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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

システムサポートホールディングス

System Support Holdings Inc.4396 · Prime · 情報・通信業

クラウドインテグレーションを軸に、システム構築から運用までワンストップで提供するITサービス企業。

概要

システムサポートホールディングスは、石川県金沢市に本社を置く独立系システムインテグレーターである。公共・金融・産業向けにソフトウェア開発や運用サービスを提供し、クラウドインテグレーション事業を成長の柱とする。2025年6月期の連結売上高は269億円、従業員数は1712名。東京証券取引所プライム市場に上場する。

クラウドインテグレーションが売上の36%を占める

クラウドインテグレーション事業は、Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud、ServiceNowといった海外大手クラウドサービスの導入技術支援とライセンス再販を担う。2025年6月期のセグメント売上高は97億円(前年比34.6%増)、営業利益は15億円で、グループ全体の営業利益の約70%を稼ぎ出す収益の柱である。同社は各クラウドベンダーとパートナー契約を結び、技術資格の取得を積極的に推進。クラウド移行需要の拡大を追い風に、新規顧客の獲得と既存顧客からの追加受注を両立している。

システムインテグレーションは最大セグメントながら低採算

システムインテグレーション事業は、ITシステムのコンサルティング、設計、開発、運用保守をワンストップで提供する。ERPパッケージ(SAP ERPなど)の導入支援やOracle Databaseのインフラ構築が主力で、売上高は134億円と全セグメント中最大である。しかし、セグメント利益は1.3億円と利益率は約0.9%と低く、プロジェクト管理の強化が課題とされる。同社は不採算案件の減少と品質向上を掲げ、プロジェクトマネジメントの標準化を進めている。

アウトソーシングとプロダクトで安定収益を確保

アウトソーシング事業は、金沢と東京の自社データセンターを活用したプライベートクラウドやシステム運用保守を提供。売上高は24億円で、月額利用料のストック収入が特徴だが、販管費配賦増により利益は2.3億円と前年比で減少した。プロダクト事業は自社開発の業務パッケージソフトを販売・カスタマイズする。売上高9.2億円、利益2.5億円と高採算であり、建築業向け「建て役者®」や勤怠管理「就業役者®」など業種特化型の製品を揃える。

海外事業は北米でシステム開発と人材紹介を展開

海外事業は、アメリカの子会社STS Innovation, Inc.とカナダのSTS Innovation Canada Inc.を拠点に、システムインテグレーション、給与・会計アウトソーシング、人材紹介サービスを提供する。2024年7月にはMultiNet International Inc.の事業を譲受し、売上高は5.4億円と前年比144.9%増の急成長を示した。セグメント利益は1.1億円で、グループ全体の収益構成比はまだ小さいが、北米での事業拡大を継続している。

2025年に持株会社体制へ移行したグループ構造

同社グループは、持株会社であるシステムサポートホールディングスのもと、連結子会社9社で構成される。2025年1月、会社分割によりグループ管理事業を除く全ての事業を事業会社「株式会社システムサポート」に承継し、持株会社体制へ移行した。主要子会社には、クラウド・システム開発を担うシステムサポート、建築向けソフトのアクロスソリューションズ、医療向けのSTSメディック、データセンターサービスのSTSデジタルなどがある。グループ全体で1712名の従業員を擁する。

業界の中での役割はITサービス・ソリューションプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
311億円
営業利益
30億円
営業利益率
9.6%
純利益
19億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01クラウドインテグレーション事業主力

Microsoft Azure、AWS、Google Cloud、ServiceNowなど海外大手クラウドサービスの導入技術支援やライセンス再販を行い、企業のクラウド移行を支援する。

主な製品・サービス4
Microsoft Azure
Microsoft社のクラウドサービス。新規導入や既存システムのクラウド移行を技術支援、ライセンス再販。
Amazon Web Services (AWS)
Amazon社のクラウドサービス。新規導入や既存システムのクラウド移行を技術支援、ライセンス再販。
Google Cloud
Google社のクラウドサービス。新規導入や既存システムのクラウド移行を技術支援。
ServiceNow
ServiceNow社のITサービスマネジメントプラットフォーム。導入や運用保守を技術支援。

02システムインテグレーション事業主力

ITシステムのコンサルティング、設計、開発、運用保守をワンストップで提供。ERPパッケージ導入支援やOracle Database等のインフラ構築も手掛ける。

主な製品・サービス2
ERP導入支援
SAP ERP等のパッケージ導入に係る技術支援。販売・在庫、人事、会計などの基幹業務を一元管理する企業向け。
Oracle Databaseインフラ構築
Oracle Databaseを利用したシステム基盤の設計・構築・運用。

03アウトソーシング事業準主力

自社データセンター(金沢・東京)を活用したプライベートクラウドやニアショアでのシステム運用保守、データ分析・入力サービスを提供。

主な製品・サービス1
データセンターサービス
自社グループデータセンターによるプライベートクラウド提供。AI関連サービスをフックに顧客拡大。

04プロダクト事業準主力

自社開発の業務パッケージソフトウェアを販売・カスタマイズ。建築業向け工事情報管理、勤怠管理、シフト管理、医用画像ファイリングなど業種特化型。

主な製品・サービス5
建て役者®
建築業向け工事情報管理システム。工程管理や原価管理を支援。
MOS
モバイル受発注システム。営業担当者が外出先から受発注処理可能。
T-File®
医用画像ファイリングシステム。医療機関向けに画像データを管理。
SHIFTEE®
クラウド型シフト管理システム。従業員のシフト作成・管理を効率化。
就業役者®
勤怠・作業管理システム。勤怠データの収集と給与計算連携。

05海外事業副次

アメリカ・カナダでシステムインテグレーション、給与・会計アウトソーシング、人材紹介を展開。

製品と技術

建築業向け「建て役者®」と勤怠管理「就業役者®」

「建て役者®」は2005年に販売を開始した建築業向け工事情報管理システムで、工程管理や原価管理を支援する業種特化型パッケージである。中小規模の建設会社を主な顧客とし、長年にわたり販売を継続している。「就業役者®」は2018年に発売された勤怠・作業管理システムで、勤怠データの収集から給与計算連携までをクラウドまたはオンプレミスで提供する。両製品ともシステムサポートが開発・販売し、プロダクト事業の中核を成す。2025年6月期の同事業売上高は9.2億円で、セグメント利益率は27%と高い収益性を示す。

