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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Birdman

Birdman Inc.7063 · Growth · サービス業

ブランド価値向上を支援するマーケティング企業。デジタル技術を駆使し、広告・PRからエンタメ事業までワンストップで提供。

概要

株式会社Birdmanは、マーケティング・トランスフォーメーション(MX)事業とエンターテインメント・トランスフォーメーション(EX)事業を展開するサービス業企業である。2012年7月に東京都中央区で創業し、2019年3月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場した。従業員数は11名。MX事業ではSP(セールスプロモーション)・PR・クリエイティブ・クロスボーダー・ブランディング等のサービスをワンストップで提供し、EX事業ではアーティストのマネジメントやライブイベントの企画・運営等を行う。2025年6月期の連結売上高は約3億円、営業損失5.6億円と業績が急激に悪化し、継続企業の前提に重要な疑義が生じている。

MX事業:マーケティング支援をワンストップで提供

MX(マーケティング・トランスフォーメーション)事業は、Birdmanの主力事業であり、顧客企業のブランド価値や商品・サービスの認知度向上を目的としたソリューションを提供する。具体的には、プレゼントキャンペーンやタイアップ施策といった店頭プロモーション(SPサービス)、メディアへの記事掲載を企図したPRサービス、キャッチコピーやロゴ等のクリエイティブ制作、さらには中国進出企業向けクロスボーダー・コンサルティング等を含む。これらのサービスを内製化し、元請から下請に至る多段階構造を排したワンストップ提案が強みである。2025年6月期のMX事業売上高は315,129千円(前期比73.7%減)、セグメント損失は40,590千円(前期は98,234千円の利益)に転落した。これは人員見直しと資金調達の遅れが受注減少を招いたことによる。

EX事業:エンターテインメント市場へ事業拡大

EX(エンターテインメント・トランスフォーメーション)事業は、2021年9月に新設されたセグメントで、アーティストのマネジメント及びプロデュース、マーチャンダイジング、コンサートやイベントの企画・制作・運営、ファンクラブ運営、デジタルコンテンツの販売等を手掛ける。Birdmanの持つクリエイティブやデジタル技術を活用し、新しいエンタメの形を創出することを目的とする。連結子会社の株式会社LIVE-ad(2024年4月にEntertainment Nextから商号変更)が同事業の中心である。2025年6月期のEX事業売上高は3,933千円(前期比99.6%減)、セグメント損失は225,666千円(前期は1,654,513千円の損失)と大幅に縮小したものの、依然として赤字が続く。アーティストの解散やプロジェクト中止が減収の主因である。

グループ構成と拠点:持株会社体制からシンプル構造へ

Birdmanグループは、当社(株式会社Birdman)と連結子会社1社(株式会社LIVE-ad)、持分法適用関連会社1社(北京伊藤商貿有限公司)で構成される。2021年1月には、それまで別会社としていた株式会社カラス、株式会社噂、株式会社円卓、株式会社Spark、株式会社arca、株式会社BIRDMANの6社を吸収合併し、グループを一元化した。本社は東京都渋谷区松濤に所在し、過去に複数回の移転を経ている。従業員数は11名と小規模であり、アウトソーシングを活用したスリムな運営体制をとっている。持分法適用関連会社である北京伊藤商貿有限公司は、中国市場向けクロスボーダー・コンサルティングを提供する。

業界の中での役割はマーケティングサービスを提供する代理店。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3億円
営業利益
-8億円
営業利益率
-266.7%
純利益
-15億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
MX事業3億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01一般消費財メーカー・サービス企業主力

顧客企業のブランド価値向上のため、SP(セールスプロモーション)やPR、クリエイティブ制作などのサービスを内製化し、ワンストップで提供。消費者の認知度や購買意欲向上を図る。

主な製品・サービス3
SPサービス
店頭プロモーション、サンプリング、キャンペーン企画運営、テレビCM制作等、消費者の認知度向上や購買意欲喚起のためのソリューションを提供。
PRサービス
商品やサービスがメディアに取り上げられるよう、PR戦略の立案からメディアプロモート、PRイベント実施までを提供。
クリエイティブサービス
キャッチコピー、ロゴ、Webサイト等の制作により、企業や商品のブランドイメージを形成。

02エンターテインメント準主力

アーティストのマネジメントやプロデュース、コンサート・イベント企画、ファンクラブ運営、デジタルコンテンツの制作販売等を通じて、新しいエンタメの形を創出。

主な製品・サービス3
アーティストマネジメント
アーティストの育成・マネジメント、プロデュースを行う。
コンサート・イベント企画制作運営
ライブやイベントの企画から制作・運営までを一貫して提供。
ファンクラブ運営
アーティストのファンクラブの運営や会員サービスを提供。

03クロスボーダー(中国)副次

中国進出を目指す日本企業や日本進出を目指す中国企業に対し、クロスボーダー・コンサルティングサービスを提供。

製品と技術

SPサービス:販促からデジタル連動まで

SP(セールスプロモーション)サービスは、Birdmanの創業以来の核となる事業で、商品やサービスの売上拡大を目的に消費者の認知度・購買意欲を高める各種施策を提供する。具体的には、プレゼントキャンペーンや他商品とのタイアップ施策といった店頭プロモーションの企画・制作、試供品配布によるサンプリング、SNSやデジタルコンテンツと連動したキャンペーンやイベントの企画・運営、テレビCMの制作及びタレントキャスティングの交渉・手配等を含む。顧客のニーズに応じて複数の手法を組み合わせ、ワンストップで提案する点が特徴である。2025年6月期のMX事業全体の売上高は315,129千円だが、SPサービス単独の内訳は開示されていない。

PRサービス:メディア露出を企画から実行まで

PRサービスは、顧客企業の商品・サービスが新聞、Web、雑誌、ラジオ等のメディアに記事として取り上げられるよう、PR戦略の企画立案からメディアプロモート、PRイベントの実施・運営までを手掛ける。テレビCMに依存せず、多様なメディアへアプローチすることで消費者の注目を集めるのが特徴である。スマートフォン普及により情報取得経路が多様化する中、WebサイトやSNS等のデジタルメディアを組み合わせた戦略を提案する。企業のブランド価値向上や認知度拡大を目的とし、MX事業の一部として提供される。

クリエイティブサービス:CI/VIによるブランド可視化

クリエイティブサービスは、顧客企業のブランドイメージや商品・サービスの強みをキャッチコピー、ロゴ、マーク等のビジュアル要素で具現化する。具体的には、マーケティング・ブランディング戦略の策定から、CI(コーポレート・アイデンティティ)やVI(ビジュアル・アイデンティティ)の立案、ホームページ等Webサイトの企画・制作、コピーライティング、ポスター・グラフィックの制作等を一貫して行う。企業理念や商品価値を視覚的に伝えることで、消費者に選ばれるブランドづくりを支援する。同サービスもMX事業の一部であり、内製化により他サービスとの連携が容易である点が強みとして挙げられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

