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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

セーラー広告

SAYLOR ADVERTISING.INC.2156 · Standard · サービス業

四国中国九州エリアを地盤に、広告代理業、地域メディア、物産館運営、ソフト開発を手がける複合企業。

概要

セーラー広告は香川県高松市に本社を置く地方広告代理店である。屋外広告や販促支援を主力とし、四国・中国・九州エリア及び東京を事業地盤とする。2026年3月期の連結収益は22億2400万円で、広告事業に加え、物産販売やソフトウェア開発へ事業を多角化している。2007年にジャスダックに上場した。

四国を地盤に中国・九州・東京へ広がる営業拠点

セーラー広告の本社は香川県高松市に置かれ、四国4県すべてに支社・営業所を持つ。香川県内には西讃支社、愛媛県には愛媛本社と宇和島支社、徳島県に徳島支社、高知県には連結子会社の株式会社adearが拠点を置く。四国以外では岡山県に岡山本社と倉敷支社、広島県に広島支社、東京都港区に東京支社を構える。福岡支社は2011年に廃止されたが、子会社の株式会社ゴングが福岡県で広告業を営む。このように、創業地の四国を中心に中国・九州・首都圏へと販路を拡大してきた。

広告・リテール・ソフト開発の3セグメント体制

2026年3月期より、セーラー広告グループは報告セグメントを広告事業、リテール事業、ソフト開発事業の3区分に変更した。広告事業は売上高の約92%を占め、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌のマスメディア広告に加え、インターネット広告、セールスプロモーション、イベント企画、屋外広告などを手がける。リテール事業は香川・徳島の物産館「トモニ市場」とECサイトの運営、ソフト開発事業は2025年10月に子会社化した株式会社フェローが担う斎場予約システムや電話催告システムの開発である。

売上高の7割超を占めるインターネットとSP・イベント

広告事業の総売上高(2026年3月期)は76億300万円で、うちインターネット/モバイル広告が20億9600万円(27.6%)と最大の媒体である。次いで制作・その他が11億9400万円、セールスプロモーションが10億300万円、イベントが9億8300万円と続く。テレビは12億3300万円、新聞は8億1400万円、屋外広告は3億6000万円で、マス媒体よりもデジタルとプロモーション系の比率が高い構造を持つ。前期比ではインターネット広告が5.9%増加した一方、新聞・雑誌・SP・イベントは減少し、媒体構成が変化している。

収益は横ばい、成長より安定を重視する財務体質

2013年3月期の売上高は87億円だったが、2021年3月期には63億円まで減少し、その後回復している。2026年3月期の連結収益(売上高に相当する総販売額ベース)は22億2400万円で、売上総利益率は1.2ポイント改善したものの、販管費増加により営業損失2300万円、親会社株主帰属の当期純損失400万円となった。純利益は過去10年間でマイナスとなったのは2021年3月期(▲100万円)と今回のみで、大きな赤字には至っていない。資金調達には新株予約権の行使を活用し、子会社買収の原資としている。

業界の中での役割は地域企業・自治体向けに広告プランニングとプロモーションを提供し、地域コミュニケーションを支援。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2021/3
事業売上構成比利益利益率
広告 事業62億円100.0%-1億円-1.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告主力

四国・中国・九州を中心に、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・インターネットなど多様なメディアを活用した広告の企画・制作・運営を行う。地域企業のブランディングや販促を支援。

主な製品・サービス2
コミュニケーションプランニング
市場調査やコンセプト開発など、広告戦略の策定支援。
メディアプランニング
複数メディアを組み合わせた広告出稿プランの立案。

02リテール準主力

徳島・香川の物産館「トモニ市場」とECサイトを運営し、地域特産品を販売する。

主な製品・サービス1
トモニ市場
徳島県・香川県の物産販売施設。

03ソフト開発副次

子会社フェローで、自治体向け自動連絡システムや斎場のクラウド予約システムなど、公共向けソフトウェアを開発。

主な製品・サービス1
クラウド斎場予約システム
24時間対応の斎場予約をクラウド上で管理するシステム。

製品と技術

テレビ・ラジオ・新聞・雑誌を組み合わせたメディアプランニング

広告事業の中核は、クライアントの課題に応じてテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の各媒体を最適に組み合わせるメディアプランニングである。2026年3月期の媒体別総売上高では、テレビが12億3300万円、新聞が8億1400万円、ラジオが1億5100万円、雑誌が1億5000万円であった。特にラジオは前期比100.7%と微増だが、新聞と雑誌は減少傾向にある。これらマス媒体に加え、インターネット広告や屋外広告も含めた統合的なコミュニケーション戦略を立案する。

セールスプロモーションとイベント、屋外広告による購買喚起

折込チラシやダイレクトメール、屋外広告、交通広告を用いたセールスプロモーションは、生活者の購買意欲を直接刺激する領域である。2026年3月期のセールスプロモーション売上高は10億300万円、イベントは9億8300万円、屋外広告は3億6000万円であった。官公庁や各種団体の式典・大会・啓蒙活動の企画・運営も手がけ、地域密着型の提案を強みとする。これらのプロモーション系事業は売上高全体の約3割を占め、マス媒体とは別の収益の柱となっている。

クラウド斎場予約システムに代表されるソフト開発事業

2025年10月に子会社化した株式会社フェローは、自治体向けの自動連絡システムや24時間対応のクラウド斎場予約システムを開発する。2026年3月期のソフト開発事業収益は1億2000万円、セグメント利益は200万円と立ち上げ段階だが、保守料や利用料による安定収入が見込まれる。セーラー広告はこの買収により、従来の広告・販促に加え、自治体の業務効率化を支援するソリューションを持つことになった。グループ全体の収益源を多様化する狙いがある。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

財務データ非開示、業界内での地位は不明

当社はサービス業に属するが、提供データには売上高や営業利益率が含まれておらず、業界内でのポジションを数値で評価することはできない。同業他社であるジンジブ、イシン、JSH、ダイブグループ、マテリアルグループと比較しても、規模や収益性に関する情報が不足している。そのため、当社の強みや課題を具体的に述べることはできないが、業界全体としては教育や人材サービスが中心であり、当社も同様の事業を展開している可能性がある。今後の業績開示が待たれる。

強み

  • 業績データは不明だが、上場企業として事業を継続しており一定の基盤がある。
  • サービス業に属し、同業他社と同様の市場に参入している。
  • データ非開示だが、成長の余地を秘めている可能性がある。
  • 社名から長い歴史や既存顧客の存在が推測される。

課題

  • 売上高や利益率が公開されておらず、投資家評価が困難。
  • 同業他社が成長する中で、市場シェアの維持が未知数。
  • データがないため今後どう成長するか不透明。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がセーラー広告

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

看板製作会社として愛媛で創業、1951年

1951年3月、愛媛県新居浜市に「株式会社セーラー工藝社」を設立した。当時は看板等の屋外広告の製作が主目的であった。3年後の1954年7月に香川県高松市へ本社を移転し、1959年8月に商号を「株式会社セーラー広告社」と改め、同年12月に広告業を開始した。このとき本社を高松市中新町に移している。屋外広告の製作からスタートし、総合広告代理店へと歩みを進める基盤がこの時期に固まった。

四国4県と岡山・広島へ拠点を拡大した1960~80年代

1969年4月に香川県丸亀市に西讃営業所(現西讃支社)を開設し、県西部の営業を強化した。1971年2月には愛媛県松山市に松山営業所(現愛媛本社)を開き、翌1972年8月には宇和島営業所(現宇和島支社)を設置して南予地区へ進出した。さらに1973年2月に岡山県岡山市へ、1981年4月に広島市中区へ営業所を開設し、中国地方にも足場を築いた。1987年10月に徳島県、1988年4月に高知県へ進出し、四国全県にネットワークを完成させた。

出版・映像制作への多角化と子会社設立の1990年代

1982年4月、出版業を目的に子会社「株式会社ホットカプセル」を設立した。1990年4月には住宅展示場運営と映像制作を目的に、愛媛県松山市で株式会社エイ・アンド・ブイを設立(出資比率56.9%)。1991年4月に高松市扇町へ本社を新築移転し、同年5月に商号を現在の「セーラー広告株式会社」に改めた。2000年6月には岡山県の株式会社協同企画を完全子会社化し、同社の営業を譲り受けて協同セーラー広告株式会社としたが、2003年4月に吸収合併し岡山本社・倉敷支社とした。

