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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エス・エム・エス

SMS CO.,LTD2175 · Prime · サービス業

高齢社会向けの情報インフラを構築するプラットフォーマー。医療・介護・ヘルスケア・シニアライフ領域で、従事者・事業者・エンドユーザをつなぐ。

概要

株式会社エス・エム・エスは、高齢社会に特化した情報インフラ企業である。介護・医療・ヘルスケア・シニアライフの4領域で、従事者向け人材紹介と事業者向け経営支援SaaSを主力とする。2003年創業、2008年に東証マザーズ上場、2011年に東証一部に市場変更。2026年3月期の売上高は647億円、従業員数は4660人に達する。海外を含む4つの事業分野を持ち、高齢化に伴う人手不足と業務効率化の課題に取り組む。

キャリア分野:介護・医療従事者の転職とキャリア支援

キャリア分野は、介護職、看護師、保育士、薬剤師など医療・介護・障害福祉の従事者を対象に、人材紹介・資格取得スクール・ダイレクトリクルーティングプラットフォームを提供する。2003年に「ケア人材バンク」で介護職向け人材紹介を開始し、順次看護師(ナース人材バンク)、保育士、薬剤師など職種を拡大。2015年にはキャリア関連サービスを会社分割し「株式会社エス・エム・エスキャリア」を設立した。2026年3月期の売上高は382億円で、グループ全体の約59%を占める最大セグメントである。介護キャリアと医療キャリアに細分化され、それぞれ約205億円、約178億円の売上を計上する。

介護・障害福祉事業者分野:経営支援プラットフォーム「カイポケ」

介護・障害福祉事業者分野は、中小介護事業者向けにクラウド型の経営支援プラットフォーム「カイポケ」を展開する。2006年に介護保険請求ソフト「カイポケビズ」としてスタートし、2014年に請求業務、顧客管理、勤怠管理などを統合したプラットフォームへと進化した。会員数の増加に加え、ファクタリングやタブレット端末などの有料オプションの普及、M&Aマッチングや障害福祉人材紹介の拡大により成長を続ける。2026年3月期の売上高は137億円で、前期比14.7%増とグループ内で最も高い成長率を示す。

海外分野:アジア太平洋でのメディカルプラットフォーム

海外分野は、韓国子会社Nurscape(現Medilabs)と2015年に買収したMIMSグループを中心に構成される。MIMSはAPAC地域で医薬情報サービスを提供し、医療従事者向けプラットフォームを運営する。また、グローバルキャリア事業では医療従事者のクロスボーダー人材紹介を行う。2026年3月期の売上高は88億円で前期比5.7%減と不振であり、中東情勢悪化による渡航制限や一部顧客のマーケティング予算縮小の影響を受けた。さらに、のれんや商標権などの減損損失を計上したことがグループ全体の最終赤字の主因となった。

事業開発分野:ヘルスケアとシニアライフの新規事業

事業開発分野は、高齢社会の生活課題を解決するための新規事業を育成する。主なサービスとして、健康保険組合向け遠隔保健指導、企業向けリモート産業保健、リフォーム事業者紹介「ハピすむリフォーム」、葬儀社紹介、ケアマネ向けコミュニティ「ケアマネドットコム」、認知症情報ポータル「認知症ねっと」などがある。これらの多くは2009年以降に順次立ち上げられ、2016年にはリフォーム紹介、2017年には遠隔チャット指導を開始した。2026年3月期の売上高は39億円で前期比14.6%増と堅調に成長している。

業界の中での役割は高齢社会向け情報プラットフォーム(人材紹介、経営支援、情報提供)の運営者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
647億円
営業利益
68億円
営業利益率
10.5%
純利益
-143億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01キャリア分野主力

介護職、看護師、保育士等向けの人材紹介・資格取得スクール、職種横断ダイレクトリクルーティングプラットフォームを提供。従事者のキャリア支援と人材不足解消に貢献。

主な製品・サービス5
介護職向け人材紹介
介護施設等への就職希望者と求人企業をマッチングする有料職業紹介。
看護師向け人材紹介
看護師の転職支援サービス。
保育士向け人材紹介
保育士の転職支援サービス。
資格取得スクール
介護職等の資格取得のための教育サービス。
職種横断ダイレクトリクルーティングプラットフォーム
複数職種に対応した直接採用プラットフォーム。

02介護・障害福祉事業者分野主力

介護/障害福祉事業者向けに経営支援プラットフォームを提供。業務効率化や経営改善を支援するSaaS型サービス等。

主な製品・サービス1
経営支援プラットフォーム
介護・障害福祉事業者向けの業務管理・経営分析等のクラウドサービス。

03海外分野副次

メディカルプラットフォーム事業、グローバルキャリア事業等を展開。海外の医療従事者向け人材サービスやプラットフォームを提供。

主な製品・サービス2
メディカルプラットフォーム事業
海外での医療従事者向け情報・サービスプラットフォーム。
グローバルキャリア事業
海外での人材紹介・キャリア支援サービス。

04事業開発分野副次

健康保険組合向け遠隔保健指導、企業向けリモート産業保健、リフォーム事業者情報提供、葬儀社紹介等のサービスを提供。高齢社会関連の新規事業開発。

主な製品・サービス4
遠隔保健指導サービス
健康保険組合向けにオンラインで保健指導を提供。
リモート産業保健サービス
企業向けに産業医等によるオンライン保健サービスを提供。
リフォーム事業者情報提供サービス
シニア向け住宅リフォーム事業者を紹介する情報プラットフォーム。
葬儀社紹介サービス
葬儀社の情報提供と紹介サービス。

製品と技術

職種別人材紹介とダイレクトリクルーティング

エス・エム・エスの中核製品は、医療・介護・障害福祉従事者向けの人材紹介サービスである。介護職向け「ケア人材バンク」、看護師向け「ナース人材バンク」(現ナース専科 転職)、保育士向け人材紹介、薬剤師向け「ファーマ人材バンク」など、職種ごとに特化したエージェントサービスを運営する。また、職種横断のダイレクトリクルーティングプラットフォーム「ウェルミージョブ」(旧カイゴジョブ)では、求職者が直接応募できる仕組みを提供する。これらのサービスは、従事者のキャリア支援と事業者の採用ニーズを結びつける情報インフラとして機能している。

経営支援プラットフォーム「カイポケ」

「カイポケ」は、介護・障害福祉事業者向けのクラウド型経営支援プラットフォームである。介護保険請求、顧客管理、勤怠管理、経営分析などの機能を統合し、業務の効率化と経営改善を支援する。有料オプションとしてファクタリングサービスやタブレット端末の提供も行い、利用事業者の囲い込みを図る。2014年に「カイポケビズ」からリニューアルして以来、会員数を着実に増やし、2026年3月期の売上高は137億円に達した。介護業界の人手不足と事業者負担の増加を背景に、需要は拡大し続けている。

海外メディカルプラットフォームMIMS

MIMSグループは、アジア太平洋地域の医療従事者向けに医薬品情報サービスを提供するプラットフォームである。医薬品の添付文書、相互作用チェック、疾病情報などをオンラインで提供し、医療従事者の診療・薬剤管理を支援する。エス・エム・エスは2015年にMIMSを子会社化し、海外分野の中核とした。しかし、2026年3月期には一部顧客のマーケティング予算縮小や中東情勢悪化の影響で減収となり、のれんを含む無形固定資産の減損損失を計上した。この損失がグループ全体の最終赤字の主因となった。

ヘルスケア遠隔サービスとシニアライフ情報プラットフォーム

事業開発分野では、高齢社会の生活課題に対応する多様なサービスを展開する。ヘルスケア領域では、健康保険組合向けの遠隔保健指導「遠隔チャット指導」、企業向けのリモート産業保健サービス、医療介護従事者向けストレスチェックを提供する。シニアライフ領域では、高齢者向け住宅紹介「安心介護紹介センター」、リフォーム事業者情報提供「ハピすむリフォーム」、葬儀社紹介サービスなどを運営する。これらのサービスは、情報の非対称性を解消し、高齢者や家族の意思決定を支援する情報インフラとして機能している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

高齢者向け人材紹介で国内首位級

介護・医療分野に特化した人材紹介・派遣が主力。高齢化を追い風に安定成長を遂げ、売上高は600億円超まで拡大した。同業のジンジブやイシンと比較しても規模で大きくリードする。しかし事業の大半が国内に依存し、海外展開は限定的。長期的には少子化による労働人口減少が逆風となる可能性がある。

強み

  • 介護・医療・保育に特化した人材サービスを展開し、高い専門性を強みとする。
  • 直近3期で売上高が540→610→647億円と堅調に増加、事業基盤は強固。
  • 2025年3月期の営業利益率は10.33%と、同業他社と比較しても高水準。
  • 高齢化社会を背景に介護・医療人材需要は拡大傾向にあり、追い風を受ける。

課題

  • 事業の大半が国内に偏り、海外展開が不十分で成長余地に限界がある。
  • 長期的な労働人口減少により、人材供給源の確保が課題となる。
  • 同業のジンジブなど新興企業の台頭により、シェア維持に注力が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がエス・エム・エス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19744メイテックグループホールディングス2,630億円17.3倍
29759NSD2,486億円17.0倍
33697SHIFT2,373億円27.6倍
44722フューチャー2,333億円17.6倍
54483JMDC2,202億円32.8倍
62175エス・エム・エス2,188億円
79746TKC2,152億円15.3倍
82317システナ1,916億円14.2倍
94547キッセイ薬品工業1,892億円12.3倍
109682DTS1,867億円15.6倍
114812電通総研1,860億円31.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

