概要
株式会社ヴィスは、1999年に大阪で創業したワークデザイン関連サービスを提供する企業である。当初は商業施設デザインを手掛けていたが、2004年にデザイナーズオフィス業務へ事業目的を変更。現在はオフィスデザインを中心とするブランディング事業、DXツール「ワークデザインプラットフォーム」や組織サーベイ「ココエル」を提供するデータソリューション、フレキシブルオフィス「The Place」の運営を行うプレイスソリューションの3事業を展開する。2020年3月に東証マザーズに上場、2022年4月にスタンダード市場へ移行。2024年8月に大阪本社と東京本社の二本社制を導入。2026年3月期の連結売上高は約165億円、従業員数は301名である。
ブランディング事業が売上の96%を占める3セグメント体制
ヴィスは報告セグメントとしてブランディング事業とデータソリューション・プレイスソリューション事業の2つを掲げる。2026年3月期の連結売上高16,489百万円のうち、ブランディング事業が15,887百万円(構成比96.4%)を占める。同事業はオフィスデザイン、グラフィックデザイン、ウェブデザインをワンストップで提供し、高成長企業や働き方改革に取り組む企業を主な顧客とする。データソリューション・プレイスソリューション事業は601百万円(同3.6%)で、ワークプレイス構築DXツール「ワークデザインプラットフォーム」、組織改善サーベイ「ココエル」、フレキシブルオフィス「The Place」の運営、ビルコンバージョンを含む。同事業の営業利益率は10.6%(64百万円)とブランディング事業の12.6%(2,001百万円)を下回るが、事業拡大の重点領域と位置づけられている。
年平均成長率を重視した経営とVISION2027
ヴィスは主要経営指標として年平均売上高成長率、年平均営業利益成長率、営業利益率を掲げる。2016年3月期から2026年3月期の10年間で売上高は46億円から165億円へ約3.6倍に拡大した。2026年3月期の営業利益は19億円、営業利益率は11.8%である。2025年6月に策定した中期経営計画VISION2027では、最終年度2028年3月期に売上高20,056百万円、営業利益2,027百万円を目標とする。基盤構築から機会拡大フェーズへシフトし、外部成長戦略による規模拡大も視野に入れる。同計画の初年度である2026年3月期は既に営業利益目標を前倒しで達成している。
大阪・東京・名古屋の3拠点と上海からの撤退
本社は大阪市北区に置き、東京本社(東京都港区)と名古屋オフィス(名古屋市中区)を併設する。2024年8月に東京オフィスを東京本社に改称し、二本社制へ移行した。大阪本社は2025年9月に同区内で移転している。名古屋オフィスは2008年開設後、2018年と2022年に移転を繰り返し拡大してきた。海外拠点としては2015年に中国上海市に美図室内設計(上海)有限公司を設立したが、2018年6月に清算している。従業員数は301名(連結)で、女性活躍や多様な働き方に対応した人材施策を推進する。
子会社とガバナンス体制の変遷
連結子会社は2022年4月に設立した株式会社ワークデザインテクノロジーズ(東京都港区)のみである。同社はデータソリューション事業の中核となるワークデザインプラットフォームやココエルの開発を担う。ヴィスは2022年6月に監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスを強化した。2024年8月の二本社制導入は意思決定の迅速化と事業拡大への対応を目的とする。2020年の上場以来、資本政策としては新株予約権の行使による株式発行を行っており、2026年3月期には25百万円の調達があった。
業界の中での役割はワークプレイスデザイン・コンサルティング企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ブランディング事業 | 159億円 | 96.4% | 20億円 | 12.6% |
| データソリューション・プレイスソリューション事業 | 6億円 | 3.6% | 1億円 | 16.7% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01企業(オフィス移転・改装、働き方改革)主力
オフィスデザイン、データソリューション、プレイスソリューションを組み合わせ、企業の働く環境と働き方をデザイン。高成長企業から大手企業までを対象に、ブランディングからDX、不動産有効活用まで支援する。
- オフィスデザイン
- オフィスのプランニングから設計、施工までの一連のサービス。
- ワークデザインプラットフォーム
- 空間稼働率分析・コストシミュレーション・従業員満足度サーベイで最適なワークプレイスを構築するDXツール。
- ココエル
- 従業員のメンタル・フィジカル・エンゲージメントを測定する組織改善サーベイ。
- The Place
- スタートアップ向けシェアオフィス・コワーキングスペース。
製品と技術
ブランディング事業の核:オフィスデザインのワンストップ提供
ブランディング事業の中核はオフィスデザインである。ヴィスは企業の移転や改装に際し、プランニングから設計、施工までを一貫して請け負う。8,500件以上の実績を持ち、高成長企業を中心に中小企業から大手・老舗企業まで幅広く顧客を抱える。デザインにおいては企業のブランドアイデンティティを空間に落とし込むことを重視し、グラフィックデザインやウェブデザインとも連携する。2026年3月期の同事業売上高は15,887百万円で、全社の96%を占める。
データソリューション:ワークデザインプラットフォームとココエル