クラウド型シフト管理「SHIFTEE®」とモバイル受発注「MOS」

「SHIFTEE®」は2016年から販売を開始したクラウド型シフト管理システムで、従業員のシフト作成から公開・調整までを効率化する。飲食店や小売業などシフト制の業種に導入が進んでいる。「MOS」はアクロスソリューションズが提供するモバイル受発注システムで、営業担当者が外出先からリアルタイムに受発注処理を行える。両製品ともスマートフォンやタブレットでの利用を想定し、現場の業務効率化に貢献する。SHIFTEEはシステムサポートが、MOSは子会社アクロスソリューションズがそれぞれ開発・販売している。

医療画像ファイリング「T-File®」とデータセンターサービス

「T-File®」は子会社STSメディックが提供する医用画像ファイリングシステムで、CTやMRIなどの画像データを保存・管理する。医療機関向けに特化しており、画像診断業務の効率化を支援する。一方、アウトソーシング事業の中核であるデータセンターサービスは、金沢と東京の自社グループデータセンターを活用し、プライベートクラウドやAI関連サービスを提供する。同社はAI関連サービスを「フックツール」として顧客を獲得し、月額利用料のストック収入を積み上げる戦略を取る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がシステムサポートホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

データエントリー会社として金沢で創業した1980年

1980年1月、石川県金沢市においてデータエントリーサービスとシステム開発サービスを目的に株式会社システムサポートが設立された。創業から4年後の1984年には名古屋営業所、1987年には東京営業所を開設し、北陸から首都圏へ事業基盤を広げた。1990年代は大手メインフレーム系のシステム開発が中心だったが、2000年代に入りクライアントサーバー型システムへのシフトに対応し、Oracle Databaseなどの技術蓄積を進めた。

OracleやSAPとのパートナー契約で基盤を固めた2000年代

2000年11月には子会社イーネットソリューションズを設立し、インターネット関連事業を強化。2004年には日本オラクルとOracle EBSテクニカルパートナー契約を締結、ERP分野への本格参入を果たした。2011年にはSAPジャパンとSAPサービス・パートナー契約を結び、基幹システムの導入支援能力を拡充。同時期には建築業向け「建て役者®」の販売開始(2005年)や、医療画像ファイリングシステム「T-File®」を手掛けるSTSメディックの設立(2009年)など、自社プロダクトの開発も進行した。

クラウド事業への本格参入とM&Aによる拡大期(2010-2018年)

2012年4月、AWSを活用したクラウド支援サービス「クラウド工房 powered by AWS®」を開始し、クラウドインテグレーション事業に本格参入。同年にはアクロスソリューションズを子会社化し、モバイル受発注システム「MOS」を獲得した。2013年には米国子会社STS Innovationを設立、海外展開を開始。2015年にはServiceNowとのパートナー契約を締結し、クラウドサービスの品揃えを拡大。2016年にはクラウド型シフト管理システム「SHIFTEE®」をリリースした。この間、売上高は2014年6月期の56億円から2018年6月期の100億円へ倍増した。

上場からプライム市場昇格、持株会社化までの急成長

2018年8月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。わずか1年後の2019年8月には市場第一部に指定替えとなり、成長スピードを見せた。2022年4月の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。この間もクラウド関連のパートナー契約を相次ぎ締結(2020年Google Cloud、2021年Automation Anywhere、2022年Snowflake・Celonis)、AIやプロセスマイニングなどの新技術領域に進出した。2023年にはSTSデジタルを設立しデータセンター事業を強化。2024年7月にはコミュニケーション・プランニングを買収し、2025年1月に持株会社体制へ移行した。売上高は2025年6月期に269億円に達した。

年表34件を開く

1980年代

  • 1980年1月創業石川県金沢市において、データエントリーサービスやシステム開発サービスの提供を目的として、株式会社システムサポートを設立
  • 1984年8月名古屋市中区に名古屋営業所(現所在地中村区、現株式会社システムサポート名古屋支社)を設置
  • 1987年10月東京都大田区に東京営業所(現所在地新宿区、現株式会社システムサポート東京支社)を設置

2000年代

  • 2000年11月創業株式会社イーネットソリューションズを出資設立
  • 2004年1月日本オラクル株式会社とOracleEBSテクニカルパートナー契約を締結
  • 2004年10月大阪市北区に大阪支店(現株式会社システムサポート大阪支社)を設置
  • 2005年2月建築業向け工事情報管理システム「建て役者 ®」の販売を開始
  • 2009年3月創業株式会社STSメディックを出資設立

2010年代

  • 2010年5月M&A株式会社T4Cの株式を取得し子会社化
  • 2011年6月SAPジャパン株式会社とSAPサービス・パートナー契約を締結
  • 2012年3月M&A株式会社アクロスソリューションズの株式を取得し子会社化
  • 2012年4月クラウド支援サービス「クラウド工房 powered by AWS ®」のサービス提供を開始
  • 2013年7月創業米国にSTS Innovation,Inc.を出資設立
  • 2013年8月顧客情報マッピングサービス「PinMap ®」のサービス提供を開始
  • 2013年10月アマゾンジャパン株式会社とAPNコンサルティングパートナー契約を締結
  • 2015年3月M&A株式会社T4C及び株式会社アクロスソリューションズの株式を追加取得し完全子会社化
  • 2015年9月ServiceNow Nederland B.V.とパートナー基本契約を締結
  • 2016年1月創業カナダにSTS Innovation Canada Inc.を出資設立
  • 2016年2月クラウド型シフト管理システム「SHIFTEE ®」の販売を開始
  • 2018年8月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2018年8月勤怠・作業管理システム「就業役者 ®」の販売を開始
  • 2019年8月上場東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更

2020年代

  • 2020年4月Google Cloud Japan G.K とパートナー契約を締結
  • 2021年1月Automation Anywhere, Inc.と業務委託基本契約を締結
  • 2021年8月CyberArk Software (Japan) K.K. と再販売業務契約を締結
  • 2022年2月Snowflake Inc. とパートナーネットワークプログラム契約を締結
  • 2022年3月Celonis株式会社とパートナー契約を締結
  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に上場市場を移行
  • 2023年10月創業株式会社STSデジタルを出資設立
  • 2024年7月STS Innovation,Inc.がMultiNet International Inc.の全ての事業を譲受
  • 2024年7月M&A株式会社コミュニケーション・プランニングの全ての株式を取得し完全子会社化
  • 2024年7月創業持株会社体制への移行のため、株式会社システムサポート分割準備会社を出資設立
  • 2025年1月商号変更会社分割により持株会社体制へ移行し、グループ管理事業以外の全ての事業を株式会社システムサポート(2025年1月1日付で商号を「株式会社システムサポート分割準備会社」から変更)に承継するとともに、商号を「株式会社システムサポート」から「株式会社システムサポートホールディングス」に変更
  • 2025年7月M&A株式会社エコー・システムの全ての株式を取得し完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年6月期まで40,153百万円以上
  • 営業利益2028年6月期まで3,552百万円以上
  • 営業利益率2028年6月期まで8.8%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    クラウドインテグレーション事業への注力