イベント関連サービス、赤字拡大で事業再建中

Birdmanは、イベントの企画・運営や関連サービスを提供する企業である。サービス業界において、同社は小規模ながら独自のサービスを展開しているが、経営状況は厳しい。ライバルであるジンジブやイシンと比較すると、収益規模は小さく、赤字が継続・拡大している。売上高は2024年6月期の21億円から2026年6月期には3億円にまで急減し、営業利益率も-200%超と大幅な赤字となっている。事業の大幅な縮小が進んでおり、抜本的な再建策が急務である。

強み

  • イベント企画・運営の専門的な知識と実績を有し、独自のノウハウを持っている。
  • 特定の顧客との強固な関係を築いており、安定した受注が期待できる。
  • 小規模企業ならではの柔軟な対応力があり、顧客のニーズに細かく応えられる。

課題

  • 売上高が21億円から3億円に大幅減少。主要顧客の喪失や需要の減少が原因。
  • 営業利益率が-200%を超える大幅な赤字。事業継続が危ぶまれる状況。
  • 収益性の高い事業への転換やコスト削減が必要だが、資源の制約があり実現は容易でない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がBirdman

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

SPサービス専門の会社として2012年に創業

2012年7月、イベントプロモーション運用サービスを軸としたセールスプロモーション(SP)事業を目的に、東京都中央区日本橋で株式会社エードット(資本金300万円)が設立された。創業時の事業は、店頭キャンペーンやサンプリング等の企画・運営が中心であり、小規模ながら顧客企業の販促ニーズに応えるビジネスモデルであった。同年の売上高は公表されていないが、2015年6月期には売上高3億円に達している。

サービス多角化と子会社設立が進んだ2015~2016年

2015年1月に本社を渋谷区南平台町へ移転し、同年12月にはPRサービスを開始した。さらに2016年にはスポーツテーマの『アスラボ』事業を担う子会社(株式会社アスラボ)、クリエイティブ専門の株式会社カラス、バズサービス(話題拡散)専門の株式会社噂を相次いで設立し、グループ体制で事業領域を拡大した。同時に本社も渋谷区桜丘町へ移転し、拠点の集約を進めた。

事業選択とクロスボーダー進出:2017~2018年

2017年7月、創業の中核であったイベントプロモーション運用サービスを事業譲渡し、SP事業の一部を切り離した。同年9月には子会社の商号を株式会社エードット・アジアに変更し、アジア(特に中国)のインバウンド・アウトバウンドに関するブランディングサービスに進出。2018年10月には中国合弁会社「北京伊藤商貿有限公司」を設立し、連結子会社化した。また、採用・人材育成のコンサルティングを行う株式会社Spark、コンサルティング専門の株式会社ARUYOも設立している。

東証マザーズ上場と子会社整理(2019年)

2019年3月、株式会社エードットは東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場直後からグループの再編が本格化し、同年5月には子会社の株式会社アスラボを株式譲渡、6月には株式会社ARUYOを解散した。7月には本社を現在の渋谷区松濤に移転し、子会社の株式会社エードット・アジアを株式会社円卓に商号変更。さらに、ブランディング子会社の株式会社arca設立、株式会社BIRDMANの株式取得による連結子会社化を実施した。12月には北京伊藤商貿有限公司が第三者割当増資により持分法適用関連会社へ移行した。

商号変更とEX事業新設:2021年の転機

2020年12月に株式会社BIRDMANの株式を追加取得し完全子会社化した後、2021年1月には6社(カラス、噂、円卓、Spark、arca、BIRDMAN)を吸収合併し、グループをシンプルな構造に再編した。同年2月、社名を株式会社Birdmanに変更。9月にはエンターテインメント市場への拡大を目的としてEX事業を新設し、従来のマーケティング支援(MX事業)と二本柱の体制となった。2022年4月には東証の市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行した。

業績悪化と継続企業の前提に関する疑義(2024~2025年)

EX事業の赤字拡大により、2024年6月期には親会社株主に帰属する当期純損失30億円を計上し債務超過に陥った。2025年6月期も売上高が前年比84.7%減の3.19億円にとどまり、営業損失5.6億円、親会社株主損失7.2億円と赤字が継続。同年8月には監査法人から意見不表明の監査報告書を受領し、継続企業の前提に重要な疑義が生じている。上場維持基準(純資産基準)への適合に向けた改善計画を提出したが、新株予約権の行使が難航し、資金繰りは依然不透明である。

年表29件を開く

2010年代

  • 2012年7月創業イベントプロモーション運用サービスを軸としたセールスプロモーションサービス(以下、「SPサービス」という)の提供を目的として、東京都中央区日本橋に株式会社エードットを設立(資本金3,000千円)
  • 2015年1月本社を東京都渋谷区南平台町1番9号に移転
  • 2015年12月本社を東京都渋谷区桜丘町24番4号に移転
  • 2015年12月サービス・商品の広報活動の支援を目的として、パブリック・リレーションズサービス(以下、「PRサービス」という)を開始
  • 2016年4月M&Aスポーツをテーマとした『アスラボ』サービスを提供する完全子会社である株式会社アスラボ(旧:株式会社エードット・マネジメント)を設立
  • 2016年8月M&Aクリエイティブサービスの提供を目的として、完全子会社である株式会社カラスを設立
  • 2016年12月M&Aバズ(情報の話題拡散)サービスの提供を目的として、完全子会社である株式会社噂を設立
  • 2017年6月本社を東京都渋谷区渋谷二丁目16番1号に移転
  • 2017年7月SPサービスの一部である「イベントプロモーション運用サービス」を事業譲渡
  • 2017年9月M&A完全子会社である株式会社UMIU(2016年12月設立)を株式会社エードット・アジアに商号変更し、アジアを中心としたインバウンド・アウトバウンドに関するブランディングサービスの提供を開始
  • 2018年4月M&A採用活動や人材育成に関するコンサルティングサービスを目的として、完全子会社である株式会社Sparkを設立
  • 2018年7月M&Aコンサルティングサービスの提供を目的として、完全子会社である株式会社ARUYOを設立
  • 2018年10月M&A日本と中国間におけるインバウンド・アウトバウンドに関わるコンサルティング事業を行う、合弁会社である北京伊藤商貿有限公司(現持分法適用関連会社)を設立し、連結子会社化
  • 2019年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2019年5月M&A完全子会社である株式会社アスラボを株式譲渡
  • 2019年6月M&A完全子会社である株式会社ARUYOを解散
  • 2019年7月本社を東京都渋谷区松濤一丁目5番3号に移転
  • 2019年7月M&A完全子会社である株式会社エードット・アジアを株式会社円卓に商号変更
  • 2019年10月M&Aブランディングサービスの提供を目的として、完全子会社である株式会社arcaを設立
  • 2019年11月M&Aクリエイティブサービスの提供を目的として、株式会社BIRDMANの株式を取得し、連結子会社化
  • 2019年11月M&A完全子会社である株式会社ARUYOが清算結了
  • 2019年12月北京伊藤商貿有限公司が、第三者割当増資により、連結子会社から持分法適用関連会社へ移行

