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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ナガセ

Nagase Brothers Inc.9733 · Standard · サービス業

幼児から社会人までを対象に、受験指導からスポーツ、ビジネススキルまで幅広い教育サービスを提供する総合教育企業。

概要

ナガセは、大学受験予備校「東進ハイスクール」と衛星授業システム「東進衛星予備校」を中核とする教育サービス企業である。1976年の創業以来、通信衛星やインターネットを活用した遠隔授業で成長し、2025年3月期の売上高は553億円に達した。グループには四谷大塚やイトマンスイミングスクールなど14社の連結子会社を含み、幼児から社会人までを対象とする総合教育グループへと発展している。従業員数は1628人。

売上の約半分を占める高校生部門

ナガセグループの最大の収益源は高校生部門である。直営の東進ハイスクール96校と、フランチャイズ方式の東進衛星予備校加盟校920校(2026年3月期末)を展開し、2026年3月期のセグメント売上高は300億円を超えた。同部門はグループ全体の売上の約47%を占め、営業利益率も高い。東進ハイスクールでは現役高校生向けの大学受験指導を主力とし、浪人生向けの本科も併設する。早稲田塾(12校)もこの部門に含まれ、総合型・学校推薦型選抜に特化したノウハウを持つ。

フランチャイズ920校と直営96校の二本柱

東進衛星予備校は、フランチャイズ方式で全国に校舎網を広げている。1991年に通信衛星を利用した授業配信を開始し、以降フランチャイズ加盟校を増やしてきた。2026年3月期の加盟校数は920校に達し、直営校の東進ハイスクール96校と合わせて、全国に約1,000の拠点を持つ。この二層構造により、直営校で開発した教材やノウハウをフランチャイズ校に展開し、規模の経済を実現している。フランチャイズ加盟校には、当社グループの連結子会社や持分法適用関連会社も含まれる。

M&Aで拡大したスポーツ事業

2008年に買収したアイエスエス株式会社(現イトマンスイミングスクール)を皮切りに、ナガセはスポーツ事業を育成してきた。2022年にはブリヂストンスポーツアリーナ(現イトマンスポーツスクール)、2024年にはダンロップスポーツウェルネス(現イトマンスポーツウェルネス)を買収。これにより水泳教室、フィットネスクラブ、スイミング・フィットネス施設の運営を拡大し、2026年3月期のセグメント売上高は前年比で約59億円増加した。さらに2025年には新業態「ピラティス30スタイル」を神奈川県に出店し、大人向け・シニア向けの事業も強化している。

海外拠点と多様なその他部門

その他部門には、出版事業、オンライン学校、こども英語塾、国際事業が含まれる。2008年にシンガポールにNAGASE BROTHERS INTERNATIONAL PTE.LTD.を設立し、2011年には中国に永瀬商貿(上海)有限公司を設立した。出版物としては、四谷大塚出版を通じて中学受験教材などを発行。また、オンライン学校部門では通信教育を提供し、ビジネススクール部門では大学生・社会人向けの語学・IT研修を手がける。2025年には大学生向け「東進AIスクール」を開講し、AI教育分野にも進出した。

業界の中での役割は学校外教育の総合プロバイダーとして、各年代の学習ニーズに応える教育サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
642億円
営業利益
60億円
営業利益率
9.3%
純利益
40億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01高校生・大学受験生主力

東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾等で、主に高校生を対象とした大学受験指導を行っている。衛星通信を活用した映像授業と高速学習法を特徴とする。

主な製品・サービス1
東進ハイスクール・東進衛星予備校
大学受験を目指す高校生向けの予備校。衛星通信を使った映像授業と高速学習法を特徴としている。

02小学生・中学生主力

四谷大塚、木村塾等で、主に小学生・中学生を対象とした学習指導を行っている。全国模試や一貫したカリキュラムで中学・高校受験を支援する。

主な製品・サービス1
四谷大塚
中学受験を目指す小学生向けの学習塾。週テストや全国統一小学生テスト等で知られる。

03スポーツ愛好家(水泳・フィットネス)準主力

イトマンスイミングスクール等で水泳教室、フィットネスクラブを運営している。幼児から大人まで幅広い年齢層にスポーツ指導を提供。

主な製品・サービス1
イトマンスイミングスクール
水泳指導を中心としたスポーツ教室。幼児から競技者まで幅広いレベルに対応したプログラムを提供。

04大学生・社会人副次

東進ビジネススクールで、大学生・社会人向けのビジネススキル教育(経営、会計、IT等)を提供している。

主な製品・サービス1
東進ビジネススクール
大学生・社会人向けのビジネススクール。経営、IT、会計などの実践的スキルを学ぶ。

05その他(出版・オンライン教育・英語・国際)副次

出版事業、オンライン学校、こども英語塾、国際事業等を展開。関連会社を通じて幅広い教育サービスを提供している。

製品と技術

東進衛星予備校の衛星・インターネット授業

ナガセの核となる技術は、1991年に開始した通信衛星を使った授業配信である。当初は衛星放送で全国のフランチャイズ校に授業を届け、1996年にはデジタル放送「東進Dスクール」に発展。2006年には衛星放送を終了し、インターネットを活用した遠隔学習システムに全面移行した。現在は、生徒が各校舎で映像授業を視聴するスタイルが基本で、講師は直営校の東進ハイスクールから生中継または録画で配信される。このシステムにより、地方の生徒でも首都圏と同等の授業を受けられる。

AIを活用した個別演習講座群

近年、ナガセはAI技術を学習システムに積極的に導入している。代表的なものとして、志望校別単元ジャンル演習講座、第一志望校対策演習講座、個人別定石問題演習講座がある。これらの講座は、生徒の過去の成績や学習データをAIが分析し、弱点や志望校の出題傾向に応じて個別の問題を生成する。2026年3月期には、高校1・2年生向けの個人別基礎定着演習講座も追加された。また、日本最多の12大学・延べ69回の「大学別模試」を提供し、模試の結果をAI分析にフィードバックしている。

四谷大塚の中学受験カリキュラム

2006年に買収した四谷大塚は、中学受験塾として長年の実績を持つ。同社は「四谷大塚」ブランドで中学受験対策の集団授業を提供するとともに、「四谷大塚出版」から教材を発行。全国の有力塾と連携するネットワークを有し、中学受験市場で高い評価を得ている。また、AIを活用した指導方法の進化にも取り組んでおり、グループ内でヒューマレッジ(木村塾)の指導ノウハウを共有することで、学習効果の向上を図っている。

イトマンスイミングスクールとスポーツ事業

2008年に買収したイトマンスイミングスクールは、多数のオリンピック選手を輩出した水泳スクールとして知られる。その後、イトマンスポーツスクール(2022年買収)、イトマンスポーツウェルネス(2024年買収)を加え、スポーツ事業部門を形成。スイミング教室、フィットネスクラブ、体育事業を展開し、幼稚園・保育園や自治体からの受託も拡大している。2025年には新業態「ピラティス30スタイル」を出店し、大人・シニア向けの新たな需要を取り込んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