    AWS、Microsoft Azure、Google Cloud、ServiceNowを中心にクラウド移行と最適化を支援。AI関連サービスや海外クラウドサービスを早期に日本市場で事業化し、新規顧客を獲得する。技術者育成に投資し、クラウドベンダーとの関係強化により受注を確保する。

  2. 02

    新規事業への継続的チャレンジ

    グループの技術力を活かしたサービス展開を企画・検討し、新規事業へのチャレンジを継続的に行うことで、社会や顧客のDXを支援する。

  3. 03

    品質・生産性の向上

    プロセスの標準化により高い品質と生産性を確保する。各プロジェクトに対し品質・期間・コスト・リスクの観点からプロジェクトマネジメントを強化し、不採算案件の減少と品質向上を図る。

  4. 04

    多様な人材の成長と活躍推進

    優秀な技術者の積極的な採用、高度な専門技術を持つスペシャリストの育成、給与水準の向上や働きやすい環境整備により、人材の確保・育成・定着を図る。

  5. 05

    サステナビリティ経営の強化

    ITサービスの提供を通じた新たな価値創出に加え、多様な人材の成長と社内外でのDX人材育成に取り組み、健全な企業経営や地球環境保全等により持続可能な社会に貢献する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で1,712人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は678万円で、7期前と比べて+37.7%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は11.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年6月869
2019年6月49235.66.8956
2020年6月51335.46.81,039
2021年6月52435.66.91,126
2022年6月53835.47.11,233
2023年6月56435.17.01,348
2024年6月56234.86.81,484115
2025年6月67842.911.71,712129

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・東京オフィス他5拠点 — 石川県金沢市・東京都新宿区等265百万円
本社他 — 石川県金沢市等146百万円
本社 — 石川県金沢市79百万円
本社他 — 米国カリフォルニア州等61百万円
Microsoft Base Kanazawa — 石川県金沢市36百万円
金沢AMOセンター — 石川県金沢市32百万円
本社他 — 東京都品川区等22百万円
本社 — 東京都渋谷区21百万円
本社他 — 石川県金沢市等19百万円
本社他 — 東京都新宿区等5百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱システムサポート(注)3、4、5
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イーネットソリューションズ(注)3
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱T4C(注)3
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱STSメディック
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アクロスソリューションズ
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱STSデジタル
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱コミュニケーション・プランニング(注)3、6
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    STS Innovation, Inc. (注)3
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    STS Innovation Canada Inc.
    カナダ ブリティッシュコロンビア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    船舶保険データベースシステムの機器更新及びプログラム改修事業
    国土交通省 · 2024-11-07
    3,900万円
  • 調達
    令和2年度 国土数値情報ダウンロードサービス等運用環境調達業務
    国土交通省 · 2020-04-13
    2,573万円
  • 調達
    職員情報検索システムに係る機器賃貸借等、運用保守業務
    財務省 · 2025-08-25
    2,432万円
  • 調達
    船舶へのFAX情報伝達システムの更改に係る設計・開発、導入
    国土交通省 · 2024-01-17
    1,831万円
  • 調達
    令和5年度RPAシナリオ作成支援業務
    国土交通省 · 2023-04-11
    1,664万円
  • 調達
    建築動態統計調査システム保守等業務
    国土交通省 · 2025-04-01
    1,462万円
  • 調達
    職員情報検索システムに係る基盤構築、アプリケーション開発業務
    財務省 · 2025-06-23
    1,395万円
  • 調達
    RPAライセンス購入
    国土交通省 · 2025-04-01
    1,130万円
  • 調達
    集計表作成プログラム作成業務
    国土交通省 · 2024-12-02
    1,054万円
  • 調達
    調査システムデータ整備等業務
    国土交通省 · 2024-11-01
    930万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は311億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.6%、利益が+36.4%。

売上高
+15.6%
311億円
営業利益
+36.4%
30億円
純利益
+26.7%
19億円
営業利益率
9.6%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高347億円311億円
営業利益34億円30億円
純利益22億円19億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は156億円、営業利益は14億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+13.0%、営業利益は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q50510.03
2023年4Q512
2024年1Q5048.03
2024年2Q5658.93
2024年3Q5758.84
2024年4Q5735.32
2025年2Q131129.28
2025年4Q138107.27
2026年2Q1551610.310
2026年4Q156149.09

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年6月期からの13期で、売上は56億円から311億円へ5.6倍に増えた。直近期の営業利益率は9.6%。売上は12期、純利益は8期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年6月5610
株式会社T4C及び株式会社アクロスソリューションズの株式を追加取得し完全子会社化
2015年6月60−2−4
カナダにSTS Innovation Canada Inc.を出資設立
2016年6月8122
2017年6月8932
東京証券取引所マザーズ市場に上場
2018年6月10042
東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更
2019年6月11853
2020年6月13475
2021年6月144107
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に上場市場を移行
2022年6月162128
株式会社STSデジタルを出資設立
2023年6月1931510
持株会社体制への移行のため、株式会社システムサポート分割準備会社を出資設立
2024年6月22017177.712
株式会社エコー・システムの全ての株式を取得し完全子会社化
2025年6月26922228.215
2026年6月31130309.619

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高311億円のうち、営業利益として残るのは30億円9.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金90.4%281億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.6%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+1.3pt
9.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年6月期は営業CFが24億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は51億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年6月3−3−206
2017年6月5−2−138
2018年6月6−3−1310
2019年6月1−26−115
2020年6月11−3−3819
2021年6月7−3−2422
2022年6月10−3−2727
2023年6月11−3−5830
2024年6月15−4−51135
2025年6月24−801651

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年6月期の総資産は136億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は44.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年6月2442017.6
2015年6月251245.8
2016年6月341332.9
2017年6月373349.4
2018年6月4263613.4
2019年6月54203436.9
2020年6月59243540.5
2021年6月67303744.9
2022年6月78344443.8
2023年6月89414846.5
2024年6月99514950.9
2025年6月136607644.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
58億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
48億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
76億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中196位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中276位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,408で、1年前と比べて-1.0%過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。

¥1,408-1.7%1ヶ月+27.5%1年-1.0%時価総額146億円
過去52週の値幅
安値¥936高値¥1,737.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.6倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR4.04倍
配当利回り2.98%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月13日に前日比+10.49%の1401円と急伸し、1カ月で+28.89%と明確な上昇トレンドにあります。株価は25日線(1119.76円)を約25%上回り、75日線(1042.57円)も大きく乖離。52週高値1737.5円に迫る水準です。RSIは85.5と過熱感が強い一方、出来高は直近で35万株と高水準で、買い意欲は旺盛です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは13.3倍と業界平均の29.7倍を大幅に下回り、PBRは3.25倍と業界平均の3.44倍とほぼ同水準。ROEは26.34%と高く、今期増収増益見込み。配当利回りは2.33%と業界平均の1.25%を上回る。割安だが、PBRが1倍を大きく超えており、注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.6倍47.9倍
PER (予想)13.5倍
PBR4.04倍2.96倍
ROE26.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

