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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス

HITO-Communications Holdings,Inc.4433 · Prime · サービス業

通信キャリアやメーカー向けに、アウトソーシングと人材派遣で営業支援を展開。

概要

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスは、2019年3月に設立された持株会社である。グループ全体で「成果追求型営業支援」を掲げ、アウトソーシング、人材派遣、EC・TC支援、ホールセールの4事業を展開する。2025年8月期の連結売上高は636億円、従業員数は1,411名。

持株会社体制と2つの中核子会社

当社は2019年3月、単独株式移転により株式会社ヒト・コミュニケーションズの完全親会社として設立された。設立直後の同年4月には現物配当により孫会社だった株式会社ビービーエフを直接子会社化し、ヒト・コミュニケーションズとビービーエフの2社を中核とする体制に移行。その後もM&Aを積極的に行い、2025年8月時点で連結子会社20社を擁する。子会社にはシステム開発のフィグニー、空港業務のFMG、オンライン接客のUsideUなどが含まれる。

売上高の4割を占めるアウトソーシング事業

アウトソーシング事業は2025年8月期に258億円の売上高を計上し、グループ全体の40.6%を占める。通信キャリアや家電メーカーから販売業務全体を請け負い、企画立案から接客、顧客フィードバックまで一括支援する。特徴は「業務運営事務局」をクライアントごとに設置し、専門研修を施したスタッフを配置する点にある。2023年7月には空港グランドハンドリングに強みを持つFMGを子会社化し、同事業の拡大を図っている。

ホールセールとEC・TC支援が成長牽引

ホールセール事業は2025年8月期に167億円(前年比30.6%増)と急成長し、グループ収益の26.2%を占める。サブカルチャーIPやインフルエンサーと協業したアパレル・雑貨の企画・卸売を行い、国内外の大手小売に供給する。一方、EC・TC支援事業は93億円(前年比14.1%減)と減収だが、ブランドのECサイト運営受託とテレビショッピング販売支援を成功報酬型で提供しており、レベニューシェアモデルが強みである。

人材派遣とその他周辺サービス

人材派遣事業は2025年8月期に88億円の売上高で、グループの13.8%を占める。アウトソーシング事業で培った販売ノウハウを活用し、通信・家電・旅行業界などへ販売スタッフや事務スタッフを派遣する。その他事業には、富裕層向けリムジンサービス(ジャパンリムジンサービス)、訪日旅行者向けランドオペレーティング(トライアングル)、システム開発(フィグニー)などが含まれ、売上高30億円を計上する。

業界の中での役割は営業支援及び人材サービスの提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
636億円
営業利益
25億円
営業利益率
3.9%
純利益
9億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01アウトソーシング事業主力

通信キャリアやメーカー等から販売業務全体を請負。企画立案から接客販売、顧客フィードバックまで一括支援。航空会社のグランドハンドリング業務も受託。

主な製品・サービス2
販売業務アウトソーシング
家電、スマートフォン、光回線等の販売・加入促進業務を一括受託。
グランドハンドリング業務
航空機の地上支援業務(誘導、手荷物取扱い等)のアウトソーシング。

02人材派遣事業準主力

通信キャリア、メーカー、スーパー、旅行業者等へ販売スタッフや事務スタッフを派遣。アウトソーシング事業のノウハウを活用した教育研修が強み。

主な製品・サービス1
人材派遣サービス
家電販売、旅行添乗、営業事務など多種職種のスタッフ派遣。

03EC・TC支援事業副次

ブランドのECサイト運営受託およびテレビショッピング販売支援。商品企画、受注管理、配送までの一連業務をプラットフォーム提供。成功報酬型モデル。

主な製品・サービス2
ECサイト運営受託
ファッション・スポーツ領域を中心にオフィシャルECサイトの企画・運営・物流を一括支援。
テレビショッピング販売支援
テレビ通販会社向けに商品企画、生産管理、プレゼンテーション支援を提供。

04ホールセール事業副次

国内大手小売・海外大手小売向けに衣料品・雑貨等の企画・製造・卸売。ブランドやインフルエンサーと協業し差別化。

主な製品・サービス1
衣料品・雑貨の企画・卸売
アパレル製品の企画デザインから製造、国内外小売への卸売。

製品と技術

販売業務アウトソーシングとグランドハンドリング

アウトソーシング事業の中核は、家電・スマートフォン・光回線などの販売業務を一括受託する「販売業務アウトソーシング」である。クライアントの販売戦略立案から接客、フィードバックまでを担当する。また、2023年以降は空港分野へ進出し、航空機の誘導や手荷物取扱いなどのグランドハンドリング業務を提供している。これらの業務は「業務運営事務局」が統括し、標準化された研修でスタッフを育成する。

ECサイト運営受託とテレビショッピング支援

EC・TC支援事業では、ブランドのオフィシャルECサイトの企画・開発、受注管理、物流までを一括代行する「ECサイト運営受託」を提供する。ファッション・スポーツ領域が中心で、売上に応じた成功報酬型(レベニューシェア)を採用する。加えて、テレビ通販会社向けに商品企画やプレゼンテーションを支援する「テレビショッピング販売支援」も手掛ける。

衣料品・雑貨の企画卸売とIP活用

ホールセール事業では、国内外の大手小売向けに衣料品や雑貨を企画・製造・卸売する。強みは、サブカルチャー系IPやインフルエンサーとの協業による差別化である。具体的には、アニメやゲームのライセンスを活用した「推し活グッズ」の開発などが好調で、2025年8月期の同事業売上高は167億円とグループ第2の収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣・紹介で中堅、収益性低めで改善途上

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスはサービス業(人材派遣・紹介)に属し、売上高は約600億円台で安定しているが、2024年8月期には前年比で減少。営業利益率は2.7%と低く、業界内では収益性の低さが課題。同業のジンジブやイシンなども小規模な新興企業であり、それらと比べると売上規模では優位だが、利益率では大きな差はない。業界全体として人手不足を背景に需要は堅調だが、競争激化により単価低下や採用コスト増が収益を圧迫している。2025年8月期には売上回復と利益率改善が見込まれるが、依然低水準。

強み

  • 売上高600億円超と中堅規模で、一定の市場シェアと顧客基盤を有する。
  • 人手不足を背景に人材サービス需要は高く、追い風となる事業環境にある。
  • 営業利益率が2023年8月期のマイナスから2025年8月期には3.9%へと回復見込み。
  • ジンジブやイシンなど時価総額の小さい同業に対し、売上規模で上回る。

課題

  • 営業利益率が3%前後と低く、コスト管理や付加価値向上が急務。
  • 2024年8月期に売上高が前年比で減少、事業の安定性に懸念。
  • 人材業界は競争が激しく、単価下落や採用費増で利益を圧迫されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14053Sun Asterisk176億円37.1倍
22335キューブシステム175億円10.8倍
36572オープングループ172億円25.1倍
44813ACCESS170億円
52410キャリアデザインセンター157億円13.1倍
64433ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス155億円32.9倍
73916デジタル・インフォメーション・テクノロジー147億円13.4倍
84396システムサポートホールディングス146億円15.6倍
93657ポールトゥウィンホールディングス140億円
109658ビジネスブレイン太田昭和127億円11.9倍
112130メンバーズ122億円9.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 8件