タウン情報誌事業への参入と上場、2000年代

2003年6月、徳島県のタウン情報誌発行会社「株式会社あわわ」の経営権を取得し、2004年3月に完全子会社化した。これによりフリーマガジンやタウン情報誌の発行能力を得た。2005年6月には子会社ホットカプセルを解散し、タウン情報誌事業をあわわに集約した。2007年6月、ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所)に株式を上場した。上場後はM&Aや新規事業を活発化させ、2008年4月にアド・セイル株式会社(インターネット広告)、2009年4月に株式会社ゴング(福岡の広告会社)を子会社化した。

デジタル化への対応と東京進出、2010年代

2011年4月、子会社あわわから「月刊タウン情報かがわ」の発行事業を譲り受け、2012年3月には紙媒体を休刊しWeb媒体へ移行した。2012年7月にはエイ・アンド・ブイを完全子会社化した。2013年4月、東京エリア進出のため東京都港区に東京支社を開設した。同年5月、高知県で南放セーラー広告株式会社を設立し、南放の広告事業を統合した。2020年4月には事業領域拡充を目的に株式会社FISHを設立し、グループの機能を強化した。

リテールとソフト開発へ業容を拡げた2020年代

2022年12月、地域産品のEC販売を目的に株式会社MD&アソシエイツを設立し、香川・徳島の物産館「トモニ市場」の運営を開始した。2024年3月にはエイ・アンド・ブイを解散・清算し、同年10月には高知の広告会社メディア・エーシーを子会社化した。2025年4月、南放セーラー広告がメディア・エーシーを吸収合併し、商号を株式会社adearに変更した。2025年10月にはソフトウェア開発会社の株式会社フェローを子会社化し、新たにソフト開発事業セグメントを設けた。これにより、広告・リテール・ソフトの3本柱体制が整った。

年表37件を開く

1950年代

  • 1951年3月創業看板等屋外広告の製作を目的として愛媛県新居浜市に株式会社セーラー工藝社を設立
  • 1954年7月香川県高松市西新通町に本社移転
  • 1959年8月商号を株式会社セーラー広告社に改称
  • 1959年12月広告業を開始、香川県高松市中新町に本社移転

1960年代

  • 1967年9月香川県高松市香西東町に本社移転
  • 1969年4月西讃地区(香川県西部)の営業強化のため、香川県丸亀市に西讃営業所(現 西讃支社)を開設

1970年代

  • 1971年2月愛媛県に進出のため、愛媛県松山市に松山営業所(現 愛媛本社)を開設
  • 1972年8月愛媛県南予地区の営業強化のため、愛媛県宇和島市に宇和島営業所(現 宇和島支社)を開設
  • 1973年2月岡山県に進出のため、岡山県岡山市に岡山営業所(旧 岡山支社)を開設

1980年代

  • 1981年4月広島県に進出のため、広島市中区に広島営業所(現 広島支社)を開設
  • 1982年4月出版業の開始を目的として、香川県高松市に子会社である株式会社ホットカプセルを設立
  • 1987年10月徳島県に進出のため、徳島県徳島市に徳島営業所(現 徳島支社)を開設
  • 1988年4月高知県に進出のため、高知県高知市に高知営業所(旧 高知支社)を開設

1990年代

  • 1990年4月創業住宅展示場の運営管理ならびに映像制作を主目的として、当社出資比率56.9%で愛媛県松山市に株式会社エイ・アンド・ブイを設立
  • 1991年4月香川県高松市扇町に本社新築移転
  • 1991年5月商号をセーラー広告株式会社に改称

2000年代

  • 2000年6月M&A岡山県岡山市の株式会社協同企画を100%子会社化し、当社の旧岡山支社の営業を譲渡、商号を協同セーラー広告株式会社に改称
  • 2003年4月M&A協同セーラー広告株式会社を吸収合併、セーラー広告株式会社岡山本社(岡山県岡山市)、倉敷支社(岡山県倉敷市)とする
  • 2003年6月タウン情報誌発行会社、徳島県徳島市の株式会社あわわの経営権を取得(現 連結子会社)
  • 2004年3月M&A株式会社あわわを100%子会社化
  • 2005年6月株式会社ホットカプセルはタウン情報誌の発行及びこれに付随する営業を株式会社あわわに譲渡し解散(同年11月清算結了)
  • 2007年6月上場ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所)に株式を上場
  • 2008年4月インターネットを利用した広告活動の企画・提案強化を目的に、アド・セイル株式会社(現 連結子会社)をアドデジタル株式会社との共同出資により設立(当社出資比率60%)
  • 2009年4月M&Aアド・セイル株式会社を100%子会社化 福岡県に進出のため、福岡市博多区に福岡支社を開設するとともに、福岡市中央区で広告業を営む株式会社ゴングを100%子会社化(現 連結子会社)

2010年代

  • 2011年3月福岡支社を廃止
  • 2011年4月株式会社あわわから「月刊タウン情報かがわ」の発行およびこれに付随する事業を譲受
  • 2012年3月「月刊タウン情報かがわ」の紙媒体による発行を休刊し、WEB媒体による発行とする
  • 2012年7月株式会社エイ・アンド・ブイが100%子会社となる(連結子会社)
  • 2013年4月東京エリア進出のため、東京都港区に東京支社を開設
  • 2013年5月M&A高知エリアのシェア拡大を目的として、高知支社と株式会社南放の営業機能を統合させるべく、南放セーラー広告株式会社(高知県高知市)を設立(連結子会社)
  • 2013年7月南放セーラー広告株式会社が株式会社南放から広告業務に関する事業を譲受ける

2020年代

  • 2020年4月事業領域拡充を目的に株式会社FISH(香川県高松市)を設立(現 連結子会社)
  • 2022年12月地域の魅力ある産品やサービスをECサイトなどで紹介し販売していくことを目的として株式会社MD&アソシエイツを設立(現 連結子会社)
  • 2024年3月株式会社エイ・アンド・ブイは2024年3月31日開催の臨時株主総会決議により解散(同年11月清算結了)
  • 2024年10月M&A高知エリアのシェア拡大を目的として広告業を営む株式会社メディア・エーシー(高知県高知市)を子会社化
  • 2025年4月M&A南放セーラー広告株式会社が株式会社メディア・エーシーを吸収合併し、商号を株式会社adearとする(現 連結子会社)
  • 2025年10月M&A事業領域の拡大を目的としてソフトウェア等の開発業を営む株式会社フェロー(香川県高松市)を子会社化(現 連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    デジタル技術を活用したコンサル型ソリューション

    データやAIを活用したコンサルティング型ソリューションを拡充し、次世代デジタル技術を活用したマーケティングデザイン企業への進化を目指す。同時に営業体制を個人依存から組織対応のチーム戦へ転換し、商談データベース化やAIナレッジ共有を進める。

  2. 02

    地域資源活用と組織総合力の強化

    ソリューションデザイン局新設により各局横断の総合力を最大化。地域資源を活用したプロモーションや自治体連携を強化し、新たな収益の柱を創出するため社長直轄の地域共創室を高松・松山で始動する。

  3. 03

    コミュニケーションビジネス周辺の新規事業

    空間プロデュース、採用マーケティング事業、地域商社機能と連携したブランド立ち上げなど、既存の強みを活かした新規事業を推進し、収益基盤を多様化する。

  4. 04

    西日本エリア攻略とM&Aによる事業拡大

    コア事業であるコミュニケーションサービス業を中心に、シナジー効果の高い企業への成長投資を積極化。組織改編によりマーケティングデザイン推進室を主力局内に配置し、西日本全域への商圏拡大を図る。

  5. 05

    人材への投資

    優秀な人材の確保・育成と多様な働き方の推進、心身の健康への配慮を継続し、競争力の源泉である人材への投資を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で192人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は543万円で、9期前と比べて+7.0%平均年齢は44.4歳、平均勤続年数は17.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月184
2018年3月193
2019年3月50843.015.1196
2020年3月52243.615.7183
2021年3月50044.216.4175
2022年3月49245.117.4167
2023年3月51046.418.1169
2024年3月53544.616.7172
2025年3月53744.016.51790
2026年3月54344.417.31920

