概要
Recovery Internationalは2013年に設立され、東京都新宿区に本社を置く訪問看護サービス事業者である。2025年12月期の連結売上高は約26.9億円、従業員349名。東京・兵庫・高知・沖縄に訪問看護拠点を展開し、2025年3月には子会社RePathを通じてコメディカル人材紹介事業に参入した。
訪問看護と人材紹介の二軸で事業を構成
Recovery Internationalは、訪問看護サービス事業とコメディカル人材紹介事業の2セグメントで構成される。2025年12月期連結売上高26.9億円のうち、訪問看護サービスが25.9億円(96.6%)、人材紹介が0.9億円(3.4%)を占める。訪問看護は主に当社が、人材紹介は2025年3月に事業譲受した連結子会社RePathが担う。訪問看護は病院系列に属さない独立型であり、主治医の指示書に基づき医療処置を提供する。人材紹介は看護師・リハビリ職に特化した有料職業紹介で、求職者サイト「リーパスナース」を運営する。両事業の連携による相乗効果も期待されているが、現時点では訪問看護が売上高の大部分を占める。
東京都心を核としたドミナント展開
同社の訪問看護拠点は、東京都新宿区の本店ステーションを中心に、墨田区、江東区、台東区、東村山市など都内23区・市に30か所のサテライトを展開する。さらに兵庫県西宮市、高知県南国市・高知市、沖縄県那覇市にも拠点を持ち、計4都県にまたがる。ドミナント戦略を志向し、特定エリアに集中的に出店することで拠点間の連携を強化する。看護師の相互応援が可能で、休暇取得や退職時の影響を軽減する体制をとる。訪問エリアはデジタル地図上で可視化され、移動時間を最小化するルート設計が日常的に行われている。
保険制度に基づく収益構造と高い公的依存度
訪問看護の収入は、医療保険または介護保険の適用に基づく報酬である。医療保険の場合は健康保険組合などの保険者と利用者本人から、介護保険の場合は国民健康保険団体連合会と利用者から、厚生労働省が定めた報酬額を受け取る。2025年12月期の売上高の62.8%は東京都国民健康保険団体連合会からの収入であり、公的保険への依存度が高い。報酬額は診療報酬・介護報酬改定の影響を受けるため、事業リスクの一つとなっている。同社はこの制度のもとで、利用者数の増加と訪問効率の向上により収益を拡大してきた。
IT活用で効率化する運営モデル
同社はクラウド上で利用者情報、請求情報、インシデント情報を一元管理する。訪問エリアはデジタル地図上で可視化し、移動時間を短縮する訪問サイクルを設計する。看護師にはスマートフォンを貸与し、ChatやTV会議でリアルタイム連絡を可能にする。これにより、事業所ごとに事務専門職を置かず本社で一括処理し、営業専門職を雇わず看護師自身が地域連携を担う仕組みを築いている。日次・月次のKPI(訪問件数、移動距離など)を全役職員が共有し、現場レベルでの迅速な改善を可能にしている。このIT活用が訪問効率向上と品質維持の両立を支えている。
業界の中での役割は在宅医療・介護領域のサービスプロバイダー(訪問看護事業者、医療人材紹介事業者)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 訪問看護 サービス事業 | 26億円 | 96.3% | 8億円 | 30.8% |
| コメディカル 人材紹介事業 | 1億円 | 3.7% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01在宅医療・介護(利用者)主力
主治医の指示書に基づき、看護師等が利用者の自宅を訪問し、医療処置や看護を提供。医療保険制度および介護保険制度を利用し、褥瘡処置や点滴、入浴介助など、病気や障がいに応じた看護を行う。ITを活用した訪問エリアの最適化や事務の効率化により、質の高いサービスを提供する。
主要顧客利用者(患者)、医療機関、居宅介護支援事業所
- 訪問看護サービス
- 看護師等が自宅を訪問し、医療処置(褥瘡処置、点滴、カテーテル交換等)や看護を提供する。24時間365日オンコール体制を整備。
02医療・介護機関(人材紹介)準主力
病院や介護施設等の医療機関に対し、看護師やリハビリ職などの専門職人材を紹介する有料職業紹介サービス。医療・介護分野に特化し、Webマーケティングで求職者を募り、キャリアアドバイザーがマッチングを徹底。就職が決まった際に医療機関から成功報酬を得る。
主要顧客病院、介護施設
- コメディカル人材紹介サービス
- 看護師・准看護師・理学療法士等を医療機関へ紹介。求職者向けサイト「リーパスナース」を運営。
製品と技術
訪問看護サービスの提供内容と体制
同社が提供する訪問看護サービスは、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が利用者の自宅を訪問し、医師の指示書に基づく医療処置を行う。具体的な処置内容は、褥瘡(床ずれ)処置、服薬管理・指導、点滴、摘便、入浴介助、呼吸器管理、カテーテル交換など多岐にわたる。24時間365日のオンコール体制を全拠点で整備し、緊急時対応も行う。利用者の状態に応じて医療保険または介護保険を適用し、主治医やケアマネージャーと連携しながら継続的なケアを提供する。看護師以外にもリハビリ職を配置し、幅広いニーズに対応する。
IT技術を駆使した運営効率化の仕組み
同社の競争力の一つは、ITを活用した経営効率化にある。クラウド上で利用者情報、請求データ、日次の訪問件数や移動距離を管理し、経営陣と現場の情報格差を縮小する。訪問エリアはデジタル地図で可視化し、自転車や車の移動時間を最小化する訪問サイクルを設計する。看護師にはスマートフォンを貸与し、ChatやTV会議で引継ぎや緊急連絡をリアルタイムに行う。これにより、事務処理は本社で一括集中し、現場の看護師は訪問業務に専念できる。KPIの共有により、新規利用者獲得や訪問効率の向上を現場レベルで迅速に実行する組織風土を構築している。
未経験看護師を早期戦力化する育成プログラム