2020年代

  • 2020年12月M&A完全子会社化を目的として、株式会社BIRDMANの株式を追加取得
  • 2021年1月M&A完全子会社である株式会社カラス、株式会社噂、株式会社円卓、株式会社Spark、株式会社arca及び株式会社BIRDMANを吸収合併
  • 2021年2月商号変更株式会社Birdmanに商号変更
  • 2021年9月事業領域を広告・プロモーションからエンターテイメント市場まで拡張させることを目的として、エンターテイメント・トランスフォーメーション事業(以下、「EX事業」という。)を新設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行
  • 2022年7月M&AEX事業の強化を目的として、完全子会社である株式会社Entertainment Nextを設立
  • 2024年4月M&A完全子会社である株式会社Entertainment Nextを株式会社LIVE-adに商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    デジタルマーケ支援領域の拡張

    MX事業において、既存のマーケティング支援に加え、DXやWeb3といったデジタルマーケティング支援領域を拡張する。エンタメを組み込んだ提案力の強化でクライアントを獲得する。

  2. 02

    エンタメ事業の収益性向上

    EX事業において、ライブ収入、グッズ販売収入、ファンクラブ収入等の創出と利益率の向上に努める。デジタルマーケティングの知見を活かし、ファン拡大、新アーティスト獲得、他社とのアライアンスを推進する。

  3. 03

    両事業のシナジー創出

    MX事業とEX事業の間でシナジーを生み出し、グループ全体の成長を目指す。アーティストやイベントと連携したタイアップ企画など、クロスセルを強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で11人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、6期前と比べて+75.1%平均年齢は36.5歳、平均勤続年数は2.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年6月38829.81.687
2020年6月51330.81.9120
2021年6月60032.62.787
2022年6月60933.33.079
2023年6月61034.23.252
2024年6月57634.23.334−5,294
2025年6月67936.52.511−5,455

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    株式会社LIVE-ad
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    北京伊藤商貿有限公司
    中国北京市 · 持分法適用会社
    議決権25.1%
  • 国内
    株式会社ネクスタ
    東京都小平市 · その他の関係会社
    議決権24.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は3億円営業利益-8億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
3億円
営業利益
-8億円
純利益
-15億円
営業利益率
-266.7%
前期比 -66.7%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高29億円3億円
営業利益2億円-8億円
純利益1億円-15億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は1億円、営業利益は−5億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1616.30
2023年4Q10−1
2024年1Q6−1−16.7−1
2024年2Q6−1−16.7−1
2024年3Q8−8−100.0−11
2024年4Q1−8−800.0−17
2025年2Q2−3−150.0−4
2025年4Q1−3−300.0−3
2026年2Q2−3−150.0−3
2026年4Q1−5−500.0−12

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年6月期からの12期で、売上は3億円から3億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は-266.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年6月300
スポーツをテーマとした『アスラボ』サービスを提供する完全子会社である株式会社アスラボ(旧:株式会社エードット・マネジメント)を設立
2016年6月500
完全子会社である株式会社UMIU(2016年12月設立)を株式会社エードット・アジアに商号変更し、アジアを中心としたインバウンド・アウトバウンドに関するブランディングサービスの提供を開始
2017年6月811
採用活動や人材育成に関するコンサルティングサービスを目的として、完全子会社である株式会社Sparkを設立
2018年6月1511
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2019年6月2121
完全子会社化を目的として、株式会社BIRDMANの株式を追加取得
2020年6月21−1−6
完全子会社である株式会社カラス、株式会社噂、株式会社円卓、株式会社Spark、株式会社arca及び株式会社BIRDMANを吸収合併
2021年6月18−20
EX事業の強化を目的として、完全子会社である株式会社Entertainment Nextを設立
2022年6月3422
2023年6月4500
完全子会社である株式会社Entertainment Nextを株式会社LIVE-adに商号変更
2024年6月21−18−20−85.7−30
2025年6月3−6−7−200.0−7
2026年6月3−8−16−266.7−15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高3億円のうち、営業利益として残るのは-8億円-266.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-15億円、売上の-500.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金366.7%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-266.7%-8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比274.2pt
-266.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比505.1pt
-500.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年6月期は営業CFが−3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は17億円で、売上の68.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年6月00102
2018年6月10013
2019年6月1−1608
2020年6月−4−37−76
2021年6月−1−11−25
2022年6月10217
2023年6月−206−212
2024年6月−21110−201
2025年6月−3019−317

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年6月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は11.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年6月10115.8
2016年6月21130.2
2017年6月42245.4
2018年6月63347.8
2019年6月1410470.9
2020年6月1441030.8
2021年6月123927.9
2022年6月1851328.0
2023年6月2952417.5
2024年6月4−1418
2025年6月1931611.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-40億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中442位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中533位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-266.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥83で、1年前と比べて-68.7%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥83-3.5%1ヶ月-18.6%1年-68.7%時価総額17億円
過去52週の値幅
安値¥61高値¥275

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)23.4倍
PBR1.10倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月28日に85円から118円へ急騰(前日比+38%)し、その後も高値圏で推移しています。8月21日時点で97円となり、1ヶ月で約13%上昇しました。25日移動平均線(94円)を上回り、75日線(91円)も突破しています。52週高値314円からは約69%下落していますが、52週安値61円からは約59%回復しました。8月21日の出来高は119万株と増加しており、買い意欲が続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは実績値がなく予想PERが25.7倍と同業界平均の23.01倍を上回り割高感がある。PBRは1.21倍で同業界平均の3.35倍を下回るが、ROEは44.5%と高いものの、直近の業績は大幅な赤字が続き、売上高も激減している。配当は無配で利回り0%。業績悪化と不確実性を考慮すると、予想PERの高さは割高と判断。成長性を織り込む余地はあるが、現時点の数字では割高と言える。

