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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

パソナグループ

Pasona Group Inc.2168 · Prime · サービス業

人材サービスを起点に、地方創生や保育まで手掛けるソリューション企業。

概要

パソナグループは、人材派遣・紹介、業務委託(BPO)、キャリア支援、海外人材サービス、子育て支援・介護、地方創生・観光事業を手掛ける大手人材サービスグループである。純粋持株会社として62の連結子会社を統括し、2025年5月期の連結売上高は3,092億円、従業員数は約8,900人。近年は収益力が低下し営業赤字が続くが、2024年5月期には子会社株式売却で最終黒字を計上した。

BPO・派遣・紹介から地方創生まで6つの報告セグメント

パソナグループは2024年5月期より報告セグメントを6つに再編した。BPOソリューション(委託・請負)は総務・経理・人事労務などの業務受託や顧問コンサルティングを提供し、エキスパートソリューション(人材派遣)はオフィスワーク中心に幅広い職種で派遣スタッフを派遣する。キャリアソリューション(人材紹介・再就職支援)は有料職業紹介と企業退職者向けの再就職支援を行う。グローバルソリューションは海外12カ国で人材紹介・派遣・給与計算などを展開。ライフソリューションは認可保育所や企業内保育、デイサービスなどの子育て支援・介護事業を、地方創生・観光ソリューションは地域特産品を活用した飲食・宿泊・アミューズメント事業や企業誘致を手掛ける。前年度まであったアウトソーシングセグメントは、株式会社ベネフィット・ワンの株式売却に伴い廃止された。

売上高3,092億円のうちHRソリューションが9割超

2025年5月期の連結売上高は3,092億円(前期比13.3%減)で、うちHRソリューション(BPO・エキスパート・キャリアの3セグメント)が2,865億円を占める。内訳はBPOソリューションが1,372億円、エキスパートソリューションが1,348億円である。HRソリューションの営業利益は148億円と黒字だが、グローバルソリューション、ライフソリューション、地方創生・観光ソリューションの赤字が大きく、連結全体では営業損失12億円となった。大型受託案件のピークアウトや一部子会社の取引縮小が響き、売上総利益は679億円と前期比19.9%減。販管費も減少したが補えず、経常損失4億円、親会社株主に帰属する当期純損失は86億円に達した。

北米・アジア12カ国に広がる海外人材ネットワーク

グローバルソリューションセグメントは、北米(Pasona N A, Inc.、Pasona Canada, Inc.)とアジア(台湾、韓国、インド、ベトナム、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、中国)に16の現地法人を持つ。インドネシアでは2015年にPT. Dutagriya Saranaを子会社化した。サービス内容は国ごとに異なるが、人材紹介、人材派遣・請負、給与計算アウトソーシング、教育・研修などをフルラインで提供する。海外売上高は連結全体の約1割だが、成長市場として位置づけられている。ただし、2025年5月期は海外事業全体として営業損失を計上しており、収益改善が課題である。

持株会社体制の下に62社の連結子会社

パソナグループは2007年12月の株式移転により設立された純粋持株会社である。主要子会社は株式会社パソナ(BPO・派遣・紹介の核)、ビーウィズ株式会社、株式会社パソナHRソリューション、株式会社パソナフォスター、株式会社パソナライフケアなど。かつてはパソナテック(2004年ジャスダック上場、後に完全子会社化)やベネフィット・ワン(2006年東証二部上場)が上場子会社だったが、ベネフィット・ワンは2024年5月期に全株式を売却。また、パソナテックも2009年に完全子会社化された。地方創生関連ではパソナふるさとインキュベーション、パソナ東北創生、丹後王国ブルワリーなど独自の子会社を設立し、グループ全体で62社の連結子会社と5社の持分法適用関連会社を擁する。

業界の中での役割は総合人材サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,085億円
営業利益
-11億円
営業利益率
-0.4%
純利益
-34億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
BPOソリュー ション、エキスパート ソリュー ション2,662億円86.3%100億円3.8%
キャリア ソリュー ション140億円4.5%42億円30.0%
グローバル ソリュー ション117億円3.8%3億円2.6%
ライフ ソリュー ション92億円3.0%5億円5.4%
地方創生・観光 ソリュー ション(注)374億円2.4%-15億円-20.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01BPO(委託・請負)主力

顧客の業務プロセスを受託し、自社の社員や雇用した労働者で業務を処理する。オンサイト型の受託業務や、BPO・コンタクトセンター運営、プロフェッショナル人材による顧問コンサルティングなど、企業の経営課題に応じた多様なサービスを提供する。

主な製品・サービス3
BPOサービス
顧客の業務プロセスを一括受託し、業務効率化やコスト削減を支援。自社設備やシステムを活用した業務処理が特徴。
コンタクトセンター運営
顧客に代わってコールセンターや問い合わせ対応を運営。顧客満足度向上とオペレーション最適化を実現する。
顧問コンサルティング
フリーランスや上場企業の元役員などの専門人材が、企業の経営課題に対してコンサルティングや経営支援を提供する。

02人材派遣主力

労働者派遣法に基づき、厚生労働大臣の許可を得て、登録したスタッフを企業へ派遣する。スタッフの希望と派遣先の条件をマッチングし、雇用契約を結んだ上で派遣する。

主な製品・サービス1
人材派遣サービス
一般派遣から専門職派遣まで幅広く対応。スタッフのスキルに応じた適材適所の配置で、企業の人手不足を解消する。

03人材紹介・再就職支援準主力

有料職業紹介事業として、転職希望者と求人企業のマッチングを行う。また、企業都合による退職者を対象に、再就職までのキャリア構築を支援する。

主な製品・サービス2
人材紹介サービス
職業安定法に基づく有料職業紹介。求職者の登録と求人情報の収集を行い、相互のニーズに合った人材を紹介する。
再就職支援サービス
退職者に対して、職務経歴書の作成支援や面接対策、求人情報の提供、独立支援などを提供し、次のキャリア形成をサポートする。

04海外人材サービス準主力

海外において人材紹介、派遣・請負、給与計算、教育・研修など、フルラインの人材関連サービスを提供する。アジアを中心にグローバルに事業を展開する。

主な製品・サービス1
海外人材サービス
各国の法規制に対応した人材紹介、派遣、給与アウトソーシングなど、現地法人を通じて幅広いサービスを提供。

05ライフサポート副次

子育て支援として認可・認証保育所や企業内保育施設、学童保育を運営。家事代行や介護事業など、生活に密着したサポートを提供する。

主な製品・サービス3
保育事業
認可・認証保育所、企業内保育施設、学童保育の運営を通じて、働く親の子育てを支援する。
介護事業
デイサービスや訪問介護など、高齢者の生活をサポートする介護サービスを提供する。
家事代行サービス
家事代行スタッフを派遣し、掃除や料理などの家事を代行。共働き世帯の負担を軽減する。

06地方創生・観光副次

地方自治体や地域企業と連携し、地域の特産品を活かした飲食・アミューズメント・宿泊事業を展開。観光促進や企業誘致を通じて、地域に新たな産業と雇用を創出する。

主な製品・サービス1
地域活性化事業
特産品を活用した飲食店や宿泊施設の運営、観光イベントの企画など、地域資源を活かした事業を展開。

製品と技術

BPOソリューション:業務委託・請負とデジタルBPO

BPOソリューションでは、顧客の業務プロセスを一括受託し、自社スタッフが遂行する。総務・庶務、経理・財務、受付、営業事務・受発注、人事・労務・給与計算、教育・研修など多岐にわたる。近年はX-TECH BPOと称し、クラウド導入やローコード・ノーコード導入などのDX支援を強化。AIエージェントを組み合わせた「AIO」や、次世代経営者育成を支援する「プロシェアメンター」など新サービスも展開する。また、フリーランスや元役員による顧問コンサルティング事業を含む。2025年5月期の売上高は1,372億円(前期比7.0%減)だが、粗利率改善に取り組んでいる。

エキスパート・キャリアソリューション:人材派遣・紹介・再就職支援

エキスパートソリューション(人材派遣)は、労働者派遣法に基づき登録した派遣スタッフを企業へ派遣する。オフィスワークを中心に事務職、専門職、エンジニア、営業・販売職、シニア層まで幅広い職種をカバー。2025年5月期売上高は1,348億円。キャリアソリューション(人材紹介)は有料職業紹介事業として転職希望者と企業をマッチング。再就職支援事業では、企業都合退職者に対し職務経歴書作成、面接対策、求人情報提供、独立支援などを提供し、企業からの対価で運営する。両セグメントはHRソリューションに含まれ、グループ収益の柱である。

グローバルソリューション:海外12カ国でのフルライン人材サービス

北米ではPasona N A, Inc.(米国)とPasona Canada, Inc.が人材紹介・派遣を提供。アジアでは台湾(Pasona Taiwan Co., Ltd.)、韓国(Pasona Korea Co., Ltd.)、インド(Pasona India Private Limited)、ベトナム(Pasona Vietnam Co., Ltd.)、インドネシア(PT Pasona HR Indonesia)、シンガポール(Pasona Singapore Pte. Ltd.)、マレーシア(Agensi Pekerjaan Pasona Sdn. Bhd.)、タイ(Pasona Recruitment (Thailand) Co., Ltd.など)、中国(Pasona Human Resources (Shanghai) Co., Ltd.)に現地法人を持つ。サービスは人材紹介、派遣・請負、給与計算アウトソーシング、教育・研修とフルライン。海外売上高は全体の約1割だが、成長市場として子会社数を増やしている。

ライフ・地方創生ソリューション:子育て支援、介護、観光事業

ライフソリューションでは、認可・認証保育所、企業内保育施設、学童保育、児童教育などの子育て支援事業、デイサービスや訪問介護などの介護事業、家事代行サービスを提供。地方創生・観光ソリューションでは、淡路島のアミューズメント施設「ニジゲンノモリ」、宿泊施設「awajishima resort」、丹後王国ブルワリー、パソナ農援隊による農業事業、パソナふるさとマルシェなどの特産品販売を展開。また、2025年大阪・関西万博にパビリオン「PASONA NATUREVERSE」を出展し、Well-beingな社会を発信。閉会後は淡路島への移設を予定している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービス大手、売上規模は業界トップ級

