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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

LITALICO

7366 · Prime · サービス業

「障害のない社会をつくる」を掲げ、障害福祉・教育領域で施設運営とプラットフォーム事業を展開する社会課題解決型企業

概要

株式会社LITALICOは「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、障害福祉領域で事業を展開するサービス業の企業である。2020年4月に株式会社LITALICOパートナーズから新設分割で設立され、2021年4月に東京証券取引所市場第一部にテクニカル上場した。本社は東京都目黒区、従業員数は5,443人。2026年3月期の連結売上収益は382億4,700万円、営業利益45億7,600万円、親会社所有者帰属当期利益27億3,800万円。全国400以上の施設で就労支援、児童福祉サービスを提供し、障害福祉特化のインターネットプラットフォームも運営する。2024年には米国ネブラスカ州に進出した。

就労支援と児童福祉を両輪とする施設運営

当社の事業の中心は、障害者の就労を支援する「就労支援事業」と、発達障害児を対象とする「児童福祉事業」である。就労支援事業では、65歳未満の障害者向けに就労移行支援(LITALICOワークス)、就職後の定着支援、特定相談支援を公費ベースで提供する。2026年3月期の施設数は164、売上収益141億6,200万円。児童福祉事業では、未就学児向け児童発達支援と学齢期向け放課後等デイサービス(LITALICOジュニア)を展開。施設数は186、売上収益109億5,100万円。両セグメントでグループ全体の売上の約66%を占める。施設運営のノウハウを基盤に、質の高い個別支援を全国に拡大している。

障害福祉分野に特化したプラットフォーム事業

プラットフォーム事業は、障害福祉領域に特化したインターネットサービス群である。主なサービスとして、発達障害児家族向けポータル「LITALICO発達ナビ」、障害者向け就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」、障害福祉分野の人材紹介「LITALICOキャリア」、施設向け請求管理SaaS「かんたん請求ソフト」等がある。これらのサービスは、施設運営で培った知見を活用し、施設の集客・運営効率化を支援する。2026年3月期の売上収益は54億7,600万円、セグメント利益17億8,900万円。契約施設数の増加とSaaS型プロダクトの拡大が成長を牽引している。

米国ネブラスカ州で重度障害者支援に参入

海外事業は、2024年6月に100%グループ会社化した米国ネブラスカ州のDevelopmental Disability Center of Nebraska, LLCを中心に展開する。同社は強度行動障害のある知的障害・発達障害者向けに、グループホーム運営と日中活動支援を公費ベースで提供している。2026年3月期の売上収益は36億5,500万円、セグメント利益8億6,000万円。米国連邦政府および州政府の制度に基づく安定収益が特徴であり、グループ全体の収益多様化に貢献している。今後も現地でのサービス拡充が計画されている。

一般教育や新規事業で裾野を広げる

その他セグメントには、障害児以外も対象とする教育サービスや新規事業が含まれる。未就学児から高校生向けプログラミング教育「LITALICOワンダー」、障害児家族向けライフプラン相談「LITALICOライフ」、サービス受給者証未発行の児童向け短期集中プログラム「LITALICOジュニアパーソナルコース」などがある。2026年3月期の売上収益は40億300万円。各事業は順調に推移しているが、先行投資によりセグメント利益は3億9,100万円と前期比22.2%減少した。グループ全体の成長領域として位置づけられている。

業界の中での役割は障害福祉サービス事業者(公費ベースの支援サービス提供者)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
382億円
営業利益
46億円
営業利益率
12.0%
純利益
27億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01障害者(就労支援)主力

就労を目指す障害者向けに就労移行支援、就労定着支援、特定相談支援の各公費サービスを提供。コミュニケーション訓練、PCスキル訓練、職場実習、就職後の定着支援まで一貫して行う。

主な製品・サービス3
LITALICOワークス(就労移行支援事業)
65歳未満の障害者を対象に、職業訓練、求人開拓、面接支援、就職後6ヶ月間の定着支援を提供する公費サービス
就労定着支援事業
就職後6ヶ月以降最大3年間、月1回の面談等で職場定着を支援する公費サービス
特定相談支援事業
障害福祉サービス利用計画の作成とモニタリングを行う公費サービス

02発達障害児(児童福祉)主力

発達障害等のある未就学児~学齢期の児童を対象に、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援を提供。個別最適な指導計画に基づき、学習・行動・コミュニケーション面の支援を行う。

主な製品・サービス2
LITALICOジュニア(児童発達支援・放課後等デイサービス)
未就学児向け児童発達支援、学齢期向け放課後等デイサービス。個別指導計画に基づき、読み書き・集団行動等のスキルを育成。保護者へのフィードバックや地域連携も重視
保育所等訪問支援事業
指導員が保育所や学校等を訪問し、集団生活への適応訓練を提供する公費サービス

03福祉事業所・障害者・家族(プラットフォーム)準主力

障害福祉分野に特化したインターネットプラットフォームを運営。施設向けSaaS(集客支援・請求管理)、保護者向けポータル(発達ナビ)、障害者向け就職情報(仕事ナビ)、人材紹介(キャリア)等を提供。

主な製品・サービス4
LITALICO発達ナビ
発達障害児の家族向けポータルサイト。SNS機能、施設口コミ、療育事例等の情報提供。施設向けに問い合わせ獲得・研修・運営支援サービスも提供
LITALICO仕事ナビ
障害者向け就職情報ポータルサイト。就労支援施設の検索や就職情報を提供。施設向けに問い合わせ獲得サービスも提供
LITALICOキャリア
障害福祉分野に特化した就職・転職支援サービス。求人掲載と職種情報の提供
かんたん請求ソフト等
障害福祉・介護施設向け請求管理システム。事務作業の一元管理を支援

04知的障害・発達障害者(米国)副次

米国ネブラスカ州において、知的障害・発達障害者向けのグループホーム運営や日中活動支援サービスを公費ベースで提供。特に強度行動障害のある重度障害者を主対象とする。

主な製品・サービス1
Developmental Disability Center of Nebraska
ネブラスカ州の公費により運営される、住まい(グループホーム)と日中活動の支援サービス

05個人(教育・その他)副次

障害児でなくとも利用できる教育サービスや新規事業を展開。プログラミング教育(LITALICOワンダー)、個人向けライフプラン相談(LITALICOライフ)、短期集中型指導(LITALICOジュニアパーソナルコース)等。

主な製品・サービス3
LITALICOワンダー
未就学児から高校生を対象に、プログラミング、ロボット、3Dプリンター等のデジタルものづくり教育を提供
LITALICOライフ
障害児家族向けライフプラン作成支援。進路・就労相談、財務シミュレーション、保険見直し等
LITALICOジュニアパーソナルコース
サービス受給者証未発行の発達障害が疑われる児童向けに、短期集中型の教育プログラムを提供

製品と技術

LITALICOワークス:就職から定着まで一貫支援する就労移行支援

LITALICOワークスは、65歳未満の障害者を対象とした就労移行支援事業である。利用者は障害福祉サービス受給者証を取得し、コミュニケーション訓練、PCスキル訓練、職場実習などの職業訓練を受ける。就職活動では求人開拓、書類添削、模擬面接、面接同行を実施し、就職後6ヶ月間は定着支援を行う。グループ創業以来の就職者数は10,000名を超える。2026年3月期時点で全国164施設を展開し、セグメント売上は141億6,200万円に達する。支援の質を担保するため、新入社員には6ヶ月のOJT研修や等級制度に基づくスキルアップ研修が整備されている。

LITALICOジュニア:発達障害児の個別最適な指導を実現

LITALICOジュニアは、未就学児向け児童発達支援と学齢期向け放課後等デイサービスを提供する。一人ひとりの発達段階に合わせた個別指導計画に基づき、学習・行動・コミュニケーション面のスキルを育成する。教室の内装はポップなデザインで通いやすさを重視し、保護者はITシステムを通じて授業をモニタリングできる。2026年3月期の施設数は186、セグメント売上は109億5,100万円で、前期比24.3%増と急成長している。スタッフの専門性向上のため、1ヶ月の入社研修と継続的な研修体制を整えている。