町田での創業と介護職人材紹介の開始(2003~2005年)

2003年4月、東京都町田市で株式会社エス・エム・エスが設立された。同年5月には「ケア人材バンク」として介護職・障害福祉の人材紹介事業を開始。11月には介護・医療分野の資格講座情報サイト「シカトル」を開設し、教育領域にも進出した。2004年3月には職種横断ダイレクトリクルーティングプラットフォーム「カイゴジョブ」(現ウェルミージョブ)を運営開始。2005年9月には看護師向け人材紹介「ナース人材バンク」を立ち上げ、医療従事者への事業拡大を進めた。創業から2年で主要なキャリアサービスの原型が整った。

介護保険請求ソフト開発と上場(2006~2008年)

2006年7月、中小介護事業者向け介護保険請求ソフト「カイポケビズ」をリリース。同年8月には医師向け人材紹介「ドクターキャリアエージェント」、看護師・看護学生向けコミュニティ「ナース専科」、さらに2007年には薬剤師向け人材紹介を開始し、医療領域のサービスを拡充した。2008年3月、東京証券取引所マザーズに株式上場を果たし、資本市場からの資金調達が可能となった。この間、事業基盤を固めるとともに、介護・医療従事者向けの総合的な人材サービスプロバイダーとしての地位を確立した。

事業譲受・子会社化と東証一部昇格(2009~2012年)

2009年8月、株式会社アンファミエ(現ナースステージ)より医療事業を譲り受け、看護学生向け就職情報を獲得。同年12月にはエムスリーと共同でエムスリーキャリア株式会社を設立し、医師・薬剤師向け人材紹介を移管した。2011年9月、韓国の看護師向けキャリアサービス会社NURSCAPEを子会社化し、海外展開に着手。同年12月には東証マザーズから市場第一部に上場市場を変更した。2012年6月には札幌にコールセンター子会社を設立し、業務基盤を強化した。この時期、国内事業の枠を超えた成長戦略が本格化した。

本社移転と「カイポケ」への進化(2013~2014年)

2013年5月、本社を東京都港区芝公園に移転し、事業拡大に対応した。同年9月以降、臨床検査技師・放射線技師・臨床工学技士など新たな職種の人材紹介を相次いで開始。2014年2月、介護保険請求ソフト「カイポケビズ」を拡充し、介護/障害福祉事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」としてリニューアルした。これにより、単なる請求業務ソフトから、経営分析・ファクタリング・タブレット端末活用などを含む包括的な支援サービスへと進化した。同年にはファクタリング事業を行う金融子会社も設立し、事業領域を広げた。

キャリア事業の分社化とMIMS買収(2015~2017年)

2015年1月、人材紹介・求人情報などのキャリア関連サービスを会社分割により「株式会社エス・エム・エスキャリア」として分社化し、事業の独立性と機動性を高めた。同年10月にはAPAC地域で医薬情報サービスを展開するMIMSグループを子会社化し、海外分野の規模を拡大。2016年12月には海外市場での新株式発行と自己株式処分により約70億円を調達した。2017年4月には生活習慣病予防の遠隔チャット指導を開始し、ヘルスケア事業を本格化させた。この期間に、国内キャリア事業の分離と海外M&Aによる多角化が同時に進んだ。

年表37件を開く

2000年代

  • 2003年4月創業東京都町田市において、株式会社エス・エム・エスを設立
  • 2003年5月ケアマネジャー・相談員・障害福祉の人材紹介「ケア人材バンク(キャリア分野)」を運営開始
  • 2003年11月介護/医療分野等の資格講座情報「シカトル(キャリア分野)」を運営開始
  • 2004年3月職種横断ダイレクトリクルーティングプラットフォーム「カイゴジョブ(キャリア分野)」を運営開始(現サービス名「ウェルミージョブ」)
  • 2005年9月看護師向け人材紹介「ナース人材バンク(キャリア分野)」を運営開始(現サービス名「ナース専科 転職」)
  • 2006年7月中小介護事業者向け介護保険請求ソフト「カイポケビズ(介護・障害福祉事業者分野)」を運営開始
  • 2006年8月医師向け人材紹介「ドクターキャリアエージェント(キャリア分野)」を運営開始(現サービス名「エムスリーキャリアエージェント」エムスリーキャリア株式会社にて運営)
  • 2006年8月看護師・看護学生向けコミュニティ「ナース専科(キャリア分野)」を運営開始
  • 2006年9月ケアマネジャー向けコミュニティ「ケアマネドットコム(事業開発分野)」を運営開始
  • 2007年4月薬剤師向け人材紹介「ファーマ人材バンク(キャリア分野)」を運営開始(現サービス名「薬キャリエージェント」エムスリーキャリア株式会社にて運営)
  • 2008年3月上場東京証券取引所マザーズに株式上場
  • 2008年9月理学療法士/作業療法士/言語聴覚士向け人材紹介「PT/OT人材バンク(キャリア分野)」を運営開始
  • 2009年6月介護で悩む人向けコミュニティ「安心介護(事業開発分野)」を運営開始
  • 2009年8月株式会社アンファミエ(現 株式会社ナースステージ)より医療事業を譲受。看護学生向け就職情報「ナース専科 就職ナビ(キャリア分野)」を運営開始(現サービス名「ナース専科 就職」)
  • 2009年12月創業エムスリー株式会社と共同新設分割にて「エムスリーキャリア株式会社」を設立(49%出資、持分法適用会社化)、医師、薬剤師向け人材紹介サービスをエムスリーキャリア株式会社に移管

2010年代

  • 2011年6月栄養士/管理栄養士向けコミュニティ「エイチエ(事業開発分野)」を運営開始
  • 2011年8月株式会社ケア・リンク(現 グリーンライフ株式会社)より認知症情報ポータル「認知症ねっと(事業開発分野)」を譲受
  • 2011年9月M&A「NURSCAPE CO., LTD.(現 Medilabs Co., Ltd.)」を子会社化。韓国における看護師向けキャリアサービス「Nurscape(海外分野)」を運営開始
  • 2011年12月上場東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更
  • 2012年5月栄養士/管理栄養士向け人材紹介「栄養士人材バンク(キャリア分野)」を運営開始(現サービス名「エイチエ 転職」)
  • 2012年6月創業北海道札幌市に当社サービスに関するコールセンター業務等を目的とした「株式会社エス・エム・エスサポートサービス」を設立
  • 2013年4月高齢者向け住宅紹介「かいごDB(事業開発分野)」を運営開始(現サービス名「安心介護紹介センター」)
  • 2013年5月東京都港区芝公園に本社移転
  • 2013年9月臨床検査技師向け人材紹介「検査技師人材バンク(キャリア分野)」を運営開始
  • 2013年11月高齢者向け食事宅配紹介「らいふーど(事業開発分野)」を運営開始
  • 2014年1月創業東京都港区にファクタリング事業等を目的とした「株式会社エス・エム・エスフィナンシャルサービス」を設立
  • 2014年2月中小介護事業者向け介護保険請求ソフト「カイポケビズ」のサービスを拡充し、介護/障害福祉事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ(介護・障害福祉事業者分野)」としてリニューアル
  • 2014年6月放射線技師向け人材紹介「放射線技師人材バンク(キャリア分野)」を運営開始
  • 2014年7月臨床工学技士向け人材紹介「工学技士人材バンク(キャリア分野)」を運営開始
  • 2014年8月介護職向け人材紹介「カイゴジョブエージェント(キャリア分野)」を運営開始
  • 2015年1月創業人材紹介、求人情報等キャリア関連サービスを会社分割により当社から切り出し、東京都港区に「株式会社エス・エム・エスキャリア」を設立
  • 2015年9月医療介護業界特化型ストレスチェック「ストレスチェック(事業開発分野)」を運営開始
  • 2015年10月M&AAPACで医薬情報サービスを運営する「MIMSグループ(海外分野)」を子会社化
  • 2015年10月資格取得スクール「カイゴジョブアカデミー(キャリア分野)」を運営開始
  • 2016年4月リフォーム会社紹介「ハピすむリフォーム(事業開発分野)」を運営開始
  • 2016年12月海外市場における新株式発行及び自己株式処分により約70億円を調達
  • 2017年4月生活習慣病/重症化予防ソリューション「遠隔チャット指導(事業開発分野)」を運営開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    医療・介護従事者の不足・偏在解消

    キャリア分野で医療・介護/障害福祉従事者と事業者の最適マッチングを提供し、人手不足と地域偏在の解消を目指す。従事者のキャリア支援と事業者の採用・労働環境改善を両面から支援する。

  2. 02

    介護・障害福祉事業者の経営改善

    サブスクリプション型経営支援プラットフォーム「カイポケ」で、保険請求、業務・採用・購買・金融等40以上のサービスをワンストップ提供し、小規模事業者の経営課題解決とサービス品質向上を支援する。

  3. 03

    健康経営支援による労働力人口の健康増進

    事業開発分野(ヘルスケア)で、企業・健康保険組合向けにデジタルヘルスサービスを提供。医療従事者ネットワークを活用した遠隔保健指導や産業保健サービスで従業員と家族の健康増進を促進する。

  4. 04

    高齢社会の困りごと解決プラットフォーム構築

    事業開発分野(シニアライフ)で、介護・住まい・終活等の悩みを抱える人と専門家・事業者をつなぐプラットフォームを提供。コミュニティや情報提供を通じて質の高い意思決定を支援する。

