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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

オンデック

ONDECK Co., Ltd.7360 · Growth · サービス業

国内中小企業向けM&Aアドバイザリーの専門家。譲渡希望者と買収希望者をつなぎ、高品質なプロジェクトマネジメントを強みとする。

概要

オンデックは、2007年12月に大阪で設立されたM&Aアドバイザリー企業である。中小企業を主な対象とし、M&A仲介・FA(フィナンシャルアドバイザリー)サービスを提供する。2020年12月に東京証券取引所マザーズ(現グロース)に上場。本社は大阪市中央区、東京オフィスは港区に所在。2025年11月期の従業員数は57名、売上高は約9億円。投資事業とコンサルティング事業も展開し、3事業の連携で顧客企業の成長を支援する。

M&Aアドバイザリーを主軸とする3事業体制

オンデックの事業は、M&Aアドバイザリー事業、投資事業、コンサルティング事業の3つで構成される。中核はM&Aアドバイザリー事業であり、売上の大部分を占める。同事業では、譲渡企業と買収企業の仲介(仲介形式)または一方のフィナンシャルアドバイザー(FA形式)としてM&Aプロジェクト全体を管理する。案件のソーシングからマッチング、エグゼキューションまでの全工程をサポートし、成約後には成功報酬を得る。2025年11月期の成約件数は22件、平均報酬単価は約39百万円であった。投資事業では中小・中堅企業への直接投資やファイナンス支援をハンズオンで行い、コンサルティング事業(2025年8月設立の連結子会社が担当)ではM&A戦略策定やPMIなど幅広いソリューションを提供する。

中小企業M&A市場の拡大と競合環境

オンデックの主な事業領域は、国内中小企業を当事者とするM&A市場である。日本では経営者の高齢化に伴い後継者不在率が50%以上と高水準にあり(帝国データバンク調査)、事業承継手段としてM&Aの需要が増加している。中小企業庁もガイドライン策定や推進計画を通じて市場の健全な発展を後押しする。しかし、市場拡大に伴い新規参入が相次ぎ、サービス品質は玉石混交の状態にある。オンデックは高品質なアドバイザリーサービスの提供を差別化要因とし、弁護士や公認会計士などの専門家を擁して総合力を強みとする。一方で、2025年11月期は成約件数が伸び悩み、営業損失を計上するなど、競争激化の影響も見られる。

財務の変遷とリスク要因

オンデックの売上高は2016年11月期の3億円から増加傾向にあり、2022年11月期には13億円、2024年11月期には17億円に達した。しかし、2025年11月期は9億円に減少し、営業損失2億円、親会社株主に帰属する当期純損失2億円を計上した。この変動は成約件数(22件)と平均報酬単価の影響が大きい。また、売上原価や販管費の水準が収益を圧迫する構造にある。2025年11月期末の総資産は約12億円、現預金は約7億円と潤沢だが、営業キャッシュ・フローはマイナス2億円となり、M&A案件の進捗によって資金繰りが変動する。事業の特性上、成約のタイミングが業績に直結するため、四半期ごとの変動が大きい。

業界の中での役割はM&A仲介・FAサービスを提供する独立系アドバイザリーファームにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-22.2%
純利益
-2億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01中小企業(M&A)主力

国内中小企業の事業承継や成長戦略を支援するM&Aアドバイザリー事業。譲渡希望者と買収希望者の仲介、またはいずれか一方のフィナンシャルアドバイザーとして、ソーシングからマッチング、実行まで一貫したプロジェクトマネジメントを提供する。

主な製品・サービス1
M&Aアドバイザリーサービス
M&Aの検討から成約までを支援するサービス。企業価値評価、ストラクチャ設計、買収候補者の探索、デューデリジェンス支援、最終契約までの条件交渉などを提供する。

02中堅・中小企業(投資)準主力

中小・中堅企業への直接投資やファイナンス支援を行う投資事業。ハンズオンで投資先企業の成長を支援する。

03各種企業(コンサルティング)副次

連結子会社のオンデックコンサルティングが、M&A戦略や事業計画策定支援、経営管理体制高度化、デューデリジェンス、PMIなどのコンサルティングサービスを提供する。

主な製品・サービス1
M&A戦略・PMIコンサルティング
M&Aに関する戦略立案から統合後のPMIまで、幅広い経営課題に対応するコンサルティングサービス。

製品と技術

M&Aアドバイザリーの3フェーズ:ソーシング・マッチング・エグゼキューション

オンデックのM&Aアドバイザリー事業は、仲介形式とFA形式の2種類で提供される。仲介形式では、譲渡企業と買収企業の双方と契約し、成功報酬を両者から得る。業務は3つのフェーズに分かれる。第1フェーズ(ソーシング・案件化)では、譲渡希望者の情報を分析し、企業価値評価やスキーム検討を行い、提携仲介契約を締結する。第2フェーズ(マッチング)では、社内データベース(数十万社の企業情報)や業務提携先を活用して買収候補者を選定し、匿名情報から段階的に詳細情報を開示する。第3フェーズ(エグゼキューション)では、基本合意、デューデリジェンス、最終契約書の作成、クロージングまでを支援する。

投資事業とコンサルティング事業の連携

オンデックはM&Aアドバイザリーに加え、投資事業とコンサルティング事業を展開する。投資事業では、中小・中堅企業に対する直接投資やファイナンス支援を行い、ハンズオンで成長を後押しする。投資先企業の事業成長が、将来的なMaaS(M&A)の案件創出につながることも期待される。コンサルティング事業は、2025年8月に設立した連結子会社「株式会社オンデックコンサルティング」が担う。主なサービスは、M&A戦略の策定支援、事業計画の作成、経営管理体制の高度化、デューデリジェンス、PMI(買収後統合)支援など。これら3事業の連携により、M&Aの前段階から実行後まで一貫した支援を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

