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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

Link-Uグループ

Link-U Group Inc.4446 · Standard · 情報・通信業

自社設計サーバーでマンガアプリを高速配信。大手出版社にプラットフォーム提供

概要

Link-Uグループは、大手出版社向けにマンガアプリのサーバーインフラ、アプリ開発、運用保守を一括提供する企業である。2013年設立、2019年東証マザーズ上場、現在はプライム市場に上場する。小学館の「マンガワン」、集英社の「ゼブラック」など主要マンガアプリの配信基盤を担い、2025年7月期の売上収益は48億円、従業員数は193名。収益の中心はレベニューシェア型のリカーリングサービスである。

売上収益の約9割を占めるリカーリングサービス

Link-Uグループの収益は大きく3つのサービスに分かれる。中核は「リカーリングサービス」で、2025年7月期に43億円(全社売上の89%)を稼ぎ出した。これはレベニューシェア収益と月額固定収益から成るストック型ビジネスである。マンガアプリのユーザー課金や広告収入の一部を配分される仕組みで、サービスが継続する限り安定した収益が見込める。残りは初期開発・保守開発サービス(5.3億円)とスポットのその他サービスである。

大手4出版社との長期契約が生む安定基盤

顧客基盤は極めて集中している。株式会社小学館(マンガワン)、株式会社集英社(ゼブラック)、株式会社スクウェア・エニックス(マンガUP!)、株式会社白泉社(マンガPark)の4社が主要顧客である。特にマンガワンとゼブラックにはサーバー、アプリ開発、運用の3サービスをフルセットで提供する。これらの出版社との関係は2014年のマンガワンリリース以来続いており、高い参入障壁を形成している。

自社設計サーバーで実現する高速・低コスト配信

同社はクラウドサービスではなく、自社設計のオリジナルサーバーをデータセンターに設置するオンプレミス方式を採用する。東京都千代田区大手町から専用線を引き込み、他社の影響を受けない高速回線でコンテンツを配信する。サーバーは3重化、ネットワークは2重化した冗長構成で、単一障害点を排除。データベースにはマルチマスタ方式を採用し、障害時の自動フェイルオーバーを可能にしている。

持株会社体制で拡大するグループ構成

2025年7月期より持株会社体制へ移行し、商号をLink-Uグループ株式会社に変更した。事業は子会社の株式会社Link-U Technologiesが承継。その他に株式会社Link-U Marketing、株式会社Romanz、株式会社ビューン、株式会社Brightech、バリューコンサルティング株式会社などを連結子会社として抱える。グループ全体でマンガ配信基盤に加え、マーケティング、制作、IP創出等領域を広げている。

業界の中での役割はサーバープラットフォームプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
48億円
営業利益
3億円
営業利益率
6.3%
純利益
1億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01電子書籍配信(マンガアプリ)主力

大手出版社(小学館、集英社等)のマンガアプリ向けに、サーバーインフラ、アプリ開発、運用保守を一括提供。レベニューシェアや月額固定収益で収益を得る。高速配信・画像処理技術が強み。

主要顧客株式会社小学館(マンガワン)、株式会社集英社(ゼブラック)、株式会社スクウェア・エニックス(マンガUP!)、株式会社白泉社(マンガPark)

主な製品・サービス2
サーバープラットフォーム
自社設計のオリジナルサーバーによる高速・安定したデータ配信基盤。マンガ・動画コンテンツの配信に最適化。
アプリ開発・運用
スマートフォンアプリの設計・開発・アップデート、サービス運用・広告運用の一貫提供。

02その他データ配信・保守準主力

マンガ以外の動画・小説・音声コンテンツ配信や、QRコードリーダーアプリ等のサーバー保守運用も提供。クライアントのニーズに応じた柔軟なプラットフォーム提供を行う。

主要顧客株式会社メディアシーク(ICONIT)

主な製品・サービス1
サーバー保守運用サービス
顧客のシステムを自社サーバーで運用・保守する月額固定収益型サービス。

製品と技術

高速配信を支える専用線と自社設計サーバー

同社はデータセンターに自社保有のサーバーを設置し、東京都千代田区大手町から専用線を引き込んでいる。この専用線は同社のみが使用するため、他社の通信量に影響されない安定した高速配信が可能である。サーバーハードウェアは自社設計で、画像・動画の大量配信に特化。仮想化やルーティングによるオーバーヘッドを排除し、ベアメタル性能を引き出す。これにより少数のサーバーで高負荷に耐える運用を実現している。

独自の画像処理技術で通信量とサーバーコストを削減

マンガ配信に特化した画像処理技術を有する。トーンをグラデーションにする処理でデータ量を削減し、AVIFやWebPなどの高圧縮フォーマットを採用する。ノイズリダクションや深層学習を用いたアップコンバート技術も備える。さらに、ユーザーの読書履歴から次に読むコンテンツを予測し、Wi-Fi接続中に事前配信することで、携帯電話回線での通信量を削減する。これらの技術により、サーバー容量を抑えつつ快適な閲覧環境を提供する。

AI活用による運用効率化とマーケティング支援

AIを用いてリコメンド作品の選定とサムネイルの切り出しを自動化している。従来は手動で行っていた作業をAIが代替し、属人化を解消するとともにコストを削減した。また、高速なデータベース集計技術により、ユーザーの動向をリアルタイムで分析し、サービスに迅速にフィードバックできる。これにより広告運用やコンテンツ企画の最適化が可能となっている。

冗長化とマルチマスタ方式で実現する高可用性

サービス停止を防ぐため、サーバーは3重化、ネットワークは2重化した冗長構成を基本とする。障害発生時には自動で障害サーバーを除外し、残りのサーバーが相互補完する。データベースにはマルチマスタ方式を採用し、マスタ・スレーブ方式と異なり切替処理が不要で、障害時の自動フェイルオーバーが可能である。これにより99.9%以上の稼働率を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

HR支援を軸に成長、小規模でニッチ特化

情報・通信業に属し、中小規模ながら売上高は31億円から48億円へ3期連続で増加しており、成長軌道にある。営業利益率は8.11%から6.25%へ低下傾向にあるが、収益は確保している。同業他社と比較すると、ソラコムやハッチ・ワークなどが挙げられるが、当社は特定分野に特化したサービスを提供することで差別化を図っている可能性がある。規模は小さく、資源が限られるため、市場での存在感は限定的。今後の成長には、収益性改善と市場シェア拡大が課題となる。

強み

  • 直近3期で売上高が31億円から48億円へと54.8%増加し、拡大基調にある。
  • 営業利益率は低下傾向にあるが、6%台を維持しており、黒字を確保している。
  • 特定領域に特化したサービスで差別化を図り、大手との競合を回避している。
  • 情報・通信業界は成長が期待され、需要拡大が見込まれる。

課題

  • 営業利益率が8.11%から6.25%へ低下しており、収益性改善が必要。
  • 売上高は48億円と小さく、大手との競争では資源面で不利。
  • 同業他社のソラコムやハッチ・ワークなどとの競争が激しさを増す。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がLink-Uグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 8件

2013年、千代田区飯田橋で創業

2013年8月、東京都千代田区飯田橋に資本金1,000千円で株式会社Link-Uを設立した。インターネットサービス事業を目的とし、当初は少人数でのスタートだった。翌2014年10月に本社を港区六本木へ移転し、事業拡大の準備を進めた。

2014年、小学館と協業で初のマンガアプリ「マンガワン」をリリース

2014年12月、株式会社小学館との協業によりスマートフォンアプリ「マンガワン」をリリースした。これが同社の最初の大型案件となり、以降の事業の原型となる。マンガワンは無料ポイントを付与するフリーミアムモデルを採用し、ユーザー獲得に成功した。この成功が後の出版社との取引拡大につながる。