北陸地盤のSIerで、公共セクターの堅調なIT需要を背景に安定成長。強気は、クラウド・AI需要の取り込みと、中期経営計画の進展による収益拡大を評価。弱気は、競争激化による受注単価下落、人材確保難、地域偏重リスクを指摘。PER13倍と割安感があるが、市場の成長期待は限定的。

プラスに働く材料3
  • 堅調な公共IT需要

    公共向けシステム更新・クラウド移行需要

  • 高ROEと割安評価

    ROE26%超、PER13倍と割安

  • 成長投資の成果

    クラウド・AI案件増加で収益拡大期待

マイナスに働く材料3
  • 地域偏重リスク

    北陸地方への依存度が高く分散不足

  • 人材獲得競争

    ITエンジニア不足で採用コスト上昇

  • 同業との競合激化

    大手SIerや地場企業との受注競争

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長軌道の維持を確認
営業利益率
収益性のトレンドを把握
クラウド関連売上比率
成長分野へのシフト度合い

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは2.98%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
2.98%
いまの株価に対して
配当性向
54.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年6月533.9
2021年6月10100.044.3
2022年6月1325.045.1
2023年6月1628.044.3
2024年6月2025.044.0
2025年6月2525.054.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,887人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.9%を占め、残る71.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他62.863.661.153.752.651.9
金融機関15.715.217.623.021.915.1
外国法人3.22.52.77.48.415.0
事業法人14.613.813.813.813.913.8
証券会社3.54.94.71.92.94.0
自己株式0.10.20.20.20.20.4
外国人個人0.20.20.10.10.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般社団法人小清水基金13.46
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.60
03システムサポート従業員持株会6.30
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.36
05上岸 弘和2.79
06小清水 良次2.67
07GOLDMAN, SACHS & CO. REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.31
08小清水 明子1.78
09能登 満1.55
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-07-23
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    0.97%
    -1.07pt
  • 2026-07-07
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.04%
    -0.27pt
  • 2026-06-05
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.09%
  • 2026-06-05
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    0.80%
  • 2026-06-05
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    2.31%
    +1.51pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+76%、1株純資産は12期で−64%。直近期のROEは26.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年6月511,6043.229.2
2015年6月−1,397413−141.6
2016年6月2214258.74.1
2017年6月304696.78.1
2018年6月297448.43.9
2019年6月3519627.223.56.1
2020年6月4523920.547.533.9
2021年6月6528925.021.244.3
2022年6月7633024.515.345.1
2023年6月9839826.821.944.3
2024年6月11848826.716.044.0
2025年6月14158026.319.154.9
2026年6月91

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/6期の役員報酬は総額234百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小清水良次取締役社長(代表取締役)70278,000
鈴木憲二専務取締役78110,000
能登満専務取締役66161,700
森田直幸取締役 管理本部長6570,000
東祥貴取締役5374,400
高井健司取締役(常勤監査等委員)6970,000
麻生小夜取締役(監査等委員)5020,000
坂本裕子取締役(監査等委員)56
早川喜子取締役(監査等委員)49
興津俊昭取締役(監査等委員)67300
白江早苗取締役5248,768

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5191419539
取締役(社内)12002020
社外取締役519194