同社に入社する看護師等の9割以上は訪問看護未経験者である。そこで、入社後3ヶ月で独り立ちできる水準に引き上げる育成プログラムを整備する。プログラムは、先輩看護師による同行訪問を中心としたOJTと、クラウド上のマニュアルやeラーニングを組み合わせた座学で構成される。未経験者が一人で訪問できるようになるまでの期間を短期化することで、採用から実務稼働までのリードタイムを短縮し、事業拡大のペースを支える。この育成システムは、看護師の早期戦力化と定着率向上の両面に貢献している。
コメディカル人材紹介サービス「リーパスナース」
2025年に開始したコメディカル人材紹介事業は、看護師やリハビリ職の求職者と病院・介護施設をマッチングする有料職業紹介である。求職者向け専用登録サイト「リーパスナース」を運営し、Webマーケティングで人材を募る。キャリアアドバイザーが求人条件と希望条件を精緻に照合し、面接・選考を経て雇用が成立した際に医療機関から成功報酬を得る。事業開始初年度の売上高は0.9億円であるが、グループ内の採用活動を内製化することで自社の採用コスト抑制にも寄与する。今後は外部からの紹介収入とグループ内採用最適化の両面で成長を目指す。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
回復支援特化で成長、利益率は高め
回復支援サービスに特化し、同業他社とは差別化。売上は16億円から27億円へ拡大、営業利益率は7.41%と高い水準。競合のジンジブは人材派遣中心、イシンは教育支援と異なる分野。ニッチ市場で高い収益性を維持。市場規模は小さいが、専門性で優位性。
強み
- 回復支援に特化し、他社と差別化したビジネスモデル
- 営業利益率7.41%と業界平均を上回る水準
- 売上高が16億円から27億円へ約1.7倍に成長
- 競合が少ない分野で、独自の価値提案
課題
- 回復支援市場は小さく、成長上限に制約がある可能性
- 分野が注目され、他社の参入リスクがある
- 特定分野への依存が高く、需要変動に脆弱
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がRecovery International
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9345ビズメイツ | 19億円 | 11.3倍 |
| 2 | 9215CaSy | 19億円 | 59.6倍 |
| 3 | 9214Recovery International | 18億円 | 15.5倍 |
| 4 | 6198キャリア | 18億円 | — |
| 5 | 7062フレアス | 18億円 | 3.5倍 |
| 6 | 9565GLOE | 18億円 | 17.1倍 |
| 7 | 7360オンデック | 18億円 | — |
| 8 | 7356Retty | 18億円 | 334.3倍 |
| 9 | 7031インバウンドテック | 17億円 | — |
| 10 | 7369メイホーホールディングス | 17億円 | — |
| 11 | 2156セーラー広告 | 17億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
訪問看護の独立型事業者として創業した2013年
2013年11月、東京都新宿区にRecovery International株式会社を資本金1,000千円で設立。翌2014年1月、第1号拠点「訪問看護ステーション リカバリー」を新宿区に開設し、保険適用の訪問看護サービスの提供を開始した。創業時の目的は訪問看護サービスそのものであり、病院系列に属さない独立型の事業所としてスタートした。この独立型の立場が、後々の柔軟な地域連携や営業活動の基盤となった。創業時の売上高は小さかったが、東京都内の需要を捉えながら徐々に事業を拡大していった。
沖縄・兵庫・高知へ拠点を広げた2015~2016年
2015年3月、子会社リカバリー沖縄株式会社を設立し、那覇市に「訪問看護ステーション リカバリー 沖縄」を開設。2016年4月には兵庫県西宮市に、同年9月には高知県南国市にそれぞれ拠点を開設した。この3年間で東京都外への展開を加速し、全国的なサービス網の基盤を築いた。2017年2月には子会社リカバリー沖縄を吸収合併し、経営を一元化した。これらの拠点開設は、今後のドミナント戦略の前段階として、各地域での経験とノウハウを蓄積する役割を果たした。
東京証券取引所への上場と市場区分移行(2022年)
2022年2月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。同年4月の市場区分見直しに伴い、グロース市場に移行した。上場時の売上高は2021年12月期で約11億円、純利益約1億円。上場によって資金調達手段を拡大し、その後の拠点拡大の基盤とした。2022年12月には高知市に新たな事務所を開設し、高知県内でのサービス提供エリアを拡大した。上場後も訪問看護サービスの需要拡大を背景に、売上高は順調に増加している。
コメディカル人材紹介事業に参入した2024~2025年
2024年12月、RePath株式会社を設立(現・連結子会社)。2025年3月、RePathが株式会社clutch communicationから有料職業紹介事業等を譲り受け、コメディカル人材紹介事業を開始した。同事業は看護師・リハビリ職に特化した人材マッチングサービスで、求職者サイト「リーパスナース」を運営する。グループ内の採用コスト削減と外部収益の両立を狙い、既存の訪問看護事業とのシナジーを期待されている。2025年12月期の人材紹介事業売上高は約0.9億円で、セグメント損失33.7百万円の赤字であるが、事業基盤構築中の段階である。
年表11件を開く
2010年代
- 2013年11月創業訪問看護サービスの提供を主な事業の目的として、東京都新宿区にRecovery International株式会社を設立(資本金1,000千円)