株式移転による持株会社設立と子会社再編

2019年3月、株式会社ヒト・コミュニケーションズが単独株式移転を実施し、当社を設立。同月に現物配当により孫会社のビービーエフを直接子会社化し、中核子会社2社体制へ移行した。この再編により、グループの経営管理と事業会社の専門性向上を図る持株会社体制が確立された。

訪日需要を見据えたトライアングル買収

2019年6月、連結子会社ヒト・コミュニケーションズがランドオペレーティング事業に強みを持つ株式会社トライアングルの株式を取得し子会社化。訪日外国人旅行者向けサービスの強化が目的で、以降、グループのインバウンド関連事業の基盤となる。

デジタルマーケティング強化のためのM&A

2021年6月にはオンライン接客に強みを持つUsideUを、2023年6月にはシステム開発のフィグニーをそれぞれ子会社化した。これにより、グループはヒューマン営業支援とデジタル営業支援を融合する「オムニチャネル営業支援」の機能を強化した。

空港事業への本格参入と拠点拡大

2023年7月、空港旅客事業と航空整備事業に強みを持つ株式会社FMGおよび株式会社fmgを子会社化。さらに2024年6月にはFMGの子会社として株式会社FMG Ramp Solutionsを設立し、ランプ事業(航空機の地上支援業務)へ本格的に進出した。これにより、グループの重点領域であるエアポート事業を拡大している。

プライム市場移行と直近の業績

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場に移行した。直近の2025年8月期の売上高は636億円(前年比8.6%増)、営業利益25億円(同59.1%増)と回復基調にあるが、依然としてEC・TC支援事業の減収や販売系営業支援の伸び悩みが課題となっている。

年表8件を開く

2010年代

  • 2019年3月創業株式会社ヒト・コミュニケーションズが単独株式移転の方法により当社を設立
  • 2019年4月M&A現物配当の方法により当社の孫会社であった株式会社ビービーエフを直接子会社化し、株式会社ヒト・コミュニケーションズと株式会社ビービーエフの2社を中核子会社とする体制に移行。
  • 2019年6月M&A訪日外国人旅行者向けサービスの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズがランドオペレーティング事業に強みをもつ株式会社トライアングルの株式を取得し子会社化

2020年代

  • 2021年6月M&Aデジタルマーケティング分野のサービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズがオンライン接客に強みを持つ株式会社UsideUの株式を取得し子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年6月M&Aデジタルマーケティング分野サービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ビービーエフがシステム開発に強みを持つフィグニー株式会社の株式を取得し子会社化
  • 2023年7月M&A今後需要の拡大が見込まれる空港事業の強化のため、連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズが空港旅客事業、航空整備事業に強みをもつ株式会社FMG、株式会社fmgの株式を取得し子会社化
  • 2024年6月今後需要の拡大が見込まれる空港におけるランプ事業への本格的進出のため、株式会社FMGの子会社として株式会社 FMG Ramp Solutions を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    オムニチャネル営業支援の強化

    ヒューマン営業支援とデジタル営業支援を融合したプラットフォームを活用し、リアルとバーチャルで付加価値の高いソリューションを提供する。

  2. 02

    CVCを通じたスタートアップ連携

    コーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンドを活用し、先進テクノロジー分野のスタートアップに出資・連携し、事業シナジーを創出する。

  3. 03

    重点領域への経営資源集中

    事業セクターを4領域に分類し、エアポート、ホールセール、デジタル営業支援、インバウンド・ツーリズムの重点領域に資源を集中投下する。

  4. 04

    グループ経営の高度化

    グループガバナンス強化による意思決定迅速化と経営効率化、次世代経営人材の登用・育成を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で1,411人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は828万円で、6期前と比べて+159.8%平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は11.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年8月31939.95.6704
2020年8月70144.45.8827
2021年8月71944.77.5859
2022年8月74945.68.2821
2023年8月75544.410.11,274
2024年8月71947.411.21,405114
2025年8月82848.511.11,411177

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 16 / 海外 0、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都豊島区1,638百万円
アウトソーシング事業
伊賀営業所 — 三重県伊賀市1,038百万円
アウトソーシング事業
本社 — 東京都千代田区765百万円
EC・TC支援事業
成田空港支店 — 千葉県成田市690百万円
アウトソーシング事業
関西空港支店(大阪府泉南市441百万円
アウトソーシング事業
千歳空港支店 — 北海道千歳市421百万円
アウトソーシング事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ヒト・コミュニケーションズ(注)4,(注)5
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビービーエフ(注)4,(注)5
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権83.5%
  • 国内
    株式会社ティーシーエイ(注)4
    大阪府大阪市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社WSS
    愛知県名古屋市中村区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジャッツ
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 国内
    SALES ROBOTICS株式会社(注)4
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ブランチ・アウト(注)4,(注)5
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権83.5%
  • 国内
    上海布藍綺国際貿易有限公司
    中華人民共和国上海市 · 連結子会社
    議決権83.5%
  • 国内
    株式会社ジャパンリムジンサービス
    北海道網走郡大空町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トライアングル
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社LOWCAL
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権83.5%
  • 国内
    株式会社UsideU
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • 株式会社FMG千葉県成田市100%
  • 株式会社fmg千葉県成田市100%
  • 株式会社FMG Ramp Solutions千葉県成田市100%
  • フィグニー株式会社東京都新宿区84%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は636億円営業利益25億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.7%、利益が+56.3%。

売上高
+8.7%
636億円
営業利益
+56.3%
25億円
純利益
9億円
営業利益率
3.9%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高623億円636億円
営業利益12億円25億円
純利益2億円9億円
1株あたり配当¥37.5¥37.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は164億円、営業利益は4億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+11.6%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q15895.75
2023年4Q147−1
2024年1Q15895.74
2024年2Q14042.91
2024年3Q14721.4−1
2024年4Q14010.7−4
2025年2Q309134.26
2025年4Q327123.73
2026年2Q31172.32
2026年3Q16442.41

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年8月期からの7期で、売上は638億円から636億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社ヒト・コミュニケーションズが単独株式移転の方法により当社を設立
2019年8月6383017
2020年8月7153414
デジタルマーケティング分野のサービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ヒト・コミュニケーションズがオンライン接客に強みを持つ株式会社UsideUの株式を取得し子会社化
2021年8月8425128
2022年8月6415832
デジタルマーケティング分野サービスラインナップの強化のため、当社の連結子会社である株式会社ビービーエフがシステム開発に強みを持つフィグニー株式会社の株式を取得し子会社化
2023年8月6404319
今後需要の拡大が見込まれる空港におけるランプ事業への本格的進出のため、株式会社FMGの子会社として株式会社 FMG Ramp Solutions を設立
2024年8月58516152.70
2025年8月63625253.99