2022年設立の子会社ワークデザインテクノロジーズが開発したワークデザインプラットフォームは、空間稼働率分析、コストシミュレーション、従業員満足度サーベイの3機能を統合する。企業のワークプレイス課題を可視化し、最適なオフィス設計を支援する。もう一つのツール「ココエル」は141項目のサーベイでメンタル・フィジカル・エンゲージメントを測定し、組織改善に役立てる。これらのデータソリューションはブランディング事業とのシナジーを生み、顧客への提案力を高めている。
プレイスソリューション:ビルコンバージョンとThe Place運営
プレイスソリューションでは、既存オフィスビルの改装や遊休資産の再活用によりビルの資産価値を高めるビルコンバージョンを手掛ける。同時に、自社ブランドのフレキシブルオフィス「The Place」を東名阪の4拠点で運営する。各拠点はスタートアップ向けのテナント賃貸、シェアオフィス、コワーキングスペースを提供し、イベント開催を通じて企業と個人の交流を促進する。2026年3月期の同事業セグメント売上高は601百万円であるが、中期経営計画では成長領域と位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
中小規模人材サービス、安定収益基盤
当社はサービス業に属する人材派遣・紹介企業で、売上高160億円前後の中堅規模。2025/3期営業利益率11.66%と安定的な収益を上げる。同業のジンジブ、イシン、JSHなど小型株が多い中で、売上高はやや大きい。2026/3期もほぼ横ばいの収益が予想され、堅調だが成長鈍化が見える。
強み
- 売上高160億円超で営業利益率11%超と、中堅人材サービスとして安定。
- 一定の顧客基盤を持ち、リピート受注が見込めるビジネスモデル。
- 特定業界や職種への特化により、差別化を図っている可能性。
- 利益率が高く、財務体質が堅固であると推測される。
課題
- 2025→2026年度の売上高成長率が約1%と低く、市場拡大が鈍い。
- 同業他社が多く、人材派遣業界の競争が激しい。
- 労働力不足が続く中、優秀な人材の確保が課題となる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がヴィス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7378アシロ | 117億円 | 13.5倍 |
| 2 | 6533Orchestra Holdings | 116億円 | 160.4倍 |
| 3 | 2173博展 | 116億円 | 6.3倍 |
| 4 | 2162nms ホールディングス | 116億円 | 33.4倍 |
| 5 | 9560プログリット | 116億円 | 14.6倍 |
| 6 | 5071ヴィス | 115億円 | 8.4倍 |
| 7 | 9341GENOVA | 111億円 | 39.3倍 |
| 8 | 6082ライドオンエクスプレスホールディングス | 111億円 | 14.2倍 |
| 9 | 2134北浜キャピタルパートナーズ | 110億円 | — |
| 10 | 9252ラストワンマイル | 109億円 | 10.8倍 |
| 11 | 9780ハリマビステム | 108億円 | 10.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
商業施設デザインからデザイナーズオフィスへの転換(1999-2004)
株式会社ヴィスは1999年1月、大阪市西区に資本金1,000万円で設立された。当初の事業目的は商業施設を中心とするデザイン業務であった。設立から5年後の2004年1月、同社は事業目的をデザイナーズオフィス業務へと抜本的に変更する。同時期の2004年9月には東京オフィスを東京都港区に開設し、首都圏での営業基盤を築いた。この転換は、オフィス環境のデザインに特化する現在の事業モデルの原点であり、以来一貫して「はたらく人々」のための空間づくりに注力している。
建築士登録と建設業許可の取得(2008-2013)
2008年2月、ヴィスは本社で二級建築士事務所、東京オフィスで一級建築士事務所として登録し、設計業務の法的基盤を整えた。同年3月には一般建設業許可を取得し、施工まで自社で手掛けられる体制を構築。2013年12月には特定建設業許可(建築工事業)を取得し、より大規模な工事に対応可能となった。2016年11月には内装仕上工事業の特定建設業許可も追加。これらの資格・許可の取得により、オフィスデザインのワンストップサービスが現実のものとなった。
上海進出と早期撤退(2015-2018)
2015年6月、ヴィスは中国上海市に美図室内設計(上海)有限公司を設立した。現地でデザイナーズオフィス業務を展開する狙いであったが、事業は軌道に乗らず、2018年6月に清算を完了した。上海子会社の存続期間は約3年間と短く、海外直接投資の難しさを経験した。この撤退後、同社は国内市場に経営資源を集中させる方針をとっている。
東証マザーズ上場からスタンダード市場へ(2020-2022)
2020年3月、ヴィスは東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。上場からわずか1年後の2021年3月には市場第二部へ市場変更し、2022年4月の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。上場後、2022年4月には100%子会社ワークデザインテクノロジーズを設立し、データソリューション事業を本格化。同年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。
フレキシブルオフィス「The Place」の展開(2021-2025)