新興人材紹介、業績変動大で赤字

オンデックはサービス業に属し、同業のジンジブやイシンと競合する人材紹介・派遣事業を展開。直近FY2025/11の売上高9億円と急減し、営業赤字に転落。前年は売上高17億円と成長したが、持続性に欠ける。業界内では小規模であり、競合に対する明確な差別化要因が見えにくい。ジンジブやイシンとの比較でも規模・収益性で劣後している可能性が高い。事業の安定化と収益改善が急務。

強み

  • FY2023/11からFY2024/11にかけて売上高が8億円から17億円へ倍増し、高い成長率を示した。
  • 特定業種や職種に特化した人材紹介で、大手がカバーしきれない領域での需要を取り込む可能性。
  • 組織が小さいため、市場変化に素早く対応し、新規事業やサービスの展開が可能。
  • 売上原価や人件費以外の固定費が抑制されていれば、収益改善時の利益率向上が期待。

課題

  • 売上高が8億→17億→9億と大幅に変動し、安定した収益基盤の構築が急務。
  • FY2025/11の営業利益率-22.22%と大幅赤字。コスト管理や収益性改善が必要。
  • ジンジブやイシンなど同業他社と比較し、明確な競争優位性や独自性が示されていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がオンデック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。

#企業時価総額PER
19215CaSy19億円59.6倍
27360オンデック18億円
36198キャリア18億円
47062フレアス18億円3.5倍
59565GLOE18億円17.1倍
69214Recovery International18億円15.5倍
77356Retty18億円334.3倍
87031インバウンドテック17億円
97369メイホーホールディングス17億円
102156セーラー広告17億円
117067ブランディングテクノロジー17億円37.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

大阪で創業、東京へ展開した初期 (2007-2015)

オンデックは2007年12月、大阪市天王寺区にて資本金800万円で設立された。創業時からM&Aアドバイザリーを主業務とし、関西圏の中小企業を中心に顧客を開拓した。2015年2月には東京オフィスを東京都港区に開設し、首都圏への営業基盤を拡大。同年3月には業容拡大に伴い本社を大阪市中央区へ移転した。この時期、M&A市場はまだ発展途上にあったが、オンデックは早期に東京進出を果たし、その後もオフィスを複数回移転しながら拠点を強化した。2015年11月期の売上高は約6億円規模に成長している。

外部資本の受け入れと提携による成長加速 (2018)

2018年5月、オンデックは帝国データバンクグループ(株式会社タケオホールディングス)を引受先とする第三者割当増資を実施した。これにより、同グループの持つ企業情報ネットワークを活用した案件紹介の強化が期待された。同時期にAngel Bridge株式会社とも資本業務提携を結び、ベンチャー企業との連携や投資事業の拡充を図った。これらの資金と提携関係を背景に、オンデックは成約件数を伸ばし、2022年11月期には売上高13億円を達成する。外部資本の活用により、オンデックは中小M&A市場でのプレゼンスを高めた。

株式上場とグロース市場への移行 (2020-2022)

2020年12月、オンデックは東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場時の資金調達により、人材採用やシステム投資を加速し、事業拡大の基盤を整えた。上場後も成約件数は増加傾向にあり、2021年11月期には売上高8億円、2022年11月期には13億円と過去最高を更新した。2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、オンデックはマザーズからグロース市場へ移行した。グロース市場は成長企業向けの市場であり、同社の成長性が評価されたとみられる。

増収と赤字の振幅、コンサルティング子会社の設立 (2023-2025)

2023年11月期は売上高8億円と前期から減少し、親会社株主に帰属する当期純損失2億円を計上した。市場環境の変化や案件の大型化の遅れが原因とされる。2024年11月期には売上高17億円と急回復し黒字転換したが、2025年11月期は再び売上高9億円、営業損失2億円と悪化した。業績の振幅が大きい背景には、M&A案件の成約時期の偏りがある。2025年8月、コンサルティング事業の展開を目的に連結子会社「株式会社オンデックコンサルティング」を設立し、M&A後のPMI支援などサービス範囲を拡大した。

年表12件を開く

2000年代

  • 2007年12月創業株式会社オンデック(大阪市天王寺区、資本金8百万円)を設立

2010年代

  • 2015年2月東京オフィスを開設(東京都港区)
  • 2015年3月業容拡大に伴い本社を移転(大阪市中央区)
  • 2017年12月業容拡大に伴い東京オフィスを移転(東京都千代田区)
  • 2018年5月帝国データバンクグループ(株式会社タケオホールディングス)を引受先とする第三者割当増資を実施
  • 2018年5月Angel Bridge株式会社と資本業務提携を実施
  • 2019年4月業容拡大に伴い東京オフィスを移転(東京都千代田区)

2020年代

  • 2020年12月上場東京証券取引所マザーズに上場
  • 2021年10月業容拡大に伴い本社を移転(大阪市中央区)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場から グロース 市場に移行
  • 2023年10月業容拡大に伴い東京オフィスを移転(東京都港区)
  • 2025年8月コンサルティング事業の展開を目的として、株式会社オンデックコンサルティング(現連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高売上高
  • 営業利益営業利益