- 2014年1月東京都における拠点として「訪問看護ステーション リカバリー」を東京都新宿区に開設し、保険適用の訪問看護サービスの提供を開始
- 2015年3月沖縄県における拠点として子会社リカバリー沖縄株式会社を設立し、「訪問看護ステーション リカバリー 沖縄」を沖縄県那覇市に開設
- 2016年4月兵庫県における拠点として「訪問看護ステーション リカバリー 兵庫」を兵庫県西宮市に開設
- 2016年9月高知県における拠点として「訪問看護ステーション リカバリー 高知」を高知県南国市に開設
- 2017年2月M&A子会社であるリカバリー沖縄株式会社を吸収合併
2020年代
- 2022年2月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
- 2022年12月高知県における拠点として「訪問看護ステーション リカバリー 高知 高知事務所」を高知県高知市に開設
- 2024年12月RePath株式会社を設立(現・連結子会社)
- 2025年3月子会社であるRePath株式会社が株式会社clutch communicationから「有料職業紹介事業等」を事業譲受
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- コメディカル人材紹介事業の黒字化早期の黒字化
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ドミナント戦略による拠点展開
地理的に隣接するエリアに事業所を集中出店し、事業所間で競争ではなく協力して利用者を診る体制を構築。看護師の休暇取得や退職時の影響軽減など働きやすさも向上。
- 02
訪問看護未経験者の早期育成
病院勤務者が多い未経験者を積極採用し、約3か月で一人前になる育成プログラムを整備。早期戦力化により人材不足に対処する。
- 03
新規事業による収益柱の育成
有料職業紹介事業等を譲り受け、人材紹介事業を開始。既存事業とのシナジー創出と新たな収益源の確保を目指す。
- 04
地方への拠点展開
東京以外の地域(兵庫県、高知県、沖縄県)へ進出し、訪問看護ステーションの偏在課題に対応。市場シェア拡大を図る。
- 05
既存事業の効率化と利益確保
ドミナント戦略に基づく新規拠点開設を継続しつつ、訪問効率の最適化や運営管理体制強化により増収に見合った利益を確保し、投資回収を迅速化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で349人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は487万円で、3期前と比べて+8.0%。平均年齢は31.7歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年12月 | 451 | 31.8 | 2.8 | 187 |
| 2023年12月 | 455 | 31.4 | 2.6 | 224 |
| 2024年12月 | 458 | 31.6 | 2.8 | 280 |
| 2025年12月 | 487 | 31.7 | 2.8 | 349 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は27億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収増益で、売上が+35.0%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34億円 | 27億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 2億円 |
| 純利益 | 2億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+25.0%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 4 | 1 | 25.0 | 0 |
| 2023年2Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 4 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2023年4Q | 4 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 11 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 12 | 1 | 8.3 | 0 |
| 2025年4Q | 15 | 1 | 6.7 | 1 |
| 2026年2Q | 15 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年12月期からの8期で、売上は6億円から27億円へ4.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.4%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年12月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年12月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年12月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2022年12月 | 14 | — | 1 | — | 1 |
| 2023年12月 | 16 | — | 2 | — | 1 |
| RePath株式会社を設立(現・連結子会社) | |||||