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高636億円のうち、営業利益として残るのは25億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.7%507億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.4%104億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%25億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.6pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.6pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.9pt
4.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年8月期は営業CFが34億円、投資CFが−36億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は117億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年8月25−3418−968
2020年8月37−5−133287
2021年8月31−12−101996
2022年8月53−6−1247131
2023年8月25−5357−28161
2024年8月10−12−20−2139
2025年8月34−36−20−2117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年8月期の総資産は408億円。このうち返さなくてよい自己資本が189億円で、自己資本比率は42.6%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年8月24511413143.9
2020年8月27512415142.4
2021年8月31214916345.2
2022年8月34217916349.4
2023年8月42619123542.0
2024年8月40118621543.0
2025年8月40818921942.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
121億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
169億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
219億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中109位あたり、逆に低いのはROE534社中433位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥866で、1年前と比べて-18.1%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥866-0.7%1ヶ月+0.6%1年-18.1%時価総額155億円
過去52週の値幅
安値¥813高値¥1,144

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)32.9倍
PER (会社予想)101.6倍
PBR1.53倍
配当利回り4.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+5.3%上昇し、25日線(874円)を上回る。週足は75日線(868円)も上抜け、中期的なトレンドは改善傾向。52週高値(1188円)からは24.4%低いが、52週安値(813円)からは10.5%高い位置。出来高は増加傾向にあり、底打ち感が出ている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER34.1倍は同業界平均22.4倍を上回り、将来予想PERは105.4倍と極端に高い。PBR1.59倍は平均3.16倍を下回り割安感があるが、ROE4.9%は低く収益力に懸念。配当利回り4.18%は平均2.75%を上回る好配当だが、業績低迷が続けば持続性に不安があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)32.9倍23.4倍
PER (予想)101.6倍
PBR1.53倍3.51倍
ROE4.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足を背景に需要は堅調だが、競争激化とコスト上昇で収益性が低下。強気派は、2025年8月期の増収・営業増益見通しと、高配当利回り(4.18%)を評価。弱気派は、直近期は営業利益率2.74%と低く、減収減益が続いており、リストラ効果が限定的で、中期的な成長ドライバーが見えないと指摘。PER34倍は割高感。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    国内労働人口減少で人材サービス需要は構造的に強い。

  • 収益回復見通し

    今期は営業利益率3.93%と改善見込みで、減益からの反転。

  • 高配当利回り

    4.18%の配当利回りはインカム需要を取り込める。

  • 営業利益回復基調2025年8月期影響

    FY2025/8営業利益25億円(前期比+56%)、コスト削減効果

  • 配当利回り4.18%の高水準継続影響

    安定配当維持でインカム投資家に支持、下支え要因

  • 人材派遣需要の回復2025年下期影響

    売上高636億円(+8.7%)、人材不足で派遣需要堅調

  • 自己株式取得の可能性次回決算影響

    キャッシュフロー改善で自社株買い期待、EPS向上

マイナスに働く材料7
  • 低収益性の常態化

    営業利益率が2-4%程度と低く、コスト上昇で改善しにくい。

  • 競争の激化

    同業他社との価格競争で派遣単価の伸びが限定的。

  • バリュエーションの割高感

    PER34倍は同業平均比で割高であり、成長鈍化を考慮すると正当化しにくい。

  • 予想PER105倍のバリュエーション懸念不定影響

    フォワードPER105倍は割高、業績悪化で株価調整リスク大

  • 収益変動の大きさ継続影響

    FY2024/8純利益0億円、外部環境で収益急変

  • 競争激化による単価下落通年影響

    人材業界の競争激化で派遣単価下落、利益率低下

  • 株主還元の持続性次回株主総会影響

    配当性向高く、業績悪化時減配リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の進捗を測る最も重要な指標。
売上高成長率
需要の強さとシェア拡大の成否を確認。
人材稼働率
派遣スタッフの稼働状況が収益に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり37.5で、前期から+5.7%いまの株価に対する利回りは4.33%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥37.5
1株あたり
配当利回り
4.33%
いまの株価に対して
配当性向
58.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年8月1967.4
2020年8月2110.8115.3
2021年8月2519.5102.1
2022年8月3022.4109.8
2023年8月313.377.1
2024年8月3512.9133.8
2025年8月375.758.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥37.5

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ15,965人。区分でいちばん多いのは金融機関57.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.9%を占め、残る30.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
金融機関70.569.266.867.760.457.6
個人・その他10.88.98.610.616.219.9
事業法人11.912.012.112.012.012.2
外国法人5.69.311.68.910.18.2
証券会社1.10.70.80.71.32.0
自己株式0.30.30.30.30.30.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01野村信託銀行株式会社(信託口2052116)30.92
02株式会社ダッチパートナーズ11.84
03みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託07000269.77
04管理信託(A001)受託者 株式会社SMBC信託銀行7.98
05GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.50
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.11
07三井住友信託銀行株式会社(信託口 甲1号)2.23
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.07
09安井 豊明1.18
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.97

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-21
    新井 隆二
    新規の大量保有報告
    62.74%
    -0.01pt
  • 2026-08-20
    アイキュー・イーキュー・ファンド・マネジメント(シンガポール)プライベート・リミテッド(IQ EQ Fund Management (Singapore) Private Limited)
    新規の大量保有報告
    4.36%
    -1.00pt
  • 2026-06-26
    ゴーディアン・キャピタル・シンガポール・プライベート・リミテッド(Gordian Capital Singapore Private Limited)
    新規の大量保有報告
    5.36%
    -1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−50%、1株純資産は7期で+62%。直近期のROEは4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年8月9660217.216.667.4
2020年8月7765212.214.3115.3
2021年8月15678921.611.8102.1
2022年8月18194820.89.6109.8
2023年8月1061,00210.813.277.1
2024年8月−2966−0.2133.8
2025年8月489744.923.258.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/8期の役員報酬は総額87百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
安井豊明代表取締役社長 グループCEO61210,700
福原直通常務取締役CFO62
田村淳取締役51
鳥越靖司取締役71
森忠嗣取締役62100