LITALICO発達ナビ:発達障害児家族を支えるポータルサイト

LITALICO発達ナビは、発達障害児や発達が気になる子どもを持つ家族向けのポータルサイトである。SNS機能、地域の施設口コミ、療育事例など情報を提供し、家族同士の交流を促進する。施設向けには、問い合わせ獲得サービス、オンライン研修・教材サービス、運営支援サービスを提供する。同じプラットフォーム事業に属するLITALICO仕事ナビ(障害者向け就職情報)やLITALICOキャリア(障害福祉分野の人材紹介)と連携し、障害福祉領域の総合プラットフォームとして機能する。2026年3月期の同事業セグメント売上は54億7,600万円。

Developmental Disability Center of Nebraska:米国での重度障害者向け居住支援

2024年6月にグループ会社化したDevelopmental Disability Center of Nebraska, LLCは、米国ネブラスカ州において強度行動障害のある知的障害・発達障害者向けにグループホームと日中活動支援を提供する。運営は州政府の公費に基づき行われ、安定した収益が見込める。2026年3月期の売上収益は36億5,500万円、セグメント利益8億6,000万円を計上した。グループにとって初の海外事業であり、国内で培った障害者支援のノウハウを米国に展開する試金石となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

教育サービスで急成長、収益も改善中

当社は個別指導を中心とする教育サービスを展開し、売上高は277億円から382億円へと急拡大、営業利益率も10%から12%に改善した。同業のjshやダイブグループなどがいる中で、当社は規模で大きく先行する。教育需要は安定しており、成長が続く見込みだ。今後は競争激化への対応と、オンライン教育への投資が鍵となる。

強み

  • 売上高が前期比で大きく伸びており、成長性が高い。
  • 営業利益率が改善傾向で、収益性が向上している。
  • 教育業界で知名度があり、顧客からの信頼を得ている。
  • 全国規模で事業を展開し、多くの教室を運営している。

課題

  • 教育業界は競争が激しく、差別化や顧客維持が難しい。
  • 講師の確保と質の維持が課題で、採用コストがかさむ。
  • デジタル教育の台頭に対応し、新たなサービス開発が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医療機器・介護の時価総額近傍。太字がLITALICO

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13151バイタルケーエスケー・ホールディングス864億円10.9倍
26454マックス839億円23.5倍
37979松風819億円16.7倍
49729トーカイ816億円13.3倍
57745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
67366LITALICO643億円21.7倍
77915NISSHA596億円58.8倍
82749JPホールディングス581億円13.2倍
95821平河ヒューテック538億円28.8倍
104390IPS519億円12.6倍
116062チャーム・ケア・コーポレーション466億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。

会社の歴史

沿革 6件

株式会社LITALICOパートナーズから分社化した2020年

2020年4月、株式会社LITALICO(後の株式会社LITALICOパートナーズ)の福祉領域におけるインターネットプラットフォーム事業を新設分割により分社化し、株式会社LITALICOメディア&ソリューションズとして設立された。設立時点での事業は、障害福祉分野のインターネットメディア・SaaS・人材紹介が中心であった。同年9月には株式会社LITALICOパートナーズとの間で株式交換契約を締結し、グループ再編の第一歩を踏み出した。

株式交換により東証一部にテクニカル上場した2021年

2021年4月、株式交換の完了に伴い、東京証券取引所市場第一部に株式をテクニカル上場するとともに、商号を株式会社LITALICOメディア&ソリューションズから株式会社LITALICOに変更した。この再編により、グループのプラットフォーム事業と施設運営事業が同一企業体に統合され、「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、施設サービスとインターネットプラットフォームのシナジーを追求する体制が整った。上場初年度(2021年3月期)の売上収益は10億円、純損失1億円と小さな規模だったが、その後急速に成長した。

プライム市場移行と米国進出への準備

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行した。同年以降、事業拡大を加速し、2024年3月期の売上収益は277億円に達した。2024年6月には、米国デラウェア州に100%子会社LITALICO Corporationを設立し、同時にネブラスカ州のDevelopmental Disability Center of Nebraska, LLCをグループ会社化した。これにより、米国における強度行動障害者向けグループホーム事業に本格参入し、海外展開の足がかりを得た。

施設数拡大と利益成長を続ける現在

2026年3月期の連結業績は、売上収益382億4,700万円(前期比17.7%増)、営業利益45億7,600万円(同32.8%増)と過去最高を更新した。就労支援事業は164施設、児童福祉事業は186施設と順調に拡大し、プラットフォーム事業もSaaS型プロダクトの成長が続く。一方で、2025年3月期以降、3つの子会社株式を売却した影響で非継続事業損失が発生したが、継続事業の好調がそれを吸収した。グループは今後も「障害のない社会」の実現に向け、国内施設の拡大とプラットフォームの強化、海外事業の拡充を推進する方針である。

年表6件を開く

2020年代

  • 2020年4月創業株式会社LITALICO(現 株式会社LITALICOパートナーズ(E32144)と表記します。)の福祉領域におけるインターネットプラットフォーム事業を新設分割により分社化し、当社設立。設立時商号:株式会社LITALICOメディア&ソリューションズ
  • 2020年9月株式会社LITALICOパートナーズ(E32144)と株式交換契約を締結。
  • 2021年4月上場株式交換に伴い、東京証券取引所市場第一部に株式をテクニカル上場するとともに、商号を株式会社LITALICOメディア&ソリューションズから、株式会社LITALICOへ変更する。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2024年6月米国デラウェア州にて100%子会社であるLITALICO Corporationを設立。
  • 2024年6月米国ネブラスカ州にて強度行動障害者向けグループホーム等を運営するDevelopmental Disability Center of Nebraska, LLC を100%グループ会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    障害福祉トータルソリューションの展開

    施設サービス(LITALICOワークス、LITALICOジュニア)とインターネットプラットフォーム(LITALICO発達ナビ、LITALICO仕事ナビ、LITALICOキャリア)を組み合わせ、障害福祉分野の総合サービスを提供する。

  2. 02

    施設サービスの安定的拡大

    待機者解消のため、事業計画に沿って全国に新規施設を開設する。

  3. 03

    人材採用と育成の強化

    専門性の高い人材を新卒・キャリア問わず採用し、社内教育プログラムで育成。サービスの拡大に見合う人材確保を継続する。

  4. 04

    事業基盤とサービス開発力の強化

    施設間のサービス平準化、地域関係機関との連携、事業間連携によるシナジー創出、グループ内データ活用によるプラットフォーム開発を推進する。

  5. 05

    他社との提携・M&Aの実施

    サービス品質向上を目的に、必要に応じて資本業務提携やM&Aを実施する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で5,443人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は550万円で、5期前と比べて+13.1%平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は4.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年3月48630.63.0161
2022年3月52632.23.53,156
2023年3月55433.23.84,137
2024年3月57634.14.44,714
2025年3月56534.24.75,07567
2026年3月55034.74.95,44385

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率33.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)90.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
東京本社 — 東京都目黒区1,774百万円
就労支援事業582百万円
児童福祉事業262百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社LITALICOパートナーズ(注)1、2
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    LITALICO Corporation (注)1
    米国デラウェア州・ウィルミントン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Developmental Disability Center of Nebraska, LLC (注)1
    米国ネブラスカ州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は382億円営業利益46億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.5%、利益が+35.3%。

売上高
+17.5%
382億円
営業利益
+35.3%
46億円
純利益
+12.5%
27億円
営業利益率
12.0%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高440億円382億円
営業利益55億円46億円
純利益33億円27億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は108億円、営業利益は14億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+52.1%、営業利益は+133.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q61914.84
2024年1Q7168.514
2024年2Q73811.05
2024年3Q771215.67
2024年4Q569
2025年2Q166116.66
2025年4Q1592314.518
2026年2Q1892111.112
2026年4Q1932513.015
2027年1Q1081413.09

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は10億円から382億円へ38.2倍に増えた。直近期の営業利益率は12.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
株式交換に伴い、東京証券取引所市場第一部に株式をテクニカル上場するとともに、商号を株式会社LITALICOメディア&ソリューションズから、株式会社LITALICOへ変更する。
2021年3月10−1−1
2022年3月1972211
2023年3月2422918
米国デラウェア州にて100%子会社であるLITALICO Corporationを設立。
2024年3月2774535
2025年3月325343210.524
2026年3月382464212.027