| 2024年12月 | 20 | — | 2 | — | 1 |
| 2025年12月 | 27 | 2 | 2 | 7.4 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高27億円のうち、営業利益として残るのは2億円で7.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の3.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.6%15億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.0%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.4%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は6億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 2020年12月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 2021年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
| 2022年12月 | 1 | 0 | 2 | 1 | 5 |
| 2023年12月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 |
| 2024年12月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 5 |
| 2025年12月 | 1 | −1 | 1 | 0 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年12月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は57.2%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 3 | 1 | 2 | 26.8 |
| 2019年12月 | 3 | 1 | 2 | 25.6 |
| 2020年12月 | 3 | 1 | 2 | 32.1 |
| 2021年12月 | 5 | 2 | 3 | 48.4 |
| 2022年12月 | 8 | 5 | 3 | 69.5 |
| 2023年12月 | 9 | 7 | 2 | 72.6 |
| 2024年12月 | 10 | 7 | 3 | 68.2 |
| 2025年12月 | 13 | 8 | 6 | 57.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中32位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中274位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,265で、1年前と比べて-21.9%。過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.5倍 |
| PER (会社予想) | 11.1倍 |
| PBR | 2.26倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1271円で、25日移動平均線1277.24円をほぼ横ばい。1ヶ月は0.63%上昇、1年では13%下落。52週高値1727円からは約26.4%下落。出来高は8月12日に1300株、8月13日に1400株と増加したが、全体的に低調。RSIは46.88と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは13.72倍で業界平均の22.98倍を大きく下回り、予想PER11.2倍とさらに割安感が強い。PBRは2.27倍で平均3.31倍を下回り、ROEは16.6%と高く収益性は良好。ただし、無配で配当利回りは0%と株主還元がなく、成長資金に充てている状況。売上高は増加傾向で利益も改善しており、バリュエーションは割安と判断。配当がない点がリスク要因。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.5倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 11.1倍 | — |
| PBR | 2.26倍 | 3.51倍 |
| ROE | 16.6% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
この銘柄の投資論点は、高齢化社会を追い風にした事業拡大を続けられるかである。強気派は、売上高が急拡大しており、2024年12月期までに27億円規模となる見込み、高いROE(16.6%)を挙げ、今後の成長が期待できるとする。一方、弱気派は、売上高が伸びても純利益がほぼ横ばいで、営業利益率5%未満の低収益体質、債権回収や人材確保リスクを指摘する。看護師の確保、サービスの質、地域ごとの規制環境が成長の分かれ目になる。
- 高齢化による需要増
訪問看護市場は年間数%で拡大が続く。
- 高成長と高ROE
売上高は数年で2倍近くになり、ROE16.6%を達成。
- 全国ネットワーク展開
事業所数を増やし、規模の経済を狙う。
- 売上高が前期比35%増の27億円へ拡大決算発表後影響中
売上高は20億円から27億円へ7億円増加し、成長軌道が継続
- 営業利益2億円で利益率7.41%を確保通年影響中
売上高27億円に対し営業利益2億円、利益率7.41%を確保
- 予想PER11.2倍と割安感決算発表後影響弱
時価総額18億円に対し予想PER11.2倍、実績PER13.72倍を下回る