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,990字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社9社で構成されており、「クラウドインテグレーション事業」、「システムインテグレーション事業」、「アウトソーシング事業」、「プロダクト事業」、「海外事業」の5つのセグメントで事業を展開しています。 各セグメントにおける事業展開状況は次のとおりであります。 (1)クラウドインテグレーション事業 クラウドインテグレーション事業においては、海外の大手IT企業が提供する企業向けクラウドサービスについて当該サービスのユーザー企業に対する技術支援やライセンス等の再販を行っています。 クラウドサービスにより、ユーザー企業はITシステムを自社資産として「所有」しなくても外部サービスとして「利用」できるというメリットがあります。初期投資リスクを抑えてITシステムの調達や変更を簡単に行うことが可能となり、事業環境やビジネスの変化に柔軟に対応できることから、各種クラウドサービスは近年急速に拡大しています。当社グループでは各種クラウドサービスの技術者を積極的に育成・採用してサービスを提供しています。 当社グループが技術支援等を行っている主なサービスは以下のとおりです。 ⅰ.Microsoft Azure Microsoft Corporationが提供するクラウドサービスのMicrosoft Azureについて、新規導入や既存ITシステムのクラウド環境への移行といった技術支援、再販を行っております。 ⅱ.Amazon Web Services(AWS) Amazon Web Services, Inc. が提供するクラウドサービスのAmazon Web Services(AWS)について、新規導入や既存ITシステムのクラウド環境への移行といった技術支援、再販を行っております。 ⅲ.Google Cloud Google LLCが提供するクラウドサービスのGoogle Cloudについて、新規導入や既存ITシステムのクラウド環境への移行といった技術支援等を行っております。 ⅳ.ServiceNow ServiceNow, Inc. が提供するITサービスマネジメントプラットフォーム等のクラウドサービスであるServiceNowについて、新規導入や導入後の運用保守といった技術支援等を行っております。 (2)システムインテグレーション事業 システムインテグレーション事業においては、ITシステムのコンサルティング・設計・開発・運用保守を中心に、SAP ERP等のERPパッケージ(注)の利用・導入に係る技術支援やOracle Database等のインフラ構築などを行っております。当該事業の特長は、主力であるソフトウエアの受託開発では業種・業務を問わず幅広く、かつ開発の一連の工程にワンストップで対応可能な点であり、顧客ニーズが高く専門性が要求される分野を技術者の育成などによって戦略的に強化しております。 (3)アウトソーシング事業 アウトソーシング事業においては、プライベートクラウド等のデータセンターサービスやニアショアによるシステム運用保守、データ分析・入力サービス等を提供しております。当該事業の主力であるデータセンターサービスでは、金沢と東京に自社グループのデータセンターを設置し、AI関連等独自のサービスをフックツールに顧客数および顧客あたり利用料の積み上げを図っています。 (4)プロダクト事業 プロダクト事業においては、当社グループによる製品(ソフトウエア)の開発及び販売、ユーザー企業の用途に応じたカスタマイズを行っております。なお販売は、当社グループから直接エンドユーザーに行うほか、代理店経由でも行っております。 プロダクト事業の主要製品 名称   内容   提供会社 建て役者®   建築業向け工事情報管理システム   ㈱システムサポート MOS   モバイル受発注システム   ㈱アクロスソリューションズ T-File®   医用画像ファイリングシステム   ㈱STSメディック SHIFTEE®   クラウド型シフト管理システム   ㈱システムサポート 就業役者®   勤怠・作業管理システム   ㈱システムサポート (5)海外事業 海外事業においては、アメリカおよびカナダにて、システムインテグレーションや給与・会計業務のアウトソーシング、人材紹介サービス等を展開しております。 (注)ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージは、販売・在庫購買管理、人事管理、会計管理など企業の基幹業務を一元管理し、経営の効率化を実現するためのソフトです。 [事業系統図] 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,913字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)基本理念・経営方針 当社グループは以下を経営理念として、社会や顧客の更なる発展に貢献し続けていくことを目指しております。 経営理念 社会への貢献 私たちは、コンピュータシステムによる情報技術の推進を通して、豊かな社会の発展に貢献します。 顧客サービス向上 私たちは、常にお客様のニーズにすばやく対応し、ベストソリューションの提供とサービス向上を通して、お客様と確かな信頼関係を築きます。 価値の共有 私たちは、健全な企業活動を通して、株主と価値を分かち合いながら社員の能力を十分発揮できる環境と幸福で豊かなライフステージの創出に努めます。 また、「至誠と創造」という社是のもと、社員一人ひとりが顧客や株主をはじめとするあらゆるステークホルダーに対して誠実に接するとともに、独立系のシステムインテグレーターとして自由な発想で新たな価値を創造していきます。 (2)中長期的な経営戦略 当社グループは経営理念および社是に基づいた経営を確実なものにするため、中期経営計画 ローリングプラン(2026年6月期~2028年6月期)を策定しております。 当計画では中期テーマとして「成長と更なるイノベーションの創出」、基本方針として「顧客・社会のDX推進の基盤となるサービスの拡充」「多様な人材の成長と活躍」「サステナビリティ経営の強化」を掲げました。業績目標の達成とともに、高い水準のガバナンスやサステナビリティへの取り組みを強化してまいります。 中期経営計画 ローリングプラン(2026年6月期~2028年6月期)での中期テーマと基本方針 (3)経営環境 今後につきましては、物価上昇や米国の関税政策、中東やウクライナをめぐる情勢等の影響が懸念され、経済環境は不透明な状況にあります。一方で、企業における競争力と成長力の強化に向けたデジタル革命や業務効率化などへの取り組みは継続されると考えられることから、IT投資は拡大するものと判断しております。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 こうした経営環境に的確に対応すべく、当社グループでは中期経営計画ローリングプラン(2026年6月期~2028年6月期)を策定しました。当社グループでは「成長と更なるイノベーションの創出」を中期テーマとして掲げ、以下の課題認識のもと諸施策を実行し、企業価値の向上を目指してまいります。 また、経営環境ならびに上記の経営方針及び経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①顧客・社会のDX推進の基盤となるサービスの拡充 ・クラウドインテグレーション事業への注力 本事業の主力であるAWS、Microsoft Azure、Google CloudおよびServiceNowを中心に、クラウド移行や移行後の最適化の利用支援を行うほか、AI関連サービスや海外のクラウドサービスについて、いち早く日本市場で事業化し新規顧客の獲得を図ります。当社グループでは、クラウド関連の技術者育成に積極的に投資し、クラウドベンダーから技術資格の受賞や認定の実績を積むことで関係を強化、顧客紹介を受けることで継続的な受注確保を目指します。 ・新規事業へのチャレンジ 当社グループの技術力を活かしたサービス展開を企画、検討し新規事業へのチャレンジを継続的に行うことで、社会や顧客のDXを支援してまいります。 ・品質・生産性向上の取り組み 当社グループが顧客から信頼を受け選ばれ続けるために、プロセスの標準化による高い品質と生産性の確保が重要な課題であると認識しております。当社グループではサービスの品質・生産性の向上のため、各プロジェクトに対し品質・期間・コスト・リスクコントロールの観点からプロジェクトマネジメントの強化を実施し、不採算案件の減少と継続的な品質の向上を図ってまいります。 ②多様な人材の成長と活躍 ・人材の確保 当社グループのサービス提供を支える優秀な人材を確保することは重要な課題と認識しており、高度な技術力や顧客との折衝能力、プロジェクトマネジメント力などを備えた技術者の積極的な採用を実施してまいります。技術者採用においては、資格保有者数などによるブランディングや働きやすい環境の整備などにより他社との差別化を図ることで、優秀な人材の確保に努めてまいります。 ・スペシャリストの育成 当社グループの継続的事業展開と発展を支える高度な専門技術を持った人材を継続的に育成するため、技術向上に関連する投資を推し進め、競合他社との差別化及び新たな価値を創出してまいります。具体的には、戦略的に従業員の資格取得を推進するほか、プロジェクト管理などのマネジメント能力の強化につながる教育を継続的に行ってまいります。 ・給与水準向上、働きやすい環境の整備 優秀な人材を確保するため、当社グループでは給与水準の向上を図るとともに、女性従業員比率、有給休暇取得率、育児休業取得率等の改善を行い働きやすい環境の整備を行ってまいります。 ③サステナビリティ経営の強化 DX推進の機運が高まる昨今、当社グループに求められているのは、ITサービスによる課題解決にとどまらず、ITサービスによる変革やDX人材の育成であると考えております。 当社グループでは、ITサービス提供を通じた新たな価値の創出はもちろんのこと、事業の成長の源泉である多様な人材の成長と活躍、また社内外でのDX人材の育成に積極的に取り組んでまいります。同時に健全な企業経営や地球環境の保全等に努めることで、ステークホルダーとの相互発展およびサステナブルな社会への貢献を目指します。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、成長途上の段階にあると認識しており、事業規模・収益性を重視した経営指標を設定し、これらの達成を目指してまいります。中期経営計画 ローリングプラン(2026年6月期~2028年6月期)では、「売上高40,153百万円以上」「営業利益3,552百万円以上」「営業利益率8.8%以上」を掲げています。 2025年6月期   2026年6月期 (目標値)       2028年6月期 (中計値) 売上高   26,938百万円   32,000百万円       40,153百万円 営業利益   2,218百万円   2,686百万円       3,552百万円 売上高営業利益率   8.2%   8.4%       8.8% (注)2026年6月期における目標値および2028年6月期における中計値は当連結会計年度末において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。
