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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本ケアサプライ

Nippon Care Supply Co.,Ltd.2393 · Standard · サービス業

福祉用具レンタル卸を主力に、介護事業者向けのサービスを包括的に提供する介護業界のサプライヤー。

概要

日本ケアサプライは、1998年創業の介護・医療分野向け卸売企業である。主要事業は車いすや歩行器などの福祉用具をメーカーから仕入れ、全国の介護事業者にレンタル卸または販売卸すること。2025年3月期の売上高は320億円、営業利益25億円、営業利益率7.8%。三菱商事(議決権39.4%)とALSOK(同31.3%)が主要株主で、子会社を通じて訪問看護や食事サービスも手掛ける。

福祉用具レンタル卸を中核とするビジネスモデル

同社の売上の大半は、車いす・歩行器・ベッド・ポータブルトイレなど介護保険貸与対象品目を全国の介護事業者に貸し出すレンタル卸が占める。使用後に返却された用具は自社のメンテナンスセンターで洗浄・消毒・点検・補修され、再び貸し出される循環型のストックビジネスである。2026年3月期末時点の営業拠点数は99ヶ所。レンタル資産への積極投資により減価償却費は増加するが、増収効果で利益を確保している。

三菱商事・ALSOKとの資本関係とガバナンス

三菱商事が議決権の39.4%、ALSOK(旧綜合警備保障)が31.3%を保有し、両社から役員派遣を受けている。この資本業務提携は2019年8月に締結され、両社のネットワークを活用した介護施設向け販売強化などに繋がっている。同社は東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、独立した経営を行いつつ、大株主との連携により事業基盤を固めている。グループは子会社2社、関連会社2社、その他の関係会社2社で構成される。

高齢者生活支援サービスへの多角化

子会社のライフタイムメディが訪問看護・リハビリテーション・通所介護を提供し、同社自身は介護事業者向けに「バランス弁当」の販売やECサイト「グリーンケアオンラインショップ」を運営する。2025年度には物流効率化のため冷凍倉庫を増設し、食事サービスの拡大を図った。このセグメントは福祉用具サービスに次ぐ第2の柱として成長を目指しており、地域やニーズに応じた複合的なサービスを提供している。

全国99拠点の営業ネットワークと地域密着

2026年3月末時点で営業拠点数は99ヶ所。創業から1998年3月の設立直後、大阪・横浜・札幌・仙台・福岡・金沢・名古屋・広島に支店を開設し、全国展開を急いだ。都市部を中心に新規開設や既存拠点の大型移転を継続しており、2026年3月には板橋ステーションと小田原ステーションを開設した。各拠点は自律分散経営を採用し、地域特性に応じた機動的な事業展開を行っている。

業界の中での役割は介護事業者(指定居宅サービス事業者)に福祉用具をレンタル・販売する中間卸企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
349億円
営業利益
31億円
営業利益率
8.9%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01介護保険制度下の福祉用具サービス主力

介護保険の給付対象となる福祉用具を全国の事業者にレンタル基本契約に基づき貸与し、使用後は洗浄・消毒・点検・補修して再度レンタルに回す。購入対象品目も事業者を通じて販売。

主要顧客指定居宅サービス事業者

主な製品・サービス2
福祉用具レンタル卸
車いす、歩行器、特殊寝台等の介護保険給付対象福祉用具を全国の介護事業者にレンタルするサービス。回収後は保守管理して再利用する。
福祉用具販売卸
介護保険給付対象の購入可能な福祉用具を事業者経由で介護施設や利用者に販売する。

02高齢者生活支援サービス準主力

高齢者が住み慣れた地域で暮らせるよう、介護事業者向けに食事サービスを提供し、子会社が訪問看護・リハビリテーション、通所介護等のサービスを提供する。

主な製品・サービス3
食事サービス
介護事業者向けに、高齢者向けの食事を提供するサービス。
訪問看護・リハビリテーション
子会社が提供する在宅での看護・リハビリサービス。
通所介護
子会社が運営するデイサービス。通所で介護・リハビリを提供。

03介護事業者向けクラウドサービス副次

福祉用具貸与事業者向けにクラウドサービスを提供し、業務効率化を支援する。

主要顧客福祉用具貸与事業者

主な製品・サービス1
クラウドサービス
福祉用具貸与業務の管理を支援するクラウドシステム。

製品と技術

福祉用具レンタル卸:資産を循環させるストック型ビジネス

同社の核心事業は、車いす・歩行器・ベッド・ポータブルトイレなど介護保険貸与対象品目を、全国の介護事業者にレンタルすることである。使用後は自社のメンテナンスセンターで洗浄・消毒・点検・補修し、再度レンタル可能な状態にする。この循環によりレンタル資産は長期にわたり収益を生む。2025年度のレンタル売上は前年比9.1%増の349億円となり、減価償却費7,269百万円を計上した。

バランス弁当とECサイトで展開する高齢者生活支援

子会社ライフタイムメディは訪問看護・リハビリテーション・通所介護を提供。同社本体は介護事業者向けに「バランス弁当」の販売とECサイト「グリーンケアオンラインショップ」を運営する。2025年度には冷凍倉庫を増設し物流効率化を図り、今後の事業拡大に向けた認知度向上プロモーションを推進した。これらのサービスは食事や日用品の供給を通じて高齢者の在宅生活を支える。

クラウド型システムによる業務効率化支援

連結子会社ケアビジネスサポートシステムは、福祉用具貸与事業者向けにクラウド型業務支援システムを提供する。レンタル管理、請求業務、在庫管理などを効率化し、人手不足が深刻な介護現場の生産性向上に寄与する。2022年の買収以降、グループ内での活用拡大を進めており、同社グループのデジタル戦略の中核を担っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