同社はサービス業に属し、売上高は3000億円超と業界内で最大級の規模を誇る。しかし、営業利益率は悪化し、直近では赤字に転落しており、収益構造の改革が急務。同業のジンジブやイシンと比較して、圧倒的な市場シェアを持つが、利益率の低さが課題。人材派遣・紹介市場での競争激化や、需要変動の影響を受けやすく、収益性改善が焦点となっている。

強み

  • 売上高3000億円超で、業界内での存在感は圧倒的。
  • 知名度が高く、顧客基盤や人材ネットワークが強固。
  • 人材派遣、紹介、アウトソーシングなど幅広いサービスを展開。
  • 国内の主要市場で高いシェアを有し、安定した需要を確保。

課題

  • 営業赤字に転落し、コスト構造の見直しが急務。
  • 同業他社の台頭で価格競争が進み、利益率が圧迫。
  • 労働市場の変動や規制強化により、事業モデルの変革が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がパソナグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19743丹青社734億円11.9倍
22170リンクアンドモチベーション733億円44.5倍
39733ナガセ714億円15.5倍
42393日本ケアサプライ697億円29.5倍
59755応用地質676億円18.7倍
62168パソナグループ666億円
74848フルキャストホールディングス653億円13.9倍
87366LITALICO643億円21.7倍
99619イチネンホールディングス641億円8.3倍
109552クオンツ総研ホールディングス632億円20.7倍
116574コンヴァノ621億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

大阪で人材派遣会社として創業した1976年

パソナグループの起源は1976年2月、大阪市北区に設立された株式会社テンポラリーセンターである。当時は人材派遣事業を主業務とし、労働者派遣法に基づく登録型派遣を展開した。1993年6月、商号を株式会社パソナに変更し、ブランド名を統一。2000年6月には旧株式会社パソナ(現株式会社南部エンタープライズ)から人材関連事業の営業を譲り受け、商号を再びパソナに改めた。この譲受けにより、パソナは現在の事業基盤を形成した。

2000年の営業譲受けと2001年の株式上場

2000年6月の営業譲受けを経て、2001年12月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場した。2003年10月には東京証券取引所市場第一部に上場し、株式流動性を高めた。2004年3月には子会社の株式会社パソナテックが日本証券業協会(ジャスダック)に店頭登録、同年9月には株式会社ベネフィット・ワンもジャスダックに店頭登録した。ベネフィット・ワンは2006年3月に東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、グループ全体の企業価値向上を図った。

2007年の持株会社制移行と子会社の上場

2007年12月、株式移転により純粋持株会社として株式会社パソナグループを設立し、東京証券取引所市場第一部および大阪証券取引所ヘラクレスに上場した。これにより、事業子会社と持株会社を分離し、グループ経営の効率化を推進した。2008年12月には大阪証券取引所ヘラクレスの上場を廃止し、東証一部に一本化。子会社のパソナテックとベネフィット・ワンは別途上場を維持していたが、後に完全子会社化または売却されることとなる。

M&Aによる事業領域の拡大(2009~2012年)

2009年7月、株式会社パソナが株式会社三井物産ヒューマンリソースを吸収合併し、人材派遣の規模を拡大。2009年11月にはパソナテックを公開買付により完全子会社化した。2010年2月にエイアイジースタッフ(現パソナ)を、2011年3月にケーアイエス(現パソナ)を子会社化。2011年6月にはリコー・ヒューマン・クリエイツとリコー三愛ライフの人材派遣事業を吸収分割で承継。2012年3月にキャプラン(現パソナHRソリューション)を、2012年4月に安川ビジネススタッフ(現パソナYBS)を、2012年5月にビーウィズをそれぞれ子会社化し、BPO・派遣の領域を拡充した。

地方創生と海外展開の加速(2012~2015年)

2011年12月、パソナ農援隊を設立し農業・地方活性化に参入。2012年9月にはベネフィット・ワンとの合弁でパソナふるさとインキュベーションを設立、地域資源を活用した雇用創出を開始した。2012年11月にパソナテキーラ(現サークレイス)を設立し、2013年3月にはsalesforce.comなどと合弁化。2015年1月に丹後王国(現丹後王国ブルワリー)を、2015年4月にパソナ東北創生を子会社として設立。海外では2015年10月にインドネシアのPT. Dutagriya Saranaを子会社化、アジアでのプレゼンスを強化した。

業績低迷とアウトソーシング事業の売却(2024年~)

2024年5月期、連結子会社ベネフィット・ワンの全株式を売却し、特別利益959億円を計上して最終黒字となった。しかし2025年5月期は売上高3,092億円(前期比13.3%減)、営業損失12億円、親会社株主に帰属する当期純損失86億円と赤字に転落。大型受託案件のピークアウトや一部子会社の取引縮小が響いた。2025年大阪・関西万博にパビリオン「PASONA NATUREVERSE」を出展し、関連費用48億円を特別損失に計上した。アウトソーシングセグメントを廃止し、6セグメント体制に再編。次の50年を見据えた新たな成長戦略の策定に取り組んでいる。

年表32件を開く

1970年代

  • 1976年2月創業大阪市北区に人材派遣事業を主業務として、(株)テンポラリーセンターの前身を設立

1990年代

  • 1993年6月商号変更(株)テンポラリーセンターの商号を(株)パソナに変更

2000年代

  • 2000年6月商号変更旧(株)パソナ(現(株)南部エンタープライズ)より人材関連事業に関する営業を譲受け、商号を(株)パソナに変更
  • 2001年12月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場
  • 2003年10月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2004年3月(株)パソナテック(現(株)パソナ)が同社株式を日本証券業協会(ジャスダック)に店頭登録
  • 2004年9月(株)ベネフィット・ワンが同社株式を日本証券業協会(ジャスダック)に店頭登録
  • 2006年3月上場(株)ベネフィット・ワンが同社株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2007年12月創業株式移転により純粋持株会社として(株)パソナグループを設立 東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所ヘラクレスに上場
  • 2008年12月上場大阪証券取引所ヘラクレスの上場を廃止
  • 2009年7月M&A(株)パソナが(株)三井物産ヒューマンリソースを吸収合併
  • 2009年11月M&A(株)パソナテック(現(株)パソナ)の株式を公開買付により追加取得し完全子会社化

2010年代

  • 2010年2月M&Aエイアイジースタッフ(株)(現(株)パソナ)の全株式を取得し完全子会社化
  • 2010年3月M&A(株)パソナキャリアが(株)パソナと合併し、商号を(株)パソナに変更
  • 2011年3月M&A(株)ケーアイエス(現(株)パソナ)の株式を取得し子会社化
  • 2011年6月(株)パソナがリコー・ヒューマン・クリエイツ(株)、リコー三愛ライフ(株)の人材派遣事業に 関する 権利義務を吸収分割により承継
  • 2011年12月M&A(株)国際交流センター(現(株)パソナ)の株式を取得し完全子会社化
  • 2011年12月M&A(株)パソナ農援隊を完全子会社として設立
  • 2012年3月M&Aキャプラン(株)(現(株)パソナHRソリューション)の株式を取得し完全子会社化
  • 2012年4月M&A(株)安川ビジネススタッフ(現(株)パソナ)の株式を取得し子会社化
  • 2012年5月M&Aビーウィズ(株)の株式を取得し子会社化
  • 2012年9月(株)パソナふるさとインキュベーションを(株)ベネフィット・ワンとの合弁会社として設立
  • 2012年11月(株)パソナテキーラ(現サークレイス(株))を子会社として設立
  • 2013年1月M&A(株)アサヒビールコミュニケーションズの株式を 取得し子会社化
  • 2013年2月M&A(株)パソナライフケアを完全子会社として設立
  • 2013年3月(株)パソナテキーラ(現サークレイス(株))をTquila International PTE Ltd.、 salesforce.com, inc. と合弁会社化
  • 2013年12月M&A(株)エコLOVE(現(株)Pasona art now)の株式を取得し完全子会社化
  • 2014年4月M&A(株)メディカルアソシア(現(株)パソナ)の株式を取得し子会社化
  • 2015年1月(株)丹後王国(現(株)丹後王国ブルワリー)を子会社として設立
  • 2015年4月(株)パソナ東北創生を子会社として設立
  • 2015年8月(株)ベネフィットワン・ペイロール(現(株)パソナHRソリューション)を(株)ベネフィット・ワンとの合弁会社として設立
  • 2015年10月M&AインドネシアのPT. Dutagriya Saranaの株式を取得し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で9,028人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は650万円で、10期前と比べて+8.9%平均年齢は35.9歳、平均勤続年数は9.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月7,144
2017年5月7,238
2018年5月7,716
2019年5月59740.410.27,855
2020年5月60936.08.49,657
2021年5月60337.99.19,498
2022年5月61936.88.210,364
2023年5月62336.37.99,786
2024年5月62836.28.110,00168
2025年5月62934.97.78,894−13
2026年5月65035.99.29,028−12

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率57.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率72.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
GLOBAL HUB SQUARE (兵庫県淡路市)ほか11事業所4,389百万円
全社
禅坊靖寧(兵庫県淡路市)ほか11事業所2,788百万円
地方創生・観光ソリューション
PASONA SQUARE (東京都港区)ほか6事業所652百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    ビーウィズ株式会社(注)1,2,3, 6, 7
    東京都新宿区
    議決権54.6%
  • 国内
    株式会社パソナ日本総務部
    大阪府大阪市
    議決権66.5%
  • 国内
    株式会社ニジゲンノモリ
    兵庫県淡路市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社パソナHS (注)4
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社パソナJOB HUB
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社パソナジョイナス(注)4
    大阪府大阪市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社パソナフォスター(注)4
    東京都港区
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/人協調型ロボティクスの拡大に向けた基盤技術・ルールの整備利用者に寄り添った人協調ロボティクスの円滑な導入・活用・メンテサービスの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-05-29
    9,989万円
  • 調達
    就職援護施策に係る調査及び検討等役務
    防衛省 · 2022-04-27
    1,560万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は3,085億円営業利益-11億円前期と比べると減収で、売上が-0.2%。