2021年1月、ヴィスは大阪市中央区にフレキシブルオフィスビル「The Place 大阪」を開業した。2022年5月には名古屋市中区に「The Place 名古屋」、2023年5月には東京都渋谷区に「The Place 渋谷」、2025年10月には東京都港区に「The Place 新橋」を開設。これらの施設はシェアオフィスやコワーキングスペースを提供し、スタートアップ企業向けテナント賃貸も行う。コンセプトは「TSUMUGI(紡ぎ)」で、企業間・個人間の交流を促す場として位置づけられている。
二本社制への移行と本社移転(2024-2025)
2024年8月、ヴィスは東京オフィスを東京本社に改称し、大阪本社と東京本社の二本社制へ移行した。これにより関東圏での意思決定を迅速化し、事業拡大に対応する体制を整えた。2025年9月には大阪本社を大阪市北区内で移転し、同年10月のThe Place新橋開設と合わせて首都圏と関西圏の両方でプレゼンスを高めている。従業員数は301名(2026年3月期)で、設立以来継続的に増加している。
年表25件を開く
1990年代
- 1999年1月創業大阪市西区に商業施設を中心とするデザイン業務を主たる事業目的とした、株式会社ヴィス(資本金10,000千円)を設立
2000年代
- 2004年1月商号変更主たる事業目的をデザイナーズオフィス業務に変更
- 2004年9月東京都港区に東京オフィスを新設
- 2008年2月二級建築士事務所として登録(本社)一級建築士事務所として登録(東京)
- 2008年3月一般建設業許可を取得
- 2008年8月名古屋市中村区に名古屋オフィスを新設
2010年代
- 2012年3月第一種貨物利用運送事業を登録
- 2013年12月特定建設業許可(建築工事業)を取得
- 2014年2月事業拡大のため、大阪市北区に本社を移転
- 2015年6月創業中国上海市にデザイナーズオフィス業務を事業目的とした、美図室内設計(上海)有限公司を設立(2018年6月29日付で清算結了)
- 2015年11月一級建築士事務所として登録(本社)
- 2016年11月特定建設業許可(内装仕上工事業)を取得
- 2018年7月事業拡大のため、名古屋市中村区に名古屋オフィスを移転
2020年代
- 2020年3月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2021年1月大阪市中央区にフレキシブルオフィスビル「The Place 大阪」開業
- 2021年3月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
- 2022年4月ワークデザインコンサルティング業務を主たる事業目的とした、100%子会社㈱ワークデザインテクノロジーズ(現連結子会社)を東京都港区に設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
- 2022年5月事業拡大のため、名古屋市中区に名古屋オフィスを移転 事業拡大のため、名古屋市中区にフレキシブルオフィス「The Place 名古屋」を新設
- 2022年6月監査役会設置会社から 監査等委員 会設置会社に移行
- 2023年5月事業拡大のため、東京都渋谷区にフレキシブルオフィス「The Place 渋谷」を新設
- 2023年9月事業拡大のため、東京都港区内で東京オフィスを移転
- 2024年8月東京オフィスを東京本社に改称し、大阪本社と東京本社の二本社制へ移行
- 2025年9月事業拡大のため、大阪市北区内で大阪本社を移転
- 2025年10月事業拡大のため、東京都港区にフレキシブルオフィス「The Place 新橋」を新設
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2028年3月期まで20,056百万円
- 連結営業利益2028年3月期まで2,027百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ワークデザインの拡大と新規事業創出
オフィスデザインに加えてデータソリューションやプレイスソリューション事業を拡大し、外部成長戦略による新たな市場機会の創出と企業規模の拡大を目指す。
- 02
IT・DXによる生産性向上と付加価値創出
生成AIを含む新技術を活用し、システム更新と業務効率化を推進。創出された時間を付加価値の高い業務に充てることで、顧客へのサービス品質向上と生産性向上を両立する。
- 03
人材の確保・育成とエンゲージメント向上
顧客課題を分析しソリューションを提供できる人材の確保・育成に努め、ES(従業員満足)向上による優秀な人材の定着を進める。
- 04
マーケティング・ブランディングの強化
ターゲットを明確にしたマーケティング活動と自社ブランディングにより、類似他社との差別化を図り、ワークデザインの社内外への浸透を促進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 7期分
グループ全体で301人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は730万円で、6期前と比べて+18.0%。平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は5.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 619 | 31.5 | 4.0 | 187 | — |
| 2021年3月 | 572 | 31.9 | 4.2 | 209 | — |
| 2022年3月 | 620 | 32.0 | 4.3 | 224 | — |