介護用品で安定成長、利益率は改善

サービス業に属し、売上高は2025年3月期の320億円から2026年3月期349億円と増加している。営業利益率は7.81%から8.88%へと改善しており、収益性の向上が見られる。同業のジンジブやダイブグループと比べると、売上規模は中程度であり、安定した成長を続けている。介護用品や高齢者向けサービスの需要増が背景にあると思われるが、具体的な事業内容はデータから不明。収益性の改善はコスト管理や高付加価値化の成果と推測され、今後の成長が期待される。

強み

  • 営業利益率が2期連続で上昇、好調な経営。
  • 売上高は約9%増加、成長基調を維持。
  • 高齢化社会で需要が見込める事業。
  • ジンジブなどと比べ収益率で上回る。

課題

  • 売上増加率は一桁台、高成長は期待しにくい。
  • 介護業界は参入が多く、価格競争の恐れ。
  • 介護保険制度の変更が業績に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が日本ケアサプライ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14849エン822億円25.4倍
29729トーカイ816億円13.3倍
39743丹青社734億円11.9倍
42170リンクアンドモチベーション733億円44.5倍
59733ナガセ714億円15.5倍
62393日本ケアサプライ697億円29.5倍
79755応用地質676億円18.7倍
82168パソナグループ666億円
94848フルキャストホールディングス653億円13.9倍
107366LITALICO643億円21.7倍
119619イチネンホールディングス641億円8.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

介護保険制度の開始と同時に本格稼働したレンタル事業

同社は1998年3月、福祉用具レンタル卸サービスを目的に東京都港区新橋で設立された。同年9月から1999年10月にかけて大阪・神奈川・北海道・宮城・福岡・石川・愛知・広島に営業所を開設し、全国ネットワークの基礎を築いた。2000年4月の介護保険制度開始と同時にレンタル事業を本格化。制度開始前から準備を進めていたことで、需要急増に対応できる体制を整えた。

マザーズ上場と品質管理体制の強化

2004年2月に東京証券取引所マザーズに上場。同年3月には福祉用具の消毒工程管理認定制度の認定を取得し、品質管理体制を強化。2005年にはプライバシーマークを取得した。2001年には本社を港区西新橋に移転し、東関東支店(現東京営業所)を開設。2007年には決算期を1月31日から3月31日に変更し、経営管理の効率化を図った。

三越ライフタイム買収と生活支援事業への進出

2008年8月、株式会社三越ライフタイム(現ライフタイムメディ)の株式を取得し連結子会社化。これにより高齢者生活支援サービスに参入した。2011年4月には同社とグリーンメディ(2006年設立)が合併し、訪問看護・通所介護等の事業を統合。2014年12月には大阪メンテナンスセンターを開設し、洗浄・消毒業務の集約を進めた。

三菱商事・ALSOKとの資本業務提携と市場第二部指定

2014年8月に東京証券取引所市場第二部に指定され、流通市場での信用を高めた。2019年8月には三菱商事および綜合警備保障(現ALSOK)との間で資本業務提携契約を締結。同時に中国の華録健康養老服務南通有限公司の持分を取得し、海外事業にも着手した。この提携により、両社のネットワークを活用した介護施設向け販売強化が可能となった。

ケアビジネスサポートシステム買収とスタンダード市場移行

2022年3月、株式会社ケアビジネスサポートシステムの株式を取得し連結子会社化。同社は福祉用具貸与事業者向けのクラウド型業務支援システムを提供し、グループのデジタル事業を強化した。同年4月には東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第二部からスタンダード市場に移行。2022年度の売上高は233億円に達し、成長基調を継続した。

長期ビジョン「けあさぷVision2040」の策定と2026年度見通し

2025年2月、2040年度を目標とする長期ビジョン「けあさぷVision2040」を策定。社是「健康長寿社会への貢献」のもと、取引先・株主・地域社会・従業員と共に成長する方針を示した。2026年3月期の連結売上高は349億円、営業利益31億円、親会社株主帰属利益23億円の増収増益を見込む。今後も都市部中心の拠点展開と人材投資を継続する方針である。

年表26件を開く

1990年代

  • 1998年3月創業株式会社日本ケアサプライを設立(東京都港区新橋)、福祉用具レンタル卸サービス事業を開始
  • 1998年9月大阪府東大阪市に関西支店(現・大阪営業所)、神奈川県横浜市に関東支店(現・神奈川営業所)を開設
  • 1999年2月北海道札幌市に北海道支店(現・札幌営業所)、宮城県仙台市に東北支店(現・仙台営業所)を開設
  • 1999年3月福岡県福岡市に九州支店(現・福岡営業所)を開設
  • 1999年6月石川県金沢市に北越支店(現・石川営業所)を開設
  • 1999年10月愛知県名古屋市に中部支店(現・名古屋営業所)を開設

2000年代

  • 2000年1月広島県広島市に中国支店(現・広島営業所)を開設
  • 2000年4月介護保険制度開始と同時にレンタル事業本格稼働
  • 2001年11月本社を東京都港区西新橋へ移転 東京都江東区に東関東支店(現・東京営業所)を開設
  • 2004年2月上場東京証券取引所マザーズ上場
  • 2004年3月「福祉用具の消毒工程管理認定制度」の認定取得開始
  • 2005年5月プライバシーマーク認定取得
  • 2006年8月創業グリーンメディ株式会社を設立
  • 2007年2月商号変更決算期を1月31日から3月31日に変更
  • 2008年8月M&A株式会社三越ライフタイム(現・株式会社ライフタイムメディ、現・連結子会社)の株式取得