2017年、スクウェア・エニックスと白泉社のアプリを相次ぎ受注

2017年1月に株式会社スクウェア・エニックス提供の「マンガUP!」、同年8月に株式会社白泉社提供の「マンガPark」をリリースした。両アプリにはサーバーサービスを提供し、取引先を拡大した。同年中には本社を港区虎ノ門に移転し、人員増加に対応した。

2019年、東証マザーズ上場と集英社「ゼブラック」のリリース

2019年7月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。同時に株式会社集英社提供の「ゼブラック」をリリースし、大手4社との取引がすべてそろった。上場と同日に市場第一部へ変更される異例の措置が取られた。同年には本社を千代田区外神田に移転し、現在に至る。

持株会社移行とグループ化で事業領域を拡大

2024年以降、持株会社体制へ移行し商号をLink-Uグループ株式会社に変更。子会社としてLink-U Technologiesを設立し、サーバープラットフォーム事業を承継した。同時に株式会社ビューン、株式会社Romanz、株式会社Brightechなどを連結子会社化し、マンガ以外のコンテンツ配信やマーケティング事業を取り込んだ。和歌山オフィス(開発拠点)も設立し、体制を強化した。

年表8件を開く

2010年代

  • 2013年8月創業東京都千代田区飯田橋に、インターネットサービス事業を主目的として株式会社Link-U(資本金1,000千円)を設立
  • 2014年10月本社を千代田区飯田橋から港区六本木に移転
  • 2014年12月株式会社小学館との協業により、スマートフォンアプリ「マンガワン」をリリース
  • 2016年6月本社を港区六本木から港区虎ノ門に移転
  • 2017年1月株式会社スクウェア・エニックス提供のスマートフォンアプリ「マンガUP!」をリリース
  • 2017年8月株式会社白泉社提供のスマートフォンアプリ「マンガPark」をリリース
  • 2018年10月本社を港区虎ノ門から千代田区神田駿河台に移転
  • 2019年7月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 株式会社集英社提供のスマートフォンアプリ「ゼブラック」をリリース 東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更 リベラルマーケティング株式会社の株式取得(2025年3月株式譲渡)本社を千代田区神田駿河台から千代田区外神田に移転 和歌山県和歌山市に和歌山オフィス(開発拠点)を設立 株式会社コンパスを持分法適用会社から連結子会社へ異動(現・連結子会社)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 株式会社Brightech及び同社の100%子会社であるバリューコンサルティング株式会社を持分法適用会社から連結子会社へ異動(現・連結子会社)株式会社ビューンの株式取得(現・連結子会社)連結子会社として株式会社Link-U Technologiesを設立 持株会社体制へ移行し商号をLink-Uグループ株式会社に変更し、サーバープラットフォーム事業を株式会社Link-U Technologiesに事業承継 連結子会社として株式会社Link-U Marketingを設立し、株式会社Romanzの株式を取得し孫会社化 株式会

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2026年7月期まで60億円
  • 営業利益2026年7月期まで6億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    マンガ事業への積極投資と海外展開

    マンガサービスへの積極投資を継続し、国内に加えて海外での新規サービス獲得に取り組む。また、地震予測サービスなどの社会ニーズを捉えた情報コンテンツの拡大・開発を進める。

  2. 02

    多様なコンテンツ配信と新規事業創出

    汎用的に応用可能な技術を活用し、マンガに限らず多様なコンテンツを配信する新規サービスに取り組む。新たなマーケティング手法も活用し、収益基盤の強化と新たな基盤構築を目指す。

  3. 03

    グローバルビジネスの拡大

    日本の魅力的なコンテンツをローカライズして流通するとともに、世界中のファンが集うサービスの創出によりユーザー基盤を拡大する。

  4. 04

    自社IP創出と制作事業の強化

    制作体制の強化を通じてオリジナルヒット作品の供給を増やし、他社との差別化を図る。また、AIを活用した効率的かつ高品質な開発を進め、出版社や取次業者など幅広く受注する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で193人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は521万円で、6期前と比べて18.4%平均年齢は32.8歳、平均勤続年数は2.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年7月63829.81.845
2020年7月62029.52.258
2021年7月59929.32.483
2022年7月52828.52.2109
2023年7月50929.52.6136
2024年7月43132.42.0192156
2025年7月52132.82.1193155

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率37.5%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 8 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 — 東京都千代田区522百万円
データセンター — 東京都江東区64百万円
広島オフィス — 広島県広島市中区46百万円
和歌山オフィス — 和歌山県和歌山市41百万円
本社 — 東京都千代田区37百万円
本社 — 東京都千代田区25百万円
和歌山オフィス — 和歌山県和歌山市5百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱コンパス(特定子会社)(注)2
    東京都千代田区
    議決権48.1%
  • 国内
    ㈱Brightech (注)2
    東京都千代田区
    議決権50.0%
  • 国内
    バリューコンサルティング㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Link-U Technologies (注)3
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Link-U Marketing
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Romanz
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ビューン(特定子会社)
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Studio Moon6
    東京都千代田区
    議決権50.0%
  • 海外
    Comikey Media Inc.
    米国オレゴン州
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は48億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+29.7%、利益が+0.0%。

売上高
+29.7%
48億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
-50.0%
1億円
営業利益率
6.3%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高50億円48億円
営業利益4億円3億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は12億円、営業利益は1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q8112.50
2023年2Q8112.51
2023年3Q7228.60
2024年1Q9111.11
2024年2Q7114.31
2024年3Q800.00
2025年2Q26311.51
2025年4Q2200.00
2026年2Q2314.30
2026年3Q1218.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年7月期からの11期で、売上は1億円から48億円へ48.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.3%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2015年7月100
2016年7月421
2017年7月632
2018年7月621
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 株式会社集英社提供のスマートフォンアプリ「ゼブラック」をリリース 東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更 リベラルマーケティング株式会社の株式取得(2025年3月株式譲渡)本社を千代田区神田駿河台から千代田区外神田に移転 和歌山県和歌山市に和歌山オフィス(開発拠点)を設立 株式会社コンパスを持分法適用会社から連結子会社へ異動(現・連結子会社)東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 株式会社Brightech及び同社の100%子会社であるバリューコンサルティング株式会社を持分法適用会社から連結子会社へ異動(現・連結子会社)株式会社ビューンの株式取得(現・連結子会社)連結子会社として株式会社Link-U Technologiesを設立 持株会社体制へ移行し商号をLink-Uグループ株式会社に変更し、サーバープラットフォーム事業を株式会社Link-U Technologiesに事業承継 連結子会社として株式会社Link-U Marketingを設立し、株式会社Romanzの株式を取得し孫会社化 株式会
2019年7月1143
2020年7月1343
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2021年7月1622
2022年7月2310
2023年7月3142
2024年7月37338.12
2025年7月48336.31

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高48億円のうち、営業利益として残るのは3億円6.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.1%25億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.8%21億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.3%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.1pt
6.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.6pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.3pt
5.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年7月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年7月20124
2018年7月10015
2019年7月4−16314
2020年7月2−42−214
2021年7月3−60−310
2022年7月1−1−109
2023年7月4−26218
2024年7月30−1319
2025年7月2−1−4117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年7月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は45.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年7月10155.4
2016年7月42249.5
2017年7月63359.2
2018年7月76175.7
2019年7月1815382.8
2020年7月2320386.3
2021年7月2622480.6
2022年7月2921871.9
2023年7月44232152.3
2024年7月50262251.4
2025年7月57263145.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
31億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中80位あたり、逆に低いのはROE605社中486位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
29.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥838で、1年前と比べて+107.4%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥838-1.6%1ヶ月+3.2%1年+107.4%時価総額119億円
過去52週の値幅
安値¥384高値¥1,814

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)67.9倍
PBR4.39倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は868円で、前日比+5.6%と上昇。25日線(810.96円)を約7%上回り、75日線(735.49円)も上回っていますが、200日線(910.25円)は下回っています。52週高値1814円からは約52%下落しており、52週安値335円からは約159%上昇しています。7月には925円まで上昇しましたが、その後調整し、800円前後で推移していました。直近の上昇で868円に戻し、出来高も113,000株と増加しています。RSIは69.51とやや過熱気味です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