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)349116020
社外取締役7270274

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,505字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、2019年3月1日に単独株式移転により株式会社ヒト・コミュニケーションズの完全親会社である持株会社として設立され、グループ会社の経営管理及びそれに付帯または関連する業務を行っております。なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社の完全子会社となる株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び株式会社ビービーエフの中核子会社2社及びその他関係会社20社(連結子会社(株式会社ブランチ・アウト、上海布藍綺国際貿易有限公司、株式会社ティーシーエイ、株式会社ジャッツ、株式会社WSS、株式会社ジャパンリムジンサービス、SALES ROBOTICS株式会社、株式会社トライアングル、株式会社LOWCAL、株式会社UsideU,株式会社FMG、株式会社fmg、株式会社FMG Ramp Solutions、フィグニー株式会社)、非連結子会社(ワークシフト・ソリューションズ株式会社、株式会社伊賀市にぎわいパートナーズ、株式会社BLUE HANDLING、株式会社スクワッド、株式会社津森千里デザインスタジオ、株式会社ティー・シィー)は、「成果追求型営業支援企業」として、アウトソーシング事業、人材派遣事業、EC・TC支援事業、ホールセール事業を主要な事業として行っております。 グループ各社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1) アウトソーシング事業 業務委託契約に基づいたアウトソーシング事業では、通信キャリアやメーカー等から一連の業務全体を受託(業務請負)しております。具体的には、販売戦略の企画立案、マーケティング、販売体制の構築、人員の手配、教育研修、接客販売業務、販売管理、スタッフ管理、顧客ニーズのフィードバックです。また、新規領域として航空会社からグランドハンドリング業務を受託しております。 アウトソーシング事業につきましては、株式会社ヒト・コミュニケーションズ、株式会社ティーシーエイ、株式会社ジャッツ、株式会社WSS、SALES ROBOTICS株式会社、株式会社FMG、株式会社fmg及び株式会社FMG Ramp Solutionsが行っております。 当該事業における業務内容は以下のとおりです。 業務内容 ・スマートフォン、携帯電話等の販売・固定通信回線(光回線等)への加入促進・大型テレビ、デジタルレコーダー、タブレット端末等の販売・生活家電(エアコン、冷蔵庫、洗濯機等)の販売・生鮮食料品やコスメティック・ファッションの販売・システムを用いた顧客情報の獲得及びコールセンターを活用したインサイド セールス・訪日外国人向け人材サービス、免税カウンター、空港内における各種人材 サービス・バスガイド・展示会、コンベンション、スポーツイベント等の運営・キャッシュレス決済導入を中心とする訪問販売営業支援・訪日外国人向け多言語コールセンター他・グランドハンドリング業務(航空機が空港に到着してから出発するまでの 地上支援業務・航空機の誘導・旅客の搭乗手続や案内、手荷物・貨物の搭 降載など)・航空機整備事業 (業務請負とは) 業務請負とは、請負事業者(受託会社)が、委託会社から受託した業務を遂行することを指します。人材派遣との違いは、委託会社と労働者の間に指揮命令関係が生じない点にあります。なお、ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社は業務委託契約に基づき委託会社から請負料金を受領し、スタッフに対しては雇用契約に基づく人件費の支払いを行っております。請負料金については、見積工数より積算した金額を提示し、委託会社との交渉により決定しております。 株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社(受託会社)とスタッフ、クライアント(委託会社)の関係は次の図のようになります。 (株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社のアウトソーシング事業の特徴  ―  成果追求型営業支援) 株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社はクライアントの業績向上に貢献することを目的として業務の提供を行っており、それを「成果追求型営業支援」と呼んでおります。具体的には、以下の2つの業務を行うことにより、クライアントの営業を支援しております。 ① 販売の企画立案から販売体制の構築、販売後の顧客ニーズのフィードバックまでの一連の営業サポート業務 ② 研修により専門知識を備えたスタッフによる接客販売業務 また、成果追求型営業支援を支える体制として、(ⅰ)業務運営事務局の設置及び充実した(ⅱ) 教育・研修制度が挙げられます。 (ⅰ) 業務運営事務局 株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社は、アウトソーシング事業において販売等のサービス提供を行う際に、クライアントの課題・施策を共有し、解決するために「業務運営事務局」をクライアントごとに設置しております。当該事務局は、クライアントとの交渉窓口や販売等のサービス提供に関する施策の立案等を行う事務局長の下、各就業現場にてスタッフへの指示命令を行うディレクターを配置し、販売等のサービス提供に精通したスタッフから組成されています。各業務運営事務局は、スタッフの採用、研修制度の構築、販売等のカリキュラムの作成、就業現場のラウンディング(巡回)、クライアントへの販売等のサービス提供状況のフィードバック等、商品の販売、サービス提供に関する一連の業務を行っております。 それによりクライアントは、スタッフの管理負担及び教育負担の軽減が図れ、現場とマーケティング機能を分離することによる効率化等のメリットを享受することができ、クライアントの業績の向上につながっているものと考えております。 (ⅱ) 教育・研修制度 株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社では、オリジナルの販売カリキュラムの作成、販売研修の実施などスタッフに対する教育・研修制度を充実させております。 この教育・研修制度により、販売や営業の経験がない人材についても、標準化された研修を通じて実践に近い経験を積むことができます。また、就業後についても、経験不足、販売不振に陥りやすい1ヶ月目及び3ヶ月目にフォローアップ研修を実施しており、これが安定した就業実績につながっております。結果的に、クライアントの販売や営業業務及び収益の安定化に貢献しているものと考えております。 (2) 人材派遣事業 労働者派遣契約に基づいた人材派遣事業では、通信キャリア、メーカー、スーパー・GMS(総合スーパー)及び旅行業者等へ派遣先ニーズに応じたスタッフを派遣しております。 人材派遣事業につきましては、株式会社ヒト・コミュニケーションズ、株式会社ティーシーエイ、株式会社ジャッツ及び株式会社WSSが行っております。 当該事業における業務内容は以下のとおりです。 業務内容 ・スマートフォン、携帯電話等の販売・大型テレビ、デジタルレコーダー、タブレット端末等の販売・生活家電(エアコン、冷蔵庫、洗濯機等)の販売・生鮮食料品やコスメティック・ファッションの販売・国内旅行・海外旅行添乗、バスガイド・免税カウンター・コールセンター・営業事務、貿易事務、経理事務他 (人材派遣とは) 人材派遣とは、派遣元が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令のもと、派遣先事業所内で労働に従事させることを指します。直接雇用との違いは、派遣先・派遣元・派遣労働者の三者間の関係であり、雇用契約と指揮命令関係が分かれている点にあります。なお、株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社は労働者派遣契約に基づき派遣先より派遣料金を受領し、スタッフに対しては雇用契約に基づく人件費の支払いを行っております。派遣料金は人材派遣単価に派遣労働者の稼働時間を乗じて算出しております。 株式会社ヒト・コミュニケーションズ及び関係会社(派遣元)とスタッフ、クライアント(派遣先)の関係は次の図のようになります。 人材派遣事業においても、対象となる業務・顧客層はアウトソーシング事業と重複することが多いことから、アウトソーシング事業で培った販売ノウハウや教育・研修制度を活用し、成果追求型の営業支援を行っております。 (3) EC・TC支援事業 EC・TC支援事業は、Eコマース(EC)サイト運営受託業務、テレビショッピング販売支援業務の総称を示します。 