  5. 05

    APAC医療プラットフォーム展開

    海外分野で、APAC各国の医療従事者会員基盤を活用し、製薬会社等のマーケティングを支援。ローカライズした情報提供で医療普及と安全性向上を促進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,660人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は518万円で、9期前と比べて9.9%平均年齢は32.8歳、平均勤続年数は4.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,781
2018年3月1,953
2019年3月57532.32.02,438
2020年3月53032.12.22,968
2021年3月53031.73.33,001
2022年3月50132.33.53,303
2023年3月50332.43.53,703
2024年3月50932.43.64,188
2025年3月51332.53.94,528139
2026年3月51832.84.34,660146

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率19.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率93.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 1 / 海外 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社・東京事業所 — 東京都港区1,145百万円
主な関係会社
  • 海外
    MEDICA ASIA (HOLDCO) LIMITED (注2)
    英国
    議決権100.0%
  • 海外
    MIMS PTE. LTD. (注2)
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    MIMS MEDICA SDN. BHD. (注2)
    マレーシア
    議決権100.0%
  • 海外
    PT SENIOR MARKETING SYSTEM INDONESIA (注2)
    インドネシア
    議決権100.0%
  • 海外
    MIMS (SHANGHAI) LIMITED. (注2)
    中国
    議決権100.0%
  • 海外
    MIMS Career (Shanghai) Co.Ltd. (注2)
    中国
    議決権100.0%
  • 海外
    KIMS CO., LTD. (注2)
    韓国
    議決権100.0%
  • 海外
    MEDICA ASIA AUSTRALIA (HOLDCO) PTY LIMITED (注2)
    オーストラリア
    議決権100.0%
  • 海外
    MIMS AUSTRALIA PTY LTD (注2)
    オーストラリア
    議決権100.0%
  • 国内
    MIMS (NZ) LIMITED (注2)
    ニュージーランド
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業IoTの社会実装推進に向けて解決すべき新規課題に関する検討母子健康情報等を起点とした生涯の健康情報管理及び当該情報を活用したサービス創出の可能性等に係る調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-12-27
    1,957万円
  • 調達
    南関東防衛局管内(7)駐留軍等労働者専属産業医委託(座間地区)
    防衛省 · 2025-02-13
    1,008万円
  • 調達
    南関東防衛局管内(8)駐留軍等労働者専属産業医委託(座間地区)
    防衛省 · 2026-04-01
    956万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は647億円営業利益68億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.1%、利益が+7.9%。

売上高
+6.1%
647億円
営業利益
+7.9%
68億円
純利益
-334.4%
-143億円
営業利益率
10.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高718億円647億円
営業利益68億円68億円
純利益62億円-143億円
1株あたり配当¥30.5¥30.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は202億円、営業利益は43億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+32.9%、営業利益は+16.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q12318
2024年1Q1523724.334
2024年2Q123108.18
2024年3Q11921.72
2024年4Q14628
2025年2Q3183611.337
2025年4Q292279.224
2026年2Q3354413.150
2026年4Q312247.7−193
2027年1Q2024321.337

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は102億円から647億円へ6.3倍に増えた。直近期の営業利益率は10.5%。売上は13期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1022012
東京都港区にファクタリング事業等を目的とした「株式会社エス・エム・エスフィナンシャルサービス」を設立
2014年3月1202314
人材紹介、求人情報等キャリア関連サービスを会社分割により当社から切り出し、東京都港区に「株式会社エス・エム・エスキャリア」を設立
2015年3月1512718
2016年3月1913523
2017年3月2314428
2018年3月2665034
2019年3月3086042
2020年3月3516448
2021年3月3606748
2022年3月3897754
2023年3月4578864
2024年3月5409972
2025年3月610638410.361
2026年3月647688710.5−143

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高647億円のうち、営業利益として残るのは68億円10.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-143億円、売上の-22.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金11.7%76億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金77.7%503億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.5%68億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
88.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.0pt
10.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比27.2pt
-22.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比50.7pt
-38.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-27.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが88億円、投資CFが−41億円で、差し引きのフリーCFは47億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は125億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月104−21422
2014年3月16−13−6319
2015年3月31−10−132127
2016年3月22−184187−16251
2017年3月39−10−92971
2018年3月48−21−112788
2019年3月52−11−294199
2020年3月56−21−3135105
2021年3月68−18−5250101
2022年3月98−21−4077141
2023年3月85−38−3047162
2024年3月98−37−5061174
2025年3月58−41−4117153
2026年3月88−41−7347125

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は528億円。このうち返さなくてよい自己資本が267億円で、自己資本比率は50.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月69521774.1
2014年3月84612371.5
2015年3月114694559.7
2016年3月41713228520.5
2017年3月43221621639.6
2018年3月46123622541.8
2019年3月47515532032.4
2020年3月51019431637.7
2021年3月49422726745.3
2022年3月56630026652.4
2023年3月65138426758.3
2024年3月72544328260.7
2025年3月76547329261.5
2026年3月52826726150.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
137億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
267億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
261億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中178位あたり、逆に低いのはROE534社中528位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-38.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.5%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,499で、1年前と比べて+62.9%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥2,499+0.9%1ヶ月+13.3%1年+62.9%時価総額2,188億円
過去52週の値幅
安値¥1,262高値¥2,623

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)33.3倍
PBR7.26倍
配当利回り1.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-1.6%下落、7/30に-8.6%の急落で2167円。25日線(2334円)を-7.2%下回り弱気転換。週足では75日線(2040円)を上回るが、52週高値2623円からは-17.4%下落。出来高は119.5万株と急増し、需給悪化。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PBR7.37倍は同業界平均3.16倍を大幅に上回り割高。PERは算定不能で、ROEは-38.9%と深刻な赤字。配当利回り1.23%と低く、業績は2026年3月期に大幅赤字転落。売上は増加しているが収益性が悪化しており、現在の株価水準は割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)33.3倍
PBR7.26倍3.51倍
ROE-38.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

介護業界の慢性的な人手不足を背景に成長を続けてきたが、2026/3期に巨額の特別損失(のれん減損など)を計上し最終赤字予想。強気派は、本業の収益力は健在で、一過性の損失後に回復すると見る。弱気派は、減損の原因となった過去のM&Aの質や、介護報酬改定による逆風を警戒する。PBR7.37倍と割高で、利益の質が問われる。

プラスに働く材料7
  • 本業の堅調さ

    営業利益率10.51%、売上も増加基調

  • 介護需要の増加

    高齢化で介護人材需要は拡大傾向

  • 一過性の損失

    特別損失で赤字だが、本業キャッシュフローは健全

  • 人材紹介事業の堅調な成長2026年Q2影響

    2026年3月期売上高647億円、営業利益68億円と前期比8%増収・7%増益

  • 高水準の外国人株主持分が示す評価継続影響

    外国人保有比率50.5%は同業比高く、ガバナンス改善期待

  • 営業利益率の緩やかな改善継続影響

    営業利益率10.5%と前期10.3%から上昇、人件費抑制効果

  • 自己資本比率改善への取り組み不定影響

    自己資本比率低下懸念はあるが、利益積み上げで改善余地

マイナスに働く材料7
  • 減損リスクの再発

    過去M&Aの質に疑問、のれん残高に注意

  • 介護報酬改定

    報酬引き下げが顧客の経営を圧迫する可能性

  • 高バリュエーション

    PBR7.37倍、赤字でPERが算出不能

  • 特別損失計上による大幅な最終赤字2026年3月期影響

    2026年3月期純損失143億円、投資有価証券評価損等でEPS悪化

  • 人材紹介市場の競争激化継続影響

    転職サイト間競争で手数料率低下、営業利益率1%程度圧迫

  • 人件費上昇によるコスト増2026年下期影響

    最低賃金上昇で営業利益5億円程度押し下げ

  • ROEマイナスによる株主還元期待低下継続影響

    ROE-38.9%で配当維持困難、減配リスク

次の決算で確かめる点
介護求人成約件数
コア事業の需要動向を示す
SaaSのARR
ストック収益の成長性を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30.5で、前期から+3.5%いまの株価に対する利回りは1.22%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥30.5
1株あたり
配当利回り
1.22%
いまの株価に対して
配当性向
37.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月656.6
2018年3月718.219.2
2019年3月815.421.4
2020年3月913.319.4
2021年3月1011.89.2
2022年3月1110.516.9
2023年3月1542.919.2
2024年3月2033.322.4
2025年3月2942.537.1
2026年3月303.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,642人。区分でいちばん多いのは外国法人50.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.9%を占め、残る66.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人49.445.942.646.046.650.5
事業法人17.722.120.820.720.620.1
金融機関26.326.129.324.419.513.9
個人・その他5.45.05.97.310.313.0
自己株式0.00.00.00.93.06.3
証券会社1.30.91.31.53.02.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01MORO合同会社17.56
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.50
03MISAKI ENGAGEMENT MASTER FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.23
04GOLDMAN,SACHS & CO.REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)3.18
05NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)3.15
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.75
07アズワン株式会社2.75
08GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.73
09CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.62
10UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近9
  • 2026-09-01
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    22.38%
    +1.04pt
  • 2026-08-20
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    21.34%
    +1.03pt
  • 2026-08-06
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    20.31%
    +1.00pt
  • 2026-07-23
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    19.31%
    +1.01pt
  • 2026-07-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.85%
    +0.86pt
  • 2026-06-04
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.99%
  • 2026-05-13
    MORO合同会社
    新規の大量保有報告
    17.56%
  • 2026-05-13
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    18.30%
    +0.72pt
  • 2026-04-20
    ラザード・アセット・マネージメント・エルエルシー(Lazard Asset Management LLC)
    新規の大量保有報告
    3.71%
    -1.31pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−685%、1株純資産は14期で+161%。直近期のROEは-38.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3012426.422.614.4
2014年3月3414724.730.013.4
2015年3月228428.436.118.0
2016年3月2810629.538.512.9
2017年3月3419721.841.856.6
2018年3月3922218.558.619.2
2019年3月4917724.441.221.4
2020年3月5522127.538.319.4
2021年3月5525723.161.39.2
2022年3月6234020.854.716.9
2023年3月7443519.043.519.2
2024年3月8350717.631.222.4
2025年3月7155413.315.937.1
2026年3月−174323−38.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額208百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙畑正樹代表取締役社長 経営管理本部長 指名・報酬諮問委員4211,100
安田誠取締役(注4)52
河﨑武士取締役(注4)47
髙木暢子取締役(監査等委員)(注4)筆頭独立社外取締役 監査等委員長 指名・報酬諮問委員長482,148
原田哲郎取締役(監査等委員)(注4)指名・報酬諮問委員60
大田愛子取締役(監査等委員)(注4)37
水沼太郎補欠取締役(監査等委員)55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)318118160
社外取締役327279

