概要
ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスは、2019年3月に設立された持株会社である。グループ全体で「成果追求型営業支援」を掲げ、アウトソーシング、人材派遣、EC・TC支援、ホールセールの4事業を展開する。2025年8月期の連結売上高は636億円、従業員数は1,411名。
持株会社体制と2つの中核子会社
当社は2019年3月、単独株式移転により株式会社ヒト・コミュニケーションズの完全親会社として設立された。設立直後の同年4月には現物配当により孫会社だった株式会社ビービーエフを直接子会社化し、ヒト・コミュニケーションズとビービーエフの2社を中核とする体制に移行。その後もM&Aを積極的に行い、2025年8月時点で連結子会社20社を擁する。子会社にはシステム開発のフィグニー、空港業務のFMG、オンライン接客のUsideUなどが含まれる。
売上高の4割を占めるアウトソーシング事業
アウトソーシング事業は2025年8月期に258億円の売上高を計上し、グループ全体の40.6%を占める。通信キャリアや家電メーカーから販売業務全体を請け負い、企画立案から接客、顧客フィードバックまで一括支援する。特徴は「業務運営事務局」をクライアントごとに設置し、専門研修を施したスタッフを配置する点にある。2023年7月には空港グランドハンドリングに強みを持つFMGを子会社化し、同事業の拡大を図っている。
ホールセールとEC・TC支援が成長牽引
ホールセール事業は2025年8月期に167億円(前年比30.6%増)と急成長し、グループ収益の26.2%を占める。サブカルチャーIPやインフルエンサーと協業したアパレル・雑貨の企画・卸売を行い、国内外の大手小売に供給する。一方、EC・TC支援事業は93億円(前年比14.1%減)と減収だが、ブランドのECサイト運営受託とテレビショッピング販売支援を成功報酬型で提供しており、レベニューシェアモデルが強みである。
人材派遣とその他周辺サービス
人材派遣事業は2025年8月期に88億円の売上高で、グループの13.8%を占める。アウトソーシング事業で培った販売ノウハウを活用し、通信・家電・旅行業界などへ販売スタッフや事務スタッフを派遣する。その他事業には、富裕層向けリムジンサービス(ジャパンリムジンサービス)、訪日旅行者向けランドオペレーティング(トライアングル)、システム開発(フィグニー)などが含まれ、売上高30億円を計上する。
業界の中での役割は営業支援及び人材サービスの提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01アウトソーシング事業主力
通信キャリアやメーカー等から販売業務全体を請負。企画立案から接客販売、顧客フィードバックまで一括支援。航空会社のグランドハンドリング業務も受託。
- 販売業務アウトソーシング
- 家電、スマートフォン、光回線等の販売・加入促進業務を一括受託。
- グランドハンドリング業務
- 航空機の地上支援業務(誘導、手荷物取扱い等)のアウトソーシング。
02人材派遣事業準主力
通信キャリア、メーカー、スーパー、旅行業者等へ販売スタッフや事務スタッフを派遣。アウトソーシング事業のノウハウを活用した教育研修が強み。
- 人材派遣サービス
- 家電販売、旅行添乗、営業事務など多種職種のスタッフ派遣。
03EC・TC支援事業副次
ブランドのECサイト運営受託およびテレビショッピング販売支援。商品企画、受注管理、配送までの一連業務をプラットフォーム提供。成功報酬型モデル。
- ECサイト運営受託
- ファッション・スポーツ領域を中心にオフィシャルECサイトの企画・運営・物流を一括支援。
- テレビショッピング販売支援
- テレビ通販会社向けに商品企画、生産管理、プレゼンテーション支援を提供。
04ホールセール事業副次
国内大手小売・海外大手小売向けに衣料品・雑貨等の企画・製造・卸売。ブランドやインフルエンサーと協業し差別化。
- 衣料品・雑貨の企画・卸売
- アパレル製品の企画デザインから製造、国内外小売への卸売。
製品と技術
販売業務アウトソーシングとグランドハンドリング
アウトソーシング事業の中核は、家電・スマートフォン・光回線などの販売業務を一括受託する「販売業務アウトソーシング」である。クライアントの販売戦略立案から接客、フィードバックまでを担当する。また、2023年以降は空港分野へ進出し、航空機の誘導や手荷物取扱いなどのグランドハンドリング業務を提供している。これらの業務は「業務運営事務局」が統括し、標準化された研修でスタッフを育成する。
ECサイト運営受託とテレビショッピング支援
EC・TC支援事業では、ブランドのオフィシャルECサイトの企画・開発、受注管理、物流までを一括代行する「ECサイト運営受託」を提供する。ファッション・スポーツ領域が中心で、売上に応じた成功報酬型(レベニューシェア)を採用する。加えて、テレビ通販会社向けに商品企画やプレゼンテーションを支援する「テレビショッピング販売支援」も手掛ける。
衣料品・雑貨の企画卸売とIP活用
ホールセール事業では、国内外の大手小売向けに衣料品や雑貨を企画・製造・卸売する。強みは、サブカルチャー系IPやインフルエンサーとの協業による差別化である。具体的には、アニメやゲームのライセンスを活用した「推し活グッズ」の開発などが好調で、2025年8月期の同事業売上高は167億円とグループ第2の収益源となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材派遣・紹介で中堅、収益性低めで改善途上
ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスはサービス業(人材派遣・紹介)に属し、売上高は約600億円台で安定しているが、2024年8月期には前年比で減少。営業利益率は2.7%と低く、業界内では収益性の低さが課題。同業のジンジブやイシンなども小規模な新興企業であり、それらと比べると売上規模では優位だが、利益率では大きな差はない。業界全体として人手不足を背景に需要は堅調だが、競争激化により単価低下や採用コスト増が収益を圧迫している。2025年8月期には売上回復と利益率改善が見込まれるが、依然低水準。
強み
- 売上高600億円超と中堅規模で、一定の市場シェアと顧客基盤を有する。
- 人手不足を背景に人材サービス需要は高く、追い風となる事業環境にある。
- 営業利益率が2023年8月期のマイナスから2025年8月期には3.9%へと回復見込み。
- ジンジブやイシンなど時価総額の小さい同業に対し、売上規模で上回る。
課題
- 営業利益率が3%前後と低く、コスト管理や付加価値向上が急務。
- 2024年8月期に売上高が前年比で減少、事業の安定性に懸念。