売上高
-0.2%
3,085億円
営業利益
-11億円
純利益
-34億円
営業利益率
-0.4%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高3,250億円3,085億円
営業利益15億円-11億円
純利益-10億円-34億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は1,540億円、営業利益は−9億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−0.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q933404.312
2023年4Q95322
2024年1Q899222.42
2024年2Q894182.0−1
2024年3Q86370.8−9
2024年4Q911212.3967
2025年2Q1,53900.0−38
2025年4Q1,553−12−0.8−49
2026年2Q1,545−2−0.1−6
2026年4Q1,540−9−0.6−28

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は1,815億円から3,085億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は-0.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
キャプラン(株)(現(株)パソナHRソリューション)の株式を取得し完全子会社化
2012年5月1,815210
(株)アサヒビールコミュニケーションズの株式を 取得し子会社化
2013年5月2,077326
(株)メディカルアソシア(現(株)パソナ)の株式を取得し子会社化
2014年5月2,087315
インドネシアのPT. Dutagriya Saranaの株式を取得し子会社化
2015年5月2,262332
2016年5月2,637392
2017年5月2,80443−1
2018年5月3,1146613
2019年5月3,2709220
2020年5月3,2501026
2021年5月3,34520468
2022年5月3,66122586
2023年5月3,72615461
2024年5月3,56768721.9959
2025年5月3,092−12−5−0.4−87
2026年5月3,085−111−0.4−34

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高3,085億円のうち、営業利益として残るのは-11億円-0.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-34億円、売上の-1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.2%2,382億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.1%714億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.4%-11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.9pt
-0.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.2pt
-1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比14.4pt
-2.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが29億円、投資CFが−273億円で、差し引きのフリーCFは−244億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は546億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月34−5725−23227
2013年5月59−45−4314199
2014年5月16−4912−33180
2015年5月86−46−2040203
2016年5月5−22−20−17164
2017年5月65−371928211
2018年5月95−12065−25251
2019年5月92−654027318
2020年5月114−7012144481
2021年5月189−97−5192523
2022年5月101−296235−195566
2023年5月60−125−23−65479
2024年5月74943−1291,0171,370
2025年5月43−476−151−433787
2026年5月29−2731−244546

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は2,355億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,329億円で、自己資本比率は53.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月70926344629.0
2013年5月71326345029.3
2014年5月75627248427.9
2015年5月88629659024.1
2016年5月85426758722.2
2017年5月94628166520.1
2018年5月1,12533978621.0
2019年5月1,19540379223.7
2020年5月1,40442398122.7
2021年5月1,5164981,01825.2
2022年5月2,0376721,36524.5
2023年5月2,7557162,03919.6
2024年5月3,0111,5471,46449.3
2025年5月2,6501,4111,23950.9
2026年5月2,3551,3291,02653.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
768億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,094億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
24億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,026億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中263位あたり、逆に低いのはROE534社中504位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-2.6%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.2%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,657で、1年前と比べて-22.4%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥1,657-5.6%1ヶ月+5.6%1年-22.4%時価総額666億円
過去52週の値幅
安値¥1,345高値¥2,244

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.49倍
配当利回り4.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月後半から上昇基調にあり、8月21日は1670円で、1か月で約6.5%上昇しました。25日移動平均線(1596.76円)を上回っており、75日線(1560.07円)も上回っています。一方で200日線(1743.6円)は下回っており、中期的には弱含みです。52週高値2244円からは約25.6%下落しており、52週安値1345円からは約24.2%高い水準です。7月16日と7月29日に出来高が急増しましたが、その後は10万〜20万株台で推移しています。短期的には上昇トレンドですが、200日線が上値抵抗として意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERが算出不能で、直近業績も赤字が続き、ROEは-2.6%と悪化。PBR0.49倍は業界平均3.34倍を下回るが、収益性の低さを割り引く必要がある。配当利回り4.49%は平均2.29%を上回るが、配当性向2.9%と実質的な還元は限定的。割高とは言えないが、業績悪化を考慮すると株価は割高感があり、慎重な判断が求められる。

指標この会社業種平均
PBR0.49倍3.51倍
ROE-2.6%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益構造の改善と経営の安定性である。2024年5月期には特別利益で純利益959億円を計上したが、その後は営業赤字が続き、2025年5月期は赤字。強気派は、徹底したコスト削減と不採算事業の見直しにより収益が回復すると見る。また、株価純資産倍率が0.49倍と低く、配当利回り4%超を魅力的と捉える。弱気派は、人材派遣市場の縮小や競争激化で売上高が減少しており、構造改革が実を結ばない可能性を指摘。また、特別利益に依存した過去の利益体質から、本業の稼ぐ力の弱さを問題視する。

プラスに働く材料7
  • 構造改革の進展

    不採算事業を縮小し、人事・IT投資を効率化することで収益改善の余地。

  • 低PBRと高配当利回り

    PBR0.49倍、配当利回り4.49%と株主還元が充実。

  • 官公庁需要の安定

    公共セクター向けサービスは景気変動に影響されにくい。

  • 営業赤字が1億円縮小し-11億円通年影響

    営業損益は-12億円→-11億円と1億円改善

  • 売上高の減少額が475億円から7億円へ通年影響

    売上高は3092億円→3085億円とほぼ横ばい

  • PBR0.49倍と解散価値以下に割安継続影響

    PBR0.49倍。純資産の半値以下で資産価値から下値堅い

  • 配当利回り4.49%と高水準継続影響

    配当利回り4.49%と相対的に高く、株主還元が支え

マイナスに働く材料7
  • 売上減少トレンド

    2024年5月期から2026年5月期まで売上高が減少が続く見通し。

  • 営業赤字の継続

    直近2期は営業赤字で、抜本的な改善策が見えない。

  • 市場縮小と競争激化

    人材派遣市場の縮小や競合他社との価格競争でマージンが低下。

  • 最終損益は2期連続赤字通年影響

    純利益は-87億円→-34億円と赤字継続

  • 売上高は3期で最低の3085億円通年影響

    売上高は3567億円→3092億円→3085億円と減少

  • ROE-2.6%と資本効率は低水準継続影響

    ROEは-2.6%とマイナス。PBR0.49倍の改善は遠い

  • 予想PERが算定不能で収益回復の裏付けなく不定影響

    直近赤字のため予想PERは表示されず、投資判断が困難

次の決算で確かめる点
営業損益
本業での収益力回復の兆しを見極める。
人材派遣稼働率
需要と供給のバランスを示し、収益に直結する。
離職率または定着率
人材サービスの品質とコスト効率に影響する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から80.0%いまの株価に対する利回りは4.53%。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
4.53%
いまの株価に対して
配当性向
2.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月12109.6
2018年5月138.364.7
2019年5月1838.5103.3
2020年5月195.647.4
2021年5月3057.990.6
2022年5月3516.7102.4
2023年5月350.067.4
2024年5月75114.32.9
2025年5月750.0
2026年5月15−80.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ15,316人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.1%を占め、残る72.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他51.651.553.051.151.558.9
事業法人11.611.511.512.013.813.9
金融機関12.211.612.711.614.113.2
外国法人23.224.121.822.916.512.7
自己株式4.34.34.33.51.94.8
証券会社1.51.30.92.44.11.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01南部 靖之37.07
02株式会社南部エンタープライズ8.37
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.94
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.53
05株式会社日本カストディ銀行(信託E口)2.29
06株式会社メディカル・コンシェルジュ1.62
07株式会社グラティツード1.48
08パソナグループ従業員持株会1.35
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.08
10株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-08
    南部靖之
    新規の大量保有報告
    37.07%
  • 2026-05-21
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    0.19%
    -4.83pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−214%、1株純資産は15期で−94%。直近期のROEは-2.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月7954,8540.1699.4156.4
2013年5月165592.936.81052.8
2014年5月145712.535.165.7
2015年5月65801.0144.776.9
2016年5月75151.2113.076.3
2017年5月−4518−0.7109.6
2018年5月356046.048.564.7
2019年5月517257.633.1103.3
2020年5月158132.084.247.4
2021年5月17397519.410.990.6
2022年5月2201,27619.69.5102.4
2023年5月1561,37911.711.267.4
2024年5月2,4483,79094.70.92.9
2025年5月−2223,517−6.1
2026年5月−903,397−2.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/5期の役員報酬は総額305百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
若本博隆代表取締役会長CEO654,740,035,769
中尾慎太郎代表取締役社長COO511,360,026,827
深澤旬子取締役 副社長執行役員 Pasona Way総本部長兼 社会貢献室担当7319,900,035,769
山本絹子取締役 副社長執行役員 NATUREVERSE総本部長7015,150,035,769
南部真希也取締役 副社長執行役員 グローバル戦略総本部長兼国際業務本部長4214,001,531
野村和史取締役(常勤監査等委員)7148,400
舩橋晴雄取締役(監査等委員)7921,100
古川一夫取締役(監査等委員)7920,200
宮田亮平取締役(監査等委員)815,300
跡見裕取締役(監査等委員)813,600