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容811字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループでは、「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをグループミッションに掲げています。「医療」「介護/障害福祉」(注)「ヘルスケア」「シニアライフ」を高齢社会における事業領域とし、価値提供先である従事者・事業者・エンドユーザをつなぐプラットフォームを情報インフラと定義して、様々なサービスを提供しています。国内においては、医療・介護/障害福祉従事者向けのキャリア関連事業を行うキャリア分野、介護/障害福祉事業者向け経営支援プラットフォームを提供する介護・障害福祉事業者分野、ヘルスケア・シニアライフを中心とした事業開発分野に区分して事業を行っており、これらに海外を加えた4分野を事業部門としています。 (注)当社は、日本が批准している「障害者権利条約」の考えに基づき、「障害」は個人ではなく社会の側にあるとする「社会モデル」の考え方に立脚しております。表記に際しては、受け取り手の心情に配慮し場合によって「障害」「障がい」を使い分ける方針であるものの、社会の側にある障害は排していくべきものとの考えから、本資料内においては基本的に「障害」と表記しています。 各事業部門における主なサービスの内容は下表のとおりです。 事業部門   主な事業内容 キャリア分野   介護職向け人材紹介・資格取得スクール、看護師向け人材紹介、保育士向け人材紹介、職種横断ダイレクトリクルーティングプラットフォーム等 介護・障害福祉事業者分野   介護/障害福祉事業者向け経営支援プラットフォーム等 海外分野   メディカルプラットフォーム事業、グローバルキャリア事業等 事業開発分野   健康保険組合向け遠隔保健指導サービス、企業向けリモート産業保健サービス、 リフォーム事業者情報提供サービス、葬儀社紹介サービス等 以上に述べた事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題9,420字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針、経営環境及び経営戦略等 当社グループは、「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをグループミッションに掲げています。「医療」「介護/障害福祉」(注1)「ヘルスケア」「シニアライフ」を高齢社会における事業領域とし、価値提供先である従事者・事業者・エンドユーザをつなぐプラットフォームを情報インフラと定義しています。高齢社会を取り巻く人々を情報を介してサポートする情報インフラの構築を通じ、高齢社会で生じる様々な課題を解決し、生活の質の向上に貢献していきます。 未曽有の少子高齢化・人口減少時代が到来 日本では、急速な少子高齢化と人口減少が同時に進行する、かつて誰も経験したことのない時代が到来しています。65歳以上の高齢者人口は2025年10月時点で約3,622万人となり(注2)、既に29%に達している高齢化率は、高齢者人口が3,900万人を超えピークに近づく2040年には約35%となる見通しです。一方、経済活動の中核を担う15~64歳の生産年齢人口は減少に歯止めがかからず、その人口構成比は2000年の68%から、2040年には55%近くにまで低下すると予測されています(注3)。 高齢社会が直面する「3つの課題」 このような人口動態の変化を背景として、経済動向や国家政策、人々の価値観といった社会のありようは大きく変容し、これまでにない新たな課題も生じています。当社グループは、高齢社会において解決すべき重要な社会課題を下記の3つと捉えています。 課題1:質の高い医療・介護/障害福祉サービスの提供が困難に 高齢化に伴い医療や介護/障害福祉の需要が増大する一方で、生産年齢人口の減少により、これらのサービスを支える従事者の不足が深刻な課題となっています。国の推計によると、2040年には、2018年と比較して32万人の看護師が追加で必要となり、介護職は2022年と比較して57万人が追加で必要となる見込みであり(注4)、高齢者や患者のケアを担う従事者の不足により、質の高い医療・介護/障害福祉サービスの提供が難しくなると予想されます。 課題2:現役世代の負担がより深刻に 高齢者人口の増加を受け、年金・医療・介護等を支える社会保障費は、2040年には2018年と比較して約1.6倍の190兆円近い規模に増大すると見込まれています(注5)。一方、生産年齢人口の減少により、医療・介護/障害福祉のみならず、日本のあらゆる産業で労働力が不足していきます。そして、1人の高齢者を支える現役世代の人数は2018年の2.1人から2040年には1.6人にまで減少し、現役世代にかかる負担はますます重くなる見通しです(注6)。 課題3:高齢社会の生活にまつわる困りごとの解決が困難に 高齢化の進行により、社会で必要とされるサービスも変化しています。高齢社会では、介護や終活といった新たなニーズが生まれ、その需要は拡大していきます。しかし、こうした高齢社会の生活にまつわる情報は質・量ともに不足しており、また整理された形で提供されていないという問題があります。さらに、今後多くの産業で労働力が不足することで、高齢社会で求められるサービスの供給自体が不十分となることも懸念されます。このため、高齢者やその家族にとって、生活における様々な困りごとの解決が難しくなることが想定されます。 高齢社会の課題と解決の方向性 当社グループは、高齢社会が直面する3つの課題を情報インフラの構築を通じて解決していくため、それぞれの社会課題に対して具体的な解決の方向性を定めています。 まず、質の高い医療・介護/障害福祉サービスの提供が困難になるという課題(課題1)に対しては、圧倒的な人材の需給ギャップを解消するとともに、これらのサービス提供を担う事業者の業務効率向上や経営課題を解決することが重要であることから、「医療・介護/障害福祉の人手不足と偏在の解消」と「医療・介護/障害福祉事業者の経営改善」が解決の方向性になると考えています。 また、社会保障費の増大と生産年齢人口の減少により現役世代の負担がより深刻になるという課題(課題2)に対しては、より多くの人が生産性高く、健康に長く働けるようにすることが、「健康な労働力人口の増加」を通じて、課題の解決につながると考えています。 そして、高齢社会の生活にまつわる困りごとを解決するのが困難になるという課題(課題3)に対しては、高齢社会に関わる様々な情報を分かりやすく整理し、「多様な選択肢と質の高い意思決定情報を提供すること」が、解決につながると考えています。 各事業分野での取組 当社グループでは、上記の課題と解決の方向性を踏まえ、各事業分野で社会課題解決に向けた取組を行い、グループミッションの実現と、持続的な成長を通じた長期的な企業価値の向上を目指しています。 <キャリア分野> キャリア分野においては、「質の高い医療・介護/障害福祉サービスの提供が困難になる」という社会課題(課題1)に対し、医療・介護/障害福祉従事者と事業者の最適なマッチングを通じ、「医療・介護/障害福祉の人手不足と偏在の解消」に貢献することで解決を目指しています。 医療領域においては、今後、従事者の需要の拡大と同時に、必要とされる医療機能が急性期から慢性期、在宅といった分野にシフトしていくと予想されます。求められる医療が変化する中、医療従事者の需給ギャップはますます拡大しており、また、医療機能間や地域間の偏在も大きな課題となっています。医療キャリアでは、医療従事者に対し、従事者の職業人生の全期間を通じて、就職・転職・復職の支援、スキル・キャリアアップ情報の提供など、「キャリアを一歩前に進める」ための支援をしています。事業者に対しては、人材の採用や労働環境の改善などの人材関連課題の解決を支援するとともに、そこでの働き方やキャリアの魅力を従事者に的確に伝えていくことで、社会から求められるより良い事業者への就業を支援することが可能になります。従事者が理想のキャリアを歩むことを支援しながら、必要とされる医療機能・地域の事業者への最適なマッチングを促すことで、医療従事者の不足と偏在の解消に貢献していきます。 介護/障害福祉領域においては、高齢者の増加に伴い、日常生活において介助を必要とする要介護者の増大が見込まれており、長期間にわたって圧倒的な従事者不足が続くことが確実です。国の推計によると、2040年には2022年と比較して57万人の介護職が追加で必要となります(注4)。介護キャリアでは、介護/障害福祉従事者の圧倒的な不足を解消するため、介護/障害福祉業界への新規就業者を増やすと同時に、定着を促し業界外への離脱を減らしていく取組を行っています。資格取得スクールを通じて未経験者の資格取得を支援し、未経験者でも働きやすく育成環境の整った事業者への就業をサポートすることで、業界外からの新規就業を促進しています。就業後は、従事者の不安や職場での悩みを解消する定着支援サービスを通じ、早期離職の防止に貢献しています。また、従事者がスキルや経験を活かしてやりがいを持って働ける最適な介護/障害福祉事業者とのマッチングを行うとともに、採用や労働環境の改善といった事業者の人材関連課題の解決を支援し、従事者にとってもより良い職場環境の実現につなげることで、従事者の定着と業界からの離脱防止にも貢献していきます。 今後も、医療・介護/障害福祉の人手不足と偏在の解消に向け、従事者・事業者への提供価値を最大化し、長期にわたり持続的な成長を実現していきます。 <介護・障害福祉事業者分野> 介護・障害福祉事業者分野においては、「質の高い医療・介護/障害福祉サービスの提供が困難になる」という社会課題(課題1)に対し、サブスクリプション型の経営支援プラットフォーム「カイポケ」の提供を通じ、「介護/障害福祉事業者の経営改善」に貢献することで解決を目指しています。全国には約27万の介護事業所が存在しますが(注7)、その8割以上は運営事業所が2事業所以下の法人であり(注8)、小規模ゆえの経営課題を抱えている事業者も数多く存在しています。書類作成などの間接業務に多くの時間を割かれるうえに、人材採用難による人手不足、購買力の弱さ、資金繰り難といった業務上や経営上の問題があり、本来注力すべき高齢者のケアに十分に集中できないことが事業者共通の悩みの種となっています。また、障害への理解の深まり・診断のハードルの変化等により、障害福祉サービスの利用者数は年々増加傾向にあります。それに応じて、障害福祉サービスを提供する事業所数も継続して増加しているものの、介護事業所と同様の経営課題を抱えています。カイポケでは、介護/障害福祉事業所の運営に不可欠な保険請求の機能に加えて、業務・採用・購買・金融・バックオフィス・M&A等を支援する40以上のサービスをワンストップで提供することにより、介護/障害福祉事業者の経営を総合的に支援し、事業者の経営改善とサービス品質向上に貢献していきます。 