学習塾大手だが財務データ非開示で不透明

ナガセは学習塾「東進ハイスクール」などを運営するが、提供された財務データが全てnullのため業績動向は不明。同業のジンジブやイシンとは業態が異なり、直接比較は困難。教育業界では少子化の影響を受ける一方、個別指導やオンライン需要で差別化を図る。競合の光フードサービスやトライアルホールディングスも教育関連で異なるため、ポジション分析は限定的。

強み

  • 「東進ハイスクール」の知名度は高く、受験生からの信頼厚い。
  • 映像授業などデジタル教材に強みを持ち、自宅学習を支援。
  • 都市部から地方まで校舎を展開し、幅広い地域でサービス提供。
  • 難関大学への合格者数で実績をアピールし、集客力につなげる。

課題

  • 学習塾全体の市場は縮小傾向。生徒数減少が収益に影響。
  • 他大手塾やオンラインサービスとの競争が激しい。
  • 財務情報が不透明で、投資判断が困難。適時開示が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がナガセ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19663ナガワ833億円17.9倍
24849エン822億円25.4倍
39729トーカイ816億円13.3倍
49743丹青社734億円11.9倍
52170リンクアンドモチベーション733億円44.5倍
69733ナガセ714億円15.5倍
72393日本ケアサプライ697億円29.5倍
89755応用地質676億円18.7倍
92168パソナグループ666億円
104848フルキャストホールディングス653億円13.9倍
117366LITALICO643億円21.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

創業から東進ハイスクール創設まで(1976~1985年)

ナガセは1976年5月、東京都武蔵野市に資本金50万円で設立された。母体は1971年創立の「ナガセ進学教室」である。1978年には「東京進学教室」の営業権を譲り受け、同年「東進スクール」と改称。1985年4月、現役高校生向けの「東進ハイスクール」を武蔵野市に創設し、同年12月には吉祥寺校、町田校、川越校を開設した。この時期に、大学受験予備校としての基盤が固まった。1987年には株式会社東進スクールを設立し、グループとしての組織を整えた。

通信衛星活用とフランチャイズ展開(1991~2000年)

1991年4月、東進ハイスクールは通信衛星を利用した授業配信を開始。同年8月には衛星事業本部を設置し、東進衛星予備校のフランチャイズ展開を始めた。これにより、全国の塾に高品質な授業を届けるビジネスモデルが確立された。1996年には郵政省から委託放送業務認定証を取得し、同年10月には「東進D(デジタル)スクール」の放送を開始。2000年には共同出資で株式会社アイ・キャンパスを設立し、eラーニング分野にも進出した。この時期、売上高は急成長した。

インターネット移行とM&Aによる多角化(2004~2010年)

2004年12月、ナガセはジャスダック証券取引所に上場。2006年3月には東進Dスクールの放送を終了し、インターネットを活用した遠隔学習システムに移行した。同年10月には四谷大塚、四谷大塚出版、四大印刷を買収し、小中学生部門に進出。2008年にはアイエスエス(現イトマンスイミングスクール)を買収し、スポーツ事業を開始した。同時期にシンガポールに海外子会社を設立し、国際展開の足がかりを得た。これらのM&Aにより、教育とスポーツの総合グループへと脱皮した。

早稲田塾買収と東証スタンダード市場移行(2010~2022年)

2010年、子会社の商号を東進育英舎などに変更し、グループブランドを統一。2013年には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2014年12月、総合型選抜に強い早稲田塾を買収し、高校生部門のラインナップを強化。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。同年3月にはブリヂストンスポーツアリーナを買収し、スポーツ事業の拡大を加速した。これらの買収により、連結子会社は14社に増加した。

スポーツウェルネス買収とAI教育への挑戦(2023~2026年)

2023年1月、兵庫・大阪で「木村塾」を運営するヒューマレッジを買収。2024年12月にはダンロップスポーツウェルネス(現イトマンスポーツウェルネス)を買収し、スポーツ事業の商圏を拡大した。2025年には東進ハイスクール勝どき駅上校を新設し、既存校の移転も進めた。教育面では、AIを活用した「志望校別単元ジャンル演習講座」などの個別最適化教材を強化。2026年3月期の売上高は642億円(前期比16%増)と過去最高を更新し、営業利益は60億円に達した。

年表39件を開く

1970年代

  • 1976年5月創業1971年3月創立の「ナガセ進学教室」を母体として、東京都武蔵野市御殿山一丁目7番8号に株式会社ナガセ(資本金50万円)を設立。
  • 1978年1月株式会社東京カルチャーセンターより「東京進学教室」の営業権を譲り受け、本店を東京都武蔵野市西久保一丁目3番10号 中島ビルに移転。
  • 1978年12月「東京進学教室」を「東進スクール」と改称。

1980年代

  • 1985年4月東京都武蔵野市に現役高校生のための「東進ハイスクール」を創設。
  • 1985年12月東進ハイスクール吉祥寺校、町田校、川越校を開設。
  • 1986年12月M&A株式会社ナガセ進学センターと合併。
  • 1987年8月500円額面株式1株を50円額面株式10株に分割。
  • 1987年9月株式会社東進スクールを設立。(現連結子会社)
  • 1988年4月東進ハイスクールに浪人生のための大学受験本科を併設。
  • 1988年8月東京都武蔵野市吉祥寺南町一丁目29番2号に本店を移転。
  • 1988年12月社団法人日本証券業協会東京地区協会に株式の店頭売買銘柄として新規登録。

1990年代

  • 1991年3月東京都武蔵野市に出版事業部を開設。
  • 1991年4月東進ハイスクールにおいて通信衛星を利用した授業の送受信を開始。
  • 1991年8月衛星事業本部を開設、東進衛星予備校のフランチャイズ展開を開始。
  • 1992年2月M&A株式会社育英舎教育研究所を買収。(現連結子会社)
  • 1996年4月郵政省より委託放送業務認定証を取得。
  • 1996年10月東進D(デジタル)スクールの放送開始。

2000年代

  • 2000年2月創業共同出資により株式会社アイ・キャンパスを設立。
  • 2001年6月株式会社アイ・キャンパスの株式を追加取得。
  • 2003年1月株式会社アイ・キャンパスの株式を2,000株増資。
  • 2004年2月株式会社ナガセマネージメントを設立。(現連結子会社)
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年10月M&A株式会社進級スクールを買収。(現連結子会社)
  • 2006年3月M&A株式会社アイ・キャンパスを吸収合併。
  • 2006年3月東進Dスクールの放送を終了しインターネットを活用した遠隔学習システムとしてリスタート。
  • 2006年10月M&A株式会社四谷大塚、株式会社四谷大塚出版、株式会社四大印刷を買収。(現連結子会社)
  • 2007年10月商号変更株式会社進級スクールの商号を株式会社東進四国に変更。
  • 2008年1月M&Aアイエスエス株式会社を買収。(現連結子会社)
  • 2008年6月商号変更アイエスエス株式会社の商号を株式会社イトマンスイミングスクールに変更。シンガポールにNAGASE BROTHERS INTERNATIONAL PTE.LTD.を設立。(現連結子会社)