ECサイト運営受託業務では、ブランド等のオフィシャルECサイトの企画・開発のみでなく、商品の受注管理、商品手配、配送、代金回収に至るまで、ECを行う上で必要になる一連の業務運営全体をプラットフォーム化し、各ブランド等の商品を消費者へ販売する事業を展開しております。各ブランド等のEC売上を継続して向上させるため、ブランド独自の世界観を表現できるようクライアントの要望に柔軟に応えることに加え、レベニューシェアによる成功報酬型の事業モデルで強固なパートナーシップ関係を築いております。 テレビショッピング販売支援業務では、テレビ通信販売会社とアパレルメーカーとの間に入り、ブランドの構築、商品企画、生産管理、オンエアの際のプレゼンテーションまで、テレビ通販に関する一連の業務を支援するサービスを提供しております。 EC・TC支援事業につきましては、株式会社ビービーエフが行っております。 業務内容 ・ファッション・スポーツ領域を中心としたECサイトの運営受託 ・テレビショッピング販売支援 (4) ホールセール事業 ホールセール事業では、国内大手小売店及び海外大手小売店に対し、衣料品・雑貨等の企画、デザイン、製造、生産管理、卸売の一連の業務を行っております。ブランドやコンテンツホルダー、インフルエンサーと協業し、他社との差別化を図ることにより、商品の付加価値を高めております。 ホールセール事業につきましては、株式会社ブランチ・アウト及び上海布藍綺国際貿易有限公司が行っております。 業務内容 ・衣料品・雑貨等の企画、デザイン、製造、生産管理、卸売、販売 (5) その他 その他は、主にシステム開発関連サービス、富裕層向けリムジンサービス、訪日外国人旅行者を対象としたランドオペレーティング業務、訪問介護やグループホーム経営等の社会福祉サービス及びオンライン接客サービスを実施しております。 その他につきましては、株式会社ヒト・コミュニケーションズ、株式会社ティーシーエイ、株式会社ジャパンリムジンサービス、SALES ROBOTICS株式会社、株式会社トライアングル、株式会社LOWCAL、株式会社UsideU及びフィグニー株式会社が行っております。 事業の系統図は以下の通りであります。
経営方針・対処すべき課題3,644字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針等 当社グループは、販売・営業・サービス分野に特化した「成果追求型営業支援」をビジネスモデルとして事業を展開しています。常にお客様の笑顔と満足を追求し、明るく活力ある社会の創出に貢献することを事業テーマとして取り組んでまいります。 近年、日本国内においては、少子高齢化・人口減経済の進展、ライフスタイルの多様化等を背景に、クライアント企業からは、販売実績等の成果追求だけではなく、販売効率の改善や生産性向上等を含んだ対応が求められております。さらに小売業界を中心として、実店舗とEコマースサイト等、複数の販売経路や顧客接点を有機的に連携させる「オムニチャネル」の強化に取り組む事業者が増加しています。 このような事業環境のなか、当社グループは、ヒューマン営業支援とデジタル営業支援の2つを掛け合わせた「オムニチャネル営業支援」プラットフォームを活用し、リアル(実店舗)とバーチャル(EC等無店舗)において付加価値の高いソリューションの提供に努めてまいります。 また、2020年1月にコーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンドを創設し、先進的なテクノロジー分野において今後の成長が見込まれるとともに、当社との事業シナジー創出を見込むことのできる有望なスタートアップ企業と出資関係を含めた連携を強化いたします。当社グループが有する営業支援プラットフォームにおけるヒト力(りょく)の活用を中心としたインキュベーション機能の発揮により、スタートアップ企業の育成・成長の拡大に寄与するとともに、シナジーの創出を通じて当社グループの価値向上を図る「Win-Win」の関係を構築することを目指します。 これらの取組みにより、「オムニチャネル営業支援」プラットフォームに進展著しいデジタルトランスフォーメーション等の要素を取り入れ、デジタル営業支援の機能を強化し、これまでにない「マーケティングの未来創造企業グループ」として事業領域の拡大と各事業会社が持つ専門性を高め、多様化する事業環境やクライアントニーズに応えていきます。 (2) 中長期的な会社の成長戦略 中長期的な経営戦略といたしまして当社グループは「ビジネスにおける具現化の伴走者」をテーマに、クライアントの様々なニーズに対し、当社グループの多様なサービスメニューと豊富なリソースの活用により支援することにより、お客様の成果追求に寄与してまいります。 具体的には、当社グループの事業セクターを①重点領域、②成長領域、③深化領域、④再編領域の4つに分類し、①重点領域に経営資源を集中投下することにより、強固な経営基盤を確立するとともに、②成長領域の事業も育成し持続的成長が可能な事業ポートフォリオを目指します。 ・事業セクターの定義について 事業セクター   事業概要 エアポート   空港グランドハンドリング事業、空港の制限区域内外における各種ラウンジ運営・物販・飲食・サービス分野等の店舗運営受託 ホールセール   サブカルチャー系のIPライセンスを活用したアパレル・推し活グッズ等の企画開発・製造・卸売り及び自社販売 デジタル営業支援   フルフィルメントによるECサイト運営受託、法人向けインサイドセールス、アバター接客サービス・コンタクトセンター受託等 インバウンド・ ツーリズム   インバウンド向け免税サポート・多言語対応支援、訪日旅行者向けランドオペレーティング及び国内・海外向け旅行添乗等 パブリック   地方自治体の観光施設を中心とした施設運営、PFIなどの地方創生事業への参画、国・地方自治体等への入札案件受託 ワークス   物流業界を中心に人手不足や短時間ニーズ等が顕在化している領域での業務受託等 スポーツ・エンタメ   各種プロスポーツチーム運営支援、アリーナ運営受託、万博・各種スポーツ国際大会等大型イベント運営支援等 販売系営業支援   通信・家電等の販売支援、スポーツ関連施設・GMS・ドラッグストア等でのラウンダー業務、外訪によるプッシュ型営業支援等 社会的要請 (コロナ等)   新型コロナウイルス感染症対策業務等(空港水際対策、ワクチン接種会場運営支援等) ・各領域の定義について ①重点領域 さらなる成長を見据え、経営資源を集中的に投下するセクター →エアポート、ホールセール、デジタル営業支援、インバウンド・ツーリズム ②成長領域 新たなビジネスモデルや市場開拓の可能性を模索するセクター →パブリック、ワークス、スポーツ・エンタメ ③深化領域 コスト効率化やオペレーション改善により、利益率の向上を目指す領域 →販売系営業支援 ④再編領域 緊急性の高い社会的要請については、今後も柔軟に対応する領域 →社会的要請による事業(コロナ対策事業等) セグメント別の経営戦略につきましては、以下のとおりです。 (アウトソーシング事業・人材派遣事業) 重点領域:エアポート、デジタル営業支援、インバウンド・ツーリズム エアポートにおいては、2030年までに6,000万人のインバウンドを受け入れる政府の方針に対応するため、全国主要空港に拠点・事業を展開しグランドハンドリングの旺盛な需要を取り込んでまいります。併せて高い専門性が要求されるランプ事業の拡大に注力いたします。 デジタル営業支援においては、インサイドセールス事業において、法人営業の生産性向上ニーズの取り込みに注力いたします。 インバウンド・ツーリズムにおいては旺盛な需要が見込まれる百貨店・ホテル等における営業支援の拡大、地方創生を絡めた全国自治体との連携強化に注力いたします。 (EC・TC支援事業) 重点領域:デジタル営業支援 デジタル営業支援においては、スポーツ・アパレル以外のECサイトの運営受託拡大、ECモール(Amazonマーケットプレイス、楽天市場等)の出展者支援領域への拡大に注力いたします。 (ホールセール事業) 重点領域:ホールセール ホールセールにおいては、若年層に人気のキャラクターIPライセンスを活用しアパレル以外の取扱商材の拡大、自社EC・海外向け輸出等の販路拡大、商品企画・開発力を活かしたコンサルティング領域への拡大に注力いたします。 (その他) 重点領域:インバウンド・ツーリズム インバウンド・ツーリズムにおいては、インバウンド6,000万人時代に向け、ランドオペレーティングの受注エリア(出発国)の拡大、富裕層向けリムジンサービスの拡充に注力いたします。 (3)対処すべき課題 当社グループは、前述の経営方針を踏まえ、特に以下の3点を重点課題として取り組んでまいります。 ①グループ経営の高度化 当社グループは、ヒューマン営業支援とデジタル営業支援の2つを掛け合わせた「オムニチャネル営業支援」プラットフォームを展開し、事業領域や事業規模が飛躍的に拡大しております。また連結子会社も2025年8月末時点で16社となり、今後更にグループ内の事業シナジーを最大化すべくグループ経営の高度化が急務であると考えております。 