予想PERは64.9倍と業界平均の30.09倍を大きく上回り、PBRも4.2倍と平均3.53倍を上回る。ROEは5.72%と低く、成長性に見合わない評価水準。無配当で株主還元も乏しく、割高感が強い。ただし売上高は増加傾向にあり、営業利益も黒字化している点は評価できる。

指標この会社業種平均
PER (予想)67.9倍
PBR4.39倍2.96倍
ROE5.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長市場であるIT人材サービスで売上を伸ばすが、利益率の低下や最終減益が懸念。強気派は売上の成長性と高い営業利益率を評価し、弱気派は利益率の悪化と人材確保競争の激化を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 売上高成長

    2025/7期売上は48億円と前期比約30%増と成長が続く

  • 営業利益率高水準

    2024/7期の営業利益率は8.11%で業界平均より高い

  • DX需要

    企業のDX投資は中長期的に拡大するとみられる

  • 売上高が前期比29.7%増の48億円と高成長継続決算発表後影響

    売上高は31→37→48億円と拡大。増収が続けば予想PER64.9倍の割高感が和らぐ

  • 営業利益率6.25%からの改善で増益率が拡大通年影響

    売上高48億円に対し営業利益3億円。固定費率が下がれば売上増以上に営業利益が増える

  • PBR4.2倍をROE改善で正当化する収益力向上継続影響

    ROE5.72%は低いが、営業利益が3億円から増えればPBR4.2倍は割安に転じる

  • 営業利益率が10%になれば営業利益4.8億円と倍増通年影響

    現在売上高48億円に対し営業利益3億円。利益率10%なら営業利益4.8億円となり、予想PERは約30倍まで低下

マイナスに働く材料7
  • 最終減益

    2025/7期の純利益は1億円と前期比半減し、収益性が悪化

  • 営業利益率低下

    営業利益率は8.11%から6.25%に低下

  • 人材競争

    IT人材獲得競争が激化し、単価上昇や採用コスト増が圧迫

  • 予想PER64.9倍、増収でも利益が伴わず修正リスク決算発表後影響

    時価総額114億円に対し純利益1億円。予想PER64.9倍は利益成長が前提で、下振れなら大幅調整

  • 営業利益が2期連続3億円、増収増益が止まる通年影響

    2024/7期と2025/7期の営業利益が2期連続3億円。売上高は48億円に増えたが利益率改善なし

  • 純利益1億円と前期から半減、最終減益が続く通年影響

    純利益は2023/7期2億円→2025/7期1億円と減少。利益水準が低く、業績変動で赤字転落も

  • 外国人株主比率1.77%と低く需給が細る継続影響

    外国人保有は1.77%と低く浮動株が少ない。売りが膨らむと時価総額114億円の割に下げが大きい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長持続性を確認するため
営業利益率
収益性悪化が続くか監視するため
エンジニア数
供給力の維持・拡大を測るため

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ3,422人。区分でいちばん多いのは個人・その他84.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.3%を占め、残る90.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他75.079.980.680.380.984.1
事業法人9.29.59.310.010.19.3
証券会社2.33.94.84.96.24.8
外国法人3.72.13.01.51.41.7
金融機関9.84.62.33.21.30.1
外国人個人0.00.00.10.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01松原 裕樹31.29
02山田 剛史29.30
03株式会社メディアシーク7.85
04小宮 健司3.32
05三菱UFJeスマート証券株式会社1.82
06前田 有幾1.27
07株式会社SBI証券1.13
08株式会社セレス0.89
09BNP PARIBAS FINANCIAL MARKETS(常任代理人BNPパリバ証券株式会社)0.78
10GMOクリック証券株式会社0.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-07
    株式会社アポロ・キャピタル代表取締役社長 都木 聡
    変更報告
    9.50%
  • 2026-07-21
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    0.87%
    -0.28pt
  • 2026-07-01
    株式会社アポロ・キャピタル代表取締役社長 都木 聡
    新規の大量保有報告
    8.61%
  • 2026-07-01
    山田 剛史
    新規の大量保有報告
    20.68%
    -8.61pt
  • 2026-06-24
    山田 剛史
    変更報告
    29.29%
    -0.01pt
  • 2026-06-19
    山田 剛史
    新規の大量保有報告
    29.29%
    -0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+63%、1株純資産は11期で+1762%。直近期のROEは5.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年7月610114.3
2016年7月1014118.5
2017年7月132864.3
2018年7月124433.4
2019年7月2211026.964.9
2020年7月2214217.1112.1
2021年7月111507.4134.2
2022年7月21461.6281.3
2023年7月141649.465.2
2024年7月111836.451.4
2025年7月101835.732.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/7期の役員報酬は総額71百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松原裕樹代表取締役グループCEO374,435,000
藤田貴弘取締役 グループ管理統括47
平文英徳取締役 グループ事業統括454,000
安藤伸次取締役(常勤監査等委員)69
塚田英樹取締役(監査等委員)541,000
萩生田彩取締役(監査等委員)41