2010年代

  • 2010年4月商号変更株式会社育英舎教育研究所の商号を株式会社東進育英舎に変更。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2011年8月中国に永瀬商貿(上海)有限公司を設立。(現連結子会社)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2014年12月M&A株式会社早稲田塾を買収。(現連結子会社)

2020年代

  • 2022年3月M&Aブリヂストンスポーツアリーナ株式会社(現株式会社イトマンスポーツスクール)を買収。(現連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場へ移行。
  • 2023年1月M&A株式会社ヒューマレッジを買収。(現連結子会社)
  • 2023年4月普通株式1株につき3株の割合で株式を分割。
  • 2024年12月M&A株式会社ダンロップスポーツウェルネス(現株式会社イトマンスポーツウェルネス)を買収。(現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人財育成と教育体系の革新

    「独立自尊の社会・世界に貢献する人財の育成」を教育目標に、「人間力(志)」の育成と「技術革新(AI)」を軸に、心・知・体を総合的に育成する新しい教育体系を構築し社会貢献を果たす。

  2. 02

    既存部門の品質向上とシナジー強化

    高校生部門ではAI活用の演習講座や大学別模試の拡充で合格実績を伸ばし、小中学生部門ではAI指導の進化とグループ会社のノウハウ共有を推進。スポーツ事業は地域密着型事業を拡大する。

  3. 03

    新規事業とM&Aによる総合力強化

    国際化や情報技術の普及に対応した新しい教育事業、M&Aによるグループ総合力の強化に取り組み、全体のシナジー効果を高める。

  4. 04

    高収益体質の構築

    売上高経常利益率を重要指標に、収益増強策と効果的な人件費投入・経費削減を推進し、効率的で安定した収益体質を作り上げる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,628人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は892万円で、9期前と比べて+15.9%平均年齢は38.3歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,162
2018年3月1,205
2019年3月77035.610.51,233
2020年3月75536.79.91,247
2021年3月75137.210.31,233
2022年3月77337.510.71,391
2023年3月79538.011.21,483
2024年3月81838.311.41,398
2025年3月86138.311.61,607305
2026年3月89238.312.01,628369

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率44.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 14 / 海外 2、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
その他 — 東京都武蔵野市 他144億円
その他 全社(共通)
ハイスクール 吉祥寺南口校他95校舎 — 東京都武蔵野市 他823百万円
高校生部門
コンテンツ本部 — 東京都武蔵野市 他362百万円
高校生部門
ビジネススクール — 東京都武蔵野市 他107百万円
ビジネススクール部門
東進衛星予備校 — 東京都武蔵野市0百万円
高校生部門
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ナガセマネージメント(注)3
    東京都武蔵野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱四谷大塚(注)4
    東京都中野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱四谷大塚出版
    東京都杉並区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱四大印刷
    東京都杉並区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東進育英舎
    茨城県水戸市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東進スクール
    東京都武蔵野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東進四国(注)3
    愛媛県松山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イトマンスイミングスクール(注)3.4
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NAGASE BROTHERS INTERNATIONAL PTE.LTD.(注)3
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    永瀬商貿(上海)有限公司
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱早稲田塾
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イトマンスポーツスクール
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • ㈱ヒューマレッジ大阪府大阪市100%
  • ㈱イトマンスポーツウェルネス千葉県柏市100%
  • ㈱ティエラコム兵庫県神戸市29%
  • ㈱昭学社(注)5東京都杉並区37%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は642億円営業利益60億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.1%、利益が+22.4%。

売上高
+16.1%
642億円
営業利益
+22.4%
60億円
純利益
+100.0%
40億円
営業利益率
9.3%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高671億円642億円
営業利益66億円60億円
純利益44億円40億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は142億円、営業利益は−1億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q45912
2019年4Q4575
2020年4Q4527
2021年4Q4598
2022年4Q4948
2023年4Q5241
2024年4Q5304
2025年4Q553346.119
2026年4Q642375.825
2027年1Q142−1−0.7−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は376億円から642億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は9.3%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月3763716
株式会社早稲田塾を買収。(現連結子会社)
2014年3月3985130
2015年3月4164421
2016年3月4575934
2017年3月4565227
2018年3月4594726
2019年3月4572410
2020年3月4524329
2021年3月4594524
ブリヂストンスポーツアリーナ株式会社(現株式会社イトマンスポーツスクール)を買収。(現連結子会社)
2022年3月4945234
株式会社ヒューマレッジを買収。(現連結子会社)
2023年3月5245140
株式会社ダンロップスポーツウェルネス(現株式会社イトマンスポーツウェルネス)を買収。(現連結子会社)
2024年3月5304326
2025年3月55349398.920
2026年3月64260589.340

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高642億円のうち、営業利益として残るのは60億円9.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は40億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金74.0%475億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%107億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.3%60億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+1.8pt
9.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.2pt
6.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.1pt
11.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが105億円、投資CFが−68億円で、差し引きのフリーCFは37億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は158億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月39−37252137
2014年3月75−13885−63162
2015年3月45−6242−17191
2016年3月80−47−2033203
2017年3月51−46−515156
2018年3月51−29−122177
2019年3月25−47−4−22151
2020年3月74−28−5246145
2021年3月63−13−250194
2022年3月58−55−73189
2023年3月47−28−3819169
2024年3月41−204821238
2025年3月82−78−834159
2026年3月105−68−4037158

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は979億円。このうち返さなくてよい自己資本が369億円で、自己資本比率は37.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月42410432024.4
2014年3月56512643922.3
2015年3月63613949721.8
2016年3月66516250324.4
2017年3月64315448924.0
2018年3月67717350425.5
2019年3月67116950225.2
2020年3月66819147728.6
2021年3月71720651128.7
2022年3月76623153530.2
2023年3月78126451733.9
2024年3月88328859532.6
2025年3月90131258934.6
2026年3月97936960937.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
209億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
235億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
609億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中55位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中396位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,346で、1年前と比べて+28.7%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥2,346-0.8%1ヶ月+2.4%1年+28.7%時価総額714億円
過去52週の値幅
安値¥1,910高値¥2,877

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.5倍
PER (会社予想)14.1倍
PBR2.09倍
配当利回り5.12%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月では+2.97%の小幅上昇だが、7月24日は-2.43%と下落。25日線(2321)を-1.5%下回り、75日線(2318)も割り込む弱含み。52週高値2877からは-20.5%下落し、低値1907からは+19.9%の水準。7月22日には2368まで戻したが、その後失速。出来高は7月24日に80400株と急増、売り圧力が強まった。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER15.1倍は業界平均22.3倍を下回り、PBR1.63倍も平均3.09倍より低い。ROE11.7%は標準的で、配当利回り5.25%は高い。ただし配当性向100.8%が継続可能かはリスクであり、増収基調だが利益変動に注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.5倍23.4倍
PER (予想)14.1倍
PBR2.09倍3.51倍
ROE11.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期の純利益は20億円と前期から減少するが、2026年3月期は40億円に倍増する見通し。強気派は、大学受験人口の増加とオンライン学習の定着が追い風となり、ブランド力でシェア拡大が可能とみる。弱気派は、少子化による市場縮小と競合(個別指導塾、オンライン塾)の台頭で成長に限界があると指摘。また、2025年3月期の減益は構造的な不振の兆候かという懸念も。