そのため当社グループでは持株会社である当社を中心にグループガバナンスの強化による意思決定の迅速化及び経営の効率化を推進するとともに、更なる事業拡大に向けて、次世代経営者人材の登用並びに育成による人材面での競争優位の確立に重点的に取り組んでまいります。 ②デジタル営業支援体制の強化 当社グループの主たるマーケットである販売・営業・サービス分野においては、人口減経済の進展、個人消費の伸び悩み、働き方改革と生産性向上、AI(人工知能)・ビッグデータの活用、実店舗(リアル)とEコマース等(バーチャル)の融合等、取り巻く事業環境が大きく変化しております。 当社グループにおいては、コーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンド等を活用したスタートアップ企業との資本業務提携やM&A、有望ベンチャー企業との業務提携による先端テクノロジーの活用などにより、デジタル営業支援機能を強化することで、多様化する事業環境に対して、先進的な営業ソリューションを提供してまいります。 ③優秀な人材確保と育成の推進 優秀な人材の確保と育成は当社グループの事業推進を支える重要な要素であります。生産性の向上やテクノロジーの進展等の環境変化に対応しうる即戦力となる人材や専門性の高い人材に対するニーズはますます高まっております。 このニーズに応えるため、引き続き現場力の強化に貢献するスタッフの確保に注力するとともに、EⅭサイト運営受託業務を中心とするデジタル営業支援分野の事業領域においても、優秀な人材を新入社員・中途社員を問わず採用し、社内外の研修等の活用、グループ内での人事交流等を積極的に実施し人材育成を推進してまいります。
事業等のリスク4,415字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業活動その他に関する主要なリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。当社グループの事業、業績及び財政状態は、かかるリスク要因のいずれによっても著しい悪影響を受ける可能性があります。なお、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年8月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)特定の業務分野への依存について 当社グループの2025年8月期において、全売上に対しアウトソーシング事業の売上構成比率は40.6%と高くなっており、また通信分野、エアポート分野のクライアントに取引が集中している傾向にあります。過度に依存することがないよう他の事業セグメントの取組み強化に加え、物流、観光、ストアサービス及びインバウンド等今後拡大が期待される分野への事業展開にも注力し、事業基盤の盤石化を図ってまいりますが、現在のアウトソーシング事業の需要が大幅に縮小した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2)スタッフの確保について 当社グループの事業における重要な要素の一つは優秀なスタッフの確保であります。現在、友人紹介キャンペーンなどのインセンティブ支払による人材の確保など各種施策を実施しておりますが、今後雇用情勢の変化などによりクライアントニーズに適合した優秀な人材が確保できない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3)事業の許認可について 当社グループは、厚生労働大臣の許可を受け、一般労働者派遣事業及び有料職業紹介事業を行っております。また株式会社FMGが行う整備事業・ランプ事業については、各業務実施に必要な資格を保有した従業員が事業を行っております。 一般労働者派遣事業は、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律(以下、「労働者派遣法」と記載します。)において、派遣元事業主が欠格事由への該当や、法令違反に該当した場合には、事業許可の取り消しもしくは業務停止を命じられる旨が規定されております。また、有料職業紹介事業についても職業安定法に基づき、同様に処分がなされる旨が規定されております。 当社グループは、社員教育や内部監査室によるモニタリングにより、法令違反の未然防止に努めておりますが、当社グループもしくは従業員による重大な法令違反が発生し、事業許可の取り消しや業務停止が命じられた場合や、整備事業・ランプ事業において十分な有資格者が確保できなくなった場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)法的規制について (a)アウトソーシング事業、人材派遣事業 当社グループの行うアウトソーシング事業及び人材派遣事業に適用される労働基準法、労働者派遣法、職業安定法、労働者災害補償保険法、健康保険法及び厚生年金保険法その他関連法令は、労働市場を取り巻く社会情勢の変化に応じて改正または解釈の変更が行われる可能性があります。当社グループといたしましては、かかる法改正の動向を注視し、適宜適切に対応しております。しかしながら、労働者派遣法の法改正等の内容に適切に対応できなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、法改正または解釈の変更への対応のため、当社グループ管理システムに対して大規模な改修が必要となり、予期し得ないコスト支出等が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (b)EC・TC支援事業 当社グループの行うEC・TC支援事業においては、特定商取引に関する法律、消費者契約法、知的財産法、電気通信事業法等による法的規制を受けております。当社グループといたしましては、社内管理体制の構築等によりこれらの法令を遵守する体制を整備しておりますが、これらの法令の改正または新たな法令の制定に適切に対応できなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (c)ホールセール事業 当社グループの行うホールセール事業においては、製造物責任法及び家庭用品品質表示法等による法的規制を受けております。当社グループといたしましては、社内管理体制の構築等によりこれらの法令を遵守する体制を整備しておりますが、これらの法令の改正または新たな法令の制定に適切に対応できなかった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5)システム障害について 当社グループが行うEC・TC支援事業においては、常に安定したサービスを提供し続けられるシステムの構築に努めており、万が一トラブルが発生した場合においても短時間での復旧が可能な体制を整えております。 また、ランサムウエアや標的型攻撃等の情報セキュリティ脅威への防御のための技術的な対策、対応ルールの策定及び社員に対する教育等を実施しております。 しかしながら、大規模な自然災害等による通信ネットワーク障害や、コンピュータウィルス等によるシステム設備への重大な被害、その他何らかの理由によりシステム障害等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6)個人情報の管理について (a)アウトソーシング事業、人材派遣事業 当社グループの事業においては、スタッフ情報や消費者情報などの個人情報に接する機会が生じるため、その取り扱いについては、「個人情報の保護に関する法律」を踏まえ、十分な管理体制を構築するよう取り組んでおります。具体的には、当社グループ各社による一般財団法人日本情報経済社会推進協会が認定するプライバシーマークの取得に加え、社内勉強会や全社会議での啓蒙、内部監査によるモニタリングにより情報管理の強化を推進しております。 しかしながら、何らかの原因により個人情報が外部に漏洩するような事態が発生した場合には、当社グループに対する社会的信用の失墜による売上の減少や、個人情報の漏洩による損害に対する賠償を請求されることも考えられ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (b)EC・TC支援事業、ホールセール事業 当社グループが行うEC・TC支援事業及びホールセール事業においては、各種サービスの提供過程において、それぞれのサービス提供に必要となる個人情報を取得しております。個人情報の管理については、運用、管理体制に万全を期しておりますが、万一、当社グループが管理・保有する個人情報の漏洩が発生した場合には、当社グループに対する損害賠償の請求や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (7)競合について (a)アウトソーシング事業、人材派遣事業 当社グループが行うアウトソーシング事業及び人材派遣事業については、既に上場している会社を含めて競合会社が多数存在しております。