| 2023年3月 | 709 | 32.8 | 4.9 | 231 | — |
| 2024年3月 | 718 | 33.4 | 5.1 | 252 | — |
| 2025年3月 | 826 | 34.2 | 5.9 | 272 | 699 |
| 2026年3月 | 730 | 34.2 | 5.9 | 301 | 631 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は165億円、営業利益は19億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.2%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 184億円 | 165億円 |
| 営業利益 | 20億円 | 19億円 |
| 純利益 | 12億円 | 14億円 |
| 1株あたり配当 | ¥59 | ¥59 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は35億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.7%、営業利益は−66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 35 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 30 | 3 | 10.0 | 2 |
| 2024年2Q | 34 | 2 | 5.9 | 1 |
| 2024年3Q | 35 | 4 | 11.4 | 3 |
| 2024年4Q | 45 | — | — | 4 |
| 2025年2Q | 80 | 10 | 12.5 | 6 |
| 2025年4Q | 83 | 9 | 10.8 | 8 |
| 2026年2Q | 69 | 6 | 8.7 | 4 |
| 2026年4Q | 96 | 13 | 13.5 | 10 |
| 2027年1Q | 35 | 1 | 2.9 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年3月期からの11期で、売上は46億円から165億円へ3.6倍に増えた。直近期の営業利益率は11.5%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 46 | — | 3 | — | 2 |
| 2017年3月 | 59 | — | 5 | — | 4 |
| 2018年3月 | 72 | — | 7 | — | 5 |
| 2019年3月 | 87 | — | 9 | — | 6 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2020年3月 | 93 | — | 9 | — | 6 |
| 2021年3月 | 81 | — | 5 | — | 3 |
| ワークデザインコンサルティング業務を主たる事業目的とした、100%子会社㈱ワークデザインテクノロジーズ(現連結子会社)を東京都港区に設立 | |||||
| 2022年3月 | 107 | — | 10 | — | 7 |
| 2023年3月 | 132 | — | 13 | — | 9 |
| 2024年3月 | 144 | — | 15 | — | 10 |
| 2025年3月 | 163 | 19 | 19 | 11.7 | 14 |
| 2026年3月 | 165 | 19 | 19 | 11.5 | 14 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高165億円のうち、営業利益として残るのは19億円で11.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の8.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.5%118億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.0%28億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.5%19億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2026年3月期は営業CFが13億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは10億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は66億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 7 | −10 | 5 | −3 | 16 |
| 2019年3月 | 9 | −1 | −2 | 8 | 21 |
| 2020年3月 | 3 | −3 | 4 | 0 | 26 |
| 2021年3月 | 4 | −6 | −1 | −2 | 22 |
| 2022年3月 | 14 | −1 | −1 | 13 | 35 |
| 2023年3月 | 12 | −4 | −1 | 8 | 42 |
| 2024年3月 | 15 | −4 | −2 | 11 | 50 |
| 2025年3月 | 16 | −3 | −3 | 13 | 60 |
| 2026年3月 | 13 | −3 | −4 | 10 | 66 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 11期分