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高382億円のうち、営業利益として残るのは46億円12.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.0%233億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.2%104億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.0%46億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.5pt
12.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+8.6pt
20.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2026年3月期は営業CFが72億円、投資CFが−71億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は81億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年3月−2−36−51
2022年3月17−2821−1123
2023年3月42−3021237
2024年3月54−12−344245
2025年3月49−6615−1743
2026年3月72−7136181

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年3月期の総資産は438億円。このうち返さなくてよい自己資本が144億円で、自己資本比率は32.8%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月92718.9
2022年3月1785112728.9
2023年3月2276915830.3
2024年3月25310414941.2
2025年3月32712520338.1
2026年3月43814429432.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
81億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
137億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
294億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率24 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中112位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中498位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,800で、1年前と比べて+38.9%過去52週の値幅のなかでは82%の位置にある。

¥1,800-3.2%1ヶ月+8.4%1年+38.9%時価総額643億円
過去52週の値幅
安値¥1,123高値¥1,947

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.7倍
PER (会社予想)18.8倍
PBR4.36倍
配当利回り0.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.12%とほぼ横ばいだが、年初来では+22.9%と上昇トレンド。8月6日終値1704円は25日線(1642.76円)を約3.7%上回り、75日線(1533.19円)・200日線(1361.03円)も明確に上回る。52週高値1728円に接近し、高値圏で推移。8月4日に39.9万株の大量の出来高を伴い上昇、その後も高水準の出来高で買いが継続し、上昇基調が強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは20.56倍と業界平均の22.44倍を下回っており、一見割安に見えますが、PBRが4.12倍と業界平均の3.19倍を大きく上回り、株価が純資産に対して過大評価されています。配当利回りは0.88%と業界平均の2.71%を大幅に下回り、株主還元が手薄です。ROEは20.4%と高いものの、成長性を織り込んだ評価となっており、バリュエーションは割高と判断します。業績は増収増益基調ですが、配当の低さが懸念材料です。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.7倍23.4倍
PER (予想)18.8倍
PBR4.36倍3.51倍
ROE20.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

発達障害児教育市場の成長性と、同社の専門性が評価され、売上は急拡大している。強気派は、発達障害児の増加や社会的認知の高まりを背景に市場が拡大し、同社のサービス需要が伸び続けるとみる。また、高い営業利益率とROEを誇り、成長性と収益性を兼ね備えていると評価する。一方、弱気派は、市場参入が進み競争が激化する懸念や、公的支援や制度変更に依存する事業構造のリスクを指摘する。また、直近の利益が伸び悩み、成長鈍化の兆しを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 市場の拡大

    発達障害児の数は増加傾向にあり、サービスへの潜在需要は大きい

  • 高い収益性

    営業利益率は約12%、ROEは20%超と高水準

  • 急成長

    売上高は過去3期で約5割増と大幅に伸長

  • 売上高が3期連続で二桁増収通年影響

    売上高は277→325→382億円。前期比17.5%増収で成長基調が継続

  • 営業利益率が10.46%から12.04%へ改善決算発表後影響

    営業利益は34→46億円へ拡大。利益率も2ポイント近く上昇

  • ROE20.4%と高い資本効率継続影響

    自己資本利益率は20.4%。PBR4.12倍を正当化する収益力がある

  • 予想PER17.8倍と実績PER20.56倍の差不定影響

    実績PER20.56倍に対し会社予想PER17.8倍。業績進捗で評価修正が見込める

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    市場成長に伴い、新規参入や類似サービスが増える可能性

  • 事業の制度的リスク

    公的支援や助成金に依存し、制度変更が業績に直結

  • 利益率の停滞

    直近の純利益は横ばいで、成長に比べ利益が伸びていない

  • PBR4.12倍とバリュエーションが高い不定影響

    PBR4.12倍。ROE20.4%でも成長が止まれば修正圧力になり得る

  • 純利益は営業利益の6割弱に留まる通年影響

    営業利益46億円、純利益27億円。最終利益率は7.07%にとどまる

  • 配当利回り0.88%と1%を下回る継続影響

    予想配当利回り0.88%。株主還元の魅力が薄く、金利上昇時に見直されやすい

  • 外国人株主比率29%で需給変動リスク継続影響

    外国人持ち株比率29.07%。海外投資家の売りで株価が乱高下する恐れ

次の決算で確かめる点
生徒数・利用者数の伸び
事業規模の拡大が売上増に直結するため
教室数・事業所数
出店ペースが成長の持続可能性を示す
一人当たり売上高
既存事業所の効率性や単価の推移を把握する
公的支援制度の動向
制度変更が収益モデルに影響するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+22.2%いまの株価に対する利回りは0.83%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.83%
いまの株価に対して
配当性向
32.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月712.1
2024年3月823.113.4
2025年3月912.521.4
2026年3月1122.232.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,757人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.4%を占め、残る78.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.054.349.651.346.7
外国法人17.620.320.123.029.0
金融機関24.224.729.121.821.2
証券会社1.00.71.02.52.9
自己株式0.00.00.00.12.8
事業法人100.00.10.10.11.30.1
外国人個人0.10.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01長谷川敦弥27.47
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)13.23
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.19
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人)モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社5.90
05MLI FOR CLIENT GENERAL OMNI NON COLLATERAL NON TREATY-PB (常任代理人)BOFA証券株式会社2.99
06NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW(常任代理人)野村證券株式会社2.64
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019 (常任代理人)株式会社みずほ銀行2.59
08THE BANK OF NEW YORK 133652(常任代理人)株式会社みずほ銀行2.55
09CACEIS BANK,LUXEMBOURG BRANCH / UCITS-FULL TAX(常任代理人)シティバンク、エヌ・エイ東京支店2.31
10佐藤崇弘2.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.39%
    +0.08pt
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.31%
    -0.20pt
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.51%
    +1.09pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは20.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2021年3月−306,342429,374
2022年3月3014419.294.2
2023年3月5119330.150.612.1
2024年3月9929241.021.313.4
2025年3月6734921.016.521.4
2026年3月7841420.414.632.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
長谷川敦弥代表取締役社長419,812,500
辻高宏取締役副社長5860,300
北村康央取締役(監査等委員)61
彌野泰弘取締役(監査等委員)49
小室淑恵取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2853912462
取締役(社内)318186