プラスに働く材料7
  • 受験人口増加の恩恵

    2024年以降、大学受験生が増加基調。

  • 東進ブランドの強さ

    難関大合格実績でトップクラス、集客力が高い。

  • 業績回復期待

    2026年3月期は純利益40億円と倍増見通し。

  • 営業利益22%増と純利益倍増2026/3期予想影響

    営業利益49→60億円(+22%)、純利益20→40億円(+100%)。

  • 配当利回り5.25%の魅力継続影響

    配当利回り5.25%は高水準、株主還元姿勢が評価材料。

  • 予想PER13.7倍の割安感継続影響

    現行PER15.1倍に対し予想13.7倍、株価約9%の割安。

  • ROE11.7%の収益性改善継続影響

    ROE11.7%は中程度だが、純利益増加で更なる改善期待。

マイナスに働く材料7
  • 少子化の逆風

    18歳人口は長期的に減少トレンド。

  • 競合の台頭

    オンライン家庭教師や安価な映像授業が増加。

  • 減益トレンドの懸念

    2025年3月期純利益は前期比23%減。

  • 売上高非開示で成長見えにくい通年影響

    売上高データ無く、収益成長の実態が不明瞭で投資判断困難。

  • 外国人保有率0.94%と低い継続影響

    外国人保有率1%未満、需給が国内中心で売買高が少ない。

  • 教育サービス業界の人口減リスク長期影響

    少子化による生徒数減少が中長期的な業績の下押し要因に。

  • 純利益の振れが大きい過去実績影響

    前期純利益26→20億円(-23%)、利益変動が大きい。

次の決算で確かめる点
受講生数
売上の直接的な指標。
合格実績(難関大)
ブランド価値と集客力を反映。
校舎数
拡大ペースと投資効率を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは5.12%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
5.12%
いまの株価に対して
配当性向
100.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月43202.4
2018年3月430.088.7
2019年3月430.0236.4
2020年3月430.054.5
2021年3月430.062.6
2022年3月6753.949.9
2023年3月10050.071.9
2024年3月1000.0103.1
2025年3月1000.0100.9
2026年3月15050.0100.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,051人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.3%を占め、残る51.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.753.853.551.051.150.4
事業法人40.440.440.541.341.141.2
自己株式13.513.513.513.513.513.5
金融機関5.75.75.75.76.27.1
外国法人0.10.10.11.21.20.9
証券会社0.10.10.20.80.30.4
外国人個人0.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社昭学社32.03
02永瀬 昭幸15.48
03株式会社N,apple8.09
04株式会社みずほ銀行4.31
05永瀬 昭典1.87
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.44
07ナガセ従業員持株会1.09
08三井住友信託銀行株式会社0.85
09永瀬 照久0.58
10黒田 茂夫0.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近7
  • 2026-06-17
    永瀬 ひとみ
    変更報告
    0.49%
    -1.47pt
  • 2026-06-15
    永瀬 ひとみ
    新規の大量保有報告
    0.49%
    -1.47pt
  • 2026-06-08
    永瀬 昭典(相続人代表 永瀬 ひとみ)
    変更報告
    0.00%
    -1.87pt
  • 2026-06-08
    永瀬 昭幸
    変更報告
    10.56%
    -4.93pt
  • 2026-06-08
    永瀬 昭幸
    変更報告
    10.56%
    -4.93pt
  • 2026-06-05
    永瀬 昭幸
    新規の大量保有報告
    10.56%
    -4.93pt
  • 2026-06-05
    永瀬 昭典(相続人代表 永瀬 ひとみ)
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -1.87pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−9%、1株純資産は14期で+29%。直近期のROEは11.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1671,08416.316.042.6
2014年3月3191,32426.47.438.9
2015年3月2261,46616.213.551.8
2016年3月3631,71622.910.142.3
2017年3月2881,73816.915.1202.4
2018年3月2941,94916.014.488.7
2019年3月386385.936.6236.4
2020年3月11172616.215.554.5
2021年3月9278212.220.562.6
2022年3月13187815.713.949.9
2023年3月1521,00516.113.071.9
2024年3月991,0939.419.8103.1
2025年3月741,1846.524.5100.9
2026年3月1511,40311.715.5100.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額332百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
永瀬昭幸取締役社長(代表取締役)774,714,000
永瀬照久専務取締役 人事部担当 兼 東進教育研究所長70177,000
渋川哲矢専務取締役 東進ハイスクール本部長 兼 衛星事業本部長 兼 経営戦略担当5330,000
内海昌男常務取締役 総務本部長6412,000
中島御取締役8320,000
小池康博取締役72
川村敦常勤監査役596,000
神領正行監査役716,000
熊木淳一監査役44