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5535311
社外取締役618183

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,133字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の概況 当社グループは、「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」というグループパーパスのもと、主に自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信と、そのデータを適切に蓄積・分析・処理するAIソリューションを併せてワンストップで提供するサーバープラットフォームビジネスを展開しております。その中で培ったサーバーインフラ技術、データ処理技術及びコンテンツ処理技術等を強みとして、事業規模を拡大してまいりました。 (注)データセンター及び付随する高速回線についてはハウジングサービスを利用しており、通信事業者が所有するデータセンター設備内に、当社グループのサーバーを設置しております。 (2)技術の特徴 当社グループの「マンガサービス」における、サーバープラットフォーム技術には、以下の特徴があります。 ①ユーザビリティ ・高速配信が可能 ハウジングで利用しているデータセンターにおいて、インターネット回線が集積する東京都千代田区大手町から当社グループのみが利用する専用線を引き込んでおり、自社のみで使用できる環境にある高速なインターネット回線を通じて配信しているため、他社の利用状況の影響を受けず安定した高速配信により快適なユーザー体験を提供できる能力を有しております。 当社グループは高性能なサーバーを自社で保有していることを利点として、仮想化(注1)やルーティング(注2)によるオーバーヘッド(注3)なくサーバーを稼働させております。 ユーザーに快適な使用環境を提供することは、隙間時間の活用やサービスへの接触機会の増加につながり、ユーザー満足度の向上のために重要であると考えております。 ・コンテンツ処理 マンガに適した画像とするためのトーンをグラデーションにする処理技術(注4)、画像圧縮技術、ノイズリダクション(注5)技術及びアップコンバート(注6)技術を有しております。 その他、パソコン上のブラウザやスマートフォン上での快適な画面の閲覧が可能になる画像表示ソフトウエア(viewer)、データの大量配信に対応した電子認証システム等の技術を有しております。 動画につきましても、画像と同じく圧縮処理技術・ノイズリダクション等の技術を有しております。 ・通信量削減 ユーザーの読書履歴及びお気に入り登録などから、大量のデータにより学習した情報を基にユーザーが読むであろうコンテンツを予測し、充電中かつWi-Fiに接続しているユーザーの端末への事前の配信を可能にしております。これにより携帯電話回線接続時にダウンロードが不要になることから画像表示に要する時間及び通信量が削減され、電車の中など電波状態の悪い環境におけるコンテンツ閲覧に要する通信環境のハードルが下がり、パケット制限への抵触が回避しやすくなります。 またユーザーの回線状態に合わせてコンテンツのクオリティを自動調整することにより、通信量の削減も可能となっております。 ②安定した運用 ・サービス停止の防止策 当社グループではサーバーを3重化、ネットワークを2重化した、単一障害点(注7)のない冗長化(注8)構成を基本としております。突発的なサーバーダウンが発生した場合においてもダウンしたサーバーを自動で除外し、残りの2台のサーバーが相互補完する仕組みとなっており、サービスを中断することなく提供することが可能な体制となっております。同様に、ネットワークダウンが発生した場合においても、予備のネットワークに自動で切り替える体制となっております。 ・耐障害性の高さ データベースサーバーにおいて、マルチマスタ方式(注9)を採用しております。一般的にはマスタ・スレーブ方式(注10)が採用されておりますが、マスタデータを更新してからスレーブデータに更新されるまでにタイムラグが発生し、マスタサーバーに不具合が発生した場合、マスタ・スレーブの切替の処理が必要というデメリットがあります。マルチマスタ方式を採用することにより、マスタ・スレーブの切替の処理が不要となり、障害発生時に自動フェイルオーバー(注11)によるサービスの継続が可能となっております。 ③高コストパフォーマンス ・低コストでの運用 コンテンツの電子配信事業者は、クラウドサーバー事業者を活用することが通常であるなかで、当社グループは用途、配信量に応じたサーバーハードウェアを自社設計する方針としており、画像・動画の高速大量配信に特化したオリジナルサーバーを高性能・低コストで調達することができます。通常、サーバーの台数が増加するほど、サーバー間の連携をとるためのシステムは複雑になり、サーバーの監視に要する人的コストは高まります。当社グループはサーバー1台の性能を高めることにより、少数のサーバーにより運営しております。それにより複雑なシステムを構築する必要がなく、また監視対象が少ないため、保守に要する労力も削減しております。 ・サーバーコスト抑制 当社グループは圧縮率の高いフォーマットであるAVIF(注12)やWebP(注13)といったフォーマットを採用しております。コンテンツの容量を削減することにより、サーバーを構築するうえで確保する必要のある容量を削減、サーバーに必要なコストを抑制しております。 ・AIを用いた運用コストの抑制 当社グループはリコメンド作品の選定、サムネイルの切り出しにAIを用いて自動化しております。従来は作品のリコメンドを手動で行っておりましたが、人間が把握できる作品の数には限界があることや、リコメンドスキルの属人化が課題でした。AIを用いることで、これらの課題を解決した上でコストを削減しております。また、サムネイルの切り出しにおいても、AIが候補を複数提示し、その中から最適なものを人間が選ぶことで、手動で切り出していた時と比較し、大幅にコストを削減しております。 ④マーケティング ・迅速なフィードバック 当社グループは高速なデータベースの集計処理を可能とする技術を有しております。データの高速取得は、データ分析の容易さに直結するため、リアルタイムで取得したユーザーの動向を、サービスに対して迅速にフィードバックを行うことが容易となっております。 ⑤セキュリティ ・著作権保護技術 動画コンテンツにおいては、DRM(注14)としてGoogle Inc.が提供するWideVine(注15)を採用した実績があります。 (注)1.仮想化:サーバーなどのハードウエアリソースを、物理的な構成にとらわれずに、論理的に統合や分割することができる技術のこと。1台のサーバーを複数台のサーバーであるかのように論理的に分割して、それぞれにOSを動作させることが可能。 2.ルーティング:送信元から宛先まで、データを転送すること。 3.オーバーヘッド:コンピューターが処理する際の、当該処理を実行するために必要となる付加的な負荷。 4.トーンをグラデーションにする処理技術:目の細かいトーンを潰してグラデーションにすることでデータ量を削減する技術。 5.ノイズリダクション:音声や映像等といった信号に含まれるノイズを抑圧・軽減する、信号処理の一種。 6.アップコンバート:多層構造のニューラルネットワークを用いた機械学習である深層学習を利用して、低解像度の画像を高解像度の画像に近づける技術。低解像度の画像と高解像度の画像を大量に準備し、低解像度を不正解、高解像度を正解とPCに学習させ、低解像度の画像からPCに正解(高解像度の画像)を導き出させる。 7.単一障害点:その単一箇所が停止するとシステム全体が停止するような箇所。 8.冗長化:システムの一部に何らかの障害が発生したケースに備えて、障害発生後もシステム全体の機能を維持するため、予備装置を普段から配置、運用しておくこと。 9.マルチマスタ方式:複数のデータベースサーバーが本番データベースのみで構成される。更新が全てのデータベースに遅延なく反映され、常に同じデータを格納する方式。全てのデータベースは更新/検索ともに可能となっている。 10.マスタ・スレーブ方式:1つの本番データベース(マスタ)と複数の複製データベース(スレーブ)で構成される。アプリケーションからの更新はマスタデータベースが受付け、マスタデータベースの更新データが順次スレーブデータベースに反映される方式。スレーブデータベースは検索用途に限定される。 11.フェイルオーバー:稼働中のシステムで問題が生じてサーバーが停止してしまった際に、待機サーバーに切り替える仕組み。 12.AVIF:動画コーデックを応用した静止画フォーマット。 13.WebP:Google Inc.が開発しているオープンな静止画フォーマット。 14.DRM:動画などのデジタルデータの無制限な利用を防ぎ、コンテンツを保護する技術の総称。 15.WideVine:Google Inc.が提供する著作権保護技術。 (3)サービスの内容 当社グループの事業は「インターネットサービス事業」の単一セグメントであり、当該事業セグメントは、上記の技術を基盤とした3つのサービスから構成されております。3つのサービスとは「リカーリングサービス」、「初期開発・保守開発サービス」、その他にスポットで発生する「その他サービス」であり、それぞれのサービス概要は以下のとおりです。 ①リカーリングサービス 「リカーリングサービス」は、当社の持続的な収益基盤となるレベニューシェア(注16)収益及び月額固定収益(サブスクリプション)で構成されております。①サーバーの調達、システムの構築及びデータセンター設置のサーバー保守運用、②継続するスマートフォンアプリケーションの開発・アップデート並びに③サービス運用及び広告運用の組み合わせ、もしくは単体でこれらのサービスを提供しております。これら開発・運営サービスの提供の他、コンテンツの調達・提供サービスも提供しております。 事業領域としては、電子書籍配信サービスに注力しております。電子書籍配信サービスでメインのサービスは、その配信者(コンテンツホルダー)又は配信者からサービス運営を受託した企業とのレベニューシェア契約を締結しているサービスであり、株式会社小学館が提供するマンガアプリである「マンガワン」及び株式会社集英社が提供するマンガアプリである「ゼブラック」においては上記サーバー、アプリ開発及びサービス運用の3サービスをまとめて提供しており、株式会社スクウェア・エニックスが提供する「マンガUP!」及び株式会社白泉社が提供する「マンガPark」では、サーバーサービスを提供しております。電子書籍配信サービスではマンガコンテンツをメインに配信しておりますが、その他に当社グループの技術を活用しながら動画コンテンツ、小説コンテンツ及び音声コンテンツも配信し、他サービスとの差別化を図り、付加価値の向上に努めております。 (注)16.レベニューシェア:企業間の提携手段のひとつ。支払額が固定された委託契約ではなく、企業が互いにパートナーとして提携し、リスクを共有しながら、相互の協力で生み出した利益を予め決めておいた配分率で分け合うこと。 