今後も、カイポケを提供する介護/障害福祉サービス種別の拡張、サービス利用事業者数の拡大、経営に必要なサービスの開発と利用促進、蓄積された介護/障害福祉経営データの分析・活用により、経営支援プラットフォームとしての提供価値を最大化し、長期にわたり持続的な成長を実現していきます。 <事業開発分野> 事業開発分野(ヘルスケア事業領域)においては、社会保障費の増大と生産年齢人口の減少により「現役世代の負担がより深刻になる」という社会課題(課題2)に対し、企業の健康経営を支援するプラットフォームの提供を通じ、「健康な労働力人口の増加」に貢献することで解決を目指しています。生産年齢人口の減少により、日本では今後、あらゆる産業で労働力が不足すると予想される中、現役世代の中には、糖尿病などの重篤な病や認知症に進行することも多い生活習慣病の患者やその予備軍が多く存在しています。また、過労や職場でのストレスなどに起因したメンタル不調も深刻で、うつ病などの気分障害が原因で医療機関を受診する患者数は近年増加傾向にあります。労働力の減少を食い止め、その生産性を高めていくうえでは、人々が長く健康に働けることが不可欠です。国も生活習慣病予防やメンタルヘルス改善のための対策に力を入れており、中でも企業が従業員とその家族の健康増進に取り組む「健康経営」の普及促進に向けた政策を積極的に推進しています。当社グループでは、医師や看護師、管理栄養士などの医療従事者の力を活用したエビデンスに基づくデジタルヘルスサービス(注9)を企業や健康保険組合等に提供する健康経営支援プラットフォームを構築することで、従業員とその家族の健康増進に貢献していきます。当社グループが有する医療従事者ネットワーク、ICTの知見及び官公庁等との実証事業の実績という強みを活用することで、健康保険組合に対する遠隔での特定保健指導サービスや企業に対する産業保健サービス等の安価で実効性のあるソリューションの提供を実現しています。 今後も、サービス利用企業数・利用者数の拡大、健康経営に必要なサービスの開発、医療従事者の確保・育成によるサービス品質向上、蓄積されたデータの分析・活用により、健康経営支援プラットフォームとしての提供価値を最大化し、加速度的な成長を実現していきます。 事業開発分野(シニアライフ事業領域)においては、「高齢社会の生活にまつわる困りごとの解決が困難になる」という社会課題(課題3)に対し、生活にまつわる悩みやニーズを抱えた人々を、その解決に役立つ相談先やサービスにつなぐ困りごと解決プラットフォームの構築を通じ、「多様な選択肢と質の高い意思決定情報の提供」をすることで解決を目指しています。介護で悩む人向けコミュニティサービスにおいて、他の介護者との交流や専門家からのアドバイスを通じて介護を中心とした多様な困りごとの解決を支援するとともに、住まい・食・終活など特定テーマの困りごとを持つ人々を、解決策を提供する事業者につなぐサービスを提供することで、エンドユーザが抱えるあらゆる困りごとの解決を総合的に支援していきます。 今後も、介護で悩む人向けコミュニティの介護の総合相談窓口としての価値向上、高齢社会特有のテーマの拡張とその中でのサービスの拡充、困りごとの解決策を提供する提携事業者の拡大、提携事業者向け経営支援を通じて、困りごと解決プラットフォームとしての提供価値を最大化し、加速度的な成長を実現していきます。 <海外分野> 海外分野(メディカルプラットフォーム事業領域)においては、APACでは相対的に「医薬品・医療機器等の普及が遅く、医療の質が十分ではない」という社会課題に対し、医療関連事業者等と医療従事者をつなぐAPAC各国に最適化されたメディカルプラットフォームの構築を通じ、「医療の普及と安全性の向上を促進」することで解決を目指しています。当社グループが有するAPAC各国の医療従事者の会員基盤を活かし、全世界の製薬会社をはじめとした医療関連事業者等のマーケティング活動を支援しています。価値のある情報を特定・作成・整理しローカライズしたうえで医療従事者に提供することによって、さらなる会員基盤の拡大・活性化につなげ、医療関連事業者等のより効果的・効率的なマーケティング活動に貢献していきます。 今後も、サービス提供先の業種・業態の拡張、顧客数の拡大、提供する情報の種類・量の拡大と質の向上、医療従事者の会員基盤の拡大・活性化、蓄積された情報の分析・活用により、メディカルプラットフォームとしての提供価値を最大化し、長期にわたり持続的な成長を実現していきます。 海外分野(グローバルキャリア事業領域)においては、経済発展や高齢化に伴い世界的に医療サービスに対するニーズが高まる中で「世界的な医療従事者の不足と偏在」が生じているという社会課題に対し、世界の医療従事者と医療事業者をつなぐ医療従事者供給プラットフォームを構築することで解決を目指しています。各国の医療従事者と医療事業者の需給状況に応じて、クロスボーダー及びドメスティックで最適なマッチングを促進することで、グローバルな医療の質の向上に貢献していきます。 今後も、紹介先医療事業者の展開国と事業者数の拡大、就業を支援する医療従事者側の展開国及び従事者数の拡大、事業者と従事者の最適なマッチングとマッチング量の拡大により、医療従事者供給プラットフォームとしての提供価値を最大化し、長期にわたり持続的な成長を実現していきます。 なお、これらの各事業分野における取組を推進するため、高い技術力や経営視点を持つデジタル人材及び新規事業を開拓する次世代人材をはじめとする多様な人材の確保及び育成を、経営の重要基盤と位置付けています。当社グループの人材戦略に関する基本方針の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)重要なサステナビリティ項目別の戦略並びに指標及び目標 ② 人的資本」に記載のとおりです。 当社グループは、今後も拡大する市場から生まれる様々な事業機会を捉え、国内外において新たなサービスを数多く生み出すことで社会課題の解決に貢献し、持続的かつ長期的な成長を実現していきます。 (注1)当社は、日本が批准している「障害者権利条約」に基づき、「障害」は個人ではなく社会の側にあるとする「社会モデル」の考 え方に立脚しております。表記に際しては、受け取り手の心情に配慮し場合によって「障害」「障がい」を使い分ける方針であ るものの、社会の側にある障害は排していくべきものとの考えから、本資料内においては基本的に「障害」と表記しています。 (注2)総務省「人口推計」 (注3)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」 (注4)看護師:厚生労働省「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」 介護職:厚生労働省「第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」 (注5)内閣官房・内閣府・財務省・厚生労働省「2040年を見据えた社会保障の将来見通し」 金額は年金・医療・介護の合計 (注6)総務省「国勢調査」「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」 (注7)厚生労働省「介護給付費等実態統計(令和7年3月審査分)」をもとに集計 (注8)厚生労働省「介護サービス情報公表システム」「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」より2025年1月時点の情報を 集計 (注9)デジタルヘルス:AI、ICT、IoT、ウェアラブルデバイス、ビッグデータ解析など最新のデジタルヘルス技術を活用し医療や ヘルスケアの効果を向上させること (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、限られた経営資源を効率的に活用し、株主資本コストを超える高いROEを実現しながら、売上高及びEBITDAを継続的に成長させていくことを目指しています。 当連結会計年度における各指標及び2031年3月期の業績目標は以下のとおりです。 2026年3月期実績   2031年3月期目標 売上高   647億円   1,220億円以上 EBITDA   114億円   280億円以上 ROE   △39%(注1)   30%以上(注2) (注1)減損損失の影響で親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことによりマイナスとなっております。 (注2)2031年3月期までの可能な限り早期に達成を目指します。 また、これらの財務目標を達成するための先行指標として、従業員エンゲージメントや多様性に関する人材関連の非財務情報も重要な経営指標として注視しています。詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)重要なサステナビリティ項目別の戦略並びに指標及び目標 ② 人的資本」に記載のとおりです。 (3)事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、創業以来、高齢社会の課題解決を事業機会と捉え、持続的な成長を実現してきました。しかしながら、①労働集約型モデルへの依存による成長鈍化、②自前主義への偏重による成長機会の逸失、③短期利益の追求と将来投資の不足、④資本市場とのミスコミュニケーションという4つの経営課題が、近年の株価の低迷の主因であると認識しております。これらの課題を抜本的に解決し、企業価値を最大化するため、2026年4月28日に「企業価値最大化に向けたロードマップ」を策定いたしました。 (参考)企業価値最大化に向けたロードマップ https://www.bm-sms.co.jp/wp-content/uploads/2026/04/roadmap_to_FY30.pdf これまでの成長を支えてきた労働集約的なモデルから、AIやデータを徹底活用した資本集約型モデルへと進化させるとともに、外部連携や機動的な資源再配分を通じ、模倣不可能な情報インフラを構築することで、社会課題の解決と圧倒的な事業成長を両立していきます。今後10年を「第三創業期」と位置づけ、以下の施策を重点的に推進していきます。 ① 事業ポートフォリオ戦略 成長性(売上成長率)と収益性(事業利益率)を基準とする評価フレームを用い、全社視点で事業ポートフォリオを評価します。全ての事業は新規・既存に関わらず月次の事業進捗会議及び取締役会での定期的な報告・議論の対象とし、年次で継続可否判断を実施いたします。事業の撤退を含む選択と集中を通じて経営資源を成長領域へ機動的に再配分する「共創型ポートフォリオ経営」を実践することで、成長性と収益性を両立した事業構造へと変革を推進していきます。 ② 事業戦略(注) ・キャリア事業 労働集約型の人材紹介モデルで培った「マッチング力」をAIでモデル化し、ダイレクトリクルーティングにも組み込むことで、高い採用率を低コストで実現する独自のハイブリッドモデルを確立します。