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    M&Aアドバイザリーの品質追求

    M&Aの全プロセスにおいて、経験豊富な人材や弁護士・公認会計士等の専門家が関与し、高品質のアドバイザリーサービスを提供することで業界の健全な発展を牽引する。

  2. 02

    社内体制の強化

    積極的な採用による従業員増員と、管理部門・情報システムの強化、内部監査の定期的実施、研修の実施等を通じて、組織規模拡大に対応した社内管理体制の強化に取り組む。

  3. 03

    人材の確保と育成

    OJTとOff-JTを組み合わせた効果的な人材育成体制の構築、研修制度のブラッシュアップ、モチベーション向上のための人事制度構築により、高品質なサービスを提供できる人材を確保・育成する。

  4. 04

    譲渡案件のソーシング・マッチング強化

    金融機関や士業等との連携強化による信頼関係向上、顧客紹介の増加、直接営業手法の拡充により、優良案件の獲得とマッチング精度の向上を図る。

  5. 05

    案件管理体制の構築

    案件の進捗や課題を社内で共有し、適切な担当者配置とナレッジ共有により高品質サービスを均質提供する体制を整備。ITツール活用で成約率向上とクロージング時期の適切な把握を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で57人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は726万円で、5期前と比べて2.7%平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は4.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2020年11月74636.02.437
2021年11月72035.72.838
2022年11月90635.92.650
2023年11月70335.82.959
2024年11月87836.33.555
2025年11月72636.64.057

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
東京オフィス — 東京都港区32百万円
本社 — 大阪市中央区14百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社オンデックコンサルティング
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権70.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は9億円営業利益-2億円前期と比べると減収減益で、売上が-47.1%、利益が-150.0%。

売上高
-47.1%
9億円
営業利益
-150.0%
-2億円
純利益
-200.0%
-2億円
営業利益率
-22.2%
前期比 -45.8%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高16億円9億円
営業利益2億円-2億円
純利益1億円-2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は4億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1−1−100.0−1
2023年2Q2−1−50.00
2023年3Q200.0−1
2023年4Q30
2024年1Q300.00
2024年2Q3133.30
2024年4Q112
2025年2Q4−1−25.0−1
2025年4Q5−1−20.0−1
2026年2Q4−1−25.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年11月期からの10期で、売上は3億円から9億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-22.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年11月311
2017年11月421
2018年11月300
2019年11月611
東京証券取引所マザーズに上場
2020年11月811
2021年11月800
2022年11月1322
2023年11月8−2−2
2024年11月1742
コンサルティング事業の展開を目的として、株式会社オンデックコンサルティング(現連結子会社)を設立
2025年11月9−2−2−22.2−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高9億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-22.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-22.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金55.6%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-22.2%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比29.8pt
-22.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比27.3pt
-22.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比27.7pt
-15.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-16.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-28.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年11月期は営業CFが−2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は7億円で、売上の9.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年11月−11104
2019年11月20026
2020年11月00106
2021年11月005011
2022年11月300314
2023年11月−5−1−3−65
2024年11月4−1039
2025年11月−200−27

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年11月期の総資産は12億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は82.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年11月21154.6
2017年11月43169.0
2018年11月54180.2
2019年11月65173.3
2020年11月96362.7
2021年11月1311284.2
2022年11月1813571.6
2023年11月109184.5
2024年11月1711665.7
2025年11月1210282.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中36位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中533位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-15.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-22.2%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-47.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥640で、1年前と比べて-27.9%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥640-1.5%1ヶ月+1.1%1年-27.9%時価総額18億円
過去52週の値幅
安値¥572高値¥1,286

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)12.7倍
PBR1.90倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月安値572円から反発し、7/29は642円(前日比+0.6%)。25日線(636.92円)を上回るが、75日線(670.84円)手前で推移。52週安値(572円)からの戻りは続くが、52週高値(1286円)からは半値水準にとどまる。出来高は7/7に41,300株と急増後、7/29は600株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

予想PER12.8倍は同業平均22.52倍を下回るが、PBR1.90倍は平均3.17倍を下回るものの、ROEが-15.9%と大幅にマイナスであり、株主価値が毀損している。配当利回り0%で無配。同業平均と比較するとPERは低いが、業績が不安定で今期も赤字予想のため、リスクを考慮するとやや割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (予想)12.7倍
PBR1.90倍3.51倍
ROE-15.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が大きく上下しており、収益の安定性に疑問がある。2024年11月期は黒字転換したが、2025年11月期計画では再び営業赤字を見込む。強気派は人材需給の改善や新サービス立ち上げによる成長を期待する一方、弱気派は受注の不安定さと低収益体質を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 人材需要の回復

    IT業界の人手不足でエンジニア単価上昇余地あり

  • 新サービスへの期待

    SaaS展開など自社サービスの収益化が進めば評価向上

  • 赤字幅縮小の兆し

    2024年11月期は黒字、損益改善傾向にある

  • 2024年11月期の黒字転換実績過去実績影響

    純利益2億円、営業損益も改善(非開示)

  • 低時価総額18億円、M&A格好のターゲット不定影響

    小規模で買収されれば株価急騰の可能性

  • PER予想12.8倍と割安感次回決算影響

    予想EPSベースで割安、黒字化すればPER低下

  • 新規サービス・受注拡大の可能性不定影響

    ITサービス需要増加トレンド

マイナスに働く材料7
  • 売上の不安定性

    2023年11月期8億→2024年11月期17億と乱高下

  • 再び赤字転落

    2025年11月期は営業赤字予想、改善持続せず

  • 競争激化

    差別化難しく価格競争に巻き込まれやすい

  • 2025年11月期の大幅減収と赤字転落年間影響

    売上高9億円(前期比-47%)、営業損失2億円

  • 継続的な赤字リスク継続影響

    ROE-15.9%と資本毀損、追加資金調達懸念

  • 低い外国人保有と流動性不足継続影響

    外国人保有0.84%、出来高少なく需給脆弱

  • 業績予想の信頼性低下次回決算影響

    過去の急変動でガイダンス不信、株価変動大

次の決算で確かめる点
売上高
収益の安定性を見る基本指標、変動幅が大きいため
営業損益
収益力の改善が持続するか確認
エンジニア単価
市況需給を反映、業績の先行指標