マンガアプリの主な収益構造は、ユーザーからの課金及び広告収入となっております。 「マンガワン」については、ライフ、SPライフ、チケットの3種類のポイントがあり、それぞれのポイントを使用することでマンガを閲覧することが可能となっております。ライフは1日に2回4ポイントまで回復します。SPライフは広告主の提供するサービスの利用、課金の際のおまけポイント等により入手可能です。チケットは、ユーザーがApple Inc.やGoogle Inc.といったプラットフォーム運営事業者による課金決済を通じて入手できるポイントになります。 当社グループが提供するマンガアプリは無料ポイントを付与するフリーミアムモデル(注17)により、ユーザーのマンガ閲覧に対する敷居を下げ、アプリに慣れ親しんでもらいたいと考えております。またアプリオリジナル作品を提供するアプリもあり、ユーザー獲得に努めております。 なお、「マンガワン」の収益は、まずユーザーの課金額からプラットフォーム手数料を差し引いた金額がプラットフォーム運営事業者からコンテンツホルダーへ、また広告料が広告代理店からコンテンツホルダーへ支払われます。次に両者を合計した金額から、レベニューシェア料率に基づいた配分額がコンテンツホルダーから当社へ支払われます。また「マンガUP!」等の共同開発があるサービスの収益は、コンテンツホルダーから共同開発先へ支払われた配分額からサービス運用のための諸費用を控除したうえで、レベニューシェア料率に基づいた配分額が共同開発先から当社へ支払われます。 (注)17.フリーミアムモデル:制約の範囲内では無償でサービスを利用でき、制約以上のサービス利用のために課金等が必要となるモデル。 当社グループはもともとクラウドサーバーを独自の技術で効率的に運用することにより、顧客のサーバー費用の削減を提案し、収益化に繋げてきました。その成長により得た資金でオンプレミスサーバー(注18)での管理が可能になり、ビジネス規模を拡大してまいりました。レベニューシェアのコンテンツ配信サービスはオンプレミスサーバーでの配信を核とし、画像処理技術やデータ分析を付加価値として提供することが評価され獲得した案件であり、今後も当社グループ事業の中核をなしていくと考えております。しかしながら、クラウドサーバーからオンプレミスサーバー管理へ環境は変わりましたが、従来営んできたような顧客のサーバー費用の削減に貢献し、当社グループの収益化に繋がるサーバー保守運用サービスについても、ストック型のビジネスとして案件を拡大してまいります。その一例として、株式会社メディアシークが運営する、QRコードリーダーアプリ「ICONIT」のサーバー保守運用を行っております。 (注)18.オンプレミスサーバー:自社運用サーバー。 ②初期開発・保守開発サービス 「初期開発・保守開発サービス」は、リカーリングサービス案件獲得のための受託開発を提供するサービスです。取引先の新規サービス立ち上げ時、既存サーバーからの乗り換え時に、当社グループがその後のサービス保守運用も見据えたサーバープラットフォームやアプリケーション等をワンストップで提供します。またサービスのアップデートのための開発も請け負っております。 当社グループはリカーリングサービスの拡大による持続的な成長に努めております。そのためには初期開発においてクオリティの高い成果物、納期の遵守等の顧客ニーズを確実に満たす必要があります。また、その後の保守運用において、安定的なサービス運用及びユーザー動向をサービスに反映するための適時のアップデート対応なども必要となってまいります。今後も技術力を基礎とした開発サービスの提供により取引先からの信頼を獲得し、リカーリングサービス案件の獲得に努めてまいります。 ③その他サービス 「その他サービス」は、上記の2サービスには分類されないWebサイト開発などスポットの開発案件を主として構成されております。 サービスの収益構造としては、初期開発売上及び保守開発売上と、レベニューシェア収益及び月額固定収益(サブスクリプション)から構成されるサーバープラットフォームの継続利用料になります。 取引先のニーズに合わせてサービス毎に自社で設計したオリジナルサーバーを提供しており、クラウドのサービス等へスイッチングする場合には、最適化された環境から汎用的な環境へと移行することによるコストが高くなるため、案件の失注を防ぎ安定的な収益の獲得に貢献しております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 (1)リカーリングサービス ① リカーリングサービスで主力になっている「マンガワン」の事業系統図は以下のとおりです。 (注)1.ユーザーの課金額からプラットフォーム手数料(Apple Inc.やGoogle Inc.などのプラットフォーム運営事業者による代金回収代行業務及び売上管理業務に対する手数料)を差し引いた金額が、プラットフォーム運営事業者からコンテンツホルダーへ支払われます。 2.プラットフォーム運営事業者及び広告代理店から支払われた収益額のうち、当社グループへの配分額がコンテンツホルダーより支払われます。 ② 上記レベニューシェア契約の他に、取引先企業に対する継続開発及びサーバー保守運用等、継続した収益が見込める案件をリカーリングサービスとしております。 (2)初期開発・保守開発サービス リカーリングサービス案件獲得のための開発案件になります。 スマートフォンアプリケーション、Webシステム等の開発やサーバーシステムの構築等の案件となっております。取引先に納入する単純な取引であるため、事業系統図の記載を省略しております。 (3)その他サービス その他サービスについては、売上金額が小さくまたその商流が多様であるため、事業系統図の記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題3,406字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」という経営理念のもと、よりよい未来を築くことを経営の基本方針としています。その方法として、マンガアプリのような、革新的なプロダクトを作りだすことや、原作の素晴らしさを伝えるためのコミカライズ、増加し続けるデジタルデータに対する、新しいソリューションの提案等を事業として展開してまいります。現状を疑い、前例にないことも恐れず、新たな可能性を探りながらココロ震わせる仕掛け作りに挑戦し続けてまいります。 (2)経営戦略等 5Gの商用サービスの開始以降、移動通信システムのトラヒック量は更に飛躍的に増加しており、今後もさらに大容量データの配信が容易になるものと予測しております。そのような状況下において、当社グループの強みである大量のデータを高速かつ安価に捌けることの優位性も比例して高まっていくと考えております。 このような環境の中、当社グループのマンガサービスにおいて、継続して積極投資を進めるとともに、国内のみに限らず海外の新規サービス獲得に取り組んでまいります。また、近年、日本各地で地震が増加していることや大規模な地震の発生が予測されていることを踏まえ、地震の事前予測を行うサービスの運営を行うなど、これからの社会のニーズを捉えた情報コンテンツの拡大及び開発に取り組んでまいります。 このように既存事業の収益力向上に努めるとともに、汎用的に応用可能な技術を活用し、マンガに限らず多様なコンテンツを配信する新規サービスにも取り組むことや、新たなマーケティング手法を活用していくことで、収益力の基盤を固めつつ、新たな収益力の基盤を構築し、企業価値の向上に努めてまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上収益及び営業利益を重要な経営指標と位置付け、事業規模の拡大及び収益力の向上に邁進してまいります。2026年7月期においては、特にグローバルビジネスの拡大と自社IP創出及び制作事業の強化により、収益力向上と成長投資を並行して行ってまいります。 グローバルビジネスにおいては、日本の魅力的なコンテンツをローカライズし流通するとともに、世界中のファンが集う魅力的なサービスを創出し、ユーザー基盤の拡大を進めてまいります。 自社IP創出においては、制作体制の強化を通じて、オリジナルヒット作品の供給を増やしていき、他社との差別化の確立を目指してまいります。 制作事業においては、出版社だけでなく、取次業者や総合書店などマンガ業界から幅広く受注を行い、AIを活用した効率的かつ高品質な開発を行ってまいります。 以上より、2026年7月期の連結業績といたしましては、売上収益60億円、営業利益6億円を見込んでおります。 (4)当社グループの経営成績に影響を与える経営環境 当社グループの主な事業領域である情報通信産業は、総務省発行の「令和7年版情報通信白書」によると、2023年時点で名目GDP57.4兆円となっており、全産業の10.0%を占めております。 当社グループが注力する電子書籍市場につきましては、2024年度の市場規模は6,703億円と推計され、2023年度の6,449億円から254億円(3.9%)増加しております。日本の電子出版市場は2025年度以降も拡大基調で、2029年度には8,000億円弱になると予測されております(インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告2025」)。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは下記の事項を対処すべき課題として取り組みを進めております。 ① システム技術の強化 当社グループのサービスとして、電子認証、大量データ配信に対応したシステムを提供しております。今後、予想される更なる、1人当たりデータ配信量の増加、ユーザー数の増加、IoTデバイス等の新たなデバイスに対応した新しい技術の開発に取り組んでまいります。 ② 自社IPの創出と新たなコンテンツホルダーとの契約の実現 当社グループの主力事業であるコンテンツビジネスにおける継続的な成長のためには、自社IP創出に向けた制作体制の強化を通じて、オリジナルヒット作品の供給を増やすことや、今まで取扱いができなかったコンテンツホルダーと契約し、商材としての知名度が高く人気のあるコンテンツを獲得することで、コンテンツを拡充していくことが不可欠であると考えております。したがって、これまでのマンガを中心とした画像配信に加え、今後は動画・音楽等の分野において新たなコンテンツホルダーとの契約の実現を目指してまいります。 ③ 将来に向けた新規事業・技術力向上について 当社グループが事業を展開するインターネット業界においては、ボーダレス化の加速や競合企業の台頭など、市場環境や顧客ニーズ、競合他社の状況が常に変化しており、今後も変化の激しい事業環境になることが想定されます。このような事業環境においては、将来を見据えた新規事業の創出や技術キャッチアップは重要な課題であると考えております。 今後、当社グループの中長期の競争力確保につながる技術力の向上及びノウハウの蓄積を積極的かつ継続的に行うとともに、新規事業開発にも取り組んでまいります。 ④ 海外事業展開の推進 当社グループは主に国内で事業展開しておりますが、多くの優良なコンテンツを抱える日本の電子書籍業界においては、ボーダレス化が進みグローバル市場での事業展開が加速していくものと思われます。