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
その他設備 — 香川県高松市他601百万円
広告事業 全社
本社 — 香川県高松市422百万円
広告事業
愛媛本社 — 愛媛県松山市292百万円
広告事業
本社 — 徳島県徳島市47百万円
広告事業
徳島支社 — 徳島県徳島市37百万円
広告事業
岡山本社 — 岡山県岡山市北区30百万円
広告事業
その他支社0百万円
広告事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社あわわ(注2)
    徳島県徳島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アド・セイル株式会社(注2)
    香川県高松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ゴング(注2)
    福岡県福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社adear(注2)
    高知県高知市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社FISH
    香川県高松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社MD&アソシエイツ
    香川県高松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社フェロー(注2)
    香川県高松市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和7年度食育活動の全国展開委託事業(第20回食育推進全国大会の運営)
    農林水産省 · 2025-04-07
    2,097万円
  • 調達
    令和7年度 冬期運転啓発メディア広報作業
    国土交通省 · 2025-09-26
    790万円
  • 調達
    令和6年度 冬期運転啓発に関する広報作業
    国土交通省 · 2024-11-06
    539万円
  • 調達
    消費税軽減税率制度に関する新聞記事下広告の掲載業務
    国税庁 · 2019-04-05
    352万円
  • 調達
    消費税軽減税率制度に関する新聞記事下広告の朝刊掲載業務
    国税庁 · 2019-06-13
    348万円
  • 調達
    水島港式典運営業務
    国土交通省 · 2024-04-01
    280万円
  • 調達
    電波利用環境保護の周知・啓発に係るインターネット広告業務の請負
    総務省 · 2025-01-15
    261万円
  • 調達
    松山外環空港線(余戸南~東垣生)開通式典会場設営
    国土交通省 · 2023-11-30
    248万円
  • 調達
    サステナブルファッションイベントに係るイベント運営等支援業務
    消費者庁 · 2021-11-25
    160万円
  • 調達
    令和2年度電波利用環境保護周知啓発強化期間における広報業務(公共交通機関の中吊り広告)の請負
    総務省 · 2020-09-04
    84万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

四半期の推移

10期分

直近は2021年4Qで、売上は19億円。前年の2020年4Qと比べると、売上は−13.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2019年3Q2100.00
2019年4Q271
2020年1Q19−1−5.30
2020年2Q2015.00
2020年3Q2100.0−1
2020年4Q221
2021年1Q11−2−18.2−1
2021年2Q1500.00
2021年3Q1800.0−1
2021年4Q191

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

直近14期の通期業績。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
高知エリアのシェア拡大を目的として、高知支社と株式会社南放の営業機能を統合させるべく、南放セーラー広告株式会社(高知県高知市)を設立(連結子会社)
2013年3月8721
2014年3月9521
2015年3月9321
2016年3月9111
2017年3月9321
2018年3月8810
2019年3月8821
事業領域拡充を目的に株式会社FISH(香川県高松市)を設立(現 連結子会社)
2020年3月8210
2021年3月63−1−1
地域の魅力ある産品やサービスをECサイトなどで紹介し販売していくことを目的として株式会社MD&アソシエイツを設立(現 連結子会社)
2022年3月10
2023年3月21
高知エリアのシェア拡大を目的として広告業を営む株式会社メディア・エーシー(高知県高知市)を子会社化
2024年3月1−1
南放セーラー広告株式会社が株式会社メディア・エーシーを吸収合併し、商号を株式会社adearとする(現 連結子会社)
2025年3月010
2026年3月000

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は6億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−225
2014年3月1−1107
2015年3月10−118
2016年3月00−108
2017年3月20−128
2018年3月0−11−18
2019年3月200210
2020年3月10−218
2021年3月−102−19
2022年3月−10−2−16
2023年3月30−138
2024年3月−10−2−15
2025年3月10117
2026年3月−1−11−26

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は43億円。このうち返さなくてよい自己資本が23億円で、自己資本比率は53.4%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43162737.2
2014年3月48173134.3
2015年3月46172937.9
2016年3月46182838.4
2017年3月46192740.6
2018年3月45182740.8
2019年3月47192840.4
2020年3月42192344.6
2021年3月42182443.1
2022年3月40172344.0
2023年3月42192344.4
2024年3月41192247.2
2025年3月42202248.0
2026年3月43232053.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中270位あたり、逆に低いのはROE534社中497位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-0.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥280で、1年前と比べて-27.1%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥280-0.4%1ヶ月+4.1%1年-27.1%時価総額17億円
過去52週の値幅
安値¥251高値¥464

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.65倍
配当利回り2.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月7日以降に上昇し、8月10日には278円まで回復。8月14日終値274円は25日移動平均線269円を約1.9%上回ったが、52週高値506円からは大幅に下落。200日線293円は下回っており、長期トレンドは弱い。RSIは61.5と上昇余地はあるが、出来高は全体的に低水準で、上昇の勢いは限定的。7月8日に6.7万株の出来高があったが、その後は小動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PBRは0.6336倍と同業界平均の3.31倍を大幅に下回り、純資産対比で割安。配当利回り2.19%は平均2.31%とほぼ同等で、配当性向28.4%と安定。ただしROEは-0.2%とほぼゼロで収益力は低く、直近の純利益もほぼゼロ。業績は横ばいで成長性に乏しいが、資産価値に対する割安感は明確。

指標この会社業種平均
PBR0.65倍3.51倍
ROE-0.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、地方広告市場の縮小が続く中で、どのように収益を維持・拡大するかである。強気派は、地元企業や自治体との強固なリレーションにより安定受注が見込めること、また、デジタル広告へのシフトが遅れている地方市場で、まだニッチな需要が残っていると見る。さらに、低PBR(0.63倍)で資産価値が割安と考えられる。一方、弱気派は、広告市場の構造的な縮小により、長期的な成長は見込めず、業績が横ばいから微減で推移する可能性が高いと指摘する。赤字転落の懸念もあり、成長性よりも守りの姿勢が求められる。

プラスに働く材料7
  • 地域リレーションの強み

    地元企業や公共団体から安定した受注があり、収益の下支えになる

  • 割安な株価水準

    PBRが0.63倍と資産価値に比べて割安で、下値不安は限定的

  • ニッチ市場の需要

    デジタル広告が普及する中でも、地方的には従来型広告への需要が残る

  • PBR0.63倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.63倍は純資産比37%安、1倍修正で約58%の上昇余地

  • 赤字解消で収支均衡へ通年影響

    純損失1億円から直近2期は純利益0億円、赤字転落リスクが後退

  • 配当利回り2.19%を維持通年影響

    株価274円に対し配当利回り2.19%、下値支え材料

  • 株価年19%下落の反発余地継続影響

    年間株価下落率19.45%、売られ過ぎで短期的反発が期待

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小のトレンド

    広告費は全体として減少傾向にあり、地方市場はさらに厳しい

  • 収益力の弱さ

    直近で赤字や減益が発生しており、収益の安定性に欠ける

  • 成長の芽がない

    新規事業やデジタル対応の動きが乏しく、将来の成長が見込めない

  • 2026年3月期も営業利益0億円通年影響

    2025年3月期・2026年3月期とも営業利益0億円、収益成長なし

  • ROEマイナス0.2%と資本効率低位継続影響

    ROE-0.2%で自己資本の価値が増えず、株主利益が限定的

  • 時価総額17億円の流動性リスク継続影響

    時価総額17億円と小型で、売買が細ると株価が振れやすい

  • 業績予想の不開示で透明性低い継続影響

    PER予想が公表されておらず投資判断材料が不足

次の決算で確かめる点
売上高
広告受注の動向を示し、業績の基盤を把握するため
公共団体受注比率
安定収益の源泉であり、この比率が高いほど収益の安定性が増す
デジタル広告売上比率
市場変化への対応度合いを測る。低いと将来の競争力に不安が残る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり6で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.14%。

年間配当
¥6
1株あたり
配当利回り
2.14%
いまの株価に対して
配当性向
28.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月533.6
2018年3月10100.0
2019年3月5−50.040.9
2020年3月50.0
2021年3月4−20.0
2022年3月40.0
2023年3月525.038.8
2024年3月620.028.4
2025年3月60.0
2026年3月60.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥6