2010年代

  • 2010年3月本社を東京都港区芝大門へ移転
  • 2011年4月M&A株式会社ライフタイム(現・株式会社ライフタイムメディ、現・連結子会社)とグリーンメディ株式会社が合併
  • 2012年1月創業株式会社ブリッジサポート(現・持分法適用関連会社)を設立
  • 2014年8月東京証券取引所市場第二部銘柄に指定を受ける
  • 2014年12月洗浄・消毒等の保守集約拠点大阪メンテナンスセンターを開設
  • 2018年4月創業創立20周年を機に、新たな社是として「健康長寿社会への貢献」を制定
  • 2019年8月華録健康養老服務南通有限公司(現・持分法適用関連会社)の持分取得 三菱商事株式会社、綜合警備保障株式会社(現・ALSOK株式会社)及び当社の3社による資本業務提携契約を締結

2020年代

  • 2022年3月M&A株式会社ケアビジネスサポートシステム(現・連結子会社)の株式取得
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2025年2月2040年度を目標とした長期ビジョン「けあさぷVision2040」を策定
  • 2026年3月提出会社における2026年3月末現在営業拠点数99拠点

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROA(総資産利益率)数値目標の明記なし
  • ROE(自己資本利益率)数値目標の明記なし
  • EBITDA(経常利益+支払利息+減価償却費)数値目標の明記なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    福祉用具レンタル売上拡大と利益確保

    地域特性に応じた経営資源配分と自律分散経営の深化、ネットワークを活用した介護施設向け販売強化、都市部を中心とした拠点開設・大型化を推進。

  2. 02

    高齢者生活支援サービスの成長

    「バランス弁当」の認知向上プロモーションとECサイト等のインフラ整備により、拡大する需要に応える。

  3. 03

    人材育成と女性活躍の推進

    働き方改革、意識改革、研修強化による採用・定着強化、女性キャリア支援と啓発活動の推進を図る。

  4. 04

    デジタル活用による業務効率化

    人手不足対策としてAIなどデジタル技術を活用し、各種業務の効率化に注力。

  5. 05

    ガバナンス体制の構築

    実効性の高いコーポレート・ガバナンス体制の整備・強化を推進し、持続的成長と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,062人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は491万円で、9期前と比べて+23.4%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は9.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月759
2018年3月815
2019年3月39840.46.2872
2020年3月39940.76.3968
2021年3月40340.86.61,035
2022年3月40941.06.61,163
2023年3月41341.76.91,254
2024年3月42141.97.11,334
2025年3月41942.07.1985254
2026年3月49141.69.51,062292

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
大阪営業所(大阪府大東市)他98拠点176億円
高齢者生活支援 事業
本社 — 東京都港区546百万円
高齢者生活支援 事業
大阪メンテナンスセンター — 大阪府大東市130百万円
高齢者生活支援 事業
本社、ライフタイム上馬他 — 東京都世田谷区1百万円
高齢者生活支援事業
本社 — 大阪府堺市1百万円
高齢者生活支援事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ケアビジネスサポートシステム
    大阪府 堺市
    議決権90.0%
  • 海外
    華録健康養老服務南通有限公司
    中国
    議決権30.0%
  • 国内
    ALSOK㈱(注)
    東京都 港区
    議決権31.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は349億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+24.0%。

売上高
+9.1%
349億円
営業利益
+24.0%
31億円
純利益
+27.8%
23億円
営業利益率
8.9%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高375億円349億円
営業利益35億円31億円
純利益23億円23億円
1株あたり配当¥74¥74

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は92億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+35.3%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q674
2024年1Q6845.93
2024年2Q7068.64
2024年3Q7368.24
2024年4Q755
2025年2Q157127.68
2025年4Q163138.010
2026年2Q171169.410
2026年4Q178158.413
2027年1Q9288.75

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は97億円から349億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.9%。売上は13期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月97127
洗浄・消毒等の保守集約拠点大阪メンテナンスセンターを開設
2014年3月109127
2015年3月121105
2016年3月137138
2017年3月1501611
創立20周年を機に、新たな社是として「健康長寿社会への貢献」を制定
2018年3月1631914
2019年3月1742114
2020年3月1912215
2021年3月2102617
株式会社ケアビジネスサポートシステム(現・連結子会社)の株式取得
2022年3月2332417
2023年3月2592115
2024年3月2862216
2025年3月32025257.818
2026年3月34931318.923

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高349億円のうち、営業利益として残るのは31億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.3%221億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.8%97億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.7pt
12.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが32億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は7億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−33−3033
2014年3月−1411−3−327
2015年3月−9−1−3−1014
2016年3月5−2512−206
2017年3月1615−43133
2018年3月23−32−5−919
2019年3月17−12−7516
2020年3月715−222216
2021年3月18−10−7817
2022年3月17−7817
2023年3月01−4115
2024年3月3−8−3−57
2025年3月14−12−227
2026年3月32−9−23237

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は277億円。このうち返さなくてよい自己資本が186億円で、自己資本比率は67.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月128953374.0
2014年3月126982877.7
2015年3月1311003176.2
2016年3月1521054768.6
2017年3月1631135069.3
2018年3月1861236366.2
2019年3月1921286466.9
2020年3月1801364475.3
2021年3月2021465672.2
2022年3月2131555872.7
2023年3月2321617169.4
2024年3月2541658965.1
2025年3月2671759265.5
2026年3月2771869167.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
143億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
91億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中158位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中407位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,290で、1年前と比べて+99.6%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥4,290-0.5%1ヶ月+8.7%1年+99.6%時価総額697億円
過去52週の値幅
安値¥2,115高値¥4,630