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)42126227469
社外取締役44224411
監査役11311414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容932字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社14社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社1社及び持分法非適用関連会社2社で構成され、教育事業及び当社グループの業務に付帯する業務を営んでおります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは以下のとおりであります。 なお、次の部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 ① 高校生部門は、東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾等で、主に高校生を対象とした教育事業を行っております。主な関係会社は、当社、㈱東進四国、㈱東進育英舎、㈱早稲田塾及び㈱ヒューマレッジであります。 ② 小・中学生部門は、四谷大塚、木村塾、東進四国、東進育英舎等で、主に小学生、中学生を対象とした教育事業を行っております。主な関係会社は、当社、㈱四谷大塚、㈱四谷大塚出版、㈱四大印刷、㈱東進四国、㈱東進育英舎及び㈱ヒューマレッジであります。 ③ スポーツ事業部門は、イトマンスイミングスクール、イトマンスポーツスクエア等で、主に水泳教室、フィットネスクラブの運営を行っております。主な関係会社は、㈱イトマンスイミングスクール、㈱イトマンスポーツスクール及び㈱イトマンスポーツウェルネスであります。 ④ ビジネススクール部門は、東進ビジネススクール等で、主に大学生、社会人を対象とした教育事業を行っております。主な関係会社は、当社であります。 ⑤ その他部門は、出版事業部門、オンライン学校部門、こども英語塾部門、国際事業部門を含んでおります。主な関係会社は、当社、㈱ナガセマネージメント、㈱東進スクール、NAGASE BROTHERS INTERNATIONAL PTE.LTD.及び永瀬商貿(上海)有限公司であります。 事業系統図は次のとおりであります。 ※1.当社の連結子会社であります。 ※2.持分法適用関連会社1社は、フランチャイズ加盟校に含まれております。 ※3.非連結子会社2社、持分法非適用関連会社2社はその他部門に含まれております。なお、非連結子会社2社は、持分法非適用会社であります。
経営方針・対処すべき課題2,673字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、人財育成企業として「独立自尊の社会・世界に貢献する人財の育成」を教育目標に、教育の分野における技術革新を果敢に推進し、「心・知・体」を総合的に育成できる新しい教育体系を構築することで、社会への貢献を果たすことを経営理念としております。この経営理念のもと、当社では、将来の経営環境の変化にも対応できるよう、組織と経営基盤の強化を図り、成長性、収益性、安定性に優れた企業をつくりあげることを基本方針としております。 (2)経営戦略等 当社グループは「教育の機会均等」を掲げ、「独立自尊の社会・世界に貢献する人財の育成」を教育目標として、新しい教育体系の確立に取り組んでまいりました。主要部門である高校生部門では、東進ハイスクール(直営校)および東進衛星予備校(FC加盟校)のネットワーク、総合型・学校推薦型選抜の分野で独自のノウハウを持つ早稲田塾が、高い合格実績を背景に全国の高校生から支持され、その基盤を拡大しております。さらに、効果的で質の高い教育の実現に向け、教材や教授法の開発・改善・充実に注力し、コンテンツを蓄積するとともに、生徒の学習効果測定においても、全国模試の充実など着実に成果をあげております。また小・中学生部門では、中学受験で培った高い評価と、全国の有力塾を結ぶネットワークを有する四谷大塚が、またスポーツ事業部門では、多くのオリンピック選手を輩出するイトマンスイミングスクールが、それぞれ中核として幼児から社会人までを結び、有機的に展開しております。 今後も既存部門で引き続き質の高い教育サービスを提供するとともに、国際化の進展や情報技術の普及向上に対応した新しい教育事業や、M&Aによる企業グループとしての総合力強化にも精力的に取り組み、全体としてのシナジー効果を高め、より優れた教育の開発、提供に努めてまいります。 収益面においては、収益増強策と併せ、学力向上に焦点を絞った効果的な人件費投入や、経費削減への取り組みなどの業務改善施策を引き続き推進し、効率的な費用投下の面からも高水準で安定した収益体質を作り上げていく所存でございます。 (3)経営環境 教育業界は、長期にわたる出生率低下による人口減を所与の問題として抱えております。大学入試制度の見直し、英語教育改革など、多方面で進む制度改革に加え、コロナ禍を契機としてオンライン型教育の需要が高まるなど、社会環境の変化は生徒や父母の求める教育の姿を変えつつあり、今後の民間教育機関の在り方自体にも大きな影響を与えるものと見込まれます。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 教育業界は、長期にわたる出生率低下による人口減を所与の問題として抱えております。大学入試制度の見直し、英語教育改革、文部科学省が進めるGIGAスクール構想によるICT化推進など、多方面で進む制度改革に加え、通信インフラの整備やデジタル化の急速な進展を背景としてAIやIoTの活用による新たな学習形態やそれに対応したコンテンツが求められつつあり、今後の民間教育機関の在り方自体にも大きな影響を与えるものと見込まれます。 こうした環境の変化に対応しつつ、当社グループの教育理念である「独立自尊の社会・世界に貢献する人財の育成」の実現に取り組み、「人間力(志)」の育成と「技術革新(AI)」を軸に、引き続き高品質の教育を提供していくことが当社グループの課題とするところであります。 高校生部門では、引き続き学習の成果にこだわった施策を推進し、AIを活用した「志望校別単元ジャンル演習講座」「第一志望校対策演習講座」「個人別定石問題演習講座」の活用徹底や、旧帝大や早慶などの大学別模試の拡充を通じて、難関大を中心とした合格実績の伸長を目指します。東進ハイスクールでは校舎現場の指導力強化・教務力充実に注力、早稲田塾ではその特長である総合型・学校推薦型選抜への対応を軸とした取り組みを進めてまいります。 小・中学生部門では、AIを活用した指導方法の進化に取り組んでいくほか、兵庫・大阪地区を中心に「絶対に生徒を見捨てない塾」として信頼を得るヒューマレッジ(木村塾等)の指導ノウハウの活用度をグループ各社において上げるなど、シナジーを高め、教育手法の深化を進めてまいります。 スポーツ事業部門では、イトマンスポーツウェルネスのグループ加入により拡がった商圏も含め、幼稚園・保育園との連携や自治体・小中学校受託事業の拡大を図り、地域に密着した事業展開に積極的に取り組みます。また、スイミング以外の体育事業の拡大や大人向け・シニア向けのフィットネス・ジムなど、幅広い層へのビジネスも強化してまいります。なお、2026年4月にフィットネス・スイミングスクールを併設したイトマンスイミングスクール旭川校を新規開校いたしました。 ビジネススクール部門では、国内トップシェアを持つ大学入学前教育や社会人向けの定評ある語学、ビジネス基礎力の研修に加え、近年のリスキリングへの意識の高まりをとらえたデジタル教育研修に注力し、企業や大学のデジタル人財育成のニーズに応えてまいります。 さらに、オンライン学校部門における通信教育分野を通じた新たな生徒層の獲得や需要の高い基礎学習用出版物の拡大など、その他の部門でも適切な学習環境、学習機会を提供するための積極的な施策を進めてまいります。 費用面では、これまで取り組んできた業務改善、経費削減の施策を引き続き推進し、全部門でより効率的で質の高い運営を実現してまいります。 当社は2026年5月に創立50周年を迎えました。次の50年のさらなる成長を目指して積極的に挑戦し、教育を通じて日本が明るく元気ではつらつとした若々しい国家となることに貢献してまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主重視の立場から収益性の向上に努め、売上高経常利益率を重要な指標として、その向上を実現し、内部留保の充実と業績に応じた株主への利益還元を行うことで、経営責任を果たしてまいる所存です。 当連結会計年度の売上高経常利益率は9.1%(前年同期は7.0%)となりました。