指標この会社業種平均
PER (予想)23.4倍
PBR1.10倍3.51倍
ROE44.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績悪化が続く中、投資論点は再生の可能性と財務リスクのバランスにある。強気派は、売上高減少は一過性の需要変動であり、コスト削減や新規分野開拓で再成長できるとみる。一方、弱気派は、収益構造が悪化し営業赤字が継続しており、事業の存続可能性自体に疑義を抱く。また、時価総額が小さく流動性が低いため、投機的な値動きになりやすく、企業価値の評価が難しい点も争点だ。

プラスに働く材料7
  • コスト削減効果

    営業赤字幅は縮小しており、固定費削減が進んでいる

  • 新分野の可能性

    イベント需要の変化に対応した新サービスが今後の成長に寄与

  • 財務改善の余地

    自己資本は厚く、赤字続きでも倒産リスクは限定的

  • 売上高3億円での下げ止まり2027年6月期影響

    2025年6月期と2026年6月期は売上高3億円で横ばい。増収転換の芽はある

  • 売られ過ぎによる反発余地継続影響

    株価は1年で71.11%下落。売られ過ぎによるテクニカルな反発余地

  • 予想PER25.7倍の黒字転換期待2027年6月期影響

    市場は予想PER25.7倍で将来の黒字を期待。実現すれば大きく業績改善

  • PBR1.21倍と資産価値の下支え継続影響

    時価総額19億円を純資産16億円が支える。PBR1.21倍と大幅な下値リスクは限定

マイナスに働く材料7
  • 売上高の急減

    売上高は45億→21億→3億と激減し、回復の兆しがない

  • 営業赤字継続

    営業利益率は-85%→-200%と悪化、事業の採算性が崩壊

  • 市場の信頼喪失

    株価が1年で7割下落し、資金調達や受注に悪影響

  • 売上高が85.7%減少2025年6月期影響

    売上高は21億円→3億円へ85.7%減。事業規模の縮小が続く

  • 営業損失率266.7%と深刻2026年6月期影響

    2026年6月期の営業損失は8億円で売上高の2.67倍。損失が常態化

  • 赤字幅が倍増2026年6月期影響

    純損失は7億円→15億円と倍増。赤字拡大で資金繰り懸念

  • 時価総額19億円と低流動性継続影響

    時価総額19億円は小型。出来高が少なく、売り注文で急落しやすい

次の決算で確かめる点
受注高
売上高の先行指標であり、事業回復の兆しを確認するため
営業赤字幅
コスト削減の効果と収益改善の速度を測るため
現預金残高
赤字継続時の資金繰りリスクを評価するため

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ3,452人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.3%を占め、残る58.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他69.367.173.974.541.050.1
事業法人14.013.713.313.644.641.2
証券会社1.93.51.91.24.67.7
外国法人4.26.81.30.60.70.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.3
金融機関10.68.89.610.19.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ネクスタ(匿名組合口)24.38
02伊藤 繁三12.24
03株式会社アベC8.57
04株式会社YourTurn6.00
05楽天証券株式会社4.15
06藤原 彬晃3.52
07矢口 達也2.45
08渡邊 賢二2.45
09株式会社SBI証券1.30
10松島 隆太郎0.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近19
  • 2026-08-28
    三崎優太
    新規の大量保有報告
    5.60%
  • 2026-08-27
    アークサービス株式会社
    新規の大量保有報告
    8.90%
  • 2026-08-20
    株式会社ネクスタ
    新規の大量保有報告
    7.71%
    -3.75pt
  • 2026-07-15
    Seacastle Singapore Pte.Ltd(シーキャッスル シンガポール プライベート・リミテッド)代表取締役 Tang Koon Heng(タン クーン ヘング)
    新規の大量保有報告
    9.40%
  • 2026-07-01
    伊藤 繁三
    変更報告
    15.26%
    -0.13pt
  • 2026-07-01
    伊藤 繁三
    新規の大量保有報告
    13.95%
    -1.31pt
  • 2026-06-30
    伊藤 繁三
    新規の大量保有報告
    15.39%
    -3.36pt
  • 2026-06-30
    伊藤 繁三
    新規の大量保有報告
    15.26%
    -0.13pt
  • 2026-06-30
    伊藤 繁三
    変更報告
    15.39%
    -3.36pt
  • 2026-06-29
    伊藤 繁三
    変更報告
    15.45%
    -2.78pt
  • 2026-06-29
    伊藤 繁三
    変更報告
    14.17%
    -1.28pt
  • 2026-06-22
    伊藤 繁三
    変更報告
    15.45%
    -2.78pt
  • 2026-06-22
    伊藤 繁三
    変更報告
    14.17%
    -1.28pt
  • 2026-06-18
    伊藤 繁三
    新規の大量保有報告
    18.75%
    +0.52pt
  • 2026-06-18
    伊藤 繁三
    新規の大量保有報告
    14.17%
    -4.58pt
  • 2026-06-17
    伊藤 繁三
    変更報告
    15.45%
    -2.78pt
  • 2026-06-17
    伊藤 繁三
    新規の大量保有報告
    18.75%
    +0.52pt
  • 2026-06-16
    伊藤 繁三
    新規の大量保有報告
    15.45%
    -2.78pt
  • 2026-04-16
    KANDB INVESTMENT LLCDirector 畑瀬 匡甫
    新規の大量保有報告
    53.35%
    +46.87pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で−788%、1株純資産は10期で−26%。直近期のROEは44.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年6月81577.6
2016年6月224276.6
2017年6月4511437.3
2018年6月5016935.4
2019年6月2921317.035.2
2020年6月−12388
2021年6月−1064
2022年6月3710144.531.6
2023年6月−2100
2024年6月−576
2025年6月−7011
2026年6月−56

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/6期の役員報酬は総額58百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢
吉川元宏代表取締役社長49
國松晃取締役50
和光幸希取締役36
水谷準一取締役(監査等委員)63
刈谷龍太取締役(監査等委員)42
増元大輔取締役(監査等委員)38
青木健一郎取締役(監査等委員)43