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)52051021643
社外取締役457116817
取締役(社内)11832121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,078字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、持株会社である当社と連結子会社66社及び持分法適用関連会社4社で構成されております。報告セグメントについては、BPOソリューション(委託・請負)、エキスパートソリューション(人材派遣)、キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援)、グローバルソリューション(海外人材サービス)、ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等)、地方創生・観光ソリューションの6セグメントに分類し、人材関連事業や地方創生事業等を行っております。 2026年5月31日現在の事業セグメントと主なグループ各社の位置付けは以下のとおりです。 (1) 事業のセグメントと主なグループ会社 セグメント   主なグループ会社 HRソリューション BPOソリューション(委託・請負) エキスパートソリューション(人材派遣)     (株)パソナ (株)パソナHS (株)パソナJOB HUB (株)パソナロジコム (株)Pasona art now (株)パソナHRソリューション (株)パソナマスターズ (株)パソナナレッジパートナー (株)パソナ知財信託 (株)パソナサステナビリティ (株)パソナハートフル (株)パソナハートフルウエスト (株)PASONA VIV JAPAN   ビーウィズ(株) (株)パソナ日本総務部 (株)アサヒビールコミュニケーションズ 長崎ダイヤモンドスタッフ(株) (株)パソナジョイナス (株)パソナフォース (株)パソナデータ&デザイン (株)パソナセーフティネット (株)プロフェリエ (株)テクノリサーチ (株)アイブリット (株)ドゥアイネット Radiant Communication Sdn. Bhd. キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援)   (株)パソナ グローバルソリューション (海外人材サービス)    Pasona N A, Inc. Pasona Canada, Inc. PT. Dutagriya Sarana Pasona Taiwan Co., Ltd. MGR Consulting Co., Ltd. Pasona Asia Co., Limited Pasona Korea Co., Ltd.   Pasona India Private Limited Pasona Vietnam Co., Ltd. PT Pasona HR Indonesia Pasona Singapore Pte. Ltd. Pasona Education Co. Limited Pasona HR Malaysia Sdn. Bhd. Agensi Pekerjaan Pasona Sdn. Bhd. Pasona Human Resources (Shanghai) Co., Ltd. Pasona Recruitment (Thailand) Co., Ltd. Pasona HR Consulting (Thailand) Co., Ltd.  Pasona Oversea Recruitment (Thailand) Co., Ltd. ライフソリューション (子育て支援、ライフサポート等)   (株)パソナフォスター   (株)パソナライフケア 地方創生・観光ソリューション    (株)パソナふるさとインキュベーション(株)ニジゲンノモリ(株)パソナ農援隊(株)Awaji Nature Farm(株)パソナHR HUB(株)匠創生(株)パソナ古酒蔵(株)日本の古酒蔵(株)丹後王国ブルワリー(株)丹後蔵   (株)パソナ東北創生(株)地方創生(株)リボーン(株)パソナふるさとマルシェ(株)パソナウェルネスツーリズム(株)パソナツーリズム(株)Pasona resort(株)Pasona Future Gateway(株)PASONA NATIVE Design (注1)2026年6月1日付で(株)CCHサウンドの株式を追加取得し子会社化するとともに、商号を(株)パソナCCHサウンドに変更しております。 (注2)2026年7月1日付で(株)地方創生の商号を(株)パソナ地方創生に変更しております。 (2) 主要なセグメントの内容 HRソリューション ①BPOソリューション(委託・請負) 顧客から業務を受託または請け負い、当社グループの社員、その業務遂行のため雇用契約を締結した労働者等の体制で、当社グループが業務処理するものです。業務委託・請負契約による取引には、オンサイト(顧客内)において受託業務を行う形態と、当社グループが自ら設備・システム等を有して、顧客の業務プロセスを受託するBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)やコンタクトセンター運営等の形態があります。加えて、フリーランスや上場企業の元役員などのプロフェッショナル人材によるコンサルティングや経営支援を行う顧問コンサルティング事業など、企業の経営課題に対する多様な事業を展開しており、いずれの事業もBPOソリューションに含めております。 人材派遣契約では派遣スタッフへの指揮命令は派遣先が行うのに対し、業務委託・請負契約では当社グループが労働者に指揮命令を行います。 ②エキスパートソリューション(人材派遣) 「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(以下「労働者派遣法」という。)」の規定に従い、厚生労働大臣の許可を受けて派遣スタッフを募集・登録し、企業等へ派遣する「労働者派遣事業」を行っております。当社グループが労働者を派遣するに際しては、予め派遣スタッフを募集・登録し、派遣スタッフの希望と派遣先の条件を合致させたうえで、派遣スタッフと当社グループとの間に雇用契約を締結し、派遣先へ派遣しております。 ③キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援) 「人材紹介」は、「職業安定法」に基づき、厚生労働大臣の許可を受けて、転職・就職の希望者を募集・登録し、同時に求人情報を収集して相互のニーズをマッチングする有料職業紹介事業です。 また「再就職支援」は、会社都合による企業の退職者または退職予定者等(以下、サービス利用者)に対して、次の再就職先が決定するまで、職務経歴書作成や面接対策、求人情報の提供、独立支援などを行う事業です。企業が早期退職制度の実施や外部への出向など社員の転進支援を行う場合において、こうした企業と基本契約を締結し、その企業から対価を受けて、サービス利用者のキャリア構築を支援しております。 グローバルソリューション(海外人材サービス) 海外において、人材紹介、人材派遣・請負、給与計算、教育・研修などのフルラインの人材関連サービスを提供しております。 ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等) 認可・認証保育所、企業内保育施設、学童保育施設の運営、児童教育などの子育て支援事業、家事代行などのライフサポート事業、デイサービス、訪問介護などを行う介護事業を行っております。 地方創生・観光ソリューション 地域住民や地域企業、地方自治体と協力、連携しながら、地方に新たな産業と雇用を創出する地方創生・観光事業に取り組んでおり、地域の特産品を活用した飲食事業やアミューズメント事業、宿泊事業のほか、地域活性化のための観光促進や企業誘致に関する事業を行っています。 (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題2,475字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年8月14日)現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来「社会の問題点を解決する」という明確な企業理念のもと、ダイバーシティを推進し、誰もが自由に好きな仕事を選択でき、働く機会を得られることを目指して、様々な社会インフラを構築してきました。 パソナグループの仕事は「人を活かす」こと。すなわち、人々の心豊かな生活を創造する「ライフプロデュース」です。そして「常に高い志をもって、社会復帰を望む人、新しい人生にチャレンジする人、人生の目標に果敢に挑戦する人、誰もがそれぞれのライフスタイルにあわせた働き方で、豊かな人生設計を描ける社会を創ること」これこそが、当社グループの社会的責任(CSR)だと考えます。 私たちは、その社会的責任を果たすため、「パソナグループ 企業行動憲章」を定め、当社グループの経営トップ以下、全役員・従業員が行動指針として正しく理解し、世界中のPASONAで共有しています。あらゆるステークホルダーの皆様に対して、「Pasona Way」に掲げたそれぞれの役割を果たし、時代とともに変化する社会問題に果敢に挑み、当社グループの目指すSDGsへの取り組みを通して、更なる企業価値の向上を実現します。 これからも、ソーシャルソリューションカンパニーとして、社会的良識をもって健全な企業活動を展開し、人々の心豊かな生活を創造する『NATUREVERSE』な社会の実現を目指してまいります。 (2)経営戦略 ●パソナグループが目指す社会 当社は昨年、創業から50年の節目を迎えるとともに、2024年5月期に連結子会社の株式を売却したことから事業ポートフォリオの構成が変化したことで、次の50年の持続的な成長に向け、中期VISION「PASONA GROUP VISION 2030」を策定し、収益構造の改革及び新たな事業成長に向けた成長戦略を掲げ、持続的な企業成長と更なる企業価値の向上を目指しております。 中期VISIONでは、これまでの事業ノウハウ及びネットワークを礎に、新たな「Well-being産業」を創造し、あらゆる人々の「からだの健康・こころの健康・社会の健康」が実現した「NATUREVERSE(ネイチャーバース)」(※)の世界を目指しております。 「PASONA GROUP VISION 2030」の詳細については、当社ホームページに記載しております。 (URL https://www.pasonagroup.co.jp/Portals/0/resources/ir/pdf/VISION2030_20250717.pdf) (※)NATUREVERSE(ネイチャーバース)とは、パソナグループが目指す、人と自然、テクノロジーが共生し、人々が思いやりの心でつながることで、一人ひとりの、社会の、地球のWell-beingが実現した、真に豊かな世界 ●中期VISION「PASONA GROUP VISION 2030」の達成に向けて 2026年5月期から2030年5月期を対象期間とする5ヵ年の中期VISION「PASONA GROUP VISION 2030」では、2030年5月期の財務目標として、売上高4,000億円、経常利益率5%、ROE8%以上、PBR1倍超を目指しております。 現在、当社を取り巻く事業環境は、国内人口の高齢化により生産年齢人口が減少するとともに、人々の価値観やライフスタイルが年々多様化しています。また、AI等のデジタルテクノロジーの技術進歩は目覚ましく、働き方のみならず仕事内容そのものが大きく変化しています。 こうした中、当社がこれまで培ってきた事業領域では、より高付加価値なサービスを提供することで収益力を強化するとともに、収益構造の改革に取り組んでまいります。また人生100年時代を迎え、人が生涯を通じて働く期間が長期化し、ライフスタイルやキャリアアップに応じて柔軟に働き方を変化させる社会へと移行する中で、個々人の健康を支え維持させる取り組みは、これから人口が減少する我が国において、企業や個人、また社会にとっても重要なテーマとなります。当社は、これまでの事業ノウハウを活かしながら、新たなWell-being産業を創造することで、将来の社会課題を解決するとともに、当社の事業成長につなげてまいります。 2026年5月期通期連結業績については、業績見通しに変更が生じたことから期初計画から通期連結業績予想を下方修正いたしました。2027年5月期については、中期VISIONで掲げる専門領域でのBPO事業を拡大させるなど、HRソリューションを改めて成長させるとともに、新たに始めるWell-being事業により、事業成長を促進させてまいります。また、収益構造の改革にも取り組んでおり、全社コストについては、2026年5月期は各管理部門でコスト課題の抽出と見直し項目の選定を実施しており、2027年5月期には具体的な項目ごとに事業成長に応じた適正なコスト配分と削減目標を設定するなど、コストコントロールの徹底に取り組んでまいります。中期VISIONで掲げる「売上高に占める全社コストの割合(2030年5月期3.5%以下)」の達成に向けて、グループ全体で事業効率を高め収益力の改善を図ってまいります。 ●キャッシュアロケーション(資金使途について) 当社は、2024年5月期に連結子会社の株式を売却したことから、一時的に手元資金が増加いたしました。売却資金については、新規事業投資や設備投資、M&A投資等の成長投資に充当するとともに、経営基盤の強化ならびに株主還元に充当することで、中期VISIONの達成を目指しております。