当社グループとしても日本の電子書籍コンテンツを海外配信するため業務体制を強化し、世界に向けたビジネスを展開していきたいと考えております。そのためには、日本の優良なコンテンツを翻訳し、それを配信していくプラットフォームの確立を進めてまいります。 ⑤ 優秀な人材の確保 当社グループは、情報処理安全確保支援士をはじめとした国家資格を有するエンジニアが多く在籍しているものの、クライアントの更なる拡大を図るためには、引き続き優秀な人材を確保し育成することが重要であると考えております。 人材獲得競争は今後も厳しい状況が続くと思われますが、当社グループとしましては、優秀な人材を惹きつけられるように、幹部役員・社員への株式報酬制度や、社内教育制度の整備、福利厚生の充実を図っていくとともに、サービスの提供を通じて業界での存在感をさらに高め、会社の魅力を訴求していくことで採用強化につなげたいと考えております。 ⑥ 知的財産権について 当社グループは、これまで第三者の知的財産権に関してこれを侵害することのないよう対応してまいりました。しかしながら、当社グループの事業拡大に伴い、知的財産権の取扱いが増加することから、第三者の知的財産権を侵害することのないよう知的財産権への理解をさらに深め、管理体制の強化に努めてまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社グループが今後更なる業容拡大を図るためには、各種業務の標準化と効率化の徹底を図ることにより、事業基盤を確立することが重要な課題であると認識しております。また、新たに当社グループへ参入する子会社等も増えていくため、既存グループ同様の内部管理体制を運営していく必要があります。そのため、適切かつ効率的な業務運営を遂行するために、従業員に対し業務フローやコンプライアンス等を周知徹底させ、内部管理体制の強化をするとともに、業務の有効性、効率性及び適正性の確保に努めてまいります。 ⑧ グループシナジーの創出 当社グループは、企業価値の向上に資する戦略的アライアンスを推進し、グループシナジーの創出に取り組んでまいります。M&Aの機会があった場合には、グループが保有する事業や技術とのシナジーを考慮したうえで、ターゲット企業に対して事業の評価を行うことで、グループでの利益最大化と収益基盤の確立を実現したいと考えております。
事業等のリスク5,380字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業内容に関するリスク ①コンテンツ配信市場の動向について 当社グループの主力サービスが属するコンテンツ配信市場は拡大を続けておりますが、歴史が浅い新しいマーケットでもあります。当社グループとしましては引き続きコンテンツ配信市場へ注力してまいりますが、利用者の嗜好の急激な変化、法制度の改正等により当社グループが関わるサービスが規制対象となった場合、その他、業界における取引慣行や価格体系の変化など、計画策定時の想定を超える不確定要素が顕在化した場合には、当社グループの経営方針や経営戦略の変更を余儀なくされ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、2025年7月期においてもマンガアプリへの依存度が高く、コンテンツ配信市場、特に電子マンガ配信市場の動向が、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②Apple Inc.及びGoogle Inc.の動向について 当社グループのスマートフォンアプリはApple Inc.及びGoogle Inc.が運営する各アプリマーケット上において提供しており、当社グループの売上収益に占める当該スマートフォンアプリによる売上収益の割合は高くなっております。利用規約の変更など、プラットフォーム運営事業者の事業戦略の転換並びに動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③スマートフォン及びタブレット端末等関連市場について 当社グループは、スマートフォン及びタブレット端末上で利用するサービスを主たる事業としていることから、スマートフォン、タブレット端末等の関連市場が今後も拡大していくことが事業展開の基本条件であると考えております。当社グループは、今後もより快適にスマートフォンを利用できる環境が整えられていくと考えておりますが、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改定を含む通信事業者の動向など、当社グループの予期せぬ要因によりスマートフォン、タブレット端末等の市場の発展が阻害される場合には、今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ④競合他社について 当社グループの主力サービスが属するコンテンツ配信市場は、法制度や規制又は特許等による参入障壁が低く、コンテンツ提供元である出版社等も非独占的にコンテンツ提供を行っております。このような状況を踏まえ、当社グループでは今後もコンテンツラインナップの充実と当社グループが提供する配信システムの強化により、競合他社との差別化を図ってまいります。しかしながら、今後、当社グループの取扱うコンテンツ及び配信システムで他社との十分な差別化が図れない場合、利用者のニーズに適合したサービスの開発・提供や先進技術への対応等が遅れることによりサービス・技術の陳腐化を招いた場合には、当社グループが関わるサービスの利用者数が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤特定顧客への依存について 当社グループの売上収益は、特定顧客への依存度が高く、2025年7月期においては、主要顧客上位3社向け売上収益は全体の24.6%を占める規模となっており、当該売上収益が当社グループの売上収益全体に占める割合は以下のとおりに推移しております。 2022年7月期   2023年7月期   2024年7月期   2025年7月期 主要顧客上位3社   37.0%   34.9%   31.7%   24.6% サービスの方針については、各顧客と協議の上、決定しております。しかしながら各顧客の方針、経営成績及び財政状態によっては、売上収益や広告宣伝費を含む当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。今後、提供サービスの差別化、新規技術の獲得を促進することで売上収益の維持・拡大に努めるとともに、新規顧客開拓を進めてまいりますが、競合企業がさらなる付加価値の創造を行うこと等によって新規顧客開拓が思うように進まなかった場合には、売上の依存度が軽減されず、主要顧客の動向及び取引の動向によって、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥システムリスクについて 当社グループが関連するサービスは、スマートフォン等の端末によるインターネット接続によって提供されておりますが、当社グループが関連するサービスに対するアクセスの急激な増加等、一時的な負荷増大によって当社グループ又は携帯電話通信キャリアのサーバーが作動不能に陥った場合や、当社グループのハードウエア又はソフトウエアの欠陥により正常な情報発信が行われなかった場合には、システムが停止しサービス提供が不可能となる場合があります。さらには、外部からの不正な手段によるコンピュータ内への侵入や当社グループ担当者の過誤等によって、当社グループや取引先のシステムが置き換えられたり、重要なデータを消失又は不正に入手されたりする可能性があります。 当社グループとしては、侵入防止策、担当者の過誤を防止する体制を採っておりますが、もし上記のような障害等が発生した場合には、当社グループに直接損害が生じる他、当社グループの社会的信用・信頼の低下を招きかねず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦法的リスクについて 当社グループの事業は、「個人情報の保護に関する法律」「不当景品類及び不当表示防止法」「特定商取引に関する法律」「資金決済に関する法律」等、多岐にわたって関連しております。当社グループではこれらの法令を遵守するため、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおりますが、今後の法改正などにより当社グループの事業分野において新たな法的規制が適用されることになり、当社グループの事業展開が制約を受けたり、対応措置をとる必要が生じたりする場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、ユーザーの個人情報が漏洩した場合や意図せず第三者の著作権等の知的財産権を侵害してしまった場合、コンテンツホルダーにおいて著作権の管理に問題があり、著作権者から訴訟等が発生した場合などについて、損害賠償の発生などが生じる他、当社グループの社会的信用・信頼の低下を招きかねず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧海賊版サイトの台頭について コンテンツビジネスにおいては、海賊版が流通することによってコンテンツホルダー、著作権者、ベンダーなどが本来受け取るべき収益について機会損失が発生する場合があり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨新技術の活用について 当社グループでは、AIやIoTなどの新技術を活用することにより、より効率的なビジネスモデルの創出や新たな付加価値の提供に取り組んでおります。今後も、新技術を活用し、競争力の強化に努めていく方針ではございますが、技術革新が極めて速いこれらの新技術について、当社グループが変化への対応が遅れた場合や十分な活用が出来なかった場合には、競争力の低下を引き起こし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)グループ組織管理に関するリスク ①人材の確保と定着化について 当社グループが成長、拡大するうえで、高度な技術を有する人材やグローバル人材など、ダイバーシティに富む人材確保が極めて重要となります。当社グループはこれに備え、人材の積極採用、福利厚生の充実や管理職のマネジメント能力向上、研修や勉強会の実施などに取り組んでおります。今後も優秀な人材の確保、育成を推し進める方針ですが、いずれも継続的な人材の確保を保証するものではありません。適切な人材を十分に確保できなかった場合や想定を超える人材流出があった場合、人材育成が計画どおりに進まなかった場合には、当社グループの事業拡大に制約を受ける可能性があります。 ②小規模組織について 当社グループ組織は、従業員数が2025年7月31日現在で193名(臨時従業員を除く。)と規模が小さく、現在の社内管理体制や業務執行体制もこの規模に応じたものとなっております。