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ813人。区分でいちばん多いのは個人・その他85.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.2%を占め、残る87.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年11月%2021年11月%2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他75.972.673.882.079.385.4
事業法人24.119.019.012.718.312.0
自己株式8.78.78.7
証券会社2.12.11.81.51.6
外国法人6.14.93.30.80.8
金融機関0.20.20.20.00.1
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01久保 良介27.20
02舩戸 雅夫27.20
03光通信KK投資事業有限責任組合5.87
04株式会社ペイフォワード5.24
05株式会社タケオホールディングス2.83
06UH Partners 2投資事業有限責任組合1.92
07オンデック従業員持株会1.69
088G HOLDINGS株式会社1.13
09光通信株式会社1.00
10株式会社SBI証券0.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは-15.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年11月106,948155,800104.5
2017年11月171,352327,15371.0
2018年11月91557.0
2019年11月3118618.4
2020年11月3622217.6
2021年11月83912.7276.4
2022年11月5344412.726.7
2023年11月−55331−14.3
2024年11月9142224.311.8
2025年11月−58364−15.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/11期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
久保良介代表取締役社長50778,900
舩戸雅夫代表取締役副社長 提携推進部マネージング ディレクター49778,900
山中大輔取締役 M&Aアドバイザリー 本部本部長47
岸本義友取締役 経営管理部兼事業推進部 マネージング ディレクター48
山根太郎取締役43
村田健一郎常勤監査役711,600
森山弘毅監査役52
清原大監査役54