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,373人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.5%を占め、残る81.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他76.476.777.377.776.177.0
自己株式37.837.837.831.327.415.3
事業法人14.514.413.913.712.914.0
金融機関7.67.77.56.65.44.5
証券会社1.31.00.91.82.23.7
外国法人0.20.10.30.23.10.6
外国人個人0.00.00.00.00.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01セーラー広告取引先持株会8.72
02セーラーグループ社員持株会6.55
03㈱香川銀行2.96
04村上 義憲2.77
05㈱読宣WEST2.63
06工藤 信仁2.34
07千田 裕也2.30
08村山 信也2.25
09㈱SBI証券1.87
10加納 大樹1.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−105%、1株純資産は14期で+6%。直近期のROEは-0.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月194244.514.125.7
2014年3月224425.19.428.2
2015年3月184604.118.59.2
2016年3月194674.014.020.6
2017年3月214924.413.533.6
2018年3月64851.174.4
2019年3月234994.713.940.9
2020年3月54971.149.8
2021年3月−21478−4.3
2022年3月−7463−1.4
2023年3月364967.58.238.8
2024年3月−20462−3.928.4
2025年3月74611.353.3
2026年3月−1448−0.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額103百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村上義憲代表取締役 会長74168,000
香川裕史代表取締役 社長539,000
間敬三取締役 CIO6321,000
萱原一則常務取締役 コーポレート デザイン局長6134,000
高藤聖二常務取締役 第二ビジネス プロデュース局長6212,000
森川稔常務取締役 第一ビジネス プロデュース局長5935,000
原渕定夫取締役 監査等委員6930,000
武田真由美取締役 監査等委員47
福川盛二取締役 監査等委員71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6939316
取締役(社内)1666
社外取締役2442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,271字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(セーラー広告株式会社)および連結子会社7社(株式会社あわわ、アド・セイル株式会社、株式会社ゴング、株式会社adear、株式会社FISH、株式会社MD&アソシエイツ、株式会社フェローおよび持分法非適用関連会社(ひょうたん島不動産合同会社)で構成しております。 当社グループは、広告業を主たる事業とし、四国中国九州エリアおよび東京を主要事業エリアとして、テレビ、ラジオ、新聞および雑誌を中心とする各種メディアを媒体とした広告の企画、立案、制作、ならびに、セールスプロモーションやインターネット関連広告など、広告に関するあらゆるサービス活動を行うほか、『あわわアプリ』の運営、徳島県全域においてフリーマガジン『ワイヤー』およびタウン情報誌『めぐる、』の発行を行っております。 その他、物産館『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』の運営およびECサイト『トモニ市場オンライン』の運営ならびに『クラウド斎場予約システム』などソフトウェア等の開発を行っております。 なお、当社は、新たなコミュニケーションサービスの設計・開発が可能になることを期待し、2025年10月1日付で株式会社フェローを子会社といたしました。これに伴い、セグメント情報等の開示に関する会計基準と照らし合わせ、開示セグメントの範囲を検討した結果、新たに自動連絡システムやクラウド予約システムなどソフトウェア等の開発に関する事業を「ソフト開発事業」として区分しております。 〔広告事業〕 ○コミュニケーションプランニング 市場調査や環境分析等によるブランド開発、ターゲット戦略、ポジショニング戦略、企業・商品広報戦略、コンセプト開発等の企画・立案 ○メディアプランニング テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・インターネット・モバイル・印刷物など各媒体を活用した広告活動の企画・立案、および、これらを組み合わせたメディア戦略および表現戦略の企画・立案 ○セールスプロモーション 折込チラシやダイレクトメール、屋外広告、交通広告等を用いた広告戦略の構築や各種イベント・式典等の企画など生活者の購買意欲等を喚起する広告の企画・立案・運営・管理 ○催事・イベント 官公庁・行政・各種団体の式典・大会および啓蒙活動の企画・運営・管理 (主な関係会社)当社、株式会社あわわ、アド・セイル株式会社、株式会社ゴング、株式会社adear及び株式会社FISH 〔リテール事業〕 〇通信販売事業、店舗販売事業 徳島県および香川県の物産販売店舗『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』の運営、および、オンラインショップ『トモニ市場オンライン』の運営 (主な関係会社)株式会社MD&アソシエイツ 〔ソフト開発事業〕 〇ソフトウェア開発事業 自治体における各種自動連絡システムや24時間対応が求められる斎場のクラウド予約システムなどのソフトウェア・ハードウェア機器等の開発 (主な関係会社)株式会社フェロー 〔事業系統図〕 当社グループの事業系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題6,114字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、企業と生活者を結ぶ情報の橋渡し役として、社会生活の向上と文化の発展に貢献することを経営の基本方針としております。そして、この基本方針のもと、お客さまの課題を提案活動によって解決し、地域の皆様とともに豊かな文化を育て、社会をより楽しく、より美しく、より豊かにすることを目指しております。 (2) 経営環境および中長期的な会社の経営戦略 コロナ禍における非接触型サービスの需要拡大やリモート環境の整備を経て、社会のデジタル化は急速に加速し、メディアの多様化も相まって、社会全体の情報量が飛躍的に増加した結果、生活者が情報に接する機会の増加とともに情報選択の自由度も高まりました。企業はAIやクラウド技術を活用して業務効率を高め、医療分野では遠隔診療が普及し、政府は行政手続きをオンライン化することで国民の利便性を向上させています。日常生活でもスマートデバイスやキャッシュレス決済が普及し、生活がより便利になっています。特にスマートフォンの普及によって、オンラインの利用が常態化し、インターネットに接続されたデバイスの多様化とともに、さまざまなコンテンツの閲覧が可能になりました。 2025年の国内広告市場におきましては、インターネット広告費の総広告費に占める構成比が50.2%と初めて過半数に達するなど市場の成長を牽引したほか、大阪・関西万博等の大型イベントを機にリアル媒体の活用も活発化し、4年連続で過去最高を更新いたしました(電通発表)。 このような環境の中、各企業ともデジタル技術を活用したプロモーション活動への関心が高く、デジタルデータを積極的に活用したマーケティング手法やデジタル戦略へのシフトを進め、同時に、企業のコミュニケーション領域につきましても、従来のメディア以外に、ECサイトやSNS、動画配信サイトのほかリクルートなど多方面に拡大しており、こうした変化の中で、企業のコミュニケーション活動には従来とは異なる発想が必要とされております。 当社グループはこれまで、お客さまの経営課題の解決に繋がる戦略を設計し、共に実践するパートナーになることを今後の在り方と定義し、これを『マーケティングデザイン』と称して、デジタル領域の拡大と新しい事業領域の開発に取り組んでまいりました。今後につきましても、この基本概念を踏襲し、組織力を結集した素早い対応(クイックレスポンス)と、お客さまへの深い理解に基づく提案活動を基本とし、お客さまの成長イメージを共に描き、その企業理念の実現に伴走してまいります。その変革の象徴として、当社は慣れ親しんだ「営業」という名称を廃止いたします。これからの私たちに求められているのは、単に広告枠を売る「営業」に留まらず、クライアントの事業そのものをより良い方向へ導き、新しい価値を生み出す「プロデュース(導く・創出する)」能力であると考えております。「御用聞きではなく、プロデューサーであれ」という強い想いと期待をこの名称に込め、地域に密着した広告会社としての強みを活かしながら、データやAIなどを活用したコンサルティング型ソリューションの拡充と、人材・組織の強化を一段と加速させてまいります。これにより、次世代デジタル技術を活用したマーケティングデザイン企業へと進化を遂げ、地域社会とともに未来を創造できる地元企業の成長を支えるパートナーを目指してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの外注費を除く諸費用は変動が少なく固定的であるため、当社グループにおきましては、売上総利益の確保が営業利益および経常利益の獲得に大きく影響するという事業特性があります。従いまして、営業の成果である売上高と連動した収益性の指標として、売上総利益および売上総利益率(=売上総利益/総売上高)を重要な経営指標とし、日々の行動管理・業績管理・人事評価等に連動させ、目標の達成に向けて取り組んでおります。 ※総売上高は、当社グループの営業活動によって得た販売額の総額であります。