2026年3月期の総資産は125億円。このうち返さなくてよい自己資本が79億円で、自己資本比率は63.3%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 15 | 7 | 8 | 49.5 |
| 2017年3月 | 24 | 11 | 13 | 44.8 |
| 2018年3月 | 34 | 14 | 20 | 41.8 |
| 2019年3月 | 42 | 20 | 22 | 46.4 |
| 2020年3月 | 52 | 34 | 18 | 65.6 |
| 2021年3月 | 53 | 36 | 17 | 69.2 |
| 2022年3月 | 69 | 43 | 26 | 61.8 |
| 2023年3月 | 80 | 50 | 30 | 62.8 |
| 2024年3月 | 99 | 58 | 41 | 59.1 |
| 2025年3月 | 108 | 69 | 39 | 64.1 |
| 2026年3月 | 125 | 79 | 46 | 63.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中113位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中410位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,368で、1年前と比べて+2.8%。過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.4倍 |
| PER (会社予想) | 9.3倍 |
| PBR | 1.52倍 |
| 配当利回り | 4.31% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月-0.96%と停滞。25日線1405.24円を-4.3%下回り、RSI 42.2で中立。52週高値1688円から-20%の水準。8月12日に36,600株と出来高急増し、下落。200日線1417.44円を下回り、中期的な上値は重い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERが8.38倍と業界平均26.52倍を大きく下回り割安。PBRは1.45倍と平均2.27倍を下回る。配当利回りは3.60%と平均1.61%を上回り、株主還元も良好。業績は安定成長しており、収益性も高いが、市場評価が低く割安感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.4倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 9.3倍 | — |
| PBR | 1.52倍 | 3.51倍 |
| ROE | 18.4% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
建設業界の人手不足とDX推進を追い風に急成長してきたが、成長曲線の減速懸念が浮上。強気派は、建設現場のペーパーレス化がまだ浸透途上(市場浸透率10〜20%程度)であり、導入現場数の拡大と顧客単価の上昇余地が大きいと主張。一方、弱気派は、競合の参入増加と大企業向け営業の難しさ、さらに決算で売上高成長率が鈍化していることを指摘し、割高感を警戒する。PER8倍台、PBR1.4倍とバリュエーションは成長株としては低く、強気派は割安、弱気派は成長減速織り込み済みと解釈が分かれる。
- 市場浸透余地大
建設DX市場は浸透率10%未満とされる。導入現場数増加で成長持続可能。
- 顧客単価上昇
オプション追加や上位プラン移行でARPU向上余地あり。直近も改善傾向。
- 割安な評価
PER8倍台、PBR1.4倍は成長株として妥当。利益成長が評価を押し上げる。
- 低PER(8.4倍)の割安修正継続影響中
PER8.38倍は業界平均比割安、株価上昇余地
- 安定した配当利回り継続影響弱
配当利回り3.6%、株主還元姿勢安定
- 売上高増加トレンド2026年通期影響中
売上165億円(前期+1.2%)、堅調な受注基盤
- サービス業の利益率改善余地2027年~2028年影響弱
営業利益率11.5%、業務効率化で向上の可能性
- 競合激化
多数の同業SaaSが参入。差別化困難で価格競争に陥るリスク。
- 成長鈍化
2026/3期予想売上高は前期比1.2%増と明らかに減速。市場成熟の兆し。
- 営業効率悪化
大企業向け営業コスト増で販管費比率が上昇。利益率改善ペースが鈍い。
- 営業利益横ばいのFY2026予想2026年Q1~Q2影響強
営業利益19億円(前期比+0%)、成長鈍化懸念
- 売上高成長率の鈍化2026年通期影響中
売上高成長率1.2%(前期+13.2%)、伸び率減速
- 人件費上昇によるコスト増2026年~2027年影響中
サービス業は人件費依存、賃上げで利益圧迫
- 外国人保有率0.78%の低流動性継続影響弱
海外投資家の関心薄く、需給面で上値重い
- 導入現場数(累計)
- 成長の基盤。前期比増加率が鈍化していないか確認する最重要指標。
- 顧客単価(ARPU)
- 売上成長のもう一つの軸。値上げやアップセルの効果を測る。
- 解約率
- 競合激化の影響を直接反映。上昇は弱気派の懸念が現実化。
- 営業利益率
- 成長投資と収益性のバランス。営業人員増で悪化しないか注視。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり59円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.31%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 8 | — | 19.7 |