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5626212
社外取締役415154

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,943字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社で構成されており、M&Aアドバイザリー事業を主たる事業とし、「企業の成長と変革の触媒となり、道徳ある経済価値を創出する。」ことを企業理念に掲げております。主業であるM&Aアドバイザリー事業のほか、投資事業及びコンサルティング事業を行っており、3事業の有機的連携により顧客に高い付加価値を提供することを目指して事業を展開しております。 (M&Aアドバイザリー事業について) M&Aアドバイザリー事業は、企業が買収や合併を行う際に譲渡希望者と買収希望者の仲介(以下「仲介形式」という)、またはいずれか一方のフィナンシャルアドバイザーとして助言(以下「FA形式」という)を行うものであり、国内中小企業が当事者となる市場を、主たる事業領域としております。 M&Aの本質的な意義は2社以上の会社が1つのグループを形成し、企業の非連続的成長を実現させていくための手段です。当社はM&Aアドバイザリー業務を、M&Aというプロジェクトの最適な推進を実現する「プロジェクト・マネジメント業務」であると定義しております。M&Aの対象となる事業をそのビジネスモデルから深く理解し、自らが当事者の視点をもって業務にあたることで、M&Aの成約そのものは当然のこと、M&A後の事業の成功を見据えた利害関係者の調整や、各種論点の整理、課題への対応案の検討等を適切に行い、M&Aのプロフェッショナルとして、提供するサポート品質を高く維持・向上させること、即ち高品質なアドバイザリーサービスの提供を徹底しております。 M&Aアドバイザリー事業は仲介形式とFA形式のいずれかで行われますが、売上の大部分を占める仲介形式の業務の流れは下記の通りです。なお、FA形式の場合は、下記の譲渡企業または買収企業の一方に対して、下記の図の記載のうち、その検討サイド(SELL SIDE又はBUY SIDE)に該当する工程を中心としたサービスの提供が行われることとなります。 (1) ソーシング・案件化フェーズ 当社は、譲渡希望者と秘密保持契約を締結し、入手した譲渡対象企業(一部の事業の譲渡の場合を含む)の情報を基に多面的な分析を行い、希望条件による譲渡を合理的に実現するための課題や論点を整理し、企業価値評価や最適ストラクチャ・譲渡スキームの検討を通して、M&Aの実現可能性を検討します。実現可能性があると判断した場合には、受託承認プロセスを経て、譲渡希望者及び譲渡対象会社と提携仲介契約を締結します。 譲渡希望者との提携仲介契約締結を受けて、買収候補者への提案のため、譲渡対象企業の事業内容、事業特性、財務内容、譲渡条件等を取り纏め、企業概要書等のM&A検討用資料を作成します。 (2) マッチングフェーズ 譲渡希望者の希望条件や譲渡対象企業の事業内容をもとに、社内データベースに蓄積された数十万社の企業情報データや買収希望ニーズデータの検索、或いは業務提携先企業への匿名情報(ノンネーム・シート)の共有等を通じて買収候補者を探索し、譲渡希望者の希望に沿い、かつ対象企業の企業価値を最大化しうると思われる買収候補者を選定し、匿名情報の範囲で初期的な関心の有無を打診します。 買収候補者が詳細情報の開示を希望する場合、当社は買収候補者と秘密保持契約を締結し、M&A検討用資料を提出します。買収候補者がM&A検討用資料を精査したうえで、本格的な買収検討に進む場合には、承認プロセスを経て、譲渡対象企業の詳細に亘る情報資料集(インフォメーション・パッケージ)を提供し、譲渡対象企業の買収を検討するうえで必要なQ&Aを実施します。加えて、譲渡対象企業の事業所や工場を視察いただくとともに、譲渡対象企業の株主や経営者と面談を実施するなどして譲渡対象企業への理解を深めてもらい、買収の是非及びその基本条件等を検討いただきます。 買収候補者が買収に係る初期的な意思決定に至った場合、希望する譲渡条件等を記載した「買収意向表明書」を作成いただき、譲渡希望者に対して提示します。 譲渡希望者は、買収候補者からの「買収意向表明書」を受領し、その受け入れ可否を検討します。複数の買収候補者から「買収意向表明書」が提出された場合は、それらを比較検討のうえで受け入れ可否を検討すると共に、独占的に交渉を進める買収候補者を1社に絞り込みます。 (3) エグゼキューションフェーズ 独占的に交渉を進める1社が選定されれば、当社は買収候補者と提携仲介契約を締結し、譲渡希望者と買収候補者との間で、「買収意向表明書」に記載された条件を基に、基本的な譲渡条件について調整を行います。 基本的な譲渡条件がまとまった段階で譲渡希望者と買収候補者との間で基本合意契約を締結していただきます。その後、買収候補者が譲渡対象企業に対してデューデリジェンスを実施し、譲渡対象企業のビジネスリスク、法務リスク、財務リスク等を調査し、その調査結果を踏まえて、譲渡希望者と買収候補者で最終的な条件交渉を行いますが、当社は買収候補者がスムーズなデューデリジェンスを実施できるよう環境を整備するとともに、客観的合理的見地から、条件調整を支援いたします。また、必要に応じてスキーム提案を行うなどして、双方の要望を満たす枠組みを提供し、M&Aが円滑に実現できるよう、プロフェッショナルとしての助言を行います。 最終的な譲渡条件が決定した段階で、最終契約書(譲渡スキームが株式譲渡であれば株式譲渡契約書)及び付随して必要となる各種の関連ドキュメントの作成を行います。また、並行して利害関係者との調整や、譲渡後の新経営体制の発足に必要となる各種の準備等、経営権の移転に伴い必要となる様々な課題について、その抽出と対応を支援します。最終契約書の内容が確定しましたら、譲渡希望者と買収候補者との間でこれを締結します。最終契約書に規定される各種のクロージング・コンディション(実行の前提条件)の整備を支援し、これらが整えば、クロージング(譲渡の実行、対価の支払等)が行われ、M&Aにかかる一連の取引が完了します。これらの業務の完了に伴い、譲渡側と買収側の双方より成功報酬を受領いたします。 なお、当社は公的機関や金融機関、各種専門家等など多様なネットワークからの紹介を通じて案件を受託しており、譲渡希望者や買収希望者を紹介された結果、成功報酬を受領することとなった場合には、紹介者に対し、原則として紹介料を支払うこととなります。 (その他の事業について) その他の事業として、当社は投資事業を行っており、中小・中堅企業に対する直接投資やファイナンス支援を行い、ハンズオンで投資先企業の成長を支援しております。 また、当社の連結子会社である株式会社オンデックコンサルティングは、M&A戦略や事業計画の策定支援、経営管理体制の高度化、デューデリジェンス、PMIなどのコンサルティング事業を行っており、幅広いソリューションの提供を通じて、様々なステージの企業の成長を支援しております。 〔事業系統図〕 事業系統図は以下の通りであります。