事業等のリスク3,028字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)少子化及び大学受験動向の影響について 長期にわたる出生率低下による少子化の問題は、学齢人口の減少という形で教育業界における大きな課題となっております。大学入試の分野では、生徒数減少による影響に加え、推薦入試や選抜方法の多様化に伴い、生徒保護者のニーズも大きく変化してきております。こうした大学受験の環境変化の問題は、当社グループの業績に影響を与える要因となります。 また、少子化による教育業界の競争激化は、自ずと生徒保護者の選択を厳しいものにしており、以前にも増して教育そのものの「成果」を問われる状況になっております。当社グループは一貫して「本当に学力を伸ばす」教育体系の確立に向け、様々な施策を実施しておりますが、時代のニーズに合った教育への対応が今後の当社の経営成績に影響する可能性があります。 (2)業績の3月に対する依存度について 当社グループの主要な事業のひとつである衛星事業に関するロイヤリティー収入は、フランチャイズ加盟校での生徒入学、受講申込み時に売上計上されるため、生徒募集の最盛期である3月に営業収入、営業利益が集中する傾向にあります。このため3月の営業収入が全体に占める割合は高くなり、3月の業績により通期の業績が大きく左右される可能性があります。また、期末前後の売上状況により3月に見込んだ売上計上が4月にずれ込むこともあり、期間的なズレが期間損益、業績見込みに影響を与える可能性があります。 なお、直営の東進ハイスクールの受講料収入は、申込時に受講料を一括して収受しており、生徒の入学、申込み時点ではその多くが前受金に計上されます。 なお、四半期毎の業績推移は以下の通りであります。 (単位:百万円) 2022年3月期   2023年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高   9,996   12,131   13,715   13,561   11,065   13,133   14,343   13,812 営業利益   114   1,539   2,339   1,597   400   2,045   2,544   380 経常利益   91   1,385   2,253   1,423   399   1,897   2,439   335 親会社株主に帰属する四半期純利益   76   951   1,558   854   937   1,315   1,629   117 2024年3月期   2025年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高   11,691   13,706   14,184   13,405   11,145   13,831   14,510   15,768 営業利益   △169   1,599   2,317   790   △291   1,796   2,313   1,045 経常利益   △138   1,468   2,283   709   △314   985   2,348   860 親会社株主に帰属する四半期純利益   △150   847   1,463   442   △253   368   1,544   298 2026年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高   13,718   16,736   17,270   16,458 営業利益   29   2,250   2,623   1,074 経常利益   87   2,154   2,612   970 親会社株主に帰属する四半期純利益   140   1,404   1,743   695 (3)フランチャイズ(FC)契約について 当社グループでは、「東進衛星予備校」「四谷大塚NET」等のFC展開を進めてまいりました。 各地のFC加盟校とFC契約を締結し、加盟校に対して拠点開設支援、及び継続的な運営指導等を行っており、FC加盟校の品質管理に努めるとともに顧客満足度の向上、生徒数及び拠点数の拡大に注力しております。しかしながら、加盟校はそれぞれ独立した法人であり、当社グループの指導の及ばない範囲で発生した加盟法人の契約違反や、各拠点での重大な事故等があった場合、当社グループの経営成績及びブランドイメージに影響を与える可能性があります。 (4)固定資産・投資の減損について 当社グループでは、教室設備等の有形固定資産や、M&Aによって取得したのれん等の無形固定資産及び関係会社株式を計上しております。これらの資産については、事業環境の変化による事業収益性の低下などにより、減損損失を発生させる可能性があり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)自然災害の発生について 当社グループは、フランチャイズを含め全国各地に拠点展開をしております。これらの拠点において、大規模な自然災害が発生した場合、当社の一部または全部の業務の遂行に支障をきたすことにより、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)人財の確保及び育成について 当社グループにおいては人財が重要な経営資源であり、社員、講師、担任助手等の人財の確保とその育成が、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上の実現において極めて重要な要素となっております。したがって、今後採用環境の急激な変化により、臨時従業員を含めて重要な人財が十分に確保できない事態が生じた場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (7)個人情報の管理について 当社グループでは、生徒・保護者及び講師等の氏名・性別・生年月日・住所・電話番号等の個人情報を保有しております。このため、「情報管理規程」等の関連規程の整備・運用、従業員への啓蒙等により、万全の管理体制のもと、情報漏洩の未然防止を徹底しております。また、万が一個人情報の漏洩が発覚した場合には、ただちに再発防止委員会を組織し、再発防止策を徹底することとしております。 しかしながら、何らかの原因により当社グループの保有する個人情報が外部に流出した場合には、当社グループが損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があり、信用の低下により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (8)労務関連のリスクについて 当社グループでは、労務管理を経営の重要課題と認識しており、労働基準法等の関連法令を遵守し、労務関連のリスク低減に取り組んでおります。しかしながら、労務管理に関する各種コンプライアンス違反等が発生した場合、当社の信用の低下により当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,141字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や政府の各種政策の効果もあり、緩やかに回復しております。先行きについては、中東情勢の影響や金融資本市場の変動、米国の通商政策をめぐる動向等に注意を要する状況にあります。 教育業界では、2020年度以降小学生の英語教科化、プログラミング教育の導入、「大学入学共通テスト」への移行を柱とした大学入試改革、2022年度からは高等学校で新学習指導要領が実施され、2025年「大学入学共通テスト」から「情報Ⅰ」が試験科目に加わるなど、教育改革が制度面から進んでおります。また、教育手法の革新という面では、通信インフラの整備やデジタル化の急速な進展を背景として、AIやIoTの活用による新たな学習形態やそれに対応したコンテンツが求められております。さらに、政府も強力に推進する社会人の学び直し(リスキリング)としてのIT・DXリテラシー教育需要の高まりなどにより、機動性の高い民間教育が担うべき役割や責務はますます大きくなっております。各企業は、少子化による市場縮小に加え、事業環境の大きな変化や他業種企業の参入、また、生徒、保護者の厳しい選別にも直面し、企業間競争はさらに激しさを増しております。 スイミング・フィットネス業界では、プールの老朽化を背景とした小・中学校の水泳授業の民間委託増加、健康寿命延伸を目的としたシニア層の運動への関心の高まりなどを受けた新たな需要が生まれてきており、民間企業の担う役割は一層大きくなっています。 このような環境の下、当社グループは、人財育成企業として、「独立自尊の社会・世界に貢献する人財の育成」という教育理念をグループ全体が共有し、その実現に取り組んでおります。「心・知・体」の教育を総合的に行える体制の構築を目指し、高校生部門(東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾等)、小・中学生部門(四谷大塚、木村塾等)、スポーツ事業部門(イトマンスイミングスクール、イトマンスポーツスクエア等)を中心に、各部門が提供するコンテンツの充実や教育指導方法の深化、受講環境の整備などを進めております。 