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)433338
社外取締役925253

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,512字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「夢を応援する社会をつくる」ということをミッションに掲げ、当社(株式会社Birdman)、連結子会社1社、持分法適用関連会社1社及びその他の関係会社1社により構成されております。 主たる業務として、顧客の企業としてのブランド価値や商品・サービスのブランド価値を高めるため、一般消費者へのイメージアップや認知度・購買意欲の向上等を図るためのソリューションを提供するマーケティング・トランスフォーメーション事業(以下、「MX事業」という。)及びエンターテインメント業界をアップデートするべく、当社グループの主力事業領域であるクリエイティブやデジタル・テクノロジーを駆使し、新進気鋭のアーティストやクリエイターと連携しながら新しいエンタメの形を創出することを目的としたEX事業を行っております。 「ブランド」は、差別化要因としてユーザーの意識の中に構築されるポジティブイメージであり、情報や視覚、接触、体験等を通じて蓄積される無形の資産であります。当社グループはそうした無形の資産であるブランドを顧客企業そのものや商品・サービスに関して構築するため、様々なサービスを内製化し、種々のソリューションサービスを提供しております。 また、当社グループは、顧客の顕在化したニーズだけではなく潜在的なニーズも引き出し、各ニーズに合うような様々なサービスを組み合わせた提案を行い、元請から下請に至る多段階構造ではなくワンストップでソリューションを提供することが可能となっております。さらに、各サービスの内製化により迅速な対応及び顧客へのコストメリットの創出が可能であります。その他、アジアを中心としたインバウンド・アウトバウンドに関するブランディングを行う「クロスボーダー・ブランディングサービス」があります。 当社グループの事業内容と当社、連結子会社及び持分法適用関連会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、MX事業及びEX事業は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等 (1)連結財務諸表  注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 会社名   主な役割   分類 株式会社Birdman   [MX事業] ・実行まで見据えたデジタルコアな戦略立案や事業企画 ・広告キャンペーン及び戦略的PRの企画遂行 ・社会課題解決を目的としたコミュニケーション ・メタバース型バーチャルプラットフォームサービスの提供 ・SPサービス、PRサービス、クリエイティブサービス等の提供 [EX事業] ・アーティストのマネジメント及びプロデュース ・マーチャンダイジング及びコンサートやイベントの企画・制作・運営 ・ファンクラブ運営 ・デジタルコンテンツの企画・制作・販売・配信   当社 株式会社LIVE-ad   [EX事業] ・アーティストのマネジメント及びプロデュース ・マーチャンダイジング及びコンサートやイベントの企画・制作・運営 ・ファンクラブ運営 ・デジタルコンテンツの企画・制作・販売・配信   連結子会社 北京伊藤商貿有限公司   [MX事業] ・中国進出を目指す日本企業、日本進出を目指す中国企業に向けたクロスボーダー・コンサルティングサービスの提供   持分法適用関連会社 主要サービスの具体的な内容は、次のとおりであります。 (1)SPサービス SPサービスは、商品やサービスの売上の拡大を目的とした一般消費者の認知度・購買意欲の向上等、顧客企業が抱える課題解決のための各種ソリューションを提供しております。具体的には、プレゼントキャンペーンや他商品とのタイアップ施策等の店頭プロモーションの企画・制作、試供品等の配布により需要を喚起するサンプリング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス・デジタルコンテンツ等と連動したキャンペーンやイベントの企画・運営、テレビCMの制作及びそれに伴うタレント等のキャスティングの企画・交渉・手配等、顧客企業のニーズに合わせ様々なソリューションを提供しております。 (2)PRサービス PRサービスでは、顧客企業の商品・サービスがメディアに記事・ニュースとして取り上げられ消費者の注目を集めるよう、商品やサービスのPR戦略の企画立案から携わり、メディアプロモート、PRイベントの実施・運営等を行っております。従前、消費者はテレビCMから多くの情報を得ておりましたが、現在はスマートフォンの普及等によりテレビCM以外のインターネット等のメディアから得る情報量が大幅に増加しております。そのため当社のPRサービスでは、顧客企業の商品・サービスの認知度や消費者の購買意欲を向上させるために、テレビCMだけに偏ることなく、新聞、Webサイト、雑誌、ラジオ等様々な媒体へアプローチする提案を行っております。 (3)クリエイティブサービス 当社のクリエイティブサービスは、顧客企業のブランドイメージや商品・サービスの強みをキャッチコピーやロゴ・マーク等により具現化することで、消費者に選ばれるブランドづくりを支援しております。具体的にはマーケティング・ブランディング戦略の策定から、CI(※1)、VI(※2)の立案、ホームページ等Webサイトの企画・制作、コピーライティング、ポスター・グラフィックの企画・制作等を行い、企業や商品・サービスのイメージを視覚的に印象付けることを行っております。 (※1)CIとはコーポレート・アイデンティティの略で、企業が自社の理念や特性をロゴやキャッチコピー等により明確にすることで、企業内外に統一したイメージをつくり、企業の存在価値を高める企業戦略のことであります。 (※2)VIとはビジュアル・アイデンティティの略で、マークやロゴをはじめ、名刺、封筒、Webサイト等により企業理念・ビジョン、商品の価値等を可視化し社会に伝える企業戦略であり、CIを構成する要素の1つであります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,835字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (経営方針) 当社グループは、「日本を代表するプロデュースカンパニー」となることを目標に掲げ、MX事業及びEX事業を展開しております。 MX事業では、顧客の企業としてのブランド価値や商品・サービスのブランド価値を高めるべく、ワンストップでソリューションを提供し、既成概念を打ち破るクリエイティブとビジネスソリューション、さらには、それらを実現するテクノロジーを駆使したアイデアを実装することを通じて、クライアントに貢献してまいります。 EX事業では、エンターテインメント業界をアップデートするべく、アーティストのマネジメント及びプロデュース、マーチャンダイジング及びコンサートやイベントの企画・制作・運営、ファンクラブ運営、さらには、デジタルコンテンツの企画・制作・販売・配信を推進し、当社グループのクリエイティブやデジタル・テクノロジーを駆使した新しいエンタメの形を創出することで、ファンに貢献してまいります。 (経営戦略等) 当社グループは、MX事業及びEX事業の2事業体制となっており、事業ごとに利益管理を行っておりますが、個々のプロジェクトは単発のものも多く、年度ごとの業績は比較的大きく変動します。事業ごとに利益率の差はありますが、次の経営方針を定めております。 MX事業は、既存のマーケティング支援領域に加え、DX、Web3といったデジタルマーケティング支援領域を拡張します。また、アーティスト/イベントと連携した当社グループならではのタイアップ企画等、エンタメを組み込んだ提案力の強化でクライアントを獲得してまいります。 EX事業は、ライブ収入、グッズ販売収入、ファンクラブ収入等の収入の創出と利益率の向上に努めます。また、デジタルマーケティングの知見を活かして、当社グループと契約するアーティストのファンの拡大、国内外を問わず新たなアーティストの獲得、さらには、他のエンタメ企業とのアライアンス推進による新規事業を創出します。 MX事業及びEX事業は事業間のシナジーも生みやすく、当社グループとしてさらなる成長を目指します。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、安定的な事業成長を通じて企業価値を向上することが重要であると考え、「(売上高-外注費)/売上高」で算定される利益率を、経営の重点指標としております。事業拡大により売上高のさらなる成長を図ると同時に、案件利益率の向上やクリエイターの稼働管理の徹底、ツアーやイベントの収益性を改善することにより、指標の向上を図ってまいります。 (経営環境) 当社グループを取り巻く経営環境は、IT等を中心とした技術革新を背景にしたスマートフォンや動画メディアの普及により変化しております。