あわせて、介護・障害福祉経営支援事業(SaaS)との連携を通じた採用エコシステムを構築し、医療・介護・障害福祉領域における圧倒的No.1の立場を構造的に確立していきます。 ・介護・障害福祉経営支援事業 在宅介護事業所の62%が接続する介護・障害福祉事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」を、AIネイティブな構造を備えた「カイポケコネクト」へと進化させ、地域包括ケアのネットワークハブとしての地位をさらに強固なものとします。また、カイポケで培った制度対応の知見と事業モデルを、成長余地の大きい障害福祉領域へ横展開することで、「かべなしクラウド」のシェア拡大を加速していきます。 ・海外/その他事業 海外事業においては、抜本的な収益構造改善を断行するとともに、他社との提携や外部資本の活用を含めたあらゆる選択肢を検討し、選択と集中を徹底します。その他の事業領域についても、全事業の再評価を通じ、キャリア・カイポケに続く事業の柱となりうる領域への積極的な事業開発を推進していきます。 上記の戦略を確実に実行するうえで、AIやデータ活用を牽引するデジタル人材や、新規事業領域を開拓する次世代人材の確保及び育成が不可欠です。当社グループの人材戦略に関する基本方針の詳細については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)重要なサステナビリティ項目別の戦略並びに指標及び目標 ② 人的資本」に記載のとおりです。 ③ ガバナンス体制の強化と資本市場との対話 新たに「企業価値向上委員会」を設置し、本ロードマップの内容を含む経営課題の検証・検討を行うとともに、遅くとも2027年3月期決算発表(2027年4月末頃)までに中期経営計画を開示する予定です。また、社内取締役の報酬制度を企業価値向上と連動性の高い設計(固定報酬・短期インセンティブ・長期インセンティブの組み合わせ)に変更するなど、経営の意思決定の質向上と透明性の高い情報開示に努めていきます。 (注)当社は、2026年1月1日に新経営体制に移行し、2026年4月28日より経営管理区分を変更したことに伴い、2027年3月期からは報告セグメントを「キャリア」、「介護・障害福祉経営支援」及び「海外」の3区分に変更することとしました。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業領域である高齢社会に関連する市場は年々拡大し、医療、介護/障害福祉、ヘルスケア、シニアライフといった高齢社会における事業領域に関する情報の量は飛躍的に増加し、その情報は多様化・複雑化しています。そのような情勢において、当社グループがグループミッションを実現し、長期的に企業価値を向上させるためには、これらの変化に対して適時適切に対応していく必要があると考えています。これらの環境を踏まえて、当社グループでは、グループミッションの実現の妨げになる一切の不確実性をリスクとして捉え、そのマイナスの影響を可能な限りコントロールすることで、企業の持続的成長を維持し、グループミッションを実現していきたいと考えています。 当社グループでは、当社の代表取締役社長の諮問機関である経営会議を通じて、当社グループ全体のリスクマネジメントの方針及び体制を決定するとともに、優先的に取り組むべき施策の決定と定期的な進捗の確認を実施しています。また、リスクマネジメントを所管する部門が当社グループにおけるリスク対応を組織横断的に統括し、関係部門と連携して個別具体的な施策を推進しています。 当社グループでは、当連結会計年度末現在において、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクとして、以下に掲げるものを選定しています。また、その中でも特に経営への影響が大きく、企業活動の継続又は企業の持続的成長に重大な影響を与える可能性があるものを(1)重大なリスクとして記載し、それら以外のものを(2)その他リスクとして記載しています。 なお、文中の将来に関する記述は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいています。 (1)重大なリスク 主要なリスクの内容   主な取組 ① 市場環境    当社グループは、医療、介護/障害福祉、ヘルスケア、シニアライフという変化の大きい領域で事業を行っており、市場環境の変化を的確に把握できなかったり、変化に適時適切に対応できない場合には、当社グループの事業活動に悪影響を与える場合があります。  なお、キャリア分野において、人材紹介での求職者の入職までのリードタイム長期化、ダイレクトリクルーティングでの勤続支援金廃止の影響等により、当連結会計年度の売上高の成長が限定的となりました。  また、未だ顕在化していないものの、例えば、キャリア分野において介護保険法や医療法等が改正され、ケアマネジャーや看護師等の有資格者を事業者が一定数従事させることを義務付ける規制が緩和されることにより、当社グループがサービスの対象としているこれら有資格者について、事業者の採用需要が低下する場合があります。加えて、職業安定法の改正等により、求人企業との間の手数料や返戻金に対する規制が追加されて、自由競争が阻害されることにより、当社グループが受領する手数料の金額が減少する場合があります。さらに、介護・障害福祉事業者分野において、介護保険法の改正動向次第で当社グループや顧客である介護事業所の事業環境が大きく変わる場合があります。  これらの市場環境の変化が顕在化し、また、適時適切に対応できない場合には、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。    当社グループは、キャリア分野における市場環境の変化に対しては、主にキャリアパートナー(CP)数の最適化と生産性の改善に取り組むことにより、継続的な成長を目指します。  未だ顕在化していない市場環境の変化に対しては、継続して動向を注視し、その変化と将来像を踏まえて経営・事業戦略の策定・実行を推進するとともに、厚生労働省等の関連省庁や業界団体とも密接に連携しながら、医療法、介護保険法、職業安定法をはじめとする関連法令の動向等を捉え、それらを経営・事業の戦略に適時適切に反映します。 ② 競合    当社グループは、医療、介護/障害福祉、ヘルスケア、シニアライフを高齢社会における事業領域として定義しています。これらの市場は年々拡大しており、当社グループにとって膨大な事業機会が生まれるものと認識しています。 一方で、このような魅力的な市場に対して、新規の参入者が増加し、競争環境が激化した場合には、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。  なお、キャリア分野においては、医療・介護等の人材ニーズは継続的に拡大し、厳しい競争環境が継続することが見込まれます。このような認識のもと、今後の成長継続に向けて引き続き積極的な投資が必要となります。    当社グループは、キャリア分野の人材紹介においては、成長余地が大きい領域でのCPの通年での積極的な採用により成約最大化を図るとともに、AIを活用した生産性向上とCP介在価値最大化に取り組みます。  ダイレクトリクルーティングにおいては、営業体制の強化やブランド力強化のための認知施策等に対して積極的な投資を行い、人材紹介サービスで培ったノウハウを活かして競合との差別化を図り、独自のポジションを確立します。 ③ カントリーリスク    当社グループは、海外、特に人口の増加や経済発展により医療・ヘルスケア分野のニーズが急拡大しているAPACを重点地域と位置付け、多くの国と地域でサービスを提供しています。このような海外での事業展開においては、世界的な動向のみならず各国固有の政治、経済、社会、法規制、税制、文化・商慣習の違い、自然環境等の要素により、事前に想定することが困難な事象が発生する場合があります。  これらの事象に対し適時適切に対応できない場合には、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。  なお、海外分野において、メディカルプラットフォーム事業での一部顧客のマーケティング予算縮小、グローバルキャリア事業での中東情勢の悪化による医療従事者の渡航への影響等により、当連結会計年度の売上高が前期比で減収となりました。    当社グループは、シンガポールに海外事業の統括拠点を置き、日本本社から当該統括拠点や各海外拠点に経営人材や経営管理人材を派遣しており、日本本社、統括拠点及び各海外拠点が適切な連携を取るための体制を構築しています。このような体制を通じて、世界的な動向に加え、各国固有の政治、経済、社会、法規制、税制、文化・商慣習の違い、自然環境等に関する情報を収集し、必要な対策を実施しています。  なお、海外事業については、今後の成長余地や収益性等を基準として、抜本的な事業見直しに着手しています。 ④ 自然災害    自然災害や疾病の流行等の有事により、当社グループが人的・物的被害を受けたり、社会情勢が大きく変化したりした場合には、当社グループの全部又は一部のサービスについて、一定期間その提供が困難となるなど、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。また、大規模な自然災害の発生等により、当社グループの顧客の事業活動が中断されるなどの二次的影響が生じ、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。    当社グループは、自然災害や疾病の流行等の有事を想定して、従業員の安全、事業継続、社会への責任という3つの観点から、BCP(事業継続計画)の基本方針を定め、有事においても可能な限り事業を継続できるよう努めています。 ⑤ 事業開発・M&A    当社グループは、グループミッションの実現と長期的な企業価値の向上に向け、自社で行う新規事業の開発に加えて、M&A及び他社との業務提携を通じて、新規事業の開発・育成及び既存事業の拡大を推進しています。新規事業を開始するにあたっては、相応の先行投資を必要としたり、当該事業に固有の要因によるリスクが発生する場合があります。また、M&A及び他社との業務提携にあたっては、期待通りの効果を生まず戦略上の目的を達成できない場合や、実行後に未認識の債務やコンプライアンス上の問題点等が判明する場合があります。さらに、景気の後退、為替の著しい変動、市場や競合環境の変動等によりM&Aで取得した企業の収益性が当初計画より著しく低下した場合には、減損損失の計上が必要となる場合があります。  これらの場合には、当社グループが戦略上意図した新規事業の開発・育成及び既存事業の拡大を実現することができず、当社グループの事業活動及び業績に悪影響を与える可能性があります。  なお、当連結会計年度において、業績動向や事業環境等を踏まえ、海外事業で229億円の減損損失の計上に至りました。    