高校生部門では、AIを活用した受験生対象の「志望校別単元ジャンル演習講座」「第一志望校対策演習講座」、高校2年生対象の「個人別定石問題演習講座」、高校1年生対象の「個人別基礎定着演習講座」の進化に加え、模試のラインナップのさらなる拡充を実施、日本最多の12大学のべ69回の『大学別模試』を設置するなど、合格に直結する得点力強化への取り組みを強力に推進した結果、今春の大学入試において、東京大学現役合格者数が当社史上最高の906名となったほか、旧七帝大、国公立大医学部、早稲田、慶應など難関大学に多くの合格者を送り出すことができました。さらに、新規校舎として「東進ハイスクール勝どき駅上校」を2025年7月に開校したほか、生徒数の増加に対応したよりよい学習環境の整備のため、2025年4月に東進ハイスクール下北沢校、2025年5月に東進ハイスクール市ヶ谷校、2026年1月に東進ハイスクール川越校をそれぞれ新校舎に移転しております。 スポーツ事業部門では、2024年12月1日付で株式会社イトマンスポーツウェルネスをグループ化したことにより拡がった商圏も含め、幼稚園・保育園との連携や自治体・小中学校受託事業の拡大を図り、地域に密着した事業展開に積極的に取り組みました。加えて、スイミング以外の体育事業の拡大や大人向け・シニア向けのフィットネス・ジムなど、幅広い層へのビジネスの強化も進めております。2025年9月には新業態として「ピラティス30スタイル」1号店を神奈川県茅ケ崎市辻堂に、2026年2月には2号店を神奈川県藤沢市に新規出店しました。 また、ビジネススクール部門では、企業対象の語学・ビジネススキル研修で培ったノウハウを活かし、新たな成長分野としてIT・DX研修への取り組みを積極的に進めました。そのほか、2025年4月からは大学生向けに東進AIスクールを開講し、AI等の知識・スキルに加え、データを活用した市場分析やビジネス戦略立案等の「社会で通用する実践力」を磨く場の提供取り組みも開始しております。 こうしたなか、当連結会計年度の営業収益は、対前年同期8,928百万円の増加となる64,183百万円(前年同期比16.2%増)となり、当社グループの過去最高値を更新いたしました。これは、スポーツ事業部門が、株式会社イトマンスポーツウェルネスの加入などにより5,931百万円の増収となったことに加え、高校生部門が、期中の生徒数が前年を上回って推移したこと、2月・3月の新年度生徒募集においても高い合格実績を背景として入学数が伸長したことにより、対前年同期2,711百万円の増収となったことなどによるものであります。 費用面では、全体で対前年同期7,813百万円の増加となる58,204百万円(前年同期比15.5%増)となりました。これは、株式会社イトマンスポーツウェルネスの加入による増加に加え、新規模試の開発など、当期も学力の大巾向上の実現に焦点を絞った施策を引き続き積極的に進めたほか、賃金ベースアップに伴う人件費などの増加要因があったことを主因とするものであります。 また、当連結会計年度に、東進ハイスクール校舎およびイトマンスイミングスクール校舎に係る移転補償金290百万円を特別利益に計上しております。 この結果、営業利益5,979百万円(前年同期比22.9%増)、経常利益5,825百万円(前年同期比50.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,983百万円(前年同期比103.6%増)となりました。 なお、前連結会計年度において、営業外費用に持分法適用関連会社に係る投資損失659百万円、特別損失にイトマンスイミングスクール一部校舎に係る減損損失387百万円を計上していた影響により、経常利益以下が前年比で大きく改善しております。 当連結会計年度における各セグメントの業績は次のとおりであります。 なお、セグメント利益は連結損益計算書の営業利益に調整額を加えたものであります。 ① 高校生部門 当部門は、東進ハイスクール、東進衛星予備校、早稲田塾等で、主に高校生を対象とした教育事業を行っており、質の高い授業と革新的な学習システムを提供する我が国最大級の予備校として、当社グループの主要事業となっております。当連結会計年度末の校舎数は、直営校として東進ハイスクール96校(2025年7月に勝どき駅上校を新規開校)、早稲田塾12校、また東進衛星予備校のフランチャイズを構成する加盟校は920校となっております。 当連結会計年度のセグメント売上高は30,068百万円(前年同期比9.9%増)、セグメント利益は5,747百万円(前年同期比23.0%増)となりました。 ② 小・中学生部門 当部門は、四谷大塚、木村塾、東進四国、東進育英舎等で、主に小学生、中学生を対象とした教育事業を行っております。当連結会計年度末時点の校舎数は、首都圏に四谷大塚35校(他にYTnet・四谷大塚NET加盟教室数815教室)、兵庫・大阪地区を中心に株式会社ヒューマレッジが展開する木村塾等37校(2026年3月に菅原校を新規開校)、愛媛県で株式会社東進四国が運営する東進スクール15校、茨城県で株式会社東進育英舎が運営する東進育英舎3校となっております。 当連結会計年度のセグメント売上高は13,435百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は2,694百万円(前年同期比0.9%増)となりました。 なお、上記には株式会社ヒューマレッジに係るのれん償却額233百万円を含んでおります。 ③ スポーツ事業部門 当部門は、イトマンスイミングスクール、イトマンスポーツスクエア等で、主に水泳教室、フィットネスクラブの運営を行っております。当連結会計年度末時点の校舎数は95校(2025年9月にピラティス30スタイル辻堂店、2026年2月にピラティス30スタイル藤沢店を新規出店。他に提携校18校)となっております。 当連結会計年度のセグメント売上高は17,798百万円(前年同期比50.0%増)、セグメント利益は548百万円(前年同期比11.0%増)となりました。 なお、上記には株式会社イトマンスポーツスクールに係るのれん償却額126百万円、株式会社イトマンスポーツウェルネスに係るのれん償却額144百万円を含んでおります。 ④ ビジネススクール部門 当部門は、東進ビジネススクール等で、主に大学生、社会人を対象とした教育事業を行っております。大学生向けには大学入学前教育、入学後の基礎分野教材提供・教養教育など、基礎学力向上に貢献するプログラムに加え、ITパスポート対策講座などデジタル教育コンテンツの提供を開始しております。社会人向けには、大企業中心に、映像・インターネットを駆使した語学研修に加え、各企業の個別ニーズに対応したDX人財育成教育などのプログラムを提供する東進デジタルユニバーシティ事業を展開しており、2023年より日本を代表する自動車メーカーと全従業員向けのデジタル教育プログラムを共同開発し実施するなど着実に実績を積み上げております。 当連結会計年度のセグメント売上高は2,000百万円(前年同期比0.7%増)、セグメント利益は505百万円(前年同期比2.4%増)となりました。 ⑤ その他部門 その他部門には、出版事業部門、オンライン学校部門、こども英語塾部門、国際事業部門を含んでおります。 出版事業部門では、“東進ブックス”として高校生向けの「名人の授業」「レベル別問題集」「一問一答」等のシリーズものを中心に、数多くの学習参考書・語学書を出版しております。また、特色ある「大学受験案内」の発行などを通し、東進のブランド力を高め、東進ハイスクール、東進衛星予備校等とのシナジー効果をあげております。 オンライン学校部門では、「いつでもどこでもだれにでも、最新にして最高の教育を」を目標として、全国の小学生、中学生を対象にした通信教育事業「東進オンライン学校」を提供しております。 また、こども英語塾部門は、セサミ・ストリートを教材とした「セサミ・ストリート・イングリッシュ」を使用して「自ら進んで楽しみながら学習する」新しい英語学習を提案しており、オンラインでも受講できるサービスを提供しております。 当連結会計年度のセグメント売上高は2,265百万円(前年同期比8.3%増)、セグメント利益は363百万円(前年同期比10.5%増)となりました。 当期の財政状態の概況は、次のとおりであります。 当連結会計年度末における財政状態は、前連結会計年度末に比べ総資産が7,775百万円増加し、97,882百万円に、純資産が5,773百万円増加して、36,946百万円となっております。 総資産の増加は、流動資産の増加1,487百万円、および固定資産の増加6,288百万円が主な要因であります。流動資産の増加は、期末の生徒募集が前年を上回って推移したことにより、現金及び預金が2,279百万円増加したことなどによるものであります。固定資産の増加は、投資有価証券の期末評価を主因とする増加6,056百万円があったことなどによるものであります。 純資産の増加は、親会社株主に帰属する当期純利益3,983百万円、その他の包括利益累計額の増加4,422百万円を計上した一方で、剰余金の配当による減少2,632百万円があったことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、以下に記載のキャッシュ・フローにより15,755百万円となり、前連結会計年度に比べて177百万円減少いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは10,546百万円の資金増加となりました。