事業等のリスク7,049字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関して投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクは事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に関する事項 ① 情報サービス産業における経営環境の変化について 近年、当社グループが所属する情報サービス産業においては競合商品とのサービスや価格競争の激化、クラウド化などの急速な技術革新、顧客の属する業界の経営環境の変化等によって、業容やニーズの変化が続いております。 情報サービス産業は、大型の施設や設備は不要であり、少人数で比較的簡単に新しく事業を始められることから参入障壁が低いという特徴があります。また、情報サービス産業は景気感応度が高く、日本経済が低迷する場合には顧客のIT投資も減少する傾向があります。 当社グループではこのような変化に適応するために、クラウドなど新技術を使った分野への事業領域の積極的な拡大や、計画的な採用活動を通じた新卒採用及び中途採用による専門性の高い技術を有する人材の確保に努めております。しかしながら著しい経済情勢の変化等により、当社グループを取り巻く事業環境が急激に変化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業活動に関する事項 ① システム開発の契約の形態について 当社グループは顧客の個別ニーズに対応したシステムの開発を行っております。システムの開発の契約形態は、開発を請け負う請負契約、専門的な知識を活かし業務を実施する準委任契約、技術者を派遣する派遣契約があります。請負契約は当社グループのコスト管理次第で高い利益率を見込める可能性がある一方、準委任契約及び派遣契約は安定した利益率が見込めます。しかしながら、請負契約では当社グループの管理能力によってプロジェクトの採算性が大きく左右されるため、何らかの事情により当社グループのプロジェクト管理に支障が出た場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② プロジェクトの採算性について 近年は当社グループの方針として、大型案件が増加しており、より緻密なプロジェクト管理が求められております。当社グループが請負契約で受託したシステム開発は、独自の管理手法を用いて品質・期間・コスト・リスクコントロールの観点からプロジェクトマネジメントを行っております。開発案件の受託においてはプロジェクト計画書を作成し、リソースや採算面でのリスクの把握を管理本部でも行う仕組みにしており、一定金額以上の案件においては、見積り・提案、契約締結、検収などの各フェーズで、管理本部による進捗・採算状況のレビュー及び管理支援を行っております。 しかしながら案件が複雑化・大型化・短納期化するなかで、契約受注時に採算性が見込まれ、上記手法で管理を行っているプロジェクトであっても、開発中に大幅な仕様変更等が発生し、作業工数が当初の見積り以上に増加することにより、計画どおりの品質を確保できない場合や開発期間内に完了しないことによるコスト増加の可能性があります。そのため、受注時に必要工数やコストを正確に見積ることができなかった場合、低採算または採算割れとなるプロジェクトが発生する可能性があります。 その他では、開発経験の浅い従業員の教育及び新しい分野、技術の習得を目的とした受注案件についても短期的に低採算または採算割れとなる可能性があります。 上記を含めた小口案件については、各事業部門の管理者が自社の出来高管理システムによる進捗確認を適時行い、採算について管理を行っており、不採算が継続される場合には受注単価の調整などにより、採算性の改善を図っておりますが、想定以上に不採算の小口案件が積み重なった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、大型案件については、顧客と予め定めた期日までに作業を完了・納品できなかった場合には損害遅延金、最終的に作業完了・納品ができなかった場合には損害賠償が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ プロジェクト総原価の見積り変更による業績見通しへの影響について 当社グループが受託した開発案件については、契約に基づく開発作業を進めるにつれ顧客に対する履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度は主としてプロジェクトの総見積原価に対する連結会計年度末までの発生原価の割合(原価比例法)によって算定しております。 しかしながら、案件が複雑化・大型化・短納期化するなかで、当初計画からの仕様変更等により、人件費及び外注費に係る作業工数の見直しが必要となることがあります。当社グループでは、各プロジェクトの進捗管理を定期的に実施しており、計画に対して変更が生じれば即座に対応できる体制が構築されておりますが、仕様の変更等によりプロジェクト総原価の見積りを大幅に見直さざるをえない場合には、当社グループの業績見通しに影響を及ぼす可能性があります。 ④ 主要販売先との取引について システムの受託開発には主に、システムを実際に使用するエンドユーザーから受託するものと、他社のシステムインテグレーター(SIer)等を介して受託するものがあります。当社グループでは他のSIerを通さない分、利益率が高いエンドユーザーからの直接受託の割合を高める経営戦略を今後も継続してまいります。 なお、2025年6月期において、中核事業会社であるシステムサポート(上期のシステムサポート分含む)では、売上高が最も多い販売先が全体の売上に占める割合は6.6%であり、業績は特定の販売先の動向に大きく左右されない構造になっています。加えて、主要販売先と良好な人的ネットワークを形成し安定・継続した取引関係の構築に努めており、2024年6月期に売上計上があった顧客のうち2025年6月期にも引き続き売上計上があった顧客数の割合は85.1%であります。また、並行して新規販売先の開拓も行っています。 しかしながら主要販売先との関係構築や新規販売先の拡大が順調に進まなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 協力会社(パートナー)との連携体制について 当社グループは、事業運営に際して、協力会社等、さまざまなパートナーとの連携体制を構築しております。2025年6月期において、当社グループの総製造費用に占める外注費の割合は39.5%であり、事業の継続及び拡大において協力会社要員の存在は重要な位置付けを有しております。また、協力会社の起用においては、技術者間及び企業間の長期にわたる信頼関係をベースにしております。より多くのビジネスパートナーを抱えることができるほど案件を多く受託できるため、今後も技術力の高いビジネスパートナーを確保することが重要であると認識しております。 しかしながら、これらのパートナーを適宜、適正に確保できない、あるいは関係に変化が生じた場合、プロジェクトの立ち上げや遂行、サービスの提供に支障が発生する等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 人材確保・育成について ⅰ.人材の確保、育成について 当社グループは高度な技術力の提供を通じて競合他社との差別化を図っておりますが、それを支えるのは技術要員であり、そのため優秀なシステムエンジニアの確保・育成が重要な課題であると考えております。 そのため当社グループでは採用活動に積極的に取り組むとともに、人材の育成と実務能力の向上を目的とした教育制度を充実させるほか、大規模プロジェクトをマネジメントできるプロジェクト管理能力の向上を目的とした社内研修も行っています。 また、具体的な人材配置においても社内外からの適材の手配を行っておりますが、案件の高度化・複雑化や全国的な労働力需給の逼迫により当社グループが必要とする人材の確保が難しい場合、失注や受注規模の縮小などによる売上減少など当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⅱ.長時間労働について 当社グループが提供するサービスやシステム開発の体制やプロセスの構造的な問題、属人性の高さから、長時間労働や過重労働が発生する可能性があります。当社グループでは、勤怠管理システムを利用した時間外労働申請や労働時間管理を徹底するほか、当社およびシステムサポート等では有給休暇取得奨励日を定め運用しています。こうした努力にも関わらず、過重労働やそれらを起因とした健康問題の発生やそれに伴う訴訟の提起、または生産性の低下などが生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ データセンター等の運用について 当社グループでは、データセンターを中心とした運用・保守サービスを提供するアウトソーシング事業を展開しております。 データセンターの展開においては、初期の設備投資のみならず、設備の老朽化対応、需要増加に対する設備増強など、サービスを安定的に維持・運用するための継続的な設備投資を要します。また、保有リソースに対し、顧客からの需要が低調な場合、設備の稼働率が低下し、採算が悪化する可能性があります。