当社グループは、短期の安定成長ではなく中長期の圧倒的成長を目指し、市場ポテンシャル・成長性・他事業とのシナジーの観点から有望な領域を見極めたうえで、プログラマティックなM&A・資本提携・新規事業創造を通じた積極的な投資を推進します。成長が期待できる領域においては、周辺領域への拡張も視野に入れながら、機動的かつ戦略的な事業開発に取り組んでいきます。  また、新規事業を含む全ての事業を、月次の事業進捗会議及び取締役会での適宜の報告・議論の対象とし、年次で事業継続可否を判断します。  事業の継続可否を含めた全社の事業ポートフォリオ戦略については、次年度計画策定開始前に取締役会において議論します。 ⑥ 人材・組織    当社グループの事業領域である高齢社会に関連する市場は今後も拡大が見込まれ、膨大な事業機会が生まれると認識しています。当社グループのグループミッションを実現するためには、その機会をいち早く捉える必要があり、社会からの要請を真摯に受け止め主体的に変化対応できる人材の採用及び育成が非常に重要です。また、当社グループの主力事業である国内のキャリア事業においては、事業者と求職者との間に介在して適切な情報を伝達する役割を果たすCPが必要です。しかしながら、日本国内での少子高齢化による労働人口減少、グローバルを含めた事業地域の拡大に伴う人材需要の増加、必要スキルの変化及び高度化、並びに競争力がある就労条件が整備できないことにより、多様で有能な人材を、必要数採用、育成及び定着させることができない可能性があります。  この場合には、事業を遂行するうえで必要な人員を十分に確保できず、当社グループの事業活動に悪影響を与える場合があります。    当社グループでは、当社グループの持続的成長に伴い、従業員に対して成長機会を継続的に提供し続けることが、人材獲得競争が激しくなる採用市場における採用力の向上と人材の定着に寄与すると考えます。また、採用市場における競争力のある報酬制度、能力を適切に評価する考課制度、能力向上のための教育制度や魅力的なキャリアパスの整備等に取り組んでいます。  あわせて、AI・デジタル技術の積極的な活用により業務プロセスの高度化・自動化を推進し、生産性の継続的な向上を図ることで、事業成長に必要な人員増加を最小化していきます。これにより、採用環境の変化や労働人口の減少がもたらすリスクを軽減しつつ、限られた人材リソースを付加価値の高い領域に集中させる体制を構築していきます。 主要なリスクの内容   主な取組 ⑦ 情報セキュリティ    当社グループは、展開する各サービスの運営過程において、個人情報を含む顧客情報やその他の機密情報を取り扱っています。これらの情報は、当社グループ又は業務委託先の従業員及び関係者の故意・過失、悪意を持った第三者の攻撃、その他想定外の事態の発生により、漏洩、破壊又は改ざんされる場合があります。  この場合には、当社グループの社会的信用が失墜し、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。    当社グループは、取り扱う顧客情報等の漏洩、破壊及び改ざんを防止するため、経営陣を中心とした情報セキュリティマネジメント体制のもと、定期的な会議体にて、全社的な情報セキュリティのモニタリング、インシデントの対応、抜本対策の検討・実施に取り組んでいます。 ・情報セキュリティ管理体制の構築  情報セキュリティ管理責任者を配置するとともに、定期的に開催する経営レベルでの会議体においてグループ全体の情報セキュリティリスクを体系的に把握し、必要な対策を迅速に実施しています。 ・情報セキュリティ対策技術の導入  情報資産に対する不正な侵入、漏洩、改ざん、紛失、破壊、利用妨害等を防止するため、情報セキュリティ対策の導入に努めています。 ・内部規程の整備  情報セキュリティに関する内部規程を整備し、個人情報を含む情報資産全般の適切な取扱いについて明確な方針を示すとともに、社内に周知徹底しています。 ・継続的な改善  業務の遂行において法令や社内規程等が遵守されていることを担保するため、定期的又は重大な変化があった場合に内部監査を実施しています。また、社内規程を継続的に見直すことにより、情報セキュリティ対応を継続的に改善しています。 ・従業員に対する教育  契約社員、アルバイト、派遣社員を含む全社員及び業務委託先を対象に、個人情報保護をはじめとする情報セキュリティに関する教育・研修を定期的に実施し、社内の意識とリテラシーの向上に取り組んでいます。 ⑧ システム障害    当社グループは、主なサービス提供手段として、当社グループ又は業務提携先が提供するウェブサイトや業務システムを利用しています。自然災害や事故による通信ネットワークの障害、誤作動やシステム障害、当社グループもしくは提携先の従業員もしくは関係者の操作過誤、又はコンピュータウイルスや第三者による不正アクセスによる破壊もしくは改ざん等により、ウェブサイトや業務システムが正常に稼働できなかった時には、提供するサービスの全部又は一部が停止したり、その品質が低下したりする場合があります。 この場合には、当社グループのサービスの全部又は一部の提供が困難になることに加えて、当社グループの社会的信用が失墜し、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。    当社グループは、サービスの信頼性及び取引の安全性の観点から、当社グループの事業用ITインフラについて高可用性、耐障害性を備えた設計としています。また、重要なデータを取り扱うサービスにおいては、十分なセキュリティ対策を施したうえで、クラウド化を実施するなど、有事の際にもサービスを提供できるよう対処しています。  さらに、システム開発及びシステム運用経験の豊富な人材を採用するとともに、システムに関する従業員向け教育を積極的に実施するなど、体制面での強化も継続して取り組んでいます。 主要なリスクの内容   主な取組 ⑨ 許認可    当社グループの主要な事業である職業紹介事業の遂行には有料職業紹介の許可が必要であり、当社グループは、有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の許可を受けています。何らかの理由により、当該許可が取り消されたり、業務停止となった場合には、当社グループによる職業紹介事業の遂行が困難となり、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。  なお、当該許可の取消事由及び業務停止事由は職業安定法第32条の9に定められていますが、当連結会計年度末現在において当社グループが認識している限りでは、当社グループにはこれらの事由に該当する事実はありません。また、当社グループが保有している主な有料職業紹介事業許可の許可番号及びその取得年月等は以下のとおりです。 所轄官庁等   取得者名   許可番号   取得年月   有効期限 厚生労働省   株式会社エス・エム・エス   13-ユ-190019   2003年 7月1日   2026年 6月30日 当社グループは、厚生労働省等の関連省庁や業界団体とも密接に連携しながら、職業安定法等の動向をいち早く把握するとともに、職業安定法等の法令を遵守すべく、必要な規程及びガイドラインの制定や各種研修を通して、役職員に対してその周知、徹底を図り、継続的にコンプライアンス体制の強化に取り組んでいます。 (2)その他リスク 主要なリスクの内容   主な取組 ① 技術革新    当社グループは、価値提供先である従事者・事業者・エンドユーザに情報をコアとした様々なサービスを提供しており、それを支えるソフトウエア、システム及びセキュリティ関連技術は事業運営上、非常に重要です。しかしながら、近年の技術革新のスピードは極めて速く、当社グループが競争力を維持し高めるためには、将来における技術の変化を見極めながら、適時適切に技術への投資と導入を行う必要があります。当社グループが技術革新のトレンドを正確に把握することができず、想定しない新しい技術の普及等により技術環境が急激に変化し当社グループの技術が陳腐化する場合があります。  この場合には、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。    当社グループは、当社グループが保有する技術が陳腐化することがないように、適宜新しいソフトウエア、システム及びセキュリティ関連技術等を取り入れながら、継続的な投資を行っています。また、事業活動で得られたビッグデータの解析やAIの活用等の先端的な技術を導入する体制を構築し、継続した技術向上を図るとともに、それらを当社グループの事業に導入できるよう取組を進めています。  生成AIについては、ガイドラインを策定してリスクの周知徹底を図りつつ、ルールを遵守したうえでの積極的な利用を促しています。キャリア事業においては、CPと求職者との面談の録音データを分析し、面談フィードバックを自動生成するツールが実装済みで、求人提案の精度向上につながっています。 ② 情報発信    当社グループは、インターネット等を通じて、医療、介護/障害福祉、ヘルスケア、シニアライフといった事業領域において様々な情報発信を行っています。  これらの発信物について、その内容の適法性、正確性又は妥当性について社会的批判を受けた場合には、当社グループの社会的信用が失墜し、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。    当社グループは、様々な情報発信を行ううえで、その内容の適法性、正確性及び妥当性について、顧問法律事務所の助言や専門家による監修等、社内外で慎重に確認するための体制を構築しています。 ③ 法令    当社グループは、国内外の幅広い領域で事業を展開しており、事業を展開する国又は地域の法令等を遵守する必要があります。今後、事業の急速な拡大等により、十分なコンプライアンス体制の構築が追い付かず、法令違反等が生じたり、将来適用される法令等の新設や改正、当局による解釈の変更等への対応の遅れや、それによる事業機会の逸失等が生じる場合があります。  この場合には、当社グループの社会的信用が失墜し、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があります。    当社グループは、国内外の幅広い領域で事業を展開していくうえで、各国の社会規範や法令その他諸規則を遵守すべく、必要な規程及びガイドラインの制定や各種研修を通して、役職員に対してその周知、徹底を図り、継続的にコンプライアンス体制の強化に取り組んでいます。当該規程及びガイドラインや研修のテーマには、個人情報保護法や職業安定法といった当社グループの事業に関連の深い法令の遵守や、反社会的勢力との関係遮断、不正行為の防止等が含まれます。 ④ 訴訟    当社グループが事業活動を推進する過程において、当社グループが提供するサービスの不備、従業員の労務管理、個人情報の漏洩、知的財産の侵害等に関する訴訟その他の法的手続を提起され、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの社会的信用が失墜したり、当社グループが多額の賠償金の支払義務を負ったりすることにより、当社グループの事業活動及び業績に悪影響を与える可能性があります。  