これは、税金等調整前当期純利益6,011百万円、減価償却費3,223百万円、のれん償却額504百万円、および売上債権の減少額946百万円があったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは6,779百万円の資金減少となりました。これは、定期預金の預入による支出2,388百万円、有形固定資産の取得による支出2,603百万円、無形固定資産の取得による支出1,177百万円、および長期前払費用の取得に伴う支出513百万円があったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは3,980百万円の資金減少となりました。これは、長期借入金の返済による支出792百万円、社債の償還による支出532百万円のほか、配当金の支払額2,631百万円があったことなどによるものであります。 ③生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループは、生徒に対して授業を行うことを主な業務としておりますので、生産能力として表示すべき適当な指標はありません。 b.受注状況 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 高校生部門(百万円)   29,487   109.4 小・中学生部門(百万円)   13,351   102.1 スポーツ事業部門(百万円)   17,798   150.0 ビジネススクール部門(百万円)   2,000   100.7 その他(百万円)   1,545   112.6 合計(百万円)   64,183   116.2 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当連結会計年度の経営成績等 当連結会計年度の経営成績は、営業収益64,183百万円(前年同期比16.2%増)、営業利益5,979百万円(前年同期比22.9%増)、経常利益5,825百万円(前年同期比50.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,983百万円(前年同期比103.6%増)となり、営業収益で当社過去最高実績を更新いたしました。 営業収益の増加は、主に株式会社イトマンスポーツウェルネスの加入によるスポーツ事業部門の増収5,931百万円及び、在籍生徒数増加による高校生部門の増収2,711百万円があったことが主な要因であります。利益面では、主に高校生部門の増収が寄与し、営業利益は前年比1,114百万円の増加となりました。加えて、前連結会計年度の一過性の損失として、持分法による投資損失659百万円及び連結子会社校舎の減損損失387百万円の計上があったことにより、経常利益以下が前年に比べ大きく改善いたしました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの主要な事業のひとつである東進衛星予備校は、全国のフランチャイズ加盟校を結び、大学受験を中心として、中学生、高校生から高卒生までの生徒に豊富な講座を提供しております。これらフランチャイズ加盟校の業績は、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼします。これに対し、当社グループでは、教材や募集ツールの開発、提供に止まらず、東進ハイスクール直営校や衛星事業の各加盟校での成功事例の標準化や、運営スタッフの教育・研修など、踏み込んだ加盟校バックアップを進め、「本当に学力を伸ばす」実績を作り上げることで、各加盟校の業績向上を図っております。 c.セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (高校生部門) 当部門では、期中の生徒数が前年を上回って推移したこと、2月・3月の新年度募集においても高い合格実績を背景として入学数を伸ばした結果、売上高・利益とも前年を大きく上回りました。 この結果、当連結会計年度のセグメント売上高は30,068百万円(前年同期比9.9%増)、セグメント利益は5,747百万円(前年同期比23.0%増)となりました。 (小・中学生部門) 当部門では、株式会社ヒューマレッジ(木村塾等)が好調に推移したことに加え、四谷大塚の増収もあり、売上高・利益とも前年を上回りました。 この結果、当連結会計年度のセグメント売上高は13,435百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は2,694百万円(前年同期比0.9%増)となりました。 (スポーツ事業部門) 当部門では、2024年12月からの株式会社イトマンスポーツウェルネス加入により増収となったことに加え、その他2社も学校受託などの販路拡大により増収となったことを要因として、売上高・利益とも前年を上回りました。 この結果、当連結会計年度のセグメント売上高は17,798百万円(前年同期比50.0%増)、セグメント利益は548百万円(前年同期比11.1%増)となりました。 (ビジネススクール部門) 当部門では、引き続き企業向け研修で、新たな成長分野としてIT・DX研修への取り組みを積極的に推進した結果、新規受注開拓が底堅く推移し、売上高・利益とも前年を上回りました。 この結果、当連結会計年度のセグメント売上高は2,000百万円(前年同期比0.7%増)、セグメント利益は505百万円(前年同期比2.4%増)となりました。 (その他部門) 当部門では、出版事業の増収などがあり、売上高・利益とも前年を上回りました。 この結果、当連結会計年度のセグメント売上高は2,265百万円(前年同期比8.3%増)、セグメント利益は363百万円(前年同期比10.5%増)となりました。 d.財政状態 当連結会計年度末における財政状態は、前連結会計年度末に比べ総資産が7,775百万円増加し、97,882百万円に、純資産が5,773百万円増加して、36,946百万円となっております。 総資産の増加は、流動資産の増加1,487百万円、および固定資産の増加6,288百万円が主な要因であります。流動資産は、期末の生徒募集が前年を上回って推移したことにより、授業料等の入金が順調に進んだことから、現金及び預金が2,279百万円増加したことを主因として増加となりました。また、固定資産は、投資有価証券が期末評価により増加となったことを主因として、6,288百万円の増加となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は15,755百万円となり、前連結会計年度に比べて177百万円の減少(前連結会計年度は7,894百万円の減少)となりました。これは営業活動によるキャッシュ・フローが10,546百万円の資金増加(前連結会計年度は8,183百万円の資金増加)、投資活動によるキャッシュ・フローが6,779百万円の資金減少(前連結会計年度は7,763百万円の資金減少)、財務活動によるキャッシュ・フローが3,980百万円の資金減少(前連結会計年度は8,314百万円の資金減少)となったことによるものであります。 営業活動によるキャッシュ・フローの異動の主な要因は、税金等調整前当期純利益が前連結会計年度に比べて2,580百万円増加したことによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローの異動は、前連結会計年度に、株式会社イトマンスポーツウェルネスの株式取得により、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出5,016百万円を計上していた一方で、当連結会計年度に、定期預金の預入れによる支出2,388百万円を計上したことが主な要因であります。また、財務活動によるキャッシュ・フローの異動の主な要因は、前連結会計年度中に償還(返済)期限が到来したことにより、社債の償還による支出7,132百万円、及び長期借入の返済による支出2,029百万円を計上したことなどによるものであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、既存の事業活動継続のほか、事業拡大に必要な競争力獲得や、新規事業の立ち上げ等の営業費用であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 主な資金調達の手段としては、継続的な事業収益の計上による自己資金の積み上げを中心に、経営の機動性を確保するために金融機関からの借入・社債などを活用しております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、期中の社債の償還、長期借入金の返済を主因として前連結会計年度末に比べ1,349百万円減少し、28,713百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は15,755百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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