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,403字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 LITALICOグループ(当社及び当社の関係会社であり、以下「当社グループ」とする。)は、「障害のない社会をつくる」というビジョンのもとで社会課題を解決するための事業を、基幹事業として運営しています。 当社グループは「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、2005年の創業時より障害福祉領域において事業を展開してまいりました。現在全国400施設以上で就労や学びを支援するサービスを提供しています。加えて、プログラミング等一般教育分野への展開も進めています。さらに、これらの施設運営で培ってきたノウハウを活用し、障害福祉領域におけるインターネットプラットフォームサービスを展開しています。自社運営の施設サービスとインターネットプラットフォーム事業を組み合わせることで、より高品質のサービスをより多くの方々へ提供し、ビジョンの実現を目指しています。 内閣府「障害者白書」(令和7年版)によると、日本における障害者数は、身体障害者433万人(人口千人当たり34人)、知的障害者126.8万人(同10人)、精神障害者603万人(同48人)であり、およそ国民の9.3%が何らかの障害を有していることになります。 このような状況をうけ、提出日現在、個人向けサービスとしてLITALICOワークス、LITALICOジュニアスタンダードコース、LITALICOジュニアパーソナルコース、LITALICOジュニア訪問看護、LITALICOワンダー、LITALICOライフ、LITALICOレジデンス、 LITALICOホームケア、LITALICO高等学院等のサービスを、また施設や従事者向けのインターネットプラットフォームサービスとしてLITALICO発達ナビ、LITALICO仕事ナビ、LITALICOキャリア等のサービスを運営しています。 当社グループのセグメント区分とセグメントに対応する事業・サービスは下記のとおりです。 (1) 就労支援事業 就労を目指す障害者を対象に就労後の職場定着まで一貫した支援を実施する事業 主要な顧客   概要 就労を目指す障害のある方    (就労移行支援事業)公費による就職するための訓練・就職活動支援 (就労定着支援事業)公費による就職後の定着支援 (特定相談支援事業)公費による福祉サービスを利用するための利用計画の作成、モニタリング (2) 児童福祉事業 児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、保育所等訪問支援事業 主要な顧客   概要 発達障害児を中心とした児童   (児童発達支援事業)行政(市区町村)によってサービス受給者証を発行された未就学児を対象に、公費による学習面・行動面・コミュニケーション面等の指導 (放課後等デイサービス事業)行政(市区町村)によってサービス受給者証を発行された学齢期の児童を対象に、公費による学習面・行動面・コミュニケーション面等の指導 (保育所等訪問支援事業)行政(市区町村)によってサービス受給者証を発行された未就学児・小学生・中高生を対象に、公費により、その児童が通う保育所等へ訪問し、学習面・行動面・コミュニケーション面等の指導 (3) プラットフォーム事業 施設の利用者や従事者向けとしてマッチングメディア運営及び人材紹介サービスを提供し、施設向けSaaS事業として集客や採用支援及び経営支援のプロダクトを提供する事業 主要な顧客   概要 福祉サービス事業所   (ソリューション領域)施設向けSaaS事業として集客支援及び請求支援ソフト等の経営支援のプロダクトを提供 障害児のご家族就労を目指す障害のある方   (メディア領域)障害児のご家族向け及び働くことに障害のある方向け就職情報ポータルサイトの運営等 福祉分野の求職者福祉分野の求人事業者障害のある求職者障害者雇用を目指す事業者   (人材領域)障害福祉分野に特化した就職・転職支援サービス障害者雇用に特化した就職・転職支援サービス求人情報の掲載に加えて、様々な職種に関する情報等の提供 (4) 海外事業 米国における知的障害・発達障害のある方を対象にした、住まいと日中活動のサービス 主要な顧客   概要 知的障害・発達障害のある方   (Developmental Disability Center of Nebraska, LLC)ネブラスカ州にて、公費により運営される、強度行動障害者向けのグループホームの運営その他地域における住まいと日中活動の支援に関する各種サービス (注) 公費(事業)とは、日本国内事業においては主として国または地方公共団体が定める報酬(例えば国民健康保険団体連合会からの障害福祉サービス等報酬)を得る事業とし、海外事業においては主として米国連邦政府または州政府の定める制度に基づき福祉サービスを提供する事業としています。 (1) 就労支援事業 就労支援事業は、主として就労移行支援事業、就労定着支援事業、特定相談支援事業の3つの公費サービスから構成されています。 ① 就労移行支援事業 当サービスは、行政(市区町村)によって障害福祉サービス受給者証を発行された65歳未満の障害者に対して、就労移行支援を行うサービスです。そのサービス内容は、就労を目指す65歳未満の障害者(以下、顧客という)を対象にしたコミュニケーション訓練、PCスキルを向上するための訓練、職場実習等の職業訓練等であり、これらを実施することで、顧客の適性と希望職種のマッチング、応募先企業の開拓や選定時のサポートを行います。また、企業を選定した後には、模擬面接等の面接訓練も行い、さらに就労後6ヶ月間まで定着の支援を行います。 就労移行支援事業所には、障害者総合支援法により一定数のサービス管理責任者や職業指導員等の人員配置が定められています。 a.就職実績 積極的な求人開拓と書類添削や模擬面接、面接同行などの就活支援を実施しており、LITALICOグループ創業以来の就職者数は10,000名を超えています。 b.長く働くための充実したカリキュラム 電話応対、ビジネスコミュニケーション、ストレス対処法など豊富な実践的プログラムやPC訓練にとどまらず、「長く安心して働き続けたい。」顧客のそんな気持ちに応える就労支援サービスを提供しています。自分にあった就職をすることと、ひとりで抱え込まないことなど、「どう働きたいか」「自分らしく働く」を大切に、カリキュラムを構成しています。 c.顧客に即した支援サービスを提供するための採用と育成体制 本セグメントにおける運営施設数の多数を占めるLITALICOワークスでは、入社時に知識として、「就労移行支援の理解」「障害に関する知識の習得」「支援方法の理解」を学びます。その後の6ヶ月間、事業所での実践を踏まえて、知識がスキルとして定着するようフォローアップ研修を行っていきます。研修は単なる座学の提供にとどまらず、テストによる理解度確認や、ロールプレイを通して実践的な理解を促進するなど、支援で求められる知識とスキルを身につけられる内容になっています。 また、スキルアップとして社内で設けている等級制度に則り、スキルアップしていくための研修を実施しています。障害のある方に対しての支援スキルのみならず、雇用側の企業に対してのアプローチ方法や、各種社会資源と連携しながら地域での支援をコーディネートしていくソーシャルワークなど、就労支援における一連の業務を正しく理解、実践していることを、知識の埋め込みだけでなくプレゼンやロールプレイ、さらには実地でのスーパーバイズも交え、実践を重視した研修を行っています。 d.職場定着支援 就職者と就職先企業双方へアプローチを行い、就職者の継続的な就労を6ヶ月間まで支援しています。具体的には、企業と就職者との三者面談や企業との二者面談、就職者との二者面談を行い、就職先での活躍と定着を支援しています。 ② 就労定着支援事業 当サービスは、行政(市区町村)によって障害福祉サービス受給者証を発行された65歳未満の就労者に対して、定着支援を行うサービスです。就労後6ヶ月以降から最大3年間利用可能で、月に1回の就職者との面談等を行います。就労定着支援事業所には、障害者総合支援法により一定数のサービス管理責任者や就労定着支援員等の人員配置が定められています。 ③ 特定相談支援事業 当サービスは、当社グループの運営する相談支援センターにおいて基本相談支援と計画相談支援を行うサービスです。障害福祉サービスを利用する前に、障害のある方に適した「サービス等利用計画」を作成し、利用計画を作成した後も定期的に障害福祉サービスの利用状況などをモニタリングして、変更が必要な場合には利用計画の改善を行うサービスです。相談支援センターには、障害者総合支援法により一定数の相談支援専門員等の人員配置が定められています。 (2) 児童福祉事業 児童福祉事業は、主として児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、保育所等訪問支援事業の3つのサービスから構成されています。全サービスともに以下の特徴を有しています。 a.個別最適で多様性を持つ教育 児童一人ひとりの発達段階に沿った指導計画を用いることで、児童が持つ多様な可能性を拡げる個別最適な指導の実践しています。小さな成功体験を繰り返し積むことで、児童が徐々に目標に到達できるように指導計画を工夫しています。 b.保護者・地域社会とのコミュニケーションの充実 児童に対する教育は、教室の中だけではなく家庭においても重要ですので、保護者が教室内での授業を、外からモニタで見学できるITシステムを導入し、保護者に対して授業内容のフィードバックや教育ノウハウの個別アドバイスも実施しています。また、家庭だけではなく児童が生活する地域社会への働きかけも重視しており、保育園や幼稚園、医療機関と連携した指導計画の策定を行っています。このように、児童とその家庭だけではなく、地域社会そのものへの働きかけを行うことも特徴の一つです。 c.教室スタッフの専門性 本セグメントにおける運営施設数の多数を占めるLITALICOジュニアスタンダードコースでは、教室スタッフは、健常児だけの教室や、障害児だけの教室のスタッフにはない教育スキルや、保護者とのコミュニケーション能力が必要となりますので、それを可能とする教室スタッフの採用や育成に注力しています。採用においては、実務経験の有無だけでなく、高度なコミュニケーション能力を備えているか、児童の成長により良い影響を与えられる人材であるか、といった側面も重視して選考しています。育成においては専門の部門を設置しており、新入スタッフは入社時に1ヶ月間の研修を受けています。また研修部門では、既存スタッフの能力練磨も担っており、人事制度と連携させることでスタッフの成長意欲を亢進させています。