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.5倍
PER (会社予想)29.0倍
PBR3.71倍
配当利回り1.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価4215円で、25日線(4139.4円)を約1.8%上回っています。7月は3900〜4400円で推移し、7/22に4110円まで下落しましたが、8/5に4430円まで急伸しました。8/14の終値は4215円で、52週高値4630円からは約8.9%の下落、52週安値2112円からは+99.6%と倍増近い水準です。RSIは58.75と中立圏ですが、年初来で+105.6%と大幅高です。出来高は8/5に133900株と急増し、上昇を確認しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは29.04倍で業界平均の23.09倍を上回り、PBRも3.64倍で同平均3.31倍を超過。配当利回りは1.76%と平均2.31%を下回り、投資採算性は低い。ROEは12.5%と健全だが、利益成長予想に対して株価が先行しており、割高感が否めない。一方で、売上高は増加傾向にあり、営業利益率も改善している点は評価に値するが、現時点ではやや割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.5倍23.4倍
PER (予想)29.0倍
PBR3.71倍3.51倍
ROE12.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

日本ケアサプライの投資論点は、高齢化に伴う市場成長と、競争激化の中での収益性維持にある。強気派は、高齢者人口の増加に伴う需要拡大が中長期的な成長を支えるとみる。また、巣ごもり需要や在宅ケアシフトの流れも追い風。一方、弱気派は、競合の増加による価格競争や、介護保険制度の改定による報酬単価引き下げのリスクを指摘する。市場シェアの拡大と顧客単価の維持が焦点で、財務指標は堅調に推移しているが、株価は1年で104%上昇しており、バリュエーションの割高感も意識される。

プラスに働く材料7
  • 高齢化による需要拡大

    高齢者人口増加で介護用品の需要が安定的に伸び、市場成長が続く。

  • 在宅シフトの追い風

    在宅介護の普及でレンタル需要が増加し、収益拡大が期待される。

  • 安定した収益体質

    営業利益率8%台と安定し、連結売上も毎年増加傾向にある。

  • 2026年3月期売上高349億円へ増収通年影響

    売上高は286→320→349億円と拡大。増収基調が続けば収益も押し上げられる。

  • 営業利益31億円と利益率8.88%通年影響

    営業利益は25→31億円、利益率は7.81%→8.88%に上昇。生産性向上が続く。

  • 純利益23億円と過去最高更新通年影響

    純利益は18→23億円へ28%増益。増益率は売上高を上回り収益力が高い。

  • ROE12.5%と資本効率が良い継続影響

    ROE12.5%はPBR3.63倍を正当化する収益力。高水準のROEが継続すれば評価は維持。

マイナスに働く材料7
  • 介護保険制度改定リスク

    制度改定で報酬単価が下がり、収益が圧迫される可能性がある。

  • 競争激化による価格低下

    新規参入や同業他社との競争でレンタル料金が下落しやすい。

  • バリュエーション懸念

    株価が1年で104%上昇し、PER28.9倍と割高感が否めない。

  • PBR3.63倍は高評価、成長鈍化なら逆風継続影響

    PBR3.63倍に対しROE12.5%。成長率が鈍ると株価調整リスクがある。

  • 増収ペースの鈍化で成長プレミアム縮小通年影響

    売上高増収率は前期11.9%から今期9.1%へ減速。高成長期待の修正で株価に影響。

  • 配当利回り1.76%と低い継続影響

    予想配当利回り1.76%は低く、株主還元の面から魅力度が限定的。

  • 株価が1年で104.6%上昇し過熱感継続影響

    1年間で株価が約2倍。短期的な利益確定売りが出やすく、上値追いには注意。

次の決算で確かめる点
レンタル契約件数
レンタル需要の伸びが売上を左右するため。
顧客単価
単価が維持・向上できれば収益性が改善する。
介護報酬改定影響
制度改定が収益に直結するため注視が必要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり74で、前期から+2.9%いまの株価に対する利回りは1.72%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥74
1株あたり
配当利回り
1.72%
いまの株価に対して
配当性向
49.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3549.8
2018年3月4631.450.6
2019年3月460.050.4
2020年3月460.048.0
2021年3月460.041.6
2022年3月6030.456.2
2023年3月7016.772.5
2024年3月700.069.5
2025年3月700.060.5
2026年3月722.949.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥74

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,332人。区分でいちばん多いのは事業法人74.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が79.3%を占め、残る20.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人74.972.873.773.974.574.6
個人・その他19.623.323.423.618.918.8
金融機関2.71.40.40.24.74.7
外国法人2.01.71.41.41.41.4
証券会社0.80.71.10.80.60.5
外国人個人0.10.10.10.10.00.0
自己株式4.94.94.94.90.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱商事㈱38.52
02ALSOK㈱30.58
03日本マスタートラスト信託銀行㈱(株式付与ESOP信託口)4.29
04㈱三菱総合研究所3.35
05NCS従業員持株会1.00
06MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)0.55
07椛田 法義0.53
08渡邉 勝利0.42
09NATIONAL FINANCIAL SERVICES LLC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.30
10津賀 暢0.26