事業等のリスク11,590字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)当社グループのリスクマネジメント体制 当社グループは経営に重大な影響を及ぼす危機を未然に防止し、万一発生した場合には損失の極小化を図るため、リスクマネジメント規程を定め、リスクに関する統括組織としてリスクマネジメント委員会を設置しております。同委員会では、想定される重大リスクごとに担当部を定めたうえ、平時の継続的な監視により新たなリスクを含めた危機の事前予知に務め、危機管理マニュアルに基づいて日常の対策及び緊急時に適切な対応を行う体制を整備するとともに、委員会の主要な活動状況について平時においては定期的に取締役会へ報告することで、取締役会が当社グループの状況や対応を適切にモニタリングできる体制を整えております。また、事業運営上生じる日常的なリスクについては、コンプライアンス担当部内で適正に対応し、適宜経営会議等で報告するほか、監査室及びグループ内部監査室による内部監査を通じて各部署の日常的なリスク管理状況を監視しております。 (2)リスクの抽出・評価プロセス 当社グループの事業運営上のリスクの抽出と評価プロセスは以下のとおりです。 ・リスクの抽出 当社グループを取り巻く環境変化を踏まえ抽出したリスクを、危機管理マニュアルのリスク類型に基づき分類 ・リスクの評価 リスク管理部門・各部門・グループ会社において、各リスクを発生可能性、事業活動への影響度、信用・評判への影響、法的な影響度、ステークホルダーへの影響、業務継続への影響度から評価 ・リスクの検証 各部門・グループ会社において評価した各リスクを、リスクマネジメント委員会において検証 ・リスクの見直し(更新プロセス) 各部門・グループ会社において、定期的にリスクの抽出・評価内容を更新し、リスク管理の実効性を継続的に向上 (3)当社グループの経営成績等に影響を与える可能性のある主要なリスク リスクマネジメントを行うなかで、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、重要と識別された主要な危機・脅威のほか、経営戦略の実現に関連する不確実性としてのリスク及び当社グループの事業活動・経営方針を理解するうえで重要と考えられる事項についても記載しております。 リスクの抽出・評価プロセスで得られた各リスクの重要性評価に加え、実際に顕在化したリスクの状況も踏まえたうえで、当社グループの経営戦略や中長期的な経営目標への影響度を鑑み、重要性が高いと判断されるリスクを「重点対策リスク」として選定しております。 なお、文中の将来に関する事項は、別段の記載のない限り当連結会計年度末現在において判断したものであり、当社株式への投資に関連する全てのリスクを網羅するものではありません。 <リスク項目一覧> ※「影響度:大、発生可能性:中」以上の項目を「重点対策リスク」と特定 <重点対策リスク> ① 個人情報及び機密情報の管理について <影響度:大、発生可能性:中> ●リスク 当社グループは各事業の運営に際し、派遣スタッフ、求職者、各サービス利用者、顧客企業、従業員、その他関係者等の個人情報及び機密情報を大量に保有しております。当社グループによる個人情報の取扱いについては、日本における「個人情報の保護に関する法律」だけでなく、2018年5月に施行された「欧州連合一般データ保護規則(GDPR)」をはじめ当該国の個人情報に関する法律が適用されます。これらの法規制は、国境を越えて適用される傾向にあり、その遵守や事業運営における費用が増加する可能性があります。 また、従業員等の故意または過失、不測の事態等により個人情報及び機密情報が外部に漏洩した場合、関係当局の処分等に加え、損害賠償請求や社会的信用の失墜等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ●対応策 当社グループでは、GDPRにも対応した個人情報保護方針等を策定し、個人情報の適正な取得・利用・提供等を行うとともに、個人情報の漏洩や滅失を防止するために技術面及び組織面における必要かつ適切な安全管理措置を講じ、全役職員に個人情報保護管理に関する教育を徹底しております。 また、当社グループ及び取引先に関する営業秘密・重要情報の漏洩を防止すべき情報管理体制・管理手法を定め、その周知と実施の徹底に努めております。具体的には、前述した様々な秘密保持義務については、各就業規則、秘密情報保持規程において定めるとともに、ランサムウェアや標的型攻撃といった情報セキュリティ脅威への防御のための技術的対策、社員に対する定期的な研修や訓練等を実施しております。 ② システム障害及びサイバー攻撃に対するリスク <影響度:大、発生可能性:中> ●リスク 当社グループの事業は、国内外を問わず、コンピュータシステム及びその通信ネットワークに多くを依存していることに加え、近年の当社グループにおけるリモートワーク拡大により、当該リスクの重要性は一段と高いものとして認識しております。またシステムインフラ及びそのメンテナンス等の一部は、クラウドシステム業者を含む外部業者に委託しております。これらのコンピュータシステムや通信ネットワークが、人為的過誤、サイバー攻撃、広範な自然災害や外部業者のトラブル等によって利用できなくなることにより、当社グループの業務や提供するサービスが停止する可能性があり、係る状況が長期にわたる場合、当社グループに対する信頼性の低下や、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ●対応策 当社グループでは、システムの利用範囲の拡大や運用形態の多様化に伴い、不測の事態への備えとして、障害発生時の体制整備、システムセキュリティの強化、通信回線やハードウェアの増強等、様々な対策を講じております。特に、近年より高度かつ複雑化するサイバー攻撃への対応については、より一層の全社的な情報セキュリティ体制の強化を目的に、経済産業省が定めるサイバーセキュリティガイドラインに沿ってPASONA-CSIRT(パソナ シーサート)を策定し、ランサムウェアや標的型攻撃といった情報セキュリティ脅威への防御のための技術的対策、及び社員に対する定期的な研修や訓練等を実施しております。 ③事業投資について <影響度:大、発生可能性:中> 当社は創業から50年の節目を迎え、次の50年に向けて「NATUREVERSEの実現」を長期VISIONに掲げております。 また、2026年5月期から始まる5ヵ年を中期VISION「PASONA GROUP VISION 2030」と位置付け、収益構造の改革及び新たな事業成長に向けた成長戦略により、持続的な企業成長と更なる企業価値の向上を目指しております。こうした成長戦略に伴う各種の事業投資を行う中で以下のようなリスクが生じます。 a.減損会計について ●リスク 当社グループは、地方創生・観光ソリューション事業に係る商業施設を含めた事業用の不動産や、のれん、ソフトウエア等の有形・無形固定資産を所有し、連結貸借対照表に計上しております。こうした資産は、当該資産が生み出す将来キャッシュ・フローの状況により減損損失が発生する可能性があります。固定資産減損の認識判定における将来キャッシュ・フローは、資金生成単位ごとの事業計画を基礎として行っておりますが、これらの将来予測には不確実性が伴うため、事業が想定通り進捗しない場合、固定資産の減損損失の計上により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ●対応策 当社グループでは、投資段階における収益性評価に加え、投資後においても資産ごとの収益性及びキャッシュ・フローの状況を継続的にモニタリングしております。資金生成単位ごとの事業計画の進捗状況について定期的に確認を行い、計画との乖離が生じた場合には、原因分析を行ったうえで収益改善策の検討及び実行を迅速に行うことで、資産価値の維持・向上に努めております。 また、新規投資や企業買収の実行に際しては、投資検討の段階から投資後の事業運営及びシナジー創出を見据えた計画策定を行うとともに、関係部門が連携して早期の収益化及び事業改善を推進しております。 b.企業買収について ●リスク 当社グループは、事業の強化補強を図る有効な手段として、企業買収を行う場合があります。こうした企業買収に伴い、多額の資金需要及びのれんの償却等が発生する可能性があります。また企業買収にあたっては市場動向や顧客のニーズ、相手先企業の業績及び財政状況などを考慮し進めておりますが、これらの買収が必ずしも当社グループの見込みどおりに連結収益への貢献や、シナジー効果を生むとは限らず、経営環境や事業の状況の著しい変化等によりそれぞれの経営成績が想定どおり進捗しない場合、のれんの減損損失や株式の評価損が生じるなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ●対応策 当社グループでは、企業買収に伴うリスクの低減を図るため、投資検討段階において、対象企業の事業内容、財務状況、法務・契約関係等について外部専門家も活用した詳細なデューデリジェンスを実施しております。また、投資判断にあたっては、当社の成長戦略との整合性や収益性、資本効率等を総合的に勘案するとともに、社内の承認プロセスにおける審議を通じて意思決定の適正性を確保しております。 買収後においては、PMI(Post Merger Integration)を重視し、対象会社の経営体制や業務プロセスの統合、当社グループとの連携強化を計画的に推進することで、シナジーの早期実現に努めております。さらに、買収後の業績及び事業進捗について継続的なモニタリングを実施し、当初計画との乖離が生じた場合には、速やかに改善施策を講じる体制を構築しております。 c.子会社・関連会社への投融資 ●リスク 当社グループは、企業や就労者の多様なニーズに応じたサービス領域の拡大、また次の50年を見据えた成長戦略の実現に向けて、社会の問題点の解決につながる新規事業投資を行っていく考えであります。新規事業投資については、多額の資金需要が発生する可能性があるほか、収益が必ずしも当初の計画通りに推移する保証はなく、想定した収益規模が確保できない可能性があります。事業の進捗状況を適時に把握し、既存の事業インフラや営業網も活用しながら、早期育成に取り組みますが、こうした取り組みにも関わらず期待した収益を生まない場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 こうした事業投資を、子会社・関連会社への投融資を通じて行う場合がありますが、当社が保有する関係会社株式は、市場動向や経営環境及び業績動向によっては実質価額の著しい下落による評価損の計上により、当社の個別財務諸表における業績や資産の額に影響を与える可能性があります。また、実質価額がマイナスになった場合には、当該会社への貸付を含めた債権及び債務保証に係る損失やこれらを超えて当該会社で発生する損失の負担に備えるため、損失見込額に対する引当金の計上が必要になるなど、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ●対応策 当社グループでは、子会社・関連会社への投融資に伴うリスクを適切に管理するため、投融資実行前において事業性及び収益性の十分な検証を行うとともに、投融資実行後は各社の経営状況及び財務状況を定期的に把握するモニタリング体制を整備しております。具体的には、各社の事業計画の進捗管理及び収益状況の確認を継続的に実施し、計画との乖離が認められる場合には、早期に課題を抽出し、必要な改善支援や経営指導を行っております。 また、当社グループの既存事業インフラや営業基盤との連携を通じて、事業の早期立上げ及び収益化を支援しております。なお、子会社・関連会社の財務状況や市場環境の変化等については継続的に注視し、必要に応じて適切な会計処理やリスク対応を行うことで、財務への影響の最小化に努めております。 ④地方創生・観光ソリューション事業におけるリスク <影響度:大、発生可能性:中> ●リスク 当社グループの地方創生・観光ソリューション事業においては、地方の活性化と人材育成及び雇用創造の拠点として複数の商業施設を運営しており、以下のような固有のリスクが存在します。 ・商業施設の新規開設については、施設規模に応じて多額の設備投資ならびに運転資金の負担が生じます。開設後に利用者数が一定水準に至るまでの期間においては、人件費等の費用負担が先行する傾向があるため、短期的には当社グループの利益を圧迫する場合があります。 ・天候、災害、パンデミック等の影響により利用者の減少や営業休止を余儀なくされる可能性があります。