- 人材業界は競争が激しく、単価下落や採用費増で利益を圧迫されやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
IT・SaaSの時価総額近傍。太字がヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4053Sun Asterisk | 176億円 | 37.1倍 |
| 2 | 2335キューブシステム | 175億円 | 10.8倍 |
| 3 | 6572オープングループ | 172億円 | 25.1倍 |
| 4 | 4813ACCESS | 170億円 | — |
| 5 | 2410キャリアデザインセンター | 157億円 | 13.1倍 |
| 6 | 4433ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス | 155億円 | 32.9倍 |
| 7 | 3916デジタル・インフォメーション・テクノロジー | 147億円 | 13.4倍 |
| 8 | 4396システムサポートホールディングス | 146億円 | 15.6倍 |
| 9 | 3657ポールトゥウィンホールディングス | 140億円 | — |
| 10 | 9658ビジネスブレイン太田昭和 | 127億円 | 11.9倍 |
| 11 | 2130メンバーズ | 122億円 | 9.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。
会社の歴史
沿革 8件
株式移転による持株会社設立と子会社再編
2019年3月、株式会社ヒト・コミュニケーションズが単独株式移転を実施し、当社を設立。同月に現物配当により孫会社のビービーエフを直接子会社化し、中核子会社2社体制へ移行した。この再編により、グループの経営管理と事業会社の専門性向上を図る持株会社体制が確立された。
訪日需要を見据えたトライアングル買収
2019年6月、連結子会社ヒト・コミュニケーションズがランドオペレーティング事業に強みを持つ株式会社トライアングルの株式を取得し子会社化。訪日外国人旅行者向けサービスの強化が目的で、以降、グループのインバウンド関連事業の基盤となる。
デジタルマーケティング強化のためのM&A
2021年6月にはオンライン接客に強みを持つUsideUを、2023年6月にはシステム開発のフィグニーをそれぞれ子会社化した。これにより、グループはヒューマン営業支援とデジタル営業支援を融合する「オムニチャネル営業支援」の機能を強化した。
空港事業への本格参入と拠点拡大
2023年7月、空港旅客事業と航空整備事業に強みを持つ株式会社FMGおよび株式会社fmgを子会社化。さらに2024年6月にはFMGの子会社として株式会社FMG Ramp Solutionsを設立し、ランプ事業(航空機の地上支援業務)へ本格的に進出した。これにより、グループの重点領域であるエアポート事業を拡大している。
プライム市場移行と直近の業績
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。直近の2025年8月期の売上高は636億円(前年比8.6%増)、営業利益25億円(同59.1%増)と回復基調にあるが、依然としてEC・TC支援事業の減収や販売系営業支援の伸び悩みが課題となっている。
年表8件を開く
2010年代
- 2019年3月創業株式会社ヒト・コミュニケーションズが単独株式移転の方法により当社を設立
- 2019年4月M&A現物配当の方法により当社の孫会社であった株式会社ビービーエフを直接子会社化し、株式会社ヒト・コミュニケーションズと株式会社ビービーエフの2社を中核子会社とする体制に移行。
- 2019年6月M&A訪日外国人旅行者向けサービスの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズがランドオペレーティング事業に強みをもつ株式会社トライアングルの株式を取得し子会社化
2020年代
- 2021年6月M&Aデジタルマーケティング分野のサービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズがオンライン接客に強みを持つ株式会社UsideUの株式を取得し子会社化
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
- 2023年6月M&Aデジタルマーケティング分野サービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ビービーエフがシステム開発に強みを持つフィグニー株式会社の株式を取得し子会社化
- 2023年7月M&A今後需要の拡大が見込まれる空港事業の強化のため、連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズが空港旅客事業、航空整備事業に強みをもつ株式会社FMG、株式会社fmgの株式を取得し子会社化
- 2024年6月今後需要の拡大が見込まれる空港におけるランプ事業への本格的進出のため、株式会社FMGの子会社として株式会社 FMG Ramp Solutions を設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
オムニチャネル営業支援の強化
ヒューマン営業支援とデジタル営業支援を融合したプラットフォームを活用し、リアルとバーチャルで付加価値の高いソリューションを提供する。
- 02
CVCを通じたスタートアップ連携
コーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンドを活用し、先進テクノロジー分野のスタートアップに出資・連携し、事業シナジーを創出する。
- 03
重点領域への経営資源集中
事業セクターを4領域に分類し、エアポート、ホールセール、デジタル営業支援、インバウンド・ツーリズムの重点領域に資源を集中投下する。
- 04
グループ経営の高度化
グループガバナンス強化による意思決定迅速化と経営効率化、次世代経営人材の登用・育成を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で1,411人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、6期前と比べて+159.8%。平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は11.1年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 319 | 39.9 | 5.6 | 704 | — |
| 2020年8月 | 701 | 44.4 | 5.8 | 827 | — |
| 2021年8月 | 719 | 44.7 | 7.5 | 859 | — |