当社グループといたしましては、単に人材を提供するのではなく、販売促進やマーケティングなどでクライアント企業の戦略的パートナーとなるべく「成果追求型営業支援企業」として事業を展開し、競合会社との差別化を図ってまいりますが、競争がさらに激化した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (b)EC・TC支援事業 当社グループが行うEC・TC支援事業においては、EC市場において多くの企業が事業展開していることもあり、機能競争、価格競争が活発化しております。今後につきましては、引き続き創業以来培ってきたノウハウを生かし、サービスの機能強化等に取り組んでまいりますが、当社グループと同様のサービスを提供する事業者の参入の増加や、資本力、ブランド力、技術力を持つ大手企業の参入、競合他社との価格競争、又は全く新しいビジネスモデルや技術によるサービスを提供する事業者の参入などにより、当社グループのサービス内容や価格等に優位性が失われた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (8)世界的な気候変動等の影響に伴う環境変化、大規模な自然災害及び感染症等の発生について 当社グループは、全国に事業拠点を有し、クライアント企業からの業務請負や国内外の旅行添乗派遣など多様な人材サービスを提供しております。特定の事業に過度に依存することがないよう、多様な事業ポートフォリオを組み合わせた「オムニチャネル営業支援」体制構築の取組みを強化してまいりますが、世界的な気候変動等の影響に伴う環境変化、大規模な自然災害や新型の感染症等が発生することにより、全国規模でのクライアント店舗の休業や外出の自粛等、人材サービスを活用した営業支援活動が長期にわたり制限される場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)減損について 当社グループは、M&Aを活用した事業領域の拡大を経営戦略の一つとしており、のれんを含む無形固定資産を連結貸借対照表に計上しており、今後も増える可能性があります。 しかしながら、グループ各社の収益性が著しく低下した場合には、グループ各社の保有するソフトウエア、のれん等についてその帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することが必要となります。 当連結会計年度の連結貸借対照表に計上されているのれん(6,106百万円)及びソフトウエア(857百万円)には、当社の連結子会社である株式会社ビービーエフ、SALES ROBOTICS株式会社、株式会社FMG及び株式会社fmgの発行済株式を取得したことに伴い生じたのれん及びソフトウエアがそれぞれ含まれています。将来的に当該のれんを含む無形固定資産について減損損失を計上する必要が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (10)海外事業の展開について 当社グループは、中国上海市に上海布藍綺国際貿易有限公司を設立して事業を展開しており、ホールセール事業における海外事業の展開については、当社グループのさらなる中長期的な成長の機会として位置付けております。 海外事業の展開においては、戦争やテロといった国際政治に関わるリスク、地域特性によるビジネスリスク、予期できない法律または規制の変更のリスク、知的財産権によるリスク、為替によるリスク、社会的なインフラの未整備によるリスクなど多岐にわたるリスクがあり、このようなリスクに適切な対応が行えない場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,709字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.経営成績等の状況の概要 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度(2024年9月1日から2025年8月31日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって緩やかに回復しております。一方で、米国の通商政策による不透明感に伴う景気下振れリスクやエネルギーコストや原材料価格の高騰による物価上昇が継続し、家計・企業を取り巻く環境は改善傾向にあるものの予断を許さない状況が継続しております。 このような環境のもと、当社グループは「マーケティングの未来創造企業グループ」をテーマに、「ヒューマン営業支援」と「デジタル営業支援」を有機的に融合した「オムニチャネル営業支援企業」としての更なる事業リソースの充実に向けた取り組みを継続しております。具体的には、当社グループ各社が持つ専門性を継続的に高めるとともに、必要に応じて外部リソースを柔軟に活用することで、グループ全体の総合力を高めるとともに事業シナジーの最大化に取り組みます。これにより、雇用機会や新規事業を創出し、社会課題の解決を通じた持続可能なより良い社会の実現に向けて貢献してまいります。 当連結会計年度においては、中期経営計画における重点領域である「エアポート」において、空港グランドハンドリング事業がランプ業務の新規拠点展開による新規受注が好調に推移したこと並びに「ホールセール」において、IPライセンスを活用した商品やインフルエンサーとのコラボ商品等の高付加価値商品の販売が好調に推移しました。加えて、「スポーツ・エンタメ」において、大阪・関西万博の運営及びプロスポーツチームの運営が好調に推移いたしました。 一方で「販売系営業支援」において家電・ストア分野等の受注が伸び悩んだほか、「デジタル営業支援」においてECサイト受託支援事業の一部クライアントの案件終了がありました。 以上の結果により、当連結会計年度の売上高は63,596百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は2,495百万円(前年同期比59.1%増)、経常利益は2,504百万円(前年同期比63.0%増)、関係会社株式評価損及び貸倒引当金繰入額を計上したことなどにより親会社株主に帰属する当期純利益は853百万円(前年同期は43百万円の当期純損失)となりました。 (2) 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産の残高は、有形固定資産の取得等により前連結会計年度末に比較して719百万円増加して、40,822百万円(前連結会計年度末比1.8%増)となりました。 負債の残高は、未払金の増加、未払法人税等の増加等により前連結会計年度末に比較して426百万円増加して、21,915百万円(前連結会計年度末比2.0%増)となりました。 純資産の残高は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により前連結会計年度末に比較して292百万円増加して、18,907百万円(前連結会計年度末比1.6%増)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度    当連結会計年度   対前年増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   980   3,406   2,425 投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,233   △3,600   △2,366 財務活動によるキャッシュ・フロー   △2,024   △2,033   △8 現金及び現金同等物の期末残高   13,859   11,681   △2,177 当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末比2,177百万円減少し、11,681百万円となりました。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの主な増減事由については、以下のとおりです。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において営業活動による収入は3,406百万円(前連結会計年度は980百万円の収入)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益の計上、法人税等支払いの減少等によるものであります。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において投資活動による支出は3,600百万円(前連結会計年度は1,233百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得によるものであります。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度において財務活動による支出は2,033百万円(前連結会計年度は2,024百万円の支出)となりました。