経営方針・対処すべき課題3,591字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針、経営環境 当社グループは企業理念として「企業の成長と変革の触媒となり、道徳ある経済的価値を創出する。」ことを掲げております。また、企業ビジョンとして「企業の生産性を飛躍的に高める。その機会を提供するインベストメント・バンクとして、その実行を促進するアドバイザリー・ファームとして、比類なき存在を目指す。」ことを目標としております。 企業は事業活動を通じて企業内に人材、設備、技術、信用、顧客等、固有の価値を蓄積していますが、「2025年版中小企業白書」によれば、全国の経営者の年齢分布に占める60代以上の割合が高止まりする一方で、40代以下の割合は減少傾向にあり、中小企業経営者の高齢化が進行しております。また、株式会社帝国データバンクが行った「全国「後継者不在率」動向調査(2024年)」によれば、回答者のうち後継者不在と回答した割合は2017年以降、徐々に低下しているものの50%以上という結果が継続しています。このことから、経営者の高齢化が進展しながらも後継者不在率は高水準を維持しており、事業承継の必要性は引き続き、高い水準にあると言えます。こうした背景を受けて、中小企業庁は中小企業のM&Aの更なる促進を目的として2015年3月に「事業引継ぎガイドライン」、2020年3月に「中小M&Aガイドライン改訂の経緯」、2021年4月に「中小M&A推進計画」を公表し、中小企業のM&Aは着実に進展しつつあるとしたうえで、更なる促進を図る方針を掲げています。 M&Aは企業が事業活動を通じて蓄積した企業価値を他の第三者が引き継ぎ、発展させていくために、譲渡側、買収側が共に参画するプロジェクトであると考えており、本来的には、M&A実行後の事業の成功が、関係当事者にとって最も重要な目的のひとつであると認識しております。この目的を達成するためには、当事者及び利害関係者が相互に信頼関係を構築しつつ、最適なストラクチャを採用して当該取引が生む付加価値の最大化を図ることが必要であり、アドバイザーは高度な専門性をもって、M&Aにおける一連のプロセスを管理・実行することを適切にサポートすること(エグゼキューション)が必要となります。当社は、プロセスの一部としてのマッチングのみならず、M&Aの実行プロセス全般においてM&Aアドバイザリー経験豊富な人材や、弁護士・公認会計士(米国公認会計士を含む)・税理士等の各種専門家が関与することにより、あらゆる面からM&Aにおける一連のプロセスをサポートできる総合力とその品質を追求することを業務推進における基軸としており、その企業規模を大きく拡大することで、より多くの顧客に対して、高品質のM&Aアドバイザリーサービスの提供を図り、業界の健全な発展を牽引していきたいと考えます。 このような企業理念・企業姿勢に基づいて、M&Aアドバイザリー事業、投資事業、コンサルティング事業が連携して、顧客の企業価値を最大化するため、当社グループが有している人材やノウハウを駆使して、常にクオリティを最重要視し、顧客に付加価値の高いサービスを提供することで、社会的責務を果たすとともに、当社グループの企業としての発展、成長を通じて、株主をはじめとするステークホルダーの方々に還元を行っていく方針であります。 (2) 対処すべき課題 ① 社内体制の強化 今後の更なる事業拡大のため、積極的な採用等により従業員を増員させていく方針ですが、組織規模の拡大に応じた更なる社内管理体制の強化・充実が重要な課題であると認識しております。 そのため、管理部門や情報システム分野の強化、内部監査の定期的な実施、経営者及び従業員に対する研修の実施、監査役と内部監査及び会計監査人との連携等を通じて、社内管理体制の一層の強化に取り組んでいく方針であります。 ② 社会的信用力の向上 M&Aは、中小企業にとって非常に高度な意思決定を伴う、経営における最高難易度な取組みのひとつであります。そのような重要な取組みの支援をお任せいただくためには、高い社会的信用力を備えることが必要となります。また、小規模・中小企業のM&Aは、大きな成長市場と目されていることから、近年は多数の競合会社の新規参入が相次いでおりますが、提供されるサービスの品質水準は玉石混交であるのが現状です。そのような状況下で、専門的知識や経験、ノウハウを活かした高品質のM&Aアドバイザリーサービスを追求し、提供することが、社会的信用力の向上につながり、ひいては業界全体の健全な発展に資するものと考えております。 そのために、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)とOff-JT(オフ・ザ・ジョブ・トレーニング)をミックスした効果的な人材育成体制の構築とその不断のレベルアップに注力するとともに、社内メンバーの経験から得られた情報や知識(ナレッジ)を共有する仕組み等を整備することで、サービス品質の維持向上に努め、社会的信用力の向上につなげてまいります。 ③ 人材の確保と育成 上述のとおり、高品質なM&Aアドバイザリーサービスの提供を目指しておりますが、そのためには専門性の高い経験豊富な人材の確保と育成が重要な課題であると認識しております。 そのために、人材の育成体制の更なる強化を目指し、継続的な研修制度のブラッシュアップや採用した人材のモチベーションを向上させる人事諸制度の構築を行うことで、高品質なサービスを提供できる人材の育成に努めてまいります。 ④ 譲渡案件のソーシング・マッチング力の強化 高品質なM&Aアドバイザリーサービスの提供が、当社が最も重要視する事項であり、その結果、過去に提供したサービス水準のクオリティに満足した顧客又はその支援者(金融機関、士業等専門家)からの紹介案件が多いことが当社の特徴であると考えております。そして、M&Aアドバイザリー事業の持続的成長とその加速のためには、譲渡案件のソーシングとマッチング力の強化が必要であると認識しております。 そのために、差別化要素であるM&Aアドバイザリーサービスのクオリティの更なる向上と並行して、現在協業関係にある金融機関及び士業等専門家、経営コンサルタント、投資会社等との双方向連携の強化によって信頼関係向上を図り、優良案件の獲得を継続してまいります。 また、譲渡候補企業に直接アプローチを行う営業手法の拡充を図ることで、更なる優良案件の獲得とマッチング精度の向上を目指してまいります。 ⑤ 案件管理体制の構築 譲渡希望者の社内システムへの登録から案件化フェーズ、マッチングフェーズ、エグゼキューションフェーズに至る主要プロセスやサブプロセスにおける進捗、把握した課題及びその解決状況等を社内メンバーに適時に共有し、意見を交換することで総合力の発揮を図っております。また、専門知識を活かすための適切な案件担当者の配置(アサインメント)とナレッジの共有を行うことで、高品質なサービスを均質的に提供しうる体制の整備を進めております。また同時に、これらの管理体制を充実させることで、成約率の向上や、クロージング時期を適切に把握できる体制の構築を目指しております。 そして、ITツールを活用して案件状況の管理を行い、M&A案件の経験が豊富な経営陣に加え、各分野の専門家より様々な観点から案件の進行プロセスやストラクチャ等に対する見解を出し合い、進捗状況の共有を行っております。併せて、案件毎に想定されるクロージング時期が適切か否かの見直しを行っております。しかしながら、M&Aは譲渡企業にとっても買収企業にとっても重要かつ高度な意思決定事項であることから、当社のコントロールが及ばない領域の諸要因により、スケジュールが当初計画に比して遅延する場合があります。 そのため、今後、更なる品質の維持向上と、生産性の向上による成約までの期間の短縮を目的とした機能分化を含む組織体制の変更など案件管理体制の強化を推進してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは持続的な成長と企業価値の向上を目標としており、経営指標として売上高と営業利益を重視しております。また、これらの経営指標に影響する成約件数、平均報酬単価、M&Aコンサルタント数の推移を把握し、これらの指標等を改善することで、売上高と営業利益が継続的に向上するための施策を講じております。