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+227%、1株純資産は14期で+96%。直近期のROEは12.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月446107.419.051.5
2014年3月446317.016.150.8
2015年3月336405.122.950.4
2016年3月506737.614.749.7
2017年3月7072510.020.949.8
2018年3月9279112.115.150.6
2019年3月9282611.313.750.4
2020年3月9687311.312.848.0
2021年3月11294012.316.041.6
2022年3月10899811.113.256.2
2023年3月971,0349.616.572.5
2024年3月1021,0649.719.369.5
2025年3月1151,12710.517.560.5
2026年3月1451,19712.516.349.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
平松雅之代表取締役社長58
宮入卓也取締役59
篤田崇広取締役56
吉池由美子取締役57
小林信昭取締役61
秦純子取締役52
藤井剛常勤監査役66
上石奈緒監査役55
渡邉愼一監査役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)454257920
社外取締役524245
監査役217179

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,039字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(㈱日本ケアサプライ)、子会社2社、関連会社2社及びその他の関係会社2社で構成されております。 当社は、介護保険制度下における在宅介護の諸サービスの基盤作りに寄与すべく、福祉用具サービスの安定供給を目指し、コアビジネスとして、福祉用具貸与の指定を受けた指定居宅サービス事業者(以下、事業者)向けに福祉用具レンタル卸及び福祉用具の販売卸を行う福祉用具サービスを行っております。高齢者生活支援サービスとして、当社子会社の㈱ライフタイムメディが、訪問看護・リハビリテーション、通所介護等のサービスの提供を行い、当社が、介護事業者向けに食事サービス等の提供を行っております。また、当社及び㈱ケアビジネスサポートシステムは、福祉用具貸与事業者向けにクラウドサービスを提供しております。なお、その他の関係会社である三菱商事㈱は当社の株式を6,255,000株(議決権所有割合39.4%)、ALSOK㈱は当社の株式を4,965,000株(議決権所有割合31.3%)保有しており、両社から役員の派遣等を受けております。 (1)福祉用具サービス 当社が中心に事業展開する福祉用具サービスのうち、福祉用具レンタル卸は、事業者のニーズに応えたビジネスモデルです。当社は福祉用具メーカーと事業者の間に位置し、介護保険の給付対象となる福祉用具の貸与対象品目を全国の事業者にレンタル基本契約を締結のうえ貸与し、さらに要介護認定又は要支援認定を受けた介護保険利用者(以下、利用者)に、事業者から貸与されます。使用後に返却された福祉用具は、徹底した品質管理の下、当社にて洗浄・消毒・点検・補修の保守サービスを行い、再度レンタル用の福祉用具として事業者を通じ、他の利用者に提供されます。 また、福祉用具サービスでは、介護保険の給付対象となる福祉用具の購入対象品目についても、全国の事業者を通じて、介護施設や利用者に販売しております。 [福祉用具サービスの概要] (2)高齢者生活支援サービス 高齢者生活支援サービスは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、介護事業者向けに食事サービスの提供や生活支援物販及び、通所介護、訪問看護・リハビリテーションのサービスなど、地域やニーズに応じた複合的なサービスを提供し、在宅での高齢者の生活支援に取り組んでおります。 [事業系統図] 以上で述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,090字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、創立以来受け継いできた「品質第一」、「誠実第一」の理念のもと、介護保険制度の対象となる福祉用具を地域の福祉用具貸与事業者にレンタル、又は、販売する「福祉用具サービス」を中心に事業活動の一層の拡大を図りつつ、高齢者やそのご家族への生活支援に繋がる「高齢者生活支援サービス」を数多く展開し、事業基盤の更なる拡大を図り、高齢者生活支援企業として社会に貢献できる企業となる事を目指してまいります。 (2)経営戦略等 当社グループの中長期的な経営戦略としては、従前の福祉用具レンタル・販売に加え、高齢者やそのご家族の生活支援につながる事業への取組拡大を推進しております。当社グループは、事業領域の拡大を図るとともに、実効性の高いコーポレート・ガバナンス体制の整備・強化を推進し、持続的な成長と中長期的な企業価値の更なる向上を目指してまいります。 これらを踏まえ、当社グループが2025年2月に公表した長期ビジョン「けあさぷVision2040」に掲げたとおり、「健康長寿社会への貢献」の社是のもと、当社のステークホルダーである「取引先・顧客」、「株主・投資家」、「地域社会」、「従業員」と共に、社会課題を解決しながら成長し、高齢者を含むすべての人が健康で豊かな生活が送れる社会に向けて、より良い暮らしに必要なサービスや、「自分らしく」生きられる選択肢を提供し続けることが出来る企業を目指してまいります。 (3)経営環境 わが国の高齢者人口は、「団塊の世代」が後期高齢者である75歳以上となり増加する一方、少子化の進展による生産年齢人口の減少とともに人材獲得競争の激化も加わり、介護現場の労働力不足は今まで以上に深刻となっております。また、物価上昇の影響も相俟って、介護現場の生産性向上は喫緊の課題となっております。一方で、介護保険制度では人材不足や他産業との賃金格差是正を背景として、2026年度の介護報酬を2.03%引き上げる臨時改定の方針が示されました。福祉用具貸与をはじめとした介護業界におきましては、高齢化の進展による市場拡大が見込まれるなか、M&Aが活発化するなど、事業環境に大きな変化が見られました。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2025年度は、長期ビジョン「けあさぷVision2040」に掲げた方針に基づき、主要な目標として掲げた①市場成長を上回る福祉用具レンタル売上拡大と利益確保、②高齢者生活支援サービスの更なる成長、③女性活躍に向けたアクションプランの推進、人材価値向上の為のキャリアパスを踏まえた人材育成、④持続的成長と企業価値向上に資するガバナンス体制の構築を推進してまいりました。 2026年度の当社グループは、社是である「健康長寿社会への貢献」のもと、長期ビジョンに掲げた方針に基づき、上記の主要な目標や各種課題に継続して取り組んでまいります。 福祉用具サービスにおけるレンタル卸につきましては、各地域の特性に応じて機動的に事業展開を行うべく、ヒト・モノなど経営資源の配分を通じて、自律分散経営の深化を図ってまいります。また、販売におきましては、各種ネットワークを活用し、介護施設に向けた取り組みの強化を図ることで取引拡大を目指してまいります。