| 2022年8月 | 749 | 45.6 | 8.2 | 821 | — |
| 2023年8月 | 755 | 44.4 | 10.1 | 1,274 | — |
| 2024年8月 | 719 | 47.4 | 11.2 | 1,405 | 114 |
| 2025年8月 | 828 | 48.5 | 11.1 | 1,411 | 177 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社16社(国内 16 / 海外 0、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ヒト・コミュニケーションズ(注)4,(注)5東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ビービーエフ(注)4,(注)5東京都千代田区 · 連結子会社議決権83.5%
- 国内株式会社ティーシーエイ(注)4大阪府大阪市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社WSS愛知県名古屋市中村区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ジャッツ東京都品川区 · 連結子会社議決権65.0%
- 国内SALES ROBOTICS株式会社(注)4東京都中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ブランチ・アウト(注)4,(注)5東京都渋谷区 · 連結子会社議決権83.5%
- 国内上海布藍綺国際貿易有限公司中華人民共和国上海市 · 連結子会社議決権83.5%
- 国内株式会社ジャパンリムジンサービス北海道網走郡大空町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社トライアングル東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社LOWCAL東京都渋谷区 · 連結子会社議決権83.5%
- 国内株式会社UsideU東京都豊島区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
- 株式会社FMG千葉県成田市100%
- 株式会社fmg千葉県成田市100%
- 株式会社FMG Ramp Solutions千葉県成田市100%
- フィグニー株式会社東京都新宿区84%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は636億円、営業利益は25億円。前期と比べると増収増益で、売上が+8.7%、利益が+56.3%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 623億円 | 636億円 |
| 営業利益 | 12億円 | 25億円 |
| 純利益 | 2億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥37.5 | ¥37.5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は164億円、営業利益は4億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+11.6%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 158 | 9 | 5.7 | 5 |
| 2023年4Q | 147 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 158 | 9 | 5.7 | 4 |
| 2024年2Q | 140 | 4 | 2.9 | 1 |
| 2024年3Q | 147 | 2 | 1.4 | −1 |
| 2024年4Q | 140 | 1 | 0.7 | −4 |
| 2025年2Q | 309 | 13 | 4.2 | 6 |
| 2025年4Q | 327 | 12 | 3.7 | 3 |
| 2026年2Q | 311 | 7 | 2.3 | 2 |
| 2026年3Q | 164 | 4 | 2.4 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年8月期からの7期で、売上は638億円から636億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.9%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社ヒト・コミュニケーションズが単独株式移転の方法により当社を設立 | |||||
| 2019年8月 | 638 | — | 30 | — | 17 |
| 2020年8月 | 715 | — | 34 | — | 14 |
| デジタルマーケティング分野のサービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズがオンライン接客に強みを持つ株式会社UsideUの株式を取得し子会社化 | |||||
| 2021年8月 | 842 | — | 51 | — | 28 |
| 2022年8月 | 641 | — | 58 | — | 32 |
| デジタルマーケティング分野サービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ビービーエフがシステム開発に強みを持つフィグニー株式会社の株式を取得し子会社化 | |||||
| 2023年8月 | 640 | — | 43 | — | 19 |
| 今後需要の拡大が見込まれる空港におけるランプ事業への本格的進出のため、株式会社FMGの子会社として株式会社 FMG Ramp Solutions を設立 | |||||
| 2024年8月 | 585 | 16 | 15 | 2.7 | 0 |
| 2025年8月 | 636 | 25 | 25 | 3.9 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高636億円のうち、営業利益として残るのは25億円で3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.7%507億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.4%104億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%25億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年8月期は営業CFが34億円、投資CFが−36億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は117億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 25 | −34 | 18 | −9 | 68 |