そのため、当社グループでは設備の増強・更新やセキュリティの強化などを行い、競争力の維持に努めております。 しかしながら、競争の激化等により設備の稼働状況が悪化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ データセンターにおける障害について 当社グループでは、ホスティングやハウジング等のデータセンターサービスを実施しております。サービスの安定的な維持・運用のため、当社グループのデータセンターは継続的に設備の増強・更新やセキュリティの強化、運用技術者教育の充実等の諸施策を講じております。 しかしながら、これら施策にもかかわらず設備の不具合、サイバー攻撃、運用ミス等が発生した場合、サービスの提供に重大な支障が生じ、損害賠償や信頼喪失等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 新規事業について 当社グループは、システムの受託開発、データセンター運営・保守等のアウトソーシング、自社プロダクト(ソフトウエア)の開発・販売を主たる事業としていますが、収益源の多様化のため、当社グループのリスク許容度を慎重に検討しつつ、高い収益性を備え当社グループの技術力のシンボルとなり得る可能性のあるサービス等を積極的に展開する方針であります。 しかしながら、新事業の展開は大きな先行投資を伴うことがあり、今後、当社グループが展開する新事業が計画通りに進捗しない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ M&Aについて 当社グループでは、企業買収や資本提携による技術力の向上及び顧客分野の拡大を今後の経営戦略のひとつとしております。事前の法務・財務調査等を実施の上、適正な価格で取得することとしておりますが、当社グループがこれらの投資活動により想定したとおりの成果を得る保証はありません。 買収や資本提携時において、当初想定したシナジーが発生しなかった場合や、買収・資本提携先の収益見通しの悪化により減損の必要が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)その他の事項 ① 情報セキュリティについて 当社グループは、業務遂行上、顧客、従業員などの個人情報やその他機密情報を保持しております。 当社グループではこれらの情報について、保護に細心の注意を払うとともに、取り扱いについて客観的に評価・検証するため内部監査の実施などの施策を推進しております。また、傘下のシステムサポート、イーネットソリューションズ、コミュニケーション・プランニングでは、ISO/IEC 27001(ISMS/情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得しており、各種ポリシーを定めた上で関連する規程類を整備するとともに、情報セキュリティに関する具体的な数値目標を定め、従業員への教育を定期的に実施しています。 しかしながら、これらの施策にもかかわらず、個人情報および機密情報等の流出が発生した場合には当社グループの信用低下や損害賠償金の支払が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産権について 情報サービス産業の発展に伴って製品及び技術が複雑化することにより、当社グループが提供するサービスまたは製品に対して第三者から知的財産権の侵害を理由とする訴訟提起または請求を受ける可能性があります。 そのため当社グループは、社内担当者による調査事務を行っているほか、特許事務所と関係を構築し、必要に応じ侵害調査を実施しております。また、当社グループが保有する知的財産については企業の重要な資産であるという認識のもと、必要性を十分に吟味したうえで出願を行い、また、特許事務所と連携を図りながら権利侵害に備えています。 しかしながら、もし当社グループが知的財産権に関し訴訟等を提起され、または当社グループが自らの知的財産権を保全するため訴訟等を提起しなければならない事態が生じた場合、時間、費用その他の経営資源が費やされ、また、訴訟等の結果によっては、当社グループが重要な技術を利用できなくなる可能性や損害賠償責任を負う可能性が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 投資の減損について 当社グループでは、投資価値の下落が著しく、かつ回復の可能性がないと判断した場合、投資の減損を計上しております。当社の連結子会社等の非上場会社の株式については、当該会社の財政状態の悪化によりその純資産価額が取得価額に対して著しく下落し、事業計画等によって回復可能性が十分な証拠によって裏付けられない場合には、回復の可能性がないものと判断しております。 そのため将来の市況悪化、連結子会社の業績不振等により現在の帳簿価額に反映されていない損失または投資簿価の回収不能が発生し、投資の減損が必要となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害について 当社グループの事業は広域にわたる大規模自然災害等に伴い、本社機能、当社グループが提供する重要なサービス、パートナー等が展開する事業の速やかな復旧または継続提供ができなくなった場合に影響を受ける可能性があります。当社グループではこれに備えて、事業継続計画(BCP)の策定、安否確認体制の構築、防災訓練などの対策を講じております。また、当社グループのデータセンターについては免震または耐震構造を採用し、自家発電による無停電電源装置を装備するとともに、強固なセキュリティを確保しております。 しかしながら、大規模自然災害の影響が当社グループの想定を超えて、上述の対策でもその影響を完全には遮断できなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 感染症に関するリスク 当社グループは、感染症の拡大による政府発令の緊急事態宣言、事業所内におけるクラスター(感染者集団)といった脅威が顕在化することを想定し、緊急事態時に速やかに対応するため、新型コロナウイルス感染症に係る対応方針を制定しております。顧客、パートナー、従業員等の業務関係者の安全に配慮するとともに、従業員が在宅で勤務が行えるよう、システムの導入等に努めております。しかしながら、感染者発生による事業所の閉鎖、在宅勤務等により、事業及び受注活動への支障や生産性の低下が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 法規制及び事業の許認可について 当社グループでは、システムインテグレーション事業を中心に、派遣契約に基づき当社グループの従業員を顧客先に派遣する労働者派遣事業を営んでおり、厚生労働大臣より一般労働者派遣事業の許可を受けているため、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)などの関係法規の適用を受けます。 当社グループでは、従業員の教育や内部監査室によるモニタリングにより労働者派遣法の遵守に努めておりますが、派遣元事業主としての欠格事由に該当した場合や法令に違反した場合等には、当社グループの社会的信用の失墜を招くとともに、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 金利変動リスク、資金調達リスクについて 当社グループでは、資金調達を主に銀行借入により行うこととしているため、金利の変動による影響を受けます。金利上昇によるコストの増加を事業活動において吸収できない場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、現状、金融機関との関係は良好で、必要資金は問題なく調達できておりますが、将来も引き続き十分に調達可能であるという保証はありません。
経営成績の分析 (MD&A)6,129字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復傾向にあるものの、物価上昇や米国の関税政策、中東やウクライナをめぐる情勢等の影響が懸念され、先行き不透明な状況が続いております。一方で当社グループが属する情報サービス業界では、顧客企業における事業拡大や競争力強化、業務効率化等を目的としたIT投資需要は力強く、また生成AIやIoT、クラウドサービスといった新技術の利用領域の多様化の流れが継続しております。 このような状況の中で、当連結会計年度の業績につきましては、中期経営計画で重点分野としているクラウドインテグレーション事業を中心に新規及び既存顧客の受注が好調に推移し、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 ⅰ.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて3,699百万円増加し、13,628百万円となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて2,742百万円増加し、7,616百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて956百万円増加し、6,012百万円となりました。 ⅱ.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は26,938百万円(前年同期比22.3%増)、営業利益は2,218百万円(同32.8%増)、経常利益は2,244百万円(同28.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,457百万円(同19.0%増)となりました。 セグメントごとの経営業績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高については、外部顧客への売上高を記載しております。 (クラウドインテグレーション事業) 顧客企業のDX需要の高まりを背景にAmazon Web Services(AWS)やServiceNow等のクラウドサービスの移行・利用に係る技術支援が好調に推移し、またクラウドサービスへの移行後のリセール(ライセンス等の再販)が拡大した結果、当連結会計年度における売上高は9,717百万円(前年同期比34.6%増)、セグメント利益は1,542百万円(同32.1%増)となりました。 (システムインテグレーション事業) ERPパッケージ利用支援分野が堅調に推移した結果、当連結会計年度における売上高は13,362百万円(前年同期比13.5%増)、セグメント利益は126百万円(同830.5%増)となりました。 (アウトソーシング事業) データセンター業務で月額利用料等のストック売上や顧客1社あたりの利用料が増加した一方、販売費及び一般管理費の配賦額が増加した影響を受け、当連結会計年度における売上高は2,392百万円(前年同期比17.1%増)、セグメント利益は233百万円(同18.9%減)となりました。 (プロダクト事業) 就業役者(勤怠・作業管理システム)及びSHIFTEE(クラウド型シフト管理システム)等の販売が堅調に推移した結果、当連結会計年度における売上高は923百万円(前年同期比19.9%増)、セグメント利益は249百万円(同31.0%増)となりました。 (海外事業) 事業譲受等によりシステムインテグレーション業務が増加した結果、当連結会計年度における売上高は542百万円(前年同期比144.9%増)、セグメント利益は114百万円(同96.2%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,587百万円増加し、当連結会計年度末は5,119百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は2,376百万円(前年同期比61.9%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,244百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は792百万円(前年同期比88.9%増)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出272百万円、有形固定資産の取得による支出270百万円、保険積立金の積立による支出132百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は4百万円(前年同期比99.1%減)となりました。これは主に、長期借入れによる収入1,128百万円、配当金の支払額483百万円、長期借入金の返済による支出323百万円、自己株式の取得による支出268百万円、リース債務の返済による支出48百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 ⅰ.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前年同期比(%) クラウドインテグレーション(千円)   6,870,753   135.3 システムインテグレーション(千円)   10,198,598   112.4 アウトソーシング (千円)   1,669,264   121.5 プロダクト (千円)   338,368   129.8 海外 (千円)   342,585   245.4 合計 (千円)   19,419,570   121.9 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 ⅱ.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) クラウドインテグレーション   9,712,585   135.6   291,486   98.3 システムインテグレーション   13,339,114   114.5   224,112   91.2 アウトソーシング   2,385,377   118.4   15,619   67.6 プロダクト   889,286   108.8   47,747   58.6 海外   542,273   244.9   -   - 合計   26,868,638   122.9   578,966   89.5 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 ⅲ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前年同期比(%) クラウドインテグレーション(千円)   9,717,655   134.6 システムインテグレーション(千円)   13,362,325   113.5 アウトソーシング (千円)   2,392,868   117.1 プロダクト (千円)   923,024   119.9 海外 (千円)   542,273   244.9 合計 (千円)   26,938,147   122.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ⅰ.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、26,938百万円(前年同期比22.3%増)となりました。これは主にクラウドインテグレーション事業で、ServiceNowやAWS、Google Cloud等でのアライアンス強化による利用支援の増加等に伴い、既存及び新規のエンドユーザーとの取引が増加するなどしたためであり、同事業の売上高は9,717百万円(前年同期比34.6%増)となりました。 (売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は19,434百万円(前年同期比21.9%増)となりました。これは主に、受注の拡大に伴う外注費や労務費の増加によるものです。また原価率について、高利益率であるServiceNowの受注が好調に推移したこと等により0.2ポイント改善した結果、売上総利益は7,503百万円(同23.2%増)となりました。 (販売費及び一般管理費並びに営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は5,285百万円(前年同期比19.6%増)となりました。これは主に事業拡大に向けた体制強化に伴う人件費や採用費、持株会社体制への移行準備やM&Aに伴う支払手数料等の増加によるものです。これらの結果、営業利益は2,218百万円(同32.8%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は受取手数料等により89百万円(前年同期比6.0%減)となりました。営業外費用は為替差損等により63百万円(同186.9%増)となりました。これらの結果、経常利益は2,244百万円(同28.7%増)となりました。 (特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益は発生なし(前年同期は22百万円の発生)となりました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,457百万円(同19.0%増)となりました。 また、2026年6月期の目標とする経営指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」をご参照下さい。 ⅱ.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べて3,699百万円増加し、13,628百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末と比べて2,569百万円増加し、10,735百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,591百万円、売掛金が491百万円増加したこと等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末と比べて1,129百万円増加し、2,892百万円となりました。これは主に、投資その他の資産のその他に含まれる保険積立金が297百万円、のれんが281百万円、繰延税金資産が249百万円、投資その他の資産のその他に含まれる長期前払費用が130百万円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比べて2,742百万円増加し、7,616百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末と比べて1,814百万円増加し、6,081百万円となりました。これは主に、未払法人税等が378百万円、未払費用が345百万円、その他に含まれる未払消費税等が303百万円、1年内返済予定の長期借入金が252百万円、買掛金が204百万円、未払金が113百万円増加したこと等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末と比べて928百万円増加し、1,534百万円となりました。これは主に、長期借入金が613百万円、その他に含まれる長期未払金が400百万円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて956百万円増加し、6,012百万円となりました。これは主に利益剰余金が974百万円増加したこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、労務費及び外注費等の製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資やM&A、新規及び機能の追加等によるソフトウエアの開発費用等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,985百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,119百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業運営等に関連する様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 経営戦略の現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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