『収益認識に関する会計基準』に準拠した指標ではありませんが、投資者が当社グループの事業規模を判断するうえで重要な指標であると認識し、従前の企業会計原則に基づき算出し、参考情報として開示しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 (1)および(2)に記載の、経営方針および経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の経営課題は以下のとおりであります。 〔広告事業〕 ① 次世代デジタル技術を活用した付加価値提案力の向上 広告業界は、コロナ禍を経て急速に進むデジタル化の中で、新たな挑戦に直面しています。社会のデジタル化とメディアの多様化により情報量が増大し、生活者は自らの欲しい情報を選択するようになりました。また、広告を効果的に届けるためには、生活者の価値観を理解することも不可欠です。企業のコミュニケーション活動に新たな発想が求められ、広告の領域も多方面に拡大しています。今後、ますますスマートフォン利用の拡大とインターネット利用者数の増加に伴い、インターネット広告の需要が増加するとともに、動画ストリーミングサービスの需要や広告クリエイティブのAI化が進むとともに、SNSを起点としたコミュニケーション活動が重要性を増してくると予想されます。 当社グループは、このような社会全体、業界全体の変化に対応すべく、地域に密着した広告会社としての強みを活かしながら、データやAIなどを活用したコンサルティング型ソリューションの拡充を図ります。その実践基盤として、個人の力量に依存した営業スタイルから脱却し、「組織対応」による「チーム戦」へと営業体制を転換いたします。具体的には、商談情報のデータベース化と商談進行状況のフェーズ管理を徹底するとともに、蓄積された社内ナレッジをAIデータベースで共有する仕組みを構築いたします。さらに、数字的根拠に基づいた営業強化研修を実施し、人的資本の底上げを図ることで、お客さまにとってより付加価値の高い提案活動を実践し、次世代デジタル技術を活用したマーケティングデザイン企業への進化を目指してまいります。 ② 地域資源を活用したプロモーション活動の展開と組織総合力の強化 当社グループは、地域に密着した営業活動で培ったきめ細かな対応と、四国中国エリアに福岡、東京を加えた拠点ネットワーク、75年の実績に基づくノウハウによってお客さまの様々なニーズに応え、時代に即した提案活動によって、より質の高いコミュニケーション効果の創造に努めてまいりました。しかしながら、社会全体でデジタル化が急速に進展し、あらゆる面において大きな変化が見られている状況にあっては、急速な変化に対応したマーケティング戦略の立案が求められております。 このような変化の激しい経営環境を乗り越え、顧客の深層に眠るニーズの掘り起こしや難易度の高い接戦案件を勝ち切るためには、ビジネスプロデュース本部(旧・営業本部)単独の動きにとどまらない「組織の総合力」が不可欠です。そこで当社グループは、各局を横断的に機能させ、組織全体のソリューション力を最大化させる戦略的専門部隊として「ソリューションデザイン局」を新設いたしました。スペースデザイン室やデジタルデザイン室が持つ専門性を武器に、AI領域の活用やパートナー企業とのアライアンスも積極的に生かし、各局と密に連携しながら、時には先頭に立って包括的な解決策を設計し、会社全体の総合力で案件獲得を目指します。また、これまで高松本社に集結させていたデジタルデザイン室については、グループ会社である「アド・セイル」とより強固に連携することで広域で戦える盤石な体制を築いてまいります。 さらに、お客さまに提供できる価値(サービス)を拡充し、地方創生に貢献しながら収益の改善を図るため、地域資源を積極的に活用いたします。四国内の大型スポーツ・文化イベントのサポートを通じた自治体や企業との連携強化、地域の観光振興、文化振興、商業活性化を視野に入れた実践的なプロジェクトの構想を進めてまいります。加えて、既存の広告業の枠を超えた当社グループの「新しい収益の柱」を創り出すため、社長直轄の未来を創る新事業プロジェクトとして「地域共創室」を高松・松山の2拠点で始動いたしました。事業計画の策定から資金提供まで会社として全面的にバックアップし、事業化を目指すことで、地域社会とともに持続的に成長できる新たなビジネスモデルを確立してまいります。 ③ コミュニケーションビジネスと親和性の高い新規事業への取り組みの推進 当社グループの営むコミュニケーションビジネスの領域では、効果的なコミュニケーション活動はブランドの認知度を高め、信頼を築くのに役立ち、顧客との良好なコミュニケーションは長期的な関係を築き、顧客満足度を向上させるものとなります。当社グループは、コミュニケーションビジネスをとおして、お客さまの製品やサービスのほかブランドイメージなどを生活者に効果的に伝えるための戦略を提供しており、お客さまのニーズや期待を的確に把握し、それに基づいたコミュニケーション戦略を構築してまいりました。また、当社グループの持つ創造的なアイデアを生み出す力は、様々なビジネスにおいて新しい価値を提供するための原動力となり、市場での競争力を高める他社との差別化を図るものとなります。 当社グループにおきましては、こうしたコミュニケーションビジネスの遂行により得られた強みを活かし、親和性の高い新規事業への取り組みを積極的に推進してまいります。具体的には、商業空間やオフィス空間における生活者満足度や生産性の向上に繋がる「空間プロデュース」に取り組むほか、地域のクライアント企業のブランディングや採用活動を強力に支援するため、新たに採用マーケティング事業を開始いたしました。高い注目度と費用対効果を両立させることで、クライアント企業の認知拡大と企業価値の向上に貢献してまいります。 さらに、地域商社機能と連携した製品開発から販売促進までの一貫したサポート体制の実現として、地元企業と共同で四国の魅力を発信する新ブランドを立ち上げました。四国の産業活性化および観光需要の創出に寄与するなど、既存事業の枠を超えた新たな収益基盤の構築に努めてまいります。 ④ 事業エリアの拡大と西日本攻略に向けた戦略的体制構築 当社グループは、今後の事業拡大および収益力強化のための重要な成長戦略として、既存事業の拡大や新規事業への参入を目的とした事業エリアの拡大を推進しております。この実現に向け、当社グループと高いシナジー効果を有する企業や、地域創生の推進に寄与する企業等を対象として、積極的に成長投資を行っていく方針であります。具体的には、コア事業であるコミュニケーションサービス業を中心に、デジタル領域における優れた技術、特定の市場での強固な顧客基盤や優秀な人材、あるいは新たな収益機会の創出に資する異業種等をターゲットとして、幅広く投資機会を検討してまいります。 また、現在保有する四国中国エリアおよび福岡・東京の拠点ネットワークをさらに拡充・深化させるため、戦略的な組織改編を実施いたしました。これまで少数精鋭で活動していた「マーケティングデザイン推進室」を、高松本社の主力である「第一ビジネスプロデュース局」内へと配置転換いたしました。これは、既存エリアの強化にとどまらず、当社グループの商圏を西日本全域へと拡大させるための「突破口」を開くという明確な意志に基づくものであります。第一ビジネスプロデュース局とマーケティングデザイン推進室が一体となり、西日本エリア攻略の「コントロールタワー」として機能することで、当社グループの未来を広げる新たな収益の柱を確立してまいります。 ⑤ 人材への投資 当社グループの競争力の源泉は人材であり、当社グループにとって最も重要な経営資源であります。お客様に満足いただけるコミュニケーションサービスを提供するためには、優秀な人材の確保と育成のほか、専門的な知識を持った人材の獲得も重要な経営課題であります。また、社員の「健康」や「働き方」も企業の業績や存続に関係する重要な経営課題であります。 当社グループにおきましては、優秀な人員の確保と育成はもちろんのこと、多様な働き方の尊重や心身の健康に配慮した安全衛生について、引き続き取り組んでまいります。 なお、詳細につきましては「2 サステナビリティに関する考え方及び取組(3)人的資本に関する戦略・指標目標」をご参照ください。 〔リテール事業〕 ① 強みを活かした多面的な取り組みの強化 当社グループにおきましては、今後の事業拡大および収益力強化のための施策として、既存事業の拡大や新規事業への参入に取り組んでおり、四国の選りすぐりの逸品を販売するオンラインショップ『トモニ市場オンライン』の運営に努めるほか、徳島県および香川県の物産販売店舗『徳島・香川トモニ市場〜ふるさと物産館〜』の運営をとおして地域産品の販路拡大に取り組んでおります。こうした取り組みによって、地域産品メーカーの帳合をとれることが強みとなり、百貨店や大型量販店での展示販売に繋がっております。 当社グループにおきましては、県外の物産展や催事へ出展するほか、既存商品の見直しによる商品開発や地域産品のブランディングと販路拡大を実施し、強みを活かした多面的な取り組みと確実な収益化に取り組んでまいります。 〔ソフト開発事業〕 ① グループシナジーの創出と開発体制の高度化 当社グループは昨年10月、株式会社フェローを新たにグループに迎え入れました。当社グループのマーケティング・データ分析力と、同社のコミュニケーション自動化技術および強固な自治体基盤を融合させることで、メディアとダイレクトチャネルを組み合わせた戦略設計や、社会変化に対応した行政コミュニケーションの実現、親和性の高い新サービスの開発が可能となります。当社グループは、テクノロジーの力でコミュニケーションの質を高め、地域社会と未来を共創するパートナーを目指してまいります。 また、今後はソフトウェアの開発を中核に据えた自律的成長への移行が急務であります。属人化していた仕様書やノウハウを集約・効率化するなどナレッジの資産化を推進することによって、デジタルツールを武器に個人の知恵を組織の資産へ変換し、最大の壁である開発体制の高度化を図り、技術と知恵で選ばれる技術者集団へと進化してまいります。