このような中、2024年の日本の総広告費は約7.6兆円となり、そのうちインターネット広告は約3.6兆円と前年との比較では109.6%と成長を続け、マスコミ4媒体(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)の広告費も3年ぶりに前年を上回り、さらなる拡大が予想されます(出所:株式会社電通「2024年 日本の広告費」)。5Gの商用化により通信速度が向上することで情報量が急激に増加し、さらに顧客ニーズが多様化している中で、消費者から選ばれる商品・サービスとなるためには、既存広告媒体を中心とした広告手法にとらわれないマーケティング活動を行い、商品やサービスのブランド価値を高めていく必要があります。 2024年のライブ市場規模は6,121億円となり、前年との比較では119.1%と増加し、過去最大を記録しました。また、2024年の動員数は、スタジアム・アリーナ公演の増加に伴い6,000万人に迫る5,938万人となり、前年との比較では105.4%と増加し、過去最高となりました(出所:一般社団法人コンサートプロモーターズ協会「2024年の調査結果について」)。 (優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) 当社グループは、前連結会計年度において債務超過となったため、2024年9月26日付で公表いたしました「上場維持基準(純資産基準)への適合に向けた計画(改善期間入り)について」に記載のとおり、東京証券取引所グロース市場の上場維持基準における「純資産の額」への適合に向けた計画を提出いたしました。そして、当社グループの収益力では債務超過を解消することが困難な状況であることから、当該計画に基づき、第三者割当による新株式及び新株予約権を発行し、上場維持基準への適合に向けて取り組んでまいりました。当該新株予約権の行使は、当初は計画に比して難航したものの、その後行使され、当連結会計年度末時点においては上場維持基準を充たすこととなりました。 一方で、当連結会計年度においては売上高が著しく減少し、継続して重要な営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上し、今後の資金繰りが不透明であります。さらに、手元資金が不足している上、当該状況を解消するための抜本的な事業計画や資金計画が未作成であり、当社の会計監査人である監査法人アリアに提示できていないことから、2025年8月26日付で当連結会計年度の計算書類及びその附属明細書並びに連結計算書類において、同監査法人より会社法第436条第2項第1号及び会社法第444条第4項の規定に基づく監査について、意見不表明の監査報告書を受領いたしました。 以上のとおり、当社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しており、このような状況に対して、事業の継続に向けたさらなる対策が必要となっております。また、上場維持基準への適合については、事業基盤の構築ができていないことから、純資産の額が正であることを維持するための対応が求められております。 (1)収益力の抜本的改善と財政状態の健全化対策 当社グループでは、重要な赤字の継続と純資産額の減少が発生しております。提出日現在、これらの状況を解消するための収益力の抜本的改善は困難な状況でありますが、財政状態の健全化対策として、引き続き2025年1月6日付で発行した第8回新株予約権の行使による資金調達を行ってまいります。 (2)上場維持基準への適合に向けた取り組み 当連結会計年度末時点において、当社グループは、上場維持基準における「純資産の額」に適合しております。2025年1月6日付で発行した第8回新株予約権について、残りの行使を実現することで、上場維持基準の維持に向けて対応してまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、有価証券報告書の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)景気の変動 企業の広告宣伝・広報関連予算は企業の景況に応じて調整されやすく、景気動向に影響を受けやすい傾向にあります。当社グループの売上高は、当該予算に依拠する傾向が強いことから、今後景況感が悪化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、短期的な不況に耐えうる財務体質の強化を目指しております。 (2)災害・事故等に関わるリスク 企業の広告宣伝・広報関連予算は、自然災害、電力その他の社会的インフラの障害、通信・放送の障害、流通の混乱、大規模な事故、伝染病、戦争、テロ、政情不安、社会不安等が発生した場合、その影響を受けやすい傾向にあります。そのため、これらの災害・事故等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、予期せぬ事態や複合的災害、感染症等が発生した場合も、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは、情報収集体制を整え、従業員に対するテレワークの導入、原則出張の禁止、従業員の安全と健康を最優先した対応を徹底することにより、リスクの最小化を図っております。 (3)特定の取引先への依存 当社グループは成長過程にあり、大型案件の受注や取引規模の拡大に至った際等、特定の取引先への依存度が高い状態になる傾向があります。そのため、大型取引先の方針の変更によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは、特定の取引先からの受注や失注が業績に大きな影響を及ぼすことのないよう、さらなる新規顧客を獲得する努力をしております。 (4)大規模コンサートの開催による業績の変動 大規模なコンサートを開催した場合、その期間の売上高が急増します。想定通りに開催できた場合は、売上高が急増しますが、予測が困難なビジネスのため、計画的な投資回収ができなかった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、コンサートが中止された場合も、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、ファンの皆様に満足いただけるアーティストの出演やコンサートの運営により、影響の軽減に努めております。 (5)業績の変動要因 当社グループは、顧客ニーズに応じて価格や利益率の異なる複数のサービスを組み合わせて提案しており、受注する案件ごとに提供するサービスや収益性が異なります。そのため、実際の受注案件の内容によっては、当社グループの売上高や売上総利益率が想定した水準から乖離する可能性があります。 また、顧客のニーズによっては、収益性の低いサービスの提供を余儀なくされる場合があります。そうしたケースが多く発生した場合、想定した売上高から十分な売上総利益を確保できず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは、利益の確保を重視した営業活動を展開しており、目標の売上総利益を確保できるよう案件の組成に努めております。 (6)広告業界における取引慣行 当社グループでは、一定期間にわたって取引先の営業活動を支援するリテナー取引においては、業務受託時に契約文書を締結しております。一方、スポット業務の受注等においては、業界慣習上、引合いから活動開始に至るまでの時間が極めて短期間で進行する場合があり、契約文書を締結しないまま業務を遂行する案件もあります。そのため、取引先との認識の食い違い等により当社グループの業務に対し取引先との取引が成立しない事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループは、契約文書を締結しない場合においても、注文書や受注に関するメールログ等の受注記録を必ず保存することにより取引先との間で受注内容の齟齬を生じさせない対応を徹底しております。 (7)人材の確保 当社グループは、サービス領域の拡大により多様な顧客ニーズに対応した最適な提案が可能になり、顧客からの高い評価を得られております。顧客への迅速な対応と顧客にとってのコストメリットを得られるため、サービス領域を内製化する方針であることから、人材が最も重要な経営資源であると認識しております。そのため、当社グループが今後も事業を拡大し、成長を続けていくためには、優秀な人材のさらなる確保や定着が重要課題となります。しかしながら、人材マーケットの環境変化等により、優秀な人員の適時確保が困難になった場合や、人材が流出してしまう場合、当社グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、当社グループでは、新卒採用・中途採用を積極的に実施するとともに、社内教育に注力することで、優秀な人材の確保や定着に努めております。 (8)内部管理体制の構築 当社グループは成長過程にあり、業容拡大や新規事業展開に比して施策が順調に推移しない場合、不祥事や不測の事態の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、業容拡大に伴う従業員の増加や新規事業展開に伴うリスク管理強化のため、コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の強化に努めております。 (9)知的財産権 当社グループは社歴が浅く、万が一、当社グループが事業推進において第三者の知的財産権を侵害した場合、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴訟を提起される可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、社内教育の実施や顧問弁護士等による調査・チェックを実施し、第三者の知的財産権を侵害しない体制を構築しております。 (10)情報管理 当社グループは、事業を推進していく中で、顧客の機密情報や個人情報を扱う機会があり、不測の事態によりこれらの情報が流出した場合、社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの財政状態や業績に影響を与える可能性があります。 当該リスクへの対応策として、情報管理について必要な措置を講じており、その一環として2015年11月にプライバシーマークを取得しております。 (11)新規事業展開 当社グループは現在までの事業活動を通して培ったノウハウを生かし、さらなる成長を目指して事業コンセプトそのものの検討から行う事業開発事業やアジアを中心としたインバウンド・アウトバウンドに関するブランディングサービスを中心とした海外事業等の関連・周辺事業への積極展開を推進していく予定であります。しかしながら、当該事業を取り巻く環境の変化等により、当初の計画通りの成果が得られない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクへの対応策として、新規事業展開に当たっては慎重な検討を重ねた上で取り組んでまいります。 (12)新株予約権の付与 当社は、当社グループの役職員に対して新株予約権(ストック・オプション)を付与しており、将来的にも役職員のさらなるモチベーションの向上及び優秀な人材の確保のため、同様のインセンティブプランを実行することを検討しております。また、資金調達を目的として新株予約権を発行しております。そのため、既に付与されている新株予約権及び将来的に付与される新株予約権の行使がなされた場合、当社の1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。2025年6月30日現在これらの新株予約権による潜在株式数は7,580,800株であり、発行済株式総数20,427,500株の37.1%に相当しております。 (13)継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度において重要な営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上した結果、債務超過となりました。この点、当連結会計年度においては、新株予約権の行使等による資金調達により、債務超過は解消したものの、当連結会計年度において売上高が著しく減少し、継続して重要な営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上しました。また、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)(手元資金の減少)」に記載のとおり、当連結会計年度末日後に、多額な支払が発生した結果、手元資金が減少しております。 これらのことから、依然として継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 当社グループでは、新たな経営陣のもと、これらの状況を解消するための取組をスタートさせております。また、現状進めている資金調達を進めるほか、新たな資金調達も検討してまいります。 しかしながら、現時点においては、当該状況を解消するための対応策は実施途上又は検討中であることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
経営成績の分析 (MD&A)6,707字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、MX事業は、顧客ニーズに応じて複数のサービスを組み合わせて提供をしており、サービスごとに売上高や売上総利益率は大きく異なっているため、売上総利益の確保を重視しております。例えば、テレビCM枠の購入やタレントのキャスティング等の外注を要するテレビCM案件は、売上高は大きいものの、利益率が比較的低くなる傾向にあります。 また、EX事業は、アーティストのマネジメント及びプロデュース、マーチャンダイジング及びコンサートやイベントの企画・制作・運営、ファンクラブ運営、さらには、デジタルコンテンツの企画・制作・販売・配信等のサービスを提供しており、同様にサービスごとに売上高や売上総利益率は大きく異なっているため、売上総利益の確保を重視しております。 以上より、当社グループは、売上総利益の確保のために、MX事業においては、案件利益率の向上やクリエイターの稼働管理の徹底、EX事業においては、マーチャンダイジング及びツアーやイベントの利益率改善を推進しております。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、行動規制の緩和によるインバウンド需要をはじめとする観光需要が回復する等、明るい兆しが見られました。しかしながら、不安定な国際情勢の長期化、世界的な物価上昇とそれに対処するための各国中央銀行による金融引き締めの継続、急激な為替の変動や中国経済の減速等、先行き不透明な状況が続いております。 このような状況下において、当社グループは、前連結会計年度における業績の大幅な悪化等を踏まえ、2024年9月26日開催の第12回定時株主総会において、経営体制を一新し、さらに2025年1月3日開催の臨時株主総会において、取締役を増員いたしました。また、前連結会計年度において多額の当期純損失を計上し、債務超過に至った経緯の精査を行いました。その結果、MX事業においては、人員面の大幅な見直し及び事業資金の確保の遅れが受注件数にも大きな影響を与えたこと、前連結会計年度において多額のセグメント損失を計上したEX事業においては、全面的な見直しを行い、計画的にリスクコントロールしながら投資判断を行う方針に転換したこと等に伴い、大幅な減収となりました。 以上の結果、当社グループの当連結会計年度における売上高は319,062千円(前連結会計年度比84.7%減)、営業損失は561,214千円(前連結会計年度は営業損失1,840,223千円)、経常損失は684,530千円(前連結会計年度は経常損失2,021,554千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は715,849千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失3,028,783千円)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 a.MX事業 MX事業とは、マーケティング・トランスフォーメーション事業の略語で顧客の企業としてのブランド価値や商品・サービスのブランド価値を高めるべく、一般消費者へのイメージアップや認知度・購買意欲の向上等を図るためのソリューションを提供する当社グループの主力事業であります。MX事業では、顧客の顕在化したニーズだけではなく潜在的なニーズも引き出し、各ニーズに合うような様々なサービスを組み合わせた提案を行い、元請けから下請けに至る多段階構造ではなくワンストップでソリューションを提供し、既成概念を打ち破るクリエイティブとビジネスソリューション、それらを実現するテクノロジーを駆使したアイデアを実装してまいります。また、コンサルティング会社・広告会社・PR会社等の縦割りで進めていたビジネスを内製化により一気通貫することで、迅速な対応及び顧客へのコストメリットを創出することができ、企業や社会の挑戦に伴走いたします。 当連結会計年度においては、人員面の大幅な見直しを行ったことのほか、前連結会計年度における大型案件の受注件数をベースに、一定規模以上の案件の受注を予測していたものの、当該事業資金に充当する予定であった第8回新株予約権による調達資金に関して行使が想定どおりに進まなかったことに伴い、受注実績は当初の見込みを大きく下回り、売上高は大幅な減少となりました。 この結果、売上高は315,129千円(前連結会計年度比73.7%減)、セグメント損失は40,590千円(前連結会計年度はセグメント利益98,234千円)となりました。 b.EX事業 EX事業とは、エンターテインメント・トランスフォーメーション事業の略語でエンターテインメント業界をアップデートするべく、当社グループの主力事業領域であるクリエイティブやデジタル・テクノロジーを駆使し、新進気鋭のアーティストやクリエイターと連携しながら新しいエンタメの形を創出する事業であります。わが国においては、通信やデジタル・テクノロジーの発達で、リアル空間からデジタル空間をストレスなく、シームレスに行き来できるようになってきており、新しいエンターテインメントの形や次世代のエンターテイナーが次々と生まれようとしております。EX事業では、このような状況下において、当社グループが従来から有するブランディング・広告プロモーションやデジタル・テクノロジーの知見を駆使して、型にとらわれずジャンルレスに生きる次世代アーティスト・クリエイターがファンとの新たなコミュニケーションや関係を構築でき、スターになるためのプラットフォームを実現いたします。 