また、利用者への訴求が不十分であった場合や、利用者の満足度を得られなかった場合は、収益が計画に届かず、事業計画を下回ったり、追加投資が必要になる可能性があります。 ・当該事業では、施設運営やサービス提供を担う人材の確保及び育成が重要となります。人材確保が計画どおり進まない場合や、人材の定着が十分に図られない場合には、サービス品質の低下や人件費の増加等により、事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 ・当該事業は、地方自治体や事業者等との連携を前提として推進していることから、地方自治体の政策変更や財政状況の変化、地域関係者との協力体制が想定どおり構築できない場合、また連携する事業者との関係に変化が生じた場合には、事業計画の見直しや追加的な対応が必要となる可能性があります。 ・当該事業は、その事業特性上、施設で提供するサービスに応じて、旅館業法、食品衛生法、建築基準法等の各種法令や規制の適用を受けており、関連法令の改正や新たな規制の導入が行われた場合には、追加的な設備投資や運営コストが発生し、事業収益に影響を及ぼす可能性があります。 ・施設におけるアトラクション等の安全管理をはじめ、宿泊施設におけるサービスの質や安全性、食事の提供や食品の販売における品質管理や食品衛生には十分注意しておりますが、万一事故が発生した場合、当社グループの信頼性の低下や訴訟などが発生し、または営業休止を余儀なくされる可能性があります。 ・これらの結果として、当該事業から見込まれる将来キャッシュ・フローが低下した場合には、固定資産の減損損失を計上する必要が生じる可能性があり、さらに事業の縮小または撤退を判断した場合には、一時的な費用負担が発生する可能性があります。 ●対応策 ・新規施設の開設や事業投資にあたっては、需要動向や収益性、投資回収可能性を慎重に検証するとともに、開業後も定期的に利用状況や収支のモニタリングを行い、必要に応じて運営方法やコスト構造の見直しを行っております。 ・地域特性を踏まえた施設コンテンツの企画やイベントの実施、デジタル施策の活用等により、新規来訪者の拡大やリピーターの創出に努めるとともに、外部環境の変化に応じた柔軟な集客施策を講じております。 ・人材面においては、教育・研修体制の整備を通じて、安定した施設運営とサービス品質の維持・向上を図っております。 ・自治体や地域事業者等との継続的な対話と協力関係の構築を通じて、地域一体となった事業運営を推進するとともに、政策や環境変化への対応力の強化に努めております。 ・関係法令の遵守を徹底するとともに、法令改正等の動向を注視し、必要な体制整備や投資を適時に行うことで、事業への影響を最小限に抑えるよう努めております。 ・安全管理、品質管理及び危機管理体制の整備を進めるとともに、自然災害や感染症等の発生に備えた事業継続計画(BCP)を整備しており、適宜見直しを行うことで事業継続性の確保に取り組んでおります。また、激甚化する自然災害への備えとして、保険の活用によるリスク低減にも努めております。 <その他のリスク> ⑤官公庁等との事業認可、契約関係の対応及び関係諸法令への対応 <影響度:大、発生可能性:低> 当社グループのBPOソリューションの委託・請負事業は、民間企業のほか官公庁や地方自治体、各種団体など様々な取引先から、総務・庶務、経理・財務、受付、営業事務・受発注、人事・労務・給与計算、教育・研修などの業務を受託しサービスを提供しています。特に官公庁・地方自治体から受託した事業の遂行にあたっては、委託元の指示に沿って適正な業務運営を行う必要がありますが、近年これら事業が大型化かつ複雑化しており、当社グループのみならず再委託先と共同で取り組む事業も増加しております。当社グループにおいては関連法規の遵守や社員教育の徹底、また再委託先選定に関わる調査の実施などのガイドラインに則り、適正な業務運営に努めておりますが、当社グループまたは再委託先において、関連法規違反、重大な過誤その他不適正な運営が生じた場合は当社グループの信頼性の低下や社会的な信用が毀損されるほか、委託元の規程により入札指名停止などの措置を受けることで財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、実施規模及び期間の上限が予め設定されている事業もあることから、年度ごとに業績が大きく変動する可能性があります。 エキスパートソリューションの人材派遣事業は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」)に基づき、主として労働者派遣事業として厚生労働大臣の許可を取得して行っている事業であります。労働者派遣法は、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、派遣事業を行う者(派遣元事業主)が派遣元事業主としての欠格事由に該当したり法令に違反した場合には、事業の許可を取り消し、または事業の停止を命じる旨を定めております。当社グループでは株式会社パソナグループのコーポレートガバナンス本部が主導して適正な派遣取引のためのガイドラインを作成し、徹底して社員教育に努めるとともに、内部監査等により関連法規の遵守状況を日頃より監視し、法令違反等の防止に努めております。しかしながら、万一当社グループ各社及び役職員による重大な法令違反等が発生し、事業許可の取消しまたは事業停止を命じられるようなことがあれば、労働者派遣事業を行えなくなることが考えられます。 キャリアソリューションの人材紹介事業は、職業安定法に基づき、有料職業紹介事業として厚生労働大臣の許可を受けて行っている事業であります。人材紹介事業は人材派遣事業と同様に、一定の要件を満たさない場合には事業許可の取消し、事業の停止といった措置が規定されていることから、同様のリスクが想定されます。 同じくキャリアソリューションの再就職支援事業は、職業安定法に基づき、有料職業紹介事業として厚生労働大臣の許可を受けて行っている事業であります。収益構造やビジネスモデルは人材紹介事業とは異なりますが、求職者を求人企業に紹介するという点において前述の人材紹介事業と同様の規制、指導及び監督を受けることから、同様のリスクが想定されます。 さらに、関係諸法令は、労働市場を取り巻く状況の変化等に応じて改正されることから、当社グループにおいては改正に応じてその都度、適宜対応し、適切な事業運営ができる諸施策を講じていますが、今後の更なる改正によっては、当社グループの事業運営ならびに業績に影響が生じる可能性があります。 ⑥資金調達について <影響度:大、発生可能性:低> 当社グループは、事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び外部資金を有効に活用しております。グループ資金については、グループCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入し、グループ各社間の資金の有効活用と資金調達の一元化を図っております。また、金融機関とは、主に短期的な運転資金需要に対応するためにコミットメントラインを設定しているほか、長期借入や社債等により長期運転資金や設備投資資金等を調達しております。今後の経営状況や信用収縮、金利上昇等の金融情勢の変化などのほか、コミットメントラインや一部の長期借入金等に付されている財務制限条項に抵触することなどにより、必要な資金調達ができない場合や直ちに債務の弁済が必要となる場合、調達コストが増加する場合等、当社グループの事業遂行や業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦景気動向等のマクロ環境の影響 <影響度:大、発生可能性:低> 当社グループは、企業・組織向けの人材活用や生産性向上に関する各種ソリューションサービスの提供に加え、個人に対して多様な働き方を支援する就労インフラを展開しています。これらのサービスは、国内外の景気動向、技術革新等のビジネス環境の変化や、労働関連法令の規制等の影響を受けます。 当社グループは、BPOソリューション(委託・請負)、エキスパートソリューション(人材派遣)、キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援)、グローバルソリューション(海外人材サービス)、ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等)、地方創生・観光ソリューション等を展開し、特定分野に依存しない事業ポートフォリオの構築を進めています。しかしながら、市場環境や雇用情勢、顧客需要が急激に変化した場合には、各事業の業績や収益構造に影響を及ぼす可能性があります。また、長期的には国内の人口動態の変化により、人手不足の進行や市場縮小が生じる可能性があります。 当社グループは、社会環境の変化を踏まえつつ、新規事業・サービスの開発・拡充を通じて、リスク分散と持続的成長を図っています。 ⑧技術革新によるリスク <影響度:大、発生可能性:低> 生成AIを含むAI技術及びデジタル技術の急速な進展により、企業の業務プロセス、人材活用及び意思決定は変化しており、当社グループを取り巻く事業環境は構造的な転換局面にあります。 デジタル技術やAI技術の普及により、業務の自動化や意思決定の高度化が進み、顧客企業における効率化、内製化及び省人化が進展した場合、人材サービス及びBPOサービスの需要構造が変化し、当社グループの既存サービスに対する需要の減少、価格水準の低下、受託範囲の縮小、競争環境の変化等が生じる可能性があります。当社グループでは、技術動向の継続的な把握、デジタル分野への投資、人材育成及び外部パートナーとの連携、AI活用によるサービス高度化等を通じて、技術革新への対応に取り組んでおりますが、技術革新に伴う顧客企業の人材活用及び人材需要の変化に対応したサービス提供や、データ・AIを活用した事業モデルの変革を適時適切に進めることができない場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、AIの利用にあたっては、情報漏洩、知的財産権侵害、不正確な情報利用及びバイアス等のリスクがあり、これらが顕在化した場合には信用毀損や損害賠償等につながる可能性があります。当社グループではAI基本方針の下、ガイドライン整備や教育、ガバナンス強化等により対応していますが、技術進展や法規制の動向により十分に機能しない場合があります。 ⑨自然災害及びパンデミック等による事業継続リスク <影響度:大、発生可能性:低> 当社グループは、全国にグループ会社及び営業拠点を有しており、地震や水害など大規模な自然災害、パンデミック、事件・事故、その他企業存続を脅かす事象(以下「自然災害等」という。)が発生した場合に備えて、従業員及び派遣スタッフの安否を確認し、安全を確保するための対策を危機管理マニュアルに定めております。また、事業継続のための施策としてBCPマニュアルの策定、事業拠点や情報システムの機能分散なども講じております。また、2020年9月からは感染症への対策に加え、自然災害等のリスクにも対応するBCP対策の一環として、当社グループは本社・本部機能の分散と兵庫県淡路島への移転を段階的に実施しました。危機発生時は迅速かつ適切な対応をとる所存でありますが、想定を大きく上回る規模で自然災害等が発生した場合、当社グループの事業運営、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩投資有価証券の保有について <影響度:中、発生可能性:中> 当社グループは、中長期的な視点で企業価値を高めるために、お客様及び取引先との信頼関係の強化や維持、取引の拡大、協業や事業シナジーの創出等を目的に、上場及び非上場の株式等の投資有価証券を保有しております。市場価格等の時価を把握できる有価証券については株式市況及び債券市況等の動向により、また、市場価格のない有価証券については投資先の財政状態や業績動向等により、実質価額の著しい下落による評価損を計上するなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪訴訟・不祥事及びレピュテーションリスク <影響度:中、発生可能性:中> 当社グループは法令遵守を重視した事業活動を行っておりますが、各種訴訟、係争、損害賠償請求の当事者となる可能性や不祥事、誹謗中傷等のリスクを排除できない場合があります。これらの発生に起因し、当社グループの社会的信用や企業イメージが低下し、売上の減少などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫人材の確保について <影響度:中、発生可能性:低> 当社グループは、創業以来「社会の問題点を解決する」という明確な企業理念のもと、ダイバーシティを推進し、誰もが自由に好きな仕事を選択でき、働く機会を得られることを目指して、様々な社会インフラを構築してきました。事業環境の変化に対応し、持続的な成長を実現するためには、未来を創造する人材を確保・育成し続ける必要があります。 