- ROE16.6%と資本効率の高さ継続影響弱
ROE16.6%と高く、PBR2.27倍を支える資本効率
- 利益率が低迷
営業利益率は7%以下で、収益構造が弱い。
- 人材依存の高さ
看護師不足が業績の制約になる。
- 競争激化
同業大手の参入でシェア維持が困難な可能性。
- 純利益1億円の横ばいで増収効果が薄い通年影響中
売上高は16億円から27億円へ増えるが純利益は1億円に留まる
- 株価が1年で13%下落し需給が弱い継続影響弱
直近1年で株価-13%、成長期待の剥落で売りが優勢
- 無配で株主への直接還元がない継続影響弱
配当利回り0%と無配、株主への直接還元が皆無
- PBR2.27倍と株価純資産倍率が高い不定影響中
PBR2.27倍と高く、ROE16.6%が維持できなければ修正圧力
- 訪問件数
- サービス提供量が売上高に直結するため。
- 正看護師比率
- 医療依存度の高い患者を取れるか、収益性に影響。
- 利用率
- 病床やスタッフの稼働状況を示し、収益効率が分かる。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ1,152人。区分でいちばん多いのは個人・その他で88.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.6%を占め、残る94.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 85.9 | 87.0 | 86.5 | 88.8 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 2.8 | 5.9 |
| 事業法人 | 4.9 | 4.5 | 4.6 | 5.6 |
| 証券会社 | 6.9 | 5.7 | 7.2 | 4.2 |
| 外国法人 | 1.7 | 2.0 | 1.0 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.3 | 0.3 | 0.4 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.5 | 0.3 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大河原 峻 | 33.04 |
| 02 | 柴田 旬也 | 6.44 |
| 03 | 新保 光栄 | 3.89 |
| 04 | 早乙女 健太郎 | 2.63 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 2.16 |
| 06 | ファイブアイズ・ネットワークス株式会社 | 1.98 |
| 07 | リカバリーグループ従業員持株会 | 1.76 |
| 08 | 株式会社T・Kホールディングス | 1.70 |
| 09 | 田頭 菜帆 | 1.56 |
| 10 | 栫井 訓 | 1.41 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−99%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは16.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | 15,447 | 45,390 | 41.0 | — |
| 2019年12月 | 13 | 78 | 18.7 | — |
| 2020年12月 | 27 | 105 | 29.0 | — |
| 2021年12月 | 92 | 174 | 59.7 | — |
| 2022年12月 | 78 | 385 | 28.0 | 23.6 |
| 2023年12月 | 78 | 463 | 18.4 | 26.2 |
| 2024年12月 | 105 | 515 | 21.4 | 13.1 |
| 2025年12月 | 93 | 580 | 16.6 | 15.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 柴田旬也 | 代表取締役社長 | 44 | 91,000 |
| 大河原峻 | 取締役(業務部部長) | 42 | 467,200 |
| 若田真 | 取締役(経営企画部部長) | 40 | 12,600 |
| 沼田功 | 取締役 | 62 | 28,000 |
| 橋本祐造 | 取締役 | 48 | — |
| 伊藤敬子 | 常勤監査役 | 44 | — |
| 宮崎雅俊 | 監査役 | 54 | — |
| 伊藤広樹 | 監査役 | 44 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 50 | 2 | 7 | 60 | 20 |
| 社外取締役 | 4 | 16 | — | — | 16 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,210字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,268字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,420字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,618字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第14期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-30
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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