拠点展開につきましては、都市部を中心とした新規の拠点開設や、既存拠点の大型化に向けた移転等の開発を継続してまいります。また人手不足を補う手段として、AIなどデジタルを活用した各種業務効率化にも注力してまいります。 高齢者生活支援サービスで展開している「バランス弁当」におきましては、認知度向上を目的としたプロモーション活動を進めることに加え、拡大する需要に応えるため、ECサイト等のインフラの整備を図ってまいります。 人材面におきましては、社会課題である少子高齢化・人口減少を起因とした人手不足に対して、働き方、意識改革、各種研修の実施等を通じた人材育成の強化など、様々な角度から対策を講じることで、採用や定着の強化を図るとともに、人的資本投資を継続的に推進してまいります。女性活躍に向けた取り組みにつきましては、体制を強化したうえで、引き続き女性のキャリア支援や啓発活動の更なる推進を図ってまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値の持続的な向上を目指すため、収益力の向上に取り組んでおり、売上・利益の安定的な成長を重視しております。また、コアビジネスである福祉用具サービスは、レンタル資産(固定資産)への多額の投資を必要とするため、ROA(総資産利益率)、ROE(自己資本利益率)及びEBITDA(経常利益+支払利息+減価償却費)を効率性・収益性の指標として重視しております。
事業等のリスク3,720字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)介護保険制度に伴うリスクについて 介護保険制度は、高齢期の最大の不安である「介護」を家族や個人だけでなく社会全体で支援する狙いのもとに創設された制度であり、「介護保険法」により、その基本的な枠組みが定められています。 介護保険法では、市町村及び特別区が保険者となって介護保険の運営を行いますが、費用の半分を被保険者(区域内に住所を有する65歳以上の方全員及び区域内に住所を有する40歳以上65歳未満の方で医療保険に加入している方)が保険料として支払い、残りの半分は公費(総費用のうち負担割合は国が25.0%、都道府県が12.5%、市区町村が12.5%)が充当されます。 介護保険制度によるサービスが利用できるのは、要介護認定もしくは要支援認定を受けた65歳以上の方又は特定疾病による要介護認定もしくは要支援認定を受けた40歳以上65歳未満の方となります。介護保険利用者は指定居宅サービス事業者(以下、事業者)から福祉用具の貸与又は販売を受けた場合、利用者の所得に応じて介護サービス費用の1割から3割を自己負担し、残りの費用は介護保険から給付される仕組みとなっております。 当社の主力事業である福祉用具レンタル卸及び福祉用具の販売卸につきましては、一部の関係会社を除き介護保険利用者に直接的な介護サービスを実施しておりませんが、当社の取引先となる事業者及び介護保険利用者は介護保険制度の適用を受けるため、間接的に当社グループの事業は介護保険制度の影響を強く受けることとなります。よって、要介護認定を受ける被保険者の範囲、介護保険の適用となる福祉用具の範囲や利用者の負担率が変更されることで需要動向が悪化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)貸与福祉用具から感染症・不具合が発生することに伴うリスク 当社が事業者に貸与する福祉用具は、介護保険利用者の使用後、当社にて洗浄、消毒等の保守サービスを行い、再び事業者を通じて介護保険利用者に貸与されることから、当社では一般社団法人シルバーサービス振興会による「福祉用具の消毒工程管理認定制度」に積極参加するなど、衛生管理を徹底して行っております。また、当社グループでは、きめ細かい社員研修制度等を通じて従業員の福祉用具の保守・メンテナンスの品質の向上や均質化を図っております。万一、当社が貸与する福祉用具から感染症が発生した場合や当社の従業員が実施した福祉用具の保守・メンテナンスに重大な瑕疵が生じ重大事故につながった場合、多額の損害賠償の発生や当社グループに対する社会的信用の失墜等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)オリジナル商品に不具合が発生することに伴うリスク 当社が事業者に貸与・販売する福祉用具の利用者は、要介護の認定を受けた高齢者が多いことから、福祉用具に不具合が生じた場合、重大な事故につながる可能性があります。当社が貸与・販売する福祉用具の一部は当社オリジナル商品であり、不測の事態に備え、生産物賠償責任保険(PL保険)に加入しておりますが、最終的に負担する賠償額を十分に補うことを保証するものではありません。万一、製品の欠陥が発生した場合、大規模なリコールが発生した場合には、多額の損害賠償や製品の回収費用が発生するとともに、当社の信用を大きく毀損する可能性があります。このような場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)固定資産の減損についてのリスク 当社グループは、貸与する福祉用具を始め、全国に洗浄消毒設備等の固定資産を多く保有しており、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。今後、介護保険制度の変更や画期的な新技術の出現に伴う既存福祉用具の陳腐化により、大幅な企業収益の悪化等が生じた場合には減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)大手企業参入によるリスク 当社グループの福祉用具のレンタル卸を始めとする介護事業は、超高齢化社会を迎えた我が国の有望な成長産業として、様々な業種や業態からの市場参入を目指した企業の取組が活発化しております。 当社グループの主力事業である福祉用具レンタル卸及び販売卸は、レンタル商品の一括購入及び保守サービス体制の構築等、経営体力やノウハウが要求されることから、全国展開を目指した一定規模以上の新規参入は容易ではないと認識しております。しかしながら、大手企業の参入により、当社グループが十分な差別化が出来ない場合、当社グループの優位性、価格競争、収益等への影響が予測されます。このような競合が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)人材の確保についてのリスク 当社グループの展開する高齢者生活支援事業は人材の確保が重要であり、当社グループの事業計画を遂行するうえで必要な人材を安定的に採用し、労働環境の整備や教育体制の充実等により人材の定着を図ることが、持続的な成長にとって必要となりますが、これらが達成できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)食の安全性及び衛生管理についてのリスク 当社は食事サービスにおいて、冷凍弁当等の販売を行っております。当社は、安全な食材等を仕入れるため、仕入先との信頼関係を構築するとともに、商品管理・衛生管理の徹底に努めておりますが、流通過程等における異物混入や虚偽表示等の事故・事件が発生した場合、当社食事サービスに対する信頼・信用の毀損等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の衛生管理等に起因する食中毒が発生した場合には、損害賠償責任の発生する可能性があります。