研修部門の講師には国内外から有識者、経験者を募り、体系的な学問に基づく独自の教育体系を構築しています。 d.教室の内装と立地 児童や保護者が教室に通うことへの抵抗感を減らし、楽しんで通いたくなる教室を目指して、所謂「施設」のイメージではなく遊び心のあるポップな家具や内装にしています。教室の出店は原則的に沿線・地域に沿ってドミナント展開することで、保護者間の口コミや関係機関との信頼構築にも有利に働いており、新規出店時の顧客獲得も容易となるなど、新規出店後数ヶ月を待たずに定員に達する傾向にあります。 ① 児童発達支援事業 当サービスは、行政(市区町村)によってサービス受給者証を発行された未就学児に対し、日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練等を提供するサービスです。児童発達支援事業には、児童福祉法により一定数の児童発達支援管理責任者や指導員等の人員配置が定められています。 ② 放課後等デイサービス事業 当サービスは、行政(市区町村)によってサービス受給者証を発行された学齢期の児童を中心に、授業の終了後又は休業日に、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を提供するサービスです。放課後等デイサービス事業には、児童福祉法により一定数の児童発達支援管理責任者や指導員等の人員配置が定められています。 ③ 保育所等訪問支援事業 当サービスは、行政(市区町村)によってサービス受給者証を発行された児童に対し、その児童が通う保育所、幼稚園、小学校等の施設へ指導員が訪問し、集団生活への適応訓練等を提供するサービスです。保育所等訪問支援事業には、児童福祉法により一定数の児童発達支援管理責任者や訪問支援員等の人員配置が定められています。 (3) プラットフォーム事業 LITALICO発達ナビ、LITALICO仕事ナビ、LITALICOキャリア及びその他請求管理システムの各サービスから構成されています。 ① LITALICO発達ナビ 当サービスは、発達障害児や発達が気になる子どもを持つご家族を対象とするポータルサイト『LITALICO発達ナビ』を通して、サイトユーザーに向けてユーザー同士が質問し合えるSNS機能や、地域の施設情報の口コミ情報、療育事例、その他発達障害児の子育てに関する情報を提供しています。 また、障害児を対象とした障害福祉サービスの事業所(児童発達支援、放課後等デイサービス)に向けて、『LITALICO発達ナビ』上に施設情報を掲出し、サイトユーザーからの問い合わせが獲得できるサービスと、手軽にオンライン上で研修を受けたり、利用したい教材を検索しダウンロードできる研修・教材サービス、そして事務作業を一元管理できる運営支援サービスを提供しています。 ② LITALICO仕事ナビ 当サービスは、働くことに障害のある方を対象とする就職情報ポータルサイト『LITALICO仕事ナビ』を通して、サイトユーザーに向けて地域の就労支援施設が検索できる機能や、就職に関する情報を提供しています。 また、障害者の就労を支援する障害福祉サービスの事業所に向けて、『LITALICO仕事ナビ』上に施設情報を掲出し、サイトユーザーからの問い合わせが獲得できるサービスを提供しています。 ③ LITALICOキャリア 当サービスは、障害福祉分野に特化した就職・転職支援サービス『LITALICOキャリア』を通じて、求人情報の掲載だけでなく、障害福祉分野の様々な職種等の情報を提供しています。 ④ 請求管理システム 当サービスは、『かんたん請求ソフト』『ナーシングネットプラスワン』等の障害福祉施設や介護施設向け請求管理システムを提供しています。 (4) 海外事業 Developmental Disability Center of Nebraska, LLC を中心に公費により提供する各種サービスです。 中西部に位置するネブラスカ州の中心都市オマハにおいて、知的障害・発達障害のある方を対象に、住まいと日中活動のサービスを提供しています。特に、強度行動障害を伴う重度の知的障害・発達障害の方を主な利用対象者としており、豊富な支援実績を有しネブラスカ州内で事業を展開しています。 (5) その他 その他セグメント区分は、LITALICOジュニアパーソナルコース、LITALICOワンダー、LITALICOライフ及びその他新規事業の各サービスから構成されています。 ① LITALICOジュニアパーソナルコース 当サービスは、サービス受給者証未発行ながら発達障害がある、もしくは、発達障害の可能性がある児童を中心に、生活に必要な力となる身辺自立やコミュニケーションスキルの体得、基礎的な力となる読み書きや、集団行動スキルの体得支援等の教育サービスを提供しており、特に短期集中型の手厚い指導に特化した教育プログラムを提供しています。 ② LITALICOワンダー 当サービスは、未就学児(主に年長)から高校生まで幅広い年代の子どもたちを対象に、プログラミングやロボット、3Dプリンターを活用したデジタルファブリケーション、デザインなど、最先端のデジタルものづくりを通じた教育を提供するサービスです。 当社グループの持つ一人ひとりの個性に合わせるヒューマンサービスのノウハウを活かし、個々人に合わせたプログラミング・ロボット開発など「IT×ものづくり」を通して、子どもの興味・関心をベースとした自主的な学びを引き出し、子どもたちの考える力、作る力、伝える力を育みます。 ③ LITALICOライフ 当サービスは、障害児を持つご家族を対象に、ライフプランの作成を支援するサービスです。障害分野の専門性を活かして、障害児の特性を考慮した進路、就労等の相談に乗りながらライフプランの作成を支援します。また、ファイナンスの専門性を活かして、プラン実現のための財務シミュレーションや家計の見直しをサポート、必要がある場合は保険の見直し販売を行います。 ④ その他新規事業 その他の新規事業として、グループ会社がそれぞれの特徴を活かした各種サービスを提供しています。 (系統図)就労支援事業及び児童福祉事業 (注1) 原則的な報酬の計算方法は次のとおりです。 「顧客人数(※1)×単価(※2)=報酬額」 ※1顧客人数は上限となる定員数が定められています。 ※2単価基準は各法令により定められています。 例えば、就労移行支援(障害者総合支援法)においては、概して以下の計算によります。 「(基本報酬単価+各種加算)×(1+処遇改善加算)×地区単位」 (注2) 所得水準に応じて自己負担を免除される顧客が存在します。 (系統図)プラットフォーム事業 (系統図)海外事業 (注1)  州政府当局による福祉サービス利用者の紹介を受けてサービス提供が開始されます。 (注2)  単価及び自己負担の水準は法令により又は契約条件により定められます。
経営方針・対処すべき課題2,544字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、多様な人々が自分らしい人生を選択できる「人を中心とした社会」の実現を通じて「障害のない社会」を創造することを目指しています。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社を含む、LITALICOグループは、中長期的に継続した企業成長により企業価値の最大化に取り組むために、『LITALICOワークス』『LITALICOジュニア』といった施設サービスの継続的な成長を図るとともに、『LITALICO発達ナビ』、『LITALICO仕事ナビ』及び『LITALICOキャリア』といったインターネットプラットフォームを軸にした、障害福祉分野のトータルソリューションサービスを展開いたします。 LITALICOグループは、2005年の設立時より障害福祉領域において事業を展開してまいりました。現在全国400施設以上で就労や学びを支援するサービスを提供しています。加えて、プログラミング等一般教育分野への展開も進めています。さらに、これらの施設運営で培ってきたノウハウを活用し、障害福祉領域におけるインターネットプラットフォーム事業等を行っています。 LITALICOグループ運営の施設サービスと当社のインターネットプラットフォーム事業を組み合わせることで、より高品質のサービスをより多くの方々へ提供し、ビジョンの実現を目指しています。 (3) 会社の対処すべき課題 当社及びLITALICOグループにおきましては、以下5点を対処すべき課題として認識しています。 ① インターネットプラットフォームの実現 発達障害や精神障害、障害児の子育てや障害者の就労等に関する質の高い情報の提供を望むたくさんの声がお客様からありました。 このようなお客様の要望に応えるため、発達障害の子どもや発達が気になる子どものご家族に向けて、2016年1月に『LITALICO発達ナビ』を、働くことに障害のある方に向けて、2018年3月に『LITALICO仕事ナビ』を、障害福祉施設で働きたい求職者に向けて、2019年2月に『LITALICOキャリア』を開設いたしました。今後も、お客様が質の高い情報を得られるよう、提供情報の網羅性の向上や、提供機能の拡大に取り組んでまいりたいと考えています。 現在、LITALICOプラットフォーム事業領域において、障害福祉施設及び介護福祉施設向けに、各種の情報提供サービスを行うほか事業運営を支援するサービスも展開しており、これらを通じて福祉業界全体の質の向上に貢献してまいります。 ② 施設サービスの安定的な拡大 当社グループすべての事業を合わせて400ヶ所を超える施設を運営していますが、各地で待機者が発生するなどお客様の要望に応えきれていません。このようなお客様の要望に応えるためにも、事業計画に沿って全国に新規施設を開設してまいりたいと考えています。 ③ 人材採用と育成 当社グループの事業は、障害のある方や介護及び看護を必要とする方向けの施設の運営サービスと、インターネットプラットフォームの構築・運営との組み合わせという、極めて専門的な領域であり、そのサービスの質を左右する最大の要素は人材の質であるとの認識から、人材の「採用と教育」に大きな経営資源を割いています。 採用活動においては、豊富な知見や専門性を持つキャリア人材の採用に加え、新卒・キャリア人材を問わず採用し、社内で教育する方針を取っています。 人材育成面として、LITALICOグループにおける、福祉サービス運営のための人材育成の仕組みを活用し、インターネットプラットフォーム構築の側面においても提供する情報の質・量を適切に判断できる人材をグループ全体として育成をしています。引き続き、人材の採用・育成を行い、サービスの展開速度に見合うよう優秀な人材の確保に努めてまいります。 ④ 事業基盤の強化及びサービス開発力の強化 a.