当社グループでは、今後の事業拡大及びそれに伴う人員の増加に対応して、社内管理体制や業務執行体制の強化を進めてまいりますが、これらが順調に進まなかった場合やこれらに要する費用等の負担が想定を超えて増大した場合には、当社グループの事業拡大に影響を与え、その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③内部管理体制について 当社グループは、企業価値の持続的な増大を図るためにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるという考えのもと、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要であると認識しております。 また、当社グループでは、役職員等の内部関係者の不正行為等が発生しないよう、リスク管理規程を制定し、当社グループの役職員が遵守すべきルールを定めており、内部監査等により遵守状況の確認を行っております。しかしながら、法令等に抵触する事態や内部関係者による不正行為が発生するといった事態が生じた場合、事業の急速な拡大により内部管理体制の構築が追いつかないという事態が生じる場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④特定人物への依存について 当社グループは、代表取締役を含む役員、執行役員等の専門的な知識、技術、経験を有している役職員が、経営戦略や事業戦略の決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。当社グループでは、特定の人物に過度に依存しない経営体制の構築を目指し人材の育成・強化に注力しておりますが、これら役職員が何らかの理由により業務執行できない事態となった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)その他のリスクについて ①投資に関するリスク 当社グループは、持続的に企業価値を向上させていくため、企業等への出資その他投資を行っております。当社グループは、自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信と、そのデータを適切に蓄積・分析・処理するAIソリューションを併せてワンストップで処理するサーバープラットフォームビジネスを展開しているため、大多数のIT企業と親和性があり、またこれから電子コンテンツ配信への進出を検討している企業もその対象と考えており、状況に応じて必要資金を調達して出資等することも考えております。その実施にあたっては、事前に対象企業の財務内容や契約内容等の審査を行い、リスクを検討したうえで決定しておりますが、実施後の事業環境の変化等により、当初想定していた成果が得られないと判断された場合には、のれん等の無形資産や投資有価証券等の減損損失を認識することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②配当政策について 当社グループは、株主に対する配当や自社株買い等の利益還元を重要な経営課題として認識しております。しかしながら、それと同時に内部留保の充実により経営基盤を強化すること、収益力強化及び収益基盤の多様化のための投資に充当することも重要であると認識しております。 したがって、財政状態と経営成績を総合的に勘案したうえで株主に対する利益還元を実施する方針でおりますが、当面は実施する見込みはなく、当該方針が投資家の支持を得られなかった場合、当社株価の形成に影響を及ぼす可能性があります。 ③外的要因(自然災害等)について 当社グループは、インターネットや通信などの各種サービスの提供に必要な通信ネットワークや情報システムなどを構築・整備しております。地震・台風・洪水・津波・竜巻・豪雨・大雪・火山活動などの自然災害、火災や停電・電力不足、テロ行為、コンピューターウイルスなどの攻撃により、通信ネットワークや情報システムなどが正常に稼働しなくなった場合、当社グループの各種サービスの提供に支障を来す可能性があります。これらの影響が広範囲にわたり、復旧に相当時間を要した場合、信頼性や企業イメージが低下し、顧客の獲得・維持が困難になる可能性があります。また、通信ネットワークや情報システムなどを復旧するために多額の費用負担が発生する可能性があります。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,981字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度よりIFRS会計基準を適用しており、前連結会計年度の数値もIFRS会計基準に組み替えて比較分析を行っております。 なお、財務数値に係るIFRS会計基準と日本基準との差異については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 35.初度適用」をご覧ください。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」というグループパーパスのもと、高性能オリジナルサーバーを中心としたインフラ技術を強みに、多くのコンテンツホルダーのDX推進パートナーとして取り組んでまいりました。国内の複数のマンガサービスの開発・企画・運用に取り組むほか、マンガやWebtoonの制作・流通、コンテンツのローカライズ、グローバルマンガサービスの運営、マーケテイングを通じたコンテンツやサービスのグロースなど、コンテンツを軸に事業領域を拡大してまいりました。 当社グループの主な事業領域である情報通信産業は、総務省発行の「令和7年版情報通信白書」によると、2023年時点で名目GDP57.4兆円となっており、全産業の10.0%を占めております。 当社グループが注力する電子書籍市場につきましては、2024年度の市場規模は6,703億円と推計され、2023年度の6,449億円から254億円(3.9%)増加しております。日本の電子出版市場は2025年度以降も拡大基調で、2029年度には8,000億円弱になると予測されております(インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告2025」)。 このような経営環境の中、当社グループは、リカーリングサービス及び初期開発・保守開発サービスにおいて、既存サービスの収益力拡大及び新規サービスのリリースに注力してまいりました。この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上収益4,835,406千円(前年同期比131.7%)、営業利益326,968千円(前年同期比104.7%)、税引前当期利益308,943千円(前年同期比99.5%)、親会社の所有者に帰属する当期利益147,986千円(前年同期比94.0%)となりました。 なお、当社グループはインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。サービス別の状況は、次のとおりです。 (リカーリングサービス) 「リカーリングサービス」は、レベニューシェア収益及び月額固定収益(サブスクリプション)で構成されており、ストック型のビジネスモデルとなります。 当連結会計年度においては、前第4四半期より新たに連結子会社となった、株式会社ビューン及び株式会社Romanzにおける収益の加算及び、地震予測AIサービス「ゆれしる」やインハウスによる広告運用収益、昨年度リリースをしたサービスの月額固定収益などが順調に伸長いたしました。 この結果、リカーリングサービスの売上収益は4,309,574千円(前年同期比128.9%)となりました。 (初期開発・保守開発サービス) 「初期開発・保守開発サービス」は、リカーリングサービス案件獲得のための受託開発を提供するサービスです。取引先の新規サービス立ち上げ時、既存サーバーからの乗り換え時に、当社グループがその後のサービス保守運用も見据えたサーバープラットフォームやアプリケーション等をワンストップで提供します。 当連結会計年度においては、初期の開発案件の対応及び既存サービスのメンテナンス等を進めて参りました。 この結果、初期開発・保守開発サービスの売上収益は525,832千円(前年同期比160.5%)となりました。 財政状態については次のとおりです。 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は5,720,877千円となり、前連結会計年度末と比較して679,947千円の増加となりました。 その主な要因は、現金及び現金同等物の減少252,423千円、使用権資産の増加130,999千円、のれんの増加527,463千円及び無形資産の増加158,429千円によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は3,091,459千円となり、前連結会計年度末と比較して936,414千円の増加となりました。 その主な要因は、借入金(流動)の増加795,567千円によるものであります。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計は2,629,418千円となり、前連結会計年度末と比較して256,466千円の減少となりました。 その主な要因は、利益剰余金の増加147,986千円、資本剰余金の減少161,932千円及び非支配持分の減少256,795千円によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、前連結会計年度末と比較して252,423千円減少し、1,654,662千円(前連結会計年度末1,907,085千円)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は222,561千円(前年同期は264,316千円の獲得)となりました。その主な要因は、税引前当期利益の計上308,943千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は112,808千円(前年同期は30,459千円の支出)となりました。その主な要因は、無形資産の取得による支出246,566千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は362,034千円(前年同期は86,440千円の支出)となりました。その主な要因は、長期借入による収入1,100,000千円があったものの、長期借入金の返済による支出245,849千円及び連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出1,040,567千円があったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績は、次のとおりです。なお、当社グループはインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 初期開発・保守開発サービス   649,897   230.68%   222,070   515.33% (注)リカーリングサービス及びその他サービスで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりです。なお、当社グループはインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) リカーリングサービス   4,309,574   128.9 初期開発・保守開発サービス   525,832   160.5 合計   4,835,406   131.7 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 なお、当連結会計年度においては連結売上収益の10%以上を占める顧客の該当がないため、記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社小学館   496,362   13.6   -   - 株式会社集英社   438,256   12.0   -   - (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要性がある会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。 この連結財務諸表の作成にあたって、見積り、判断並びに仮定を用いることが必要となりますが、これらは期末日における資産・負債の金額、開示期間の収益・費用の金額及び開示情報に影響を与えます。ただし、これらの見積り、判断並びに仮定は、実際の結果とは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要性がある会計方針及び重要な見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載しております。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。また経営成績等に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に含めて記載しております。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。 当社グループの資金需要は、事業規模の拡大に係る人件費、その採用費、広告宣伝費及び主にサーバー購入に係る設備投資資金等の運転資金並びにM&A等の戦略的投資資金となります。財政状態等を勘案しながら、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等による資金調達を考えております。 流動資産と流動負債のバランスを注視し、財政状態の健全性を評価しており、当連結会計年度末時点で健全な財務体制であると判断しております。なお、資金の短期流動性確保のため、金融機関と合計1,000,000千円の当座貸越契約を締結しております。 (3)並行開示情報 連結財務諸表規則(第3編から第6編までを除く。以下、「日本基準」という。)により作成した要約連結財務諸表は、以下のとおりです。 なお、日本基準により作成した当連結会計年度の要約連結財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査を受けておりません。 ① 要約連結貸借対照表(日本基準) (単位:千円) 前連結会計年度 (2024年7月31日)   当連結会計年度 (2025年7月31日) 資産の部 流動資産   3,418,018   3,265,864 固定資産 有形固定資産   136,880   172,900 無形固定資産   656,522   1,338,693 投資その他の資産   426,004   429,356 固定資産合計   1,219,407   1,940,951 繰延資産   708   479 資産合計   4,638,134   5,207,295 負債の部 流動負債   1,105,923   1,858,934 固定負債   756,620   867,343 負債合計   1,862,543   2,726,277 純資産の部 株主資本   2,476,573   2,431,057 その他の包括利益累計額   8,978   9,007 新株予約権   420   189 非支配株主持分   289,618   40,764 純資産合計   2,775,590   2,481,017 負債純資産合計   4,638,134   5,207,295 ② 要約連結損益計算書及び要約連結包括利益計算書(日本基準) 要約連結損益計算書 (単位:千円) 前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 売上高   3,662,056   4,835,406 売上原価   1,552,657   2,526,238 売上総利益   2,109,398   2,309,168 販売費及び一般管理費   1,755,721   2,074,463 営業利益   353,677   234,704 営業外収益   37,835   79,965 営業外費用   16,033   21,148 経常利益   375,480   293,521 特別利益   133,016   31,202 特別損失   126,775   3,807 税金等調整前当期純利益   381,721   320,916 法人税等合計   92,912   120,824 当期純利益   288,808   200,092 非支配株主に帰属する当期純利益   59,061   85,959 親会社株主に帰属する当期純利益   229,747   114,133 要約連結包括利益計算書 (単位:千円) 前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 当期純利益   288,808   200,092 その他の包括利益合計   △13,592   57 包括利益   275,216   200,149 (内訳) 親会社株主に係る包括利益   216,087   114,161 非支配株主に係る包括利益   59,128   85,987 ③ 要約連結株主資本等変動計算書(日本基準) 前連結会計年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日) (単位:千円) 株主資本   その他の包括 利益累計額   新株予約権   非支配株主持分   純資産合計 当期首残高   2,246,655   22,638   420   44,045   2,313,759 当期変動額   229,917   △13,659   -   245,572   461,831 当期末残高   2,476,573   8,978   420   289,618   2,775,590 当連結会計年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) (単位:千円) 株主資本   その他の包括 利益累計額   新株予約権   非支配株主持分   純資産合計 当期首残高   2,476,573   8,978   420   289,618   2,775,590 当期変動額   △45,516   28   △231   △248,854   △294,573 当期末残高   2,431,057   9,007   189   40,764   2,481,017 ④ 要約連結キャッシュ・フロー計算書(日本基準) (単位:千円) 前連結会計年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   当連結会計年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 営業活動によるキャッシュ・フロー   115,306   58,971 投資活動によるキャッシュ・フロー   △29,855   △105,809 財務活動によるキャッシュ・フロー   56,130   △198,444 現金及び現金同等物に係る換算差額   2,500   △141 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   144,081   △245,423 現金及び現金同等物の期首残高   1,756,004   1,900,086 現金及び現金同等物の期末残高   1,900,086   1,654,662 ⑤ 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更(日本基準) 前連結会計年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日) (連結範囲の変更) 当連結会計年度より、株式会社Link-U Technologies及び株式会社Link-U Marketingの株式を設立により取得したことにより連結の範囲に含めております。また、株式会社Romanz及び株式会社ビューンの株式を新たに取得したことにより連結の範囲に含めております。 当連結会計年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) (連結範囲の変更) 前連結会計年度において連結子会社であったリベラルマーケティング株式会社は、当連結会計年度において全株式を売却したため、連結の範囲から除いております。 (持分法適用の範囲の重要な変更) 前連結会計年度において持分法適用の関連会社であった株式会社アムリンク及びITFホールディングス株式会社は、当連結会計年度において全株式を売却したため、持分法適用の範囲から除いております。 (会計方針の変更) (「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用) 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用しております。 法人税等の計上区分に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、当該会計方針の変更による財務諸表に与える影響はありません。 (4)経営成績等の状況の概要に係る主要な項目における差異に関する情報 IFRS会計基準により作成した連結財務諸表における主要な項目と日本基準により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項は、以下のとおりです。 前連結会計年度(自 2023年8月1日 至 2024年7月31日) 「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 35.初度適用」に記載のとおりです。 当連結会計年度(自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) のれんの償却については、実質的に償却年数を見積り、その年数で均等償却しておりましたが、IFRS会計基準では移行日以降の償却を停止しております。この結果、IFRS会計基準では日本基準に比べて販売費及び一般管理費が15,699千円減少しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。