,060,244千円、のれん償却額335,438千円、貸倒引当金の増減額108,871千円、関係会社株式売却損益△135,027千円、売上債権及び契約資産の増減額916,108千円、棚卸資産の増減額△331,515千円、未収入金の増減額△206,466千円、未払金の増減額△410,223千円、契約負債の増減額175,294千円、特別退職金の支払額△147,497千円、法人税等の支払額△935,434千円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、△282,130千円(前連結会計年度は△3,178,950千円)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出△706,554千円、無形固定資産の取得による支出△109,109千円、投資有価証券の取得による支出△114,701千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入887,789千円、事業譲受による支出△210,519千円等であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、12,828千円(前連結会計年度は1,252,223千円)となりました。主な要因は、短期借入金の純増加額600,000千円、配当金の支払額△565,763千円等であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 該当事項はありません。 b. 受注実績 当社グループの事業は受注から販売までの所要日数が短く、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績を業務区分ごとに示すと、次のとおりであります。 業務   当連結会計年度 (自 2025年2月1日 至 2026年1月31日)   前年同期比(%) 国内ソリューション(千円)   25,904,945   5.3 海外ソリューション(千円)   20,792,883   2.7 メディア・コンテンツ(千円)   2,139,901   △71.1 合計(千円)   48,837,730   △6.5 (注)当連結会計年度において、メディア・コンテンツの販売実績に著しい変動がありました。これは、同業務からの撤退によるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態 (資産の部) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,176,653千円(16.1%)減少し、16,530,886千円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が1,605,918千円、仕掛品が1,451,017千円減少したこと等によります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて2,935,724千円(33.6%)減少し、5,797,957千円となりました。これは主に、建物及び構築物が320,005千円、繰延税金資産が834,979千円増加したものの、のれんが2,066,449千円、ソフトウエアが568,327千円、無形資産が1,186,871千円減少したこと等によります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて6,112,378千円(21.5%)減少し、22,328,843千円となりました。 (負債の部) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて1,757,992千円(11.4%)減少し、13,633,007千円となりました。これは主に、短期借入金が600,000千円増加したものの、未払金が1,143,076千円、未払費用が298,592千円、未払法人税等が317,211千円、その他(前受金等)が513,791千円減少したこと等によります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて331,803千円(54.9%)減少し、272,905千円となりました。これは主に、繰延税金負債が266,489千円減少したこと等によります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて2,089,795千円(13.1%)減少し、13,905,912千円となりました。 (純資産の部) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて4,022,582千円(32.3%)減少し、8,422,931千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失の計上及び配当金の支払い等により利益剰余金が4,045,390千円減少したこと等によります。 b. 経営成績 (売上高) 当社グループにおいては、顧客のサービスやプロダクトのライフサイクルの企画、開発、リリース、運用、改善の工程において、品質コンサルティング、ゲームデバッグ、ソフトウェアテスト、環境構築・移行サポート、モニタリング、カスタマーサポート、不正対策、BPRサポート等を提供するサービス・ライフサイクルソリューション事業を行っており、主に国内ソリューション、海外ソリューション及びメディア・コンテンツ等の業務を行っております。 当連結会計年度においては、メディア・コンテンツからの撤退による減収はあったものの、国内ソリューションにおけるNintendo Switch 2 関連業務及び堅調な国内ゲーム市場における工数単価の上昇や、海外ソリューションにおける海外のゲーム業界の環境の持ち直し、音声収録の受注増加、円安効果等によって、これらの業務における売上高は増加いたしました。 この結果、当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度と比較して3,388,060千円減少し、48,837,730千円(前年同期比6.5%減)となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、人件費の高騰、事業所の統合・開設、設備の整備、海外ソリューションにおける事業整理(拠点閉鎖、人員調整)費用が発生したものの、メディア・コンテンツからの撤退による減収等により、前連結会計年度と比較して2,963,678千円減少し、37,649,616千円(前年同期比7.3%減)となりました。 この結果、当連結会計年度における売上総利益は11,188,114千円(同3.7%減)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、人件費の高騰、事業所の統合・開設、設備の整備、海外ソリューションにおける事業整理(拠点閉鎖、人員調整)費用や欧州顧客に起因する貸倒引当金の計上等により、前連結会計年度と比較して600,643千円増加し、11,426,631千円(前年同期比5.5%増)となりました。 この結果、当連結会計年度における営業損失は238,516千円(前年同期は786,509千円の利益)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、受取配当金が増加したものの、助成金収入及び貸倒引当金戻入額が減少したこと等により、前連結会計年度と比較して25,318千円減少し、115,738千円(前年同期比17.9%減)となりました。 また、当連結会計年度における営業外費用は、支払利息及び為替差損が増加したこと等により、前連結会計年度と比較して213,909千円増加し、385,414千円(同124.7%増)となりました。 この結果、当連結会計年度における経常損失は508,193千円(前年同期は756,060千円の利益)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、前連結会計年度は固定資産売却益7,718千円を計上しており、当連結会計年度は関係会社株式売却益135,027千円を計上したことにより、前連結会計年度と比較して127,308千円増加しております。 また、特別損失は、前連結会計年度は投資有価証券評価損246,621千円及び減損損失276,266千円を計上しており、当連結会計年度は減損損失3,060,244千円及び特別退職金299,988千円を計上したこと等により、前連結会計年度と比較して2,938,812千円増加し、3,473,805千円となりました。 この結果、税金等調整前当期純損失は3,846,971千円(前年同期は228,786千円の利益)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額△364,368千円(前年同期は919,229千円)及び非支配株主に帰属する当期純損失2,977千円(前年同期は2,028千円の利益)を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は3,479,626千円(前年同期は692,472千円の損失)となりました。 c. 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループは、ゲーム市場、アミューズメント機器市場、インターネット関連サービス市場等を主たる事業領域としており、当社グループの事業はこれら市場動向の影響を受けております。また、当社グループは、ソフトウェア開発会社及びインターネットサイト運営企業等を主たる顧客層として各種アウトソーシングサービスを提供しており、顧客企業等におけるアウトソーシング業務の需要の影響を受けております。この他、為替相場の変動の影響も受けております。 なお、これらの要因以外に、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「3 事業等のリスク」に記載している要因につきましても、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、国内事業所及び海外事業所の新設・増床・移転・統合等の設備投資及びM&Aによるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金及び設備資金につきましては、基本的には内部資金により資金調達することとしておりますが、企業価値向上等を目的として有利子負債も活用しております。 また、資金の流動性については、当連結会計年度末における流動比率は121.3%となっており(当連結会計年度末流動資産16,530,886千円、流動負債13,633,007千円)、十分な流動性を確保しております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 この連結財務諸表の作成に当たりましては、部分的に資産・負債、収益・費用の数値に影響を与えるような見積り等の介在が不可避となりますが、当社経営陣は過去の実績や提出日現在の状況等を勘案し、会計基準の許容する範囲内かつ合理的にそれらの判断を行っております。 なお、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 当社は、従来のトップライン(売上高)の成長を重視した経営方針を見直し、収益性の回復・再成長と持続的な成長基盤の再構築を最優先課題として位置付けました。当連結会計年度においては、メディア・コンテンツ業務からの撤退を含む事業再編を完了し、まずは最終利益の黒字化を確実に達成することを目指します。 その上で、国内ゲーム分野における安定的なシェア拡大を図るとともに、重点領域である国内Tech分野及び海外ゲーム分野への選択的かつ集中的な投資を進め、収益性の向上による過去最高益の更新と、中長期的な成長の実現に取り組んでまいります。

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開示資料

出典

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