事業等のリスク6,294字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況および経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 〔広告事業に関するリスクについて〕 ① 市場環境の変動と経営成績の季節的変動について 広告主は、経済動向や自社の企業業績に応じて広告費を増減する傾向にあるため、当社グループの業績は国内の景気動向全般に大きく影響を受ける傾向にあります。そのため、国内経済が低迷し、さらに深刻化した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 特に、当社グループは、四国中国九州エリアを中心として地域に密着した事業を展開しているため、これら地域の個人消費や景気が低迷するほか、異常気象および大規模な震災、感染症の拡大等により経済情勢が悪化した場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループにおきましては、特定の業種・業態の顧客に依存しておらず、かつ、顧客も多分に分散されているため、売上高および仕入高を差し引いた売上総利益におきましては大きな変動はありません。しかしながら、10月から12月にかけての第3四半期にみられる年末商戦に合わせた広告需要や1月の年始広告需要等におきましては利益率の高い案件が多く、3月決算会社の年度末の広告活動や官公庁受託案件の収益計上などが3月の年度末にかけて重なるため、当社グループの経営成績につきましては年後半のウェイトが高い特徴があります。 当社グループにおきましては、毎月開催する経営会議の場におきまして、当社および子会社の今後3ヶ月の受注予測を確認するほか、週単位での進捗状況の把握につとめ、以降の対策に繋げておりますが、前述した景気の低迷や経済情勢が悪化し、特に、第3四半期以降の受注予測との乖離が生じた場合には当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループにおきましては、前述した業績管理のほかに、新規開拓に貢献した社員や斬新な企画提案を実行した社員に対する表彰制度を設け、毎年業績貢献賞として表彰し、従業員のモチベーションの維持を図り、市場環境や経営成績の季節的変動に関するリスクの低減に努めております。 ② 市場環境の変化による競合激化について 当社グループの各事業エリアにおきましては、従来から地元有力広告会社や大手広告会社の地方拠点と競合状態にあります。また、広告制作技術の進展や広告代理店を通さない広告ビジネスの在り方の変化によって、広告ビジネスへの参入障壁が低下し、印刷会社やイベント会社など広告会社以外との競合も見られるようになりました。さらに、インターネットを中心とする新たなメディアを通じたコミュニケーション手段が発達したことにより、当社グループにおきましても年々インターネット広告の扱い高が増加しており、インターネットを専門に扱う企業との新たな競合も発生してまいりました。インターネットを活用した情報発信手段の多様化は、メディア環境の変化と、各企業のマーケティングコミュニケーション戦略の変化をもたらし、広告主の広告費投下に対する慎重な姿勢として広告会社に対する要望の多様化に繋がりました。 当社グループにおきましては、お客さまの経営課題の解決に繋がる戦略を設計し、共に実践するパートナーになることを今後のグループの在り方と定義し、これを『マーケティングデザイン』と称して、デジタル領域の拡大と新しい事業領域の開発に取り組んでまいりました。引き続き、この基本概念を踏襲し、地域に密着した広告会社としての強みを活かしながら、データやAIなどを活用したコンサルティング型ソリューションの拡充と、人材・組織の強化を進め、次世代デジタル技術を活用したマーケティングデザイン企業へと進化し、地域社会とともに未来を創造できる地元企業の成長を支えるパートナーを目指しており、①次世代デジタル技術を活用した付加価値提案力の向上、②地域資源を活用したプロモーション活動の展開と組織総合力の強化、③コミュニケーションビジネスと親和性の高い新規事業への取り組みの推進、④事業エリアの拡大と西日本攻略に向けた戦略的体制構築、⑤人材への投資に取り組み、提供するサービスの充実、ならびに、地元企業としての特性を活かした営業活動や提案力の強化によって、競争力の維持および強化を図っておりますが、前述の競合激化によって広告の受注を確保できない状況が続いた場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループにおきましては、インターネットを活用した広告活動を取り扱う子会社や他社との業務提携、ウェブ解析士の認定取得、ウェブ広告運用セミナーの開催、AI研修の受講などをとおしてインターネット広告や次世代デジタルメディアの取扱いにも注力しておりますが、今後、こうした新しいメディアの発展によって既存メディアを活用した広告需要が低下した場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 取引先との関係について 当社グループの販売先につきましては、拠点ごとに業種や広告手法等に一定の傾向はあるものの、特定の顧客に対する依存関係はありません。また、当社グループと広告主との間には、長年のお付き合いによる継続的かつ安定的な取引関係が成立していると考えております。 当社グループにおきましては、地域市場環境の変動や広告主との関係変化による影響を軽減するために、新規広告主の獲得を含め多業種にわたる顧客基盤の構築を図っておりますが、これらの対応が不十分な場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおきましては、マスコミ四媒体の広告売上高が約3割を占めており、今後ともマス媒体広告の販売を行う方針であります。当社グループにおきましては仕入先である媒体社との良好な取引関係維持に努めておりますが、媒体社との取引関係に変化が生じた場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、広告の企画や制作、広報活動、市場調査等において、業務を外部の協力会社に委託する場合があり、インターネット広告における広告効果測定などは高い専門的技術を要するため、そのほとんどを外部に委託しております。当社グループは、外部協力会社の情報や取引内容を事前に確認し良質な協力会社の選定をとおして委託業務遂行能力が高い優秀な協力会社との取引関係維持に努めておりますが、協力会社との取引関係に変化が生じ、当社グループが的確に対応できなかった場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 〔リテール事業に関するリスクについて〕 当社グループは、新しい事業領域の開拓として地域商社ビジネスに取り組んでおり、店舗販売事業として徳島県および香川県の物産販店舗『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』の運営等に努めるほか、通信販売事業としてオンラインショップ『トモニ市場オンライン』の運営をとおして地域産品の販路拡大に取り組んでおります。 ① 競合について 通信販売事業におきましては多数の競合会社が存在しており、また、店舗販売事業におきましても地方の産出する特産品などを販売する各物産館が多く店舗を構え、特に東京エリアにおいては競合店舗が数多く存在しております。 当社グループにおきましては、特色ある産品のセレクトや販売手法の工夫により商品点数や購入者数の増加に努め、販売する商品の差別化を図っておりますが、既存事業者や新規参入事業者を含めた競争が激化するほか、生活者の嗜好変化が生じた場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 商品に関する損害賠償について 当社グループは、新しい事業領域の開拓として地域商社ビジネスに取り組んでおり、その事業特性から他社の地域産品を数多く取り扱うとともに、当社グループが直接製造する製品も一部取り扱っております。 当社グループにおきましては、取り扱う商品の品質については十分留意し、また、製造物責任賠償についても保険に加入し事業を遂行しておりますが、何らかの理由により予想外のリコールや製造物責任賠償につながるような問題が生じ、保険が最終的に負担する賠償額を充分にカバーできない場合には、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 〔ソフト開発事業に関するリスクについて〕 当社グループは、新しい事業領域の開拓としてソフトウェアの開発に取り組んでおり、自治体における各種自動連絡システムや24時間対応が求められる斎場のクラウド予約システムなどのソフトウェア・ハードウェア機器等の開発を行っております。 ① 経営成績の季節的変動について 当社グループが提供するシステムの主要顧客である自治体等においては、予算執行のサイクルに合わせて事業年度末にシステムの納入および稼働が集中する傾向があります。このため、当社グループの売上高および利益は、毎年第4四半期(特に3月)に偏重する傾向があります。 当社グループにおきましては、クラウドシステム等の保守・運用サービスによるストック収益を増加させることで売上の平準化に努めておりますが、何らかの理由により製品・サービスの納品や検収に遅延が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新しい技術の台頭について 当社グループが展開するソフトウェアやハードウェア機器等の開発ならびにクラウドシステム事業は、情報通信技術と密接に関連しております。当該分野は技術革新のスピードが非常に速く、次々と新しい技術やサービスが台頭しております。 当社グループにおきましては、日々の開発活動を通じて新たな技術動向に対応し、市場ニーズに合致したシステムを提供する方針でありますが、短期間に当社の予想を上回る速さで技術革新が進み、それらへの対応が遅れた場合には、当社製品・サービスの競争力低下を招く可能性があります。このような事態が生じた場合、当社グループの経営成績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ③ システム等の不具合について 当社グループが開発・提供する自治体向けの自動連絡システムや24時間稼働のクラウド予約システム等は、社会インフラとしての性格も有しており、極めて高い信頼性が求められます。 当社グループにおきましては、システム等を納品・稼働させる前に社内において入念な品質確認を行っておりますが、万が一、何らかの理由により予期せぬ重大な不具合やシステム停止等の事態が発生した場合、その不具合を修正・復旧するための費用の発生に加え、損害賠償の負担や当社グループの社会的信用の大幅な低下等によって、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 〔その他のリスクについて〕 ① 人材の確保および育成について 当社グループの中心となるコミュニケーションビジネスは「物」としての特定の商品を販売しておらず、コミュニケーション効果の創造、すなわち顧客の課題解決につながる広告活動(コミュニケーション活動)という付加価値を販売しているため、当社グループの成長性および競争上の優位性の持続的な確保は、優秀な人材の獲得に大きく依存すると考えております。