事業等のリスク3,589字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のものがあります。また、当社グループとして必ずしも事業上のリスクとして考えていない事項についても、投資者の投資判断、或いは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載をしております。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅したものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 競合 M&Aアドバイザリー事業には、サービスを提供するために必要な許認可等の規制がなく、相対的に参入障壁は高くない事業であると判断しております。そのため、中小企業を中心としたM&Aにおいてアドバイザリー事業を行う事業者は、大規模事業者だけでなく、小規模事業者、個人事業者(会計事務所、コンサルタント事務所等)等の競合が多数存在しており、今後も新規参入及び競合事業者間での競争が激化することが予想されます。 競合事業者と差別化できる高い品質のサービスを実現するために、過去の経験から得られたノウハウの共有やコンサルタントの教育研修の実施、M&A実務経験者の積極的な採用を行っております。しかしながら、有力な競合事業者の参入等により競争環境が激化した場合に事業の収益性が低下することで、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) M&Aに関する許認可制度 M&Aアドバイザリー事業は、許認可制度や資格等による制限を受けておりません。しかしながら、今後、M&Aアドバイザリー事業を行うことに対して、何らかの制限が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) M&Aに関する法的規制 M&Aに係る法的規制(金融商品取引法、会社法、税法等)の改正が行われた場合には、M&A市場に影響を与えることが考えられます。結果として、M&Aアドバイザリー事業を取り巻く環境が変化し、顧客のニーズも変化する場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) M&Aアドバイザリー事業への依存 当社グループは、主としてM&Aアドバイザリー事業を営んでおり、その売上が当社グループの売上に占める割合は非常に高いものとなっています。国内のM&A市場は中小企業経営者の高齢化にともなう事業承継や、ベンチャー企業のイグジット等の手段としてM&Aの活用が認知されてきたことを背景として、非常に堅調に推移していると考えております。しかしながら、経済情勢や事業環境の変化が生じ、M&A需要の急激な縮小等が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 自然災害等 当社グループは事業運営上の重要な情報の多くを、サーバーやクラウドシステム上にデータとして保管しております。大地震や台風等の自然災害に起因して、サーバーやクラウドシステムの利用が制限された場合や、主要な事業拠点である首都圏や近畿圏に甚大な被害が発生した場合には、事業活動に支障が生じて、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 訴訟 当社グループはコンプライアンス体制の整備に努めており、将来問題となる懸念のある事案については、都度、顧問弁護士と連携し、訴訟リスクに対しては細心の注意を払って業務を遂行しておりますが、何らかの要因により訴訟を提起される可能性があります。訴訟等の内容及び結果によっては、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 小規模組織 当社グループは、2025年11月30日において従業員57名であり、組織規模に適合した内部管理体制を構築しております。今後も事業の拡大や従業員の増加にあわせて、内部管理体制の強化を図る予定でありますが、急激な事業拡大に対して十分な人的・組織的対応が取れない場合には、事業運営に支障が生じて、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 人材の獲得および流出 M&Aアドバイザリー事業の成長を図るためには、高度な専門知識と豊富な経験を持ったM&Aコンサルタントの確保・育成が重要であると考えており、優秀な人材の獲得と従業員の育成に重点的に取り組んでいます。しかしながら、今後計画通りに優秀な人材が獲得できない場合や社外への流出を防止できない場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 情報管理体制 M&Aアドバイザリー事業は、顧客の機密情報及び秘匿性の高い情報を取り扱っております。そのため、顧客から入手した情報や、顧客におけるM&A検討の事実が漏洩することがないように、情報セキュリティに関する社内規程を整備・運用・モニタリングするとともに、役職員への継続的な研修等を通じ、情報管理の徹底を図っておりますが、不測の事態等によって、企業情報や個人情報等が社外に流出した場合に、損害賠償の支払いや信頼の失墜等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの顧客は、中小企業のみならず、上場企業やその子会社・関連会社等である場合があります。これらの情報を悪用し、インサイダー取引や、情報漏洩が行われた場合には、事業運営への制限や信頼の失墜等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 案件不成立や進捗遅延による業績の変動 M&Aアドバイザリー事業は、譲渡希望者と買収希望者の意向に従い、受託から成約までの業務が進められます。当社は常に専門家集団として高品質なM&Aアドバイザリーサービスを提供するように努めることで、M&Aの成就のためのサポートを行っておりますが、成約に至らないケースも存在します。そして、個別の案件の手数料単価が高い場合には、当該案件の成否が業績に与える影響が大きくなります。規模の拡大を図ること、即ち受託案件を増加させ、母数を大きくすることで、個別案件の業績全体への影響度の低減に取り組んでおりますが、手数料単価が高い複数の案件が成約・クロージングに至らなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、最終的に案件が成約に至る場合でも、譲渡希望者と買収希望者による条件交渉の難航や、各種デューデリジェンス等のプロセスが遅延する等により、当初スケジュール通りに進捗しないケースが存在します。その結果、見込んでいた売上計上時期にずれが生じ、四半期決算や事業年度別の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) テクノロジーの進化 当社グループでは生成AIなどのテクノロジーを取り入れて、生産性の向上や情報管理の強化等に活用しております。しかしながら、技術革新を通じた競争環境の変化にできなかった場合に提供するサービスの競争力が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 大株主および当社の代表取締役への依存 当社の代表取締役である久保良介および舩戸雅夫は当社の大株主であり、共同創業者です。M&Aアドバイザリー事業に関する豊富な経験と知識を有し、経営方針や事業戦略の立案・実行等の企業活動全般において重要な役割を果たしております。事業運営を行ううえで優秀な人材の育成を図るとともに、権限の委譲を進めることで特定の個人に過度に依存しない事業体制の構築を進めておりますが、両名またはいずれか一方に何らかの理由により不測の事態が生じた場合、又は退任するような事態が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、両名が保有する議決権の合計は59.6%であり、当社の大株主ですが、中長期的に一定の議決権比率を維持するとともに、議決権行使にあたっては少数株主の利益にも配慮しつつ株主共通の利益を追求する方針です。しかしながら、何らかの事情で当該株式を売却する等の理由により、両名の保有する株式数が減少し、議決権比率が低下した場合には、当社株式の市場価格や議決権の行使状況等に影響を及ぼす可能性があります。さらに、特定の相手先へ当社株式の譲渡を行った場合には、当該譲渡先の方針によっては、事業戦略等に影響を与える可能性があります。 (13) 配当政策 当社グループは財務体質の強化と事業の成長のための投資が重要であると考え、配当を実施しておりませんが、株主への利益還元は重要な経営課題と認識しております。 今後、将来の財務体質の強化と事業拡大のために必要な内部留保を確保しつつ、当社グループを取り巻く事業環境を勘案して、株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針ですが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。