| 2022年3月 | 17 | 112.5 | 20.2 |
| 2023年3月 | 21 | 23.5 | 19.3 |
| 2024年3月 | 36 | 71.4 | 30.1 |
| 2025年3月 | 49 | 36.1 | 30.8 |
| 2026年3月 | 49 | 0.0 | 30.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥59
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,020人。区分でいちばん多いのは個人・その他で51.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.1%を占め、残る54.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.3 | 50.2 | 50.4 | 52.2 | 51.5 | 51.6 |
| 事業法人 | 42.6 | 43.1 | 43.0 | 42.0 | 42.6 | 42.4 |
| 金融機関 | 3.8 | 2.9 | 1.6 | 3.4 | 2.3 | 2.6 |
| 外国法人 | 1.6 | 0.3 | 1.9 | 1.2 | 2.1 | 2.6 |
| 証券会社 | 1.7 | 3.4 | 3.1 | 1.2 | 1.4 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | — | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社クレド | 40.66 |
| 02 | 中村 勇人 | 22.36 |
| 03 | 竹内 理人 | 5.09 |
| 04 | ヴィス従業員持株会 | 3.05 |
| 05 | 金谷 智浩 | 2.04 |
| 06 | 大滝 仁実 | 2.01 |
| 07 | 横山 賢次 | 1.68 |
| 08 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.60 |
| 09 | 永岡 陽介 | 1.48 |
| 10 | ベル投資事業有限責任組合1 | 1.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で−96%、1株純資産は11期で−94%。直近期のROEは18.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | 4,654 | 16,178 | 32.5 | — | 20.0 |
| 2017年3月 | 158 | 463 | 40.1 | — | 20.1 |
| 2018年3月 | 66 | 209 | 36.2 | — | 20.3 |
| 2019年3月 | 91 | 288 | 36.8 | — | 20.1 |
| 2020年3月 | 89 | 421 | 22.6 | 6.8 | 16.9 |
| 2021年3月 | 41 | 447 | 9.4 | 15.2 | 19.7 |
| 2022年3月 | 84 | 522 | 17.3 | 7.6 | 20.2 |
| 2023年3月 | 104 | 608 | 17.1 | 8.9 | 19.3 |
| 2024年3月 | 120 | 704 | 18.3 | 9.5 | 30.1 |
| 2025年3月 | 163 | 829 | 21.3 | 7.6 | 30.8 |
| 2026年3月 | 163 | 939 | 18.4 | 8.8 | 30.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額182百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 中村勇人 | 代表取締役 会長 | 66 |
| 金谷智浩 | 代表取締役 社長 コンサルティングDiv.長 | 50 |
| 大滝仁実 | 専務取締役 クリエイティブDiv.長 | 61 |
| 矢原裕一郎 | 常務取締役 コーポレートDiv.長 | 59 |
| 浜本亜実 | 取締役 監査等委員 | 49 |
| 西村勇作 | 取締役 監査等委員 | 56 |
| 渡邉淳 | 取締役 監査等委員 | 54 |
| 酒井透 | 取締役 監査等委員 | 61 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 156 | 16 | 12 | 171 | 43 |
| 社外取締役 | 4 | 11 | — | — | 11 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,716字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,974字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,262字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,617字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第28期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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