また、インターネットやモバイルなどの普及により、専門的知識を有する人材の確保が急務となっております。 当社グループにおきましては、定期採用や即戦力となる中途採用の推進によって優秀な人材の獲得を図るほか、課題解決型営業力向上研修といった当社グループ戦略に沿った研修の開催や、若手営業及び企画社員スキルアップ研修の実施などによる人材育成に努めておりますが、何らかの理由により優秀な人材が流出するなどの事態が生じた場合、当社グループの競争力が低下し、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制等について 広告業に関連する法的規制として、景品表示法、屋外広告物法、著作権法、商標法、不正競争防止法、薬事法等があり、そのほかに、広告主や広告業者などの広告団体が定める自主規制があります。また、広告業そのものには業法規制はないものの、付随する業務に関して、建設業法、警備業法、労働者派遣法、中小受託取引適正化法、個人情報保護法などの法的規制の適用を受けております。その他、通信販売事業としてオンラインショップ『トモニ市場オンライン』の運営のほか、店舗販売事業として徳島県および香川県の物産販売店舗『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』の運営に取り組んでおりますが、当該事業は特定商取引に関する法律や製造物責任法の法的規制の適用を受けております。 当社グループにおきましては、個人情報の管理をはじめ、各種法改正については十分な注意を払い適切な対策を講じておりますが、各種法令の強化や解釈の変化に対して適切に対応できなかった場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの扱うサービスには、インターネット広告がありますが、昨今、プライバシー保護の観点から、企業が取得した個人データの利用に関してポリシーの策定などが要求されております。当社グループにおきましては、インターネット広告を専門に扱う拠点のホームページ上にプライバシーポリシーを掲載するなど対応を図っておりますが、個人データの取得や利用に関して規制が強化された場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事故の発生について 当社グループは、屋上看板や広告塔の設置などの屋外広告のほかに、イベントや式典の企画・運営・会場設営等を受注しております。これらの業務の実施にあたっては、警備業や一般建設業等に関し公的認可を受け、安全性の確保に充分配慮したうえで業務に取り組んでおりますが、不測の事故等が発生した場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 訴訟等について 当社グループと媒体社との広告取引は、広告主からの受注に基づきますが、広告主の倒産等により広告料金を回収できない場合には、広告会社は媒体社および制作会社に対して媒体料金および制作費の支払債務を負担することになります。また、広告業界におきましては、広告内容の変更に柔軟に対処するため、慣行上、文書による契約がなじまない場合があります。現在、当社グループにおいて、これら営業取引上の訴訟・紛争は生じておりませんが、広告業界の取引慣行が認められず、今後何らかの要因によって当社グループが関係する訴訟・紛争等が発生した場合、広告主からの信頼の低下や損害賠償請求等により当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,642字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)におけるわが国経済は、インバウンド需要の拡大や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調を維持したものの、米国の通商政策を巡る不確実性や地政学リスクの長期化に加え、国内における物価高騰や金利の上昇、人件費、物流費の増加が企業の収益を圧迫いたしました。個人消費におきましても、賃上げが進む中で生活防衛意識による節約志向が続くなど、先行き不透明な状況が継続いたしました。 国内の広告市場におきましては、企業のDXの加速を背景にデジタルシフトが一段と進展し、インターネット広告費が市場全体の過半を占めるなど、市場の成長を牽引いたしました。特に生成AIを活用した運用効率化や、動画広告の需要拡大が顕著となりました。また、大阪・関西万博等の大型イベントを機にリアル媒体の活用も活発化いたしましたが、一方で物価高騰に伴うコスト増から、一部業種においてはプロモーション費用を慎重に検討する動きも見られ、業種間で明暗が分かれる状況となりました。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、データやAIを活用したコンサルティング型ソリューションの提供に加え、生成AIスクールの開催や地域商社機能と連携した商品開発など、高付加価値な提案活動を推進してまいりました。このような取り組みのほか、当連結会計年度におきましては、クライアント企業のブランディングや採用支援を強化すべく、新たにスポーツマーケティング事業に着手し、地方企業のグローバルな情報発信を支援する体制を整えてまいりました。また、四国の産業活性化と観光需要の創出に寄与したいとの思いから、地元企業と共同で四国の魅力を発信する新ブランドの立ち上げも実施いたしました。あわせて、こうした将来の持続的成長を見据え、デジタルおよび空間プロデュース領域の専門人材の採用を積極的に実施し、組織基盤の強化にも注力いたしました。また、当社が発行した新株予約権の権利行使により調達した資金を活用して株式会社フェローを子会社化し、昨年10月から新たに連結対象といたしました。 以上の結果、収益は2,224百万円(前期比106.1%)となりました。 売上総利益につきましては、利益率向上を意識した営業活動を徹底した結果、1,730百万円(前期比104.3%)となり、売上総利益率は1.2ポイントの改善となりました また、グループ全体の営業活動費用の増加のほか、前述した専門人材の採用に伴う人件費や営業力強化を目的としたAIツールの導入費用に加え、子会社取得費用のほか四国の地域産品の販路拡大へ取り組んだ事業経費の計上など、当社グループの将来の成長に向けた先行投資を積極的に実施したことから、販売費及び一般管理費が1,753百万円(前期比106.3%)となった結果、営業損失は23百万円(前期は9百万円の営業利益)、経常利益は2百万円(前期比2.4%)、親会社株主に帰属する当期純損失は4百万円(前期は27百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 ○セグメント別の業績 セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。 (広告事業) 広告事業におきましては、インターネット広告が安定した受注・売上を維持したほか、参院選関連や大阪・関西万博に伴う自治体出展業務、食育推進大会などに関連した受注に加え、地元金融機関と連携した職業体験型イベントを開催するなど、地域に密着したプロモーション活動を支援してまいりました。一方で、第1四半期に獲得した行政関連のプロポーザル案件等の収益計上が年後半にあったものの、前連結会計年度に計上された大型スポット案件の反動減に加え、スポーツマーケティング事業における広告パッケージの収益計上時期が翌期以降となったこともあり、当社グループの広告事業収益は2,044百万円(前期比99.8%)、セグメント損失は18百万円(前期は30百万円の利益)となりました。 (リテール事業) リテール事業におきましては、徳島県および香川県の物産販売店舗『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』の運営をとおして地域産品の販路拡大に取り組んでまいりました。同店舗におきましては、購入客数・販売数ともに昨年を上回る状況が続き、安定した売上を確保した結果、当社グループのリテール事業の収益は59百万円(前期比108.2%)、セグメント損失は6百万円(前期は14百万円の損失)となりました。 (ソフト開発事業) 当社は、新たなコミュニケーションサービスの設計・開発が可能になることを期待し、2025年10月1日付で株式会社フェローを子会社といたしました。これに伴い、セグメント情報等の開示に関する会計基準と照らし合わせ、開示セグメントの範囲を検討した結果、2026年3月期第3四半期連結会計期間から新たに「ソフト開発事業」として区分することといたしました。 ソフト開発事業におきましては、斎場予約システムや電話催告システムなどのソフト開発案件の受注が前年を上回ったほか、保守料・クラウド斎場予約システムの利用料を安定して確保した結果、当社グループのソフト開発事業の収益は120百万円、セグメント利益は2百万円となりました。 ○生産実績および受注実績 当社グループは、広範囲かつ多種多様にわたる広告業務サービスの提供を主たる事業としております。受注実績については、広告業務サービスの内容、構造、形式等が必ずしも一様でないため、その金額あるいは数量を記載しておりません。 ○販売実績 当連結会計年度の販売実績(総売上高)をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (百万円)   前期比(%) 広告事業   7,603   96.7 テ レ ビ   1,233   94.8 ラ ジ オ   151   100.7 新 聞   814   92.5 雑 誌   150   90.3 セールスプロモーション   1,003   88.7 イ ベ ン ト   983   84.0 屋 外   360   95.9 インターネット/モバイル   2,096   105.9 制作・その他   1,194   108.5 セグメント内の内部売上高   △385   96.8 リテール事業   134   123.0 ソフト開発事業   120   ― グループ合計   7,858   98.6 広告事業におきましては、インターネット広告が安定した受注・売上を維持したほか、行政関連のプロポーザル案件等の収益計上が年後半にあったものの、前連結会計年度に計上された大型スポット案件の反動減に加え、スポーツマーケティング事業における広告パッケージの収益計上時期が翌期以降となったこともあり、販売額は前年を下回る水準となりました。 リテール事業につきましては、徳島県および香川県の物産販売店舗『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』における購入客数・販売数ともに昨年を上回る状況が続き、販売額は増加いたしました。 