そのため、当社グループが必要な人材を適時十分に確保できない場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応方針・施策等、人的資本経営に関する詳細は、15ページ「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)ESG・サステナビリティ経営 ②人的資本への取り組み」に記載のとおりです。 ⑬気候変動リスク <影響度:中、発生可能性:低> 当社グループは、環境経営戦略会議において当社グループの環境経営及び気候変動対応における戦略・方針・目標を策定しております。当該方針をもとに、環境マネジメント推進委員会が各部門・各グループ会社に対して実効的なアクションプランを推進するとともに、社員一人ひとりの環境に対する意識醸成を図るための環境教育を実施しております。リスクマネジメント委員会では、気候変動のリスクマネジメントに関する事項についての審議を行い、内部監査部門は各部門や関係会社に対する環境監査を実施しております。取締役会は、気候変動に関する重要な事項について、環境経営戦略会議から報告を受け適切な助言を行うことで、モニタリングを行っております。 気候変動に伴う事業等のリスクへの対応については、12ページ「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)ESG・サステナビリティ経営 ①持続可能な地球環境への取り組み」に記載のとおりです。 ⑭子育て支援・ライフサポート事業におけるリスク <影響度:小、発生可能性:中> 当社グループは地域での保育施設や企業内保育施設、学童クラブの運営など子育てに関する施設の運営と家事代行などのライフサポート事業、居宅介護(デイサービス)や訪問介護などの介護事業を行っています。施設及び事業の運営にあたっては安全管理に万全の配慮をしておりますが、事業特有の予期しない事故が発生する可能性があります。万が一事故が発生した場合、当社グループの信頼性の低下や業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,053字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 ①当期の経営成績 ■連結業績 2025年5月期   2026年5月期   増減額   増減率 売上高   309,240百万円   308,496百万円   △744百万円   △0.2% 売上総利益   67,958百万円   70,278百万円   +2,319百万円   +3.4% 販売費及び一般管理費   69,196百万円   71,428百万円   +2,231百万円   +3.2% 営業損失(△)   △1,237百万円   △1,149百万円   +88百万円   - 経常利益又は経常損失(△)   △460百万円   138百万円   +598百万円   - 親会社株主に帰属する当期純損失(△)   △8,658百万円   △3,388百万円   +5,269百万円   - 当連結会計年度(以下「当期」という。)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費に持ち直しの動きがみられ、企業収益及び雇用情勢も改善の動きが続いたことから、景気は緩やかに回復しました。 一方で、期末にかけては、物価上昇による消費者マインドへの影響に加え、米国の通商政策をめぐる動向、中東情勢に伴う原油価格や金融資本市場の変動等により、景気の先行きに不透明感がみられました。 こうした経済環境の中、当期はBPOソリューションの大型受託案件がピークアウトした影響、ならびにキャリアソリューションの人材紹介事業において社内システムの刷新及び人員の入れ替えに伴う営業効率の低下により、連結売上高は減収となりました。一方で、保育などの子育て支援サービスや家事代行サービスが順調に拡大したライフソリューションが好調に推移したほか、人気コンテンツの誘致やコアファン層の獲得により観光客が増加した兵庫県淡路島の「ニジゲンノモリ」が地方創生・観光ソリューションを牽引しました。 利益面では、退職給付費用増により人件費が増加したことに加え、グループで導入しているITインフラの利用料金改定に伴うIT関連費用が膨らんだことから販管費が増加したものの、売上総利益率の改善による売上総利益の拡大で吸収し、連結営業損失は前期から改善しました。また、大阪・関西万博でのパビリオン出展による協賛金収入及び物販収入により、営業外収益が前期から増加しました。 これらの結果、売上高は308,496百万円(前期比0.2%減)、営業損失は1,149百万円(前期は営業損失1,237百万円)、経常利益は138百万円(前期は経常損失460百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は、当期も万博出展関連費用を特別損失に計上したものの前期から5,269百万円改善し、3,388百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失8,658百万円)となりました。 ②事業別の状況(セグメント間取引消去前) ■セグメント別業績 売上高   2025年5月期   2026年5月期   増減額   増減率 HRソリューション   286,552百万円   283,241百万円   △3,310百万円   △1.2% BPOソリューション (委託・請負)   137,236百万円   132,928百万円   △4,307百万円   △3.1% エキスパートソリューション(人材派遣)   134,807百万円   136,279百万円   +1,471百万円   +1.1% キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援)   14,507百万円   14,033百万円   △474百万円   △3.3% グローバルソリューション(海外人材サービス)   11,407百万円   12,128百万円   +721百万円   +6.3% ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等)   8,623百万円   9,684百万円   +1,060百万円   +12.3% 地方創生・観光ソリューション   7,083百万円   8,296百万円   +1,212百万円   +17.1% 消去又は全社   △4,425百万円   △4,854百万円   △428百万円   - 合計   309,240百万円   308,496百万円   △744百万円   △0.2% 営業利益   2025年5月期   2026年5月期   増減額   増減率 HRソリューション   14,808百万円   14,235百万円   △572百万円   △3.9% BPOソリューション (委託・請負)   9,759百万円   9,990百万円   +230百万円   +2.4% エキスパートソリューション(人材派遣) キャリアソリューション (人材紹介、再就職支援)   5,048百万円   4,244百万円   △803百万円   △15.9% グローバルソリューション(海外人材サービス)   401百万円   266百万円   △134百万円   △33.5% ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等)   △26百万円   475百万円   +502百万円   - 地方創生・観光ソリューション   △1,900百万円   △1,491百万円   +409百万円   - 消去又は全社   △14,519百万円   △14,636百万円   △116百万円   - 合計   △1,237百万円   △1,149百万円   +88百万円   - HRソリューション 売上高 283,241百万円 営業利益 14,235百万円 〔BPOソリューション(委託・請負)〕 売上高 132,928百万円 BPOサービスの需要は、企業のDX推進や経営課題の高度化を背景に底堅く推移しているものの、当期もパブリックセクターでの大型受託案件のピークアウトや案件終了の影響により、売上高は前期比で減収となりました。 一方で、専門分野のBPOサービスの拡充を図っており、当期はプロ人材が企業の経営課題を解決するサービス「ProShare(プロシェア)」が引き続き拡大し、これまで進めてきた社内人材の育成等が奏功したことで、人事支援及び技術支援領域などで成約率が向上しました。また、企業の健康経営を推進する新サービス「ウェルネスクラウド」の提供を開始したほか、企業のDX支援やシステム開発等を支援する専門子会社を設立するなど事業拡大に取り組んでいます。これらの戦略的に付加価値の高い専門分野の拡大に取り組んだ結果、売上総利益率は前期から1.4ポイント改善し22.7%となりました。 〔エキスパートソリューション(人材派遣)〕 売上高 136,279百万円 国内の有効求人倍率に低下傾向がみられたものの企業では人材不足の状況が続いたため、人材派遣の受注は安定的に推移しました。当期は登録時の利便性の向上やAIツールの活用により、新規派遣登録者数は前期比で二桁増加となりました。しかしながら、成約率が低下したことから派遣稼働者数は前期並みで推移しました。一方で、派遣スタッフの処遇向上に伴う派遣料金単価の改定に取り組んだことから、売上高は前期比で微増となりました。 〔BPOソリューション・エキスパートソリューション〕 営業利益 9,990百万円 以上のBPOソリューション及びエキスパートソリューションの営業利益は、BPOソリューションが減収となったものの、中期VISIONで掲げる粗利率の改善により売上総利益が増加しました。販管費は、IT関連費用及び社員の賃金上昇等により人件費が増加しましたが、営業利益は前期から増益となりました。 〔キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援)〕 売上高 14,033百万円 営業利益 4,244百万円 人材紹介事業では、期初に実施した社内システムのリプレイス影響及び下期にかけては人員の入れ替わりによる営業効率の低下があったほか、一部企業では採用抑制や厳選採用の傾向があったこと、また求職者側でも転職への慎重姿勢の広がりもあり、成約数は前期から減少しました。 再就職支援事業では、企業が業績動向に関わらず、将来の事業転換や人員構成の見直しを図る構造改革に着手しており、同サービスの需要が継続しました。また従業員の自律的なキャリア形成を支援する「セーフプレースメント・トータルサービス」でも、新規の契約企業数が堅調に推移しました。 これらの結果、人材紹介事業のマイナス影響によりセグメントの売上高は減収、営業利益も新システムの費用負担増などにより販管費が増え、減益となりました。 グローバルソリューション(海外人材サービス) 売上高 12,128百万円 営業利益 266百万円 米国では、採用市場でダイレクトリクルーティングが進んだことから、人材紹介サービスの利用が減少したものの、経理・給与計算業務等のBPOサービスが牽引して売上高は増収となりました。台湾では、半導体製造業を中心に引き続き人材紹介サービスが拡大し、人事コンサルティングサービスも増収となりました。また、インドネシアでは新規顧客の獲得により人材派遣サービスの売上が拡大したほか、タイやマレーシアでも人材紹介サービスが回復し、人事コンサルティングサービスも伸長しました。 これらの結果、セグメントの売上高は増収となりましたが、費用面では各国で営業強化や新規事業創出に向けた人材採用を進めたことで人件費が増加し、減益となりました。 ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等) 売上高 9,684百万円 営業利益 475百万円 子育て支援事業では、期初から東京都内で新規学童クラブ等の運営が拡大したため、売上高は増収となりました。加えて、施設ごとに収支管理を強化したことから原価率が低減し、人件費等のコストの適正化や、前期に発生した一時的な費用の解消も加わって収益が改善しました。 家事代行等のライフサポート事業では、民間や自治体など新規の取引先を拡大するとともに、既存取引先ではサービス利用時間の増加等により増収となりました。また、大阪・関西万博で受託案件も獲得したことから、セグメント全体で増収増益となりました。 地方創生・観光ソリューション 売上高 8,296百万円 営業利益 △1,491百万円 兵庫県淡路島の「ニジゲンノモリ」では、期間限定イベント「鬼滅の刃」(2025年3月15日から12月14日まで)のアトラクションが来場者数を牽引したほか、海外でも人気が高い「NARUTO & BORUTO 忍里」がインバウンドの獲得やコアファン層からの支持を受けて来場者数を順調に伸ばしました。また曜日や天候に応じた繁閑予測に基づいた人材の適正配置及びプロモーション費用の効率化によって利益改善が進みました。レストラン等の飲食施設では、ハローキティの世界観が楽しめる「HELLO KITTY SMILE」や「HELLO KITTY SHOW BOX」が体験コンテンツやフォトスポットの人気により来場者数が増加しました。 