当社では生産物賠償責任保険(PL保険)に加入しておりますが、万が一、食中毒が発生し、当社の管理責任が問われた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)システムリスク 当社は通信ネットワークやITシステムを使用し、商品の調達や販売等多岐にわたるオペレーションを実施しております。システムの運用・管理には万全を期しておりますが、大規模な自然災害や事故等による設備被害に加え、サイバー攻撃によるマルウェアの侵入や不正アクセス、又は、従業員の過誤等によるシステム障害が発生した場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、当社はインターネットを利用した電子受発注管理システム“e-KaigoNet”を構築しており、事業者及び福祉用具メーカー等に対し、同システムのサービスを提供しております。現在、当社売上高の約4割を占める事業者及び福祉用具メーカー等の主要仕入先が加入しているため、災害等により同システムに重大な障害が発生した場合、当社グループの信頼・信用が毀損するとともに、営業関係業務において円滑な運営に支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)個人情報漏洩に伴うリスクについて 当社の福祉用具は、事業者を通じて多数の介護保険利用者に利用されており、介護保険利用者の個人情報を取得する場合があります。当社では、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)よりプライバシーマーク制度の認定を取得するなど、個人情報の管理に関する規程等を整備し、運用の徹底を図ることにより、個人情報が漏洩することのないよう留意しておりますが、万一、個人情報の漏洩が発生した場合は、法的責任を負う可能性があるほか、信用を大きく毀損することとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)大規模災害・感染症リスクについて 地震、大雨、洪水等の自然災害・異常気象、大規模事故、ウイルス等の感染症の流行及びその他予期せぬ事態が発生した場合、当社グループの社員・事業所・設備・レンタル資産などの営業用資産等に被害が発生するほか、サプライチェーンの混乱等により、被害に対する原状復旧や営業用資産などの調達において速やかに対応ができず、営業活動に支障が生じる可能性があります。当社では、各種災害・事故等への備えとして社員の安否確認システムの導入、災害対策・対応に関する規程の整備、防災訓練、必要物資の備蓄、調達の多様化等の対策を講じております。ただし、全ての被害や影響を回避できるとは限らず、自然災害等の発生時には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,409字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 イ.財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,022百万円増加し、27,734百万円となりました。主な要因は、流動資産の受取手形及び売掛金160百万円増加、レンタル未収入金322百万円増加、有形固定資産の建設仮勘定167百万円増加、投資その他の資産の繰延税金資産172百万円増加等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ70百万円減少し、9,123百万円となりました。主な要因は、流動負債の買掛金209百万円増加、レンタル資産購入未払金271百万円増加、短期借入金1,200百万円減少、未払法人税等184百万円増加、賞与引当金82百万円増加、固定負債の株式給付引当金78百万円増加、退職給付に係る負債82百万円増加等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,092百万円増加し、18,611百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益2,258百万円の計上による増加、配当金1,136百万円による減少等によるものであります。自己資本比率は、前連結会計年度末の65.5%から1.6ポイント増加し67.1%となりました。 ロ.経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により景気は緩やかな回復が見られましたが、国際社会の不安定さや原油を始めとする物価高のさらなる進展がもたらす影響が懸念されるなど、先行き不透明な状況で推移いたしました。 介護保険制度におきましては、次期介護保険制度改正(2027年度)に向けた議論が開始され、「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会において、サービス提供体制等の方向性のとりまとめが公表されました。加えて、2025年12月には、人材不足や他産業との賃金格差是正を背景として、2026年度の介護報酬を2.03%引き上げる臨時改定の方針が示されました。福祉用具貸与をはじめとした介護業界におきましては、高齢化の進展による市場拡大が見込まれるなか、M&Aが活発化するなど、事業環境に大きな変化が見られました。 このような状況下、当社グループは、長期ビジョン「けあさぷVision2040」策定後の初年度として、福祉用具サービスの更なる強化とともに、高齢者生活支援サービスにおいて様々な社会の課題に的確に対応するサービスを創出すべく対応を進めてまいりました。 福祉用具サービスにおきましては、拠点人員の採用や育成の強化、レンタル資産の積極的な投入や効率的な運用などの各種施策を実行いたしました。福祉用具レンタル卸の売上高を伸ばすとともに、ヒト・モノへの先行投資の刈り取りを意識した経営を推進することで、利益の確保を図ってまいりました。販売卸では、介護施設への販売拡大に向けた商品ラインアップの強化を図るとともに、資本業務提携先であるALSOK株式会社を含め、各種ネットワークを活用して、介護施設に対して販売強化に取り組んでまいりました。 高齢者生活支援サービスにおきましては、事業者向けECサイト「グリーンケアオンラインショップ」や食事サービスの受注拡大に努めてまいりました。食事サービスでは、当社の販売する「バランス弁当」の今後の事業拡大に向け、各種施策の検討や認知度向上を目的としたプロモーション活動を推進してまいりました。また、物流コストの削減・効率化のため冷凍倉庫を増設いたしました。 拠点展開では、後期高齢者が増加する都市部を中心とした新規の拠点開設や、倉庫の大型化に向けた既存拠点の移転を継続して推進し、2026年3月に板橋ステーション、小田原ステーションの開設、2025年6月に静岡営業所の移転をそれぞれ実施いたしました。なお、当連結会計年度末現在の営業拠点数は99拠点となっております。 人的資本への投資では、積極的な人材採用、教育研修の充実化、各階層における能力開発、ならびに社員エンゲージメントの向上や個の能力を最大限に活かす環境整備を推進いたしました。このほか、女性活躍に向けたアクションプランの推進では、キャリア支援に向けた活発な情報発信とタスクフォースメンバーによる改善策の議論などを継続して行いました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、福祉用具レンタル卸が堅調に推移し、売上高は34,929百万円(前連結会計年度比9.1%増)となりました。利益面では、レンタル資産の積極的な投入による減価償却費や人件費の増加、インフレを背景とした物流費等各種コストの上昇がありましたが、増収効果などにより、営業利益は3,094百万円(同25.8%増)、経常利益は3,121百万円(同25.