なお、当連結会計年度末現在において、当社グループに重要な影響を与える訴訟等は提起されておらず、そのおそれも認識していません。    当社グループは、社会の要請や法令その他諸規則を遵守したうえで適切に事業が展開されるようコンプライアンス体制の強化に取り組むことで、不当な紛争に巻き込まれることがないよう努めています。また、万が一訴訟が提起された場合に備え、重要な訴訟の提起や状況に関する報告がグローバルで迅速かつ確実になされる仕組みを構築するとともに、各国の関係会社の担当者及び弁護士事務所等と連携し、訴訟等に対応する体制を整備しています。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2)経営成績の状況に関する分析・検討内容 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日    至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日    至 2026年3月31日)   増減額   増減率 売上高   60,952   64,735   3,782   6.2% 営業利益   6,335   6,787   451   7.1% 経常利益   8,357   8,721   364   4.4% 親会社株主に帰属する 当期純利益又は 親会社株主に帰属する 当期純損失(△)   6,054   △14,317   △20,372   - 当社グループは、「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをグループミッションに掲げています。「医療」「介護/障害福祉」「ヘルスケア」「シニアライフ」を高齢社会における事業領域とし、価値提供先である従事者・事業者・エンドユーザをつなぐプラットフォームを情報インフラと定義しています。高齢社会を取り巻く人々を情報を介してサポートする情報インフラの構築を通じ、高齢社会で生じる様々な課題を解決し、生活の質の向上に貢献していきます。 当連結会計年度における当社グループの経営成績は、以下のとおりです。 売上高は、キャリア関連事業、カイポケ事業の拡大等により、64,735百万円(前期比6.2%増)となりました。 営業利益は、6,787百万円(前期比7.1%増)となりました。 経常利益は、8,721百万円(前期比4.4%増)となりました。 海外事業で無形固定資産の減損損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は、14,317百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益6,054百万円)となりました。 当社グループでは、キャリア、介護・障害福祉事業者、海外、事業開発の4分野を事業部門として開示しています。また、キャリア分野は介護キャリア・医療キャリアに細分化し開示しています。 <事業部門別売上高> (単位:百万円) 事業部門   前連結会計年度 (自 2024年4月1日    至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日    至 2026年3月31日)   増減額   増減率 キャリア分野   36,211   38,276   2,064   5.7% 介護キャリア   19,320   20,487   1,166   6.0% 医療キャリア   16,891   17,788   897   5.3% 介護・障害福祉事業者分野   11,957   13,715   1,757   14.7% 海外分野   9,385   8,851   △534   △5.7% 事業開発分野   3,397   3,893   495   14.6% 合計   60,952   64,735   3,782   6.2% <キャリア分野> キャリア分野においては、事業者の強い採用意欲を背景に、介護キャリア及び医療キャリアともに成長しました。一方で、人材紹介における求職者の入職までのリードタイム長期化、ダイレクトリクルーティングにおける勤続支援金廃止の影響等により、売上高の成長は限定的となりました。 以上の結果、キャリア分野の当連結会計年度の売上高は、38,276百万円(前期比5.7%増)となりました。 <介護・障害福祉事業者分野> 介護・障害福祉事業者分野においては、介護/障害福祉事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」が順調に成長しました。会員数の増加に加え、ファクタリングやタブレット・スマートフォン等の有料オプションサービスの利用拡大、M&Aマッチング及び障害福祉人材紹介も成長に寄与しました。 以上の結果、介護・障害福祉事業者分野の当連結会計年度の売上高は、13,715百万円(前期比14.7%増)となりました。 <海外分野> 海外分野におけるメディカルプラットフォーム事業は、一部顧客のマーケティング予算縮小等の影響により、売上高の成長は限定的となりました。 また、グローバルキャリア事業は、中東情勢の悪化を受けて、クロスボーダーでの医療従事者の渡航に影響が出ていること等により、前期比で減収となりました。 以上の結果、海外分野の当連結会計年度の売上高は、8,851百万円(前期比5.7%減)となりました。 <事業開発分野> 事業開発分野においては、ヘルスケア事業領域におけるICTを活用した遠隔での特定保健指導・産業保健等のサービス、シニアライフ事業領域におけるリフォーム事業者情報や葬儀社紹介サービス等を中心に、新規事業の開発・育成が進みました。 以上の結果、事業開発分野の当連結会計年度の売上高は、3,893百万円(前期比14.6%増)となりました。 (3)財政状態の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度末における総資産は、52,774百万円(前連結会計年度末比23,765百万円減)となりました。これは主に、海外事業において無形固定資産の減損損失を計上したことにより、のれんや商標権等が減少したことによるものです。 負債は、26,050百万円(前連結会計年度末比3,171百万円減)となりました。これは主に、海外事業において無形固定資産の減損損失を計上したことにより、当該資産に関連する繰延税金負債を取り崩したことによるものです。 純資産は、26,724百万円(前連結会計年度末比20,594百万円減)となりました。これは主に、自己株式の取得により株主資本が減少したこと、海外事業における無形固定資産の減損損失の計上により利益剰余金が減少したことによるものです。 (4)キャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、12,547百万円(前連結会計年度末比2,705百万円減)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、8,799百万円の収入(前期は5,806百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失が14,433百万円となったこと、非資金項目として「カイポケ」のソフトウエアやMIMSグループの顧客関係資産等の償却により減価償却費が3,647百万円、のれん償却額が972百万円、減損損失が22,957百万円となったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、4,128百万円の支出(前期は4,071百万円の支出)となりました。これは主に、「カイポケ」等のシステム開発投資により無形固定資産の取得による支出が3,763百万円、業容拡大に伴う事業拠点拡充のための投資等で有形固定資産の取得による支出が145百万円となったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、7,347百万円の支出(前期は4,148百万円の支出)となりました。これは主に、「カイポケ」のファクタリングサービスにおける短期借入れによる収入が1,100百万円となった一方、自己株式の取得による支出が3,999百万円、長期借入金の返済による支出が1,901百万円、配当金の支払による支出が2,421百万円となったことによるものです。 (5)資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社グループは、持続的な成長と長期的な企業価値の向上をもって株主に価値貢献をすることが重要だと考えています。限られた経営資源を効率的に活用し、株主資本コストを超える高いROEを維持しながら、売上高及びEBITDAを継続的に成長させていくことを目指しています。当社グループの事業領域である高齢社会に関連する市場には膨大な事業機会が生まれているため、持続的な成長と長期的な企業価値の向上のための投資を積極的に行っていきます。このような考えのもと、当社の配当については、成長への投資を優先したうえで、財務の状況を勘案し、連結配当性向30%を目安に累進配当(1株当たり配当金の前期実績に対して、配当維持又は増配を行うもの。)を行うことを基本方針としております。ただし、M&A等の大きな投資機会発生の際には、この限りではありません。 当社グループの資金需要の主なものは、事業活動に必要な運転資金、介護/障害福祉事業者向け経営支援プラットフォーム「カイポケ」のソフトウエア投資、「カイポケ」のファクタリングサービスにおける資金、業容拡大に伴う事業拠点拡充のための設備投資、及び事業拡大のための企業買収等に伴う資金です。 必要な資金は、主に営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入金によって調達しております。事業の継続的な成長による十分なキャッシュ・フローの創出が今後も可能であり、将来の資金需要に対しても手元資金から充当することを基本としますが、金融機関からの借入や株式の新規発行による資金調達等、状況に応じた最適な資金の調達方法を検討し、流動性を確保していきます。 (6)生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 ② 受注実績 受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。 ③ 販売実績 「(2)経営成績の状況に関する分析・検討内容」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明会資料2026-07-29

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