| 2020年8月 | 37 | −5 | −13 | 32 | 87 |
| 2021年8月 | 31 | −12 | −10 | 19 | 96 |
| 2022年8月 | 53 | −6 | −12 | 47 | 131 |
| 2023年8月 | 25 | −53 | 57 | −28 | 161 |
| 2024年8月 | 10 | −12 | −20 | −2 | 139 |
| 2025年8月 | 34 | −36 | −20 | −2 | 117 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年8月期の総資産は408億円。このうち返さなくてよい自己資本が189億円で、自己資本比率は42.6%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 245 | 114 | 131 | 43.9 |
| 2020年8月 | 275 | 124 | 151 | 42.4 |
| 2021年8月 | 312 | 149 | 163 | 45.2 |
| 2022年8月 | 342 | 179 | 163 | 49.4 |
| 2023年8月 | 426 | 191 | 235 | 42.0 |
| 2024年8月 | 401 | 186 | 215 | 43.0 |
| 2025年8月 | 408 | 189 | 219 | 42.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中109位あたり、逆に低いのはROEで534社中433位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥866で、1年前と比べて-18.1%。過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 32.9倍 |
| PER (会社予想) | 101.6倍 |
| PBR | 1.53倍 |
| 配当利回り | 4.33% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+5.3%上昇し、25日線(874円)を上回る。週足は75日線(868円)も上抜け、中期的なトレンドは改善傾向。52週高値(1188円)からは24.4%低いが、52週安値(813円)からは10.5%高い位置。出来高は増加傾向にあり、底打ち感が出ている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER34.1倍は同業界平均22.4倍を上回り、将来予想PERは105.4倍と極端に高い。PBR1.59倍は平均3.16倍を下回り割安感があるが、ROE4.9%は低く収益力に懸念。配当利回り4.18%は平均2.75%を上回る好配当だが、業績低迷が続けば持続性に不安があります。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 32.9倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 101.6倍 | — |
| PBR | 1.53倍 | 3.51倍 |
| ROE | 4.9% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
人手不足を背景に需要は堅調だが、競争激化とコスト上昇で収益性が低下。強気派は、2025年8月期の増収・営業増益見通しと、高配当利回り(4.18%)を評価。弱気派は、直近期は営業利益率2.74%と低く、減収減益が続いており、リストラ効果が限定的で、中期的な成長ドライバーが見えないと指摘。PER34倍は割高感。
- 人手不足の追い風
国内労働人口減少で人材サービス需要は構造的に強い。
- 収益回復見通し
今期は営業利益率3.93%と改善見込みで、減益からの反転。
- 高配当利回り
4.18%の配当利回りはインカム需要を取り込める。
- 営業利益回復基調2025年8月期影響強
FY2025/8営業利益25億円(前期比+56%)、コスト削減効果
- 配当利回り4.18%の高水準継続影響中
安定配当維持でインカム投資家に支持、下支え要因
- 人材派遣需要の回復2025年下期影響中
売上高636億円(+8.7%)、人材不足で派遣需要堅調
- 自己株式取得の可能性次回決算影響弱
キャッシュフロー改善で自社株買い期待、EPS向上
- 低収益性の常態化
営業利益率が2-4%程度と低く、コスト上昇で改善しにくい。
- 競争の激化
同業他社との価格競争で派遣単価の伸びが限定的。
- バリュエーションの割高感
PER34倍は同業平均比で割高であり、成長鈍化を考慮すると正当化しにくい。
- 予想PER105倍のバリュエーション懸念不定影響強
フォワードPER105倍は割高、業績悪化で株価調整リスク大
- 収益変動の大きさ継続影響中
FY2024/8純利益0億円、外部環境で収益急変
- 競争激化による単価下落通年影響中
人材業界の競争激化で派遣単価下落、利益率低下
- 株主還元の持続性次回株主総会影響弱
配当性向高く、業績悪化時減配リスク
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を測る最も重要な指標。
- 売上高成長率
- 需要の強さとシェア拡大の成否を確認。
- 人材稼働率
- 派遣スタッフの稼働状況が収益に直結。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり37.5円で、前期から+5.7%。いまの株価に対する利回りは4.33%。増配か配当維持が6年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 19 | — | 67.4 |
| 2020年8月 | 21 | 10.8 | 115.3 |
| 2021年8月 | 25 | 19.5 | 102.1 |
| 2022年8月 | 30 | 22.4 | 109.8 |
| 2023年8月 | 31 | 3.3 | 77.1 |
| 2024年8月 | 35 | 12.9 | 133.8 |
| 2025年8月 | 37 | 5.7 | 58.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥37.5