提供サービスの平準化と質の向上 当社グループの運営する施設は、都道府県をまたぐ多施設展開及びオンラインでのサービス提供をしており、どの施設でも同一水準のサービスを提供するための平準化が必要になります。そのため、事業ごとの教材、カリキュラム等を制作し、スタッフが質の高いサービスを常に提供できるように努めています。 b.地域・関係機関との連携強化 すべての事業及びサービスにおいてお客様やご家族への個別最適なサービスを提供することに加えて、学校、企業、地域社会といった外部環境への働きかけも重視しています。そのために、当社グループの事業及びサービス内容が地域、教育機関、行政及び病院等の関係機関や民間企業・団体に正確に理解され、これらの方々と協同して課題の解決に当たることが、重要な課題であると認識しています。 c.事業間の連携強化 サービスを利用する方のライフステージに沿ったワンストップサービス群が当社グループの強みです。各サービスで蓄積した知見の共有や、指導計画・支援計画の共有化等で、お客様の利便性を高めるなど、さらなるシナジー効果を発揮するための連携強化も重要な課題であると認識しています。 d.プラットフォーム事業を通じた連携強化 LITALICOグループにおける施設運営上のノウハウやデータ、各関連領域におけるシナジーの見極めなど、蓄積された情報の活用を、グループ内で一層効果的に実現するため、グループ内各サービスの連携の強化に向けた取り組みを行っています。また、LITALICOグループで蓄積された情報は、LITALICOプラットフォーム事業における各サービスの開発へ積極的に活用することで、サービスを利用する方の支援につなげるとともに、福祉施設事業者に対する質の高いサービスを提供し、福祉領域におけるプラットフォーマーとして障害のない社会を実現するよう一層努めてまいります。 ⑤ 他社との提携及びM&Aの実施 当社グループ全体としてのサービス品質向上の手段として、必要に応じて、他社と資本業務提携やM&Aを実施いたします。
事業等のリスク6,321字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 (1) 事業環境上のリスクについて ① 法的規制等について (就労支援事業・児童福祉事業) 当社グループでは、『障害者総合支援法』を根拠法とする就労支援関連サービスを運営するとともに、『児童福祉法』を根拠法とする児童福祉関連サービスを運営しています。 各サービスともに国から報酬を得ており、これら報酬制度は原則として3年に1回改定が行われるため、これらの法令の制定・改廃等が行われた場合や、厚生労働省からの通達の内容が変更された場合は、当社グループの事業活動が制約を受け、就労支援事業セグメント及び児童福祉事業セグメントの業績に影響を与えるとともに、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 以上に関連し、各事業ともに個別の事業所単位で都道府県知事又は政令指定都市市長から設置の指定を受けています。現時点において、適正な運営ができなくなったものとして当社グループの運営する各事業所での指定取消しや営業停止は発生していませんが、今後、何らかの原因によりこれらの指定が取り消された場合や営業停止となった場合には、各セグメント業績に影響を与えるとともに、当社グループの業績に影響を与える可能性があります*1。 当社グループでは利用定員*2、報酬*3その他法令及び各種通知事項の趣旨に則り、減算及び指定取り消しの対象とならない範囲において一部の事業所で定員を超過した運営をしています*4。今後何らかの事情により各自治体の運用や各種通知事項の内容に変更があった場合には、個別の自治体において定員を超過した運営ができなくなり、各セグメントの業績に影響を与えるとともに、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 以上のリスクを踏まえ、法令や通達の解釈に誤りが発生しないよう、地方自治体と適宜確認を取りながら事業を進めています。 *1:事業所ごとの指定となっており、全社的な問題(例えば経営陣による不正の指示等が認められる場合)を除き指定の取り消し等についても事業所ごとに検討されます。しかしながら、指定取り消しの場合には、一定の期間、当社グループとして新規の出店を行うことができなくなる可能性がある等、当社グループの業績へ影響を与える可能性があります。 *2:利用定員に関する規律は、就労支援事業においては「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準」、児童福祉事業においては「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準」に定められています。 *3:報酬に関する規律は、就労支援事業においては「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービス等及び基準該当障害福祉サービスに要する費用の額の算定に関する基準等の制定に伴う実施上の留意事項について」、児童福祉事業においては「児童福祉法に基づく指定通所支援及び基準該当通所支援に要する費用の額の算定に関する基準等の制定に伴う実施上の留意事項について」に定められています。 *4:減算及び指定取消しに関する基準は、就労支援事業においては「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業所等の人員、設備及び運営に関する基準について」、児童福祉事業においては「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準について」に定められています。 (LITALICOプラットフォーム事業) 当社グループでは、福祉施設の運営事業者等に対し、インターネットサービスの提供など福祉領域における事業者向けのインターネットプラットフォームサービスを展開しています。そのため、インターネットを用いたサービスに対し、法令等に基づく新たな規制が導入されるなど予期せぬ要因によってLITALICOプラットフォーム事業のセグメント業績に影響を与えるとともに、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループのインターネットサービスは、福祉施設運営事業者のみを顧客とせず、多様な需要を喚起し得るものではございますが、特に顧客となる福祉施設運営事業者における売上高は、国からのサービス報酬が中心となっており、これらの報酬制度に関わる法令の制定・改廃等が行われた場合や、厚生労働省からの通達の内容が変更された場合は、顧客となる指定事業者の業績に影響を与えセグメント業績及び当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (海外事業) 当社グループは、米国ネブラスカ州のDevelopmental Disability Center of Nebraska, LLC(以下「DDCN社」という。)の運営を通じて、米国の障害福祉サービスに参入し、米国における事業展開を行っています。今後、米国を含む海外事業を継続・拡大していく上では、連邦及び州・地方政府など規制権限を有する各政府における法規制の強化・変更への対応が重要となります。それら法規制の強化・変更に関連する情報の収集、分析及び対応の各過程において、追加費用の発生や事業活動への制約が生じる可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (その他) 当社グループでは、『障害者総合支援法』、『児童福祉法』及び『健康保険法』等を根拠法とするサービスをその他セグメントにおいても提供しています。各サービスにつき、国から報酬を得ており、これら報酬制度は原則として3年に1回改定が行われるため、これらの法令の制定・改廃等が行われた場合や、厚生労働省からの通達の内容が変更された場合は、当社グループの事業活動が制約を受け、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 以上に関連し、各事業ともに事業所単位で都道府県知事又は政令指定都市市長から設置の指定を受けるものであり、現時点において、適正な運営ができなくなったものとして当社グループの運営する事業所に指定取消しや営業停止は発生していませんが、今後、何らかの原因によりこれらの指定が取り消された場合や営業停止となった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② 個人情報保護について 当社グループの施設サービスの運営上及びプラットフォームサービスの提供上等、あらゆる事業において、顧客及び保護者の氏名、住所、職業等の個人情報保護法に定められた個人情報を保持しています。当社グループでは、これらの個人情報の保護を重大な経営課題と認識し、個人情報の適正な取得及び厳重な管理のために各種規程や全社員対象の社内教育を通じて、個人情報漏洩の防止に取り組んでいます。 しかしながら、これらの取り組みにもかかわらず、不正アクセスやコンピュータウイルス、その他事象により、ハードウェア、ソフトウェア及びデータベース等に支障をきたす可能性があり、それらを含むあらゆる原因によって個人情報が流出した場合には、損害賠償義務の発生や当社グループへの社会的信用が失墜し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合について 当社グループが属する障害福祉サービス業界は、提供サービスが人材の質に左右される傾向の強い業種であるため、当社グループの持つ採用力や人材育成のノウハウは短期間で構築することは難しいと考えられます。しかしながら、更なる競合他社の事業拡大や新規参入等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2) 事業運営上のリスクについて ① 施設における事故について 当社グループでは施設の運営に関し、顧客及びスタッフの安全確保を重大な経営課題として認識し、万全の体制で臨んでいると考えています。 しかしながら、事故発生の可能性は皆無とは言えず、万一重大な事故が発生した場合や、その他の運営上における何らかのトラブルが発生した場合、顧客の流出や指定取消し等が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 福祉領域におけるインターネットを通じたサービスの規制及びその他サービス規制について 当社グループでは、福祉事業者向けのインターネットプラットフォーム事業を展開しています。