ソフト開発事業につきましては、ソフト開発案件の受注が前年を上回ったほか、保守料・クラウド斎場予約システムの利用料を安定して確保した結果、販売額は堅調に推移いたしました。 (2) 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は4,315百万円となり、前連結会計年度末に比べ77百万円の増加となりました。 資産の部では、子会社の取得等に伴う現金及び預金の減少を主な要因として、流動資産は前連結会計年度末に比べ12百万円減少し、2,204百万円となりました。また、投資有価証券の増加を主な要因として、固定資産は前連結会計年度末に比べ89百万円増加し、2,110百万円となりました。 負債の部では、支払手形及び買掛金の減少と短期借入金の減少、ならびに1年以内償還予定の社債の減少を主な要因として、流動負債は前連結会計年度末に比べ355百万円減少し、1,387百万円となりました。また、社債および長期借入金の増加を主な要因として、固定負債は前連結会計年度末に比べ165百万円増加し、622百万円となりました。 純資産の部は、前連結会計年度末に比べ267百万円増加し、2,305百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失の計上と期末配当金の支払い、および、新株予約権の権利行使によるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ64百万円減少し、613百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は107百万円(前連結会計年度は得られた資金52百万円)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1百万円、仕入債務の減少額105百万円および法人税等の支払額47百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は81百万円(前連結会計年度は使用した資金10百万円)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出39百万円、子会社株式の取得による支出33百万円、および投資不動産の取得による支出15百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は124百万円(前連結会計年度は得られた資金93百万円)となりました。これは主に新株予約権の行使による自己株式の処分による収入231百万円、長期借入金の返済による支出138百万円および配当金の支払26百万円によるものであります。 (4) 資本の財源および資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要のうち主なものは、営業取引上の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用のほか、保有資産の修繕費用、M&A資金等であります。 当社グループは、毎月の資金繰り計画に基づき、経常的運転資金については短期的な銀行借入により、設備投資や企業買収資金などの経営戦略的事業資金については、原則、長期的な銀行借入によって資金調達することを基本としております。 (5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ○経営成績の分析 当連結会計年度における当社グループの経営成績は、収益2,224百万円(前期比106.1%)、営業損失23百万円(前期は9百万円の営業利益)、経常利益は2百万円(前期比2.4%)、親会社株主に帰属する当期純損失は4百万円(前期は27百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 当社グループの経営成績につきましては、外注費を除く諸費用については変動が少ないため、総売上高(※1)の増減が獲得する売上総利益の額に影響し、売上総利益の獲得状況が営業利益、経常利益の獲得に影響してまいりますが、当連結会計年度におきましては、専門人材の採用に伴う人件費や営業力強化を目的としたAIツールの導入費用に加え、子会社の取得費用のほか、四国の地域産品の販路拡大へ取り組んだ事業経費の計上など、当社グループの将来の成長に向けた先行投資を積極的に実施したことが利益の獲得に影響いたしました。 国内の広告市場におきましては、企業のDXの加速を背景にデジタルシフトが一段と進展し、インターネット広告費が市場全体の過半を占めるなど、市場の成長を牽引いたしました。特に生成AIを活用した運用効率化や、動画広告の需要拡大が顕著となりました。また、大阪・関西万博等の大型イベントを機にリアル媒体の活用も活発化いたしましたが、一方で物価高騰に伴うコスト増から、一部業種においてはプロモーション費用を慎重に検討する動きも見られ、業種間で明暗が分かれる状況となりました。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、データやAIを活用したコンサルティング型ソリューションの提供に加え、生成AIスクールの開催や地域商社機能と連携した商品開発など、お客さまにとって付加価値の高い取り組みを推進してまいりました。このような取り組みのほか、新たにスポーツマーケティング事業に着手し、地方企業のグローバルな情報発信を支援する体制を整えてまいりました。また、四国の産業活性化と観光需要の創出に寄与したいとの思いから、地元企業と共同で四国の魅力を発信する新ブランドの立ち上げを実施いたしました。あわせて、こうした将来の持続的成長を見据え、デジタルおよび空間プロデュース領域の専門人材の採用を積極的に実施し、組織基盤の強化にも注力してまいりました。また、株式会社フェローを子会社化し、昨年10月から新たに連結対象といたしました。 以上の取り組みの結果、当連結会計年度におきましては、インターネット広告や『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』が安定した受注・売上を維持したほか、参院選関連や大阪・関西万博に伴う自治体出展業務、食育推進大会などに関連した受注に加え、地元金融機関と連携した職業体験型イベントを開催するなど、地域に密着したプロモーション活動を支援したものの、前連結会計年度に計上された大型スポット案件の反動減に加え、スポーツマーケティング事業における広告パッケージの収益計上時期が翌期以降となったこともあり、当社グループの総売上高は7,858百万円(前期比98.6%)となり、前年を下回る結果となりました。 収益面につきましては、昨年10月から連結子会社とした株式会社フェローのソフト開発事業が安定した受注を確保したことから、収益が2,224百万円(前期比106.1%)となり、利益率向上を意識した営業活動を徹底したこともあって、売上総利益は1,730百万円(前期比104.3%)、売上総利益率は1.2ポイントの改善となりました(※2)。 また、前述した専門人材の採用に伴う人件費や営業力強化を目的としたAIツールの導入費用に加え、子会社の取得費用のほか、四国の地域産品の販路拡大へ取り組んだ事業経費の計上など、当社グループの将来の成長に向けた先行投資を積極的に実施したことから、販売費及び一般管理費が1,753百万円(前期比106.3%)となった結果、営業損失は23百万円(前期は9百万円の営業利益)、経常利益は2百万円(前期比2.4%)、親会社株主に帰属する当期純損失は4百万円(前期は27百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 (※1)総売上高は、当社グループの営業活動によって得た販売額の総額であります。『収益認識に関する会計基準』に準拠した指標ではありませんが、投資者が当社グループの事業規模を判断するうえで重要な指標であると認識し、従前の企業会計原則に基づき算出し、参考情報として開示しております。 (※2)売上総利益率=売上総利益/総売上高 ○財政状態およびキャッシュ・フローの分析 当連結会計年度末における総資産は4,315百万円となり、前連結会計年度末に比べ77百万円の増加となりました。 当社グループにおきましては、多額の設備投資を必要とする業種ではないため、前述したように総売上高の増減が利益獲得額に影響するとともに、財政状態につきましては、売上のほか仕入を含めた営業取引量の増減が売掛債権および仕入債務の増減等に繋がり、財政状態へ影響を与えることになります。 当連結会計年度末におきましては、税金等調整前当期純利益が1百万円となったことと、仕入債務の減少額が105百万円となったこと、ならびに、法人税等の支払額が47百万円となったことから、営業活動によって使用した資金は107百万円となり、営業活動によるキャッシュ・フローは悪化いたしました。 当連結会計年度におきましては、当社グループ所有の投資不動産の賃貸による収益等がありましたが、投資不動産の改修に伴う支出が15百万円あったことと、投資有価証券の取得による支出39百万円のほか、昨年10月に新たな子会社として株式会社フェローを取得したことによる支出が33百万円となり、投資活動により使用した資金は81百万円となりました。その結果、固定資産は前連結会計年度末に比べ89百万円増加し、2,110百万円となりました。 また、当連結会計年度におきましては、一昨年12月19日開催の取締役会決議に基づき発行した新株予約権の権利行使による自己株式の処分による収入が231百万円あったため、財務活動により得られた資金は124百万円となり、あわせて純資産額が前連結会計年度末に比べ267百万円増加し、2,305百万円となりました。 以上の活動を主な要因として、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ64百万円減少し、613百万円となりました。 当社グループにおきましては、このように経営成績の成果としての総売上高および利益の獲得額が当社グループの財政状態ならびにキャッシュ・フローへ影響し、その度合いも高いため、経営方針と経営戦略の実現を目指し、前述した経営課題に取り組んでまいります。 なお、当社グループにおきましては、手元現預金に加え、借入枠の利用が可能であり、当面の資金繰りに関して懸念事項はありません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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