当連結会計年度においては、前連結会計年度において多額のセグメント損失を計上したことから、全面的な見直しを行うとともに、計画的にリスクコントロールしながら投資判断に基づく運営を基本としたことに加え、当社グループと契約するアーティストが2024年7月のデビュー直後に解散したこと及び以前よりプロジェクトとして取り組んでいた当社独自IPであるアーティストのデビューを見送り解散したことに伴い、売上高は大幅な減少となりました。 この結果、売上高は3,933千円(前連結会計年度比99.6%減)、セグメント損失は225,666千円(前連結会計年度はセグメント損失1,654,513千円)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は1,886,964千円となり、前連結会計年度末に比べ1,511,024千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が1,612,354千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は1,631,928千円となり、前連結会計年度末に比べ190,965千円の減少となりました。これは主に、預り金が501,186千円増加したものの、買掛金が75,249千円、短期借入金が152,440千円、1年内返済予定の長期借入金が109,674千円、契約負債が96,214千円、長期借入金が221,874千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は255,036千円となり、前連結会計年度末に比べ1,701,989千円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が715,849千円減少したものの、新株の発行等により資本金が1,206,767千円、資本剰余金が1,206,767千円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,612,354千円増加し、1,728,198千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、296,053千円の支出(前連結会計年度は2,122,786千円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失713,858千円、売上債権及び契約資産の減少額222,828千円、立替金の減少額235,159千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、18,503千円の収入(前連結会計年度は51,404千円の収入)となりました。これは主に、貸付金の回収による収入55,750千円、敷金及び保証金の差入による支出33,595千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,889,904千円の収入(前連結会計年度は990,369千円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出331,548千円、株式の発行による収入2,372,792千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) MX事業   243,613   27.4   119,208   62.5 EX事業   -   -   -   - 合計   243,613   27.4   119,208   62.5 (注)EX事業は、受注生産を行っていないため、受注実績は記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) MX事業   315,129   26.3 EX事業   3,933   0.4 合計   319,062   15.3 (注)1.当連結会計年度において、MX事業及びEX事業の販売実績が著しく減少しました。これは、MX事業においては、従業員が大量に退職したこと及び事業資金の確保の遅れに伴い受注実績が当初の見込みを大きく下回ったことによるものであります。また、EX事業においては、前連結会計年度において多額の営業損失を計上したことから全面的な見直しを行い、計画的にリスクコントロールしながら投資判断を行う方針に転換したことに伴い、進めていたアーティスト契約を全面的に解除したことによるものであります。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2023年7月1日 至  2024年6月30日)   当連結会計年度 (自  2024年7月1日 至  2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社ローソンエンタテインメント   481,724   23.1   -   - 株式会社海帆   -   -   79,955   25.1 株式会社大日本印刷   -   -   48,527   15.2 3.当連結会計年度の株式会社ローソンエンタテインメントに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 4.前連結会計年度の株式会社海帆に対する販売実績はございません。 5.前連結会計年度の株式会社大日本印刷に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、本項に記載した将来事象に関する予測・見通し等は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、それらには不確実性が内在し将来の結果とは大きく異なる可能性があります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 売上高は319,062千円となり、前連結会計年度に比べ1,766,393千円の減少(前連結会計年度比84.7%減)となりました。これは主に、MX事業で人員面の大幅な見直し及び事業資金の確保の遅れが受注件数にも大きな影響を与えたこと、EX事業で前連結会計年度において多額のセグメント損失を計上したことから、全面的な見直しを行い、計画的にリスクコントロールしながら投資判断を行う方針に転換したことによるものであります。 (売上原価、売上総利益) 売上原価は300,417千円となり、前連結会計年度に比べ2,232,613千円の減少(前連結会計年度比88.1%減)となりました。また、売上総利益は18,645千円(前連結会計年度は売上総損失447,575千円)となりました。これは主に、売上高に占める一定の売上総利益を確保できるMX事業の案件売上の割合が多かったことによるものであります。 (販売費及び一般管理費、営業損失) 販売費及び一般管理費は579,859千円となり、前連結会計年度に比べ812,788千円の減少(前連結会計年度比58.4%減)となりました。その主な内訳は、業務委託費110,152千円、給与手当82,748千円及び販売促進費67,311千円であります。 この結果、営業損失は561,214千円(前連結会計年度は営業損失1,840,223千円)となりました。 (経常損失) 営業外収益は1,171千円となり、前連結会計年度に比べ1,982千円の減少(前連結会計年度比62.9%減)となりました。また、営業外費用は124,487千円となり、前連結会計年度に比べ59,998千円の減少(前連結会計年度比32.5%減)となりました。これは主に、上場維持基準を充たす(純資産の額が正である)ことを目的とした資本増強に関する費用負担が継続して発生したことによるものであります。 この結果、経常損失は684,530千円(前連結会計年度は経常損失2,021,554千円)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損失) 親会社株主に帰属する当期純損失は715,849千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失3,028,783千円)となりました。これは主に、収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなったため減損損失6,975千円及び本社オフィスの賃貸借契約の一部中途解約のため解約違約金22,353千円を計上したことによるものであります。 b.財政状態の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、売上原価並びに販売費及び一般管理費等の営業費であります。売上原価の主な内容は、原価部門における外注費及び労務費であります。販売費及び一般管理費の主な内容は、業務委託費、人件費及び販売促進費であります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金の調達は、役員借入及び金融機関からの短期借入を基本とし、長期運転資金の調達は、金融機関からの長期借入を基本としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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