これらの結果、売上高は増収となり、既存事業の収益改善も進んだことから、新たにチャレンジしたゲーム事業や、新規宿泊施設の立ち上がりの遅れがあったものの、赤字幅は改善しました。 消去又は全社 売上高 △4,854百万円 営業利益 △14,636百万円 当期は、人材の適正配置を進めるなどコストコントロールに取り組んだ一方で、グループで導入しているITインフラの利用料金改定の影響によりIT関連費用が増加したため、コストが膨らみました。 (2)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当社グループは、BPOソリューション(委託・請負)、エキスパートソリューション(人材派遣)、キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援)、グローバルソリューション(海外人材サービス)、ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等)、地方創生・観光ソリューションなどの事業を行っており、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載しておりません。 ②受注実績 生産実績と同様の理由により、記載しておりません。 ③販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりとなります。 セグメントの名称   2026年5月期 売上高(百万円)   構成比(%)   前期比(%) HRソリューション   280,221   90.8   98.7 BPOソリューション(委託・請負)エキスパートソリューション(人材派遣)   266,211   86.3   98.8 BPOソリューション(委託・請負)   130,459   42.3   96.6 エキスパートソリューション(人材派遣)   135,751   44.0   101.1 キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援)   14,010   4.5   96.7 グローバルソリューション(海外人材サービス)   11,717   3.8   105.4 ライフソリューション(子育て支援、ライフサポート等)   9,195   3.0   113.4 地方創生・観光ソリューション   7,362   2.4   119.2 合計   308,496   100.0   99.8 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 上記に記載した当連結会計年度における売上高を地域別に示すと、次のとおりとなります。 区分   2026年5月期 売上高(百万円)   構成比(%)   前期比(%) 北海道・東北   12,742   4.1   102.6 関東(東京以外)   32,238   10.5   88.1 東京   127,480   41.3   100.0 東海・北信越   20,304   6.6   100.9 関西   71,293   23.1   102.0 中国・四国・九州   32,675   10.6   103.7 海外   11,762   3.8   105.3 合計   308,496   100.0   99.8 (3)財政状態 資産、負債及び純資産の状況 当連結会計年度末の資産及び負債には、当社グループによる使用が制限されている受託案件に係る顧客からの一時的な「預り金」とそれに見合う「現金及び預金」が8,802百万円(前連結会計年度末35,319百万円)計上されております。 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べて29,556百万円減少(11.2%減)し、235,482百万円となりました。地方創生事業等の有形固定資産が15,341百万円増加、HRソリューション領域における新基幹システムの開発等により無形固定資産が3,551百万円増加した一方で、上記の「預り金」の減少や、固定資産の取得及び配当金の支払い等により現金及び預金が47,991百万円減少したことなどによるものです。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて21,351百万円減少(17.2%減)し、102,552百万円となりました。資金調達により長期借入金が7,280百万円増加した一方で、上記の受託案件等による預り金が26,819百万円減少したことなどによるものです。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて8,204百万円減少(5.8%減)し、132,929百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純損失が3,388百万円、配当金の支払いが2,956百万円あったことにより利益剰余金が6,345百万円減少、自己株式の取得等により自己株式が2,264百万円増加したことなどによるものです。 以上の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、53.9%(前連結会計年度末50.9%)となりました。なお、受託案件に係る「預り金」に伴う「現金及び預金」を控除した総資産は、226,679百万円(同229,719百万円)であり、自己資本比率は56.0%(同58.7%)となります。 (4)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて、24,087百万円減少し、54,577百万円となりました。なお、「資金」には、受託案件に係る顧客からの一時的な「預り金」に見合う「現金及び預金」は含まれておりません。詳細は89ページ「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結キャッシュ・フロー計算書関係)」に記載のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は2,897百万円(前連結会計年度4,327百万円の増加)となりました。 資金増加の主な内訳は、減価償却費2,731百万円(同2,756百万円)、売上債権及び契約資産の減少4,175百万円(同2,244百万円の減少)、未払消費税等の増加1,123百万円(同371百万円の増加)等によるものです。 資金減少の主な内訳は、税金等調整前当期純損失1,006百万円(同5,826百万円)、営業債務の減少1,104百万円(同763百万円の増加)、未払金の減少1,160百万円(同425百万円の増加)、法人税等の支払1,822百万円(同322百万円)等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は27,285百万円(前連結会計年度47,600百万円の減少)となりました。 資金増加の主な内訳は、有価証券の償還22,500百万円(前連結会計年度は発生なし)等によるものです。 資金減少の主な内訳は、有価証券の取得24,000百万円(同14,500百万円)、有形固定資産の取得18,071百万円(同14,909百万円)、無形固定資産の取得3,697百万円(同3,421百万円)等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果増加した資金は101百万円(前連結会計年度15,055百万円の減少)となりました。 資金増加の主な内訳は、長期借入れ12,300百万円(前連結会計年度は発生なし)等によるものです。 資金減少の主な内訳は、長期借入金の返済5,728百万円(同9,099百万円)、自己株式の取得2,467百万円(同1,731百万円)、配当金の支払3,514百万円(同3,417百万円)等によるものです。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 項目   2022年5月期   2023年5月期   2024年5月期   2025年5月期   2026年5月期 自己資本比率   24.5%   19.6%   49.3%   50.9%   53.9% 時価ベースの自己資本比率   40.3%   24.7%   28.4%   33.0%   25.6% キャッシュ・フロー対有利子負債比率   5.3年   9.9年   5.8年   7.7年   13.6年 インタレスト・カバレッジ・レシオ   35.4倍   15.9倍   16.6倍   12.9倍   7.4倍 (注)1 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い 2 いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 3 株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 4 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 5 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。 6 当社グループによる使用が制限されている受託案件に係る顧客からの一時的な「預り金」とそれに見合う「現金及び預金」を控除した自己資本比率は、前項「(3) 財政状態 資産、負債及び純資産の状況」に記載のとおりであり、また、時価ベースの自己資本比率は、26.5%(前連結会計年度末38.1%)となります。 (5)資本の財源及び資金の流動性 ①財務戦略の考え方 当社グループは、財務体質の強化と資金効率の向上を両立しつつ、企業価値の向上のために資金を適切に調達・配分することを財務戦略の基本方針としております。HRソリューション領域における業務プロセス最適化のためのIT関連投資、地方創生・観光ソリューションの収益力向上に資する設備投資、DX人材の育成等の人的資本投資など、当社グループの成長、企業価値の向上に必要な資金及び経常の運転資金を効率的に確保しております。さらに、グループ会社との間ではCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しており、グループ各社における余剰資金の有効活用に努めております。 ②資金調達の基本方針 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的、かつ機動的に確保するため、内部資金及び外部資金の有効活用に努めております。月中の短期運転資金需要に対しては、金融機関との間に設定しているコミットメントラインや当座借越枠を機動的に活用しています。長期借入については、約定返済額や投資計画等を勘案しながら、年度の資金調達計画を策定し、取引金融機関からの調達を実施しています。資金調達にあたっては、財務体質や資本コストにも留意しながら、その可否を判断しています。自己資本比率やEBITDA有利子負債倍率等を見据えつつ、銀行借入、社債をはじめとした負債を有効に活用することで、資本コストの低減及び資本効率の向上に努めております。 ③資金配分についての考え方 当社グループ全体として得られた資金は、成長投資、株主還元、手元資金に振り分けています。成長投資については、経営戦略を踏まえたグループとしての投資意義や、投資資金の回収可能性や期待されるリターン等を吟味し、投資の可否を判断しています。また、業績に応じた株主還元を実施することを基本方針としており、配当政策については、連結配当性向40%を目途に継続的かつ安定的な配当の維持に努めてまいります。さらに2030年5月期までの「PASONA GROUP VISION 2030」の期間中は、一時的な業績変動に左右されることなく、1株当たり75円を下限とした配当維持または増配を実施する累進配当を導入しております。手元資金については、金融機関との間に設定しているコミットメントライン等を活用することで、グループ全体の資金効率を高めていくよう努めております。 (6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっての会計方針は、76ページ「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりです。 また、この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りや判断を行う必要があります。過去の実績や現在の状況に応じ、合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表を作成するにあたって、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、79ページ「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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