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ15,965人。区分でいちばん多いのは金融機関で57.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.9%を占め、残る30.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年8月% | 2021年8月% | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 70.5 | 69.2 | 66.8 | 67.7 | 60.4 | 57.6 |
| 個人・その他 | 10.8 | 8.9 | 8.6 | 10.6 | 16.2 | 19.9 |
| 事業法人 | 11.9 | 12.0 | 12.1 | 12.0 | 12.0 | 12.2 |
| 外国法人 | 5.6 | 9.3 | 11.6 | 8.9 | 10.1 | 8.2 |
| 証券会社 | 1.1 | 0.7 | 0.8 | 0.7 | 1.3 | 2.0 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 野村信託銀行株式会社(信託口2052116) | 30.92 |
| 02 | 株式会社ダッチパートナーズ | 11.84 |
| 03 | みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託0700026 | 9.77 |
| 04 | 管理信託(A001)受託者 株式会社SMBC信託銀行 | 7.98 |
| 05 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 5.50 |
| 06 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.11 |
| 07 | 三井住友信託銀行株式会社(信託口 甲1号) | 2.23 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.07 |
| 09 | 安井 豊明 | 1.18 |
| 10 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.97 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21新井 隆二新規の大量保有報告62.74%-0.01pt
- 2026-08-20アイキュー・イーキュー・ファンド・マネジメント(シンガポール)プライベート・リミテッド(IQ EQ Fund Management (Singapore) Private Limited)新規の大量保有報告4.36%-1.00pt
- 2026-06-26ゴーディアン・キャピタル・シンガポール・プライベート・リミテッド(Gordian Capital Singapore Private Limited)新規の大量保有報告5.36%-1.01pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−50%、1株純資産は7期で+62%。直近期のROEは4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | 96 | 602 | 17.2 | 16.6 | 67.4 |
| 2020年8月 | 77 | 652 | 12.2 | 14.3 | 115.3 |
| 2021年8月 | 156 | 789 | 21.6 | 11.8 | 102.1 |
| 2022年8月 | 181 | 948 | 20.8 | 9.6 | 109.8 |
| 2023年8月 | 106 | 1,002 | 10.8 | 13.2 | 77.1 |
| 2024年8月 | −2 | 966 | −0.2 | — | 133.8 |
| 2025年8月 | 48 | 974 | 4.9 | 23.2 | 58.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/8期の役員報酬は総額87百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 安井豊明 | 代表取締役社長 グループCEO | 61 | 210,700 |
| 福原直通 | 常務取締役CFO | 62 | — |
| 田村淳 | 取締役 | 51 | — |
| 鳥越靖司 | 取締役 | 71 | — |
| 森忠嗣 | 取締役 | 62 | 100 |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 49 | 11 | 60 | 20 |
| 社外取締役 | 7 | 27 | 0 | 27 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,505字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,644字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,415字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,709字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第8期(2025/09/01-2026/02/28)2026-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-27
- 半期報告書半期報告書-第7期(2024/09/01-2025/02/28)2025-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-16
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-15
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-13
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-13
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第4期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-30
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