そのため顧客が遵守すべき基準(『障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律』における『障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準』、『児童福祉法』における『児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準』、『介護保険法』における『指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準』などがあり、それらに限らない。)への、当社サービスの抵触については、特に慎重に検討を行ったうえで展開をしています。しかし、これらの法令の制定・改廃等が行われた場合や、厚生労働省からの通達の内容が変更された場合は、当社グループの業績や今後のプラットフォームサービスの展開へ影響を与える可能性があります。 また、当社グループでは、有料職業紹介事業(『職業安定法』)をLITALICO仕事ナビとLITALICOキャリアで展開をしており、保険代理店(『保険業法』)に関する事業をLITALICOライフで展開しています。そのため各法令に基づく事業運営を行うとともに、他のサービスにおける法令への抵触については、特に慎重に検討を行ったうえで事業の展開をしています。しかし、これらの法令の制定・改廃等が行われた場合や、厚生労働省又は金融庁等からの通達の内容が変更された場合は、当社グループの業績や今後のプラットフォームサービスの展開へ影響を与える可能性があります。 ③ 訴訟等について 当社グループは、発達障害や精神障害がある方を主たる対象としたサービスを提供しています。当社グループはサービスを提供する全社員に対して教育研修を実施し、多様な状況に対応できるためのマニュアルの整備等により、事故の発生防止や緊急事態に対応できるように取り組んでいます。 しかしながら、利用者の病状の悪化等による訴訟等で過失責任が問われるような事態が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 大規模な自然災害・感染症について 当社グループでは、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じていますが、台風、地震、津波等の自然災害や、新型インフルエンザ等の感染症の流行が、想定を大きく上回る規模で発生し、当該地域の施設の稼働が長期に渡って困難になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 組織体制及び経営管理上のリスクについて ① 人材の確保及び育成について 当社グループが展開する各事業は、発達障害や精神障害がある方を主たる対象としたサービスであり、支援の現場となる新規施設の開設に伴い、また福祉領域におけるインターネットプラットフォームの構築・運営のため、事業を問わず専門的な知識や指導技術を持った人材の確保が急務となっています。このため当社グループでは、引き続き採用を推進するとともに、事業単位での人材を育成する研修部門を設けることにより、継続して人材を育成するなど、人材の拡充に取り組んでいます。 しかしながら、今後、人材の確保と育成が施設開設のスピードやサービス開発のスピードに追いつかない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ② 風評等の影響について 当社グループの事業は、顧客やその家族に加えて、就労先の企業や、行政、教育機関、医療機関等の関係機関、又は地域社会の住民の皆様との連携の元に成り立つものであると認識しています。当社グループの従業員には、理念、ビジョンを浸透させ、コンプライアンス遵守の意識を高く保つよう社員教育を徹底しています。 しかしながら、従業員の不祥事等何らかの事象の発生や、当社グループに対して不利益な情報や風評が流れた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 情報システム障害について 当社グループは、コンピュータシステム及びネットワーク網を整備することで、本社・事業部間の事務処理を効率化するため、全社で顧客管理・人事処理・会計業務等にシステムを導入しています。これらのシステムを適正かつ継続的に運用するため、情報システム部による稼動状況の監視と安全性の検証、情報管理規程類の運用等を行っています。 しかしながら、これらの取組みにもかかわらず、不正アクセスやコンピュータウイルス、その他事象により、ハードウェア、ソフトウェアおよびデータベース等に支障をきたす可能性があり、それらを含むあらゆる原因によって、各種システムに障害が発生した場合には、事業領域で業務遂行が困難になる可能性及び業務障害に伴うその他影響の発生可能性により、損害賠償義務の発生や当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、法令や報酬の改定時に、請求系システムの改修が間に合わない場合には、顧客に提供するSaaSプロダクトの品質の低下と、公費事業における当社グループ内における請求月等の遅延が発生する可能性があります。 (4) 財務状況に関するリスクについて ① 固定資産の除却について 当社グループは、老朽化等の理由により一部の既存施設の移転や改修工事が発生する可能性がございます。当該、移転や改修工事に伴いまして、固定資産除却に係る費用が発生する可能性があり、これらの移転や改修工事が一定期間に集中した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 固定資産の減損について 当社グループは、有形固定資産、ソフトウエア、のれん等の固定資産を保有しています。これらの資産については、収益性の低下等により、対象資産の価値が下落することに伴い減損損失として計上することとなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 有利子負債について 当社グループは、運転資金及び新規施設開設の設備投資資金を主に金融機関からの借入金で調達しています。そのため、現行の金利水準が変動した場合や計画通りの資金調達ができなかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 投資有価証券について 当社グループが保有する投資有価証券について、投資先の財政状況が変動することにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 為替変動について 当社グループの海外事業の現地通貨建ての項目及びグループ各社における外国通貨建ての項目は、換算時の為替レートによる為替変動リスクを受ける可能性があります。 (5) その他リスク ① 新株予約権行使の影響について 当社グループは、新株予約権を発行しています。これら新株予約権について権利行使がされた場合、当社の株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,292字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社は2025年3月期以降、当社子会社3社の全株式を売却しています。そのため、2025年3月期以降、IFRS第5号に基づき、それらの売却事業を非継続事業に分類しています。これに伴い、2025年3月期及び2026年3月期における売上収益、営業利益について、非継続事業を除いた継続事業の金額に組替えて比較・分析を行っています。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループは「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、2005年の設立時より障害福祉領域において事業を展開してまいりました。現在全国400を超える施設で就労や学びを支援するサービスを提供しています。加えて、プログラミング等一般教育分野への展開も進めています。さらに、これらの施設運営で培ってきたノウハウを活用し、障害福祉領域におけるインターネットプラットフォームサービスを展開しています。自社運営の施設サービスとインターネットプラットフォーム事業を組み合わせることで、より高品質のサービスをより多くの方々へ提供し、ビジョンの実現を目指しています。 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 (単位:百万円) 2025年3月期(自 2024年4月1日   至 2025年3月31日)   2026年3月期(自 2025年4月1日   至 2026年3月31日)   増減額   増減率 売上収益   32,484   38,247   +5,763   +17.7   % 営業利益   3,445   4,576   +1,131   +32.8   % 親会社の所有者に帰属する当期利益   2,402   2,738   +336   +14.0   % (単位:百万円) セグメント別業績   2025年3月期(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   2026年3月期(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減額   増減率 就労支援事業   売上収益   12,538   14,162   +1,624   +13.0   % 利益   4,598   4,358   △241   △5.2   % 児童福祉事業   売上収益   8,812   10,951   +2,139   +24.3   % 利益 (△は損失)   △98   1,017   +1,115   -   % プラットフォーム事業   売上収益   4,530   5,476   +946   +20.9   % 利益   1,369   1,789   +420   +30.7   % 海外事業   売上収益   2,840   3,655   +815   +28.7   % 利益   755   860   +105   +13.9   % その他   売上収益   3,764   4,003   +239   +6.4   % 利益   502   391   △111   △22.2   % セグメントごとの業績は以下の通りです。 <就労支援事業> 就労支援事業については、2施設を新規に開設し、累計で164施設となりました。引き続き高水準で就職者数が推移したものの、新規利用者数は順調に拡大しており、当連結会計年度の売上収益は14,162百万円(前連結会計年度比13.0%増)となりました。