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,258百万円(同26.0%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ47百万円減少し、当連結会計年度末には692百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は3,225百万円(前年同期は1,389百万円の獲得)となりました。主な要因は、レンタル資産の取得による支出6,458百万円、法人税等の支払額831百万円等があったものの、税金等調整前当期純利益3,119百万円、減価償却費7,269百万円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は934百万円(前年同期は1,170百万円の使用)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出494百万円、無形固定資産の取得による支出173百万円、差入保証金の差入による支出272百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2,338百万円(前年同期は189百万円の使用)となりました。主な要因は、短期借入金の純減少額1,200百万円、配当金の支払額1,136百万円等があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 該当事項はありません。 ロ.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 サービス区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前連結会計年度比(%) 福祉用具サービス(千円)   2,405,076   113.9 高齢者生活支援サービス(千円)   4,083,819   111.4 合計(千円)   6,488,895   112.4 (注)サービス間の取引については相殺消去しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 サービス区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前連結会計年度比(%) 福祉用具サービス(千円)   30,113,531   108.9 高齢者生活支援サービス(千円)   4,816,352   110.4 合計(千円)   34,929,883   109.1 (注)1.サービス間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 イ.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,022百万円増加し、27,734百万円となりました。主な要因は、福祉用具サービスが堅調に推移したことに伴い受取手形及び売掛金が160百万円増加、レンタル未収入金が322百万円増加したこと、社内ITインフラの刷新等によるシステム投資に伴い建設仮勘定が167百万円増加したこと、繰延税金資産が172百万円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ70百万円減少し、9,123百万円となりました。主な要因は、業容拡大に伴い流動負債の買掛金が209百万円増加、レンタル資産購入未払金が271百万円増加したこと、増益により未払法人税等が184百万円増加したこと、処遇改善に伴い賞与引当金が82百万円増加した一方、営業キャッシュ・フローの改善により短期借入金が1,200百万円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,092百万円増加し、18,611百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益2,258百万円の計上により増加した一方、配当金1,136百万円の支払いにより減少したこと等によるものであります。これらの結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の65.5%から1.6ポイント増加し67.1%となりました。 ロ.経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高が前年比2,922百万円増の34,929百万円(前年比9.1%増)、営業利益が前年比635百万円増の3,094百万円(同25.8%増)、経常利益が前年比635百万円増の3,121百万円(同25.6%増)となりました。売上高については、主力事業である福祉用具サービスが堅調に推移したことにより増加しました。営業利益及び経常利益については、レンタル売上の増加に伴うレンタル資産の購入による減価償却費や物流費の増加に加えて、人員体制の強化による人件費の増加などにより売上原価及び販管費の合計で2,287百万円増加しましたが、増収により費用の増加を吸収しました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年比465百万円増の2,258百万円(同26.0%増)となりました。 なお、当社グループは、高齢者生活支援事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループのキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業活動の維持拡大に必要な資金を自己資金の活用及び金融機関からの借入によっております。当社グループの資金需要のうち主なものは福祉用具の購入費用であります。当連結会計年度は福祉用具を6,340百万円購入いたしましたが、翌連結会計年度においても高齢者人口の増加により引き続き福祉用具のレンタル需要の拡大が見込まれることから7,100百万円の購入を予定しております。これらの資金は自己資金の活用及び金融機関からの借入金で賄う予定であります。なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は692百万円、有利子負債の残高は1,055百万円となりました。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える会計方針についていくつかの重要な判断や見積りを行っております。有価証券、棚卸資産の評価基準及び評価方法、貸倒引当金、賞与引当金、レンタル資産保守引当金及び株式給付引当金の計上基準、退職給付に係る会計処理の方法については、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)に記載しておりますが、これらの見積り及び判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる要因等に基づいて行っております。しかしながら、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果がこれらの見積りと異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算補足説明資料2026-07-30

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