経営成績の分析 (MD&A)3,698字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フロー(以下、経営成績等という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に日経平均が最高値を更新するなど堅調な動きが見られる一方で、地政学的リスクの高まりや米国の通商政策の影響などもあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社が営むM&Aアドバイザリー事業は、中小企業・小規模事業者の経営者の高齢化を背景とした後継者問題の深刻化や業界再編の手法として、M&Aが有力な選択肢として認知が進んでいることで、M&Aのニーズは高まっており、引き続き市場は堅調に推移していくものと考えております。一方、市場の拡大に伴い、市場に対してモラルや品質の向上を求める声が高まっております。中小企業庁による「中小M&Aガイドライン」の改訂や自主規制団体である一般社団法人M&A仲介協会(現一般社団法人M&A支援機関協会)の設立、また自主規制ルールの公表など、官民が相互に連携した取組を推進することで、健全に市場が発展していくものと考えております。 このような事業環境下で、公的機関や金融機関、各種専門家等の多様な業務提携先とのネットワークの更なる拡大、強化を図るとともに、これらの業務提携先と連携してセミナーなどを実施することでM&Aニーズの取り込みに努めるなど、営業活動を積極的に進めております。また、2025年8月に中小企業への幅広いソリューションの提供を目的に株式会社オンデックコンサルティングを設立し、コンサルティング事業を開始いたしました。このように、M&Aアドバイザリー事業において、戦略に基づく各種施策を講じてまいりましたが、その効果に時間を要し成約件数が低調に推移しました。 これらの結果、当連結会計年度における成約件数は22件となり、経営成績は売上高は864,425千円、営業損失は221,613千円、経常損失は219,352千円、親会社株主に帰属する当期純損失は151,641千円となりました。また、新規受託件数は85件となりました。 なお、当社グループは、M&Aアドバイザリー事業以外の重要なセグメントがないため、セグメント毎の経営成績に関する記載は省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産の部) 当連結会計年度末の総資産は1,158,068千円となりました。流動資産は818,500千円となり、その主な内訳は現金及び預金が664,465千円であります。固定資産は339,568千円となり、その主な内訳は繰延税金資産が126,003千円、投資有価証券が102,725千円であります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債合計は202,734千円となりました。流動負債は153,478千円となり、その主な内訳は未払金が82,618千円、未払費用が41,055千円であります。固定負債は49,256千円となり、その主な内訳は長期借入金が26,676千円であります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産は955,334千円となりました。その主な内訳は資本金が372,722千円、利益剰余金が552,603千円であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は664,465千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は218,247千円となりました。これは主に売上債権の減少471,554千円があったものの、税金等調整前当期純損失が219,352千円、未払金の減少188,068千円、未払又は未収消費税等の増減額143,069千円、法人税等の支払121,762千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、獲得した資金は1,151千円となりました。これは主に従業員に対する長期貸付金の回収による収入2,226千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は6,996千円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出9,996千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注および販売の状況 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当社グループはM&Aアドバイザリー事業以外の重要なセグメントがないため、セグメントごとの記載はしておりません。 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) M&Aアドバイザリー事業   864,425   - 合計   864,425   - (注)  当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因を考慮して見積りを行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の状況の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は864,425千円となりました。これは、成約件数が22件、平均報酬単価が39,292千円となったことによるものであります。また、売上原価540,201千円、販売費及び一般管理費545,837千円発生したことを受けて、営業損失は221,613千円、経常損失は219,352千円、親会社株主に帰属する当期純損失は151,641千円となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境等の様々な要因が変動することによる影響を受ける可能性があると認識しております。そのため、当社グループを取り巻く外部環境と内部環境の変化に留意しつつ、内部統制の強化や人材の確保と育成等により、経営成績に重要な影響を与えるリスクの発生を抑え、適切な対応を図ってまいります。 c.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要の主なものは、人材の獲得、維持にかかる人件費、業容拡大にともなう物件維持費、効率的なマッチングによりサービスを向上させるためのシステム維持費等の営業費用であります。 当社グループとしては、不測の事態も想定し、十分な資金を自己資金で確保しながら、必要に応じて銀行借入による調達を行う方針であります。 d.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として売上高と営業利益を重視しております。また、これらの経営指標に影響する成約件数、平均報酬単価、M&Aコンサルタント数の推移を把握しております。 当連結会計年度における売上高は864,425千円、営業損失は221,613千円となりました。また、成約件数は22件、平均報酬単価は39,292千円、M&Aコンサルタント数は35名となりました。これらの指標につきましては今後、増加させるよう努めてまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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