なお、マーケティング投資や人材の先行採用、人材育成施策、企業文化強化の取り組み等を行い、セグメント利益は4,358百万円(前連結会計年度比5.2%減)となりました。 <児童福祉事業> 児童福祉事業については、新規に19施設を開設し、累計で186施設となりました。短時間中心の支援プログラムへの回帰を通じて施設稼働率は安定推移しており、年度初期に集中する施設開設に向けた先行費用や企業文化強化の取り組みへの投資等を吸収しながらも、当連結会計年度の売上収益は10,951百万円(前連結会計年度比24.3%増)、セグメント利益は1,017百万円(前連結会計年度比1,115百万円の増加)となりました。 <プラットフォーム事業> プラットフォーム事業は、SaaS型プロダクトを中心に、順調に契約施設数の増加ペースを加速しつつ、人員の大幅な増強など積極的な先行投資を継続しています。また、LITALICOキャリアにおいても採用支援サービスが拡大しています。当連結会計年度の売上収益は5,476百万円(前連結会計年度比20.9%増)、セグメント利益は1,789百万円(前連結会計年度比30.7%増)となりました。 <海外事業> 米国において強度行動障害者向けサービスを提供するDevelopmental Disability Center of Nebraska, LLCを中心とした海外事業を展開するセグメントです。2024年7月より業績取り込みを開始しました。当連結会計年度の売上収益は3,655百万円(前連結会計年度比28.7%増)、セグメント利益は860百万円(前連結会計年度比13.9%増)となりました。 <その他> その他セグメントはLITALICOジュニアパーソナルコース、LITALICOワンダー、LITALICOライフ及びその他新規事業にて構成されています。各事業が順調に推移し、事業拡大の投資も継続しています。当連結会計年度の売上収益は4,003百万円(前連結会計年度比6.4%増)、セグメント利益は391百万円(前連結会計年度比22.2%減)となりました。 以上の結果、売上収益は38,247百万円(前連結会計年度比17.7%増)、営業利益は4,576百万円(前連結会計年度比32.8%増)、税引前当期利益は4,233百万円(前連結会計年度比33.2%増)となりました。 親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては、2,738百万円(前連結会計年度比14.0%増)となりました。なお、当連結会計年度において非継続事業からの損失を195百万円計上しています。 生産、受注及び販売の実績は次のとおりです。 ① 生産実績 当社グループは、就労支援事業、児童福祉事業、プラットフォーム事業を通じて、障害者や発達障害児へのサービスを提供しています。生産実績に該当する事項がありませんので、記載をしていません。 ② 受注実績 当社グループは、受注生産等を行っていませんので、受注実績に関する記載をしていません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   前年比(%) 就労支援事業   14,162   113.0 児童福祉事業   10,951   124.3 プラットフォーム事業   5,476   120.9 海外事業   3,655   128.7 報告セグメント計   34,244   119.2 その他   4,003   106.4 合計   38,247   117.7 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しています。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)    割合(%)   金額(百万円)    割合(%) 神奈川県国民健康保険団体連合会   4,061   12.2   4,846   12.7 東京都国民健康保険団体連合会   3,794   11.4   4,191   11.0 (2) 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較して11,072百万円増加し、43,796百万円となりました。有形固定資産が3,889百万円、のれんが1,628百万円増加しました。これは主に、米国における事業及び設備への追加投資によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して9,182百万円増加し、29,437百万円となりました。借入金が7,108百万円増加しており、これは主に、米国における事業及び設備への追加投資を目的とした借入金の増加によるものです。 (資本) 当連結会計年度末における資本は、前連結会計年度末に比べ1,891百万円増加し、14,360百万円となりました。主な増加は、親会社の所有者に帰属する当期利益2,738百万円及び在外営業活動体の換算差額の増加889百万円です。主な減少は、配当金の支払い321百万円及び自己株式の取得及び処分1,295百万円です。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比較して3,760百万円増加し、8,095百万円です。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、7,189百万円(前連結会計年度は4,944百万円の収入)となりました。税引前当期利益で4,233百万円、減価償却費及び償却費3,648百万円を計上した一方で、法人所得税の支払いにより1,050百万円を支出しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、7,104百万円(前連結会計年度は6,612百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得により4,087百万円、無形資産の取得により1,781百万円及び子会社の取得による支出1,536百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、3,585百万円(前連結会計年度は1,526百万円の収入)となりました。長期借入金による収入16,100百万円となった一方で、短期借入金の純減額4,661百万円、長期借入金の返済による支出4,331百万円、リース負債の返済による支出1,875百万円及び自己株式の取得による支出1,300百万円がありました。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」」に記載しています。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、「障害のない社会」を創造することを目指し、障害分野のトータルソリューションサービスを展開しています。就労支援事業及び児童福祉事業を中心とした施設サービスでは、新規施設の開設等を通して安定拡大を行い、既存施設及び新規施設ともにサービス提供を継続しています。プラットフォーム事業につきましても提供機能の拡大等を展開できたことで継続して成長を図ることができています。また、「障害のない社会をつくる」というビジョンをグローバルな視点で捉えており、海外事業を通して、米国においても、日本での展開と同様に当事者と家族に向けた包括的なサービスを展開してまいります。これらの事業を展開することにより国内の施設運営に限定されない多角的なサービスをお客様に届けています。 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、法改正動向、事故や個人情報の漏洩、人材の確保及び育成、市場動向等があります。 法改正動向については、当社グループの「就労支援事業」と「児童福祉事業」においては 国から報酬を得ており、これらの報酬制度は原則として3年に1回改定が行われるため、これらの法令の制定・改廃等が行われた場合や、厚生労働省からの通達の内容が変更された場合は、当社グループの事業活動が 制約を受け、業績に影響を与える可能性があります。そのため、法令や通達の解釈に誤りが発生しないよう、 地方自治体と適宜確認を取りながら事業を進めています。また、海外展開を行うにあたり、展開する国及び州など政府の規制単位で各地域における法規制の強化・変更への対応が重要となります。 事故や個人情報の漏洩については、顧客及びスタッフの安全確保を重大な経営課題として認識し、万全の体制で臨んでいます。また、個人情報の適正な取得及び厳重な管理のために、各種規程や全社員対象の社内教育を通じて、個人情報漏洩の防止に取り組んでいます。 人材の確保及び育成については、当社グループが展開する各事業は、発達障害や精神障害がある方を主たる対象としたサービスであり、新規施設の開設に伴い、専門的な知識や指導技術を持った人材の確保が急務となっています。このため当社グループでは、経験者を対象とした通年での採用活動と並行して、適性を有する新卒学生や未経験者を採用して育成する研修部門により、継続して人材を育成するなど、人材の拡充に取り組んでいます。 市場動向については、当社グループが属する障害福祉サービス業界は、毎年障害福祉サービスの提供事業所数は増えているものの、提供サービスが人材の質に左右される傾向の強い業種であるため、当社グループの持つ採用力や人材育成のノウハウは短期間で構築することは難しいと考えられます。しかしながら、本書提出日現在において、首都圏における競争環境は激化する兆しもあり、更なる競合他社の事業拡大や新規参入等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。こうした中、当社グループは既存の施設サービスの安定的な出店拡大に加え、サービス提供範囲の拡大と収益源の多角化を実施し、経営基盤の強化を図ってまいります。 ② 資本の財源及び資金の流動性 a. 資金需要 当社グループは、毎年10施設以上のペースで新規施設の開設を行っているため、施設数及び従業員数増加に伴う運転資金需要の他、設備資金の需要が恒常的にある状態です。そのため、新規施設の開設計画を踏まえて定期的に金融機関との打ち合わせを行い、短期借入金及び長期借入金を資金需要のタイミングに合わせて調達しています。 b. 財務政策 当社グループは、健全な経営活動を維持するため、安定した事業運営を行える水準の手許資金を確保した上で、新規施設の開設等に必要な設備資金を銀行借入れ等により調達し、効率的な資金調達・運用を行うことにより、財務体質の強化を図ることを基本方針としています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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