これは、主に長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出等によるものであります。 (4) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当社グループの行う事業は、販売業務受託を中心としたアウトソーシング事業、人材派遣事業、EC・TC支援事業、ホールセール事業、その他であり、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ② 受注状況 生産実績の記載と同様に、受注状況の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度(自  2024年9月1日至  2025年8月31日)   前年同期比(%) アウトソーシング事業   25,831   111.3 人材派遣事業   8,786   99.1 EC・TC支援事業   9,253   85.9 ホールセール事業   16,679   130.6 計   60,551   108.9 その他   3,044   104.2 合計   63,596   108.6 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 その他には、社会福祉サービス、富裕層向けリムジンサービス、教育研修、システム開発関連サービス及びオンライン接客サービス等が含まれます。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)  経営成績の分析 ① セグメント別の売上高 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%)   構成比(%) アウトソーシング事業   25,831   111.3   40.6 人材派遣事業   8,786   99.1   13.8 EC・TC支援事業   9,253   85.9   14.6 ホールセール事業   16,679   130.6   26.2 計   60,551   108.9   95.2 その他   3,044   104.2   4.8 合計   63,596   108.6   100.0 セグメント別の業績は、次の通りであります。 (アウトソーシング事業) 当連結会計年度においては、「販売系営業支援」が家電・ストア分野を中心に減収となりましたが、株式会社FMG、株式会社fmg等の業績寄与により、「エアポート」において空港における各種業務が増収となりました。 その結果、売上高は25,831百万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は647百万円(前年同期は258百万円の営業損失)となりました。 (人材派遣事業) 当連結会計年度においては、需要の拡大が見込まれる空港、ホテル等インバウンド領域、新規領域として物流分野における人材サービスの営業に注力し増収となりました。しかしながら、政府や地方公共団体が推進する接種会場の運営支援等、新型コロナウイルス感染拡大対策関連業務の受託が終了し減収となりました。 その結果、売上高は8,786百万円(前年同期比0.9%減)、営業利益は492百万円(前年同期比31.7%増)となりました。 (EC・TC支援事業) 当連結会計年度においては、特にファッションやスポーツ分野でのEC需要の拡大を背景に、蓄積したノウハウを活用して既存クライアントの業績向上や新規運営サイトの拡大に取り組みました。しかしながら、一部クライアントのECサイトの契約終了により減収となりました。 その結果、売上高は9,253百万円(前年同期比14.1%減)、営業利益は328百万円(前年同期比63.4%減)となりました。 (ホールセール事業) 当連結会計年度においては、秋冬物・春物のトレンド商品の販売が好調に推移いたしました。また、IPライセンスを活用した商品やインフルエンサーとのコラボ商品等の高付加価値商品の販売が好調に推移いたしました。 その結果、売上高は16,679百万円(前年同期比30.6%増)、営業利益は983百万円(前年同期比82.0%増)となりました。 また、当連結会計年度の売上総利益につきましては、「エアポート」、「ホールセール」、「スポーツ・エンタメ」において業績が大幅に伸長したこと等により、売上総利益額が増加し12,912百万円(前年同期比6.7%増)となりました。 ②  販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、10,416百万円(前年同期比1.1%減)となりました。主な要因は、人件費が増加した一方で貸倒引当金繰入額が減少したことによるものであります。 この結果、営業利益については2,495百万円(前年同期比59.1%増)となりました。 ③  営業外収益及び営業外費用、経常利益 営業外収益は98百万円(前年同期比129.1%増)となりました。主な要因は、受取利息及び違約金収入の増加によるものであります。 また、営業外費用は89百万円(前年同期比18.2%増)となりました。主な要因は、支払利息が増加したことによるものであります。 この結果、経常利益については2,504百万円(前年同期比63.0%増)となりました。 ④  特別利益及び特別損失、税金等調整前当期純利益 特別利益は107百万円(前年同期比1,518.1%増)となりました。要因は、投資有価証券売却益の増加によるものであります。 また、特別損失は540百万円(前年同期比111.9%増)となりました。主な要因は、減損損失が減少した一方で関係会社評価損及び貸倒引当金繰入額を計上したことによるものであります。 この結果、税金等調整前当期純利益については2,070百万円(前年同期比60.8%増)となりました。 ➄  親会社株主に帰属する当期純利益 上記の諸要因により親会社株主に帰属する当期純利益は、853百万円(前年同期は43百万円の当期純損失)となりました。 (2) 経営成績に重要な影響を与える要因や、当該要因への対応について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (3) 財政状態の分析 「1.経営成績等の状況の概要 (2)財政状態の状況」に記載のとおりであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ① 基本方針 当社グループは、中期経営計画2025-2029において、中長期的に強固な収益基盤・企業価値向上を図るべく、ROE10%以上にむけて資本効率の改善を図りながら経営資源の適切な配分、事業ポートフォリオの再構築を進めております。 (a) 財務安全性 当社グループの自己資本比率は42%から43%で推移しており(下図参照)、当事業年度末は42.6%となっております。また、中期経営計画2025-2029において、1倍以下を掲げているNet D/Eレシオは、現金預金が有利子負債を上回る水準であるため、当事業年度末において0倍未満となっており、財務安全性を確保しております。 (b) 株主還元(配当方針) 当社グループは、ホールディングス体制になる以前を含めると、14期連続で増配を継続しております。中期経営計画2025-2029の株主還元(配当方針)においても、累進配当(基本的に減配しない)及び配当性向30%以上を掲げており、安定的かつ継続的に株主還元を行う予定です。 ② 資金需要及び資金調達 中期経営計画の重点領域である「エアポート」における「旅客」「ランプ」「整備」のサービスを一括受託する空港グランドハンドリング事業は、「販売系営業支援」と比較すると多額な先行投資が必要となる事業であります。また、持続的成長が可能な事業ポートフォリオ戦略と連動して、事業拡大を図るためのM&A投資枠100億円を設定しております。 事業展開に伴う資金需要に機動的に対応するため、手元資金として十分な現金及び現金同等物を保有しております。今後の資金需要への対応は、必要に応じ、その時々の金融環境を考慮した上で最適な手法を選択し、外部から資金調達をしていきます。また、複数の金融機関と当座貸越契約を設定し、緊急時の流動性担保の手段を確保しております。 (参考)関連指標の推移 2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 ROE(%)   10.8   △0.2   4.9 自己資本比率(%)   42.0   43.0   42.6 Net D/Eレシオ(倍)(注)   △0.3   △0.3   △0.2 (注)Net D/Eレシオ= (有利子負債-現金及び現金同等物)/自己資本 (5) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっての重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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